JP2005147138A - 燃料噴射制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 応答性の良い燃料噴射弁と高圧燃料ポンプを一体化することによって高圧管を不要としコストダウンを図ることができる燃料噴射制御装置を提供する。
【解決手段】 インジェクタ9と;インジェクタ9を駆動するピエゾ素子38と;インジェクタ9に燃料を圧送する高圧燃料ポンプ10と;高圧燃料ポンプ10を駆動する磁歪素子と;磁歪素子を駆動するコイル30と;を備える燃料噴射制御装置において、コイル30が、ピエゾ素子38を駆動する昇圧回路50の昇圧コイルを兼ねることを特徴とする。
【選択図】 図3

Description

本発明は、燃料噴射制御装置に関する。
従来から、燃焼効率を向上させるため、電気的に燃料噴射量を制御する燃料噴射制御装置が知られている。この燃料噴射制御装置の燃料噴射弁には、ソレノイドで生成される磁気力によって可動鉄心部を駆動して弁の開閉を行うものがある(例えば、下記の特許文献1参照)。
また、燃焼効率の向上のために噴射制御量を微妙に制御する必要から、燃料噴射弁を開閉するためにピエゾ素子などの圧電素子や磁歪素子などが用いられる場合がある(例えば、下記の特許文献2参照)。
近年、燃焼効率を向上させるために直接的にエンジンに燃料を噴射するいわゆる直噴型のエンジンが採用されてきているが、この種のエンジンでは高圧に圧縮された燃料を気筒の頭部に設けられた燃料噴射装置に送り直接気筒内へ燃料を噴射する構造であるため、高圧燃料ポンプ、高圧配管および応答性の良い燃料噴射弁とこれを駆動する昇圧回路が必須の構成となっている。
特開2000−274329号公報 特開平09−310655号公報
しかしながら、前者のソレノイド方式や後者の圧電素子、磁歪素子方式等を用いた燃料噴射弁では、昇圧回路に加え高圧ポンプや高圧配管などが別途必要となり高価なシステムになるという問題があった。
そこで、本発明は、応答性の良い燃料噴射弁と高圧燃料ポンプを一体化することによって高圧配管を不要としコストダウンを図ることができる燃料噴射制御装置を提供するものである。
請求項1に記載した発明は、燃料噴射弁(例えば、実施の形態におけるインジェクタ9)と;前記燃料噴射弁を駆動する圧電素子(例えば、実施の形態におけるピエゾ素子38)またはソレノイド(例えば、実施の形態におけるコイル68)と;前記燃料噴射弁に燃料を圧送する燃料ポンプ(例えば、実施の形態における高圧燃料ポンプ10)と;前記燃料ポンプを駆動する磁歪素子(例えば、実施の形態における磁歪素子27)と;前記磁歪素子を駆動する磁歪素子駆動用コイル(例えば、実施の形態におけるコイル30)と;を備え、前記磁歪素子駆動用コイルが、前記圧電素子または前記ソレノイドを駆動する駆動回路(例えば、実施の形態における昇圧回路50)の昇圧コイルを兼ねることを特徴とする。
本発明においては、磁歪素子駆動用コイルが、圧電素子またはソレノイドを駆動する駆動回路の昇圧コイルを兼ねることにより、応答性の良い燃料噴射を実現できるとともに、部品点数を削減してコストダウンを図ることが可能となる。
請求項2に記載した発明は、前記燃料噴射弁と前記燃料ポンプとが一体化されていることを特徴する。
本発明においては、燃料ポンプから燃料噴射弁への距離が短縮され、燃料の圧送距離を短縮することが可能となり、燃料タンクから燃料を圧送するための高圧ポンプ、高圧配管等の構成部品に安価な低圧用のものを使用することが可能になる。
請求項3に記載した発明は、前記磁歪素子を駆動する駆動回路(例えば、実施の形態におけるコイル駆動回路44)と、前記圧電素子または前記ソレノイドを駆動する駆動回路とが、ドライバユニット(例えば、実施の形態におけるドライバユニット4)に設けられ、前記ドライバユニットが、前記燃料噴射弁および前記燃料ポンプと一体化されていることを特徴とする。
本発明においては、磁歪素子をドライバユニットに接続するための外部配線、および圧電素子またはソレノイドをドライバユニットに接続するための外部配線を省略することが可能になり、磁歪素子周囲の空間を有効利用することが可能となる。
請求項4に記載した発明は、前記磁歪素子を駆動する駆動回路と前記圧電素子または前記ソレノイドを駆動する駆動回路とがドライバユニットに設けられ、前記ドライバユニットと前記燃料ポンプと前記燃料噴射弁とが、隣接して配置されていることを特徴する。
本発明においては、燃料ポンプ、燃料噴射弁およびドライバユニットの各々の距離が短くなり、各機器を接続する配線や高圧配管を短縮することが可能になるので、さらなるコストダウンを図ることができる。
請求項5に記載した発明は、前記燃料噴射弁の開閉弁近傍に、前記燃料ポンプから前記燃料噴射弁に燃料を供給する高圧流路(例えば、実施の形態における高圧流路18)が設けられていることを特徴とする。
本発明においては、燃料ポンプから燃料噴射弁に供給される燃料の圧力損失をできる限り抑えることが可能となる。
請求項1に記載した発明によれば、磁歪素子駆動用コイルが、圧電素子またはソレノイドを駆動する駆動回路の昇圧コイルを兼ねることにより、応答性の良い燃料噴射を実現できるとともに、部品点数を削減してコストダウンを図ることが可能となるので、燃料噴射制御装置のシステム全体を安価に構築することができる。
請求項2に記載した発明によれば、請求項1の効果に加え、燃料ポンプから燃料噴射弁への距離が短縮され、燃料の圧送距離を短縮することが可能となり、燃料タンクから燃料を圧送するための高圧ポンプ、高圧配管等の構成部品に安価な低圧用のものを使用することが可能になるので、今まで高価だった構成部品の単価を低減しコストダウンを図ることができる。
請求項3に記載した発明によれば、請求項1または請求項2の効果に加え、磁歪素子をドライバユニットに接続するための外部配線、および圧電素子またはソレノイドをドライバユニットに接続するための外部配線を省略することが可能になり、磁歪素子周囲の空間を有効利用することが可能となるので、燃料噴射制御装置のシステム全体の更なる省スペース化を実現することができる。
請求項4に記載した発明によれば、請求項1の効果に加え、燃料ポンプ、燃料噴射弁およびドライバユニットの各々の距離が短くなり、各機器を接続する配線や高圧配管を短縮することが可能になるので、さらなるコストダウンを図ることができる。
請求項5に記載した発明によれば、請求項1から請求項4のいずれかの効果に加え、燃料ポンプから燃料噴射弁に供給される燃料の圧力損失をできる限り抑えることが可能となるので、内燃機関の燃焼室に供給される燃料の圧力を気筒内圧に対応して高圧に維持したまま噴射することができる。
この発明の第一の実施の形態を、図面を参照して説明する。
図1は、この発明におけるシステム構成を示している。1は12Vバッテリを示し、このバッテリ(BATT)1に電源供給線2,2を介して制御ユニット3とドライバユニット4(ドライバユニット)とが接続されている。ここで、一方の電源供給線2はイグニッションスイッチ(IG)5を有し、イグニッションスイッチ5の下流側で分岐してドライバユニット4に接続されている。
6は燃料タンクを示し、燃料タンク6の低圧ポンプ7は低圧配管8を介して燃料噴射ユニットUに接続されている。この燃料噴射ユニットUはケーシングC内にピエゾ素子(圧電素子)式のインジェクタ9(燃料噴射弁)と磁歪素子式の高圧燃料ポンプ10(燃料ポンプ)を一体に備えたものである。前記燃料噴射ユニットUは、前記インジェクタ9の開閉弁(後述する弁本体35)をエンジンEの燃焼室内11に配設した状態で、エンジンEのシリンダヘッド12に固定されている。
制御ユニット3とドライバユニット4とは、制御ユニット3からドライバユニット4に噴射信号を送る信号線13と、ドライバユニット4から制御ユニット3にフェールセーフ信号を送る信号線14とで接続されている。
燃料タンク6の低圧ポンプ7と制御ユニット3とは低圧燃料ポンプ駆動信号を送受信する信号線15で接続されている。
燃料噴射ユニットUとドライバユニット4とは、駆動信号を送受信する高電圧信号線16と磁歪駆動信号を送受信する信号線17で接続されている。具体的には、高電圧信号線16は前記インジェクタ9側に接続され、信号線17は前記高圧燃料ポンプ10側に接続されている。
次に、図2に基づいて圧電素子であるピエゾ素子を用いた燃料噴射ユニットUの構造を説明する。
図2に示すように、燃料噴射ユニットUのケーシングC内にはインジェクタ9の収容部9aと高圧燃料ポンプ10の収容部10aが形成され、これら収容部10aと収容部9aとが高圧流路18によって接続されている。前記高圧燃料ポンプ10の収容部10aには前述した低圧配管8の接続ポート19が設けられ、この接続ポート19に併設してフィルタ59が設けられた前記高圧流路18の出口側ポート20が配置されている。高圧燃料ポンプの収容部10aの下半部には前述した低圧配管8の接続ポート19と高圧流路18の出口側ポート20に対応した位置にバルブブロック21が配置されている。このバルブブロック21内には前述した低圧配管8の接続ポート19に対応した位置に吸引弁22が設けられ、前述した高圧流路18の出口側ポート20に対応した位置には加圧弁23が設けられている。
ここで、吸引弁22は、高圧燃料ポンプ10の収容部10aが負圧となると開いて後述するポンプ加圧室26に燃料を低圧配管8側から導き入れ、加圧弁23はポンプ加圧室26内に所定以上の圧力が印加されると、弁本体35(開閉弁)が開いて前述した高圧流路18を経由してインジェクタ9側に高圧の燃料を供給するものである。
高圧燃料ポンプ10の収容部10aの上半部にはバルブブロック21に密接配置されたピストン24が設けられている。このピストン24は、前述したバルブブロック21との間にピストン戻しスプリング25を介して常時互いに離反する方向に付勢されるものであって、ポンプ加圧室26は容積が極めて小さいものであるが、この部位に燃料が充填されるようになっている。尚、図示都合上バルブブロック21とピストン24のハッチングは省略している。
ピストン24の中央部には棒状の磁歪素子27が配置され、この磁歪素子27の上端部がセット加重を調整するためのナット28を供えた位置調整ボルト29によって前記ピストン24に押圧されている。磁歪素子27の周囲にはコイル30(磁歪素子駆動用コイル)が設けられ、このコイル30をボビン31にセットした状態で磁歪素子27に装着されている。また、このコイル30がコイル通電用引き出しハーネス39を介して前述のドライバユニット4に接続されている。尚、前記ケーシングCの上壁とピストン24との間には磁歪素子27を取り囲むようにしてOリング32が配置され、また、前記バルブブロック21とピストン24との間には2つのバルブ、吸引弁22と加圧弁23を囲む位置にOリング33が設けられ、収容部10aの下面とバルブブロック21の加圧弁23の周囲との間にもOリング34が配置されている。
一方、インジェクタ9の収容部9a内には、前述した高圧流路18の吐出端が開口する部位に、弁本体35が設けられている。弁本体35は、プランジャー戻しスプリング36を介してスライド自在に設けられており、弁本体35の上端は、ピストン37を介してピエゾ素子38によって押圧されるように構成されている。
前記収容部9aの上部側壁には樹脂モールドによってカプラ40が突設されている。このカプラ40は前記ピエゾ素子38に接続されており、前記電圧信号線16(図1参照)が接続されるものである。前記ピエゾ素子はこの電圧信号線16を介して前述のドライバユニット4に接続されている。
尚、ピエゾ素子38は前述した磁歪素子27と同様、セット加重を調整するナット28を備えたボルト29を介して位置調整可能に押圧されている。ここで、弁本体35を配設されたケーシングCの先端は、下側に延出して形成され、この先端部分が前述した燃焼室内11に臨むように配設されている。
次に、図3に基づいてドライバユニット4の構成について説明する。
図3に示すように、ドライバユニット4は、この制御を行う制御コンピュータ(ECU)41を有している。この制御コンピュータ41は通信インターフェース回路(IF)42を介して、または、直接的に前記制御ユニット3に接続されている。具体的には、前記制御コンピュータ41は前記通信インターフェース回路42を介して制御ユニット3に状態監視信号を出力し、前記制御ユニット3は前記通信インターフェース回路42を介して制御コンピュータ41に噴射時期信号、噴射時間信号および状態監視信号等を出力する。
さらに、前記制御ユニット3は直接的に前記制御コンピュータ41にインジェクション噴射信号を出力している。
前記制御コンピュータ41には前記磁歪素子27を駆動するためのコイル駆動回路44が接続されている。このコイル駆動回路44は前記コイル30を駆動するためのものであり、トランジスタ450と抵抗460,470とから構成されている。前記トランジスタ450のコレクタは前記磁歪用コイル30のアース側に接続され、前記トランジスタ450のエミッタは抵抗48を介してアースに接続されている。さらに、前記トランジスタ450のベースは抵抗460を介して前記制御コンピュータ41に接続されており、ポンプ用磁歪素子駆動信号が前記制御コンピュータ41から入力されるものである。
尚、前記トランジスタ450のベースとアース間には保護用としての抵抗470が接続されている。
前記抵抗48はコイル30に通電される電流を制限すると共に、この電流の大きさを電圧信号(コイル電流モニタ信号)に変換するいわゆるシャント抵抗として利用されるものである。この抵抗48の前記コイル駆動回路44側は増幅器49を介して制御コンピュータ41に接続されている。この増幅器49は前記電圧信号を増幅して前記制御コンピュータ41に出力するものである。
前記コイル駆動回路44のトランジスタ450のコレクタにはこのコイル駆動回路44と並列になるように昇圧回路50(駆動回路)が接続されている。この昇圧回路50は高圧用コンデンサ51とダイオード52から構成されている。
この高圧用コンデンサ51のダイオード52側は、昇圧した電圧をモニタするためのモニタ回路53と高電圧信号線16を介して前記ピエゾ素子38に接続されている。このモニタ回路53は前記制御コンピュータ41に接続されており、前記昇圧回路50で発生した高電圧を分圧し、低電圧の昇圧電圧モニタ信号として前記制御コンピュータ41に出力するものである。
前記制御コンピュータ41には、2つの入力端子と1つ出力端子を備えた加算器54が接続されている。この入力端子の一方は前記制御コンピュータ41からフェールゲート信号が入力されるものであり、他方は前記インジェクション噴射信号が分岐して入力されるものである。また、前記出力端子はピエゾ駆動回路43に接続されている。このピエゾ駆動回路43は、前記コイル駆動回路44と同様にトランジスタ451と抵抗461,471とから構成され、前記加算器54から駆動信号が入力されるものである。前記トランジスタ451のコレクタはピエゾ素子38に接続され、エミッタはアースに接続されている。また、ベースは抵抗461を介して前記加算器54の出力端子に接続されている。
ここで、フェールゲート信号とは、前記制御コンピュータ41に入力される前記各信号に基づいて燃料噴射を停止する必要があると判定された場合、即座に加算器54に対して燃料噴射を停止させるためのものである。したがって、通常は前記制御ユニット3から入力される前記インジェクション噴射信号のみを利用して前記加算器54でピエゾ駆動回路43を制御することとなる。
尚、前記コイル駆動回路44と同様に前記ピエゾ駆動回路43のトランジスタ451のベースとアース間には保護用抵抗471が接続されている。
前記制御コンピュータ41には電源回路(CONV)56が接続されている。この電源回路56は外部の電源供給源である前記バッテリ1と前記磁歪用コイル30の間から分岐して接続されている。また、前記制御コンピュータ41と前記電源回路56の間には、上記以外にリセット信号と状態監視信号を入出力する信号線57が接続されている。
尚、前記制御コンピュータ41には基準電位としてのアース(GND)が接続されている。
次に、図4に基づいて前述した高圧燃料ポンプ10の特性について説明する。
図4は縦軸を流量Q、横軸を圧力Pとし、ポンプを駆動する駆動周波数、デューティ比およびコイルピーク電流を一定とした場合の高圧燃料ポンプの特性を実線で示している。図中破線は実施の形態におけるポンプの作動点を示したものである。
ここで、このポンプの作動点AをB方向に引き上げるためには、ポンプの駆動周波数と磁歪素子のコイル通電電流(N・I)により前記コイル30の磁界を強くすれば良い。すなわち、前記ポンプの駆動周波数を上げると流量Qが上昇し、コイル通電電流を大きくすると圧力Pと流量Qとが同時に上昇する関係にあるため、エンジン特性から要求されるポンプ作動点での流量Qと、後述する昇圧回路50の昇圧特性からバランスの取れた駆動周波数、デューティ比およびコイル通電電流が求められ、前記ドライバユニット4にて演算処理させることで、前記磁歪素子27と前記ピエゾ素子38とを駆動させることが可能となる。
次に、図5に基づいてピエゾ素子38を駆動する昇圧回路50の特性について説明する。
図5は縦軸を電圧と電流、横軸を時間Tとし、図4と同様に駆動周波数、デューティ比およびコイルピーク電流を一定にした場合の各箇所の電圧、電流を示したものである。
ここで、前記高圧燃料ポンプを駆動する際、前記コイル駆動回路44をオン、オフさせると、前記コイル30に流れるコイル電流(図中実線で示す。)がオン、オフされる。そして、このコイル30のコイル電流がオフされるときに、前記コイル駆動回路44のトランジスタ450のコレクタとアース間にはコレクタ電圧(図中一点鎖線で示す)として昇圧エネルギーb(L・I2)が生じる。この昇圧エネルギーbは通常エネルギー損失として扱われているため、この昇圧エネルギーbを前記昇圧回路50のコンデンサ51にチャージし、前記ピエゾ素子38を駆動するエネルギー(C・V2、図中太い破線のコンデンサ電圧で示す)として利用しているのである。
尚、前記Lはコイル30のインダクタンス、Iはコイル30の通電電流、Cはコンデンサ51のキャパシタンス、Vは前記コンデンサ51に発生する昇圧電圧を示している。
次に図6に基づいて、上述した燃料噴射ユニットUを例えば直列四気筒のエンジンEに適用した場合について説明する。
図6に示すように、前記燃料噴射ユニットUは各気筒のシリンダヘッド12毎に設けられ、これらの燃料噴射ユニットUのインジェクタ9と高圧燃料ポンプ10は信号線を介してドライバユニット4に接続されている。
そして、前記低圧配管8は各燃料噴射ユニットUの高圧燃料ポンプ10に分岐して接続されている。そして、前述したようにこの高圧燃料ポンプ10に隣接するインジェクタ9の延出部分が各燃焼室内11に臨むように配置されている。
尚、図示都合上、図6におけるドライバユニット4は、一つのケース内に各燃料噴射ユニットUに対応するドライバユニット4の4回路分が収容されているものとして表している。
次に、作用について説明する。
制御ユニット3からドライバユニット4に対して燃料噴射のためのインジェクション噴射信号が送られると、制御コンピュータ41からトランジスタ450のベース(コイル駆動回路44)にポンプ用磁歪素子駆動信号が入力され、バッテリ1からコイル30にポンプ用磁歪素子駆動信号に対応した電流が流れる。このとき、前記コイル30に発生した磁界により磁歪素子27が変位する。
燃料噴射ユニットUの高圧燃料ポンプ10では、前記磁歪素子27によってピストン24が上方から押圧されるため、ポンプ加圧室26に吸引されていた燃料が加圧される。そして、所定以上の圧力がポンプ加圧室26に印加されると、加圧弁23の弁が開いて高圧流路18に高圧の燃料が押し出される。この高圧の燃料が高圧流路18を介してインジェクタ9の弁本体35の近傍に圧送される。
そして、磁歪素子27が変位するのと同時に昇圧回路50において、前記コイル30に発生した昇圧電圧(図5のコレクタ電圧)によって前記コンデンサ51がチャージされる。前記制御ユニット3からトランジスタ451のベース(ピエゾ駆動回路43)にインジェクション噴射信号が入力されると、インジェクタ9のピエゾ素子38にコンデンサ51にチャージされた電圧(図5のコンデンサ電圧)が印加され、このピエゾ素子38が変位する。
前記燃料噴射ユニットUのインジェクタ9では、前記ピエゾ素子38の変位によりピエゾ素子38によってピストン37が上方から押圧される。そして、前記ピストン37に連動して前記弁本体35が開き前述した高圧燃料ポンプ10から圧送された燃料がエンジンEの燃焼室内11に供給されることとなる。
したがって、上記第一の実施の形態によれば、前記磁歪素子27のコイル30が、前記ピエゾ素子38を駆動する昇圧回路50用のコイルを兼ねるので、その結果、応答性の良い燃料噴射を実現できると共に、部品点数を削減してコストダウンを図ることができる。
また、インジェクタ9と高圧燃料ポンプが同一ケーシングC内に収容されているため、高圧燃料ポンプ10から送られた燃料の圧力損失をできる限り抑えて弁本体35に供給することが可能となる。
さらに、燃料タンク6からの配管が低圧のものでよく(低圧配管8)高圧流路18により高圧配管を廃止できるのでコストダウンを図ることができる。
したがって、エンジンEの燃焼室内11に供給される前記燃料の圧力をエンジンEの燃焼室内11の圧力に対応して高圧に維持したまま噴射することが可能となるので、応答性の上で有利な直噴型エンジンに用いた場合に好適である。
次に、図7に基づいて、この発明の第二の実施の形態であるソレノイド式インジェクタを用いた燃料噴射ユニットUについて説明する。
尚、図7において、ソレノイド式インジェクタ以外の構成および作用は前述の第一の実施の形態と同様であるので同一部分に同一符号を付して説明を省略する。
図7に示すように、インジェクタ9の収容部9a内には、前述した高圧流路18の吐出端が開口する部位に、ニードル70(開閉弁)が設けられている。ニードル70は、スプリング60を介してスライド自在に設けられている。スプリング60の上部は、円筒状の固定コア61と、この内側に上方から圧入されたインナーカラー62によって形成された凹部63に嵌合されている。このインナーカラー62は前述したセット加重を調整するナット28と同様に、前記スプリング60の上面を押圧するものである。
前記スプリング60の下部は可動コア64の上部に形成された凹部65に嵌合されている。この可動コア64は前記ニードル70の上部に一体化されたものであり、この周囲には円筒状に形成された金属製のバルブボディ66が設けられている。
したがって、前記凹部65へのスプリング60の押圧力はニードル70を下方に付勢する力として作用することとなる。
尚、前記バルブボディ66と、この上部に設けられた非磁性材のパイプ67と前記固定コア61とは溶接によって一体化されている。
前記バルブボディ66の下端には、円筒状で下端に噴出孔72が形成されたバルブシート71の上端が嵌合されている。このバルブシート71は収容部9aに圧入されている。
ここで、前記噴出孔72は前記ニードル70の下端部の形状に対応したものである。
前記非磁性材のパイプ67および可動コア64から固定コア61の下半部にかけて、これらの外周にコイル68(ソレノイド)が巻装されている。そして、このコイル68は、前述したインジェクタ9上部側壁に設けられたカプラ40を介してドライバユニット4に接続されている。
具体的には、前記ドライバユニット4からの高電圧が前記コイル68に印加され、前記可動コア64がコイル68の発生する磁気力によって、前記バルブボディ66に沿って上方にスライドし噴出孔72が開放される。そして、前記高圧燃料ポンプ10から圧送された燃料が開放された噴出孔72から燃焼室内11に供給されることとなる。
したがって、上記第二の実施の形態によれば第一の実施の形態と同様に、前記磁歪素子27のコイル30が、前記ソレノイドを駆動する昇圧回路50用のコイルを兼ねるので、その結果、応答性の良い燃料噴射を実現できると共に、部品点数を削減してコストダウンを図ることができる。
また、インジェクタ9と高圧燃料ポンプが同一ケーシングC内に収容されているため、高圧燃料ポンプ10から送られた燃料の圧力損失をできる限り抑えて噴出孔72に供給することが可能となる。
さらに、燃料タンク6からの配管が低圧のもの(低圧配管8)でよく高圧流路18により高圧配管を廃止できるのでコストダウンを図ることができる。
したがって、エンジンEの燃焼室内11に供給される前記燃料の圧力をエンジンEの燃焼室内11の圧力に対応して高圧に維持したまま噴射することが可能となるので、応答性の上で有利な直噴型エンジンに用いた場合に好適である。
次に、図8に基づいて第三の実施の形態を説明する。
前述した実施の形態では、構成要素としてドライバユニット4を示しているのみで、具体的な配置、位置については説明していないが、この実施の形態は、ドライバユニット4(図示都合上ハッチングで示す)を、磁歪素子27を取り囲むように配置したものである。
そして、図2の説明で述べたコイル通電用引き出しハーネス39とカプラ40に代えて、前記ドライバユニット4には前記ドライバユニット4と制御ユニット3を接続するためのハーネス58が設けられている。
尚、他の構成および作用については前述の実施の形態と同様であるので同一部分に同一符号を付して説明は省略する。
したがって、この実施の形態によれば、磁歪素子27の周囲にドライバユニット4を配置することによって、前記磁歪素子27および前記ピエゾ素子38からドライバユニット4に接続するためのコイル通電用引き出しハーネス39とカプラ40を省略することができる。また、前記磁歪素子27周囲の空間を有効利用することができ、システム全体の更なる省スペース化が可能となる。
次に、図9に基づいて第四の実施の形態を説明する。
前述した第一から第三の実施の形態では磁歪素子を用いた高圧ポンプまたはドライバユニット4がインジェクタ9と一体に形成されていたが、この第四の実施の形態では、前記高圧燃料ポンプ10がインジェクタ9の近傍に設けられている。
前記高圧燃料ポンプ10には低圧ポンプ7を介して前述した燃料タンク6に設けられた低圧ポンプ7が接続されている。そして、前記高圧燃料ポンプ10から高圧配管73を介して前記各インジェクタ9が接続されている。
尚、他の構成および作用については前述の第一から第三の実施の形態と同様であるので同一部分に同一符号を付して説明は省略する。
したがって、この実施の形態によれば、前記高圧燃料ポンプ10と前記インジェクタ9とドライバユニット4とが隣接して配置されていることで、前記高圧燃料ポンプ10、前記インジェクタ9およびドライバユニット4の各々の距離が短縮するため、これらを接続する各信号線16,17や前記高圧配管73を短縮することができ、したがって、コストダウンを図ることができる。
尚、この発明は上記実施の形態に限られるものではなく、例えば、二輪車などに用いる場合、燃料タンク6の直下にエンジンEがレイアウトされているため、低圧ポンプ7が不要となり燃料タンク6から高圧燃料ポンプの接続ポート19への直接結合が可能となる点で有利である。
また、直列四気筒エンジンに適用した場合について説明したが、これに限られるものではなく様々なレイアウトおよび気筒数のエンジンに対して適用することができる。
本発明の第一の実施の形態におけるシステム構成図である。 本発明の第一の実施の形態における燃料噴射ユニットの断面図である。 本発明の第一の実施の形態におけるドライバユニットの内部構成回路図である。 本発明の第一の実施の形態における流量と圧力の関係を示すグラフ図である。 本発明の第一の実施の形態における昇圧回路の波形グラフ図である。 本発明の第一の実施の形態における構成図である。 本発明の第二の実施の形態における図2に相当する断面図である。 本発明の第三の実施の形態における図2に相当する断面図である。 本発明の第四の実施の形態における図6に相当する構成図である。
符号の説明
4 ドライバユニット
9 インジェクタ(燃料噴射弁)
10 高圧燃料ポンプ(燃料ポンプ)
18 高圧流路
27 磁歪素子
30 コイル(磁歪素子駆動用コイル)
35 弁本体(開閉弁)
38 ピエゾ素子(圧電素子)
44 コイル駆動回路(駆動回路)
50 昇圧回路(駆動回路)
68 コイル(ソレノイド)
70 ニードル(開閉弁)


Claims (5)

  1. 燃料噴射弁と;
    前記燃料噴射弁を駆動する圧電素子またはソレノイドと;
    前記燃料噴射弁に燃料を圧送する燃料ポンプと;
    前記燃料ポンプを駆動する磁歪素子と;
    前記磁歪素子を駆動する磁歪素子駆動用コイルと;を備え、
    前記磁歪素子駆動用コイルが、前記圧電素子または前記ソレノイドを駆動する駆動回路の昇圧コイルを兼ねることを特徴とする燃料噴射制御装置。
  2. 前記燃料噴射弁と前記燃料ポンプとが一体化されていることを特徴する請求項1記載の燃料噴射制御装置。
  3. 前記磁歪素子を駆動する駆動回路と、前記圧電素子または前記ソレノイドを駆動する駆動回路とが、ドライバユニットに設けられ、
    前記ドライバユニットが、前記燃料噴射弁および前記燃料ポンプと一体化されていることを特徴とする請求項2記載の燃料噴射制御装置。
  4. 前記磁歪素子を駆動する駆動回路と前記圧電素子または前記ソレノイドを駆動する駆動回路とがドライバユニットに設けられ、
    前記ドライバユニットと前記燃料ポンプと前記燃料噴射弁とが、隣接して配置されていることを特徴とする請求項1記載の燃料噴射制御装置。
  5. 前記燃料噴射弁の開閉弁近傍に、前記燃料ポンプから前記燃料噴射弁に燃料を供給する高圧流路が設けられていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の燃料噴射制御装置。


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