JP2005137420A - 引出し式食器洗浄機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 洗浄槽12の上端近傍には外側へ張出す段部12cが形成されている。段部12cは側壁12dを有しており、側壁12dの上端にはさらに外側へ水平に伸びるフランジ12eが形成されている。レール機構14は、洗浄槽12の上端と食器洗浄機本体10の内側面の上部をスライド自在に接続している。可動レール28の端部にフランジ28aが形成されており、洗浄槽12のフランジ12eのボス12fにビス止めされている。固定レール30の端部にフランジ30aが形成されており、食器洗浄機本体10の左右の内側面に固定されている。中間レール32は可動レール28と固定レール30をスライド自在に接続している。可動レール28を上部から覆うようにレールカバー34が取付けられている。
【選択図】 図3
Description
例えば、特許文献1に示されている食器洗浄機の洗浄槽は、第1スライドレールと第2スライドレールを有するレール機構によって支持されている。このレール機構の第1レールは洗浄機本体の両内側面に取付けられ、第2スライドレールは洗浄槽の下部に取付けられている。レール機構によって洗浄槽の下部が支持されている。
また、本発明の引出し式食器洗浄機は、洗浄槽の上端の段部の側壁から外側に伸びるフランジが形成されており、レール機構の可動レールは内側に伸びるフランジを有しており、このフランジは洗浄槽のフランジを下方から支持するように取付けられている。この構成によれば、レール機構は洗浄槽の側壁からフランジ分の距離をおいて配設されることとなる。従って、万が一、内蓋の下面に付着していた水滴が落下したとしても、その水はフランジに阻まれるため、洗浄槽の側壁の外面を伝ってレール機構を濡らしたり、レール機構にまで及んで付着したりすることはまずない。
さらに、本発明の引出し式食器洗浄機のレール機構は、洗浄槽の上端を支持するように取付けられている。このため、万が一、洗浄槽の下方の水通路部から水漏れが発生したとしても、レール機構に影響を及ぼすことはない。
これらのことから、本発明の引出し式食器洗浄機は、極めてレール機構に水が付着しづらい構成であり、これによって、レール機構の腐食の発生を防止し、耐久性を向上させることができる。
このレールカバーによって、レール機構に直接水が付着することを防止することができる。
(形態1) レールカバーには内側に伸びる庇部が形成されている。
(形態2) レールカバーの色や質感等はキッチンカウンタに使用されている素材と統一されている。
インペラ20aが回転すると、吸込通路12aを介して洗浄水が吸引され、洗浄水が加圧された後、吐出通路22を介して洗浄水がノズル24に送られる。ノズル24は、内部に洗浄水が供給されると、回転しながら洗浄水を噴出する。この動作によって洗浄槽12内の図示しない食器かごに収容された食器類に洗浄水が噴射され、食器類は洗浄される。
なお、図1では、図面の明瞭化のため、本来洗浄槽12の後方に配設されている給水ホースや排水ホース等の図示を省略している。
図2に示すように、レール機構14は、洗浄槽12の上端と食器洗浄機本体10の内側面の上部をスライド自在に接続している。図3は図2の二点鎖線で囲んだ部分Aの拡大図であり、図3に示すように、洗浄槽12の上端近傍には外側へ張出す段部12cが形成されている。段部12cは側壁12dを有しており、側壁12dの上端にはさらに外側へ水平に伸びるフランジ12eが形成されている。フランジ12eの端部は下側へ曲げられている。フランジ12eの下面にはボス12fが形成されている。
可動レール28は前後方向に伸び、断面下向きコの字状の部材であり、内側の片の端部に内側へ水平に伸びるフランジ28aが形成されている。フランジ28aは洗浄槽12のフランジ12eのボス12fにビス止めされている。
固定レール30は前後方向に伸び、断面外向きコの字状の部材であり、下側の片の端部に上側へ垂直に伸びるフランジ30aが形成されている。フランジ30aは食器洗浄機本体10の左右の内側面に固定されている。
中間レール32は前後方向に伸び、断面内向きコの字状の部材である。
レールカバー34は前後方向に伸び、断面略下向きコの字状の部材であり、内側の片の中間部に内側に伸びる庇部34aが形成されている。
レールカバー34は、可動レール28を上部から覆うように取付けられている。レールカバー34が取付けられたとき、レールカバー34の庇部34aは洗浄槽12のフランジ12eの周縁の上方を覆う。
万が一、洗浄運転中等に内蓋18のパッキン18aと洗浄槽12の段部12cのシール部から少量の水がしみ出ると、しみ出た水は段部12cにまでは及ぶが、側壁12dを乗り越えて、フランジ12eにまで及ぶことはまずない。従って、漏れた水が洗浄槽12の側壁の外面を伝ってレール機構14に付着することはまずなく、レール機構14の腐食は極めて発生しづらい。
また、洗浄運転中または洗浄運転終了後に、洗浄槽12を出入れするときに内蓋18の下面に付着していた水滴が落下することがある。水滴は内蓋18のパッキン18aの内側の領域内にしか付着しておらず、図3に示すように、パッキン18aの内側の領域は洗浄槽12の段部12cより内側である。しかも、レール機構14は洗浄槽12のフランジ12eよりさらに外側であるため、水滴が落下したとしても、水滴がレール機構14にまで及ぶことはまずない。万が一、内蓋18の下面に付着していた水滴がレール機構14の方へ飛んだとしても、レール機構14の上部にはレールカバー34が取付けられており、庇部34aがレール機構14の内部に水滴が侵入することを防止するため、直接レール機構14に水滴が付着することはない。従って、内蓋18の下面から落下した水滴がレール機構14に付着することはまずなく、レール機構14の腐食は極めて発生しづらい。
なお、レール機構14は洗浄槽12の上端に取付けられているため、万が一、吸込通路12aや排水通路12b等から水漏れが発生したとしても、レール機構14に何ら影響を及ぼすことはない。
なお、レールカバー34の色や質感等をキッチンカウンタに使用されている素材と統一することによって、美観を向上させることができる。
また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組み合わせによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組み合わせに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
12:洗浄槽、12a:吸込通路、12b:排水通路、12c:段部、12d:側壁、12e:フランジ、12f:ボス
14:レール機構
16:扉
18:内蓋、18a:パッキン
20:洗浄ポンプ、20a:インペラ、20b:ファン、20c:モータ
22:吐出通路
24:ノズル、24a:ノズル穴
26:フィルタ
28:可動レール、28a:フランジ
30:固定レール、30a:フランジ
32:中間レール
34:レールカバー、34a:庇部
36,38:ボール
40:排水ポンプ
Claims (2)
- 食器洗浄機本体と、
食器洗浄機本体に前後方向にスライド自在に収容され、上部に開放部を有し、側壁の上端に外側に張出す段部が形成され、左右側の段部の側壁の上端に外側に伸びるフランジが形成されている洗浄槽と、
食器洗浄機本体内に配設され、洗浄槽の段部に液密にシールされて洗浄槽に蓋をする内蓋と、
内側に伸びるフランジを有しており、このフランジが洗浄槽のフランジの下方に固定されて取付けられる可動レールと、洗浄機本体の左右側の内側面に取付けられる固定レールと、可動レールと固定レールをスライド自在に接続する中間レールを有するレール機構とを有する引出し式食器洗浄機。 - レール機構の上部に取付けられてレール機構の上部を覆うレールカバーを有していることを特徴とする請求項1の引出し式食器洗浄機。
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JP2003374297A JP4027878B2 (ja) | 2003-11-04 | 2003-11-04 | 引出し式食器洗浄機 |
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JP2003374297A JP4027878B2 (ja) | 2003-11-04 | 2003-11-04 | 引出し式食器洗浄機 |
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JP2009011743A (ja) * | 2007-07-09 | 2009-01-22 | Toshiba Consumer Electronics Holdings Corp | 引出式厨房用品乾燥機 |
JP2009089766A (ja) * | 2007-10-04 | 2009-04-30 | Mitsubishi Electric Corp | 食器洗浄機 |
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-
2003
- 2003-11-04 JP JP2003374297A patent/JP4027878B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2009011743A (ja) * | 2007-07-09 | 2009-01-22 | Toshiba Consumer Electronics Holdings Corp | 引出式厨房用品乾燥機 |
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