JP2005136923A - 移動体通信装置及び移動体通信方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 移動体通信装置の使用者の使用形態に合わせた通信制御が行える移動体通信装置、移動体通信方法及び通信相手先情報管理方法を提供する。
【解決手段】 自分が現在いる位置情報をGPU衛星700との通信により検知し、携帯電話網のサービスエリア(領域)をエリアサーバ300から取得し登録しておき、携帯電話機100の現在位置に応じて電話帳の登録内容を自動的に更新することにより、例えば勤務先の位置する領域においては仕事関係の相手先が登録された電話帳に、勤務時間外の私的な、例えば自宅にいる場合においてはプライベートでつきあいのある相手先が登録された電話帳とすることができ、登録されていない相手からの電話には応答しない機能などを有効に利用でき、あるいは着信音や着信画像を電話帳登録状態で替えることができ、プライベートの時には趣味性の高い着信音を、勤務中には差しさわりのない着信音を出力することも容易に利用できる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、無線通信により情報を送受信可能移動体通信装置、移動体通信方法及び通信相手先情報管理方法に関するものである。
近年、無線通信により情報を送受信可能な移動体通信網で用いられる、携帯可能な移動体通信装置、例えば、いわゆる携帯電話システムや、簡易型携帯電話システム(Pesonal Handyphone System;PHS)等が普及してきている。
また、電子技術の発達により携帯電話機などの移動体通信装置の小型化が進むと共に高機能化しており、種々のアプリケーションが提供されてきている。この中で、最も広く利用されているものとして通信相手先情報を記憶する電話帳機能がある。
電話帳機能は、通信相手先を特定する名称又は氏名、電話番号、電子メールア
ドレス等の種々の情報を項目毎に検索可能に登録するものであり、例えば、相手先を発呼する場合に参照したり、被呼検出時(着信時)に、電話帳に登録されている名称を発呼先名として表示し、誰からの着信であるかを識別可能にすることにも利用されている。
このように電話帳機能は便利なものであるが、移動体通信装置の機能向上に伴い電話帳に登録できる相手先数も多くなり、発呼先の検索時にも多くの登録者が表示されることにもなり検索負荷が高くなってきている。
更に、最近では、通信技術の向上により、着信の報知もスピーカからの着信音の出力、バイブレータによる振動、表示部によるメッセージ、発光素子による点灯や点滅など種々の方法が可能になってきており、ユーザがこれらの着信報知手段のうちから任意の着信報知方法を選択できるようになっている。
また、最近では、ウェブ(Web)サイト上におかれたメロディをダウンロードして移動体通信装置に記憶させ、着信音としてスピーカから鳴音させる機能も搭載されている。ウェブサイトからダウンロード可能なメロディの種類は多岐にわたっており、ユーザは着信音の選択を相手との関係や趣味に合わせて設定することも楽しみの一つとなっている。
しかし、勤務先などの公共の場所にいる時と、自宅等私的な場所にいる場合とで同じ着信音を出力しては不具合な場合もある。
そこで、特許文献1では、移動体通信装置の現在位置を検知し、現在位置の位置情報が、記憶手段に記憶されている着信報知設定された位置情報の中に在ると判断されたときにのみ、一致する位置情報の着信報知設定に設定可能とし、着信報知設定を移動体通信装置の位置により自動的に変更して、例えば会社にいる場合の着信音と、自宅にいる場合の着信音を自動的に変えることができるようにしていた。
特開2003−111141
しかしながら、着信音の問題には対応できても、電話帳には移動体通信装置を用いて通話あるいは通信する可能性のある人が全て登録されており、移動体通信装置所持者のライフサイクルから、移動体通信装置所持者のいる場所により通信を行う必要のない相手がいたとしても、電話帳検索で表示されてしまうため、検索負荷が高くなってしまう。
更に、勤務先などの公共の場所にいるときと、自宅等私的な場所にいる場合とでは、通話相手が異なる場合も多く、例えば公共の場所では私的な電話を受けることができない場合もある。他方、私的な場所において通話してはまずい相手も存在する。このような場合においても、従来はすべての着信を拒否するか、あるいは着信音の出力と共に表示される発呼先名称などを確認して応答するか否かを決めなければならず、着信音の出力形態を変えるのみでは対処が十分ではなかった。
本発明は以上の解決しようとする課題に鑑みなされたもので、移動体通信装置の使用者の使用形態に合わせた通信制御が行える移動体通信装置、移動体通信方法及び通信相手先情報管理方法を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための一手段として例えば以下の構成を備える。即ち、携帯可能でありかつ無線通信により情報を送受信可能な移動体通信装置であって、無線通信を行う相手先に関する相手先情報を、利用する地域情報とともに記憶可能な相手先情報記憶手段と、特定地域を判別する判別手段と、前記相手先情報記憶手段に記憶されている地域情報が前記判別手段で判別した特定地域に含まれる相手先情報を選択して記憶する選択記憶手段とを備えることを特徴とする。
そして例えば、前記移動体通信装置は、相手先と通話する電話機能を備え、前記相手先情報記憶手段に記憶されている相手先情報には相手先の名前と電話番号が含まれることを特徴とする。あるいは、前記移動体通信装置は携帯電話機であることを特徴とする。
また例えば、更に、前記選択記憶手段に記憶されていない相手先よりの被呼を検出すると着信音を出力せずに応答し、予め登録された応答メッセージを送出する応答手段を備えることを特徴とする。
更に例えば、更に、複数種の相手先よりの被呼を報知する着信音を記憶する着信音記憶手段を備え、前記相手先情報記憶手段に記憶されている相手先情報には、前記着信音記憶手段に記憶されている着信音種別が含まれることを特徴とする。
また例えば、前記選択記憶手段に記憶されている相手先情報を表示する表示手段を備えることを特徴とする。あるいは、更に、前記表示手段に記憶されている相手先を選択する選択手段と、前記選択手段で選択した相手先電話番号を選択すると選択した電話番号の相手に発呼する自動発呼手段とを備えることを特徴とする。
更に例えば、前記移動体通信装置は、相手先と電子メール通信する通信機能を備え、前記相手先情報記憶手段に記憶されている相手先情報には相手先の電子メールアドレスを含めることが可能であることを特徴とする。
また例えば、更に、他の装置より受け取った電子メールを記憶する電子メール記憶手段と、前記相手先情報記憶手段に記憶されていない相手よりの電子メールの受信を検出するとメール受信音を出力せずに電子メールを受信し、前記電子メール記憶手段に記憶させるメール自動受信手段とを備えることを特徴とする。
また例えば、更に、複数種のメール受信音を記憶するメール受信音記憶手段を備え、前記相手先情報記憶手段に記憶されている相手先情報には、前記メール受信音記憶手段に記憶されているメール音種別が含まれることを特徴とする。
また例えば、前記相手先情報記憶手段に記憶されている地域情報には、少なくとも一定の地域を特定する地域情報と、全ての地域で有効な地域情報が含まれることを特徴とする。
また例えば、前記一定の地域を特定する地域情報には、通信を許可する通信領域を特定する位置情報が含まれることを特徴とする。あるいは、前記通信領域を示す位置情報は移動体通信の通信基地局を通してサービスエリア情報を供給するエリアサーバに問い合わせて取得することを特徴とする。
また例えば、前記判別手段は、全地球測位システムを利用して現在位置を求め、求めた現在位置より特定地域か否かを判別することを特徴とする。あるいは、更に、特定地域を示す地域情報を基地局から取得する地域情報受信手段を備え、前記判別手段は、前記地域情報受信手段で受信した地域情報と現在位置情報に基づいて、特定地域を判別することを特徴とする。
または、特定地域を判別する判別手段を備え、携帯可能でありかつ無線通信により情報を送受信可能な移動体通信装置で使用される移動体通信方法であって、無線通信を行う相手先に関する相手先情報を、利用する地域情報とともに登録すると共に、登録した相手先情報の地域情報が前記判別手段で判別した特定地域に含まれる相手先情報を選択して記憶し、前記特定地域で利用可能とする移動体通信方法であることを特徴とする。
そして例えば前記移動体通信装置を携帯電話機とし、前記登録した相手先情報には相手先の名前と電話番号が含まれる移動体通信方法であることを特徴とする。あるいは、更に、前記選択して記憶されていない相手先よりの被呼を検出すると着信音を出力せずに応答し、予め登録された応答メッセージを送出する移動体通信方法であることを特徴とする。
また例えば、更に、複数種の相手先よりの被呼を報知する着信音を記憶し、前記登録すべき相手先情報には、前記複数種の着信音の種別が含まれる移動体通信方法であることを特徴とする。
更に例えば、記憶されている前記判別手段で判別した特定地域に含まれる相手先情報を確認可能に可視表示する移動体通信方法であることを特徴とする。そして例えば、更に、前記可視表示されている相手先情報を選択可能とし、選択した相手先情報の電話番号が選択されると選択された電話番号の相手を発呼する移動体通信方法であることを特徴とする。
また例えば、前記移動体通信装置は、相手先と電子メール通信する通信機能を備え、前記登録される相手先情報には相手先の電子メールアドレスを含めることが可能である移動体通信方法であることを特徴とする。
また例えば、更に、前記選択して記憶されていない相手先よりの電子メール受信を検出するとメール受信を報知せずに電子メールを受信して記憶する移動体通信方法であることを特徴とする。あるいは、更に、複数種のメール受信報知音を記憶しておき、前記登録すべき相手先情報には、前記記憶されているメール受信報知音種別が含まれる移動体通信方法であることを特徴とする。
更に例えば、前記登録するべき相手先情報の地域情報には、少なくとも一定の地域を特定する地域情報と、全ての地域で有効な地域情報が含まれる移動体通信方法であることを特徴とする。
また例えば、前記一定の地域を特定する地域情報には、通信を許可する通信領域を特定する位置情報が含まれる移動体通信方法であることを特徴とする。あるいは、前記通信領域を特定する位置情報は移動体通信の通信基地局を通してサービスエリア情報を供給するエリアサーバに問い合わせて取得する移動体通信方法であることを特徴とする。
また例えば、更に、特定地域の範囲を示す位置情報を基地局から取得し、取得した位置情報から前記特定領域の範囲を定めると共に、全地球測位システムを利用して現在位置を求め、求めた現在位置と前記特定領域の範囲とから現在地域を判別する移動体通信方法であることを特徴とする。
本発明によれば、移動体通信装置の使用者の使用形態に合わせた通信制御が行える移動体通信装置及び移動体通信方法提供することができる。
例えば、移動体通信装置の存在する地域毎に、地域に対応した通信相手情報を設定することができる移動体通信装置の使用者の使用形態に合わせた通信制御が行える移動体通信装置、移動体通信方法及び通信相手先情報管理方法を提供する事ができる。
以下、図面を参照して本発明に係る一発明の実施の形態例を詳細に説明する。なお、本発明は以下に説明する構成要素の相対配置、数値等に何ら限定されるものではなく、特に特定的な記載がない限り本発明の範囲を以下の記載に限定する趣旨ではない。
本発明に係る一実施の形態例として、以下の説明は移動体通信装置を携帯電話機とし、携帯電話機の現在位置の検出は全地球測位システム(以下「GPSシステム」と称す。)を用いて行う。
次に、本発明の実施の形態について図面と共に説明する。まず、図1を参照して本実施の形態例移動体通信システムの全体システム構成を説明する。図1は本発明に係る一実施の形態例の移動体通信システムのシステム構成を説明するための図である。
図1において、100は操作者が携帯する移動体通信装置である携帯電話機、200は電子メール通信が可能なネットワークであり、例えば、インターネット通信網などで構成できる。
300はネットワーク網200に接続されたエリアサーバであり、ネットワーク200を介した問い合わせにより、あるいは電話局サーバ400からの問い合わせにより、基地局サービスエリアなどの地域範囲を具体的な位置情報として提供する。
400は電話局サーバであり、各携帯電話基地局を介した携帯電話機よりの要求に従いネットワーク200に接続された各機器との間で電子メールの送受信やネットワーク200に接続されたサーバが保持する電子情報へのアクセスを可能としている。
500はネットワーク200に接続されたウェブサーバ(Webサーバ)A、550はネットワーク200に接続されたウェブサーバ(Webサーバ)Bである。なお、図1の例では、ネットワーク200に接続されている装置としては、これらサーバのみが表されているが、例えばインターネットに接続可能なすべての情報処理装置がネットワーク200に接続され、携帯電話機100は基地局、電話局サーバを介してこれらすべての装置と電子メール通信等の情報通信が可能である。
610,620は携帯電話機との通信を行う携帯電話基地局であり、携帯電話機との間の通信を制御する。700はGPSシステムの位置情報を検出するためのGPS衛星である。なお、携帯電話機100は、GPS衛星700よりの電波を受けて現在位置を算出する機能を備えているほか、現在どの基地局のサービスエリアにいるか検知する機能を備えている。両機能については共に公知であるため詳細説明を省略する。
図1に示す本実施の形態例で用いる移動体通信装置(携帯電話機)100の詳細構成を図2を参照して以下に説明する。図2は本実施の形態例で用いる移動体通信装置(携帯電話機)の詳細構成を示すブロック図である。
図2において、101はROM102に格納されているあるいは不揮発メモリに記憶されている制御手順に従って本実施の形態例の携帯電話機全体の制御を司る制御部であり、例えばマイクロプロセッサユニット(MPU)で構成することができる。
102は制御部101で実行する制御手順や装置固有の機器情報などを記憶するROM、103は制御部101の作業用メモリなどとして機能するランダムアクセスメモリ(RAM)である。
104は種々の情報を記憶可能な電源断でも記憶内容が保持される不揮発メモリである。不揮発メモリ104には、詳細を後述するマスターデータを記憶するマスターデータ記憶部104a、本実施の形態例電話機の現在位置に従って内容変更可能な電話帳記憶部104b、受信した電子メールを一時保存する受信メール保存部104c、送信するべき電子メールの内容及び送信した電子メールの内容を一時保存する送信メール保存部104dを含む。
また、不揮発メモリ104は、相手先電話番号と共に通話履歴を記憶する通信履歴記憶部104e、自動応答した場合の具体的な応答メッセージを記憶する応答メッセージ記憶部104f、被呼検出時に報知する着信音、及び自装置宛の電子メール受信時に報知する着信音を記憶する着信音記憶部104gを含む。着信音記憶部104gに記憶される着信音には、各種の擬音の他、一般的には着メロと呼ばれる各種のメロディ情報も含まれる。
更に、不揮発メモリ104には、被呼検出時に被呼を報知する表示部130の表示画面の表示画像、及び電子メール受信時に電子メール受信を報知する表示部130の表示画面の表示画像を記憶する着信画像記憶部104hを含む。
不揮発メモリ104には、ネットワーク200を介して他の装置からダウンロードしたシステムプログラムやアプリケーションプログラムも記憶される。
また、110は相手先電話番号や電子メールを入力可能なキーボード部を含む操作部、120はマイクロホン126より音声情報を収集して所定の圧縮処理を行って無線通信制御部140に出力すると共に無線通信制御部140で受信した受信音響信号を復調してスピーカ125より音響出力させる音響信号処理部である。
また、音響信号処理部は、制御部101の制御で着信音記憶部104gに記憶されている着信音をスピーカ125より音響出力する。更に、応答メッセージ記憶部104eに記憶されている応答メッセージに対して所定の圧縮処理を行って無線通信制御部140に出力する。なお、応答メッセージ記憶部104eに記憶されている応答メッセージを予め圧縮処理した情報を記憶しておいても良い。
126は音響信号処理部120に接続されたマイクロホンであり、例えば通話時の通話音声を検出する。127は音響信号処理部120に接続されたスピーカであり、通話時の相手音声や着信音を音響出力する。
130は受信メール情報や着信画像、操作ガイダンスなどを表示可能な表示部であり、例えば液晶表示器やELで構成することができる。140は基地局との間で行う無線通信を制御する無線通信制御部であり、アンテナ145を介して相手先への情報送信、基地局を介して他の機器との間で無線通信を行う無線通信制御部であり、アンテナ145が接続可能である。無線通信制御部140はGPS衛星700よりの位置情報の受信も行う。
150は無線通信制御部140、基地局、基地局サーバ400を介してネットワーク200との通信制御を行うネットワーク制御部であり、ネットワーク200との間における通信制御を行っている。
160はGPS衛星700を用いた現在位置情報と通信制御部140を介した現在位置における通話サポートを行う基地局情報などから現在位置を測定する位置測定部である。
しかし、現在位置の測定方法は以上のGPS衛星700を用いる例に限定されるものではなく、携帯電話通信網の現在サービスを受けている基地局への問い合わせにより現在どのサービスエリアにいるかを調べて現在位置を認識しても良い。あるいは以上の2つの方法を組み合わせて用いても良い。
この場合には、携帯電話通信網の現在サービスを受けている基地局を呼び出し、現在どのサービスエリアにいるかの情報を得て現在位置が含まれるエリア情報を獲得する。基地局を呼び出しても不明の場合には、電話局サーバ400、ネットワーク200を介してエリアサーバ300をアクセスして現在位置情報の属するエリア情報を受信すればよい。
図2の不揮発メモリ104のマスターデータ記憶部104aに登録されるマスターデータの構成例を図3を参照して説明する。図3は本実施の形態例のマスターデータの構成例を説明するための図である。
本実施の形態例では通信あるいは通話相手先情報をマスターデータとして登録可能に構成されており、マスターデータは少なくとも以下の構成を有している。
即ち、登録されている相手先毎に一連に割り当てられた番号欄、相手先の名前(氏名又は名称)を登録する名前欄、相手先の電話番号を登録する電話番号欄、相手先のメールアドレスを登録するメールアドレス欄、被呼検出時あるいはメール受信時にスピーカ125から音響出力する着信音の種別を特定する着信音欄、被呼検出時あるいはメール受信時に表示部190から表示出力する着信画像の種別を特定する着信画像欄、相手先に関連する地名を登録する関連地名欄、装置の現在地に応じて電話帳表示を制御するか否かを特定するフラグを登録するエリアフラグ欄、エリアフラグ欄のフラグの状態に基づいて電話帳表示を制御するエリアの範囲を特定するエリアデータを登録するエリアデータ欄、エリアデータ欄で特定されたエリアでのみ電話帳表示するか否かを指定するエリア限定フラグ、電話帳表示する場合の表示順番を特定する表示用番号欄、その他の備考情報を登録する備考欄などから構成されている。なお、マスターデータを以上の欄に限定するものではなく、その他相手先に関する情報を登録しても良いことは勿論である。
なお、図3では名前欄には漢字表示のみ表示されているが、これは表示部130にマスターデータを表示した場合の表示例を示しており、実際には漢字表記及びカタカナ表記の氏名名称が登録されている。
着信音欄は、着信音記憶部104gに記憶されている着信音のうち当該相手先との通信時にどの着信音を出力するかを指定する。着信音記憶部104gにはネットワーク200を介してWebサーバなどからダウンロードした動画や着信音を登録することが可能である。
同様に、着信画像欄は、着信画像記憶部104hに記憶されている着信画像のうち当該相手先との通信時にどの着信画像を出力するかを指定する。着信画像記憶部104hにはネットワーク200を介してWebサーバなどからダウンロードした着信画像を登録することが可能である。
関連地名欄には、当該相手先を電話帳として登録表示するべきエリアに関連する(エリアを代表する)地名が具体的に登録されている。図3の例では、関連地名の例として渋谷、新宿、横浜が例示されている。エリアデータ欄には関連地名を含む電話帳として登録及び表示制御の対象となるべき領域の範囲がエリアデータとして登録されており、現在位置がこのエリアデータで登録されている領域の範囲内か否かで電話帳への登録及び表示が制御される。またこの電話帳への登録内容に従って後述する通信制御が行われる。
詳細を後述するが、エリア限定フラグ欄のエリア限定フラグが“1”でエリアフラグ欄のエリアフラグが“1”である場合には、移動体通信装置100がエリアデータ欄で定まるエリア内に移動してきた場合に電話帳に登録され、エリア外に移動した場合に電話帳から削除される。また、表示用番号は、エリアが変わることで更新される電話帳情報の表示部130の表示画面への表示順を示している。
図3の相手先情報の例では番号1の山田太郎氏は、関連するエリアとしては「渋谷」が指定されているが、エリアフラグが“0”であるため、エリアによる電話帳制御を行わず、すべてのエリアで電話帳の表示順番1の場所に登録される。そして、着信音は「A1」で指定される着信音(あるいは着メロ)が所定時間音響出力され、表示部130の表示は着信画像「B3」で指定される画像が所定時間表示される。
番号2の中村花子氏は、関連するエリアとしては「新宿」が指定されており、エリアフラグが“1”であるため、新宿エリア外から新宿エリアに入ったときに電話帳に抽出され、表示順番2の場所に上書き登録される。そして、エリア限定フラグが“0”であるため、新宿エリアから例えば池袋エリアに移った場合にもこの時点では電話帳よりの削除は行われず、登録状態が維持される。
そして、着信音は「A2」で指定される着信音(あるいは着メロ)が所定時間音響出力され、表示部130の表示は着信画像「B2」で指定される画像が所定時間表示される。
同様に番号3の佐藤博氏は山田太郎氏と同様であるが、電話帳登録の場合には表示順番3の場所に上書きされる。番号4の小松明美氏は、関連するエリアとしては「横浜」が指定されており、エリアフラグが“1”であるため、横浜エリア外から横浜エリアに入ったときに電話帳に登録され、表示順番3の場所に上書き登録される。そして、エリア限定フラグが“0”であるため、例えば、横浜エリアから例えば川崎エリアに移った場合にも電話帳よりの削除は行われない。
そして、着信音は「A3」で指定される着信音(あるいは着メロ)が所定時間音響出力され、表示部130の表示は着信画像「B2」で指定される画像が所定時間表示される。
番号5の鈴木清氏は、関連するエリアとしては「渋谷」が指定されており、エリアフラグが“1”であるため、渋谷エリア外から渋谷エリアに入ったときに電話帳に登録され、表示順番2の場所に上書き登録される。そして、エリア限定フラグが“1”であるため、渋谷エリアから例えば恵比寿エリアに移った場合に電話帳よりの削除が行われる。
そして、着信音は「A4」で指定される着信音(あるいは着メロ)が所定時間音響出力され、表示部130の表示は着信画像「B4」で指定される画像が所定時間表示される。
詳細は後述するが、本実施の形態例ではこのマスターデータを全て相手先情報として表示などすることはせず、装置の現在位置によりこのマスターデータの中から電話帳登録するべき相手先を特定し、特定された相手先のみを電話帳に登録し、この電話帳を利用して通信制御を行う。
そして、現在位置が変わり、エリアデータで特定されるエリアが変わった場合(例えば渋谷から新宿に変わった場合や新宿あるいは渋谷から横浜に変わった場合)にはマスターデータを検索し、新たに入ったエリアに対応するエリアデータが登録されている相手先情報を特定し、特定した相手先を電話帳登録する。
図4の例は図3に示すマスターデータに対して現在位置が渋谷地域内に入った際の電話帳の登録例である。マスターデータの中で、どのエリアであっても電話帳登録すべきであることを示すエリアフラグ欄のエリアフラグが“0”の相手先情報と、エリアフラグが“1”で渋谷をエリアデータとしている相手先を抽出して登録している。よって例えば新宿の時に例え表示順番2の場所に小松明美氏が登録されていたとしても、エリアが渋谷となった際に登録されるべき鈴木博氏が抽出されるため、表示順番2場所は鈴木博氏の情報に上書きされている。
図5の例は図3に示すマスターデータに対して現在位置が横浜地域内に入った場合の電話帳の例である。マスターデータの中で、どのエリアであっても電話帳登録すべきであることを示すエリアフラグ欄のエリアフラグが“0”の相手先情報と、エリアフラグが“1”で横浜をエリアデータとしている相手先を抽出している。よって例えば渋谷の時に鈴木博氏が登録されていたとしても関連地名として横浜が登録されている小松明美郎氏は、エリアフラグが“1”であるため、表示用番号2の場所に上書き登録される。
なお、以上の説明では着信音、着信画像は、どのエリアにいるか否かで変わることがない例について説明したが、エリアが変われることで着信音種別、着信画像種別が変更となっていても良い。
以上の様に、自分が現在いるエリア(領域)により、電話帳の内容を更新させることが可能であるため、例えば勤務先の位置する領域においては仕事関係の相手先を電話帳に登録し、勤務時間外の私的な、例えば自宅にいる場合においてはプライベートでつきあいのある相手先を電話帳に登録するように制御でき、例えば携帯電話機で備えている機能、例えば電話帳に登録されていない相手からの電話には応答しない機能などを有効に利用できる。あるいは着信音や着信画像を電話帳に登録されていない相手で替えることができ、プライベートの時には趣味性の高い着信音を、勤務中には差しさわりのない着信音を出力することも容易に利用できる。
更に、特定の地域にいる場合、例えば出張地域にいる場合などでは、電話帳に当該地域で利用する飲食店や宿泊施設などをその地域にいるときのみ電話帳に登録でき、非常に利用しやすいものとできる。
更に、勤務先ではプライベートで通信する相手先情報が電話帳登録されていないため、勤務先で電話帳を利用しても、秘匿性を上げることができる。
以上の構成を備える移動体通信装置(携帯電話機)の動作制御を図6乃至図12のフローチャート参照して以下に説明する。図6は本実施の形態例の全体制御を示すフローチャート、図7は図6に示す電話帳更新処理の詳細を説明するためのフローチャート、図8は図6に示す着信処理の詳細を説明するためのフローチャート、図9は図6に示すメール受信処理の詳細を説明するためのフローチャート、図10Aは図6に示すデータ登録処理の詳細を説明するためのフローチャート、図10Bは図10Aに示すデータチェック処理の詳細を説明するためのフローチャート、図10Cは図10Aに示すデータチェックテーブル作成処理の詳細を説明するためのフローチャート、図11は図6に示すデータ表示処理の詳細を説明するためのフローチャート、図12は図6に示すメール作成/発信処理の詳細を説明するためのフローチャートである。
まず図6を参照して本実施の形態例の移動体通信装置の全体制御を説明する。本実施の形態例の移動体通信装置は、電源が投入されるとステップS1の処理に移行し、不揮発メモリ104から、表示部130に表示するべき表示用データを読み出しRAM103に記憶する。
表示用データにはマスターデータ記憶部104aに記憶されているマスターデータも含まれる。
次にステップS2に進み、位置測定部160を起動してGPS衛星よりの電波を受信して現在位置を計測する。そして位置情報から現在位置がどのサービスエリアであるかを示すエリア情報に変換する。そして現在属するエリア情報への変換が終了するとステップS3に進む。
ステップS3ではステップS2で変換したエリア情報から、先に不揮発メモリ104bの電話帳記憶部104bに記憶されている電話帳情報に該当するエリアに現在属しているか否か、即ち電話帳を更新する必要があるか否かを判断する。現在電話帳情報に該当するエリアにいる場合にはステップS5に進む。
また、現在属しているエリアが電話帳情報に該当するエリアと異なるエリアであるが、電話帳更新が指定されていないエリアにいる場合には現在電話帳情報に該当するエリアにいる場合と判断される。この場合は、エリアデータとして登録されているエリア以外のエリアにいる場合などで直前に更新した電話帳をそのまま利用可能としている。
一方、ステップS3において、現在属しているエリアが電話帳情報に該当するエリアと異なるエリアで電話帳更新が必要である場合にはステップS50に進み、詳細を後述するマスターデータのエリアデータに含まれる相手先情報、エリアにかかわらず電話帳に登録する相手先情報を抽出して電話帳として登録するそしてステップS5に進む。
ステップS5では、他からの着信(被呼)が検知されたか否かを調べる。着信検出でない場合にはステップS7に進む。着信が検出された場合にはステップS100に進み、詳細を後述する相手に応答する着信処理を実行してステップS2に戻る。
ステップS7では、他から自装置宛のメールが送られてきているか否かを調べる。他からの電子メールがある場合にはステップS200のメール受信の着信処理を行って自装置宛に送られてきたメールを受信してステップS2に戻る。
一方、ステップS7で他からの電子メールがない場合にはステップS10に進み、操作部130などを介して動作指示入力があるか否かを調べる。動作指示入力がない場合にはステップS2に戻る。
一方、ステップS10で指示入力が有る場合にはステップS12に進み、データ登録の指示か否かを調べる。データ登録の指示である場合にはステップS300に進み、詳細を後述するマスターデータへの書き込み処理を実行してステップS2に戻る。
一方、ステップS12でデータ登録処理でない場合にはステップS14に進み、データ表示指示か否かを調べる。指示入力がデータ表示要求の指示である場合にはステップS400に進み、詳細を後述するデータ表示処理を行ってステップS2に戻る。
一方、ステップS14でデータ表示処理でない場合にはステップS16に進み、指示はメール作成指示か、あるいは発信指示か否かを調べる。メール作成あるいは発信指示である場合にはステップS500の詳細を後述するステップS500のメール作成/発信処理を実行してステップS2に戻る。
一方、ステップS18でメール作成/発信指示でない場合にはステップS18に進み、装置の電源オフの指示か否かを調べる。装置の電源オフの指示でない場合にはステップS20に進み、指示に対応した処理を実行してステップS2に戻る。一方、ステップS18で電源断指示である場合には装置の電源をオフする。
以上の処理におけるステップS50の電話帳更新処理の詳細を図7のフローチャートを参照して以下に説明する。本実施の形態例では、相手先情報は不揮発メモリ104のマスターデータ記憶部104aにマスターデータとして登録している。
装置の現在位置(所持者の現在位置)が従前のエリアから他のエリアに移動してきた場合には図7の電話帳更新処理を実行することになる。電話帳更新処理では、ますステップS51で現在電話帳として登録されている相手先情報中のエリア限定フラグを調べてエリア限定フラグ“1”の相手先情報を全て削除する。
続いてステップS52で作業用のレジスタ〔N〕を「1」に初期化する。そしてステップS53に進む。
ステップS53では、マスターデータのレジスタ〔N〕で示される番号の相手先情報をRAM102の所定作業領域に読み出す。そして続くステップS54で読み出してきた相手先情報のエリアフラグ欄を調べ、エリアフラグが“0”か否かを調べる。エリアフラグが“0”であればエリアにかかわらず電話帳に登録する相手先であるためステップS56に進む。
一方、ステップS54でエリアフラグが“0”でなく“1”である場合にはステップS55に進み、図6のステップS2で変換したエリア情報から現在の位置がエリアデータ欄に登録されているエリア領域内であるか否かを調べる。現在の位置がエリアデータ欄に登録されているエリア領域内でない場合には電話帳への登録は行わずにステップS57に進む。
一方、ステップS55で現在の位置がエリアデータ欄に登録されているエリア領域内で在る場合にはステップS56に進む。
ステップS56では、表示順番欄を調べ、表示順番で特定される電話帳位置に読み出してきたマスターデータを書き込む。そしてステップS57に進む。
ステップS57では、マスターデータの最後まで読み出し、マスターデータの検索が終了したか否かを調べる。マスターデータの最後まで読み出した場合には電話帳更新処理を終了してリターンする。以上の処理により、電話帳を現在位置に対応したものとできる。
一方、ステップS57でマスターデータの検索が終了していない場合にはステップS58に進み、レジスタ〔N〕の内容を一つインクリメントしてステップS53に戻り次の相手先情報に対する処理を行う。
以上のようにして電話帳更新処理が行われるが、この電話帳更新処理が行われた場合の具体的な電話帳の更新状態を具体例を挙げて以下に詳述する。以下の説明はマスターデータが図3に示す内容である場合を例として行う。
最初の現在位置が「池袋」であり、以下「池袋」→「新宿」→「吉祥寺」→「渋谷」→「自由が丘」→「横浜」に示す順で移動した場合の各エリアにおける電話帳の登録状態を図13乃至図18に示す。図13は本実施の形態例の現在位置が池袋の場合の電話帳の登録例を示す図、図14は本実施の形態例の現在位置が池袋から新宿に移動した場合の電話帳の登録例を示す図、図15は本実施の形態例の現在位置が新宿から吉祥寺に移動した場合の電話帳の登録例を示す図、図16は本実施の形態例の現在位置が吉祥寺から渋谷に移動した場合の電話帳の登録例を示す図、図17は本実施の形態例の現在位置が渋谷から自由が丘に移動した場合の電話帳の登録例を示す図、図18は本実施の形態例の現在位置が自由が丘から横浜に移動した場合の電話帳の登録例を示す図である。
なお、図13乃至図18においては、マスターデータに登録されている名前欄で登録されている漢字表示を原則とする名前に対するカタカナ表示の「フリガナ」を示している。
各電話帳において、番号1の山田太郎氏のエリアフラグは“0”であり、表示順番も「1」であるため、いずれの場所であっても電話帳の最初の表示用位置に登録される。
番号2の中村花子氏は、エリアフラグが“1”かつ関連地形が「新宿」であるため、例えば図14に示すように新宿エリア外である池袋エリアから新宿エリアに入ったときに電話帳の表示用番号2の位置に上書き登録される。そして、エリア限定フラグが“0”であるため、新宿エリアから例えば吉祥寺エリアに移った場合にも図15に示すように電話帳よりの削除は行われず、登録状態が維持される。
番号3の佐藤博氏は、エリアフラグは“0”であるため、いつでもどこでも電話帳の表示用番号3の位置に登録される。なお、図13の例では、表示用番号2の相手先が電話帳に未登録であるため2番目も表示位置に表示されている。
番号4の小松明美氏は、エリアフラグが“1”かつ関連地形が「横浜」であるため、例えば図18に示すように横浜エリア外である自由が丘エリアから横浜エリアに入ったときに電話帳の表示用番号2の位置に上書き登録される。そして、エリア限定フラグが“0”であるため、その後に横浜エリアから他のエリアに移った場合にも他人に上書き登録されるまで電話帳への登録状態が維持される。
番号5の鈴木清氏は、エリアフラグが“1”かつ関連地形が「渋谷」かつエリア限定フラグが“1”であるため、例えば図16に示すように渋谷エリア外である吉祥寺エリアから渋谷エリアに入ったときに電話帳の表示用番号2の位置に上書き登録される。
図16の例では、中村花子氏の登録情報に上書き登録される。そして、エリア限定フラグが“1”であることから、その後に渋谷エリアから他のエリアに移った場合、例えば自由が丘エリアに移った場合には電話帳への登録が削除される。この結果、図17に示す様に電話帳へは山田氏と佐藤氏のみが登録された状態となる。
以上のように電話帳をエリアの移動に伴って自動的に更新できるため、例えマスターデータへの登録件数が多くなっても、適切な通信相手のみを抽出した電話帳登録状態とでき、電話帳の利用が容易となる。
次に図6に示すステップS100の着信処理の詳細を図8のフローチャートを参照して以下に説明する。
他の電話機などから自装置への被呼を検出するとステップS100の着信処理に移行する。まずステップS101で発呼先から報知される電話番号を取得し、取得した電話番号が電話帳に登録されている電話番号か否かを調べる。登録されている電話番号である場合にはステップS102に進み、当該電話番号が登録されている相手先情報の着信画像欄に登録されている着信画像種別で特定される着信画像を例えば不揮発メモリ104の着信画像記憶部104hから読み出してきて表示部130の表示画面に所定時間表示するように制御する。
同時に並行して当該電話番号が登録されている相手先情報の着信音欄に登録されている着信音種別で特定される着信音を例えば不揮発メモリ104の着信音記憶部104gから読み出してきて音響信号処理部120に出力し、スピーカ125から音響出力する。
そしてステップS104で操作部110のオフフックボタンが押下されたか否かを調べる。オフフックボタンが入力されていない場合にはステップS105に進み、相手装置よりの被呼が継続して検出されているか否かを調べる。被呼が継続している場合にはステップS102に戻り、指定された着信画像の表示と指定された着信音の出力を続行する。
一方、ステップS105で相手装置よりの被呼が検出されずに、相手装置が呼び出しを断念した場合にはステップS112に進む。そしてステップS112で着信履歴を通信履歴記憶部eに追加記録してリターンする。
一方、ステップS104で操作部110のオフフックボタンが押下された場合にはステップS107に進み、相手との通話路を構築して通話を行う。通話はスピーカ125及びマイクロホン126を使用して行う。そしてステップS108でオンフックボタンが押下されたか否かを調べ、オンフックボタンが押下されていない場合には通話を続ける。
一方、ステップS108でオンフックボタンが押下された場合には通話が終了したか、あるいは通話を終了しようとしているかであるためステップS110に進む。ステップS110では、通話路を遮断する回線段処理を行う。そしてステップS112に進み、着信履歴を通信履歴記憶部eに追加記録してリターンする。
一方、ステップS101で取得した電話番号が電話帳に登録されている電話番号でない場合にはステップS115に進み、被呼に応答して相手装置との間の通話路を構築し、通話可能状態とする。そして続くステップS116で応答メッセージ記憶部104fに登録され、再生すべく指定されている応答メッセージを読み出してきて音響信号処理部120に出力する。音響信号処理部120では必要に応じて圧縮処理して無線通信制御部140に出力する。これにより相手装置には登録された応答メッセージが送られる。そしてステップS110に進む。
応答メッセージとしては、例えば「ただいま電話にでることができません。おかけ直しください。」のメッセージを送出する。なお、ステップS101で相手から電話番号が報知されない番号非通知モードである場合にもステップS115に進む。
以上の様に制御することにより、現在位置に対応して指定した相手とのみ通話し、電話帳に登録されていない相手からの電話に対しては着信音などを出力しないため、使い勝手が大きく向上する。
特に出張中で電話に応答しても緊急に対応できない場合やプライベートと仕事で対応を無理なく変えたいような場合でも簡単かつ適切に対応できる。
次に図6に示すステップS200のメール受信処理の詳細を図9のフローチャートを参照して以下に説明する。
他の携帯電話機や情報処理装置などから自装置メールアドレスへメールが送られてきた場合にはステップS200のメール受信処理に移行する。まずステップS201でメール送信元メールアドレスを取得し、取得したメールアドレスが電話帳に登録されているメールアドレスか否かを調べる。登録されているメールアドレスである場合にはステップS202に進み、当該メールアドレスが登録されている相手先情報の着信画像欄に登録されている着信画像種別で特定される着信画像を例えば不揮発メモリ104の着信画像記憶部104hから読み出してきて表示部130の表示画面に所定時間表示するように制御する。
同時に並行して当該メールアドレスが登録されている相手先情報の着信音欄に登録されている着信音種別で特定される着信音を例えば不揮発メモリ104の着信音記憶部104gから読み出してきて音響信号処理部120に出力し、スピーカ125から音響出力する。
そしてステップS204で送られてきているメールを全て受信し、例えば受信メール保存部104cに保存してリターンする。なお、RAM103に受信メール保存領域を設け、表示用データとして一時的に記憶しておき、指示がある場合あるいは電源断時に受信メール保存部104cに保存してもよい。
一方、ステップS201で取得したメールアドレスが電話帳に登録されているメールアドレスでない場合にはそのままステップS204に進む。このように本実施の形態例では、メールアドレスが電話帳に登録されているメールアドレスでない場合にはメール着信を報知などすることなく保存のみするため、現在位置に対応して指定した相手よりのメールにのみ対応すればよく、使い勝手が大きく向上する。
次に図6に示すステップS300のデータ登録処理の詳細を図10A、図10B、図10Cのフローチャートを参照して以下に説明する。
操作部110などからマスターデータの登録が指示された場合にはステップS300のデータ登録処理に移行する。まず図10Aに示すステップS370でデータチェックテーブル(T1)の作成処理を行う。このデータチェックテーブル(T1)はRAM103の作業領域に作成する。
データチェックテーブル(T1)は、表示用番号をキーとしてエリアフラグが“1”のマスターデータ番号とエリアデータがペアとなったデータをリストアップしたマルチマップのテーブルである。
データチェックテーブル(T1)の作成が終了するとステップS301に進み、マスターデータの登録/更新を許可するパスワードが設定されているか否かを調べる。最初にマスターデータを作成する場合などでパスワードが設定されていない場合にはステップS302に進み、例えば表示部130からパスワードを設定するか否かのガイダンスを表示する。操作部130などからパスワードを設定しない旨の指示がなされた場合にはステップS310に進む。
一方、ステップS302でパスワードの設定が指示された場合にはステップS303に進み、表示部130からパスワードの設定ガイダンスを表示し、例えば同じパスワードを2回設定してもらい、2回とも同じパスワードが設定された場合に設定されたパスワードを次回からのマスターデータ編集時のパスワードとして登録する。パスワードは、例えば不揮発メモリ104に登録する。そしてステップS310に進む。
また、ステップS301で既にパスワードの設定がなされている場合にはステップS305に進み、表示部130にパスワード入力画面を表示し、パスワードの入力を促す。そして所定桁のパスワードが入力されるとステップS306に進む。
ステップS306では、ステップS305で入力されたパスワードが予め設定登録されているパスワードと一致したか否かを調べる。入力されたパスワードが予め設定登録されているパスワードと一致した場合にはステップS310に進む。
一方、ステップS306で入力されたパスワードが予め設定登録されているパスワードと一致しなかった場合にはステップS307に進み、パスワードの誤入力を報知してリターンする。例えば、表示部130に「パスワードが違います。」といったメッセージを一定時間表示してパスワードの誤入力を報知する。なお、パスワードの誤入力1回でリターンせずに所定か再入力を許可しても良い。
ステップS310ではマスターデータの相手先情報を新規に登録するのか、あるいは既に登録されている相手先情報を編集するのかを調べる。新規に登録する場合にはステップS311に進み、RAM103の相手先情報入力バッファを初期化する。そして相手先情報入力バッファの内容を表示部130に表示するように制御してステップS314に進む。なお、制御部110は、相手先情報入力バッファの内容を表示部130に表示した状態では、この表示内容は操作部110よりの操作入力で自由に書き換えることが可能に制御する。
一方、ステップS310で新規登録ではなく、既に登録されている相手先情報を編集する場合にはステップS312に進み、編集するべき相手先情報を、番号欄の番号を指定することにより指定する。なお、以上の例に限定されるものではなく、マスターデータを順次表示して編集する相手先情報を指定してから登録情報を表示するように制御しても良い。あるいはマスターデータの各欄の情報を検索して検索結果を表示しても、検索結果から表示する相手先情報を指定しても良い。
ステップS312で編集するべき相手先情報が指定されるとステップS313で指定された相手先情報をマスターデータから読み出してきてRAM103の相手先情報入力バッファに書き込み、表示部130に表示する。そしてステップS314に進む。
マスターデータの相手先情報の登録内容の表示は、図19に示すようにマスターデータの各欄毎に行を替えて入力欄が設定されており、初期化された状態では各欄に何も表示されていない。
既存の番号が選択された場合には、マスターデータの相手先情報の登録内容の表示各欄には既に登録されている情報が格納され表示されている。この場合には必要な欄のみ入力することが可能である。
ステップS314では操作部110からの各欄への登録情報の入力を許容し、入力結果を表示すると共に相手先情報入力バッファの各欄に入力情報を書き込む。そして続くステップS315で入力されたのが関連地名欄の地名情報であったか否かを調べる。地名入力でない場合にはステップS317に進む。地名入力である場合にはステップS316に進み、エリアデータ欄を無効化した状態に書き換える。そしてステップS317に進む。即ち、地名が書き換えられた場合には今までの関連地名に対応したエリアデータは変更する必要があるからである。
ステップS317では表示部130に入力された登録情報の結果に対して入力のやり直しの指示入力されたか否かを調べる。やり直しの指示入力は図19に示す例では「キャンセル」ボタンの入力が該当する。やり直しの指示がなされた場合にはステップS314に戻り再度登録項目の入力を行う。
ステップS317で入力のやり直しが指示されていない場合にはステップS318に進み、表示されている相手先情報を番号欄で指定されているマスターデータに書き込み登録する指示がなされているか否かを調べる。マスターデータへの登録指示は図19に示す例では「登録」ボタンの入力などが該当する。マスターデータへの登録指示がなされている場合にはステップS350に進み入力されたデータチェック処理を行いマスターデータへの登録を行う。データチェック処理の詳細は後述する。データチェック処理が終了してマスターデータへの登録が終了するとステップS319に進む。
一方、ステップS318でマスターデータへの書き込みでない場合にはステップS319に進む。この場合は、マスターデータの確認のみを行う場合や、修正データを入力はしたが入力間違いなどがあり最初から登録項目入力や編集処理を行いたい場合などである。
ステップS319ではマスターデータ登録を続行するか、即ち、登録終了が指示されておらず次の相手先情報の登録や編集を行うか否かを調べる。次の相手先情報の登録や編集を行う場合にはステップS310に戻り次の相手先情報の登録を行う。一方、ステップS319で登録終了が指示された場合にはリターンする。
次に図10Aのデータチェック処理の詳細を図10Bのフローチャートを参照して説明する。
マスターデータへの登録が指示されると図10Bに示すデータチェック処理に移行し、ステップS351で登録情報中のエリアフラグ欄を調べ、エリアフラグが “1”か否かを調べる。エリアフラグが“1”の場合にはステップS352に進み、エリアデータ欄の情報が無効化データか否かを調べる。無効化データでない場合には有効なエリアデータが格納されており、チェックなどする必要がないためステップS358に進む。
一方、ステップS352でエリアデータ欄のエリアデータが無効データである場合にはステップS353に進み、関連地名欄に地名が入力されているか否かを調べる。関連地名欄に地名が指定入力されている場合にはステップ355に進む。
一方、ステップS353で関連地名欄に地名が入力されていない場合にはステップS354に進み、表示部130に地名入力ガイダンスを表示する。そして地名が入力されるとステップS355に進む。
ステップS355では入力された地名情報を電話局サーバ400、ネットワーク200を介してエリアサーバ300に送り関連地名として適切な地名入力か否かを問い合わせる。
そして問い合わせに対する応答を受信するとステップS356に進み、エリアデータが存在する有効サービスエリア内の地名入力であったか否かを調べる。有効地域内の地名情報でない場合やエリアサーバ300に登録されていない地名入力であった場合にはステップS354に進み、関連地名欄へ再度正しい関連地名の入力を促す。
一方、ステップS356で有効地域内の地名入力であった場合には、エリアサーバ300から当該サービスエリア領域を特定する領域範囲を特定する領域情報を合わせて送ってくるためステップS357に進み、送られてきた領域情報をエリアデータ欄に書き込む。そしてステップS358に進む。
ステップS358では図10AのステップS370で作成したデータチェックテーブル(T1)を用いて、登録されようとしているデータが他のデータと重複しているか否かを調べる。
例えば、ここでデータが重複しているとは、同じ表示用番号(同じ表示順番)で、かつ同じエリアデータが設定されており、かつマスターデータの番号が異なる場合である。
つまり、ペアデータ〔編集中のデータの表示用番号〕がデータチェックテーブル(T1)に存在し、このペアデータ〔編集中のデータの表示用番号〕のエリアデータと編集中のデータのエリアデータとを比較して等値であると共に、ペアデータ〔編集中のデータの表示用番号〕のマスターデータの番号と編集中のデータのマスターデータの番号を比較して等値の時に登録され様としているデータが他のデータと重複していると判断する。
ステップS358で現在編集中の表示用番号と同じデータがない場合にはステップS359に進み、入力された相手先情報をマスターデータの選択された番号の領域に書き込み登録する。そしてステップS360に進む。ステップS360では、登録したデータを元にデータチェックテーブル(T1)を更新する、そしてリターンする。
一方、ステップS358で現在編集中の表示用番号と同じデータが在った場合にはステップS361に進み、表示用番号の再入力を促す。そして表示用番号が再入力されるとステップS358に戻る。
一方、ステップS351でエリアフラグが“0”の場合にはステップS362に進み、ステップS370で作成したデータチェックテーブル(T1)内に現在の表示板番号が在るか否かを調べる。
データチェックテーブル(T1)内に現在の表示用番号と同じデータが在る場合には同一エリア内に同じ表示順番のデータが複数有ることになるためステップS363に進み、同じ表示順番をもっている相手先を示して表示順番の再入力を促す。表示用番号が再入力されるとステップS362に戻る。
次に図10Aのステップ370のデータチェックテーブル(T1)作成処理の詳細を図10Cを参照して以下に説明する。
まずステップS371で作業用レジスタNの内容〔N〕を「1」に初期化する。続いてステップS372に進み、マスターデータの番号〔N〕のデータを読み出してRAM113の所定作業用領域に格納してステップS373に進む。
そしてステップS373で読み出したデータのエリアフラグ欄を調べ、エリアフラグが“0”か否かを調べる。エリアフラグが“0”であればT1に登録する必要がないためステップS377に進む。
一方、ステップS373でエリアフラグが“0”でなく“1”であればステップS374に進み、現在の表示用番号の値をキーとして既に存在しているか否かを調べる。
現在の表示用番号の値をキーとしたデータが既に存在している場合にはステップS375に進み、既存のキーで特定されるデータにエリアデータ欄のエリアデータを追加登録してステップS377に進む。一方、現在の表示用番号の値をキーとしたデータが存在してない場合にはステップS376の処理に移行し、現在の表示用番号の値をキーとし、当該キーで特定されるデータとしてペアデータとして登録してステップS377に進む。
ステップS377では、マスターデータに登録されているデータのすべての検索が終了したか否かを調べる。マスターデータに登録されているデータのすべての検索が終了していない場合にはステップS378に進み、作業用レジスタNを一つインクリメントしてステップS372に進む。
一方、ステップS377でマスターデータに登録されているデータのすべての検索が終了している場合には当該処理を終了してリターンする。
以上のデータチェックテーブル作成処理を実行することにより、同じ表示用番号が指定されたエリアフラグ“1”の相手先のエリアデータが全て同じキーで検索されているため、表示用番号の不具合な重複が容易に判別できる。
図3に示すマスターデータが登録されている場合を例とすれば、表示用番号「2」でエリアフラグ“1”の宛先データは中村花子、小松明美、須津機器吉野3名分有る。このため、表示用番号である「2」をキーとしたペアデータリスト内容は、
[{2,(w1,x1)-(y1,z1)},{3(w2,x2)-(y2,z2)},{5(W3,x3)-(y3,z3)}]
となる。
次に図6に示すステップS400のデータ表示処理の詳細を図11のフローチャートを参照して以下に説明する。
表示部130へのデータ表示指示がなされた場合にはステップS400のデータ表示処理に移行する。まずステップS401でデータ表示に対するパスワードが設定されているか否かを調べる。データ表示に対するパスワードが設定されていない場合にはステップS405に進む。
一方、ステップS401でデータ表示に対するパスワードが設定されている場合にはステップS402に進み、表示部130にパスワード入力画面を表示し、パスワードの入力を促す。そして所定桁のパスワードが入力されるとステップS403に進む。
ステップS403では、ステップS402で入力されたパスワードが予め設定登録されているパスワードと一致したか否かを調べる。入力されたパスワードが予め設定登録されているパスワードと一致した場合にはステップS405に進む。
一方、ステップS402で入力されたパスワードが予め設定登録されているパスワードと一致しなかった場合にはステップS404に進み、パスワードの誤入力を報知してリターンする。例えば、表示部130に「パスワードが違います。」といったメッセージを一定時間表示してパスワードの誤入力を報知する。なお、パスワードの誤入力1回でリターンせずに所定か再入力を許可しても良い。
パスワードが一致した場合あるいはパスワード設定がない場合にはステップS405に進み、電話帳登録情報を読み出してきて表示部130に表示する。表示は電話帳の表示順序に従って表示する。
本実施の形態例の電話帳登録情報の表示部130への表示例を図20に示す。図20に示す例は、電話帳の表示順序に従って名前をカタカナ表示で表示した例を示している。図20の例では表示順序「1」の「ヤマダ タロウ」が選択された状態を示している。電話中情報の表示領域の下部に表示されているのは、選択された相手先電話番号への発呼を指示する「電話番号」ボタン、選択されたメールアドレスへのメール送信を指示する「メール宛先」ボタン、相手先情報を選択する「選択」ボタン、選択をキャンセルする「キャンセル」ボタンである。
なお、表示例は以上の例に限定されるものではなく、電話帳登録データの各欄の情報を検索して検索結果を表示しても良い。
表示結果を確認して「電話番号」ボタン又は「メール宛先」ボタン等が入力され、表示されている電話帳の選択された相手先への発呼要求あるいは相手先への電子メール送信要求がなされているな否かを調べる。発呼要求あるいは電子メール送信要求がなされていない場合にはステップS407に進み、表示終了が指示されたか否かを調べる。表示終了が指示されている場合にはリターンする。表示終了が指示されていない場合にはステップS405に戻る。
一方、発呼要求あるいは電子メール送信要求がなされている場合にはステップS500のメール作成/発信処理を実行してリターンする。
次に図6及び図11に示すステップS500のメール作成/発信処理の詳細を図12のフローチャートを参照して以下に説明する。
メール作成/発信が指示されると図12に示すメール作成/発信処理に移行する。まずステップS501で指示がメール送信か否かを調べる。メール送信指示である場合にはステップS505に進み、選択された相手先情報のメールアドレス欄からメールアドレスを読み出して取得する。
続いてステップS506で装置が内蔵する電子メール編集・送受信プログラムであるメーラーを起動し、宛先メールアドレスをメール送信先の送信先メールアドレスとして提供する。メーラーは種々の公知メーラーのうちの任意のメーラーを利用できる。メーラーは提供されたメールアドレスを宛先アドレスとして特定する。
続いてステップS507に進み、公知のメール編集手順を実行し、送信するべきメール本文、添付書類の指定入力処理を行う。そしてステップS508でメール編集が終了してメール送信が指示されたか否かを調べる。メール送信が指示されておらず、メール編集を続ける場合にはステップS507に戻り、メール編集を続ける。
ステップS508でメール編集が終了し、メール送信が指示された場合にはステップS509に進み、編集したメールをステップS506で提供されたメールアドレスのメール送信してリターンする。なお、メーラーに宛先メールアドレスを提供する場合に限定されるものではなく、メーラーで独自に指定可能な、メールアドレスが取得できない場合で擬態的に入力して指定する場合等電話帳に登録されていない宛先にメール送信する場合、あるいは受信メール保存部に保存されているメールに対して返信する場合などのメール送信制御は公知であるため詳細説明を省略し、電話帳を使用したメール送信を説明している。
一方、ステップS501でメール送信でない場合にはステップS510に進み、相手先電話機等への発呼要求であるか否かを調べる。相手先への発呼要求でない場合にはリターンする。
ステップS510で相手電話機への発呼要求である場合にはステップS520に進み、選択された相手先情報の電話番号欄から宛先電話番号を読み出して取得する。
続いてステップS521でオフフックボタンを入力して無線通信制御部140を起動し、取得した相手電話番号信号を基地局宛に送信し、音響信号処理部120を起動して相手先電話番号で特定される電話機を発呼する。そしてステップS522で発呼先は応答したか否かを監視する。相手が応答した場合にはスピーカ125、マイクロホン126を用いて相手との通話を行う。続くステップS524で通話が終了してオンフックボタンが入力されたか否かを調べる。オンフックボタンが入力されていない場合にはステップS523に戻り通話を続行する。通話が終了してオンフックボタンが入力された場合にはステップS525に進み、通話路を解放してリターンする。
以上説明したように本実施の形態例によれば、移動体通信装置の使用者の使用形態に合わせた通信制御が行える移動体通信装置、移動体通信方法及び通信相手先情報管理方法を提供することができる。
即ち、移動体通信装置の現在位置に応じて電話帳の内容を更新可能としたことにより、例えば勤務地での電話帳と自宅での電話帳、あるいは息抜きを行う場所での電話帳、出張時の電話帳等を特別の操作をすることなく自動的に行使することができ、電話帳の使い勝手が向上すると共に、通信相手の特定の容易化が図れる。
更に、電話帳の内容に応じた通信制御が可能であることより、場所場所に応じた相手との通信制御を重視し、現在位置から通信の重要度の低い相手との通信を自動的に制御、あるいは着信音などの出力を規制でき装置の使い勝手が向上する。
以上説明したように本実施の形態例によれば、現在位置に応じて電話帳の内容を更新でき、現在位置に最適な通信相手先情報を簡潔かつ容易に取得することができる。
このため、電話帳に登録されている相手との通信と登録されていない相手との通信制御手順を設定することが可能となり、電話帳に登録されていない相手との通信を制御したり、受信報知を行わないように制御することにより、使い勝手の良い移動体通信装置システムが提供できる。
更に以上説明したように、現在位置に対応して更新される電話帳情報に従って、着信報知設定を自動的に変更することができ、生活態様に応じた変更の手間を省略でき、設定変更し忘れが無くなる。
本発明に係る一実施の形態例の移動体通信システムのシステム構成を説明するための図である。 本実施の形態例で用いる移動体通信装置(携帯電話機)の詳細構成を示すブロック図である。
本実施の形態例のマスターデータの構成例を説明するための図である。 図3に示すマスターデータに対して現在位置が渋谷地域内にいる場合の電話帳の例を示す図である。
図3に示すマスターデータに対して現在位置が横浜地域内にいる場合の電話帳の例を示す図である。 本実施の形態例の全体制御を示すフローチャートである。 図6に示す電話帳更新処理の詳細を説明するためのフローチャートである。
図6に示す着信処理の詳細を説明するためのフローチャートである。 図6に示すメール受信処理の詳細を説明するためのフローチャートである。
図6に示すデータ登録処理の詳細を説明するためのフローチャートである。 図10Aに示すデータチェック処理の詳細を説明するためのフローチャートである。 図10Cは図10Aのステップ370のデータチェックテーブル(T1)作成処理の詳細を示すフローチャートである。 図6に示すデータ表示処理の詳細を説明するためのフローチャートである。
図6に示すメール作成/発信処理の詳細を説明するためのフローチャートである。 本実施の形態例の現在位置が池袋の場合の電話帳の登録例を示す図である。
本実施の形態例の現在位置が池袋から新宿に移動した場合の電話帳の登録例を示す図である。 本実施の形態例の現在位置が新宿から吉祥寺に移動した場合の電話帳の登録例を示す図である。
本実施の形態例の現在位置が吉祥寺から渋谷に移動した場合の電話帳の登録例を示す図である。 本実施の形態例の現在位置が渋谷から自由が丘に移動した場合の電話帳の登録例を示す図である。
本実施の形態例の現在位置が自由が丘から横浜に移動した場合の電話帳の登録例を示す図である。 本実施の形態例の相手先情報入力バッファの初期化状態時の表示部への入力ガイダンス画面の表示例を示す図である。 本実施の形態例の電話帳登録情報の表示部への入力ガイダンス画面の表示例を示す図である。
符号の説明
100 移動体通信装置である携帯電話機
101 制御部
102 リードオンリーメモリ(ROM)
103 ランダムアクセスメモリ(RAM)
104 不揮発メモリ
104a マスターデータ記憶部
104b 電話帳記憶部
104c 受信メール保存部
104d 送信メール保存部
104e 通信履歴記憶部
104f 応答メッセージ記憶部
104g 着信音記憶部
104h 着信画像記憶部
110 操作部
120 音響信号処理部
125 スピーカ
126 マイクロホン
130 表示部
140 無線通信制御部
145 アンテナ
150 ネットワーク制御部
160 位置測定部である。
200 ネットワーク
300 エリアサーバ
400 電話局サーバ
500 ウェブサーバ(Webサーバ)A
550 ウェブサーバ(Webサーバ)B
610,620 携帯電話基地局
700 GPS衛星

Claims (28)

  1. 携帯可能でありかつ無線通信により情報を送受信可能な移動体通信装置であって、
    無線通信を行う相手先に関する相手先情報を、利用する地域情報とともに記憶可能な相手先情報記憶手段と、
    特定地域を判別する判別手段と、
    前記相手先情報記憶手段に記憶されている地域情報が前記判別手段で判別した特定地域に含まれる相手先情報を選択して記憶する選択記憶手段とを備えることを特徴とする移動体通信装置。
  2. 前記移動体通信装置は、相手先と通話する電話機能を備え、前記相手先情報記憶手段に記憶されている相手先情報には相手先の名前と電話番号が含まれることを特徴とする請求項1記載の移動体通信装置。
  3. 前記移動体通信装置は携帯電話機であることを特徴とする請求項2記載の移動体通信装置。
  4. 更に、前記選択記憶手段に記憶されていない相手先よりの被呼を検出すると着信音を出力せずに応答し、予め登録された応答メッセージを送出する応答手段を備えることを特徴とする請求項2又は請求項3記載の移動体通信装置。
  5. 更に、複数種の相手先よりの被呼を報知する着信音を記憶する着信音記憶手段を備え、
    前記相手先情報記憶手段に記憶されている相手先情報には、前記着信音記憶手段に記憶されている着信音種別が含まれることを特徴とする請求項2乃至請求項4のいずれかに記載の移動体通信装置。
  6. 前記選択記憶手段に記憶されている相手先情報を表示する表示手段を備えることを特徴とする請求項2乃至請求項5のいずれかに記載の移動体通信装置。
  7. 更に、前記表示手段に記憶されている相手先を選択する選択手段と、
    前記選択手段で選択した相手先電話番号を選択すると選択した電話番号の相手に発呼する自動発呼手段とを備えることを特徴とする請求項6記載の移動体通信装置。
  8. 前記移動体通信装置は、相手先と電子メール通信する通信機能を備え、前記相手先情報記憶手段に記憶されている相手先情報には相手先の電子メールアドレスを含めることが可能であることを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の移動体通信装置。
  9. 更に、他の装置より受け取った電子メールを記憶する電子メール記憶手段と、
    前記相手先情報記憶手段に記憶されていない相手よりの電子メールの受信を検出するとメール受信音を出力せずに電子メールを受信し、前記電子メール記憶手段に記憶させるメール自動受信手段とを備えることを特徴とする請求項8記載の移動体通信装置。
  10. 更に、複数種のメール受信音を記憶するメール受信音記憶手段を備え、
    前記相手先情報記憶手段に記憶されている相手先情報には、前記メール受信音記憶手段に記憶されているメール音種別が含まれることを特徴とする請求項8又は請求項9に記載の移動体通信装置。
  11. 前記相手先情報記憶手段に記憶されている地域情報には、少なくとも一定の地域を特定する地域情報と、全ての地域で有効な地域情報が含まれることを特徴とする請求項1乃至請求項10のいずれかに記載の移動体通信装置。
  12. 前記一定の地域を特定する地域情報には、通信を許可する通信領域を特定する位置情報が含まれることを特徴とする請求項10記載の移動体通信装置。
  13. 前記通信領域を示す位置情報は移動体通信の通信基地局を通してサービスエリア情報を供給するエリアサーバに問い合わせて取得することを特徴とする請求項12記載の移動体通信装置。
  14. 前記判別手段は、全地球測位システムを利用して現在位置を求め、求めた現在位置より特定地域か否かを判別することを特徴とする請求項1乃至請求項13のいずれかに記載の移動体通信装置。
  15. 更に、特定地域を示す地域情報を基地局から取得する地域情報受信手段を備え、
    前記判別手段は、前記地域情報受信手段で受信した地域情報と現在位置情報に基づいて、特定地域を判別することを特徴とする請求項14に記載の移動体通信装置。
  16. 特定地域を判別する判別手段を備え、携帯可能でありかつ無線通信により情報を送受信可能な移動体通信装置で使用される移動体通信方法であって、
    無線通信を行う相手先に関する相手先情報を、利用する地域情報とともに登録すると共に、登録した相手先情報の地域情報が前記判別手段で判別した特定地域に含まれる相手先情報を選択して記憶し、前記特定地域で利用可能とすることを特徴とする移動体通信方法。
  17. 前記移動体通信装置を携帯電話機とし、前記登録した相手先情報には相手先の名前と電話番号が含まれることを特徴とする請求項16記載の移動体通信方法。
  18. 更に、前記選択して記憶されていない相手先よりの被呼を検出すると着信音を出力せずに応答し、予め登録された応答メッセージを送出することを特徴とする請求項17記載の移動体通信方法。
  19. 更に、複数種の相手先よりの被呼を報知する着信音を記憶し、前記登録すべき相手先情報には、前記複数種の着信音の種別が含まれることを特徴とする請求項17又は請求項18記載の移動体通信方法。
  20. 記憶されている前記判別手段で判別した特定地域に含まれる相手先情報を確認可能に可視表示することを特徴とする請求項16乃至請求項19のいずれかに記載の移動体通信方法。
  21. 更に、前記可視表示されている相手先情報を選択可能とし、選択した相手先情報の電話番号が選択されると選択された電話番号の相手を発呼することを特徴とする請求項20記載の移動体通信方法。
  22. 前記移動体通信装置は、相手先と電子メール通信する通信機能を備え、前記登録される相手先情報には相手先の電子メールアドレスを含めることが可能であることを特徴とする請求項16乃至請求項21のいずれかに記載の移動体通信方法。
  23. 更に、前記選択して記憶されていない相手先よりの電子メール受信を検出するとメール受信を報知せずに電子メールを受信して記憶することを特徴とする請求項22記載の移動体通信方法。
  24. 更に、複数種のメール受信報知音を記憶しておき、前記登録すべき相手先情報には、前記記憶されているメール受信報知音種別が含まれることを特徴とする請求項22又は請求項23に記載の移動体通信方法。
  25. 前記登録するべき相手先情報の地域情報には、少なくとも一定の地域を特定する地域情報と、全ての地域で有効な地域情報が含まれることを特徴とする請求項16乃至請求項24のいずれかに記載の移動体通信方法。
  26. 前記一定の地域を特定する地域情報には、通信を許可する通信領域を特定する位置情報が含まれることを特徴とする請求項25記載の移動体通信方法。
  27. 前記通信領域を特定する位置情報は移動体通信の通信基地局を通してサービスエリア情報を供給するエリアサーバに問い合わせて取得することを特徴とする請求項26記載の移動体通信方法。
  28. 更に、特定地域の範囲を示す位置情報を基地局から取得し、取得した位置情報から前記特定領域の範囲を定めると共に、全地球測位システムを利用して現在位置を求め、求めた現在位置と前記特定領域の範囲とから現在地域を判別することを特徴とする請求項16乃至請求項27のいずれかに記載の移動体通信方法。
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