JP2005135326A - 印刷制御装置とその方法及びプリンタドライバ - Google Patents

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Abstract

【課題】再プログラミングを極力少なくした形で、様々な能力のプラットフォームに適合させる印刷制御装置とその方法及びプリンタドライバを提供する。
【解決手段】所定のインターフェースを介して接続されている印刷装置を制御する印刷制御装置における方法であって、印刷制御を実行するための複数のモジュールを記憶しておき、接続されている印刷装置に応じたモジュールを指定するためのカタログファイルに記述されたモジュールが記憶されているかどうかを判定し、記憶されていると判定されると当該モジュールを読み出して実行可能にメモリに記憶し、そのモジュールを使用して印刷装置に出力する印刷データを作成する。
【選択図】図7

Description

本発明は、各種印刷条件に対応できる印刷制御装置とその方法及びプリンタドライバを提供するための技術に関する。
プリンタドライバは、色補正部、色空間変換部、二値化部、プリンタ命令出力部など様々な要素を備えている。また同じメーカのプリンタであっても、プリンタの機種毎にその仕様の細部が異なる場合は、その機種毎に機種依存モジュールが必要となる。このため従来のプリンタドライバでは、各モジュールをDLL(Dynamic Load Library)等の形式で提供し、インストール時に、必要なプリンタドライバモジュール、モデル依存モジュールをハードディスク上にインストールしていた。
各プリンタメーカは独自の色処理技術を開発し、印刷品質において、他のメーカに対して優位性を高めようとしている。そのため色処理モジュールは肥大化の一途を辿っている。また、一つのプリンタドライバで、同じメーカで製造される多くの機種のプリンタに対応する動きも見られる。また、プリンタ自体も高解像度化が進み、より多くのメモリが必要となってきている。
この事実は、演算能力やメモリを豊富に持つ、一般用途のパーソナルコンピュータ(以下、PCと略す)では問題にされることは少なくなってきた。これは、近年のPCが高速なCPUと、巨大なメモリ空間を利用できる仮想記憶システムに支えられているからである。
その一方、携帯型のコンピュータ機器も近年普及しつつある。これら携帯型のコンピュータ機器は、一般のノート型PCに比べて携帯性に優れるため、そのユーザ数も増加する傾向にあり、このような携帯型の機器を使用して印刷したいという需要も高まってきている。これら携帯型の機器は、持ち運びには便利な反面、それに搭載されるCPUの演算能力やメモリ容量は、一般のディスクトップ型のPCのそれに比べ非常に小さなものである。このため、これらの携帯機器を使用して印刷するためには、小さなメモリで稼動するプリンタドライバを再度設計、開発することを余儀なくされていた。
一方、プログラミング言語の世界では、米国Sun Microsystems社のオブジェクト指向言語Java(登録商標)が流通し始め、大型計算機、一般用PC、ワークステーションから、家庭用電化製品等の組込み用途まで様々なプラットフォーム上で、同じプログラムが利用できる環境が整い始めている。このJava(登録商標)の普及は、今までのプラットフォーム間での非互換性を解消する上で重要な役割を果たしてきている。しかし、Java(登録商標)プログラムを用いても、通常のプログラム方法では、単一のプリンタドライバで全てを網羅することは難しい。これは演算能力や搭載メモリがプラットフォームによって極端に異なることによるものである。このため、プリンタドライバが利用できるリソース量に応じて、プラットフォーム毎にプリンタドライバを設計しなければならなかった。
特開2001−251525号公報
本発明は、再プログラミングを極力少なくした形で、様々な能力のプラットフォームに適合させる印刷制御装置とその方法及びプリンタドライバを提供するものである。
本発明に係る印刷制御装置は、以下のような構成を備える。即ち、
所定のインターフェースを介して接続されている印刷装置を制御する印刷制御装置であって、
印刷制御を実行するための複数のモジュールを記憶する記憶手段と、
前記接続されている印刷装置に応じたモジュールを指定するためのカタログファイルを取得する取得手段と、
前記取得手段により取得した前記カタログファイルに記述されたモジュールが前記記憶手段に記憶されているかどうかを判定し、記憶されていると判定されると当該モジュールを読み出して実行可能にメモリに記憶する手段と、
前記実行可能に記憶されたモジュールを使用して前記印刷装置に出力する印刷データを作成するデータ処理手段とを有することを特徴とする。
本発明に係る印刷制御方法は、以下のような工程を備える。即ち、
所定のインターフェースを介して接続されている印刷装置を制御する印刷制御方法であって、
前記接続されている印刷装置に応じたモジュールを指定するためのカタログファイルを取得する取得工程と、
前記取得工程で取得した前記カタログファイルに記述されたモジュールが、印刷制御を実行するための複数のモジュールを記憶する記憶装置に記憶されているかどうかを判定し、記憶されていると判定されると当該モジュールを読み出して実行可能にメモリに記憶する工程と、
前記実行可能に記憶されたモジュールを使用して前記印刷装置に出力する印刷データを作成するデータ処理工程とを有することを特徴とする。
本発明に係るプリンタドライバは、以下のような工程を備える。即ち、
所定のインターフェースを介して接続されている印刷装置を制御するプリンタドライバであって、
前記接続されている印刷装置に応じたモジュールを指定するためのカタログファイルを取得する取得工程と、
前記取得工程で取得した前記カタログファイルに記述されたモジュールが、印刷制御を実行するための複数のモジュールを記憶する記憶装置に記憶されているかどうかを判定し、記憶されていると判定されると当該モジュールを読み出して当該プリンタモジュールのモジュールとして記憶する記憶工程と、
前記記憶工程で記憶されたモジュールを使用して、アプリケーションから受け取った画像データを処理し前記印刷装置に出力する印刷データを作成するデータ処理工程とを有することを特徴とする。
本発明によれば、プラットフォームと印刷装置に依存する最小限のモジュールを作成してカタログファイルに登録するだけで、各種印刷装置に対応する印刷制御を実行することができる。
以下、添付図面を参照して本発明の好適な実施の形態を詳しく説明する。尚、以下に説明する本発明の実施の形態の概要を簡単に説明すると以下のようになる。
主記憶の記憶容量或は二次記憶の記憶容量が豊富な環境では、全てのファイルセットを二次記憶上におけば、プリンタドライバの全機能が有効になる。これに対して記憶容量の少ない環境では、その環境に必要なファイルのみを二次記憶上に置けば、プリンタドライバは自動的にロード可能なファイルを選択し、必要な機能のみを実現したドライバが実行される。具体的には、プリンタドライバを、本体、各種処理モジュール、対象プラットフォーム依存モジュールに分けた上で該当プラットフォームの二次記憶上に格納しておき、各モジュールをドライバ本体がプラットフォームの能力に合わせて選択し、自動的にロードする。これにより、必要最低限のモジュールをプラットフォームの二次記憶上に格納しておくだけで、プラットフォームに合わせたプリンタドライバが構成できる。
本実施の形態に係るプリンタドライバは以下の要素から構成される。
・プリンタドライバローダ
・プリンタドライバ本体(デフォルトPlug-Inを含む)
・Plug-Inモジュール
・Plug-Inカタログファイル
このうち、Plug-Inモジュールは必要に応じた個数を用意できることとする。
Plug−Inカタログファイルは、どのようなPlug-Inが、そのシステムに用意されているかを記述するテキストファイルである。
プリンタドライバの初期化時にPlug-Inカタログを参照し、そのカタログの中からロードすべきPlug-Inモジュール名を取得する。プリンタドライバの初期化部は、二次記憶中にロードすべきモジュールが存在するかどうかを調査し、存在しない場合は、プリンタドライバの内蔵Plug-Inモジュールを使用する。存在する場合は、Plug-InモジュールをロードしてPlug-Inモジュールを初期化する。
以下、詳しく説明する。
図1は、本発明の一実施の形態を説明する図で、情報処理装置101と印刷装置102とが、例えばセントロニクスインターフェースやUSB(Universal Serial Bus)などのインターフェースにより接続されていることを前提としている。
図2は、本実施の形態に係る情報処理装置100で稼動するソフトウェアの構成を示すブロック図である。
アプリケーション201は、ユーザから印刷を要求されると、描画命令や印刷指令をレンダリングエンジン202に渡す。レンダリングエンジン202は、描画命令を実行し、印刷装置102で利用可能な解像度でレンダリングを行う。本実施の形態では、レンダリングとは、描画命令を所定のビットマップイメージに変換することを指すものとする。プリンタドライバ203は、レンダリングエンジン202から受け取ったビットマップデータを、プリンタ用命令、プリンタ用のプリントデータに変換し、入出力インターフェース204を通じて印刷装置(プリンタ)102に送信する。
図3は、標準的なプリンタドライバの構成を示すブロック図である。
プリンタドライバ本体は、色補正、色変換、量子化及びプリンタ命令生成といった4つのモジュール301〜304を呼び出す。色補正モジュール301は、受け取ったRGBデータを、対象プリンタで印刷を行ったときに、より美しい印刷品質を得るために行う色補正処理である。色変換モジュール302は、受け取ったRGBデータを、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックからなるCMYKデータに変換する色変換モジュールである。量子化モジュール303は、CMYKの多値(典型的にはCMYK各色8ビット、それぞれ256段階)を、印刷対象の印刷装置で表現可能な1〜4ビットの値に変換するためのモジュールで二値化モジュールとも呼ばれる。プリンタ命令生成モジュール304は、量子化されたデータを受け取り、印刷装置が実行可能なプリンタ命令、プリンタデータを生成するモジュールである。
従来では、出力結果の品質を高めるために、特に色補正、色変換、量子化モジュールの処理が複雑化し、モジュールの多さも巨大化しつつあった。
図4は、本実施の形態に係る情報処理装置101の構成を説明するブロック図である。
410は、この情報処理装置101全体の動作を制御するCPUである。RAM411は、CPU410による制御を実行させるためのプログラムを記憶しているとともに、CPU410による制御動作時に、各種データを一時的に保存するワークエリアとしてのメモリ領域を提供している。412は表示部で、後述するユーザインターフェースなどを表示する。413はネットワークインターフェース(I/F)で、LANやインターネット等を介して通信を行うことができる。414は入力部で、例えばキーボードや、マウスなどのポインティングデバイスを含んでいる。HD(大容量記憶装置)425は、CPU410により実行されるOS420,各種アプリケーションソフトウェア421や、プリンタドライバ422などのプログラム、更には後述するプラグインモジュール423が予めインストールされており、これらは実行時に、RAM411にロードされてCPU410により実行される。416はI/Oインターフェースで、例えばUSBやIEEE1394などのインターフェースを含み、各種入出力デバイス(例えば前述の印刷装置102)とのインターフェース制御を行っている。430はこれらを接続するシステムバスである。
[実施の形態1]
図5は、本発明の実施の形態に係るプリンタドライバ203の機能構成を示すブロック図である。
この実施の形態1では、プリンタドライバ203の初期化の際にプラグイン(Plug-In)カタログファイル402を参照して、HD425からロードすべきPlug-Inモジュールを決定してRAM411にロードする。
ここでは、プリンタドライバ本体401と、ロード対象であるPlug-In 1色補正モジュール403、Plug-In 2色空間変換モジュール404、Plug-In 3二値化モジュール405及びPlug-In 4プリンタ命令生成モジュール406が示されている。
図6は、このPlug-Inカタログファイル402の一例を示す図で、プリンタドライバ203で使用されるモジュールを列挙したテキストファイルである。なお、このPlug-Inカタログファイル402は、接続されているプリンタ102の仕様に基づいてユーザが作成して入力部414により入力しても良く、或は接続されているプリンタ102の仕様に基づいて自動的に作成されて提供されても良い。また或は、インターフェースを介してプリンタ102から提供されても良い。
各モジュールがプリンタドライバのどの位置にロードされるかは、カタログファイルのPlug-In番号(Plug-In 1,Plug-In 2等)で指定する。各Plug-In番号の下欄には、ロードされるモジュール名が記されている。
図6の例では、ロードすべきPlug-Inモジュールとして、Plug-In 1色補正モジュール403の「PrinterColorMatching.class」、Plug-In 2色空間変換モジュール404の「RGBtoCMYK.class」、Plug-In 3二値化モジュール405の「Halftone.class」及びPlug-In 4プリンタ命令生成モジュール406の「DefaultPlugIn4.class」が記述されている。
図7は、本実施の形態に係るプリンタドライバ203の初期化手順を示すフローチャートである。
このプリンタドライバ203は、ステップS1で初期化処理に入るとステップS2に進み、カタログファイル402の参照処理を実行する。
図8は、このステップS2のカタログファイル402の参照処理を説明するフローチャートである。
図8において、先ずステップS11で、プリンタドライバに必要なカタログファイル402が存在するかを調査し、存在しなければステップS15に進んでエラー処理に入る。存在する場合はステップS12に進み、必要なモジュールリストをカタログファイルから検索し、ステップS13で、必要なモジュールリストを作成し、そのモジュールリストをプリンタドライバ203へ通知する(ステップS14)。
ここで、プリンタドライバ203を示す図7のステップS3に戻り、モジュールリストからモジュールを一個ずつ取り出す。ステップS4で、対応するモジュールファイルが存在するときはステップS5で、そのモジュール名を有するPlug-Inモジュールをロードする。そしてステップS6で、そのPlug-Inモジュールをオブジェクトとして初期化する。
一方、ステップS4でモジュールファイルが存在しないときはステップS10に進み、プリンタドライバ203に組み込まれた標準Plug-Inモジュールを指定してステップS6に進み、Plug-Inモジュールをオブジェクトとして初期化する。
そしてステップS7に進み、そのPlug-Inモジュールを、プリンタドライバ203が持つメンバ変数として格納する。これにより、これ以降、モジュールの呼び出しは、このメンバ変数にアクセスすることにより行われる。そしてステップS8に進み、その取り出したPlug-Inモジュールを、そのリストから削除する。そしてステップS9で、そのリストの全てモジュールに対する処理が終了したかを調べ、全てのモジュールに対する処理が終了していないときはステップS3に戻って前述の処理を繰り返すが、リストが空になって、リストアップされた全てのモジュールに対する処理が終了すると、この処理を終了する。
このようにステップS3〜S9の処理は、モジュールリストが空になるまで繰り返されるため、全てのモジュールが初期化される。ここで、見つからないモジュールはロードされず、ステップS10で、プリンタドライバ203に組み込まれたデフォルトの標準Plug-Inが使用される。この標準Plug-Inは、各Plug-Inに対して定義された最低限の処理を行うモジュールである。
図6に示すPlug-Inカタログファイルの例では、Plug-In 4として、プリンタドライバ内蔵のデフォルトの標準Plug-In「DefaultPlug-In4」を指定している。このような標準Plug-Inによる処理は、例えば色補正の場合では何も処理を行わず、受け取ったRGBデータをそのままプリンタドライバ203へ返すものである。この様に、Plug-Inカタログ402に含まれないPlug-Inモジュールは、そのプリンタドライバ内臓の標準Plug-Inで代用される。従って、利用できるリソースが少ない環境では、高度の処理を行うPlug-Inモジュールを置かないことにより、最低限の処理だけを行うコンパクトなプリンタドライバ203を構成することができる。
また、情報処理装置101及び印刷装置102の能力に応じて、それに適合したPlug-InモジュールをPlug-Inカタログ402としてリストアップすることにより、その能力に応じた最適なプリンタドライバ203を、プリンタドライバ203本体を改変することなくスケーラブルに構築することができる。
[実施の形態2]
次に本発明の実施の形態2について説明する。尚、この実施の形態2に係るハードウェア構成は前述の実施の形態1の場合と同様であるため、その説明を省略する。
図9は、実施の形態2に係るPlug-Inカタログファイル402の一例を説明する図である。
この例では、印刷対象のプリンタの機種毎に、プリンタドライバで使用されるモジュールを列挙されている。即ち、900は、機種「BFJ850」のプリンタ用のPlug-Inモジュールを示し、901は900は、機種「BFJ600」のプリンタ用のPlug-Inモジュールを示している。
図10は、本実施の形態2に係るプリンタドライバ203の初期化手順を示すフローチャートである。
このプリンタドライバ203は、ステップS21で初期化処理に入るとステップS22に進み、カタログファイル402の参照処理を実行する。
図11は、このステップS22のカタログファイル402の参照処理を説明するフローチャートである。
図11において、先ずステップS31で、そのカタログファイル402に、アプリケーションから指定されたプリンタの機種名に該当するプラグインモジュールが記述されているかどうかを調査し、存在しなければステップS35に進んでエラー処理に入る。その機種名が記述されているときはステップS32に進み、その機種に必要なモジュールリストをカタログファイルから検索し、ステップS33で、その機種に必要なモジュールリストを作成し、そのモジュールリストをプリンタドライバ203へ通知する(ステップS34)。
ここで、プリンタドライバ203を示す図10のステップS23に戻り、モジュールリストからモジュールを一個ずつ取り出す。ステップS24で、対応するモジュールファイルが存在するときはステップS25で、そのモジュール名を有するPlug-InモジュールをHD415からRAM411にロードする。そしてステップS26で、そのPlug-Inモジュールをオブジェクトとして初期化する。
一方、ステップS24でモジュールファイルが存在しないときはステップS30に進み、プリンタドライバ203に組み込まれた標準Plug-Inモジュールを指定してステップS26に進み、Plug-Inモジュールをオブジェクトとして初期化する。
そしてステップS27に進み、そのPlug-Inモジュールを、プリンタドライバ203が持つメンバ変数として格納する。これにより、これ以降、モジュールの呼び出しは、このメンバ変数にアクセスすることにより行われる。そしてステップS28に進み、その取り出したPlug-Inモジュールを、そのリストから削除する。そしてステップS29で、そのリストの全てモジュールに対する処理が終了したかを調べ、全てのモジュールに対する処理が終了していないときはステップS23に戻って前述の処理を繰り返すが、リストが空になって、リストアップされた全てのモジュールに対する処理が終了すると、この処理を終了する。
このようにステップS23〜S29の処理は、その機種に対応するモジュールリストが空になるまで繰り返されるため、全てのモジュールが初期化される。ここで、見つからないモジュールはロードされず、ステップS30で、プリンタドライバ203に組み込まれたデフォルトの標準Plug-Inが使用される。この標準Plug-Inは、各Plug-Inに対して定義された最低限の処理を行うモジュールである。
図12は、カタログファイル402から対応する機種名を抽出する処理を説明するフローチャートである。
新たな対象プリンタ機種を増やす場合は、その機種用のPlug-Inを開発(或は既存のモジュールを流用)した上で、カタログファイル402に追加すれば自動的に、新たなプリンタ機種に対応したプリンタドライバが構築される。
図12において、ステップS41で、カタログファイル402が存在するかを調べ、存在しないときはステップS47に進んで、エラー処理を行う。ステップS41で、カタログファイル402が存在する時はステップS42に進み、そのカタログファイル402から1行を読み込む。その行において、「[」と「]」とで囲まれた文字列(図9参照)が存在するときはステップS43からステップS44に進み、その「[」で「]」で囲まれた文字列をプリンタの機種名として、リストに追加する。そしてステップS45で、カタログファイル402の最後になるまでステップS42〜S45の処理を繰り返し、そのモジュールリストをプリンタドライバ203のオブジェクトに返す。
以上説明したように本実施の形態によれば、Java(登録商標)などのマルチプラットフォームで利用できる実行環境を用いることにより、マルチプラットフォーム間で同一のプリンタドライバを利用できる。これにより開発者は、プラットフォームとプリンタ機種に依存する最小限のモジュールを作成し、テキストファイルであるPlug-Inカタログに登録するだけで、プリンタドライバ本体に何ら改変を加えることなく、対象プラットフォームに適合したプリンタドライバを構成することができる。
また、カタログファイルをテキストファイルとして定義することにより、特定のPlug-Inモジュールを別のPlug-Inモジュールに置き換えることも容易である。
[他の実施の形態]
本発明は、上述した実施の形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムをコンピュータ又はCPUに供給し、そのコンピュータ又はCPUが該供給されたプログラムを読出して実行することによって、その目的を達成することができる。
この場合、上記プログラムは、該プログラムを記録した記憶媒体から直接に供給されるか、又はインターネット、商用ネットワーク、若しくはローカルエリアネットワーク等に接続される不図示の他のコンピュータやデータベース等からダウンロードすることにより供給される。
上記プログラムの形態は、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラムコード、OS(オペレーティングシステム)に供給されるスクリプトデータ等の形態から成ってもよい。
また、本発明は、上述した実施の形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムを記憶した記憶媒体をコンピュータ又はCPUに供給し、そのコンピュータ又はCPUが記憶媒体に記憶されたプログラムを読出して実行することによっても、達成することができる。
この場合、格納媒体から読出されたプログラムコード自体が上述した各実施の形態の機能を実現すると共に、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成する。
プログラムコードを記憶する記憶媒体としては、例えば、ROM、RAM、NV−RAM、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク(登録商標)、光磁気ディスク、CD−ROM、MO、CD−R、CD−RW、DVD−ROM、DVD−RAM、DVD−RW、DVD+RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード等がある。
上述した実施の形態の機能は、コンピュータから読出されたプログラムコードを実行することによるばかりでなく、コンピュータ上で稼動するOS等がプログラムコードの指示に基づいて実際の処理の一部又は全部を行うことによっても実現することができる。
本発明の実施の形態に係る情報処理装置と印刷装置との接続を示す図である。 本実施の形態に係る情報処理装置で稼動するソフトウェアの構成を示すブロック図である。 標準的なプリンタドライバの構成を表す図である。 本実施の形態に係る情報処理装置の構成を示すブロック図である。 本実施の形態に係るプリンタドライバの構成図である。 本発明の実施の形態1に係るカタログファイルの一例を示す図である。 本発明の実施の形態1に係るプリンタドライバの初期化手順を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態1に係るプリンタドライバの初期化手順におけるカタログファイルの参照処理を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態2に係るカタログファイルの一例を示す図である。 本発明の実施の形態2に係るプリンタドライバの初期化手順を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態2に係るプリンタドライバの初期化手順におけるカタログファイルの参照処理を示すフローチャートである。 実施の形態2に係るカタログファイルから対応する機種名を抽出する処理を説明するフローチャートである。

Claims (15)

  1. 所定のインターフェースを介して接続されている印刷装置を制御する印刷制御装置であって、
    印刷制御を実行するための複数のモジュールを記憶する記憶手段と、
    前記接続されている印刷装置に応じたモジュールを指定するためのカタログファイルを取得する取得手段と、
    前記取得手段により取得した前記カタログファイルに記述されたモジュールが前記記憶手段に記憶されているかどうかを判定し、記憶されていると判定されると当該モジュールを読み出して実行可能にメモリに記憶する手段と、
    前記実行可能に記憶されたモジュールを使用して前記印刷装置に出力する印刷データを作成するデータ処理手段と、
    を有することを特徴とする印刷制御装置。
  2. 前記複数のモジュールは、少なくとも色補正、色空間変換、二値化及びプリンタ命令生成モジュールのいずれかを含むことを特徴とする請求項1に記載の印刷制御装置。
  3. 前記取得手段により取得した前記カタログファイルに記述されたモジュールが前記記憶手段に記憶されてないと判定されると、デフォルトの代替機能を使用することを特徴とする請求項1又は2に記載の印刷制御装置。
  4. 前記カタログファイルは、色補正、色空間変換、二値化及びプリンタ命令生成モジュールの少なくともいずれかを指示していることを特徴とする請求項2に記載の印刷制御装置。
  5. 前記カタログファイルは、前記接続されている印刷装置の機種名に対応したモジュール名を指示していることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の印刷制御装置。
  6. 所定のインターフェースを介して接続されている印刷装置を制御する印刷制御方法であって、
    前記接続されている印刷装置に応じたモジュールを指定するためのカタログファイルを取得する取得工程と、
    前記取得工程で取得した前記カタログファイルに記述されたモジュールが、印刷制御を実行するための複数のモジュールを記憶する記憶装置に記憶されているかどうかを判定し、記憶されていると判定されると当該モジュールを読み出して実行可能にメモリに記憶する工程と、
    前記実行可能に記憶されたモジュールを使用して前記印刷装置に出力する印刷データを作成するデータ処理工程と、
    を有することを特徴とする印刷制御方法。
  7. 前記複数のモジュールは、少なくとも色補正、色空間変換、二値化及びプリンタ命令生成モジュールのいずれかを含むことを特徴とする請求項6に記載の印刷制御方法。
  8. 前記取得工程で取得した前記カタログファイルに記述されたモジュールが前記記憶装置に記憶されてないと判定されると、デフォルトの代替機能を使用することを特徴とする請求項6又は7に記載の印刷制御方法。
  9. 前記カタログファイルは、色補正、色空間変換、二値化及びプリンタ命令生成モジュールの少なくともいずれかを指示していることを特徴とする請求項7に記載の印刷制御方法。
  10. 前記カタログファイルは、前記接続されている印刷装置の機種名に対応したモジュール名を指示していることを特徴とする請求項6乃至9のいずれか1項に記載の印刷制御方法。
  11. 所定のインターフェースを介して接続されている印刷装置を制御するプリンタドライバであって、
    前記接続されている印刷装置に応じたモジュールを指定するためのカタログファイルを取得する取得工程と、
    前記取得工程で取得した前記カタログファイルに記述されたモジュールが、印刷制御を実行するための複数のモジュールを記憶する記憶装置に記憶されているかどうかを判定し、記憶されていると判定されると当該モジュールを読み出して当該プリンタモジュールのモジュールとして記憶する記憶工程と、
    前記記憶工程で記憶されたモジュールを使用して、アプリケーションから受け取った画像データを処理し前記印刷装置に出力する印刷データを作成するデータ処理工程と、
    を有することを特徴とするプリンタドライバ。
  12. 前記複数のモジュールは、少なくとも色補正、色空間変換、二値化及びプリンタ命令生成モジュールのいずれかを含むことを特徴とする請求項11に記載のプリンタドライバ。
  13. 前記取得工程で取得した前記カタログファイルに記述されたモジュールが前記記憶装置に記憶されてないと判定されると、当該プリンタドライバが有するデフォルトの代替機能モジュールを使用することを特徴とする請求項11又は12に記載のプリンタドライバ。
  14. 前記カタログファイルは、色補正、色空間変換、二値化及びプリンタ命令生成モジュールの少なくともいずれかを指示していることを特徴とする請求項12に記載のプリンタドライバ。
  15. 前記カタログファイルは、前記接続されている印刷装置の機種名に対応したモジュール名を指示していることを特徴とする請求項11乃至14のいずれか1項に記載のプリンタドライバ。
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