JP2005138388A - 画像形成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】折り曲げや裏面からの筆記による筆圧を受けても画像が劣化しない、耐久性に優れた画像形成物を提供する。
【解決手段】基材5と、前記基材の少なくとも一方の面に形成された多孔質受容層6と、前記多孔質受容層の上に印刷法により形成された画像層7と、前記画像層の表面を被覆するように設けられた保護層8とを備えてなる画像形成物であって、前記保護層が少なくともゴム成分を有する樹脂を含むゴム含有層を有して構成されており、前記基材の厚みが100μm〜400μmの範囲内であり、前記保護層の厚みが1.5μm〜20μmの範囲内であることを特徴とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、折り曲げや裏面からの筆記による筆圧を受けても、紫外線やオゾンなどに対する耐久性を維持できる画像形成物および該画像形成物の製造に好適に用いられる保護層転写シートに関する。
フルカラーの画像が形成された印画物の作成には、基材表面に多孔質タイプの受容層が設けられた受像シートが広く利用されている(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。これは、多孔質タイプの受容層は比表面積が大きく、インクの吸着性が良好であることから、インクの転写性、再現性、定着性および解像度に優れており、高精細な画像が得られるためである。一方、多孔質タイプの受容層を用いると、画像が退色したり、剥がれたり、汚れたりするなどして劣化が生じやすく、耐久性に問題がある。
この改善策として、転写された画像の表面に保護層を設ける方法が広く用いられている。例えば、特許文献3では、熱溶融性接着剤からなるラミネート材を画像表面に加熱して貼り付ける記録装置が開示されている。
このように保護層で画像の表面を被覆することにより、ある程度画像の劣化を低減することはできる。しかしながら、従来の保護層では、折り曲げや裏面から筆記による筆圧を受けると、表面にクラックが発生し、そこから紫外線や空気中の微量なオゾン等の活性ガスの影響を受けて画像が劣化してしまうという問題があった。
このように多孔質タイプの受容層を用いた場合に画像の劣化が生じやすいのは、多孔質タイプの受容層がキャピラリー効果を利用してインクを吸引するため、インクが付着している比表面積が大きくなり、紫外線やオゾン等の活性ガスの影響を受けやすいためであると考えられる。また、活性炭にみられるように、表面が多孔質であることから空気中のガスを吸着しやすく、これらの活性ガスによる攻撃を受けやすい状態で色材が定着していることも原因のひとつと考えられる。
さらに、多孔質タイプの受容層は、無機材料や有機材料の粒子を、樹脂をバインダーとして基材上にコーティングして形成されているため、物理的強度が非常に弱いという欠点を有する。このため、多孔質タイプの受容層を用いた画像形成物は、折り曲げや裏面から筆記による筆圧を受けると受容層自体が損傷しやすく、それに追従して保護層表面にクラックが発生し、紫外線やオゾン等の活性ガスの影響を受けやすくなることも画像が劣化する原因と考えられる。
特開平8−90944号公報 特開2001−47736号公報 特開昭58−224779号公報
本発明は、折り曲げや裏面からの筆記による筆圧を受けても画像が劣化しない、耐久性に優れた画像形成物を提供することを主目的とするものである。
本発明者らは、上記実情に鑑み鋭意検討した結果、画像層の表面を少なくともゴム成分を有する樹脂を含んだゴム含有層を有し、所定の厚みを有する保護層で被覆することにより、折り曲げや裏面からの筆記による筆圧を受けても紫外線やオゾンなどに対する耐久性を維持することができることを見出し、本発明を完成させた。
すなわち、本発明においては、基材シートの一方の面の少なくとも一部に熱転写性の保護層を備え、前記保護層が少なくともゴム成分を有する樹脂を含むゴム含有層を有しており、前記保護層の厚みが1.5μm〜20μmの範囲内であることを特徴とする保護層転写シートを提供する。本発明においては、保護層転写シートが、少なくともゴム成分を有する樹脂を含むゴム含有層を有し、かつ保護層の厚みが所定の範囲内であるため、本発明の保護層転写シートを用いて画像層の表面を保護層で被覆してなる画像形成物は、画像の質感を損なうことなく、折り曲げや裏面からの筆記による筆圧を受けても紫外線やオゾンなどに対する耐久性を維持することができるといった効果を奏する。
上記保護層転写シートにおいては、上記ゴム成分が、ブタジエンゴム、エチレンプロピレンゴム、プロピレンゴムおよびイソプレンゴムからなる群から選ばれる少なくとも1種であることが好ましい。
上記保護層転写シートにおいては、上記ゴム成分を有する樹脂が、ゴム成分と、アクリル酸エステル、メタクリル酸エステル、アクリロニトリルおよびスチレンからなる群から選ばれる少なくとも1種のモノマーとの共重合体であることが好ましい。
上記保護層転写シートにおいては、上記保護層の上に、さらに接着層が形成されていることが好ましい。上記保護層の上にさらに接着層が形成されていることにより、熱転写する際に、画像層の表面への接着が良好なものとなり、転写性および接着性を高めることができるからである。
また、上記保護層転写シートにおいては、上記保護層が、さらに機能性層を有することが好ましい。このような機能性層を有していることにより、熱転写後の画像形成物に、要求特性に応じて、艶消し性、意匠性、耐溶剤性、耐摩耗性、耐擦傷性などの付加価値を付与することができるからである。
さらに、上記保護層転写シートにおいては、上記保護層と上記基材シートとの間に、さらに熱転写する際に上記基材シートから剥離しない離型層を有することが好ましい。このような離型層を有していることにより、保護層の画像層表面への転写性を良好なものとすることができるからである。
また、本発明においては、基材と、上記基材の少なくとも一方の面に形成された多孔質受容層と、上記多孔質受容層の上に印刷法により形成された画像層と、上記画像層の表面を被覆するように設けられた保護層とを備えてなる画像形成物であって、上記保護層が少なくともゴム成分を有する樹脂を含むゴム含有層を有して構成されており、上記基材の厚みが100μm〜400μmの範囲内であり、上記保護層の厚みが1.5μm〜20μmの範囲内であることを特徴とする画像形成物を提供する。本発明の画像形成物は、画像層の表面が少なくともゴム成分を有する樹脂を含むゴム含有層を有し、かつ所定の厚みを有する保護層で被覆されているため、画像の質感を損なうことなく、折り曲げや裏面からの筆記による筆圧を受けても紫外線やオゾンなどに対する耐久性を維持することができるといった効果を奏する。また、上記基材の厚みが所定の範囲内のものであるので、発色感度など画像の質感も良好であり、取り扱いや搬送性にも優れているといった利点を有する。
上記画像形成物においては、上記ゴム成分が、ブタジエンゴム、エチレンプロピレンゴム、プロピレンゴムおよびイソプレンゴムからなる群から選ばれる少なくとも1種であることが好ましい。
上記画像形成物においては、上記ゴム成分を有する樹脂が、ゴム成分と、アクリル酸エステル、メタクリル酸エステル、アクリロニトリルおよびスチレンからなる群から選ばれる少なくとも1種のモノマーとの共重合体であることが好ましい。
上記画像形成物においては、上記保護層が上記ゴム含有層のみから構成されている場合の上記ゴム含有層のISO規格527に基づいて測定された引張り弾性率が、1.0MPa〜4.5MPaの範囲内であることが好ましい。ゴム含有層の引張り弾性率を上記範囲内のものとすることにより、折り曲げや裏面からの筆記による筆圧を受けても、保護層の表面にクラックが発生しにくくなるため、紫外線やオゾンなどに対する耐久性をより高めることができるからである。
上記画像形成物においては、上記基材の表面のJIS規格K5400に基づいて測定された鉛筆硬度が、3Bから4Hの範囲内であることが好ましい。基材表面の鉛筆硬度を上記範囲内のものとすることにより、折り曲げや裏面からの筆記による筆圧を受けても、保護層にかかる衝撃を抑制することができるので、保護層の表面にクラックが発生するのを防止できるからである。
本発明の画像形成物は、折り曲げや裏面からの筆記による筆圧を受けても、紫外線やオゾンなどに対する耐久性を維持することができるといった効果を奏する。
本発明には、保護層転写シートおよび画像形成物が含まれる。以下、それぞれについて詳細に説明する。
A.保護層転写シート
本発明の保護層転写シートは、基材シートの一方の面の少なくとも一部に熱転写性の保護層を備え、上記保護層が少なくともゴム成分を有する樹脂を含むゴム含有層を有しており、上記保護層の厚みが1.5μm〜20μmの範囲内であることを特徴としている。
このように、本発明においては、保護層転写シートが少なくともゴム成分を有する樹脂を含むゴム含有層を有しているため、本発明の保護層転写シートを用いて画像層の表面を被覆してなる画像形成物は、折り曲げや裏面からの筆記による筆圧を受けても、保護層の表面にクラックが発生しにくいので、紫外線やオゾンなどに対する耐久性を維持することができる。さらに、保護層の厚みを所定の範囲内のものとすることにより、画像の質感を損なうことなく、上記の紫外線やオゾンなどに対する耐久性を付与することができる。
このような本発明の保護層転写シートの構成について図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の保護層転写シートの断面を模式的に示した図である。図1(a)は、本発明の保護層転写シートの基本的な構成を示すものであり、基材シート1の上に保護層2が設けられている。この保護層2を、印刷法により形成された画像層の表面に対向するように積層し、加熱することにより、基材シートから剥離して画像層表面に転写され、画像層の表面を被覆することができる。本発明においては、保護層2は、少なくともゴム成分を有する樹脂を含むゴム含有層を有したものであるので、転写された保護層2で画像層を被覆してなる画像形成物は、折り曲げや裏面からの筆記による筆圧を受けても、保護層の表面にクラックが発生しにくいので、紫外線やオゾンなどに対する耐久性を維持することができるのである。
本発明においては、図1(b)に示すように、保護層2の上に、さらに接着層3が形成されているのが好ましい。このように接着層3を有していることにより、保護層2を熱転写する際に、画像層の表面への接着が良好なものとなり、保護層2の転写性および接着性が高められるからである。また、図1(b)に示すように、基材シート1と保護層2との間には、保護層2を熱転写する際に基材シート1から剥離しない離型層4が設けられていてもよい。離型層4を有していることにより、保護層2を破壊することなく、画像層の表面に均一な被膜を形成することができ、転写性を良好なものとすることができる。
上述のように、保護層2は、少なくともゴム成分を有する樹脂を含むゴム含有層を有したものであるが、ゴム含有層に加え、さらに機能性層を有していてもよい。保護層2における機能性層の配置は特に限定されるものではなく、例えば、図1(c)に示すように、機能性層2bは、ゴム含有層2aと基材シート1との間に設けられていてもよく、ゴム含有層2aの基材シート1とは反対側に設けられていてもよい。なお、本発明において、機能性層は、本発明の保護層転写シートを用いて保護層2を熱転写した後の画像形成物に、要求特性に応じて、艶消し性、意匠性、耐溶剤性、耐摩耗性、耐擦傷性、セキュリティ性、帯電防止性などの付加価値を付与することができる層である。
本発明において、保護層転写シートを構成するこれらの層はそれぞれ2層以上で形成されていてもよく、それらの間に中間層が設けられていてもよい。例えば、各層間の界面における接着性を良好なものとするための接着剤層などが形成されていてもよい。また、加熱デバイスと基材シートとの熱融着防止し、走行を滑らかに行い、ブロッキングを防止するために、基材シートの裏面に背面層を設けてもよい。以下、本発明の保護層転写シートを構成する各層について詳しく説明する。
1.保護層
本発明において、保護層は1層のみから構成されていても2層以上から構成されるものでもよいが、少なくともゴム含有層を有するものであり、ゴム含有層のみから構成されているか、必要に応じて、ゴム含有層と機能性層とから構成されているものである。上記保護層の厚みは、1.5μm〜20μmの範囲内であり、4.5μm〜15μmの範囲内であることが好ましい。
上記ゴム含有層の引張り弾性率の好ましい範囲は、保護層がゴム含有層のみからなる場合と、ゴム含有層と機能性層との複合からなる場合とで、それぞれ以下の範囲内であることが好ましい。すなわち、保護層が、上記ゴム含有層のみから構成されている場合の上記ゴム含有層のISO規格527に基づいて測定された引張り弾性率は、1.0MPa〜4.5MPaの範囲内であることが好ましく、1.5MPa〜3.5MPaの範囲内であることがより好ましい。一方、保護層が、上記ゴム含有層と機能性層との複合から構成される場合には、上記ゴム含有層のISO規格527に基づいて測定された引張り弾性率は、1.0MPa〜8.0MPaの範囲内であることが好ましく、1.5MPa〜5.0MPaの範囲内であることがより好ましい。上記ゴム含有層の引張り弾性率がそれぞれ上記の範囲内であることにより、本発明の保護層転写シートを用いて画像層の表面に保護層を被覆してなる画像形成物が、折り曲げや裏面からの筆記による筆圧に対し、保護層の表面へのクラックの発生を防止できるので、紫外線やオゾンなどに対する画像形成物の耐久性を維持することができる。以下、保護層を構成する各層について説明する。
(ゴム含有層)
本発明に用いられるゴム含有層には、少なくともゴム成分を有する樹脂が含まれる。上記ゴム成分としては、一般にゴム材料として用いられる各種のゴムを使用することができる。これらのなかでも、本発明に用いられるゴム成分としては、ブタジエンゴム、エチレンプロピレンゴム、プロピレンゴムおよびイソプレンゴムからなる群から選ばれる少なくとも1種であることが好ましい。
上記ゴム成分を有する樹脂としては、保護層にクッション性を付与することができるものであれば特に限定されるものではないが、工業的に入手が容易であることから、上記ゴム成分と、ビニル基を有するモノマーとの共重合体であることが好ましい。このようなビニル基を有するモノマーとしては、アクリル酸エステル、メタクリル酸エステル、アクリロニトリルおよびスチレンからなる群から選ばれる少なくとも1種のモノマーが好ましく挙げられる。
アクリル酸エステルとしては、例えば、メチルアクリレート、エチルアクリレート、プロピルアクリレート、ブチルアクリレート、イソブチルアクリレート、t−ブチルアクリレート、イソデシルアクリレート、ラウリルアクリレート、ラウリルトリデシルアクリレート、トリデシルアクリレート、セチルステアリルアクリレート、ステアリルアクリレート、2−エチルヘキシルアクリレート、オクチルアクリレート、シクロヘキシルアクリレート、ベンジルアクリレート、フェノキシエチルアクリレート、イソボルニルアクリレート、ジシクロペンテニルアクリレート、2−ヒドロキシエチルアクリレート、2−ヒドロキシプロピルアクリレート、ジメチルアミノエチルアクリレート、ジエチルアミノエチルアクリレート、t−ブチルアミノエチルアクリレート、グリシジルアクリレート、テトラヒドロフルフリルアクリレート、エチレンジアクリレート、ジエチレングリコールジアクリレート、トリエチレングリコールジアクリレート、テトラエチレングリコールジアクリレート、デカエチレングリコールジアクリレート、ペンタデカエチレングリコールジアクリレート、ペンタコンタヘクタエチレングリコールジアクリレート、ブチレンジアクリレート、アリルアクリレート、トリメチロールプロパントリアクリレート、1,6−ヘキサンジオールジアクリレート、トリプロピレングリコールジアクリレート、ペンタエリスリトールテトラアクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート、ネオペンチルグリコールペンタアクリレート、ホスファゼンヘキサアクリレートなどが挙げられる。
メタクリル酸エステルとしては、例えば、メタクリレート、メチルメタクリレート、エチルメタクリレート、プロピルメタクリレート、ブチルメタクリレート、イソブチルメタクリレート、t−ブチルメタクリレート、イソデシルメタクリレート、ラウリルメタクリレート、ラウリルトリデシルメタクリレート、トリデシルメタクリレート、セチルステアリルメタクリレート、ステアリルメタクリレート、2−エチルヘキシルメタクリレート、オクチルメタクリレート、シクロヘキシルメタクリレート、ベンジルメタクリレート、フェノキシエチルメタクリレート、イソボルニルメタクリレート、ジシクロペンテニルメタクリレート、2−ヒドロキシエチルメタクリレート、2−ヒドロキシプロピルメタクリレート、ジメチルアミノエチルメタクリレート、ジエチルアミノエチルメタクリレート、t−ブチルアミノエチルメタクリレート、グリシジルメタクリレート、テトラヒドロフルフリルメタクリレート、エチレンジメタクリレート、ジエチレングリコールジメタクリレート、トリエチレングリコールジメタクリレート、テトラエチレングリコールジメタクリレート、デカエチレングリコールジメタクリレート、ペンタデカエチレングリコールジメタクリレート、ペンタコンタヘクタエチレングリコールジメタクリレート、ブチレンジメタクリレート、アリルメタクリレート、トリメチロールプロパントリメタクリレート、1,6−ヘキサンジオールジメタクリレート、トリプロピレングリコールジメタクリレート、ペンタエリスリトールテトラメタクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサメタクリレート、ネオペンチルグリコールペンタメタクリレート、ホスファゼンヘキサメタクリレートなどが挙げられる。
上記ゴム成分と、ビニル基を有するモノマーとの共重合体としては、工業的に入手が容易である点から、AES(アクリロニトリルエチレンプロピレンゴムスチレン共重合体)、ABS(アクリロニトリルブタジエンゴムスチレン共重合体)、MABS(メチレンメタクリレートアクリロニトリルブタジエンゴムスチレン共重合体)、MBS(メチルメタクリレートブタジエンゴムスチレン共重合体)、SBS(スチレンブタジエン共重合体)などが挙げられる。
本発明に用いられるゴム含有層には、上記ゴム成分を有する樹脂のほか、実用上問題にならない程度の透明性を有する、ゴム成分を有さない樹脂が含まれていてもよい。上記ゴム成分を有さない樹脂としては、これと混合するゴム成分を有する樹脂に用いられる、ゴム成分と共重合させるモノマーを重合して得られる樹脂であると透明性が高くなる点で好ましい。具体的には、AES、ABSの場合はAS(アクリロニトリルスチレン共重合体)と、MABSの場合はMAS(メチルメタクリレートアクリロニトリルスチレン共重合体)と、MBSの場合はMS(メチルメタクリレートスチレン)と、SBSの場合はPS(ポリスチレン)と組み合わせるのが好ましい。
上記ゴム含有層中に含まれるゴム成分の含有量は、少量でも効果は得られるものであるが、3重量%〜20重量%の範囲内であることが好ましい。少なすぎるとクラック発生防止効果が小さくなり、多すぎると表面の滑り性が悪くなったり、傷が付きやすくなったりする。
本発明に用いられるゴム含有層の厚みは、ゴム含有層が1層の場合は、保護層の厚みと同じ範囲内であることが好ましく、ゴム含有層が2層以上の場合は、トータルの厚みが20μm以下であることが好ましい。上記ゴム含有層の形成は、上記のようなゴム成分を有する材料を成膜するのに一般に用いられる方法を使用することができる。
(機能性層)
前述のように、本発明に用いられる保護層には、上記ゴム含有層のほか、必要に応じて機能性層が含まれていてもよい。上記機能性層としては、ホログラム層、紫外線もしくは赤外線による可視光発光層、偏光層、これらのパターニング層、透過率の異なる層のパターニング層、透かし文字や画像層、水系塗工液による塗膜や活性エネルギー線(熱・紫外線等)による三次元硬化膜化した耐擦過性層、アクリル、ポリイミドおよびポリカーボネートなどの各樹脂塗膜、これらに各種の有機もしくは無機フィラー、導電フィラーおよび帯電防止剤を添加した樹脂塗膜、紫外線吸収層、ブルーイング層、ガスバリア層、熱可塑性樹脂層などが挙げられる。これらの機能性層に用いられる材料としては、上記のような機能を付与するために一般に知られる材料を使用することができる。
このような機能性層は、1層のみから構成されていても2層以上から構成されていてもよく、その配置は、画像形成物に付与しようとする機能によって適切な配置となるように設けられていればよい。また、上記機能性層は、接着性の妨げとならない範囲であれば、接着層の上層に設けられていてもよい。このような機能性層としては、例えば、帯電防止層が挙げられる。
機能性層の形成は、グラビアコート、グラビアリバースコート、ロールコート等の上記のような塗膜を形成するのに一般に用いられる方法により行うことができる。上記機能性層の厚みは、通常0.1μm〜5μmであることが好ましい。
2.基材シート
本発明に用いられる基材シートとしては、一般に熱転写シートとして広く使用される基材シートであれば特に限定されるものではない。例えば、コンデンサー紙、グラシン紙、パラフィン紙などの薄紙、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリフェニレンサルファイド、ポリエーテルケトン、ポリエーテルサルホン、ポリエチレンナフタレートなどの耐熱性の高いポリエステル、ポリプロピレン、ポリカーボネート、酢酸セルロース、ポリエチレンの誘導体、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリスチレン、ポリアミド、ポリイミド、ポリメチルペンテン、アイオノマーなどのプラスチックの延伸もしくは未延伸フィルムまたはシートを使用することができ、これらの材料の表面に易接着処理を施したものなどが挙げられる。本発明においては、これらの基材シートのなかでも、比較的安価で保護層の転写性に優れる点で、ポリエチレンテレフタレートフィルムまたはポリオレフィンフィルムを用いるのが好ましい。ポリオレフィンフィルムとしては、ポリプロピレン、ポリエチレンなどを成膜したものが挙げられ、耐熱性が高いことから、特にポリプロピレンを成膜したポリプロピレンフィルムが好ましい。
基材シートの厚みは、用いる材料により強度や耐熱性が適度な範囲となるよう適宜選択することができるが、ラミネーターにより熱転写を行う場合には、通常10μm〜100μmの範囲内であることが好ましく、サーマルヘッドにより熱転写を行う場合には、通常1μm〜20μmの範囲内であることが好ましい。
本発明において、基材シートの上に離型層を設けない場合には、基材シートの表面の形状により保護層転写後の表面の質感を変えることができる。例えば、通常の透明フィルムを用いると、表面はミラー面なので転写後は光沢感のある表面が得られ、マットフィルムを用いると、転写後はマット調のしっとりとした表面が得られる。また、基材シート表面に模様を入れることにより、転写後の表面に陰影をつけることもできる。
3.接着層
接着層としては、保護層によって被覆される画像層と保護層との転写性および接着性を高めることができるものであれば特に限定されるものではない。本発明においては、上記転写性および接着性が優れていることから、ポリエステル樹脂およびアクリル樹脂の少なくとも1種を主成分として用いるのが好ましい。ポリエステル樹脂としては、飽和ポリエステル樹脂として一般に知られている樹脂を使用することができる。
ポリエステル樹脂の原料である酸成分としては、テレフタル酸、イソフタル酸、オルソフタル酸、2,6−ナクタレンジカルボン酸テトラハイドロフタル酸、ヘキサハイドロフタル酸、ヘキサイハイドロイソフタル酸、ヘキサハイドロテレフタル酸等の芳香族化合物;コハク酸、アジピン酸、アゼライン酸、セバシン酸、ドデカンジオン酸、ダイマー酸等の脂肪族ジカルボン酸化合物;シクロヘキサンジカルボン酸、トリシクロデカンジカルボン酸、デカリンジカルボン酸等の脂環式ジカルボン酸;などが挙げられ、これらの化合物がメチルエステル化されていてもよく、またそれらの酸無水物であってもよい。
さらに、p−オキシ安息香酸、p−(ヒドロキシエトキシ)安息香酸、ヒドロキシピバリン酸、γ−ブチリラクトン、ε−カプロラクトン、1,2−エチレンジカルボン酸(フマル酸、マレイン酸)、無水マレイン酸、イタコン酸、シトラコン酸などが挙げられる。これらは1種単独でも、2種以上を組み合わせて使用することもできる。また、必要に応じて、トリメリット酸、ピロメリット酸などのトリもしくはテトラカルボン酸等の3官能以上のポリカルボン酸を全カルボン酸成分に対して10モル%以下であれば使用することができる。また、芳香族ジカルボン酸の一部をスルホン酸もしくはその塩で置換された酸成分を用いてもよく、これらのスルホン酸置換(またはその塩の基)量の上限としては、有機溶剤に可溶な範囲内で共重合されている方が、他の有機溶剤可溶な添加剤や樹脂と混合して使用できる点でさらに好ましい。
これらのスルホン酸置換(またはその塩の基)を含有する好ましい芳香族ジカルボン酸としては、スルホテレフタル酸、5−スルホイソフタル酸、4−スルホフタル酸、4−スルホナフタレン−2,7−ジカルボン酸、5(4−スルホフェノキシ)イソフタル酸などの芳香族ジカルボン酸、それらのアンモニウム塩、およびそのリチウム、カリウム、マグネシウム、カルシウム、銅、鉄等の金属塩が挙げられる。特に好ましいものは、5−ナトリウムスルホイソフタル酸である。以上のような酸成分のなかで特に好ましいのは、接着適性が広いことから、1,2−エチレンジカルボン酸(フタル酸及び/又はマレイン酸)及び/又は脂環式化合物である。
上記接着層に用いるポリエステルの他の原料であるポリオール成分としては、エチレングリコール、1,2−プロピレングリコール、1,3−プロパンジオール、1,4−ブタンジオール、ネオペンチルグリコール、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、3−メチル−1,5−ペンタンジオール、1,9−ノナンジオール、2−エチル−2−ブチルプロパンジオール、ヒドロキシピバリン酸ネオペンチルグリコールエステル、ジメチロールヘプタン、2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタンジオールなどが挙げられる。また、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリテトラメチレングリコール、ネオペンチルグリコールエチレンオキサイド付加物、ネオペンチルグリコールプロピレンオキサイド付加物なども使用できる。
芳香族グリコールとしては、パラキシレングリコール、メタキシレングリコール、オルトキシレングリコール、1,4−フェニレングリコール、1,4−フェニレングリコールのエチレンオキサイド付加物、ビスフェノールA、ビスフェノールAのエチレンオキサイド付加物およびプロピレンオキサイド付加物等の、ビスフェノール類の2つのフェノール性水酸基にエチレンオキサイドまたはプロピレンオキサイドをそれぞれ1〜数モル付加して得られるグリコール類が挙げられる。
脂環式ジオール成分としては、例えば、トリシクロデカンジオール、トリシクロデカンジメチロール、トリシクロデカンジメタノール(TCD−M)、シクロヘキサンジオール、1,4−シクロヘキサンジメタノール、水素化ビスフェノールA、水素化ビスフェノールAのエチレンオキサイドもしくはプロピレンオキサイド付加物などが挙げられる。これらのなかでも、接着適性が広い点で、アルキレンオキサイド付加ビスフェノールA及び/又は脂環式化合物が特に好ましい。
上記ポリエステル樹脂は、ガラス転移温度が120℃以下であることが好ましく、また、分子量は、保護層転写時の箔切れ性が良好である点から、2,000〜40,000の範囲内であることが好ましく、2,000〜20,000の範囲内であることがより好ましい。
また、上記接着層に用いるアクリル樹脂としては、ポリメタクリレート樹脂、ポリメチルアクリレート、ポリエチルアクリレート、ポリブチルアクリレート等が挙げられる。ポリメタクリレート樹脂としては、ポリエチルメタクリレート、ポリブチルメタクリレート等が挙げられる。また、アクリル樹脂としては、アクリル系の重合性単量体同士の共重合体であってもよく、アクリル系の重合性単量体とアクリル系以外の重合性単量体との共重合体であってもよい。上記アクリル樹脂のなかでも、保護層の転写性および接着性が良好であることから、アルキルエステル(メタ)アクリレートを用いるのが好ましい。
上記接着層の厚みは、好ましくは0.3μm〜15μm、より好ましくは1.0μm〜10μmの範囲内である。
4.離型層
本発明において、離型層は、基材シートと保護層の組み合わせによって保護層の熱転写時の離型性が十分でない場合に設けられるものである。上記離型層の材料としては、ワックス類、シリコーンワックス、シリコーン系樹脂、フッ素系樹脂等の離型剤や、特開平4−142998号公報に記載の親水性樹脂や各種の硬化性樹脂などから、用いる基材シートと保護層の特性に応じて適宜選択して使用することができる。
離型層の形成は、例えば、上記のような離型剤と必要に応じて添加剤とを適当な溶剤に溶解もしくは分散させて調製したインキを基材シート上に塗布、乾燥させることにより行うことができる。上記離型層の厚みは、通常0.1μm〜5μmの範囲内であることが好ましい。なお、必要に応じて、離型層に有機もしくは無機のフィラーを混合し、凹凸をつけることにより、転写後の表面をマット調にしたり、離型層に模様やパターンを凹凸状に形成することにより転写後の表面に陰影をつけたりすることもできる。
5.その他の層
前述のように、本発明においては、上記の各層のほか背面層や中間層など、本発明の目的に反しない範囲内でその他の層が設けられていてもよい。
上記背面層としては、ラミネーター、ゴムローラーまたはサーマルヘッド等の加熱デバイスと基材シートの熱融着を防止できる材料であれば特に限定されるものではなく、例えば、エチルセルロース、ヒドロキシセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、メチルセルロース、酢酸セルロース、酢酪酸セルロース、ニトロセルロース等のセルロース系樹脂、ポリビニルアルコール、ポリ酢酸ビニル、ポリビニルブチラール、ポリビニルアセタール、ポリビニルピロリドン等のビニル系樹脂、ポリメタクリル酸メチル、ポリアクリル酸エチル、ポリアクリルアミド、アクリロニトリル−スチレン共重合体等のアクリル系樹脂、ポリアミド樹脂、ポリビニルトルエン樹脂、クマロンインデン樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリウレタン樹脂、シリコーン変性もしくはフッ素変性樹脂等の天然または合成樹脂の単体あるいは混合物が用いられる。背面層の耐熱性、ブロッキング防止性をより高めるために上記の樹脂のうち、水酸基系の反応性基を有している樹脂を使用し、架橋剤としてポリイソシアネートやキレート化合物等を併用して、架橋樹脂層とすることが好ましい。
さらに、ラミネーター、ゴムローラーまたはサーマルヘッド等との摺動性を付与するために、上記背面層に固形もしくは液状の離型剤または滑剤を加えてもよい。このような離型剤または滑剤としては、例えば、ポリエチレンワックス、パラフィンワックス等の各種ワックス類、高級脂肪族アルコール、オルガノポリシロキサン、アニオン系界面活性剤、カチオン系界面活性剤、両性界面活性剤、ノニオン系界面活性剤、フッ素系界面活性剤、有機カルボン酸およびその誘導体、フッ素系樹脂、シリコーン系樹脂、タルク、シリカ等の無機化合物の微粒子を用いることができる。背面層中に含有されるこれらの離型剤や滑剤の含有量は、通常5重量%〜50重量%、好ましくは10重量%〜30重量%の範囲内である。上記背面層の厚みは、通常0.01μm〜10μm、好ましくは0.1μm〜5μmの範囲内である。
上記のような構成を有する本発明の保護層転写シートは、サーマルヘッドとプラテンとの間に、基材上に画像が形成された印画物と保護層転写シートとを挟み込み、サーマルヘッドからの加熱を行ったり、ヒートロール方式(一対のヒートロールで熱プレスする方式をいう。)や加熱した平板と平板とで挟み込んだり、加熱した平板とロールとで挟み込んで、熱プレスしたりすることができる。また、レーザー照射により加熱して、熱転写することもできる。
B.画像形成物
次に、本発明の画像形成物について説明する。本発明の画像形成物は、基材と、上記基材の少なくとも一方の面に形成された多孔質受容層と、上記多孔質受容層の上に印刷法により形成された画像層と、上記画像層の表面を被覆するように設けられた保護層とを備えてなる画像形成物であって、上記保護層が少なくともゴム成分を有する樹脂を含むゴム含有層を有して構成されており、上記基材の厚みが100μm〜400μmの範囲内であり、上記保護層の厚みが1.5μm〜20μmの範囲内であることを特徴としている。
本発明の画像形成物は、画像層の表面が少なくともゴム成分を有する樹脂を含むゴム含有層により被覆されているので、折り曲げや裏面からの筆記による筆圧を受けても紫外線やオゾンなどに対する耐久性を維持することができる。また、画像層の表面を被覆する保護層の厚みが1.5μm〜20μmの範囲内であるため画像の質感を損なうこともない。さらに、基材の厚みが100μm〜400μmの範囲内であるので、発色感度など画像の質感も良好であり、取り扱いや搬送性にも優れている。このような本発明の画像形成物について、図面を参照しながら説明する。
図2は、本発明の画像形成物の断面を模式的に示した図である。図2に示すように、基材5の上に多孔質受容層6が形成されており、この多孔質受容層6の上には、印刷法により形成された画像層7が積層されている。画像層7の上には、画像層7の表面を被覆するように、保護層8が設けられている。
画像層7は、各種印刷法により多色のインクが印刷されて、それらのインクが多孔質受容層6の表面の細孔9に侵入し、定着することにより形成されるものである。画像層7の断面状態は、印刷法の記録方式によって大きく異なる。例えば、溶融転写記録方式等のようにインクとバインダーの混合物が転写される場合には、図2に示すように多孔質受容層6の上に膜を形成して定着することが多い。これに対して、例えば、インクとバインダーのうちインクのみが昇華して転写される昇華転写記録方式や、インクジェット記録方式を用いた場合には、多孔質受容層6の細孔9にインクが染み込むため、膜を形成しない場合がある。
保護層8は、図2(a)に示すように、1層のみから構成されていてもよく、2層以上から構成されていてもよい。例えば、図2(b)に示すように、第1保護層8aと第2保護層8bとから構成されていてもよい。保護層8が、このように2層以上から構成されている場合は、そのうち少なくとも1層は、ゴム成分を有する樹脂を含んで形成されたゴム含有層である。ゴム含有層の配置は、折り曲げや裏面からの筆記による筆圧を受けても、紫外線やオゾンなどに対する耐久性を維持できるような配置であれば特に限定されるものではない。以下、本発明の画像形成物を構成する各層について詳しく説明する。
1.基材
本発明に用いられる基材は、画像形成物の支持体としての機能を有するものである。本発明において、上記基材の表面のJIS規格K5400に基づいて測定された鉛筆硬度は、3Bから4Hの範囲内であることが好ましい。より好ましくは3B〜4H、さらに好ましくは2B〜3Hの範囲内である。基材表面の鉛筆硬度を上記範囲内とすることにより、折り曲げや裏面からの筆記による筆圧を受けても、保護層にかかる衝撃を抑制することができるので、保護層の表面にクラックが発生するのを防止できる。一方、基材の硬度が小さすぎると、裏面に文字などを記載する際の筆圧により基材の凹凸が大きくなり、それにより保護層の表面にクラックが発生し、オゾン等の活性ガスの影響による画像の劣化を促進することになる。また、あまりに硬度が大きすぎると、画像形成物としての取り扱いが悪くなり、実用上も好ましくない。
上記基材の厚みは、100μm〜400μmの範囲内であり、150μm〜350μmの範囲内であることが好ましい。基材の厚みが小さすぎると、折り曲げや裏面からの筆記による筆圧に対して十分な強度を確保できないため、保護層表面にクラックが発生し、その結果画像の劣化を促進することになる。一方、基材の厚みが大きすぎると、画像形成物として取り扱いにくく、実用上も好ましくない。
本発明に用いられる基材の材料は、一般に各種の記録方式、特にフルカラープリンタに用いられる多孔質受容層の支持体として使用できる材料であれば特に限定されるものではない。例えば、上質紙、コート紙、アート紙、グラシン紙などの紙のほか、ポリエステルフィルム、ポリプロピレン合成紙などのプラスチックフィルムが挙げられる。プラスチックフィルムの場合、多孔質受容層との密着性を向上させるために、アンカーコート剤を適宜塗布したものであってもよい。また、各種プライマー層を設けたり、静電防止処理やコロナ処理等の表面処理を施したりしてもよい。これらのなかでも、本発明に用いられる基材の材料としては、ポリプロピレン合成紙などのプラスチックフィルムが好ましい。
2.多孔質受容層
本発明において、多孔質受容層は、画像を転写した際にインクを多孔質受容層の細孔に浸透させて定着させるという機能を有するものである。本発明に用いられる多孔質受容層は、上記のような機能を有するものであれば、細孔の孔径、孔密度、孔径分布等は特に限定されるものではない。また、孔の構造も要求特性に応じて適宜選択すればよく、細孔が厚さ方向に独立していてもよく、それぞれの細孔が連続していてもよい。
本発明に用いられる多孔質受容層の厚みは、上記のような機能を有するものであれば、特に限定されるものではない。好ましくは2μm〜100μm、より好ましくは10μm〜75μmの範囲内であると、階調性が良好なものとなり、所望の減法混色を行うことができる。
本発明に用いられる多孔質受容層の材料は、一般に各種印刷法のフルカラープリンタに用いられている材料から適宜選択して使用することができる。また、多孔質受容層は、例えば、無機材料や有機材料の粒子とバインダー樹脂とを含む塗工液を上記基材の表面に塗工し、乾燥させることにより形成される。塗工液には、さらに必要に応じて、分散剤、蛍光染料、pH調整剤、潤滑剤、界面活性剤等の各種添加剤を加えてもよい。
無機材料としては、凝集軽質炭酸カルシウム、焼成カオリン、無定形シリカ(非晶質シリカ)、ゼオライト、ケイソウ土、焼成ケイソウ土、アルミナ等が挙げられる。また、有機材料としては、ポリスチレン樹脂、尿素樹脂、アクリル樹脂、メラミン樹脂、ベンゾグアナミン樹脂等の微粒子が挙げられる。
塗工方法としては、ロールコーティング法、ロッドバーコーティング法、スプレーコーティング法、エアナイフコーティング法、スロットダイコーティング法、ワイヤーバーコーティング法などを用いることができる。
また、多孔質受容層としては、湿式法、乾式法、化学発砲法、抽出法等の方法により製造されるポリウレタン多孔質シートを用いてもよい。例えば、特開平4−82790号公報に記載されるような多孔質疎水性ポリウレタン等を挙げることができる。
3.画像層
画像層は、上記多孔質受容層の上に印刷法により形成された層であり、このような画像層にインクが着色されて定着することにより画像が形成されている。
本発明に用いられる印刷法としては、画像層に所望の画像を形成できるものであれば特に限定されるものではない。それらの印刷法のなかでも、本発明においては熱転写記録方式、昇華転写記録方式、またはインクジェット記録方式を好ましく用いることができ、これらのいずれかもしくは複合により印刷するのが好ましい。特に、熱転写記録方式は、これを用いた場合に本発明の画像形成物の効果がより顕著なものとなることから好ましい方法であるといえる。
熱転写記録方式は、一般に、イエロー、マゼンタ、シアンおよびブラック等の色材とワックス類や樹脂類等を有するインクリボンと記録紙を組み合わせ、サーマルヘッドやゴムローラー、ラミネーター等で加熱することにより記録紙上に画像を転写する方式である。
画像層の形成に用いられるイエロー、マゼンタ、シアンおよびブラックのインクの材料としては、透明性の着色剤が好ましく用いられる。これらの着色剤は、一般に各種印刷法に用いられる有機顔料や染料などの材料であれば特に限定されることなく使用することができる。本発明においては、これらの着色剤のなかでも染料を用いるのが好ましい。染料を含有する非晶質相を有する感熱転写物質層を用いて感熱転写する印刷法により画像を形成した場合に、本発明の画像形成物とすることの効果がより顕著なものとなるからである。
4.保護層
本発明において、保護層は、紫外線やオゾンなどの活性ガスによる攻撃からインクに含まれる色材を保護し、画像の劣化を抑制する機能を有するものである。前述したように、本発明に用いられる保護層は、少なくともゴム成分を有する樹脂を含むゴム含有層を有しており、ゴム含有層のみからなるか、ゴム含有層とその他の層との複合からなるかのいずれかにより構成されている。上記保護層がこのようなゴム含有層を有していることにより、折り曲げや裏面からの筆記による筆圧を受けても、それらの衝撃を吸収することができるため表面にクラックが発生しにくく、紫外線やオゾンなどに対する画像形成物の耐久性を維持することができる。
本発明に用いられる保護層の厚みおよびその好ましい範囲は、前述の本発明の保護層転写シートにおいて述べたものと同じである。このように保護層の厚みを所定の範囲内のものとすることにより、折り曲げや裏面からの筆記による筆圧を受けても表面にクラックが発生しにくいので、紫外線やオゾンなどに対する耐久性を維持することができる。保護層の厚みがありすぎると、画像形成物としての取り扱いや搬送性が悪くなり、また、発色感度などの画像の質感を損なう場合がある。一方、保護層が薄すぎると表面にクラックが発生しやすくなる。
また、本発明に用いられる保護層は、折り曲げや裏面からの筆記による筆圧に対する衝撃を吸収し、保護層の表面へのクラックの発生を効果的に防止する観点から、上記保護層を構成するゴム含有層の引張り弾性率の好ましい範囲は、上記保護層がゴム含有層のみからなる場合と、ゴム含有層とその他の層との複合からなる場合とで異なる。それぞれの場合の上記ゴム含有層の引張り弾性率の好ましい範囲は、前述の本発明の保護層転写シートにおいて述べたとおりであるので、ここでの説明は省略する。以下、上記保護層に含まれる各層について説明する。
(1)ゴム含有層
上述のように、本発明に用いられるゴム含有層は、少なくともゴム成分を有する樹脂を含む層である。上記ゴム含有層に好ましく用いられるゴム成分、ゴム成分を有する樹脂などの材料、ゴム含有層中に含まれるゴム成分の含有量、厚みについては、前述の本発明の保護層転写シートにおいて説明したものと同じであるのでここでの説明は省略する。
(2)その他の層
その他の層は、保護層表面へのクラックの発生を抑制して画像の劣化を防止するという本発明の目的を妨げないものであれば特に限定されるものではなく、1層のみから構成されるものであってもよく、2層以上から構成されるものであってもよい。その他の層としては、例えば、画像形成物に意匠性や物理的強度、耐候性などの機能を付与する機能性層が挙げられる。本発明に用いられる機能性層としては、前述の本発明の保護層転写シートにおいて説明したものと同じものを挙げることができる。
上記保護層の形成方法は、一般に画像表面に保護層を形成するのに用いられている方法を使用することができ、特に限定されるものではない。例えば、あらかじめ支持体上に離型層と保護層と接着層とを設けた保護層転写シートを作製しておき、これを画像表面に接着層側が対向するように重ね合わせ、ラミネーター、ゴムローラーまたはサーマルヘッド等の加熱デバイスにより熱融着させて保護層を転写する方法が挙げられる。本発明においては特に、画像層上に所望の保護層を簡便な方法で均一に被覆できることから、前述の本発明の保護層転写シートを用いて形成するのが好ましい。また、画像表面上に直接保護層用塗工液をコーティングして、乾燥させることにより保護層を形成することもできる。
本発明において、画像形成物を構成するこれらの層はそれぞれ2層以上で形成されていてもよく、それらの間に中間層が設けられていてもよい。例えば、各層間の界面における接着性を良好なものとするための接着剤層などが形成されていてもよい。また、上記画像層と上記保護層との界面に帯電防止層などが設けられていてもよい。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。上記実施形態は、例示であり、本発明の特許請求の範囲に記載された技術的思想と実質的に同一な構成を有し、同様な作用効果を奏するものは、いかなるものであっても本発明の技術的範囲に包含される。
以下に実施例を示して本発明をさらに具体的に説明する。
(実施例1)
1.保護層転写シートの製造
基材シートとして厚み25μmの二軸延伸ポリプロピレンフィルム(東洋紡績株式会社製 パイレン P2161)を用い、その一方の面にワイヤーバーコーティング方式により、下記組成のゴム含有層用塗工液を塗布(乾燥時厚み7μm)し、乾燥(100℃、30秒間)した後、上記ゴム含有層上に下記組成の接着層用塗工液を塗布(乾燥時厚み3μm)し、乾燥(100℃、30秒間)し、上記接着層の上に下記組成の帯電防止用塗工液をワイヤーバー#3にてコーティングし、ヘアドライヤーで乾燥させて熱転写可能な保護層を形成し、本発明の保護層転写シートを得た。
a.ゴム含有層用塗工液
AES(アクリロニトリルエチレンプロピレンゴムスチレン共重合体)
(950 ダイセル化学工業製) 20重量部
メチルエチルケトン/トルエン = 50/50(重量比) 80重量部
b.接着層用塗工液
メチルメタクリレート/ブチルアクリレート = 50/50(重量仕込み比)共重合体 20重量部
紫外線吸収剤1(チヌビン320、チバガイギー製) 1重量部
紫外線吸収剤2(チヌビン900、チバガイギー製) 1重量部
微粒子シリカ(サイリシア456、富士シリシア製) 0.1重量部
メチルエチルケトン/トルエン = 50/50(重量比) 80重量部
c.帯電防止用塗工液
スタティサイドConc(ACL Staticide,Inc.製)
1重量部
イソプロピルアルコール 500重量部
2.画像形成物の製造
基材として厚み200μmの合成紙(ユポFPG200)を用い、その一方の面にワイヤーバーコーティング方式により、下記組成の多孔質受容層用塗工液を塗布(乾燥時厚み30μm)し、乾燥(100℃、30秒間)した後、上記多孔質受容層上に、インクジェットプリンター(キャノン株式会社製 BJ F870)を用いてO.D.値1.0の均一な単色画像を印画、乾燥して画像層を形成した。上記画像層の上に、前述の保護層転写シートの帯電防止用塗工液によりコーティングされた保護層と上記画像層とが対向するように重ね合わせ、ラミネーター(フジプラ株式会社製 Lamipacker LPD3204)を用いて、加熱温度120℃、速度5mm/sの条件で、保護層を画像層の表面に転写し、本発明の画像形成物を得た。
d.多孔質受容層用塗工液
コロイダルシリカ 17重量部
ポリビニルアルコール 3重量部
水/イソプロピルアルコール = 2/1 80重量部
(比較例1)
ゴム含有層用塗工液に代えて、下記組成のゴム非含有層用塗工液を用いたほかは、実施例1と同様にして、比較例の画像形成物を得た。
e.ゴム非含有層用塗工液
ポリメチルメタクリレート樹脂 20重量部
メチルエチルケトン/トルエン = 50/50(重量比) 80重量部
(比較例2)
基材として厚み80μmの合成紙(ユポFPG80)を用いたほかは、実施例1と同様にして、比較例の画像形成物を得た。
(比較例3)
ゴム含有層用塗工液を乾燥時に1μm、接着層用塗工液を0.3μmとなるように塗布したほかは、実施例1と同様にして、比較例の画像形成物を得た。
(比較例4)
ゴム含有層用塗工液を乾燥時に厚み30μmとなるように塗布したほかは、実施例1と同様にして、比較例の画像形成物を得た。
(比較例5)
基材として厚み500μmの合成紙(ユポWFP500)を用いたほかは、実施例1と同様にして、比較例の画像形成物を得た。
上記実施例1および比較例1〜5の画像形成物を用いて、下記の試験を行った。
<試験条件1:屈曲試験>
コーティングテスター工業製JIS型屈曲試験機の芯棒10mmを用いて、上記で得た画像形成物を屈曲させ、目視にて亀裂が目立つかどうかを判断した。
評価基準 ○:屈曲部分と非屈曲部分との差が見られない。
×:屈曲部分に明らかな亀裂が見られる。
<試験条件2:引っかき試験>
シリコーンゴムシート上で、上記で得た画像形成物の裏面を上面にし、裏面側からHBの鉛筆(三菱ユニHB)を使用して垂直に450gの加重を押し当て、加重したまま鉛筆を平行に引っ張った。
(耐オゾン性)
上記引っかき試験後の画像形成物を、オゾン濃度20ppmの環境下に3時間保存した。
(耐光性)
上記引っかき試験後の画像形成物に対して、ATLAS社製キセノンフェードオメーター(Ci35)にて照射量400kJ/m(420nm)の条件で、耐光性試験を行った。
(O.D.値の測定および残存率の算出方法)
Macbeth社製光学濃度計(RD−918)を用いて、異なった光学濃度を有する複数の単色画像サンプルについて、光学濃度(O.D.値)を測定した。スキャナー(EPSON社製GT−8700)を用いて、上記単色画像サンプルのそれぞれを、画像データとして取り込んだ。光学濃度計による測定値とスキャナーによる画像データの色度値を用いて、検量線を作成した。
上記耐オゾン性試験および耐光性試験後のサンプルの筆記部とそれ以外の部分をスキャナーで画像データとして取り込み、上記検量線を用いて、O.D.値を算出した。また、O.D.値の残存率は下記の計算式を用いて算出した。
計算式:(筆記部のO.D.値)/(筆記部以外のO.D.値)×100[%]
評価基準 ○:試験後のO.D.値の残存率が80%以上
×:試験後のO.D.値の残存率が80%未満
また、上記で得た画像形成物の保護層転写性、搬送性および質感について、下記の基準で評価した。
(保護層転写性)
評価基準 ○:転写部分が良好に転写した。
×:非転写部分が転写部分とともに転写し、尾引きが生じた。
(搬送性および質感)
評価基準 ○:適度な柔軟性を有し、正常に印画出来た。
×:柔軟性が劣り、正常に印画出来なかった。
各試験の評価結果を表1に示す。
Figure 2005138388
本発明の画像形成物は、熱転写記録方式、インクジェット記録方式、または昇華転写方式等の各種の非銀塩写真方式に利用することができ、特に、高精細なフルカラープリンタに適している。
本発明の保護層転写シートの断面の一例を模式的に示した図である。 本発明の画像形成物の断面の一例を模式的に示した図である。
符号の説明
1 … 基材シート
2 … 保護層
2a … ゴム含有層
2b … 機能性層
3 … 接着層
4 … 離型層
5 … 基材
6 … 多孔質受容層
7 … 画像層
8 … 保護層
8a … 第1保護層
8b … 第2保護層
9 … 細孔

Claims (11)

  1. 基材シートの一方の面の少なくとも一部に熱転写性の保護層を備え、前記保護層が少なくともゴム成分を有する樹脂を含むゴム含有層を有しており、前記保護層の厚みが1.5μm〜20μmの範囲内であることを特徴とする保護層転写シート。
  2. 前記ゴム成分が、ブタジエンゴム、エチレンプロピレンゴム、プロピレンゴムおよびイソプレンゴムからなる群から選ばれる少なくとも1種であることを特徴とする請求項1に記載の保護層転写シート。
  3. 前記ゴム成分を有する樹脂が、ゴム成分と、アクリル酸エステル、メタクリル酸エステル、アクリロニトリルおよびスチレンからなる群から選ばれる少なくとも1種のモノマーとの共重合体であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の保護層転写シート。
  4. 前記保護層の上に、さらに接着層が形成されていることを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれかの請求項に記載の保護層転写シート。
  5. 前記保護層が、さらに機能性層を有することを特徴とする請求項1から請求項4までのいずれかの請求項に記載の保護層転写シート。
  6. 前記保護層と前記基材シートとの間に、さらに熱転写する際に前記基材シートから剥離しない離型層を有することを特徴とする請求項1から請求項5までのいずれかの請求項に記載の保護層転写シート。
  7. 基材と、前記基材の少なくとも一方の面に形成された多孔質受容層と、前記多孔質受容層の上に印刷法により形成された画像層と、前記画像層の表面を被覆するように設けられた保護層とを備えてなる画像形成物であって、前記保護層が少なくともゴム成分を有する樹脂を含むゴム含有層を有して構成されており、前記基材の厚みが100μm〜400μmの範囲内であり、前記保護層の厚みが1.5μm〜20μmの範囲内であることを特徴とする画像形成物。
  8. 前記ゴム成分が、ブタジエンゴム、エチレンプロピレンゴム、プロピレンゴムおよびイソプレンゴムからなる群から選ばれる少なくとも1種であることを特徴とする請求項7に記載の画像形成物。
  9. 前記ゴム成分を有する樹脂が、ゴム成分と、アクリル酸エステル、メタクリル酸エステル、アクリロニトリルおよびスチレンからなる群から選ばれる少なくとも1種のモノマーとの共重合体であることを特徴とする請求項7または請求項8に記載の画像形成物。
  10. 前記保護層が前記ゴム含有層のみから構成されている場合の前記ゴム含有層のISO規格527に基づいて測定された引張り弾性率が、1.0MPa〜4.5MPaの範囲内であることを特徴とする請求項7から請求項9までのいずれかの請求項に記載の画像形成物。
  11. 前記基材の表面のJIS規格K5400に基づいて測定された鉛筆硬度が、3Bから4Hの範囲内であることを特徴とする請求項7から請求項10までのいずれかの請求項に記載の画像形成物。
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