JP2005134511A - 光学装置 - Google Patents

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Abstract

【構成】 ズームトラッキング曲線は、所定位置から基準被写体を捉えた特定状態でズームレンズを最大ストロークにわたって移動させたときのフォーカスレンズの合焦点の変化を示す。ズームレンズを最大ストロークよりも短いズームストロークにわたって移動させるとき、フォーカスレンズの位置は、ズームトラッキング曲線に従って調整される。ズームストロークを補正するとき、CPUは、特定状態でAF処理を実行して、ワイド側端部位置Wdおよびテレ側端部位置Tdにそれぞれ対応する2つの合焦点FdwおよびFdtを検出する。CPUはさらに、検出された合焦点FdwおよびFdtの差分ΔFdに対応するオフセットΔZを特定し、特定されたオフセットΔZに従ってワイド側端部位置Wdを補正する。この結果、実ズームストロークは、想定ズームストロークとほぼ一致する。
【効果】 個体間でのズームストロークのずれを抑えることができる。
【選択図】 図2

Description

この発明は、光学装置に関し、特にたとえばカメラに適用され、ズームレンズおよびフォーカスレンズの間隔を調整する、光学装置に関する。
ズームレンズの中には、実際にズーム処理に使用されるストロークつまりズームストロークよりも長いストロークが準備されたレンズがある。このようなズームレンズでは、準備されたストロークを超えない範囲でズームストロークを任意に設定することができる。換言すれば、ワイド側端部位置およびテレ側端部位置を、限界を超えない範囲で任意に設定することができる。
しかし、このような任意性を有する結果、ズームストロークに個体差が生じてしまうという問題があった。つまり、ストロークの長さは個体間で一致するものの、ワイド側端部位置およびテレ側端部位置が個体間でずれるという問題があった。
それゆえに、この発明の主たる目的は、個体間でのズームストロークのずれを抑えることができる、ズームレンズ装置を提供することである。
請求項1の発明に従う光学装置は、所定位置から基準被写体を捉えた特定状態でズームレンズを第1距離にわたって移動させたときのフォーカスレンズの合焦点の変化を示す変化特性データを保持し、ズームレンズを第1距離よりも短い第2距離にわたって移動させるとき変化特性データに基づいてフォーカスレンズの位置を調整する光学装置において、第2距離に相当する範囲に属する複数の位置を指定する指定手段、指定手段によって指定された複数の位置にそれぞれ対応する複数の合焦点を特定状態で検出する検出手段、および検出手段によって検出された複数の合焦点に基づいて第2距離の基準位置を補正する補正手段を備えることを特徴とする。
変化特性データは、所定位置で基準被写体を捉えた特定状態でズームレンズを第1距離にわたって移動させたときのフォーカスレンズの合焦点の変化を示す。ズームレンズを第1距離よりも短い第2距離にわたって移動させるとき、フォーカスレンズの位置は、かかる変化特性データに基づいて調整される。指定手段によって第2距離に相当する範囲に属する複数の位置が指定されると、検出手段は、指定された複数の位置にそれぞれ対応する複数の合焦点を特定状態で検出する。補正手段は、検出された複数のデータ値に基づいて第2距離の基準位置を補正する。
第2距離に相当する範囲に属する複数の位置に対応する合焦点を特定状態で検出することによって、この範囲と変化特性データとの相対的な位置関係が認識される。この結果、第2距離の基準位置を所望の位置に設定でき、個体間でのズームストロークのずれを抑えることが可能となる。
請求項2の発明に従う光学装置は、請求項1に従属し、補正手段は、複数のデータ値に所定演算を施す演算手段、および演算手段によって求められた演算値が目標値と一致する方向に基準位置を補正する補正実行手段を含む。これによって、基準位置の正確な補正が可能となる。

請求項3の発明に従う光学装置は、請求項2に従属し、指定手段は2つの位置を指定し、演算手段は2つのデータ値に引き算を施す。
請求項4の発明に従う光学装置は、請求項2または3に従属し、補正手段は、複数の数値範囲にそれぞれ割り当てられた複数の補正量を保持する補正量保持手段、および演算値が属する数値範囲に割り当てられた補正量を補正量保持手段から検出する補正量検出手段をさらに含み、補正実行手段は、補正量検出手段によって検出された補正量に従って基準位置を補正する。予め複数の補正量を準備し、演算値に関連する補正量を検出することによって、補正に要する時間を短縮することができる。
請求項5の発明に従う光学装置は、請求項1ないし4のいずれかに従属し、イメージセンサをさらに備え、検出手段は、イメージセンサから出力された画像信号の高周波成分に基づいて合焦点を検出する。これによって、合焦点を正確に検出することができる。
請求項6の発明に従う光学特性調整方法は、所定位置から基準被写体を捉えた特定状態でズームレンズを第1距離にわたって移動させたときのフォーカスレンズの合焦点の変化を示す変化特性データを保持し、ズームレンズを第1距離よりも短い第2距離にわたって移動させるとき変化特性データに基づいてフォーカスレンズの位置を調整する光学装置の光学特性調整方法であって、(a)第2距離に相当する範囲に属する複数の位置を指定し、(b)ステップ(a)によって指定された複数の位置にそれぞれ対応する複数の合焦点を特定状態で検出し、そして(c)ステップ(b)によって検出された複数の合焦点に基づいて第2距離の基準位置を補正する。
請求項1と同様、第2距離に相当する範囲に属する複数の位置に対応する合焦点を特定状態で検出することによって、この範囲と変化特性データとの相対的な位置関係が認識される。この結果、第2距離の基準位置を所望の位置に設定でき、個体間でのズームストロークのずれを抑えることが可能となる。
請求項7の発明従う光学特性調整プログラムは、所定位置から基準被写体を捉えた特定状態でズームレンズを第1距離にわたって移動させたときのフォーカスレンズの合焦点の変化を示す変化特性データを保持し、ズームレンズを第1距離よりも短い第2距離にわたって移動させるとき変化特性データに基づいてフォーカスレンズの位置を調整する光学装置のプロセサによって実行される光学特性調整プログラムであって、第2距離に相当する範囲に属する複数の位置を指定する指定ステップ、指定ステップによって指定された複数の位置にそれぞれ対応する複数の合焦点を特定状態で検出する検出ステップ、および検出手段によって検出された複数の合焦点に基づいて第2距離の基準位置を補正する補正ステップを備える。
請求項1と同様、第2距離に相当する範囲に属する複数の位置に対応する合焦点を特定状態で検出することによって、この範囲と変化特性データとの相対的な位置関係が認識される。この結果、第2距離の基準位置を所望の位置に設定でき、個体間でのズームストロークのずれを抑えることが可能となる。
この発明によれば、第2距離に相当する範囲に属する複数の位置に対応する合焦点を特定状態で検出することによって、この範囲と変化特性データとの相対的な位置関係が認識される。この結果、第2距離の基準位置を所望の位置に設定でき、個体間でのズームストロークのずれを抑えることが可能となる。
この発明の上述の目的,その他の目的,特徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳細な説明から一層明らかとなろう。
図1を参照して、この実施例のディジタルビデオカメラ10は、ズームレンズ12,フォーカスレンズ14および絞りユニット16を含む。被写界の光学像は、これらの部材を通してイメージセンサ18の受光面つまり撮像面に照射される。撮像面では、光電変換によって被写界の光学像に対応する電荷つまり生画像信号が生成される。
スルー画像処理つまり被写界のリアルタイム動画像をLCDモニタ38に表示する処理を実行するとき、CPU50は、絞りの開放をドライバ24に命令し、プリ露光および間引き読み出しの繰り返しをドライバ26に命令する。ドライバ24は、絞りユニット16の絞り量を開放し、ドライバ26は、イメージセンサ18のプリ露光とこれによって生成された生画像信号の間引き読み出しとを繰り返し実行する。プリ露光および間引き読み出しは、1/30秒毎に発生する垂直同期信号に応答して実行される。これによって、被写界の光学像に対応する低解像度の生画像信号が、30fpsのフレームレートでイメージセンサ18から出力される。
出力された各フレームの生画像信号は、CDS/AGC/AD回路28によってノイズ除去,レベル調整およびA/D変換の一連の処理を施され、これによってディジタル信号である生画像データが得られる。信号処理回路30は、CDS/AGC/AD回路28から出力された生画像データに白バランス調整,色分離,YUV変換などの処理を施し、YUV形式の画像データを生成する。生成された画像データはメモリ制御回路32によってSDRAM34に書き込まれ、その後同じメモリ制御回路32によって読み出される。ビデオエンコーダ36は、メモリ制御回路32によって読み出された画像データをNTSCフォーマットに従うコンポジットビデオ信号に変換し、変換されたコンポジットビデオ信号をLCDモニタ38に与える。この結果、被写界のスルー画像がモニタ画面に表示される。
スルー画像が表示されている状態でズームキー56が操作されると、CPU50は、ズームレンズ12の駆動をドライバ20に命令する。ズームレンズ12は、ドライバ20によって光軸方向に移動する。CPU50はまた、ズームレンズ12の移動によってフォーカスがぼけるのを防止するために、フォーカスレンズ14の駆動をドライバ22に命令する。これによって、フォーカスレンズ14もまた光軸方向に移動する。なお、フォーカスレンズ14の移動先は、フラッシュメモリ60に記憶されたズームトラッキング曲線のデータ(後段で詳述)を参照して特定される。
シャッタボタン54が半押しされると、CPU50は、AE処理およびAF処理を行う。AE処理は、次の要領で実行される。信号処理回路30によって生成された画像データのうちYデータは、輝度評価回路46に与えられる。輝度評価回路46は、画面上に複数の測光エリアを割り当て、各々の測光エリアに属するYデータを1フレーム期間毎に積分する。CPU50は、複数の測光エリアでそれぞれ求められた複数の輝度評価値(積分値)を垂直同期信号に応答して取り込み、ドライバ26に設定されたプリ露光時間および絞りユニット16の絞り量をかかる輝度評価値に基づいて調整する。
AF処理は、次の要領で実行される。フォーカス評価回路48では、信号処理回路30によって生成されたYデータの高域周波数成分が1フレーム期間毎に積算される。これによって、フォーカス評価値(合焦度)が1フレームに1回の割合で求められる。CPU50は、フォーカス評価回路48から出力されたフォーカス評価値を垂直同期信号に応答して取り込み、これに基づいてドライバ22を駆動する。この結果、フォーカスレンズ14が合焦点に設定される。
シャッタボタン54が全押しされると、CPU50によって画像記録処理が実行される。CPU50はまず、本露光および全画素読み出しをドライバ26に命令する。ドライバ26は、イメージセンサ18の本露光とこれによって生成された生画像信号の全画素読み出しとを1回ずつ実行する。これによって、被写界の光学像に対応する高解像度の生画像信号が、30fpsのフレームレートでイメージセンサ18から出力される。出力された生画像信号は上述と同様の処理によってYUV形式の画像データに変換され、変換された画像データはメモリ制御回路32によってSDRAM34に書き込まれる。
CPU50はまた、画像圧縮命令をJPEGコーデック40に向けて発行する。JPEGコーデック40は、メモリ制御回路32を通してSDRAM34から1フレームの画像データを読み出し、読み出された画像データにJPEG圧縮を施し、そして圧縮画像データつまりJPEGデータをメモリ制御回路32を通してSDRAM34に書き込む。CPU50はさらに、メモリ制御回路32を通してSDRAM34からJPEGデータを順次読み出し、読み出されたJPEGデータを含む画像ファイルをI/F回路42を通して記録媒体44に記録する。このような画像記録処理が完了すると、上述のスルー画像処理が再開される。
図2を参照して、ズームトラッキング曲線は、所定位置から基準被写体を捉えた状態でズームレンズ14を光軸方向に移動させたときにフォーカスレンズ14の合焦点がどのように変化するかを表した曲線である。ただし、CPU50が想定しているズームストロークつまり想定ズームストロークは、ズームレンズ12の最大ストロークよりも長い。このため、想定ズームストロークのワイド側端部位置Wsおよびテレ側端部位置Tsは、製造段階で決定される。
この端部位置WsおよびTsの決定にあたっては、ズームレンズ12の近傍に設けられたズームスイッチ52の出力が参照される。ズームスイッチ52の出力は、ズームレンズ12をテレ側に向けて移動させたとき、或る位置でLレベルからHレベルに変化する。このレベル変化が発生したレンズ位置からワイド側に距離Zsを隔てた位置が、理想的にはワイド側端部位置Wsとされる。
しかし、実際には、ズームスイッチ52の位置ずれやズームレンズ12の光学的ずれによって、想定されたワイド側端部位置Wsと実際に検出されるワイド側端部位置Wdとの間に、オフセットΔZが生じる。ズームストロークの長さは固定であるため、想定されたテレ側端部位置Tsと実際に検出されるテレ側端部位置Tdとの間にも、オフセットΔZが生じる。そこで、この実施例では、次のようにしてワイド側端部Wdを補正するようにしている。
まず、ズームレンズ12をワイド側端部位置Wdおよびテレ側端部位置Tdの各々に設定した状態でAF処理を行い、2つの合焦点FdwおよびFdtを特定する。合焦点FdwおよびFdtの特定によって、ズームトラッキング曲線および実ズームストロークの間の水平方向における位置関係が明らかとなる。
次に、特定された2つの合焦点FdwおよびFdtのずれ量である差分ΔFdを算出する。
Figure 2005134511
続いて、算出された差分ΔFdに対応するオフセットΔZを、表1を参照して特定する。表1によれば、差分ΔFdが取り得る数値が複数の範囲に分割され、オフセットΔZを示す複数の数値がこの複数の範囲にそれぞれ割り当てられている。ワイド側端部位置Wsに対応する合焦点Fswとテレ側端部位置Tsに対応する合焦点Fstとの差分ΔFsは、差分ΔFdが取り得る数値のほぼ中心に存在する。かかる表1から、差分ΔFdが属する範囲に割り当てられたオフセットΔZが特定される。なお、表1に対応するデータは、フラッシュメモリ60に記憶されている。
続いて、特定されたオフセットΔZに従ってワイド側端部位置Wdを補正する。具体的には、オフセットΔZをワイド側端部位置Wdに加算する。補正されたワイド側端部位置Wd´(=Wd+ΔZ)は、ワイド側端部位置Wsとほぼ一致する。換言すれば、実ズームストロークが想定ズームストロークとほぼ一致する。
CPU50は、このようなズームストロークの補正を行うとき、フラッシュメモリ58に記憶された補正プログラムに従って図3に示すフロー図の処理を実行する。この処理を行うにあたって、ディジタルビデオカメラ10は、ズームトラッキング曲線を作成したときと同じ状態にある。つまり、ディジタルビデオカメラ10は、所定位置から基準被写界を捉えている。
まずステップS1でワイド側端部位置Wdを特定する。具体的には、ズームレンズ12を光軸方向に移動させてズームスイッチ52の出力が変化するレンズ位置を検出し、検出したレンズ位置に距離Zsを加算する。なお、距離Zsの極性はマイナスである。次に、ステップS3でズームレンズ12を特定されたワイド側端部位置Wdに設定し、ステップS5でAF処理を実行する。これによって、図2に示す合焦点Fdwが検出される。
ステップS7では、テレ側端部位置Tdを特定する。具体的には、ステップS1で特定されたワイド側端部位置Wdにズームストローク量を加算する。ステップS9では、ズームレンズ12を特定されたテレ側端部Tdに設定し、ステップS11ではAF処理を実行する。これによって、図2に示す合焦点Fdtが検出される。
ステップS13では、こうして検出された2つの合焦点FdwおよびFdtから差分ΔFdを算出し、ステップS15では、表1を参照して差分ΔFdに対応するオフセットΔZを特定する。ステップS17では、特定されたオフセットΔZに従ってワイド側端部位置Wdを補正する。つまり、ワイド側端部位置WdにオフセットΔZを加算する。補正後のワイド側端部位置Wd´は、想定されたワイド側端部位置Wsにほぼ一致する。
CPU50は、通常の撮影処理を行うとき、図4に示すフロー図に従う処理を実行する。このフロー図に従う撮影プログラムもまた、フラッシュメモリ58に記憶される。
まずステップS21でスルー画像処理を行う。これによって、被写界のリアルタイム動画像がLCDモニタ38に表示される。ステップS23ではズームキー56が操作されたか否かを判別し、ステップS29ではシャッタボタン54が半押しされたか否かを判別する。
ズームキー56が操作されたときはステップS23からステップS25に進み、ズームレンズ12を光軸方向に1ステップ移動させる。続くステップS27では、その時点で合焦している距離に対応するかつフラッシュメモリ60に記憶されたズームトラッキング曲線のデータを参照して、フォーカスレンズ14の位置を調整する。調整が完了すると、ステップS23に戻る。したがって、ズームキー56の操作状態が継続すれば、ズームレンズ12が光軸方向に移動し、フォーカスレンズ14の位置がたとえば図2に示すズームトラッキング曲線に沿って変化する。
シャッタボタン54が半押しされると、ステップS31およびS33でAE処理およびAF処理をそれぞれ実行する。AE処理によって、ドライバ26に設定されたプリ露光時間および絞りユニット16の絞り量が調整され、AF処理によってフォーカスレンズ14が合焦点に設定される。
ステップS35ではシャッタボタン54が全押しされたかどうか判断し、ステップS37ではシャッタボタン54の操作が解除されたかどうか判断する。シャッタボタン54が全押しされたときはステップS39に進み、被写界の静止画像を記録媒体44に記録するべく画像記録処理を実行する。ステップS39の処理が完了すると、ステップS21に戻る。シャッタボタン54の操作が解除されたときは、ステップS37からステップS23に戻る。
以上の説明から分かるように、ズームトラッキング曲線は、所定位置から基準被写体を捉えた特定状態でズームレンズ12を最大ストロークにわたって移動させたときのフォーカスレンズ14の合焦点の変化を示す。ズームレンズ12を最大ストロークよりも短いズームストロークにわたって移動させるとき、フォーカスレンズ12の位置は、ズームトラッキング曲線に従って調整される。
ズームストロークを補正するとき、CPU50は、特定状態でAF処理を実行して、ワイド側端部位置Wdおよびテレ側端部位置Tdにそれぞれ対応する2つの合焦点FdwおよびFdtを検出する(S5, S11)。CPU50はさらに、検出された合焦点FdwおよびFdtの差分ΔFdに対応するオフセットΔZを表1から特定し、特定されたオフセットΔZに従ってワイド側端部位置Wdを補正する。ワイド側端部位置Wdの補正によって、実ズームストロークは想定ズームストロークとほぼ一致する。
実ズームストークに属する複数のレンズ位置にそれぞれ対応する複数の合焦点を特定状態で検出することで、実ズームストロークとズームトラッキング曲線との相対的な位置関係が認識される。この結果、実ズームストロークの基準位置を所望の位置に設定でき、個体間でのズームストロークのずれを抑えることが可能となる。
なお、この実施例では、実ズームストロークの両端で合焦点を検出するようにしているが、実ズームストロークに属する限り、検出位置は両端に限られず、検出位置は3ヶ所上でもよい。また、この実施例では、ディジタルビデオカメラを用いて説明しているが、この発明は銀塩フィルムカメラにも適用できる。
この発明の一実施例の構成を示すブロック図である。 図1実施例の動作の一部を示す図解図である。 図1実施例の動作の他の一部を示すフロー図である。 図1実施例の動作のその他の一部を示すフロー図である。
符号の説明
10 … ディジタルカメラ
12 … ズームレンズ
14 … フォーカスレンズ
18 … イメージセンサ
20,22,24,26 … ドライバ
48 … フォーカス評価回路
50 … CPU
54 … シャッタボタン
56 … ズームキー
58,60 … フラッシュメモリ

Claims (7)

  1. 所定位置から基準被写体を捉えた特定状態でズームレンズを第1距離にわたって移動させたときのフォーカスレンズの合焦点の変化を示す変化特性データを保持し、前記ズームレンズを前記第1距離よりも短い第2距離にわたって移動させるとき前記変化特性データに基づいて前記フォーカスレンズの位置を調整する光学装置において、
    前記第2距離に相当する範囲に属する複数の位置を指定する指定手段、
    前記指定手段によって指定された複数の位置にそれぞれ対応する複数の合焦点を前記特定状態で検出する検出手段、および
    前記検出手段によって検出された複数の合焦点に基づいて前記第2距離の基準位置を補正する補正手段を備えることを特徴とする、光学装置。
  2. 前記補正手段は、前記複数のデータ値に所定演算を施す演算手段、および前記演算手段によって求められた演算値が目標値と一致する方向に前記基準位置を補正する補正実行手段を含む、請求項1記載の光学装置。
  3. 前記指定手段は2つの位置を指定し、
    前記演算手段は2つのデータ値に引き算を施す、請求項2記載の光学装置。
  4. 前記補正手段は、複数の数値範囲にそれぞれ割り当てられた複数の補正量を保持する補正量保持手段、および前記演算値が属する数値範囲に割り当てられた補正量を前記補正量保持手段から検出する補正量検出手段をさらに含み、
    前記補正実行手段は、前記補正量検出手段によって検出された補正量に従って前記基準位置を補正する、請求項2または3記載の光学装置。
  5. イメージセンサをさらに備え、
    前記検出手段は、前記イメージセンサから出力された画像信号の高周波成分に基づいて前記合焦点を検出する、請求項1ないし4のいずれかに記載の光学装置。
  6. 所定位置から基準被写体を捉えた特定状態でズームレンズを第1距離にわたって移動させたときのフォーカスレンズの合焦点の変化を示す変化特性データを保持し、前記ズームレンズを前記第1距離よりも短い第2距離にわたって移動させるとき前記変化特性データに基づいて前記フォーカスレンズの位置を調整する光学装置の光学特性調整方法であって、
    (a) 前記第2距離に相当する範囲に属する複数の位置を指定し、
    (b) 前記ステップ(a)によって指定された複数の位置にそれぞれ対応する複数の合焦点を前記特定状態で検出し、そして
    (c) 前記ステップ(b)によって検出された複数の合焦点に基づいて前記第2距離の基準位置を補正する、光学特性調整方法。
  7. 所定位置から基準被写体を捉えた特定状態でズームレンズを第1距離にわたって移動させたときのフォーカスレンズの合焦点の変化を示す変化特性データを保持し、前記ズームレンズを前記第1距離よりも短い第2距離にわたって移動させるとき前記変化特性データに基づいて前記フォーカスレンズの位置を調整する光学装置のプロセサによって実行される光学特性調整プログラムであって、
    前記第2距離に相当する範囲に属する複数の位置を指定する指定ステップ、
    前記指定ステップによって指定された複数の位置にそれぞれ対応する複数の合焦点を前記特定状態で検出する検出ステップ、および
    前記検出手段によって検出された複数の合焦点に基づいて前記第2距離の基準位置を補正する補正ステップを備える、光学特性調整プログラム。
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