JP2005141358A - 媒体画像の読取方法および画像読取装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 紙幣識別装置などに用いるのに適した小型・コンパクトで廉価に構成可能な画像読取装置を提案すること。
【解決手段】 画像読取装置1は、識別対象の媒体2をCCDラインセンサ9の受光面9aに密接した画像読取位置11を経由して搬送し、画像読取位置11を通過する媒体2を照明光源10により照明し、媒体2からの反射光像をCCDラインセンサ9により走査して、当該媒体2の表面画像を読み取る。CCDラインセンサ9の受光面9aに密接した画像読取位置11を経由して媒体2を搬送しているので、レンズ光学系を用いることなく、媒体2の反射光像を鮮明に読み取ることができ、二次元CCDカメラを用いて搬送中の媒体を撮影する場合とは異なり、受光量が不足して鮮明な画像が得られないという弊害も起きない。
【選択図】 図1

Description

本発明は、貨幣、金券、各種チケットなどの各種の媒体の種類や真偽を識別するために、媒体画像の読み取りを行う媒体画像の読取方法および画像読取装置に関し、更に詳しくは、小型・コンパクトで廉価に構成可能な媒体画像の読取方法および画像読取装置に関するものである。
貨幣などの種類および真偽を識別するための識別装置は、一般に、磁気センサや光学センサなどを用いて識別を行っている。また、このようなセンサと共にCCDアレイを備え、CCDアレイを用いて識別対象の硬貨の搬送位置および外径寸法を検出するように構成された識別装置が知られており、例えば下記の特許文献1に開示されている。
ここで、紙幣などの種別あるいは真偽判定においては、二次元CCDカメラなどの撮像手段を用いて判定対象の紙幣の画像を取得し、取得した画像を画像処理ソフトにより解析して、パターンマッチングなどの各種の公知の手法で判別する方法が知られている。図6には二次元CCDカメラを用いた反射型の画像読取装置の構成例を示してある。この図に示すように、画像読取装置100では、識別対象の硬貨101をベルト搬送機構102によって水平な搬送路に沿って搬送する。搬送路の真上にはリング状の照明光源103が配置されており、この照明光源103の真上には同軸状態で二次元CCDカメラ104が配置されている。硬貨101が二次元CCDカメラ104による撮影位置(硬貨101の中心が光軸Lに一致した位置)に到ると、そのことが位置センサ105によって検出され、検出結果に基づき、カメラ制御回路106によって二次元CCDカメラ104のシャッタが切られて硬貨101の表面反射光像が読み取られる。読み取られた画像データは、公知の画像処理ソフトなどにより解析され、解析結果に基づき貨幣の種別、真偽が判別される。
図7には同じく二次元CCDカメラを用いた透過型の紙幣画像読取装置の構成例を示してある。透過型の画像読取装置200では、ベルトコンベアなどの搬送機構201により規定される予め定めた紙幣搬送路の裏面側に照明光源203が配置され、紙幣搬送路の表面側の真上に二次元CCDカメラ204が配置されている。位置センサ205によって紙幣が撮影位置に到ったことが検知されると、カメラ制御回路206によって二次元CCDカメラ204が駆動され、紙幣207を透過する透過光像が読み取られる。
特開2000−251108号公報
しかしながら、従来の紙幣識別装置などに組み込まれている二次元CCDカメラを用いた画像読取装置は次のような問題点がある。
まず、二次元CCDカメラでは鮮明画像を取得するために複数枚のレンズからなるレンズ光学系が組み込まれた構成とされている。しかしながら、レンズ光学系の場合には、レンズ収差に起因して、取得画像の周辺部の解像度および光量が低下して画像が不鮮明になりやすい。また、小型化するために光路長を短くすると、この弊害が顕著化してしまう。したがって、二次元CCDカメラを用いた画像読取装置の小型化が困難であり、また、収差補正のためにレンズ枚数が増加してコスト高になり易いという問題点がある。
次に、搬送されている紙幣などの媒体を撮影するので、シャッタ速度を早くする必要がある。シャッタ速度を早くすると受光量が少なくなるので、それを補うために照明光源として高輝度のものを用いる必要がある。この結果、画像読取装置が大型化するという問題点がある。また、受光量を確保するために絞りを開放した場合には、取得画像の周辺部の解像度が劣化するという問題点が発生してしまう。
このように、二次元CCDカメラを用いた画像読取装置は、鮮明な画像を撮影するために多数枚のレンズおよび高輝度の照明光源が必要であり、また、長い光路長を確保する必要がある。よって、画像読取装置の小型・コンパクト化および低価格化が困難であった。
本発明の課題は、紙幣識別装置などに用いるのに適した小型・コンパクトで廉価に構成可能な媒体画像の読取方法および画像読取装置を提案することにある。
本発明は、紙幣、硬貨などの媒体の種類、真偽などを識別するために識別対象の媒体の画像を読み取る媒体画像の読取方法であって、
識別対象の媒体をCCDラインセンサの受光面に密接した画像読取位置を経由して搬送し、
前記画像読取位置を通過する前記媒体を照明し、
前記媒体を透過した透過光あるいは前記媒体からの反射光を前記CCDラインセンサにより受光して当該媒体の画像を読み取ることを特徴としている。
本発明の方法では、CCDラインセンサの受光面に密接した画像読取位置を経由して媒体を搬送しているので、レンズ光学系を用いることなく、媒体の透過光像あるいは反射光像を鮮明にCCDラインセンサによって読み取ることができる。また、CCDラインセンサを用いて搬送される媒体画像を走査しながら読み取っているので、二次元CCDカメラを用いてシャッタ位置を通過する媒体の画像を撮影する場合とは異なり、受光量が不足して鮮明な画像が得られないという弊害が起きない。
ここで、密接させるとは、画像読取位置をCCDラインセンサの受光面に可能な限り接近させることを意味している。媒体の反射光をCCDラインセンサで受光する場合には、画像読取位置を通過する媒体表面を照明可能な範囲で、当該画像読取位置とCCDラインセンサの受光面との隙間を小さくすることを意味している。
次に、本発明では、画像読取位置とCCDラインセンサの受光面とを近接配置した構成を採用することもできる。CCDラインセンサの受光面から僅かに離した近接位置を画像読取位置とした場合には、CCDラインセンサの受光面と画像読取位置の間に、媒体を透過した透過光あるいは媒体からの反射光をCCDラインセンサの各CCD素子上に結像させるための光学素子を配置する。光学素子として、媒体搬送方向において正のパワーあるいは回折作用を有するシリンドリカルレンズや回折格子を用いればよいので、球形レンズなどを使用する場合のような周辺部の解像度低下、シェーディングなどが発生しない。
次に、本発明の画像読取装置は、
画像読取手段と、
前記画像読取手段による画像読取位置を経由して識別対象の媒体を搬送する搬送手段とを有し、
前記画像読取手段は、前記画像読取位置を通過する前記媒体に光を照射する照明光源と、前記媒体を透過した透過光あるいは前記媒体からの反射光を受光するCCDラインセンサとを備え、
前記画像読取位置は、前記CCDラインセンサの受光面に密接あるいは近接した位置であることを特徴としている。
ここで、前記画像読取位置は前記受光面に近接して位置している場合には、前記画像読取手段は、前記媒体を透過した透過光あるいは前記媒体からの反射光を前記CCDラインセンサの各CCD素子上に結像させるために、前記受光面と前記画像読取位置の間に配置した光学素子を配置し、前記光学素子として、前記媒体の搬送方向においてのみ正のパワーあるいは回折作用を有するシリンドリカルレンズ、回折格子などを用いればよい。
以上説明したように、本発明では、CCDラインセンサを用いて搬送される紙幣などの媒体表面を走査してその画像を読み取るようにすると共に、CCDラインセンサの受光面に密接した位置(画像読取位置)において媒体画像を走査している。したがって、レンズ光学系を用いることなく十分な光量の鮮明な画像を読み取ることができる。よって、小型・コンパクトで廉価な画像読取装置を実現できるので、紙幣識別装置などの画像読取装置として用いるのに適している。
また、本発明では、CCDラインセンサの受光面に近接した画像読取位置を経由して媒体を搬送し、受光面と画像読取位置の間に配置した光学素子を介して媒体の透過光あるいは反射光をCCDラインセンサの各CCD素子上に結像させるようにしている。この場合には光学素子として、媒体搬送方向においてのみ正のパワーあるいは回折作用を有するものを用いれば良いので、球形レンズを用いる場合に発生する取得画像の周辺部の解像度低下や光量低下などの問題が発生しない。よって、この場合においても、紙幣識別装置などに用いるのに適した小型・コンパクトで廉価な画像読取装置を実現できる。
以下に、図面を参照して、本発明を適用した画像読取装置の各実施の形態を説明する。
(実施の形態1)
図1は実施の形態1に係る画像読取装置を示す概略構成図である。この図に示す画像読取装置1は例えば硬貨などの媒体2の反射光像を読み取るためのものであり、媒体搬送手段として、水平に配置された前後一対の媒体ガイド板3、4と、これらの媒体ガイド板3、4の表面3a、4a(媒体ガイド面)に沿って配置された前後一対の搬送ローラ5、6と、搬送ローラ5、6の駆動制御部7とを備えている。搬送ローラ5、6の間隔は識別対象の媒体2における搬送方向の長さよりも短く、媒体2を媒体ガイド面3a、4aに沿って確実に搬送可能となっている。また、搬送ローラ5、6の間に、前後の媒体ガイド板3、4の隙間8が位置しており、この隙間8は矢印で示す媒体搬送方向に対して直交する方向、すなわち、搬送される媒体2の幅方向に延びている。また、画像読取装置1は、画像読取手段として、媒体2の幅よりも広幅のCCDラインセンサ9と照明光源10とを備えている。CCDラインセンサ9は、上向き状態で隙間8に配置されている。
ここで、隙間8における前後の搬送ガイド面3a、4aの延長面8aに、CCDラインセンサ9の光軸Lが交差する位置が画像読取位置11である。本例では、画像読取位置11に対して、CCDラインセンサ9の受光面9aが密接した位置となるように、CCDラインセンサ9の配置位置が定められている。CCDラインセンサ9はライン状に配列されたCCD素子と、これらのCCD素子が内蔵されているハウジングとを備え、ハウジングの前面カバーガラスを介して各CCD素子に光が入射する。したがって、CCDラインセンサ9の前面カバーガラスが画像読取位置10に密接した位置とされる。照明光源10からの照明光は、CCDラインセンサ9と、前後の媒体ガイド板3、4の端面3b、4bとの間から、それぞれ、画像読取位置11を通る媒体2の下側表面2aを照明可能となっている。
この構成の画像読取装置1では、駆動制御部7によって一対の搬送ローラ5、6を駆動して、識別対象の媒体2を媒体ガイド面3a、4aに沿って搬送する。媒体の搬送開始に先立って、あるいは媒体の搬送開始後の所定の時点で照明光源10を点灯し、CCDラインセンサ9を駆動する。媒体2の先端が前側(上流側)の搬送ローラ5によって画像読取位置11に到った時点から、媒体表面2aの反射光像の読み取りがCCDラインセンサ9によって行われる。画像読取位置11においては、CCDラインセンサ9の各CCD素子と媒体表面2aの隙間が極めて狭いので、媒体表面2aからの反射光像が鮮明な状態で各CCD素子において受光される。
例えば、CCDラインセンサ9として、5150画素、1画素7ミクロン×7ミクロン、40MHz駆動のものを使用し、識別対象の媒体2の搬送速度を10m毎分とする。この場合、幅方向の解像度が7ミクロン、搬送方向の解像度が22.3ミクロンの画像が得られる。識別対象の媒体2を500円硬貨とした場合には、その直径が約26mmであり、上記解像度により1秒間に約6.4枚の画像を取得でき、充分な速さで媒体画像を取得できる。また、500円硬貨1枚の画像として約430万画素で構成された画像が得られるので、従来においてCCDカメラによる撮影画像の画素数十〜100万に比べて、充分に解像度が高い。
(実施の形態2)
図2は本発明の実施の形態2に係る画像読取装置を示す概略構成図である。図においては、図1の各部分に対応する部位には同一符号を付し、それらの説明は省略するものとする。
図2に示す画像読取装置20は、画像読取手段として、CCDラインセンサ9と照明光源10と、媒体2の反射光像をCCDラインセンサ9の各CCD素子に結像させるための光学素子21とを備えている。すなわち、CCDラインセンサ9の受光面9aが画像読取位置11に対して所定の隙間が形成された近接した位置とされており、受光面9aと画像読取位置11の間に光学素子21が挿入されている。光学素子21はCCDラインセンサ9の受光面9aに平行に配置されており、媒体搬送方向においてのみ正のパワーを有するシリンドリカルレンズ、レンチキュラーレンズ、フレネルレンズなどである。この代わりに、媒体搬送方向においてのみ回折作用を有する回折格子を用いることも可能である。
画像読取装置20では、一方向にのみパワーのある単一の光学素子を用いることにより、鮮明な媒体画像を取得している。従って、従来の二次元CCDカメラを用いた画像読取装置に比べて、装置の小型化、コンパクト化が可能であり、しかも、周辺画像に解像度低下、光量低下の発生しない鮮明な画像を読み取ることができる。
(実施の形態3)
図3は本発明の実施の形態3に係る画像読取装置を示す概略構成図であり、識別対象の媒体が紙幣などのように光透過性のある場合に用いられる。この図においても図1の各部分に対応する部位には同一の符号を付し、それらの説明は省略する。
画像読取装置30は、画像読取手段として、隙間8の上側位置において下向きに配置したCCDラインセンサ9と、隙間8の下側位置において、CCDラインセンサ9に対して同軸状態に対向配置した照明光源10とを備えている。照明光源10からの光は、隙間8を通る媒体2を照射し、媒体2の上側表面2bから出射する透過光像がCCDラインセンサ9により受光される。CCDラインセンサ9の受光面9aは、隙間8を通る媒体2の上側表面2bが位置する平面上における光軸Lとの交点、すなわち画像読取位置11に密接配置されている。
本実施の形態に係る画像読取装置30によっても、実施の形態1の画像読取装置1と同様に、小型・コンパクトで廉価に構成でき、しかも鮮明な画像を取得できる。
(実施の形態4)
図4は本発明の実施の形態4に係る画像読取装置を示す概略構成図であり、図3の場合と同様に、識別対象の媒体が紙幣などのように光透過性のある場合に用いられる。この図においては、図3の各部分に対応する部位には同一の符号を付し、それらの説明は省略する。
画像読取装置40は、画像読取手段として、CCDラインセンサ9と、照明光源10と、搬送される媒体2の透過光像をCCDラインセンサ9の各CCD素子に結像させるためのシリンドリカルレンズなどの光学素子41とを備えている。光学素子41は、画像読取位置11とCCDラインセンサ9の受光面9aの間に配置されており、したがって、これらの間は光学素子41を配置可能な隙間が形成されている。換言すると、画像読取位置11にCCDラインセンサ9の受光面9aが密接位置ではなく近接位置に配置されている。
この構成の画像読取装置40によっても、図2に示す画像読取装置20と同様に、一方向にのみパワーのある単一の光学素子を用いることにより、鮮明な媒体画像を取得しているので、従来の二次元CCDカメラを用いた画像読取装置に比べて、装置の小型化、コンパクト化が可能である。また、周辺画像に解像度低下、光量低下の発生しない鮮明な画像を読み取ることができる。
(実施の形態5)
次に、図5(a)〜(c)は本発明の実施の形態5に係る画像読取装置を示す概略平面図、概略側面図および概略正面図である。図示の画像読取装置50は、特に、硬貨選別装置などにおいて投入された硬貨が垂直な硬貨搬送路を落下する間にその識別を行う場合に適した構成のものである。
画像読取装置50は垂直に配置した固定台51を備え、この固定台51の表面には、識別対象の硬貨2Aの外径に対応する幅の硬貨ガイド用の凹部52が形成されている。凹部52の上端は硬貨導入口53となっており、ここに導入された硬貨2Aは自重により凹部52に沿って落下可能となっている。固定台51の上下方向の中程の高さ位置の所には、凹部52の幅方向に延びる隙間54が形成されている。この隙間54は凹部52の幅寸法を包含する幅寸法とされている。
この隙間54を挟み、上下に搬送ローラ55および搬送ローラ56が配置されている。搬送ローラ55、56と凹部52の底面52aとの間の隙間は硬貨2Aの厚さよりも狭い寸法とされている。従って、硬貨導入口53から凹部52に沿って落下する硬貨2Aは上側の搬送ローラ55と凹部底面52aの間に把持され、そこに止まる。搬送ローラ55を回転すると、凹部底面52aに沿って下方に向けて硬貨2Aが搬送される。本例では、上側の搬送ローラ55から硬貨2Aが外れる前に、下側の搬送ローラ56と凹部底面52aの間に硬貨2Aが把持されるように、上下の搬送ローラ55、56の中心軸間距離が定められている。従って、上下の搬送ローラ55、56を同期させて回転駆動することにより、硬貨2Aは隙間54の形成位置を一定速度で下方に向けて搬送される。下側の搬送ローラ56から下方に送り出された硬貨2Aは自重により自然落下して、後段側の機構(図示せず)に引き渡される。
次に、隙間54における固定台51の裏面側(搬送ローラ55、56とは反対側)には、CCDラインセンサ57が水平に配置され、その受光面57aが隙間54を通過する硬貨2Aに向いている。また、CCDラインセンサ57と、隙間54を規定している固定台51の上側の端面部分51aおよび下側の端面部分51bとの間から、隙間54を通過する硬貨2Aの表面を照明する照明光源58が配置されている。ここで、隙間54における凹部底面52aの延長面に対するCCDラインセンサ57の光軸Lの交点が画像読取位置59であり、この画像読取位置59に、受光面57aが密接するようにCCDラインセンサ57が配置されている。
このように画像読取装置50は、搬送手段として、固定台51と上下の搬送ローラ55、56を備え、画像読取手段として、CCDラインセンサ57と照明光源58を備えている。硬貨導入口に硬貨2Aが自然落下すると、当該硬貨2Aは上側の搬送ローラ55にくわえ込まれた後は、上下の搬送ローラ55、56によって画像読取位置59を通って一定速度で下方に搬送される。画像読取位置59に密接配置したCCDラインセンサ57によって硬貨2Aの反射光像が走査されて、硬貨2Aの画像が読み取られる。
例えば、CCDラインセンサ57として、5150画素、1画素7ミクロン×7ミクロン、40MHz駆動のものを使用し、識別対象の硬貨の搬送速度を10m毎分とする。この場合、幅方向の解像度が7ミクロン、搬送方向の解像度が22.3ミクロンの画像が得られる。識別対象の硬貨2Aを500円硬貨とした場合には、その直径が約26mmであり、画像読取位置59の通過に約156ミリ秒を要し、この間に、CCDラインセンサ57は約1164回の走査を行い、硬貨2Aが画像読取位置59を通過し終えた時点で、硬貨2Aの鮮明な表面画像が得られる。
本発明の実施の形態1に係る画像読取装置の概略構成図である。 本発明の実施の形態2に係る画像読取装置の概略構成図である。 本発明の実施の形態3に係る画像読取装置の概略構成図である。 本発明の実施の形態4に係る画像読取装置の概略構成図である。 本発明の実施の形態5に係る画像読取装置の概略平面図、概略側面図および概略正面図である。 従来の二次元CCDカメラを備えた画像読取装置を示す概略構成図である。 従来の二次元CCDカメラを備えた画像読取装置を示す概略構成図である。
符号の説明
1、20、30、40、50 画像読取装置
2、2A 媒体
3、4 媒体ガイド板
3a、4a 表面(媒体ガイド面)
5、6 搬送ローラ
7 駆動制御部
8 隙間
9 CCDラインセンサ
9a 受光面
10 照明光源
11 画像読取位置
21、41 光学素子
51 固定台
52 硬貨ガイド用の凹部
53 硬貨導入口
54 隙間
55、56 搬送ローラ
57 CCDラインセンサ
57a 受光面
58 照明光源
59 画像読取位置

Claims (4)

  1. 紙幣、硬貨などの媒体の種類、真偽などを識別するために識別対象の媒体の画像を読み取る媒体画像の読取方法であって、
    識別対象の媒体をCCDラインセンサの受光面に密接した画像読取位置を経由して搬送し、
    前記画像読取位置を通過する前記媒体を照明し、
    前記媒体を透過した透過光あるいは前記媒体からの反射光を前記CCDラインセンサにより受光して当該媒体の画像を読み取る媒体画像の読取方法。
  2. 紙幣、硬貨などの媒体の種類、真偽などを識別するために識別対象の媒体の画像を読み取る媒体画像の読取方法であって、
    識別対象の媒体をCCDラインセンサの受光面に近接した画像読取位置を経由して搬送し、
    前記画像読取位置を通過する前記媒体を照明し、
    前記媒体を透過した透過光あるいは前記媒体からの反射光を、前記画像読取位置と前記CCDラインセンサの受光面の間に配置した光学素子によって、前記CCDラインセンサの各CCD素子上に結像させることにより当該媒体の画像を読み取る媒体画像の読取方法。
  3. 画像読取手段と、
    前記画像読取手段による画像読取位置を経由して識別対象の媒体を搬送する搬送手段とを有し、
    前記画像読取手段は、前記画像読取位置を通過する前記媒体に光を照射する照明光源と、前記媒体を透過した透過光あるいは前記媒体からの反射光を受光するCCDラインセンサとを備え、
    前記画像読取位置は、前記CCDラインセンサの受光面に密接あるいは近接した位置である画像読取装置。
  4. 請求項3において、
    前記画像読取位置は前記受光面に近接した位置であり、
    前記画像読取手段は、前記媒体を透過した透過光あるいは前記媒体からの反射光を前記CCDラインセンサの各CCD素子上に結像させるために、前記受光面と前記画像読取位置の間に配置した光学素子を備えており、
    前記光学素子は前記媒体の搬送方向においてのみ正のパワーあるいは回折作用を有するシリンドリカルレンズ、回折格子などである画像読取装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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