JP2005142901A - 編集装置および編集システム - Google Patents

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信克 奥田
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Abstract

【課題】 画質劣化が少なく、大容量のHDDを要せずに、撮影から編集、DVDへのオーサリングを含めた全体処理時間を短縮する事が出来る編集システムを提供する。
【解決手段】 第2の記録媒体16と同じ圧縮方式で映像音声データを第1の記録媒体11に記録する撮影装置10と、第1の記録媒体11に記録された映像音声データの編集リストを生成する編集リスト生成手段13および編集個所のみレンダリングを行う局部レンダリング手段14を備えた編集装置18とで構成し、編集リスト及びレンダリングされた映像音声データを第1の記録媒体11に記録して、編集後の映像音声データを編集リストに従って第1の記録媒体11から読み出して連結し、第2の記録媒体16に記録する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、着脱可能な半導体メモリに画像を記録した映像音声データを編集する編集装置および編集システムに関する。
近年、MPEGなど映像音声データを高効率で圧縮できる符号化方式の普及により、MPEGで撮った映像音声データをパーソナルコンピュータ上で編集するなどノンリニア編集が盛んに行われるようになってきている。
従来、MPEGで撮った映像音声データをノンリニア編集機で編集する場合、テープやDVDーR/RAMに記録されている映像音声データを、一端、高速アクセス可能なHDDを持つノンリニア編集機に取り込む。その後、取り込んだ映像音声データをHDDから読み出してデコードし、編集後、再エンコードして、再度、編集後の映像音声データをHDDに記録し、HDDから編集後の映像音声データを読み出して、配布/保存用のテープやDVDーR/RAMに記録していた(例えば、特許文献1参照。)。
図5は従来の編集装置のブロック構成図である。1000は編集前の映像音声データが記録されたテープやDVD−R/RAM等の第1の記録媒体、1001は記録媒体1000から映像音声データを再生する再生手段、1002は再生手段1001から再生される映像音声データを取り込み、取り込んだ映像音声データを編集し、編集後の映像音声データを出力する編集手段、1003は編集手段1002により取り込まれた映像音声データ及び編集手段1002により編集した編集後の映像音声データを格納するHDD、1004はHDD1003から読み出された編集後の映像音声データを記録する記録手段、1005は記録手段1004により記録される編集後の映像音声データを記録するテープやDVD−R/RAM等の第2の記録媒体、1006は、再生手段1001、編集手段1002、記録手段1004を制御するシステム制御手段である。
以上のように構成された従来の編集装置について、以下その動作を説明する。従来の編集装置での編集は、大きく3段階に分けられる。先ず第1段階(準備段階)として、記録媒体1000に記録されている素材データとしての映像音声データが、システム制御手段1006からの指示で、再生手段1001により順次読み出される。読み出された映像音声データは、逐次、編集手段1002に取り込まれ、一旦HDD1003に格納される。
次に第2段階(編集リスト作成段階)として、編集手段1002は、HDD1003に取り込まれた映像音声データをHDD1003から取り出してデコードし、その映像をモニタなどに表示する。編集者は、表示された映像を元に、カットやインサートなどの編集をシステム制御手段1006を介して編集手段1002で行い、再生の順序を記載した編集リストを作成する。
最後に第3段階(編集終了段階)として、作成された編集リストを元に、素材データをつなぎ合わせて配布/保存用の映像音声データを再エンコードして作成し、編集後の映像音声データをHDD1003に書き戻す。そして、書き戻された編集後の映像音声データは、システム制御手段1006からの指示で、配布/保存用の記録媒体1005に記録手段1004により、記録される。
特表平11−507183号公報
しかしながら、以上のような構成を有する編集装置においては、編集作業に入る前に、撮影済みのテープやDVD−R/RAMから、編集装置のHDDに映像音声データを転送しなければならず、少なからぬ時間を要するという問題点があった。また、編集後に配布/保存用の映像音声データをまとめて再エンコード(レンダリング)して、編集後の映像音声データをHDDに書き戻していた。これは、配布/保存用の映像音声データを配布/保存用の記録媒体に記録する際の、記録媒体上でのサーチやシークを極力発生しないようにして記録速度を向上させるためである。しかしながら、この処理のために再エンコードして書き戻す為の時間とHDDの容量をより多く要するという問題点があった。さらに、編集時、デコードとエンコードを繰り返す事により、画質が劣化するという問題点があった。
以上のことから、本発明は、画質劣化が少なく、大容量のHDDを要しない、撮影から編集、DVD等へのオーサリングまでの全体処理時間を短縮する事が出来る編集装置の提供を目的とする。
これらの課題を解決するために本発明の編集装置は、第1の記録媒体および第2の記録媒体を着脱可能な編集装置であって、ランダムアクセスが可能な前記第1の記録媒体へ所定の記録フォーマットで記録再生を行う第1の記録再生手段と、前記第2の記録媒体へ前記所定の記録フォーマットで記録再生を行う第2の記録再生手段と、前記第1の記録媒体に記録されている映像音声データに対して、入力手段からの入力に基づいて編集点を指定して編集リストを作成する編集リスト生成手段と、前記映像音声データのうち前記編集点を含む所定の区間を前記第1の記録媒体から読み出してデコードした後に、前記編集点以前の区間と前記編集点以後の区間のいずれかを前記所定の記録フォーマットで再エンコードしてつなぎ編集データとする局部レンダリング手段とを有し、前記第1の記録媒体に記録されている前記編集リストにしたがって、前記第1の記録媒体に記録されている映像音声データおよびつなぎ編集データを所定の順序で読み出して連結し、第2の記録媒体に記録する構成としたものである。
本発明の編集装置によって、第1の記録媒体に記録されている編集前の映像音声データを用いて直接編集を行い、配布/保存用の映像音声データを作成するのに必要な編集リストと、必要な部分のみ再エンコードした映像データとを第1の記録媒体に記録しておく。そして、第1の記録媒体から読み出した編集リストにしたがって映像音声データを読み出し、配布/保存用の映像音声データとして第2の記録媒体に記録することが出来るので、画質劣化が少なく、大容量のHDDを必要とせずに、撮影から編集、DVDへのオーサリングを含めた全体処理時間を短縮することが出来るという効果がある。また、編集リストを記録した第1の記録媒体を別の編集装置に挿入しても、同様に配布/保存用の映像音声データを作成でき、データの可搬性が高まるという効果がある。
以下、本発明の実施の形態について、図1〜4を用いて説明する。図1は本発明の実施の形態1における編集システムのブロック構成図である。本発明の実施の形態1の編集システムは、撮影装置10と編集装置18で構成される。編集装置18は、第1の記録媒体10、第1の記録再生手段12、編集リスト生成手段13、局部レンダリング手段14、第2の記録再生手段15、第2の記録媒体16、システム制御手段17を備える。
第1の記録媒体11は、編集装置に着脱可能に構成された高速にランダムアクセス可能な任意の記録媒体であり、例えば、大容量化、高速化を図って複数の半導体メモリカードを内蔵させたメモリカードパック等である。第2の記録媒体16は、編集装置に着脱可能に構成された配布/保存用の任意の記録媒体であり、例えば、テープやDVD−R/RAM等である。このように、第2の記録媒体は、必ずしもランダムアクセス可能でなくともよい。 まず、素材データの撮影について説明する。撮影時には、カメラレコーダなどの撮影装置10に第1の記録媒体11を装着し、映像と音声を第2の記録媒体16に記録する映像音声データと同じ圧縮方式であるMPEGでエンコードして、所定のファイル形式で記録する。
以下、撮影装置10で撮影した素材データを編集する編集装置18の動作について説明する。本実施の形態の編集装置においても、編集作業は3段階に分けられる。
まず第1段階(準備段階)について説明する。まず、素材データとしての映像音声データが記録された第1の記録媒体11、編集装置18に挿入する。編集装置18に第1の記録媒体11が挿入されると、第1の記録媒体11に記録されている映像音声データの記録媒体上での位置情報や容量など記録媒体の管理情報が第1の記録再生手段12により読み出され、システム制御手段17に取り込まれる。映像音声データ本体を編集装置18に読み込むことはしないため、記録媒体上の映像音声データを用いてダイレクトに編集作業を行うことができる。
次に第2段階(編集リスト作成段階)について説明する。編集者が入力手段(図示せず)に対して、第1の記録媒体11に記録されている映像音声データの編集開始を指示すると、入力手段からの入力を受けたシステム制御手段17からの指示に従い、第1の記録媒体11から所望の映像音声データが第1の記録再生手段12により読み出され、編集リスト生成手段13に供給される。編集リスト生成手段13に供給された映像音声データは、MPEGデコードされてモニタなどに表示される。そして、編集者はモニタを見ながら入力手段を介して、いわゆるIN点やOUT点といった編集点を指定してフレーム単位のカットやインサート、スキップなどの編集を行い、編集リストを作成する。
編集リスト作成時において、編集点が、例えば、15フレームを1つの単位とするGOPの切れ目と同じであれば、GOP単位の編集となる。一方、編集点がGOPの途中であれば、GOP単位内でのつなぎ編集となり、編集点を含むひとつまたは複数のGOPから新たな映像データを生成する編集となる。詳細は後述するが、この場合には、編集に必要な映像音声データをGOP単位で第1の記録媒体11から第1の記録再生手段12により、システム制御手段17からの指示に従って読み出し、局部レンダリング手段14に供給する。局部レンダリング手段14は、供給された映像音声データをデコードした後に編集点で2分割し、それらの必要な部分、すなわち編集点以前の区間と編集点以後の区間のいずれかについて再エンコード(レンダリング)を施してつなぎ編集データとする。第1の記録再生手段12は、つなぎ編集データをシステム制御手段17からの指示に従って第1の記録媒体11に記録する。このように、編集点の前後のみ再エンコードし、それを第1の記録媒体11に記録するため、HDDのような中間記録媒体は必要とせず、編集装置の構成を簡単にできる。
編集リスト生成手段13により生成される編集リストには、局部レンダリング手段14によってレンダリングされたつなぎ編集データもシステム制御手段17を介して反映される。完成した編集リストは、システム制御手段17に読み込まれると同時に、システム制御手段17からの指示に従って第1の記録再生手段12により、第1の記録媒体11に記録される。なお、つなぎ編集データと編集リストはそれぞれ、第1の記録媒体11に記録するほかに、編集装置18の内部メモリに保持しておくことも可能である。
最後に第3段階(編集終了段階)について説明する。第2の記録媒体16が編集装置18に挿入されると、第2の記録媒体16に記録されているデータの位置情報や容量など記録媒体の管理情報が第2の記録再生手段15により読み出され、システム制御手段17に取り込まれる。システム制御手段17は、第1の記録媒体11に記録されている編集リストに従って、第1の記録媒体11に記録されている映像音声データおよびつなぎ編集データを所定の順序で読み出して連結する。
ここで、映像音声データをリアルタイムに記録媒体に記録する速度を1倍速とし、第2の記録媒体16に対して記録するときの記録レートをN倍速(N>1)とした場合、第1の記録媒体11からの読み出し速度はN倍速以上となるようにする。これは、第1の記録媒体11からデータを読み出す際には、第1の記録媒体11上の映像音声データを編集リストにしたがってランダムに読み出す必要があり、その分実効の読み出し速度が低下してしまうのに対し、第2の記録媒体16への配布/保存用の映像音声データの書き込みは通常連続した領域へ行われるため、最大転送速度に近い速度での書き込みが可能であるため、その分第1の記録媒体からの読み出し速度が高速であるほうが効率がよいからである。
そして、読み出した映像音声データおよびつなぎ編集データを第2の記録再生手段15により、第2の記録媒体16にMPEG形式でN倍速(N>1)にて記録する。記録終了後は、確認の為、第2の記録媒体16から、第2の記録再生手段15により、システム制御手段17からの指示に従って、記録した編集後の映像音声データを読み出し、MPEGデコードして、モニタなどに表示して確認し、撮影から編集、完パケまでの一連のコンテンツ制作作業を完了する。
第1の記録媒体11に記録されている映像音声データは、第2の記録媒体16と同じ圧縮方式で記録されている為、第1の記録媒体11に記録された映像音声データを第2の記録媒体16の圧縮方式に合わせて圧縮方式を変換する必要は無く、単純なコピーとして第2の記録媒体16に記録する事になる。このため、システム制御手段17は、作成した編集リストに従って、第1の記録媒体11から編集後の映像音声データを読み出して、第2の記録媒体16に所定のファイル形式で記録することを可能としている。
本実施の形態では、第1の記録媒体としてメモリカードパックを用いているが、このようにすると、以下のような効果がある。すなわち、第1の記録媒体にはドライブが無いなど機械的に動く部分が無く、テープの巻き戻しや早送り、ディスクのシークなどが発生せず、全て電気的なアクセスのみで処理できる。したがって、記録媒体に対してランダムアクセスとなる編集後の映像音声データの読み出しを高速に行うことができるので、従来のように、第2の記録媒体に書き込む為にあらかじめまとまった一本の編集済み映像音声データを作って、別領域に置いておく必要は無いのである。
ここで、つなぎ編集時の処理について説明する。その前に、本実施の形態で扱うMPEGフォーマットの映像データの構造について説明する。図2は、編集前の映像音声データにおける映像データの構造を示す構成図である。
図2の映像データはMPEGビデオストリームを形成しており、1連続記録(この単位をクリップと呼ぶ)毎にひとつのファイルに記録される。MPEGビデオストリームでは、Iピクチャ、Pピクチャ、Bピクチャの3種類の符号化画像が規定されており、それぞれ次のような特徴を持つ。Iピクチャは、他のピクチャを参照せず、そのピクチャ自身で符号化が完結している画像である。Pピクチャは、前方予測符号化を用いて、時間的に過去のIピクチャまたは過去のPピクチャから予測して符号化された画像である。このため、復号化するためには過去のIピクチャまたはPピクチャが必要となる。Bピクチャは、双方向予測符号化を用いて、時間的に過去および未来のIピクチャまたはPピクチャから予測して符号化された画像である。このため、復号化するためには、過去および未来のIピクチャまたはPピクチャが必要となる。MPEGビデオストリームは、これらのピクチャの集合体、すなわちGOP(Group Of Picture)の集合である。一般に、GOPはランダムアクセスと高符号化効率を実現するため、Iピクチャ、Pピクチャ、Bピクチャの組み合せによって構成され、例えば、15フレームを1つの単位としてGOPを形成している。また、GOPの最初の符号化画像は、Iピクチャとなっており、Iピクチャは参照画面を用いずに独立して復号化できるため、GOPはMPEGデータからのランダムアクセスを行うポイントとしても利用可能である。
通常、GOP中のBピクチャの中には、GOPをまたがって、直前のGOP中のPピクチャから予測して符号化されたものが存在する。例えば図2においては、GOP3の先頭のB0及びB1が直前のGOP2中のPピクチャ(図示せず)を参照して符号化されている。一方、そのGOPの中で符号化が完結するように符号化されているGOPを、クローズドGOPと呼ぶ。クローズドGOPでは、先頭の連続するいくつかのBピクチャは直前のGOPに依存しないようになっている。
なお、Iピクチャ、Pピクチャ、Bピクチャの3種類の符号化画像は、符号化時と再生時とでは、時間に対してその並びが異なる。再生画像には、1つのGOP内にある15フレームを、その再生順に並べたときのIピクチャ、Pピクチャ、Bピクチャの3種類の符号化画像の並びを示しており、数字は再生順を示している。
次に、本実施の形態におけるつなぎ編集時の具体的な処理について説明する。図3は、GOP単位内に編集点があるフレーム単位のつなぎ編集の説明図である。映像データAおよび映像データBは、それぞれMPEGビデオストリームを形成する一連続記録のクリップである。以下、映像データAと映像データBに対して、GOP3内の編集点でフレーム単位のつなぎ編集を行う場合の処理について説明する。
映像データAの区間aの部分と、映像データBの区間bの部分とを組み合わせてつなぎ編集出力を得るとする。編集点はGOP3の途中にあり、GOPの先頭とは一致していない。区間a2は、映像データAの区間aのうち、編集点を含むGOP3の先頭から編集点までの区間を表しており、区間a1は、それ以前の区間を表している。また、区間b1は、映像データBの区間bのうち、編集点を含むGOP3の編集点からそのGOP3の末尾までの区間を表しており、区間b2は、それ以降の区間を表している。これらの区間のうち、再エンコードが必要な区間は、区間a2とb1であり、その他の区間a1とb2は、そのまま使われる。
区間a2とb1に相当する映像データを得るために、局部レンダリング手段14は、映像データAのGOP3と映像データBのGOP3に相当する映像データを第1の記録媒体11から読み込む。局部レンダリング手段14は次に、区間a2とb1に相当する部分を再エンコードして映像データGOP3−1とGOP3−2を生成する。すなわち、区間a2では、映像データAのGOP3における編集点以前の前半部分をデコードし、GOP3−1として再エンコードする。区間b1では、映像データBのGOP3における編集点以降の後半部分をデコードし、GOP3−2として再エンコードする。そして最後にGOP3−1とGOP3−2は、第1の記録媒体11に映像データZとして記録される。従って、生成された編集後の映像データにおいて再エンコードされる部分は、区間a2および区間b1だけであるため、再エンコードによる画質の劣化が少なく、効率の良い編集を行うことができる。
なお、ここでは、区間a2とb1に相当する映像データを得るために、映像データAのGOP3と映像データBのGOP3に相当する映像データを局部レンダリング手段14に第1の記録媒体11から読み込んで、区間a2とb1に相当する映像データを得たが、より高画質な区間a2とb1に相当する映像データを得るために、映像データAのGOP2も読み込んで、映像データAのGOP2における最後のPピクチャと合わせて、映像データAのGOP3における先頭の連続するBピクチャ(例えば、図2の再生画像におけるB0、B1の2つ)をデコードするようにしても良い。これは、各GOPの先頭の連続するBピクチャが、直前のGOPの最後のPピクチャを参照している場合があるためである。
さらに、同様の理由により、映像データBのGOP4を第1の記録媒体11から読み込んで、再エンコードされた区間a2とb1に相当する映像データのGOP(ここでは、図3のGOP3−2)における最後のPピクチャを用いて、映像データBのGOP4における先頭の連続するBピクチャを再エンコードするようにして、高画質化を図っても良い。
また、編集点が、丁度、GOP内のPピクチャの直後(例えば、図2の再生画像におけるP8とB9の間)にある場合には、前半部分については、再エンコードする必要は無いので、そのまま利用しても良い。
なお、区間a2および区間b1は別々のGOPとして再エンコードされるとしたが、これらをひとつのGOPとして再エンコードすることも可能である。その場合、区間a2および区間b1それぞれの区間中の先頭のフレームをIフレームとすることが望ましい。これは、編集点はシーンの変わり目であり映像が急激に変化するため、編集点後の区間b1をエンコードする際には、単独でエンコードが可能なIフレームを設けるほうが画質を向上できるからである。
次に、編集作業によって生成される編集リストについて説明する。図4は、編集リストの一例である。編集リストは編集者が素材となる映像データを元にして、所望のストリームを得るために、素材となる映像データの所定の箇所を再生順に並べてその結果を記述したものであり、選択映像データと選択GOPが再生順で記述されている。素材となる映像データは、ファイルシステムにより記録媒体の管理情報として管理されており、選択映像データと選択GOPを特定することができる。
編集者は、まず第1の記録媒体11に記録されている映像データから編集リスト生成手段13にて、カット、インサート、スキップなどのGOP単位の編集を行う。そして、GOP単位内のフレーム単位のつなぎ編集で、局部レンダリング手段14により新たに生成された映像データをつなぎ編集箇所に挿入するように、編集リストに記述する。図4において、編集リスト内の再生順番1、2、3がGOP単位内のフレーム単位のつなぎ編集箇所に相当する編集リストの記述部分である。新たに生成された映像データZは、GOP3−1及びGOP3−2としてGOPを形成しているので、GOP単位のカット編集と同じく、再生順番に合わせて編集リストの所定の箇所に記述するだけでよい。なお、編集リストの再生順番4、5には、第1の記録媒体11に記録されているその他の映像データCからの映像データがGOP単位で映像データBに挿入されており、編集リスト上では図のように再生順序に従って記述されている。以下、同じように編集作業を繰り返して、システム制御手段17を介して編集リスト生成手段13により編集リストを生成する。そして、生成された編集リストは、例えばテキストファイル形式で、システム制御手段17からの指示に従って第1の記録再生手段12により第1の記録媒体11に記録される。
MPEGオーディオ等のフォーマットで記録されている音声データについても、映像データのフレーム単位のカット編集やインサート編集、スキップ編集、及び、GOP単位内のつなぎ編集など各編集における映像フレームに同期させるようにして編集が行われ、編集時に再エンコードが必要な場合には適宜再エンコードされた後に、その音声データが第1の記録媒体11に記録される。
映像データと音声データは、第2の記録媒体16がDVD−R/RAMであれば、DVDフォーマットに準拠し、所定のファイル形式でそれぞれの記録媒体に記録される。
なお、局部レンダリング手段14により生成されたつなぎ編集データや編集リストといったデータを新たに記録するだけの記録容量が第1の記録媒体11に空いていない場合には、例えば、編集点で再エンコードしなければならないGOPについては、これを削除し、記憶容量を空けてから記録するようにする。または、編集時、不要となった映像音声データを削除して、記憶容量を空けてから記録するようにする。不要かどうかを判断する方法としては、映像音声データのうち編集中に不要と判断した部分に対して編集者が削除を指示すると、実際には削除は行わずに不要フラグを立てるようにし、記録容量が足りなくなった時点で、不要フラグが立っている部分を削除していく方法等が考えられる。
また、編集時には、第2の記録媒体16に比べ、比較的高速にアクセスができる第1の記録媒体11の高速アクセス性能を活かすように、ベストエフォートで第1の記録媒体11に対するデータの記録再生を行うことにより、編集時の処理時間の短縮を図ることができる。
また、本発明では、局部レンダリング手段14においてGOP内に編集点があるつなぎ編集の場合について述べたが、一本のMPEGストリームとして完成させるときに多重されるタイトル挿入などのときも、同様に、必要なGOPのみを局部レンダリング手段14に読み込んで、レンダリングするので、再エンコードによる画質の劣化が少なく、効率の良い編集を行うことができる。
以上のように、本実施の形態によれば、カメラレコーダによって、編集後に必要な記録フォーマットと同一のフォーマットで映像音声を記録媒体に記録し、その記録媒体を直接挿入してそのまま編集用の素材ファイルとして使用する。そして、編集作業に多くの時間を費やすレンダリングを編集個所のみの局部レンダリングとして効率化し、局部レンダリングした部分は挿入した記録媒体に再び記録する。また、編集結果である編集リストも同じく、挿入した記録媒体に記録するようにして、挿入した記録媒体上でのダイレクト編集を行う。これにより、編集後は、記録媒体に記録された所定の映像音声データを、記録媒体の違いによる圧縮方式の変換無しに、編集リストに従った単純なコピーとして、テープやDVD−R/RAM等にN倍速(N>1)で記録するので、画質劣化が少なく、大容量のHDDを要せずに、撮影から編集、DVDへのオーサリングを含めた全体処理時間を短縮することが出来る。
なお、第1の記録媒体はメモリカードパックであるとしたが、通常の半導体メモリカードやDVD−RAM等の書き換え可能な光ディスク、着脱可能なHDD等でもよい。また、第2の記録媒体はテープやDVD−R/RAMとしたが、こちらをメモリカードパックや半導体メモリカードとしてもよい。ただし、第1の記録媒体からのデータの読み出し速度が第2の記録媒体へのデータの書き込み速度以上であることが望ましい。例えば本実施の形態のように、第1の記録媒体をメモリカードパックとし、第2の記録媒体をテープやDVD−R/RAMとすれば、第1の記録媒体へのアクセスがランダムに行われたとしても第2の記録媒体への書き込みよりも高速なため、映像音声データをより効率よく第2の記録媒体へ記録することが可能となる。
本発明にかかる編集装置は、着脱可能な半導体メモリパックに画像を記録するカメラレコーダで撮影した映像音声データを編集する編集システム等として特に有用である。
本発明の実施の形態における編集装置のブロック構成図 編集前の映像音声データにおける映像データの構造を示す構成図 GOP単位内に編集点があるフレーム単位のつなぎ編集の説明図 編集リストの一例を示す図 従来の編集装置のブロック図
符号の説明
10 撮影装置
11 第1の記録媒体
12 第1の記録再生手段
13 編集リスト生成手段
14 局部レンダリング手段
15 第2の記録再生手段
16 第2の記録媒体
17 システム制御手段
18 編集装置
1000 第1の記録媒体
1001 再生手段
1002 編集手段
1003 HDD
1004 記録手段
1005 第2の記録媒体
1006 システム制御手段

Claims (20)

  1. 第1の記録媒体および第2の記録媒体を着脱可能な編集装置であって、
    ランダムアクセスが可能な前記第1の記録媒体へ所定の記録フォーマットで記録再生を行う第1の記録再生手段と、
    前記第2の記録媒体へ前記所定の記録フォーマットで記録再生を行う第2の記録再生手段と、
    前記第1の記録媒体に記録されている映像音声データに対して、入力手段からの入力に基づいて編集点を指定して編集リストを作成する編集リスト生成手段と、
    前記映像音声データのうち前記編集点を含む所定の区間を前記第1の記録媒体から読み出してデコードした後に、前記編集点以前の区間と前記編集点以後の区間のいずれかを前記所定の記録フォーマットで再エンコードしてつなぎ編集データとする局部レンダリング手段とを有し、
    前記第1の記録媒体に記録されている前記編集リストにしたがって、前記第1の記録媒体に記録されている映像音声データおよびつなぎ編集データを所定の順序で読み出して連結し、第2の記録媒体に記録する編集装置。
  2. 前記所定のフォーマットはMPEG画像圧縮方式であり、前記所定の区間はひとつまたは複数の連続したGOPである請求項1記載の編集装置。
  3. 前記つなぎ編集データと前記編集リストのうち少なくともいずれか一方を前記第1の記録媒体に記録する請求項2記載の編集装置。
  4. 前記第1の記録媒体からの読み出し速度は、前記第2の記録媒体への書き込み速度よりも高速である請求項3記載の編集装置。
  5. 前記第1の記録媒体は、半導体メモリカードである請求項4記載の編集装置。
  6. 前記第1の記録媒体は、複数のメモリカードを内蔵しているメモリカードパックである請求項4記載の編集装置。
  7. 前記第1の記録媒体は、PCカード規格に準拠している請求項5または6記載の編集装置。
  8. 前記第2の記録媒体は、DVD−R/RAM等のディスク状記録媒体である請求項4記載の編集装置。
  9. 前記つなぎ編集データおよび前記編集リストを含むデータを新たに記録するための記録容量が前記第1の記録媒体にない場合には、前記記録媒体に記録されている映像音声データのうち、前記編集点を含む前記所定の区間を削除して記録容量を空ける請求項3記載の編集装置。
  10. 前記つなぎ編集データおよび前記編集リストを含むデータを新たに記録するための記録容量が前記第1の記録媒体にない場合には、不要な映像音声データを削除して記録容量を空ける請求項3記載の編集装置。
  11. 撮影装置と編集装置とで構成された編集システムであって、
    前記撮影装置は、着脱可能な第1の記録媒体に所定の記録フォーマットで映像音声データを記録し、
    前記編集装置は、前記第1の記録媒体および第2の記録媒体を着脱可能であり、
    ランダムアクセスが可能な前記第1の記録媒体へ前記所定の記録フォーマットで記録再生を行う第1の記録再生手段と、
    前記第2の記録媒体へ前記所定の記録フォーマットで記録再生を行う第2の記録再生手段と、
    前記第1の記録媒体に記録されている映像音声データに対して、入力手段からの入力に基づいて編集点を指定して編集リストを作成する編集リスト生成手段と、
    前記映像音声データのうち前記編集点を含む所定の区間を前記第1の記録媒体から読み出してデコードした後に、前記編集点以前の区間と前記編集点以後の区間のいずれかを前記所定の記録フォーマットで再エンコードしてつなぎ編集データとする局部レンダリング手段とを有し、
    前記第1の記録媒体に記録されている前記編集リストにしたがって、前記第1の記録媒体に記録されている映像音声データおよびつなぎ編集データを所定の順序で読み出して連結し、第2の記録媒体に記録する編集システム。
  12. 前記所定のフォーマットはMPEG画像圧縮方式であり、前記所定の区間はひとつまたは複数の連続したGOPである請求項11記載の編集システム。
  13. 前記つなぎ編集データと前記編集リストのうち少なくともいずれか一方を前記第1の記録媒体に記録する請求項12記載の編集システム。
  14. 前記第1の記録媒体からの読み出し速度は、前記第2の記録媒体への書き込み速度よりも高速である請求項13記載の編集システム。
  15. 前記第1の記録媒体は、半導体メモリカードである請求項14記載の編集システム。
  16. 前記第1の記録媒体は、複数のメモリカードを内蔵しているメモリカードパックである請求項14記載の編集システム。
  17. 前記第1の記録媒体は、PCカード規格に準拠している請求項15または16記載の編集システム。
  18. 前記第2の記録媒体は、DVD−R/RAM等のディスク状記録媒体である請求項14記載の編集システム。
  19. 前記つなぎ編集データおよび前記編集リストを含むデータを新たに記録するための記録容量が前記第1の記録媒体にない場合には、前記記録媒体に記録されている映像音声データのうち、前記編集点を含む前記所定の区間を削除して記録容量を空ける請求項13記載の編集システム。
  20. 前記つなぎ編集データおよび前記編集リストを含むデータを新たに記録するための記録容量が前記第1の記録媒体にない場合には、不要な映像音声データを削除して記録容量を空ける請求項13記載の編集システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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