JP4519450B2 - 自動取引装置、自動取引装置の係員処理方法及びその制御プログラム - Google Patents

自動取引装置、自動取引装置の係員処理方法及びその制御プログラム Download PDF

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Description

本発明は、ホストからのコマンドに応じて、自動取引動作する自動取引装置、自動取引装置の係員処理方法及びその制御プログラムに関し、特に、係員が自動取引装置を操作している時に、ホストの業務アプリケーションから指示を可能とする自動取引装置、自動取引装置の係員処理方法及びその制御プログラムに関する。
自動取引装置は、各種の取引に利用されており、例えば、金融分野では、自動出金機、自動入出金機が、他の分野では、自動発券機や自動発行機等が利用されている。このような自動取引装置は、通常、ホストに接続され、ホストデータベースを利用して、入出金、発券、各種情報の出力を行う。
この自動取引装置では、カード、現金等の媒体を取り扱う関係上、自動取引装置の運用中に、装置の障害解除や、現金等の計数、補充、回収のため、係員が装置内部のユニットを操作する場合がある。
このため、利用者の操作のため表示装置の他に、係員の操作のための表示パネルを、自動取引装置に設けている。係員が操作する場合には、係員が、自動取引装置の扉を開いて、装置内部の表示(操作)パネルから内部ユニットに指示を送り、係員処理する。
この係員処理中に、ホストからの動作を伴う制御命令が到来すると、係員が操作しているIOユニットが突然動作したり、他の内部ユニットが動作し、係員の操作に悪影響を与える場合がある。このため、ホストからの制御命令が到来しても、内部ユニットの動作を禁止するように工夫していた(例えば、特許文献1参照)。
特開2000−215345号公報
この従来技術では、係員の操作中に、突然、内部ユニットが動作することを防止でき、係員の操作を安全且つ確実に行わせることができる。しかしながら、係員操作の種類によっては、ホスト(上位)からの制御命令により、内部ユニットを動作させた方が良い場合がある。
例えば、運用中に、装置内部の現金枚数が充分でなくなる場合に、現金の補充が必要であり、同様に、装置内部の現金枚数が多くなると、現金の回収が必要となる。この場合に、係員が呼び出され、現金の補充回収処理を行い、その操作結果(操作のカウンタ)である回収枚数、補充枚数等は、記録され、場合によっては、ホストに通知される。
この場合に、ホスト側で、取引毎に集計している枚数等の印字指令を発行すれば、レシート、ジャーナルに通知された枚数等が印字され、係員は、その場で、レシートを持ち帰ることができ、操作結果をドキュメントで保存できる。
又、係員が操作を複数回行った場合など、その操作毎に、ホスト側のデータと合わせて、レシートに操作結果を出力することにより、操作毎に、操作結果を確認でき、係員の操作性を改善できる。
従来技術では、このようなホスト処理を行うには、一旦、係員処理を終了し、ホストのアプリケーションに制御権を移し、ホストから印字処理を行う必要がある。このため、係員処理を継続する場合には、再度、係員処理に遷移する必要があり、係員の操作の手間が煩雑となり、且つ係員の操作時間が長くなり、効率が低下する。更に、ホストの負担が増大するという問題が生じる。
従って、本発明の目的は、係員処理中に、不要な処理を禁止し、且つ係員に必要な処理を実行するための自動取引装置、自動取引装置の係員処理方法及びその制御プログラムを提供することにある。
又、本発明の他の目的は、係員処理中に、デバイスを開放し、係員に必要な処理のみを実行するための自動取引装置、自動取引装置の係員処理方法及びその制御プログラムを提供することにある。
更に、本発明の他の目的は、係員処理を終了しなくても、係員に必要な処理のみを実行するための自動取引装置、自動取引装置の係員処理方法及びその制御プログラムを提供することにある。
この目的の達成のため、本発明の自動取引装置は、顧客の操作に応じて、上位と交信し、取引動作を行う自動取引装置において、現金処理ユニットと印字ユニットとを少なくとも有し、前記取引動作を行うためのIOユニットと、係員処理を指示するための係員操作ユニットと、前記上位からの取引制御信号に応じて、前記IOユニットを制御する制御ユニットとを有し、前記制御ユニットは、前記係員操作ユニットからの開始指示により開始し、前記係員操作ユニットからの前記現金処理ユニットに対する係員処理指示により、前記現金処理ユニットを動作して、前記係員処理指示された処理を実行する係員処理プロセスを実行するとともに、前記係員処理プロセスの実行中に、前記上位からの前記現金処理ユニットへのリモート処理コマンドの受け付けを禁止し、且つ前記係員処理指示された処理の完了により、前記リモート処理コマンド以外のコマンドを許可し、前記上位にレスポンスを返送し、前記係員処理プロセスで使用していた前記IOユニットを開放し、前記上位からの前記リモート処理コマンド以外の前記印字ユニットへのコマンドを受け付け、前記印字ユニットを動作し、記録媒体に金額に関する情報を記録し、前記受け付けたコマンドの実行完了後に、前記係員処理プロセスの待ち状態を開放する。
又、本発明の係員処理方法は、顧客の操作に応じて、上位と交信し、取引動作を行う自動取引装置の係員処理方法において、上位からの指示に応じて、現金処理ユニットと印字ユニットとを少なくとも有するIOユニットを動作する制御ユニットが、係員操作ユニットからの開始指示により開始し、前記係員操作ユニットからの前記現金処理ユニットに対する係員処理指示により、前記IOユニットを動作して、前記係員処理指示された処理を実行する係員処理プロセスの実行するステップと、前記制御ユニットが、前記係員処理プロセスの実行中に、前記上位からの前記現金処理ユニットへのリモート処理コマンドの受け付けを禁止するステップと、前記制御ユニットが、前記係員処理指示された処理の完了により、前記リモート処理コマンド以外のコマンドを許可し、前記上位にレスポンスを返送し、前記係員処理プロセスで使用していた前記IOユニットを開放し、前記上位からの前記リモート処理コマンド以外の前記印字ユニットへのコマンドを受け付け、前記印字ユニットを動作し、記録媒体に金額に関する情報を記録し、前記受け付けたコマンドの実行完了後に、前記係員処理プロセスの待ち状態を開放するステップとを有する。
更に、本発明のプログラムは、顧客の操作に応じて、上位と交信し、現金処理ユニットと印字ユニットとを少なくとも有するIOユニットを動作して、取引動作を行う自動取引装置の係員処理のためのプログラムであって、係員操作ユニットからの開始指示により開始し、前記係員操作ユニットからの前記現金処理ユニットに対する係員処理指示により、前記IOユニットを動作して、前記係員処理指示された処理を実行する係員処理プロセスの実行するステップと、前記係員処理プロセスの実行中に、前記上位からの前記現金処理ユニットへのリモート処理コマンドの受け付けを禁止するステップと、前記係員処理指示された処理の完了により、前記リモート処理コマンド以外のコマンドを許可し、前記上位にレスポンスを返送し、前記係員処理プロセスで使用していた前記IOユニットを開放し、前記上位からの前記リモート処理コマンド以外の前記印字ユニットへのコマンドを受け付け、前記印字ユニットを動作し、記録媒体に金額に関する情報を記録し、前記受け付けたコマンドの実行完了後に、前記係員処理プロセスの待ち状態を開放するステップとを、前記自動取引装置のデータ処理ユニットに実行させる。
又、本発明では、好ましくは、前記制御ユニットは、前記係員処理プロセスにおいて、前記上位からの前記リモート処理コマンド以外のコマンドの許可が可能となった時に、前記上位にレスポンスを返送し、前記係員処理プロセスで使用していた前記IOユニットを開放し、前記リモート処理コマンド以外のコマンドの実行完了後に、前記係員処理プロセスの待ち状態を開放する。
又、本発明では、好ましくは、前記制御ユニットは、前記上位からの前記リモート処理コマンド以外のコマンドの許可が可能となった時に、前記上位にEXITのレスポンスを返送し、前記係員処理プロセスで使用していた前記IOユニットを開放し、前記リモート処理コマンド以外のコマンドの実行完了によるEXIT完了を受け、前記係員処理プロセスの待ち状態を開放する。
又、本発明では、好ましくは、前記係員処理プロセスが、前記係員操作ユニットの指示による前記IOユニットである媒体処理ユニットの制御を行うプロセスである。
又、本発明では、好ましくは、前記媒体処理ユニットが、前記取引のための現金処理ユニットであり、前記係員操作パネルの指示が、前記現金ユニット内の現金計数処理である。
又、本発明では、好ましくは、前記受け取るリモート処理コマンド以外のコマンドが、前記IOユニットである印字ユニットに印字するコマンドである。
又、本発明では、好ましくは、前記上位からの前記リモート処理コマンドが、前記媒体処理ユニットへのリモート動作コマンドである。
又、本発明では、好ましくは、前記上位からの前記リモート処理コマンドが、前記現金処理ユニットへのリモート動作コマンドである。
本発明では、上位からリモート精査、合計計数、リモート補充等の現金処理ユニットへのリモート系コマンドを定期的又は随意に発行するシステムにおいて、係員処理中は、係員の操作に障害を与えるおそれがあるリモートコマンドの受付を禁止するので、安全で確実に係員が処理できる。
又、係員処理の完了により、IOユニットを開放し、リモートコマンド以外のコマンドは受け付けるため、合計計数終了等において、上位からの印字コマンドで、上位の合計データ等の係員に通知でき、操作結果を確認して、操作を終了でき、間違いのない運用が可能となる。又、操作結果をドキュメントで保存する場合に、その場で、レシートを持ち帰ることができ、ATMの運用形態拡大に寄与する。
更に、係員の操作を複数回行った場合等において、その操作毎に、上位との操作結果を確認できるので、係員の操作性も向上できる。
以下、本発明の実施の形態を、自動取引システム、自動取引処理,既存ミドルウェアのカストマイズ化方法、係員APL連携処理、他の実施の形態の順で説明する。
[自動取引システム]
図1は、本発明の一実施の形態の自動取引装置の外観図、図2は、図1の自動取引装置のブロック図、図3は、図2の係員操作パネルの説明図、図4は、図2紙幣処理ユニットの構成図、図5は、本発明の一実施の形態の自動取引システムのシステム構成図である。
図1に示すように、自動取引装置1は、磁気カードの挿入及び排出のためのカード出入口2、磁気通帳の挿入及び排出のための通帳出入口3、紙幣の投入及び排出のための紙幣出入口4、硬貨の投入及び排出のための硬貨出入口5、利用者の操作のためのUOP(User Operation Panel)6、利用者に運用状況を表示するための運用表示器7、利用者を検出する顧客センサ8を備える。
図2は、図1の自動取引装置1のブロック図である。CRW(Card Reader Writer)ユニット10は、カード出入口(カード挿入口)2から挿入された磁気カードを、図示しない搬送機構で搬送しながら、磁気ヘッドで読み取り、出入口2へ返却する。CRWユニット10には、イメージセンサが設けられ、磁気カード(エンボス部)を光学的に読み取る。
RPR(Receipt Printer)ユニット20は、印字ヘッドで、レシート用紙に、取引結果の印字を行い、レシートをカード出入口2に排出する。又、RPRユニット20は、排出されたレシートが所定時間内に利用者に抜き取られない時に、出入口2から戻されたレシートを収容する。
JPR(Journal Printer)ユニット70は、印字ヘッドで、ジャーナル用紙に、取引状態、結果等を印字する。MOP(Maintenance Operation Panel)ユニット80は、MOP(タッチパネル付きデイスプレイ)9とその制御回路で構成される。UOP(User Operation Panel)ユニット30は、UOP(タッチパネル付きデイスプレイ)6とその制御回路で構成される。通帳(PPR)処理ユニット40は、通帳出入口3から挿入された磁気通帳を読み取り、且つ磁気通帳に取引印字を行い、通帳出入口3から排出する。
紙幣/硬貨処理ユニット50は、紙幣出入口4、硬貨出入口5から投入された紙幣、硬貨を鑑別、計数し、スタッカに収容する入金動作を行い、且つ現金スタッカから要求された紙幣、硬貨を取り出し、紙幣出入口4、硬貨出入口5へ放出する出金動作を行う。
制御部60は、LAN等のネットワーク90を介し、これら制御ユニット10,20,30,40,50、70,80に接続され、図5にて後述するソフトウェアの構成により自動取引処理を行う。
図3に示すように、MOP9は、自動取引装置1の後面扉1−1に設けられ、係員が後面扉を開放して、操作する。又、図4に示すように、紙幣ユニット50は、紙幣リサイクル型の入出金機で構成され、入出金口500、鑑別部502、プール部504、紙幣スタッカ505、506、回収金庫508、補充金庫510、不良券を収容するリジェクトボックス512とを有する。
図5は、本発明の一実施の形態の自動取引システムのブロック図である。自動取引装置1は、インターネット等のネットワーク110を介し、WWW(World Wide Web)サーバ(ホスト)100と、取引処理に必要なコマンド、パラメータ、データのやりとりを行う。
自動取引装置1では、前述の制御部60が、ブラウザ120と、ATMミドルウェア130と、カーネル(OS)140と、デバイスドライバ150とを搭載する。
デバイスドライバ150は、カード(CRW)ユニット10をドライブするためのカードユニットドライバ151と、レシート/ジャーナルユニット(RPR/JPR)20、70をドライブするためのレシート/ジャーナルユニットドライバ152と、BRU(紙幣)ユニット50をドライブするためのBRUドライバ153と、CRU(硬貨)ユニット50をドライブするためのCRUドライバ154と、UOP30及びMOP9(80)をドライブするためのグラフィックドライバ155及びタッチスクリーンドライバ156と、通帳ユニット40をドライブするためのPPRドライバ157とを有する。
ブラウザ120は、Webブラウザで構成され、Webサーバ100にコンテンツの送信を要求し、Webサーバ100が送信するコンテンツを解釈し、表示等を行う。ここでは、HTMLとJava(登録商標)で構成された取引処理に必要なコンテンツを要求し、送信されたコンテンツを解釈し、ATMミドルウェア130、UOP30の画面制御を行う。
カーネル140は、例えば、Windows(登録商標)、Linux等の周知のOS(Operating System)で構成され、カーネル140の動作環境下で、ブラウザ120、ATMミドルウェア130、デバイスドライバ150が動作する。
ATMミドルウェア130は、パラメータファイル160と、IOコントロール層170と、IOクライアント層190と、IOサーバ層200と、IOサービスプロセッサ層210とを有する。
このIOクライアント層190は、装置に実装された個々のI/Oユニットを制御するものであり、IOサーバ層200は、IO動作の起動、終結及び通信プロトコル制御を行うものであり、IOサービスプロバイダ層210は、各IOユニットへの電文の変換を行うものである。これらは、その装置の機能範囲、種類、接続されたIOユニットの仕様に従い、設計された既存のミドルウェア180である。
一方、IOコントロール層170は、Webサーバ100とミドルウェア共通アプリケーションインタフェース規約で、コマンド、データの送受信を行う。この共通アプリケーションインタフェース(API)は、装置の機種によって、機能範囲が異なるため、全ての機種を動作できる共通のコマンド、データ体系で構成され、図6で後述する。
IOコントロール層170は、IOクライアント層190のアプリケーションインタフェース(API)を統合、集約し、抽象度の高い共通APIを構築するものである。パラメータファイル160は、ベンダ(ATMメーカ)固有のシステム仕様によって、一意に決定される入力パラメータ/固定パラメータを格納するものである。
IOコントロール層170は、IOクライアント層190の呼び出し時に、このパラメータファイル160から各IOクライアント層固有のパラメータを呼び出し、共通APIを、既存のクライアントAPIに変換する。
これにより、抽象度の高い共通APIを、自動取引装置1のATMミドルウェア190、搭載IOユニットの種類に合致したクライアントAPIに変換でき、既存のATMミドルウェア180とIOユニットを動作することができる。即ち、既存のATMミドルウェアを、共通APIで動作するように、カストマイズ化できる。
[自動取引処理]
先ず、共通APIを説明する。図6は、共通APIのコマンド種類の一例を示す。CRW(カード・リーダ/ライタ)コマンドとしては、カード挿入コマンド、カード排出コマンドが用意されている。
RPR(レシートプリンタ)コマンドとしては、印字コマンド、放出コマンド等が用意されている。PPR(通帳プリンタ)コマンドとしては、通帳挿入コマンド、印字コマンド、MS(磁気ストライプ)書き込みコマンド、通帳排出コマンド、オートターンページコマンド等が用意されている。
BRU(紙幣リサイクルユニット)コマンドとしては、初期化コマンド、受付/計数コマンド、収納コマンド、入金返却コマンド、繰り出しコマンド、放出コマンド、取り込みコマンド、搬送路チエックコマンド、ジャムリセットコマンド等が用意されている。CRU(硬貨リサイクルユニット)コマンドも同様であり、説明を省略する。
又、共通APIのコマンドとして、係員APL制御遷移コマンドが設けられている。更に、図示しないが、リモート系コマンドとして、リモート自動精査コマンド、リモート合計計数コマンド、リモート補充コマンドが設けられている。
次に、ATMミドルウェア130の構成を、図7により説明する。IOコントロール層170は、各IOのコントロールを行うIOコントロールライブラリ群171〜178及び係員APL連携コントロールライブラリ179を有する。
ここでは、IOコントロールライブラリ群は、通帳コントロールライブラリ171、CRWコントロールライブラリ172、テンキーコントロールライブラリ173、レシートコントロールライブラリ174、紙幣コントロールライブラリ175、硬貨コントロールライブラリ176、ジャーナルコントロールライブラリ177、取引制御コントロールライブラリ178を有する。
これらコントロールライブラリ171〜179は、共通APIで指定されたタスク(カードコントロールEXE等)により呼び出され、そのタスクを前述のパラメータテーブル160を利用して、既存ミドルウェアのクライアントAPIに変換する。
又、既存ミドルウェア180のIOクライアント層190は、装置に実装された個々のI/Oユニットを制御するものであり、ここでは、カード(CRW)クライアント191,硬貨クライアント192、紙幣クライアント193、RPRクライアント194、JPRクライアント195、PPRクライアント196等が設けられている。
同様に、IOサーバ層200も、個々のIO動作の起動、終結及び通信プロトコル制御を行うため、個々のIOに分割されている。即ち、カード(CRW)サーバ201,硬貨サーバ203、紙幣サーバ202、RPR(レシートプリンタ)サーバ204、JPRサーバ205、PPR(通帳プリンタ)サーバ206が設けられている。
又、同様に、IOサービスプロバイダ層210も、各IOユニットへの電文の変換を行うため、個々のIOに分割されている。即ち、カード(CRW)サービスプロバイダ211,硬貨サービスプロバイダ213、紙幣サービスプロバイダ212、RPRサービスプロバイダ214、JPRサービスプロバイダ215、PPRサービスプロバイダ216が設けられている。
即ち、ATMミドルウェアを構成する、コントロールライブラリ、クライアント、サーバ、サービスプロバイダが、個々のIOユニットに対応して設けられ、要求された共通APIのコマンド,パラメータを、IOコントロール170が、既存ミドルウェアAPIのコマンド、パラメータに変換し、既存ミドルウェアを介しIOユニットを動作する。
図8及び図9の出金取引を例に、サーバ100のATMアプリケーションプログラム(APL)と、顧客操作画面(UOP画面)と、IOコントロール及びIOコントロールライブラリとの関係を説明する。
サーバ100のAPLは、顧客待ち処理開始において、取引状態設定コマンドをATM1に発行する。ATM1では、上位プロセス(例えば、ブラウザ)を介し、IOコントロール170が、取引制御コントロールライブラリ178を呼び出し、顧客待ち開始状態とし、UOP6の顧客操作画面を、顧客待ち状態の表示を行う。以降、取引制御コントロールライブラリ178が、装置状態を監視し、UOP6の画面に顧客がタッチしたことを検出し、サーバ100に報告する。
次に、サーバ100のAPLは、縮退チエック処理を行う。即ち、APLは、縮退チエックコマンドをATM1に発行する。ATM1では、上位プロセス(例えば、ブラウザ)を介し、IOコントロール170が、取引制御コントロールライブラリ178を呼び出し、装置状態(各IOユニットの状態)の取得を行い、次に、運用状態(出金のみか、入出金可能か等)の取得を行い、運用情報を設定し、これを、サーバ100に報告する。
サーバ100のAPLは、取引種別選択処理により、設定された運用情報に従い、取引種別選択コマンド及び画面を、ATM1に発行し、ATM1では、UOP6の顧客操作画面に、この選択画面を表示する。
ここでは、出金取引の例なので、UOP6の出金キーが押下され、サーバ100に報告される。これにより、サーバ100のAPLは、取引開始処理に移行し、取引開始コマンドをATM1に発行する。ATM1では、上位プロセス(例えば、ブラウザ)を介し、IOコントロール170が、取引制御コントロールライブラリ178を呼び出し、取引処理開始状態に設定し、取引情報を取得する。
次に、サーバ100のAPLは、取引情報の取得終了により、カード開始処理に移行し、カード挿入処理コマンドをATM1に発行する。ATM1では、上位プロセス(例えば、ブラウザ)を介し、IOコントロール170が、取引制御コントロールライブラリ178を呼び出し、カード挿入処理状態に設定し、UOP6の顧客操作画面を、カード挿入画面表示とする。
そして、カード挿入コマンドに応じて、IOコントロール170が、カードコントロールライブラリ172を呼び出し、カードユニット10を起動する。カードユニット10がカードの挿入を検出し、カードを読取ると、カードコントロールライブラリ172より、カード挿入を、サーバ100のAPLに通知する。そして、サーバ100のAPLは、取引情報取得コマンドをATM1に発行し、ATM1では、上位プロセス(例えば、ブラウザ)を介し、IOコントロール170が、取引制御コントロールライブラリ178を呼び出し、取引状態(ここでは、カード挿入検出及びカードの読取りデータ)を取得する。
次に、サーバ100のAPLは、カード挿入処理の終了により、暗証入力処理に移行し、暗証処理コマンドをATM1に発行する。ATM1では、上位プロセス(例えば、ブラウザ)を介し、IOコントロール170が、テンキーコントロールライブラリ173を呼び出し、UOP6の顧客操作画面を、暗証入力画面表示とする。テンキーコントロールライブラリ173は、UOP6のテンキー入力状況を監視し、テンキー入力終了をサーバ100に通知する。
次に、サーバ100のAPLは、テンキー入力終了により、金額入力処理に移行し、金額入力処理コマンドをATM1に発行する。ATM1では、上位プロセス(例えば、ブラウザ)を介し、IOコントロール170が、テンキーコントロールライブラリ173を呼び出し、UOP6の顧客操作画面を、金額入力画面表示とする。テンキーコントロールライブラリ173は、UOP6のテンキー入力状況を監視し、テンキー入力(金額入力、確認キー)終了をサーバ100に通知する。
次に、サーバ100のAPLは、金額入力処理の終了により、ホスト通信処理に移行し、ホスト通信処理コマンドをATM1に発行し、カードデータ、暗証、金額をATM1から取得し、UOP6の顧客操作画面を、お待ち下さい画面表示とする。
そして、サーバ100のAPLは、認証、残高更新処理を終了すると、取引印字処理に移行し、印字コマンドをATM1に発行する。ATM1では、上位プロセス(例えば、ブラウザ)を介し、IOコントロール170が、レシートコントロールライブラリ174を呼び出し、レシートプリンタ20でレシートの印字を行わせる。
そして、次に、サーバ100のAPLは、紙幣繰り出し処理に移行し、紙幣繰り出しコマンドをATM1に発行する。ATM1では、上位プロセス(例えば、ブラウザ)を介し、IOコントロール170が、紙幣コントロールライブラリ175を呼び出し、紙幣ユニット50を起動し、紙幣を繰り出す。
次に、サーバ100のAPLは、紙幣繰り出し処理の終了により、媒体排出処理に移行し、媒体排出コマンドをATM1に発行する。ATM1では、上位プロセス(例えば、ブラウザ)を介し、IOコントロール170が、カードコントロールライブラリ172、レシートコントロールライブラリ174、紙幣コントロールライブラリ175を呼び出し、且つUOP6の顧客操作画面を、媒体排出画面表示とする。これにより、カードユニット10からカードが、レシートプリンタ20からレシートが、紙幣ユニット50から紙幣が排出される。
次に、サーバ100のAPLは、ATM1からの抜き取り完了を受け、取引終了処理に移行し、取引終了コマンドをATM1に発行する。ATM1では、上位プロセス(例えば、ブラウザ)を介し、IOコントロール170が、UOP6の顧客操作画面を、終了画面表示とする。同時に、取引制御コントロールライブラリ178に、取引状態を処理終了に設定し、他の各コントロールライブラリ171〜177の情報を取得する。その後、サーバ100のAPLは、前述の顧客待ち処理に戻る。
このように、サーバ100のATMアプリケーションとATM1とのインタフェースを、ATM1の製造、販売メーカ、機種によらずに、一般的な出金処理の流れに共通に使用できるものとしている。これにより、各ATMに共通のインタフェースを構築できる。入金取引、残高照会等も同様である。
[既存ATMミドルウェアのカストマイズ化方法]
次に、ATMの機種により、IOユニットの仕様や、ATMミドルウェアの仕様が異なる場合でも、この共通インタフェースで動作できるように、工夫が必要である。この場合に、ATMミドルウェア自体を、この共通インタフェースに合わせて設計することは、共通インタフェースを制定した意味が薄れる。
このため、IOユニットを動作するための既存のATMミドルウェアを活かして、共通インタフェースで動作できるように、既存ATMミドルウェアのカストマイズを行う。
図10及び図11は、本発明の一実施の形態の動作説明図であり、図12は、その共通インタフェースとベンダ固有インタフェースの説明図、図13及び図14は、IOコントロールライブラリでのインタフェース変換処理フロー図である。
図10及び図11では、サーバ100のATMアプリケーションをWebアプリケーションで示し、JAVA(登録商標)のATMアプレット関数呼び出しの形式でCRW(カードユニット)コマンド、BRU(紙幣ユニット)コマンドを、パラメータa,b,A,Bを付して、共通インタフェースとして、発行する。
一方、ATM1では、図5で説明したように、パラメータファイル160は、各ベンダのシステム仕様によって、一意に決定される入力パラメータ/固定パラメータを格納している。図10では、A社固有の設定情報として、CRWコマンドAに対し、固有パラメータc,dを、BRUコマンドXに対し、固有パラメータC,D,Eを格納する。
同様に、図11では、A社固有の設定情報として、CRWコマンドAに対し、固有パラメータcを、BRUコマンドXに対し、固有パラメータC,D,E、Fを格納する。
IOコントロール層170は、IOクライアント層190を含むATMミドルウェア180の呼び出し時に、このパラメータファイル160から各IOクライアント層固有のパラメータを呼び出し、共通APIを、既存のクライアントAPIに変換する。
例えば、図10では、IOコントロール層170が、共通インタフェース(API)のCRWコマンドA(a,b)を、CRWミドルAPIのコマンドA(a,b,c、d)に変換し、CRWミドルウェア180に送り、CRWユニット10を動作し、共通インタフェース(API)のBRUコマンドX(A,B)を、BRUミドルAPIのコマンドX(A,B,C,D,E)に変換し、BRUミドルウェア180に送り、BRUユニット50を動作する。
同様に、図11では、IOコントロール層170が、共通インタフェース(API)のCRWコマンドA(a,b)を、CRWミドルAPIのコマンドA(a,b,c)に変換し、CRWミドルウェア180に送り、CRWユニット10を動作し、共通インタフェース(API)のBRUコマンドX(A,B)を、BRUミドルAPIのコマンドX(A,B,C,D,E、F)に変換し、BRUミドルウェア180に送り、BRUユニット50を動作する。
図12の通帳処理コマンドを例に、具体例で説明する。ユニット初期化コマンドに対しては、ベンダ固有インタフェース(パラメータ)として、通帳プリンタのユーザ種別コード、通帳リボンニアエンドチエック有無の指定、通帳MS(磁気ストライプ)エラーの休止有無の指定、通帳ページマーク上下使用の有無の指定、取り忘れ通帳引き込み時のページ閉じの有無の指定があり、各ベンダの通帳ユニットの仕様により、指定できる。
通帳挿入処理コマンドに対しては、共通インタフェース(パラメータ)として、挿入媒体論理種別の指定、通帳タイプ番号No.の指定、W−MS(ワイド磁気ストライプ)切り替え指定、ストライプ位置指定、MS消去の有無指定、指定行位置指定、複合動作指定、カメラ制御(通帳挿入時にカメラを動作する)の指定がある。
一方、ベンダ固有インタフェース(パラメータ)として、MS位置の指定(例えば、金融機関毎に通帳のMSの位置が異なる場合がある)、MS方式(記録フォーマット)、MSパラメータ(MSのデータ消去可か等)、ラインランプ制御の指定(通帳入口にラインランプがある時に、挿入、排出時にランプを点灯する)がある。
図13は、前述のユニット初期化処理のフロー図である。
(S10)ユニット初期化コマンドを受けると、パラメータファイル160より、初期化に関するベンダ固有の設定情報(パラメータ)を読み込む。
(S12)読み込んだパラメータを初期化コマンドに付して、ユニットに送信し、応答を受信する。
図14は、前述の通帳挿入処理のフロー図である。
(S20)通帳挿入コマンドを受けると、パラメータファイル160より、通帳挿入に関するベンダ固有の設定情報(パラメータ)を読み込む。
(S22)読み込んだパラメータと、共通インタフェースから受信したパラメータ(入力情報)とから、ベンダ固有ユニットのパラメータを編集する。
(S24)編集したパラメータを通帳挿入コマンドに付して、ユニットに送信し、応答を受信する。
このようにして、予め、ベンダ固有のパラメータをパラメータファイル160に設定しておき、IOコントロール層170が、共通インタフェース(API)のコマンドのパラメータと、パラメータファイル160のベンダ固有のパラメータとを編集し、ATMミドルAPIのコマンドに変換し、ATMミドルウェアに送り、ベンダ固有のIOユニット10を動作するので、共通インタフェース(API)のコマンドで、ベンダ固有のIOユニットを動作できる。即ち、既存のATMミドルウェアを、標準インタフェースで動作するように、カストマイズ化できる。
[係員APL連携処理]
次に、IOコントロール層170及び係員APL連携コントロールライブラリ179を説明する。係員APL連携コントロールライブラリ179は、係員の操作に応じて、他のIOコントロールライブラリ171〜178を連携制御し、所望の係員処理を実行する。この係員連携コントロールライブラリ179も、ベンダ固有パラメータでカストマイズできる。図15は、係員APL連携コントロールライブラリのベンダ固有パラメータの説明図である。
図15に示すように、係員APL連携コントロールライブラリのベンダ固有パラメータとして、キー表示パラメータ、キー表示特別パラメータ、プリントパラメータ、取引パラメータ、個別パラメータとが設けられている。
キー表示パラメータは、MOP9に表示する各係員処理(開始、終了、合計指示等)のキーを表示するか否かを指定する。即ち、係員処理で指定できる処理種類を指定する。キー表示特別パラメータは、装置の状態(搭載IOユニットの種類、状態)により、係員処理できるキーの有効/無効を指定する。
プリントパラメータは、係員処理で印字を行う場合の印字媒体及び印字内容を指定する。例えば、レシート印字、ジャーナル印字等である。取引パラメータは、係員処理中の取引アプリケーションへの遷移のタイミングを指定する。例えば、図16以下で説明するEXITの有無、タイミング等である。個別パラメータは、係員処理の個別機能を指定する。例えば、係員処理でその装置で個別にできる機能であり、金種別の合計等である。
図16は、係員APL制御系コマンドを受けた時のIOコントロール層170の処理フロー図、図17及び図18は、上位プロセス(ATMアプリ)、IOコントロール層、係員APL連携コントロールライブラリ179とMOP9のキー操作との動作説明図、図19は、合計計数回収動作の説明図、図20は、現金補充動作の説明図、図21は、現金精査動作の説明図である。
図17及び図18において、上位プロセスは、サーバ100のATMアプリケーションであり、IOコントロールは、IOコントロール層170であり、APL連携は、係員APL連携コントロールライブラリ179であり、キー操作は、MOP9での係員のキー操作を示す。
図17に示すように、上位プロセスが、係員APL制御遷移コマンドを発行する。図17の例では、図8及び図9の取引制御コントロールライブラリ178が装置状態を監視し、千円券スタッカ506又は万円券スタッカ505が、満杯又は空になったことを検出し、上位プロセスが係員処理を要求する場合を示す。
次に、図17及び図18を参照して、図16により、IOコントロール層170の係員処理を説明する。尚、係員は、係員処理の開始を、係員処理キーの押下で、終了を係員処理終了(取引詳細)キーの押下で通知し、リセットキーの押下で、係員処理をリセットする。
(S30)上位プロセスから係員APL制御遷移系コマンドを受信すると、係員処理に移行するため、係員APL連携コントロールライブラリ(APL連携コントロールと以下称する)179に、係員APL遷移制御コマンド(後面係員初期遷移)を発行する。図17に示すように、APL連携コントロール179は、後面係員初期化である、MOP9への取引詳細画面表示を行う。
この取引詳細画面には、係員が指定できる係員処理のメニューが表示されている。係員は、MOP9の係員処理キーを押下すると、APL連携コントロール179は、係員処理開始を、IOコントロール層170に通知し、係員処理を開始する。尚、APL連携コントロール179は、係員の指示に応じて、他のIOコントロールライブラリを介しIOユニットを動作する。
(S32)IOコントロール層170はAPL連携コントロール179からの応答(通知)を解析する。
(S34)IOコントロール層170は、応答が係員処理開始と判定すると、図17の点線枠に示すように、係員処理中状態に移行し、且つ上位プロセスからのリモートコマンドと処理キャンセルコマンドの受付を禁止する。そして、途中レスポンスとして、係員処理開始を上位プロセスに応答し、ステップS32に戻る。
この間に、係員が、MOP9から合計キーを押下すると、APL連携コントロール179は、合計計数処理を実行する。図19に示すように、合計計数処理は、紙幣コントロールライブラリ175により、紙幣ユニット50に合計計数動作させるものであり、各スタッカ505、506の収容紙幣を取り出し、鑑別部502で鑑別(計数)し、回収金庫508に収容する。更に、必要に応じて、リジェクトボックス512の不良券を取り出し、鑑別部502で鑑別(計数)し、回収金庫508のリジェクトボックスに収容する。合計計数処理の結果は、レシート及びジャーナルに印字される。
(S36)図17で合計計数が終了すると、APL連携コントロール179は、IOコントロール層170に処理終了を通知する。IOコントロール層170が、応答が処理終了と判定すると、上位プロセス(ATMアプリケーション)に、合計計数、処理終了で、EXITを発行する。これにより、制御権を、ATMアプリケーションに戻し、係員処理で使用していたIOユニットを開放する。
(S38)ATMアプリケーションは、係員処理で使用していたIOユニットを開放されたので、前述のリモート、キャンセルコマンド以外のこれらを利用したコマンドの発行が可能となる。例えば、ホスト側で把握している金種毎の収容枚数や合計枚数、不良券の枚数等の印字コマンドを、ATM1のIOコントロール層170に発行し、ジャーナル及びレシートコントロールライブラリ174、177を介しレシートプリンタ20、ジャーナルプリンタ70に、ホスト把握データを印字する。同様に、係員処理に有効な他のコマンドを発行できる。
IOコントロール層170は、コマンド処理後は、ホストATMアプリケーションに終了レスポンスを通知する。これにより、ステップS30に戻る。即ち、係員処理を継続する場合には、ATMアプリケーションは、係員APL制御遷移系コマンドを、ATM1のIOコントロール層170に発行する。
(S40)ここで、合計計数の係員処理に引き続いて、現金補充の係員処理を行う場合には、ATMアプリケーションが、係員APL制御遷移コマンドを発行し、IOコントロール層170に、APL連携コントロール179を呼び出させる。そして、係員が、MOP9から一部補充キーを押下すると、APL連携コントロール179は、一部補充処理を実行する。
図20に示すように、一部補充処理は、紙幣コントロールライブラリ175により、紙幣ユニット50に現金の補充動作を行わせるものであり、補充金庫510の収容紙幣を取り出し、鑑別部502で鑑別(計数)し、各スタッカ505、506に収容する。更に、鑑別部502で不良券と判定されたものを、補充金庫510のリジェクトボックスに収容する。補充処理の結果は、レシート及びジャーナルに印字される。
APL連携コントロール179は、補充処理終了後、処理遷移待ちとなり、MOP9から係員処理終了(取引詳細)キーが押下されると、係員処理終了遷移し、これをIOコントロール層170に通知する。
IOコントロール層170は、係員処理終了遷移を受け、係員処理中を解除し、リモート、キャンセルコマンドの受付禁止を解除する。そして、上位(ATMアプリ)に、係員APL制御遷移の途中レスポンスとして、係員処理終了を通知する。
ここで、ATMアプリは、係員処理終了を認識し、この係員APL制御遷移コマンドをキャンセルしてもよく、又、図18のように、リモート処理を依頼できる。例えば、図18では、リモート自動精査を、ATM1のIOコントロール層170に依頼する例を示す。
リモート制御では、IOコントロール層170は、係員APL遷移制御コマンド(強制EXIT)を発行し、APL連携アプリケーション179を強制処理中とし、MOP9からのキー押下での処理を抑止する。
そして、APL遷移制御コマンド(リモート処理遷移)を、APL連携コントロール179に発行し、紙幣コントロールライブラリ175を介し紙幣ユニット50に自動精査処理を実行させる。自動精査処理は、図21に示すように、紙幣ユニット50において、スタッカ505、506の収容紙幣を繰り出し、鑑別部502で紙幣を計数し、紙幣スタッカ505、506に紙幣を収納して、計数を行うものである。この自動精査処理として、リジェクトボックス512の同様に計数しても良い。
この精査処理が終了すると、処理終了をAPL連携コントロールライブラリ179からIOコントロール層170に通知する。IOコントロール層170は、APLコントロールライブラリ179の強制処理状態を終了させ、且つリモート自動精査の終了レスポンスを、上位プロセス(ATMアプリ)に通知する。
最後に、係員がMOP9からリセットキーを押下すると、APL連携コントロール179は、リセット遷移し、IOコントロール層170はこれを受け、係員APL制御遷移の終了レスポンス(正常処理、リセット)を上位プロセス(ATMアプリ)に発行する。これにより、係員APL制御遷移を終了する。
ここでは、紙幣の係員処理について説明したが、硬貨の係員処理も同様であり、更に、カード、通帳、紙幣の搬送路でのつまり障害の除去のための係員処理も同様である。
このように、上位からリモート精査、合計計数、リモート補充を定期的又は随意に発行するシステムにおいて、係員処理中は、係員の操作に障害を与えるおそれがあるリモートコマンドの受付を禁止するので、安全で確実に係員が処理することができる。
又、リモートコマンド以外のコマンドは受け付けるため、合計計数終了等において、上位からのコマンドで、上位の合計データを係員に通知でき、操作結果を確認して、操作を終了でき、間違いのない運用が可能となる。又、操作結果をドキュメントで保存する場合に、その場で、レシートを持ち帰ることができ、ATMの運用形態拡大に寄与する。
更に、係員の操作を複数回行った場合等において、その操作毎に、上位との操作結果を確認できるので、係員の操作性も向上できる。
[他の実施の形態]
前述の実施の形態では、図1のような自動取引装置として、自動現金入出金機を例に、説明したが、出金機、自動現金貸出機等の他の装置に適用できる。又、ネットワークをインターネットで説明したが、他のネットワークに適用でき、且つサーバは、Webアプリケーションのもののみならず、他のアプリケーションのものにも適用できる。
更に、係員操作として、合計計数、回収、補充の例で説明したが、単なる合計計数(精査)、補充の場合や、カード、通帳、紙幣の搬送路での障害除去の場合も同様に、適用できる。
以上、本発明を実施の形態により説明したが、本発明の趣旨の範囲内において、本発明は、種々の変形が可能であり、本発明の範囲からこれらを排除するものではない。
(付記1)顧客の操作に応じて、上位と交信し、取引動作を行う自動取引装置において、前記取引動作を行うための複数のIOユニットと、係員処理を指示するの係員操作ユニットと、前記上位からの取引制御信号に応じて、前記IOユニットを制御する制御ユニットとを有し、前記制御ユニットは、前記係員操作ユニットの指示による係員処理プロセスの実行中に、前記上位からのリモート処理コマンドの受け付けを禁止し、且つ前記リモート処理コマンド以外のコマンドを許可することを特徴とする自動取引装置。
(付記2)前記制御ユニットは、前記係員処理プロセスにおいて、前記上位からの前記リモート処理コマンド以外のコマンドの許可が可能となった時に、前記上位にレスポンスを返送し、前記係員処理プロセスで使用していた前記IOユニットを開放し、前記リモート処理コマンド以外のコマンドの実行完了後に、前記係員処理プロセスの待ち状態を開放することを特徴とする付記1の自動取引装置。
(付記3)前記制御ユニットは、前記上位からの前記リモート処理コマンド以外のコマンドの許可が可能となった時に、前記上位にEXITのレスポンスを返送し、前記係員処理プロセスで使用していた前記IOユニットを開放し、前記リモート処理コマンド以外のコマンドの実行完了によるEXIT完了を受け、前記係員処理プロセスの待ち状態を開放することを特徴とする付記2の自動取引装置。
(付記4)前記係員処理プロセスが、前記係員操作ユニットの指示による前記IOユニットである媒体処理ユニットの制御を行うプロセスであることを特徴とする付記1の自動取引装置。
(付記5)前記媒体処理ユニットが、前記取引のための現金処理ユニットであり、前記係員操作パネルの指示が、前記現金ユニット内の現金計数処理であることを特徴とする付記4の自動取引装置。
(付記6)前記受け取るリモート処理コマンド以外のコマンドが、前記IOユニットである印字ユニットに印字するコマンドであることを特徴とする付記5の自動取引装置。
(付記7)前記上位からの前記リモート処理コマンドが、前記媒体処理ユニットへのリモート動作コマンドであることを特徴とする付記4の自動取引装置。
(付記8)前記上位からの前記リモート処理コマンドが、前記現金処理ユニットへのリモート動作コマンドであることを特徴とする付記5の自動取引装置。
(付記9)顧客の操作に応じて、上位と交信し、取引動作を行う自動取引装置の係員処理方法において、係員操作ユニットの指示による係員処理プロセスの実行するステップと、前記係員処理プロセスの実行中に、前記上位からのリモート処理コマンドの受け付けを禁止し、且つ前記リモート処理コマンド以外のコマンドを許可するステップとを有することを特徴とする自動取引装置の係員処理方法。
(付記10)前記係員処理プロセスを実行するステップは、前記上位からの前記リモート処理コマンド以外のコマンドの許可が可能となった時に、前記上位にレスポンスを返送し、前記係員処理プロセスで使用していた前記IOユニットを開放するステップを有し、前記許可ステップは、前記リモート処理コマンド以外のコマンドの実行完了後に、前記係員処理プロセスの待ち状態を開放するステップを有することを特徴とする付記9の自動取引装置の係員処理方法。
(付記11)前記係員処理プロセスを実行するステップは、前記上位からの前記リモート処理コマンド以外のコマンドの許可が可能となった時に、前記上位にEXITのレスポンスを返送し、前記係員処理プロセスで使用していた前記IOユニットを開放するステップを有し、前記許可ステップは、前記リモート処理コマンド以外のコマンドの実行完了によるEXIT完了を受け、前記係員処理プロセスの待ち状態を開放するステップを有することを特徴とする付記10の自動取引装置の係員処理方法。
(付記12)前記係員処理プロセスを実行するステップが、前記係員操作ユニットの指示による前記自動取引装置の媒体処理ユニットの制御を行うステップであることを特徴とする付記9の自動取引装置の係員処理方法。
(付記13)前記係員処理プロセスを実行するステップは、前記媒体処理ユニットである前記取引のための現金処理ユニットに対し、前記係員操作パネルから前記現金ユニット内の現金計数処理を指示するステップであることを特徴とする付記12の自動取引装置の係員処理方法。
(付記14)許可ステップは、前記受け取るリモート処理コマンド以外のコマンドとして、前記自動取引装置の印字ユニットに印字するコマンドを許可するステップであることを特徴とする付記13の自動取引装置の係員処理方法。
(付記15)前記許可ステップは、前記上位からの前記リモート処理コマンドとしての前記媒体処理ユニットへのリモート動作コマンドを禁止するステップであることを特徴とする付記12の自動取引装置の係員処理方法。
(付記16)前記許可ステップは、前記上位からの前記リモート処理コマンドとしての前記現金処理ユニットへのリモート動作コマンドを禁止するステップであることを特徴とする付記13の自動取引装置の係員処理方法。
(付記17)顧客の操作に応じて、上位と交信し、取引動作を行う自動取引装置の係員処理のためのプログラムであって、係員操作ユニットの指示による係員処理プロセスの実行するステップと、前記係員処理プロセスの実行中に、前記上位からのリモート処理コマンドの受け付けを禁止し、且つ前記リモート処理コマンド以外のコマンドを許可するステップとを、前記自動取引装置のデータ処理ユニットに実行させることを特徴とするプログラム。
このように、上位からリモート精査、合計計数、リモート補充等の現金処理ユニットへのリモート系コマンドを定期的又は随意に発行するシステムにおいて、係員処理中は、係員の操作に障害を与えるおそれがあるリモートコマンドの受付を禁止するので、安全で確実に係員が処理できる。
又、係員処理の完了により、IOユニットを開放し、リモートコマンド以外のコマンドは受け付けるため、合計計数終了等において、上位からの印字コマンドで、上位の合計データ等の係員に通知でき、操作結果を確認して、操作を終了でき、間違いのない運用が可能となる。又、操作結果をドキュメントで保存する場合に、その場で、レシートを持ち帰ることができ、ATMの運用形態拡大に寄与する。
更に、係員の操作を複数回行った場合等において、その操作毎に、上位との操作結果を確認できるので、係員の操作性も向上できる。
本発明の一実施の形態の自動取引装置の外観図である。 図1の自動取引装置のブロック図である。 図1のMOPパネルの説明図である。 図1の紙幣ユニットの構成図である。 本発明の一実施の形態の自動取引システムのシステム構成図である。 図5の共通インタフェースの取引コマンドの説明図である。 図3のATMミドルウェアのブロック図である。 自動取引制御の流れ図(その1)である。 自動取引制御の流れ図(その2)である。 本発明の一実施の形態のAPI変換動作説明図である。 本発明の他の実施の形態のAPI変換動作説明図である。 本発明の一実施の形態の共通インタフェースとベンダ固有インタフェースの説明図である。 IOコントロールライブラリでの初期化インタフェース変換処理フロー図である。 IOコントロールライブラリでの通帳挿入処理のインタフェース変換処理フロー図である。 係員連携APLコントロールライブラリのベンダ固有パラメータの説明図である。 本発明の一実施の形態の係員処理におけるIOコントロール層の処理フロー図である。 本発明の一実施の形態の係員APL制御遷移の動作シーケンス図である。 本発明の一実施の形態のリモート自動精査の動作シーケンス図である。 図17の紙幣ユニットの合計計数動作の説明図である。 図17の紙幣ユニットの一部補充動作の説明図である。 図17の紙幣ユニットのリモート自動精査動作の説明図である。
符号の説明
1 自動取引装置
2 カード出入口
3 通帳出入口
4 紙幣出入口
5 硬貨出入口
6 UOP
9 MOP(係員操作パネル)
10 磁気カードリーダユニット
20 レシートプリンタユニット
30 UOPユニット
40 通帳処理ユニット
50 紙幣/硬貨処理ユニット
60 制御ユニット
70 ジャーナルプリンタユニット
80 MOPユニット
100 サーバ
110 ネットワーク
120 ブラウザ
130 ATMミドルウェア
140 カーネル
150 デバイスドライバ
160 パラメータファイル
170 IOコントロール層
179 係員連携APLコントロールライブラリ
180 既存ミドルウェア層

Claims (5)

  1. 顧客の操作に応じて、上位と交信し、取引動作を行う自動取引装置において、
    現金処理ユニットと印字ユニットとを少なくとも有し、前記取引動作を行うためのIOユニットと、
    係員処理を指示するための係員操作ユニットと、
    前記上位からの取引制御信号に応じて、前記IOユニットを制御する制御ユニットとを有し、
    前記制御ユニットは、前記係員操作ユニットからの開始指示により開始し、前記係員操作ユニットからの前記現金処理ユニットに対する係員処理指示により、前記現金処理ユニットを動作して、前記係員処理指示された処理を実行する係員処理プロセスを実行するとともに、
    前記係員処理プロセスの実行中に、前記上位からの前記現金処理ユニットへのリモート処理コマンドの受け付けを禁止し、且つ前記係員処理指示された処理の完了により、前記リモート処理コマンド以外のコマンドを許可し、前記上位にレスポンスを返送し、前記係員処理プロセスで使用していた前記IOユニットを開放し、前記上位からの前記リモート処理コマンド以外の前記印字ユニットへのコマンドを受け付け、前記印字ユニットを動作し、記録媒体に金額に関する情報を記録し、前記受け付けたコマンドの実行完了後に、前記係員処理プロセスの待ち状態を開放する
    ことを特徴とする自動取引装置。
  2. 前記制御ユニットは、前記上位から前記印字コマンドを受け付け、前記印字ユニットにより、前記上位の把握している前記現金処理ユニットの金額に関する情報を記録する
    ことを特徴とする請求項1の自動取引装置。
  3. 顧客の操作に応じて、上位と交信し、取引動作を行う自動取引装置の係員処理方法において、
    上位からの指示に応じて、現金処理ユニットと印字ユニットとを少なくとも有するIOユニットを動作する制御ユニットが、係員操作ユニットからの開始指示により開始し、前記係員操作ユニットからの前記現金処理ユニットに対する係員処理指示により、前記IOユニットを動作して、前記係員処理指示された処理を実行する係員処理プロセスの実行するステップと、
    前記制御ユニットが、前記係員処理プロセスの実行中に、前記上位からの前記現金処理ユニットへのリモート処理コマンドの受け付けを禁止するステップと、
    前記制御ユニットが、前記係員処理指示された処理の完了により、前記リモート処理コマンド以外のコマンドを許可し、前記上位にレスポンスを返送し、前記係員処理プロセスで使用していた前記IOユニットを開放し、前記上位からの前記リモート処理コマンド以外の前記印字ユニットへのコマンドを受け付け、前記印字ユニットを動作し、記録媒体に金額に関する情報を記録し、前記受け付けたコマンドの実行完了後に、前記係員処理プロセスの待ち状態を開放するステップとを有する
    ことを特徴とする自動取引装置の係員処理方法。
  4. 前記開放ステップは、前記制御ユニットは、前記上位から前記印字コマンドを受け付け、前記印字ユニットにより、前記上位の把握している前記現金処理ユニットの金額に関する情報を記録するステップを有する
    ことを特徴とする請求項3の自動取引装置の係員処理方法。
  5. 顧客の操作に応じて、上位と交信し、現金処理ユニットと印字ユニットとを少なくとも有するIOユニットを動作して、取引動作を行う自動取引装置の係員処理のためのプログラムであって、
    係員操作ユニットからの開始指示により開始し、前記係員操作ユニットからの前記現金処理ユニットに対する係員処理指示により、前記IOユニットを動作して、前記係員処理指示された処理を実行する係員処理プロセスの実行するステップと、
    前記係員処理プロセスの実行中に、前記上位からの前記現金処理ユニットへのリモート処理コマンドの受け付けを禁止するステップと、
    前記係員処理指示された処理の完了により、前記リモート処理コマンド以外のコマンドを許可し、前記上位にレスポンスを返送し、前記係員処理プロセスで使用していた前記IOユニットを開放し、前記上位からの前記リモート処理コマンド以外の前記印字ユニットへのコマンドを受け付け、前記印字ユニットを動作し、記録媒体に金額に関する情報を記録し、前記受け付けたコマンドの実行完了後に、前記係員処理プロセスの待ち状態を開放するステップとを、前記自動取引装置のデータ処理ユニットに実行させる
    ことを特徴とするプログラム。
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