JP2005144163A - z軸追尾及びコリメーションの方法及び装置 - Google Patents

z軸追尾及びコリメーションの方法及び装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2005144163A
JP2005144163A JP2004313231A JP2004313231A JP2005144163A JP 2005144163 A JP2005144163 A JP 2005144163A JP 2004313231 A JP2004313231 A JP 2004313231A JP 2004313231 A JP2004313231 A JP 2004313231A JP 2005144163 A JP2005144163 A JP 2005144163A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ray tube
focal spot
detector
ray
axis
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2004313231A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005144163A5 (ja
JP4549808B2 (ja
Inventor
Bruce Matthew Dunham
ブルース・マシュー・ダンハム
John Scott Price
ジョン・スコット・プライス
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
GE Medical Systems Global Technology Co LLC
Original Assignee
GE Medical Systems Global Technology Co LLC
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by GE Medical Systems Global Technology Co LLC filed Critical GE Medical Systems Global Technology Co LLC
Publication of JP2005144163A publication Critical patent/JP2005144163A/ja
Publication of JP2005144163A5 publication Critical patent/JP2005144163A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4549808B2 publication Critical patent/JP4549808B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B6/00Apparatus or devices for radiation diagnosis; Apparatus or devices for radiation diagnosis combined with radiation therapy equipment
    • A61B6/58Testing, adjusting or calibrating thereof
    • A61B6/582Calibration
    • A61B6/583Calibration using calibration phantoms
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B6/00Apparatus or devices for radiation diagnosis; Apparatus or devices for radiation diagnosis combined with radiation therapy equipment
    • A61B6/06Diaphragms
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B6/00Apparatus or devices for radiation diagnosis; Apparatus or devices for radiation diagnosis combined with radiation therapy equipment
    • A61B6/40Arrangements for generating radiation specially adapted for radiation diagnosis
    • A61B6/4021Arrangements for generating radiation specially adapted for radiation diagnosis involving movement of the focal spot
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J35/00X-ray tubes
    • H01J35/02Details
    • H01J35/14Arrangements for concentrating, focusing, or directing the cathode ray
    • H01J35/153Spot position control
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05GX-RAY TECHNIQUE
    • H05G1/00X-ray apparatus involving X-ray tubes; Circuits therefor
    • H05G1/08Electrical details
    • H05G1/26Measuring, controlling or protecting
    • H05G1/30Controlling
    • H05G1/52Target size or shape; Direction of electron beam, e.g. in tubes with one anode and more than one cathode
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B6/00Apparatus or devices for radiation diagnosis; Apparatus or devices for radiation diagnosis combined with radiation therapy equipment
    • A61B6/02Arrangements for diagnosis sequentially in different planes; Stereoscopic radiation diagnosis
    • A61B6/03Computed tomography [CT]
    • A61B6/032Transmission computed tomography [CT]

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Medical Informatics (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • High Energy & Nuclear Physics (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • Radiology & Medical Imaging (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Surgery (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • Biophysics (AREA)
  • Toxicology (AREA)
  • Apparatus For Radiation Diagnosis (AREA)
  • X-Ray Techniques (AREA)

Abstract

【課題】容積型計算機式断層写真法(VCT)システムにおいて、z方向に広い照射範囲に対応するコリメータ調節を簡略化する。
【解決手段】CTイメージング・システム(10)は、複数の検出器素子(20)を有する検出器アレイ(18)と、撮像対象(22)を通して検出器に向かってX線ビーム(16)を照射するように構成されているX線管(14)とを含んでいる。この方法は、X線管をオンにするステップ(406)と、検出器からz比を読み取るステップ(408)とを含んでいる。次いで、読み取ったz比を利用してX線管の焦点スポット位置の移動を決定する(410)。この方法はさらに、補償用電子的偏向値を決定するために伝達関数を用いるステップ(412)と、z軸方向に前記焦点スポットを追尾するために偏向電圧又は偏向電流の少なくとも一方として電子的偏向値をX線管に適用するステップ(414)とを含んでいる。
【選択図】 図3

Description

本発明は一般的には、X線イメージング・システムに関連する方法及び装置に関し、さらに具体的には、撮像管内部のターゲットに対する焦点スポット位置決め及びコリメ−ションを調節する方法及び装置に関する。
計算機式断層写真法システムのコリメータは、様々なスライス厚についてビームを形成する機械的装置である。様々な構成で、コリメータを用いて、患者に対する放射線量が最小限となるよう適切なアパーチャを保持する。また、幾つかの構成のCTにおいて、放射線ビームの焦点スポットの寸法及び位置は動的に制御可能である。具体的には、X方向の焦点スポット位置を変化させることにより「焦点スポット揺動(focal spot wobble)」が可能となり、画質が改善される。
米国特許第5559504号
少なくとも一つの公知のコリメータ構成は、アイソセンタで約20mmまでの照射範囲を有するVCTシステムにおいてX線ビームを形成するのに適している。しかしながら、より新しいVCTシステムの照射範囲(カバレッジ)は約20mm〜200mmに拡大すると予想されている。このように広いシステム照射範囲に適したコリメータ設計は、z軸追尾の要件が組み合わさるため、複雑且つ高価なものとなる。
従って、本発明の幾つかの構成は、z軸を有する計算機式断層写真法(CT)イメージング・システムの走査中に焦点スポット位置を調節する方法を提供する。CTイメージング・システムは、複数の検出器素子を有する検出器アレイと、撮像対象を通して検出器に向かってX線ビームを照射するように構成されているX線管とを含んでいる。この方法は、X線管をオンにするステップと、検出器からz比を読み取るステップとを含んでいる。次いで、読み取ったz比を用いてX線管の焦点スポット位置の移動を決定する。この方法はさらに、補償用電子的偏向値を決定するために伝達関数を用いるステップと、焦点スポットをz軸方向に追尾するために偏向電圧又は偏向電流の少なくとも一方として電子的偏向値をX線管に適用するステップとを含んでいる。
様々な構成で、本発明はz軸を有する計算機式断層写真法イメージング・システムの走査中に焦点スポット位置を調節する方法を提供する。計算機式断層写真法イメージング・システムは、複数の検出器素子を有する検出器アレイと、撮像対象を通して検出器に向かってX線ビームを照射するように構成されているX線管とを含んでいる。この方法は、X線管の温度を読み取るステップと、X線管の焦点スポット位置についての較正データを取得するステップと、X線管のカソードに印加される電圧を決定するために管温度及び較正データを用いるステップとを含んでいる。この方法はさらに、決定された電圧をX線管のカソードに印加するステップを含んでいる。
また、本発明の幾つかの構成は、複数の検出器素子を有する検出器アレイと、撮像対象を通して検出器に向かってX線ビームを照射するように構成されているX線管とを含む計算機式断層写真法イメージング・システムを提供する。X線管及び検出器アレイは、z軸を画定するガントリ上に位置している。計算機式断層写真法システムは、z軸追尾を実行するためにX線管の焦点スポットをz軸方向に電子的に調節するように構成されている。
さらに、本発明の幾つかの構成は、複数の検出器素子を有する検出器アレイと、撮像対象を通して検出器に向かってX線ビームを照射するように構成されているX線管とを含む計算機式断層写真法イメージング・システムを提供する。検出器アレイ及びX線管は、z軸を画定するガントリ上に位置している。計算機式断層写真法システムは、X線管の温度を決定し、z軸追尾を実行するために少なくとも決定された温度に従ってX線管の焦点スポットをz軸方向に電子的に調節するように構成されている。
従って、本発明の様々な構成は、アイソセンタにおいて広い照射範囲を有する容積型計算機式断層写真法システムと共に利用するのに適したz軸ビーム追尾を提供することが理解されよう。さらに、本発明の様々な構成は、電子的な焦点スポット調節と機械的なコリメータ調節とを組み合わせたz軸追尾を提供し、コリメータ調節は、電子的な調節と機械的な調節とを組み合わせた結果として簡略化される。
X線イメージング・システムのz軸追尾及びコリメーションを実行するシステム及び方法の構成例を以下に詳述する。本書に記載するシステムの技術的効果は特に、計算機式断層写真法イメージング・システムの自動アラインメント及び調節を容易にすることを含んでいる。
幾つかの公知のCTイメージング・システム構成においては、X線源がファン(扇形)形状のビームを投射し、このビームは、デカルト座標系のXY平面であって、一般に「イメージング(撮像)平面」と呼ばれる平面内に位置するようにコリメートされる。X線ビームは、患者等の撮像対象を透過する。ビームは対象によって減弱された後に放射線検出器のアレイに入射する。検出器アレイで受光される減弱した放射線ビームの強度は、対象によるX線ビームの減弱量に依存している。アレイ内の各々の検出器素子が、検出器の位置でのビーム強度の測定値である別個の電気信号を発生する。全ての検出器からの強度測定値を別個に取得して透過プロファイル(断面)を形成する。
第三世代CTシステムでは、X線源及び検出器アレイは、X線ビームが撮像対象と交差する角度が定常的に変化するように撮像平面内で撮像対象の周りをガントリと共に回転する。一つのガントリ角度での検出器アレイからの一群のX線減弱測定値すなわち投影データを「ビュー」と呼ぶ。対象の「走査(スキャン)」は、X線源及び検出器が一回転する間に様々なガントリ角度すなわちビュー角度において形成される一組のビューを含んでいる。
アキシャル・スキャン(軸方向走査)では、投影データを処理して、対象を通して得られる二次元スライスに対応する画像を構築する。一組の投影データから画像を再構成する一方法に、当業界でフィルタ補正逆投影法と呼ばれるものがある。この方法は、走査からの減弱測定値を「CT数」又は「ハンスフィールド単位」(HU)と呼ばれる整数へ変換する。適当な処理をさらに行なって、これらの整数を用いて画像表示装置に表示される画像のピクセルを制御する。
全走査時間を短縮するために、「ヘリカル」・スキャン(螺旋走査)を行なうこともできる。「ヘリカル」・スキャンを行なうためには、患者を移動させながら所定の数のスライスのデータを取得する。かかるシステムは、1回のファン・ビーム・ヘリカル・スキャンから単一の螺旋を生成する。ファン・ビームによって悉く写像された螺旋から投影データが得られ、投影データから各々の所定のスライスにおける画像を再構成することができる。
ヘリカル・スキャンのための再構成アルゴリズムは典型的には、収集したデータにビュー角度及び検出器チャネル番号の関数として加重する螺旋加重アルゴリズムを用いる。明確に述べると、フィルタ補正逆投影法の前に、ガントリ角度及び検出器角度の両方の関数である螺旋加重ファクタに従ってデータに加重する。次いで、加重したデータを処理してCT数を生成すると共に、対象を通して得られる二次元スライスに対応する画像を構築する。
全取得時間をさらに短縮するために、マルチ・スライスCTが導入されている。マルチ・スライスCTでは、あらゆる時間的瞬間に、多数の横列を成す投影データを同時に取得する。ヘリカル・スキャン・モードと併用すると、システムは単一の螺旋分のコーン・ビーム投影データを生成する。シングル・スライス螺旋加重方式の場合と同様に、フィルタ補正逆投影アルゴリズムの前に投影データに加重を乗算する方法を導き出すことができる。
本書で用いる場合には、単数形で記載されており単数不定冠詞を冠した要素またはステップという用語は、排除を明記していない限りかかる要素又はステップを複数備えることを排除しないものと理解されたい。さらに、本発明の「一実施形態」に対する参照は、所載の特徴を同様に組み入れている他の実施形態の存在を排除しないものと解釈されたい。
また、本書で用いられる「画像を再構成する」という表現は、画像を表わすデータが生成されるが可視画像は形成されないような本発明の実施形態を排除するものではない。但し、多くの実施形態は少なくも1枚の可視画像を形成する(か又は形成するように構成されている)。
図1及び図2には、マルチ・スライス走査イメージング・システム、例えば計算機式断層写真法(CT)イメージング・システム10が、「第三世代」CTイメージング・システムに典型的なガントリ12を含むものとして示されている。ガントリ12はX線管14(本書ではX線源とも呼ばれる)を有しており、X線管14は、X線ビーム16をガントリ12の反対側に設けられている検出器アレイ18に向かって投射する。検出器アレイ18は、複数の検出器素子20を含む複数の検出器横列(図示されていない)によって形成されており、検出器素子20は一括で、アレイ18と線源14との間に位置する患者22のような対象を透過した投射X線を感知する。各々の検出器素子20は、入射X線ビームの強度を表わし従って対象又は患者22を透過する際のビームの減弱を推定するのに用いることのできる電気信号を発生する。X線投影データを取得するための一回の走査の間に、ガントリ12及びガントリ12に装着されている構成部品は回転中心24の周りを回転する。このように、ガントリ12の回転はイメージング・システム10のz軸を画定する。幾つかの構成では、分配型X線源が用いられる。これらの構成の幾つかにおいては、ガントリ12がX線源のみを回転させ、検出器18は回転させない。分配型X線源を利用する幾つかの他の構成では、回転可能なガントリ12が存在せず、分配型X線源が、図1に示すような患者22の頭から爪先を結ぶ軸と本質的に平行なz軸に垂直な撮像平面を全体的に画定する。
図2は、検出器素子20の単一の横列(すなわち検出器横列一列)のみを示している。しかしながら、マルチ・スライス検出器アレイ18は、1回の走査中に複数の準並行スライス又は平行スライスに相当する投影データが同時に取得され得るように、検出器素子20の複数の平行な検出器横列を含んでいる。形成される照射範囲の量は各々の実施形態での設計選択肢であるが、幾つかの実施形態では、アイソセンタにおいて約20mm〜約200mmであり得る。
ガントリ12上の構成要素の回転及びX線源14の動作は、CTシステム10の制御機構26によって制御される。制御機構26は、X線制御器28とガントリ・モータ制御器30とを含んでおり、X線制御器28はX線源14に電力信号及びタイミング信号を供給し、ガントリ・モータ制御器30はガントリ12上の構成要素の回転速度及び位置を制御する。制御機構26内に設けられているデータ取得システム(DAS)32が検出器素子20からのアナログ・データをサンプリングして、後続の処理のためにこれらのデータをディジタル信号へ変換する。画像再構成器34が、サンプリングされてディジタル化されたX線データをDAS32から受け取って高速画像再構成を実行する。再構成された画像はコンピュータ36への入力として印加され、コンピュータ36は大容量記憶装置38に画像を記憶させる。画像再構成器34は、特殊化したハードウェアであってもよいし、コンピュータ36上で実行されるコンピュータ・プログラムであってもよい。
コンピュータ36はまた、キーボードを有するコンソール40を介して操作者から指令及び走査用パラメータを受け取る。付設されている陰極線管表示器42によって、操作者は、再構成された画像及びコンピュータ36からのその他のデータを観測することができる。操作者が供給した指令及びパラメータはコンピュータ36によって用いられて、DAS32,X線制御器28及びガントリ・モータ制御器30に制御信号及び情報を供給する。加えて、コンピュータ36はテーブル・モータ制御器44を動作させて、患者22をガントリ12内で配置するようにモータ式テーブル46を制御する。具体的には、テーブル46は患者22の各部分をガントリ開口48を通して移動させる。
一実施形態では、コンピュータ36は、フレキシブル・ディスク、CD−ROM、DVD、又はネットワーク若しくはインターネットのような他のディジタル・ソース等のコンピュータ読み取り可能な媒体52からの命令及び/又はデータを読み取る装置50、例えばフレキシブル・ディスク・ドライブ、CD−ROMドライブ、DVDドライブ、光磁気ディスク(MOD)装置、又はイーサネット(商標)装置等のネットワーク接続装置を含めたその他任意のディジタル装置、並びに開発中のディジタル手段を含んでいる。他の実施形態では、コンピュータ36はファームウェア(図示されていない)に記憶されている命令を実行する。コンピュータ36は、本書に記載する作用を実行するようにプログラムされており、本書で用いられるコンピュータという用語は当技術分野でコンピュータと呼ばれている集積回路のみに限らず、コンピュータ、プロセッサ、マイクロ制御器、マイクロコンピュータ、プログラマブル論理制御器、特定応用向け集積回路、及び他のプログラム可能な回路を広範に指しており、これらの用語は本書では互換的に用いられている。上で述べた特定の実施形態は第三世代CTシステムを参照しているが、本書に記載する方法は第四世代CTシステム(静止型検出器−回転式X線源)にも第五世代CTシステム(静止型検出器及び静止型X線源)にも同等に適用可能である。加えて、本発明の利点はCT以外の撮像モダリティにも恩恵を齎すと想到される。加えて、本書に記載する方法及び装置は医療環境において記載されているが、産業環境又は運輸環境、例えば限定しないが空港若しくは他の運輸拠点での手荷物走査システム等で典型的に用いられるシステム等のような非医療撮像システムにおいても本発明の利点が恩恵を齎すと想到される。
図3には、本発明の一実施形態による焦点スポット調節システム212及び非接触式電磁波発生源構成要素位置測定システム232を含むCT管アセンブリ230の断面図が示されている。アセンブリ230は線源184内部に位置しており、インサート234を有するX線管233を含んでいる。インサート234はCT管ハウジング又はケーシング236の内部に位置するインサート壁235を有している。カソード238が電子を発生して、電子ビームの形態で真空間隙240を横断して電子を放出すると、電子ビームは、回転アノード244の一部であり焦点スポット246を形成するターゲット242に向かう。アノード244は中心軸248の周りを回転する。
位置測定システム232は、ケーシング236に対するターゲット242の位置を決定するために放出信号252をターゲット242に向かって放出して帰投信号254をターゲット242から受け取るプローブ250を有するCT管アセンブリ230を含んでいる。放出信号252及び帰投信号254は、可視光、赤外線、紫外線、ラジオ波又は当技術分野で公知のその他の放射線等の電磁放射線の形態にある。プローブ250が他の電磁放射線源構成要素の配置を対象としており、プローブ250を用いてこの配置を決定することもできる。制御器28はプローブ250に電気的に結合され、放出信号252を発生し、帰投信号254に応答して干渉法又は飛行時間計測法等の当技術分野で公知の距離測定手法を用いてターゲット242の位置を決定する。
干渉法を用いて距離を決定する場合には、放出信号252は、発生点において極めて一様な波面を有する入射波を用いる。波面がターゲット242から反射するときに、加算的に発生される波面の部分が加わって、最初に発生した波面と反射した波面との間の干渉が、建設的干渉、部分建設的干渉又は相殺的干渉の形跡について評価される。飛行時間を用いて距離を決定する場合には、放出信号252は変調され、計時されて、放出信号252の発信と帰投信号254の受信との間の遅延時間が、放出信号252の伝播速度で除算した放出信号252の移動距離を示す。飛行時間法では波面を保存する必要がなく、従って可能性としては干渉法よりも正確である。金属は近紫外から赤外にわたる広範な波長にわたって高い反射率を有するので、干渉法及び飛行時間法のいずれを利用する場合にも放出信号252の反射率が保証される。
プローブ250は伝送媒体256を介して制御器28と電気的に結合されている。幾つかの構成では、伝送媒体256は、当技術分野で公知のガラス若しくは光ファイバー材料のような溶融石英又は他の同様な材料で形成された光導管であって、管233内部の環境条件に耐えることが可能なものである。溶融石英は、真空保全性、耐熱性、放射線損傷や変形に対する堅牢性、及び広範な波長を有する光に対する透明性を提供する。当技術分野では溶融石英等についての標準的密閉技術は公知である。また、幾つかの構成では、プローブ250は複数の貫通接続(フィードスルー)258を含んでいる。貫通接続258は、伝送媒体256がインサート壁235からインサート区域260へ貫入することを可能にし、また第一の光導管末端262と第二の光導管末端264とを含めてプローブ250をインサート壁235に固着しており、大気中への真空洩れを防いでいる。
プローブ250及び貫通接続258は、幾つかの構成においては、CT管アセンブリ230内部の様々な位置に位置し、アノード244との様々な角度関係を有する様々な構成が存在する。また、幾つかの構成では、プローブ250及び貫通接続258は、末端262及び264が中心線248に関してカソード238の反対側に位置するように配置される。このようにして、末端262及び264は、放射線の直接照射から保護され、また典型的にはアノード244の最高温部分である焦点スポット264から保護される。
幾つかの構成では、フード又は延長管266を用いて伝送媒体256をさらに保護する。延長管266は、図示のようにケーシング236とプローブ250との間で伝送媒体256を被うように組み込まれる。他の幾つかの構成では、延長管266は末端262及び264を保護するように組み込まれる。延長管266は、幾つかの構成では、ステンレス鋼又は当技術分野で公知のその他同様な材料で構成される。
制御器28は、幾つかの構成では、中心処理ユニット、メモリ(RAM及び/又はROM)、並びに付設されている入出力バスを有するコンピュータである。制御器28は、幾つかの構成では中心主制御ユニットの一部であり、他の構成では図示のように独立型制御器である。
図4には、本発明の様々な構成に相当するカソード238の遠近図が示されている。カソード238は、幾つかの構成では、放出子274の第一の側272に電気的に配置されている前面部材270を含んでおり、また放出子274の第二の側278に電気的に配置されている支持部材276を含んでいる。前面部材270は、内部にアパーチャ280を結合させている。放出子274は焦点スポット246に電子ビームを放出する。アパーチャ280及び支持部材276は、ビームを成形して焦点スポット246に集束させるように差分的にバイアスを印加されている。偏向電極282が一対の電極対として示されており、支持部材276と前面部材270との間に電気的に配置されている。偏向電極282はアノード244上での焦点スポット246の配置を調節する。尚、カソード238は、図示のように対称であることに留意されたい。但し、対称型カソード238が本発明の全ての構成で要求される訳ではない。
カソード238はまた、前面部材270、支持部材276及び偏向電極282を分離する多数の絶縁体を含んでいる。幾つかの構成では、前面部材270と第一の側面方向制御(steering)電極286との間に第一の側面方向制御電極用絶縁体284が結合されており、前面部材270と第二の側面方向制御電極290との間に第二の側面方向制御電極用絶縁体288が結合されている。第一の絶縁体84及び第二の絶縁体288は、偏向電極282を前面部材270から絶縁している。偏向電極282と支持部材276との間には一対の支持絶縁体292が結合されている。支持絶縁体292は偏向電極282を支持部材276から絶縁している。放出子274を支持部材276から絶縁された電位に保持するために、一対のフィラメント絶縁体294が放出子電極296に結合されている。偏向電極282並びに絶縁体284、288及び292は様々な位置に設けられていてよく、様々な組み合わせで用いることができる。
図5には、本発明の様々な構成での抽出された非対称電子ビーム240を示すカソード238及びアノード244の模式図が示されている。カソード238及びアノード244は間に双極子場297を形成する。放出子274は、前面部材270のアパーチャ280から双極子場297を横断してターゲット242上の焦点スポット246に向けて電子ビーム298を放出する。幾つかの構成では、電子ビーム298は、放出子274とアパーチャ280の中心102を通って延びる放出子中心線100について対称である。揺動時のように焦点スポット位置調節の際には、幾つかの構成では、偏向電極282はターゲット242上での焦点スポット246の位置を調節するように非対称にバイアスを印加される。例えば、図示のように、偏向電極282は、焦点スポット246を放出子中心線100の左側104へ移動させるように、非対称にバイアスを印加される。
電極282に印加されるバイアス電圧は、特定応用に依存している。揺動の際には、偏向電極282のバイアス電圧は典型的には、放出子274のバイアス電圧と比べて電極282の一方側では低く、反対側では高い。偏向電極282のバイアス電圧は、支持部材276のバイアス電圧よりも高い。本発明の少なくとも一つの構成では、ビーム98を左へ移動させるために、焦点スポット246は放出子中心線100の左側104に調節される。また、0Vに略等しい放出子電圧及び前面部材電圧、−6kVに略等しい支持部材電圧、700Vに略等しい第一電極電圧、及び−300Vに略等しい第二電極電圧が用いられている。尚、第一の電極86は正のバイアスを印加され且つ第二の電極90よりも大きいバイアスを有することにより、電子ビーム298を第一の電極286側へ移動させていることに留意されたい。
図6には、もう一つの構成のカソード110の遠近図が示されている。カソード110は、カソード238と同様に、支持部材112及び放出子114を含んでいる。第一の偏向電極対116が放出子114の長さLに沿って延在している。第二の偏向電極対118が放出子114の幅Wに沿って延在している。電極対116及び118の隣り合った表面120は互いに関して約90°の角度で配向されている。隣り合った表面120は電子ビーム通過区域122を形成している。支持部材112と電極対116及び118との間には絶縁体124が配置されている。しかしながら、カソード110は、カソード238とは異なり、前面部材を有しない。代わりに、電極対116及び118が前面部材の役目を果たしている。
支持部材112は焦点スポットの幅及び長さを制御する。差分的バイアスを印加すると、すなわち電極対の各々の電極に異なる電圧を印加すると、例えば二重サンプリングの場合であれば電極対116が電子ビームをW方向に偏向させる。電極対118は電子をL方向に偏向させる。また、第一の電極対116も焦点スポット幅を調節し、第二の電極対118も焦点スポット長を調節する。
幾つかの応用では、電極対282、116及び118が放出子272及び114の前方で負電圧を供給する。負電圧は放出子表面の電場を減少させ、これにより電流変調又はmA変調が提供される。「電流変調」は電子放出電流の量の調節を指す。電流変調は、幾つかの構成では、上述のカソード238の前面部材270と支持部材276との間でのバイアス印加と同様に、支持部材112と電極対116及び118との間でのバイアス電圧を調節することにより行なわれる。放出子272及び114の前方で負電圧を供給する結果として、放出子72及び114によって発生される焦点スポットの幅及び長さの寸法が減少する。焦点スポットの幅及び長さの減少を補償するために、すなわち放出子から発生される電子ビームを再集束させるために、支持部材276及び112は変調されないビームに要するよりも正側の電位で動作する。放出子272及び114の前方で十分な負電圧を供給する結果として、電子の流れが遮断される可能性がある。この結果は格子化(gridding)と呼ばれる。格子化は前面部材270と放出子272及び114との間に約−4kV〜−7kVの負電圧電位が存在する場合に発生する。
図7では、論理流れ図が、電磁放射線源構成要素の位置を決定するステップと、電磁波発生源を動作させるステップとを含む焦点スポット配置を調節する様々な方法を示している。これらの方法は、適当なプログラム制御の下にあるX線制御器28及びコンピュータ36を、本書に記載されているような検出器18からのフィードバックと併用すると自動的に実行することができる。イメージング・システム10の技術的効果は次のようにして得られる。先ずブロック150で、電磁放射線源構成要素の位置を決定する。この位置は、応用及びシステム条件によって、選択された時間間隔で決定してもよいし、又は連続的に決定してもよい。以下の例では、ターゲット242のz位置が決定される。
ブロック151で、制御器28が放出信号252を発信し、プローブ250がターゲット242のような電磁放射線源構成要素のターゲット表面へ放出信号252を照射する。放出信号252は第一の末端262から照射されて、ターゲット242上に入射し、反射して第二の末端64に帰投する。
ブロック152で、ターゲット242での放出信号252の反射に応答して制御器28が帰投信号254を受信する。
ブロック153で、制御器28は帰投信号254を受信すると、電磁放射線源構成要素の位置を決定する。ここでの例に沿って述べると、制御器28は、焦点スポット246の位置と近似的に等しいターゲット242のz位置を決定する。
幾つかの構成では、ブロック154で、制御器28はCT画像再構成の逆投影アルゴリズムを実行する際に、決定された実際の焦点スポット位置を適用する。他の幾つかの構成では、ブロック155において、制御器28は焦点スポット調節に望ましい焦点スポット位置に対して実際の焦点スポット位置を比較する。さらに他の構成では、制御器28は、ブロック154及びブロック155の両方の作用を果たす。さらに他の構成では、制御器28は決定された実際の焦点スポット位置を当技術分野で公知のその他の応用に適用する。
ブロック156で、実際の焦点スポット位置が所望の焦点スポット位置と比較されて、焦点スポット位置が所望の焦点スポット位置範囲を外れていることを制御器28が決定すると、ブロック156の手順が実行される。また、ブロック156の手順は、電子ビームを揺動する場合、又は当技術分野で公知のその他の理由で実行される場合もある。
ブロック157では、実際の焦点スポット位置と所望の焦点スポット位置との間の差に応答して線源14を動作させる。
ブロック158では、放出子274がカソード238からターゲット242へ電子ビーム298を放出する。
ブロック159では、放出子274とアノード244との間に双極子場297が発生される。
ブロック160では、電子ビーム298は、双極子場297、及びカソード238又はカソード110の差分的バイアスと相互作用する。
ブロック161では、偏向電極282、116及び118に非対称にバイアスを印加して、電子ビームを偏向させて焦点スポット位置を調節する。
ブロック162では、双極子場297、並びに偏向電極282、116及び118の非対称バイアス印加をさらに変化させて、電子ビーム298の寸法及び形状、並びに焦点スポット246を変更してもよい。ブロック161のステップが完了すると、幾つかの構成では、制御器28は150に戻る。
以上に述べた方法は例示のためのものとする。他の構成では、応用によって様々なステップを同期させて実行してもよいし、異なる順序で実行してもよい。
また、幾つかの構成においては、図8を参照して述べると、加熱がX線管14のアノード244に影響を及ぼすと予測される。例えば、図8に示すように、熱効果のためアノード244がz軸方向に量Δだけ(すなわち、アノード表面位置300からアノード表面位置302まで)移動し得る。焦点スポット246が移動しなければ、ビーム304から見た見かけのX線源は、ターゲット軌道を参照番号306から参照番号308まで上昇させるように見える。この影響を補償するために、焦点スポット246を量tan(φ)=Δ/[(D−secα)(sinα)]で偏向させる。ここでΔはz軸移動量であり、Dは焦点スポット中心246からアノード244上の点306までの距離であり、αはアノード244の表面勾配である。このようにして補償されると、見かけのX線源が前と同じままになる(すなわち、偏向後のビーム310から見た見かけのX線源はビーム314ではなくビーム312となる)。様々な構成で、熱効果及び機械的効果の結果として見受けられるアノード244位置範囲全体について補償が維持され、従って走査中にX線ビームを検出器18の所望の位置に保持するためにコリメータ・カムを調節する必要がない。
走査中に必要とされる調節の量を決定するためには、「z−チャネル」(すなわち、図2では1列のみが示されている多列検出器の検出器18の末端316及び318の近くの検出器素子20)での検出器信号を監視してz比を一定に保つ。(「z比」は、検出器18の一端、例えば末端316の検出器素子20によって測定された強度測定値を、他端318の検出器素子20によって測定された強度測定値で除算したものである。)X線源14の焦点スポット246は、このz比を一定に保つように走査中に調節される。従って、コリメータ・カムを、所望のスライス厚について予め画定されている初期位置に設定するだけでよい。さらに、焦点スポット246は同じ長さに保持され(mAの関数として)、これにより焦点スポットの滲み(blooming)の問題が軽減される。
さらに具体的には、図9に示す流れ図400を参照して述べると、イメージング・システム10の技術的効果は次のようにして得られる。ブロック402で、利用者が先ず検査を指示する。次いで、ブロック404で、本発明の幾つかの構成がコリメータを既定位置に移動する。ブロック406で、X線をオンにして検査を開始する。ブロック408で、検査中に検出器からz比を読み取る。ブロック410で、このz比から焦点スポット位置の移動が決定される。ブロック412で、経験的な測定値、物理法則又はその両方を用いて決定される予め決定された伝達関数を用いて、焦点スポット位置の移動を補償する焦点スポット偏向電圧を決定する。ブロック414で、これらの電圧がX線源に送られる。ブロック416で検査が完了する場合には、流れ図400に記載するステップはブロック418で完了すると見做す。X線源を含む計算機式断層写真法システムは、ブロック418でオフにしてもよいし、且つ/又は次の検査のために準備してもよい。完了しない場合には、ブロック408で検出器から他のz比を読み取って、ブロック416で検査が完了するまでステップの一部が継続する。
本発明の幾つかの構成では、図10の流れ図500を参照して述べると、焦点スポット246位置についての伝達関数が決定される。これらの伝達関数は、ガントリ12の速度、X線管18のmA電流、傾斜角及び熱状態を含み得るシステム変数に依存している。例えば、幾つかの構成では、X線管18の熱履歴の関数としての焦点スポット位置246が連続的に決定される。較正プログラムで機械的効果による焦点スポット18の動きの特性を決定する。これにより決定される特性を用いて、見かけのX線点を不動に保つのに必要な偏向の量が連続的に決定される。
さらに具体的には、図10の流れ図500について、イメージング・システム10の技術的効果は次のようにして得られる。ブロック502で、利用者が検査を指示する。次いで、ブロック504で、イメージング・システム10のコリメータを既定位置に移動して、ブロック506でX線管18の温度を読み取る。検査の指示に先立つ何らかの時点で、又はブロック508における利用に少なくとも間に合うように、ブロック510で焦点スポット246についての伝達関数が管温度の関数として決定される。加えて、ブロック512でガントリ12の速度、傾斜角及びX線管18位置の関数としての焦点スポット位置246が較正される。この較正からのデータはブロック514でメモリに記憶され(メモリは制御器28とは別個の回路カード上に設けられていてもよいが必ずしもそうでなくてよい)、ブロック508で、焦点スポット位置246の較正データがダウンロードされる。ブロック516で、ダウンロードされたデータを用いて管18のカソード238(又は110)の電圧が決定され、ブロック518で電圧テーブルがカソード238(又は110)の制御器28へ送られる。テーブルが送られた後に、ブロック520で検査を開始することができる。尚、図10の流れ図500に示す幾つかのデータ記憶工程及びデータ転送工程(例えばブロック514、508、518)は、ブロック514でデータを記憶するのに制御器28と別個のカードを用いないような構成では不要であることに留意されたい。
カソード電圧制御を用いて機械的効果及び熱効果から生ずる偏向を補償すると、コリメータが急速なカム運動を提供する必要性が小さくなるか又は無くなり、これによりコリメータの設計を簡素化できて有利である。従って、図11及び図12の簡略図に示すもののような本発明の幾つかの構成は、検出器18全体にわたって拡大率が一定になるように検出器18の曲率に適合する曲率を有するコリメータ600を組み込んでいる。例えば、図11はX線ビーム16の内部におけるz軸に垂直な平面でのX線ビーム16の簡略図を示す。この平面に垂直な方向(すなわちz軸方向)の何れから見た様子も同じである。検出器18の1列(又はスライス)のみが図11に示されている。本発明の幾つかの構成では、彎曲管602がコリメータ・ブレードとして用いられている。管602の曲率は、検出器アレイ18の全体にわたって拡大率が同じになるように検出器アレイ18の曲率と適合していると有利である。図11及び図12について、本発明の幾つかの構成では、コリメータ600は彎曲管または円筒602のような彎曲型コリメータ・ブレードを含んでおり、これらの彎曲管または円筒602は、コリメータ・ブレード602を既定位置まで徐々に移動させるボールねじ駆動部604に装着されている。かかる構成は、閉じた位置と拡がった位置との間の広範なダイナミック・レンジを、検出器の幾何学的構成が許す最大限まで提供する。
本発明の幾つかの構成では、コリメータ・ブレード602は管状でなく、検出器アレイ18のx方向の形状と実質的に同じ形状に比例的に彎曲したエッジを有する。他の構成では、異なるコリメータ・ブレードが用いられるが、焦点スポット246の機械的偏向及び熱的偏向を電気的に補償する能力によって急速なカム運動はやはり回避される。
本発明の幾つかの構成では、X線管の電子ビームは、一対の偏向電極の代わりに、適切に配置された一対の偏向コイルを流れる電流を利用して磁気的に偏向される。かかる構成では、コイル対を流れる偏向用電流を用いて、電子ビームをz軸方向に偏向させる。従って、この偏向コイル対によって生ずる電子ビームの偏向は、電場ではなく磁場から生ずるが、他の点では、コイルを流れる偏向電流は偏向電極に印加される偏向電圧に類似している。従って、かかる構成では偏向電圧ではなく偏向電流を決定して供給する適当な改変が施される。幾つかの構成では、偏向コイル及び偏向電極の両方を用いて電子ビームを偏向させ、偏向電流及び偏向電圧の両方を決定して調節する。従って、偏向電流、偏向電圧又はこれらの組み合わせのうち少なくとも一つを決定することを本書では「電子的偏向値」の決定と呼ぶ。
本発明の様々な構成は、x軸変調の代わりに又はx軸変調に加えてz軸変調を有利に利用している。z軸変調を用いて、コリメータのカムの運動を必要としないz軸追尾を実行する。
本発明を様々な特定の実施形態について記載したが、当業者であれば、特許請求の範囲の要旨及び範囲内にある改変を施して本発明を実施し得ることが理解されよう。
CTイメージング・システムの見取り図である。 図1に示すシステムのブロック模式図である。 本発明の非接触式X線源構成要素位置測定システムを含むCT管アセンブリの構成の断面図である。 本発明のカソード構成の遠近図である。 抽出された非対称電子ビームを示す本発明のカソード及びアノード構成の模式図である。 本発明のもう一つのカソード構成の遠近図である。 電磁放射線源構成要素の位置を決定する方法及び電磁波発生源を動作させる方法を含む焦点スポット配置を調節する本発明の構成を示す論理流れ図である。 z軸方向の焦点スポット偏向を利用した焦点スポット位置の補償の幾何学図である。 本発明の幾つかの構成に相当する焦点スポット偏向の流れ図である。 本発明の追加構成に相当する焦点スポット偏向の流れ図である。 本発明のコリメータ構成について彎曲したコリメータ・ブレードを示すz軸方向に見た簡略図である。 本発明のコリメータ構成について彎曲したコリメータ・ブレードを示すx軸方向に見た簡略図である。
符号の説明
10 CTイメージング・システム
12 ガントリ
14 X線管(X線源)
16 X線ビーム
18 検出器アレイ
20 検出器素子
22 患者
24 回転中心
26 制御機構
42 表示器
46 モータ式テーブル
48 ガントリ開口
50 媒体読み取り装置
52 コンピュータ読み取り可能な媒体
100 放出子中心線
102 アパーチャの中心
104 左側
110 カソード
112 支持部材
114 放出子
116 第一の偏向電極対
118 第二の偏向電極対
120 隣り合った表面
122 電子ビーム通過区域
124 絶縁体
212 焦点スポット調節システム
230 CT管アセンブリ
232 非接触式電磁波発生源構成要素位置測定システム
233 X線管
234 インサート
235 インサート壁
236 CT管ケーシング
238 カソード
240 真空間隙(図3)
240 抽出された非対称電子ビーム(図5)
242 ターゲット
244 回転アノード
246 焦点スポット
248 中心軸
250 プローブ
252 放出信号
254 帰投信号
256 伝送媒体
258 貫通接続
260 インサート区域
262 第一の光導管端
264 第二の光導管端
266 延長管
270 前面部材
272 第一の側
274 放出子
276 支持部材
278 第二の側
280 アパーチャ
282 偏向電極
284 第一の側面方向制御電極用絶縁体
286 第一の側面方向制御電極
288 第二の側面方向制御電極用絶縁体
290 第二の側面方向制御電極
292 支持絶縁体
294 フィラメント絶縁体
296 放出子電極
297 双極子場
298 電子ビーム
300、302 アノード表面位置
304 ビーム
306、308 ターゲット軌道
310 偏向後のビーム
312、314 X線ビーム
316、318 検出器末端
400、500 流れ図
600 コリメータ
602 彎曲管
604 ボールねじ駆動部

Claims (10)

  1. 複数の検出器素子(20)を有する検出器アレイ(18)と、撮像対象(22)を通して前記検出器に向かってX線ビーム(16)を照射するように構成されているX線源(14)とを含み、z軸を有する計算機式断層写真法イメージング・システム(10)の走査中に焦点スポット(246)位置を調節する方法であって、
    前記X線管をオンにするステップ(406)と、
    前記検出器からz比を読み取るステップ(408)と、
    前記読み取ったz比を用いて前記X線管の焦点スポット位置の移動量を決定するステップ(410)と、
    電子的偏向値を決定するために伝達関数を用いるステップ(412)と、
    前記焦点スポットをz軸方向に追尾するために偏向電圧又は偏向電流の少なくとも一方として前記電子的偏向値を前記X線管に適用するステップ(414)と、
    を備えた方法。
  2. 対象(22)の検査が完了しているか否かを決定するステップ(418)をさらに含んでおり、前記検出器(18)からz比を読み取る前記ステップ(408)と、前記X線管(14)の焦点スポット(246)位置の移動量を決定する前記ステップ(410)と、補償用電子的偏向値を決定するために伝達関数を用いる前記ステップ(412)と、前記焦点スポットをz軸方向に少なくとも部分的に追尾するために前記電子的偏向値を前記X線管に適用する前記ステップ(414)と、を前記検査が完了するまで繰り返すステップ(416)をさらに含んでいる請求項1に記載の方法。
  3. 複数の検出器素子(20)を有する検出器アレイ(18)と、撮像対象(22)を通して前記検出器に向かってX線ビーム(16)を照射するように構成されているX線管(14)とを含み、z軸を有する計算機式断層写真法イメージング・システム(10)の走査中に焦点スポット(246)位置を調節する方法であって、
    前記X線管の温度を読み取るステップ(506)と、
    前記X線管の焦点スポット位置についての較正データを取得するステップ(508)と、
    前記X線管のカソード(110、238)に印加される電圧を決定するために前記管温度及び較正データを用いるステップ(516)と、
    前記決定された電圧を前記X線管の前記カソードに印加するステップ(518)と、
    を備えた方法。
  4. X線管(14)温度に従って焦点スポット(246)位置の伝達関数を取得するステップ(510)をさらに含んでいる請求項3に記載の方法。
  5. 複数の検出器素子(20)を有する検出器アレイ(18)と、
    撮像対象(22)を通して前記検出器アレイに向かってX線ビーム(16)を照射するように構成されているX線管(14)と、
    を備えた計算機式断層写真法イメージング・システム(10)であって、
    前記X線管及び検出器アレイは、z軸を画定するガントリ(12)上に位置しており、z軸追尾を実行するために前記X線管の焦点スポット(246)をz軸方向に電子的に調節するように構成されている計算機式断層写真法イメージング・システム(10)。
  6. 前記X線管(14)はカソード(110、238)を含んでおり、前記検出器アレイ(18)はzチャネル素子(20)を含んでおり、z軸追尾を実行するために前記X線管の焦点スポット(246)をz軸方向に調節するために、前記X線管カソードに印加される電圧を調節するように構成されている請求項5に記載のシステム(10)。
  7. 前記X線管(14)はさらにアノードを含んでおり、前記X線管のケーシング及び前記検出器(18)に対して前記z軸方向において一定の位置に前記焦点スポット(246)を保持するようにさらに構成されている請求項6に記載のシステム(10)。
  8. X線コリメータ(600)をさらに含んでおり、所定のスライス厚に従って前記X線ビームをコリメートするために前記X線コリメータを予め決定されている初期位置に設定するように構成されている請求項7に記載のシステム(10)。
  9. 複数の検出器素子(20)を有する検出器アレイ(18)と、
    撮像対象(22)を通して前記検出器アレイに向かってX線ビーム(16)を照射するように構成されているX線管(14)と、
    を備えた計算機式断層写真法イメージング・システム(10)であって、
    前記検出器アレイ及び前記X線管はz軸を画定するガントリ(12)上に位置しており、前記X線管の温度を決定して、z軸追尾を実行するために少なくとも前記決定された温度に従って前記X線管の焦点スポット(246)をz軸方向に電子的に調節するように構成されている計算機式断層写真法イメージング・システム(10)。
  10. 前記ガントリ(12)の速度、傾斜角及びX線管(14)位置に従って前記焦点スポット(246)位置を調節するようにさらに構成されている請求項9に記載のシステム(10)。
JP2004313231A 2003-10-29 2004-10-28 z軸追尾及びコリメーションの方法及び装置 Active JP4549808B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US10/696,343 US6980623B2 (en) 2003-10-29 2003-10-29 Method and apparatus for z-axis tracking and collimation

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2005144163A true JP2005144163A (ja) 2005-06-09
JP2005144163A5 JP2005144163A5 (ja) 2009-12-03
JP4549808B2 JP4549808B2 (ja) 2010-09-22

Family

ID=34550104

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004313231A Active JP4549808B2 (ja) 2003-10-29 2004-10-28 z軸追尾及びコリメーションの方法及び装置

Country Status (4)

Country Link
US (1) US6980623B2 (ja)
JP (1) JP4549808B2 (ja)
CN (1) CN100580547C (ja)
NL (1) NL1027363C2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011049108A (ja) * 2009-08-28 2011-03-10 Toshiba Corp X線管及びそれを用いたx線ct装置
JP5437991B2 (ja) * 2008-03-03 2014-03-12 株式会社日立メディコ X線ct装置とx線ビーム位置補正方法
JP2014166577A (ja) * 2011-03-16 2014-09-11 Controlrad Systems Inc 放射線装置及び放射線最小化方法
JP2019519900A (ja) * 2016-06-28 2019-07-11 ゼネラル・エレクトリック・カンパニイ X線の生成に使用するためのカソードアセンブリ

Families Citing this family (40)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7187748B2 (en) * 2003-12-30 2007-03-06 Ge Medical Systems Global Technology Company, Llc Multidetector CT imaging method and apparatus with reducing radiation scattering
US7194061B2 (en) * 2004-09-14 2007-03-20 Kabushiki Kaisha Toshiba X-ray computer tomography apparatus
US7242749B2 (en) * 2005-11-15 2007-07-10 General Electric Company Methods and systems for dynamic pitch helical scanning
WO2007066243A2 (en) 2005-12-08 2007-06-14 Koninklijke Philips Electronics N.V. Systems and methods for scanning and data acquisition in computed tomography (ct) applications
US7657002B2 (en) * 2006-01-31 2010-02-02 Varian Medical Systems, Inc. Cathode head having filament protection features
US7409043B2 (en) * 2006-05-23 2008-08-05 General Electric Company Method and apparatus to control radiation tube focal spot size
CN101112318B (zh) * 2006-07-28 2010-05-12 Ge医疗系统环球技术有限公司 X射线照相设备和旋转平面的布置方法
US7852979B2 (en) * 2007-04-05 2010-12-14 General Electric Company Dual-focus X-ray tube for resolution enhancement and energy sensitive CT
EP1983546A1 (en) * 2007-04-20 2008-10-22 PANalytical B.V. X-ray cathode and tube
WO2008132635A2 (en) * 2007-04-25 2008-11-06 Koninklijke Philips Electronics, N.V. X-ray beam z-axis positioning
US7734007B2 (en) * 2008-03-18 2010-06-08 Siemens Medical Solutions Usa, Inc. X-ray imaging system for performing automated imaging of patient anatomy
WO2009130220A2 (de) * 2008-04-21 2009-10-29 Cryoelectra Gmbh Teilchenstrahl-therapieanlage und verfahren zum führen eines strahls geladener teilchen in einer teilchenstrahl-therapieanlage
JP5540008B2 (ja) * 2008-12-08 2014-07-02 コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェ 回転アノード式x線管のアノードウオブルの補正
DE102009023183B4 (de) * 2009-05-29 2015-05-28 Siemens Aktiengesellschaft Strahlungsquelle für eine strahlungsbasierte Bildaufnahmeeinrichtung, strahlungsbasierte Bildaufnahmeeinrichtung und Verfahren zur Ermittlung eines asymmetrischen Leistungseintragsprofils eines Brennflecks einer Strahlungsquelle
FR2947691B1 (fr) * 2009-07-06 2016-12-16 Gen Electric Procede pour le controle de l'emission d'un faisceau d'electrons dans une cathode, cathode, tube et systeme d'imagerie correspondants
US8265227B2 (en) * 2009-12-23 2012-09-11 General Electric Company Apparatus and method for calibrating an X-ray tube
US9271689B2 (en) * 2010-01-20 2016-03-01 General Electric Company Apparatus for wide coverage computed tomography and method of constructing same
EP2548207B1 (en) * 2010-03-14 2020-02-12 Rapiscan Systems, Inc. Beam forming apparatus
JP5694558B2 (ja) * 2010-12-22 2015-04-01 エクシルム・エービーExcillum AB X線源での電子ビームの整列および合焦
US8757878B2 (en) * 2011-01-11 2014-06-24 General Electric Company Temperature drift correction for multi-slice detector in computed tomography
DE102011080263B4 (de) * 2011-08-02 2013-09-26 Siemens Aktiengesellschaft Vorrichtung zur Röntgenbildgebung für Projektionsradiographie und Computertomographie sowie ein entsprechend ausgebildetes Verfahren zur Röntgenbildgebung
US8923484B2 (en) * 2012-08-31 2014-12-30 General Electric Company Motion correction system and method for an x-ray tube
CN103892850B (zh) * 2012-12-28 2019-10-01 通用电气公司 用于ct系统的限束器
CN103565465B (zh) * 2013-10-30 2016-03-30 沈阳东软医疗系统有限公司 一种ct机焦点的修正方法与装置
US11280898B2 (en) 2014-03-07 2022-03-22 Rapiscan Systems, Inc. Radar-based baggage and parcel inspection systems
WO2017027452A1 (en) * 2015-08-07 2017-02-16 The United States of America, as represented by the Secretary, Deparment of Health and Human Services Adaptive x-ray filter using spatial exposure time modulation with dynamic collimators
US10314553B2 (en) * 2016-01-21 2019-06-11 FMI Medical Systems Co., Ltd. Focal spot position control using pre-patient collimator with beam tracking
US10383202B2 (en) 2016-04-28 2019-08-13 Varex Imaging Corporation Electronic focal spot alignment of an x-ray tube
US10297414B2 (en) * 2016-09-20 2019-05-21 Varex Imaging Corporation X-ray tube devices and methods for imaging systems
DE102017203932A1 (de) * 2017-03-09 2018-09-13 Siemens Healthcare Gmbh Röntgenstrahler und Verfahren zur Kompensation einer Brennfleckbewegung
CN108956658B (zh) * 2017-05-27 2021-10-22 上海西门子医疗器械有限公司 X射线系统和校准x射线管的偏转电流的方法
CN107095690B (zh) 2017-05-31 2021-05-07 上海联影医疗科技股份有限公司 一种跟踪x光源焦点位置的装置、系统及方法
US10636608B2 (en) * 2017-06-05 2020-04-28 General Electric Company Flat emitters with stress compensation features
WO2018223407A1 (en) * 2017-06-10 2018-12-13 Shanghai United Imaging Healthcare Co., Ltd. Method and system for adjusting focal point position
EP3658033A4 (en) * 2017-07-26 2021-02-24 Shenzhen Xpectvision Technology Co., Ltd. SYSTEM WITH A SPATIAL EXTENSION X-RAY SOURCE FOR X-RAY IMAGING
CN110664420B (zh) * 2019-10-11 2023-04-07 上海联影医疗科技股份有限公司 焦点校正方法、装置、计算机设备和计算机可读存储介质
DE102020206938B4 (de) * 2020-06-03 2022-03-31 Siemens Healthcare Gmbh Beeinflussung eines Brennflecks
DE102020206939B4 (de) * 2020-06-03 2022-01-20 Siemens Healthcare Gmbh Röntgenstrahler
EP4084038B1 (en) * 2021-04-27 2023-07-05 Siemens Healthcare GmbH Automated regulation of a position of an x-ray focus of an x-ray imaging system
US20230317398A1 (en) * 2022-04-01 2023-10-05 GE Precision Healthcare LLC Correction of intra-scan focal-spot displacement

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0584303U (ja) * 1992-04-23 1993-11-16 横河メディカルシステム株式会社 X線ct
JPH07116157A (ja) * 1993-09-03 1995-05-09 Ge Yokogawa Medical Syst Ltd X線ct装置およびx線断層像撮影方法

Family Cites Families (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE4230880A1 (de) * 1992-09-16 1994-03-17 Philips Patentverwaltung Röntgengenerator zur Speisung einer Röntgenröhre mit wenigstens zwei Elektronenquellen
US5559504A (en) 1993-01-08 1996-09-24 Kabushiki Kaisha Toshiba Surface shape sensor, identification device using this sensor, and protected system using this device
US5550889A (en) * 1994-11-28 1996-08-27 General Electric Alignment of an x-ray tube focal spot using a deflection coil
US6370218B1 (en) 1995-12-21 2002-04-09 General Electric Company Methods and systems for determining x-ray beam position in multi-slice computed tomography scanners
DE19835450A1 (de) * 1997-08-18 1999-02-25 Siemens Ag Verfahren zur Steuerung des Elektronenstroms in einer Röntgenröhre, sowie Röntgeneinrichtung zur Durchführung des Verfahrens
US6198791B1 (en) 1998-08-25 2001-03-06 General Electric Company Scalable multislice imaging system
US6173039B1 (en) 1998-08-25 2001-01-09 General Electric Company Variable aperture z-axis tracking collimator for computed tomograph system
US6081576A (en) 1998-08-25 2000-06-27 General Electric Company Scalable data acquisition system
US6256364B1 (en) 1998-11-24 2001-07-03 General Electric Company Methods and apparatus for correcting for x-ray beam movement
US6310938B1 (en) 1999-08-27 2001-10-30 General Electric Company Methods and apparatus for calibrating CT x-ray beam tracking loop
US6385279B1 (en) 1999-08-27 2002-05-07 General Electric Company Methods and apparatus for positioning a CT imaging x-ray beam
US6327331B1 (en) 1999-12-28 2001-12-04 Ge Medical Systems Global Technology Company, Llc Method and apparatus for analyzing CT z-axis beam positioning
US6424697B1 (en) * 2000-12-29 2002-07-23 Ge Medical Systems Global Technology Company, Llc Directed energy beam welded CT detector collimators
US6652143B2 (en) * 2001-04-12 2003-11-25 Siemens Aktiengesellschaft Method and apparatus for measuring the position, shape, size and intensity distribution of the effective focal spot of an x-ray tube
US6904127B2 (en) 2001-11-21 2005-06-07 General Electric Company System and method of medical imaging having default noise index override capability
US6866419B2 (en) * 2003-03-12 2005-03-15 Ge Medical Systems Global Technology Company Llc Methods and apparatus for motion correction in imaging systems

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0584303U (ja) * 1992-04-23 1993-11-16 横河メディカルシステム株式会社 X線ct
JPH07116157A (ja) * 1993-09-03 1995-05-09 Ge Yokogawa Medical Syst Ltd X線ct装置およびx線断層像撮影方法

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5437991B2 (ja) * 2008-03-03 2014-03-12 株式会社日立メディコ X線ct装置とx線ビーム位置補正方法
JP2011049108A (ja) * 2009-08-28 2011-03-10 Toshiba Corp X線管及びそれを用いたx線ct装置
JP2014166577A (ja) * 2011-03-16 2014-09-11 Controlrad Systems Inc 放射線装置及び放射線最小化方法
JP2019519900A (ja) * 2016-06-28 2019-07-11 ゼネラル・エレクトリック・カンパニイ X線の生成に使用するためのカソードアセンブリ
JP7005534B2 (ja) 2016-06-28 2022-01-21 ゼネラル・エレクトリック・カンパニイ X線の生成に使用するためのカソードアセンブリ

Also Published As

Publication number Publication date
US20050094762A1 (en) 2005-05-05
CN1612039A (zh) 2005-05-04
NL1027363A1 (nl) 2005-05-02
JP4549808B2 (ja) 2010-09-22
CN100580547C (zh) 2010-01-13
US6980623B2 (en) 2005-12-27
NL1027363C2 (nl) 2006-01-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4549808B2 (ja) z軸追尾及びコリメーションの方法及び装置
US6968039B2 (en) Focal spot position adjustment system for an imaging tube
US7409043B2 (en) Method and apparatus to control radiation tube focal spot size
CN106999125B (zh) 源-检测器布置结构
US6912268B2 (en) X-ray source and system having cathode with curved emission surface
US5550889A (en) Alignment of an x-ray tube focal spot using a deflection coil
JP4297740B2 (ja) 放射線源を動作させる方法及び装置
JP5020532B2 (ja) Ctのx線ビームのトラッキング・ループを較正する装置及び記録媒体
JPH09215685A (ja) プリ・ペイシェント・コリメータ
US5706326A (en) Systems and methods of determining focal spot x-axis position from projection data
CN110559006B (zh) 被配置为在不同的能级下且在不同的焦点位置处成像的计算机断层摄影系统和方法
US10541061B2 (en) System for generating and collimating an X-ray beam
US5608776A (en) Methods and apparatus for twin beam computed tomography
US20100189211A1 (en) X-ray souce for measuring radiation
JP2005168712A (ja) X線ct装置
JP5458305B2 (ja) X線コンピュータ断層撮影装置
JP2007323898A (ja) X線管装置及びx線ct装置
JP6377370B2 (ja) X線管球装置及びx線ct装置
US5835559A (en) Methods and apparatus for scanning an object in a computed tomography system
WO2010052628A2 (en) Device and method for adjusting anode angle and anode-to-anode distance
CN117825417A (zh) 用于对扫描成像设备进行几何标定的标定方法和系统
JPH0234160B2 (ja)
JP2023143444A (ja) X線撮影装置
JPS6254499B2 (ja)
JPH04314433A (ja) X線断層撮影装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071024

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091016

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20091016

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091020

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20091022

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091215

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20091215

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20091215

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100615

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100707

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4549808

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130716

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250