JP2005142865A - 映像信号処理回路及び妨害波除去装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】
基準電圧発生回路517と,この基準電圧に基づき信号を処理するADコンバーター515を備えた映像信号処理回路500において,基準電圧発生回路517の出力電圧に含まれるノイズ成分を除去し,信号処理による画質劣化を抑える映像信号処理回路を提供することを課題とする。
【解決手段】
基準電圧発生回路517の出力端子518,519とADコンバーター515の基準電圧入力端子508,513をそれぞれ接続する接続線507,511に対して,ADコンバーター515の基準電圧入力端子508,513の近傍に,アースと並列にコンデンサ509,512を設け,該コンデンサ509,512のキャパシタンスと該接続線507,511のインダクタンスによるローパスフィルターをそれぞれ形成しその遮断周波数を,ADコンバーター515で扱う搬送色信号帯域の下限周波数より低くする。
【選択図】 図1
基準電圧発生回路517と,この基準電圧に基づき信号を処理するADコンバーター515を備えた映像信号処理回路500において,基準電圧発生回路517の出力電圧に含まれるノイズ成分を除去し,信号処理による画質劣化を抑える映像信号処理回路を提供することを課題とする。
【解決手段】
基準電圧発生回路517の出力端子518,519とADコンバーター515の基準電圧入力端子508,513をそれぞれ接続する接続線507,511に対して,ADコンバーター515の基準電圧入力端子508,513の近傍に,アースと並列にコンデンサ509,512を設け,該コンデンサ509,512のキャパシタンスと該接続線507,511のインダクタンスによるローパスフィルターをそれぞれ形成しその遮断周波数を,ADコンバーター515で扱う搬送色信号帯域の下限周波数より低くする。
【選択図】 図1
Description
本発明は,主にテレビ信号の映像信号処理回路に関し,詳しくはADコンバーターに入力される基準電圧のノイズを除去する回路に関する。
従来の映像信号処理回路は,ADコンバーターの基準電圧入力端子に直接基準電圧が接続されていたため,基準電圧のノイズ成分を除去する構成とはなっていなかった。(例えば,特許文献1参照)
従来の映像信号処理回路によると,ADコンバーターの基準電圧入力端子に直接基準電圧が接続されており,基準電圧のノイズ成分を除去できる構成とはなっていなかったため,基準電圧にノイズ成分が存在すると処理後の信号によるテレビ画像に色むらが生じるといった問題が有った。
そこで本願においては,こうした問題点を解決するためになされたものであり,その目的は,基準電圧発生回路と,この基準電圧に基づき信号を処理するADコンバーターを備えた映像信号処理回路において,基準電圧発生回路の出力電圧に含まれるノイズ成分を除去し,信号処理による色むら等の画質劣化を抑制する映像信号処理回路を提供することを課題とする。
他の目的は,前記映像信号処理回路を備え,テレビ信号のビートやゴーストなどの妨害波を除去する妨害波除去装置を提供することを課題とする。
そこで本願においては,こうした問題点を解決するためになされたものであり,その目的は,基準電圧発生回路と,この基準電圧に基づき信号を処理するADコンバーターを備えた映像信号処理回路において,基準電圧発生回路の出力電圧に含まれるノイズ成分を除去し,信号処理による色むら等の画質劣化を抑制する映像信号処理回路を提供することを課題とする。
他の目的は,前記映像信号処理回路を備え,テレビ信号のビートやゴーストなどの妨害波を除去する妨害波除去装置を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために,請求項1の発明は基準電圧発生回路,ADコンバーター,基準電圧発生回路の出力端子とADコンバーターの基準電圧入力端子を接続する接続線,及びADコンバーターの基準電圧入力端子の近傍にアースと並列に接続したコンデンサで構成される。
請求項2の発明は,前記映像信号処理回路,チューナー回路,直交検波回路,信号処理集積回路等で構成される。
請求項2の発明は,前記映像信号処理回路,チューナー回路,直交検波回路,信号処理集積回路等で構成される。
以上詳述したように,請求項1及び請求項2の発明によれば,基準電圧発生回路と,この基準電圧に基づき信号を処理するADコンバーターを備えた映像信号処理回路において,基準電圧発生回路の出力電圧に含まれるノイズ成分を除去するので,処理された信号によるテレビ画面に色むらなどの画質劣化を抑制する映像信号処理回路及び妨害波除去装置を提供することができる。
以下に,本発明を具体化した実施形態の例を,図面を基に詳細に説明する。図1は本発明に係る映像信号処理回路の一例を示し,図2は本発明に係る映像信号処理回路をテレビ信号の妨害波除去装置の一つであるビート除去装置に利用した例を示している。
図1を用いて請求項1の発明に係る映像信号処理回路を説明する。本発明に係る映像信号処理回路500は,基準電圧発生回路517,接続線507,511,コンデンサ509,512,ADコンバーター515等を備えている。基準電圧発生回路517では,必要な電圧を作るために基準電圧電源端子505の電圧を分圧する抵抗器502,503,504と,後段の影響を抑制するための演算増幅器506,510によるボルテージホロワを備えている。接続線507,511はプリント基板による幅約0.2ミリ,長さ約50ミリのストリップラインで構成される。コンデンサ509,512は約100μFの電解コンデンサを使用している。
基準電圧発生回路517で作られた2つの基準電圧は接続線507,511によりADコンバーター515へ供給される。ADコンバーター515は,この電圧に基づいて,映像信号入力端子501に入力されたアナログ信号を10bitのディジタル信号に変換する。
基準電圧発生回路517で作られた2つの基準電圧は接続線507,511によりADコンバーター515へ供給される。ADコンバーター515は,この電圧に基づいて,映像信号入力端子501に入力されたアナログ信号を10bitのディジタル信号に変換する。
ADコンバーター515に供給する基準電圧にはノイズが無いことが望ましいが,周囲の回路から分圧抵抗器502,503,504や演算増幅器506,510等に結合して混入する可能性がある。映像信号処理回路500において,ADコンバーター515の基準電圧入力端子512,513にノイズを多く含む基準電圧が入力されると,この回路を用いた妨害波除去装置から出力される映像信号によるテレビ画面には色むらが発生するようになり,画像評価を下げてしまう。
この対策として,基準電圧に混入したノイズを除去するために,ADコンバーター515の基準電圧入力端子508,513の近傍にアースと並列にコンデンサ509,512をそれぞれ接続し,コンデンサ509と接続線507によるローパスフィルターとコンデンサ509と接続線511によるローパスフィルターをそれぞれ構成している。ノイズは色々な経路から基準電圧に混入するため,ADコンバーター515の基準電圧入力端子508,513の直前でノイズを除去するのが効果的である。このため,コンデンサ509はADコンバーター515の基準電圧入力端子508の近傍に,また,コンデンサ512はADコンバーター515の基準電圧入力端子513の近傍に,それぞれアースと並列に接続している。
この対策として,基準電圧に混入したノイズを除去するために,ADコンバーター515の基準電圧入力端子508,513の近傍にアースと並列にコンデンサ509,512をそれぞれ接続し,コンデンサ509と接続線507によるローパスフィルターとコンデンサ509と接続線511によるローパスフィルターをそれぞれ構成している。ノイズは色々な経路から基準電圧に混入するため,ADコンバーター515の基準電圧入力端子508,513の直前でノイズを除去するのが効果的である。このため,コンデンサ509はADコンバーター515の基準電圧入力端子508の近傍に,また,コンデンサ512はADコンバーター515の基準電圧入力端子513の近傍に,それぞれアースと並列に接続している。
接続線507とコンデンサ508で形成されたローパスフィルターのカットオフ周波数は,ADコンバーター505に入力される直交検波出力の中で最もノイズの影響を受けやすい搬送色信号の周波数帯域より低い周波数に設定している。例えば,NTSC方式のカラー画像信号の場合には,搬送色信号の帯域の下限(約2MHz)より低い周波数にローパスフィルターのカットオフ周波数を設定している。実施例1のローパスフィルターのカットオフ周波数は約100KHzである。
なお,基準電圧発生回路517とADコンバーター515を接続する接続線511とコンデンサ512についても同様に設定される。
なお,基準電圧発生回路517とADコンバーター515を接続する接続線511とコンデンサ512についても同様に設定される。
次に図2を用いて請求項2の発明に係る妨害波除去装置400の説明をする。図2に示す妨害波除去装置400はテレビ信号のビート除去装置の1例である。受信アンテナ401から伝送された高周波信号はチューナー回路402で選局され,58MHz帯のIF信号に変換されて直交検波回路403へ入力される。直交検波回路403はこのアナログ信号を復調し,すべての成分をI信号として映像信号処理回路500の映像信号入力端子501へ入力するとともに,妨害波成分のみをQ信号として映像信号処理回路600へ入力する。なお,映像信号処理回路600の内部の回路構成は映像信号処理回路500と同じなので説明を省略する。
映像信号処理回路500,600は入力されたそれぞれの映像信号を10bitのディジタル信号に変換して,例えばASICで構成された信号処理集積回路406へ入力する。信号処理集積回路406の内部では,I信号とQ信号の差を利用してI信号に含まれているビート成分を除去している。信号処理集積回路406から出力されたディジタル信号はDAコンバータ407によりアナログ信号に変換され,ビート成分が除去されたアナログ信号が映像信号出力端子408から出力される。
このように映像信号処理回路500,600の,それぞれのADコンバーターに入力される基準電圧からはノイズが除去されているので,映像信号出力端子408から出力される映像信号によるテレビ画面には,基準電圧に含まれるノイズによる色むら等の画質劣化が抑制される。
映像信号処理回路500,600は入力されたそれぞれの映像信号を10bitのディジタル信号に変換して,例えばASICで構成された信号処理集積回路406へ入力する。信号処理集積回路406の内部では,I信号とQ信号の差を利用してI信号に含まれているビート成分を除去している。信号処理集積回路406から出力されたディジタル信号はDAコンバータ407によりアナログ信号に変換され,ビート成分が除去されたアナログ信号が映像信号出力端子408から出力される。
このように映像信号処理回路500,600の,それぞれのADコンバーターに入力される基準電圧からはノイズが除去されているので,映像信号出力端子408から出力される映像信号によるテレビ画面には,基準電圧に含まれるノイズによる色むら等の画質劣化が抑制される。
必要に応じて映像信号出力端子408に変調器を接続すれば,高周波のテレビ信号に変換することができる。
なお,本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく,本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜に変更して実施することも可能である。実施例1では妨害波除去装置として,テレビ信号のビート除去装置の例を示したが,これに限定されることなく,テレビ信号のゴースト除去装置やVTR装置等に利用しても同様の効果が得られる。
また,実施例1で説明した接続線507,511はプリント基板によるストリップラインについて述べたが,これに限らず,リード線やコイルを用いても良い。また,コンデンサ509,512は一つのコンデンサを使用してもよいし,電解コンデンサとセラミックコンデンサのように異なる種類及び容量のコンデンサを並列に組み合わせて使用しても良い。
なおコンデンサ509,512の種類,容量,及び接続線507,511の幅及び長さは,信号処理集積回路406で扱う信号の周波数に応じて適宜決定される。
なお,本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく,本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜に変更して実施することも可能である。実施例1では妨害波除去装置として,テレビ信号のビート除去装置の例を示したが,これに限定されることなく,テレビ信号のゴースト除去装置やVTR装置等に利用しても同様の効果が得られる。
また,実施例1で説明した接続線507,511はプリント基板によるストリップラインについて述べたが,これに限らず,リード線やコイルを用いても良い。また,コンデンサ509,512は一つのコンデンサを使用してもよいし,電解コンデンサとセラミックコンデンサのように異なる種類及び容量のコンデンサを並列に組み合わせて使用しても良い。
なおコンデンサ509,512の種類,容量,及び接続線507,511の幅及び長さは,信号処理集積回路406で扱う信号の周波数に応じて適宜決定される。
400…妨害波除去装置,401…受信アンテナ,402…チューナー回路,403…直交検波回路,406…信号処理集積回路,407…DAコンバーター,408…映像信号出力端子,500…映像信号処理回路,501…映像信号入力端子,502…抵抗器,503…抵抗器,504…抵抗器,505…基準電圧電源端子,506…演算増幅器,507…接続線,508…基準電圧入力端子,509…コンデンサ,510…演算増幅器,511…接続線,512…コンデンサ,513…基準電圧入力端子,514…ADコンバーター電源端子,515…ADコンバーター,516…ADコンバーター出力端子,517…基準電圧発生回路,518…基準電圧出力端子,519…基準電圧出力端子,600…ADコンバーター。
Claims (2)
- 基準電圧発生回路と,この基準電圧に基づき信号を処理するADコンバーターを備えた映像信号処理回路において,基準電圧発生回路の出力端子とADコンバーターの基準電圧入力端子を接続する接続線に対して,ADコンバーターの基準電圧入力端子の近傍に,アースと並列にコンデンサを設け,該コンデンサのキャパシタンスと該接続線のインダクタンスで形成されるローパスフィルターの遮断周波数がADコンバーターで扱う搬送色信号帯域の下限周波数より低いことを特徴とした映像信号処理回路。
- チューナー回路と直交検波回路と信号処理集積回路とDAコンバーターを備え,直交検波回路と信号処理集積回路の間に請求項1の映像信号処理回路を設けたことを特徴とするテレビ信号の妨害波除去装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2003377497A JP2005142865A (ja) | 2003-11-06 | 2003-11-06 | 映像信号処理回路及び妨害波除去装置 |
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- 2003-11-06 JP JP2003377497A patent/JP2005142865A/ja active Pending
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