JP2005145192A - 車椅子用ホイール構造 - Google Patents

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JP2005145192A
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Shusuke Watanabe
習輔 渡辺
Makoto Miyata
誠 宮田
Morio Miyahira
盛男 宮平
Yutaka Himoku
豊 日木
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Honda Motor Co Ltd
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Abstract

【課題】 競技用車椅子において、腕力をより効果的に車輪に伝達することが可能なホイール構造を提供することを課題とする。
【解決手段】 リング部27のリング内空間にディスク部28を渡したので、グローブ26でディスク部28を叩く若しくは擦ることで、腕力を車輪16へ伝達することができることを示す。すなわち、リング部27及びディスク部28の両方を用いて腕力を車輪16へ伝達することができ、競技用車椅子の使い勝手性を向上させることができる。
【選択図】 図3

Description

本発明は、車椅子用ホイール構造の改良に関する。
近年、介護機器の一つである車椅子に各種の工夫が施されている。(例えば、特許文献1参照。)。
特開2001−191701号公報(図2)
特許文献1を次図に基づいて説明する。
図4は従来の技術の基本原理を説明する図であり、リム1に十文字にプレート状スポーク4をリベット6で締結し、且つ4枚のプレート状スポーク4をハブ3にリベット6で締結したことを特徴とする。
ところで、ワイヤスポークはスポーク本数が多いため調整が難しく、又、スポークの無いディスクホイールは横風の影響を受けやすい。
特許文献1は、プレート状スポークであるため、スポークの調整は不要であり、横風の影響を受けにくいという利点を有する。
車椅子では、前記リム1にハンドリムと称するリングを付属し、このハンドリムを手で回すこと走行を維持する。
車椅子は通常の車椅子の他に、競技用車椅子と称するものがあり、競技用車椅子では、競技者は厚手のグローブを嵌め、このグローブでハンドリムを、殆ど叩くことで高速で走行する。
ハンドリムは小径のパイプ若しくは丸棒で形成したリングであるため、競技者の手(グローブ)の甲を当てるための、受け面積が限られ、腕力を効率よく車輪に伝えには、熟練を要する。
この対策として、ハンドリムを大径のパイプ又は丸棒で構成することが考えられる。しかし、ハンドリムの大径化は走行抵抗の増加に直接繋がり、且つ車椅子の重量増加を招く虞がある。
本発明は、腕力をより効果的に車輪に伝達することが可能なホイール構造を提供することを課題とする。
請求項1に係る発明は、シートの両側にスポークホイール形の車輪を配置し、これらの車輪にハンドリムを備え、ハンドリムを手で操作することで走行させる形式の車椅子において、前記ハンドリムは、手で直接触れるリング部と、このリング部のリング内空間に渡したディスク部とからなることを特徴とする。
請求項1に係る発明では、リング部のリング内空間にディスク部を渡したので、リング部のみならず、ディスク部を介して腕力を車輪へ伝達することができる。
リング部をパイプや丸棒のリングで構成する場合、パイプや丸棒の外径を増加する必要がないので、走行抵抗は増加しない。すなわち、走行抵抗を増加させることなく、腕力をより効果的に車輪へ伝達させることができる。
本発明を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
図1は本発明に係る競技用車椅子の平面図であり、競技用車椅子10は、車体前後に延びる車体フレーム11と、この車体フレーム11の前部に設けた前輪12と、この前輪12を左右に操舵するハンドル13と、車体フレーム11の後部に設けたケージ14と、このケージ14に納めたシート15と、ケージ14の両側に配置した左右のスポークホイール形の車輪16、16と、車輪16、16に備えたハンドリム17、17とからなる。
図2は本発明に係るホイール構造の断面図であり、車輪16は、タイヤ19を嵌めるスポークリム21と車軸22を嵌めるハブ23との間にプレート状スポーク24、24(図1参照)を渡し、スポーク24、24から支持座25、25を出し、ハンドリム17を支持させる。
そして、ハンドルリム17は、手又はグローブ26で直接触れるリング部27と、このリング部27のリング内空間に渡したディスク部28とから構成する。
ディスク部28は、本実施例では車軸22の先端にねじ込むナット29の保守、点検が可能なように、点検孔31を開け、この点検孔31に円錐部32を被せた。しかし、ナット29の点検が不要であれば、ディスク部28は孔無し円板であってもよい。
図は、手の甲、すなわちグローブ26でリング部27を叩き、腕力を車輪16へ伝達する様子を示す。
図3は本発明に係るディスク部の作用図であり、リング部27のリング内空間にディスク部28を渡したので、グローブ26でディスク部28を叩く若しくは擦ることで、腕力を車輪16へ伝達することができることを示す。
すなわち、本発明によれば、リング部27及びディスク部28の両方を用いて腕力を車輪16へ伝達することができ、競技用車椅子の使い勝手性を向上させることができる。
尚、本発明のディスク部は、薄い金属板、樹脂板の他、目の密なメッシュ、孔が小さなパンチングメタル(多孔板)、格子板であってもよく、要は手先の浸入を阻止する作用する板であれば種類は問わない。
また、車輪はワイヤスポークホイールであってもよい。
さらには、車椅子は競技用車椅子の他、一般の車椅子であったもよい。
本発明は、車椅子用ホイールに好適である。
本発明に係る競技用車椅子の平面図である。 本発明に係るホイール構造の断面図である。 本発明に係るディスク部の作用図である。 従来の技術の基本原理を説明する図である。
符号の説明
10…競技用車椅子、15…シート、16…車輪、17…ハンドルリム、24…スポーク、27…リング部、28…ディスク部。

Claims (1)

  1. シートの両側にスポークホイール形の車輪を配置し、これらの車輪にハンドリムを備え、ハンドリムを手で操作することで走行させる形式の車椅子において、
    前記ハンドリムは、手で直接触れるリング部と、このリング部のリング内空間に渡したディスク部とからなることを特徴とする車椅子用ホイール構造。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012019821A (ja) * 2010-07-12 2012-02-02 Honda R&D Sun Co Ltd 競走用車椅子
KR101462081B1 (ko) * 2013-08-16 2014-11-17 서울대학교산학협력단 휠체어 제동장치

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