JP7149357B2 - 金銭収受装置及び制御プログラム - Google Patents
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Description
スーパーマーケットなどのように複数の金銭収受装置を管理する必要がある場合、管理担当者が、これら複数の金銭収受装置のそれぞれで収納されている貨幣の量を、ストアコンピュータを用いて監視している。そして当該管理担当者は、いずれかの金銭収受装置において貨幣の補充又は回収が必要となったならば、該当する金銭収受装置の設置場所まで出向いて、貨幣を補充又は回収する。このため、管理担当者の手間が大きかった。
このような事情から、貨幣の補充又は回収に関わる手間を軽減できることが望まれていた。
商品登録装置11及び決済装置12は、例えばスーパーマーケットなどの店舗のチェックアウトコーナーに設置される。
商品登録装置11は、図1においては、作業テーブル31に取り付けられている。作業テーブル31は、矩形の天板を有している。複数の作業テーブル31が、天板の長手方向がほぼ並行するように配置されることにより、買物客22用の通路を形成している。
商品登録装置11は、買上登録、決済情報の生成、ならびに決済情報の決済装置12への通知の各機能を備える。買上登録は、通路に進入してきた買物客22が持参した商品を買上商品として登録する処理である。決済情報は、買上商品の決済のための処理に必要となる情報である。
商品登録装置11及び決済装置12は、いずれもLAN(local area network)13に接続されている。LAN13は、有線LAN又は無線LANのいずれであってもよいし、それらが組み合わされたものであってもよい。またLAN13に代えて或いは加えて、インターネットなどの別の通信網を用いることもできる。あるいは商品登録装置11と決済装置12との間でサーバを介して情報を授受する構成としてもよい。LAN13には、POSサーバ等も接続されるが、図示を省略している。
決済装置12は、CPU(central processing unit)12a、ROM(read-only memory)12b、RAM(random-access memory)12c、補助記憶ユニット12d、スキャナ12e、タッチパネル12f、プリンタ12g、カードリーダライタ12h、パトランプ12i、棒金ドロワ12j、自動釣銭機12k、通信ユニット12m及び伝送システム12nを含む。
CPU12aは、上記のコンピュータの中枢部分に相当する。CPU12aは、ROM12b及びRAM12cに記憶されたオペレーティングシステム、ミドルウェア及びアプリケーションプログラムに基づいて、決済装置12としての各種の動作を実現するべく各部を制御する。
ROM12bは、上記のコンピュータの主記憶部分に相当する。ROM12bは、上記のオペレーティングシステムを記憶する。ROM12bは、上記のミドルウェアやアプリケーションプログラムを記憶する場合もある。またROM12bは、CPU12aが各種の処理を行う上で参照するデータを記憶する場合もある。
RAM12cは、上記のコンピュータの主記憶部分に相当する。RAM12cは、CPU12aが各種の処理を行う上で参照するデータを記憶する。さらにRAM12cは、CPU12aが各種の処理を行う上で一時的に使用するデータを記憶しておく、いわゆるワークエリアとして利用される。
補助記憶ユニット12dは、上記のコンピュータの補助記憶部分に相当する。補助記憶ユニット12dは、CPU12aが各種の処理を行う上で使用するデータ、あるいはCPU12aでの処理によって生成されたデータを保存する。補助記憶ユニット12dとしては、例えばEEPROM(electric erasable programmable read-only memory)、HDD(hard disk drive)、あるいはSSD(solid state drive)などを使用できる。
スキャナ12eは、商品コード以外の情報を表したバーコードを読み取って、そのバーコードが表す情報を得ることもできる。スキャナ12eとしては、周知の種々のタイプのものをそのまま利用できる。スキャナ12eは、周知の種々のタイプうちの1つのみに対応していてもよいし、複数のタイプに対応していてもよい。すなわちスキャナ12eは、固定式又はハンディ式の2次元コードスキャナを含み得る。またスキャナ12eとしては、商品の画像から画像認識技術を利用して商品を識別するタイプのものを含み得る。
パトランプ12iは、決済装置12の動作状態を従業員21に報知するためのランプである。
伝送システム12nは、CPU12a、ROM12b、RAM12c、補助記憶ユニット12d、スキャナ12e、タッチパネル12f、プリンタ12g、カードリーダライタ12h、パトランプ12i、棒金ドロワ12j、自動釣銭機12k及び通信ユニット12mの間で授受されるデータを伝送する。伝送システム12nは、システムバスなどの各種のバスと、これらのバスと各部とを接続する各種のインタフェース回路とを含む周知のものが利用できる。
なお、決済装置12のハードウェアとしては、例えば既存のセルフPOS端末を利用することが可能である。
なお、以下に説明する処理の内容は一例であって、同様な結果を得ることが可能な様々な処理を適宜に利用できる。
制御処理の説明に先立ち、この制御処理で用いるために予め用意されてROM12b又は補助記憶ユニット12dに記憶されるデータテーブルについて説明する。
データテーブルT1は、金種番号に関連付けて、基準枚数、上閾値及び下閾値をそれぞれ記述している。
基準枚数は、収納庫121に収納しておくべき基準的な枚数を表す数値である。ここでは、金種番号「1」~「9」のそれぞれに対応する基準枚数をSN(1)~SN(9)と表している。
下閾値は、収納庫121が空に近い状態、いわゆるニアエンプティ状態であることを判定するための閾値である。ここでは、金種番号「1」~「9」のそれぞれに対応する下閾値をTHlow(1)~THlow(9)と表している。
Act1においてCPU12aは、変数Mの値に「1」をセットする。変数Mの値は、着目する金種番号を表す。以下においては、金種番号が「M」である金種を「第Mの金種」と称する。
Act2においてCPU12aは、第Mの金種についての現在の収納枚数を自動釣銭機12kから取得し、それを変数Nに代入する。つまり変数Nの値は、第Mの金種についての現在の収納枚数を表すこととなる。
Act4においてCPU12aは、第Mの金種を補充対象に設定する。つまりCPU12aは、現在の収納枚数が下閾値THlow(M)未満まで減少しているならば、第Mの金種が、補充が必要な金種として設定する。
Act5においてCPU12aは、第Mの金種についての補充すべき枚数AN(M)を決定する。CPU12aは例えば、基準枚数SN(M)から変数Nの値を減じた値として補充枚数AN(M)を決定する。この場合、補充枚数AN(M)は、第Mの金種についての収納枚数を基準枚数SN(M)とするために補充すべき枚数として決定される。あるいはCPU12aは、基準枚数SN(M)から下閾値THlow(M)を減じた値又はそれに近い値として予め定められた一定値を補充枚数AN(M)として決定する。この場合、Act3でYesと判定されるときには変数Nの値は下閾値THlow(M)に近い値である場合が多いことから、補充枚数AN(M)は、基準枚数SN(M)から変数Nの値を減じた値に近い値として決定される可能性が高い。ただし、補充枚数AN(M)を具体的にどのような値として決定するのかは、制御プログラムの作成者などによって任意に定められてよい。
Act6においてCPU12aは、変数Nが上閾値THhigh(M)以上であるか否かを確認する。そしてCPU12aは、その関係が成り立つためにYesと判定したならば、Act7へと進む。
Act7においてCPU12aは、第Mの金種を回収対象に設定する。つまりCPU12aは、現在の収納枚数が上閾値THhigh(M)以上まで増加しているならば、第Mの金種が、回収が必要な金種として設定する。
Act8においてCPU12aは、第Mの金種についての回収すべき枚数CN(M)を決定する。CPU12aは例えば、変数Nの値から基準枚数SN(M)を減じた値として回収枚数CN(M)を決定する。この場合、回収枚数CN(M)は、第Mの金種についての収納枚数を基準枚数SN(M)とするために回収すべき枚数として決定される。あるいはCPU12aは、上閾値THhigh(M)から基準枚数SN(M)からを減じた値又はそれに近い値として予め定められた一定値を回収枚数CN(M)として決定する。この場合、Act6でYesと判定されるときには変数Nの値は上閾値THhigh(M)に近い値であることが多いことから、回収枚数CN(M)は、変数Nの値から基準枚数SN(M)を減じた値に近い値として決定される可能性が高い。ただし、回収枚数CN(M)を具体的にどのような値として決定するのかは、制御プログラムの作成者などによって任意に定められてよい。
Act9においてCPU12aは、変数Mの値が金種番号の最大値Mmax以上であるか否かを確認する。そしてCPU12aは、変数Mの値が最大値Mmax未満であるためにNoと判定したならば、Act10へと進む。なお、図3に示すデータテーブルT1が設定されている場合、最大値Mmaxは「9」である。
Act10においてCPU12aは、変数Mの値を1つ増加させる。そしてCPU12aはこののち、Act2以降の処理を繰り返す。かくしてCPU12aは、全ての金種を対象として、Act2~Act8の処理をそれぞれ実行する。そして当該処理を全ての金種について実行し終えたとき、変数Mの値は最大値Mmaxである。このためCPU12aは、Act9にてYesと判定することになり、Act12へと進む。
CPU12aはしかしながら、いずれか1つの金種でも補充対象又は回収対象として設定されたならば、Act11にてYesと判定し、Act12へと進む。
Act13においてCPU12aは、管理者権限のある従業員21による操作(以下、管理者操作と称する)が開始されるのを待ち受ける。CPU12aは、例えば物理的な鍵を用いた解錠操作、あるいはパスワード入力などによる電子的な解錠操作等の予め定められた操作が正しく行われた場合に、Act13にてYesと判定し、Act14へと進む。
Act14においてCPU12aは、補充又は回収を開始するか否かを確認するための確認画面をタッチパネル12fに表示させる。
確認画面SC1は、文字メッセージM11及びボタンB11,B12を表す。
文字メッセージM11は、補充又は回収が必要であることと、それを開始するか否かの指示を従業員21に促すメッセージを文字により表したものである。ボタンB11は、補充又は回収を開始する場合に従業員21が押すべきものである。ボタンB12は、補充又は回収以外の処理を開始する場合に従業員21が押すべきものである。
Act21においてCPU12aは、何らかの操作が行われるのを待ち受ける。そして、操作が行われたならばYesと判定し、Act22へと進む。
Act22においてCPU12aは、上記の行われた操作がボタンB11へのタッチであったか否かを確認する。そしてCPU12aは、ボタンB11へのタッチ以外の操作が行われたのであるならば、Noと判定し、その操作に応じた処理に移行する。この場合の処理については、本実施形態における特徴的な処理ではないので、その説明は省略する。CPU12aはこれに対して、ボタンB11にタッチされたならば、Act22にてYesと判定し、Act23へと進む。かくして制御プログラムに基づく制御処理をCPU12aが実行することによって、CPU12aを中枢部分とするコンピュータは、操作者によるボタンB11の操作に応じて開始指示を入力する入力手段として機能する。
Act24においてCPU12aは、第1の案内画面をタッチパネル12fに表示させる。
第1の案内画面SC2は、リストL1,L2、ボタンB21,B22,B23,B24を含む。
リストL1は、補充対象として設定された金種に関して、現時点における収納庫121での収納枚数と、その金種に関してAct5で決定した補充枚数と、その補充枚数を補充するために用意すべき棒金の本数とを表している。リストL2は、回収対象として設定された金種に関して、現時点における収納庫121での収納枚数と、その金種に関してAct8で決定した回収枚数とを表している。
ボタンB21は、従業員21が、棒金ドロワから棒金を取り出そうとする場合にタッチするためのボタンである。ボタンB22は、従業員21が、収納庫121に収納されている余剰な貨幣を回収しようとする場合にタッチするためのボタンである。ボタンB23は、従業員21が、ボタンB21を押下した際に払い出される貨幣の枚数を変更したい場合にタッチするためのボタンである。ボタンB24は、従業員21が、貨幣の補充・回収を取り止めたい場合にタッチするためのボタンである。
Act25においてCPU12aは、第2の案内画面をタッチパネル12fに表示させる。
第2の案内画面SC3は、リストL1,L2、ボタンB22,B23,B24を含む。
つまり第2の案内画面SC3は、第1の案内画面SC2からボタンB21を省いた画面である。ただし、第2の案内画面SC3は、ボタンB21をグレーアウト表示などとして無効化した状態で含んでもよい。
Act26においてCPU12aは、入金機構122を起動する。これにより、入金機構122が有効化され、補充のための入金が可能な状態となる。かくして制御プログラムに基づく制御処理をCPU12aが実行することによって、CPU12aを中枢部分とするコンピュータは入金機構を有効化する有効化手段として機能する。なお、入金機構122へと硬貨又は紙幣を投入するための投入口にシャッタを備えておき、このシャッタを開くことによって入金機構122を有効化してもよい。
Act28においてCPU12aは、自動釣銭機12kへの入金が行われたか否かを確認する。そしてCPU12aは、入金が行われていないならばNoと判定し、Act27へと戻る。
かくしてCPU12aはAct27及びAct28においては、操作又は入金が行われるのを待ち受ける。そして従業員21による何らかの操作が行われたならばAct27にてYesと判定し、Act29へと進む。
Act42においてCPU12aは、棒金ドロワ12jに対して開放を指示する。この指示を受けて棒金ドロワ12jは、開放状態となり、収容している棒金を従業員21が取り出すことを可能とする。これにより従業員21は、収納庫121に補充するための硬貨を棒金ドロワ12jから得ることができる。かくして棒金ドロワ12jは、収納庫121に補充するための硬貨を収納する金庫である。また制御プログラムに基づく制御処理をCPU12aが実行することによって、CPU12aを中枢部分とするコンピュータは、上記の金庫のロックを解除する解錠手段として機能する。
Act43においてCPU12aは、プリンタ12gを制御して取出票を発行する。
CPU12aは具体的には、図11に示されるような画像を生成し、これをプリンタ12gに与えてレシート用紙にプリントさせることにより、取出票SH1を発行する。
表示I1は、取出票SH1に基づいて取り出した棒金により補充を行う対象となる決済装置12を従業員21が識別するための装置番号を表す。表示I2は、取出票SH1に基づいて棒金を取り出すべき棒金ドロワ12jが搭載されている決済装置12を従業員21が識別するための装置番号を表す。リストL1は、第1の案内画面SC2又は第2の案内画面SC3に含まれていたのと同じリストである。バーコードC1は、表示I2に表された装置番号で識別される決済装置12に対して、その決済装置12に搭載されている棒金ドロワ12jの開放を指示するための予め定められた制御情報を含む。つまり決済装置12は、当該制御情報を、取出票SH1の発行により出力している。かくして制御プログラムに基づく制御処理をCPU12aが実行することによって、CPU12aを中枢部分とするコンピュータとプリンタ12gとの協働により出力手段としての機能が実現される。
なお、タッチパネル12fが第2の案内画面SC3を表示している場合、ボタンB21がタッチされることはなく、図6のAct42又はAct43が行われることはない。
CPU12aは、Act42又はAct43を終えると、図5中のAct27に戻る。
Act30においてCPU12aは、図5中のAct27にてYesと判定するきっかけとなった操作がボタンB23へのタッチであったか否かを確認する。そしてCPU12aは、ボタンB23がタッチされたのであるならばYesと判定し、Act31へと進む。
Act31においてCPU12aは、図4中のAct8にて設定済みの回収枚数を、従業員21によるタッチパネル12f等での操作に応じて変更する。なおCPU12aは、Act8にて設定されなかった回収枚数については「0」とし、その値についても変更してもよい。そしてCPU12aはこののち、Act27に戻る。
Act32においてCPU12aは、Act27にてYesと判定するきっかけとなった操作がボタンB22へのタッチであったか否かを確認する。そしてCPU12aは、ボタンB22がタッチされたのではないならばNoと判定し、操作に応じた他の処理に移行する。この場合の処理については、本実施形態における特徴的な処理ではないので、その説明は省略する。CPU12aはこれに対して、ボタンB22がタッチされたならば、Act32にてYesと判定し、Act33へと進む。
Act52においてCPU12aは、第Mの金種についての現在の収納枚数を自動釣銭機12kから取得し、それを変数Nに代入する。
Act54においてCPU12aは、変数Nが上閾値THhigh(M)以上であるか否かを確認する。なおCPU12aは、ここでの確認には、上閾値THhigh(M)よりも小さな値として予め定められた別の閾値を用いてもよい。そしてCPU12aは、その関係が成り立たないためにNoと判定したならば、Act55へと進む。
Act55においてCPU12aは、変数Mの値が金種番号の最大値Mmax以上であるか否かを確認する。そしてCPU12aは、変数Mの値が最大値Mmax未満であるためにNoと判定したならば、Act56へと進む。
Act56においてCPU12aは、変数Mの値を1つ増加させる。そしてCPU12aはこののち、Act52以降の処理を繰り返す。
かくして、全ての金種について、収納庫121に収納されている枚数がその金種に対して定められた下閾値以上で、かつ上閾値未満である範囲内にある場合のみ、CPU12aがAct55へと進んだときの変数Mの値が最大値Mmax以上となる。そしてCPU12aはこの場合、Act55にてYesと判定し、Act57へと進む。
上記の実施形態では、自動釣銭機12kを内蔵した決済装置12について説明しているが、自動釣銭機が決済装置から独立して構成されて、当該自動釣銭機が決済装置に外付けされる形態で実施することも可能である。この場合、図4~図7に示す制御処理は、制御ユニット124で行ってもよいし、決済装置に備えられたCPUで行ってもよい。
以下に、本願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[付記1] 硬貨及び紙幣の少なくとも一方を金種別に収納庫に収納させる入金機構と、
前記収納庫に収納された硬貨及び紙幣の少なくとも一方を金種別に前記収納庫から出金する出金機構と、
前記収納庫に収納されている収納枚数を金種毎に判定する判定手段と、
補充又は回収すべき推奨枚数を金種毎に決定する決定手段と、
操作者による操作に応じて開始指示を入力する入力手段と、
前記入力手段により前記開始指示が入力されたことに応じて、前記入金機構を有効化する有効化手段と、
前記入力手段により前記開始指示が入力されたことに応じて、前記決定手段により決定された金種毎の推奨枚数を前記操作者に通知する通知手段と、
前記操作者による操作に応じて金種毎の出金枚数を設定する設定手段と、
前記設定手段により設定された出金枚数が零ではない金種について、当該出金枚数を前記収納庫から出金するように前記出金機構を制御する制御手段と、
を具備した金銭収受装置。
[付記2] 前記判定手段により判定された金種毎の収納枚数が、金種毎に予め定められた回収閾値以上であるか、金種毎に予め定められた補充閾値未満である場合に、補充又は回収が必要であることを前記操作者に通報する通報手段、
をさらに具備する付記1に記載の金銭収受装置。
[付記3] 前記決定手段は、前記操作者により変更操作が行われた上で決定操作が行われたならば当該変更操作により変更された枚数を前記推奨枚数として決定し、前記変更操作が行われること無く前記決定操作が行われたならば予め定められた基準枚数から前記収納枚数を減じた枚数を前記推奨枚数として決定する、
付記1又は付記2に記載の金銭収受装置。
[付記4] 硬貨及び紙幣の少なくとも一方を金種別に収納庫に収納させる入金機構と、
前記収納庫に収納された硬貨及び紙幣の少なくとも一方を金種別に前記収納庫から出金する出金機構と、
前記収納庫に収納されている収納枚数を金種毎に判定する判定手段と、
補充又は回収すべき推奨枚数を金種毎に決定する決定手段と、
操作者による操作に応じて開始指示を入力する入力手段と、
前記入力手段により前記開始指示が入力されたことに応じて、前記入金機構を有効化する有効化手段と、
前記入力手段により前記開始指示が入力されたことに応じて、前記決定手段により決定された金種毎の推奨枚数を前記操作者に通知する通知手段と、
前記操作者による操作に応じて金種毎の出金枚数を設定する設定手段と、
前記設定手段により設定された出金枚数が零ではない金種について、当該出金枚数を前記収納庫から出金するように前記出金機構を制御する制御手段と、
前記収納庫に補充するための硬貨及び紙幣の少なくとも一方を収納する金庫と、
前記入力手段により前記開始指示が入力されたことに応じて、前記金庫のロックを解除する解錠手段と、
を具備した決済装置。
[付記5] 硬貨及び紙幣の少なくとも一方を金種別に収納庫に収納させる入金機構と、
前記収納庫に収納された硬貨及び紙幣の少なくとも一方を金種別に前記収納庫から出金する出金機構と、
前記収納庫に収納されている収納枚数を金種毎に判定する判定手段と、
補充又は回収すべき推奨枚数を金種毎に決定する決定手段と、
操作者による操作に応じて開始指示を入力する入力手段と、
前記入力手段により前記開始指示が入力されたことに応じて、前記入金機構を有効化する有効化手段と、
前記入力手段により前記開始指示が入力されたことに応じて、前記決定手段により決定された金種毎の推奨枚数を前記操作者に通知する通知手段と、
前記操作者による操作に応じて金種毎の出金枚数を設定する設定手段と、
前記設定手段により設定された出金枚数が零ではない金種について、当該出金枚数を前記収納庫から出金するように前記出金機構を制御する制御手段と、
前記収納庫に補充するための硬貨及び紙幣の少なくとも一方を収納する金庫を備えた別装置に対して前記金庫のロックの解除を指示するための予め定められた情報を出力する出力手段と、
を具備した決済装置。
[付記6] 硬貨及び紙幣の少なくとも一方を金種別に収納庫に収納させる入金機構と、
前記収納庫に収納された硬貨及び紙幣の少なくとも一方を金種別に前記収納庫から出金する出金機構と、
前記収納庫に収納されている収納枚数を金種毎に判定する判定手段と、
を備えた金銭収受装置を制御するために当該金銭収受装置に備えられたコンピュータを、
操作者による操作に応じて開始指示を入力する入力手段と、
金種毎に、予め定められた標準枚数と前記判定手段により判定された収納枚数との差に基づいて補充又は回収すべき推奨枚数を決定する決定手段と、
前記入力手段により前記開始指示が入力されたことに応じて、前記入金機構を有効化する有効化手段と、
前記入力手段により前記開始指示が入力されたことに応じて、前記決定手段により決定された金種毎の推奨枚数を前記操作者に通知する通知手段と、
前記操作者による操作に応じて金種毎の出金枚数を設定する設定手段と、
前記設定手段により設定された出金枚数が零ではない金種について、当該出金枚数を前記収納庫から出金するように前記出金機構を制御する制御手段と、
して機能させるための制御プログラム。
Claims (5)
- 硬貨及び紙幣の少なくとも一方を金種別に収納庫に収納させる入金機構と、
前記収納庫に収納された硬貨及び紙幣の少なくとも一方を金種別に前記収納庫から出金する出金機構と、
前記収納庫に収納されている収納枚数を金種毎に判定する判定手段と、
補充又は回収すべき金種があるか否かを判断する判断手段と、
前記判断手段により補充又は回収すべき金種があると判断されたことに応じて、補充又は回収を開始することを操作者が指定するための第1のボタンを表した確認画面を表示する第1の表示手段と、
補充又は回収すべき金種に関して、補充又は回収すべき枚数である推奨枚数を決定する決定手段と、
棒金を収容する棒金ドロワを登録する登録手段と、
前記登録手段により棒金ドロワが登録されているか否かを確認する第1の確認手段と、
前記第1のボタンの操作に応じて、前記決定手段により決定された金種毎の推奨枚数を前記操作者に通知するための第1の案内画面及び第2の案内画面を表示するもので、登録されていることが前記第1の確認手段により確認された場合には、棒金の取り出しを指定するための第2のボタンを表した画面を前記第1の案内画面として表示し、登録されていないことが前記第1の確認手段により確認された場合には、前記第2のボタンを表さない画面を前記第2の案内画面として表示する、第2の表示手段と、
を具備した金銭収受装置。 - 前記登録手段により登録されている棒金ドロワが、前記金銭収受装置に内蔵されているか否かを確認する第2の確認手段と、
内蔵されていると前記第2の確認手段により確認された場合に、前記第2のボタンの操作に応じて、前記登録手段により登録されている棒金ドロワを、収容している棒金を取り出し可能な状態とするように制御する制御手段と、
をさらに具備する請求項1に記載の金銭収受装置。 - 前記第2の表示手段は、前記第1の案内画面及び前記第2の案内画面のいずれにも、前記決定手段により決定された金種毎の推奨枚数を補充するための棒金の本数を表す、
請求項1又は請求項2に記載の金銭収受装置。 - 前記判断手段により補充又は回収すべき金種があると判断されたことを前記操作者に通報する通報手段、
をさらに備え、
前記第1の表示手段は、前記通報手段による通報の後に前記確認画面を表示する、
請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の金銭収受装置。 - 硬貨及び紙幣の少なくとも一方を金種別に収納庫に収納させる入金機構と、
前記収納庫に収納された硬貨及び紙幣の少なくとも一方を金種別に前記収納庫から出金する出金機構と、
前記収納庫に収納されている収納枚数を金種毎に判定する判定手段と、
を備えた金銭収受装置を制御するために当該金銭収受装置に備えられたコンピュータを、
補充又は回収すべき金種があるか否かを判断する判断手段と、
前記判断手段により補充又は回収すべき金種があると判断されたことに応じて、補充又は回収を開始することを操作者が指定するための第1のボタンを表した確認画面を表示する第1の表示手段と、
補充又は回収すべき金種に関して、補充又は回収すべき枚数である推奨枚数を決定する決定手段と、
棒金を収容する棒金ドロワを登録する登録手段と、
前記登録手段により棒金ドロワが登録されているか否かを確認する第1の確認手段と、
前記第1のボタンの操作に応じて、前記決定手段により決定された金種毎の推奨枚数を前記操作者に通知するための第1の案内画面及び第2の案内画面を表示するもので、登録されていることが前記第1の確認手段により確認された場合には、棒金の取り出しを指定するための第2のボタンを表した画面を前記第1の案内画面として表示し、登録されていないことが前記第1の確認手段により確認された場合には、前記第2のボタンを表さない画面を前記第2の案内画面として表示する、第2の表示手段と、
して機能させるための制御プログラム。
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