JP2005138542A - 材料供給装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 単位時間当たりに一定量の材料を射出成形機に供給することができる材料供給装置を提供する。
【解決手段】 材料供給口62と射出成形機に前記材料を供給するための開口部64とを有する内部が空洞の筒状のシリンダ50と、前記シリンダ50内部に配置された回動可能な材料供給用スクリュー52と、前記シリンダ50の一方の端部に設けられたモータ48とを備え、前記開口部64は前記シリンダ50の他方の端部に設けられ、前記シリンダ50は、前記一方の端部が前記他方の端部よりも下方位置にあるように傾斜している。
【選択図】 図3

Description

本発明は、材料供給装置に関し、特に、飢餓的材料供給法に従った射出成形に用いられる材料供給装置に関する。
従来、樹脂等の射出成形機の分野においては、材料を少量ずつ射出成形機のシリンダ内に供給していく飢餓的材料供給法と呼ばれる方法が知られている。この方法によると、シリンダの先端部分で材料が加熱・溶融される際に生じるガスや水蒸気をシリンダの材料供給口側へ逃がしやすくなる。このため、製品に曇りなどが発生しにくく不良品を減少させることができる。
この飢餓的材料供給法においては、単位時間当たり一定量の材料を少量ずつ射出成形機のシリンダ内に供給する必要がある。このため、一定量の材料を少量ずつ供給可能な材料供給装置が提案されている(例えば、特許文献1参照。)
特開2001−71363号公報
しかしながら、特許文献1に開示されている材料供給装置では、シリンダの向きが水平である。このため、材料供給装置と繋がったホッパーから充填された材料により、シリンダ内部の材料に圧力が生じた場合に、この圧力により、材料がシリンダの開口部側へ押し出され、がけ崩れ状態を引き起こす場合がある。がけ崩れ状態を引き起こすと安息角を越えた多量の材料が射出成形機へ一気に供給される。このため、単位時間当たりの材料の供給量を一定にコントロールするのが困難であるという問題がある。
本発明は、上述の課題を解決するためになされたもので、単位時間当たりに一定量の材料を射出成形機に供給することができる材料供給装置を提供することを目的とする。
また、これに伴い、飢餓的材料供給法の特徴である材料が加熱・溶融される際に生じるガスや水蒸気をシリンダの材料供給口側へ逃がしやすくすることが可能な材料供給装置を提供することも目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の材料供給装置は、射出成形機に材料を供給する材料供給装置であって、材料供給口と前記射出成形機に前記材料を供給するための材料排出口とを有する内部が空洞の筒状のシリンダと、前記シリンダ内部に配置された回動可能なスクリューと、前記シリンダの一方の端部に設けられた材料支持部とを備え、前記材料排出口は前記シリンダの他方の端部に設けられ、前記シリンダは、前記一方の端部が前記他方の端部よりも下方位置にあるように傾斜している。また、前記材料供給口は、前記材料が安息角を形成する斜面に対し下方位置に設けられるのがよい。
材料供給装置のシリンダを斜め上向きに傾斜させている。このため、シリンダの向きが水平である従来の材料供給装置と異なり、ホッパーまたは材料供給口に充填された材料の圧力により、材料が材料排出口より押し出されることがなくなる。このため、射出成形機へ単位時間当たり一定量の材料を供給することができるようになる。
好ましくは、前記シリンダの内径と前記スクリューの外径とは、前記シリンダの内壁と前記スクリューとの間に所定サイズ以上の間隙が設けられるように定められる。
シリンダの内径をスクリューの外径よりも大きくしている。このため、サイズが大きい材料であっても、スクリューとシリンダとの間に間隔があるため、スクリューが材料を噛み込むというトラブルを防止することができる。また、上述の間隔があるため、スクリューとシリンダとの間での摩擦が生じにくい。このため、材料も帯電しにくくなり、安定して材料を射出成形機に供給することが可能になる。
さらに好ましくは、前記スクリューの回転軸は、前記シリンダの軸心に対し前記シリンダの内壁下部側へ偏心している。
上述のように、スクリューとシリンダとの間に間隙を設けたものの、材料の粒子が細かい場合や、粒子の大きさにバラつきがあるような場合には、細かい粒子の材料がシリンダの底部に滞留することがある。材料が長時間シリンダ内に滞留すると、吸湿等をして特性が変化してしまう場合がある。そのような材料が、あるとき突然、射出成形機に送り込まれると不良品の原因にもなる。そこで、上述のような偏心を行なうことにより、シリンダの底部に滞留した材料を確実に上方へ押し上げ、継続的に射出成形機へ供給することが可能となる。
さらに好ましくは、上述の材料供給装置は、さらに、前記材料支持部と前記シリンダの内壁下部とで形成されるコーナー部に設けられ、前記材料を支持するための流動補助片を備える。
特に、材料支持部とシリンダの内壁下部とで形成されるコーナー部は、シリンダの最下部であるため、材料の流れが悪く、滞留しやすい。このため、コーナー部に流動補助片を設けることにより、材料が滞留するのを防止することができる。
さらに好ましくは、前記シリンダの前記材料排出口側に設けられた前記スクリューの先端部分の形状はテーパー状である。なお、前記シリンダの前記材料排出口側に設けられた前記スクリューの先端部分の形状は砲弾型形状であってもよい。また、前記スクリューのうち前記先端部分以外の部分は、前記材料を供給した際に、前記材料が安息角を形成する斜面を越えない位置に設けられているのがよい。
スクリューの先端部分はテーパー状または砲弾型形状にカッティングされている。なお、スクリューのうちカッティングされていない部分、すなわち先端部分以外の部分は材料を供給した際に、材料が安息角を形成する斜面を越えない位置、すなわち材料が安息角を越えて落下しない位置に設けられている。これにより、スクリューを単純に長手方向と垂直な方向にカットした場合に比べ、安息角を越える先端部分において材料がまとわり付きにくくなる。このため、材料がまとまって落下し、射出成形機に供給されることがなくなり、少量ずつ材料を落下させることができるようになる。
さらに好ましくは、前記材料支持部は、着脱可能に形成されている。
上述したようにシリンダは斜め上向きに設置されている。このため、材料換えが必要な場合や、材料を取り出したい場合には、材料供給装置から材料支持部を取り外すことにより、シリンダおよびホッパー内に充填された材料を材料支持部が取り付けられていたシリンダの開口部から外部へ一気に排出させることができる。
さらに好ましくは、前記スクリューはアースされている。
材料の種類によっては、スクリューが回転し、材料が攪拌されることにより静電気が発生し、材料が帯電する場合がある。材料が帯電すると、材料がスクリューに絡みつき、安定してシリンダから材料を落下させることが困難になる場合がある。また、材料の通過経路に材料が付着し、目詰まりを起こす場合もある。このため、スクリューをアースさせることにより、静電気の発生を防止することができ、材料付着や目詰まりを防止することができる。
さらに好ましくは、上述の材料供給装置は、さらに、前記材料に静電除去エアーを供給する静電除去エアー供給手段を備える。また、前記静電除去エアーは、イオン化された窒素ガスであってもよいし、前記静電除去エアーは、イオン化された窒素リッチガスであってもよい。
静電除去エアーは、スクリューが回転することにより材料に帯電する電荷とは逆の電位を有するガスにするのがよい。例えば、材料が正電位に帯電する場合には、マイナスイオン化された静電除去エアーを供給する。これにより、材料が予め負電位に帯電し、シリンダ内で攪拌されることにより電位が0になる。
さらに好ましくは、上述の材料供給装置は、さらに、前記材料排出口から前記射出成形機までの経路における前記材料の詰まり具合を検出するセンサを備える。また、上述の材料供給装置は、さらに、前記センサが前記材料が詰まっていることを検出した場合には、前記スクリューの回転を一定期間停止させる手段を備えているのがよい。
センサが材料を詰まっていることを検出した場合に、スクリューの回転を一定期間停止させるようにする。このため、材料が詰まっている場合には、射出成形機を停止させることなく射出成形機の材料を飢餓状態に戻すことができる。
本発明の他の局面に係る材料供給装置は、飢餓的材料供給法を用いた射出成形機に材料を供給する材料供給装置であって、前記射出成形機は、材料供給口を有する内部が空洞のシリンダと、前記シリンダ内部に配置された回動可能なスクリューとを備え、前記材料供給装置は、前記シリンダ内部に窒素ガスを供給するための窒素ガス供給管を備えている。好ましくは、前記窒素ガス供給管のガス出口は、前記シリンダ内部の前記材料供給口付近に存在するのがよい。さらに好ましくは、上述の材料供給装置は、さらに、前記シリンダ内で前記材料を溶融することにより発生するガスを排気する排気管を備えているのがよい。
なお、材料供給口付近には、窒素ガスをシリンダ内部に供給するための窒素ガス供給管が設けられている。材料の溶融時には窒素ガス供給管より一定量の窒素ガスがシリンダ内部に送り込まれる。これにより、シリンダ内部の材料の溶融部分で発生したガスや水蒸気を材料供給口側へ移動しやすくすることができる。材料供給口側へ移動したガスや水蒸気は、排気管により外部に排出される。また、射出成形機では飢餓的材料供給法を採用しているため、窒素ガスがシリンダ内部の材料の溶融部分へ移動しやすい。このため、溶融時の材料の酸化防止の効果も合わせて持つ。
好ましくは、上述の材料供給装置は、さらに、前記シリンダ内部の前記材料供給口付近を監視可能な位置に設けられたファイバースコープを備える。
ユーザは、ファイバースコープにより監視された画像を目視することにより、シリンダの材料供給口付近の材料が飢餓状態にあるか否かを知ることができ、材料の供給量を調節することが可能となる。また、シリンダの内部は溶融時に発生したガスや粉塵等が存在するため、これらがファイバースコープの先端に付着し、内部映像を鮮明に撮像することが困難であるが、窒素ガス供給管より窒素ガスを供給することにより、ガスや粉塵等がファイバースコープの先端に付着しにくくなるという効果もある。
本発明のさらに他の局面に係る射出成形機は、飢餓的材料供給法を用いた射出成形機であって、材料供給口を有する内部が空洞のシリンダと、前記シリンダ内部に配置された回動可能なスクリューと、前記シリンダ内部の前記材料供給口付近を監視可能な位置に設けられたファイバースコープとを備える。
ユーザは、ファイバースコープにより監視された画像を目視することにより、シリンダの材料供給口付近の材料が飢餓状態にあるか否かを知ることができ、材料の供給量を調節することが可能となる。
本発明によると、単位時間当たりに一定量の材料を射出成形機に供給することができる材料供給装置を提供することができる。
また、材料が帯電しにくく、安定して材料を射出成形機に供給することが可能な材料供給装置を提供することができる。
さらに、シリンダの底部に滞留した材料を確実に上方へ押し上げ、継続的に射出成形機へ供給することが可能な材料供給装置を提供することができる。
さらにまた、材料がシリンダのコーナー部に滞留するのを防止することができる。
また、材料がまとまって落下し、射出成形機に供給されることがなくなり、少量ずつ材料を落下させることができる材料供給装置を提供することができる。
さらに、シリンダおよびホッパー内に充填された材料を材料支持部が取り付けられていたシリンダの開口部から外部へ一気に排出させることができる。
さらにまた、材料の静電気の発生を防止することができ、材料付着や目詰まりを防止させることができる。
また、材料が内部で詰まった場合であっても、射出成形機を停止させることなく射出成形機の材料を飢餓状態に戻すことができる。
さらに、射出成形機のシリンダ内部の材料の溶融部分で発生したガスや水蒸気を材料供給口側へ移動しやすくすることができるとともに、溶融時の材料の酸化防止を合わせて行なうことができる材料供給装置を提供することができる。
さらにまた、ファイバースコープにより監視された画像を目視することにより、射出成形機のシリンダの材料供給口付近の材料が飢餓状態にあるか否かを知ることができ、材料の供給量を調節することが可能となる。
また、ガスや粉塵等がファイバースコープの先端に付着しにくくすることができる。
以下、図面を参照して本実施の形態に係る射出成形システムについて説明する。図1は、射出成形システムの外観図である。図2は、図1に示した射出成形システムの内部断面を示す図である。
射出成形システム10は、金型に樹脂を射出注入し成形するためのシステムであり、射出成形機12と、材料供給装置14と、ホッパー16とを備えている。
射出成形機12は、飢餓的材料供給法により金型に樹脂を注入する装置であり、射出用スクリュー18を備えている。射出用スクリュー18は、螺旋状の凸部を有し、図中A方向に対して右ネジを巻く方向に回転する。射出成形機12は、射出用スクリュー18を回転させることにより、材料供給口20より供給された樹脂の材料22を進行方向である図2中のA方向に移動させる。材料22は、射出用スクリュー18の圧縮部分24で圧縮された後、圧縮部分24よりも図中左側に位置する溶融部分(図示せず)へと運ばれ、溶融される。溶融された材料22は、射出用スクリュー18の回転に伴い、予め設定させた量の材料22を計量するための計量室(図示せず)へと運ばれる。射出用スクリュー18は、計量室の内圧によりA方向とは逆の方向へ一旦移動させられる。予め設定された量の材料22が計量室へ運ばれると、射出用スクリュー18の回転を停止させ、かつ射出用スクリュー18をA方向に移動させることにより、計量室から金型(図示せず)に材料22を注入する。このようにして、射出成形が行なわれる。
なお、飢餓的材料供給法においては、材料供給口20付近の材料22の量を少なくし、圧縮部分24に近づくにつれ材料22の量が多くなるように、射出成形機12への材料22の供給が行なわれる。これにより、射出成形機12のシリンダ26の内部後方に空間が生じる。よって、溶融部分で溶融された材料22から発生するガスや水蒸気などをシリンダ26の内部後方に逃がす事ができる。よって、溶融された材料22内に水蒸気やガスなどが混入しにくくなり、製品の質を安定させることができる。
ホッパー16は、漏斗型の形状をしており、その上部から材料22を供給するためのものである。
材料供給装置14は、ホッパー16と射出成形機12との間に設けられており、射出成形機12における材料22の飢餓的材料供給法を実現するために、材料22の供給量を調節しながら材料供給口20から射出成形機12へ材料22を供給していく。
材料供給装置14は、材料供給口20付近にファイバースコープ30を備えている。ファイバースコープ30は、シリンダ26の材料供給口20付近の内部の状態を監視するための装置であり、ファイバースコープ30により撮像された画像は、ディスプレイ装置(図示せず)に表示される。ユーザは、ディスプレイ装置に表示された画像を目視することにより、シリンダ26の材料供給口20付近の材料22がどの程度の量であるか、すなわち、飢餓状態にあるか否かを知ることができる。材料22が満杯であれば、材料供給装置14からの材料供給量が多すぎる可能性があるため、ユーザは、射出成形機12を停止させることなく材料供給量を調整することにより、飢餓的材料供給法が適切に行なわれるようにすることができる。材料供給量を調節したにもかかわらず、材料22が飢餓状態に戻らないような場合には、射出成形機12の故障や材料詰まり等の問題が考えられるため、射出成形機12を停止させ、原因究明を行なうことができる。
なお、材料供給装置14は、材料供給口20に窒素ガスをシリンダ26内部に供給するための窒素ガス供給管28を備えている。窒素ガス供給管28は、シリンダ26内部に向けて窒素ガスを供給するように、ガス排出口の位置が決められている。材料22の溶融時には窒素ガス供給管28より一定量の窒素ガスがシリンダ26内部に送り込まれる。これにより、溶融部分で発生したガスや水蒸気を材料供給口20側へ移動しやすくすることができる。材料供給口20側へ移動したガスや水蒸気は、材料供給装置14の上部に設けられた排気口34より外部に排出される。また、射出成形機12では飢餓的材料供給法を採用しているため、窒素ガスがシリンダ26の圧縮部分24へ移動しやすい。このため、溶融時の材料22の酸化防止の効果も合わせて持つ。
さらに、シリンダ26の内部は溶融時に発生したガスや粉塵等が存在するため、これらがファイバースコープ30の先端に付着し、内部映像を鮮明に撮像することが困難であるが、窒素ガス供給管28より窒素ガスを供給することにより、ガスや粉塵等がファイバースコープ30の先端に付着しにくくなるという効果もある。
射出成形システム10には、材料供給装置14の内部の材料22の詰まり具合を検出するためのセンサ32が設けられている。センサ32は、例えば、透過型光電スイッチなどから構成され、材料22が満杯の状態では光が透過しないためONし、材料22が満杯でない状態では光が透過するためOFFする。なお、センサ32より出力される光を透過させるため、材料供給装置14の光の通過する部分36は、ガラスなどの透明な材質で作られている。または、その位置に穴を開けるようにしてもよい。
センサ32がONした場合には、射出成形機12のシリンダ26内部が材料22で充満していることを示している。このため、飢餓的材料供給法の効果を得ることができない。よって、センサ32がONすると一定期間、材料供給用スクリュー52の回転を停止させ、材料供給装置14からの材料22の供給を自動的に停止させるようにする。こうすることにより、シリンダ26内の材料供給口20付近の材料22の量を飢餓状態にすることができる。この間、射出成形機12は停止させる必要はない。
なお、一定期間、材料供給装置14から材料22の供給を停止させるようにしても、センサ32がOFFせず、材料22が満杯の状態が続くようであれば、射出成形機12側で材料詰まりを起こしている可能性があると判断することができる。このため、ユーザは、このような場合には射出成形機12を停止させ、原因の追究を行なう。
図3は、材料供給装置14の内部断面を示す図である。材料供給装置14は、本体部60と、シリンダ50と、排気口34と、材料供給用スクリュー52と、モータ48とを備えている。
シリンダ50は、本体部60の内部に斜め上向きに設けられている。傾斜角は水平方向を基準として、約30度である。本体部60には、ホッパー16から供給される材料22を下方に落下させるための材料投入口42が設けられている。また、シリンダ50の上方側壁には材料投入口42から投入された材料22をシリンダ50の内部に導くために、材料供給口62が設けられている。
シリンダ50の先端部分には開口部64が設けられており、開口部よりあふれ出た材料22を射出成形機12の材料供給口20に導くための材料落下管58が本体部60内部に設けられている。
材料供給用スクリュー52は、シリンダ50内部に設けられており、螺旋状の凸部を有する。材料供給用スクリュー52の回転軸56は、シリンダ50の軸心46と平行である。すなわち、材料供給用スクリュー52の回転軸56はシリンダ50と同様に斜め上向きである。なお、シリンダ50の内径は約30mmであり、材料供給用スクリュー52の外径は約14mmである。また、材料供給用スクリュー52の回転軸56は、シリンダ50の軸心46に対して、シリンダ50の内壁下部側へ約4mm偏心している。
モータ48は、材料供給用スクリュー52を回転させるために設けられている。また、モータ48とシリンダ50の内壁下部とで形成されるコーナー部分には、コーナー部分を埋めるための流動補助片54が設けられている。
図4は、シリンダ50内に材料22を充填させた状態の材料供給装置14の内部断面を示す図である。材料供給用スクリュー52は、回転軸56を中心とし、図中C方向に対して右ネジを巻く方向に回転する。これにより、シリンダ50の内部に充満している材料22が徐々にシリンダ50の上部に移動し、図に示した安息角θを超えた時点で材料落下管58を通って下方へ落下する。従って、図3に示した材料供給口62は、材料22を供給した際に、材料が安息角θを超えて落下しないような位置に設けられる。
このとき、材料22の種類によっては、材料供給用スクリュー52が回転し、材料22が攪拌されることにより静電気が発生し、材料22が帯電する場合がある。材料22が帯電すると、材料22が材料供給用スクリュー52に絡みつき、安定してシリンダ50から材料22を落下させることが困難になる場合がある。また、材料落下管58や射出成形機12のシリンダ26などの材料22の通過経路に材料22が付着し、目詰まりを起こす場合もある。このため、材料供給用スクリュー52はアースされているものとする。これにより材料供給用スクリュー52における静電気の発生を防止することができる。
また、材料投入口42から材料供給口62までの間の経路に静電除去エアーを吹き付けるための静電除去エアー供給口44が設けられている。静電除去エアーは、材料供給用スクリュー52が回転することにより材料22に帯電する電荷とは逆の電位を有するガスである。例えば、材料22が正電位に帯電する場合には、静電除去エアー発生装置(図示せず)により、マイナスイオン化された静電除去エアーが材料22に吹き付けられる。これにより、材料22が予め負電位に帯電し、シリンダ50内で攪拌されることにより電位が0になる。なお、静電除去エアーとしては、イオン化された窒素ガスまたは窒素リッチガスが用いられる。窒素リッチガスとは、脱酸素化された空気のことであり、通常の空気に比べ、窒素の比率が高いガスのことである。
また、材料供給用スクリュー52の先端部72はテーパー状にカッティングされている。なお、材料供給用スクリュー52のうちテーパー状にカッティングされていない部分、すなわち先端部72以外の部分は安息角θを超えないように形成される。これにより、材料供給用スクリュー52を図中C方向に対して単純に垂直にカットした場合に比べ、安息角θを越える先端部72において材料22がまとわり付きにくくなる。このため、材料22が材料落下管58へまとまって落下することがなくなり、少量ずつ落下させることができるようになる。
図5は、モータ部分を取り外した状態の材料供給装置14の内部断面を示す図である。
モータ48、材料供給用スクリュー52および流動補助片54が一体となったモータ部86とシリンダ50を含む材料供給装置14の本体部84とは、材料供給装置14使用時には止め金具82により固定されている。この止め金具82をはずすことにより、材料供給装置14からモータ部86を取り外すことができる。モータ部86を取り外した状態では、シリンダ50の下部に開口部88が生じる。上述したようにシリンダ50は斜め上向きに設置されている。このため、材料供給装置14からモータ部86を取り外すことにより、シリンダ50およびホッパー16内に充填された材料22を開口部88から外部へ一気に排出させることができる。
以上説明したように本実施の形態によると、材料供給装置14のシリンダ50を斜め上向きに傾斜させている。このため、シリンダ50の向きが水平である従来の材料供給装置14と異なり、ホッパー16または材料投入口42に充填された材料22の圧力により、材料22が開口部64より押し出されることがなくなる。このため、射出成形機12のシリンダ26へ単位時間当たり一定の量の材料22を供給することができるようになる。
また、シリンダ50の内径を材料供給用スクリュー52の外径よりも大きくしている。このため、サイズが大きい材料22であっても、材料供給用スクリュー52とシリンダ50との間に間隔があるため、材料供給用スクリュー52が材料22を噛み込むというトラブルを防止することができる。また、上述の間隔があるため、材料供給用スクリュー52とシリンダ50との間での摩擦が生じにくい。このため、材料22も帯電しにくくなり、安定して材料22を射出成形機12に供給することが可能になる。
さらに、材料供給用スクリュー52の回転軸56は、シリンダ50の軸心46に対して、シリンダ50の内壁下部側へ約4mm偏心している。上述のように、材料供給用スクリュー52とシリンダ50との間に間隙を設けたものの、材料22の粒子が細かい場合や、粒子の大きさにバラつきがあるような場合には、細かい粒子の材料22がシリンダ50の底部に滞留することがある。材料22が長時間シリンダ50内に滞留すると、吸湿等をして特性が変化してしまう場合がある。そのような材料22が、あるとき突然、射出成形機12に送り込まれると不良品の原因にもなる。そこで、上述のような偏心を行なうことにより、シリンダ50の底部に滞留した材料22を確実に上方へ押し上げ、継続的に射出成形機12へ供給することが可能となる。
特に、モータ48とシリンダ50の内壁下部とで形成されるコーナー部は、シリンダ50の最下部であるため、材料22の流れが悪く、滞留しやすい。このため、コーナー部に流動補助片54を設けている。流動補助片54を設けることにより、材料22が滞留するのを防止することができる。
以上、本発明の実施の形態に係る射出成形システムについて説明したが、本発明は、この実施の形態に限定されるものではない。
例えば、上述の実施の形態では、シリンダ50の傾斜角は水平方向を基準として約30度としているが、この角度に限定されるものではない。
また、シリンダ50の内径を約30mmとし、材料供給用スクリュー52の外径を約14mmであるとしているが、これらの値に限定されるものではない。
さらに、材料供給用スクリュー52の回転軸56を、シリンダ50の軸心46に対して、シリンダ50の内壁下部側へ約4mm偏心させているが、この値に限定されるものではない。
さらにまた、静電除去エアー供給口44を材料投入口42から材料供給口62までの経路途中に設けているが、静電除去エアー供給口44をシリンダ50の側壁に設けるようにしてもよい。
また、材料供給用スクリュー52の先端部72はテーパー状にカッティングされているが、砲弾型形状にカッティングするようにしてもよい。
本発明は、射出成形機に適用でき、特に飢餓的材料供給法を用いた射出成形機等に適用できる。
射出成形システムの外観図である。 図1に示した射出成形システムの内部断面を示す図である。 材料供給装置の内部断面を示す図である。 シリンダ内に材料を充填させた状態の材料供給装置の内部断面を示す図である。 モータ部分を取り外した状態の材料供給装置の内部断面を示す図である。
符号の説明
10 射出成形システム
12 射出成形機
14 材料供給装置
16 ホッパー
18 射出用スクリュー
20 材料供給口
22 材料
24 圧縮部分
26 シリンダ
28 窒素ガス供給管
30 ファイバースコープ
32 センサ
34 排気口
42 材料投入口
44 静電除去エアー供給口
46 軸心
48 モータ
50 シリンダ
52 材料供給用スクリュー
54 流動補助片
56 回転軸
58 材料落下管
60、84 本体部
62 材料供給口
64、88 開口部
72 先端部
82 止め金具
86 モータ部

Claims (20)

  1. 射出成形機に材料を供給する材料供給装置であって、
    材料供給口と前記射出成形機に前記材料を供給するための材料排出口とを有する内部が空洞の筒状のシリンダと、
    前記シリンダ内部に配置された回動可能なスクリューと、
    前記シリンダの一方の端部に設けられた材料支持部とを備え、
    前記材料排出口は前記シリンダの他方の端部に設けられ、
    前記シリンダは、前記一方の端部が前記他方の端部よりも下方位置にあるように傾斜している
    ことを特徴とする材料供給装置。
  2. 前記材料供給口は、前記材料が安息角を形成する斜面に対し下方位置に設けられる
    ことを特徴とする請求項1に記載の材料供給装置。
  3. 前記シリンダの内径と前記スクリューの外径とは、前記シリンダの内壁と前記スクリューとの間に所定サイズ以上の間隙が設けられるように定められる
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の材料供給装置。
  4. 前記スクリューの回転軸は、前記シリンダの軸心に対し前記シリンダの内壁下部側へ偏心している
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の材料供給装置。
  5. さらに、前記材料支持部と前記シリンダの内壁下部とで形成されるコーナー部に設けられ、前記材料を支持するための流動補助片を備える
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の材料供給装置。
  6. 前記シリンダの前記材料排出口側に設けられた前記スクリューの先端部分の形状はテーパー状である
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の材料供給装置。
  7. 前記シリンダの前記材料排出口側に設けられた前記スクリューの先端部分の形状は砲弾型形状である
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の材料供給装置。
  8. 前記スクリューのうち前記先端部分以外の部分は、前記材料を供給した際に、前記材料が安息角を形成する斜面を越えない位置に設けられている
    ことを特徴とする請求項6または7に記載の材料供給装置。
  9. 前記材料支持部は、着脱可能に形成されている
    ことを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の材料供給装置。
  10. 前記スクリューはアースされている
    ことを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の材料供給装置。
  11. さらに、前記材料に静電除去エアーを供給する静電除去エアー供給手段を備える
    ことを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載の材料供給装置。
  12. 前記静電除去エアーは、イオン化された窒素ガスである
    ことを特徴とする請求項11に記載の材料供給装置。
  13. 前記静電除去エアーは、イオン化された窒素リッチガスである
    ことを特徴とする請求項11に記載の材料供給装置。
  14. さらに、前記材料排出口から前記射出成形機までの経路における前記材料の詰まり具合を検出するセンサを備える
    ことを特徴とする請求項1〜13のいずれか1項に記載の材料供給装置。
  15. さらに、前記センサが前記材料が詰まっていることを検出した場合には、前記スクリューの回転を一定期間停止させる手段を備える
    ことを特徴とする請求項14に記載の材料供給装置。
  16. 飢餓的材料供給法を用いた射出成形機に材料を供給する材料供給装置であって、
    前記射出成形機は、
    材料供給口を有する内部が空洞のシリンダと、
    前記シリンダ内部に配置された回動可能なスクリューとを備え、
    前記シリンダ内部に窒素ガスを供給するための窒素ガス供給管を備える
    ことを特徴とする材料供給装置。
  17. 前記窒素ガス供給管のガス出口は、前記シリンダ内部の前記材料供給口付近に存在する
    ことを特徴とする請求項16に記載の材料供給装置。
  18. さらに、前記シリンダ内で前記材料を溶融することにより発生するガスを排気する排気管を備える
    ことを特徴とする請求項16または17に記載の材料供給装置。
  19. さらに、前記シリンダ内部の前記材料供給口付近を監視可能な位置に設けられたファイバースコープを備える
    ことを特徴とする請求項16〜18のいずれか1項に記載の材料供給装置。
  20. 飢餓的材料供給法を用いた射出成形機に材料を供給する材料供給装置であって、
    前記射出成形機は、
    材料供給口を有する内部が空洞のシリンダと、
    前記シリンダ内部に配置された回動可能なスクリューとを備え、
    前記シリンダ内部の前記材料供給口付近を監視可能な位置に設けられたファイバースコープを備える
    ことを特徴とする材料供給装置。
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