JP2005145318A - 空気入りラジアルタイヤ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】切断コードを並列に配置したカーカスプライ1をビードコア2の周りに巻き返してトロイダルに配設するとともに、カーカスプライのクラウン部外周に、これも切断コードを並列に配置したベルト層3、4、5、6を配設した空気入りラジアルタイヤであって、 主コード補強層としてのカーカスプライ1及びベルト層3、4、5、6の少なくとも一のコード切断端部分に補助補強層9を、その幅方向端をコード切断端に対して幅方向外側または半径方向外側に迫り出させて配設し、該補助補強層9の主コード補強層と対向する面にタイヤ周方向に間隔をおく複数の突起10を設ける。また、補助補強層を真鍮板、鉄板、鋼板等で構成する。
【選択図】図1
Description
これは、ビード部のカーカスプライ巻き返し端部では、内圧充填時にカーカスプライが引き抜ける方向に力が働く一方で、負荷転動時にはビード部が屈曲されることにより、タイヤ半径方向の引っ張りおよび圧縮の繰返し変形が発生して、カーカスプライの巻き返し端部と周囲のゴムとの剛性段差に起因してゴムに亀裂が生じることおよび、ベルト層端においても、内圧充填および負荷転動時の変形により、周囲のゴムとの剛性段差に起因してゴムに亀裂が生じることが原因である。
ところが、このような構成のタイヤにおいても、補強層自体の端末に応力集中が生じてゴムに亀裂が発生する他、補強層とベルト層又はカーカスプライとの層間に応力集中が生じてそこに亀裂が発生し、それがセパレーションの核となるという問題点が依然としてあった。
これにより、タイヤのより一層の長ライフ化を図ることができ、タイヤの更正にあたって繰返し使用される部分である台タイヤの耐久性を高めることができる。
これによれば、突起の先端と主コード補強層のコード切断端部分の側面との距離を十分に近接させることにより、前述したような、亀裂進展経路内に突起を確実に介在させて、亀裂の進展抑制効果をより実効あるものとすることができる。いいかえれば、この距離を1mmより大きくすると、亀裂進展を抑制する効果が小さくなる。
これによれば、補助補強層とゴムとの接着性を高めて、補助補強層とゴムとの間の亀裂が発生することを防止することができる。ここで鋼板とは、ステンレス鋼板等を含むものとする。
これによれば、亀裂進展経路に介在させた突起の、進展経路に直交する面内での投影面積を大きくして突起に対する亀裂の迂回進行を有効に阻止することができるので、亀裂の進展をより有効に防止することができる。
これによれば、補助補強層をより簡易な工程にて成形することができ、主コード補強層からの亀裂発生および進展を防止することができる空気入りラジアルタイヤを、より容易に製造することができる。
また、請求項8に記載したように、周方向の連続構造または分割構造とすることもできる。
これによれば、モノフィラメントコードの変形のしやすさをもって、補助補強層を主コード補強層に対して波状に設けることをさらに容易にすることができる。
また、モノフィラメントコードは通常の撚りコードに比して、初期伸びが小さいので、補助補強層の主コード補強層に対する拘束力をより高めて、前記剪断歪をより効果的に分散し、抑制して、前記亀裂抑制効果をより高めることができる。
これによれば、有機繊維コードの曲げ剛性が低いことに起因して、補助補強層を前述のように主コード補強層の切断コード端に波状に通過させて配置することを、より容易なものとすることができる。
これによれば、補助補強層とゴムとの接着性を高めて、補助補強層とゴムとの間に亀裂が発生することを防止することができるとともに、補強コードを真鍮もしくはスチールとすることにより、他の素材のコードに比して細い径にて十分な強度とすることが出来るため、補助補強層を主コード補強層に対して波状に配設することを、より容易なものとすることができる。
補助補強層を一方向に補強コードを並列配列したものとした場合には、補強コードの延在方向と異なる方向に力が働いたときに、カップリング変形と呼ばれる補強層自身の付加的な剪断変形が生じて、主コード補強層と補助補強層との間の剪断歪が増加することになるのに対して、補助補強層を補強コードの二軸織物とすることにより、このようなカップリング変形に起因する主コード補強層と補助補強層との間の剪断歪の増加を抑制することができる。
このため、請求項14に記載のタイヤでは、主コード補強層のコード切断端を真鍮板で覆うことにより、該コード切断端への亀裂の発生を防止する。また、たとえば、補助補強層を補強コードを並列配列したものとした場合には、その補強コードの切断端がゴムとの接着性が良好でないことに起因して新たに亀裂発生の要因となることに着目し、ここでは、補助補強層を真鍮板で構成して、補助補強層それ自体のゴムとの接着性を良好にすることで、補助補強層からの亀裂を防止する。
カーカスプライやベルト層のコード切断端では、タイヤ転動時にタイヤ周方向の引っ張り変形や曲げ変形が生じ、特に重荷重等の過酷な条件では、真鍮板よりなる補助補強層自身に疲労破壊による亀裂が発生する問題が生じる。
これに対し、真鍮板を分割配置した場合には、真鍮板を設けない部分を積極的に変形させることにより、真鍮板の応力を下げて、真鍮板の疲労破壊による亀裂を防止することができる。または、真鍮板にタイヤ子午線方向に延在する複数のスリットを設けた場合には、スリットを設けた部分を積極的に変形させて、真鍮板のスリットを設けない部分の応力を下げて、真鍮板の疲労破壊による亀裂を防止することができる。これらのことにより、重荷重等の厳しい使用条件下でも真鍮板よりなる補助補強層の耐久性を高めることができる。
前述の様に、真鍮板はタイヤの転動によって曲げ変形が生じるため、真鍮板の剛性が高すぎると、疲労破壊により真鍮板自身が破断しやすくなる。さらに真鍮板はゴムに比べて剛性が極めて高いため、薄い板としても十分な補強効果が得られる。このため、補助補強層を構成する真鍮板の厚みを0.3mm以下として、真鍮板の剛性を意図的に下げて変形を許容して応力を下げて、真鍮板の疲労破壊による亀裂を防止することができる。
真鍮板の厚みを0.3mmより厚くすると、真鍮板の剛性が高くなりすぎて、真鍮板よりなる補助補強層の疲労破壊を招きやすくなる。
なお、本発明は、カーカスプライやベルト層の主コード補強層の切断端への亀裂の発生の防止のみならず、例えばビード部を補強するビード補強層(チェーファーなど)のコード切断端の亀裂防止にも適用することができるものである。
図1はこの発明の一実施形態を、タイヤを適用リムに装着するとともに、規定の空気圧を充填したタイヤの半部について示すトレッド部の幅方向断面図である。図中1は切断コードの並列配置になるカーカスプライを示す。
主コード補強層としての、ベルト層5のコード切断端部分をそれの全周にわたって包み込む形態にて補助補強層9を設け、この補助補強層9の、ベルト層5と対向する面に、タイヤ周方向に間隔をおく複数の突起10を設ける。
図1では、補助補強層9をベルト層5のコード切断端部分を包み込む形態にて配設したが、ここでは、補助補強層9を主コード補強層であるベルト層5に沿わせて平板状に、ベルト層5の内周側に隣接する形態にて配設し、補助補強層9のベルト層5の側面に面する部分にタイヤ周方向に連なる突起10を設ける。
図3は、補助補強層のタイヤ周方向の配設態様を示す図である。
図3(a)に示すように、補助補強層9は、タイヤ周方向に連続する円環状のものとすることができるが、図3(b)に示すように、所定のピッチにてタイヤ周方向に分断して配置することも出来る。後者によれば、補助補強層を設けない部分を積極的に変形させて、補助補強層自身に発生する歪を下げて、補助補強層自身が重荷重の過酷な条件下で疲労破壊することを防止することができる。
図4(b)に示すように、突起を有しない補強層9dによってベルト層のコード切断端Aを包み込む場合には、そこから発生する亀裂は、タイヤ幅方向内方に向かって、矢印の方向に進展する。図4(a)に示すように、突起10を有する補助補強層9をコード切断端Aを包み込むように配置して、亀裂の進展経路に、突起10を介在させることにより、亀裂の進展を突起10によりブロックして防止することができる。ここで突起10とベルト層5の補強コードとの間の、タイヤ半径方向距離hは、1mm以内であることが好ましい。
補助補強層は、板厚0.08mmの平板状の真鍮板で構成し、真鍮板の片側を切り起し加工して、切り起した部分を図示のように折り曲げて、高さ0.4mm、幅2mmのつめを形成し、これを突起とすることができる。隣接するつめの間隔は0.4mmとし、補助補強層9の突起10aの先端とのベルト層5の厚み方向の距離hは0.2mmとしている。
ここでは補助補強層を、板厚0.08mmの平板状の真鍮板で構成し、真鍮板の両側部を切り起し加工して、切り起こした部分を図示のように折り曲げて、高さ0.4mm、幅2mmのつめを形成し、これを二列の突起としたものである。列内の隣接するつめの間隔は0.4mmとし、補助補強層9の突起10aの先端とのベルト層5の厚み方向の距離hは0.2mmとして、ベルト層5のコード切断端を包み込むように配設する。
補助補強層を、板厚0.08mmの平板状の真鍮板で構成し、真鍮板の両側部を四角錐状にプレス加工して、高さ0.5mm、幅1mm、長さ1mmの二列の突起を形成し、隣接する突起の間隔は3mmとし、補助補強層9の突起10bの先端とのベルト層5の厚み方向の距離hは0.5mmとして、ベルト層5のコード切断端を包み込むように配設する。
補助補強層を、板厚0.08mmの平板状の真鍮板で構成し、真鍮板の両側部を直径0.5mmの円筒状に打ち抜き加工して、高さ0.5mmの突起を形成し、隣接する突起の間隔は2mmとし、補助補強層9の突起10cの先端とのベルト層5の厚み方向の距離hは0.6mmとして、ベルト層5のコード切断端を包み込むように配設する。
ここでは、ビードコア12間でトロイダル状に延び、側部部分をビードコア12の周りに巻き返してなるカーカスプライ11の外周側に、四層のベルト層13、14、15、16を配設するとともに、ベルト層16の外周側にトレッドゴム17を配設する。
主コード補強層としての、カーカスプライ11およびベルト層15のコード切断端部分に、前記コードよりも細い径の補強コードよりなる補助補強層18、19を、主コード補強層の並列配列された複数のコードの一本毎あるいは、数本毎に迂曲させて、波状に通過させる。
図1に示すところのタイヤに比して、補助補強層18、19を主コード補強層のコードに対して波状に配置したところが異なる点である。
図10(a)はカーカスプライ11の巻き返し端部分での補強コードに直交する平面内における断面図であり、図10(b)は補助補強層18をタイヤの側面から見た図である。補助補強層18は、図10(b)に示すように、カーカスプライ11のスチールコードからなる補強コードの一本ごとに迂曲させて、ナイロンモノフィラメント二軸織物からなる補助補強層を波状に通過させて、図10(a)に示すように、配設する。
ここでは、ビードコア32間でトロイダル状に延び、側部部分をビードコア32の周りに巻き返してなるカーカスプライ31の外周側に、四層のベルト層33、34、35、36を配設するとともに、ベルト層35の外周側にトレッドゴム37を配設する。
主コード補強層としての、カーカスプライ31およびベルト層35のコード切断端部分に、包み込む形態にて真鍮板よりなる補助補強層38、39をそれぞれ設ける。
図9に示すところのタイヤに比して、補助補強層を真鍮板としたところが異なる点である。
図13に示すように、真鍮板よりなる帯状の補助補強層38を、カーカスプライ31の補強コードの切断端を包み込むように配設する。
図14は補助補強層39の配設態様の一例を示す模式図である。図14(a)は側面図を、図14(b)はタイヤ幅方向での断面図を示す。
図14に示すように、真鍮板よりなる帯状の補助補強層39を、ベルト層35の補強コードの切断端を包み込むように配設する。
図15に示すように、真鍮板よりなる帯状の補助補強層38にタイヤ周方向に一定ピッチにてスリット40を設け、補助補強層38をベルト層31の補強コードの切断端を包み込むように配設する。
図16は補助補強層39の他の配設態様の一例を示す模式図である。図16(a)は側面図を、図16(b)はタイヤ幅方向での断面図を示す。
図16に示すように、真鍮板よりなる帯状の補助補強層38にタイヤ周方向に一定ピッチにてスリット41を設け、補助補強層39をベルト層35の補強コードの切断端を包み込むように配設する。
図17に示すように、補助補強層38をタイヤ周方向に一定ピッチにて分断された真鍮板からなる補助補強層板38a〜eから構成し、補助補強層38をベルト層31の補強コードの切断端を包み込むように配設する。
図18は補助補強層39の他の配設態様の一例を示す模式図である。図21(a)は側面図を、図18(b)はタイヤ幅方向での断面図を示す。
図18に示すように、補助補強層39をタイヤ周方向に一定ピッチにて分断された補助補強層板39a〜fから構成し、補助補強層39をベルト層35の補強コードの切断端を包み込むように配設する。
(実施例1)
供試タイヤとして、図1に示すサイズが435/45 R22.5で、ベルト層3〜66を1+6×0.34mmのコードを24本/20mmの打ち込み密度で並列配列してゴム被覆して構成し、それぞれのコードのタイヤ赤道面EXに対する角度を、ベルト層3では右に52度、ベルト層4では右に18度、ベルト層5では左に18度、ベルト層6では左に18度として、補助補強層9を図5〜8に示す形態とした実施例タイヤ1〜6と、実施例タイヤ1から補助補強層9を除外した形態の比較例タイヤ1を用意した。各タイヤと対応する図面を表1に示す。
供試タイヤとして、図9に示すサイズが11R22.5で、カーカスプライを(1×3+9+15)×0.175mm+1×0.15mm(コード径1.1mm)のスチールコードを26本/5cmの打ち込み密度で並列配列してゴム被覆したものを、タイヤ子午線方向に配置したものとして構成し、ベルト層13〜16を3×0.2mm+6×0.38mm(コード径1.2mm)のスチールコードを25本/5cmの打ち込み密度で並列配列してゴム被覆したものを、それぞれのコードのタイヤ赤道面EXに対する角度を、ベルト層13では右に50度、ベルト層14では右に20度、ベルト層15では左に20度、ベルト層16では左に20度とし、それぞれの層幅を、ベルト層13を155mm、ベルト層14を180mm、ベルト層15を150mm、ベルト層16を80mmとして構成し、前記コードよりも細い径の補強コードの二軸織物からなる幅20mmの補助補強層18、19を、カーカスプライ11およびベルト層15の並列配列された複数のコードの一本毎あるいは、二本毎(実施例タイヤ9のみ)に迂曲させて、波状に通過させて、それらを構成する補強コードを表2、3に示すものとした実施例タイヤ7〜11と、図11に示す形態の比較例タイヤ2を用意した。なお、図11に示すタイヤは、カーカスプライ11およびベルト層13〜16については図9に示すタイヤと同じものであり、カーカスプライ11端およびベルト層15端のそれぞれに、補強層20、21を、主コード補強層の並列配列された複数のコードに単に隣接させて、平板状に配設したものである。
供試タイヤとして、図12に示すサイズが11R22.5で、カーカスプライ31を(1×3+9+15)×0.175mm+1×0.15mm(コード径1.1mm)のスチールコードをコードを26本/5cmの打ち込み密度で並列配列してゴム被覆したものを、タイヤ子午線方向に配置したものとして構成し、ベルト層33〜36を3×0.2mm+6×0.38mm(コード径1.2mm)のスチールコードを25本/5cmの密度で並列配列してゴム被覆したものを、それぞれのコードのタイヤ赤道面EXに対する角度を、ベルト層33では右に50度、ベルト層34では右に20度、ベルト層35では左に20度、ベルト層36では左に20度とし、それぞれの層幅を、ベルト層33を155mm、ベルト層34を180mm、ベルト層35を150mm、ベルト層36を80mmとして構成し、幅30mmの真鍮板からなる補助補強層38、39を、それぞれカーカスプライ31の端部とベルト層35の端部を包み込む形態にて折り曲げて15mmの帯板として設け、補助補強層38、39の形態を、図13〜18に示す、周方向に連続したもの、周方向に15mmごとに分割して配置したもの、もしくは周方向に15mmごとにスリットを設けたものとし、真鍮板の厚みをそれぞれ0.1、0.3、0.5mmとした実施例タイヤ12〜17と、図19に示す補助補強層を設けない形態の比較例タイヤ3をそれぞれ用意した。なお、図19に示すタイヤは、カーカスプライ31およびベルト層33〜36については、図12に示すタイヤと同じものである。
また、実施例タイヤ16は10万km走行後に割れが発生しているが、これは補助補強層をなす真鍮板の厚みが厚すぎると剛性が高くなりすぎて、曲げ変形に補助補強層が追従しにくく、応力が高くなるため、真鍮板自身が疲労破壊により割れやすくなるためである。このため、真鍮板は0.3mm以下とすることが好ましい。
さらに、真鍮板の厚みを0.3mm以下としても、周上にスリットを設けないタイプの実施例タイヤ12および17においては、真鍮板に割れが発生していることから、より厳しい条件で補助補強層自体の割れを防止するためには、スリット有もしくは分割配置とすることが好ましいことが分かる。
2 ビードコア
3 ベルト層
4 ベルト層
5 ベルト層
6 ベルト層
7 トレッドゴム
8 チェーファー
9 補助補強層
10 突起
10a 突起
10b 突起
10c 突起
11 カーカスプライ
12 ビードコア
13 ベルト層
14 ベルト層
15 ベルト層
16 ベルト層
17 トレッドゴム
18 補助補強層
19 補助補強層
20 補強層
21 補強層
31 カーカスプライ
32 ビードコア
33 ベルト層
34 ベルト層
35 ベルト層
36 ベルト層
37 トレッドゴム
38 補助補強層
39 補助補強層
51 リムフランジ
52 カーカスプライ
53 ベルト層
54 ベルト層
55 補強素子
56 補強素子
Claims (17)
- 切断コードの並列配置になる一枚以上のカーカスプライを、その側部部分をビードコアの周りに巻き返してトロイダルに配設するとともに、カーカスプライのクラウン部の外周側に、これも切断コードの並列配置になる二層以上のベルト層を配設した空気入りラジアルタイヤであって、
主コード補強層としての、カーカスプライの一枚以上およびベルト層の二層以上の少なくとも一のコード切断端部分に隣接させて、補助補強層を、その幅方向端をコード切断端に対して幅方向外側または半径方向外側に迫り出させて配設し、この補助補強層の、主コード補強層と対向する面に、タイヤ周方向に間隔をおく複数の突起を設けてなる空気入りラジアルタイヤ。 - 主コード補強層と、補助補強層の突起の先端との主コード補強層の厚み方向の距離を1mm以内としてなる請求項1に記載の空気入りラジアルタイヤ。
- 補助補強層を、真鍮板、真鍮メッキされた鉄板、あるいは真鍮メッキされた鋼板で構成してなる請求項1もしくは2に記載の空気入りラジアルタイヤ。
- 補助補強層の突起の高さを、0.1mm以上としてなる請求項1〜3のいずれかに記載の空気入りラジアルタイヤ。
- 補助補強層をプレス加工により成形してなる請求項1〜4のいずれかに記載の空気入りラジアルタイヤ。
- 補助補強層を主コード補強層に沿わせて平板状に配設してなる請求項1〜5に記載の空気入りラジアルタイヤ。
- 補助補強層を、主コード補強層のコード切断端部分をそれの全周にわたって包み込む形態で配設してなる請求項1〜5のいずれかに記載の空気入りラジアルタイヤ。
- 補助補強層を、周方向の連続構造または分割構造としてなる請求項1〜7のいずれかに記載の空気入りラジアルタイヤ。
- 切断コードの並列配置になる一枚以上のカーカスプライを、その側部部分をビードコアの周りに巻き返してトロイダルに配設するとともに、カーカスプライのクラウン部の外周側に、これも切断コードの並列配置になる二層以上のベルト層を配設した空気入りラジアルタイヤであって、
主コード補強層としての、カーカスプライの一枚以上及びベルト層の二層以上の少なくとも一のコード切断端部分に、前記切断コードよりも細い径の補強コードよりなる補助補強層を、主コード補強層の、並列配列された複数本のコードの一本毎あるいは、数本毎に迂曲させて、波状に通過させてなる空気入りラジアルタイヤ。 - 補助補強層の補強コードをモノフィラメントコードとしてなる請求項9に記載の空気入りラジアルタイヤ。
- 補助補強層の補強コードを有機繊維コードとしてなる請求項9もしくは10のいずれかに記載の空気入りラジアルタイヤ。
- 補助補強層の補強コードを真鍮モノフィラメントコードまたは真鍮メッキされたスチールモノフィラメントコードとしてなる請求項9もしくは10に記載の空気入りラジアルタイヤ。
- 補助補強層を補強コードの二軸織物としてなる請求項9〜12のいずれかに記載の空気入りラジアルタイヤ。
- 切断コードの並列配置になる一枚以上のカーカスプライを、その側部部分をビードコアの周りに巻き返してトロイダルに配設するとともに、カーカスプライのクラウン部の外周側に、これも切断コードの並列配置になる二層以上のベルト層を配設した空気入りラジアルタイヤであって、
主コード補強層としての、カーカスプライの一枚以上及びベルト層の二層以上の少なくとも一のコード切断端部分を包み込む形態で真鍮板よりなる補助補強層を配設してなる空気入りラジアルタイヤ。 - 補助補強層を、周方向の分割構造としてなる請求項14に記載の空気入りラジアルタイヤ。
- 補助補強層を構成する真鍮板に、タイヤの子午線方向に延在する複数のスリットを設けてなる請求項14に記載の空気入りラジアルタイヤ。
- 補助補強層を構成する真鍮板の厚みを0.3mm以下としてなる請求項14〜16のいずれかに記載の空気入りラジアルタイヤ。
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