JP2005145531A - 飲料缶用キャップ - Google Patents
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Abstract
【課題】 景品を収納した包装紙や包装容器を飲料缶の上面に嵌着するキャップにワンタッチで着脱できる。
【解決手段】飲料缶Aの上面に嵌着するキャップ1である。外周壁面4の一部に突出部5を設ける。突出部5に上下を貫通する孔部6を穿設すると共に、その孔部6に景品10が収納された包装袋11や包装容器12を着脱する取付け具7を設ける。
【選択図】 図4
【解決手段】飲料缶Aの上面に嵌着するキャップ1である。外周壁面4の一部に突出部5を設ける。突出部5に上下を貫通する孔部6を穿設すると共に、その孔部6に景品10が収納された包装袋11や包装容器12を着脱する取付け具7を設ける。
【選択図】 図4
Description
本発明は、飲料缶の上面に嵌着するキャップに関するもので、さらに詳しくは、飲料缶の販売促進に役立つ景品が収納された包装袋や包装容器をキャップに着脱自在とした飲料缶用キャップに関するものである。
清涼飲料水、ジュース、コーヒー、お茶などの入った飲料缶は飲料メーカー各社から販売されていて多くの種類があり、個人の好みによる好き嫌いはあるが、本質的な清涼性および味などにおいては各社の製品とも大差がなく、他社製品との差異をアッピールしても販売増進につながらないのが現状である。
そのため、景品を付けるサービスなどにより販売を伸ばすことが行われている。例えば、販売促進キャンペーン期間等においては、点数シールを飲料缶に貼着し、その点数シールを応募ハガキに貼付して応募し、抽選で商品や賞金が当るということが行われている。この場合、ハガキで応募しなければならない煩わしさがあるばかりでなく、商品の購入から当選発表までの日数が比較的長く、かつ商品の発送を以って当選となっているのが通例であるため、相当長い日数を経過しなければ当落が分からないので購買意欲がわかなかった。
また、別の販売促進の方法として、景品を飲料缶に直接付けて販売することもある。この景品付き飲料缶は、飲料缶の上部周縁から僅かに窪んでいる天板の凹部や底板の凹部に景品を配置し、三叉形状や十字形状あるいは円形状に形成された底の浅い保持片で景品を保持している。(特許文献1参照)あるいは、蓋材と身材とからなる円筒形状容器の前記身材の底部に設けられた脚部を飲料缶の上部巻き締め縁に係合し、円筒形状容器内に景品を封入すると共に、飲料缶と円筒形状容器を熱収縮フイルムでシュリンク包装されたものがある。(特許文献2参照)
しかしながら、前記の特許文献1は、景品が飲料缶の上部周縁から僅かに窪んでいる天板の凹部や底板の凹部に納まる大きさのものに限られる。すなわち、凹部から突出するような厚さの厚い立体的なものは適さず、厚さの薄い平面的な特定の景品に限られており、購買意欲をそそるものではなかった。また、景品を凹部に納めてから保持部を飲料缶の上面に嵌着させるので、景品が動いたりして邪魔することがあり嵌着作業に手間がかかった。また、景品を取り出す時には、保持部の係止片と巻き締め縁と密着係合しているため、非力な子供や老人ではその取り出しに大変苦労をすると言った問題点があった。
また、特許文献2は、身材の底部の脚部と飲料缶の巻き締め縁との係合作業時に、身材を垂直に被せなければ係合しないばかりでなく、蓋材とも係合しなければならず嵌着作業に時間がかかった。さらに、飲料缶と円筒形状容器を熱収縮フイルムでシュリンク包装して一体化するので、包装作業の工程が増えることになり、コストアップと共に生産効率が悪くなると言った問題点があった。
本発明は、上記の問題を解決することを課題として研究開発されたもので、景品を収納した包装袋や包装容器を飲料缶に嵌着するキャップにワンタッチで着脱できる飲料缶用キャップを提供することを目的とするものである。
上記の課題を解決し、その目的を達成する手段として、本発明は、飲料缶の上面に嵌着するキャップであって、外周壁面の一部に突出部を設け、その突出部に上下を貫通する孔部を穿設すると共に、その孔部内に景品が収納された包装袋や包装容器を着脱する取付け具を設けたことを特徴とする飲料缶用キャップを開発し、採用した。
また、上記のように構成した本発明の飲料缶用キャップにおいて、取付け具は逆L字状に形成された弾性材である飲料缶用キャップ、および外周壁面の一端部に垂下する舌片を一体的に設け、その舌片でプルトップリングを引き起こすように構成されている飲料缶用キャップを開発し、採用した。
本発明の請求項1記載の発明は、飲料缶の上面に嵌着するキャップであって、外周壁面の一部に突出部を設け、その突出部に上下を貫通する孔部を穿設すると共に、その孔部内に景品が収納された包装袋や包装容器を着脱する取付け具を設けたことを特徴とする飲料缶用キャップに係るものであるから、景品が収納された包装袋や包装容器をワンタッチでキャップに着脱でき、容易に景品付き飲料缶を得ることができる。また、景品が収納された包装袋や包装容器を取付ける取付け具が孔部内にあって突出部に隠れて保護されることから、他物との接触などによる損傷や外れることがない。さらに、景品は包装袋や包装容器内に収納されることから、薄い平面的なものは勿論の事、厚みのある立体的な景品や長い紐状など多商品を収納でき、その景品は包装袋や包装容器で完全に被覆されているので傷めることがない。
また、請求項2に記載の発明は、景品が収納された包装袋や包装容器を取付ける取付け具は、逆L字状の弾性材で形成されているから、請求項1に記載の効果に加えて、包装袋のヘッダー部のように薄いものから包装容器のヘッダー部のように厚いものまで容易に取付けることができる。
さらに、請求項3に記載の発明は、外方突出部の反対側の外周壁面に垂下する舌片を一体的に設け、その舌片でプルトップリングを引き起こすことができるから、前記請求項1および2記載の効果に加えて、非力な子供、老人でも簡単に飲み口を開口できると共に、爪を伸ばしている女性でも爪を損傷することがない。
以下に本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明すれば、1は飲料缶の上面に嵌着するポリエチレンなどの柔軟な合成樹脂製の円形状のキャップで、天板2に大きな開口部3を開けてあると共に、天板2の周縁に下方に向けて比較的短い垂直な周壁面4を一体的に周設してある。
5は一側面の周壁面4から外方に突出する突出部で、天板2と面一の高さに形成してあり、その突出部5には上下を貫通する縦長の孔部6を穿設してある。7はその孔部6内に存在する取付け具で、一側面の周壁面4の底部から水平に延びる底板7aと、その底板7aから起立して上方になるにつれて外方に拡がる側板7bからなる逆L字状に形成されていて弾力性を有している。側板7bの上端部と突出部5の内側面5aは後述の包装袋11や包装容器12のヘッダー部11a,12aが挿入できる隙間が開いてある。
8は突出部5の反対側の周壁面4に一体的に下方に垂設した舌片で、飲料缶AのプルトップリングBを引き起こすためのものである。9は周壁面4の下端部内面の4箇所に設けた係止突起である。
このように構成した本発明の使用状態を作用、効果と共に説明すれば、飲料缶Aの上面にキャップ1を嵌着する。この時、従来のように、天板の凹部に景品がないことからキャップ1を簡単に嵌めることができる。飲料缶Aにキャップ1が嵌着されることから、流通搬送時などにおける人の手による接触汚れや雑菌の付着を防止でき、飲料時における口の当る部分が被覆されていて衛生的である。
飲料缶Aにキャップ1が嵌着されると、例えば、ミニチャアカー、小文具品、キーホルダーなどの小物商品あるいは従来収納できなかったストラップのような長い紐状品など適宜の景品10が収納された包装袋11や包装容器12をキャップ1に取付ける。
すなわち、適宜の景品10が収納された包装袋11を、図5Aに示すように、突出部5の下面から孔部6に入れ、ヘッダー部11aを突出部5の内側面5aと取付け具7の側板7bとの間に差し込んでいくと図5Bに示すように、ヘッダー部11aに穿設した孔11bが側板7bの上端部に達し、その孔11bを側板7bに引っ掛け、図5Cに示すように、孔11bが取付け具7の底板7aに係止して取付けられるものである。
景品10を入れるのは包装袋11だけでなく、例えば、図6A、図6Bに示すような蓋体と本体からなる丈夫な合成樹脂成型容器12を用いることにより、損傷し易いあるいは変形したら困る景品などを収納することができる。この包装容器12の場合もヘッダー部12aに取付け具7に取付けるための孔12bが穿設されているのは包装袋11の場合と同じである。しかし、包装袋11のヘッダー部11aと比べると分厚くなるが、突出部5の内側面5aと取付け具7の側板7bとの間に差し込むと、側板7bは弾力性を有しているので、先端部が内方に曲がりヘッダー部12aが差し込め、ヘッダー部12aに穿設した孔12bが取付け具7に取付けられるのは包装袋の場合と同じである。
取付け具7に取付けられている景品10を収納した包装袋11や包装容器12を外すには、包装袋11や包装容器12の下部を押し上げれば孔11b,12bが取付け具7との係止が解かれて外すことができる。この着脱操作がワンタッチで行うことができ、飲料缶に景品を取付けるのが非常に簡単にできる。
また、景品10が収納された包装袋11や包装容器12を取付ける取付け具7は、孔部6内にあって突出部5によって隠れていることから、その取付け具7に引っ掛ける包装袋11や包装容器12の孔11b,12bも隠れていて、輸送中など他物と接触することがないので、その孔11b,12bが損傷することがないので、包装袋11や包装容器12が妄りに外れることがない。
また、景品10は従来のように、キャップの中にあって見えないのでなく、飲料缶Aの表側にあることから、包装袋11や包装容器12を透明のものにすれば、景品が確認でき、購買者の欲しい物であれば買うことになり、販売の増進につながるものである。反対に包装袋11や包装容器12を不透明のものにすれば、何の種類が入っているかの楽しみもあり、種類を集めたくなるため、より一層の購買心を持つことになり販売促進に寄与する。また、飲料缶Aの側面に取付けられることから、従来不可能とされていた長い品物でも景品として付けることができると共に、陳列棚などに置いて販売するのに好都合である。
さらに、キヤップ1には外周壁面4の一端部に下方に垂設する舌片8が一体的設けてあるから、図7Aに示すように、舌片8の先端部をプルトップリングBと蓋面Cとのの間に差し込み、図7Bに示すように、キャップ1を押し下げれば梃子の作用で舌片8がプルトップリングBを引き起こし、その後、指で引っ張れば開口することになり、力のない子供、老人等でも簡単に開口できるばかりでなく、おしゃれで爪を伸ばしている若い女性などは爪を折ることなく開口できる。
なお、前記実施の形態においては、キャップ1の天板2に開口部3を設けたもので説明したが、天板に開口部を設けないキャップを用いることもあり、要するに、発明の目的を達成でき、且つ発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の設計変更が可能であることは当然である。
以上のように、清涼飲料水、ジュース、コーヒー、お茶などの飲料缶の上面に嵌着するキャップとして、また、景品の取り付け具として有用である。
1 キャップ
4 外周壁面
5 突出部
6 孔部
7 取付け具
8 舌片
A 飲料缶
B プルトップリング
4 外周壁面
5 突出部
6 孔部
7 取付け具
8 舌片
A 飲料缶
B プルトップリング
Claims (3)
- 飲料缶の上面に嵌着するキャップであって、外周壁面の一部に突出部を設け、その突出部に上下を貫通する孔部を穿設すると共に、その孔部内に景品が収納された包装袋や包装容器を着脱する取付け具を設けたことを特徴とする飲料缶用キャップ。
- 取付け具は逆L字状に形成された弾性材である請求項1に記載の飲料缶用キャップ。
- 外周壁面の一端部に垂下する舌片を一体的に設け、その舌片でプルトップリングを引き起こすように構成されている請求項1または請求項2に記載の飲料缶用キャップ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003387840A JP2005145531A (ja) | 2003-11-18 | 2003-11-18 | 飲料缶用キャップ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2003387840A JP2005145531A (ja) | 2003-11-18 | 2003-11-18 | 飲料缶用キャップ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2005145531A true JP2005145531A (ja) | 2005-06-09 |
Family
ID=34695083
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2003387840A Pending JP2005145531A (ja) | 2003-11-18 | 2003-11-18 | 飲料缶用キャップ |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2005145531A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007168907A (ja) * | 2007-03-30 | 2007-07-05 | Asahi Soft Drinks Co Ltd | 飲料缶用付属品装着具 |
JP2009120215A (ja) * | 2007-11-13 | 2009-06-04 | Gold Kogyo Kk | 缶用ホルダー及びそのホルダーにより袋又は印刷物が添設された缶 |
JP2016222347A (ja) * | 2016-07-07 | 2016-12-28 | 小林製薬株式会社 | フック具及びそれを用いた薬剤揮散器 |
-
2003
- 2003-11-18 JP JP2003387840A patent/JP2005145531A/ja active Pending
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