JP2005141360A - 遠隔制御システム及び遠隔制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】制御コンピュータのディスプレイサイズが、被制御コンピュータのディスプレイより小さい遠隔制御システムにおいて、ブラウジング操作時の横スクロールを抑制し、縦スクロールのみでブラウジング操作を可能とする遠隔制御システムを提供する。
【解決手段】HTML変換フィルタ3により、被制御コンピュータ2上のブラウザに表示された表示要素が、制御端末1の画面幅に収まるように改変し、なおかつ、ブラウザに表示された表示要素を順次選択する制御手段を設けることにより、制御端末1から被制御コンピュータ2上に表示されたブラウザを閲覧する際に、横方向のスクロールを必要とせず、縦方向のスクロールのみで操作が可能となるため、ブラウザの操作性、及び、テキストの可読性が高まるという効果を有する。
【選択図】図1
【解決手段】HTML変換フィルタ3により、被制御コンピュータ2上のブラウザに表示された表示要素が、制御端末1の画面幅に収まるように改変し、なおかつ、ブラウザに表示された表示要素を順次選択する制御手段を設けることにより、制御端末1から被制御コンピュータ2上に表示されたブラウザを閲覧する際に、横方向のスクロールを必要とせず、縦方向のスクロールのみで操作が可能となるため、ブラウザの操作性、及び、テキストの可読性が高まるという効果を有する。
【選択図】図1
Description
本発明は、小さい画面を有する制御端末からネットワークなどを介してコンピュータを制御する遠隔制御システムの制御プログラムを格納した記憶媒体に関するものである。
近年のコンピュータ、及びインターネットの普及は著しく、オフィスはもとより、家庭、学校などの公共施設、あるいは、旅館、ホテルといった各種施設にも、常時接続可能な環境が整いつつある。一方、コンピュータに関して言えば、小型化/軽量化が進められ、PDA(personal digital assistance)と呼ばれる携帯情報端末や、携帯電話までも、演算回路や記憶メモリを備え、なおかつ、インターネットへのアクセス手段を備えているようになっている。一般に、これらの小型情報端末は、小型化ゆえに、画面の解像度がPCに比べ劣る。このため、これらの小型情報端末を用いて、インターネット上のコンテンツ(HTML)を閲覧する場合、画面の小ささによる次のような問題が発生する。
本来、インターネット上のコンテンツは、PC(Personal Computer)やワークステーションによる閲覧を主目的として作成されているものが多く、前述の小型情報端末のために作られたものではない。一部、情報端末の種別ごとに異なったコンテンツを提供しているサイトも存在するが、結局は、コンテンツ作成者の作成/メンテナンス等の負荷の増大、また、あらゆる種別の小型情報端末ごとに異なったコンテンツの提供が困難なため、多くはPC用のコンテンツの提供のみにとどまっている。よって、小型情報端末でインターネット上のコンテンツを閲覧するためには、PC用のコンテンツを閲覧するしかないのが現状である。しかし、PCに比べ解像度の劣る小型情報端末では、インターネット上のコンテンツを表示しても、その全ての情報を一度に画面上に表示できない。
近年の技術革新により高精細なLCDが開発されてはいるが、仮にこのような高精細なLCDを利用したとしても、画面の物理的なサイズの小ささゆえに、逆に、人間の視覚能力では、表示された情報を認識することはできないという問題が発生してしまう。
結局、小型情報端末でインターネット上のコンテンツ、すなわちPC用に作成されたコンテンツを閲覧するには、画面に表示できていない領域を、縦/横方向のスクロールを多用しながら、閲覧していくしかない。しかし、横方向へのスクロールを行いながら、文章を読み進めていく場合、文章の折り返しが発生した時点で、行頭まで戻ってから、続きの文章を読む必要がある。したがって、行頭まで戻る操作を行っている間、スクロール操作の煩わしさは当然のことながら、それまで読み進んだ文章内容を記憶しておかねばならず、文章内容の理解においても精神的な苦痛を伴ってしまう。
このような問題を解決するため、小型情報端末を用いてブラウジングを行う場合、文字列を画面の幅に収まるように、文字のフォントサイズを変更、すなわちフォントサイズを小さくして表示するということを行う発明がある(例えば、特許文献1参照)。
また、特許文献2では、ブラウザ内部モジュールに、HTML内の表示要素(文字やイメージ)を、画面のサイズ内に収まるように、縮小することや、表示要素の表示位置、すなわちレイアウトを変更してしまうといったモジュールを追加することにより課題解決を図っている。
さらには、特許文献3では、小型情報端末とWebサーバ上にHTMLデータを改変するデータ改変サーバを設置し、予め、小型情報端末からデータ改変サーバに対して自身の表示能力や、画面に表示可能な表示文字数を送信しておき、その情報に基づき、テキスト内にスペースや改行を挿入、またテーブルを分解して各セルの要素を表示することを行い、文字列を小型情報端末の画面のサイズに納まる長さで強制的に折り返し、横スクロールの抑制を行うことにより課題解決を図っている。
ところで、被制御コンピュータの表示画面を制御コンピュータへ、また、制御コンピュータから被制御コンピュータへコンピュータの入力情報を送信し、制御コンピュータから被制御コンピュータをリモート制御する、いわゆる遠隔制御システムが存在する。この遠隔制御システムでは、被制御コンピュータは、一般的には、PCなどの汎用コンピュータであり、制御コンピュータは、端末などのシステムリソース(低CPU、小メモリ)が乏しいコンピュータである。言い換えると、遠隔制御システムは、低性能なコンピュータを、あたかも高性能のコンピュータを利用しているかのごとく振舞わせることを目的として開発されている。
ところが、遠隔制御システムにおいても、いつ、どこからでも利用したいというニーズから、小型の制御コンピュータを利用した遠隔制御システムの開発が進められている(例えば、Desktop On−Call:インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーションの登録商標)。これにより、遠隔制御システムにおいても、制御側コンピュータと、被制御側コンピュータのディスプレイの解像度の異なりによる、上述した問題と同様の問題が発生してしまう。
すなわち、制御側コンピュータのディスプレイの解像度が、被制御側コンピュータのディスプレイの解像度より低いことにより、制御コンピュータのディスプレイへ被制御コンピュータの表示画面を全て表示できない。よって、制御コンピュータでの遠隔制御時に、被制御側コンピュータのディスプレイ上の非表示領域を表示させるための操作が必要となる。
特に、昨今のPCの利用形態は、インターネットコンテンツの閲覧操作である、ブラウジング操作がその利用の大半を占めている。しかしながら、遠隔制御システムにおいて、被制御コンピュータ上のブラウザを制御するための方法が存在しないため、遠隔制御システムにおいて制御コンピュータでブラウジングを行う際、被制御システムに表示されたブラウザをそのまま表示し、制御コンピュータのディスプレイに表示できていない領域を縦/横のスクロールを繰り返しながらブラウジングを行うしか方法が存在しない。
特開平9−50267号公報
特開2001−243151号公報
特開2002−63108号公報
以上示したように、遠隔制御システムにおいて、特に制御コンピュータのディスプレイが、被制御コンピュータのディスプレイより小さいことにより、制御コンピュータでのブラウジング操作時に縦/横スクロールを多用するという煩雑な操作が必要になる。
しかし、仮に、上述した、小型情報端末からブラウジングを行うための、特許文献1、2に記載された発明を利用し、遠隔制御時にブラウザへ表示するコンテンツのフォントサイズやイメージを縮小表示して表示したとしても、縮小可能なサイズには制限があり、小さくしすぎた場合、逆に人間の視覚能力で文字の認識が困難となるであろう。
事実、数年前までは、ディスプレイの解像度は、VGA(横640×縦480ドット)をベースとしたものがほとんどであり、インターネットコンテンツも、VGAサイズを基本として作成されていた。しかし、現在では、PCのディスプレイ解像度の向上に伴い、SVGA(横800×縦600ドット)を基本としたコンテンツが多く存在する状況となっている。今後も、PCのディスプレイ解像度の向上に伴い、インターネットコンテンツのサイズも大きくなることが予想される。このような増大傾向にあるコンテンツサイズを小型情報端末の幅内に収まるように縮小を行っても、いずれ限界に到達するであろう。
また、特許文献1に示されたような、ブラウザ内部モジュールの変更による方法を利用した場合、新たにブラウザを開発する必要があり、その開発工数は多大となるばかりか、既に、ブラウザが搭載された被制御コンピュータに新たな専用のブラウザを搭載する必要があり、システムリソースを浪費してしまう。
さらに、特許文献3に示された方法を利用した場合には、遠隔制御システムを利用しない場合、すなわち、被制御コンピュータを直接利用する場合、制御コンピュータ用にコンテンツを改変してしまった結果がブラウザに表示されるため、レイアウトが壊れた状態となり、表示内容の理解に困惑する可能性がある。
本発明は、上記に示す課題を解決するため、制御コンピュータのディスプレイサイズが、被制御コンピュータのディスプレイより小さい遠隔制御システムにおいて、ブラウジング操作時の横スクロールを抑制し、縦スクロールのみでブラウジング操作を可能とする遠隔制御システムを実現することを目的とするものである。
この課題を解決するために、本発明は、ブラウザが内蔵されたコンピュータと、通信回線を介して前記コンピュータの表示画像を受信して表示する表示部を有する端末と、前記ブラウザがWebサーバに対して、アクセスしたコンテンツ内の表示要素を、前記端末のサイズに適合する形式に改変し、ブラウザへ送信するHTML変換フィルタとを備えた遠隔制御システムである。このため、前記端末から前記コンピュータ上のブラウザを閲覧する場合、縦方向のみのスクロールで閲覧可能とすることが可能となる。しかも、HTMLの改変は、表示要素である、テキストやイメージに対して、領域設定を行うタグを付加することにより行うため、テーブル等のレイアウトが壊れたりすることはなく、オリジナルのレイアウトに近い状態でコンテンツをレイアウトすることが可能となる。さらに、表示領域はHTMLのタグ属性を使用して行う、すなわち、HTML内のテキストが端末のサイズ内に収まるように折り返されるため、フォントサイズを縮小するような場合とは異なり、縮小率の制限も存在しない。
本発明の遠隔制御システムは、制御端末の画面が被制御コンピュータより小さい場合、被制御コンピュータ上のブラウザに表示された表示要素が、制御端末の画面幅に収まるように改変し、なおかつ、ブラウザに表示された表示要素を順次選択する制御手段を設けることにより、制御端末で被制御コンピュータ上に表示されたブラウザを遠隔地から閲覧する際に、横方向のスクロールを必要とせず、縦方向のスクロールのみで操作が可能となるため、ブラウザの操作性、及び、テキストの可読性が高まるという効果が得られる。
本発明は、ブラウザ操作時の操作性、コンテンツ内のテキストの可読性を向上させるという目的を、ブラウザに表示すべきHTMLを制御端末の画面幅に収まるように改変し、しかも、改変したHTML内の表示要素を順次選択するための、ブラウザ制御用の実行コードを用いて実現している。
上記課題を解決するためになされた第1の発明は、画像を表示する表示部を有する端末と、インターネットコンテンツを表示するブラウザ及び前記端末へ自身の表示イメージを送信するコンピュータと、Webサーバから送信されたコンテンツデータを受信し、HTML内の表示要素に対して前記端末の画面サイズに合わせて表示可能となるようにHTMLデータの改変を行い、ブラウザへ送信するHTML変換フィルタからなる構成としたものであり、インターネットコンテンツ内の表示要素を端末の画面幅に応じて改変し、コンテンツ閲覧時のユーザ操作性の向上が行えるという作用を有するものである。
上記課題を解決するためになされた第2の発明は、前記端末は、前記コンピュータと通信する第1の通信部と、前記コンピュータへの操作指示を行う第1の入力部と、前記第1の通信部を通じて受信した画像情報を記憶する第1の記憶部と、前記第1の記憶部に記憶した画像情報を表示する第1の表示部と、本端末の動作制御を行う端末制御部を有し、前記コンピュータは、第2の表示部と前記第2の表示部に表示された画像情報を格納する第2の記憶部と、各種の情報を送受信する第2の通信部と、前記コンピュータの操作を行う第2の入力部と、前記コンピュータの制御を行うコンピュータ制御部を有し、HTML変換フィルタは、ブラウザからの要求にしたがい、WebサーバへHTTP(Hyper Text Transfer Protocol)プロトコルを介して、HTTPリクエストを発行し、リクエストに対するHTTPレスポンスを受信してHTTPレスポンスからHTMLデータを取り出すHTTP解釈部と、HTTP解釈部が取り出したHTMLデータを解析するHTML解析部と、HTMLデータ内の表示要素のサイズを端末の第2の表示部に表示可能なサイズに改変するHTML変換部と、HTML変換部により変換されたHTMLデータからHTTPレスポンスを再生成するHTTP生成部と、HTTPリクエスト、HTMLデータ、及びHTTP生成部が再生成したHTTPレスポンスを記憶する第3の記憶部と、Webサーバ、及びブラウザと通信回線を通じて通信する第3の通信部と、HTML変換フィルタの動作制御を行う変換フィルタ制御部とからなる構成としたものであり、これにより、インターネットコンテンツ内の表示要素を、端末の画面幅に応じた形式に改変し、コンテンツ閲覧時のユーザ操作性の向上が行えるという作用を有するものである。
上記課題を解決するためになされた第3の発明は、第3の通信部が、ブラウザと制御線を通じて通信し、Webサーバと通信回線を通じて通信することとしたものであり、これにより、変換フィルタを被制御コンピュータに内蔵することが可能となり、変換フィルタが物理的に離れた位置に存在する場合と比較してデータ通信に要する時間の削減が可能となる作用を有するものである。
上記課題を解決するためになされた第4の発明は、ブラウザ及びWebサーバと通信回線を通じて通信することとしたものであり、これにより、HTML変換フィルタを複数のブラウザで共有化可能となるため、HTML変換フィルタのメンテナンス、管理の一元化が可能となるという作用を有するものである。
上記課題を解決するためになされた第5の発明は、HTML変換フィルタが行うHTMLの改変は、HTML内の表示要素に対してHTMLの表示要素をグルーピングするタグを挿入し、タグの幅属性に対して、前記端末の表示幅と同一値を設定することとしたものであり、これにより、HTMLの表示要素に対して端末幅に収まるように設定が可能となるため、HTML内のレイアウト用のタグ(例えば、テーブル用のタグ)などに影響を与えないため、オリジナルのレイアウトを保ったままHTMLの表示要素に対して、幅の指定が行えるという作用を有するものである。
上記課題を解決するためになされた第6の発明は、HTML変換フィルタが行うHTM
Lの改変は、HTML内の表示要素に対してHTMLの表示すべき要素をグルーピングするタグを挿入し、タグの幅属性に対して、前記端末の幅の値を設定することに加え、グルーピングした要素に対して背景色と同系色の枠線を表示するタグ属性を設定することとしたものであり、これにより、ユーザが表示要素を閲覧する場合、表示要素の領域を判断しながら読むことが可能となるという作用を有するものである。
Lの改変は、HTML内の表示要素に対してHTMLの表示すべき要素をグルーピングするタグを挿入し、タグの幅属性に対して、前記端末の幅の値を設定することに加え、グルーピングした要素に対して背景色と同系色の枠線を表示するタグ属性を設定することとしたものであり、これにより、ユーザが表示要素を閲覧する場合、表示要素の領域を判断しながら読むことが可能となるという作用を有するものである。
上記課題を解決するためになされた第7の発明は、第1の入力部が、ブラウザの起動、操作指示を行い、HTML変換フィルタがHTMLの解析、改変を行う際に、ブラウザの操作指示用の実行コードをHTML内に埋め込むこととしたものであり、これにより、端末からブラウザの表示要素に対する変更操作やリンクへのフォーカスの移動操作といったブラウザの制御操作が可能となるという作用を有するものである。
上記課題を解決するためになされた第8の発明は、ブラウザが端末からの操作指示を解釈、実行するための操作指示解釈実行部を有することとしたものであり、これにより、端末からブラウザへの操作手段を提供し、リモートからブラウザを制御できるという作用を有するものである。
上記課題を解決するためになされた第9の発明は、操作指示解釈実行部をブラウザに内蔵されたスクリプト言語のインタプリタとし、操作指示用の実行コードは、インタプリタが解釈実行可能なスクリプトコードとし、端末からコンピュータを操作時に、端末からの操作指示に応じて、スクリプトが実行され、操作指示に対する動作を行うこととしたものであり、これにより、操作指示実行部を、ブラウザに内蔵されたインタプリタを使用することにより、操作指示実行部の開発工数の削減が可能となるという作用を有するものである。
上記課題を解決するためになされた第10の発明は、操作指示解釈実行部はコンピュータの実行コードであり、端末からブラウザへの操作指示要求が発生すると、コンピュータ制御部が本実行コードを動作させ、ブラウザに対しての動作指示を行うこととしたものであり、これにより、ブラウザ内蔵のインタプリタを利用する場合に比べ、インタプリタの言語制約を受けない、すなわち、操作指示解釈実行部の開発の自由度が高まるという作用を有するものである。
上記課題を解決するためになされた第11の発明は、ブラウザへの操作指示はHTML変換フィルタがグルーピングしたHTMLの表示要素を変更する操作であり、変更操作が行われると、操作指示解釈実行部が、HTMLのマーキングされた表示要素の、第2の表示部上の表示位置をコンピュータ制御部に通知し、コンピュータ制御部が、第2の表示部上の表示画像情報を取得し、端末へ送信することとしたものであり、これにより、HTML内の表示要素の変更操作を端末から行うことが可能となる作用を有するものである。
上記課題を解決するためになされた第12の発明は、端末から行うブラウザへの操作指示はHTML表示要素の変更操作であり、変更操作が行われると、前記操作指示解釈実行部は、前記第2の表示部上に表示されたブラウザ上の枠線を画像認識することにより変更対象の表示要素を検索し、枠線内に存在する表示画像情報を取得、前記端末へ送信することとしたものであり、これにより、HTML内の表示要素の変更操作を端末から行うことが可能となる作用を有するものである。
上記課題を解決するためになされた第13の発明は、端末から行うブラウザへの操作指示である表示要素の変更操作は、端末の第1の表示部に現在表示しているHTML表示要素の次、もしくは前のHTML表示要素を表示する操作であり、HTML表示要素の前後関係は、HTML変換フィルタがHTML表示要素に対してマーキングした順序に従うこ
ととしたものであり、これにより、表示要素の変更操作を順送り、逆送りに行えるため、誤操作などにより、表示要素の変更操作を複数回行って目的の表示要素を表示し損ねた場合、表示し損ねた表示要素を表示可能となるという作用を有するものである。
ととしたものであり、これにより、表示要素の変更操作を順送り、逆送りに行えるため、誤操作などにより、表示要素の変更操作を複数回行って目的の表示要素を表示し損ねた場合、表示し損ねた表示要素を表示可能となるという作用を有するものである。
上記課題を解決するためになされた第14の発明は、HTML変換フィルタがHTMLの表示要素をグルーピングする際に、グルーピングした全ての表示要素集合を、コンピュータ制御部に通知し、端末からの表示要素の変更操作時に、コンピュータ制御部が表示要素の候補先リストを作成、端末へ通知することによりユーザが候補先リストから表示要素の変更先を選択可能とすることとしたものであり、これにより、ユーザは候補先リストの中から任意の候補を選択可能となるため、候補先を順送り、あるいは逆送りに順次表示していく場合に比べ不要な表示要素を選択する必要がなくなることにより、操作性の向上が行えるという作用を有するものである。
上記課題を解決するためになされた第15の発明は、端末から行うブラウザへの操作指示である表示要素の変更操作を、端末の第1の表示部の任意の位置をポインティングデバイスにより指し示すことにより行い、端末制御部が、第1の通信部を通じてポインティングデバイスにより指し示された位置座標をコンピュータ制御部に通知し、コンピュータ制御部が、通知された位置の近傍に存在する枠線の領域を選択することとしたものであり、これにより、ユーザがダイレクトにブラウザ上の表示要素を選択可能となるため、候補先を順送り、あるいは逆送りに順次表示していく場合に比べ不要な表示要素を選択する必要がなくなることにより、操作性の向上が行えるという作用を有するものである。
上記課題を解決するためになされた第16の発明は、端末から行うブラウザへの操作指示は、HTML表示要素内のリンクへフォーカスを移動する操作であり、HTML変換フィルタがグルーピングしたHTMLの表示要素で、端末の第1の表示部に現在表示している表示要素に含まれるリンクのフォーカスを、順方向もしくは逆方向に移動することとしたものであり、これにより、ポインティングデバイスが存在しない端末において、リンク選択を行う手段を提供できる作用を有するものである。
上記課題を解決するためになされた第17の発明は、実行コード埋め込み時に、リンクのタグ属性にフォーカスが設定された場合に特徴付ける表示を行う実行コードを埋め込み、端末から行うフォーカス移動指示がなされた場合、操作指示解釈実行部がフォーカス移動操作指示を解釈実行し、HTML表示要素内のフォーカスを移動したリンクに対して特徴付ける表示を行うこととしたものであり、これにより、フォーカスが設定されているリンクに対してハイライト表示などの特徴づけ表示が可能となるため、ユーザが誤ってリンクを選択することを抑制できるという作用を有するものである。
上記課題を解決するためになされた第18の発明は、実行コード埋め込み時に、フォーカス移動操作指示が行われた場合に、対象となるHTML表示要素内のリンクのリストを作成し、コンピュータ制御部へ通知する実行コードを埋め込み、端末からのフォーカス移動操作指示時に、操作指示解釈実行部がフォーカス移動操作指示を解釈実行し、リンクリストを作成してコンピュータ制御部へ通知し、コンピュータ制御部がさらに端末へリンクリストを通知、第1の表示部へ表示することとしたものであり、これにより、リンクリストからダイレクトにリンクを選択可能となるため、フォーカスを順次移動しながら、リンクを選択する操作に比べ、操作性向上が行えるという作用を有するものである。
上記課題を解決するためになされた第19の発明は、端末からコンピュータを遠隔制御する場合は、変換フィルタへHTTPリクエストを発行するようにブラウザの設定情報を自動変更することとしたものであり、これにより、ユーザがブラウザの接続情報を変更しなくても、端末からコンピュータを利用した場合は、ブラウザ設定情報を自動変更可能な
遠隔制御システムが実現できるという作用を有するものである。
遠隔制御システムが実現できるという作用を有するものである。
上記課題を解決するためになされた第20の発明は、端末からコンピュータをリモートから利用し、利用が終了すると、コンピュータ制御部がブラウザへ再読み込み動作を行わせ、ブラウザのキャッシュを更新することとしたものであり、これにより、コンピュータを直接利用した場合に、ブラウザがキャッシュに保存した、端末用に改変されたコンテンツがブラウザに表示されることを抑制できるという作用を有するものである。
上記課題を解決するためになされた第21の発明は、変換フィルタが、改変後のコンテンツを保存管理するコンテンツ記憶部を備え、HTTP解釈部がブラウザからのHTTPリクエストを解釈した際に、コンテンツ保存部に保存されたコンテンツに対するHTTPリクエストであれば、コンテンツ記憶部に記憶されたコンテンツに対するHTTPレスポンスを生成し、ブラウザへ通知することとしたものであり、これにより、同じコンテンツを何度も改変することを抑制し、改変作業の効率化が図れるという作用を有するものである。
上記課題を解決するためになされた第22の発明は、Webブラウザと、ブラウザの動作制御指示を行うための入力部、画像を表示する表示部を有する端末と、ブラウザからの要求に対するHTMLデータを改変するHTML変換フィルタと、ブラウザ、及び表示画像情報を格納する記憶部を有するコンピュータを備えた遠隔制御システムを用いた遠隔制御方法であって、
端末が前記コンピュータに接続するステップと、端末の画像表示能力情報を端末からコンピュータに送信するステップと、端末がコンピュータのブラウザプログラムを起動するステップと、端末がコンピュータのブラウザにコンテンツ取得要求を発行するステップと、ブラウザがHTML変換フィルタにコンテンツ取得要求を発行するステップと、HTML変換フィルタがWebサーバへコンテンツ取得要求を発行するステップと、HTML変換フィルタがWebサーバへコンテンツ取得要求を発行するステップと、Webサーバがコンテンツ取得要求に対するコンテンツを送信するステップと、HTML変換フィルタが、Webサーバが送信したコンテンツを受信するステップと、HTML変換フィルタが受信したコンテンツからHTTPレスポンスを解析し、HTMLを取得するステップと、前記HTML変換フィルタがHTMLを解析するステップと、HTML変換フィルタがHTMLの解析結果に基づいてHTMLを改変するステップと、HTML変換フィルタが改変したHTMLからHTTPレスポンスを生成するステップと、HTML変換フィルタが生成したHTTPレスポンスを前記ブラウザへ送信するステップと、ブラウザがHTTPレスポンスを受信するステップと、ブラウザがコンテンツを解釈し表示イメージを作成して画像情報を記憶部に格納するステップと、ブラウザが格納した画像情報を取得するステップと、ブラウザが格納した画像情報を前記端末に送信するステップと、端末が前記コンピュータから送信された画像情報を受信するステップと、端末がコンピュータから送信された画像情報を表示部に表示するステップと、ブラウザへの操作指示を行うステップを有することとしたものであり、これにより、インターネットコンテンツ内の表示要素を、端末の画面幅に応じた形式に改変できるという作用を有するものである。
端末が前記コンピュータに接続するステップと、端末の画像表示能力情報を端末からコンピュータに送信するステップと、端末がコンピュータのブラウザプログラムを起動するステップと、端末がコンピュータのブラウザにコンテンツ取得要求を発行するステップと、ブラウザがHTML変換フィルタにコンテンツ取得要求を発行するステップと、HTML変換フィルタがWebサーバへコンテンツ取得要求を発行するステップと、HTML変換フィルタがWebサーバへコンテンツ取得要求を発行するステップと、Webサーバがコンテンツ取得要求に対するコンテンツを送信するステップと、HTML変換フィルタが、Webサーバが送信したコンテンツを受信するステップと、HTML変換フィルタが受信したコンテンツからHTTPレスポンスを解析し、HTMLを取得するステップと、前記HTML変換フィルタがHTMLを解析するステップと、HTML変換フィルタがHTMLの解析結果に基づいてHTMLを改変するステップと、HTML変換フィルタが改変したHTMLからHTTPレスポンスを生成するステップと、HTML変換フィルタが生成したHTTPレスポンスを前記ブラウザへ送信するステップと、ブラウザがHTTPレスポンスを受信するステップと、ブラウザがコンテンツを解釈し表示イメージを作成して画像情報を記憶部に格納するステップと、ブラウザが格納した画像情報を取得するステップと、ブラウザが格納した画像情報を前記端末に送信するステップと、端末が前記コンピュータから送信された画像情報を受信するステップと、端末がコンピュータから送信された画像情報を表示部に表示するステップと、ブラウザへの操作指示を行うステップを有することとしたものであり、これにより、インターネットコンテンツ内の表示要素を、端末の画面幅に応じた形式に改変できるという作用を有するものである。
上記課題を解決するためになされた第23の発明は、HTML変換フィルタがHTMLを改変するステップにおいて、HTMLの表示要素である文字とイメージの並びの前後に、HTMLの表示要素をグルーピングするタグの開始/終了タグを挿入し、タグの幅属性に対して、前記端末の表示幅と同一値を設定するステップを有することとしたものであり、これにより、インターネットコンテンツ内の表示要素を、端末の画面幅に応じた形式に改変し、コンテンツ閲覧時のユーザ操作性の向上が行えるという作用を有するものである。
上記課題を解決するためになされた第24の発明は、HTML変換フィルタがHTMLを改変するステップにおいて、HTML内の表示要素に対してHTMLの表示すべき要素をグルーピングするタグを挿入し、タグの幅属性に対して、端末の幅の値を設定することに加え、グルーピングした要素に対して背景色と同系色の枠線を表示するタグ属性を設定するステップとを有することとしたものであり、これにより、ユーザが表示要素を閲覧する場合、表示要素の領域を判断しながら読むことが可能となるという作用を有するものである。
上記課題を解決するためになされた第25の発明は、HTML変換フィルタがHTMLを改変するステップにおいて、HTML変換フィルタがグルーピングしたHTML内の表示要素の次、もしくは前の表示位置をコンピュータに通知する、操作指示用のスクリプトをHTML内に埋め込むステップと、ブラウザへの操作指示を行うステップにおいて、端末からのフォーカス移動操作指示時に、端末が操作指示をコンピュータに送信するステップと、コンピュータがブラウザに対して操作指示コマンドを発行するステップと、埋め込んだスクリプトが実行され、移動先の位置座標を取得するステップと、コンピュータへ移動先の位置座標を送信するステップと、移動先領域の画像情報を取得するステップと、端末へ画像情報を送信するステップと、画像情報を端末の表示部へ表示するステップとを有することとしたものであり、これにより、端末からブラウザの表示要素に対する変更操作が可能となり、リモートに位置する端末からのブラウザ操作制御が可能となるという作用を有するものである。
上記課題を解決するためになされた第26の発明は、ブラウザへの操作指示を行うステップの操作指示が、HTML変換フィルタがグルーピングしたHTML内の表示要素の変更操作である場合、ブラウザ上の枠線を画像認識することにより変更対象の表示要素を検索し、枠線内に存在する表示画像情報を取得するステップと、取得した表示画像情報を送信するステップと、端末が表示画像情報を受信するステップと、端末が表示画像情報を表示するステップを有することとしたものであり、これにより、HTML内の表示要素の変更操作を端末から行うことが可能となるという作用を有するものである。
上記課題を解決するためになされた第27の発明は、HTML変換フィルタがHTMLを改変するステップにおいて、HTML変換フィルタがHTMLの表示要素をグルーピングする際に、グルーピングした全ての表示要素集合を、コンピュータ制御部に通知するステップと、ブラウザへの操作指示を行うステップにて表示要素の変更操作時に、コンピュータが表示要素の候補先リストを作成するステップと、端末へリストを通知するステップと、端末が通知されたリストを表示するステップを有することとしたものであり、これにより、HTMLに操作指示用のスクリプトを埋め込み、ブラウザのインタプリタを利用して操作指示コマンドを実行する場合に比べ、インタプリタの制約を受けない分、操作指示解釈実行部の開発の自由度が高まるという作用を有するものである。
上記課題を解決するためになされた第28の発明は、端末は表示部の位置を指し示すポインティングデバイスを有し、ブラウザへの操作指示を行うステップにおいて表示部の任意の位置をポインティングするステップと、端末がポインティングされた位置を通知するステップと、コンピュータが、通知された位置の近傍に存在する枠線の領域を選択するステップと、選択した領域の画像情報を取得するステップと、取得した画像情報を前記端末へ送信するステップと、端末が表示画像情報を受信するステップと、端末が表示画像情報を表示するステップを有することとしたものであり、これにより、ユーザがダイレクトにブラウザ上の表示要素を選択可能となるため、候補先を順送り、あるいは逆送りに順次表示していく場合に比べ不要な表示要素を選択する必要がなくなることにより、操作性の向上が行える作用を有するものである。
上記課題を解決するためになされた第29の発明は、HTML変換フィルタがHTMLを改変するステップにおいて、HTML変換フィルタがグルーピングしたHTML内の表示要素に含まれるリンクのフォーカスを移動するためのスクリプトと、フォーカス移動要求が発生した場合、移動先のフォーカスのリンクに特徴付ける表示を行う属性を埋め込むステップを有することとしたものであり、これにより、ポインティングデバイスが存在しない端末において、リンク選択を行う手段を提供でき、さらに、ユーザが誤ってリンクを選択することを抑制できるという作用を有するものである。
上記課題を解決するためになされた第30の発明は、HTML変換フィルタがHTMLを改変するステップにおいて、HTML変換フィルタがグルーピングしたHTML内の表示要素に含まれるリンクのフォーカスを移動するためのスクリプトと、フォーカス移動操作指示に対する表示要素内のリンクの候補リストを作成し、コンピュータ制御部へ通知するスクリプトを埋め込むステップと、ブラウザへの操作指示を行うステップにおいて、端末からのフォーカス移動操作指示時に、端末が操作指示をコンピュータに送信するステップと、コンピュータがブラウザに対して操作指示コマンドを発行するステップと、埋め込んだスクリプトが実行され、候補リストを作成するステップと、コンピュータ候補リストを端末へ送信するステップと、端末が候補リストを受信するステップと、端末が候補先リストを前記表示部へ表示するステップからなる構成としたものであり、これにより、リンクリストからダイレクトにリンクを選択可能となるため、フォーカスを順次移動しながら、リンクを選択する操作に比べ、操作性向上が行える作用を有するものである。
上記課題を解決するためになされた第31の発明は、端末がコンピュータに接続するステップにおいて、ブラウザの接続先設定情報を変換フィルタへ変更するステップと、端末がコンピュータとの接続を切断すると、接続先設定情報を変更前の状態へ戻すステップとを有することとしたものであり、これにより、ユーザがブラウザの接続情報を変更しなくても、端末からコンピュータを利用した場合は、ブラウザ設定情報を自動変更可能な遠隔制御システムが実現できるという作用を有するものである。
上記課題を解決するためになされた第32の発明は、端末とコンピュータの接続を切断するステップと、切断が完了すると、ブラウザへ再読み込み動作を行わせ、ブラウザのキャッシュを更新するステップとを有することとしたものであり、これにより、コンピュータを直接利用した場合に、ブラウザがキャッシュに保存した、端末用に改善されたコンテンツがブラウザに表示されることを抑制できるという作用を有するものである。
上記課題を解決するためになされた第33の発明は、端末とコンピュータの接続を切断するステップと、切断が完了すると、ブラウザへ再読み込み動作を行わせ、ブラウザのキャッシュを更新するステップとを有することとしたものであり、これにより、コンピュータを直接利用した場合に、ブラウザがキャッシュに保存した、端末用に改変されたコンテンツがブラウザに表示されることを抑制できるという作用を有するものである。
上記課題を解決するためになされた第34の発明は、HTML変換フィルタがHTMLを改変するステップにおいて、改変後のコンテンツ情報を保存するステップと、ブラウザからのリクエストに対して保存したコンテンツとの照合を行うステップと、照合の結果、保存されたコンテンツに対するHTTPリクエストであれば、保存したコンテンツに対するHTTPレスポンスを生成するステップと、照合の結果、保存されたコンテンツに対するHTTPリクエストではない場合、Webサーバへリクエストを発行するステップとを有することとしたものであり、これにより、同じコンテンツを何度も改変することを抑制し、改変作業の効率化が図れる作用を有するものである。
上記課題を解決するためになされた第35の発明は、第22乃至第34のいずれかの発
明の遠隔制御システムにおける遠隔制御方法を実行するためのプログラムを記憶した記憶媒体としたものであり、任意の時間に、任意の場所で実行が可能になるという作用を有する。
明の遠隔制御システムにおける遠隔制御方法を実行するためのプログラムを記憶した記憶媒体としたものであり、任意の時間に、任意の場所で実行が可能になるという作用を有する。
(実施の形態1)
以下、本発明の実施の形態について、各図に基づいて説明する。図1は、本発明の実施の形態における遠隔制御システムの機能ブロック図である。本実施の形態における遠隔制御システムは、制御端末(以下、端末と略す)1と、被制御コンピュータ(以下PCと称す)2と、インターネットのコンテンツを変換するHTML変換フィルタ(以下フィルタと略す)3と、インターネットのコンテンツを格納するコンピュータ(以下、Webサーバと称す)4とを備えている。
以下、本発明の実施の形態について、各図に基づいて説明する。図1は、本発明の実施の形態における遠隔制御システムの機能ブロック図である。本実施の形態における遠隔制御システムは、制御端末(以下、端末と略す)1と、被制御コンピュータ(以下PCと称す)2と、インターネットのコンテンツを変換するHTML変換フィルタ(以下フィルタと略す)3と、インターネットのコンテンツを格納するコンピュータ(以下、Webサーバと称す)4とを備えている。
この構成において、それぞれ、端末1はPC2と、またHTML変換フィルタ3はWebサーバ4、及びPC2と通信回線を介して接続されている。なお、本実施の形態において、フィルタ3は、通信回線を介して、PC2及びWebサーバ4に接続される構成としているが、フィルタ3は、PC2もしくはWebサーバ4のプログラム格納領域に格納され、内部の制御線を通じて接続される構成としても構わない。
この構成において、端末1は、ユーザが入力を行う入力部1A、表示部1B、通信部1C、端末情報記憶部(以下、記憶部と略す)1D、端末制御部(以下、制御部と略す)1Eを有する。通信部1Cは、端末1の画像表示能力情報や入力部1Aから入力された入力情報を、制御部1Eを介してPC2へ送信し、PC2から表示画像情報を受信する。また、PC2は、遠隔制御サーバ(以下、サーバと略す)2Aと、入力部2B、表示部2C、表示画像記憶部(以下、記憶部と略す)2Jと、コンピュータ制御部(以下、制御部と略す)2Lと、プログラム格納部(以下、格納部と略す)2Kとを有している。記憶部2Jは表示部2Cにて表示する画像情報を一時格納する。格納部2Kは、制御部2LとPC2にて動作するOS(オペレーティングシステム)プログラムと、PC2のOSプログラム上で動作するアプリケーションプログラムであるブラウザアプリケーション(以下、ブラウザ)を格納する。
さらに、サーバ2Aは、表示データ取得部(以下、取得部と略す)2Hと、サーバ情報記憶部(以下、記憶部)2Eと、通信部2Dと、ブラウザ指示実行部(以下、実行部と略す)2Fと、操作指示解釈部(以下、解釈部と略す)2Gと、サーバ制御部(以下、制御部と略す)2Iとを有する。取得部2Hは、PC2に表示された表示画像情報をPC2の表示部2Cまたは記憶部2Jから取得する。また取得部2Hは、端末1の表示能力情報に従ってその画像情報を加工(変更)する。したがって取得部2Hは変更部を兼ねる。記憶部2Eは、取得部2Hが取得し、加工した表示画像情報を記憶する。通信部2Dは、端末1の表示能力情報と入力情報を受信し、記憶部2Eに記憶した表示画像情報を端末1へ送信する。解釈部2G、実行部2Fは、通信部2Dから受信したコマンド等の入力情報を解析し、制御部2Lへ指示要求として送信する。制御部2Iは、サーバ2Aの動作制御を行う。
さらに、フィルタ3は、通信部3A、フィルタ情報記憶部(以下、記憶部と略す)3B、コンテンツ情報記憶部(以下、記憶部と略す)3C、HTTP解析部3D、HTTP生成部3E、HTML解析部3F、HTML変換部3G、フィルタ制御部(以下、制御部と略す)3Hを有している。通信部3Aは、PC2のブラウザからコンテンツ取得要求、Webサーバ4からコンテンツデータを受信し、PC2へコンテンツデータを、また、Webサーバ4へコンテンツ取得要求を送信することに加え、端末1からの操作情報を受信し、解釈部2Gへ渡す。HTTP解析部3Dは、ブラウザからのコンテンツ取得要求である、HTTPリクエストを受信し、Webサーバ4に送信、さらに、Webサーバ4からH
TTPリクエストに対するHTTPレスポンスを受けて解析する。HTML解析部3Fは、解析されたHTTPレスポンス内のHTMLを解析し、HTML内の表示要素を取り出す。そして、HTML変換部3Gは、HTMLの表示要素に対して表示要素をマーキングするためのタグを記述することにより、HTMLを改変する。HTTP生成部3Eが改変されたHTMLファイルからHTTPレスポンスを再生成する。
TTPリクエストに対するHTTPレスポンスを受けて解析する。HTML解析部3Fは、解析されたHTTPレスポンス内のHTMLを解析し、HTML内の表示要素を取り出す。そして、HTML変換部3Gは、HTMLの表示要素に対して表示要素をマーキングするためのタグを記述することにより、HTMLを改変する。HTTP生成部3Eが改変されたHTMLファイルからHTTPレスポンスを再生成する。
図2は、本発明の実施の形態における遠隔制御システムの回路ブロック図である。
図2において、端末1は、キーボード5A、液晶ディスプレイ(以下、LCDという)5B、中央処理装置(以下、CPUという)5C、ランダムアクセスメモリ(以下、RAM)5D、リードオンリーメモリ(以下、ROMという)5E、読取装置5F、2次記憶装置5H、通信制御装置5Iを有する。読取装置5Fは、CD(コンパクト・ディスク)−ROM、DVD(Digital Versatile Disc)−ROMなどの記憶媒体5Gを読み取る。通信制御装置(以下、制御装置と略す)5Iは、電話回線やネットワークケーブルなどを通して外部の回線との接続を行う。
PC2は、キーボード6A、LCD6B、CPU6C、RAM6D、ROM6E、読取装置6F、2次記憶装置6H、通信制御装置6Iを有する。読取装置6Fは、CD−ROMなどの記憶媒体6Gを読み取る。通信制御装置(以下、制御装置)6Iは、電話回線やネットワークケーブルなどを通して外部の回線との接続を行う。
フィルタ3は、CPU7A、RAM7B、ROM7C、読取装置7D、2次記憶装置7F、通信制御装置7Gを有する。読取装置7Dは、CD−ROMなどの記憶媒体7Eを読み取る。通信制御装置(以下、制御装置と略す)7Gは、電話回線やネットワークケーブルなどを通して外部の回線との接続を行う。
ここで、図1の機能ブロック図と図2の回路ブロック図との対応関係を説明する。図1と図2に示すように、端末1において、記憶部1Dは、RAM5Dにより実現されている。入力部1Aは、キーボード5Aにより実現されているが、マウスや、タッチパネルなどを含んでもよい。表示部1BはLCD5Bにより、通信部1Cは制御装置5Iにより実現されている。また、この構成にて、制御部1Eは、CPU5CがRAM5DやROM5E、2次記憶装置5Hとデータのやりとりをしながら、ROM5Eに記憶されたプログラムを実行することにより実現されている。
また、サーバ2Aにおいて、記憶部2Eは、RAM6Dにより実現されている。OSプログラムとアプリケーションプログラムは、RAM6D、ROM6E、2次記憶装置6Hのいずれかに記憶されている。さらに、通信部2Dは、制御装置6Iにより実現されている。また、この構成において、制御部2I、取得部2H、解釈部2G、実行部2Fは、CPU6CがRAM6DやROM6E、2次記憶装置6Hとデータのやりとりをしながら、ROM6Eに記憶されたプログラムを実行することにより実現されている。なお、PC2における記憶部2JはRAM6Dにより実現されており、入力部2Bは、キーボード6Aにより実現されているが、マウスや、タッチパネルなどを含んでもよい。
さらに、フィルタ3において、記憶部3Cは、RAM7Bにより、通信部3Aは制御装置7Gにより実現されている。HTTP解析部3D、HTTP生成部3E、HTML解析部3F、HTML変換部3Gは、RAM7B、ROM7C、2次記憶装置7Fのいずれかに記憶されている。また、この構成において、制御部3H、HTTP解析部3D、HTTP生成部3E、HTML解析部3F、HTML変換部3Gは、CPU7AがRAM7BやROM7C、2次記憶装置7Fとデータのやりとりをしながら、ROM7Cに記憶されたプログラムを実行することにより実現されている。
なお、本実施の形態では、端末1は、CPU5CがROM5Eに記憶されたプログラムを実行するとしている。しかし、CPU5Cが実行するプログラムは、読取装置5Fを用い、記憶媒体5Gに記録されたプログラムであってもよい。また、サーバ2Aにおいては、CPU6CがROM6Eに記憶されたプログラムを実行するとしているが、CPU6Cが実行するプログラムは、読取装置6Fを用い、記憶媒体6Gに記録されたプログラムであってもよい。また、PC2の制御部2Iは、CPU6Cが兼ねてもよい。さらに、記憶部2E、2I、格納部2Jの2以上を同一のデバイスで構成してもよい。さらに、フィルタ3は、CPU7AがROM7Cに記憶されたプログラムを実行するとしているが、CPU7Aが実行するプログラムは、読取装置7Dを用い、記憶媒体7Eに記録されたプログラムであってもよい。
以上のように構成された遠隔制御の方法について、図3〜図9のフローチャートに基づいてその動作を説明する。なお、図3のフローチャートは端末1の動作を示すフローチャートであり、CPU5CがROM5Eに記憶されたプログラムを実行する様子を示す。図4〜8のフローチャートはそれぞれ遠隔制御サーバ2Aの動作を示すフローチャートであり、CPU6CがROM6Eに記憶されたプログラムを実行する様子を示す。図9のフローチャートはHTML変換フィルタ3の動作を示すフローチャートであり、CPU7AがROM7Cに記憶されたプログラムを実行する様子を示す。ここで、図3のフローチャートでは、端末1を起動して、サーバ2AがPC2の表示画面の画像情報を受信して表示部1Bへ表示するまでを示している。また、図4〜8のフローチャートでは、サーバ2Aが、端末1から接続要求を受け、PC2の表示画像情報を取得し、端末1へ送信し、端末1から操作要求を受け、PC2を操作するまでを示している。さらに、図9のフローチャートでは、フィルタ3が、ブラウザからのHTTPリクエストを受信して、HTTPレスポンスに含まれるHTMLを取り出し、HTMLを改変、ブラウザへ操作するまでを示している。
まず、ユーザが端末1を起動することにより処理が開始される。この起動が行われると、ユーザが入力部1Aにより、接続先のサーバを指定する。例えば、通信プロトコルにTCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)を使用している場合はIPアドレスを指定する。そして端末1はサーバ2Aへ接続要求を発行する(S1−1)。
本実施の形態では、ユーザが端末1を起動後、ユーザの指示要求によって、サーバ2Aの接続を行う構成としている。しかし、本発明は、この接続方法に限定されるものではなく、起動と同時に所定のサーバ2Aへの接続を行う接続形態としてもよい。
そして、サーバ2Aでは、制御部2Iが通信部2Dを介して、端末1からの接続要求を受け、接続を確立する(S2−1)。
次に端末1では、制御部1Eが、記憶部1Dに記憶された画像表示能力情報を取得し、通信部1Cを介してPC2側の通信部2Dへ送信する(S1−2)。
本実施の形態では、PCの表示部2Cの表示能力すなわちディスプレイの解像度をSVGA(1280×1024)、また、端末1の表示能力であるディスプレイ解像度をQVGA(320×240)とする。なお、各ディスプレイの表示画素情報は共に、8Bit/Pixelとする。しかし、本発明で言及する表示能力情報は、ディスプレイの解像度情報に限定するものではなく、例えば、カラーパレット情報や階調情報などを含んでもよい。
次に、サーバ2Aでは、制御部2Iが通信部2Dを介して、端末1が送信した表示能力情報を受信し、記憶部2Eへ記憶させる(S2−2)。
続いて、制御部2Iが、取得部2Hを起動し、OSプログラムより第一の表示画像情報を記憶部2Jから取得する。そして、取得部2Hが第一の表示画像情報を、記憶部2Eへ記憶させる(S2−3)。
続いて取得部2Hが、記憶部2Eへ記憶した第一の表示画像情報から、S2−2において記憶部2Eへ記憶した端末1の表示能力情報を取得し、取得した解像度へ表示画像情報を切り出し、第二の表示画面情報を作成する。
なお、端末1から送信する表示能力情報を予め記憶部2Eに記憶しておき、この表示能力情報に従い、取得部2Hが表示画像情報から端末1のLCD5Bのサイズに画像の切り出しを行うことも可能である。これにより、端末1からサーバ2Aへ表示能力情報を送信する必要がなくなり、表示能力情報の送受信に要していたトランザクションが軽減される。
また、本実施の形態では、起動直後には、端末1の表示部1BはPC2の表示部2Cの最左下を表示する。そして取得部2Hは最左下を原点座標(0,0)としてQVGAサイズである(320,240)までの矩形領域を切り出す。そして、切り出し後の第二の表示画像情報を、記憶部2Eへ記憶する。続いて、切り出し後の第二の表示画像情報として、画面のイメージと切り出し後の座標情報{(0,0),(320,240)}を記憶部2Eへ記憶する(S2−4)。しかし、本発明は、この表示画像情報の記憶方法に限定されるものではなく、第一の表示画像情報に対して端末1に送信する画像の座標情報としても構わない。この際、画像の座標情報は、記憶部2Eに格納される。
次に制御部2Iは、記憶部2Eに記憶している端末1へ前回送信した第二の表示画像情報のイメージと、今回新たに記憶する第二の表示画像情報のイメージとを比較する。そして、両画像に差分があるか否かを検査する(S2−5)。このとき、画像の全ての画素に対して、各画素の差異を比較することにより差分を抽出する。そして、差分があれば、処理はS2−6へ進み、差分がない場合は、S2−7へ進む。差分ありと判断した場合は、制御部2Iが通信部2Dを通じて端末1へ第二の表示画像情報を送信する(S2−6)。なお、起動直後には、前回の第二の表示画像情報は、記憶されていないため、S2−6のステップが実行される。
一方、端末1では、制御部1Eが通信部1Cを介して、サーバ2Aから送信された第二の表示画像情報を受信する(S1−3)。そして、受信した第二の表示画像情報を記憶部1Cへ保存する(S1−4)。
続いて、制御部1Eは、記憶部1Dに記憶された第二の表示画像情報を表示部1Bへ表示する(S1−5)。なお、本実施の形態の表示画像情報は、ビットマップデータとするが、本発明はこの表示画像情報のデータフォーマットに限定されるものではない。
そして、ユーザからの操作待ち、もしくは、サーバ2Aからの画像送信待ちの状態となるわけであるが、さらに、端末1からユーザ入力が発生した場合は、後述する入力情報解析処理を行い、PC2の操作制御を行い、PC2の表示部2Cが更新された場合は、端末1のLCD5Bを、上述した画像転送を行うことで更新するということを繰り返して、端末1からPC2を制御可能となる。なお、図10に被制御コンピュータと制御端末の表示イメージを示す。図10において、10はPC2の表示部2Cであり、20は端末1の表示部1Bに表示される表示イメージであり、30は制御端末である。
ここで、端末1からユーザの操作指示が行われた場合のサーバ2Aの動作である、入力情報解析処理に関して説明する。入力情報解析処理は、端末1において、ユーザから操作指示が行われた場合は、制御部1Eがユーザ入力を検知し(S1−6)、通信部1Cを介して入力情報をサーバ2Aへ送信することにより(S1−7)、入力待ち状態が解除され、サーバ2Aにおいて、入力情報解析処理が開始される。なお、本実施の形態における入力情報は、(入力イベント、座標情報)の形式のデータ構造となっているが、本発明はこの入力情報の形式に限定されるものではない。
以降、入力情報解析処理の詳細を、図5〜8のフローチャートを用いて説明する。
サーバ2Aでは、制御部2Iが通信部2Dを介して、送信されたコマンド等の入力情報を受信し(S3−1)、そして、制御部2Iが受信した入力情報を解釈部2Gへ渡し、解釈部2Gが入力情報を解釈する。すなわち、送信された入力情報が、ブラウザへの操作要求、OS一般操作の要求、終了要求かを判断し、それぞれの処理を実行する。すなわち、入力情報が、ブラウザへの操作要求であれば(S3−2)、ブラウザ制御処理(S3−5)が、OS一般操作の要求であれば(S3−3)、OS制御処理(S3−6)が、終了要求であれば(S3−4)、切断処理(S3−7)が実行されることになる。
以降、ブラウザ制御処理、OS制御処理、切断処理に関して、図6、図7、図8のフローチャートに従いそれぞれ説明する。
<ブラウザ制御処理>
ブラウザ制御用の入力情報は、本発明にて言及する、ブラウザを起動するための要求(以降、起動要求と呼ぶ)、ブラウザの表示要素を変更する要求(以降、表示要素変更と呼ぶ)や、ブラウザに表示されたリンクのフォーカスを移動する要求(以降、リンク選択と呼ぶ)に対する操作情報である。
<ブラウザ制御処理>
ブラウザ制御用の入力情報は、本発明にて言及する、ブラウザを起動するための要求(以降、起動要求と呼ぶ)、ブラウザの表示要素を変更する要求(以降、表示要素変更と呼ぶ)や、ブラウザに表示されたリンクのフォーカスを移動する要求(以降、リンク選択と呼ぶ)に対する操作情報である。
図6のフローチャートに示すように、ブラウザ制御処理では、解釈部2Gが、端末1から送信された入力情報が、起動要求かを判断し(S4−1)、起動要求であれば、制御部2Lに対して、格納部2Kに格納されたアプリケーションプログラムであるブラウザを起動するコマンドを発行する(S4−2)。そして、ブラウザの接続先情報を取り出し、記憶部2Eへ記憶する(S4−3)。さらに、接続先情報をフィルタのアドレスに変更する(S4−4)。
本実施の形態では、接続先情報の設定は、ブラウザに一般的に設けられている、HTTPリクエスト、HTTPレスポンスを中継するための機構である、プロキシの設定を利用する。すなわち、ブラウザの接続先をフィルタ3に、そしてフィルタ3が、Webサーバ4へ接続するようにするため、ブラウザのプロキシ設定を、フィルタに指定する。通常、ブラウザはコンテンツへのアクセス時間短縮のため、一端アクセスしたHTMLをキャッシュと呼ばれる保存領域に保存しておき、同じコンテンツのアクセス時に保存したコンテンツを表示することを行う。端末1からブラウザを利用した場合、フィルタ3によりHTMLが端末1のディスプレイサイズに適合するように改変されている(後述するフィルタ3によるHTMLの改変処理にて説明)ため、この後、端末1からではなく、PC2のブラウザを直接操作した場合、ブラウザのキャッシュに保存されている、つまり端末1用に改変されたHTMLが表示されてしまう。つまり、オリジナルのレイアウトとは異なる形式でコンテンツが表示されてしまう。キャッシュを更新しておくことで、PC2のブラウザを直接利用した場合に、端末1用に改変され、キャッシュに保存されたHTMLがブラウザ上に表示されるのを抑制できる。
また、S4−1において、解釈部2Gにより、入力情報が起動要求ではないと判断され
、S4−5において、表示要素選択要求、もしくはリンク選択要求であると判断された場合は、解釈部2Gは、実行部2Fを起動し、後述する操作指示を動作させ(S4−6)、入力情報が表示要素選択要求、もしくはリンク選択要求でない場合は、上述のOS制御処理を行い、OSの制御イベントを発行する(S4−7)。
、S4−5において、表示要素選択要求、もしくはリンク選択要求であると判断された場合は、解釈部2Gは、実行部2Fを起動し、後述する操作指示を動作させ(S4−6)、入力情報が表示要素選択要求、もしくはリンク選択要求でない場合は、上述のOS制御処理を行い、OSの制御イベントを発行する(S4−7)。
引き続き、表示要素変更、及びリンク選択における操作指示の実行に関して説明する。S4−6において、端末1から送信された入力情報が、表示要素変更要求であると判断された場合、実行部2Fは、HTMLの表示要素であり、かつ現在端末1の表示部1Bに表示された要素の次の表示要素を走査することを行う。ここで、次の表示要素は、後述する、フィルタ3がHTML改変時に抽出した座標情報により行う。すなわち、HTMLの改変時に行うHTMLの解析処理において、HTML内の表示要素のレイアウトを決定することとなるわけであるが、このレイアウト上の位置座標をサーバ2Aへ通知しておき(S2−10)、サーバ2Aは、この位置情報を基に、ブラウザ上に表示されている次の表示要素上の画像情報を取得し、上述したように端末1へ送信する。また、この際、実行部2Fは、次の表示要素が表示部2Cに表示されていない場合、その表示要素を表示部2Cに表示される位置までスクロールさせる。すなわち、実行部2Fは、制御部2Lを通じてブラウザアプリケーションに対してスクロールイベント発行することを行う。このときの被制御コンピュータ、制御端末の表示イメージを図11に示す。
図11において、10が、スクロール前のブラウザの様子であり、点線で囲まれた矩形20が、その時点で選択されている表示要素であり、30が端末1の表示の様子である。また、11が、スクロール後のブラウザの様子であり、点線で囲まれた矩形21が、表示要素の選択操作によって選択された表示要素であり、31が端末1の表示の様子である。また、S4−6において、端末1から送信された入力情報が、リンク選択要求であると判断された場合、実行部2Fは、制御部2Lを通じてブラウザに対して、リンクフォーカス移動のイベント(通常ブラウザに内蔵)を発行する。この際、実行部2Fは、現在の表示要素内に含まれるリンクにだけフォーカス移動を行わせる制御も行う。すわなち、フィルタ3がHTML解析を行う際に、ブラウザの表示要素内に含まれるリンクの表示位置をサーバ2Aに通知することにより行う。
なお、実行部2Fは、サーバ2Aの内部モジュール、もしくは、実施の形態2に示す、ブラウザに内蔵されたスクリプト言語用のインタプリタでも構わない。また、本実施の形態では、取得部2Hが、変更操作が行われる都度、取得画像の座標位置の画像を取得するようにしたが、これに限らず、固定の座標領域の画像情報を取得することとし、表示領域変更操作が行われる都度、固定座標へ表示要素をスクロールさせておいてから画像情報を取得する、例えば、ブラウザの(0,0)座標まで表示要素を、ブラウザのスクロールバーを移動させることや、ブラウザに対してスクロール要求を発して、スクロールさせ、(0,0)座標から画像情報を常に取得することとしても構わない。この時の被制御コンピュータの表示イメージを図12に示す。
図12において、10が、表示要素移動前のブラウザの様子であり、点線で囲まれた矩形(20)が、その時点で選択されている表示要素である。また、11が、表示要素移動後のブラウザの様子であり、点線で囲まれた矩形(21)が、表示要素の選択操作によって選択された表示要素である。
<OS制御処理>
図7のフローチャートに示すように、OS制御処理では、端末1のボタンや、LCD上のタッチパネルを操作することによって発生したイベントを、OSを操作するためのマウス、キーボードのイベント情報とを対応付けたイベント形式変換テーブルにしたがって変換する(S5−1)。そして、変換後のイベントを制御部2IがOSプログラムに対するイベントとして制御部2Kへ発行する(S5−2)。例えば、ユーザがタッチパネル上の
アイコンを2度タップした場合について説明すると、このときの入力情報は例えば、(「LCDを2度タップ」,タップした座標)となる。そして、下記のようなイベント形式変換テーブルにしたがい変換する。つまり、「所定座標へのマウスのダブルクリックイベント」に変換が実施され、変換後のイベントがOSに対して発行される。その後、OSが発行されたイベントに対する処理を行うこととなる。
<OS制御処理>
図7のフローチャートに示すように、OS制御処理では、端末1のボタンや、LCD上のタッチパネルを操作することによって発生したイベントを、OSを操作するためのマウス、キーボードのイベント情報とを対応付けたイベント形式変換テーブルにしたがって変換する(S5−1)。そして、変換後のイベントを制御部2IがOSプログラムに対するイベントとして制御部2Kへ発行する(S5−2)。例えば、ユーザがタッチパネル上の
アイコンを2度タップした場合について説明すると、このときの入力情報は例えば、(「LCDを2度タップ」,タップした座標)となる。そして、下記のようなイベント形式変換テーブルにしたがい変換する。つまり、「所定座標へのマウスのダブルクリックイベント」に変換が実施され、変換後のイベントがOSに対して発行される。その後、OSが発行されたイベントに対する処理を行うこととなる。
制御端末のイベント OS操作イベント
LCDを1度タップ マウスのシングルクリック
LCDを2度タップ マウスのダブルクリック
LCDをドラッグ マウスのドラッグイベント
<切断処理>
終了用の入力情報は、現在行っている遠隔制御のセッションの終了要求に対する操作情報である。端末1から本要求がなされると、サーバ2Aは、通信部2Dを通じて端末1との接続を切断し(S5−1)、それ以前にブラウザを使用した場合は(S5−2;Y)、ブラウザの接続情報を記憶部2Eから読み出し、端末1使用前の状態に戻し(S5−3)、ブラウザに対して再読み込み動作を行わせる(S5−4)。なお、S5−3において、記憶部2Eから読み出す接続情報は、ブラウザ制御処理時に制御部2Iが記憶部2Eに保存したものである。
LCDを1度タップ マウスのシングルクリック
LCDを2度タップ マウスのダブルクリック
LCDをドラッグ マウスのドラッグイベント
<切断処理>
終了用の入力情報は、現在行っている遠隔制御のセッションの終了要求に対する操作情報である。端末1から本要求がなされると、サーバ2Aは、通信部2Dを通じて端末1との接続を切断し(S5−1)、それ以前にブラウザを使用した場合は(S5−2;Y)、ブラウザの接続情報を記憶部2Eから読み出し、端末1使用前の状態に戻し(S5−3)、ブラウザに対して再読み込み動作を行わせる(S5−4)。なお、S5−3において、記憶部2Eから読み出す接続情報は、ブラウザ制御処理時に制御部2Iが記憶部2Eに保存したものである。
以上示した入力情報解析処理により、遠隔制御システムにおいて、端末1からPC2の遠隔制御が可能となる。
次に、遠隔制御時に、ブラウザの動作制御を可能とするため、ブラウザに表示すべきコンテンツを改変するフィルタ3の動作を図9のフローチャートを用いて説明する。
端末1から入力情報解析処理を経て、ブラウザを起動し、コンテンツへのアクセスを開始するため、PC2のブラウザが、通信部2Dを通じて、フィルタ3へ接続を行い、コンテンツ取得要求であるHTTPリクエストを発行する。
フィルタ3は、通信部3Aを通じて、この接続要求を受け(S6−1)、さらに、HTTPリクエストを受信する(S6−2)。HTTPリクエストは、リクエスト行と、ヘッダ行から構成され、リクエスト行には、要求メソッドと、アドレス情報(URL:Uniform Resource Locatorsの略)、並びにHTTPプロトコルのバージョン情報が含まれる。ここでURLとは、要求するコンテンツのインターネット上のアドレス情報であり、使用プロトコル+サーバアドレス+サーバ上のコンテンツの位置情報という形式をとる。また、ヘッダ行は、ヘッダ名+”:”+ヘッダ値から構成される。HTTPリクエストは、プロキシに要求する場合と、Webサーバへダイレクトに要求する場合では、その仕様(形式)が異なる。よって、フィルタ3は、HTTP解析部3Dを起動して、HTTPリクエストを解析し、プロキシ用のリクエストをWebサーバ4へダイレクトに要求する形式に変換する(S6−3)。変換結果は、記憶部3Bへ保存される。なお、本実施の形態では、ブラウザの接続設定が、Webサーバ4へダイレクトに要求する設定となっている場合を説明しているが、そもそもブラウザがプロキシを経由して接続する設定となっている場合は、HTTPリクエストの改変は行わず、HTTPリクエストをプロキシサーバへ中継するだけとなる。
続いて、制御部3Hが、記憶部3Bに保存されたHTTPリクエストをWebサーバ4へ通信部3Aを通じて、送信する(S6−5)。その結果、Webサーバ4は、HTTPリクエストによって要求されたコンテンツデータであるHTTPレスポンスを送信するわけであるが、フィルタ3は、Webサーバ4が送信したHTTPレスポンスを、通信部3Aを通じて受信する(S6−6)。
そして、制御部3Hが、HTTP解析部3Dを起動し、受信したHTTPレスポンスから実際のコンテンツデータであるHTMLデータを取り出すため、HTTPレスポンスを解析する(S6−7)。解析結果のHTMLデータは、記憶部3Cへ保存する。
そして、制御部3Hが、HTML解析部3Fを起動し、HTMLの解析し、解析結果を記憶部3Cに保存する(S6−8)。
HTMLは、以下に示すように、タグと呼ばれる記号により、文書の構造化を行う言語である。
○テーブルを表現するHTMLの例
<HTML>・・・・・・HTMLの開始タグ
<BODY>・・・・・・HTMLの本体部分を表すタグ
<TABLE> ・・・・テーブルの開始を表すタグ
<TR>・・・・・テーブルの行を表すタグ
<TD>・・・・テーブルのセルを表すタグ
セル1・・テーブルのセルの文字列
</TD>・・・テーブルのセルを表すタグ
<TD>
セル2
</TD>
</TR>・・・・ テーブルの行の終了を表すタグ
</TABLE> ・・・ テーブルの終了を表すタグ
</BODY>・・・・・ HTMLの本体部分の終了を表すタグ
</HTML>・・・・・ HTMLの終了を表すタグ
HTML解析は、この言語構造を解析し、文書内の表示要素を検出することに加え、構造化された文書内の表示要素が、ブラウザの表示領域にどのように表示されるか、すなわち、表示要素が、どのようにレイアウトされるかを決定することにある。例えば、上記のようなテーブルを記述したHTMLでは、図13に示す被制御コンピュータの表示イメージ(10はブラウザ、20はHTML内のテーブルを表示した様子)に示すようにブラウザに表示される。ここで、レイアウトの決定とは、表示要素である文字列「セル1」、「セル2」の、ブラウザの表示領域中の座標を検出することである。なお、図14にHTML解析結果のデータ構造のイメージを示す。
○テーブルを表現するHTMLの例
<HTML>・・・・・・HTMLの開始タグ
<BODY>・・・・・・HTMLの本体部分を表すタグ
<TABLE> ・・・・テーブルの開始を表すタグ
<TR>・・・・・テーブルの行を表すタグ
<TD>・・・・テーブルのセルを表すタグ
セル1・・テーブルのセルの文字列
</TD>・・・テーブルのセルを表すタグ
<TD>
セル2
</TD>
</TR>・・・・ テーブルの行の終了を表すタグ
</TABLE> ・・・ テーブルの終了を表すタグ
</BODY>・・・・・ HTMLの本体部分の終了を表すタグ
</HTML>・・・・・ HTMLの終了を表すタグ
HTML解析は、この言語構造を解析し、文書内の表示要素を検出することに加え、構造化された文書内の表示要素が、ブラウザの表示領域にどのように表示されるか、すなわち、表示要素が、どのようにレイアウトされるかを決定することにある。例えば、上記のようなテーブルを記述したHTMLでは、図13に示す被制御コンピュータの表示イメージ(10はブラウザ、20はHTML内のテーブルを表示した様子)に示すようにブラウザに表示される。ここで、レイアウトの決定とは、表示要素である文字列「セル1」、「セル2」の、ブラウザの表示領域中の座標を検出することである。なお、図14にHTML解析結果のデータ構造のイメージを示す。
続いて、制御部3HがHTML変換部3Gを起動し、記憶部3Bに保存された解析結果のデータ構造に対してHTMLの変換処理を行い(S6−9)、結果を記憶部3Bへ保存する。
HTMLの変換処理は、端末1の表示部1Bの幅サイズに収まるように、表示要素をグルーピングし、収まらない場合は、表示要素のまとまりに対して、HTMLのタグにより、サイズを幅内に収まるようタグ属性の幅を設定し、対応するHTMLの表示要素集合の前後にタグを挿入し、変更後のレイアウトの表示位置座標を変更する。本実施の形態では、表示要素のグルーピング用のタグにDIVと呼ばれるHTMLタグを、その幅属性に端末1の表示部1Bの幅である320ピクセルを設定する。図15にこの時のDIVタグ設定前後のHTMLの改変結果を示し(10:DIVタグ設定前、11:DIVタグ設定後)、図16にHTML改変前後のブラウザの表示イメージを示す(10、11:ブラウザ、20:DIVタグ設定前の表示要素、21:DIVタグ設定後の表示要素)。なお、本実施の形態では、表示要素をグルーピングするために、DIVタグを用いているが、本発明は、このDIVタグを利用することに制限されるものではなく、その他のHTMLタグ、例えばTABLEタグやSPANタグ等を用いてHTML内の表示要素をグルーピング
しても構わない。
しても構わない。
続いて、HTML変換部3Gは、HTML変換後の表示要素の表示位置座標を、サーバ2Aへ通知するため、サーバ2Aへ通信部3Aを通じて接続し、表示位置座標を通知する(S6−10)。そして、サーバ2Aが、この通知を受け、接続受理状態(S2−1)から、接続後に送信されたデータが、表示位置座標の情報であるかを判断し(S2−9)、制御部2Iが、通信部2Dを通じて受信した表示位置座標情報を、記憶部2Eへ保存する(S2−10)。この時フィルタ3より通知される表示位置座標情報を図17に示す。
最後に、制御部3Hが、HTTP生成部3Eを起動し、変換後のHTMLからHTTPレスポンスを生成し(S6−11)、制御部3Hが、通信部3Aを通じて、生成後のHTTPレスポンスをブラウザへ送信する(S6−12)。そして、送信されたHTTPレスポンスは、PC2のブラウザが通信部2Dを介して受信し、PC2の表示部2Cに表示する。
以上示したように、端末1の幅に収まるように、HTMLの表示要素にHTMLタグを挿入していくことで、PC2の表示部2Cに表示された表示画像情報を、端末1から通信回線を通じて見る場合、表示要素が端末の幅に合わせこまれて表示されるため、例えば、文章を読む場合、横方向へのスクロールを行う必要がなくなり、遠隔制御システムにおけるブラウザの操作が行い易くなる。さらに、PC2のブラウザに表示された、個々の表示要素への位置あわせを端末1からのブラウザ制御コマンドにより行えるので、ユーザが表示要素の領域へ微妙な位置あわせを行いながら、端末1を利用する場合と比較し、操作性の大幅な向上が期待できる。
(実施の形態2)
次に、本発明の他の実施の形態について説明する。
次に、本発明の他の実施の形態について説明する。
本実施の形態では、実施の形態1に示した、ブラウザの制御処理、並びに、フィルタのHTML改変動作において、ブラウザに内蔵されたスクリプト言語用のインタプリタを利用し、ブラウザの制御処理をスクリプトにより行うことで、遠隔制御においてブラウザを利用する場合の処理効率の改善が行えるものである。
通常、ブラウザには、内部データ(すなわち、内部データとはHTMLであり、その表示要素である)を制御する目的で、インタプリタが内蔵されている。このインタプリタを利用することで、表示要素である文字列や、イメージなどの表示位置座標などの情報を、スクリプトから参照可能である。実施の形態1では、表示位置座標を、フィルタ3がHTMLの解析時に決定し、その結果をサーバ2Aへ通知しておき、ブラウザの制御時に、表示位置座標の表示要素を端末1に表示することにより行っていたが、ブラウザのスクリプトにより表示要素を取得し、その表示要素が表示されたブラウザ上の表示領域の表示画像情報を、端末1の表示部1Bに表示可能である。したがって、実施の形態1のような、表示位置の座標情報を求めることを行う必要はないし、なおかつ、その結果をサーバ2Aへ通知する必要もないため、フィルタが行う解析処理、もしくは、ブラウザの制御処理の効率化が行える。
本実施の形態においては、図9のフローチャートに示すS6−9において、HTML変換部3Gが、表示要素をグルーピングするのに使用したDIVタグに、さらに識別子属性を設定し、なおかつ、図18のフローチャートに示すようなスクリプトを挿入する。ブラウザはこのスクリプトが挿入されたHTMLを読み込むこととなるが、端末1からブラウザに対してブラウザ制御用のイベント、すなわち、表示要素/リンク選択操作要求を発行すると、本スクリプトが起動され、対応する表示要素やリンクに位置する領域の表示画像
情報をサーバ2Aが取得し、端末1へ送信、表示部1Bへ表示できる。つまり、実施の形態1に示したように、端末1の入力部1Aからユーザがブラウザの制御コマンドを発行すると、実行部2Fにより実行されていた、ブラウザの制御動作がスクリプトにより代用可能となる。
情報をサーバ2Aが取得し、端末1へ送信、表示部1Bへ表示できる。つまり、実施の形態1に示したように、端末1の入力部1Aからユーザがブラウザの制御コマンドを発行すると、実行部2Fにより実行されていた、ブラウザの制御動作がスクリプトにより代用可能となる。
つまり、ブラウザの操作制御をブラウザに内蔵されたスクリプトを利用することで、HTML内の表示要素の表示座標情報を決定する、もしくは、表示座標上をサーバ2Aに通知する必要がなくなるため、遠隔制御システムにおいて、ブラウザの動作制御を行う際の処理効率が向上可能となる。
(実施の形態3)
実施の形態1、2において、ブラウザの表示要素の選択順序は、システム、すなわち、フィルタ3が、HTMLを解析し、改変する場合に行うDIVタグの埋め込み順序に依存する。例えば、HTMLの解析は、HTMLの先頭から行い、表示要素の現れる順にDIVタグを設定した場合、表示要素の選択順序は、DIVタグによりマーキングされた順序となる。ユーザの欲する表示要素が、HTMLの先頭に現れている場合、問題はないが、必ずしも、ユーザが見たい表示要素が、HTMLの先頭に現れているとは限らない。よって、本実施の形態では、ユーザが欲する表示要素を、ダイレクトに選択可能とするための方法を説明する。
実施の形態1、2において、ブラウザの表示要素の選択順序は、システム、すなわち、フィルタ3が、HTMLを解析し、改変する場合に行うDIVタグの埋め込み順序に依存する。例えば、HTMLの解析は、HTMLの先頭から行い、表示要素の現れる順にDIVタグを設定した場合、表示要素の選択順序は、DIVタグによりマーキングされた順序となる。ユーザの欲する表示要素が、HTMLの先頭に現れている場合、問題はないが、必ずしも、ユーザが見たい表示要素が、HTMLの先頭に現れているとは限らない。よって、本実施の形態では、ユーザが欲する表示要素を、ダイレクトに選択可能とするための方法を説明する。
図9に示すフローチャートのS6−9において、フィルタ3が、HTMLを改変する際に、実施の形態1に示した方法に加え、さらに、DIVタグに枠線を表示する属性を追加して表示要素の前後に挿入し、結果をPC2のブラウザへ送信する。図19にこの時の改変後のHTML(10)、及び、改変後のHTMLを表示したブラウザの表示イメージ(11)を示す。
次に、ユーザがブラウザを操作した場合、図6のフローチャートに示すブラウザ制御処理の動作を行うわけであるが、この際、表示要素の選択を行う、例えば、本実施の形態では、ユーザが、端末1のLCD5B上をタップする操作を行うことによって表示要素選択の操作が発生したとすると、制御部1Eが、この入力情報(LCDを1度タップ、座標)を、通信部1Cを通じてサーバ2Aへ通知することとなる。
そして、サーバ2Aは、この入力情報を受け、解釈部2Gにて表示要素選択操作と判断し、実行部2Fへ入力情報を渡すこととなる。実行部2Fは、この入力情報の座標情報の近傍に存在する、ブラウザの表示領域に表示された枠線を画像認識し、対応する領域を、例えば、原点座標(0,0)へ移動することを行う。なお、領域の移動は、実施の形態1、乃至2に示したいずれの方法を用いても構わない、また、画像認識のアルゴリズムは、本発明の言及するところではなく、どのようなアルゴリズムを用いても構わない。つまり、端末1からユーザが行ったLCDのタップにより、タップした位置の近傍に存在する表示領域が端末に表示されることとなる。
以上、示したように、表示要素に枠線を表示し、その枠線を検索することで、表示要素を選択可能となるので、ユーザが欲する表示要素を、瞬時に選択可能となる。また、枠線を表示して、その枠線を認識することで画像認識処理の効率も向上し、高速に表示要素の領域を検索可能となる。さらに、副次的な効果として、枠線が表示されたことで、ユーザは、この枠線が、表示要素であることが視覚的に認識可能となるので、例えば、ユーザが、ある表示要素のテキストを読み進めている場合、誤って次の表示要素に進んでしまうという誤操作を避けることも可能となる。
本発明は、小さい画面においても、ブラウザの操作性、及び、テキストの可読性を高めた制御端末を有する遠隔制御システム、遠隔制御方法、及び、遠隔制御プログラムを格納した記憶媒体として有用に利用することができる。
1 制御端末
1A 入力部
1B 表示部
1C 通信部
1D 端末情報記憶部
1E 端末制御部
2 被制御コンピュータ
2A 遠隔制御サーバ
2B 入力部
2C 表示部
2D 通信部
2E サーバ情報記憶部
2F ブラウザ指示実行部
2G 操作指示解釈部
2H 表示データ取得部
2I サーバ制御部
2J 表示画像記憶部
2K プログラム格納部
2L コンピュータ制御部
3 HTML変換フィルタ
3A 通信部
3B フィルタ情報記憶部
3C コンテンツ情報記憶部
3D HTTP解析部
3E HTTP生成部
3F HTML解析部
3G HTML変換部
3H フィルタ制御部
4 Webサーバ
5 制御端末
5A キーボード
5B LCD
5C CPU
5D RAM
5E ROM
5F 読取装置
5G 記憶媒体
5H 2次記憶装置
5I 通信制御装置
6 制御端末
6A キーボード
6B LCD
6C CPU
6D RAM
6E ROM
6F 読取装置
6G 記憶媒体
6H 2次記憶装置
6I 通信制御装置
7 制御端末
7A CPU
7B RAM
7C ROM
7D 読取装置
7E 記憶媒体
7F 2次記憶装置
7G 通信制御装置
1A 入力部
1B 表示部
1C 通信部
1D 端末情報記憶部
1E 端末制御部
2 被制御コンピュータ
2A 遠隔制御サーバ
2B 入力部
2C 表示部
2D 通信部
2E サーバ情報記憶部
2F ブラウザ指示実行部
2G 操作指示解釈部
2H 表示データ取得部
2I サーバ制御部
2J 表示画像記憶部
2K プログラム格納部
2L コンピュータ制御部
3 HTML変換フィルタ
3A 通信部
3B フィルタ情報記憶部
3C コンテンツ情報記憶部
3D HTTP解析部
3E HTTP生成部
3F HTML解析部
3G HTML変換部
3H フィルタ制御部
4 Webサーバ
5 制御端末
5A キーボード
5B LCD
5C CPU
5D RAM
5E ROM
5F 読取装置
5G 記憶媒体
5H 2次記憶装置
5I 通信制御装置
6 制御端末
6A キーボード
6B LCD
6C CPU
6D RAM
6E ROM
6F 読取装置
6G 記憶媒体
6H 2次記憶装置
6I 通信制御装置
7 制御端末
7A CPU
7B RAM
7C ROM
7D 読取装置
7E 記憶媒体
7F 2次記憶装置
7G 通信制御装置
Claims (35)
- 画像を表示する表示部を有する端末と、
インターネットコンテンツを表示するブラウザ及び前記端末へ自身の表示イメージを送信するコンピュータと、
Webサーバから送信されたコンテンツデータを受信し、HTML内の文字やイメージ等の表示要素に対して前記端末の画面サイズに合わせて表示可能となるようにHTMLデータの改変を行い、前記ブラウザへ送信するHTML変換フィルタと
を備えた遠隔制御システム。 - 前記端末は、
前記コンピュータと通信する第1の通信部と、
前記コンピュータへの操作指示を行う第1の入力部と、
前記第1の通信部を通じて受信した画像情報を記憶する第1の記憶部と、
前記第1の記憶部に記憶した画像情報を表示する第1の表示部と、
本端末の動作制御を行う端末制御部を有し、
前記コンピュータは、
第2の表示部と前記第2の表示部に表示された画像情報を格納する第2の記憶部と、
各種の情報を送受信する第2の通信部と、
前記コンピュータの操作を行う第2の入力部と、
前記コンピュータの制御を行うコンピュータ制御部を有し、
前記HTML変換フィルタは、
前記ブラウザからの要求にしたがいWebサーバへHTTPプロトコルを介して、コンテンツ取得要求(以降、HTTPリクエストと呼ぶ)を発行し、リクエストに対するコンテンツデータ(以降、HTTPレスポンスと呼ぶ)を受信してHTTPレスポンスからHTMLデータを取り出すHTTP解釈部と、
前記HTTP解釈部が取り出したHTMLデータを解析するHTML解析部と、
前記HTMLデータ内の表示要素のサイズを前記端末の第2の表示部に表示可能なサイズに改変するHTML変換部と、
前記HTML変換部により変換されたHTMLデータからHTTPレスポンスを再生成するHTTP生成部と、
前記HTTPリクエスト、前記HTMLデータ、及び前記HTTP生成部が再生成したHTTPレスポンスを記憶する第3の記憶部と、
前記Webサーバ、及び前記ブラウザと通信回線を通じて通信する第3の通信部と、
前記HTML変換フィルタの動作制御を行う変換フィルタ制御部と
を有する請求項1記載の遠隔制御システム。 - 前記第3の通信部は、前記ブラウザと制御線を通じて通信し、Webサーバと通信回線を通じて通信する請求項1または2記載の遠隔制御システム。
- 前記第3の通信部は、前記ブラウザ及びWebサーバと通信回線を通じて通信する請求項1または2記載の遠隔制御システム。
- 前記HTML変換フィルタが行うHTMLの改変は、HTML内の表示要素に対してHTMLの表示要素をグルーピングするタグを挿入し、当該タグの幅属性に対して、前記端末の表示幅と同一値を設定することを特徴とする請求項1または2記載の遠隔制御システム。
- 前記HTML変換フィルタが行うHTMLの改変は、HTML内の表示要素に対してHTMLの表示すべき要素をグルーピングするタグを挿入し、当該タグの幅属性に対して、前
記端末の幅の値を設定することに加え、グルーピングした要素に対して背景色と同系色の枠線を表示するタグ属性を設定することを特徴とする請求項1または2記載の遠隔制御システム。 - 前記第1の入力部は、前記ブラウザの起動、操作指示を行うものであり、前記HTML変換フィルタは、HTMLの解析、改変を行う際に、前記ブラウザの操作指示用の実行コードをHTML内に埋め込むものであることを特徴とする請求項1または2記載の遠隔制御システム。
- 前記ブラウザは前記端末からの操作指示を解釈、実行するための操作指示解釈実行部を有する請求項1または2記載の遠隔制御システム。
- 前記操作指示解釈実行部は、ブラウザに内蔵されたスクリプト言語のインタプリタであり、前記操作指示用の実行コードは、インタプリタが解釈実行可能なスクリプトコードであり、前記端末から前記コンピュータを操作時に、前記端末からの操作指示に応じて、スクリプトが実行され、操作指示に対する動作を行うことを特徴とする請求項7または8記載の遠隔制御システム。
- 前記操作指示解釈実行部は、前記コンピュータの実行コードであり、前記端末からブラウザへの操作指示要求が発生すると、前記コンピュータ制御部が本実行コードを動作させ、ブラウザに対しての動作指示を行うことを特徴とする請求項7記載の遠隔制御システム。
- 前記ブラウザへの操作指示は、前記HTML変換フィルタがグルーピングしたHTMLの表示要素を変更する操作であり、変更操作が行われると、前記操作指示解釈実行部は、HTMLのマーキングされた表示要素の、前記第2の表示部上の表示位置を前記コンピュータ制御部に通知し、前記コンピュータ制御部が、前記第2の表示部上の表示画像情報を取得し、前記端末へ送信することを特徴とする請求項9または10記載の遠隔制御システム。
- 前記端末から行う前記ブラウザへの操作指示は、HTML表示要素の変更操作であり、変更操作が行われると、前記操作指示解釈実行部は、前記第2の表示部上に表示されたブラウザ上の枠線を画像認識することにより変更対象の表示要素を検索し、枠線内に存在する表示画像情報を取得、前記端末へ送信することを特徴とする請求項9または10記載の遠隔制御システム。
- 前記端末から行う前記ブラウザへの操作指示である表示要素の変更操作は、前記端末の前記第1の表示部に現在表示しているHTML表示要素の次、もしくは前のHTML表示要素を表示する操作であり、HTML表示要素の前後関係は、前記HTML変換フィルタがHTML表示要素に対してマーキングした順序に従うことを特徴とする請求項9または10記載の遠隔制御システム。
- 前記HTML変換フィルタがHTMLの表示要素をグルーピングする際に、グルーピングした全ての表示要素集合を、前記コンピュータ制御部に通知し、前記端末からの表示要素の変更操作時に、前記コンピュータ制御部が表示要素の候補先リストを作成、前記端末へ通知することによりユーザが候補先リストから表示要素の変更先を選択可能とすることを特徴とする請求項9または10記載の遠隔制御システム。
- 前記端末から行う前記ブラウザへの操作指示である表示要素の変更操作は、前記端末の第1の表示部の任意の位置をポインティングデバイスにより指し示すことにより行い、前記端末制御部が、前記第1の通信部を通じてポインティングデバイスにより指し示された位
置座標を前記コンピュータ制御部に通知し、前記コンピュータ制御部が、通知された位置の近傍に存在する枠線の領域を選択することを特徴とする請求項9または10記載の遠隔制御システム。 - 前記端末から行う前記ブラウザへの操作指示は、HTML表示要素内のリンクへフォーカスを移動する操作であり、前記HTML変換フィルタがグルーピングしたHTMLの表示要素で、前記端末の第1の表示部に現在表示している表示要素に含まれるリンクのフォーカスを、前記HTMLに表記された順序または、前記フォーカスの移動属性情報(以降、タブインデックスと呼ぶ)が存在する場合、その順序に従う方向に移動することを特徴とする請求項9または10記載の遠隔制御システム。
- 実行コード埋め込み時に、リンクのタグ属性にフォーカスが設定された場合、特徴付ける表示を行う実行コードを埋め込み、前記端末から行うフォーカス移動指示がなされた場合、前記操作指示解釈実行部がフォーカス移動操作指示を解釈実行し、HTML表示要素内のフォーカスを移動したリンクに対して特徴付けた表示を行うことを特徴とする請求項9または10記載の遠隔制御システム。
- 実行コード埋め込み時に、フォーカス移動操作指示が行われた場合に、対象となるHTML表示要素内のリンクのリストを作成し、前記コンピュータ制御部へ通知する実行コードを埋め込み、前記端末からのフォーカス移動操作指示時に、前記操作指示解釈実行部がフォーカス移動操作指示を解釈実行し、リンクリストを作成して前記コンピュータ制御部へ通知し、前記コンピュータ制御部がさらに前記端末へリンクリストを通知、前記第1の表示部へ表示することを特徴とする請求項9または10記載の遠隔制御システム。
- 前記端末から前記コンピュータを遠隔制御する場合は、前記変換フィルタへHTTPリクエストを発行するようにブラウザの設定情報を自動変更することを特徴とする請求項1または2記載の遠隔制御システム。
- 前記端末から前記コンピュータをリモートから利用し、利用が終了すると、前記コンピュータ制御部がブラウザへ再読み込み動作を行わせ、ブラウザのアクセス済みコンテンツの保存領域に存在するコンテンツ(以降、キャッシュと呼ぶ)を更新し、以降、前記端末からブラウザを利用する場合に、キャッシュの問い合わせのHTTPリクエストが発生した場合は、コンテンツ更新のレスポンスを返すことを特徴とする請求項1または2記載の遠隔制御システム。
- 前記変換フィルタは、改変後のコンテンツを保存管理するコンテンツ記憶部を備え、前記HTTP解釈部がブラウザからのHTTPリクエストを解釈した際に、前記コンテンツ保存部に保存されたコンテンツに対するHTTPリクエストであれば、前記コンテンツ記憶部に記憶されたコンテンツに対するHTTPレスポンスを生成し、ブラウザへ通知することを特徴とする請求項1または2記載の遠隔制御システム。
- Webブラウザと、ブラウザの動作制御指示を行うための入力部、画像を表示する表示部を有する端末と、ブラウザからの要求に対するHTMLデータを改変するHTML変換フィルタと、ブラウザ、及び表示画像情報を格納する記憶部を有するコンピュータとを備えた遠隔制御システムを用いた遠隔制御方法であって、
A1−1)前記端末が前記コンピュータに接続するステップと、
A1−2)前記端末の画像表示能力情報を前記端末から前記コンピュータに送信するステップと、
A1−3)前記端末が前記コンピュータのブラウザプログラムを起動するステップと、
A1−4)前記端末が前記コンピュータのブラウザにコンテンツ取得要求を発行するステ
ップと、
A1−5)前記ブラウザが前記HTML変換フィルタにコンテンツ取得要求を発行するステップと、
A1−6)前記HTML変換フィルタがWebサーバへコンテンツ取得要求を発行するステップと、
A1−7)Webサーバがコンテンツ取得要求に対するコンテンツを送信するステップと、
A1−8)前記HTML変換フィルタが、Webサーバが送信したコンテンツを受信するステップと、
A1−9)前記HTML変換フィルタが受信したコンテンツからHTTPレスポンスを解析し、HTMLを取得するステップと、
A1−10)前記HTML変換フィルタがHTMLを解析するステップと、
A1−11)前記HTML変換フィルタがHTMLの解析結果に基づいてHTMLを改変するステップと、
A1−12)前記HTML変換フィルタが改変したHTMLからHTTPレスポンスを生成するステップと、
A1−13)前記HTML変換フィルタが生成したHTTPレスポンスを前記ブラウザへ送信するステップと、
A1−14)前記ブラウザがHTTPレスポンスを受信するステップと、
A1−15)前記ブラウザがコンテンツを解釈し表示イメージを作成して画像情報を前記記憶部に格納するステップと、
A1−16)前記ブラウザが格納した画像情報を取得するステップと、
A1−17)前記ブラウザが格納した画像情報を前記端末に送信するステップと、
A1−18)前記端末が前記コンピュータから送信された画像情報を受信するステップと、
A1−19)前記端末が前記コンピュータから送信された画像情報を前記表示部に表示するステップと、
A1−20)前記ブラウザへの操作指示を行うステップと
を有する遠隔制御方法。 - 前記A1−11)ステップにおいて、HTMLの表示要素である文字とイメージの並びの前後に、HTMLの表示要素をグルーピングするタグの開始/終了タグを挿入し、タグの幅属性に対して、前記端末の表示幅と同一値を設定するステップを有する請求項22記載の遠隔制御方法。
- 前記A1−11)ステップにおいて、HTML内の表示要素に対してHTMLの表示すべき要素をグルーピングするタグを挿入し、タグの幅属性に対して、前記端末の幅の値を設定することに加え、グルーピングした要素に対して背景色と同系色の枠線を表示するタグ属性を設定するステップを有する請求項23記載の遠隔制御方法。
- 前記A1−11)ステップにおいて、
A2−1)前記HTML変換フィルタがグルーピングしたHTML内の表示要素の次、もしくは前の表示位置を前記コンピュータに通知する操作指示用のスクリプトをHTML内に埋め込むステップと、
前記A1−19)ステップにおいて、前記端末からのフォーカス移動操作指示時に、
A2−2)前記端末が操作指示を前記コンピュータに送信するステップと、
A2−3)前記コンピュータがブラウザに対して操作指示コマンドを発行するステップと、
A2−4)埋め込んだスクリプトが実行され、移動先の位置座標を取得するステップと、A2−5)前記コンピュータへ移動先の位置座標を送信するステップと、
A2−6)移動先領域の画像情報を取得するステップと、
A2−7)前記端末へ画像情報を送信するステップと、
A2−8)画像情報を前記端末の前記表示部へ表示するステップと
を有する請求項23記載の遠隔制御方法。 - 前記A1−20)ステップの操作指示が、前記HTML変換フィルタがグルーピングしたHTML内の表示要素の変更操作である場合、
A3−1)ブラウザ上の枠線を画像認識することにより変更対象の表示要素を検索し、枠線内に存在する表示画像情報を取得するステップと、
A3−2)取得した表示画像情報を送信するステップと、
A3−3)前記端末が表示画像情報を受信するステップと、
A3−4)前記端末が表示画像情報を表示するステップと
を有する請求項22記載の遠隔制御方法。 - 前記A1−11)ステップにおいて、
A4−1)前記HTML変換フィルタがHTMLの表示要素をグルーピングする際に、グルーピングした全ての表示要素集合を、前記コンピュータ制御部に通知するステップと、A4−2)前記A1−20)ステップにて前記端末からの表示要素の変更操作時に、前記コンピュータが表示要素の候補先リストを作成するステップと、
A4−3)前記端末へリストを通知するステップと、
A4−4)前記端末が通知されたリストを表示するステップと
を有する請求項22記載の遠隔制御方法。 - 前記端末は前記表示部の位置を指し示すポインティングデバイスを有し、
A5−1)前記A1−20)ステップにおいて表示部の任意の位置をポインティングするステップと、
A5−2)前記端末がポインティングされた位置を通知するステップと、
A5−3)前記コンピュータが、通知された位置の近傍に存在する枠線の領域を選択するステップと、
A5−4)選択した領域の画像情報を取得するステップと、
A5−5)取得した画像情報を前記端末へ送信するステップと、
A5−6)前記端末が表示画像情報を受信するステップと、
A5−7)前記端末が表示画像情報を表示するステップと
を有する請求項22記載の遠隔制御方法。 - 前記A1−11)ステップにおいて、前記HTML変換フィルタがグルーピングしたHTML内の表示要素に含まれるリンクのフォーカスを移動するためのスクリプトと、フォーカス移動要求が発生した場合、移動先のフォーカスのリンクに特徴付ける表示を行う属性を埋め込むステップを有する請求項22記載の遠隔制御方法。
- 前記A1−11)ステップにおいて、
A6−1)前記HTML変換フィルタがグルーピングしたHTML内の表示要素に含まれるリンクのフォーカスを移動するためのスクリプトと、フォーカス移動操作指示に対する表示要素内のリンクの候補リストを作成し、前記コンピュータ制御部へ通知するスクリプトを埋め込むステップと、
前記A1−20)ステップにおいて、前記端末からのフォーカス移動操作指示時に、
A6−2)前記端末が操作指示を前記コンピュータに送信するステップと、
A6−3)前記コンピュータがブラウザに対して操作指示コマンドを発行するステップと、
A6−4)埋め込んだスクリプトが実行され、候補リストを作成するステップと、
A6−5)前記コンピュータ候補リストを前記端末へ送信するステップと、
A6−6)前記端末が候補リストを受信するステップと、
A6−7)前記端末が候補先リストを前記表示部へ表示するステップと
を有する請求項22記載の遠隔制御方法。 - 前記A1−1)ステップにおいて、前記ブラウザの接続先設定情報を前記変換フィルタへ変更するステップと、前記端末が前記コンピュータとの接続を切断すると、接続先設定情報を変更前の状態へ戻すステップとを有する請求項22記載の遠隔制御方法。
- A7−1)前記端末と前記コンピュータの接続を切断するステップと、
A7−2)切断が完了すると、ブラウザへ再読み込み動作を行わせ、ブラウザのキャッシュを更新するステップと
を有する請求項22記載の遠隔制御方法。 - 前記A7−1)ステップにおいて、ブラウザへ再読み込み動作を行わせ、アクセスを行ったコンテンツの再読み込み動作を行わせ、ブラウザのキャッシュを更新するステップを有する請求項22記載の遠隔制御方法。
- A8−1)前記A1−11)ステップにおいて、改変後のコンテンツ情報を保存するステップと、
A8−2)ブラウザからのリクエストに対して保存したコンテンツとの照合を行うステップと、
A8−3)照合の結果、保存されたコンテンツに対するHTTPリクエストであれば、保存したコンテンツに対するHTTPレスポンスを生成するステップと、
A8−4)照合の結果、保存されたコンテンツに対するHTTPリクエストではない場合、Webサーバへリクエストを発行するステップと
を有する請求項22記載の遠隔制御方法。 - 請求項22乃至34のいずれか1項に記載の遠隔制御システムにおける遠隔制御方法を実行するためのプログラムを記憶した記憶媒体。
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