JP2005144626A - スピンドルユニット - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 一端側にコレット挿着穴を設け、ハウジング内に回転自在に保持した回転主軸と、コレット装着穴内に挿入されるコレットと、回転主軸の一端側で、ハウジングの前端に回転自在に装着されるとともに、コレットを径方向に押し込んで工具を固着するための工具ホルダ部と、ハウジングの後端側に配置した回転主軸の自動ロック手段と、回転軸の軸線を介して回転主軸の自動ロック手段と対向してハウジングの後端側に配置した回転主軸の手動ロック手段とを備えた。
【選択図】 図1
Description
その一例を図4により説明する。
この装置は、一般的にはグラインダーと呼ばれていて、工具Tを把持して電動機またはエア駆動によって工具を回転させ、被工作物を研削、磨き、ラップ、バリ取りを行う精密回転工具装置である。
しかしながら、特許文献1では、先端部に装着する工具の大きさ(径)が変化するような場合には十分に対応することができなかった。
請求項3に係る発明は、回転主軸が、コレット挿着穴に連通する細孔を軸長方向に設けるとともに、他端側に細孔に連通する孔を径方向に貫通して設け、回転主軸のロック時に、空気圧シリンダ側からハウジング内に流入する空気圧を、孔から細孔を介して工具ホルダ本体内のコレット挿着穴へ導くことを特徴とする請求項2に記載のスピンドルユニットである。
また、本発明によれば、自動ロック手段側から清掃用空気をコレット挿着穴へ供給するように構成したので、特別に空気供給手段を設けることなく、回転主軸に連通孔を形成するだけでよく、しかも自動ロック手段に使用される空気の一部を利用して行なえるので、低コストでしかも確実にコレット挿着穴の清掃が可能になった。
図1は、本発明の一実施形態に係るスピンドルユニット10の正面図断面図である。
本実施形態に係るスピンドルユニット10は、ハウジング11内に軸受18,19を介して回転自在に回転主軸12を装着している。この回転主軸12は、一端側にテーパ状のコレット挿入穴12aを備え、その外側が締結部材17によってハウジング11に固定されている。ている。また、回転主軸12は、前端部に工具ホルダ部Hを有し、後端部には、モータなおどの回転駆動手段(図示せず)との連結部Jを有している。
次に、回転主軸12のロック装置について説明する。
本実施形態では、回転主軸12の自動ロック装置を、空気圧シリンダ21により構成している。空気圧シリンダ21は、ハウジング11の開口11aに固定するシリンダ本体22と、シリンダ本体22内を移動するピストン23と、ピストン23に連結しシリンダ本体22の穴部25内を移動するピストンロッド24と、穴部25の段部26とピストン23との間に配されたばね27と、段部26とハウジング11の開口11aとの間の穴部25に形成した細い通路28と、ピストン23の空気圧供給側に連絡する孔29とを備えている。
先ず、図1に示すように、回転主軸12のテーパ状のコレット挿入穴12aに挿入されたコレット13に、所定の工具16を工具ホルダ部Hを介して装着する。工具ホルダ部Hは、歯車15aを、自動着脱手段(図示せず)と係合して、回転させ、コレット締付け用第一ナット部材14を介してコレット13を回転主軸12後端側へねじ込みながらコレット13を半径方向に縮径させ、コレット13内に挿入されている工具16を固着する。
次に、工具交換の指令信号が制御装置(図示せず)に入力すると、制御バルブが切り換わってこの空気圧シリンダ21へ空気圧が供給される。すると、ピストン23が前進し、回転主軸12に一体のスリーブ20の係合穴20aへピストンロッド24の先端部が係合し、回転主軸12を回転方向に固定する。
この間、空気圧シリンダ21は、ハウジング11へ固定してあるシリンダ本体22のピストン23には供給側から孔29が反対側室へ連通しており、さらに穴部25に細い通路28が形成してあるので、ピストンロッド24との隙間からスリーブ20の外形部隙間を介して孔12cと連通している。従って、空気圧シリンダ21側からの空気は、穴12cから細孔12bを介してコレット装着穴12a側へ噴出され、回転主軸12のテーパ状のコレット挿入穴12aの清掃を行うことができる。
一方、例えばメンテナンスなどの際に手動ロック装置30を操作する場合は、手動で回転主軸12の押圧子31を押し込んでプランジャー30aをスリーブ20の係合孔20bへ係合させることによって行う。
また、上記実施形態では、動力伝達をするコレット締付け用第二ナット部材15の外周部分に歯車15aを設けたが、本発明は、これに限らず、例えば、図2(a)のタイミングベルトプーリ、図2(b)のベルトプーリ、図2(c)の丸ベルトプーリ、図2(d)のウレタンゴムプーリなどとしても良い。
11 ハウジング
18,19 軸受
12 回転主軸
12a コレット挿入穴
H 工具ホルダ部
J 連結部
13 コレット
14 コレット締付け用第一ナット部材
15 コレット締付け用第二ナット部材
16 工具
20 スリーブ
20a,20b 係合穴
21 空気圧シリンダ(自動ロック手段)
22 シリンダ本体
23 ピストン
24 ピストンロッド
25 穴部
26 段部
27 ばね
28 細い通路
30 手動ロック装置
30a プランジャー
31 押圧子
Claims (4)
- 一端側にコレット挿着穴を設け、ハウジング内に回転自在に保持した回転主軸と、
前記コレット装着穴内に挿入されるコレットと、
前記回転主軸の一端側で、前記ハウジングの前端に回転自在に装着されるとともに、前記コレットを径方向に押し込んで工具を固着するための工具ホルダ部と、
前記ハウジングの後端側に配置した前記回転主軸の自動ロック手段と、
前記回転軸の軸線を介して前記回転主軸の自動ロック手段と対向して前記ハウジングの後端側に配置した前記回転主軸の手動ロック手段と
を備えたことを特徴とするスピンドルユニット。 - 前記回転主軸の自動ロック手段は、空気圧シリンダと前記回転主軸に設けたスリーブとを備え、前記空気圧シリンダのピストンを前記スリーブに係止することにより、前記回転主軸を回転方向に固定することを特徴とする請求項1に記載のスピンドルユニット。
- 前記回転主軸は、前記コレット挿着穴に連通する細孔を軸長方向に設けるとともに、他端側に前記細孔に連通する孔を径方向に貫通して設け、前記回転主軸のロック時に、前記空気圧シリンダ側から前記ハウジング内に流入する空気圧を、前記孔から前記細孔を介して前記工具ホルダ本体内のコレット挿着穴へ導くことを特徴とする請求項2に記載のスピンドルユニット。
- 前記工具ホルダは、前記コレットの自動締付け緩め用操作手段に連絡する自動締付け緩め用操作部を外周に備えていることを特徴とする請求項1に記載のスピンドルユニット。
Priority Applications (1)
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JP2003388234A JP4316354B2 (ja) | 2003-11-18 | 2003-11-18 | スピンドルユニット |
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JP2005144626A true JP2005144626A (ja) | 2005-06-09 |
JP4316354B2 JP4316354B2 (ja) | 2009-08-19 |
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Family Applications (1)
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR20130072391A (ko) * | 2011-12-22 | 2013-07-02 | 두산인프라코어 주식회사 | 공작기계의 클램핑 장치 |
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- 2003-11-18 JP JP2003388234A patent/JP4316354B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR20130072391A (ko) * | 2011-12-22 | 2013-07-02 | 두산인프라코어 주식회사 | 공작기계의 클램핑 장치 |
KR101975841B1 (ko) | 2011-12-22 | 2019-05-10 | 두산공작기계 주식회사 | 공작기계의 클램핑 장치 |
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JP4316354B2 (ja) | 2009-08-19 |
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