JP2005143846A - パーマ用ロッド熱遮断具 - Google Patents

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Abstract

【課題】
ロッドが発熱するパーマの施術装置を使用して、熱を与える方法の施術を行う場合においても、火傷等することなくロッドを根元まで巻いて使用できるようにするパーマ用ロッド熱遮断具を提供する。
【解決手段】
パーマ用ロッド熱遮断具K1は、熱遮断部材1とロッド固定部材2を備えている。熱遮断部材1は、櫛歯部10と断熱部11を備えている。ロッド固定部材2は、熱遮断部材1と取着する取着部20と、網状体で形成された被覆シート21と、外端部22を備えている。熱遮断部材1とロッド固定部材2は面ファスナー12,23で掛止する。パーマ用ロッド熱遮断具K1は、ロッド5で頭髪を根元まで巻いた後に、櫛歯部10を頭髪の根元に差し込み、ロッド5の下側の頭皮との間に断熱部11を配置して、ロッド固定部材2でロッド5の外側を覆い、輪ゴム6を巻き掛けて頭部に取り付けられる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、パーマ用ロッド熱遮断具に関する。更に詳しくは、ロッドが発熱するパーマの施術装置を使用して、熱を与える方法の施術を行う場合においても、火傷等することなくロッドを根元まで巻いて使用できるようにするものに関する。また、ロッドが発熱するパーマの施術装置を使用して、化学薬液を用いる方法の施術を行う場合においても、薬液の蒸発が防止できるようにするものに関する。
従来からパーマネント(本明細書及び特許請求の範囲では単に「パーマ」と言う)の施術方法には、一般的に、頭髪に高い熱を与える方法と、化学薬液(いわゆるパーマ液)を用いる方法が知られている。
熱を与える方法は、前処理還元した頭髪に対して傷み防止のためにトリートメント剤等を塗布し、その後にカールアイロン等によって巻いて形作り、水気をアイロンの熱で強制的に乾燥させて形状を固定することによって行われる。
化学薬液を用いる方法は、ロッドで頭髪を巻き、還元剤である第1液をつけて頭髪を還元させ、酸化剤である第2液をつけて形状を固定することによって行われる。更にこの方法は、薬液の蒸発を防止するために頭部全体をヘアキャップで覆い、その外方から遠赤外線等を照射する加熱装置によって熱を与えて、ヘアキャップ内の温度を高めるようにして行われる。
しかし、前者の熱を与える方法には、施術に熟練が要求されるので、誰でも簡単にできるものではなかった。また、施術が可能な場合でも、一巻きずつ形作っていくので、作業が面倒であり、施術にも相当に時間がかかっていた。
後者の化学薬液を用いる方法には、加熱装置が薬液の反応速度を早めるために利用されているが、この加熱装置による熱線は、ヘアキャップで覆った頭部だけでなく、顔や首、肩の辺りまで照射されていたので、被施術者の上半身を温めてしまい不快感を与えるという課題があった。
そこで、上記した課題の解決を図ることができるものとして、例えば近年、登録実用新案第3087189号公報に開示されたようなパーマ施術装置が開発されている。
このような装置は、薬液を用いる方法において使われていたロッドが電気により発熱するという構成を有している。
この装置を使用した場合では、ロッドが巻ければ熱を与える方法でも簡単に施術でき、また、薬液を用いる方法でもロッドが発熱するので、被施術者に不快感を与えることなく施術することができるという効果がある。
登録実用新案第3087189号公報
しかし、上記したパーマ施術装置を用いたパーマの施術方法には、次のような課題があった。
まず、高い熱を与える方法の施術の場合では、頭髪に与えた水気を熱によって強制的に蒸発・乾燥させていたので、ロッドは発熱温度を高くした状態で使用される。具体的には乾燥時間を考慮すれば110℃程度に設定して使用される。そのため使用時のロッドは相当に熱く、根元まで巻いた状態では被施術者の頭皮を火傷させてしまうということがあった。即ち、実質的に頭髪の根元まで巻いて使用することはできず、この方法では毛先側のパーマに限られていた。
また、薬液を用いる方法の施術の場合では、各ロッドから多数のコードがのびていたので、頭部全体にヘアキャップを設けることが困難であった。そのため薬液が蒸発し易かった。薬液は頭髪に浸透して作用するので水分が必要であり、蒸発するとかかりや頭髪に悪影響を与えてしまう。また、蒸発のし易い箇所とし難い箇所が生じてしまうこともあり、この場合ではかかり具合にムラができてしまっていた。
本発明の目的は、ロッドが発熱するパーマの施術装置を使用して、熱を与える方法の施術を行う場合においても、火傷等することなくロッドを根元まで巻いて使用できるようにするパーマ用ロッド熱遮断具を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、ロッドが発熱するパーマの施術装置を使用して、化学薬液を用いる方法の施術を行う場合においても、薬液の蒸発が防止できるようにするパーマ用ロッド熱遮断具を提供することにある。
上記目的を達成するために講じた本発明の手段は次のとおりである。
第1の発明にあっては、
発熱するロッドを用いたパーマの施術に使用するものであって、
頭髪を巻いたロッドと頭皮の間に配置してロッドが発する熱が頭皮に伝わるのを防止する手段を備えていることを特徴とする、
パーマ用ロッド熱遮断具である。
第2の発明にあっては、
第1の発明に係るパーマ用ロッド熱遮断具は、熱が頭皮に伝わるのを防止する手段にロッドに巻かれた頭髪を固定する部材が設けてあることを特徴とする、
パーマ用ロッド熱遮断具である。
第3の発明にあっては、
ロッドに巻かれた頭髪を固定する部材は、頭髪を被覆できるように構成してあると共に通気性を有することを特徴とする、
第2の発明に係るパーマ用ロッド熱遮断具である。
第4の発明にあっては、
ロッドに巻かれた頭髪を固定する部材は、頭髪を被覆できるように構成してあると共にロッドに巻かれた状態の頭髪につけたパーマ用の薬液の蒸発が防止できるものであることを特徴とする、
第2の発明に係るパーマ用ロッド熱遮断具である。
第5の発明にあっては、
頭髪を巻いたロッドと頭皮の間に配置してロッドが発する熱が頭皮に伝わるのを防止する手段を、頭髪に掛止する固定手段を備えたことを特徴とする、
第1,第2,第3または第4の発明に係るパーマ用ロッド熱遮断具である。
(作 用)
本発明に係るパーマ用ロッド熱遮断具は、発熱するロッドを用いたパーマの施術に使用する。パーマ用ロッド熱遮断具は、頭髪を巻いたロッドと頭皮の間に配置して、ロッドが発する熱が頭皮に伝わるのを防止する。
熱が頭皮に伝わるのを防止する手段に、ロッドに巻かれた頭髪を固定する部材が設けてあるものは、ロッドを含め、ロッドに巻かれた頭髪が、熱が頭皮に伝わるのを防止する手段から離れないようにできる。
ロッドに巻かれた頭髪を固定する部材が、頭髪を被覆できるように構成してあると共に通気性を有するものは、頭髪に熱を与える方法により施術を行う場合において、ロッドに巻かれた頭髪を固定する部材を通して水気等を蒸発させて乾燥させることができる。
ロッドに巻かれた頭髪を固定する部材が、頭髪を被覆できるように構成してあると共にロッドに巻かれた状態の頭髪につけたパーマ用の薬液の蒸発が防止できるものは、化学薬液を用いる方法により施術を行う場合において、ロッドに巻かれた状態の頭髪につけたパーマ用の薬液の蒸発が防止できる。
頭髪を巻いたロッドと頭皮の間に配置してロッドが発する熱が頭皮に伝わるのを防止する手段を、頭髪に掛止する掛止手段を備えたものは、ロッドが発する熱が頭皮に伝わるのを防止する手段が頭髪に掛止できる。
本発明は上記構成を備え、次の効果を有する。
(a)本発明に係るパーマ用ロッド熱遮断具によれば、発熱するロッドを用いたパーマの施術において、ロッドを高温で発熱させても、ロッドが発する熱が頭皮に伝わるのを防止することができる。これにより熱を与えるパーマの施術方法によってもロッドを根元まで巻いて施術を行うことができる。
(b)熱が頭皮に伝わるのを防止する手段に、ロッドに巻かれた頭髪を固定する部材が設けてあるものは、ロッドを含め、ロッドに巻かれた頭髪が、熱が頭皮に伝わるのを防止する手段から離れないようにできる。従って、例えば、被施術者が動いたりしても、ロッドがパーマ用ロッド熱遮断具からずれたりしないので安全である。
(c)ロッドに巻かれた頭髪を固定する部材が、頭髪を被覆できるように構成してあると共に通気性を有するものは、頭髪に熱を与える方法により施術を行う場合において、ロッドに巻かれた頭髪を固定する部材を通して水気等を蒸発させて乾燥させることができる。
(d)ロッドに巻かれた頭髪を固定する部材が、頭髪を被覆できるように構成してあると共にロッドに巻かれた状態の頭髪につけたパーマ用の薬液の蒸発が防止できるものは、化学薬液を用いる方法により施術を行う場合において、ロッドに巻かれた状態の頭髪につけたパーマ用の薬液の蒸発が防止できる。従って、発熱するロッドを用いたパーマの施術においても、頭髪に悪影響を与えない。
本発明の実施の形態を図面に基づき更に詳細に説明する。
図1は本発明に係るパーマ用ロッド熱遮断具の一実施の形態を示しており、表面側から見た分解斜視説明図、
図2は図1に示すパーマ用ロッド熱遮断具を裏面側から見た分解斜視説明図である。
パーマ用ロッド熱遮断具K1は、パーマ用のロッド5が発する熱が頭皮に伝わるのを防止する手段である熱遮断部材1と、ロッド5をまたはロッド5に巻かれた頭髪を熱遮断部材1に固定する部材であるロッド固定部材2を備えている。
熱遮断部材1は、可撓性を有する合成樹脂で形成してある櫛歯部10を備えている。櫛歯部10は、並設した複数の歯部100を有し、各歯部100の基部側を連結して形成してある(図では見えない)。櫛歯部10は、頭部の形に沿い易いようやや湾曲させてある。櫛歯部10は、可撓性を有する合成樹脂で形成したが、これは限定するものではなく、頭髪に掛止できる機能を備えていれば良く、例えば、木材、竹材、金属またはこれらの複合物で形成することもできる。また、可撓性を備えない材料で形成することもできる。櫛歯部10は、熱遮断部材1を頭髪に掛止する掛止手段を構成する。
櫛歯部10の基部側には、断熱部11が設けてある。断熱部11は、縁部が揃うように布状体の不織布を折り曲げ、櫛歯部10の基部側を覆って所要の厚みを有するよう形成してある。断熱部11を形成する材料は、ロッド5が発する熱が頭皮に伝わるのを防止できるようにしてあれば特に限定するものではなく、例えば、毛、綿、絹、麻、皮、合成樹脂、木材、竹材またはこれらの複合物等が使用できる。
断熱部11の上面上には面ファスナー12が固着してある。
ロッド固定部材2は、熱遮断部材1と取着する取着部20と、ロッド5の周りを被覆するよう設けられ、網状体で形成された被覆シート21と、被覆シート21の外端に設けられた外端部22を備えている。
取着部20は、断熱部11と略同じ幅を有する布状体の不織布を縁部が揃うように折り曲げて形成してある。取着部20の内部には輪部200が設けられている。本実施の形態で取着部20を形成する不織布は、ロッド5が発する熱が頭皮に伝わるのを防止できる機能を有している。しかし、取着部20を形成する材料は、特に限定するものではなく、例えば、毛、綿、絹、麻、皮、合成樹脂、木材、竹材またはこれらの複合物等が使用できる。
また、取着部20の輪部200には、断熱強化部材4が必要に応じて挿入・抜き取り可能に設けられる。断熱強化部材4を形成する材料は、ロッド5の熱が遮断できれば、特に限定するものではなく、例えば、毛、綿、絹、麻、皮、合成樹脂、木材、竹材またはこれらの複合物等が使用できる。
被覆シート21は、取着部20と略同じ幅を有する長方形状の合成樹脂製の網状体で形成してある。被覆シート21の一端側は、折り曲げて取着部20の外面を覆い、更に端部に取着部20の縁部から延出した延出部210を形成することで取着部20に縫い付けてある。被覆シート21は、合成樹脂で形成した網状体で形成したが、これは限定するものではなく、通気性を備えていれば布状体等を使用することもできる。また、取着部20への取り付け方法も特に限定するものではなく、例えば、接着剤で取り付けることもできる。
外端部22は、被覆シート21と略同じ幅を有する布状体の不織布を縁部が揃うように折り曲げて形成してあり、被覆シート21の他端側に縫い付けてある。外端部22を形成する材料は、特に限定するものではなく、例えば、毛、綿、絹、麻、皮、合成樹脂、木材、竹材またはこれらの複合物等が使用できる。
延出部210とは反対側にあたる取着部20と対応する被覆シート21上には、面ファスナー12と掛止可能な面ファスナー23が固着してある。
(作 用)
図3はパーマ用ロッド熱遮断具の一使用例を示す使用状態説明図、
図4は図3に示すパーマ用ロッド熱遮断具の要部拡大説明図である。
図1ないし図4を参照してパーマ用ロッド熱遮断具の使用方法及びその作用を説明する。
パーマ用ロッド熱遮断具K1は、ロッドが発熱するパーマの施術装置を使用して、頭髪に熱を与える方法により施術を行う際に使用される。ここではパーマ用ロッド熱遮断具K1を使って頭髪の根元まで施術を行う場合について説明する。
まず、ロッド5を巻く前準備として頭髪を還元処理し、水洗いした後に傷み防止のためにトリートメント剤を塗布する。なお、この処理は実施しない場合もある。
施術装置が備えるロッド(発熱可能である)5により頭髪を根元まで巻く。頭髪を巻く作業はロッド5を発熱させない状態で行う。パーマ用ロッド熱遮断具K1は、熱遮断部材1とロッド固定部材2を面ファスナー12,23により掛止した状態にしておく。
根元まで巻いた状態で、頭部の形状に沿うように熱遮断部材1の櫛歯部10を頭髪の根元に差し込む。こうしてロッド5の下側の頭皮との間に断熱部11を配置し、熱遮断部材1を頭部上(頭髪)に固定する。
頭髪を巻いたロッド5の外側を被覆シート21で覆うように、ロッド固定部材2を巻き掛ける。これにより被覆シート21の延出部210は、被覆シート21とロッド5との間に挟まれた状態になる。
ロッド固定部材2は、外側に輪ゴム6を巻き掛けて固定される。これによりロッド5が熱遮断部材1に固定され、被施術者が動いたりすることで、ロッド5がずれて熱遮断部材1から離れることが防止できる。
輪ゴム6は、延出部210が重なって厚みが増した被覆シート21の外面部分と、所要の厚みを有する外端部22の外面部分上に巻き掛けてある。従って、輪ゴム6の力が頭髪の一部分に集中してかからないようにでき、頭髪に輪ゴム6の形がつくのが防止できる。
施術装置を操作してロッド5を高温で発熱させ、この熱により頭髪に与えた水気を強制的に乾燥させる。水気は、被覆シート21の網目等を通して蒸発する。なお、ロッド5の発熱温度は、上記したように水気を強制乾燥させなければならないので、通常、110℃程度になるよう設定される。
以上、説明したようにパーマ用ロッド熱遮断具K1によれば、ロッド5を高温で発熱させた場合でも、熱遮断部材1の断熱部11がロッド5の下側に配置されているので、ロッド5の熱は断熱部11により遮断され、頭皮に伝わるのを防止することができる。つまり、パーマ用ロッド熱遮断具K1を使用すれば、熱を与える方法によってもロッド5を根元まで巻いて施術を行うことができる。
なお、熱遮断部材1では熱の遮断が十分でないときは、取着部20の輪部200内に断熱強化部材4を挿入する。この場合では、更に熱の遮断効果を上げることができる。
パーマ用ロッド熱遮断具K1は、熱遮断部材1とロッド固定部材2が面ファスナー12,23で連結・分離可能であるので、例えば、消耗した一方だけを交換したり等できる。しかし、パーマ用ロッド熱遮断具は、連結・分離できるものに限定するものではなく、例えば、パーマ用ロッド熱遮断具とロッド被覆部材を一体にして構成することもできる。
図5は本発明に係るパーマ用ロッド熱遮断具の一実施の形態を示しており、表面側から見た分解斜視説明図、
図6は図5に示すパーマ用ロッド熱遮断具を裏面側から見た分解斜視説明図である。
なお、図5及び図6において、上記図1ないし図4で示したものと同一または同等箇所には同一の符号を付して示している。また、以下の説明において構造について上記で示した箇所と重複する説明は、必要な事項を除き省略する。
パーマ用ロッド熱遮断具K2は、熱遮断部材1と、ロッド5をまたはロッド5に巻かれた頭髪を熱遮断部材1に固定するロッド固定部材2aを備えている。
ロッド固定部材2aは、熱遮断部材1と取着する取着部20aと、蒸発防止部24を備えている。本実施の形態で蒸発防止部24は、ロッド5をまたはロッド5に巻かれた頭髪を熱遮断部材1に固定する部材も構成している。
蒸発防止部24は、取着部20aと略同じ幅を有し、所要の厚みを備える長方形状の柔軟性または変形性を有する合成樹脂製のスポンジで形成してある。蒸発防止部24は、スポンジで形成してあるので、吸液性や覆われたものが含む水分の蒸発を防止できる機能を備えている。蒸発防止部24は、合成樹脂製のスポンジで形成したが、これは限定するものではなく、覆われたものが含む水分の蒸発が防止できるようなものであれば、例えば、毛、綿、絹、麻、紙、皮、合成樹脂、木材、竹材またはこれらの複合物等が使用できる。
取着部20aは、蒸発防止部24の一端側において、布状体の不織布を表面から裏面にかかるよう折り返して縫い付けてある。
取着部20aの一方の面上には、面ファスナー12と掛止可能な面ファスナー23aが固着してある。
(作 用)
図7はパーマ用ロッド熱遮断具の使用状態の一例を示す要部拡大説明図である。
図5ないし図7を参照してパーマ用ロッド熱遮断具の使用方法及びその作用を説明する。
パーマ用ロッド熱遮断具K2は、ロッドが発熱するパーマの施術装置を使用して、化学薬液を用いる方法により施術を行う際に使用される。ここではパーマ用ロッド熱遮断具K2を使って頭髪の根元まで施術を行う場合について説明する。また、パーマ用ロッド熱遮断具K1と共通する構成により生じる同様の作用、効果については説明を省略し、相違する点についてのみ説明する。
まず、ロッド5を巻く前準備として頭髪に薬液の第1液をつける。そうして、パーマ用ロッド熱遮断具K1の場合と同様に、ロッド5により頭髪を根元まで巻く。パーマ用ロッド熱遮断具K2は、熱遮断部材1とロッド固定部材2aを面ファスナー12,23aにより掛止した状態にしておく。
熱遮断部材1を頭部上に固定し、第1液をつけた頭髪を蒸発防止部24で覆うように、ロッド5の外側にロッド固定部材2aを巻き掛ける。なお、第1液は、この蒸発防止部24で覆う直前でつけても良い(この場合では前準備の段階で第1液はつけないでも良い)。
蒸発防止部24に輪ゴム6を巻き掛けてロッド固定部材2aを固定する。蒸発防止部24は所要の厚みを有しているので、輪ゴム6の力が一部分に集中してかからないようにできる。従って、この場合も頭髪に輪ゴム6の形がつくのが防止できる。
施術装置を操作してロッド5を発熱させる。なお、化学薬液を用いた方法は、上記した熱を与える方法とは逆に、薬液の蒸発を防止しなければならないので、通常、最高温度が60℃程度になるよう設定される。
このようにパーマ用ロッド熱遮断具K2によれば、ロッド5を発熱させた場合でも頭髪が蒸発防止部24によって覆われているので、第1液の蒸発を防止することができる。また、蒸発防止部24はスポンジで形成されており吸液性を有するので、第1液を染み込ませて、更なる蒸発防止を図ることもできる。
第1液をつけて所要時間が経過したら、ロッド5の発熱を止め、温度が低くなったところでパーマ用ロッド熱遮断具K2を頭部から取り外す。そして、再び輪ゴム6をロッド5に巻き掛けて、頭髪がばらけないようにした後に第2液をつける。第2液をつけた後は、ロッド5は発熱させない。第2液をつけて所要時間が経過したらロッド5を外す。
このようにパーマ用ロッド熱遮断具K2を使用することにより、第1液の蒸発を防止することができるので、ロッド5が発熱するパーマの施術装置を使用した場合でも、頭髪に悪影響を与えずに施術できる。
本実施の形態でパーマ用ロッド熱遮断具K1やパーマ用ロッド熱遮断具K2は、頭髪の根元まで巻いた場合を説明したが、これは使い方を限定するものではなく、パーマ用ロッド熱遮断具K1やパーマ用ロッド熱遮断具K2は毛先側だけを巻くように使用しても良い。
本明細書で使用している用語と表現は、あくまでも説明上のものであって、なんら限定的なものではなく、本明細書に記述された特徴およびその一部と等価の用語や表現を除外する意図はない。また、本発明の技術思想の範囲内で、種々の変形態様が可能であるということは言うまでもない。
本発明に係るパーマ用ロッド熱遮断具の一実施の形態を示しており、表面側から見た分解斜視説明図。 図1に示すパーマ用ロッド熱遮断具を裏面側から見た分解斜視説明図。 パーマ用ロッド熱遮断具の一使用例を示す使用状態説明図。 図3に示すパーマ用ロッド熱遮断具の要部拡大説明図。 本発明に係るパーマ用ロッド熱遮断具の一実施の形態を示しており、表面側から見た分解斜視説明図。 図5に示すパーマ用ロッド熱遮断具を裏面側から見た分解斜視説明図。 パーマ用ロッド熱遮断具の使用状態の一例を示す要部拡大説明図。
符号の説明
K1 パーマ用ロッド熱遮断具
K2 パーマ用ロッド熱遮断具
1 熱遮断部材
10 櫛歯部
100 歯部
11 断熱部
12 面ファスナー
2,2a ロッド固定部材
20,20a 取着部
200 輪部
21 被覆シート
210 延出部
22 外端部
23,23a 面ファスナー
24 蒸発防止部
4 断熱強化部材
5 ロッド
6 輪ゴム

Claims (5)

  1. 発熱するロッドを用いたパーマの施術に使用するものであって、
    頭髪を巻いたロッドと頭皮の間に配置してロッドが発する熱が頭皮に伝わるのを防止する手段を備えていることを特徴とする、
    パーマ用ロッド熱遮断具。
  2. 請求項1記載のパーマ用ロッド熱遮断具は、熱が頭皮に伝わるのを防止する手段にロッドに巻かれた頭髪を固定する部材が設けてあることを特徴とする、
    パーマ用ロッド熱遮断具。
  3. ロッドに巻かれた頭髪を固定する部材は、頭髪を被覆できるように構成してあると共に通気性を有することを特徴とする、
    請求項2記載のパーマ用ロッド熱遮断具。
  4. ロッドに巻かれた頭髪を固定する部材は、頭髪を被覆できるように構成してあると共にロッドに巻かれた状態の頭髪につけたパーマ用の薬液の蒸発が防止できるものであることを特徴とする、
    請求項2記載のパーマ用ロッド熱遮断具。
  5. 頭髪を巻いたロッドと頭皮の間に配置してロッドが発する熱が頭皮に伝わるのを防止する手段を、頭髪に掛止する掛止手段を備えたことを特徴とする、
    請求項1,2,3または4記載のパーマ用ロッド熱遮断具。
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