JP2005141382A - 自動販売装置及びプログラム - Google Patents
自動販売装置及びプログラム Download PDFInfo
- Publication number
- JP2005141382A JP2005141382A JP2003375784A JP2003375784A JP2005141382A JP 2005141382 A JP2005141382 A JP 2005141382A JP 2003375784 A JP2003375784 A JP 2003375784A JP 2003375784 A JP2003375784 A JP 2003375784A JP 2005141382 A JP2005141382 A JP 2005141382A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- money
- change
- stored
- change reserve
- input
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Abstract
【課題】自動販売装置における釣銭補充を迅速に行うことができるようにする。
【解決手段】本発明に係るプリントベンダー1によれば、金銭管理装置15に格納されている釣銭準備金が不足し釣銭切れとなると、表示装置12に釣銭切れガイダンスが表示され、店員呼び出し信号が発信される。入力装置11から正当な暗証番号が入力されると、プリントベンダー1はメンテナンスモードへ切換えられ、投入された金銭が釣銭準備金として金銭管理装置15に格納され、投入金銭分の金種別カウント値が更新され、釣銭切れが解消すると、運用モードに切換えられる。
【選択図】図2
【解決手段】本発明に係るプリントベンダー1によれば、金銭管理装置15に格納されている釣銭準備金が不足し釣銭切れとなると、表示装置12に釣銭切れガイダンスが表示され、店員呼び出し信号が発信される。入力装置11から正当な暗証番号が入力されると、プリントベンダー1はメンテナンスモードへ切換えられ、投入された金銭が釣銭準備金として金銭管理装置15に格納され、投入金銭分の金種別カウント値が更新され、釣銭切れが解消すると、運用モードに切換えられる。
【選択図】図2
Description
本発明は、商品を選択してから料金を投入する自動販売装置に関する。
従来、自動販売機においては、例えば、特許文献1に記載されているように、自動販売機の筐体内に釣銭を格納する現金箱が備えられており、釣銭が足りなくなったときに、係員が筐体の扉を開放して現金箱を筐体から取り出して釣銭の補充を行っている。
特開平7−282340号公報
しかしながら、係員が鍵を使用して自動販売機の筐体の扉を開き、筐体内部の現金箱を取り出して金銭を補充して釣銭設定を行い、現金箱を元の位置に格納して扉を閉じ、鍵を閉めるという釣銭補充の作業は、非常に煩雑なものであった。
本発明の課題は、自動販売装置における釣銭補充を迅速に行うことができるようにすることである。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、購入希望の商品を選択するための選択手段と、金銭を格納し管理する金銭管理手段と、前記選択手段により選択された商品の価格以上の金銭が投入口から投入されると、その選択された商品を提供し、前記金銭管理手段に格納されている釣銭準備金から前記商品の価格を超えて投入された金額分の金銭を放出する放出手段と、前記金銭管理手段において格納されている釣銭準備金が所定金額以下となった場合に、前記選択手段により商品が選択されることなく投入口から金銭が投入されると、その投入された金銭により釣銭準備金の補充を行う機能に切換える制御手段とを備えたことを特徴としている。
請求項5に記載の発明は、コンピュータに、購入希望の商品を選択するための機能と、金銭を格納し管理する機能と、前記選択された商品の価格以上の金銭が投入口から投入されると、その選択された商品を提供し、前記格納されている釣銭準備金から前記商品の価格を超えて投入された金額分の金銭を放出する機能と、前記格納されている釣銭準備金が所定金額以下となった場合に、前記商品が選択されることなく投入口から金銭が投入されると、その投入された金銭により釣銭準備金の補充を行う機能に切換える機能と、を実現させるためのプログラムであることを特徴としている。
請求項1、5に記載の発明によれば、選択された商品の価格以上の金銭が投入口から投入されると、その選択された商品を提供し、格納されている釣銭準備金から商品の価格を超えて投入された金額分の金銭を放出するものにおいて、格納されている釣銭準備金が所定金額以下となった場合に、商品が選択されることなく投入口から金銭が投入されると、その投入された金銭により釣銭準備金の補充を行う機能に切換えることができるため、投入口から金銭を投入するだけで釣銭補充を行うことができ、釣銭補充を迅速に行うことができる。
請求項2に記載の発明によれば、暗証番号を入力する暗証番号入力手段を備え、入力された暗証番号と予め設定された暗証番号との比較結果に応じて、投入口から投入された金銭により釣銭準備金の補充を行う機能に切換えるので、投入口から投入された金銭が誤って釣銭準備金に補充されてしまうことを防止することができる。
請求項3に記載の発明によれば、投入口から投入された金銭を金銭管理手段に格納されている釣銭準備金により両替する動作への切換えを指示する指示手段を備え、指示手段により、投入口から投入された金銭を両替する動作への切換えが指示された際に、釣銭準備金で両替が可能か否かを判断し、両替が可能ではない場合に、入力された暗証番号と予め設定された暗証番号との比較結果に応じて、投入口から投入された金銭により釣銭準備金の補充を行う機能に切換える。従って、投入口から金銭を投入することで簡単に釣銭準備金を補充することができるので、釣銭準備金を利用した両替サービスを容易に提供することができる。
請求項4に記載の発明によれば、投入口から投入された金銭により金銭準備金の補充を行う機能に切換え後、投入口から投入された金銭の金額が金銭管理手段に格納された他の金種で両替可能となった場合に、投入された金額分の他の金種を返却する。従って、他の金種が十分に釣銭準備金として格納されていれば、釣銭補充のために新規の金額を用意する必要がなくなる。
(実施形態1)
以下、図を参照して本発明の実施形態1について詳細に説明する。
まず、構成を説明する。
図1に、本発明の全体構成及び本発明に係るプリントベンダー1の外観を示す。図1に示すように、プリントベンダー1には、操作パネル11a、表示パネル12a、端末接続部14a、金銭投入口15a、金銭返却口15b、印刷物取出口16a、記録媒体挿入口18a〜18dが設けられている。
以下、図を参照して本発明の実施形態1について詳細に説明する。
まず、構成を説明する。
図1に、本発明の全体構成及び本発明に係るプリントベンダー1の外観を示す。図1に示すように、プリントベンダー1には、操作パネル11a、表示パネル12a、端末接続部14a、金銭投入口15a、金銭返却口15b、印刷物取出口16a、記録媒体挿入口18a〜18dが設けられている。
プリントベンダー1は、例えば、写真店や街角等に設置され、記録媒体挿入口18a〜18dに挿入された記録媒体3を介してデジタルカメラ、カメラ付き携帯電話機、PC(Personal Computer)、PDA(Personal Digital Assistants)等の、画像データを含むファイルを記録した画像記録装置2からファイルを取り込んで、選択された画像を有償にてプリントして出力する自動販売機(自動販売装置)である。画像記録装置2からのファイルの取込みは、端末接続部14aに接続された通信ケーブルを介して行うようにしてもよい。
図2にプリントベンダー1の機能的構成を示す。図2に示すように、プリントベンダー1は、CPU10、入力装置11、表示装置12、RAM13、伝送制御部14、金銭管理装置15、印刷装置16、記録装置17、記録媒体接続部18、店員呼出装置19等により構成され、各装置、各部はバス20により接続されている。
CPU(Central Processing Unit)10は、記録装置17に記憶されているシステムプログラムを読み出し、RAM13内に形成されたワークエリアに展開し、該システムプログラムに従って各装置、各部を制御する。また、CPU10は、記録装置17に記憶されている画像印刷販売処理プログラムを始めとする各種処理プログラムを読み出してワークメモリに展開し、後述する画像印刷販売処理等を始めとする各種処理を実行し、それらの処理結果をRAM13のワークエリアに記憶する。そして、ワークエリアに格納した処理結果を記録装置17内の指定の保存先に保存させる。
入力装置11は、LCD(Liquid Crystal Display)から成る操作パネル11a等により構成され、CPU10から入力される表示信号の指示に従って表示画面上に、表示装置12に表示された各種選択画面に応じた各種操作ボタンの表示を行う。LCDの表示画面上は、透明電極を格子状に配置して構成された感圧式(抵抗膜圧式)のタッチパネルに覆われており、手指やタッチペン等で押下された力点のXY座標を電圧値で検出し、検出された位置信号を操作信号としてCPU10に出力する。
表示装置12は、LCD(Liquid Crystal Display)等からなる表示パネル12aにより構成され、CPU10から入力される表示信号の指示に従って、表示パネル12aの画面上に、各種画面を表示する。
RAM(Random Access Memory)13は、CPU10により実行されるシステムプログラム、各種処理プログラム、各処理において処理中のデータ、処理結果などを一時的に記憶するワークエリアを形成する。
伝送制御部14は、端末接続部14aに差し込まれた通信ケーブルにより画像記録装置2との間でデータ送受信を行い、受信データをCPU10に出力する。
金銭管理装置15は、金銭の金種の識別、枚数のカウント等を行うコインメック(硬貨自動払い出し装置)及びビルバリ(紙幣識別装置)等を備え、金銭の金種の識別、金種毎の枚数のカウント、売上金・釣銭準備金の格納、釣銭や払い出し金の放出等を行う。
印刷装置16は、単数あるいは複数のプリンタを備え、伝送制御部14を介して、或いは記録媒体接続部18を介して入力されたファイルとその出力様式に応じて変調した光ビームで感光材料(印画紙、シール)を走査露光して潜像を記録し、露光済みの感光材料に湿式の現像処理や乾燥処理を施して、仕上がりプリントとしてプリント受取口16aに出力する。また、印刷装置16には、レシートを印刷するレシート印刷用紙が含まれる。
記録装置17は、プリントベンダー1に対応するシステムプログラム、画像印刷販売処理プログラムを始めとする各種処理プログラム、各種データ等が予め記憶されており、この記録装置17は、磁気的、光学的記録媒体、若しくは半導体メモリなどCPU10で読取り可能な記録媒体を含んだ構成である。この記録媒体はCD-ROM(Compact Disc Read Only Memory)、メモリカード等の可搬型の媒体やハードディスク等の固定的な媒体を含む。また、プリントベンダー1をモデム、TA(Terminal Adapter)やルータ等により構成される通信制御部を備える構成とし、記録媒体に格納するプログラム、データ等の一部若しくは全部をサーバやクライアントからWAN(Wide Area Network)、LAN(Local Area Network)などのネットワークを介して受信する構成にしてもよく、更に、記録媒体はネットワーク上に構築されたサーバやクライアントの記録媒体であってもよい。
記録媒体接続部18は、例えば、フラッシュメモリカードの挿入口18a、スマートメディアカードの挿入口18b、メモリースティックの挿入口18c、フロッピー(登録商標)ディスクの挿入口18dの各挿入口に挿入された可搬型記録媒体とデータの入出力を行うためのインターフェースである。なお、記録媒体としては、上述したものに限定されず、例えば、SDカード(Secure Digital memory card)、PCカード、MO(magneto-optic)等を装着可能な構成としてもよい。
店員呼出装置19は、CPU10からの指示に基づいて、店員呼び出し信号を発信する。例えば、CPU10からの指示に基づいて、店員が所有するアラームに対してアラーム発信信号を発信する。
次に、実施形態1における動作を説明する。
図3に、CPU10により実行される画像印刷販売処理を示す。以下、図3を参照して印刷販売処理について説明する。なお、本処理は、一定時間毎に割り込み処理されるものである。
図3に、CPU10により実行される画像印刷販売処理を示す。以下、図3を参照して印刷販売処理について説明する。なお、本処理は、一定時間毎に割り込み処理されるものである。
ステップS1において、記録媒体接続部18に記録媒体3が挿入されたことが認識されると(ステップS1;YES)、表示装置12に印刷方法(サイズ、枚数等)や印刷する画像の選択画面が表示され、入力装置11により印刷方法、印刷する画像が選択入力されると(ステップS2、3)、選択された画像のデータが記録媒体3から取り込まれるとともに(ステップS4)、印刷する画像の枚数、サイズ等に基づいて料金が累計される(ステップS5)。入力装置11により印刷画像の確認入力がなされるまで、ステップS3〜S5が繰り返し実行される。
入力装置11により印刷画像の確認入力がなされると(ステップS6;YES)、表示装置12に、累計した料金金額が表示されるとともに、金銭投入要求が表示される(ステップS7)。金銭投入口15aから金銭が投入されると(ステップS8)、金銭管理装置15において投入金銭が識別されて投入金額が累計され(ステップS9)、投入金額分の金種別カウント値が加算される(ステップS10)。投入金額が料金に対して不足している場合(ステップS11;YES)、表示装置12に投入金額不足のガイダンスが表示され(ステップS12)、入力装置11によりキャンセルが入力指示されなければ処理はステップS7に戻り、ステップS7〜S12が繰り返し実行される。入力装置11によりキャンセルが入力指示されると(ステップS13;YES)、金銭管理装置15により投入金銭の払い出しが行われ(ステップS14)、払い出し金銭分の金種別カウント値が減算され、本処理は終了する(ステップS15)。
一方、投入金額に不足がない場合は(ステップS11;NO)、金銭管理装置15において、図4に示す取引処理が実行され(ステップS16)、印刷装置16により印刷物が印刷されて印刷物取出口16aから出力されることにより、印刷物の提供が行われ(ステップS17)、本処理は終了する。
図4に、CPU10により実行される取引処理を示す。以下、図4を参照して取引処理について説明する。
図4に、CPU10により実行される取引処理を示す。以下、図4を参照して取引処理について説明する。
金銭投入口15aからの投入金額が料金と一致した場合(ステップS101;YES)、処理は図3のS17に移行する。金銭投入口15aからの投入金額が料金と一致しない場合は(ステップS101;NO)、料金と投入金額から釣銭の金額が算出され(ステップS102)、金銭管理装置15により釣銭の金種及び各金種の釣銭金額が特定され(ステップS103)、金種毎に金銭管理装置15に格納されている釣銭準備金の金額が求められ、求められた金額が所定金額を超えており、釣銭の不足が生じていない場合は(ステップS104;NO)、釣銭の払い出し(放出)が行われ(ステップS106)、払い出した金銭分の金種別のカウント値が減算され(ステップS107)、処理は図3のステップS17に移行する。
一方、求められた釣銭準備金の金額が所定金額以下であり、釣銭の不足が生じた場合は(ステップS104;YES)、釣銭切れの金種について、代替金種があるか否か(例えば、100円が釣銭切れであるが、10円10枚、50円2枚等の代替金種があるか否か)が判断され、代替金種がある場合(ステップS105;YES)、釣銭の払い出し(放出)が行われ(ステップS106)、払い出した金銭分の金種別のカウント値が減算され(ステップS107)、処理は図3のステップS17に移行する。代替金種がない場合は(ステップS105;NO)、表示装置12に釣銭切れのため取引不可であることがガイダンス表示され(ステップS108)、金銭管理装置15により投入金額が払い出され(ステップS109)、払い出した金銭分の金種別のカウント値が減算され(ステップS110)、当該取引処理及び画像印刷販売処理は終了する。なお、釣銭切れが生じた際に代替金種がない場合、表示装置12に画像枚数の変更を促すガイダンスを表示し、再度画像の選択を入力させるステップへ移行するようにしてもよいし、投入する金種の変更を促すガイダンスを表示装置12に表示するようにしてもよい。
図3のステップS1において、記録媒体接続部18に記録媒体3が挿入されたことが認識されない場合(ステップS1;NO)、金銭管理装置15において、各金種の釣銭準備金の金額が求められ、釣銭準備金が所定金額を超えており、釣銭切れではない場合(ステップS18;NO)、本処理は終了する。釣銭準備金が所定金額以下であり、釣銭切れの金種がある場合(ステップS18;YES)、図5に示す釣銭補充処理が実行され(ステップS19)、本処理は終了する。
以下、図5を参照してCPU10により実行される釣銭補充処理について説明する。
釣銭切れの金種について、代替金種がある場合(例えば、100円が釣銭切れであるが、10円が10枚、50円が2枚で代替できる場合)(ステップS121;YES)、本処理及び画像印刷販売処理は終了する。代替金種がない場合(ステップS121;NO)、表示装置12に釣銭切れガイダンスが表示され(ステップS122)、店員呼び出しが発信され(ステップS123)、表示装置12に暗証番号入力要求が表示される(ステップS124)。入力装置11により暗証番号が入力されると(ステップS125;YES)、店員呼び出しが停止され(ステップS126)、入力された暗証番号が、予め設定されている複数の店員の夫々と対応する暗証番号(図示省略)のいずれかと一致することで正当な番号であると判別された場合(ステップS127;YES)、画像の印刷を行う運用モードから釣銭の補充を行うメンテナンスモードへ切換えられる(ステップS129)。入力された暗証番号が正当な番号でないと判別された場合は(ステップS127;NO)、表示装置12に暗証番号のエラーが表示され(ステップS128)、本処理は終了する。ここで、暗証番号は釣銭補充を許可された店員を識別するための情報であり、正当な暗証番号はメンテナンスモードへの切換え許可制御信号となる。この切換え許可制御信号が入力されてからメンテナンスモードへ切換えることで、誤って画像の選択前に投入された金銭が釣銭準備金に補充されてしまうことを防止することができる。切換え許可制御信号としては、暗証番号に限らず、例えば、指紋等の生態情報等を用いてもよい。
釣銭切れの金種について、代替金種がある場合(例えば、100円が釣銭切れであるが、10円が10枚、50円が2枚で代替できる場合)(ステップS121;YES)、本処理及び画像印刷販売処理は終了する。代替金種がない場合(ステップS121;NO)、表示装置12に釣銭切れガイダンスが表示され(ステップS122)、店員呼び出しが発信され(ステップS123)、表示装置12に暗証番号入力要求が表示される(ステップS124)。入力装置11により暗証番号が入力されると(ステップS125;YES)、店員呼び出しが停止され(ステップS126)、入力された暗証番号が、予め設定されている複数の店員の夫々と対応する暗証番号(図示省略)のいずれかと一致することで正当な番号であると判別された場合(ステップS127;YES)、画像の印刷を行う運用モードから釣銭の補充を行うメンテナンスモードへ切換えられる(ステップS129)。入力された暗証番号が正当な番号でないと判別された場合は(ステップS127;NO)、表示装置12に暗証番号のエラーが表示され(ステップS128)、本処理は終了する。ここで、暗証番号は釣銭補充を許可された店員を識別するための情報であり、正当な暗証番号はメンテナンスモードへの切換え許可制御信号となる。この切換え許可制御信号が入力されてからメンテナンスモードへ切換えることで、誤って画像の選択前に投入された金銭が釣銭準備金に補充されてしまうことを防止することができる。切換え許可制御信号としては、暗証番号に限らず、例えば、指紋等の生態情報等を用いてもよい。
メンテナンスモードにおいて、金銭が投入されると(ステップS130)、投入された金銭が釣銭準備金として金銭管理装置15に格納され、投入金銭分の金種別カウント値が更新される(ステップS131)。釣銭切れが解消されるまでステップS130〜131が繰り返し実行され、釣銭切れが解消されると(ステップS132;YES)、釣銭切れガイダンスが停止され(ステップS133)、運用モードへ切換えられ(ステップS134)、本処理は終了する。
以上説明したように、本発明に係るプリントベンダー1によれば、金銭管理装置15に格納されている釣銭準備金が不足し釣銭切れとなると、表示装置12に釣銭切れガイダンスが表示され、店員呼び出し信号が発信される。入力装置11から正当な暗証番号が入力されると、プリントベンダー1はメンテナンスモードへ切換えられ、投入された金銭が釣銭準備金として金銭管理装置15に格納され、投入金銭分の金種別カウント値が更新され、釣銭切れが解消すると、運用モードに切換えられる。
従って、釣銭切れが生じた後に、商品(画像)が選択されることなく金銭投入口15aから金銭が投入されると、投入された金銭が金銭管理装置15に釣銭準備金として格納されるので、金銭投入口15aから金銭を投入するだけで簡単に金銭を補充することができる。その結果、従来のように、釣銭切れが生じた際に釣銭を補充するために、店員が鍵を使用してプリントベンダー1の扉を開け、内部のコインメック、ビルバリを取り出し、コインメック、ビルバリに金銭を補充して釣銭設定を行い、コインメック、ビルバリを戻して扉、鍵を閉めるという煩雑な作業を行う必要がなくなり、釣銭補充を迅速に行うことができる。
(実施形態2)
以下、図を参照して本発明の実施形態2について説明する。本実施形態は、実施形態1において説明したプリントベンダー1において、更に、釣銭準備金を用いて両替サービスを行うものである。
なお、本実施形態におけるプリントベンダー1の構成は、図1、2で説明したのと同様であるので説明を省略し、以下、本実施形態の動作について説明する。
以下、図を参照して本発明の実施形態2について説明する。本実施形態は、実施形態1において説明したプリントベンダー1において、更に、釣銭準備金を用いて両替サービスを行うものである。
なお、本実施形態におけるプリントベンダー1の構成は、図1、2で説明したのと同様であるので説明を省略し、以下、本実施形態の動作について説明する。
図6に、CPU10により実行される金銭両替処理を示す。この処理により、プリントベンダー1は、ユーザからの要求に応じて、金銭の両替を行うことができる。
以下、図6を参照して、金銭両替処理について説明する。なお、本処理は、ユーザが金銭投入口15aより両替対象金銭を投入し、入力装置11により両替モードへの切換えを指示することでスタートする処理である。なお、金銭が投入された時点で、金種別カウント値が加算されているものとする。
以下、図6を参照して、金銭両替処理について説明する。なお、本処理は、ユーザが金銭投入口15aより両替対象金銭を投入し、入力装置11により両替モードへの切換えを指示することでスタートする処理である。なお、金銭が投入された時点で、金種別カウント値が加算されているものとする。
金銭管理装置15に格納されている釣銭準備金が金銭投入口15aから入力された金銭に対する両替金として不足しているか否かが判断され、不足していない場合(ステップS21;NO)、両替処理が行われて両替金が払い出しされるとともに(ステップS22)、払い出しした両替金銭分の金種別カウント値が減算され(ステップS23)、本処理は終了する。なお、ステップS21の釣銭準備金が両替金として不足しているか否かの判断は、代替金種がある場合には、不足していないものとみなして判断する。例えば、100円を両替対象金銭として投入した場合、釣銭準備金として10円が10枚ある場合であっても、50円が2枚ある場合であっても、両替金不足ではないと判断される。
一方、釣銭準備金が両替金として不足していると判断された場合(ステップS21;YES)、表示装置12に釣銭切れガイダンスが表示され(ステップS24)、店員呼び出しが発信され(ステップS25)、表示装置12にメンテナンスモードへの切換え許可信号としての暗証番号入力要求が表示される(ステップS26)。入力装置11によりキャンセル指示が入力されると(ステップS27;YES)、店員呼び出しと暗証番号要求が停止され(ステップS28)、投入金銭の払い出しが行われ(ステップS29)、払い出し金銭分の金種別カウント値が減算され(ステップS30)、処理はステップS39へ移行する。入力装置11よりキャンセルが指示されることなく(ステップS27;NO)、暗証番号が入力されると(ステップS31;YES)、店員呼び出しが停止され(ステップS32)、入力された暗証番号が、予め設定されている複数の店員の夫々と対応する暗証番号(図示省略)のいずれかと一致することで正当な番号であると判別された場合(ステップS33;YES)、画像の印刷を行う運用モードから釣銭の補充を行うメンテナンスモードへ切換えられる(ステップS35)。入力された暗証番号が正当な番号でないと判別された場合は(ステップS33;NO)、表示装置12に暗証番号のエラーが表示され(ステップS34)、処理はステップS39に移行する。
メンテナンスモードにおいて、金銭が投入されると(ステップS36;Y)、投入された金銭が釣銭準備金として金銭管理装置15に格納され、投入金銭分の金種別カウント値が加算される(ステップS37)。釣銭切れが解消されるまでステップS36〜37が繰り返し実行され、釣銭切れが解消されると(ステップS38;YES)、釣銭切れガイダンスが停止され(ステップS39)、運用モードへ切換えられ(ステップS40)、本処理は終了する。
以上説明したように、本発明に係るプリントベンダー1によれば、入力装置11からの指示により両替モードに移行し、投入された金銭に対する両替金が金銭管理装置15に釣銭準備金として格納されている場合、両替金が払い出され、両替金銭分の金種別カウント値が減算される。金銭管理装置15に格納されている釣銭準備金が不足し両替が不可能な場合は、表示装置12に釣銭切れガイダンスが表示され、店員呼び出し信号が発信される。入力装置11から正当な暗証番号が入力されると、プリントベンダー1はメンテナンスモードへ切換えられ、投入された金銭が釣銭準備金として金銭管理装置15に格納され、投入金銭分の金種別カウント値が更新され、釣銭切れが解消すると、運用モードに切換えられる。
従って、金銭投入口から金銭を投入することにより簡単に金銭を補充することができるので、プリントベンダー1において、顧客に対して、釣銭準備金を利用した両替サービスを容易に提供することができる。
なお、上記実施形態1、2における記述内容は好適な一例であり、これに限定されるものではない。
例えば、上記実施形態においては、釣銭切れガイダンスは表示装置12に表示させることとしたが、釣銭切れランプ等を備える構成とし、釣銭切れの際に点灯させるようにしてもよい。また、音声により釣銭切れガイダンスを行ってもよい。
例えば、上記実施形態においては、釣銭切れガイダンスは表示装置12に表示させることとしたが、釣銭切れランプ等を備える構成とし、釣銭切れの際に点灯させるようにしてもよい。また、音声により釣銭切れガイダンスを行ってもよい。
また、上記実施形態においては、金銭管理装置15において、投入された金銭及び払い出しされた金銭を金種毎にカウントすることにより釣銭準備金の額を求めることとしたが、これに限定されず、例えば、金種毎に機械的センサで高さを検出することにより求める構成としてもよいし、重量により求める構成としてもよい。
また、釣銭切れが生じた金種について、他の金種で両替可能な枚数が投入された場合、両替可能な金額分の他の金種を返却するようにしてもよい。例えば、10円が釣銭切れを起こしており、10円を5枚補充した場合、釣銭準備金として50円が所定枚数以上用意されている場合は、50円を1枚返却する。これにより、釣銭補充のために新規の金額を用意する必要がなくなる。
また、上記実施形態においては、本発明をプリントベンダー1に適用した例を示したが、商品を選択してから金銭を投入する自動販売機全般に適用することができる。
その他、プリントベンダー1の細部構成及び細部動作に関しても、本発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能である。
1 プリントベンダー
2 画像記録装置
3 記録媒体
10 CPU
11 入力装置
12 表示装置
13 RAM
14 伝送制御部
15 金銭管理装置
16 印刷装置
17 記録装置
18 記録媒体接続部
19 店員呼出装置
20 バス
2 画像記録装置
3 記録媒体
10 CPU
11 入力装置
12 表示装置
13 RAM
14 伝送制御部
15 金銭管理装置
16 印刷装置
17 記録装置
18 記録媒体接続部
19 店員呼出装置
20 バス
Claims (5)
- 購入希望の商品を選択するための選択手段と、
金銭を格納し管理する金銭管理手段と、
前記選択手段により選択された商品の価格以上の金銭が投入口から投入されると、その選択された商品を提供する提供手段と、
前記金銭管理手段に格納されている釣銭準備金から前記商品の価格を超えて投入された金額分の金銭を放出する放出手段と、
前記金銭管理手段において格納されている釣銭準備金が所定金額以下となった場合に、前記選択手段により商品が選択されることなく投入口から金銭が投入されると、その投入された金銭により釣銭準備金の補充を行う機能に切換える制御手段と、
を備えたことを特徴とする自動販売装置。 - 更に、暗証番号を入力する暗証番号入力手段を備え、前記制御手段は、入力された暗証番号と予め設定された暗証番号との比較結果に応じて、投入口から投入された金銭により釣銭準備金の補充を行う機能に切換えるように構成したことを特徴とする請求項1に記載の自動販売装置。
- 投入口から投入された金銭を前記金銭管理手段に格納されている釣銭準備金により両替する動作への切換えを指示する指示手段を備え、
前記制御手段は、前記指示手段により、投入口から投入された金銭を両替する動作への切換えが指示された際に、前記釣銭準備金で両替が可能か否かを判断し、両替が可能ではない場合に、入力された暗証番号と予め設定された暗証番号との比較結果に応じて、投入口から投入された金銭により釣銭準備金の補充を行う機能に切換えることを特徴とする請求項1〜2の何れか一項に記載の自動販売装置。 - 前記制御手段は、投入口から投入された金銭により金銭準備金の補充を行う機能に切換え後、投入口から投入された金銭の金額が前記金銭管理手段に格納された他の金種で両替可能となった場合に、前記投入された金額分の他の金種を返却するように制御することを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の自動販売装置。
- コンピュータに、
購入希望の商品を選択するための機能と、
金銭を格納し管理する機能と、
前記選択された商品の価格以上の金銭が投入口から投入されると、その選択された商品を提供し、前記格納されている釣銭準備金から前記商品の価格を超えて投入された金額分の金銭を放出する機能と、
前記格納されている釣銭準備金が所定金額以下となった場合に、商品が選択されることなく投入口から金銭が投入されると、その投入された金銭により釣銭準備金の補充を行う機能に切換える機能と、
を実現させるためのプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003375784A JP2005141382A (ja) | 2003-11-05 | 2003-11-05 | 自動販売装置及びプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003375784A JP2005141382A (ja) | 2003-11-05 | 2003-11-05 | 自動販売装置及びプログラム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005141382A true JP2005141382A (ja) | 2005-06-02 |
Family
ID=34687055
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003375784A Pending JP2005141382A (ja) | 2003-11-05 | 2003-11-05 | 自動販売装置及びプログラム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005141382A (ja) |
-
2003
- 2003-11-05 JP JP2003375784A patent/JP2005141382A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP1317740A2 (en) | Gaming machine with hopper and printer | |
EP2690609A1 (en) | Settlement system, settlement method, and cash settlement device | |
JP2005157425A (ja) | 自動取引装置、自動取引制御方法及びその制御プログラム | |
US20020040303A1 (en) | Storage medium, and digital camera and image handling device using said storage medium | |
JP4519450B2 (ja) | 自動取引装置、自動取引装置の係員処理方法及びその制御プログラム | |
JP2008040746A (ja) | セルフ写真プリント装置 | |
JP4786971B2 (ja) | 画像形成装置管理システム | |
JP2008040679A (ja) | セルフ写真プリント装置 | |
JP2008269093A (ja) | 画像形成装置用課金装置及び画像形成装置 | |
JP2002163698A (ja) | 自動両替機 | |
JP2005141382A (ja) | 自動販売装置及びプログラム | |
JP7007835B2 (ja) | 電子マネー端末装置、電子マネー管理システム及び電子マネーチャージ方法 | |
JP4559110B2 (ja) | データ処理装置及びデータ処理システム | |
JP2008033645A (ja) | セルフ写真プリント装置 | |
JP3929051B2 (ja) | 遊技用装置及び遊技用システム | |
JP2001307179A (ja) | 自動料金精算機 | |
JP2008040538A (ja) | 自動販売機 | |
JP7455042B2 (ja) | コインベンダー制御装置および制御方法 | |
JP7315989B2 (ja) | 商品販売データ処理システム、及びプログラム | |
JP7180860B2 (ja) | 登録装置、システムおよびプログラム | |
JP7149357B2 (ja) | 金銭収受装置及び制御プログラム | |
US20240013602A1 (en) | Checkout device | |
JP4204859B2 (ja) | 画像形成装置を使用した自動販売機システム | |
JP2008021053A (ja) | 課金処理装置、課金処理方法、画像形成装置、画像形成装置の制御方法、及びプログラム | |
JP2002042200A (ja) | 自動取引装置 |