JP2005139482A - 熱風炉の改修方法 - Google Patents

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啓孝 小島
Yasuhiro Kawamichi
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Abstract

【目的】熱風炉の改修を安全且つ効率良く行うことができる熱風炉の改修方法を提供する。
【構成】改修すべき被改修熱風炉部分を撤去した後に、新たに製作した改修熱風炉部分2A,3Aを据え付ける。この据付工程にあっては、予め、熱風炉設置面5上に組立用架構41を立設し、組立用架構41の上部から熱風炉設置場所へと延びる水平移送路45を形成しておく。そして、改修熱風炉部分2A,3Aを分割した形状をなす複数の炉体部分を製作して、これらの炉体部分を組立用架構41内において改修熱風炉部分2A,3Aに組み立てる。次に、組み立てた改修熱風炉部分2A,3Aを組立用架構41の上部に設けた油圧ジャッキにより水平移送路45上にもたらして、水平移送路45から被改修熱風炉部分の撤去場所上へと移送し、改修熱風炉部分2A,3Aを当該撤去場所に据え付ける。
【選択図】 図2

Description

本発明は、蓄熱炉及び燃焼炉を備えた熱風炉の改修方法に関するものである。
熱風炉は高炉1基に対して3〜4基が並設されており、これらの熱風炉1を交互に切り換えて使用するものであり、適当年数毎に不使用状態にある熱風炉を改修することが行われている。
而して、熱風炉の改修は、改修すべき被改修熱風炉部分を撤去する撤去工程と被改修熱風炉部分を撤去した後において新たに製作された改修熱風炉部分を据え付ける据付工程とによって行われるが、従来にあっては、撤去工程及び据付工程を、被改修熱風炉部分及び改修熱風炉部分を複数の炉体部分に分割して行うようにしているのが普通である。
すなわち、撤去工程にあっては、被改修部分を複数の炉体部分に分割して、上方のものから順にクレーンにより撤去するのであり、据付工程にあっては、被改修熱風炉部分を複数の炉体部分に分離した形態で製作し、各炉体部分を、下部側のものから順にクレーン及び油圧ジャッキを使用して据え付けるのであり、これらの工程は高炉の高炉の改修方法(特許文献1参照)と同様である。
特公昭53−39322号公報
しかし、かかる従来の改修方法は、炉体部分をクレーンによりワイヤロープを使用して高所へと移送させるために、甚だ危険であった。特に、据付工程においては、被改修熱風炉部分が撤去された場所(既設の非改修熱風炉部分の上面場所)において改修熱風炉部分を直接に組み立てるために、炉内作業が必要となるが、かかる炉内作業は作業者に過酷な労働を強いると共に危険であった。また、各炉体部分が重量物であるため、これらの移送には大型のクレーンを使用する必要があった。勿論、被改修熱風炉部分及び改修熱風炉部分の分割数を多くして、各炉体部分の軽量化を図ることも考えられるが、このようにすると、改修作業を効率良く行うことができず、作業に要する日数が膨大なものとなる。更に、分割された両被改修熱風炉部分にまたがるダブリング等補強材が工場製作時、とりつけられず、高所で取り付ける作業が生じ、上記同様の危険且つ非効率な作業を余儀なくされた。
本発明は、このような問題を解決して、熱風炉の改修を安全且つ効率良く行うことができる熱風炉の改修方法を提供することを目的とするものである。
本発明は、改修すべき被改修熱風炉部分を撤去する撤去工程と被改修熱風炉部分を撤去した後において新たに製作された改修熱風炉部分を据え付ける据付工程とからなる熱風炉の改修方法であって、据付工程が、予め、熱風炉設置面上に、当該熱風炉における被改修熱風炉部分の下端部に対応する高さを有する組立用架構を立設すると共にこの組立用架構の上部から熱風炉設置場所へと延びる水平移送路を形成した上で、次のような工程を具備する熱風炉の改修方法を提案するものである。すなわち、据付工程は、改修熱風炉部分を上下方向に分割した構成をなす複数の炉体部分を製作する製作工程と、これらの炉体部分を、当該改修熱風炉部分の上部側を構成するものから順に組立用架構内に搬入して、組立用架構内において組み立てる組立工程と、組み立てられた改修熱風炉部分を、組立用架構の上部に設けた油圧ジャッキにより組立用架構内から水平移送路上にもたらした上、水平移送路から被改修熱風炉部分の撤去場所上へと移送する移送工程と、改修熱風炉部分を当該撤去場所に据え付ける最終組立工程と、を具備するものである。
かかる改修方法にあっては、組立工程において、組立用架構内で組み立てられた改修熱風炉部分の溶接後に、焼鈍、更には炉内面耐火物施工・炉外面塗装・保温施工を据付前に地上において行なうようにすることが好ましい。また、組立工程において、各炉体部分の組立用架構への搬入を、熱風炉設置面上に敷設された搬出入路を走行する搬入用台車により行なうようにすることが好ましい。この場合、上下高さの高い炉体部分については、道路高さ制限をクリヤ-する為、当該炉体部分に一体形成した搬入用台車により組立用架構内に搬入させるようにすることが好ましい。
また、好ましい実施の形態にあっては、撤去工程を、予め、熱風炉の設置面上に、当該熱風炉における被改修熱風炉部分の下端部に対応する高さを有する組立用架構を立設すると共にこの組立用架構の上部から熱風炉設置場所へと延びる水平移送路を形成した上で、次のような工程を経て行なわれる。すなわち、撤去工程は、被改修熱風炉部分を非改修熱風炉部分から分離して水平移送路上にもたらす分離工程と、被改修熱風炉部分を水平移送路から組立用架構の上部へと移送する移送工程と、被改修熱風炉部分を組立用架構の上部に設けた油圧ジャッキにより組立用架構の底部に仮置きする仮置工程と、組立用架構内において被改修熱風炉部分を解体する解体工程と、解体された被改修熱風炉部分を組立用架構外に搬出する搬出工程と、を具備する。而して、燃焼炉の撤去工程においては、分離工程の開始前に、被改修熱風炉部分の下部にこれを径方向に貫通する複数の落下防止ロッドを設けておくことにより、被改修熱風炉部分の分離時における煉瓦の崩落を防止するようにすることが好ましい。また、燃焼炉の撤去工程においては、解体工程が被改修熱風炉部分を複数の炉体部分に分離する作業を含むものであり、この分離作業においては、鉄皮をガス切断すると共に煉瓦をワイヤーソーにより切断することが好ましい。一方、蓄熱炉の撤去工程においては、分離工程の開始前に、被改修熱風炉部分内に積層されたギッター煉瓦をこれに貫通させたロッド又はパイプと共にコンクリートにより固化させておくようにすることが好ましい。
本発明の熱風炉の改修方法によれば、大型クレーンを使用することなく、被改修熱風炉部分ないし改修熱風炉部分を出来る限り分割しない形態で撤去し又は据え付けることができ、撤去工程及び据付工程を含む改修作業の効率アップ及び改修期間の短縮を図ることができる。しかも、撤去された被改修熱風炉部分の解体又は据え付けるべき改修熱風炉の組立を、熱風炉外の地上(例えば、組立用架構内)で行うようにするため、熱風炉と組立用架構との間における被改修熱風炉部分又は改修熱風炉部分の移送をクレーンによらずに行うこととも相俟って、熱風炉の改修作業を極めて安全に行うことができる。
図1〜図11は本発明の実施の形態を示すものであり、図1は熱風炉及び架構を示す平面図であり、図2はその側面図であり、図3はその正面図であり、図4は熱風炉の側面図であり、図5〜図28は改修作業の工程図である。
この実施の形態は、図1に示す如く、左右方向に並列配置された4基の熱風炉1のうち右端側のものを改修する例に関するものである。改修しようとする熱風炉1は蓄熱炉2と燃焼炉3とを具備してなるものであり、図4に示す如く、蓄熱炉2は上側ドーム部21と下側ドーム部22とコニカル部23と上側直胴部24と下側直胴部25とで構成されており、燃焼室3は上側ドーム部31と下側ドーム部32とコニカル部33と上側直胴部34と中間直胴部35と下側直胴部36とで構成されているが、この例では、上側ドーム部21から上側直胴部24に至る蓄熱炉部分2A及び上側ドーム部31から中間直胴部35に至る熱風炉部分3Aを改修すべき被改修熱風炉部分としている。
而して、かかる被改修熱風炉部分たる被改修蓄熱炉部分2A及び被改修燃焼炉部分3Aを改修するに当たっては、予め、次のような架構4を熱風炉設置面5上に立設しておく。
すなわち、この架構4は、図1及び図2に示す如く、熱風炉1外に位置する組立用架構41と、改修しようとする熱風炉1の蓄熱炉2及び燃焼炉3を夫々囲繞する蓄熱炉用架構42及び燃焼炉用架構43と、組立用架構41と蓄熱炉用架構42との間を連結する連結架構44とからなり、これらの架構41〜44の上部には水平移送路45が形成されている。組立用架構41は、クレーン作業等を熱風炉1に干渉されることなく行いうる位置であって、改修しようとする熱風炉1の近傍に配置されている。各架構41,42,43,44は、被改修蓄熱炉部分2Aの下端部(上側直胴部24の下端部)に対応する高さのものとされている。組立用架構41の上部には4組の油圧ジャッキ41aを設置する設置用架台41bが設けられており、燃焼室用架構43の上部には搬出入用架台43aが設けられている。油圧ジャッキ41aとしては、一般に、ロッド41cを昇降させるロッド式のリフトアップジャッキが使用される。水平移送路45は、燃焼炉用架構43を除く架構41,42,44の上面に形成されており、移送台車6を組立用架構41と蓄熱炉用架構42との間を連結架構44を経て走行自在に支持する一連の第1水平移送路45aと、第1水平移送路45aより高位に位置して、搬出入用架台43aの上面に形成された第2水平移送路45bと、移送台車6上に載置可能な嵩上げ架台7の上面に形成された第3水平移送路45cとからなる。移送台車6は、第1水平移送路45aの始端部(組立用架構41上に位置する第1水平移送路部分)において、油圧ジャッキ41aにより第1水平移送路45aと組立用架構41との間で昇降移動させうるものである。第2水平移送路45bと第3水平移送路45cとは、嵩上げ架台7が載置された移送台車6を第1水平移送路45aの終端部(蓄熱炉用架構42上に位置する第1水平移送路部分)に位置させたときにおいて接続されて、一連の水平路を構成するものである。また、熱風炉設置面5上には、組立用架構41の底部へと導かれた搬出入路8が形成されていて、搬入用台車9及び搬出用台車10を組立用架構41内外に亘って走行させうるようになっている。
熱風炉1の改修は、このような架構4等を構築した上で、次のような手順で行われる。
まず、熱風炉1の炉頂部分(蓄熱炉2における上側ドーム部21及び燃焼炉3における上側ドーム部31)を一般的な手法により解体,撤去した上で、被改修蓄熱炉部分2A(上側ドーム部21を除く)の撤去工程が行われる。この撤去工程は、図5(1)〜(3)及び図6(5)(6)に示す如く、被改修蓄熱炉部分2Aを非改修蓄熱炉部分(下側直胴部25)から分離して水平移送路45上にもたらす分離工程と、被改修蓄熱炉部分2Aを水平移送路45から組立用架構41上へと移送する移送工程と、被改修蓄熱炉部分2Aを組立用架構41の上部に設けた油圧ジャッキ41aにより組立用架構41の底部5aに仮置きする仮置工程と、組立用架構41内において被改修蓄熱炉部分2Aを解体する解体工程と、解体された被改修蓄熱炉部分2Aを組立用架構41外に搬出する搬出工程とからなる。
すなわち、分離工程においては、上側直胴部24と下側直胴部25との間を切離して、非改修蓄熱炉部分である下側直胴部25より上方の被改修蓄熱炉部分2Aを一体として分離する。そして、この被改修蓄熱炉部分2Aを図示しない油圧ジャッキ等により第1水平移送路45aの終端部に待機する移送台車6上に載置する。
移送工程では、被改修蓄熱炉部分2Aを、これを載置した移送台車6を走行させることにより、第1水平移送路45a上を移送させて(図5(1))、組立用架構41上にもたらす。かかる移送台車6の走行は図示しない油圧シリンダによって行われる。
仮置工程においては、組立用架構41上にもたらされた被改修蓄熱炉部分2Aを、油圧ジャッキ41aにより組立用架構41内へと下降させて(図5(2))、組立用架構41の底部5aに載置(仮置き)させる(同図(3))。かかる被改修蓄熱炉部分2Aの下降は、これを載置する移送台車6にロッド41cの下端部を連結した上、当該ロッド41cを下降させることにより行われる。
解体工程及び搬出工程においては、組立用架構41の底部5aに仮置きされた被改修蓄熱炉部分2Aを複数部分21a〜21gに解体し、各解体物21a〜21gを上方のものから順にクレーン11により組立用架構41外に搬出する(図6(4)〜(6))。かかる解体作業は、熱風炉設置場所のような高所で行う場合と異なって、組立用架構41内の低所で行うものであるから、作業者に過酷な労働を強いるものでなく、安全且つ効率良く行うことができる。また、各解体物21a〜21gは軽量の小ブロックとできるから、これらの搬出には、従来のような大型のクレーン(450トン程度)を使用する必要がなく、より小型のクレーン(例えば、150トン程度のクローラクレーン)11を使用することができる。
かかる被改修蓄熱炉部分2Aの撤去工程が終了すると、引き続いて、被改修燃焼炉部分3A(上側ドーム部31を除く)の撤去工程が行われる。この例では、被改修燃焼炉部分3Aの撤去工程が、下側ドーム部32及びコニカル部33からなる第1被改修燃焼炉部分3aと上側直胴部34である第2被改修燃焼炉部分と中間直胴部35である第3被改修燃焼炉部分とに分けて行われる。
まず、第1被改修燃焼炉部分3aの撤去工程が行われる。この撤去工程は、図6(7)及び図7〜図10に示す如く、第1被改修燃焼炉部分3aを上側直胴部34から分離して水平移送路45上にもたらす分離工程と、第1被改修燃焼炉部分3aを水平移送路45から組立用架構41上へと移送する移送工程と、第1被改修燃焼炉部分3aを組立用架構41の上部に設けた油圧ジャッキ41aにより組立用架構41の底部5aに仮置きする仮置工程と、組立用架構41内において第1被改修燃焼炉部分3aを解体する解体工程と、解体された第1被改修燃焼炉部分3aを組立用架構41外に搬出する搬出工程とからなる。
すなわち、分離工程においては、第1被改修燃焼炉部分3aを上側直胴部34から分離すると共に、被改修蓄熱炉部分2Aの撤去工程の終了時点において組立用架構41の底部5aに残留する移送台車6上に、クレーン11により嵩上げ架台7を載置する(図6(7))。次に、嵩上げ架台7を載置した移送台車6を油圧ジャッキ41aにより上昇させて、第1水平移送路45aの始端部上にもたらした上、第1水平移送路45の終端部へと走行させる(図7(8))。そして、移送台車6を第1水平移送路45の終端部に位置させると共に、分離された第1被改修燃焼炉部分3aを図示しない油圧ジャッキ等により搬出入架台43aの上面たる第2水平移送路45b上に載置する(図7(9))。
移送工程では、まず、第1被改修燃焼炉部分3aを、搬出入架台43aの上面たる第2水平移送路45bから嵩上げ架台7の上面たる第3水平移送路45cへと移動させて嵩上げ架台7上に載置する(図7(10))。そして、第1被改修燃焼炉部分3aを載置させた状態で、嵩上げ架台7を載置した移送台車6を第1水平移送路45aの始端部へと移送させて(図7(11))、組立用架構41上にもたらす。
仮置工程においては、組立用架構41上にもたらされた第1被改修燃焼炉部分3aを、移送台車6にロッド41cを連結した油圧ジャッキ41aにより、組立用架構41内へと下降させ(図8(12))、組立用架構41の底部5aに載置(仮置き)させる(同図(13))。
解体工程及び搬出工程においては、まず、油圧ジャッキ41aと移送台車6との連結を解除すると共に、各油圧ジャッキ41aを、第1被改修燃焼炉部分3aに連結できる位置まで対向方向に水平移動させる(図8(14))。そして、油圧ジャッキ41aにより第1被改修燃焼炉部分3aを嵩上げ架台7から上方へ離間させると共に、移送台車6を搬出入路8から組立用架構41外へと走行させて、嵩上げ架台7を組立用架構41外に搬出する(図8(15))。しかる後、油圧ジャッキ41aにより第1被改修燃焼炉部分3aを下降させて、組立用架構41の底部5aに設置した枕木12上に載置させる(図9(16))と共に、各油圧ジャッキ41aを元の位置(移送台車6を昇降させ得る位置)に復帰させる。次に、第1被改修燃焼炉部分3aを複数部分に解体する。この例では、第1被改修燃焼炉部分3aを、クレーン11によって搬出できる程度に小さな上側部分32aと、クレーン11によっては搬出し得ないが、高さ制限や重量制限を受けることなく搬出用台車10によって搬送できる程度に大きな下側部分32bとに解体する。そして、上側部分32aをクレーン11により組立用架構41外へ搬出し(図9(17))、下側部分32bを搬出用台車10によって組立用架構41外に搬出する(同図(18))。
次に、第2被改修燃焼炉部分(上側直胴部)34の撤去工程が行われる。この撤去工程にあっては、まず、嵩上げ架台7を載置した移送台車6を搬出入路8から組立用架構41内に搬入し(図9(19))、嵩上げ架台7上に、クレーン11により、移動台車及び油圧ジャッキを備えた輸送架台13をセットする(図10(20))。そして、嵩上げ架台7及び輸送架台13を有する移送台車6を、油圧ジャッキ41aにより第1水平移送路45a上にもたらして、その終端部へと走行させる(図10(21))。移送台車6が第1水平移送45aの終端部に位置されると、輸送架台13を嵩上げ架台7上の第3水平移送路45cから搬出入架台43a上の第2水平移送路45bへと移動させた上、第2被改修燃焼炉部分34を輸送架台13内に格納する(図10(22)〜(24))。次に、輸送架台13を、第1水平移送路45aの終端部で待機する嵩上げ架台7上に移動させる(図11(25))。そして、輸送架台13内に格納されている第2被改修燃焼炉部分34を下降させて嵩上げ架台7内に格納すると共に、輸送架台13を再び搬出入架台43a上に復帰させる(図11(26))。しかる後、第2被改修燃焼炉部分34を格納した状態で、嵩上げ架台7を載置した移送台車6を第1水平移送路45aの始端部へと移送させて組立用架構41上にもたらし、油圧ジャッキ41aにより、組立用架構41内へと下降させて、組立用架構41の底部5aに載置(仮置き)させる(図11(27)〜図12(30))。そして、組立用架構41内において、第2被改修燃焼炉部分34を複数部分34a…に解体し、各解体物34aをクレーン11により組立用架構41外に搬出する(図12(30))。
最後に、第3被改修燃焼炉部分(中間直胴部)35の撤去工程が行われる。この撤去工程は、上記した第2被改修燃焼炉部分34の解体工程と同一に行われる。
このように、被改修熱風炉部分を大ブロック形態で撤去し、地上(組立用架構41内)で解体するようにしたから、熱風炉設置場所で解体作業を行う場合に比して、極めて安全且つ効率良く撤去工程を行うことができる。燃焼炉3の撤去工程においては、分離工程の開始前に、被改修熱風炉部分の下部にこれを径方向に貫通する複数の落下防止ロッドを設けて、被改修熱風炉部分の分離時における煉瓦の崩落を防止することができる。また、被改修熱風炉部分を複数部分に分離,解体する場合、その作業は被改修熱風炉部分の外部から行うことにより、より安全に行うことができる。例えば、鉄皮をガス切断し、煉瓦をワイヤーソーにより切断するのである。また、蓄熱炉の撤去工程において、分離工程の開始前に、被改修蓄熱炉部分内に積層されたギッター煉瓦をこれに貫通させたロッド又はパイプと共にコンクリートにより固化させておくようにする。このようにすれば、被改修蓄熱炉部分を一体として又は大ブロック形態で非改修蓄熱炉部分から分離させる場合にも、ギッタ煉瓦が落下するような危険を確実に回避することができ、被改修蓄熱炉部分の撤去作業を安全に行うことができる。
而して、上記したようにして被改修蓄熱炉部分2A(上側ドーム部21を含む)及び被改修燃焼炉部分3A(上側ドーム部31を含む)が撤去された後においては、まず、撤去された燃焼炉部分に相当する構造のものであって新たに製作された改修熱風炉部分(以下「改修燃焼炉部分」という)の据付工程が行われる。この例では、改修燃焼炉部分の据付工程が、中間直胴部35である第1改修燃焼炉部分と上側直胴部34である第2改修燃焼炉部分とドーム部31,32及びコニカル部33からなる第3改修燃焼炉部分3bとに分けて行われる。なお、第1改修燃焼炉部分35及び第2改修燃焼炉部分34は、何れも、クレーン11によりハンドリングできる程度の重量のものである。
まず、第1改修燃焼炉部分(中間直胴部)35を非改修燃焼炉部分である下側直胴部36の上面部に据え付ける据付工程が行われる。この据付工程にあっては、まず、第1改修燃焼炉部分35を上下方向に分割した構成をなす複数の炉体部分を製作し、これらの炉体部分を地組場で鉄皮肌合せ溶接等により組み立てる。そして、組み立てられた第1改修燃焼炉部分35を、クレーン11により、組立用架構41内に待機する移送台車6上に載置された嵩上げ架台7内
に格納する(図13(31)(32))。次に、第1改修燃焼炉部分35を格納した状態で、嵩上げ架台7を載置した移送台車6を、油圧ジャッキ41aにより上昇させて、第1水平移送路45a上にもたらし、当該移送路45aを終端部へと走行させる(図13(33),図14(34))。移送台車6が第1水平移送路45aの終端部に位置すると、搬出入架台43a上に待機させた油圧ジャッキ付きの輸送台車14を嵩上げ架台7上に移動させた上、嵩上げ架台7内に格納されている第1改修燃焼炉部分35を上昇させて、これを輸送台車14上に載置させる(図14(35)(36))。そして、輸送台車14を再び搬出入架台43a上に移動させた上、第1改修燃焼炉部分35を輸送台車14上から搬出入架台43aを通過して燃焼炉用架構43内へと下降させて(図14(37)(38))、非改修燃焼炉部分である下側直胴36上に据え付ける。
第1改修燃焼炉部分35の据え付けが完了すると、引き続き、第2改修燃焼炉部分34の据付工程が開始される。この据付工程は、図15及び図16に示す如く、第2改修燃焼炉部分34の組立工程を組立用架構41内で行う点を除いて、第1改修燃焼炉部分35の据付工程と同一である。すなわち、第2改修燃焼炉部分34を上下方向に分割した構成をなす2つの炉体部分34a,34bを製作して、第2改修燃焼炉部分34の下部側を構成する第1炉体部分34aを、クレーン11により、組立用架構41内に待機する移送台車6上に載置された嵩上げ架台7内に格納し、更に第2改修燃焼炉部分34の上部側を構成する第2炉体部分34bを、クレーン11により、第1炉体部分34a上にセットして、両炉体部分34a,34bを鉄皮肌合せ溶接等により第2改修燃焼炉部分34に組み立てる(図15(39)〜(41))。そして、組み立てられた第2改修燃焼炉部分34を嵩上げ架台7内に格納した状態で、移送台車6を油圧ジャッキ41aにより上昇させて、第1水平移送路45a上にもたらし、当該移送路45aを終端部へと走行させる(図15(42),図16(43))。移送台車6が第1水平移送路45aの終端部に位置すると、搬出入架台43a上に待機させた輸送台車14を嵩上げ架台7上に移動させた上、嵩上げ架台7内に格納されている第2改修燃焼炉部分34を上昇させて、これを輸送台車14上に載置させる(図16(44)(45))。そして、輸送台車14を再び搬出入架台43a上に移動させた上、第2改修燃焼炉部分34を輸送台車14上から搬出入架台43aを通過して燃焼炉用架構43内へと下降させて(図16(46)(47))、先に据え付けられた第1改修燃焼炉部分35上に据え付ける。
第2改修燃焼炉部分34の据え付けが完了すると、第3改修燃焼炉部分3bの据付工程が開始され、この据付工程によって燃焼炉3の改修が終了する。この据付工程は、図17〜図19に示す如く、第3改修熱風炉部分3bを上下方向に分割した構成をなす複数の炉体部分を製作する製作工程と、これらの炉体部分を、当該改修燃焼炉部分3bの上部側を構成するものから順に組立用架構41内に搬入して、組立用架構41内において組み立てる組立工程と、組み立てられた第3改修燃焼炉部分3bを、組立用架構41の上部に設けた油圧ジャッキ41aにより組立用架構41内から水平移送路45上にもたらした上、水平移送路45から、先に据え付けられた第2改修燃焼炉部分34上へと移送する移送工程と、第3改修燃焼炉部分3bを第2改修燃焼炉部分34上に据え付ける最終組立工程とからなる。
すなわち、製作工程においては、ドーム部31,32に相当する第1炉体部分31aとコニカル部33に相当する第2炉体部分31bとが製作される。
組立工程においては、まず、第1炉体部分31aを搬入用台車9により組立用架構41内に搬入する(図17(48))。搬入用台車9を組立用架構41から搬出した後、第1炉体部分31aにチルローラをセットして、これにより第1炉体部分31aの向きを変更(旋回)した上で、油圧ジャッキ41aにより第1炉体部分31aを所定量上昇させると共に、その下方に搬入用台車9により第2炉体部分31bを搬入させる(図17(49)〜(51))。そして、第2炉体部分31bを組立用架構41の底部5aにセットした枕木12上に載置させると共に搬入用台車9を組立用架構41外に排出した上、第1炉体部分31aを油圧ジャッキ41aにより下降させて、両炉体部分31a,31bを鉄皮肌合せ溶接等により第3改修燃焼炉部分3bに組み立てる(図18(52))。しかる後、組み立てられた第3改修燃焼炉部分3bを油圧ジャッキ41aにより上昇させると共に嵩上げ架台7を載置した移送台車6を搬出入路8から第3改修燃焼炉部分3b下に搬入した上、第3改修燃焼炉部分3bを下降させて嵩上げ架台7上に載置する(図18(53)(54))。次に、各油圧ジャッキ41aを相互間隔が拡大する方向に水平移動させて、ロッド41cを移送台車6に連結する(図18(55))。
移送工程及び最終組立工程においては、第3改修燃焼炉部分3bを嵩上げ架台7上に載置させた状態で、移送台車6を油圧ジャッキ41aにより上昇させて、第1水平移送路45aの始端部上にもたらした上、移送台車6を第1水平移送路45aを走行させて、第1水平移送路45aの終端部に位置させる(図19(56)〜(58))。そして、第3改修燃焼炉部分3bを、嵩上げ架台7上から搬出入架台43a上へと移動させた上、搬出入架台43a上から先に据え付けられた第2改修燃焼炉部分34の上面に衝合するまで下降させて、第2改修燃焼炉部分34上に据え付ける(図19(59)(60))。
以上のようにして、第1改修燃焼炉部分35、第2改修燃焼炉部分34及び第3改修燃焼炉部分3bの据え付けが完了すると、次に、被改修蓄熱炉部分2Aに相当する構造のものであって新たに製作された改修熱風炉部分(以下「改修蓄熱炉部分」という)の据付工程が行われる。この例では、上側ドーム部21、下側ドーム部22、コニカル部23及び上側直胴部24からなる改修蓄熱炉部分2Aを据付前において架構41内で完全に組み立てる。
まず、改修蓄熱炉部分2Aを非改修蓄熱炉部分である下側直胴部25の上部に据え付ける据付工程が行われる。この据付工程は、図20〜図25に示す如く、改修蓄熱炉部分2Aを上下方向に分割した構成をなす複数の炉体部分を製作する製作工程と、これらの炉体部分を、当該改修蓄熱炉部分2bの上部側を構成するものから順に組立用架構41内に搬入して、組立用架構41内において組み立てる組立工程と、組み立てられた改修蓄熱炉部分2Aを、組立用架構41の上部に設けた油圧ジャッキ41aにより組立用架構41内から水平移送路45上にもたらした上、水平移送路45から非改修蓄熱炉部分26上へと移送する移送工程と、改修蓄熱炉部分2Aを非改修蓄熱炉部分26上に据え付ける最終組立工程とからなる。
すなわち、製作工程においては、ドーム部21,22から下部を除いたものに相当する第1炉体部分22aと当該ドーム部21,22の下部とコニカル部23とからなるものに相当する第2炉体部分22bと上側直胴部24の上半分に相当する第3炉体部分22cと上側直胴部24の下半分に相当する第4炉体部分22dとが各別に製作される。
組立工程においては、まず、第1炉体部分22aを搬入用台車9により組立用架構41内に搬入する(図20(60))。このとき、第1炉体部分22aの形状を工夫して、当該炉体部分22aに台車9を一体形成しておくことにより、台車9による搬送高さを低減することができ、搬入高さ制限がある場合にも、第1炉体部分22aの高さを可及的に高くできる。すなわち、図26及び図24に示す如く、第1炉体部分22aの下部を一部切欠して、この切欠部22fに台車9を嵌挿させて、第1炉体部分22aと台車9とを一体構造物となしておく。このようにしておけば、第1炉体部分22aを大ブロックとなしても、高さ制限の影響を受けることなく、架構41内に搬入させることができる。なお、この切欠部22fは、後述する如く、架構41に搬入後に溶接にて塞がれる。
そして、搬入用台車9を第1炉体部分22aの切欠部22fから外して組立用架構41から搬出した後、第1炉体部分22aにチルローラをセットして、これにより第1炉体部分22aの向きを変更(旋回)させる(図20(62)〜(63))。しかる後、第1炉体部分22aの切欠部22fを、図28に示す如く、閉塞部材22eを溶接することにより閉塞する。次いで、油圧ジャッキ41aにより第1炉体部分22aを所定量上昇させると共に、その下方に搬入用台車9により第2炉体部分22bを搬入させる(図21(64)(65))。そして、第2炉体部分22bを組立用架構41の底部5aにセットした枕木12上に載置させた上、第1炉体部分22aを油圧ジャッキ41aにより下降させて、両炉体部分22a,22bを鉄皮肌合せ溶接等により連結する(図21(66))。なお、前記閉塞部材の溶接は、かかる両炉体部分22a,22bの連結作業の一環として行なうことも可能である。
爾後、同様の作業を繰り返すことにより、第1〜第4炉体部分22a〜22dを相互に連結して、第1改修蓄熱炉部分2aを組立用架構41内で組み立てる(図21(67)〜図23(72))。すなわち、連結された第1及び第2炉体部分22a,22bと組立用架構41内に新たに搬入された第3炉体部分22cとを連結し、更に、連結された第1〜第3炉体部分22a,22b,22cと組立用架構41内に新たに搬入された第4炉体部分22dとを連結するのである。
移送工程及び最終組立工程においては、上記のようにして組立用架構41内で組み立てられた改修蓄熱炉部分2Aを、油圧ジャッキ41aにより昇降させることにより、搬出入路8から組立用架構41内に搬入させた移送台車6上に載置する(図24(73)〜(75))。そして、各油圧ジャッキ41aを相互間隔が拡大する方向に水平移動させて、ロッド41cを移送台車6に連結した上、第1改修蓄熱炉部分2bを載置させた状態で、移送台車6を油圧ジャッキ41aにより上昇させて、第1水平移送路45aの始端部上にもたらす(図25(76)〜(77))。しかる後、移送台車6を第1水平移送路45aの終端部へと走行させて、第1改修蓄熱炉部分2bを非改修蓄熱炉部分である下側直胴部25の直上位に位置させ、改修蓄熱炉部分2Aを下側直胴部25上に据え付けて(図25(78))、熱風炉1の改修を終了する。
このように、組立用架構41内を含む地上で大ブロックの改修熱風炉部分に組み立てた上で、据え付けるようにしたから、多数の小ブロックをクレーンにより高所の熱風炉設置場所で順次据え付けるようにした場合に比して、据付工程を安全に行うことができ、作業効率の大幅な向上を図ることができる。また、改修熱風炉部分を組立用架構41内で組み立てるため、地上で熱処理(鉄皮の焼鈍や煉瓦の養生等)を行うことができ、熱処理作業も効率良く安全に行うことができる。
ところで、本発明は上記した実施の形態に限定されるものでなく、本発明の基本原理を逸脱しない範囲において適宜に改良,変更することができる。
本発明を実施するための架構を示す平面図である。 同架構の側面図である。 同架構の正面図である。 熱風炉の必要部分のみを示す側面図である。 熱風炉の撤去作業を示す工程図である。 熱風炉の撤去作業を示す工程図である。 熱風炉の撤去作業を示す工程図である。 熱風炉の撤去作業を示す工程図である。 熱風炉の撤去作業を示す工程図である。 熱風炉の撤去作業を示す工程図である。 熱風炉の撤去作業を示す工程図である。 熱風炉の撤去作業を示す工程図である。 熱風炉の据付作業を示す工程図である。 熱風炉の据付作業を示す工程図である。 熱風炉の据付作業を示す工程図である。 熱風炉の据付作業を示す工程図である。 熱風炉の据付作業を示す工程図である。 熱風炉の据付作業を示す工程図である。 熱風炉の据付作業を示す工程図である。 熱風炉の据付作業を示す工程図である。 熱風炉の据付作業を示す工程図である。 熱風炉の据付作業を示す工程図である。 熱風炉の据付作業を示す工程図である。 熱風炉の据付作業を示す工程図である。 熱風炉の据付作業を示す工程図である。 図20(61)の要部の拡大詳細図である。 図26に示す部分の背面図である。 図20(63)の要部の拡大詳細図である。
符号の説明
1 熱風炉
2 蓄熱炉
2A 蓄熱炉部分(被改修熱風炉部分)
3 燃焼炉
3A 熱風炉部分(被改修熱風炉部分)
4 架構
5 熱風炉設置面
6 移送台車
8 搬出入路
9 搬入用台車
10 搬出用台車
11 クレーン
21 上側ドーム部
22 下側ドーム部
23 コニカル部
24 上側直胴部
25 下側直胴部
31 上側ドーム部
32 下側ドーム部
33 コニカル部
34 上側直胴部
35 中間直胴部
36 下側直胴部
41 組立用架構
41a 油圧ジャッキ
41c ロッド
42 蓄熱炉用架構
43 燃焼炉用架構
43a 搬出入用架台
44 連結架構
45 水平移送路
45a 第1水平移送路
45b 第2水平移送路45b
45c 第3水平移送路

Claims (11)

  1. 改修すべき被改修熱風炉部分を撤去する撤去工程と被改修熱風炉部分を撤去した後において新たに製作された改修熱風炉部分を据え付ける据付工程とからなる熱風炉の改修方法であって、
    据付工程が、予め、熱風炉設置面上に、当該熱風炉における被改修熱風炉部分の下端部に対応する高さを有する組立用架構を立設すると共にこの組立用架構の上部から熱風炉設置場所へと延びる水平移送路を形成した上で、行なわれるものであり、改修熱風炉部分を上下方向に分割した構成をなす複数の炉体部分を製作する製作工程と、これらの炉体部分を、当該改修熱風炉部分の上部側を構成するものから順に組立用架構内に搬入して、組立用架構内において組み立てる組立工程と、組み立てられた改修熱風炉部分を、組立用架構の上部に設けた油圧ジャッキにより組立用架構内から水平移送路上にもたらした上、水平移送路から被改修熱風炉部分の撤去場所上へと移送する移送工程と、改修熱風炉部分を当該撤去場所に据え付ける最終組立工程と、を具備することを特徴とする熱風炉の改修方法。
  2. 組立工程において、組立用架構内で組み立てられた改修熱風炉部分を、所定の溶接を行なった上で、地上にて焼鈍するようにしたことを特徴とする、請求項1に記載する熱風炉の改修方法。
  3. 組立工程において、焼鈍された改修熱風炉部分に対して、地上にて補強リンク゛の取付、内面耐火物の吹付施工及び 保温,塗装処理を行なうようにしたことを特徴とする、請求項2に記載する熱風炉の改修方法。
  4. 組立工程において、各炉体部分の組立用架構への搬入を、熱風炉設置面上に形成された搬出入路を走行する搬入用台車により行なうようにしたことを特徴とする、請求項1、請求項2又は請求項3に記載する熱風炉の改修方法。
  5. 上下高さの高い炉体部分については、当該炉体部分に一体形成した搬入用台車により組立用架構内に搬入させるようにすることを特徴とする、請求項4に記載する熱風炉の改修方法。
  6. 燃焼炉の改修工程においては前記改修熱風炉部分が複数の改修燃焼炉部分からなり、各改修燃焼炉部分が、下位のものから順に前記各工程を経て撤去場所に据え付けられることを特徴とする、請求項1、請求項2、請求項3又は請求項4に記載する熱風炉の改修方法。
  7. 撤去工程が、予め、熱風炉の設置面上に、当該熱風炉における被改修熱風炉部分の下端部に対応する高さを有する組立用架構を立設すると共にこの組立用架構の上部から熱風炉設置場所へと延びる水平移送路を形成した上で、行なわれるものであり、被改修熱風炉部分を非改修熱風炉部分から分離して水平移送路上にもたらす分離工程と、被改修熱風炉部分を水平移送路から組立用架構の上部へと移送する移送工程と、被改修熱風炉部分を組立用架構の上部に設けた油圧ジャッキにより組立用架構の底部に仮置きする仮置工程と、組立用架構内において被改修熱風炉部分を解体する解体工程と、解体された被改修熱風炉部分を組立用架構外に搬出する搬出工程と、を具備することを特徴とする、請求項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5又は請求項6に記載する熱風炉の改修方法。
  8. 燃焼炉の撤去工程においては、分離工程の開始前に、被改修熱風炉部分の下部にこれを径方向に貫通する複数の落下防止ロッドを設けておくことにより、被改修熱風炉部分の分離時における煉瓦の崩落を防止するようにしたことを特徴とする、請求項7に記載する熱風炉の改修方法。
  9. 燃焼炉の撤去工程においては、解体工程が被改修熱風炉部分を複数の炉体部分に分離する作業を含むものであり、この分離作業においては、鉄皮をガス切断すると共に煉瓦をワイヤーソーにより切断することを特徴とする、請求項7又は請求項8に記載する熱風炉の改修方法。
  10. 蓄熱炉の撤去工程においては、分離工程の開始前に、被改修熱風炉部分内に積層されたギッター煉瓦をこれに貫通させたロッド又はパイプと共にコンクリートにより固化させておくようにすることを特徴とする、請求項7、請求項8又は請求項9に記載する熱風炉の改修方法。
  11. 搬出工程において、クレーンにより搬出し得ない解体物については、熱風炉設置面上に形成された搬出入路を走行しうる搬出用台車により、組立用架構外に搬出させることを特徴とする、請求項7、請求項8、請求項9又は請求項10に記載する熱風炉の改修方法。
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