JP2005141093A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明はプロセスカートリッジのカートリッジメモリに使用時に書き込んだ情報をプロセスカートリッジの交換時に消去し情報の漏洩を防止する画像形成装置に関する。
【解決手段】画像形成装置1は、少なくとも感光体21と現像/トナー収納部24がプロセスカートリッジ20内に着脱可能に収納され、少なくとも利用時の各種情報が利用時情報として書き込まれるカートリッジメモリ26を備えたプロセスカートリッジ20が、着脱可能に装着され、当該プロセスカートリッジ20の交換時に、プロセスカートリッジ20の交換に先だって、カートリッジメモリ26内の利用時情報のうち少なくとも1種類以上を消去する。したがって、ユーザの使用状況等の利用時情報が漏洩することを自動的に防止することができる。
【選択図】 図1
【解決手段】画像形成装置1は、少なくとも感光体21と現像/トナー収納部24がプロセスカートリッジ20内に着脱可能に収納され、少なくとも利用時の各種情報が利用時情報として書き込まれるカートリッジメモリ26を備えたプロセスカートリッジ20が、着脱可能に装着され、当該プロセスカートリッジ20の交換時に、プロセスカートリッジ20の交換に先だって、カートリッジメモリ26内の利用時情報のうち少なくとも1種類以上を消去する。したがって、ユーザの使用状況等の利用時情報が漏洩することを自動的に防止することができる。
【選択図】 図1
Description
本発明は、画像形成装置に関し、詳細には、プロセスカートリッジのカートリッジメモリに使用時に書き込んだ情報をプロセスカートリッジの交換時に消去して情報の漏洩を防止する画像形成装置に関する。
電子写真方式の画像形成装置においては、従来から消耗品であるトナーの交換を容易なものとするために、トナーカートリッジを画像形成装置に着脱可能に装着して、トナーがなくなると、容易に交換できるようにしている。
ところが、近時、装置の小型化の要求から感光体ユニットと感光体ユニットにトナー画像を形成する現像ユニットを一体化して、画像形成装置本体に着脱可能に装着するプロセスカートリッジが用いられるようになってきている。
このプロセスカートリッジ方式は、画像形成装置装置のメンテナンスをユーザ自身で行うことができ、格段に操作性を向上させることができることから、画像形成装置に広く採用されてきている。
このような画像形成装置においては、画像形成装置本体あるいはプロセスカートリッジのメンテナンスを容易にするために、プロセスカートリッジにメモリを搭載し、サービス情報、トナー容量、使用履歴等のプロセスカートリッジ固有の情報を当該メモリに記憶して、画像形成装置本体側で、その情報に基づいてプロセスカートリッジの交換時期等を判断して表示する等が行えるようにしている(特許文献1、特許文献2等参照)。
しかしながら、従来技術にあっては、プロセスカートリッジのメモリにサービス情報、トナー容量、使用履歴等のプロセスカートリッジ固有の情報、特に、プロセスカートリッジの装着される画像形成装置の使用者の当該画像形成装置の使用状況である使用履歴情報が記録されるにもかかわらず、プロセスカートリッジの交換時にメモリに記録されたこれらの情報の処理については、考慮されておらず、使用者の使用状況等の固有の情報が漏洩するおそれがあり、固有の情報の漏洩を防止する上で、改良の必要があった。
そこで、本発明は、プロセスカートリッジの使用後に、当該プロセスカートリッジが破棄・回収される過程で、ユーザの使用状況等の固有の情報が漏洩することを防止する画像形成装置を提供することを目的としている。
具体的には、請求項1記載の発明は、画像データに基づいて回転駆動される感光体上に静電潜像を形成して、当該静電潜像の形成された感光体に現像手段からトナーを供給してトナー画像を形成し、当該感光体上のトナー画像を記録紙に転写して画像形成するに際して、少なくとも感光体と現像手段がカートリッジ内に着脱可能に収納されているとともに、少なくとも利用時の各種情報が利用時情報として書き込まれるメモリを備えたプロセスカートリッジの交換時に、当該プロセスカートリッジの交換に先だって、当該メモリ内の利用時情報のうち少なくとも1種類以上を消去することにより、プロセスカートリッジの使用後に破棄・回収される過程で、ユーザの使用状況等の利用時情報が漏洩することを自動的に防止し、機密を保持しつつ利用性の良好な画像形成装置を提供することを目的としている。
請求項2記載の発明は、プロセスカートリッジの寿命による当該プロセスカートリッジの交換時に、操作手段または接続されているホストコンピュータからの操作に応じて、メモリ内の利用時情報のうち少なくとも1種類以上を消去することにより、ユーザの意図に応じて、プロセスカートリッジの使用後にプロセスカートリッジの寿命で破棄・回収される過程で、ユーザの使用状況等の利用時情報が漏洩することを防止し、適切に機密を保持しつつ利用性のより一層良好な画像形成装置を提供することを目的としている。
請求項3記載の発明は、装着されているプロセスカートリッジの破棄またはリサイクル回収のための当該プロセスカートリッジの交換時に、操作手段または接続されているホストコンピュータからの操作に応じて、メモリ内の利用時情報のうち少なくとも1種類以上を消去することにより、ユーザの意図に応じて、プロセスカートリッジの使用後にプロセスカートリッジの寿命以外の破棄やリサイクル回収で破棄・回収される過程で、ユーザの使用状況等の利用時情報が漏洩することを防止し、適切に機密を保持しつつ利用性のより一層良好な画像形成装置を提供することを目的としている。
請求項4記載の発明は、メモリ内の利用時情報のうち少なくとも1種類以上を消去すると、当該利用時情報を消去した旨の消去情報を当該メモリに記録することにより、プロセスカートリッジが再度画像形成装置にセットされたときに、ユーザの使用状況等の利用時情報が漏洩防止済みとなっているプロセスカートリッジであることをユーザに知らせ、安心して使用済みプロセスカートリッジの破棄・回収を行うことができるとともに、使用済みのプロセスカートリッジであることが分かるようにして、利用性のより一層良好な画像形成装置を提供することを目的としている。
請求項5記載の発明は、メモリ内の利用時情報のうち少なくとも1種類以上を消去すると、当該利用時情報の消去日時情報を当該メモリに記録することにより、プロセスカートリッジが再度画像形成装置にセットされたときに、ユーザの使用状況等の利用時情報が漏洩防止済みとなった日時をユーザに知らせ、安心して使用済みプロセスカートリッジの破棄・回収を行うことができるとともに、使用済みのプロセスカートリッジであることが分かるようにして、利用性のより一層良好な画像形成装置を提供することを目的としている。
請求項1記載の発明の画像形成装置は、画像データに基づいて回転駆動される感光体上に静電潜像を形成して、当該静電潜像の形成された感光体に現像手段からトナーを供給してトナー画像を形成し、当該感光体上のトナー画像を記録紙に転写して画像形成する画像形成装置において、少なくとも前記感光体と前記現像手段がカートリッジ内に収納されているとともに、少なくとも利用時の各種情報が利用時情報として書き込まれるメモリを備えたプロセスカートリッジが着脱可能に収納され、当該プロセスカートリッジの交換時に、当該プロセスカートリッジの交換に先だって、当該メモリ内の前記利用時情報のうち少なくとも1種類以上を消去することにより、上記目的を達成している。
この場合、例えば、請求項2に記載するように、前記画像形成装置は、前記プロセスカートリッジの寿命による当該プロセスカートリッジの交換時に、操作手段または接続されているホストコンピュータからの操作に応じて、前記メモリ内の前記利用時情報のうち少なくとも1種類以上を消去するものであってもよい。
また、例えば、請求項3に記載するように、前記画像形成装置は、前記装着されているプロセスカートリッジの破棄またはリサイクル回収のための当該プロセスカートリッジの交換時に、操作手段または接続されているホストコンピュータからの操作に応じて、前記メモリ内の前記利用時情報のうち少なくとも1種類以上を消去するものであってもよい。
さらに、例えば、請求項4に記載するように、前記画像形成装置は、前記メモリ内の前記利用時情報のうち少なくとも1種類以上を消去すると、当該利用時情報を消去した旨の消去情報を当該メモリに記録するものであってもよい。
また、例えば、請求項5に記載するように、前記画像形成装置は、前記メモリ内の前記利用時情報のうち少なくとも1種類以上を消去すると、当該利用時情報の消去日時情報を当該メモリに記録するものであってもよい。
請求項1記載の発明の画像形成装置によれば、画像データに基づいて回転駆動される感光体上に静電潜像を形成して、当該静電潜像の形成された感光体に現像手段からトナーを供給してトナー画像を形成し、当該感光体上のトナー画像を記録紙に転写して画像形成するに際して、少なくとも感光体と現像手段がカートリッジ内に着脱可能に収納されているとともに、少なくとも利用時の各種情報が利用時情報として書き込まれるメモリを備えたプロセスカートリッジの交換時に、当該プロセスカートリッジの交換に先だって、当該メモリ内の利用時情報のうち少なくとも1種類以上を消去するので、プロセスカートリッジの使用後に破棄・回収される過程で、ユーザの使用状況等の利用時情報が漏洩することを自動的に防止することができ、機密を保持することができるとともに、利用性を向上させることができる。
請求項2記載の発明の画像形成装置によれば、プロセスカートリッジの寿命による当該プロセスカートリッジの交換時に、操作手段または接続されているホストコンピュータからの操作に応じて、メモリ内の利用時情報のうち少なくとも1種類以上を消去するので、ユーザの意図に応じて、プロセスカートリッジの使用後にプロセスカートリッジの寿命で破棄・回収される過程で、ユーザの使用状況等の利用時情報が漏洩することを防止することができ、適切に機密を保持することができるとともに、利用性を向上させることができる。
請求項3記載の発明の画像形成装置によれば、装着されているプロセスカートリッジの破棄またはリサイクル回収のための当該プロセスカートリッジの交換時に、操作手段または接続されているホストコンピュータからの操作に応じて、メモリ内の利用時情報のうち少なくとも1種類以上を消去するので、ユーザの意図に応じて、プロセスカートリッジの使用後にプロセスカートリッジの寿命以外の破棄やリサイクル回収で破棄・回収される過程で、ユーザの使用状況等の利用時情報が漏洩することを防止することができ、適切に機密を保持することができるとともに、利用性をより一層向上させることができる。
請求項4記載の発明の画像形成装置によれば、メモリ内の利用時情報のうち少なくとも1種類以上を消去すると、当該利用時情報を消去した旨の消去情報を当該メモリに記録するので、プロセスカートリッジが再度画像形成装置にセットされたときに、ユーザの使用状況等の利用時情報が漏洩防止済みとなっているプロセスカートリッジであることをユーザに知らせることができ、安心して使用済みプロセスカートリッジの破棄・回収を行うことができるとともに、使用済みのプロセスカートリッジであることが分かるようにして、利用性をより一層向上させることができる。
請求項5記載の発明の画像形成装置によれば、メモリ内の利用時情報のうち少なくとも1種類以上を消去すると、当該利用時情報の消去日時情報を当該メモリに記録するので、プロセスカートリッジが再度画像形成装置にセットされたときに、ユーザの使用状況等の利用時情報が漏洩防止済みとなった日時をユーザに知らせることができ、安心して使用済みプロセスカートリッジの破棄・回収を行うことができるとともに、使用済みのプロセスカートリッジであることが分かるようにして、利用性をより一層向上させることができる。
以下、本発明の好適な実施例を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述べる実施例は、本発明の好適な実施例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。
図1〜図4は、本発明の画像形成装置の第1実施例を示す図であり、図1は、本発明の画像形成装置の第1実施例を適用した画像形成装置1の正面概略構成図である。なお、本実施例は、請求項1に対応するものである。
図1において、画像形成装置1は、本体筐体2内に、用紙搬送路3が形成され、用紙搬送路3には、当該用紙搬送路3に沿って、搬送ローラ4、レジストローラ5、転写ローラ6及びガイド板7等が配設されている。画像形成装置1は、本体筐体2内には、当該用紙搬送路3の下流側に、定着部8が配設されており、定着部8は、所定の定着温度に加熱されつつ回転駆動される定着ローラ9と当該定着ローラ9に当接して定着ローラ9とともに回転する加圧ローラ10が収納されている。画像形成装置1は、本体筐体2内の定着部8の下流側に、排出ローラ11が配設されており、本体筐体2の上部に排紙部12が形成されている。
また、画像形成装置1は、本体筐体2の下部に、給紙カセット13がスライド可能に収納されており、給紙カセット13内には、複数枚の記録紙Pが収納されている。給紙カセット13の上部には、給紙コロ14が配設されており、給紙コロ14は、給紙カセット13内の記録紙Pを1枚ずつ分離して搬送ローラ4に送り出す。
さらに、画像形成装置1は、ポリゴンモータ、ポリゴンミラー、Fθレンズ、レーザダイオード及びミラー等で構成される書込光学系15が本体筐体2内に配設されている。
画像形成装置1は、本体筐体2内の上記用紙搬送路3上に、当該用紙搬送路3の上側を形成する状態で、プロセスカートリッジ20が着脱可能に装着され、プロセスカートリッジ20は、感光体21、帯電ローラ22、クリーニング/廃トナー回収部23、現像/トナー収納部(現像手段)24等がカートリッジケース25内に収納されている。プロセスカートリッジ20は、その感光体21が転写ローラ6と対向して接触する状態で、画像形成装置1の本体筐体2内に収納されて装着され、この感光体21と定着ローラ6との間に、給紙カセット13から給紙コロ14により1枚ずつ分離して送り出されて、搬送ローラ4によりレジストローラ5に送られた記録紙Pが、レジストローラ5でタイミング調整された後、搬送されてくる。
プロセスカートリッジ20の感光体21は、画像形成装置1の図示しない駆動機構により、図1の時計方向に回転駆動され、その際、帯電ローラ22によって表面が一様に帯電される。感光体21には、書込光学系15からレーザ光が照射されて、感光体21上に静電潜像が形成され、現像/トナー収納部24を通過する際に、現像/トナー収納部24からトナーが供給されて、静電潜像がトナー画像として可視像化される。感光体21上のトナー画像は、感光体21がさらに回転して転写ローラ6と対向する際に、定着ローラ6により、定着ローラ6と感光体21との間に搬送されてきている記録紙Pに転写され、画像形成装置1は、トナー画像の転写された記録紙Pを、定着部8に搬送する。定着部8は、搬送されてきた記録紙Pを定着温度に加熱されている定着ローラ9と加圧ローラ10により加熱しつつ搬送して、記録紙P上のトナー画像を記録紙に定着させ、画像形成装置1は、定着の完了した記録紙Pを搬送ローラ11により排紙部12上に排出する。なお、プロセスカートリッジ20の定着の完了した感光体21は、さらに回転されて、クリーニング/廃トナー回収部23で残留するトナーが除去されて、再度、画像形成に供される。
上記プロセスカートリッジ20は、図2にその画像形成装置1とプロセスカートリッジ20の要部回路ブロック図を示すように、カートリッジメモリ(メモリ)26が設けられており、カートリッジメモリ26としては、例えば、電源が供給されていないときにもその記憶内容を保持する不揮発性メモリが用いられている。
カートリッジメモリ26は、画像形成装置1によりデータの書き込み、読み出し、消去等のデータ処理が可能となっている。
画像形成装置1は、CPU(Central Processing Unit )31、ROM(Read Only Memory)32及びRAM(Random Access Memory)33等を備えており、ROM32内には、画像形成装置1としての基本プログラムや後述するプロセスカートリッジ情報制御プログラム等の各種プログラム及びこれらの各種プログラムを実行するのに必要な各種データが予め格納されている。CPU31は、ROM32内のプログラムに基づいて、RAM33をワークメモリとして利用しつつ、画像形成装置1の各部を制御して、画像形成装置1としての基本処理を実行するとともに、後述するプロセスカートリッジ情報制御処理を実行する。
そして、プロセスカートリッジ20には、図3にプロセスカートリッジ20の斜視図を示すように、カートリッジメモリ26の実装されている基板27(コネクタ部のみ図示)が実装されており、プロセスカートリッジ20は、画像形成装置1の本体筐体2内に装着されると、この基板27のコネクタが画像形成装置1のコネクタと接触して、カートリッジメモリ26がCPU31と接続される。カートリッジメモリ26は、画像形成装置1にプロセスカートリッジ20が装着されて画像形成装置1のCPU31と接続されることで、CPU31によりサービス情報、トナー容量、使用履歴等の各種プロセスカートリッジ情報の書き込み、読み出し、消去等のデータ処理が可能となる。すなわち、カートリッジメモリ26に記憶される情報としては、プロセスカートリッジ20を製造するときに記憶される情報(製造時情報)と画像形成装置1に装着されてから記憶される情報(利用時情報)があり、プロセスカートリッジ20を製造するときに記憶される製造時情報としては、例えば、プロセスカートリッジ20の製造年月や製造工場、製造番号、トナー容量情報、トナー色情報、プロセス特性情報、仕向地識別ID等の情報がある。また、画像形成装置1に装着されてから記憶される利用時情報としては、例えば、トナー残量情報、プロセス動作時間情報、印刷枚数情報、印刷紙サイズ情報、エラー情報、画像形成装置1の情報、使用開始年月日、使用終了年月日等の情報がある。この画像形成装置1に装着されてから記憶される利用時情報は、プロセスカートリッジ20のメンテナンス性やサービス性を考慮して、ユーザの使用状況、使用履歴が分かる情報が多く含まれている。
なお、画像形成装置1は、上記構成では、プロセスカートリッジ20のカートリッジメモリ26との通信をカートリッジメモリ26の基板27のコネクタを介して行っているが、カートリッジメモリ26と画像形成装置1本体との通信は、無線で行ってもよい。
次に、本実施例の作用を説明する。画像形成装置1は、プロセスカートリッジ20が着脱可能に装着され、プロセスカートリッジ20には、予めプロセスカートリッジ20の製造するときに記憶される製造時情報として、例えば、プロセスカートリッジ20の製造年月や製造工場、製造番号、トナー容量情報、トナー色情報、プロセス特性情報、仕向地識別ID等の情報が格納されているカートリッジメモリ26が設けられている。そして、画像形成装置1は、稼働時に、CPU31の制御下で、プロセスカートリッジ20のカートリッジメモリ26に、利用時情報として、例えば、トナー残量情報、プロセス動作時間情報、印刷枚数情報、印刷紙サイズ情報、エラー情報、画像形成装置1の情報、使用開始年月日、使用終了年月日等の情報を書き込む。
その後、画像形成装置1は、プロセスカートリッジ20がトナーがなくなったりその他の部品の寿命等でプロセスカートリッジ20自体の寿命がくると、画像形成装置1内から取り出されて、新しいプロセスカートリッジ20と交換されるが、このとき、カートリッジメモリ26内の情報のうち、利用時情報の少なくとも一部を削除した後、プロセスカートリッジ20の交換を可能とする。
すなわち、画像形成装置1は、図4に示すように、CPU31が、プロセスカートリッジ20のトナーが少なくなったり、廃トナーが多くなって印字品質を満足できなくなり、プロセスカートリッジ20の寿命かどうかチェックし(ステップS101)、プロセスカートリッジ20の寿命でないときには、利用時情報の消去処理を行うことなく、所定時間毎に、プロセスカートリッジ20の寿命かどうかチェックする(ステップS101)。
ステップS101で、プロセスカートリッジ20の寿命になると、CPU31は、当該プロセスカートリッジ20が画像形成装置1に装着されてから記憶された所定の情報(利用時情報)Aを消去し(ステップS102)、また、画像形成装置1にプロセスカートリッジ20が装着されてから記憶された情報Bを消去し(ステップS103)、さらに、画像形成装置1にプロセスカートリッジ20が装着されてから記憶された情報Cを消去し(ステップS104)、その後、画像形成装置1の操作パネル(操作手段)のディスプレイまたは接続されているホストコンピュータのディスプレイ等へ、プロセスカートリッジ20の交換要求を表示して、処理を終了する(ステップS105)。
ここで、上記情報A〜情報Cは、ユーザによる画像形成装置1の使用状況、使用履歴等が分かるプライベートな利用時情報であり、図4では、情報A〜情報Cの3種類の情報としているが、1種類以上の複数の利用時情報であってもよい。
したがって、プロセスカートリッジ20の使用中は、メンテナンス性やサービス性を維持することができるとともに、プロセスカートリッジ20の使用後には、破棄・回収される過程でユーザの使用状況等の固有の情報が漏洩することを防止することができる。
このように、本実施例の画像形成装置1は、画像データに基づいて回転駆動される感光体21上に静電潜像を形成して、当該静電潜像の形成された感光体21に現像/トナー収納部24からトナーを供給してトナー画像を形成し、感光体21上のトナー画像を記録紙Pに転写して画像形成するに際して、少なくとも感光体21と現像/トナー収納部24がプロセスカートリッジ20内に着脱可能に収納されているとともに、少なくとも利用時の各種情報が利用時情報として書き込まれるカートリッジメモリ26を備えたプロセスカートリッジ20の交換時に、当該プロセスカートリッジ20の交換に先だって、カートリッジメモリ26内の利用時情報のうち少なくとも1種類以上を消去している。
したがって、プロセスカートリッジ20の使用後に破棄・回収される過程で、ユーザの使用状況等の利用時情報が漏洩することを自動的に防止することができ、機密を保持することができるとともに、利用性を向上させることができる。
図5は、本発明の画像形成装置の第2実施例を適用した画像形成装置によるプロセスカートリッジのカートリッジメモリ情報制御処理を示すフローチャートである。なお、本実施例は、請求項2に対応するものである。
なお、本実施例は、上記第1実施例の画像形成装置と同様の画像形成装置に適用したものであり、本実施例の説明においては、必要に応じて、上記第1実施例で用いた符号をそのまま用いて説明する。
本実施例の画像形成装置1は、プロセスカートリッジ20の寿命による交換に際して、操作パネル(操作手段)のディスプレイまたは接続されているホストコンピュータ等にカートリッジメモリ26の利用時情報の消去確認表示を行って、順次利用時情報の消去処理を行う。
すなわち、画像形成装置1は、図5に示すように、CPU31が、プロセスカートリッジ20のトナーが少なくなったり、廃トナーが多くなって印字品質を満足できなくなり、プロセスカートリッジ20の寿命かどうかチェックし(ステップS201)、プロセスカートリッジ20の寿命でないときには、利用時情報の消去処理を行うことなく、所定時間毎に、プロセスカートリッジ20の寿命かどうかチェックする(ステップS201)。
ステップS201で、プロセスカートリッジ20の寿命になると、CPU31は、画像形成装置1の操作パネルのディスプレイまたは接続されているホストコンピュータ等のディスプレイにカートリッジメモリ26の利用時情報の消去を行ってもよいか否かの確認表示を行う(ステップS202)。
ユーザは、この消去確認表示に応じて、画像形成装置1の操作パネルまたはホストコンピュータから消去の許可/不許可を指示操作する。
そこで、画像形成装置1のCPU31は、まず、当該プロセスカートリッジ20が画像形成装置1に装着されてから記憶された所定の情報(利用時情報)Aについて消去の許可があるかどうかチェックして(ステップS203)、情報Aについて消去が許可されると、カートリッジメモリ26から情報Aを消去し(ステップS204)、次の情報Bについて消去の許可があるかチェックする(ステップS205)。また、ステップS203で、情報Aの消去が不許可であると、CPU31は、情報Aの消去を行うことなく、次の情報Bについて消去の許可があるかチェックする(ステップS205)。
ステップS205で、情報Bについて消去が許可されると、CPU31は、カートリッジメモリ26から情報Bを消去し(ステップS206)、次の情報Cについて消去の許可があるかチェックする(ステップS207)。また、ステップS205で、情報Bの消去が不許可であると、CPU31は、情報Bの消去を行うことなく、次の情報Cについて消去の許可があるかチェックする(ステップS207)。
ステップS207で、情報Cについて消去が許可されると、CPU31は、カートリッジメモリ26から情報Cを消去し(ステップS208)、画像形成装置1の操作パネルまたは接続されているホストコンピュータ等へ、プロセスカートリッジ20の交換要求を表示して、処理を終了する(ステップS209)。また、ステップS207で、情報Cの消去が不許可であると、CPU31は、情報Cの消去を行うことなく、画像形成装置1の操作パネルまたは接続されているホストコンピュータ等へ、プロセスカートリッジ20の交換要求を表示して、処理を終了する(ステップS209)。
ここで、上記情報A〜情報Cは、上記第1実施例と同様に、ユーザによる画像形成装置1の使用状況、使用履歴等が分かるプライベートな利用時情報であり、図5では、情報A〜情報Cの3種類の情報としているが、1種類以上の複数の利用時情報であってもよい。
したがって、プロセスカートリッジ使用中は、メンテナンス性やサービス性を維持しながら、カートリッジ使用後に破棄・回収される過程でユーザの使用状況等の固有の情報が漏洩することを防止できる。
このように、本実施例の画像形成装置1は、プロセスカートリッジ20の寿命によるプロセスカートリッジ20の交換時に、操作パネルまたは接続されているホストコンピュータからの操作に応じて、カートリッジメモリ26内の利用時情報のうち少なくとも1種類以上を消去している。
したがって、ユーザの意図に応じて、プロセスカートリッジ20の使用後にプロセスカートリッジ20の寿命で破棄・回収される過程で、ユーザの使用状況等の利用時情報が漏洩することを防止することができ、適切に機密を保持することができるとともに、利用性を向上させることができる。
図6は、本発明の画像形成装置の第3実施例を適用した画像形成装置によるプロセスカートリッジのカートリッジメモリ情報制御処理を示すフローチャートである。なお、本実施例は、請求項3に対応するものである。
なお、本実施例は、上記第1実施例の画像形成装置と同様の画像形成装置に適用したものであり、本実施例の説明においては、必要に応じて、上記第1実施例で用いた符号をそのまま用いて説明する。
本実施例の画像形成装置1は、ユーザがプロセスカートリッジ20の使用を中止し、プロセスカートリッジ20を破棄またはリサイクル回収に供するときに、画像形成装置1の操作パネルまたは接続されているホストコンピュータ等からプロセスカートリッジ20のカートリッジメモリ26の利用時情報の消去要求を行うと、カートリッジメモリ26の利用時情報の消去確認を表示して、当該消去確認に応じて利用時情報の消去を行う。
すなわち、画像形成装置1は、図6に示すように、ユーザがプロセスカートリッジ20の使用を中止して、プロセスカートリッジ20を破棄またはリサイクル回収に供するために、画像形成装置1の操作パネルまたは接続されているホストコンピュータ等からプロセスカートリッジ20のカートリッジメモリ26の利用時情報の消去要求を行ったか否かチェックし(ステップS301)、カートリッジメモリ26の利用時情報の消去要求がないときには、利用時情報の消去処理を行うことなく、所定時間毎に、カートリッジメモリ26の利用時情報の消去要求があるかどうかチェックする(ステップS301)。
ステップS301で、カートリッジメモリ26の利用時情報の消去要求があると、CPU31は、画像形成装置1の操作パネルのディスプレイまたは接続されているホストコンピュータ等のディスプレイにカートリッジメモリ26の利用時情報の消去を行ってもよいか否かの確認表示を行う(ステップS302)。
ユーザは、この消去確認表示に応じて、画像形成装置1の操作パネルまたはホストコンピュータから消去の許可/不許可を指示操作する。
そこで、画像形成装置1のCPU31は、まず、当該プロセスカートリッジ20が画像形成装置1に装着されてから記憶された所定の情報(利用時情報)Aについて消去の許可があるかどうかチェックして(ステップS303)、情報Aについて消去が許可されると、カートリッジメモリ26から情報Aを消去し(ステップS304)、次の情報Bについて消去の許可があるかチェックする(ステップS305)。また、ステップS303で、情報Aの消去が不許可であると、CPU31は、情報Aの消去を行うことなく、次の情報Bについて消去の許可があるかチェックする(ステップS305)。
ステップS305で、情報Bについて消去が許可されると、CPU31は、カートリッジメモリ26から情報Bを消去し(ステップS306)、次の情報Cについて消去の許可があるかチェックする(ステップS307)。また、ステップS305で、情報Bの消去が不許可であると、CPU31は、情報Bの消去を行うことなく、次の情報Cについて消去の許可があるかチェックする(ステップS307)。
ステップS307で、情報Cについて消去が許可されると、CPU31は、カートリッジメモリ26から情報Cを消去し(ステップS308)、画像形成装置1の操作パネルまたは接続されているホストコンピュータ等へ、プロセスカートリッジ20の交換要求を表示して、処理を終了する(ステップS309)。また、ステップS307で、情報Cの消去が不許可であると、CPU31は、情報Cの消去を行うことなく、画像形成装置1の操作パネルまたは接続されているホストコンピュータ等へ、プロセスカートリッジ20の交換要求を表示して、処理を終了する(ステップS309)。
ここで、上記情報A〜情報Cは、上記第1実施例と同様に、ユーザによる画像形成装置1の使用状況、使用履歴等が分かるプライベートな利用時情報であり、図6では、情報A〜情報Cの3種類の情報としているが、1種類以上の複数の利用時情報であってもよい。
したがって、プロセスカートリッジ使用中は、メンテナンス性やサービス性を維持しながら、カートリッジ使用後に破棄・回収される過程でユーザの使用状況等の固有の情報が漏洩することを防止できる。
このように、本実施例の画像形成装置1は、装着されているプロセスカートリッジ20の破棄またはリサイクル回収のための当該プロセスカートリッジ20の交換時に、操作パネルまたは接続されているホストコンピュータからの操作に応じて、カートリッジメモリ26内の利用時情報のうち少なくとも1種類以上を消去している。
したがって、ユーザの意図に応じて、プロセスカートリッジ20の使用後にプロセスカートリッジ20の寿命以外の破棄やリサイクル回収で破棄・回収される過程で、ユーザの使用状況等の利用時情報が漏洩することを防止することができ、適切に機密を保持することができるとともに、利用性をより一層向上させることができる。
図7は、本発明の画像形成装置の第4実施例を適用した画像形成装置によるプロセスカートリッジのカートリッジメモリ情報制御処理を示すフローチャートである。なお、本実施例は、請求項4に対応するものである。
なお、本実施例は、上記第1実施例の画像形成装置と同様の画像形成装置に適用したものであり、本実施例の説明においては、必要に応じて、上記第1実施例で用いた符号をそのまま用いて説明する。
本実施例の画像形成装置1は、プロセスカートリッジ20のカートリッジメモリ26の情報を消去すると、利用時情報を消去した旨の消去情報をカートリッジメモリ26に記録して、利用時情報の消去を行ったことが分かるようにする。すなわち、実施例1において利用時情報の消去を行うと、利用時情報を消去した旨の消去情報をカートリッジメモリ26に記録して、利用時情報の消去を行ったことが分かるようにする。
すなわち、画像形成装置1は、図7に示すように、CPU31が、プロセスカートリッジ20の寿命かどうかチェックし(ステップS401)、プロセスカートリッジ20の寿命でないときには、利用時情報の消去処理を行うことなく、所定時間毎に、プロセスカートリッジ20の寿命かどうかチェックする(ステップS401)。
ステップS401で、プロセスカートリッジ20のトナーが少なくなったり、廃トナーが多くなって印字品質を満足できなくなりプロセスカートリッジ20の寿命になると、CPU31は、当該プロセスカートリッジ20が画像形成装置1に装着されてから記憶された所定の情報(利用時情報)Aを消去し(ステップS402)、また、画像形成装置1にプロセスカートリッジ20が装着されてから記憶された情報Bを消去し(ステップS403)、さらに、画像形成装置1にプロセスカートリッジ20が装着されてから記憶された情報Cを消去する(ステップS404)。
CPU31は、必要な全ての利用時情報の消去を行うと、利用時情報の消去を行った旨の消去情報を当該プロセスカートリッジ20のカートリッジメモリ26に記録し(ステップS405)、その後、画像形成装置1の操作パネルまたは接続されているホストコンピュータ等へ、プロセスカートリッジ20の交換要求を表示して、処理を終了する(ステップS406)。
ここで、上記情報A〜情報Cは、ユーザによる画像形成装置1の使用状況、使用履歴等が分かるプライベートな利用時情報であり、図7では、情報A〜情報Cの3種類の情報としているが、1種類以上の複数の利用時情報であってもよい。
したがって、プロセスカートリッジ20の使用中は、メンテナンス性やサービス性を維持することができるとともに、プロセスカートリッジ20の使用後には、破棄・回収される過程でユーザの使用状況等の固有の情報が漏洩することを防止することができ、また、カートリッジメモリ26の利用時情報が消去済みのプロセスカートリッジ20であることを確認できるようにすることができる。
このように、本実施例の画像形成装置1は、カートリッジメモリ26内の利用時情報のうち少なくとも1種類以上を消去すると、当該利用時情報を消去した旨の消去情報をカートリッジメモリ26に記録している。
したがって、プロセスカートリッジ20が再度画像形成装置にセットされたときに、ユーザの使用状況等の利用時情報が漏洩防止済みとなっているプロセスカートリッジ20であることをユーザに知らせることができ、安心して使用済みプロセスカートリッジ20の破棄・回収を行うことができるとともに、使用済みのプロセスカートリッジ20であることが分かるようにして、利用性をより一層向上させることができる。
図8は、本発明の画像形成装置の第5実施例を適用した画像形成装置によるプロセスカートリッジのカートリッジメモリ情報制御処理を示すフローチャートである。なお、本実施例は、請求項4に対応するものである。
なお、本実施例は、上記第1実施例の画像形成装置と同様の画像形成装置に適用したものであり、本実施例の説明においては、必要に応じて、上記第1実施例で用いた符号をそのまま用いて説明する。
本実施例の画像形成装置1は、操作パネルのディスプレイまたは接続されているホストコンピュータ等にカートリッジメモリ26の利用時情報の消去確認表示を行って、順次利用時情報の消去処理を行うと、利用時情報を消去した旨の消去情報をカートリッジメモリ26に記録して、利用時情報の消去を行ったことが分かるようにする。すなわち、実施例2において利用時情報の消去を行うと、利用時情報を消去した旨の消去情報をカートリッジメモリ26に記録して、利用時情報の消去を行ったことが分かるようにする。
すなわち、画像形成装置1は、図8に示すように、CPU31が、プロセスカートリッジ20の寿命かどうかチェックし(ステップS501)、プロセスカートリッジ20の寿命でないときには、利用時情報の消去処理を行うことなく、所定時間毎に、プロセスカートリッジ20の寿命かどうかチェックする(ステップS501)。
ステップS501で、プロセスカートリッジ20のトナーが少なくなったり、廃トナーが多くなって印字品質を満足できなくなりプロセスカートリッジ20の寿命になると、CPU31は、画像形成装置1の操作パネルのディスプレイまたは接続されているホストコンピュータ等のディスプレイにカートリッジメモリ26の利用時情報の消去を行ってもよいか否かの確認表示を行う(ステップS502)。
ユーザは、この消去確認表示に応じて、画像形成装置1の操作パネルまたはホストコンピュータから消去の許可/不許可を指示操作する。
そこで、画像形成装置1のCPU31は、まず、当該プロセスカートリッジ20が画像形成装置1に装着されてから記憶された所定の情報(利用時情報)Aについて消去の許可があるかどうかチェックして(ステップS503)、情報Aについて消去が許可されると、カートリッジメモリ26から情報Aを消去し(ステップS504)、次の情報Bについて消去の許可があるかチェックする(ステップS505)。また、ステップS503で、情報Aの消去が不許可であると、CPU31は、情報Aの消去を行うことなく、次の情報Bについて消去の許可があるかチェックする(ステップS505)。
ステップS505で、情報Bについて消去が許可されると、CPU31は、カートリッジメモリ26から情報Bを消去し(ステップS506)、次の情報Cについて消去の許可があるかチェックする(ステップS507)。また、ステップS505で、情報Bの消去が不許可であると、CPU31は、情報Bの消去を行うことなく、次の情報Cについて消去の許可があるかチェックする(ステップS507)。
ステップS507で、情報Cについて消去が許可されると、CPU31は、カートリッジメモリ26から情報Cを消去し(ステップS508)、利用時情報の消去を行った旨の消去情報を当該プロセスカートリッジ20のカートリッジメモリ26に記録する(ステップS509)。
また、ステップS507で、情報Cの消去が不許可であると、CPU31は、情報Cの消去を行うことなく、必要な利用時情報の消去を行った旨の消去情報を当該プロセスカートリッジ20のカートリッジメモリ26に記録する(ステップS509)。
そして、CPU31は、カートリッジメモリ26に利用時情報の消去を行った旨の消去情報の記録を行うと、画像形成装置1の操作パネルまたは接続されているホストコンピュータ等へ、プロセスカートリッジ20の交換要求を表示して、処理を終了する(ステップS510)。
ここで、上記情報A〜情報Cは、上記第1実施例と同様に、ユーザによる画像形成装置1の使用状況、使用履歴等が分かるプライベートな利用時情報であり、図8では、情報A〜情報Cの3種類の情報としているが、1種類以上の複数の利用時情報であってもよい。
したがって、プロセスカートリッジ使用中は、メンテナンス性やサービス性を維持しながら、カートリッジ使用後に破棄・回収される過程でユーザの使用状況等の固有の情報が漏洩することを防止でき、また、カートリッジメモリ26の利用時情報が消去済みのプロセスカートリッジ20であることを確認できるようにすることができる。
図9及び図10は、本発明の画像形成装置の第6実施例を適用した画像形成装置によるプロセスカートリッジのカートリッジメモリ情報制御処理を示すフローチャートである。なお、本実施例は、請求項4に対応するものである。
なお、本実施例は、上記第1実施例の画像形成装置と同様の画像形成装置に適用したものであり、本実施例の説明においては、必要に応じて、上記第1実施例で用いた符号をそのまま用いて説明する。
本実施例の画像形成装置1は、ユーザがプロセスカートリッジ20の使用を中止し、プロセスカートリッジ20を破棄またはリサイクル回収に供するときに、画像形成装置1の操作パネルまたは接続されているホストコンピュータ等からプロセスカートリッジ20のカートリッジメモリ26の利用時情報の消去要求を行うと、カートリッジメモリ26の消去確認を表示して、当該消去確認に応じて利用時情報の消去を行うが、このときに、利用時情報の消去処理を行うと、利用時情報を消去した旨の消去情報をカートリッジメモリ26に記録して、利用時情報の消去を行ったことが分かるようにする。すなわち、実施例3において利用時情報の消去を行うと、利用時情報を消去した旨の消去情報をカートリッジメモリ26に記録して、利用時情報の消去を行ったことが分かるようにする。
すなわち、画像形成装置1は、図9に示すように、ユーザがプロセスカートリッジ20の使用を中止して、プロセスカートリッジ20を破棄またはリサイクル回収に供するために、画像形成装置1の操作パネルまたは接続されているホストコンピュータ等からプロセスカートリッジ20のカートリッジメモリ26の利用時情報の消去要求を行ったか否かチェックし(ステップS601)、カートリッジメモリ26の利用時情報の消去要求がないときには、利用時情報の消去処理を行うことなく、所定時間毎に、カートリッジメモリ26の利用時情報の消去要求があるかどうかチェックする(ステップS601)。
ステップS601で、カートリッジメモリ26の利用時情報の消去要求があると、CPU31は、画像形成装置1の操作パネルのディスプレイまたは接続されているホストコンピュータ等のディスプレイにカートリッジメモリ26の利用時情報の消去を行ってもよいか否かの確認表示を行う(ステップS602)。
ユーザは、この消去確認表示に応じて、画像形成装置1の操作パネルまたはホストコンピュータから消去の許可/不許可を指示操作する。
そこで、画像形成装置1のCPU31は、まず、当該プロセスカートリッジ20が画像形成装置1に装着されてから記憶された所定の情報(利用時情報)Aについて消去の許可があるかどうかチェックして(ステップS603)、情報Aについて消去が許可されると、カートリッジメモリ26から情報Aを消去し(ステップS604)、次の情報Bについて消去の許可があるかチェックする(ステップS605)。また、ステップS603で、情報Aの消去が不許可であると、CPU31は、情報Aの消去を行うことなく、次の情報Bについて消去の許可があるかチェックする(ステップS605)。
ステップS605で、情報Bについて消去が許可されると、CPU31は、カートリッジメモリ26から情報Bを消去し(ステップS606)、次の情報Cについて消去の許可があるかチェックする(ステップS607)。また、ステップS605で、情報Bの消去が不許可であると、CPU31は、情報Bの消去を行うことなく、次の情報Cについて消去の許可があるかチェックする(ステップS607)。
ステップS607で、情報Cについて消去が許可されると、CPU31は、カートリッジメモリ26から情報Cを消去し(ステップS608)、利用時情報の消去を行った旨の消去情報を当該プロセスカートリッジ20のカートリッジメモリ26に記録する(ステップS609)。また、ステップS607で、情報Cの消去が不許可であると、CPU31は、情報Cの消去を行うことなく、利用時情報の消去を行った旨の消去情報を当該プロセスカートリッジ20のカートリッジメモリ26に記録する(ステップS609)。
そして、CPU31は、カートリッジメモリ26に利用時情報の消去を行った旨の消去情報の記録を行うと、画像形成装置1の操作パネルまたは接続されているホストコンピュータ等へ、プロセスカートリッジ20の交換要求を表示して、処理を終了する(ステップS610)。
ここで、上記情報A〜情報Cは、上記第1実施例と同様に、ユーザによる画像形成装置1の使用状況、使用履歴等が分かるプライベートな利用時情報であり、図9では、情報A〜情報Cの3種類の情報としているが、1種類以上の複数の利用時情報であってもよい。
したがって、プロセスカートリッジ使用中は、メンテナンス性やサービス性を維持しながら、カートリッジ使用後に破棄・回収される過程でユーザの使用状況等の固有の情報が漏洩することを防止でき、また、カートリッジメモリ26の利用時情報が消去済みのプロセスカートリッジ20であることを確認できるようにすることができる。
そして、このようにして、カートリッジメモリ26の利用時情報が消去されるとともに、利用時情報の消去を行った旨の消去情報がカートリッジメモリ26に記録されているプロセスカートリッジ20が装着されると、使用済みのプロセスカートリッジ20であるため、プロセスカートリッジ20の交換を速やかに要求して、不用意に使用済みのプロセスカートリッジ20で記録処理を行うことを防止することができる。
すなわち、画像形成装置1は、図10に示すように、プロセスカートリッジ20が装着されると、CPU31が、プロセスカートリッジ20のカートリッジメモリ26の読み取りを行って、情報消去を行った旨の消去情報が記録されているかチェックする(ステップS701)。
ステップS701で、情報消去を行った旨の消去情報が記録されているときには、CPU31は、当該プロセスカートリッジ20は使用済みのプロセスカートリッジ20であると判断して、プロセスカートリッジ20の交換を促す表示を画像形成装置1の操作パネルまたは接続されているホストコンピュータ等へ行って、処理を終了する(ステップS702)。
ステップS701で、情報消去を行った旨の消去情報が記録されていないときには、CPU31は、新たなプロセスカートリッジ20であると判断して、プロセスカートリッジ20の交換要求の表示を行うことなく、処理を終了する。
図10は、本発明の画像形成装置の第7実施例を適用した画像形成装置によるプロセスカートリッジのカートリッジメモリ情報制御処理を示すフローチャートである。なお、本実施例は、請求項5に対応するものである。
なお、本実施例は、上記第1実施例の画像形成装置と同様の画像形成装置に適用したものであり、本実施例の説明においては、必要に応じて、上記第1実施例で用いた符号をそのまま用いて説明する。
本実施例の画像形成装置1は、プロセスカートリッジ20のカートリッジメモリ26の情報を消去すると、消去した日時情報をカートリッジメモリ26に記録して、利用時情報の消去を行ったこと及び何時利用時情報の消去を行ったかが分かるようにする。すなわち、実施例1において利用時情報の消去を行うと、消去した日時情報をカートリッジメモリ26に記録して、利用時情報の消去を行ったこと及び何時利用時情報の消去を行ったかが分かるようにする。
すなわち、画像形成装置1は、図11に示すように、CPU31が、プロセスカートリッジ20の寿命かどうかチェックし(ステップS801)、プロセスカートリッジ20の寿命でないときには、利用時情報の消去処理を行うことなく、所定時間毎に、プロセスカートリッジ20の寿命かどうかチェックする(ステップS801)。
ステップS801で、プロセスカートリッジ20のトナーが少なくなったり、廃トナーが多くなって印字品質を満足できなくなりプロセスカートリッジ20の寿命になると、CPU31は、当該プロセスカートリッジ20が画像形成装置1に装着されてから記憶された所定の情報(利用時情報)Aを消去し(ステップS802)、また、画像形成装置1にプロセスカートリッジ20が装着されてから記憶された情報Bを消去し(ステップS803)、さらに、画像形成装置1にプロセスカートリッジ20が装着されてから記憶された情報Cを消去する(ステップS804)。
CPU31は、必要な全ての利用時情報の消去を行うと、利用時情報の消去を行った日時の情報を当該プロセスカートリッジ20のカートリッジメモリ26に記録し(ステップS805)、その後、画像形成装置1の操作パネルまたは接続されているホストコンピュータ等へ、プロセスカートリッジ20の交換要求を表示して、処理を終了する(ステップS806)。
ここで、上記情報A〜情報Cは、ユーザによる画像形成装置1の使用状況、使用履歴等が分かるプライベートな利用時情報であり、図11では、情報A〜情報Cの3種類の情報としているが、1種類以上の複数の利用時情報であってもよい。
したがって、プロセスカートリッジ20の使用中は、メンテナンス性やサービス性を維持することができるとともに、プロセスカートリッジ20の使用後には、破棄・回収される過程でユーザの使用状況等の固有の情報が漏洩することを防止することができ、また、カートリッジメモリ26の利用時情報が消去済みのプロセスカートリッジ20であること及び何時情報を消去したかを確認できるようにすることができる。
なお、本実施例の場合にも、上記第6実施例の場合と同様に、このようにして、カートリッジメモリ26の利用時情報が消去されるとともに、利用時情報の消去を行った日時の情報がカートリッジメモリ26に記録されているプロセスカートリッジ20が装着されると、使用済みのプロセスカートリッジ20であるため、プロセスカートリッジ20の交換を速やかに要求して、不用意に使用済みのプロセスカートリッジ20で記録処理を行うことを防止することができる。
また、本実施例は、上記第1実施例において利用時情報の消去を行うと、消去した日時情報をカートリッジメモリ26に記録する場合について説明しているが、上記第2実施例及び第3実施例の場合にも同様に適用することができる。
以上、本発明者によってなされた発明を好適な実施例に基づき具体的に説明したが、本発明は上記のものに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
感光体ユニットと現像ユニットを一体化して、画像形成装置本体に着脱可能に装着するプロセスカートリッジにメモリを搭載して、プロセスカートリッジ固有の情報を記録する画像形成装置一般に適用することができる。
1 画像形成装置
2 本体筐体
3 用紙搬送路
4 搬送ローラ
5 レジストローラ
6 転写ローラ
7 ガイド板
8 定着部
9 定着ローラ
10 加圧ローラ
11 排出ローラ
12 排紙部
13 給紙カセット
14 給紙コロ
15 書込光学系
20 プロセスカートリッジ
21 感光体
22 帯電ローラ
23 クリーニング/廃トナー回収部
24 現像/トナー収納部
25 カートリッジケース
26 カートリッジメモリ
31 CPU
32 ROM
33 RAM
2 本体筐体
3 用紙搬送路
4 搬送ローラ
5 レジストローラ
6 転写ローラ
7 ガイド板
8 定着部
9 定着ローラ
10 加圧ローラ
11 排出ローラ
12 排紙部
13 給紙カセット
14 給紙コロ
15 書込光学系
20 プロセスカートリッジ
21 感光体
22 帯電ローラ
23 クリーニング/廃トナー回収部
24 現像/トナー収納部
25 カートリッジケース
26 カートリッジメモリ
31 CPU
32 ROM
33 RAM
Claims (5)
- 画像データに基づいて回転駆動される感光体上に静電潜像を形成して、当該静電潜像の形成された感光体に現像手段からトナーを供給してトナー画像を形成し、当該感光体上のトナー画像を記録紙に転写して画像形成する画像形成装置において、少なくとも前記感光体と前記現像手段がカートリッジ内に収納されているとともに、少なくとも利用時の各種情報が利用時情報として書き込まれるメモリを備えたプロセスカートリッジが着脱可能に収納され、当該プロセスカートリッジの交換時に、当該プロセスカートリッジの交換に先だって、当該メモリ内の前記利用時情報のうち少なくとも1種類以上を消去することを特徴とする画像形成装置。
- 前記画像形成装置は、前記プロセスカートリッジの寿命による当該プロセスカートリッジの交換時に、操作手段または接続されているホストコンピュータからの操作に応じて、前記メモリ内の前記利用時情報のうち少なくとも1種類以上を消去することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
- 前記画像形成装置は、前記装着されているプロセスカートリッジの破棄またはリサイクル回収のための当該プロセスカートリッジの交換時に、操作手段または接続されているホストコンピュータからの操作に応じて、前記メモリ内の前記利用時情報のうち少なくとも1種類以上を消去することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
- 前記画像形成装置は、前記メモリ内の前記利用時情報のうち少なくとも1種類以上を消去すると、当該利用情報を消去した旨の消去情報を当該メモリに記録することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の画像形成装置。
- 前記画像形成装置は、前記メモリ内の前記利用時情報のうち少なくとも1種類以上を消去すると、当該利用情報の消去日時情報を当該メモリに記録することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003378947A JP2005141093A (ja) | 2003-11-07 | 2003-11-07 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2003378947A JP2005141093A (ja) | 2003-11-07 | 2003-11-07 | 画像形成装置 |
Publications (1)
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Family Applications (1)
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Country | Link |
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JP (1) | JP2005141093A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8543014B2 (en) | 2010-04-05 | 2013-09-24 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Image forming apparatus and method |
WO2024024390A1 (ja) * | 2022-07-28 | 2024-02-01 | ブラザー工業株式会社 | 画像形成装置および初期化方法 |
-
2003
- 2003-11-07 JP JP2003378947A patent/JP2005141093A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8543014B2 (en) | 2010-04-05 | 2013-09-24 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Image forming apparatus and method |
WO2024024390A1 (ja) * | 2022-07-28 | 2024-02-01 | ブラザー工業株式会社 | 画像形成装置および初期化方法 |
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