JP2005142841A - 通信機器及びシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】 1つのPHYチップを実装した1つのノードで複数の機器をエミュレートすることができる通信機器及びシステムを提供する。
【解決手段】 ゲートウェイGW_A(GUID_GW_A)30は、1394機器として自機が本来固有に備えるプラグ情報と、AVDev_1(GUID_1)21,AVDev_2(GUID_2)22をエミュレートしたエミュレート機器Emulate[0],Emulate[1]のプラグ情報と、制御する機器AVDev_A(GUID_A)11又はAVDev_B(GUID_B)12から見て、ゲートウェイGW_A(GUID_GW_A)30がエミュレート機器(ターゲット機器)となるように、制御する機器AVDev_A(GUID_A)11又はAVDev_B(GUID_B)12に応じて、エミュレート機器のプラグ情報と自機固有のプラグ情報とを関連付ける関連付け情報とを備え、エミュレート機器のプラグ情報を制御しにきた相手(制御する機器)に応じてプラグ情報の見せ方を変えるプラグ制御を行う。
【選択図】 図1

Description

本発明は、IEEE1394(Institute of Electrical and Electronic Engineers 1394、以下、単に1394とする)規格による機器に接続される通信機器、及びこのような通信機器同士を接続して構成されるネットワークに関するものである。
特に、1以上の1394機器及び通信機器をバス型に接続した第1の1394バスと、1以上の1394機器及び通信機器をバス型に接続した第2の1394バスとがあり、上記通信機器同士がネットワークにより接続されているシステムにおいて、第1の1394バス上の1394機器及び第2の1394バス上の1394機器が互いに上記ネットワーク上のノードとして通信することを可能とする通信機器及びシステムに関するものである。
近年、家庭用のAV機器をデジタル接続するための標準インターフェースとしてIEEE1394が注目されている。1394規格は、コンピュータと周辺機器とを接続し高速通信を実現する次世代SCSI規格として提案されているものであり、最大で63台の周辺機器をデイジーチェーン接続又はツリー接続することができ、100Mbps、200Mbps及び400Mbpsの3種類の転送速度が規格化されている。また、コンピュータ動作中においても周辺機器を抜き差しすることができ(ホットプラグ)、接続ケーブルによる電源の供給もできるといった特徴を有している。
さらに、近年では、1394規格を利用してAV機器間をネットワーク接続したり、家電を相互にネットワーク接続したりといった利用方法も提案されており、既に、BSデジタルチューナ、DVHSデッキ、デジタルビデオカメラ等では、1394接続インターフェイスとして外部出力端子(DV端子等)を備えた様々な1394対応商品が発売されている。
一方で、1394バスを広帯域無線上に実現しよという試みもされており、Wireless1394、1394over802.11などの無線通信プロトコルを用いることにより、無線上で1394バスを構築することが可能となっている。また、現在、ブリッジなどを介することにより、有線の1394バスと無線の1394バスとをネットワークとして接続するための方式が論じられている。
例えば、特許文献1に開示されている通信ノード及び通信端末では、無線端末を有線の1394バス上の1つの通信機器のサブユニットとしてエミュレートするとともに、このサブユニットの制御に連動して無線端末を制御することにより、有線の1394バス上から無線端末と通信することを可能にしている。
特開2000−156683号公報
しかしながら、1394バス間に1394バス以外のネットワークが存在する場合などには、必ず、1394のブリッジを設置することが必要となるが、このとき、ブリッジ対応していない1394機器からは、異なるプロトコルのネットワークを間に挟んだ1394バス上の1394機器を操作することができない。
この場合、特許文献1に示すような方法を用いれば、遠隔側の1394機器のうち1つを操作することは可能であると考えられる。しかしながら、既存の機器では、ノードに対してBSデジタルチューナ、DVHSデッキなどの機器の内部構成を想定し、ノード又はサブユニットに対してAV/C(Audio / Video Compatibility)コマンド等を送信することにより制御を行っているため、通常、コマンド体系が異なると操作が行えなくなる。
ここで、AV/Cとは、1394上に搭載されるプロトコルのひとつで、主に1394対応のオーディオヴィジュアル機器を扱うための規格である。
また、上記の方法では、本来、ユニットとサブユニットの構成で存在していた機器の機能を1つのサブユニットにエミュレートするために、必然的にユニット又はサブユニットに対して従来のAV/Cコマンドとは異なるコマンドを送信する必要があり、既存の機器と同じようには制御できないことになる。
特に、無線ネットワーク等を通じて接続された遠隔の通信機器を近隣の1394バス上の通信機器のサブユニットとしてエミュレートする場合には、前記無線ネットワーク等と接続可能な機器としか通信できないことになる。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであって、第1の1394バス上の1394機器及び第2の1394バス上の1394機器が互いに上記ネットワーク上のノードとして通信することを可能にする通信機器及びシステムを提供することを目的とする。
また、本発明は、1つのPHYチップを実装した1つのノードで複数の機器をエミュレートすることができる通信機器及びシステムを提供することを目的とする。
本発明の通信機器は、IEEE1394バスにより1以上のIEEE1394機器に接続される通信機器であって、他の通信機器とネットワークを通じて通信を行う通信手段と、自機が固有に備える機器情報を記憶する固有機器情報記憶手段と、前記他の通信機器に接続されているIEEE1394機器の情報を前記通信手段を通して取得し、エミュレート機器情報として記憶するエミュレート機器情報記憶手段と、前記1以上のIEEE1394機器それぞれについて、前記固有機器情報と前記エミュレート機器情報とを関連付けて記憶する関連付け情報記憶手段と、前記エミュレート機器情報に基づいて、前記IEEE1394バス上において前記他の通信機器に接続されているIEEE1394機器をエミュレートするエミュレート手段と、前記1以上のIEEE1394機器のうち少なくとも1つを前記エミュレート機器を制御する制御機器として認識する認識手段とを備え、前記制御機器又は前記1以上のIEEE1394機器が接続されると、該接続された機器に応じた前記関連付け情報により関連付けられる機器情報を、自機の機器情報として現すことを特徴としている。
これにより、前記1以上のIEEE1394機器は前記IEEE1394バスを通じて本発明の通信機器にアクセスすることにより、異なるネットワーク例えばIEEE1394以外のプロトコルを用いた前記ネットワークを通じて接続された遠方のIEEE1394バス上のIEEE1394機器と擬似的に通信することが可能となる。
特に、本発明の通信機器は制御する機器に応じて使用可能なプラグの見せ方を変えることで、プラグの共有を的確なものにすることが可能になり、1つのPHYチップで複数の機器をエミュレートすることが可能になる。
さらに、前記1以上のIEEE1394機器のうち少なくとも1つを前記エミュレート機器を制御する制御機器として認識する認識手段とを備え、前記制御機器又は前記1以上のIEEE1394機器が接続されると、該接続された機器に応じた前記関連付け情報により関連付けられる機器情報を、自機の機器情報として現すことがより好ましい。
また、より好ましくは、前記エミュレート手段は、前記制御機器に応じて1394PHYチップに対してエミュレートノードを割り当てるものである。
ここで1394PHYチップとは、IEEE1394バスにおいて、リピート、ケーブルの状態認識、バスの初期化、アービトレーションなどIEEE1394の物理層の処理を行う基本機能を備えた既存の1394PHYチップであるものとする。
さらに、前記1以上のIEEE1394機器の情報を記憶する内部機器情報記憶手段を備え、前記認識手段は、前記内部機器情報に基づいて、接続された前記1以上のIEEE1394機器を前記制御機器として認識することがより好ましい。
より好ましい具体的な態様として、前記機器固有の機器情報及び/又は前記内部機器情報は、1394機器のプラグ情報を含んでいる。また、前記機器固有の機器情報及び/又は前記内部機器情報は、1394機器のGUIDを含んでいるものであってもよい。1394機器のGUIDは、世界中で重複しないよう一元管理されたIDであるから、各1394機器固有の識別情報として用いることができる。
具体的な態様として、前記通信機器は、ゲートウェイ装置である。
具体的な態様として、前記ネットワークは、有線ネットワーク又は無線ネットワークである。
より好ましい具体的な態様として、前記ネットワークは、IEEE1394ネットワーク以外のネットワークを含むものである。
本発明のシステムは、1以上のIEEE1394機器と上記に記載した通信機器とを含む第1のIEEE1394バスと、1以上のIEEE1394機器と上記に記載した通信機器とを含む第2のIEEE1394バスとを含んでおり、前記第1のIEEE1394バスの通信機器と前記第2のIEEE1394バスの通信機器とがネットワークを通じて通信可能であることを特徴としている。
以上、詳述したように、本発明によれば、1つのPHYチップを実装した1つのノードで複数の機器をエミュレートすることができ、異なった制御先から異なったネットワークに接続された異なった機器を制御することができる。例えば、1394機器ネットワークにおいて本発明の通信機器を設置することにより、1394バス上の他のプロトコルとのブリッジに対応していない既存の1394機器から、別のプロトコルによりネットワーク接続されている他の1394バス上の複数の1394機器に対して、同じ1394バス上の機器と同様に操作することが低コストで実現可能になる。
以下、添付図面を参照しながら本発明の好適な通信機器及びシステムの実施の形態について詳細に説明する。
〔本発明の背景技術〕
本発明者らは、第1の1394バス上の通信機器において、第2の1394バス上の機器をノードとしてエミュレートし、第2の1394バス上の通信機器において、第1の1394バス上の機器をノードとしてエミュレートすることにより、第1の1394バス上の1394機器及び第2の1394バス上の1394機器が互いに上記ネットワーク上のノードとして通信する通信機器について既に出願した(特願2003−65473号参照)。
これにより、1394バス上の他のプロトコルとのブリッジに対応していない既存の1394機器から、別のプロトコルによりネットワーク接続されている他の1394バス上の複数の1394機器に対して、同じ1394バス上の機器と同様に操作することが可能になった。
ところで、上記通信機器においては、エミュレートされた機器ごとにノードを持つことを前提としており、プラグは通信装置に固定的に存在するものを想定していた。この場合、あらかじめ複数のノードを上記通信機器に用意することになる。しかし、それではノードを複数持たせる仕組みとしてPHYチップを複数持つこととなりコストが高くなることが考えられる。
また仮に、1つのノードで複数のエミュレートされた機器を制御できるようにできたとしても、プラグを共有する仕組みがないので、どのエミュレート機器がどのプラグを使用しているのかを知る手段がなかった。
そこで本発明は、制御する機器に応じて使用可能なプラグの見せ方を変えることで、プラグの共有を的確なものにすることを可能にするものである。
図1は、本発明の実施の形態の通信機器、及び他の1394機器を含んだネットワークの構成を示す図である。本実施の形態は、IEEE1394バスの有線1394ネットワークと、異なるネットワークとしてワイヤレス1394ネットワークとがゲートウェイを介して接続されており、1394機器間で互いにデータの送受信が可能なデータ伝送システムに適用した場合の例である。伝送するリアルタイムデータには、例えばMPEG2−TSパケットがある。
図1に示すネットワークは、有線1394ネットワークに属する第1の1394バス10に接続された1394機器AVDev_A(GUID_A)11及び1394機器AVDev_B(GUID_B)12と、第2の1394バス20に接続されたエミュレート機器(ターゲット機器)である1394機器AVDev_1(GUID_1)21及び1394機器AVDev_2(GUID_2)22と、第1の1394バス10に接続されたAVDev_A(GUID_A)11及び/又はAVDev_B(GUID_B)12とワイヤレス1394ネットワーク間で、リアルタイムデータ伝送のプロトコルの仲介を行うゲートウェイGW_A(GUID_GW_A)30(通信機器)と、第2の1394バス20に接続されたAVDev_1(GUID_1)21及び/又はAVDev_2(GUID_2)22とリアルタイムデータ伝送のプロトコルの仲介を行うゲートウェイGW_1(GUID_GW_1)40(通信機器)とを備えて構成される。また、ゲートウェイGW_A(GUID_GW_A)30とゲートウェイGW_1(GUID_GW_1)40はワイヤレス1394ネットワーク50で接続されている。
図1では、第1の1394バス10に接続されたAVDev_A(GUID_A)11及びAVDev_B(GUID_B)12と、第2の1394バス20に接続されたAVDev_1(GUID_1)21及びAVDev_2(GUID_2)22とを1394ネットワークで接続することを想定している。この場合、この1394ネットワークが、本実施の形態のようにワイヤレス1394ネットワーク又は1394ネットワーク以外のネットワークの場合には、そのまま接続することはできず、ゲートウェイを介在させることになる。本実施の形態では、ワイヤレス1394ネットワーク50を経由することとしたため、AVDev_A(GUID_A)11及びAVDev_B(GUID_B)12とワイヤレス1394ネットワーク50間にゲートウェイGW_A(GUID_GW_A)30を介在させ、またAVDev_1(GUID_1)21及びAVDev_2(GUID_2)22とワイヤレス1394ネットワーク50間にゲートウェイGW_1(GUID_GW_1)40を介在させる。
また、本実施の形態のゲートウェイGW_A(GUID_GW_A)30及びゲートウェイGW_1(GUID_GW_1)40は、ゲートウェイとしての機能、例えばプロトコルの変換や、同期周期の変換、再パケット化などのゲートウェイ機能のほかに、第1の1394バス上の通信機器において、第2の1394バス上の機器をノードとしてエミュレートし、第2の1394バス上の通信機器において、第1の1394バス上の機器をノードとしてエミュレートすることにより、第1の1394バス上の1394機器及び第2の1394バス上の1394機器が互いに上記ネットワーク上のノードとして通信することを可能にするエミュレート機能を備えている。
ここでは、第1の1394バス10に接続されたAVDev_A(GUID_A)11又はAVDev_B(GUID_B)12から見た場合に、ゲートウェイGW_A(GUID_GW_A)30上に、第2の1394バス20に接続されたAVDev_1(GUID_1)21及び1394機器AVDev_2(GUID_2)22がエミュレート機器(ターゲット機器)としてエミュレートされる。また逆に、第2の1394バス20に接続されたAVDev_1(GUID_1)21又は1394機器AVDev_2(GUID_2)22から見た場合に、ゲートウェイGW_1(GUID_GW_1)40上に、第1の1394バス10に接続されたAVDev_A(GUID_A)11又はAVDev_B(GUID_B)12がエミュレート機器(ターゲット機器)としてエミュレートされる。
ゲートウェイGW_A(GUID_GW_A)30は、AVDev_1(GUID_1)21をエミュレートしたエミュレート機器Emulate[0]110と、AVDev_2(GUID_2)22をエミュレートしたエミュレート機器Emulate[1]120とを仮想的に備える。また、ゲートウェイGW_1(GUID_GW_1)40は、AVDev_A(GUID_A)11をエミュレートしたエミュレート機器Emulate[0]210と、AVDev_B(GUID_B)12をエミュレートしたエミュレート機器Emulate[1]220とを仮想的に備える。
これにより、例えば、第1の1394バス10によりAVDev_A(GUID_A)11がゲートウェイGW_A(GUID_GW_A)30に接続されると、AVDev_A(GUID_A)11からは、ゲートウェイGW_A(GUID_GW_A)30上のEmulate[0]110,Emulate[1]120が、第2の1394バス20に接続されたAVDev_1(GUID_1)21,AVDev_2(GUID_2)22として見えており、制御等の対象として認識することができる。また、AVDev_B(GUID_B)12をゲートウェイGW_A(GUID_GW_A)30に接続した場合、AVDev_1(GUID_1)21又はAVDev_2(GUID_2)22をゲートウェイGW_1(GUID_GW_1)40に接続した場合も同様である。このようにして、第1の1394バス10に接続されたノードは、あたかも同じネットワーク上の機器をコントロールするようにゲートウェイGW_1(GUID_GW_1)40上の第2の1394バス20に接続されたノードに対してFCP(Function Control Protocol)フレームのAV/C(Audio / Video Compatibility)コマンドを送信することができる。なお、第1の1394バス10に接続されたAVDev_A(GUID_A)11,AVDev_B(GUID_B)12、第2の1394バス20に接続されたAVDev_1(GUID_1)21,AVDev_2(GUID_2)22自体は、従来のIEEE1394ネットワーク機器から変更はなく、既設の機器をそのまま用いることができる。
また、図1中のくさび形形状で示される矢印は、各機器のプラグを模式的に表している。このプラグに対するPCR(Plug Control Register)の詳細については図2により後述する。例えば図1では、AVDev_A(GUID_A)11,AVDev_B(GUID_B)12は、1つの出力プラグoPCR(Output Plug Control Register)[0]と1つの入力プラグiPCR(Input Plug Control Register)[0]を持つ。AVDev_1(GUID_1)21,AVDev_2(GUID_2)22についても同様に、1つの出力プラグoPCR[0]と1つの入力プラグiPCR[0]を持つ。
一方、ゲートウェイGW_A(GUID_GW_A)30,ゲートウェイGW_1(GUID_GW_1)40については、これらゲートウェイが1394機器として自機が本来固有に備えるPCRのプラグと、エミュレートした機器のプラグ情報と、制御する機器から見てゲートウェイがエミュレート機器(ターゲット機器)となるように、制御する機器に応じて、エミュレート機器のプラグ情報と自機固有のPCRのプラグとを対応付ける手段とを備える構成となっている。
例えば、図1のゲートウェイGW_A(GUID_GW_A)30は、1394機器として自機が本来固有に備える3つの出力プラグoPCR[0],oPCR[1],oPCR[2]及び入力プラグiPCR[0]i,PCR[1],iPCR[2]と、AVDev_1(GUID_1)21をエミュレートしたエミュレート機器Emulate[0]110のプラグ情報であるoPCR[0]及びiPCR[0]と、AVDev_2(GUID_2)22をエミュレートしたエミュレート機器Emulate[1]120のプラグ情報であるoPCR[0]及びiPCR[0]と、制御する機器AVDev_A(GUID_A)11又はAVDev_B(GUID_B)12から見て、ゲートウェイGW_A(GUID_GW_A)30がエミュレート機器(ターゲット機器)となるように、制御する機器AVDev_A(GUID_A)11又はAVDev_B(GUID_B)12に応じて、エミュレート機器のプラグ情報oPCR[0]及びiPCR[0]と自機固有のPCRのプラグoPCR[0],oPCR[1],oPCR[2]及びiPCR[0]i,PCR[1],iPCR[2]とを対応付ける手段とを備える。
上記エミュレート機器のプラグ情報oPCR[0]及びiPCR[0]と自機固有のPCRのプラグoPCR[0],oPCR[1],oPCR[2]及びiPCR[0]i,PCR[1],iPCR[2]とを対応付ける手段は、具体的には図2乃至図4により後述するプラグ制御及び割り付けデータベース(DB)により実現される。この対応付けは図1ではプラグ同士を線で結ぶことにより表されている。図1に示す対応付けは、一例であり、ゲートウェイGW_A(GUID_GW_A)30に接続される、制御する機器AVDev_A(GUID_A)11又はAVDev_B(GUID_B)12、あるいは図示しないその他の1394機器により上記対応付けは変更される。この対応付けの変更は、ゲートウェイGW_A(GUID_GW_A)30内部のプラグ制御(図4により後述する)により実現されるものであり、制御する機器に応じてゲートウェイGW_A(GUID_GW_A)30内部の前記プラグ同士の接続対応付けは変わる。また、このプラグ制御は、ゲートウェイGW_A(GUID_GW_A)30内部で行われるもので、制御する機器AVDev_A(GUID_A)11又はAVDev_B(GUID_B)12のoPCR[0]及びiPCR[0]と、ゲートウェイGW_A(GUID_GW_A)30のプラグoPCR[0],oPCR[1],oPCR[2]及びiPCR[0]i,PCR[1],iPCR[2]との、外側から見た場合の接続関係には変更はない。
したがって、制御する機器AVDev_A(GUID_A)11又はAVDev_B(GUID_B)12から見た場合、ゲートウェイGW_A(GUID_GW_A)30には、AVDev_1(GUID_1)21をエミュレートしたエミュレート機器Emulate[0]110と、AVDev_2(GUID_2)22をエミュレートしたエミュレート機器Emulate[1]120とが見えるという従来のエミュレート機能に加え、本実施の形態特有の機能として、ゲートウェイGW_A(GUID_GW_A)30は、エミュレート機器のプラグ情報を制御しにきた相手(制御する機器)に応じてプラグ情報の見せ方を変える機能を有する。以上は、ゲートウェイGW_A(GUID_GW_A)30についての説明であるが、ゲートウェイGW_1(GUID_GW_1)40と、制御する機器AVDev_1(GUID_1)21又はAVDev_2(GUID_2)22とについても同様であり、ゲートウェイGW_1(GUID_GW_1)40は、エミュレート機器のプラグ情報を制御しにきた相手(制御する機器)に応じてプラグ情報の見せ方を変える。これにより、プラグの共有を的確なものにすることが可能になるとともに、複数のノードに対応するために従来必要であった複数のPHYチップを1つにすることができ、大幅なコスト低減を図ることができる。
ところで、図1に示すような1394バスでは、接続機器の増減、バスリセット発生時などに、コンフィグレーションプロセスが起動され、バスの初期化、ツリーの識別、自己認識などを行い、各機器にはノードIDを割り当てるようになっている。これらの処理は、通常、各1394機器に内蔵されている1394PHYチップが行うようになっており、それぞれの1394PHYチップに対して1つのノードIDが割り当てられている。
また、各1394機器には、ノードIDとは別に、工場出荷時に世界中で一意に定められる64ビットのGUID(Global Unique ID)が割り当てられており、このGUIDは、通常、ConfigROMに格納されている。ConfigROMは1つのノードに必ず1つは存在するようになっている。
ここでは、各1394機器、AVDev_A(GUID_A)11、AVDev_B(GUID_B)12、AVDev_1(GUID_1)21、AVDev_2(GUID_2)22、ゲートウェイGW_A(GUID_GW_A)30及びゲートウェイGW_1(GUID_GW_1)40は、それぞれ1つのConfigROMを備えており、それぞれがGUIDを格納している。
また、一方で、AVDev_A(GUID_A)11、AVDev_B(GUID_B)12及びゲートウェイGW_A(GUID_GW_A)30には第1の1394バス10におけるノードIDを割り当てており、AVDev_1(GUID_1)21、AVDev_2(GUID_2)22及びゲートウェイGW_1(GUID_GW_1)40には、第2の1394バス20におけるノードIDをそれぞれ割り当てている。
以下、上述のように構成されたゲートウェイ及びこれを含む1394機器ネットワークのエミュレート動作を説明する。ここでは、制御する機器AVDev_A(GUID_A)11又はAVDev_B(GUID_B)12が、ゲートウェイGW_A(GUID_GW_A)30に接続される場合の各機器におけるエミュレート動作を例にとる。
図2は、ゲートウェイGW_A(GUID_GW_A)30の内部構成を概略的に示す図である。ゲートウェイGW_1(GUID_GW_1)40についても同様であり、ゲートウェイGW_A(GUID_GW_A)30を代表して説明する。
図2に示すように、ゲートウェイGW_A30のConfigROM300と、AVDev_1(GUID_1)21をエミュレートしたエミュレート機器Emulate[0]110のConfigROM310と、AVDev_2(GUID_2)22をエミュレートしたエミュレート機器Emulate[1]120のConfigROM320とを備える。また、AVDev_A(GUID_A)11及びAVDev_B(GUID_B)12についても同様に、ノードIDとは別に、工場出荷時に世界中で一意に定められる64ビットのGUIDが割り当てられており、ConfigROMに格納されている。これにより、ゲートウェイGW_A(GUID_GW_A)30は、接続された1394機器、図2ではAVDev_A(GUID_A)11及びAVDev_B(GUID_B)12のConfigROMを確認することで、AVDev_A(GUID_A)11がエミュレート機器Emulate[0]110に接続される機器であり、また、AVDev_B(GUID_B)12がゲートウェイGW_A30に接続される機器であることが分る。このようにして、ゲートウェイGW_A(GUID_GW_A)30は、1394機器AVDev_A(GUID_A)11が接続された場合は、エミュレート機器Emulate[0]110を制御する機器としてAVDev_A(GUID_A)11を認識し、1394機器AVDev_B(GUID_B)12が接続された場合は、エミュレート機器を制御する機器としてではなく、ゲートウェイ接続機器として接続されたことを認識する。そして、接続される機器に応じて、図3に述べるようにゲートウェイGW_A(GUID_GW_A)30のプラグ情報とエミュレート機器のプラグ情報の見せ方を変える。ここでは、AVDev_A(GUID_A)11が接続された場合は、エミュレート機器Emulate[0]のプラグ情報を接続機器に見せ、AVDev_B(GUID_B)12が接続された場合は、ゲートウェイ固有のプラグ情報を見せる。
図3は、エミュレート時のゲートウェイGW_A(GUID_GW_A)30のPCRアドレスマップを示す図である。
図3左側のGW_Aは、IEEE1394のアドレス空間にマッピングされるゲートウェイGW_A(GUID_GW_A)30の固有のプラグ情報(固有機器情報)であり、アドレス0x900はoMPR(Output Master Plug Register)、アドレス0x904はoPCR[0]、アドレス0x908はoPCR[1]、アドレス0x90CはoPCR[2]、アドレス0x980はiMPR(Input Master Plug Register)、アドレス0x984はiPCR[0]、アドレス0x988はiPCR[1]、アドレス0x98CはiPCR[2]である。なお、oPCRとiPCRは、機器のプラグ数に応じてそれぞれ最小0個から最大31個を持つことができる。また、oPCRとiPCRを持つことからoMPRとiMPRを1個持っている。
一方、図3右側の2つのEmulate[0],Emulate[1]は、AVDev_1(GUID_1)21,AVDev_2(GUID_2)22をエミュレートしたエミュレート機器Emulate[0]110,Emulate[1]120のプラグ情報(エミュレート機器情報)である。制御する機器又は接続される機器により、ゲートウェイGW_A内部におけるゲートウェイGW_A(GUID_GW_A)30の固有のプラグ情報と該エミュレート機器のプラグ情報との接続関係が異なることを示している。
図3右上側のEmulate[0]は、ゲートウェイGW_A(GUID_GW_A)30に、制御する機器としてAVDev_A(GUID_A)11が接続された場合の、AVDev_1(GUID_1)21をエミュレートしたエミュレート機器Emulate[0]110のプラグ情報である。アドレス0x900はoMPR、アドレス0x904はoPCR[0]、アドレス0x980はiMPR、アドレス0x984はiPCR[0]である。また、図3右下側のEmulate[1]は、ゲートウェイGW_A(GUID_GW_A)30に、制御する機器としてAVDev_B(GUID_B)12が接続された場合の、AVDev_2(GUID_2)22をエミュレートしたエミュレート機器Emulate[1]120のプラグ情報である。アドレス0x900はoMPR、アドレス0x904はoPCR[0]、アドレス0x980はiMPR、アドレス0x984はiPCR[0]である。
次に、エミュレート時におけるゲートウェイGW_A(GUID_GW_A)30の固有のプラグ情報とエミュレート機器のプラグ情報との接続関係について説明する。
図3のGW_Aに示すように、プラグ情報のアドレス0x904で指定されるoPCR[0]は、GW_AのoPCR[0]に関連付けることをTransaction層又はアプリケーションで設定している。またプラグ情報のアドレス0x908はoPCR[1]にリンクされている。
AVDev_A(GUID_A)11がゲートウェイGW_A(GUID_GW_A)30に接続された場合のように、ゲートウェイGW_A(GUID_GW_A)30がAVDev_1(GUID_1)21をエミュレートする場合には、エミュレート機器Emulate[0]110のプラグ情報のプラグ情報を見せるために、図3右上側のEmulate[0]のプラグ情報と図3左側のGW_Aに示すゲートウェイ固有のプラグ情報とを関連付けておく(図3実線矢印参照)。
また、AVDev_B(GUID_B)12がゲートウェイGW_A(GUID_GW_A)30に接続された場合のように、ゲートウェイ固有のプラグ情報を見せるために、図3右下側のEmulate[1]のプラグ情報と図3左側のGW_Aに示すゲートウェイ固有のプラグ情報とを関連付けておく(図3実線矢印参照)。これらプラグ情報同士の関連付けは、Transaction層又はアプリケーションであらかじめ設定される。上記関連付けが、1以上のIEEE1394機器それぞれについて、固有機器情報とエミュレート機器情報とを関連付けて記憶する関連付け情報記憶手段に対応する。具体的には、図4で後述する割付DB520に蓄積された関連付け情報により実現される。そして、制御機器又は1以上のIEEE1394機器が接続されると、該接続された機器に応じた関連付け情報により関連付けられる機器情報を、自機の機器情報として見せる。
図3のGW_Aのプラグ情報とEmulate[1]のプラグ情報との関連付けを例にとり、プラグの見せ方を変える仕組みについて述べる。AVDev_B(GUID_B)12をゲートウェイGW_A(GUID_GW_A)30に接続した場合に対応するものである。
いま、GW_Aのプラグ情報oPCR[0]に着目すると、本来はoPCR[0]のアドレス0x904が見えることになるが、ここではEmulate[1]のプラグ情報のアドレス0x904は、図3実線矢印に示すように、GW_Aのプラグ情報のアドレス0x908にリンクしてあるので、この場合におけるoPCR[0]は、実際にはoPCR[1]として見える。
すなわち、AVDev_B(GUID_B)12をゲートウェイGW_A(GUID_GW_A)30に接続すると、本来であればGW_Aのプラグ情報がAVDev_B(GUID_B)12に渡されるはずであるが、ゲートウェイGW_A(GUID_GW_A)30は、関連付けしている機器であるAVDev_1(GUID_1)21,AVDev_2(GUID_2)22の制御に関しては、該機器をエミュレートしたエミュレート機器Emulate[0],Emulate[1]のプラグ情報を渡す(見せる)ことになる。例えば、AVDev_B(GUID_B)12がEmulate[1]のプラグ情報のoPCR[0]を見たい場合(oPCR[0]に対するリード要求がある場合)、本来であればGW_Aのプラグ情報のアドレス0x904のフラグ情報oPCR[0]を返すべきところであるが、ここではエミュレートされている機器のフラグ情報をリードしたいので、GW_Aのプラグ情報のアドレス0x904のフラグ情報oPCR[0]を返すのではなく、Emulate[1]のプラグ情報のアドレス0x904がGW_Aのプラグ情報と関連付けしているアドレス0x908のフラグ情報oPCR[1]を返すことなる。同様に、AVDev_B(GUID_B)12がEmulate[1]のプラグ情報のiPCR[0]を見たい場合(iPCR[0]に対するリード要求がある場合)、本来であればGW_Aのプラグ情報のアドレス0x984のフラグ情報iPCR[0]を返すべきところであるが、ここではエミュレートされている機器のフラグ情報をリードしたいので、GW_Aのプラグ情報のアドレス0x984のフラグ情報iPCR[0]を返すのではなく、Emulate[1]のプラグ情報のアドレス0x984がGW_Aのプラグ情報と関連付けしているアドレス0x988のフラグ情報iPCR[1]を返すことなる。
また、図3のGW_Aのプラグ情報とEmulate[0]のプラグ情報との関連付けの場合、すなわちAVDev_A(GUID_B)11をゲートウェイGW_A(GUID_GW_A)30に接続した場合も同様である。
AVDev_A(GUID_B)11をゲートウェイGW_A(GUID_GW_A)30に接続すると、例えば、AVDev_A(GUID_B)11がEmulate[0]のプラグ情報のoPCR[0]を見たい場合(oPCR[0]に対するリード要求がある場合)、本来であればGW_Aのプラグ情報のアドレス0x904のフラグ情報oPCR[0]を返すべきところであるが、ここではエミュレートされている機器のフラグ情報をリードしたいので、Emulate[0]のプラグ情報のアドレス0x904がGW_Aのプラグ情報と関連付けしているアドレス0x904(この場合、たまたま両者のアドレスが一致している)のフラグ情報oPCR[0]を返すことなる。
以上、図2及び図3において説明したように、あらかじめ関連付けられた1394機器AVDev_A(GUID_B)11,AVDev_B(GUID_B)12がゲートウェイGW_A(GUID_GW_A)30に接続されると、ゲートウェイGW_A(GUID_GW_A)30がエミュレート機器Emulate[0],Emulate[1]となって、AVDev_A(GUID_B)11,AVDev_B(GUID_B)12から見ると、ゲートウェイGW_A(GUID_GW_A)30は存在せず、あたかもAVDev_1(GUID_1)21,AVDev_2(GUID_2)22に直接接続されているように見える。また、上記関連付けがない1394機器がゲートウェイGW_A(GUID_GW_A)30に接続されると、ゲートウェイGW_A(GUID_GW_A)30のプラグ情報がそのまま見えることになる。特に、本実施の形態では、ゲートウェイGW_A(GUID_GW_A)30がエミュレート機器Emulate[0],Emulate[1]となる場合に複数のPHYチップを用いてエミュレート機器を実現するのではなく、あらかじめ関連付けられた1394機器のゲートウェイへの接続の仕方によって、ゲートウェイGW_A(GUID_GW_A)30は、図3で述べたようにエミュレート機器のプラグ情報を制御しにきた相手(制御する機器)に応じてプラグ情報の見せ方を変えるプラグ制御を行う。
以上述べたエミュレート動作について、想定されるシナリオ例に従ってさらに詳細に説明する。想定する環境例は図1であり、図2及び図3に示すゲートウェイGW_Aとエミュレート機器との関連付けは既に行われているものとする。
(1)GW_AはAVDev_1をエミュレートしたEmulate[0]を保持する。
(2)GW_AはAVDev_2をエミュレートしたEmulate[1]を保持する。
(3)GW_AのエミュレートではAVDev_1、AVDev_2の各々のConfigROMとMRRレジスタとPCRレジスタの振舞いを模写する。
(4)GW_Aでは、エミュレートされたEmulate[0]、Emulate[1]の各々のPCRレジスタをGW_AのPCRレジスタに割り付ける。
(5)GW_AがGW_AのEmulate[0]とAVDev_Aを関連付ける。
(6)AVDev_AからGW_AのGUIDを見るとEmulate[0]のGUID_1が見える。
(7)AVDev_AからGW_AのMPRレジスタを見るとEmulate[0]のMPRレジスタが見える。
(8)AVDev_AからGW_AのPCRレジスタを見るとEmulate[0]のPCRレジスタが見える。実際には先に関連付けられたGW_AのPCRレジスタの値が見える。
(9)AVDev_AからGW_AのPCRレジスタの値を操作するとEmulate[0]のPCRレジスタの値が操作される。実際には先に関連付けられらGW_AのPCRレジスタの値が操作される。
(10)AVDev_BからGW_AのGUIDを見るとGUID_GW_Aが見える。
(11)AVDev_BからGW_AのMPRレジスタを見るとGW_AのMPRレジスタが見える。
(12)AVDev_BからGW_AのPCRレジスタを見るとGW_AのPCRレジスタが見える。
図4は、図1に示す1394機器ネットワークにおいてゲートウェイのエミュレート動作を時系列的に示すフローチャートである。図中、Sはフローの各ステップを示す。
まず、ステップS101でユーザにより機器のリスト取得要求があると、ステップS102でエミュレート機器の情報を取得し、レジスタデータベース(DB)500(固有機器情報記憶手段の一部,エミュレート機器情報記憶手段の一部)に機器リスト510として書き込む。具体的には、ユーザから機器のリスト取得要求を受けたゲートウェイが、異なるネットワークの通信機器400に対して機器リストの取得要求を発行し(番号1参照)、異なるネットワークの通信機器400はこの取得要求に応えて要求元のゲートウェイに機器リストを返す(番号2参照)。異なるネットワークとしては、図1のワイヤレス1394ネットワーク50や1394ネットワーク以外のネットワークがある。また、異なるネットワークに接続するためのゲートウェイが必要である。図1の場合は、ユーザがアクセスする1394機器は、例えば第1の1394バス10に接続されたAVDev_A(GUID_A)11,AVDev_B(GUID_B)12であり、ゲートウェイは、ゲートウェイGW_A(GUID_GW_A)30,ゲートウェイGW_1(GUID_GW_1)40である。また、異なるネットワークの通信機器400は、例えば第2の1394バス20に接続されたAVDev_1(GUID_1)21,AVDev_2(GUID_2)22である。なお、上記ステップS102のブロックとその下方に記述した各ステップのブロックは、主としてゲートウェイGW_A(GUID_GW_A)30のファームウェアにより実行される。また、データベースは、ゲートウェイ内部又は外部に設置されたEEPROM等の不揮発性メモリや電源バックアップされたRAM、HDDなどどのような記憶媒体でもよく、データベースはリスト形式、テーブル形式など構築は任意である。
図4に戻って、ステップS201でユーザによりエミュレートする機器を選択すると、ステップS202で選択されたエミュレート機器の情報(ConfigROM,MPRレジスタ,PCRレジスタなど)を取得し、レジスタDB500に機器の情報として書き込む。具体的には、ユーザから機器のエミュレート要求を受けたゲートウェイが、異なるネットワークの通信機器400に対してConfigROM,MPRレジスタ,PCRレジスタなどの機器情報の取得要求を発行し(番号3参照)、異なるネットワークの通信機器400はこの取得要求に応えて要求元のゲートウェイに機器情報を返す(番号4参照)。ゲートウェイGW_A(GUID_GW_A)30は、選択されたエミュレート機器Emulate[n]をエミュレートするための機器情報(ConfigROM,MPRレジスタ,PCRレジスタなど)をレジスタDB500に格納する。
ステップS301でユーザにより割り付ける機器が選択されると、ステップS302で制御先の機器とエミュレート機器を選択して割り付け、割付DB520(関連付け情報記憶手段の一部)に制御先の機器とエミュレート機器を関連付けるデータとして記憶する。なお、この割付DB520は、レジスタDB500と同じ記憶媒体に構築されるものでもよい。上記制御先の機器とエミュレート機器を関連付けるデータは、例えば図3のGW_Aのプラグ情報とEmulate[0],Emulate[1]のプラグ情報に示される。より具体的に説明すると、ユーザがエミュレート時に1394機器(例えば、AVDev_A)をGW_Aに接続することで、上述したようにGW_AにEmulate[0]がエミュレートされるとともに、上記ステップS302で制御先の機器とエミュレート機器を関連付けるデータ(関連付け情報)が作成されて割付DB520に記憶される。このステップS302で作成されるデータが、図3の実線矢印で示される関連付け情報である。ここでは、エミュレート時には、制御先の機器とエミュレート機器を関連付ける関連付け情報が自動的に作成されて保存される例について述べているが、エミュレートできるノード数に上限がある場合が考えられる。そのために、例えばノード数に上限(例えば3つ)がある場合、ユーザにその旨を知らせユーザがエミュレートする機器を選択できる第1のエミュレートモード、ユーザにはこのような通知をせず時間的に後で接続された機器を優先してエミュレートする第2のエミュレートモードなどの態様をとることがより好ましい。
ステップS401で1394AV機器からアクセスが発生すると、ステップS402で割付DB520に蓄積されたデータを基に制御先の機器よりアクセスするレジスタDB500のデータを判定する。
また、ステップS501で割付DB520より取得した関連するエミュレート機器に従ってレジスタDB500のデータにアクセスする。
以上説明したように、本実施の形態に係る通信機器であるゲートウェイGW_A(GUID_GW_A)30は、1394機器として自機が本来固有に備えるプラグ情報と、AVDev_1(GUID_1)21,AVDev_2(GUID_2)22をエミュレートしたエミュレート機器Emulate[0],Emulate[1]のプラグ情報と、制御する機器AVDev_A(GUID_A)11又はAVDev_B(GUID_B)12から見て、ゲートウェイGW_A(GUID_GW_A)30がエミュレート機器(ターゲット機器)となるように、制御する機器AVDev_A(GUID_A)11又はAVDev_B(GUID_B)12に応じて、エミュレート機器のプラグ情報と自機固有のプラグ情報とを関連付ける関連付け情報とを備え、エミュレート機器のプラグ情報を制御しにきた相手(制御する機器)に応じてプラグ情報の見せ方を変えるプラグ制御を行うので、プラグの共有を的確なものにすることが可能になるとともに、1つのPHYチップを実装した1つのノードで複数の機器をエミュレートすることが可能になる。したがって、異なった制御先から異なったネットワークに接続された異なった機器を制御するシステムを低コストで構築することができる。同様に、ネットワーク内で各通信機器と1394バスで接続された1394機器の全てを認識することが可能となる。
以上、本発明の通信機器及びこれを含む1394機器ネットワークについて実施の形態を例示して説明したが、本発明は、上記した実施の形態に限定されるものではない。当業者であれば、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、本発明に様々な変更を加えることが可能である。
例えば、機器情報は、図2及び図3に示した例に限定されるものではなく、ConfigROM以外のデータや各種プラグ情報を格納してもよい。例えば、ConfigROM以外のレジスタも格納しておき、当該通信機器の属する1394バス上の1394機器から要求に対して、通信機器においてエミュレートしたノードから応答するようにすることも可能である。
また、図3のGW_Aのプラグ情報とEmulate[1]のプラグ情報との関連付けは一例であり、プラグの見せ方を変えることが可能な関連付けであればどのような手段であってもよい。
また、上記実施の形態では、通信機器をゲートウェイに適用した例であるが、1394バスで接続された1394機器であればどのような通信機器にも適用できる。また、ノードとゲートウェイを別体で構成した場合について説明したが、両者を一体化した場合でも同様に実現可能であり、同様の効果を得ることができる。また、ノード又はゲートウェイの種類、接続数は限定されない。
一例を挙げると、1394規格を利用した種々のAV機器、例えば、家電を相互にネットワーク接続したり、BSデジタルチューナ、DVHSデッキ、デジタルビデオカメラ等に適用することができる。さらに、有線の1394バスと無線の1394バスとをネットワークとして接続する方式の一例として、1394バスを広帯域無線上に実現する、Wireless1394、1394over802.11などの無線通信プロトコルを用いることにより、無線上で1394バスを構築するものに適用できる。また、パケット伝送によらないデータ伝送システムにも同様に適用可能である。
また、本実施の形態では、通信機器及びシステムという名称を用いたが、これは説明の便宜上であり、ゲートウェイ装置、機器制御方法等であってもよい。
本発明の実施の形態の通信機器、及び他の1394機器を含んだネットワークの構成を示す図である。 本実施の形態の通信機器の内部構成を概略的に示す図である。 本実施の形態の通信機器のエミュレート時のPCRアドレスマップを示す図である。 本実施の形態の通信機器のエミュレート動作を時系列的に示すフローチャートである。
符号の説明
10 第1の1394バス
11 AVDev_A(GUID_A)(1394機器)
12 AVDev_B(GUID_B)(1394機器)
20 第2の1394バス
21 AVDev_1(GUID_1)(1394機器,ターゲット機器)
22 AVDev_2(GUID_2)(1394機器,ターゲット機器)
30 GW_A(GUID_GW_A)(通信機器)
40 GW_1(GUID_GW_1)(通信機器)
50 ワイヤレス1394ネットワーク(異なるネットワーク)
110 Emulate[0](AVDev_1(GUID_1)をエミュレートしたエミュレート機器)
120 Emulate[1](AVDev_2(GUID_2)をエミュレートしたエミュレート機器)
210 Emulate[0](AVDev_A(GUID_A)をエミュレートしたエミュレート機器)
220 Emulate[1](AVDev_B(GUID_B)をエミュレートしたエミュレート機器)
310 Emulate[0]のConfigROM
320 Emulate[1]のConfigROM
400 異なるネットワークの通信機器
500 レジスタDB(固有機器情報記憶手段の一部,エミュレート機器情報記憶手段の一部)
510 機器リスト
520 割付DB(関連付け情報記憶手段の一部)

Claims (10)

  1. IEEE1394バスにより1以上のIEEE1394機器に接続される通信機器であって、
    他の通信機器とネットワークを通じて通信を行う通信手段と、
    自機が固有に備える機器情報を記憶する固有機器情報記憶手段と、
    前記他の通信機器に接続されているIEEE1394機器の情報を前記通信手段を通して取得し、エミュレート機器情報として記憶するエミュレート機器情報記憶手段と、
    前記エミュレート機器情報に基づいて、前記IEEE1394バス上において前記他の通信機器に接続されているIEEE1394機器をエミュレートするエミュレート手段と、
    前記1以上のIEEE1394機器それぞれについて、前記固有機器情報と前記エミュレート機器情報とを関連付けて記憶する関連付け情報記憶手段と、
    接続された1394機器に応じた前記関連付け情報により関連付けられる機器情報を、自機の機器情報として見せる手段と
    を備えることを特徴とする通信機器。
  2. さらに、前記1以上のIEEE1394機器のうち少なくとも1つを前記エミュレート機器を制御する制御機器として認識する認識手段とを備え、
    前記制御機器又は前記1以上のIEEE1394機器が接続されると、該接続された機器に応じた前記関連付け情報により関連付けられる機器情報を、自機の機器情報として現すことを特徴とする請求項1記載の通信機器。
  3. 前記エミュレート手段は、前記制御機器に応じて1394PHYチップに対してエミュレートノードを割り当てることを特徴とする請求項1又は2に記載の通信機器。
  4. さらに、前記1以上のIEEE1394機器の情報を記憶する内部機器情報記憶手段を備え、
    前記認識手段は、前記内部機器情報に基づいて、接続された前記1以上のIEEE1394機器を前記制御機器として認識することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の通信機器。
  5. 前記機器固有の機器情報及び/又は前記内部機器情報は、1394機器のプラグ情報を含んでいることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の通信機器。
  6. 前記機器固有の機器情報及び/又は前記内部機器情報は、1394機器のGUIDを含んでいることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の通信機器。
  7. 前記通信機器は、ゲートウェイ装置であることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の通信機器。
  8. 前記ネットワークは、有線ネットワーク又は無線ネットワークであることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載の通信機器。
  9. 前記ネットワークは、IEEE1394ネットワーク以外のネットワークを含むことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一項に記載の通信機器。
  10. 1以上のIEEE1394機器と請求項1から9のいずれか一項に記載の通信機器とを含む第1のIEEE1394バスと、1以上のIEEE1394機器と請求項1から9のいずれか一項に記載の通信機器とを含む第2のIEEE1394バスとを含んでおり、前記第1のIEEE1394バスの通信機器と前記第2のIEEE1394バスの通信機器とがネットワークを通じて通信可能であることを特徴とするシステム。
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