JP2005138974A - U字側溝吊上げ具 - Google Patents
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Abstract
【課題】 U字側溝の設置に際して、バールを使うことなく、作業者数を少なくして効率的に設置作業を行うための器具および工法を提供する。
【解決手段】 U字側溝を吊上げる器具として、U字側溝の内壁に係合する内壁係合部と、略水平に伸びる棒状体により形成される横フレームと、前記横フレームを地面に対して支える脚部と、前記横フレームに固定され、前記内壁係合部を上下動可能に保持する可動保持部とを有する。このような構成により簡易な構成でバールの代わりにU字側溝を持ち上げ高さを維持することができるので、バール作業によりU字側溝を持ち上げる場合に比較して作業人数を減らし、かつ、安全な作業を実現することができる。
【選択図】 図1
【解決手段】 U字側溝を吊上げる器具として、U字側溝の内壁に係合する内壁係合部と、略水平に伸びる棒状体により形成される横フレームと、前記横フレームを地面に対して支える脚部と、前記横フレームに固定され、前記内壁係合部を上下動可能に保持する可動保持部とを有する。このような構成により簡易な構成でバールの代わりにU字側溝を持ち上げ高さを維持することができるので、バール作業によりU字側溝を持ち上げる場合に比較して作業人数を減らし、かつ、安全な作業を実現することができる。
【選択図】 図1
Description
本発明はU字側溝を吊上げる器具および当該器具を用いたU字側溝の設置工法に関する。
U字側溝は排水等のため道路等の側方に一般的に設けられる。U字側溝の設置は次のように行われる。まず、側溝を敷設する溝部分を掘削し、底に基礎となる砕石を敷いていく。この砕石の上にU字側溝を設置していくのであるが、砕石とU字側溝の間にはモルタルが詰められるので、砕石の厚さはこれを勘案して厚くなりすぎないようにする。また、掘削した穴に基準となる基準板を設置する。その後、一番端にくるU字側溝が敷設される砕石上に、U字側溝の上縁が基準板の高さに一致するように適切な厚さにモルタルを敷き詰める。なお、場合によってはモルタルの代わりに敷砂が使用される場合もある。その後、その上にクレーンでU字側溝を下ろす。それから基準板間に水糸を張る。図6にU字側溝Xを砕石s上に敷かれた下地となるモルタルm上に降ろした状態を表す正面図を示す。モルタルmの厚さが適切であれば、図に示すように、U字側溝Xの基準となる上縁両側の角部部分X1の位置が基準板Bの下縁B1の高さ(水糸の高さ)と一致する。以下、隣接するU字側溝を同様の作業によって敷設していく。
特開平6−72515号公報
実開昭61−139904号公報
ところで、上記のような工法において基礎となるモルタルの厚さは経験と勘に委ねられているために、モルタルが厚すぎた場合にはU字側溝をクレーンで吊り上げてから、モルタルを薄くする作業が必要となる。また、モルタルが薄すぎた場合には、数人で1m前後の長尺のバール等を用いてU字側溝を基準板の高さまで持ち上げ、底面の隙間にモルタルを詰めていくといった作業が必要となる。
このような作業は必然的に行われることになるので、掘削される穴はバールで持ち上げる作業スペースとなる部分を余計に掘削する必要があり、本来必要とされる掘削に対して余分な労力が費やされていた。また、バールでの持ち上げ作業のためだけに数人の労力が必要となり、U字側溝の重量があるためにバールでの作業ではバランス等を崩すとバールが思わぬ方向へ動き怪我をすることもあった。また、バール調整作業を行うとU字側溝の角部等が破損することが多く、角部の修復作業も必要になっていた。
また、U字側溝は端から順に設置していく必要があるが、上述のような高さの調整作業があるために隣のU字側溝の敷設がなかなかできず時間的な損失が生じていた。
さらに、上記の特許文献1、2に示すようなU字側溝吊上げ具を使えばバールを使う際の問題は生じないが高さを一定に維持することが困難であり、高さ調整作業には使用することができない。
本発明は以上の問題に鑑みて、U字側溝の設置に際して、バールを使うことなく、作業者数を少なくして効率的に設置作業を行うための器具および工法を提供することを課題とする。
このような作業は必然的に行われることになるので、掘削される穴はバールで持ち上げる作業スペースとなる部分を余計に掘削する必要があり、本来必要とされる掘削に対して余分な労力が費やされていた。また、バールでの持ち上げ作業のためだけに数人の労力が必要となり、U字側溝の重量があるためにバールでの作業ではバランス等を崩すとバールが思わぬ方向へ動き怪我をすることもあった。また、バール調整作業を行うとU字側溝の角部等が破損することが多く、角部の修復作業も必要になっていた。
また、U字側溝は端から順に設置していく必要があるが、上述のような高さの調整作業があるために隣のU字側溝の敷設がなかなかできず時間的な損失が生じていた。
さらに、上記の特許文献1、2に示すようなU字側溝吊上げ具を使えばバールを使う際の問題は生じないが高さを一定に維持することが困難であり、高さ調整作業には使用することができない。
本発明は以上の問題に鑑みて、U字側溝の設置に際して、バールを使うことなく、作業者数を少なくして効率的に設置作業を行うための器具および工法を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明は次のような構成を有する。
請求項1に記載の発明は、U字側溝吊上げ具であり、U字側溝の内壁に係合する内壁係合部と、略水平に伸びる棒状体により形成される横フレームと、前記横フレームを地面に対して支える脚部と、前記横フレームに固定され、前記内壁係合部を上下動可能に保持する可動保持部とを有する。
請求項2に記載の発明は、前記横フレームには所定の雄ネジに対して螺旋運動可能に係合するネジ係合部が形成され、前記可動保持部は、前記所定の雄ネジが形成された丸棒であって下端が前記内壁係合部を回動可能に固定し、上方側の側面は前記横フレームに形成されるネジ係合部に係合し、上端近傍に前記丸棒を回転させるためのハンドルが形成される。なお、ネジ係合部は雌ネジの他に、ボールネジのネジ保持部などが例示される。
請求項3に記載の発明は、前記可動保持部の前記横フレームの長手方向に対する位置調整を可能としたものである。
請求項4に記載の発明は、前記脚部の前記横フレームの長手方向に対する位置調整を可能としたものである。
請求項5に記載の発明は、前記脚部の上下方向の位置調整を可能としたものである。
請求項1に記載の発明は、U字側溝吊上げ具であり、U字側溝の内壁に係合する内壁係合部と、略水平に伸びる棒状体により形成される横フレームと、前記横フレームを地面に対して支える脚部と、前記横フレームに固定され、前記内壁係合部を上下動可能に保持する可動保持部とを有する。
請求項2に記載の発明は、前記横フレームには所定の雄ネジに対して螺旋運動可能に係合するネジ係合部が形成され、前記可動保持部は、前記所定の雄ネジが形成された丸棒であって下端が前記内壁係合部を回動可能に固定し、上方側の側面は前記横フレームに形成されるネジ係合部に係合し、上端近傍に前記丸棒を回転させるためのハンドルが形成される。なお、ネジ係合部は雌ネジの他に、ボールネジのネジ保持部などが例示される。
請求項3に記載の発明は、前記可動保持部の前記横フレームの長手方向に対する位置調整を可能としたものである。
請求項4に記載の発明は、前記脚部の前記横フレームの長手方向に対する位置調整を可能としたものである。
請求項5に記載の発明は、前記脚部の上下方向の位置調整を可能としたものである。
請求項6に記載の発明は、U字側溝の設置工法である。まず、下地層敷設ステップによりU字側溝を敷設する砕石上にU字側溝が目標となる高さよりも低くなるような厚さに下地となる下地層構成物を敷き詰め、U字側溝配置ステップにより前記下地層構成物上にU字側溝を置く。次に、U字側溝吊上げステップにより、前記U字側溝を請求項1から5のいずれか1項に記載のU字側溝吊上げ具により吊り上げ、U字側溝高さ調節ステップにより前記U字側溝吊上げ具の可動保持部を調節してU字側溝を目標となる高さに一致させ、下地層補充ステップにより調節されたU字側溝の底面と前記下地層構成物との間にさらに下地層構成物を詰める。なお、下地層構成物としてはモルタルや敷砂が挙げられる。
請求項7に記載の発明は、前記下地層敷設ステップにおいて、前記下地層構成物は既に設置されているこれから敷設されるU字側溝に隣接することになるU字側溝の底面の高さからこれから敷設されるU字側溝の敷設位置側に向かって低くなるように敷き詰められるものである。
請求項7に記載の発明は、前記下地層敷設ステップにおいて、前記下地層構成物は既に設置されているこれから敷設されるU字側溝に隣接することになるU字側溝の底面の高さからこれから敷設されるU字側溝の敷設位置側に向かって低くなるように敷き詰められるものである。
請求項1に記載の発明は、簡易な構成でバールの代わりにU字側溝を持ち上げ高さを維持することができるので、バール作業によりU字側溝を持ち上げる場合に比較して作業人数を減らし、かつ、安全な作業を実現することができる。
請求項2に記載の発明は、内側係合部がネジ機構により上下運動するために一人の作業員の力でU字側溝を上下動させることが可能となり、作業の効率化に資することになる。
請求項3に記載の発明は、前記可動保持部が前記横フレームの長手方向に対して位置調整できるので、U字側溝吊上げ具本体の設置が多少正確でなくても可動保持部を、U字側溝を吊上げるのに最適な位置に移動させることができる。
請求項4に記載の発明は、前記脚部が前記横フレームの長手方向に対して位置調整ができるので、吊上げるU字側溝の幅や設置する穴の幅に合わせて脚部の位置を調節することができる。
請求項5に記載の発明は、前記脚部は上下方向の位置調整ができるので、吊上げるU字側溝の高さや設置する穴の深さに合わせて脚部の長さを調節することができる。
請求項2に記載の発明は、内側係合部がネジ機構により上下運動するために一人の作業員の力でU字側溝を上下動させることが可能となり、作業の効率化に資することになる。
請求項3に記載の発明は、前記可動保持部が前記横フレームの長手方向に対して位置調整できるので、U字側溝吊上げ具本体の設置が多少正確でなくても可動保持部を、U字側溝を吊上げるのに最適な位置に移動させることができる。
請求項4に記載の発明は、前記脚部が前記横フレームの長手方向に対して位置調整ができるので、吊上げるU字側溝の幅や設置する穴の幅に合わせて脚部の位置を調節することができる。
請求項5に記載の発明は、前記脚部は上下方向の位置調整ができるので、吊上げるU字側溝の高さや設置する穴の深さに合わせて脚部の長さを調節することができる。
請求項6に記載の発明は長尺のバールを必要としないために作業人数を減らすことができるととともに、バール作業場所を掘削する必要がなくなり、作業効率を上げることができる。また、バール作業を要する場合に比べて安全であり、U字側溝を傷つける確率を減らすことができる。また、常に下地となる下地層の厚さは薄めに敷かれるので、高くなりすぎたU字側溝をクレーンで持ち上げる必要がなくなり、クレーンは確実に次の作業に移ることができる。従って、この点でも作業の効率化が図られる。
請求項7に記載の発明は既に設置されているU字側溝に隣接する部分の下地層の高さは調整する必要がなく、持ち上げるのは設置するU字側溝の一端側だけでよくなるので、U字側溝を持ち上げる力を少なくすることができる。
請求項7に記載の発明は既に設置されているU字側溝に隣接する部分の下地層の高さは調整する必要がなく、持ち上げるのは設置するU字側溝の一端側だけでよくなるので、U字側溝を持ち上げる力を少なくすることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
図1に本実施の形態に係るU字側溝吊上げ具Aの斜視図を示し、図2に本実施の形態に係るU字側溝吊上げ具Aの正面図を示す。U字側溝吊上げ具Aは内壁係合部10、横フレーム20、脚部30、可動保持部40より構成される。
内壁係合部10は、U字側溝の内壁に係合するものであり、コの字上のアングル11に角パイプで形成された一対の回動アーム12が回転軸11aによって回動自在に固定される。回動アーム12には回動アームよりやや小さな外周を有する角パイプで形成された調整アーム13が嵌め入れられ、調整アーム13の先端には曲面を形成したゴム製のストッパー13aが設けられる。また、回動アーム12の側面先端近傍には貫通した穴12bが設けられるとともに、調整アーム13の側面にも複数の貫通した穴13bが設けられ、回動アームの穴12bと調整アームの穴13bの位置を合わせてピン12aにより回動アームに調整アーム13を固定する。また、調整アーム13の複数の穴12aを変更することにより、調整アーム13の突出量を調整することができる。
図1に本実施の形態に係るU字側溝吊上げ具Aの斜視図を示し、図2に本実施の形態に係るU字側溝吊上げ具Aの正面図を示す。U字側溝吊上げ具Aは内壁係合部10、横フレーム20、脚部30、可動保持部40より構成される。
内壁係合部10は、U字側溝の内壁に係合するものであり、コの字上のアングル11に角パイプで形成された一対の回動アーム12が回転軸11aによって回動自在に固定される。回動アーム12には回動アームよりやや小さな外周を有する角パイプで形成された調整アーム13が嵌め入れられ、調整アーム13の先端には曲面を形成したゴム製のストッパー13aが設けられる。また、回動アーム12の側面先端近傍には貫通した穴12bが設けられるとともに、調整アーム13の側面にも複数の貫通した穴13bが設けられ、回動アームの穴12bと調整アームの穴13bの位置を合わせてピン12aにより回動アームに調整アーム13を固定する。また、調整アーム13の複数の穴12aを変更することにより、調整アーム13の突出量を調整することができる。
横フレーム20は、略水平に伸びる棒状体であり、角パイプにより形成されるフレーム本体21とフレーム本体の真ん中に設けられる、ネジ係合部22よりなる。フレーム本体21の側面には対称に複数の貫通した穴21aが設けられる。ネジ係合部22はフレーム本体の外周に嵌めいれることができる短い角パイプに内側に雌ネジを切ったパイプ22aを上下に溶接固定したものである。図3にU字側溝吊上げ具Aの平面図を示す。なお、この平面図はわかりやすいように後述する可動保持部40のハンドル42は省略している。図に示すようにフレーム本体21のネジ係合部22が位置する部分の上面及び下面には長手方向に伸びる長穴21bが形成されている。これにより、ネジ係合部22に後述する雄ネジが切られた丸棒41が係合した状態でもネジ係合部22はフレーム本体21の長手方向に長穴の長さ分だけ自在に移動できることになる。
脚部30は前記横フレーム20を地面に対して支えるものであり、左右に一つずつ設けられる。足部30は角パイプで形成される上部脚31、上部脚31の内側に嵌めいれることができる外形を持つ角パイプで形成される下部脚32、上部脚31の上端に固定される横フレーム20を内側に嵌めいれることができる短い角パイプで形成される脚固定部33、下部脚32の下端に固定される長方形の板により形成される支持足34により構成される。
上部脚31の側面下端近傍には貫通した穴31bが形成され、下部脚32の側面には複数の貫通した穴32aが形成される。上部脚31の穴31bと下部脚32の穴32aとを合わせてピン31aを通すことで上部脚31と下部脚32は固定される。そして、複数設けられる下部脚32の穴32aを変更することで脚部32の長さを変更することができる。脚固定部33の側面にも穴33bが形成されており、この穴33bと前述した横フレーム20のフレーム本体21に設けられる穴21aとを合わせてピン33aを通すことで脚部30は横フレーム20のフレーム本体21に固定される。そして、複数設けられるフレーム本体21の穴21aを変更することで、脚部30の横フレーム20の長手方向に対する位置を変更することができる。
可動保持部40は、前記内壁係合部10を上下動可能に保持するように前記横フレーム20に固定されるものであり、前述したネジ係合部22のパイプ22aに切られた雌ネジに係合する雄ネジが切られた、当該パイプ22aに係合する丸棒41と、丸棒41の上端に固定される円形のハンドル42とより形成される。丸棒41の下端は内壁係合部10のアングル11の上面を回動自在に保持している。
上部脚31の側面下端近傍には貫通した穴31bが形成され、下部脚32の側面には複数の貫通した穴32aが形成される。上部脚31の穴31bと下部脚32の穴32aとを合わせてピン31aを通すことで上部脚31と下部脚32は固定される。そして、複数設けられる下部脚32の穴32aを変更することで脚部32の長さを変更することができる。脚固定部33の側面にも穴33bが形成されており、この穴33bと前述した横フレーム20のフレーム本体21に設けられる穴21aとを合わせてピン33aを通すことで脚部30は横フレーム20のフレーム本体21に固定される。そして、複数設けられるフレーム本体21の穴21aを変更することで、脚部30の横フレーム20の長手方向に対する位置を変更することができる。
可動保持部40は、前記内壁係合部10を上下動可能に保持するように前記横フレーム20に固定されるものであり、前述したネジ係合部22のパイプ22aに切られた雌ネジに係合する雄ネジが切られた、当該パイプ22aに係合する丸棒41と、丸棒41の上端に固定される円形のハンドル42とより形成される。丸棒41の下端は内壁係合部10のアングル11の上面を回動自在に保持している。
次に以上のような構成を有するU字側溝吊上げ具Aを用いたU字側溝の設置工法について説明する。まず、U字側溝を設置する場所を掘削し、底面に基礎砕石を敷き詰める。次に、設置の基準となる基準板を10m間隔程度で設置していく。そして、一番端に位置するU字側溝を設置する場所に下地となるモルタルを敷き詰める。この際、モルタルの厚さをやや薄くして設置したU字側溝が高くなり過ぎないようにする。次に、U字側溝を敷き詰めたモルタルの上にクレーンで配置する。その後、基準板間に水糸を張りU字側溝の長手方向に高さの基準を形成する。この状態ではモルタルを薄くしているので、U字側溝の高さを合わせる両端上部の角部は水糸の高さには至っていない。この状態で、U字側溝の略中心位置にU字側溝吊上げ具Aをもって行き、内壁保持部10をU字側溝の内壁に嵌めいれる。なお、U字側溝吊上げ具Aの脚部30の横フレーム20に対する長手方向の位置、脚部30の上下方向の高さ、内壁保持部10の調整アーム13の突出量は設置する溝およびU字側溝に合わせて既に調整しているものとする。図4にこの状態を表す正面図を示す。なお、U字側溝吊上げ具Aの設置位置は大まかでも、ネジ係合部22の横フレームの長手方向に対する位置を調整することで適切な位置に内壁保持部10を位置づけることができる。この状態で可動保持部40のハンドル42を丸棒41が上昇する方向に回転させると、内壁保持部10のストッパー13aが内壁に押し付けられ下方へ移動しようとする。これにより、回動アーム12は外に開こうとするが、これによりストッパー13はより強い力で内壁に押し付けられる。この押し付ける力によってU字側溝Xは固定され丸棒41の上昇によりU字側溝Xも上昇することになる。そして、水糸とU字側溝Xの角部X1との位置が一致したところでハンド部42を止め、この状態でU字側溝Xの底面と下地モルタルmとの間の隙間に新たなモルタルを詰めていく。モルタルを詰め終わったところで、ハンドル41を逆に回して内壁係合部10を下ろし、U字側溝吊上げ具Aを取り去ればU字側溝Xの設置が完了する。
次にこのU字側溝Xに隣接して順々にU字側溝Xを設置していくわけであるが、既に設置されているU字側溝Xの端面の高さはあっているので、この部分の下地モルタルmの高さは適切なものである。従って、次のU字側溝Xはこれにあわせて設置していくことになる。すなわち、隣接する位置に配置されるU字側溝Xの位置に下地モルタルを敷き詰める際に、既に設置しているU字側溝Xの端面に隣接する部分のモルタルの厚さは端面のモルタルの厚さに合わせ、これからU字側溝Xの設置位置方向にやや低くなるようにモルタルを敷き詰めていく。それから、この上にクレーンでU字側溝Xを下ろす。すると図5に示すように配置したU字側溝Xの上縁は既に設置されているU字側溝側は水糸Lの高さに略一致するが、他方側は水糸Lよりも低くなる。なお、図はわかりやすいように誇張して表現している。この状態で、今度はU字側溝Xの開放されている端部側近傍にU字側溝吊上げ具Aを持っていき、内壁保持部10をU字側溝Xの内壁に嵌めいれて、U字側溝Xの端部を持ち上げる。今度はU字側溝X全体を持ち上げる必要はないのでより小さな力で持ち上げることができる。U字側溝Xの基準となる角部X1を水糸Lの高さに一致させたたころで固定し、U字側溝Xの底面と下地モルタルmとの間の隙間に新たなモルタルを詰める。モルタルを詰め終わったところでU字側溝吊上げ具Aを取り去りこのU字側溝Xの設置作業は完了する。以下隣接するU字側溝Xについても同様の作業を繰り返していく。
なお、本実施の形態のおける内壁係合部は種々の形態のものが公知であるので、本実施の形態に示すものに限られず種々のものを用いることができる。
なお、本実施の形態のおける内壁係合部は種々の形態のものが公知であるので、本実施の形態に示すものに限られず種々のものを用いることができる。
A U字側溝吊上げ具
X U字側溝
m モルタル
s 砕石
10 内壁保持部
20 横フレーム
22 ネジ係合部
30 脚部
40 可動保持部
41 丸棒
X U字側溝
m モルタル
s 砕石
10 内壁保持部
20 横フレーム
22 ネジ係合部
30 脚部
40 可動保持部
41 丸棒
Claims (7)
- U字側溝の内壁に係合する内壁係合部と、
略水平に伸びる棒状体により形成される横フレームと、
前記横フレームを地面に対して支える脚部と、
前記横フレームに固定され、前記内壁係合部を上下動可能に保持する可動保持部と、
を有するU字側溝吊上げ具 - 前記横フレームには所定の雄ネジに対して螺旋運動可能に係合するネジ係合部が形成され、
前記可動保持部は、前記所定の雄ネジが形成された丸棒であって下端が前記内壁係合部を回動可能に固定し、側面は前記横フレームに形成されるネジ係合部に係合し、上端近傍に前記丸棒を回転させるためのハンドルが形成される請求項1に記載のU字側溝吊上げ具。 - 前記可動保持部は前記横フレームの長手方向に対する位置調整が可能である請求項1又は2に記載のU字側溝吊上げ具。
- 前記脚部は前記横フレームの長手方向に対する位置調整が可能である請求項1から3のいずれか1項に記載のU字側溝吊上げ具。
- 前記脚部は上下方向の位置調整が可能である請求項1から5のいずれか1項に記載のU字側溝吊上げ具。
- U字側溝を敷設する砕石上にU字側溝が目標となる高さよりも低くなるような厚さに下地となる下地層構成物を敷き詰める下地層敷設ステップと、
前記下地上にU字側溝を置くU字側溝配置ステップと、
前記U字側溝を請求項1から5のいずれか1項に記載のU字側溝吊上げ具により吊り上げるU字側溝吊上げステップと、
前記U字側溝吊上げ具の可動保持部を調節してU字側溝を目標となる高さに一致させるU字側溝高さ調節ステップと、
調節されたU字側溝の底面と前記下地層構成物との間にさらに下地層構成物を詰める下地層補充ステップと
を有するU字側溝設置工法。 - 前記下地層敷設ステップにおいて、前記下地層構成物は既に設置されているこれから敷設されるU字側溝に隣接することになるU字側溝の底面の高さからこれから敷設されるU字側溝の敷設位置側に向かって低くなるように敷き詰められる請求項6に記載のU字側溝設置工法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003378102A JP2005138974A (ja) | 2003-11-07 | 2003-11-07 | U字側溝吊上げ具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2003378102A JP2005138974A (ja) | 2003-11-07 | 2003-11-07 | U字側溝吊上げ具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005138974A true JP2005138974A (ja) | 2005-06-02 |
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JP (1) | JP2005138974A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2024037102A1 (en) * | 2023-04-07 | 2024-02-22 | Overseas Engineering Company Of China Railway No.5 Engineering Group Co., Ltd | The utility model relates to an integral prefabricated gutter installation adjusting device |
-
2003
- 2003-11-07 JP JP2003378102A patent/JP2005138974A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2024037102A1 (en) * | 2023-04-07 | 2024-02-22 | Overseas Engineering Company Of China Railway No.5 Engineering Group Co., Ltd | The utility model relates to an integral prefabricated gutter installation adjusting device |
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