JP2005141535A - 移動体広告システム、移動体広告装置、および広告効果値算出装置 - Google Patents

移動体広告システム、移動体広告装置、および広告効果値算出装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2005141535A
JP2005141535A JP2003378066A JP2003378066A JP2005141535A JP 2005141535 A JP2005141535 A JP 2005141535A JP 2003378066 A JP2003378066 A JP 2003378066A JP 2003378066 A JP2003378066 A JP 2003378066A JP 2005141535 A JP2005141535 A JP 2005141535A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
area
mobile
time
coefficient
advertisement
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2003378066A
Other languages
English (en)
Inventor
Yutaka Tajima
豊 田島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
M & L Kk
Original Assignee
M & L Kk
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by M & L Kk filed Critical M & L Kk
Priority to JP2003378066A priority Critical patent/JP2005141535A/ja
Publication of JP2005141535A publication Critical patent/JP2005141535A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G09EDUCATION; CRYPTOGRAPHY; DISPLAY; ADVERTISING; SEALS
    • G09FDISPLAYING; ADVERTISING; SIGNS; LABELS OR NAME-PLATES; SEALS
    • G09F21/00Mobile visual advertising
    • G09F21/04Mobile visual advertising by land vehicles
    • G09F21/048Advertisement panels on sides, front or back of vehicles

Abstract

【課題】 トラックを用いて広告を行った場合に、広告効果を適切に算出でき、広告効果に応じた適切な広告料金を提示できるようにする。
【解決手段】 トラック1に、位置を測位するためのGPS受信機30を設け、トラック1の位置データを各時刻と関連させてメモリ33に保存する。メモリ33に保存されている各時刻毎の位置データを広告仲介業者54のサーバ55に転送し、サーバ55で、トラック1の各時刻毎の位置データから、トラック1が移動した地域とその地域に存在した時間とを求める。そして、各地域毎の広告効果を反映する地域係数を検出し、トラック1が移動した地域毎の地域係数とその地域に存在した時間とを乗算し、移動体が移動した地域毎の地域係数と移動体がその地域に存在した時間との乗算値を累積して広告効果値を算出する。求められた広告効果値に基づいて、広告料金を提示する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、トラック等の移動体を利用して広告を行う移動体広告システム、移動体広告装置、および広告効果値算出装置に関する。
近年、トラックの側面に広告を設けた移動体広告が注目を集めている。すなわち、物流業界においては、長距離配送から地域の配送まで、いたるところで配送用トラックが利用されており、大都市から山間に至るまで、トラックが走行する姿を必ず見かける。そして、トラックのボディーは、大型で、車高が高く、目立ちやすい。したがって、トラックのボディーに広告を描画すると、多数の人がトラックの広告に注目することになる。
また、トラックのボディーを使った広告は、トラックのボディーのフリースペースを利用した広告であり、業務体制を維持したまま行え、初期投資がほとんどかからない。また、短期の広告から長期の広告まで、多種に渡る広告に対応できる。さらに、広告を背負うことによるドライバのモラルの向上にもつながる。このようなトラックを用いた広告としては、たとえば特許文献1に記載されている。
特開2003−216088号公報
このようなトラックによる広告では、トラックが移動している所により広告効果が大きく変わる。たとえば、繁華街のような高い広告効果が期待できる地域は、高い広告効果が期待できるが、山間や田畑のような人気のない地域は、広告効果がほとんど期待できない。トラックによる広告では、その広告料金は、広告効果に対応させることが望まれる。路線バスなどのように、定期的に同じ所を走るような移動体では、広告効果が予め予想でき、広告効果に応じた広告料金を提示しやすい。ところが、トラックは、移動経路が一定していない。このため、トラックによる広告では、従来、広告効果に応じた適切な広告料金を提示しにくいという問題がある。
本発明は、上述の従来の課題を鑑み、トラックを移動体として用いて広告を行った場合にも、広告効果を適切に算出でき、広告効果に応じた適切な広告料金を提示できる移動体広告システム、移動体広告の広告効果値算出装置および広告効果値算出方法を提供することを目的とする。
上述の課題を解決するために、第1の発明は、移動体に広告を表示して宣伝を行うようにした移動体広告システムにおいて、移動体に、位置を測位する測位手段と、位置情報を各時刻と関連させて保存する記憶手段とを設け、移動体の記憶手段に保存されている移動体の各時刻における位置情報を広告効果値算出手段転送し、広告効果値算出手段で、移動体の各時刻における位置情報から、移動体が移動した地域と移動体がその地域に存在した時間とを求め、予め各地域毎に広告効果を反映する地域係数を設定しておき、移動体が移動した地域毎の地域係数を検索し、移動体が移動した地域毎の地域係数と移動体がその地域に存在した時間とを乗算し、移動体が移動した地域毎の地域係数と移動体がその地域に存在した時間との乗算値を累積した値を広告効果値として算出するようにしたことを特徴とする。
第1の発明において、好ましくは、地域は、各道路と区間に対応するようにしたことを特徴とする。
第1の発明において、好ましくは、地域は、緯度、経度に対応するようにしたことを特徴とする。
第1の発明において、好ましくは、前記地域は、行政区分に対応するように設定することを特徴とする。
第1の発明において、好ましくは、前記地域係数は、交通量に基づいて設定するようにしたことを特徴とする。
第1の発明において、好ましくは、前記地域係数は、その地域の住民の数、世帯数、及び/又は昼夜間人口に基づいて設定するようにしたことを特徴とする。
第1の発明において、好ましくは、前記地域係数は、交通量と、その地域の住民の数、世帯数、及び/又は昼夜間人口に基づいて設定するようにしたことを特徴とする。
第1の発明において、好ましくは、前記地域係数は、その地域の人の年齢、性別、及び/又は職業の分布状況に基づいて設定するようにしたことを特徴とする。
第1の発明において、好ましくは、前記地域係数は、その地域の人の経済的基盤及び/又はその地域の産業構造を反映する要素に基づいて設定するようにしたことを特徴とする。
第1の発明において、好ましくは、前記地域係数は、その地域の気象を反映する要素に基づいて設定するようにしたことを特徴とする。
第1の発明において、好ましくは、さらに、移動体移動した時刻毎に広告効果を反映する時刻係数を設定し、移動体が移動した地域毎の地域係数と移動体移動した時刻毎の時刻係数と移動体がその地域に存在した時間とを乗算し、移動体が移動した地域毎の地域係数と移動体移動した時刻毎の時刻係数と移動体がその地域に存在した時間との乗算値を累積した値を広告効果値として算出するようにしたことを特徴とする。
第1の発明において、好ましくは、移動体はトラックであることを特徴とする。
第1の発明において、好ましくは、測位手段はGPSであることを特徴とする。
第1の発明において、好ましくは、広告効果値に基づいて、広告料金を算出するようにしたことを特徴とする。
第1の発明において、好ましくは、転送手段は、移動体の記憶手段に保存されている移動体の各時刻における位置情報をインターネットを介して広告効果値算出手段に転送するものであることを特徴とする。
第1の発明において、好ましくは、移動体の記憶手段に保存されている移動体の各時刻における位置情報を携帯電話の移動回線網を介して広告効果値算出手段に転送するものであることを特徴とする。
第2の発明は、移動体に広告を表示して宣伝を行うようにした移動体広告装置において、位置を測位する測位手段と、位置情報を各時刻と関連させて保存する記憶手段と、前記記憶手段に保存されている前記各時刻における位置情報を転送する手段とを有し、前記各時刻における位置情報を広告効果値算出装置に転送し、前記広告効果値算出装置で、前記移動体の各時刻における位置情報から、前記移動体が移動した地域と前記移動体がその地域に存在した時間とを求め、予め各地域毎に広告効果を反映する地域係数を設定しておき、前記移動体が移動した地域毎の地域係数を検索し、前記移動体が移動した地域毎の地域係数と前記移動体がその地域に存在した時間とを乗算し、前記移動体が移動した地域毎の地域係数と前記移動体がその地域に存在した時間との乗算値を累積した値を広告効果値として算出するようにしたことを特徴とする。
第3の発明は、移動体の各時刻における位置情報から、前記移動体が移動した地域と前記移動体がその地域に存在した時間とを求める手段と、予め、各地域毎に地域係数を設定し、前記地域係数を保存するデータベースと、前記移動体がどの地域にいるかを判断する手段と、前記移動体が存在する地域に対応する地域係数を前記データベースから検索する手段と、前記データベースから検索された前記移動体が移動した地域係数と、前記移動体がその地域に存在した時間とを乗算し、前記移動体が移動した地域係数と前記移動体がその地域に存在した時間との乗算値を累積した値を前記広告効果値として算出する手段とを備えるようにしたことを特徴とする。
第1の発明によれば、移動体に広告を表示して宣伝を行うようにした移動体広告システムにおいて、移動体に、位置を測位する測位手段と、位置情報を各時刻と関連させて保存する記憶手段とを設け、移動体の記憶手段に保存されている移動体の各時刻における位置情報を広告効果値算出手段転送し、広告効果値算出手段で、移動体の各時刻における位置情報から、移動体が移動した地域と移動体がその地域に存在した時間とを求め、予め各地域毎に広告効果を反映する地域係数を設定しておき、移動体が移動した地域毎の地域係数を検索し、移動体が移動した地域毎の地域係数と移動体がその地域に存在した時間とを乗算し、移動体が移動した地域毎の地域係数と移動体がその地域に存在した時間との乗算値を累積した値を広告効果値として算出するようにしているので、トラックを移動体として用いて広告を行った場合にも、広告効果を適切に算出でき、広告効果に応じた適切な広告料金を提示できる。
第1の発明において、好ましくは、地域は、各道路と区間に対応するようにしている。また、第1の発明において、好ましくは、地域は、緯度、経度に対応するようにしている。また、第1の発明において、好ましくは、地域は、行政区分に対応するようにしている。また、第1の発明において、好ましくは、地域係数は、交通量に基づいて設定するようにしている。また、第1の発明において、好ましくは、地域係数は、その地域の住民の数、世帯数、及び/又は昼夜間人口に基づいて設定するようにしている。また、第1の発明において、好ましくは、地域係数は、交通量と、その地域の住民の数、世帯数、及び/又は昼夜間人口に基づいて設定するようにしている。また、第1の発明において、好ましくは、地域係数は、その地域の人の年齢、性別及び/又は職業の分布状況に基づいて設定するようにしている。また、第1の発明において、好ましくは、地域係数は、その地域の人の経済的基盤及び/又はその地域の産業構造を反映する要素に基づいて設定するようにしている。また、第1の発明において、好ましくは、地域係数は、その地域の気象を反映する要素に基づいて設定するようにしている。これにより、広告効果値が適切に設定できる。
第1の発明において、好ましくは、さらに、移動体移動した時刻毎に広告効果を反映する時刻係数を設定し、移動体が移動した地域毎の地域係数と移動体移動した時刻毎の時刻係数と移動体がその地域に存在した時間とを乗算し、移動体が移動した地域毎の地域係数と移動体移動した時刻毎の時刻係数と移動体がその地域に存在した時間との乗算値を累積してた値を広告効果値として算出するようにしているので、広告効果がより適切に算出できる。
第1の発明において、好ましくは、移動体はトラックであるので、業務体制を維持したまま、効率的に広告が行える。
また、第1の発明において、好ましくは、測位手段はGPSであるので、移動体の位置情報を正確に取得できる。
第1の発明において、好ましくは、広告効果値に基づいて、広告料金を算出するようにしているので、広告効果値に応じた適切な広告料金を提示できる。
第1の発明において、好ましくは、転送手段は、移動体の記憶手段に保存されている移動体の各時刻における位置情報をインターネットを介して広告効果値算出手段に転送しているので、効率的に位置情報を転送できる。
第1の発明において、好ましくは、移動体の記憶手段に保存されている移動体の各時刻毎における位置情報を携帯電話の移動回線網を介して広告効果値算出手段に転送するようにしているので、トラックの位置情報をリアルタイムに得られる。
第2の発明は、移動体に広告を表示して宣伝を行うようにした移動体広告装置において、位置を測位する測位手段と、位置情報を各時刻と関連させて保存する記憶手段と、前記記憶手段に保存されている前記各時刻における位置情報を転送する手段とを有し、前記各時刻における位置情報を広告効果値算出装置に転送し、前記広告効果値算出装置で、前記移動体の各時刻における位置情報から、前記移動体が移動した地域と前記移動体がその地域に存在した時間とを求め、予め各地域毎に広告効果を反映する地域係数を設定しておき、前記移動体が移動した地域毎の地域係数を検索し、前記移動体が移動した地域毎の地域係数と前記移動体がその地域に存在した時間とを乗算し、前記移動体が移動した地域毎の地域係数と前記移動体がその地域に存在した時間との乗算値を累積した値を広告効果値として算出するようにしているので、広告効果を適切に算出できる。
第3の発明は、移動体の各時刻における位置情報から、前記移動体が移動した地域と前記移動体がその地域に存在した時間とを求める手段と、予め、各地域毎に地域係数を設定し、前記地域係数を保存するデータベースと、前記移動体がどの地域にいるかを判断する手段と、前記移動体が存在する地域に対応する地域係数を前記データベースから検索する手段と、前記データベースから検索された前記移動体が移動した地域係数と、前記移動体がその地域に存在した時間とを乗算し、前記移動体が移動した地域係数と前記移動体がその地域に存在した時間との乗算値を累積した値を前記広告効果値として算出する手段とを備えるようにしているので、広告効果を適切に算出できる。
第1実施形態.
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。図1は、本発明が適用された広告効果算出システムの第1実施形態を示すものである。図1において、トラック1は、移動広告を行うための移動体となる。図2(A)に示すように、トラック1のボディー側面には、社名のロゴや商品の絵柄等からなる広告2が設けられる。この広告2は、たとえば、社名のロゴや商品の絵柄等の広告がトラック1をボディーに直接ペイントしてもよいし、または、社名のロゴや商品の絵柄等の広告がプリントされたシートをトラック1のボディーに貼り付けるようにしてもよい。また、図2(B)に示すように、トラック1のボディーにフレーム3を設け、このフレーム3に、社名のロゴや商品の絵等の広告が描画された広告プレート4を装着するようにして、広告2としてもよい。また、トラック1の広告2は、トラック1のボディー側面に限らず、トラック1の前面や後面、屋根等、どこに表示してもよい。
広告2を有するトラック1が道路を走っていく間に、または広告2を有するトラック1が信号待ち等や荷物の積み卸しで停車している間に、道路の近隣の住民や道路を歩いている人々がトラック1の広告2を見ることになる。また、道路の近隣の住民や歩行者ばかりでなく、トラック1の近くを走る自動車からも広告2が確認でき、トラック1の近くを走る自動車のドライバや同乗者がトラック1の広告2を見ることになる。トラック1のボディーは、大型で、目立ちやすく、注目を受けやすい。したがって、トラック1を使った広告は、大きな広告効果が期待できる。また、トラック1のボディーを使った広告2は、トラック1のボディーのフリースペースを利用した広告であり、業務体制を維持したまま効率的に宣伝広告が行え、また、投資リスクが少ない。
図1において、トラック1には、GPS(Global Positioning System)受信機30と制御部31とが設けられる。トラック1が荷物の配送を行っている間に、制御部31により、GPS受信機30からの位置データと時刻データが所定時間毎に取得される。この所定時間毎の位置データと時刻データが制御部31のメモリ33に保存される。
運送会社51には、端末52が設けられている。この端末52は、インターネット53を介して、広告仲介業者54のサーバ55に接続可能とされている。
配送業務を行っている間、トラック1の制御部31のメモリ33には、所定時間毎のトラック1の位置データと時刻データが記憶される。トラック1が運送会社51に戻ると、トラック1の制御部31のメモリ33に保存されていた位置データと時刻データが運送会社51の端末52に送られる。なお、制御部31と端末52との間は、コネクタやLAN(Local Area Network)により直接有線で、または、無線LANや近距離無線通信、赤外線等により無線で接続されて、データが送られる。または、制御部31から端末52に、ディスクやフラッシュメモリ等の記録媒体を介して、データが転送される。
運送会社51の端末52に、トラック1の制御部31のメモリ33に保存されていた位置データと時刻データが送られたら、この位置データと時刻データがインターネット53を介して広告仲介業者54のサーバ55に転送される。広告仲介業者54のサーバ55で、トラック1の制御部31のメモリ33に保存されていた位置データと時刻データから、そのトラック1が走行した地域と、その地域にいた時間が求められる。そして、トラック1が走行した地域と、その地域にいた時間に基づいて、広告効果を反映する値(以下、広告効果値と称する)が算出される。
広告仲介業者54では、このようにして算出された広告効果値に基づいて、適切な広告料金が算出される。この広告料金が広告仲介業者54から、広告主56および運送会社51に提示される。広告仲介業者54から広告主56および運送会社51への広告料金の提示は、たとえば、広告仲介業者のサーバ55から、広告主56の端末57や運送会社51の端末52に、インターネット53を介して行うことができる。
広告効果値の算出は、たとえば、各地域毎に広告効果を反映する地域係数を設定し、トラック1が移動した地域毎の地域係数とトラック1がその地域に存在した時間とを乗算し、このトラック1が移動した地域毎の地域係数とトラック1がその地域に存在した時間との乗算値を累積することにより行うことができる。
すなわち、各地域毎に、たとえば、「1」から「10」までの地域係数が設定される。地域係数は、広告効果を反映する地域毎の係数で、広告効果が高いほど地域係数が大きくなる。たとえば、繁華街のような高い広告効果が期待できる地域は、地域係数が「10」とされる。山間や田畑のような人気のない地域は、広告効果がほとんど期待できないことから、地域係数が「1」に設定される。その間では、広告効果に応じて、地域係数が「1」から「10」まで段階的に設定される。
この広告効果値は、たとえば、各道路の交通量を基にして決定される。つまり、交通量に応じて、図3に示すように、たとえば、「1」から「10」までの地域係数が設定される。A1<A2<A3…<A9とすると、図3に示すように、交通量がA1より小さい場合には地域係数が「1」に設定され、交通量がA1〜A2の場合には、地域係数が「2」に設定され、交通量がA2〜A3の場合には、地域係数が「3」に設定され、以下、交通量毎に地域係数が設定される。
たとえば、図4に示すように、道路R1、道路R2があるとし、道路R1の区間P00〜P01の交通量がA6〜A7の数であり、区間P01〜P02の交通量がA7〜A8の数であり、道路R2の区間P10〜P11の交通量がA3〜A4の数であり、区間P11〜P12の交通量がA4〜A5の数であり、区間P12〜P13の交通量がA6〜A7の数であるとすると、図3に示した交通量と地域係数の関係から、図5に示すように、道路R1の区間P00〜P01の地域係数は「7」、区間P01〜P02の地域係数は「8」、道路R2の区間P10〜P11の地域係数は「4」、区間P11〜P12の地域係数は「5」、区間P12〜P13の地域係数は「7」にそれぞれ設定され、図5に示すような地域係数データベース25が作成される。なお、各道路の各区間の交通量としては、統計として発表されている資料を用いるようにしてもよいし、走行する車を実際にカウントして交通量を調査してもよい。
前述したように、運送会社51の端末52から広告仲介業者54のサーバ55に、トラック1の制御部31のメモリ33に保存されていた位置データと時刻データが送られてくる。トラック1の制御部31のメモリ33に保存されていた位置データと時刻データは、図6に示すように、所定の時間毎のトラック1の位置データと時刻データである。
トラック1の制御部31のメモリ33に保存されていた位置データと時刻データが広告仲介業者54のサーバ55に送られてきたら、この位置データと時刻データとから、トラック1が移動した地域と、トラック1がその地域に存在した時間が求められる。地域は、前述したように、各道路の区間毎に設定される。トラック1が移動した地域を判定するために、地図データベース23が利用される。すなわち、トラック1の制御部31のメモリ33には、緯度、経度の位置データが保存される。この位置データを地図データ上にマッピングすることにより、そのトラック1が走行していた道路とその区間が判断される。これにより、トラック1が移動した地域が判定される。トラック1が移動した地域が判定されたら、図5に示したような地域と地域係数の関係を示す地域係数データベース25を検索して、その地域の地域係数が検索される。そして、トラック1が移動した地域毎の地域係数とトラック1がその地域に存在した時間とが乗算され、このトラック1が移動した地域毎の地域係数とトラック1がその地域に存在した時間との乗算値が累積されることにより、広告効果値が算出される。
たとえば、図7に示すように、広告2を有するトラック1は、運送会社の配送センタ11から、住宅街の道路15a、田畑の中の道路15bを通って、配送先12aに行き、配送先12aで荷物の配送作業を行い、配送先12aでの配送作業が終了した後、田畑の中の道路15b、繁華街の道路15cを通って、配送先12bに行き、配送先12bで荷物の配送作業を行い、配送先12bでの配送作業が終了した後、繁華街の道路15c、住宅街の道路15dを経由して、配送センタ11に戻るような経路で配送作業を行っているとする。たとえば、住宅街の道路15aを通過する時間がTaであるとし、田畑の中の道路15bを通過し配送先12aで配送作業を行った後に繁華街の道路15cに入るまでの時間がTbであるとし、繁華街の道路15cを通過して配送先12bで配送作業を行った後に住宅街の道路15dに入るまでの時間がTcであるとし、住宅街の道路15dを通過して配送センタ11に戻るまでの時間がTdであるとする。そして、たとえば、住宅街の道路15aの地域係数を「5」とし、田畑の道路15bの地域係数を「1」とし、繁華街の道路15cの地域係数を「10」とし、住宅街の道路15dの地域係数を「8」とする。この場合、広告効果値は、トラック1が移動した各地域毎の、その地域にトラック1がいた時間とその地域の地域係数との乗算値の累積値から、
5×Ta+1×Tb+10×Tc+8×Td
として求められる。
このように、本発明のシステムでは、たとえば、各地域毎に広告効果を反映する地域係数を設定し、トラック1が移動した地域毎の地域係数とトラック1がその地域に存在した時間とを乗算し、このトラック1が移動した地域毎の地域係数とトラック1がその地域に存在した時間との乗算値を累積することにより広告効果値が算出される。このようにして算出された広告効果値に基づいて広告料金を決めることで、広告主および運送会社に、適切な広告料金を提示することができる。
なお、上述の例では、地域係数を設定するための地域を各道路の各区間毎に設定しているが、地域係数を設定するための地域の分け方はこれに限られるものではない。地域係数を設定するための地域を、図8(A)に示すように、緯度、経度に沿って、所定の大きさの格子状に設定するようにしてもよい。なお、緯度、経度に沿って、所定の大きさに地域を設定する際に、格子状ではなく、六角形や円形に地域を設定するようにしてもよい。また、図8(B)に示すように、地域係数を設定するための地域を、主要駅を中心とした距離に基づいて設定するようにしてもよい。また、地域係数を設定するための地域を、都道府県、市町村のような行政区分に基づいて設定するようにしてもよい。
また、上述の例では、地域係数を交通量に基づいて設定しているが、これに限られるものではない。地域係数をたとえば住民の数、世帯数、昼夜間人口に基づいて設定するようにしてもよい。さらに、交通量と住民の数とに基づいて、地域係数を設定するようにしてもよい。
また、広告効果は、広告を見る人の性別や年齢、職業により変わってくる。たとえば、化粧品の広告なら、女性が広告を見れば広告効果は高いが、男性が広告を見ても、広告効果は上がらない。そこで、その地域の性別、年齢、職業の分布状況に基づいて、地域係数を設定するようにしてもよい。
また、一般的に、所得が高い人ほど、消費意欲は旺盛である。そこで、その地域に住んでいる人の所得や、消費支出額及びその内訳、可処分所得、預貯金額、負債額等、その地域の人の経済的基板を反映する要素に基づいて、地域係数を設定するようにしてもよい。また、たとえば、工業地帯か商業地帯か等、その地域の産業構成、産業の種類、規模に基づいて、地域係数を設定するようにしてもよい。
また、たとえば、スノータイヤの広告は、雪深い地方では、広告効果が上がるが、雪の降らない地方では、ほとんど広告効果はない。そこで、天候、温度、湿度等、その地域の気象を反映する要素に基づいて、地域係数を設定するようにしてもよい。
また、上述の例では、各地域毎に広告効果を反映する地域係数を設定し、トラック1が移動した地域毎の地域係数とトラック1がその地域に存在した時間とを乗算し、このトラック1が移動した地域毎の地域係数とトラック1がその地域に存在した時間との乗算値を累積することにより広告効果値を算出しているが、さらに、広告効果を反映する時刻係数を使うようにしてもよい。
つまり、たとえば、早朝や深夜は人通りが少なく、広告効果は少ない。これに対して、日中や夕方は、人通り多く、広告効果は大きい。そこで、時刻毎に広告効果を反映する時刻係数を設定し、この時刻係数を使って広告効果値を求めるようにしてもよい。すなわち、トラック1が移動した地域毎の地域係数とトラック1がその地域に存在した時間とそのときの時刻係数を乗算し、このトラック1が移動した地域毎の地域係数とトラック1がその地域に存在した時間とそのときの時刻係数の乗算値を累積することにより広告効果値を算出するようにしてもよい。
以上のように、本発明の実施の形態では、トラック1にGPS受信機30が設けられ、トラック1の制御部31のメモリ33に所定時間毎の位置データと時刻データが保存される。そして、広告仲介業者54のサーバ55で、トラック1の制御部31のメモリ33に保存されていた位置データと時刻データに基づいて、広告効果値が算出される。このようにして算出された広告効果値に基づいて広告料金を決めることで、広告効果に応じた合理的な広告料金を提示することができる。
なお、上述のように、トラック1の制御部31のメモリ33に保存されていた位置データと時刻データに基づいて広告効果値を算出して、広告料金を決めるようにすると、トラック1による広告を行った後に広告料金が提示される。しかしながら、広告主や運送業者によっては、事前に、広告料金を提示することを望む場合もある。この場合には、同様のルートで以前に配送を行ったときに算出された広告効果値に基づいて、広告料金を提示するようにすればよい。または、実際の配送を行う前に、同様のルートで自動車を走らせて広告効果値を算出し、広告料金を提示するようにすればよい。
図9は、トラック1に配置されるGPS受信機30と制御部31の構成を示すものである。GPS受信機30は、地球上を回る複数の衛星を使って、位置を測位するものである。現在利用されている衛星は、高度2万mの上空を12時間の周期で回っている。GPSでは、各衛星からの伝搬遅延時間の時間差により、各衛星までの距離が求められ、予め決まっている衛星の位置データを基に、現在地が計算される。なお、ここでは、測位手段としてGPSを使っているが、測位手段はGPSに限定されるものではない。たとえば、ジャイロスコープ等を使った自立航法の測位手段を用いるようにしてもよい。また、GPSと自立航法とを併用するようにしてもよい。
制御部31は、トラック1の位置データを時刻と関連させて記録させるための制御を行うものである。制御部31には、マイクロプロセッサ32と、メモリ33と、入力部34と、表示部35と、インターフェース36とが設けられる。GPS受信機30からは、トラック1の位置データと、時刻データが出力される。制御部31に、この位置データと時刻データが取り込まれ、メモリ33には、トラック1の位置データと時刻データとが関連されて記録される。なお、制御部31は、トラック運行専用の装置として構成するようにしてもよいし、パーソナルコンピュータやPDAを制御部31として利用するようにしてもよい。
図10は、上述の制御部31により、位置データおよび時刻データを取得するときの処理を示すフローチャートである。図10において、所定時間が経過したどうかが判断され(ステップS1)、所定時間が経過したら、現在の時刻データが取得され(ステップS2)、そのときのトラックの位置データが取得される(ステップS3)。
ステップS2で時刻データが取得され、ステップS3で位置データが取得されたら、時刻データと位置データとが関連してメモリ33に記憶される(ステップS4)。そして、トラック1の運行が終了したかどうかが判断され(ステップS5)、トラック1の運行が終了いていなければ、ステップS1にリターンされる。
ステップS1からステップS5を繰り返して行うことにより、トラック1が運行している間、所定時間毎に、そのトラック1の時刻データと位置データが取得され、所定時間毎のトラックの位置データと時刻データとが関連してメモリ33に記憶される。ステップS5で、トラックの運行が終了したと判断されたら、データの転送要求があるかどうかが判断され(ステップS6)、データの転送要求があったら、メモリ33記憶されていた位置データと時刻データが運送会社51の端末52に転送される(ステップS7)。
図11は、広告仲介業者54のサーバ55で、トラック1の制御部31のメモリ33に保存されていた位置データと時刻データ(図6参照)から、広告効果値を算出するための演算を行うときの処理を示すフローチャートである。
図11において、移動地域を示す変数mが「1」に初期化され(ステップS21)、データ番号を示す変数nが「1」に初期化される(ステップS22)。
まず、データ番号nが(n=1)の位置データと時刻データが読み出され(ステップS23)、このデータ番号(n=1)の位置データから、トラック1の位置する地域が判断される(ステップS24)。トラック1の地域は、たとえば、地図データベース23を参照し、地図情報中のどこにあるかにより判断できる。トラック1の地域が判断されたら、図5に示した地域係数データベース25を参照して、データ番号(n=1)の位置データに属する地域に対応する地域係数Hm(m=1)が検索される(ステップS25)。そして、地域の境界に達しているかどうかが判断され(ステップS26)、地域の境界に達していなければ、データ番号nがインクリメントされ(ステップS27)、ステップS23にリターンされる。
以下、ステップS23で、データ番号nが(n=2、3、…)のトラックの位置データと時刻データが読み出され、ステップS24で、データ番号(n=2、3、…)の位置データから、そのときトラック1の位置する地域が判断される。そして、ステップS25で、データ番号(n=2、3、…)の位置データに属する地域に対応する地域係数Hm(m=1)が検索され、ステップS26で地域の境界に達しているかどうかが判断され、地域の境界に達していなければ、データ番号nがインクリメントされ(ステップS27)、ステップS23にリターンされ、同様の処理が繰り返される。
ステップS26で、地域の境界に達したと判断されたら、その地域にトラック1が存在した時間Tm(m=1)が算出される(ステップS28)。その地域にトラック1が存在した時間は、その地域の境界に入ったときの時刻データから、次の地域に入ったときの時刻データとの差から求めることができる。そして、その地域係数Hm(m=1)と、その地域に存在した時間Tm(m=1)とが乗算され、その地域での効果値Em(Em=Hm×Tm(m=1))が求められる(ステップS29)。そして、データ終了かどうかが判断され(ステップS30)、終了でなければ、地域mがインクリメントされ(ステップS31)、ステップS23にリターンされる。
以下、地域の境界に達する毎に、ステップS28で、その地域にトラック1が存在した時間Tm(m=2、3、…)が算出される、ステップS29で、その地域係数Hm(m=2、3、…)と、その地域に存在した時間Tm(m=2,3,…)とが乗算され、各地域での効果値Em(Em=Hm×Tm(m=2、3、…))が求められる。そして、ステップS30で、データが終了かどうかが判断され、データ終了でなければ、ステップS31でmがインクリメントされ、ステップS23にリターンされ、同様の処理が繰り返される。
ステップS30で、すべてのデータが終了していると判断されたら、各地域での各地域での効果値Em(m=1、2、3、…))が累積されて、広告効果値が求められる(ステップS32)。このようにして求められた広告効果値が出力される(ステップS33)。
なお、上述の例では、トラック1の制御部31のメモリ33に保存されていた位置データと時刻データ(図6参照)から、広告効果値をソフトウェアで求めているが、広告効果値は、上述のソフトウェアと等価な演算を行うハードウェアにより実現することができる。図12は、広告効果値を算出するための演算を行う処理を等価なハードウェアで処理した場合の機能ブロック図を示すものである。
図12において、インターフェース21を介して、トラック1の時刻データと、各時刻での位置データが入力される。この位置データが地域判断部22に送られる。地域判断部22で、地図データベース23を参照して、トラック1の位置がどの領域にあるかが判断される。この地域判断部22の出力が地域係数検索部24に送られる。地域係数検索部24で、地域係数データベース25を参照して、その地域の地域係数が読み出される。この地域係数が乗算器26に送られる。
また、インターフェース21からの時刻データが時間算出部27に送られる。時間算出部27で、地域判断部22の判断結果を参照して、トラック1がその地域に存在した時間が求められる。このトラック1がその地域に存在した時間データが乗算器26に送られる。
乗算器26で、トラック1がその地域に存在した時間と、その地域の地域係数とが乗算される。乗算器26の出力が累積加算器28に送られる。
レジスタ29には、それまでのトラック1が各地域に存在した時間と、各地域の地域係数との乗算値の累積値が保存されている。累積加算器28で、それまでのトラック1が各地域に存在した時間と、各地域の地域係数とが乗算値の累積値に、乗算器26で今回求められたトラック1がその地域に存在した時間と、その地域係数とが乗算値が加算される。この累積加算器28の出力がレジスタ29に保存される。
このようにして、レジスタ29には、それまでのトラック1が各地域に存在した時間と、各地域の地域係数とが乗算値の累積値が保存される。そして、このトラック1が各地域に存在した時間と、各地域の地域係数とが乗算値の累積値が広告効果値として出力される。
第2実施形態.
図13は、本発明の第2実施形態を示すものである。前述の第1実施形態では、配送業務を行っている間、トラック1の制御部31のメモリ33に、所定時間毎のトラック1の位置データと時刻データを記憶しておき、トラック1が運送会社51に戻ると、トラック1の制御部31のメモリ33に保存されていた位置データと時刻データを運送会社51の端末52に送り、さらに、運送会社51の端末52に、トラック1の制御部31のメモリ33に保存されていた位置データと時刻データを送り、広告仲介業者54のサーバ55で、トラック1が走行した地域と、その地域に存在した時間に基づいて、広告効果値を算出している。
これに対して、この実施の形態では、トラック1にGPS機能付きの携帯電話端末41を設け、トラック1の位置データと時刻データを、携帯電話の移動回線網42およびインターネット53を介して、広告仲介業者54のサーバに送り、広告仲介業者54のサーバ55で、トラック1が走行した地域と、その地域に存在した時間に基づいて、広告効果値を算出している。
すなわち、図13において、トラック1には、GPS付き携帯電話端末41が設けられる。トラック1が荷物の配送を行っている間に、GPS付き携帯電話端末41で、位置データと時刻データが所定時間毎に取得され、保存される。この所定時間毎の位置データと時刻データが、移動回線網42、インターネット53を介して、広告仲介業者54のサーバ55に送られる。
広告仲介業者54のサーバ55で、トラック1の位置データと時刻データから、そのトラック1が走行した地域と、その地域に存在した時間が求められる。そして、トラック1が走行した地域と、その地域に存在した時間に基づいて、前述の第1実施形態と同様に、広告効果値が算出される。広告仲介業者54では、このようにして算出された広告効果値に基づいて、適切な広告料金が算出される。この広告料金が広告仲介業者54から、広告主56および運送会社51に提示される。
この第2実施形態では、トラック1の位置データをリアルタイムで広告仲介業者54に送ることができる。このため、トラック1が運送会社に戻ってくる前に、それまでの広告効果値をリアルタイムで求めることができる。
また、トラック1が荷物の配送を行っている間に、GPS付き携帯電話端末41で、位置データと時刻データが所定時間毎に取得し、この所定時間毎の位置データと時刻データを、移動回線網42、インターネット53を介して、運送会社51の端末52に送るようにしてもよい。このようにすると、運送会社51では、トラック1から送られてきた位置データや時刻データを、トラック管理や配車等、他の目的に使うことができる。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で様々な変形や応用が可能である。
本発明が適用された移動体広告システムの第1実施形態の構成を示すブロック図である。 トラックによる広告の説明に用いる側面図である。 地域係数の説明に用いる図である。 地域の設定の一例の説明に用いる図である。 地域係数データベースの説明に用いる図である。 取得された位置データおよび時刻データの説明に用いる図である。 広告効果値の算出の説明に用いる図である。 地域の設定の他の例の説明に用いる図である。 本発明が適用された移動体広告システムの第1実施形態におけるトラック側の構成を示すブロック図である。 本発明が適用された移動体広告システムの第1実施形態におけるトラック側の動作説明に用いるフローチャートである。 本発明が適用された移動体広告システムの第1実施形態における広告効果値の算出の説明に用いるフローチャートである。 本発明が適用された移動体広告システムの第1実施形態における広告効果値の算出の説明に用いる機能ブロック図である。 本発明が適用された移動体広告システムの第2実施形態の構成を示すブロック図である。
符号の説明
1 トラック
2 広告
11 配送センタ
21 インターフェース
22 地域判断部
23 地図データベース
24 地域係数検索部
25 地域係数データベース
26 乗算器
27 時間算出部
28 累積加算器
29 レジスタ
30 GPS受信機
31 制御部
32 マイクロプロセッサ
33 メモリ
34 入力部
35 表示部
36 インターフェース
41 携帯電話端末
42 移動回線網
51 運送会社
52 端末
53 インターネット
54 広告仲介業者
55 サーバ
56 広告主
57 端末

Claims (18)

  1. 移動体に広告を表示して宣伝を行うようにした移動体広告システムにおいて、
    前記移動体に、位置を測位する測位手段と、前記位置情報を各時刻と関連させて保存する記憶手段とを設け、
    前記移動体の記憶手段に保存されている前記移動体の各時刻における位置情報を広告効果値算出手段転送し、
    前記広告効果値算出手段で、前記移動体の各時刻における位置情報から、前記移動体が移動した地域と前記移動体がその地域に存在した時間とを求め、予め各地域毎に広告効果を反映する地域係数を設定しておき、前記移動体が移動した地域毎の地域係数を検索し、前記移動体が移動した地域毎の地域係数と前記移動体がその地域に存在した時間とを乗算し、前記移動体が移動した地域毎の地域係数と前記移動体がその地域に存在した時間との乗算値を累積した値を広告効果値として算出するようにしたことを特徴とする移動体広告システム。
  2. 前記地域は、各道路と区間に対応するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の移動体広告システム。
  3. 前記地域は、緯度、経度に対応するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の移動体広告システム。
  4. 前記地域は、行政区分に対応するように設定することを特徴とする請求項1に記載の移動体広告システム。
  5. 前記地域係数は、交通量に基づいて設定するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の移動体広告システム。
  6. 前記地域係数は、その地域の住民の数、世帯数、及び/又は昼夜間人口に基づいて設定するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の移動体広告システム。
  7. 前記地域係数は、交通量と、その地域の住民の数、世帯数、及び/又は昼夜間人口に基づいて設定するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の移動体広告システム。
  8. 前記地域係数は、その地域の人の年齢、性別、及び/又は職業の分布状況に基づいて設定するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の移動体広告システム。
  9. 前記地域係数は、その地域の人の経済的基盤及び/又はその地域の産業構造を反映する要素に基づいて設定するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の移動体広告システム。
  10. 前記地域係数は、その地域の気象を反映する要素に基づいて設定するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の移動体広告システム。
  11. さらに、前記移動体移動した時刻毎に広告効果を反映する時刻係数を設定し、前記移動体が移動した地域毎の地域係数と前記移動体移動した時刻毎の時刻係数と前記移動体がその地域に存在した時間とを乗算し、前記移動体が移動した地域毎の地域係数と前記移動体移動した時刻毎の時刻係数と前記移動体がその地域に存在した時間との乗算値を累積した値を広告効果値として算出するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の移動体広告システム。
  12. 前記移動体はトラックであることを特徴とする請求項1に記載の移動体広告システム。
  13. 前記測位手段はGPSであることを特徴とする請求項1に記載の移動体広告システム。
  14. 前記広告効果値に基づいて、広告料金を算出するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の移動体広告システム。
  15. 前記転送手段は、前記移動体の記憶手段に保存されている前記移動体の各時刻における位置情報をインターネットを介して前記広告効果値算出手段に転送するものであることを特徴とする請求項1に記載の移動体広告システム。
  16. 前記移動体の記憶手段に保存されている前記移動体の各時刻における位置情報を携帯電話の移動回線網を介して前記広告効果値算出手段に転送するものであることを特徴とする請求項1に記載の移動体広告システム。
  17. 移動体に広告を表示して宣伝を行うようにした移動体広告装置において、
    位置を測位する測位手段と、
    前記位置情報を各時刻と関連させて保存する記憶手段と、
    前記記憶手段に保存されている前記各時刻における位置情報を転送する手段とを有し、
    前記各時刻における位置情報を広告効果値算出装置に転送し、前記広告効果値算出装置で、前記移動体の各時刻における位置情報から、前記移動体が移動した地域と前記移動体がその地域に存在した時間とを求め、予め各地域毎に広告効果を反映する地域係数を設定しておき、前記移動体が移動した地域毎の地域係数を検索し、前記移動体が移動した地域毎の地域係数と前記移動体がその地域に存在した時間とを乗算し、前記移動体が移動した地域毎の地域係数と前記移動体がその地域に存在した時間との乗算値を累積した値を広告効果値として算出するようにしたことを特徴とする移動体広告装置。
  18. 移動体の各時刻における位置情報から、前記移動体が移動した地域と前記移動体がその地域に存在した時間とを求める手段と、
    予め、各地域毎に地域係数を設定し、前記地域係数を保存するデータベースと、
    前記移動体がどの地域にいるかを判断する手段と、
    前記移動体が存在する地域に対応する地域係数を前記データベースから検索する手段と、
    前記データベースから検索された前記移動体が移動した地域係数と、前記移動体がその地域に存在した時間とを乗算し、前記移動体が移動した地域係数と前記移動体がその地域に存在した時間との乗算値を累積した値を前記広告効果値として算出する手段と
    を備えるようにしたことを特徴とする広告効果値算出装置。
JP2003378066A 2003-11-07 2003-11-07 移動体広告システム、移動体広告装置、および広告効果値算出装置 Pending JP2005141535A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003378066A JP2005141535A (ja) 2003-11-07 2003-11-07 移動体広告システム、移動体広告装置、および広告効果値算出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003378066A JP2005141535A (ja) 2003-11-07 2003-11-07 移動体広告システム、移動体広告装置、および広告効果値算出装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005141535A true JP2005141535A (ja) 2005-06-02

Family

ID=34688573

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003378066A Pending JP2005141535A (ja) 2003-11-07 2003-11-07 移動体広告システム、移動体広告装置、および広告効果値算出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005141535A (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2111565A1 (en) * 2007-01-25 2009-10-28 Esteban Arboix System and method for communication and displaying of information
FR2933800A1 (fr) * 2008-07-10 2010-01-15 Franck Pavan Dispositif publicitaire mobile a localisation temps reel
WO2013057811A1 (ja) * 2011-10-20 2013-04-25 トヨタ自動車株式会社 広告呈示システム、広告呈示装置及び広告提供装置
JP2014164439A (ja) * 2013-02-22 2014-09-08 Kddi Corp 広告効果予測装置、広告効果予測方法、およびシステム
WO2018092474A1 (ja) * 2016-11-17 2018-05-24 ソニー株式会社 広告対価演算システムおよび端末装置
KR102006312B1 (ko) * 2018-09-27 2019-08-01 (주)디비퍼스트 트럭광고의 광고노출수 산출방법
JP2020035193A (ja) * 2018-08-30 2020-03-05 Ihi運搬機械株式会社 車体広告による宣伝効果評価装置、宣伝効果評価方法、および宣伝効果評価プログラム
WO2022004384A1 (ja) * 2020-06-30 2022-01-06 ソニーグループ株式会社 情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム
JP7411380B2 (ja) 2019-10-24 2024-01-11 株式会社Nttドコモ ルート案内装置
JP7455362B2 (ja) 2020-02-21 2024-03-26 株式会社Bunka 広告表示装置

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2111565A1 (en) * 2007-01-25 2009-10-28 Esteban Arboix System and method for communication and displaying of information
EP2111565A4 (en) * 2007-01-25 2012-01-04 Esteban Arboix SYSTEM AND METHOD FOR COMMUNICATING AND DISPLAYING INFORMATION
FR2933800A1 (fr) * 2008-07-10 2010-01-15 Franck Pavan Dispositif publicitaire mobile a localisation temps reel
WO2013057811A1 (ja) * 2011-10-20 2013-04-25 トヨタ自動車株式会社 広告呈示システム、広告呈示装置及び広告提供装置
JP5601423B2 (ja) * 2011-10-20 2014-10-08 トヨタ自動車株式会社 広告呈示システム、広告呈示装置及び広告提供装置
JP2014164439A (ja) * 2013-02-22 2014-09-08 Kddi Corp 広告効果予測装置、広告効果予測方法、およびシステム
WO2018092474A1 (ja) * 2016-11-17 2018-05-24 ソニー株式会社 広告対価演算システムおよび端末装置
JPWO2018092474A1 (ja) * 2016-11-17 2019-10-17 ソニー株式会社 広告対価演算システムおよび端末装置
JP7196608B2 (ja) 2016-11-17 2022-12-27 ソニーグループ株式会社 広告対価演算システム
JP2020035193A (ja) * 2018-08-30 2020-03-05 Ihi運搬機械株式会社 車体広告による宣伝効果評価装置、宣伝効果評価方法、および宣伝効果評価プログラム
JP7178830B2 (ja) 2018-08-30 2022-11-28 Ihi運搬機械株式会社 車体広告による宣伝効果評価装置、宣伝効果評価方法、および宣伝効果評価プログラム
KR102006312B1 (ko) * 2018-09-27 2019-08-01 (주)디비퍼스트 트럭광고의 광고노출수 산출방법
JP7411380B2 (ja) 2019-10-24 2024-01-11 株式会社Nttドコモ ルート案内装置
JP7455362B2 (ja) 2020-02-21 2024-03-26 株式会社Bunka 広告表示装置
WO2022004384A1 (ja) * 2020-06-30 2022-01-06 ソニーグループ株式会社 情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10354532B2 (en) Method and system for automatically locating people
US8063797B1 (en) Parking information collection system and method
KR100849575B1 (ko) 내비게이션 장치 및 비용 정보를 제공하는 방법
US7092964B1 (en) Method of collecting market research information
CN102663894B (zh) 一种基于物联网的道路交通状况预知系统及预知方法
US8738289B2 (en) Advanced routing of vehicle fleets
US7089264B1 (en) Geographic database organization that facilitates location-based advertising
CN103364002B (zh) 结合实时路况及公共交通运营信息的路线规划系统和方法
US9846891B2 (en) Advertisement display based on common destination
EP1376059B1 (en) Method of providing location-based advertising with route information
US20060129313A1 (en) System and method for driving directions based on non-map criteria
US20120158509A1 (en) Price Formation in Location-Based Advertising Networks
US20140074757A1 (en) Estimating taxi fare
JP7225597B2 (ja) 広告システムおよび情報処理方法
JP6679332B2 (ja) 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム
US10515549B1 (en) Method, apparatus, and computer program product for evaluating public transportation use
JP4881970B2 (ja) 市場調査情報を収集する方法
US10281291B2 (en) Graphical user interface for smooth animation rendering of probe points
KR20120040518A (ko) 차량을 이용한 광고 시스템 및 방법
US9812011B1 (en) Dangerous driving weather messages
JP2005141535A (ja) 移動体広告システム、移動体広告装置、および広告効果値算出装置
US20060287918A1 (en) Rolling stock advertising method
JP4025081B2 (ja) 移動広告表示システム
JP2004354086A (ja) ナビゲーションシステム
US10904705B2 (en) Method and apparatus for recommending mobility service operators based on user mobility patterns

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060509

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060912