JP2005143251A - 電動アクチュエータ、及び電動ベッド - Google Patents

電動アクチュエータ、及び電動ベッド Download PDF

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伸幸 山本
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Abstract

【課題】 位相の異なる少なくとも二相の回転信号に基づきアクチュエータロッドの所定の可動範囲の両端を判別することで、制御に必要な配線数が減少する。
【解決手段】 アクチュエータロッドが引き込み限界に到達すると、一端リミットスイッチ44はOFFとなり、A相回転信号を遮断する。一方、アクチュエータロッドが伸び出し限界に到達すると、他端リミットスイッチ46がOFFとなり、B相回転信号を遮断する。
一端リミットスイッチ44、他端リミットスイッチ46による信号を直接検出しなくても、A相、B相回転信号が遮断されたことを検出することによりアクチュエータロッドの可動範囲の両端を判別する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、電動アクチュエータ、及び電動ベッドに関する。
近年、モータの回転動作によってアクチュエータロッドを動かし、被接続部材の位置や体勢を変更する電動アクチュエータが様々な装置に適用されている。
例えば、病院等で使用される電動ベッドでは、背もたれ部、足載せ部、床部など複数の可動部が電動アクチュエータの動作によって位置や体勢を変更する。特許文献1には電動ベッドの複数の可動部の位置や体勢を好適に制御する技術が開示されており、患者等が操作コントローラを操作して背もたれ部の傾き、足載せ部の屈曲、床部の昇降を容易に調節できる。電動ベッドでは各可動部を手動で動作させる必要がなくなるため介護者の労力を軽減でき、患者は体が楽な姿勢に各可動部を調節することで快適なベッド生活を過ごすことができる。
電動ベッドには可動部の位置や体勢を変更する動力源としての電動アクチュエータがあり、電動アクチュエータは可動制御部により制御されている。また、可動制御部には各可動部の位置や体勢をそれぞれ独立して操作できる操作コントローラが接続されている。可動制御部は操作コントローラより可動部の位置や体勢を変更する指示を受けると、指示された可動部を動作させる電動アクチュエータへ駆動指示を出力し、電動アクチュエータのモータを回転させる。モータの回転による動力はリンク機構によってアクチュエータロッドが伸び出し、引き込む動作に変換され、可動部ではアクチュエータロッドが伸び出し、引き込む動作によって位置や体勢を変更する。
また、アクチュエータロッドには伸び出し、引き込む動作ができる可動範囲が予め定められており、所定の可動範囲の一端と他端にはそれぞれリミットスイッチが設けられている。一端、他端に設けられたリミットスイッチはアクチュエータロッドがそれぞれの端部に到達している/到達していないでOFF(0)/ON(1)の反転信号を出力する。可動制御部は反転信号によりアクチュエータロッドが所定の可動範囲の一端、他端に到達したと判別すると、モータの回転を停止させる。リミットスイッチにより所定の可動範囲の両端を判別できるため、例えば、電動ベッドの背もたれ部の過剰な傾きを防止でき、適正な可動範囲を設定できる。
さらに、電動アクチュエータは回転センサを備えており、操作コントローラからの指示によりモータが回転すると回転センサによってモータの回転が検出して位相の異なる少なくとも二相の回転信号を可動制御部へ出力する。可動制御部では少なくとも二相の回転信号に基づきモータの回転速度を算出して、回転速度の変化から可動部に発生した異常を判断する。例えば、電動ベッドの背もたれ部を水平方向へ傾ける際に、背もたれ部に毛布等がはさまると、傾ける動作に負荷が発生してモータの回転速度が急激に低下するので、可動制御部は異常が発生したと判断してモータの回転を停止する。
特開平5−158697号
しかしながら、電動ベッドの可動制御部には、各可動部を制御するため可動部ごとにモータを回転させる通電線、所定の可動範囲の両端を判別する反転信号線、及び回転センサによる回転信号線を接続する必要があり、制御に必要な配線数が多く配線(電気配線並びに配線の取り回しを含む)が煩雑であった。
また、可動制御部では、可動部ごとに所定の可動範囲の両端を判別する反転信号と回転センサの回転信号とを別々に検出する必要があり、安価なCPUでは信号を入力するポート数が足りず、ポート数の多い高価なCPUが必要であった。
本発明は上記事実を鑑み、位相の異なる少なくとも二相の回転信号に基づきアクチュエータロッドの所定の可動範囲の両端を判別することで、制御に必要な配線数が減少する電動アクチュエータ、及び前記電動アクチュエータを用いることで安価なCPUで複数の可動部を制御できる電動ベッドを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1に係る発明は、モータの回転による動力が変換部材によってアクチュエータロッドの伸び出し、引き込み動作に変換され、前記アクチュエータロッドが所定の可動範囲内で伸び出し、引き込む電動アクチュエータにおいて、前記モータの回転方向及び回転速度を含む回転状態に応じて位相の異なる少なくとも二相の回転信号を出力する回転信号出力手段と、前記アクチュエータロッドが前記所定の可動範囲の両端に到達したことを検出する可動範囲検出手段と、前記可動範囲検出手段により前記アクチュエータロッドが前記所定の可動範囲の一端に到達したことを検出した場合に、前記回転信号の一方の相を遮断する一端回転信号遮断手段と、前記可動範囲検出手段により前記アクチュエータロッドが前記所定の可動範囲の他端に到達したことを検出した場合に、前記回転信号の他方の相を遮断する他端回転信号遮断手段と、前記遮断された前記回転信号に基づき、前記アクチュエータロッドが前記所定の可動範囲の一端又は他端のいずれかに到達したことを判別する端部判別手段と、前記端部判別手段により前記アクチュエータロッドが前記所定の可動範囲の一端又は他端のいずれかに到達したと判別した場合に、前記モータの回転を停止するモータ停止手段と、を有することを特徴とする。
請求項1の発明によれば、電動アクチュエータはモータの回転による動力が変換部材によりアクチュエータロッドの伸び出し、引き込み動作に変換され、アクチュエータロッドが所定の可動範囲で伸び出し、引き込む。
回転信号出力手段では、例えば、モータの回転軸にセンサマグネットを設け、回転センサによりモータの回転による磁界の変化を検出して、位相の異なる少なくとも二相の回転信号を出力する。この位相の異なる少なくとも二相の回転信号からモータの回転方向、回転速度を算出できる。
可動範囲検出手段はアクチュエータロッドが伸び出し(又は引き込み)動作により所定の可動範囲の一端に到達したことを検出すると、一端回転信号遮断手段では回転信号の一方の相を例えばスイッチ素子などにより遮断する。一方、可動範囲検出手段はアクチュエータロッドが引き込み(又は伸び出し)動作により所定の可動範囲の他端に到達したことを検出すると、他端回転信号遮断手段では回転信号の他方の相を遮断する。
よって、端部判別手段では回転信号の一方の相が遮断されるとアクチュエータロッドが所定の可動範囲の一端に、他方の相が遮断されるとアクチュエータロッドが所定の可動範囲の他端に到達したと判別できる。モータ停止手段は端部判別手段によりアクチュエータロッドが所定の可動範囲の一端又は他端に到達したと判別すると、モータの回転を停止し、アクチュエータロッドの伸び出し、引き込み動作を停止する。
従って、請求項1の発明によれば、位相の異なる少なくと二相の回転信号が遮断されているかを検出することで、アクチュエータロッドが所定の可動範囲の一端、他端に到達したことを判別できる。また、アクチュエータロッドが所定の可動範囲の一端、他端に到達したときにアクチュエータロッドの動作を停止できる。
請求項2に係る発明は、モータの回転による動力が変換部材によってアクチュエータロッドの伸び出し、引き込み動作に変換され、前記アクチュエータロッドが所定の可動範囲内で伸び出し、引き込む電動アクチュエータにおいて、前記モータの回転方向及び回転速度を含む回転状態に応じて位相の異なる少なくとも二相の回転信号を出力する回転信号出力手段と、前記アクチュエータロッドが前記所定の可動範囲の両端に到達したことを検出する可動範囲検出手段と、前記可動範囲検出手段により前記アクチュエータロッドが前記所定の可動範囲のいずれか端部に到達したことを検出した場合に、前記回転信号の一方の相を遮断する回転信号遮断手段と、前記一方の相の回転信号及び前記モータの回転方向に基づき前記アクチュエータロッドが前記所定の可動範囲の一端又は他端のいずれかに到達したことを判別する端部判別手段と、前記端部判別手段により前記アクチュエータロッドが前記所定の可動範囲の一端又は他端のいずれかに到達したと判別した場合に、前記モータの回転を停止するモータ停止手段と、を有することを特徴とする。
請求項2の発明によれば、電動アクチュエータでは、モータの回転による動力が変換部材によりアクチュエータロッドの伸び出し、引き込み動作に変換され、アクチュエータロッドは、所定の可動範囲で伸び出し、引き込む。回転信号出力手段では、例えば、回転センサによりモータの回転を検出して、位相の異なる少なくとも二相の回転信号を出力する。この位相の異なる少なくとも二相の回転信号からモータの回転方向、回転速度を算出できる。
可動範囲検出手段はアクチュエータロッドが伸び出し又は引き込み動作により所定の可動範囲のいずれか端部に到達したことを検出すると、回転信号遮断手段では回転信号の一方の相を遮断する。
端部判別手段は一方の相の回転信号が遮断されると、遮断されたときのモータの回転方向からアクチュエータロッドが所定の可動範囲の一端、他端のどちらに到達したかを判別する。すなわち、一方の相の回転信号が遮断されたときに、モータの回転方向がアクチュエータロッドを所定の可動範囲の一端へ伸び出す(又は引き込む)方向の場合、アクチュエータロッドが所定の可動範囲の一端に到達したと判別し、モータの回転方向がアクチュエータロッドを所定の可動範囲の他端へ引き込む(又は伸び出す)方向の場合、アクチュエータロッドは所定の可動範囲の他端に到達したと判別する。モータ停止手段は、端部判別手段によりアクチュエータロッドが所定の可動範囲の一端、他端に到達したと判別すると、モータの回転を停止し、アクチュエータロッドの伸び出し、引き込み動作を停止する。
従って、請求項2の発明によれば、一方の相の回転信号のみが遮断される場合でも、遮断されたときのモータの回転方向からアクチュエータロッドが所定の可動範囲の一端又は他端に到達したことを判別できる。また、アクチュエータロッドが所定の可動範囲の一端又は他端に到達したときにアクチュエータロッドの動作を停止できる。
請求項3に係る発明は、請求項1又は請求項2記載の発明において、前記モータ停止手段が、前記回転信号が遮断され、前記端部判別手段により前記アクチュエータロッドが前記所定の可動範囲の一端又は他端のいずれかに到達したと判別した場合に、前記モータを逆方向へ所定量回転させ、前記回転信号の遮断が解除するまで前記アクチュエータロッドを伸び出し、又は引き込むことを特徴とする。
請求項3の発明によれば、アクチュエータロッドがモータの回転による伸び出し、又は引き込み動作により所定の可動範囲の一端又は他端のいずれかに到達した場合に、モータを逆方向へ所定量回転させることで回転信号の遮断が解除され、所定の可動範囲の一端及び他端で停止することが無くなる。また、回転信号の一方の相、他方の相の両方を検出できるため回転信号の遮断を検出して所定の可動範囲の一端、他端をすぐに判別できる。
従って、請求項3の発明によれば、アクチュエータロッドは所定の可動範囲の一端及び他端で停止することが無くなり、所定の可動範囲を越えることを防止できる。
請求項4に係る発明は、前記請求項1乃至請求項3の何れか1項記載の電動アクチュエータが少なくとも背もたれ部、足載せ部及び床部を含む複数の可動機器の駆動部として適用され、当該電動アクチュエータの駆動制御によって位置や体勢を変更する電動ベッドにおいて、前記複数の可動部の位置や体勢の変更をそれぞれ独立して指示する可動部変更指示部と、前記複数の可動部の前記電動アクチュエータを制御し、可動部変更指示部の変更指示により前記可動部を動作させる可動部集中制御部とを有し、前記可動部の可動範囲の両端と前記電動アクチュエータのモータの回転方向及び回転速度を含む回転状態とを検出する信号線を前記電動アクチュエータの二相の回転信号線のみで構成し、かつ、前記可動部集中制御部で前記各可動部の可動範囲の両端を前記電動アクチュエータの二相の回転信号によって検出すること、を特徴とする。
請求項4の発明によれば、電動ベッドには背もたれ部、足載せ部、及び床部を含む複数の可動部があり、各可動部は請求項1乃至請求項3の何れか1項記載の電動アクチュエータの動力によって位置や体勢を変更する。また、各可動部の可動範囲の両端は電動アクチュエータのアクチュエータロッドの所定の可動範囲の両端によって定まっている。
電動ベッドには、各可動部の位置や体勢の変更をそれぞれ独立して指示できる可動部変更指示部があり、可動部集中制御部は可動部変更指示部からの指示により各可動部の電動アクチュエータのモータを回転させる。可動部はモータの回転によるアクチュエータロッドの伸び出し、又は引き込みによって動作する。
各可動部の可動範囲の両端と電動アクチュエータのモータの回転状態とを検出する信号線は、二相の回転信号線のみで構成されており、可動部集中制御部では二相の回転信号によって各可動部の可動範囲の両端と電動アクチュエータのモータの回転状態とを検出することができる。すなわち、二相の回転信号により電動アクチュエータのモータの回転速度と回転方向を算出して回転状態を検出し、さらに、回転信号が遮断されたことを検出することで、可動部の可動範囲の両端を判別することができる。
よって、可動部集中制御部では所定の可動範囲の両端を二相の回転信号のみで判別できるため、接続する配線数を減り、信号を入力するポート数も減らすことができる。
ところで、病院等で用いられる電動ベッドでは洗浄液により消毒されるため防水対策が必要である。防水対策が必要な電動ベッドの可動部の動力源に請求項1乃至請求項3の何れか1項記載の電動アクチュエータを用いると、電動アクチュエータを接続する配線は二相の回転信号線とモータを回転させる通電線となり配線数が減少する。電動アクチュエータへの洗浄液の浸入を防ぐため配線(回転信号線と通電線)を防水チューブで包んだ場合、配線数が減少して配線全体の幅が細くなるため、防水チューブの外径が同じでも防水部分を厚くすることができるため、防水性を高めることができる。
従って、請求項4の発明によれば、電動ベッドは可動部集中制御部に接続される配線数が減るため配線(電気配線並びに配線の取り回しを含む)を容易にすることができ、入力される信号も減るため必要なポート数が減り、ポート数の少ない安価なCPUでも各可動部を制御することができる。
さらに、電動アクチュエータの配線を防水チューブで包んだ場合、防水チューブの防水部分が厚くなり防水性が高まるため、電動ベッドの防水性を高めることができる。
(第1の実施の形態)
以下、図面を参照して、本発明の第1の実施の形態について説明する。
図1(A)(B)には、第1の実施の形態の電動アクチュエータ10の横断面図、下側面断面図が示されている。
電動アクチュエータ10は、カバーハウジング12及びこれに固定されたパイプホルダ14を備えている。パイプホルダ14の開口側先端部にはカバーキャップ18が取り付けられており、パイプホルダ14の内部には、スクリューシャフト20が収容配置されている。スクリューシャフト20は軸受22によって回転自在に支持されており、さらに、一端部にはベベルギヤ24が設けられている。このベベルギヤ24は、ベベルギヤ26に噛み合っており、さらにモータ28(図1(B)参照)と連結されたべベルギヤ27と噛み合っている。よって、スクリューシャフト20(図1(A)参照)はモータ28の回転によって軸線周りに回転する。
モータ28(図1(B)参照)の回転軸には、センサマグネット48が取り付けられており、回転方向に沿って2つの回転センサ50、52がセンサマグネット48の磁界を検出できる位置に配置されている。モータ28の回転に伴ってセンサマグネット48が回転すると、回転センサ50、52はセンサマグネット48の回転による磁界の変化を検出して位相の異なる二相の回転信号を出力する。モータ28と回転センサ50、52とは制御装置30(図3参照)に接続されており、制御装置30によってモータ28の回転方向は制御される。ここで、回転センサ50が出力する回転信号をA相回転信号、回転センサ52が出力する回転信号をB相回転信号とする。
モータ28によって回転するスクリューシャフト20(図1(A)参照)にはナット32が螺合しており、スクリューシャフト20の回転によってナット32がスクリューシャフト20の軸線方向に移動される。ナット32には、アクチュエータロッド34が連結固定されており、スクリューシャフト20の回転によってナット32と共にスクリューシャフト20は軸線方向に沿って移動し、パイプホルダ14の先端部から伸び出し、又は引き込む。
また、アクチュエータロッド34とパイプホルダ14との間のアクチュエータロッド34の外周には、内蔵チューブ38が配置されており、カバーキャップ18の側の先端部には、キャップ40が取り付けられている。このキャップ40は、ナット32がスクリューシャフト20の軸線方向に沿って移動してカバーキャップ18に接近しその移動限(換言すれば、アクチュエータロッド34の最も伸び出した状態)の近傍位置に到達した際に、ナット32に係合するようになっている。したがって、ナット32がキャップ40に係合した状態で更にナット32が移動すると、ナット32と共にキャップ40すなわち内蔵チューブ38が移動される構成である。
さらに、アクチュエータロッド34とパイプホルダ14との間のアクチュエータロッド34の外周には、スプリング42が配置されている。スプリング42は、内蔵チューブ38の一端部(キャップ40)に対応して軸線方向に沿って隣接して配置されており、常に内蔵チューブ38をアクチュエータロッド34が引き込む方向(カバーハウジング12の方向)へ付勢している。このため、内蔵チューブ38は、通常最もカバーハウジング12内に入り込んだ状態で保持されている。
カバーハウジング12内には、一端リミットスイッチ44が配置されている。一端リミットスイッチ44は、前述したナット32に係合可能に配置されており、ナット32と非係合であると作動状態(ON)となり、ナット32すなわちアクチュエータロッド34が引き込み限界(最も引き込んだ状態)(図2(A)参照)に到達してナット32と係合すると非作動状態(OFF)となるため、アクチュエータロッド34の引き込み限界を検出することができる。一端リミットスイッチ44はアクチュエータロッド34の引き込み限界を検出するとA相回転信号を遮断する(図3参照)。
また、カバーハウジング12内(図1(A)参照)には、他端リミットスイッチ46が配置されている。他端リミットスイッチ46は、前述した内蔵チューブ38に係合可能に配置されており、通常は、スプリング42によって付勢されて最もカバーハウジング12内に入り込んだ状態で保持されている内蔵チューブ38に係合して作動状態(ON)となっている。一方、他端リミットスイッチ46は、内蔵チューブ38がスプリング42の付勢力に抗してアクチュエータロッド34と共に移動し(図2(B)参照)、アクチュエータロッド34が伸び出し限界に到達し、内蔵チューブ38と非係合となると非作動状態(OFF)となり、アクチュエータロッド34の伸び出し限界(最も伸び出した状態)を検出することができる。他端リミットスイッチ46はアクチュエータロッド34の伸び出し限界を検出するとB相回転信号を遮断する(図3参照)。
図3には、電動アクチュエータ10及び制御装置30の概略構成図が示されている。
制御装置30は、回転センサ50、52より出力された回転信号(A相、B相回転信号)によってモータ28の回転状態を判断し、駆動指示信号を出力するCPU54と、駆動指示信号を受けモータ28の回転を制御する通電切替回路56とから構成されており、制御装置30は図示しない電源と接続されている。
また、CPU54は、回転センサ50、52による回転信号を受ける入力ポート58と、回転信号に基づきアクチュエータロッド34の可動範囲の伸び出し限界、引き込み限界を判別する両端判別部60と、回転信号に基づきモータ28の回転方向、回転速度、回転した数を算出する回転算出部62と、モータ28の回転方向、回転した数に基づきアクチュエータロッド34の位置を算出するロッド位置算出部64と、ロッド位置算出部64で算出したアクチュエータロッド34の位置を保存する不揮発性メモリ66と、モータ28の回転速度の変化から異常を検出する異常検出部68と、アクチュエータ指示信号を受けモータ28を回転させる方向を判断するアクチュエータ指示判断部70と、モータ28が回転状態を判断し、駆動指示信号を出力するモータ駆動判断部72と、図示しないRAM、ROM、これらを接続するバスとを備えている。
入力ポート58は回転センサ50、52から出力された回転信号を受け、両端判別部60と回転算出部62へ回転信号をそのまま出力する。
両端判別部60はA相、B相回転信号が遮断されているかを検出し、アクチュエータロッド34が可動範囲の伸び出し限界、引き込み限界に到達したかを判別する。
アクチュエータロッド34が引き込み限界に到達すると、上述したように、ナット32が一端リミットスイッチ44に係合(図2(A)参照)し、一端リミットスイッチ44がOFFとなり回転センサ50(図3参照)が出力するA相回転信号が遮断される。両端判別部60はA相回転信号が遮断されたことを検出するとアクチュエータロッド34が引き込み限界に到達したと判別して、両端判別信号をモータ駆動判断部72へ出力する。
一方、アクチュエータロッド34が伸び出し限界に到達すると、上述したように、内蔵チューブ38が他端リミットスイッチ46から離間し(図2(B)参照)、他端リミットスイッチ46(図3参照)がOFFとなり回転センサ52が出力するB相回転信号を遮断される。両端判別部60はB相回転信号が遮断されたことを検出するとアクチュエータロッド34が伸び出し限界に到達したと判別して、両端判別信号をモータ駆動判断部72へ出力する。
回転算出部62は、位相の異なるA相、B相回転信号に基づいて、モータ28の回転方向、回転速度、回転した数を算出する。算出した回転方向と回転した数をロッド位置算出部64へ、回転速度を異常検出部68へ出力する。
ロッド位置算出部64は、不揮発性メモリ66からモータ28の回転停止時のアクチュエータロッド34の可動範囲内での位置を読み込み、モータ28の回転によるアクチュエータロッド34の移動距離を算出して、モータ28回転時におけるアクチュエータロッド34の可動範囲内での位置を求める。
アクチュエータロッド34(図1(A)参照)と連結固定されているナット32は、スクリューシャフト20と螺合しているのでスクリューシャフト20(図1(A)参照)が一回転すると、スクリューシャフト20の螺子1ピッチ分の距離を移動する。よって、アクチュエータロッド34はナット32に連結固定されているので、ナット32の移動と共に螺子1ピッチ分の距離を移動することになる。モータ28とスクリューシャフト20とはべベルギヤ24、26、27を介して連結されているため、モータ28の回転した数とスクリューシャフト20の回転した数には一定の比率がある。よって、ロッド位置算出部64は、モータ28の回転した数を一定の比率によってスクリューシャフト20の回転した数に変換し、スクリューシャフト20の回転した数と螺子1ピッチ分の距離からアクチュエータロッド34の移動距離を算出する。ロッド位置算出部64は、モータ28の回転停止後、算出したアクチュエータロッド34の位置を不揮発性メモリ66に保存する。
不揮発性メモリ66はロッド位置算出部64で算出したアクチュエータロッド34の可動範囲内での位置を保存する。
異常検出部68は回転算出部62で算出したモータ28の回転速度の変化から電動アクチュエータ10の異常を検出する。回転速度が急激に低下した場合、異常検出部68は異常が発生したと判断してモータ28の回転を停止させる異常停止信号を出力する。
アクチュエータ指示判断部70は、アクチュエータ指示信号を受け、モータ28を回転させる方向を判断し、回転方向指示信号をモータ駆動判断部72へ出力する。
モータ駆動判断部72は、回転方向指示信号を受け、不揮発性メモリ66からモータ28停止時のアクチュエータロッド34の位置を読み込み、モータ28が指示された回転方向へ回転可能であるか判断する。すなわち、アクチュエータロッド34が可動範囲の伸び出し限界又は引き込み限界にあり、指示された回転方向へモータ28を回転させるとアクチュエータロッド34が可動範囲を越えてしまう場合、回転不可と判断する。モータ28を回転させても可動範囲を越えない場合は、回転可能と判断して、駆動指示信号を通電切替回路56へ出力し、モータ28を指示された回転方向へ回転させる。
また、両端判別部60より両端判別信号、異常検出部68より異常停止信号を受けると、モータ28の回転を停止させる駆動指示信号を出力する。
通電切替回路56は、モータ駆動判断部72より駆動指示信号を受け、図示しない電源による通電を行いモータ28を回転させる。
次に上記第1の実施の形態の作用を説明する。
図8に第1の実施の形態の電動アクチュエータ10の制御に関するフローチャートを示す。
CPU54は電動アクチュエータ10を駆動させるアクチュエータ指示信号を受けると、ステップ200の処理を開始し、ステップ202へ移る。
ステップ202では、アクチュエータ指示判断部70において、アクチュエータ指示信号により、アクチュエータロッド34を伸び出させる指示を受けると、モータ28をアクチュエータロッド34が伸び出す方向(以下、伸び出し方向)へ、アクチュエータロッド34を引き込ませる指示を受けると、モータ28をアクチュエータロッド34が引き込む方向(以下、引き込み方向)へ回転させる回転方向指示信号をモータ駆動判断部72へ出力する。
ステップ204では、モータ駆動判断部72において、不揮発性メモリ66に保存してあるモータ28停止時のアクチュエータロッド34の位置を読み込み、アクチュエータロッド34の位置と、回転方向指示信号によるモータ28の回転方向の指示より、モータ28が回転可能であるかを判断する。すなわち、アクチュエータロッド34が可動範囲の伸び出し限界であり回転方向の指示が伸び出し方向の場合、可動範囲の引き込み限界であり回転方向の指示が引き込み方向の場合、モータ28を指示された方向へ回転させるとアクチュエータロッド34が可動範囲外となるため、判定がNOとなりステップ218へ移動し処理終了となる。
アクチュエータロッド34が可動範囲の伸び出し限界であり、回転方向の指示が引き込み方向の場合、可動範囲の引き込み限界であり、回転方向の指示が伸び出し方向の場合、及び可動範囲の伸び出し限界、引き込み限界でない場合は、モータ28は指示された方向へ回転可能であるため、判定がYESとなり、モータ28を回転方向指示信号により指示された方向へ回転させる駆動指示信号を通電切替回路56へ出力する。
ステップ206では、通電切替回路56において、駆動指示信号で指示された方向へモータ28を回転させる通電を行いモータ28を回転させる。モータ28が回転すると、モータ28にベベルギヤ24、26,27を介して連結されたスクリューシャフト20(図1(A)参照)が回転し、アクチュエータロッド34がナット32と共に軸線方向に移動する。また、回転センサ50、52(図1(B)参照)はモータ28の回転に伴って回転するセンサマグネット48の磁界を検出してA相、B相回転信号を入力ポート58(図3参照)へ出力する。
ここで、図4に入力ポート58へ出力されるA相、B相回転信号の波形を示す。
入力ポート58は出力されたA相、B相回転信号を両端判別部60及び回転算出部62へ出力する。回転算出部62は、A相、B相回転信号に基づき、モータ28の回転方向、回転速度、回転した数を算出する。算出したモータ28の回転方向、回転した数をロッド位置算出部64へ、回転速度を異常検出部68へ出力する。
ステップ208では、ロッド位置算出部64において、不揮発性メモリ66に保存してあるモータ28の停止時のアクチュエータロッド34の位置を読み込み、モータ28の回転方向及び回転した数に基づきモータ28の回転によるアクチュエータロッド34の移動距離を算出して、動範囲内でのアクチュエータロッド34の位置を求める。
ステップ210では、両端判別部60において、A相、B相回転信号が遮断されているかを検出し、アクチュエータロッド34が可動範囲の伸び出し限界又は引き込み限界であるかを判別する。
モータ28の回転によりアクチュエータロッド34(図2(A)参照)が引き込み限界に到達すると、ナット32が一端リミットスイッチ44に係合するため一端リミットスイッチ44(図3参照)はOFFとなり、A相回転信号を遮断(図4の矢印t1参照)する。
両端判別部60では、B相回転信号が検出され、A相回転信号が検出されなくなるとアクチュエータロッド34が引き込み限界に到達したと判別(ステップ210の判定はYES)して両端判別信号をモータ駆動判断部72へ出力する。モータ駆動判断部72は、両端判別信号を受けると通電切替回路56へモータ28を停止させる駆動指示信号を出力する。通電切替回路56はモータ28を停止させる駆動指示信号を受けるとモータ28への通電を停止し、モータ28の回転を停止する(ステップ216)。
一方、アクチュエータロッド34が伸び出し限界に到達すると、内蔵チューブ38が他端リミットスイッチ46から離間(図2(B)参照)して他端リミットスイッチ46(図3参照)がOFFとなり、B相回転信号を遮断する。
両端判別部60では、A相回転信号が検出され、B相回転信号が検出されなくなるとアクチュエータロッド34が伸び出し限界に到達したと判別(ステップ210の判定はYES)して両端判別信号をモータ駆動判断部72へ出力し、モータ28の回転を停止する(ステップ216)。
A相、B相回転信号が両方検出できると、アクチュエータロッド34が可動範囲の両端では無いため、ステップ210の判定がNOとなり、ステップ212へ移る。
ステップ212では、異常検出部68において、モータ28の回転速度の急激な変化から異常を検出する。回転速度が急激に低下した場合、異常が発生したと判断し、ステップ212の判定をYESとなり、異常停止信号をモータ駆動判断部へ出力する。
一方、モータ28の回転速度の急激な変化が無い場合、異常なしと判断し、ステップ212の判定がNOとなり、ステップ214へ移る。
ステップ214では、アクチュエータ指示判断部70において、電動アクチュエータ10を停止させるアクチュエータ指示信号が入力されたかを判断する。停止するアクチュエータ指示信号の入力が無い場合、判定はNOとなりステップ206へ移行し、電動アクチュエータ10の駆動を継続する。停止するアクチュエータ指示信号が入力された場合、判定はYESとなり、アクチュエータ指示判断部70はモータ28の回転停止の回転方向指示信号を出力する。モータ駆動判断部72は、回転停止の回転方向指示信号を受けると通電切替回路56へモータ28を停止させる駆動指示信号を出力する。
ステップ216では、通電切替回路56において、モータ28を停止させる駆動指示信号を受けモータ28への通電を停止し、モータ28の回転を停止する。
また、ロッド位置算出部64において算出したアクチュエータロッド34の位置を不揮発性メモリ66に保存し、ステップ218へ移り処理を終了する。
このように、本第1の実施の形態の電動アクチュエータ10によれば、一端リミットスイッチ44、他端リミットスイッチ46による信号を直接検出しなくても、A相、B相回転信号が遮断されたことを検出することによりアクチュエータロッド34の可動範囲の両端を判別できる。
よって、アクチュエータロッド34の可動範囲の両端を回転信号により判別できるため配線数を減り、また、CPU54に接続するポート数も減らすことができる。
なお、モータ28の回転方向と回転した数によりアクチュエータロッド34の位置を算出したが、両端判別部60で検出した結果(伸び出し限界、引き込み限界、伸び出し限界及び引き込み限界以外)を不揮発性メモリ66に保存してもよい。
(第2の実施の形態)
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。この第2の実施の形態の特徴は、
アクチュエータロッド34が伸び出し限界に到達すると、他端リミットスイッチ46Aは回転センサ50が出力するA相回転信号を遮断する点、及び回転信号が遮断されると、モータ28を回転信号が遮断された回転方向と逆の回転方向へ回転させる点にある。
第2の実施の形態の電動アクチュエータ10は第1の実施の形態で示した図1(A)(B)と同様の構成であるため、説明を省略する。
図5には、電動アクチュエータ10及び制御装置30の概略構成図が示されている。なお、同一符号の個所は第1の実施の形態の図3と同様であるため説明を省略し、異なる部分については符号Aを付して説明をする。
電動アクチュエータ10では、他端リミットスイッチ46Aがアクチュエータロッド34の伸び出し限界を検出すると回転センサ50が出力するA相回転信号を遮断する。
CPU54には、両端判別部60Aより出力される両端判別信号を受け、逆方向回転指示信号を出力する逆方向回転指示部74Aが追加されている。
回転算出部62Aは、位相の異なるA相、B相回転信号に基づいて、モータ28の回転方向、回転速度を算出し、算出した回転方向を両端判別部60Aへ、回転速度を異常検出部68へ出力する。
両端判別部60Aは、回転算出部62Aにより算出したモータ28の回転方向及び回転信号に基づき、アクチュエータロッド34が可動範囲の伸び出し限界、引き込み限界に到達したかを判別する。すなわち、両端判別部60Aは、A相回転信号が遮断されたときにモータ28が伸び出し方向へ回転していると、アクチュエータロッド34が可動範囲の伸び出し限界に、モータ28が引き込み方向へ回転していると、アクチュエータロッド34が可動範囲の引き込み限界に到達したと判別して、両端判別信号を出力する。
逆方向回転指示部74Aは、両端判別信号より、アクチュエータロッド34が可動範囲の伸び出し限界であるとモータ28を引き込み方向へ、可動範囲の引き込み限界であるとモータ28を伸び出し方向へ回転させる逆方向回転指示信号を出力する。
モータ駆動判断部72Aは、逆方向回転指示信号を受けると、モータ28を、逆方向回転指示信号で指示された回転方向へ回転させる駆動指示信号を出力する。
次に上記第2の実施の形態の作用を説明する。
図9に第2の実施の形態の電動アクチュエータ10の制御に関するフローチャートを示す。なお、同一符号の個所は第1の実施の形態の図8と同様であるため説明を省略し、異なる部分については符号Aを付して説明をする。
ステップ206Aでは、モータ駆動判断部72A(図5参照)において、回転方向指示信号で指示された回転方向へモータ28を回転させる駆動指示信号を出し、通電切替回路56が駆動指示信号で指示された方向へモータ28を回転させる通電を行い、モータ28が回転する。モータ28の回転に伴ってセンサマグネット48(図1(B)参照)が回転し、回転センサ50、52はA相、B相回転信号を出力する。回転算出部62A(図5参照)は、A相、B相回転信号に基づき、モータ28の回転方向、回転速度を算出し、算出したモータ28の回転方向を両端判別部60Aへ回転速度を異常検出部68へ出力する。
ステップ210Aでは、両端判別部60Aにおいて、モータ28の回転方向及び回転信号に基づき、アクチュエータロッド34が可動範囲の伸び出し限界又は引き込み限界に到達したかを判別する。
他端リミットスイッチ46Aはアクチュエータロッド34が伸び出し限界(図2(B)参照)に到達すると、一端リミットスイッチ44はアクチュエータロッド34が引き込み限界(図2(A)参照)に到達するとA相回転信号を遮断する。
両端判別部60では、B相回転信号が検出でき、A相回転信号が検出できなくなるとA相回転信号が遮断されたと判断し、ステップ210Aの判定はYESとなる。
両端判別部60Aでは、A相回転信号が遮断されたときに、モータ28が伸び出し方向へ回転しているとアクチュエータロッド34が伸び出し限界、引き込み方向へ回転しているとアクチュエータロッド34が引き込み限界に到達したと判別して両端判別信号を逆方向回転指示部74Aへ出力する。
ステップ220Aでは、逆方向回転指示部74Aにおいて、両端判別信号よりアクチュエータロッド34が伸び出し限界であるとモータ28を引き込み方向へ、アクチュエータロッド34が引き込み限界であるとモータ28を伸び出し方向へ回転させる逆方向回転指示信号を出力する。
モータ駆動判断部72Aは、モータ28を逆方向回転指示信号で指示された回転方向へ回転させる駆動指示信号を通電切替回路56へ出力し、通電切替回路56はモータ28をアクチュエータロッド34が伸び出し限界、又は引き込み限界に到達した回転方向と逆方向へ回転させる通電を行う。
アクチュエータロッド34は、モータ28をアクチュエータロッド34が伸び出し限界、又は引き込み限界に到達した回転方向と逆方向へ回転させることよって、アクチュエータロッド34が可動範囲の中間部となり、A相回転信号の遮断が解除される。両端判別部60AはA相回転信号の遮断が解除されと両端判別信号の出力を停止し、逆方向回転指示部74Aでは両端判別信号の出力が停止すると逆方向回転指示信号の出力を停止する。モータ駆動判断部72Aは逆方向回転指示信号の出力が停止すると、モータ28の回転を停止する駆動指示信号を出力し、モータ28の回転を停止する(ステップ216)。
アクチュエータロッド34は、モータ28をアクチュエータロッド34が伸び出し限界、又は引き込み限界に到達した回転方向と逆方向へ回転させることによって、可動範囲の引き込み限界及び伸び出し限界で停止しなくなる。
このように、本第2の実施の形態の電動アクチュエータ10は、アクチュエータロッド34が引き込み限界、又は伸び出し限界に到達してA相回転信号が遮断される構成においても、回転信号とモータ28の回転方向によってアクチュエータロッド34の可動範囲の両端を判別することができる。
よって、アクチュエータロッド34の可動範囲の両端を二相の回転信号(A相、B相回転信号)により判別できるため配線数を減り、また、CPU54に接続するポート数も減らすことができる。
また、アクチュエータロッド34の引き込み限界又は伸び出し限界を判別した場合、モータ28を逆の方向へ回転させることで、アクチュエータロッド34が引き込み限界、及び伸び出し限界で停止しなくなり、回転信号が遮断されたままモータ28が停止しなくなる。これにより、CPU54はA相、B相回転信号が遮断されたことを検出してアクチュエータロッド34の可動範囲の両端をすぐに判別でき、誤って可動範囲を越えてしまうことを防止できる。
(第3の実施の形態)
次に、本発明の第3の実施の形態について説明する。この第3の実施の形態の特徴は、
電動ベッドの可動部の動力に第1の実施の形態で説明した電動アクチュエータ10を用いた点にある。
図6には、第3の実施の形態の電動ベッド80の概略側面図が示されている。
この電動ベッド80には、可動部として背もたれ部86による傾き調節、足載せ部90による屈曲調節、及び床部84Aの昇降調節があり、各可動部の動力源として電動アクチュエータ10が用いられている。
電動ベッド80は、床面に設置される架台82に対してベッドフレーム84が平行に配置されている。ベッドフレーム84の床部84Aには背もたれ部86が設けられており、当該背もたれ部86の下端部付近がヒンジ88を介して床部84Aに回動可能に連結されている。さらに、背もたれ部86の下端部には、電動アクチュエータ10Aのアクチュエータロッド34Aの先端部が連結されている。
ベッドフレーム84の床部84Aには、背もたれ部86と反対側に足載せ部90が設けられている。足載せ部90は二枚の板材90A、90Bをヒンジ92により結合されており、屈曲可能に構成されている。また、足載せ部90のふくらはぎに対応する部位の裏面には短めの連結部材94が垂下されており、連結部材94の下端部に電動アクチュエータ10Bのアクチュエータロッド34Bの先端部が連結されている。
ベッドフレーム84は複数の脚部84Bを備えており、この脚部84Bは架台82から立設された脚部82Aに対して平行に配置されている。双方の脚部84B、82Aの連結には、側面視で略L字形状を成す揺動リンク96が使用されている。具体的には、揺動リンク96の屈曲部位がベッドフレーム84の脚部84Bの下端部に相対回転可能に連結されており、更に一方の端部が架台82の脚部82Aの上端部に相対回転可能に連結されている。また、揺動リンク96の他方の端部同士は、ベッドフレーム84の床部84Aに対して平行に配置された平行リンク98によって相対回転可能に連結されている。そして、一方の揺動リンク96の他方の端部側に、電動アクチュエータ10Cの基端部が連結されている。電動アクチュエータ10Cのアクチュエータロッド34Cの先端部は、ベッドフレーム84の床部84Aから垂下された別の連結部材100の下端部に連結されている。
床部84Aの下方には、可動部を制御する電動ベッド制御装置120が設けられており、配線(回転信号線と通電線)により電動アクチュエータ10A、10B、10Cと、電源コードにより図示しないAC電源と接続されている。さらに、電動ベッド制御装置120には各可動部を操作する操作コントローラ122が接続されており、各可動部の電動アクチュエータ10は、操作コントローラ122による指示によって動作する。
図7には電動ベッド制御装置120の概略構成図が示されている。
電動ベッド制御装置120は、操作コントローラ122による可動部の操作指示を受け、アクチュエータ指示信号を出力する操作SW信号入力回路124と、可動部の電動アクチュエータ10A、10B、10Cと回転信号線で接続され、回転信号を受ける回転パルス入力回路126と、アクチュエータ指示信号に基づき通電切替回路56へ駆動指示信号を出力するCPU54と、電動アクチュエータ10A、10B、10Cのモータ28A、28B、28Cとそれぞれ通電線で接続され、駆動指示信号に基づく通電を行う通電切替回路56と、AC電源による交流電圧を直流電圧に変換するAC/DCコンバータ127と、CPU54へ電力を供給するCPU電力供給回路128とから構成されている。
操作コントローラ122には、電動ベッド80の各可動部の動作を指示する操作スイッチがあり、電動ベッド80の各可動部を位置や体勢を変更するため操作指示信号を出力する。
操作SW信号入力回路124は操作指示信号を受け、指示を受けた可動部のアクチュエータロッド34A、34B、34Cを伸び出し、又は引き込み動作させるアクチュエータ指示信号をCPU54へ出力する。
回転パルス入力回路126は、電動アクチュエータ10A、10B、10Cの回転センサ50A、52A、50B、52B、50C、52Cから回転信号を受け、CPU54へ回転信号をそのまま出力する。
CPU54は回転信号に基づきモータ28A、28B、28Cの回転方向、回転速度を含む回転状態を検出し、アクチュエータロッド34A、34B、34Cの可動範囲の両端を判別している。また、アクチュエータ指示信号に基づきモータ28A、28B、28Cをアクチュエータロッド34A、34B、34Cが伸び出す方向又は引き込む方向へ回転させる駆動指示信号を通電切替回路56へ出力する。
通電切替回路56は、駆動指示信号で指示された方向へモータ28A、28B、28Cを回転させる通電を行う。
次に上記第3の実施の形態の作用を説明する。
操作コントローラ122は背もたれ部86(図6参照)を垂直方向へ傾ける操作スイッチがオンされると、操作SW信号入力回路124(図7参照)へ背もたれ部86を垂直方向へ傾ける操作指示信号を出力する。操作SW信号入力回路124では操作指示信号により、電動アクチュエータ10Aのアクチュエータロッド34Aを伸び出し動作させる(図6の矢印A方向)アクチュエータ指示信号をCPU54(図7参照)へ出力する。
CPU54は、アクチュエータ指示信号によりアクチュエータロッド34Aを伸び出し動作させる指示を受けると、通電切替回路56へ電動アクチュエータ10Aのモータ28Aをアクチュエータロッド34Aが伸び出す方向へ回転させる駆動指示信号を出力する。
通電切替回路56は、駆動指示信号の指示によりモータ28Aへ通電を行い、モータ28Aをアクチュエータロッド34Aが伸び出す方向へ回転させる。回転によってアクチュエータロッド34Aが図6の矢印A方向に伸び出し、背もたれ部86がヒンジ88回りに図6の矢印B方向へ回動される。
また、アクチュエータロッド34Aが伸び出し、背もたれ部86が適正に使用できる範囲の最大まで垂直方向に傾き、アクチュエータロッド34Aが可動範囲の伸び出し限界に到達すると、他端リミットスイッチ46A(図7参照)はOFFとなり、電動アクチュエータ10Aの出力するB相回転信号が遮断される。
CPU54では電動アクチュエータ10Aの出力するA相、B相回転信号を検出しており、B相回転信号が検出されなくなると、アクチュエータロッド34Aが伸び出し限界に到達したと判別して、通電切替回路56へ電動アクチュエータ10Aのモータ28Aの回転を停止させる駆動指示信号を出力する。通電切替回路56は駆動指示信号によりモータ28Aへの通電を停止し、モータ28Aの回転を停止させる。モータ28Aの回転が停止するとアクチュエータロッド34A(図6参照)の伸び出し動作も停止し、背もたれ部86を垂直方向へ傾ける動作も停止する。
一方、操作コントローラ122の背もたれ部86を水平方向へ傾ける操作スイッチがオンされると、操作SW信号入力回路124(図7参照)はアクチュエータロッド34Aを引き込み動作させるアクチュエータ指示信号を出力する。
CPU54は、アクチュエータ指示信号によりアクチュエータロッド34Aを引き込み動作させる指示を受けると、通電切替回路56へ電動アクチュエータ10Aのモータ28Aをアクチュエータロッド34Aが引き込む方向へ回転させる駆動指示信号を出力する。
通電切替回路56は、駆動指示信号の指示によりモータ28Aへ通電を行い、モータ28Aをアクチュエータロッド34Aが引き込む方向へ回転させる。回転によってアクチュエータロッド34Aが図6の矢印H方向に引き込むことで、背もたれ部86がヒンジ88回りに図6の矢印I方向へ回動される。
また、背もたれ部86が図6の矢印I方向へ回動して水平となり、アクチュエータロッド34Aは可動範囲の引き込み限界に到達すると、一端リミットスイッチ44A(図7参照)はOFFとなり、電動アクチュエータ10Aの出力するA相回転信号が遮断される。
CPU54では電動アクチュエータ10Aの出力するA相回転信号が検出されなくなったことにより、アクチュエータロッド34Aが引き込み限界に到達したと判別して、電動アクチュエータ10Aのモータ28Aの回転を停止させる駆動指示信号を出力する。通電切替回路56は駆動指示信号によりモータ28Aへの通電を停止し、モータ28Aの回転を停止させる。モータ28Aの回転が停止するとアクチュエータロッド34A(図6参照)の伸び出し動作も停止し、背もたれ部86を図6の矢印I方向へ傾ける動作も停止する。
さらに、操作コントローラ122の背もたれ部86を図6の矢印I方向へ傾ける操作スイッチがオンされ、背もたれ部86が図6の矢印I方向へ回動している際に、背もたれ部86とベッドフレーム84との間に毛布がはさまるとモータ28A(図7参照)の回転に負荷が発生する。CPU54では電動アクチュエータ10Aの出力するA相、B相回転信号より算出していたモータ28Aの回転速度が負荷により急激に低下すると、異常が発生したと判断してモータ28Aの回転を停止させる駆動信号を出力し、背もたれ部86の動作を停止させる。
他の可動部についても上述した制御と同様である。
足載せ部90であれば、操作コントローラ122の足載せ部90を屈曲させる操作スイッチがオンされると、操作SW信号入力回路124(図7参照)はアクチュエータロッド34Bを伸び出し動作させる(図6の矢印C方向)アクチュエータ指示信号出力する。
CPU54は、アクチュエータ指示信号によりアクチュエータロッド34Bを伸び出し動作させる指示を受けると、通電切替回路56へ電動アクチュエータ10Bのモータ28Bをアクチュエータロッド34Bが伸び出す方向へ回転させる駆動指示信号を出力する。
通電切替回路56は、駆動指示信号の指示によりモータ28Bへ通電を行い、モータ28Bをアクチュエータロッド34Bが伸び出す方向へ回転させる。回転によってアクチュエータロッド34Bが図6の矢印C方向へ伸び出し、足載せ部90がヒンジ92の回りに図6の矢印D方向へ回動して屈曲させる。
床部84Aの昇降調節であれば、操作コントローラ122の床部84Aを上昇させる操作スイッチがオンされると、操作SW信号入力回路124(図7参照)はアクチュエータロッド34Cを引き込み動作させる(図6の矢印E方向)アクチュエータ指示信号出力する。
CPU54は、アクチュエータ指示信号によりアクチュエータロッド34Cを引き込み動作させる指示を受けると、通電切替回路56へ電動アクチュエータ10Cのモータ28Cをアクチュエータロッド34Cが引き込む方向へ回転させる駆動指示信号を出力する。
通電切替回路56は、駆動指示信号の指示によりモータ28Cへ通電を行い、モータ28Cをアクチュエータロッド34Cが引き込む方向へ回転させる。回転によってアクチュエータロッド34C(図6参照)が図6の矢印E方向へ引き込む。このため、平行リンク98を介して一対の揺動リンク96が時計方向(図6の矢印F方向)へ揺動される。その結果、ベッドフレーム84の床部84Aが図6の矢印G方向へ上昇される。
複数の可動部を持つ電動ベッド80に電動アクチュエータ10を用いると、CPU54では回転信号線を通して各電動アクチュエータ10から出力される二相の回転信号(A相、B相回転信号)によって、各可動部の可動範囲の両端と電動アクチュエータ10のモータ28の回転状態を検出することができる。
よって、電動ベッド80の各可動部を接続する配線は、回転信号線とモータ28を回転させる通電線となり配線数が減少する。
このように、第3の実施の形態の電動ベッド80によれば、各可動部をモータ28を回転させる通電線、及び回転センサ50、52による回転信号線によりに制御することができ、複数の可動部を有する電動ベッドで配線を容易にすることができる。
また、CPU54では各可動部ごとに二相の回転信号を検出することで、各可動部の可動範囲の両端と各電動アクチュエータ10のモータ28の回転状態を検出できるので、入力ポート数が少ない安価なCPUでも複数の可動部を制御するこができる。
さらに、配線を防水チューブ包んだ場合、配線数が減少して配線全体が細くなるため、外径が同じでも防水チューブでも配線数が減少する方が防水チューブの防水部分を厚くできるため、電動ベッド80の防水性を高めることができる。
なお、本第3の実施の形態では、電動ベッドに本発明の電動アクチュエータ10を用いたが、他の防水性が必要な可動部を有する機器の動力源に電動アクチュエータ10を用いることもできる。例えば、電動開閉屋根、電動開閉窓、電動シャッタなどの開閉部の動力源、衛星通信で用いるパラボラアンテナなど指向性アンテナの方角を変更調節する機器の動力源に用いてもよい。
また、理髪店、美容室などで用いられ、背もたれ部や足載せ部などの可動部を有する電動椅子の動力源として本発明の電動アクチュエータ10を用いてもよい。
第1の実施の形態に係る電動アクチュエータの断面図である。 第1の実施の形態に係る電動アクチュエータの一端、他端検出状態を示す概略断面図である。 第1の実施の形態に係る電動アクチュエータ及び制御装置の概略構成図である。 第1の実施の形態に係るCPUにおいて検出される回転信号の波形図である。 第2の実施の形態に係る電動アクチュエータ及び制御装置の概略構成図である。 第3の実施の形態に係る電動ベッドの概略側面図である。 第3の実施の形態に係る電動ベッド制御装置の概略構成図である。 第1の実施の形態に係る電動アクチュエータの制御を示したフローチャートである。 第2の実施の形態に係る電動アクチュエータの制御を示したフローチャートである。
符号の説明
10 電動アクチュエータ、12 カバーハウジング、14 パイプホルダ、18 カバーキャップ、20 スクリューシャフト、22 軸受、24 ベベルギヤ、26 ベベルギヤ、27 べベルギヤ、28 モータ、30 制御装置、32 ナット、34 アクチュエータロッド、38 内蔵チューブ、40 キャップ、42 スプリング、44 一端リミットスイッチ、46 他端リミットスイッチ、48 センサマグネット、50 回転センサ、52 回転センサ、54 CPU、56 通電切替回路、58 入力ポート、60 両端判別部、62 回転算出部、64 ロッド位置算出部、66 不揮発性メモリ、68 異常検出部、70 アクチュエータ指示判断部、72 モータ駆動判断部、74 逆方向回転指示部、80 電動ベッド、82 架台、82A 脚部、84 ベッドフレーム、84B 脚部、84A 床部、86 背もたれ部、88 ヒンジ、90 足載せ部、90A 板材、90B 板材、92 ヒンジ、94 連結部材、96 揺動リンク、98 平行リンク、100 連結部材、120 電動ベッド制御装置、122 操作コントローラ、124 操作SW信号入力回路、126 回転パルス入力回路、127 AC/DCコンバータ、128 CPU電力供給回路

Claims (4)

  1. モータの回転による動力が変換部材によってアクチュエータロッドの伸び出し、引き込み動作に変換され、前記アクチュエータロッドが所定の可動範囲内で伸び出し、引き込む電動アクチュエータにおいて、
    前記モータの回転方向及び回転速度を含む回転状態に応じて位相の異なる少なくとも二相の回転信号を出力する回転信号出力手段と、
    前記アクチュエータロッドが前記所定の可動範囲の両端に到達したことを検出する可動範囲検出手段と、
    前記可動範囲検出手段により前記アクチュエータロッドが前記所定の可動範囲の一端に到達したことを検出した場合に、前記回転信号の一方の相を遮断する一端回転信号遮断手段と、
    前記可動範囲検出手段により前記アクチュエータロッドが前記所定の可動範囲の他端に到達したことを検出した場合に、前記回転信号の他方の相を遮断する他端回転信号遮断手段と、
    前記遮断された前記回転信号に基づき、前記アクチュエータロッドが前記所定の可動範囲の一端又は他端のいずれかに到達したことを判別する端部判別手段と、
    前記端部判別手段により前記アクチュエータロッドが前記所定の可動範囲の一端又は他端のいずれかに到達したと判別した場合に、前記モータの回転を停止するモータ停止手段と、
    を有することを特徴とする電動アクチュエータ。
  2. モータの回転による動力が変換部材によってアクチュエータロッドの伸び出し、引き込み動作に変換され、前記アクチュエータロッドが所定の可動範囲内で伸び出し、引き込む電動アクチュエータにおいて、
    前記モータの回転方向及び回転速度を含む回転状態に応じて位相の異なる少なくとも二相の回転信号を出力する回転信号出力手段と、
    前記アクチュエータロッドが前記所定の可動範囲の両端に到達したことを検出する可動範囲検出手段と、
    前記可動範囲検出手段により前記アクチュエータロッドが前記所定の可動範囲のいずれか端部に到達したことを検出した場合に、前記回転信号の一方の相を遮断する回転信号遮断手段と、
    前記一方の相の回転信号及び前記モータの回転方向に基づき前記アクチュエータロッドが前記所定の可動範囲の一端又は他端のいずれかに到達したことを判別する端部判別手段と、
    前記端部判別手段により前記アクチュエータロッドが前記所定の可動範囲の一端又は他端のいずれかに到達したと判別した場合に、前記モータの回転を停止するモータ停止手段と、
    を有することを特徴とする電動アクチュエータ。
  3. 前記モータ停止手段が、前記回転信号が遮断され、前記端部判別手段により前記アクチュエータロッドが前記所定の可動範囲の一端又は他端のいずれかに到達したと判別した場合に、前記モータを逆方向へ所定量回転させ、前記回転信号の遮断が解除するまで前記アクチュエータロッドを伸び出し、又は引き込むことを特徴とする前記請求項1又は請求項2記載の電動アクチュエータ。
  4. 前記請求項1乃至請求項3の何れか1項記載の電動アクチュエータが少なくとも背もたれ部、足載せ部及び床部を含む複数の可動機器の駆動部として適用され、当該電動アクチュエータの駆動制御によって位置や体勢を変更する電動ベッドにおいて、
    前記複数の可動部の位置や体勢の変更をそれぞれ独立して指示する可動部変更指示部と、
    前記複数の可動部の前記電動アクチュエータを制御し、可動部変更指示部の変更指示により前記可動部を動作させる可動部集中制御部とを有し、
    前記可動部の可動範囲の両端と前記電動アクチュエータのモータの回転方向及び回転速度を含む回転状態とを検出する信号線を前記電動アクチュエータの二相の回転信号線のみで構成し、かつ、前記可動部集中制御部で前記各可動部の可動範囲の両端を前記電動アクチュエータの二相の回転信号によって検出すること、
    を特徴とする電動ベッド。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN112869441A (zh) * 2021-04-09 2021-06-01 燕雪婷 一种公园隔音无障碍座椅

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