JP2005140539A - 耐熱性光ファイバコイルセンサ - Google Patents

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Masanori Nonomura
雅徳 野々村
Hidehiko Shimizu
秀彦 清水
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Totoku Electric Co Ltd
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Totoku Electric Co Ltd
Lazoc Inc
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Abstract

【課題】光ファイバコイルセンサの耐熱性および耐久性を向上させる。
【解決手段】ポリイミド被覆光ファイバ1を渦巻き形状に巻いた光ファイバコイル10をステンレス製ケース50に収容し固着し、ケース50に不活性ガス20を充填した後、ケース50を気密に封止する。
【効果】高温下においてもポリイミド被覆が酸化分解しないため、例えば振動センサとして長時間安定して機能する。
【選択図】図1

Description

本発明は、耐熱性光ファイバコイルセンサに関し、さらに詳しくは、高温環境下において長時間安定して機能する耐熱性光ファイバコイルセンサに関する。
従来、光ファイバを渦巻き形状に巻いた光ファイバコイルを用いて、音響,振動,回転成分を測定する光ファイバコイルセンサが知られている(例えば、非特許文献1および非特許文献2参照。)。
また、光ファイバを金属パイプに挿通し、金属パイプ内に不活性ガスを充填した金属パイプ入り光ファイバが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
鎌田弘志他著「沖テクニカルレビュー第189号 Vol.69 No.1」沖電気発行、2002年1月、p.80−83 武尾実、"地動の回転成分を観測する新しい地震計の開発"、[online]、平成12年10月18日、東京大学地震研究所、[平成14年9月28日検索]、インターネット<URL:http://www.eri.u-tokyo.ac.jp/KOHO/KOHO/26/26-2.html> 実用新案登録第2582077号公報
一般に、光ファイバコイルセンサにおける光ファイバの曲げ半径が小さくないと、必要な感度が得られない。また、光ファイバは、樹脂被覆がないと断線しやすくなり、最小曲げ半径を5mm以下にできない。
このため、従来の光ファイバコイルセンサでは、樹脂被覆光ファイバを用いている。
しかし、樹脂被覆は高温下で酸化分解してしまうため、高温下において長時間安定して機能しない問題点があった。
他方、金属パイプ入り光ファイバは、小さな曲げ半径で渦巻き形状に巻くことが出来ないため、光ファイバコイルセンサにすることが出来ない。
そこで、本発明の目的は、高温環境下において長時間安定して機能する耐熱性光ファイバコイルセンサを提供することにある。
第1の観点では、本発明は、樹脂被覆光ファイバを渦巻き形状に巻いた光ファイバコイルと、前記光ファイバコイルを内部に収容すると共に不活性ガスを封入したケースとを具備したことを特徴とする耐熱性光ファイバコイルセンサを提供する。
上記第1の観点による耐熱性光ファイバコイルセンサでは、樹脂被覆光ファイバを渦巻き形状に巻くため、小さな曲げ半径の光ファイバコイルを構成できる。そして、この光ファイバコイルをケースに収容して不活性ガスを封入するから、高温下でも樹脂被覆が酸化分解せず、高温下においても長時間安定して機能する。
第2の観点では、本発明は、上記構成の耐熱性光ファイバコイルセンサにおいて、前記光ファイバコイルを構成する樹脂被覆光ファイバの両端が前記ケースから導出されており、前記樹脂被覆光ファイバがポリイミド被覆光ファイバであることを特徴とする耐熱性光ファイバコイルセンサを提供する。
上記第2の観点による耐熱性光ファイバコイルセンサでは、光ファイバコイルを構成する樹脂被覆光ファイバの両端をケースから導出するため、構造が簡単になる。ただし、ケース外に出た樹脂被覆光ファイバは、空気に触れる。このため、耐熱性の高いポリイミド被覆光ファイバを用いる。なお、ケース外に出た樹脂被覆光ファイバを金属管に入れたり、その金属管に不活性ガスを充填してもよい。
第3の観点では、本発明は、上記構成の耐熱性光ファイバコイルセンサにおいて、前記ケースに光コネクタが設置されており、前記光ファイバコイルを構成する樹脂被覆光ファイバの両端が前記ケースの内側で前記光コネクタに接続されていることを特徴とする耐熱性光ファイバコイルセンサを提供する。
上記第3の観点による耐熱性光ファイバコイルセンサでは、光ファイバコイルを構成する樹脂被覆光ファイバはケースから出ないため、空気に触れない。なお、ケース外で光コネクタに接続する光ファイバとして、不活性ガスを充填した金属管に入れた光ファイバを用いれば、全体の耐熱性を向上できる。
本発明の耐熱性光ファイバコイルセンサは、例えば振動センサとして、高温環境下において長期間安定して機能する。
以下、図に示す実施の形態により本発明をさらに詳細に説明する。なお、これにより本発明が限定されるものではない。
図1は、実施例1に係る耐熱性光ファイバコイルセンサ100を示す断面図である。図2は、同斜視図である。
この耐熱性光ファイバコイルセンサ100は、樹脂被覆光ファイバ1を渦巻き形状に巻いた光ファイバコイル10と、光ファイバコイル10を内部に収容すると共に不活性ガス20を封入したケース50とを具備して構成される。
樹脂被覆光ファイバ1は、例えばクラッドの外周にポリイミド被覆を形成したポリイミド被覆光ファイバである。
光ファイバコイル10の巻き直径は例えば3mm、巻き数は例えば8ターンである。光ファイバコイル10を構成する樹脂被覆光ファイバ1の両端には、光コネクタ2が取り付けられている。
不活性ガス20は、例えば窒素ガスである。
ケース50は、ケース本体51と蓋52からなり、例えばステンレス製または銅製である。
ケース50に設けた光ファイバ溝53からケース外に樹脂被覆光ファイバ1の両端を導出している。
光ファイバ溝53は、接着剤54で封止されている。
ケース50の封止部55は、不活性ガス20をケース50に充填した後、溶接や圧接や接着剤で封止されている。
耐熱性光ファイバコイルセンサ100は、例えば次のようにして製造することが出来る。
(1)図3に示すように、光ファイバコイル10をケース本体51に入れ、底面にセラミック接着剤で固着する。
(2)光ファイバコイル10を構成する樹脂被覆光ファイバ1の両端を光ファイバ溝53からケース外に出し、光ファイバ溝53をセラミック接着剤54で封止する。
(3)図4に示すように、導入管56と排気管57以外は気密になるように、蓋52をケース本体51に固着する。
(4)導気管56から不活性ガスを導入し、排気管57から排気することにより、ケース50内を不活性ガスで満たす。
(5)図2に示すように、導気管56および排気管57を溶断封止する。
実施例1の耐熱性光ファイバコイルセンサ100によれば、例えば振動センサとして高温環境下でも安定して長時間機能する。また、ケース50で光ファイバコイル10を保護することが出来る。
図5は、実施例2に係る耐熱性光ファイバコイルセンサ200を示す断面図である。図6は、同斜視図である。
この耐熱性光ファイバコイルセンサ200は、樹脂被覆光ファイバ1を渦巻き形状に巻いた光ファイバコイル10と、光ファイバコイル10を内部に収容すると共に不活性ガス20を封入したケース50とを具備して構成される。
樹脂被覆光ファイバ1は、例えばクラッドの外周にポリイミド被覆を形成したポリイミド被覆光ファイバである。
光ファイバコイル10の巻き直径は例えば3mm、巻き数は例えば8ターンである。光ファイバコイル10を構成する樹脂被覆光ファイバ1の両端には、光コネクタ2が取り付けられている。
不活性ガス20は、例えば窒素ガスである。
ケース50は、ケース本体51と蓋52からなり、例えばステンレス製または銅製である。
ケース50に設けた光コネクタ溝58に光コネクタ2が嵌め込まれている。
光コネクタ溝58は、接着剤54で封止されている。
ケース50の封止部55は、不活性ガス20をケース50に充填した後、溶接や圧接や接着剤で封止されている。
耐熱性光ファイバコイルセンサ200は、例えば次のようにして製造することが出来る。
(1)光ファイバコイル10をケース本体51に入れ、底面にセラミック接着剤で固着する。
(2)光ファイバコイル10を構成する樹脂被覆光ファイバ1の両端の光コネクタ2を光コネクタ58に嵌め、光コネクタ溝58をセラミック接着剤54で封止する。
(3)導入管56と排気管57以外は気密になるように、蓋52をケース本体51に固着する。
(4)導気管56から不活性ガスを導入し、排気管57から排気することにより、ケース50内を不活性ガスで満たす。
(5)図6に示すように、導気管56および排気管57を溶断封止する。
実施例2の耐熱性光ファイバコイルセンサ200によれば、例えば振動センサとして高温環境下でも安定して長時間機能する。また、ケース50で光ファイバコイル10を保護することが出来る。
本発明の耐熱性光ファイバコイルセンサは、原子力発電所の原子炉壁面や火山のマグマ付近岩盤などの高温且つ外力の作用する環境下に設置して振動センサとして利用できる。
実施例1に係る耐熱性光ファイバコイルセンサを示す断面図である。 実施例1に係る耐熱性光ファイバコイルセンサを示す斜視図である。 ケース本体に光ファイバコイルを収容した状態を示す平面図である。 ケースに不活性ガスを充填する状態を示す説明図である。 実施例2に係る耐熱性光ファイバコイルセンサを示す断面図である。 実施例2に係る耐熱性光ファイバコイルセンサを示す斜視図である。
符号の説明
1 樹脂被覆光ファイバ
10 光ファイバコイル
20 不活性ガス
50 ケース
100,200 耐熱性光ファイバコイルセンサ

Claims (3)

  1. 樹脂被覆光ファイバ(1)を渦巻き形状に巻いた光ファイバコイル(10)と、前記光ファイバコイル(10)を内部に収容すると共に不活性ガス(20)を封入したケース(50)とを具備したことを特徴とする耐熱性光ファイバコイルセンサ(100,200)。
  2. 請求項1に記載の耐熱性光ファイバコイルセンサ(100)において、前記光ファイバコイル(10)を構成する樹脂被覆光ファイバ(1)の両端が前記ケース(50)から導出されており、前記樹脂被覆光ファイバ(1)がポリイミド被覆光ファイバであることを特徴とする耐熱性光ファイバコイルセンサ(100)。
  3. 請求項1に記載の耐熱性光ファイバコイルセンサ(200)において、前記ケース(50)に光コネクタ(2)が設置されており、前記光ファイバコイル(10)を構成する樹脂被覆光ファイバ(1)の両端が前記ケース(50)の内側で前記光コネクタ(2)に接続されていることを特徴とする耐熱性光ファイバコイルセンサ(200)。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009168675A (ja) * 2008-01-17 2009-07-30 Central Res Inst Of Electric Power Ind 板状光ファイバセンサおよび板状光ファイバセンサの製造方法

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