JP6940934B2 - 現地浸漬型水質浄化設備 - Google Patents
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Description
本発明の実施形態に係る現地浸漬型水質浄化設備は、図3及び図4に示すように、接触材10a、10bを充填した設備本体20を浄化対象となる水域内に浸漬した状態で設置することにより水質浄化を行うようになっている。設備本体20は、図1に示すように、接触材10a、10bを充填するとともに、処理水を通過させて浄化を行う複数の浄化室30と、浄化室30に水域内の処理水を導入する処理水導入装置(水中ポンプ40及び導水パイプ50)とを主要な構成要素とする。
設備本体20は、水域内に完全に水没させた状態で設置してもよいし、上部を空中に突出した状態で設置してもよい。設備本体20を完全に水没させると、設備本体20が人目に付かなくなり、周囲の景観を損なうことがない。また、設備本体20の上部を空中に突出させた場合には、好気的な分解を促進することができる。また、設備本体20の上部に植生を定植することにより、周囲の景観を向上させることができる。
浄化室30に充填する接触材は、比表面積が大きいことが好ましく、例えば、モール状に成形した紐状の接触材10b、リン対策用資材である牡蠣殻からなる接触材10a、窒素対策用資材である多孔質体(例えば、ゼオライトやこれをビーズ状としたもの)などを使用することができる。なお、接触材10a、10bの種類は特に限定されるものではなく、SSを除去したり、水棲生物群からなる生物膜を付着形成したり、リン対策や窒素対策を行ったりすることができれば、どのような材料を用いてもよい。
処理水導入装置は、図1〜図4に示すように、水中に設置した水中ポンプ40と、水中ポンプ40に連通接続した導水パイプ50とからなる。処理水導入装置では、水中ポンプ40で吸い上げた処理水を、導水パイプ50を介して設備本体20まで導き、浄化室30内に導入する。複数の浄化室30が環状に連結されている場合には、導水パイプ50の先端部を設備本体20の中心部に位置させて、処理水を設備本体20内に導入する。この際、導水パイプ50の先端部をストレーナー60に臨ませて、ゴミ等の夾雑物を除去することが好ましい。ストレーナー60は、設備本体に対して着脱可能となっている。
空気供給装置は、設備本体20に導入する処理水中に空気を送り込むための装置である。この空気供給装置は、図示しないが、例えば、エアポンプ及びエアパイプや、導水パイプ50に設けたアスピレーターからなる。エアポンプ及びエアパイプを用いる場合には、エアパイプの先端部を浄化室30の下部に設置し、エアポンプを用いて空気を供給することにより、浄化室30内を曝気する。また、導水パイプ50に設けたアスピレーターを用いる場合には、水中ポンプ40を駆動して導水パイプ50に処理水を流すと、アスピレーターの作用により処理水中に空気が混入する。なお、処理水の通過方向の後段に位置する浄化室30において積極的に曝気を行うことにより、処理水の通過方向の後段で溶存酸素量を増加させることができる。
本発明の実施形態に係る現地浸漬型水質浄化装置では、水中ポンプ40を用いて設備本体20に水域内の水を供給し、浄化室30に充填した接触材(特に、モール状に成形した紐状の接触材10b)を通過させながら外部へ処理水を流すことにより、接触材10bに付着した微生物の作用で水中の有機物を分解処理している。設備本体20に供給される処理水は、水中ポンプ40により強制的に導入されるため、溶存酸素を多く含む。このため、処理水がモール状に成形した紐状の接触材10bを通過することで微生物分解が進み、設備本体20の外部へと向かうほど溶存酸素は少なくなる。そして、設備本体20の下流(外部)側では嫌気環境になり、脱窒反応が進むため水中の全窒素の値を改善することができる。
滞留部70から処理水を強制的に水中ポンプ40で圧送し、処理水に空気を含ませて設備本体20に導入することにより、酸素の供給も同時に行う機構を組み込むことができるので、導入した処理水中の溶存酸素量を増加することが可能となる。これにより、礫間接触酸化法の効率を高めるだけでなく、水域全体の溶存酸素量も高めることができるため、自浄作用を促進することもできる。
図示しないが、設備本体20を半水没型とした場合には、設備本体20の上部に植生を定植する。定植する植生は、例えば、ヨシ、マコモ、ガマ等である。植生の種類は、浄化対象となる水域の気候、塩分濃度等の環境に応じて、適宜選択する。植生を定植することにより、全窒素やリンの低減等の効果を促進することができる。
本発明に係る現地浸漬型水質浄化設備では、陸上部等に模擬水路を設置するのではなく、接触材(牡蠣殻(接触材10a)や紐状の接触材10b等)を充填した浄化室30を河川および湖沼内部に水没した状態で設置するため、陸上部における水路等の設置が不要となり、設備を小規模なものとすることができる。
20 浄化設備
30 浄化室
40 水中ポンプ
50 導水パイプ
60 ストレーナー
70 滞留部
Claims (5)
- 接触材を充填した設備本体を浄化対象となる水域内に浸漬した状態で設置することにより、当該水域の水質浄化を行うための設備であって、
接触材を充填するとともに、処理水を通過させて浄化を行う複数の浄化室からなる設備本体と、
前記設備本体の浄化室に水域内の処理水を導入する処理水導入装置と、
を備え、
前記設備本体は、処理水の通過方向の上流側から下流側に向かう複数の浄化室において、有機物の分解処理能力が高い順、あるいは有機物の分解能力が低い順に接触材をそれぞれ充填することにより、処理水の通過方向に沿って溶存酸素量を変化させて、好気状態から嫌気状態への変化速度を調整する、
ことを特徴とする現地浸漬型水質浄化設備。 - 前記処理水導入装置は、浄化対象となる水域内の滞留部から前記設備本体に処理水を導入することを特徴とする請求項1に記載の現地浸漬型水質浄化設備。
- 前記複数の浄化室を環状に連結して設備本体を形成し、
前記処理水導入装置は、環状に連結された浄化室からなる設備本体の中心部に処理水を導入する、
ことを特徴とする請求項1または2に記載の現地浸漬型水質浄化設備。 - 前記処理水導入装置から前記設備本体に導入する処理水中に空気を送り込むための空気供給装置を設けた、
ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載の現地浸漬型水質浄化設備。 - 前記設備本体に導入する処理水から夾雑物を除去するためのストレーナーを備えた、
ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項記載の現地浸漬型水質浄化設備。
Priority Applications (1)
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JP2016172668A JP6940934B2 (ja) | 2016-09-05 | 2016-09-05 | 現地浸漬型水質浄化設備 |
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JP2016172668A JP6940934B2 (ja) | 2016-09-05 | 2016-09-05 | 現地浸漬型水質浄化設備 |
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JP2018038937A JP2018038937A (ja) | 2018-03-15 |
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Family Applications (1)
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2016
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