JP2005135953A - 半導体レーザモジュールおよびその製造方法 - Google Patents

半導体レーザモジュールおよびその製造方法 Download PDF

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真嗣 中村
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Abstract

【課題】ファイバグレーティングを内蔵した半導体レーザモジュールにおいて、温度変化に対する共振器長の不安定性を解消し、モードホップの起こりにくいモジュールを提供することを目的とする。
【解決手段】本発明の半導体レーザモジュールは、マウント102上に半導体レーザ101、光ファイバ103、波長選択フィルタ105、受信用受光素子106がパッシブアライメントにより組み立てられた表面実装型モジュールであり、ファイバグレーティング104は光ファイバ103の内部に形成されている。また、パッケージ108の中にこれらが組み込まれており、ペルチエ素子107は、半導体レーザ101、光ファイバ103、ファイバグレーティング104の温度を同時に制御する。
【選択図】図1

Description

本発明は、光ファイバ内にグレーティングを有する光通信用半導体レーザモジュールに関する。
光信号を用いたデータ通信技術において、半導体レーザと光ファイバを用いることにより、信号劣化が少なく、数十kmから数千kmの中・長距離送受信時にも、データ劣化が少なく高品質の通信が行えるため、一般的技術として利用されている。
半導体レーザから出射された信号光は、光ファイバに導入され、光ファイバ内を伝播することにより、所望の位置まで送信される。
その送信距離が長い場合には、光ファイバ内での波長分散により、同一信号光内での信号光の遅延が生じる。その遅延は、送信距離と送信周波数を制限している。
半導体レーザの発振波長の幅を狭くする事は、この遅延を抑制する事に有効である。その方法の一つは、半導体レーザ近傍の光ファイバ内部に、ファイバグレーティングを形成し、そのファイバグレーティングを外部共振器としてレーザ光を生成する事である。
ファイバグレーティングを内蔵した半導体レーザモジュールの従来例(例えば特許文献1参照)を、図2を用いて以下に説明する。
図2において、201は半導体レーザであり、202は半導体レーザ201を支持しているキャリアであり、203はレンズであり、204はマウントである。キャリア202とレンズ203とは、マウント204に固定されている。205は温度制御を行うペルチエ素子である。206は光ファイバであり、207はファイバグレーティングである。ファイバグレーティング207は、光ファイバ206の内部に形成されており、半導体レーザ201と同一波長の光に対し反射率を有する。208は光ファイバ206を保護する被覆であり、209は光ファイバ206を支持するフェルールであり、210はフォルダであり、211は部品201〜205を収めるパッケージである。フェルール209は、フォルダ210によりパッケージ211に固定されている。
図2の従来例では、半導体レーザ201から出射されたレーザ光が、レンズ203により集光され、光ファイバ206に導入される。半導体レーザ201の光ファイバ206側の第一の端面には反射防止用のARコートが施されていて、その反対側の第二の端面には高反射用のHRコートが施されている。半導体レーザ201では第二の端面とファイバグレーティング207により、波長の幅の狭いレーザ光が発振される。
図2の従来例の製造方法の従来例(例えば特許文献2参照)を、図3を用いて以下に説明する。
301は、被覆208を部分的に除去した剥離部であり、302は、2本の紫外線レーザ光である。
図3(a)において、予め組立てられている半導体レーザモジュールの被覆208の一部を剥離し、剥離部301を形成する。次に図3(b)において、この半導体レーザモジュールから発振されるレーザ光の波長の幅を測定しながら、2本の紫外線レーザ光302を、光ファイバ206に照射する。この時、2本の紫外線レーザ光302の干渉により、導波損失の大きな部分が、一定間隔で光ファイバ206の内部に形成される。そして、レーザ光の波長の幅が十分狭くなった時に、2本の紫外線レーザ光302の照射を止める。
最後に、剥離部301を樹脂で覆い、光ファイバ206の保護を図る。
特開2002−141607号公報 特開平11−6923号公報
図2の従来例では、ファイバグレーティング207と半導体レーザ201とが、別々の構造物に固定されている。その為、機械的に不安定である。特に温度変化に対して機械的に不安定であり、モードホップを生じ易い。ファイバグレーティング207と半導体レーザ201との間にレンズ203とパッケージ211内の雰囲気が介在し、温度変化に対する共振器長の安定性を損なっている。光ファイバ206の湾曲に伴い、偏波と共振器長が変化する事も、モードホップの原因となる。
図3の従来例では、(a)においてファイバグレーティング207を形成する時に、一旦被覆208を剥離して、光ファイバ206を露出させなければならない。この時、光ファイバ206は損傷しやすくなり、扱いが難しい。図3(b)では、光ファイバ206が固定されていない為、安定したファイバグレーティング207の形成が難しい。
そこで、本発明は、上記課題に鑑み、温度安定性に優れた半導体レーザモジュールおよび簡便で歩留まりの高い製造方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の半導体レーザモジュールは、半導体レーザと光ファイバとが同一マウント上に固定されていて、前記半導体レーザから出射されたレーザ光がレンズを介さずに前記光ファイバに導入される半導体レーザモジュールであって、前記光ファイバの内、前記マウントに固定された部分にファイバグレーティングが設置されており、前記半導体レーザからの出射光が前記ファイバグレーティングにより単モード発振光に変換されることを特徴とする。
また、本発明の別の半導体レーザモジュールは、半導体レーザと波長選択板と受信用受光素子と光ファイバとが同一マウント上に固定されていて、前記半導体レーザから出射されたレーザ光がレンズを介さずに前記光ファイバに導入され、前記光ファイバの一部に波長選択板が斜めに挿入され、その波長選択板の近傍に設置されている前記受信用受光素子に特定の受信光のみを導入する半導体レーザモジュールであって、前記光ファイバの内、前記半導体レーザと前記波長選択板との間にファイバグレーティングが設置されており、前記半導体レーザからの出射光が前記ファイバグレーティングにより単モード発振光に変換されることを特徴とする。
本発明の半導体モジュールの製造方法は、半導体レーザと光ファイバとをマウント上に固定する工程と、前記光ファイバの内、前記マウントに固定された部分に2つの互いに入射角が異なる紫外線レーザ光を照射して、前記光ファイバの一部にファイバグレーティングを形成する工程を備えている。
本発明の別の半導体モジュールの製造方法は、半導体レーザと光ファイバとをマウント上に固定する工程と、前記光ファイバにおける前記マウントに固定された部分の一部をカットし、前記カットされた部分に波長選択板を斜めに挿入する工程と、前記波長選択板の近傍における前記半導体レーザからの出射光または前記光ファイバからの光を受信できる位置に受信用受光素子を設置する工程と、前記半導体レーザと前記波長選択板との間に位置する前記光ファイバの一部に、2つの互いに入射角が異なる紫外線レーザ光を照射して、前記光ファイバの一部にファイバグレーティングを形成する工程を備えている。
本発明によれば、半導体レーザとファイバグレーティングとが同じマウントに固定されている為、レーザ発振が安定である。また、ファイバグレーティングは、マウントに固定されている為湾曲せず、偏波の変化を生じない。さらに、半導体レーザと光ファイバとの間の空間が狭くでき、レーザ発振がパッケージ内温度の変化に対して安定となる。
また、本発明の製造方法によれば、光ファイバの被覆を損なう事無くファイバグレーティングを形成できる。光ファイバの内、マウントに固定された部分にファイバグレーティングを形成するので、安定に製造できる。
(第一の実施形態)
図1は、本発明の第一の実施形態における半導体レーザモジュールの模式図である。
図1において101は半導体レーザであり、102はマウントであり、103は光ファイバである。半導体レーザ101と光ファイバ103とはマウント102に固定されている。104はファイバグレーティングであり、光ファイバ103の内部に形成されている。105は波長選択フィルタであり、106は受信用受光素子である。
マウント102上に半導体レーザ101、光ファイバ103、波長選択フィルタ105、受信用受光素子106がパッシブアライメントにより組み立てられた表面実装型モジュールである。
波長選択フィルタ105は、受信光のみを反射して受信用受光素子106に導入する機能を有する。但し、この波長は、半導体レーザ101の波長とは異なる。107は温度制御を行うペルチエ素子であり、108は部品101〜107を収めるパッケージである。109はパッケージ108の蓋であり、110は、光ファイバ103を保護する被覆である。
半導体レーザ101より出射されたレーザ光は、光ファイバ103に導入される。半導体レーザ101の光ファイバ103側の第三の端面にはARコートが施されており、その反対側の第四の端面にはHRコートが施されている。半導体レーザ101は、ファイバグレーティング104を外部共振器としてレーザ光を発振する。
ペルチエ素子107は、半導体レーザ101、光ファイバ103、ファイバグレーティング104の温度を同時に制御する。
本実施形態によれば、半導体レーザ101とファイバグレーティング104とが同じマウント102に固定されている為、レーザ発振が安定である。また、ペルチエ素子107は外部共振器を含む共振器全体の温度を制御する為、レーザ発振が安定である。ファイバグレーティング104は、マウント102に固定されている為湾曲せず、偏波の変化を生じない。また、半導体レーザ101と光ファイバ103との間の空間が狭いので、レーザ発振がパッケージ内温度の変化に対して安定となる。このことにより、モードホップを生ぜず、安定したレーザ光の送信が可能となる。また、波長選択フィルタ105および受信用受光素子106を同一パッケージ108内に収納しているため、レーザ光の送受信を同時に実現できる。
(第二の実施形態)
図4は本発明の第二の実施形態における半導体レーザモジュールの製造方法の説明図である。401は2本の紫外線レーザ光である。
図1に示したモジュールの組み立て中に、蓋109を組立てず、モジュールから発振されるレーザ光の波長の幅を測定しながら、2本の紫外線レーザ光401を、光ファイバ103に照射する。この時、2本の紫外線レーザ光401の干渉により、導波損失の大きな部分が、一定間隔で光ファイバ103の内部に形成される。そして、レーザ光の波長の幅が十分狭くなった時に、2本の紫外線レーザ光401の照射を止める。
最後に、蓋109を組立て、パッケージの封止を図る。
本実施形態によれば、2つの互いに入射角が異なる紫外線レーザ光を照射する事により、ファイバの一部に被覆110を損なう事無くファイバグレーティング104を形成できる。光ファイバ103の内、マウント102に固定された部分にファイバグレーティング104を形成するので、安定に製造できる。
本発明に係る半導体レーザモジュールは、簡便な構造でモードホップを生じない高品質の光通信が可能なモジュールとして有用である。
本発明の第一の実施形態における半導体レーザモジュールの模式図 従来の技術における半導体レーザモジュールの模式図 従来の技術における半導体レーザモジュールの製造方法の説明図 本発明の第二の実施形態における半導体レーザモジュールの製造方法の説明図
符号の説明
101 半導体レーザ
102 マウント
103 光ファイバ
104 ファイバグレーティング
105 波長選択フィルタ
106 受信用受光素子
107 ペルチエ素子
108 パッケージ
109 蓋
110 被覆
201 半導体レーザ
202 キャリア
203 レンズ
204 マウント
205 ペルチエ素子
206 光ファイバ
207 ファイバグレーティング
208 被覆
209 フェルール
210 フォルダ
211 パッケージ
301 剥離部
302 紫外線レーザ光
401 紫外線レーザ光

Claims (4)

  1. 半導体レーザと光ファイバとが同一マウント上に固定されていて、前記半導体レーザから出射されたレーザ光がレンズを介さずに前記光ファイバに導入される半導体レーザモジュールであって、
    前記光ファイバの内、前記マウントに固定された部分にファイバグレーティングが設置されており、前記半導体レーザからの出射光が前記ファイバグレーティングにより単モード発振光に変換されることを特徴とする半導体レーザモジュール。
  2. 半導体レーザと波長選択板と受信用受光素子と光ファイバとが同一マウント上に固定されていて、前記半導体レーザから出射されたレーザ光がレンズを介さずに前記光ファイバに導入され、前記光ファイバの一部に波長選択板が斜めに挿入され、その波長選択板の近傍に設置されている前記受信用受光素子に特定の受信光のみを導入する半導体レーザモジュールであって、
    前記光ファイバの内、前記半導体レーザと前記波長選択板との間にファイバグレーティングが設置されており、前記半導体レーザからの出射光が前記ファイバグレーティングにより単モード発振光に変換されることを特徴とする半導体レーザモジュール。
  3. 半導体レーザと光ファイバとをマウント上に固定する工程と、
    前記光ファイバの内、前記マウントに固定された部分に2つの互いに入射角が異なる紫外線レーザ光を照射して、前記光ファイバの一部にファイバグレーティングを形成する工程を備えた半導体レーザモジュールの製造方法。
  4. 半導体レーザと光ファイバとをマウント上に固定する工程と、
    前記光ファイバにおける前記マウントに固定された部分の一部をカットし、前記カットされた部分に波長選択板を斜めに挿入する工程と、
    前記波長選択板の近傍における前記半導体レーザからの出射光または前記光ファイバからの光を受信できる位置に受信用受光素子を設置する工程と、
    前記半導体レーザと前記波長選択板との間に位置する前記光ファイバの一部に、2つの互いに入射角が異なる紫外線レーザ光を照射して、前記光ファイバの一部にファイバグレーティングを形成する工程を備えた半導体レーザモジュールの製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2017071057A1 (zh) * 2015-10-30 2017-05-04 武汉电信器件有限公司 一种激光器与光栅耦合器的封装结构及其方法

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