JP2005143463A - 生物濾過部を備えた水槽 - Google Patents

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Abstract

【課題】 濾過槽Fを長くすることなく(大型化することなく)水と濾過材50に吸着させた酸化細菌の接触時間を長くし得、これにより水槽10内の水をさほど頻繁に交換する必要のない水槽10を提供すること。
【解決手段】 少なくとも生物濾過槽36を具備した濾過槽Fと飼育槽Bを有し、濾過槽Fは飼育槽Bから濾過槽Fに送り込まれた水が生物濾過槽36を経由し、ポンプの力によって再び飼育槽Bに送り返すように構成した水槽10であって、気泡発生部48が生物濾過槽36の下流部近傍に配置されたエアーストーンなどのエアーレーション装置を設けることにより、気泡発生部48から連続的に発生した多数の気泡の浮上によって生物濾過槽36の下流近傍から生物濾過槽36の上流近傍に戻す水流を発生せしめ、生物濾過槽36を通過した水の一部が水流によって再び生物濾過槽36に誘導されるように構成した。
【選択図】 図4

Description

本発明は、水槽に関し、詳しくは生物濾過部を組み込んだ水槽に関し、さらに詳しくは濾過槽の処理効率を高めることにより水の交換頻度を少なくし得、また困難とされている海水魚介類の飼育や保存にも適した観賞用飼育水槽、魚介類保存用水槽に関する。
水槽、例えば熱帯魚の観賞用水槽における水の循環は、従前より次のように行われていた。すなわち、飼育槽と濾過槽とを有し、装着されたポンプによって前記飼育槽から濾過槽に送り込まれた水が再び飼育槽に戻されるように構成されていた。通常、濾過槽は物理濾過層と生物濾過部とを備え、飼育水から濾過槽に入った水は、物理濾過部において糞やゴミが物理的に取り除かれ、また生物濾過部における濾過材の微生物(酸化細菌)と接触することによって有害物質(アンモニア、亜硝酸塩など)が化学的に無害化(無毒化)され、そして再び飼育槽に戻されていた(例えば、特開7−194271号公報ご参照)。
特開7−194271号公報
しかしながら、飼育槽に戻される前は、前述したように濾過槽を一度通るだけであるため(図10はその略示説明図である)、濾過処理、特に水と生物濾過部の濾過材(アンモニア酸化細菌、亜硝酸酸化細菌など)が接触することにより期待される酸化処理の効率が悪いという問題があった。このため、生物が有害物質(有毒物質)を生成するスピードが、酸化細菌による無毒化処理のスピードを遙かに上回り、これにより水槽内における有害物質の濃度が次第に高くなって水を頻繁に交換する必要があった。
そこで、濾過槽を物質的に長くして水と濾過材(に吸着したアンモニア酸化細菌、亜硝酸酸化細菌などの硝化細菌や脱窒素細菌など)との接触時間の長期化を図り、これにより処理能力を高めるといった提案も一応挙げられるが、水槽の大型化は避けられず、観賞用水槽、特には家庭用の観賞用水槽の場合にあっては致命的な問題となった。
[発明の目的]
本発明は上記の実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、濾過槽を長くすることなく(大型化することなく)水と濾過材との接触時間を長くし得、これにより硝化細菌や脱窒素細菌により処理効率を向上せしめ、水槽内の水をさほど頻繁に交換する必要のない水槽を提供するところにある。
請求項1に記載の水槽は、飼育槽と濾過槽を有し、前記濾過槽は少なくとも生物濾過部を具備し、前記飼育槽から前記濾過槽に送り込まれた水が生物濾過部を経由し、ポンプの力によって再び前記飼育槽に送り返されるように構成した水槽であって、前記生物濾過部の下流から前記生物濾過部の上流に戻す水流を起こす返送手段を備え、これにより生物濾過部を通り処理された水の一部が、再び生物濾過部に誘導されるように構成したものである。
請求項2に記載の水槽は、請求項1に記載の水槽において、前記返送手段は、気泡発生部が生物濾過部の下流部近傍に配置されたエアーレーション装置であり、前記気泡発生部から連続的に発生した多数の気泡の浮上によって前記生物濾過部の下流近傍から前記生物濾過部の上流近傍に戻す水流を発生せしめ、前記生物濾過部を通過した水の一部が、前記水流によって再び生物濾過部に誘導されるように構成したものである。
請求項3に記載の水槽は、請求項2に記載の水槽において、前記濾過槽が前記生物濾過部と、前記生物濾過部の上方に所定間隔を存して配置された物理濾過部を具備し、前記物理濾過部は、不織布やウールマットなどのフィルターと、前記フィルターを下側より保持するパンチングプレートと、前記フィルターの上方に形成される濾過空間とからなり、前記生物濾過部の上方、かつ物理濾過部の下方に平板状の泡沫受プレートが設けられ、前記泡沫受プレートは、一方側が前記生物濾過部に他方側が物理濾過部に各々漸次近づくように傾斜して設けられ、傾斜した前記泡沫受プレートの下部には、前記物理濾過部から前記生物濾過部への水の流れを確保すべく通水用穴が設けられ、前記泡沫受プレートの上端部の近傍から上方に向けて延びる泡沫誘導通路が設けられ、前記泡沫誘導通路により前記泡沫受プレートの上端部近傍と前記濾過空間が連通可能となり、前記エアーレーション装置から発生する気泡が水中の汚れと混合することにより生じ、濾過槽内部の水流に従って前記泡沫受プレートの下面まで到達した泡沫は、自身の浮力と前記泡沫受プレートの傾斜に従って該泡沫受プレートの下面に沿って前記泡沫受プレートの上端部近傍に向けて上斜め方向に移動し、前記泡沫誘導通路を上方に向けて進んだのち前記濾過空間に排出され、前記濾過空間内のフィルターにより処理されるように構成したものである。
請求項4に記載の水槽は、請求項3に記載の水槽において、前記泡沫誘導通路は、その上端開口部を閉塞する阻止板が設けられ、かつ前記阻止板の下方において前記濾過空間に面するとともに当該濾過空間と連通する連通窓が設けられ、前記泡沫誘導通路を上方に向けて進んだのち前記阻止板によって更なる上方移動が阻止された泡沫を、前記連通窓を介して高さ方向に直交する方向で以って前記濾過空間に排出し、前記フィルターで処理するように構成したものである。
請求項5に記載の水槽は、請求項4に記載の水槽において、前記連通窓は、その開口上端部から下方に向かって延びる凸部を備え、前記連通窓の一部が、前記凸部によって遮られているものである。
請求項6に記載の水槽は、請求項5に記載の水槽において、前記凸部は、泡沫の排出方向に従い漸次肉厚に形成された縦断面三角形状をなしているものである。
本発明によれば、飼育槽から濾過槽(物理濾過部・生物濾過部)、そして飼育槽といった通常の一連の水の流れとは別に、例えば水流ファンやポンプ、あるいはエアーレーション装置を使って濾過槽内で循環する水流を作り、これにより水と濾過材(酸化細菌)との接触時間を長く図って処理能力を高めることができるので、従来のように水槽内の水を頻繁に交換する必要もなく、また水槽が大型化するといった心配もない。また、エアーレーション装置を使うことにより、酸化細菌が必要とする十分な酸素を供給することもできるので好都合である。
物理濾過部
物理濾過部におけるフィルターとしては、例えば、シート状あるいはマット状の不織布や編織物、ウールマットなどの透水性材料を使用することができる。このフィルターは取り換えが容易なように水槽の上側開口部付近に設けることが好ましい。
生物濾過部
生物濾過部における濾過材(濾材)としては、従来公知のものを使用することができるが、バクテリア(アンモニア酸化細菌、亜硝酸酸化細菌などの硝化細菌や脱窒素細菌など)の吸着性能に優れた素材であることが好ましい。例えば、細菌の吸着能力に優れた化合物を濾過基材(不織布など)の表面に付与した濾過材を使用することが好ましい。このような細菌の吸着能力に優れた化合物としては、例えば、ポリビニルピリジン(特開平7−227539号公報参照)、3−(トリメトキシシリル)プロピルオクタデシルジメチルアンモニウムクロライドを脱水縮合反応させて形成した脱水縮合物(特開平7−246306号公報参照)、あるいは4−ビニルピリジンとモノビニルモノマーを共重合した後、ハロゲン化物(塩化ベンジルなど)を作用させて得た共重合物(特開平10−218940号公報参照)などが挙げられ、また濾過バクテリア吸着材(商品名:Bafi、販売:(株)バイコム(大阪府和泉市テクノステージ3−5−2、www.bicom.co.jp))や、特開平7−246306号公報に開示されたカートリッジフィルタを好適に使用することができる。その他、表面にキトサンをコーティングして細菌の吸着能力を向上させた木炭(商品名:BH−NO.15、販売:大自然社製)や、細菌の吸着能に優れたセラミックス(商品名:備前の雫、ワイドワン社製)などが挙げられる。
濾過材は、その性能を最大限に引き出すため表面積を大きくしたものが好適に用いられる。例えば、後述する図6に示されているように、上下方向に延びる1つの軸(芯)を中心にして円周方向所定間隔毎(45度毎)に該軸より径方向外方に向かって延びる8枚のフランジ片を持つ濾過材を用いることが好適である。上記した濾過バクテリア吸着材(商品名:Bafi、販売:(株)バイコム)はこのような形状を呈している。濾過材内部における嫌気部では脱窒素細菌により脱窒作用が働き、濾過材表面の好気部では硝化細菌により硝化作用か起こる(以下に詳述)。
その他
硝化細菌や脱窒素細菌は、自然に発生して上記した濾過材に吸着されるのをじっくりと待つ方法でも構わないが、当初から高濃度の硝化細菌や脱窒素細菌を別途水槽内に投入して濾過材に吸着させ着床しておくことが好ましい。このような高濃度の硝化細菌や脱窒素細菌としては、市販されているものを好適に使用することができる(例えば、商品名:スーパーバイコム78(硝化細菌)、商品名:スーパーバイコム21PD(脱窒素細菌)、いずれも販売元は(株)バイコム。大阪府和泉市テクノステージ3−5−2、www.bicom.co.jp)。
このように、積極的に硝化細菌や脱窒素細菌を別途水槽内に投入することによって、従来、水の立ち上げに相当要した時間を飛躍的に短縮することができ、水槽を用意した日あるいは水を交換した日から魚を飼うことが可能となる。
濾過材の表面部位は酸素の供給量が多いので好気環境となり、また内部(深部)では酸素供給量の少ない嫌気環境となる。好気環境の濾過材表面部位では、硝化細菌により、魚介類にとって有害なアンモニアが亜硝酸を経て比較的毒性の低い硝酸塩に変換される硝化作用が働き、嫌気になる濾過材内部では、脱窒素細菌の脱窒作用により前記硝酸塩がN(窒素ガス)に変換され、水槽外に排出される。水槽内で窒素循環系を作り上げることができ、水質を長期にわたって維持することができる。また、脱窒作用を働かせることによりpHを上昇させることができ、このことにより、硝化作用によるpH降下も抑えることもでき、延いては水質の長期維持(保全)につながる。
本発明の一実施例を図面を用いて説明するが、本発明はこれによって限定するものではない。
図1は、本発明の水槽(10)の全体斜視図である。水槽(10)は、隔壁(12)によって飼育槽(B)と濾過槽(F)に分かれている。隔壁(12)の奥行き方向(前後方向)一端側において、上下方向に延びる縦長スリット(14)が複数本設けられ、他端側の上部において丸穴(16)が設けられている。また隔壁(12)の奥行き方向中央部の上端部において、前後方向に延びる横長スリット(18)が設けられている。これら縦長スリット(14)、丸穴(16)、及び横長スリット(18)は、それぞれ隔壁(12)を厚み方向に貫通している。なお、縦長スリット(14)の上端は、横長スリット(18)の下端よりも下方位置となるように設けられている。
濾過槽(F)は、図1および図3に示すように、第1仕切り板(20)と第2仕切り板(22)によって3室に区分されている。第1仕切り板(20)は縦長の長方形をなし、その上端部は、横長の長方形の切欠部(20a)を有している(図2参照)。第1仕切り板(20)によって、縦長スリット(14)を介して飼育槽(B)と連通するヒータ室(15)が濾過槽(F)の内部に形成される。ヒータ室(15)の内部にはヒータ(15a)が設けられている。第2仕切り板(22)は、水槽(10)本体の底板(11)から所定間隔を存して第1仕切り板(20)の下部より水平方向に延びる通水プレート(22a)と(これにより下方に形成される空間を「濾過済み空間(24)」という)、通水プレート(22a)における第1仕切り板(20)とは反対側の端部から上方に向かって延びる縦板(22b)によって構成されている。第2仕切り板(22)における通水プレート(22a)は厚み方向に貫通する多数の通水穴(23)を所定間隔毎に有している。第1仕切り板(20)と第2仕切り板(22)によって中央に形成する正面視矩形の槽は濾過処理室(26)であり、また正面視L字状の槽は、前記した濾過済み空間(24)を有するポンプ室(28)である(図3参照)。ポンプ室(28)にはポンプ(P)が配置され、一端がポンプ(P)に接続された送入管(30)の他端が、隔壁(12)に設けた丸穴(16)に差し込まれている。
濾過処理室(26)は、上から物理濾過部(32)、泡沫処理部(34)、及び生物濾過槽(36)で構成される。
物理濾過部(32)は、濾過処理室(26)の上部を構成する部分であり、図2に明瞭に示されているように、ウールマット(38)と、このウールマット(38)を保持するための下側パンチングプレート(40)と、ウールマット(38)の上方に設けられた上側パンチングプレート(42)よりなる。上側パンチングプレート(42)とウールマット(38)との間は濾過空間(44)が形成されている。上側パンチングプレート(42)は、ウールマット(38)および下側パンチングプレート(40)よりも幅狭であり、ヒータ室(15)側に相当する端部において、当該上側パンチングプレート(42)を第1仕切り板(20)の切欠部(20a)に引っ掛けることのできる係止部(42a)を備えている。
生物濾過槽(36)は、図5および図6に示すように、第2仕切り板(22)における通水プレート(22a)の上面から上方に延びる気泡案内片(46)を備えている。この気泡案内片(46)を挟んで飼育槽(B)側に(図5に示すように)エアーレーション装置であるエアーストーンの気泡発生部(48)が、またその反対側には(図6に示すように)不織布よりなる濾過材(50)(細菌の吸着性能を向上させるために表面にポリビニルピリジンなどの化合物が付与されている)の複数が、各々通水プレート(22a)の上に載置されている。この濾過材(50)は、図6に明瞭に示されているように、その性能を最大限に引き出すべく表面積(接触面積)が大きくなるように工夫されている。すなわち、この濾過材(50)は、上下方向に延びる軸(芯)を中心にして円周方向所定間隔毎(45度毎)に、該軸より径方向外方に向かって延びる8枚のフランジ片を備えている。
泡沫処理部(34)には、図2および図3で明瞭に示されているように、泡沫受プレート(56)が、物理濾過部(32)の下方、かつ生物濾過槽(36)の上方に所定間隔を存して配置されている。またこの泡沫受プレート(56)におけるポンプ室(28)側の端部の上面から、泡沫誘導プレート(58)が上方に向かって真っ直ぐ延び、前記した上側パンチングプレート(42)の手前で終端している。
泡沫受プレート(56)は、第1仕切り板(20)の上下方向ほぼ中央部から第2仕切り板(22)の縦板(22b)に向かって延びている。なお、泡沫受プレート(56)は、第1仕切り板(20)側の端部において、半円状の通水用切欠部(56a)を備えている。通水用切欠部(56a)によって、物理濾過部(32)と生物濾過槽(36)が連通可能となり、物理濾過部(32)で処理された水が生物濾過槽(36)に送られる。また、泡沫受プレート(56)は、第1仕切り板(20)側から第2仕切り板(22)側に向かって漸次上向きに傾斜するように(第1仕切り板(20)側が生物濾過槽(36)に、第2仕切り板(22)側が物理濾過部(32)に各々漸次近づくように傾斜して)設けられている。その傾斜角度は、例えば5〜20度であるが、これによって限定されない。なお、泡沫受プレート(56)と前記した気泡案内片(46)との間は隙間が開いており、エアーストーンの気泡発生部(48)から発生する多数の気泡の移動通路(泡沫の移動通路ともなる)が確保されている。
泡沫誘導プレート(58)は、第2仕切り板(22)における縦板(22b)との間に所定間隔を保持しながら上方に真っ直ぐ延びており、両者間の隙間(泡沫誘導プレート(58)と第2仕切り板(22)における縦板(22b)の間の空間)は泡沫誘導通路(60)となっている。泡沫誘導通路(60)の上端は、縦板(22b)の上部から濾過空間側に水平方向に延びる阻止板(62)によって遮られている。阻止板(62)の突出端部(自由端部)と泡沫誘導プレート(58)の上端部との間は空隙が存し、前記濾過空間(44)に面するとともに当該濾過空間(44)と連通する連通窓(64)が形成されている。連通窓(64)の開口上端部には(阻止板(62)の突出端部(自由端部)には)、下方に向かって延びる凸部(66)が設けられ、連通窓(64)の一部を遮っている。凸部(66)は、濾過空間(44)に向かうに従って漸次肉厚に形成され、縦断面三角形状をなしている。
以下、上記のように構成された水槽(10)における水の動き、エアーストーンの気泡発生部(48)からの気泡の動き、及び泡沫の動きについて説明する。
図7および図8に示すように、ポンプ(P)の働きによって、飼育槽(B)の水は縦長スリット(14)を介してヒータ室(15)に入り、ヒータ(15a)によって所定の温度に暖められる。ヒータ(15a)によって暖められた水は、第1仕切り板(20)の上端に設けた切欠部(20a)から溢れ出し、まず物理濾過部(32)の上側パンチングプレート(42)を介してウールマット(38)で処理され、ゴミや糞などの固形物が取り除かれる。
なお、この上側パンチングプレート(42)は、濾過処理室(26)に設置された状態において、ポンプ室(28)の側に僅かに傾斜している。すなわち、上側パンチングプレート(42)は、ポンプ室(28)側の端部において、阻止板(62)の上に載せた状態で設けられるが、この(上側パンチングプレート(42)をポンプ室(28)側で支持する)阻止板(62)は、第1仕切り板(20)の切欠部(20a)よりも下方位置に設けられているため、一方の端部の係止部(42a)を第1仕切り板(20)の切欠部(20a)に引っ掛け、また他方の端部を阻止板(62)の上に載せた上側パンチングプレート(42)はポンプ室(28)の側に傾斜することになる。このようにすることにより、ヒータ室(15)から溢れ出た水が上側パンチングプレート(42)の上を拡散するので濾過効果が向上する。
その後、下側パンチングプレート(40)を通ってさらに下方に進み、泡沫受プレート(56)の通水用切欠部(56a)から生物濾過槽(36)における濾過材(50)に達する。水に含まれるアンモニアや亜硝酸塩などの有害物質(有毒物質)が、濾過材(50)に吸着されている酸化細菌(アンモニア酸化細菌、亜硝酸酸化細菌などの硝化細菌や脱窒素細菌)によって酸化処理される。その後、第2仕切り板(22)における通水プレート(22a)を厚み方向に通って濾過済み空間(24)に達し、ポンプ(P)の吸込力および排出力に従って送入管(30)の内部を通って再び飼育槽(B)に戻される。
隔壁(12)に設けた横長スリット(18)は縦長スリット(14)が目詰まりを起こした際の安全対策用として設けられている。すなわち、縦長スリット(14)が目詰まりを起こせば飼育槽(B)内の水嵩が増すが、横長スリット(18)が設けられていることにより、飼育槽(B)内の水が該スリット(18)を介して物理濾過部(32)に流出するので溢れ出る心配はない。そのため、横長スリット(18)は縦長スリット(14)よりも上方位置に設けておく必要がある。飼育槽(B)から横長スリット(18)を通った水は上側パンチングプレート(42)を通らずに直接ウールマット(38)で処理され、下側パンチングプレート(40)および泡沫受プレート(56)の通水用切欠部(56a)を順次通って生物濾過槽(36)で処理される。
縦長スリット(14)は、飼育槽(B)の水面に相当する箇所を含む領域に設けられているため、飼育槽(B)に浮かぶ油分などの浮遊物も除去することができる。
エアーストーンの気泡発生部(48)から発生した多数の気泡は、図4に示すように、第2仕切り板(22)における通水プレート(22a)から立ち上がる気泡案内片(46)と隔壁(12)の間を上方に向けて進み、泡沫受プレート(56)の下面に衝突することにより上方へのさらなる進行が阻止され、濾過材(50)が存する側に向きを変える(すなわち、上述した気泡の移動通路を進む)。これにより、生物濾過槽(36)に必要な空気が供給される。この時、気泡発生部(48)から連続的に発生した多数の気泡の浮上、及び泡沫受プレート(56)による上方へのさらなる進行の阻止によって、気泡発生部(48)→濾過材(50)→気泡発生部(48)→濾過材(50)の如く循環する水流が形成される。この循環水流によって、前記物理濾過部(32)と生物濾過槽(36)を順次通過して処理された水の一部が、再び生物濾過槽(36)に誘導される。このため、水と濾過材(50)に吸着された酸化細菌とが接触する時間が飛躍的に延長され、有害物質(有毒物質)の処理効率が著しく向上するので、従来のように水をさほど頻繁に交換する必要がなくなる。
水中でエアーレーションすることにより発生した気泡が、水中の汚れと一緒になり混合するこによって次第に高粘性泡と化し、水中に(海水での飼育の場合は特に)無数の泡沫が副生成物として形成される。この泡沫の処理は困難を極まるが、本発明の水槽(10)であれば簡単に処理することができる。すなわち、この泡沫の多くは生物濾過槽(36)の濾過材(50)から立ち上がるが、濾過材(50)から浮上する泡沫は泡沫受プレート(56)の下側に受けられる。その後、自身の浮力と泡沫受プレート(56)の傾斜に従って該泡沫受プレート(56)の下面に沿って前記泡沫受プレート(56)の上端部近傍に向けて上斜め方向に移動する。そして、泡沫誘導通路(60)に取り込まれ、この泡沫誘導通路(60)を上方に向けて進む。泡沫誘導通路(60)を上方に向けて進んだ泡沫は阻止板(62)によって更なる上方移動が阻止され、進む方向を濾過空間(44)側に変えて、濾過空間(44)に面するとともに当該濾過空間(44)と連通する連通窓(64)から高さ方向(上下方向)に直交する方向(すなわち水平方向)で以って濾過空間(44)に排出される。なお、上述したように、連通窓(64)の開口上端部には(阻止板(62)の突出端部(自由端部)には)、下方に向かって延び、かつ濾過空間(44)に向かうに従って漸次肉厚に形成され縦断面三角形状をなす凸部(66)が設けられ、連通窓(64)の一部を遮っている。理由は定かではないが、このように構成することにより(すなわち、泡沫の排出口である連通窓(64)に、該連通窓(64)の一部を遮る凸部(66)を設けることにより)、次々に生成(副生成)される泡沫を円滑に、かつ速やかに濾過空間(44)に排出することができる。この作用効果は前記凸部(66)が排出方向にいくに従って漸次厚肉となる縦断面三角形の形状をなしていることにより、よりいっそう効果的となる。また、泡沫誘導プレート(58)を泡沫受プレート(56)の上面に載せた状態で両プレート(56,58)を設けた。このようにすることにより(逆にするよりも、すなわち泡沫受プレート(56)の端面を泡沫誘導プレート(58)の側面に当接させた状態で両プレート(56,58)を設けるよりも)、泡沫の処理が円滑に進むので好適である。
上記実施例では、生物濾過部の下流から前記生物濾過部の上流に戻す水流を起こす返送手段としてエアーストーンなどのエアーレーション装置を使用したが、これに限らず水流ファンやポンプを用いることもできる。しかし、エアーレーション装置を使うことにより、酸化細菌が必要とする十分な酸素を供給することができるので好都合である。
熱帯魚や水草を観賞するための水槽や魚介類の保存のための水槽、あるいは魚介類運搬用の水槽に利用することができ、淡水魚介類はもちろん、飼育や保存が難しいと言われている海水魚介類にでも十分利用できる。
(上方を開口して内部を示した)水槽の斜視図である。 濾過槽における物理濾過部の分解斜視図である。 図1におけるA−A断面図である。 図1におけるB−B断面図であり、気泡発生部から連続的に発生した多数の気泡の浮上によって気泡発生部→濾過材→気泡発生部を循環する水流が形成される状態を示す説明図である。 通水プレートの上にエアーストーンにおける気泡発生部を載置した状態を示す斜視図である。 通水プレートの上に濾過材を載置した状態を示す斜視図である。 水槽内の水の動きを示す斜視図である。 図7と同様、水槽内の水の動きを示す断面図である。 泡沫が矢印で示す方向に移動し、そして処理される状態を示す略示説明図である。 (a)(b)ともに、従来の水槽における水の動きを示す略示説明図である。
符号の説明
B……飼育槽
F……濾過槽
P……ポンプ
10……水槽
32……物理濾過部
36……生物濾過槽
38……ウールマット
40……下側パンチングプレート
42……上側パンチングプレート
44……濾過空間
48……気泡発生部
56……泡沫受プレート
56a……通水用切欠部
60……泡沫誘導通路
62……阻止板
64……連通窓
66……凸部

Claims (6)

  1. 飼育槽と濾過槽を有し、前記濾過槽は少なくとも生物濾過部を具備し、前記飼育槽から前記濾過槽に送り込まれた水が生物濾過部を経由し、ポンプの力によって再び前記飼育槽に送り返されるように構成した水槽であって、
    前記生物濾過部の下流から前記生物濾過部の上流に戻す水流を起こす返送手段を備え、これにより生物濾過部を通り処理された水の一部が、再び生物濾過部に誘導されるように構成したことを特徴とする水槽。
  2. 請求項1に記載の水槽において、
    前記返送手段は、気泡発生部が生物濾過部の下流部近傍に配置されたエアーレーション装置であり、
    前記気泡発生部から連続的に発生した多数の気泡の浮上によって前記生物濾過部の下流近傍から前記生物濾過部の上流近傍に戻す水流を発生せしめ、前記生物濾過部を通過した水の一部が、前記水流によって再び生物濾過部に誘導されるように構成したことを特徴とする水槽。
  3. 請求項2に記載の水槽において、
    前記濾過槽が前記生物濾過部と、前記生物濾過部の上方に所定間隔を存して配置された物理濾過部を具備し、
    前記物理濾過部は、不織布やウールマットなどのフィルターと、前記フィルターを下側より保持するパンチングプレートと、前記フィルターの上方に形成される濾過空間とからなり、
    前記生物濾過部の上方、かつ物理濾過部の下方に平板状の泡沫受プレートが設けられ、 前記泡沫受プレートは、一方側が前記生物濾過部に他方側が物理濾過部に各々漸次近づくように傾斜して設けられ、
    傾斜した前記泡沫受プレートの下部には、前記物理濾過部から前記生物濾過部への水の流れを確保すべく通水用穴が設けられ、
    前記泡沫受プレートの上端部の近傍から上方に向けて延びる泡沫誘導通路が設けられ、 前記泡沫誘導通路により前記泡沫受プレートの上端部近傍と前記濾過空間が連通可能となり、
    前記エアーレーション装置から発生する気泡が水中の汚れと混合することにより生じ、濾過槽内部の水流に従って前記泡沫受プレートの下面まで到達した泡沫は、自身の浮力と前記泡沫受プレートの傾斜に従って該泡沫受プレートの下面に沿って前記泡沫受プレートの上端部近傍に向けて上斜め方向に移動し、前記泡沫誘導通路を上方に向けて進んだのち前記濾過空間に排出され、前記濾過空間内のフィルターにより処理されるように構成したことを特徴とする水槽。
  4. 請求項3に記載の水槽において、
    前記泡沫誘導通路は、その上端開口部を閉塞する阻止板が設けられ、かつ前記阻止板の下方において前記濾過空間に面するとともに当該濾過空間と連通する連通窓が設けられ、 前記泡沫誘導通路を上方に向けて進んだのち前記阻止板によって更なる上方移動が阻止された泡沫を、前記連通窓を介して高さ方向に直交する方向で以って前記濾過空間に排出し、前記フィルターで処理するように構成したことを特徴とする水槽。
  5. 請求項4に記載の水槽において、
    前記連通窓は、その開口上端部から下方に向かって延びる凸部を備え、前記連通窓の一部が、前記凸部によって遮られていることを特徴とする水槽。
  6. 請求項5に記載の水槽において、
    前記凸部は、泡沫の排出方向に従い漸次肉厚に形成された縦断面三角形状をなしていることを特徴とする水槽。
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