JP2005136660A - 基地局装置選択方法およびそれを利用した端末装置 - Google Patents

基地局装置選択方法およびそれを利用した端末装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2005136660A
JP2005136660A JP2003369978A JP2003369978A JP2005136660A JP 2005136660 A JP2005136660 A JP 2005136660A JP 2003369978 A JP2003369978 A JP 2003369978A JP 2003369978 A JP2003369978 A JP 2003369978A JP 2005136660 A JP2005136660 A JP 2005136660A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
base station
terminal
devices
communication
station apparatus
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2003369978A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4340126B2 (ja
Inventor
Kenji Kono
健治 河野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Corp
Original Assignee
Kyocera Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Corp filed Critical Kyocera Corp
Priority to JP2003369978A priority Critical patent/JP4340126B2/ja
Priority to US10/946,368 priority patent/US20050070293A1/en
Priority to CNB2004100118480A priority patent/CN1278576C/zh
Priority to KR1020040076200A priority patent/KR100772746B1/ko
Publication of JP2005136660A publication Critical patent/JP2005136660A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4340126B2 publication Critical patent/JP4340126B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】 実質的な伝送速度が高くなる基地局装置を通信対象に選択する。
【解決手段】 通信部14は、EV−DO方式に対応しており、基地局装置12と通信する。取得部20は、基地局装置12が通信中の端末装置10の数を取得する。導出部18は、受信したパイロット信号からCIRを測定し、測定結果のCIRに対応したDRCを導出する。記憶部22は、取得部20で取得した端末装置10の数と導出部18で導出したCRCの値を記憶する。計算部26は、DRCの値に対応した基地局装置12との間での最大の伝送速度、DRCの最大値、導出部18で導出したDRCの値、端末装置10の数から予想通信速度を計算する。比較部28は、通信対象として予想通信速度が大きい基地局装置12を選択する。
【選択図】 図1

Description

本発明は基地局装置選択技術に関し、特に、複数の基地局装置の中から通信対象とするための基地局装置を選択する基地局装置選択方法およびそれを利用した端末装置に関する。
近年、次世代の高速無線通信方式としてcdma2000 1x−EV DO(以下、「EV−DO」という)方式が開発されている。EV−DO方式とは、cdmaOne方式を拡張し第3世代方式に対応させたcdma2000 1x(以下、「1x」ともいう)方式を、さらにデータ通信に特化して伝送レートを高速化させた方式である。ここで、「EV」はEvolution、「DO」はData Optimizedを意味する。
EV−DO方式において、無線通信端末から基地局への上り回線の無線インターフェースの構成はcdma2000 1x方式とほぼ同様である。基地局から無線通信端末への下り回線の無線インターフェース構成については、1.23MHzに規定された帯域幅がcdma2000 1x方式と同一である一方、変調方式、多重化方法等がcdma2000 1x方式と大きく異なる。変調方式は、cdma2000 1x方式において使用されているQPSK、HPSKに対し、EV−DO方式において、QPSK、8−PSK、16QAMが無線通信端末における下り回線の受信状態に応じて切り替えられる。その結果、受信状態が良好な場合は、誤り耐性が低くかつ高速な伝送レートを使用し、受信状態が悪い場合は、低速であるが誤り耐性の高い伝送レートを使用する。
また、ひとつの基地局から複数の無線通信端末への通信を同時に行うための多重化方法には、cdmaOne方式やcdma2000 1x方式で使用される符号分割多重アクセス(CDMA:Code Division Multiple Access)ではなく、時間を1/600秒単位で分割し、その時間内ではひとつの無線通信端末だけと通信を行い、さらに通信対象となる無線通信端末を単位時間ごとに切り替えて複数の無線通信端末と通信を行う時分割多重アクセス(TDMA:Time Division Multiple Access)を使用する。
無線通信端末は、通信対象となる基地局からの下り回線の受信状態としてパイロット信号の搬送波対干渉波比(以下、「CIR:Carrier to Interference power Ratio」という)を測定し、その変動から次の受信タイミングの受信状態を予測し、それから期待される「所定の誤り率以下で受信可能な最高伝送速度」をデータレートコントロールビット(以下、「DRC:Data Rate Control bit」という)として基地局に通知する。ここで、所定の誤り率は、システム設計に依存するが通常数%程度とされる。基地局は複数の無線通信端末からのDRCを受信し、基地局内のスケジューラ機能が各時分割単位にどの無線通信端末と通信するかを決定するが、各無線通信端末との通信には、基本的に無線通信端末からのDRCをもとに可能な限り高い伝送レートを使用する。
EV−DO方式は上記のような構成により下り回線において、セクタあたり最大2.4Mbps(Mega−bit per second)の伝送レートを可能にする。ただし、この伝送レートは、ひとつの周波数帯域と、通常複数有するセクタのうちのひとつにおいて、ひとつの基地局が接続している複数の無線通信端末とのデータ通信量の合計であり、複数の周波数帯域を使用すれば伝送レートも増加する。
特開2002−300644号公報
一般的にEV−DO方式の無線通信端末は、複数の基地局に対するDRCを導出し、DRCに対応する伝送速度が最高となる基地局装置を通信対象に選択する。一方、EV−DO方式の基地局はTDMAによって複数の無線通信端末を接続しているため、DRCに対応した伝送速度が高い場合であっても、接続した無線端末装置数が多ければ、実質的なデータ伝送速度が低くなってしまう。すなわち、無線端末装置のデータ伝送速度を高くするためには、基地局装置に接続される無線端末装置の数も考慮する必要がある。
本発明者はこうした状況を認識して、本発明をなしたものであり、その目的は、基地局装置に接続された端末装置数を考慮した基地局装置選択方法およびそれを利用した端末装置を提供することにある。
本発明のある態様は、端末装置である。この装置は、複数の通信可能な基地局装置から受信した信号にもとづいて、複数の通信可能な基地局装置に対する予想伝送速度をそれぞれ導出する導出手段と、複数の通信可能な基地局装置のうちのいずれかから、複数の通信可能な基地局装置に接続されている端末装置の数を取得する取得手段と、導出した予想伝送速度と取得した端末装置の数のそれぞれにもとづいて、複数の通信可能な基地局装置の中から通信対象とすべき基地局装置を選択する選択手段と、選択した基地局装置と通信する通信手段とを含む。
以上の装置により、通信対象の基地局装置の選択に、予想伝送速度と端末装置の数を使用するために、基地局装置との間の伝送速度が実質的に高くなるような基地局装置を選択できる。
取得手段で取得した端末装置の数は、複数の通信可能な基地局装置のそれぞれと通信中の端末装置の数としてもよい。取得手段で取得した複数の通信可能な基地局装置に接続されている端末装置の数は、複数の通信可能な基地局装置のそれぞれに対して待機中の端末装置の数をさらに含んだ端末装置の数としてもよい。
選択手段は、複数の通信可能な基地局装置に対して、基地局装置との間での最大の伝送速度を導出した予想伝送速度で除算した結果に、取得した端末装置の数を乗じて実行端末数を求め、導出した予想伝送速度を実行端末数で除算した比較対象の伝送速度をそれぞれ計算する計算手段と、複数の通信可能な基地局装置の比較対象の伝送速度をそれぞれ比較し、もっとも高速な比較対象の伝送速度に対応した基地局装置を通信対象とすべき基地局装置として選択する比較手段とを含んでもよい。
選択手段は、通信手段で信号を送信する場合に、複数の通信可能な基地局装置の中から通信対象とすべき基地局装置を選択してもよい。導出した予想伝送速度と取得した端末装置の数をそれぞれ記憶する記憶手段をさらに含み、選択手段は、記憶手段に記憶された予想伝送速度と端末装置の数のそれぞれにもとづいて、複数の通信可能な基地局装置の中から通信対象とすべき基地局装置を選択してもよい。
本発明のある態様は、基地局装置選択方法である。この方法は、複数の通信可能な基地局装置から受信した信号にもとづいて導出した複数の通信可能な基地局装置のそれぞれに対する予想伝送速度と、複数の通信可能な基地局装置のいずれかから取得した複数の通信可能な基地局装置のそれぞれに既に接続された端末装置の数にもとづいて、複数の通信可能な基地局装置の中から、通信対象とすべき基地局装置を選択する。
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本発明の表現を方法、装置、システム、記録媒体、コンピュータプログラムなどの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、基地局装置に接続された端末装置数を考慮した基地局装置選択方法およびそれを利用した端末装置を提供できる。
本発明の実施例は、複数の基地局装置と通信可能な環境にあって、それらの中から通信対象とすべき基地局装置を選択する端末装置に関する。当該端末装置は、EV−DO方式に対応しているものとする。本実施例に係る端末装置は、複数の基地局装置からのパイロット信号を受信し、それぞれの基地局装置に対応したDRCを導出する。また、複数の基地局装置から当該基地局装置が通信中の端末装置の数も取得する。さらに、端末装置は、DRCと端末装置数にもとづいて、複数の基地局装置に対応した予想通信速度をそれぞれ計算し、予想通信速度が最大の基地局装置を通信対象に決定する。
図1は、本発明の実施例に係る通信システム100の構成を示す。通信システム100は、端末装置10と基地局装置12と総称される第1基地局装置12a、第2基地局装置12b、ネットワーク32を含む。また、端末装置10は、通信部14、データ処理部16、導出部18、取得部20、記憶部22、選択部24、制御部30、判断部34を含み、選択部24は、計算部26、比較部28を含む。
基地局装置12は、EV−DO方式に対応して、複数の端末装置10と通信できる。ここでは、ふたつの基地局装置12を示しているが、これよりも多くの基地局装置12がネットワーク32に接続されていてもよい。また、ネットワーク32には、WWWサーバなどの所定の機能を有したサーバ等の通信機器が接続されている。
通信部14は、EV−DO方式に対応しており、基地局装置12と通信する。通信部14は、RF回路、周波数変換回路、増幅回路、変調回路、復調回路等を含んでいる。基地局装置12と通信部14の間で伝送されたあるいは伝送されるべきデータは、データ処理部16で処理される。すなわち、データ処理部16は、所定のインターフェースを介して、ユーザからの要求を受けつけ、さらに受信したデータにもとづく所定の情報をユーザに提供する。
判断部34は、待ち受け中において、現在待ち受けている基地局装置12を「Active Set」とし、それ以外の周囲の基地局装置12のうちパイロット信号強度がある程度強いものを「Neighbor Set」として、「Neighbor Set」から「Active Set」へ移行するかどうかの判断、すなわち「Idel Hand−off」を判断する。一方、通信中において、現在通信している基地局装置12やHand−offが可能なほどパイロット信号強度の強い基地局装置12を「Active Set」とし、それらよりもパイロット信号強度の弱い基地局装置12を「Neighbor Set」として、「Neighbor Set」から「Active Set」へ移行するかどうかの判断をする。
取得部20は、基地局装置12が通信中の端末装置10の数を含めた信号を当該基地局装置12から受信し、受信した信号の中から、基地局装置12が通信中の端末装置10の数を取得する。当該基地局装置12が通信中の端末装置10の数を含んだ信号は、後述するタイミングで送信されるものとする。なお、基地局装置12から送信される信号に含まれた端末装置10の数は、基地局装置12に対して待機中の端末装置10の数をさらに含んでいてもよい。なお取得部20は、図示のごとく複数の基地局装置12から、当該信号をそれぞれ受信するものとする。
導出部18は、受信したパイロット信号からCIRを測定し、測定結果のCIRに対応したDRCを導出する。なお、導出部18は、図示のごとく複数の基地局装置12からパイロット信号をそれぞれ受信し、それらに対応したDRCを導出するものとする。
記憶部22は、取得部20で取得した端末装置10の数と導出部18で導出したDRCの値を記憶する。
計算部26は、DRCの値に対応した基地局装置12との間での最大の伝送速度、DRCの最大値、導出部18で導出したDRCの値、端末装置10の数から予想通信速度を以下の通り計算する。
(数1)
予想通信速度=(DRCの値に対応した基地局装置12との間での最大の伝送速度)/(端末装置10の数×(DRCの最大値/導出部18で導出したDRCの値))
ここで、導出部18で使用されるDRCと伝送速度の対応を図2に示す。図示のごとくDRCの値は所定の伝送速度に対応付けられており、両者は、DRCの値が大きくなるほど伝送速度も大きくなる関係になる。予想通信速度の計算の一例を示す。ここで、DRCの最大値は図2のごとく「12」である。取得部20で取得した端末装置10の数が「3」、導出部18で導出したDRCが「6」、すなわちDRCに対応した基地局装置12との間での最大の伝送速度が「614.4(kbps)」の場合、予想通信速度は「102.4(kbps)」となる。また、導出部18で導出したDRCが「9」、すなわちDRCに対応した基地局装置12との間での最大の伝送速度が「1228.8(kbps)」の場合、予想通信速度は「807.2(kbps)」となる。導出部18で導出したDRCが「12」、すなわちDRCに対応した基地局装置12との間での最大の伝送速度が「2457.6(kbps)」の場合、予想通信速度は「819.2(kbps)」となる。このような予想通信速度によって、基地局装置12に接続された図示されない他の端末装置10の影響が考慮可能である。
また、予想通信速度の別の計算例を示す。第1基地局装置12aから端末装置10の数「8」を受信し、導出部18で導出した第1基地局装置12aのDRCが「12」である場合、予想通信速度は「307.2(kbps)」となる。一方、第2基地局装置12bから端末装置10の数「3」を受信し、導出部18で導出した第2基地局装置12bのDRCが「10」である場合、予想通信速度は「341.3(kbps)」となる。このように、DRCが小さい基地局装置12が選択される場合もある。
比較部28は、通信対象として予想通信速度が大きい基地局装置12を選択する。制御部30は、端末装置10のタイミング等を制御する。
この構成は、ハードウエア的には、任意のコンピュータのCPU、メモリ、その他のLSIで実現でき、ソフトウエア的にはメモリのロードされた予約管理機能のあるプログラムなどによって実現されるが、ここではそれらの連携によって実現される機能ブロックを描いている。したがって、これらの機能ブロックがハードウエアのみ、ソフトウエアのみ、またはそれらの組合せによっていろいろな形で実現できることは、当業者には理解されるところである。
図3は、ハンドオフ処理を示すシーケンス図である。当該シーケンス図は、本実施例を含めたEV−DO方式でのハンドオフ処理であり、前述した基地局装置12と通信中の端末装置10の数を含んだ信号を示すために用いられる。端末装置10は、第1基地局装置12aからのパイロット信号の強度を測定する(S10)。また、第2基地局装置12bからのパイロット信号の強度も測定する(S12)。端末装置10は第1基地局装置12aを通信対象に選択し、第1基地局装置12aに「ConnectionRequest Message」を送信する(S14)。第1基地局装置12aは端末装置10に「TrafficChannelAssignment Message」を送信し(S16)、端末装置10は第1基地局装置12aに「TrafficChannelComplete Message」を送信して(S18)、端末装置10と第1基地局装置12aの間の通信回線が設定される。ここで、第1基地局装置12aは、「通信中の端末装置10の数」を「TrafficChannelAssignment Message」に含められる。
その後も端末装置10は、第1基地局装置12aからのパイロット信号の強度を測定する(S20)。また、第2基地局装置12bからのパイロット信号の強度も測定する(S22)。端末装置10は判断部34にて第2基地局装置12bも通信可能と判断した場合、第1基地局装置12aにその旨を伝えるために「RouteUpdate Message」を送信する(S24)。第1基地局装置12aは端末装置10に第2基地局装置12bも使用可能であることを示す「TrafficChannelAssignment Message」を送信し(S26)、端末装置10は第1基地局装置12aに「TrafficChannelComplete Message」を送信して(S28)、端末装置10と第2基地局装置12bも通信可能になる。ここでステップ26の「TrafficChannelAssignment Message」には、第1基地局装置12aの「通信中の端末装置10の数」と第2基地局装置12bの「通信中の端末装置10の数」を含められる。
図4は、TDMA処理を示すシーケンス図である。当該シーケンス図は、本実施例を含めたEV−DO方式でのTDMA処理であり、ひとつの基地局装置12に複数の端末装置10が接続した場合のデータ伝送を説明するために用いられる。なお端末装置10として、第1端末装置10aと第2端末装置10bが存在するとする。第1端末装置10aはネットワークサーバにデータ要求Aを出力する(S50)。また第2端末装置10bはネットワークサーバにデータ要求Bを出力する(S52)。ネットワークサーバは、これらの要求に応じたデータ転送A、Bを行う(S54)。基地局装置12は、バッファにデータAとBを書き込む(S56)。第1端末装置10aは基地局装置12にDRCを送信し(S58)、第2端末装置10bも基地局装置12にDRCを送信する(S60)。
その結果、基地局装置12はスケジューリングを行い(S62)、データ転送を行う端末装置10を決定する。ここで、基地局装置12の行うスケジューリングは、1.66ミリ秒毎に端末装置10のDRCと過去に一定期間送信した平均伝送速度の2点からデータ転送をすべき端末装置10を決定するため、短い間隔でデータ転送を行う端末装置10が入れ替わる。基地局装置12はバッファからデータBを読み出し(S64)、第2端末装置10bにデータ転送Bを行う(S66)。第1端末装置10aは基地局装置12にDRCを送信し(S68)、第2端末装置10bも基地局装置12にDRCを送信する(S70)。基地局装置12はスケジューリングを行い(S72)、基地局装置12はバッファからデータAを読み出し(S74)、第1端末装置10aにデータ転送Aを行う(S76)。
第1端末装置10aは基地局装置12にDRCを送信し(S80)、第2端末装置10bも基地局装置12にDRCを送信する(S82)。基地局装置12はスケジューリングを行い(S84)、基地局装置12はバッファからデータBを読み出し(S86)、第2端末装置10bにデータ転送Bを行う(S88)。第1端末装置10aは基地局装置12にDRCを送信し(S90)、第2端末装置10bも基地局装置12にDRCを送信する(S92)。基地局装置12はスケジューリングを行い(S94)、基地局装置12はバッファからデータAを読み出し(S96)、第1端末装置10aにデータ転送Aを行う(S98)。以上のごとく、基地局装置12に複数の端末装置10が接続されている場合、端末装置10と基地局装置12の間の無線伝搬環境のほかに、他の端末装置10によっても伝送速度が影響を受ける。
図5は、基地局装置12の選択処理を示すフローチャートである。取得部20は、各基地局装置12で接続されている端末装置10の数を取得する(S100)。導出部18は、各基地局装置12に対するDRCを導出する(S102)。計算部26は、予想通信速度を計算する(S104)。比較部28は予想通信速度が最高の基地局装置12を選択し、通信部14は当該基地局装置12とデータ通信を開始する(S106)。
図6は、ハンドオフ処理を示すフローチャートである。通信部14は所定の基地局装置12とデータ通信中にある(S120)。取得部20は、接続中の基地局装置12での端末装置10の数と他の基地局装置12での端末装置10の数を取得する(S122)。導出部18は、接続中の基地局装置12でのDRCと他の基地局装置12でのDRCを導出する(S124)。計算部26は、予想通信速度を計算する(S126)。比較部28は、他の基地局装置12での予想通信速度が、接続中の基地局装置12の予想通信速度よりも高ければ(S128のY)、ハンドオフを決定する(S130)。一方、他の基地局装置12での予想通信速度が、接続中の基地局装置12の予想通信速度よりも高くなければ(S128のN)、データ通信を続行する。
本実施の形態によれば、無線伝搬環境に加えて端末装置数を考慮して通信対象の基地局装置を選択するために、実質的な通信速度が高くなるような基地局装置を選択できる。
次に、端末装置10が待ち受け中または通信チャネルを設定する際に基地局装置12を選択する一実施例を説明する。端末装置10が、基地局装置12に接続された端末装置10の数を取得するために、基地局装置12は待ち受け中に基地局装置12から端末装置10に送信される報知情報の中に基地局装置12に接続された端末装置10の数を含めて報知する。
端末装置10は、報知情報に含まれた端末装置10の数にもとづいて待ち受ける基地局装置12を選択して切り換える(Idle Hand−off)。または、通信チャネル(Traffic Channel)を設定するためにネゴシエーションを行う際に端末装置10の数にもとづいて基地局装置12を選択する(Access Hand−off)。すなわち、待ち受け中に常に端末装置10の数の少ない基地局装置12にハンドオフを行うか、または通信チャネルを設定する際に端末装置10の数の少ない基地局装置12を選択する。
さらに、より精度を上げるために端末装置10の他に、報知情報を受信するたびに測定するパイロット信号の強度、またはそれにもとづいて導出されるDRCに使用して、基地局装置12の選択の判断を行う方がより好ましい。このようなシステムの構成によって、待ち受け中または通信チャネルを設定する際に基地局装置12に接続された端末装置10の数を考慮した基地局装置12の選択を行うので、通信の開始から通信速度が高いと予想される基地局装置12を通信対象に決定できる。
以上、本発明を実施の形態をもとに説明した。この実施の形態は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
本実施例では、「通信中の端末装置10の数」を「TrafficChannelAssignment Message」に含めた。しかしこれに限らず例えば、「通信中の端末装置10の数」を伝送するために新たな信号を定義してもよい。あるいは、通信中の基地局装置12からの「TrafficChannelAssignment Message」によって、通信中の基地局装置12の周囲に設置された他の基地局装置12での「通信中の端末装置10の数」を伝送してもよい。本変形例によっても、端末装置10に「通信中の端末装置10の数」を通知できる。あるいは専用の新たなチャネルを設けてもよい。本変形例によっても端末装置10に「通信中の端末装置10の数」を通知できる。
本発明の実施例に係る通信システムの構成を示す図である。 図1の導出部で使用されるDRCと伝送速度の対応を示す図である。 図1のハンドオフ処理を示すシーケンス図である。 図1のTDMA処理を示すシーケンス図である。 図1の基地局装置の選択処理を示すフローチャートである。 図1のハンドオフ処理を示すフローチャートである。
符号の説明
10 端末装置、 12 基地局装置、 14 通信部、 16 データ処理部、 18 導出部、 20 取得部、 22 記憶部、 24 選択部、 26 計算部、 28 比較部、 30 制御部、 32 ネットワーク、 100 通信システム。

Claims (7)

  1. 複数の通信可能な基地局装置から受信した信号にもとづいて、前記複数の通信可能な基地局装置に対する予想伝送速度をそれぞれ導出する導出手段と、
    前記複数の通信可能な基地局装置のうちのいずれかから、前記複数の通信可能な基地局装置に接続されている端末装置の数を取得する取得手段と、
    前記導出した予想伝送速度と前記取得した端末装置の数のそれぞれにもとづいて、前記複数の通信可能な基地局装置の中から通信対象とすべき基地局装置を選択する選択手段と、
    前記選択した基地局装置と通信する通信手段と、
    を含むことを特徴とする端末装置。
  2. 前記取得手段で取得した端末装置の数は、前記複数の通信可能な基地局装置のそれぞれと通信中の端末装置の数とすることを特徴とする請求項1に記載の端末装置。
  3. 前記取得手段で取得した前記複数の通信可能な基地局装置に接続されている端末装置の数は、前記複数の通信可能な基地局装置のそれぞれに対して待機中の端末装置の数をさらに含んだ端末装置の数とすることを特徴とする請求項2に記載の端末装置。
  4. 前記選択手段は、
    前記複数の通信可能な基地局装置に対して、基地局装置との間での最大の伝送速度を前記導出した予想伝送速度で除算した結果に、前記取得した端末装置の数を乗じて実行端末数を求め、前記導出した予想伝送速度を前記実行端末数で除算した比較対象の伝送速度をそれぞれ計算する計算手段と、
    前記複数の通信可能な基地局装置の比較対象の伝送速度をそれぞれ比較し、もっとも高速な比較対象の伝送速度に対応した基地局装置を前記通信対象とすべき基地局装置として選択する比較手段と、
    を含むことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の端末装置。
  5. 前記選択手段は、前記通信手段で信号を送信する場合に、前記複数の通信可能な基地局装置の中から通信対象とすべき基地局装置を選択することを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の端末装置。
  6. 前記導出した予想伝送速度と前記取得した端末装置の数をそれぞれ記憶する記憶手段をさらに含み、
    前記選択手段は、前記記憶手段に記憶された予想伝送速度と端末装置の数のそれぞれにもとづいて、前記複数の通信可能な基地局装置の中から通信対象とすべき基地局装置を選択することを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の端末装置。
  7. 複数の通信可能な基地局装置から受信した信号にもとづいて導出した前記複数の通信可能な基地局装置のそれぞれに対する予想伝送速度と、前記複数の通信可能な基地局装置のいずれかから取得した前記複数の通信可能な基地局装置のそれぞれに既に接続された端末装置の数にもとづいて、前記複数の通信可能な基地局装置の中から、通信対象とすべき基地局装置を選択することを特徴とする基地局装置選択方法。
JP2003369978A 2003-09-24 2003-10-30 基地局装置選択方法およびそれを利用した端末装置 Expired - Fee Related JP4340126B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003369978A JP4340126B2 (ja) 2003-10-30 2003-10-30 基地局装置選択方法およびそれを利用した端末装置
US10/946,368 US20050070293A1 (en) 2003-09-24 2004-09-21 Communication terminal and base station selection method
CNB2004100118480A CN1278576C (zh) 2003-09-24 2004-09-22 通信终端及基站选择方法
KR1020040076200A KR100772746B1 (ko) 2003-09-24 2004-09-23 통신 단말 및 기지국 선택 방법

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003369978A JP4340126B2 (ja) 2003-10-30 2003-10-30 基地局装置選択方法およびそれを利用した端末装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005136660A true JP2005136660A (ja) 2005-05-26
JP4340126B2 JP4340126B2 (ja) 2009-10-07

Family

ID=34647130

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003369978A Expired - Fee Related JP4340126B2 (ja) 2003-09-24 2003-10-30 基地局装置選択方法およびそれを利用した端末装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4340126B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8244258B2 (en) 2006-06-23 2012-08-14 Nec Infrontia Corporation VoIP communication control method and access point apparatus
JP2013168916A (ja) * 2012-01-20 2013-08-29 Sony Corp 情報処理装置、無線通信装置、通信システムおよび情報処理方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8244258B2 (en) 2006-06-23 2012-08-14 Nec Infrontia Corporation VoIP communication control method and access point apparatus
JP2013168916A (ja) * 2012-01-20 2013-08-29 Sony Corp 情報処理装置、無線通信装置、通信システムおよび情報処理方法
US10623982B2 (en) 2012-01-20 2020-04-14 Sony Corporation Information processing device for displaying information of base stations around predictive migration path of user

Also Published As

Publication number Publication date
JP4340126B2 (ja) 2009-10-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4255357B2 (ja) ハンドオフ制御方法およびそれを利用した無線装置
RU2372748C2 (ru) Способы и устройство для передачи с использованием множества несущих
JP3796233B2 (ja) 伝送速度変更方法およびそれを利用した基地局装置
JP2004357213A (ja) 通信手段変更方法およびそれを利用した端末装置
JP3902560B2 (ja) チャネル割当方法ならびにそれを利用した基地局装置および通信システム
JP2010245847A (ja) 無線通信装置、通信システム、通信方法及びプログラム
JP2005079720A (ja) 通信制御装置、通信装置及び通信システム
JP4317551B2 (ja) 伝送速度決定方法およびそれを利用した基地局装置、端末装置
JP4289854B2 (ja) 無線基地装置、移動端末装置、参照信号制御方法および参照信号制御プログラム
KR101121312B1 (ko) 전송 속도 결정 방법 및 그것을 이용한 기지국 장치, 단말장치, 통신 시스템
JP4340126B2 (ja) 基地局装置選択方法およびそれを利用した端末装置
JP4318731B2 (ja) 基地局装置、端末、移動通信システム及び優先度設定方法
JP2005102073A (ja) 伝送レート変更方法ならびにそれを利用した基地局装置および端末装置
JP6915721B2 (ja) ユーザ装置及び基地局による方法
CN111314036B (zh) 用于多pdcch重复发送场景的cpu占用时间确定方法及装置、存储介质、终端
TW202241174A (zh) 用於探測參考訊號之部分探測方法及其使用者設備
JP4551077B2 (ja) 通信装置
JP4544938B2 (ja) 通信装置及びその制御方法
JP2004165979A (ja) 移動通信端末装置および移動通信方法
JP2004297621A (ja) トラヒック負荷分散方法およびそれを利用した基地局装置
JP2009044565A (ja) 通信方法およびそれを利用した無線装置
JP2008136146A (ja) マルチキャリア無線通信方法および無線通信装置
JP2007019835A (ja) スケジューリング方法及び移動通信システム
JP2006246334A (ja) 送信電力制御方法ならびにそれを利用した制御装置および基地局システム
JPWO2020170352A1 (ja) 基地局装置、端末装置、及び通信システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061012

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20081203

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090120

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090316

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090630

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090703

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120710

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130710

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees