JP2005134220A - 軸グリップセンサ - Google Patents

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徹 山崎
Masaru Shimura
偉 施村
Yoshihiro Suzuki
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Abstract

【課題】 円柱状の外部形状を有する被測定軸およびその周辺部を分離、分解または再組立てすることなく該被測定軸に容易に着脱することができ、被測定軸における多種多様な力およびモーメントの大きさと方向を所望に応じて高精度に測定する。
【解決手段】 第1のセンサ部材1と第2のセンサ部材2は、中心軸線と直径を通る平面にて2分割して、各上下端側に厚肉の半環状部を形成し、その中間に挟まれた部分の内径を大径にして起歪部2c,2dを設けてある。起歪部2c,2dの両側に貫通孔2mを穿設し、連結部2eを形成してある。各起歪部2c,2dには、外周方向から所定深さの有底穴2f,2gを穿設し、その穴の底部にひずみゲージを添着する。第1のセンサ部材1と第2のセンサ部材2は、4本の締め付けボルト3をもって締め付けることによって、被測定軸S1に固く挟持される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えば射出成型機におけるプレス荷重支持柱のような円柱状の外部形状を有する被測定軸のひずみをひずみゲージにより計測するものに係り、特に被測定軸およびその周辺部を分離、分解または再組立てすることなく被測定軸に取り外し可能に装着して、被測定軸に発生する力およびモーメントの少なくとも一部を高精度に測定する軸グリップセンサに関するものである。
射出成型機の金型の圧着やプレス機の圧着度合いを制御/管理するための荷重センサ、油圧配管等の内圧測定や油圧モータ等の安全管理用の荷重センサ、素材を傷付けることのない各種材料の引張り/圧縮試験用の荷重センサ、または橋梁および構造物等の日常保守および管理用の荷重センサ等のような荷重センサとしては、種々の荷重検出器が使用されている。例えば、射出成型機、圧延機およびプレス機等においては、いわゆるワッシャ形やピン形のロードセルタイプの荷重検出器を機器に組み込んで荷重計測を行なっており、そのためメンテナンス作業時などにおける検出器の着脱作業が煩雑である。また、油圧配管等においては、配管等の一部を切欠し、その部分にアタッチメント等を介して圧力計を取り付けて、被測定体の圧力を直接的に計測するようにしている。さらに、荷重印加用の軸に直接ひずみゲージを貼付し、このひずみゲージのひずみ出力と材料自体の形状物性値から間接的に荷重計測を行なう場合もある。
一般的には、上述した射出成型機、圧延機およびプレス機等のように、円柱状の被測定体の軸方向にかかる荷重の計測には、いわゆるロードセルのような荷重検出器が使用される。ところが、この種の荷重検出器は、円柱状の被測定体に直列的に介挿しなければならず、被測定体に予め組み込んでおくか、被測定体に直列的に介挿して取り付けるかして用いる。このため、この種の荷重検出器は、使用に際して取り付けが面倒で、載荷時には着脱を行なうことができず、しかも被測定体の軸方向に取り付けのために充分なスペースが必要とされ、繰り返し使用も困難である。
しかしながら、例えば、射出成型機のプレス荷重支持柱(「タイバー」などと称される)のような被測定体の場合には、軸方向のスペースも限られているため、予め組み込んでおくことも困難であり、追加的に取り付けることも容易ではない。
これに対して、軸方向のスペースを特に必要とせず、取り付けも容易な検出装置として、中実円柱または剛性大なる中空円筒のような円柱状の外部形状を有する軸状の被測定体すなわち被測定軸のひずみを摩擦を介してひずみゲージにより計測するものとして、特許文献1および特許文献2に記載されたものがある。
特許文献1に示されたものは、円柱状の被測定軸の外周側面に装着され、摩擦を介して被測定軸表面のひずみを計測することにより、射出成型機のプレス荷重支持柱などの被測定体の軸方向についての圧力や引張り力を計測するもので、タイバーセンサなどと称される。すなわち、特許文献1のタイバーセンサは、円柱状の被測定軸の周囲両側に取り付けられる2個の半割リング状のフランジと、両フランジを相互に連結固定する2個の固定ねじと、両フランジに装着されて被測定軸の周囲側面に弾性的に摩擦押圧される圧力検出センサとで構成されている。計測に際しては、被測定軸の外周にフランジを取り付け、固定ねじによって相互に連結して例えば、トルクレンチなどを用いて一定のトルクをもって固定ねじを締め付け固定し、被測定軸の膨張および収縮等を圧力検出センサにて検出する。
特許文献2には、特許文献1と同様の原理に基づき、特定の形状および寸法以外の被測定体に対しても対応するようにしたものが記載されている。この特許文献2には、U字形のクランプの内面の底部等に圧力検出センサを取着し、該クランプのU字形の両開口端に設けた固定ねじで、被測定体に係止固定するものが示されている。
米国特許第5,616,847号公報 特開2002−188970号公報
上述した特許文献1に示されたタイバーセンサは、円柱状の被測定軸の外周面に装着し、前記被測定軸の軸方向についての圧縮力および引張り力の測定を行なうことができ、ほぼ同一寸法の円柱状の被測定軸であれば、どのようなものにも装着して計測することが可能である。しかしながら、このような特許文献1のタイバーセンサは、被測定軸の外径のばらつきや圧力センサを圧接する弾性材料の弾性および寸法のばらつき等によって計測値が変動するおそれがある。これに対処するためには、個々の被測定軸に装着してから厳密な較正作業を行なうか、被測定軸へのフランジの取り付けに際して、専用のトルクレンチ等を用いて固定ねじの締め付けトルクを厳密に管理する必要があるが、トルクレンチの精度や操作者の個人誤差などが計測値に混入する、という欠点がある。また、特許文献2に示された構成は、被測定体の種々の断面形状に対処することができるが、装着状態での較正を一層厳密に行なう必要がある。
これら特許文献1および特許文献2の構成は、被測定体およびその周辺部を分離、分解または再組立てすることなく被測定体に着脱することができるが、いずれにせよ被測定体表面に弾性力等を用いてひずみゲージを摩擦的に圧接する構成であるため、被測定体表面に対する圧接力および摩擦力により、測定結果が変動し、また被測定体表面のひずみを摩擦により検出するため、非常に微小なひずみの検出が必要とされ、高精度の測定が容易ではないばかりでなく、ひずみゲージが大気に直接触れるため、ひずみゲージが吸湿により絶縁低下を生じたり酸化により劣化する。また、摩擦を介して被測定体表面のひずみを検出するため、検出可能なひずみ成分に限界があり、被測定体における多種多様な力およびモーメントを所望に応じて検出することも困難である。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたもので、円柱状の外部形状を有する被測定軸およびその周辺部を分離、分解または再組立てすることなく該被測定軸に容易に着脱することができ、被測定軸に作用する力を所望に応じて高精度に測定することを可能とする軸グリップセンサを提供することを目的としている。
本発明の請求項1の目的は、特に、被測定軸に印加される荷重およびモーメント等の多種多様な力を所望に応じて高精度に測定することを可能とする軸グリップセンサを提供することを目的としている。
本発明の請求項2の目的は、特に、被測定軸における縦軸方向の荷重による縦軸荷重、ねじれトルクによる軸トルク、および任意の横軸方向の荷重によるせん断荷重を容易に且つ高精度に測定することを可能とする軸グリップセンサを提供することにある。
本発明の請求項3の目的は、特に、被測定軸における縦軸方向の荷重による縦軸荷重、ねじれトルクによる軸トルク、任意の横軸方向の荷重によるせん断荷重、および任意の横軸方向回りの曲げによる曲げモーメントを容易に且つ高精度に測定することを可能とする軸グリップセンサを提供することにある。
本発明の請求項4の目的は、特に、被測定軸における縦軸方向の荷重による縦軸荷重、ねじれトルクによる軸トルク、任意の横軸方向の荷重によるせん断荷重、および任意の横軸方向回りの曲げによる曲げモーメントのうちの所望に応じて選択した一部を容易に且つ高精度に測定することを可能とする軸グリップセンサを提供することにある。
本発明の請求項5の目的は、特に、請求項2〜請求項4における代替的な他の構成による軸グリップセンサを提供することにある。
本発明の請求項6の目的は、特に、請求項2〜請求項4における代替的なその他の構成による軸グリップセンサを提供することにある。
本発明の請求項7の目的は、特に、請求項2〜請求項4における代替的なさらにその他の構成による軸グリップセンサを提供することにある。
本発明の請求項8の目的は、特に、請求項2〜請求項7における構成をさらに高精度化し得る軸グリップセンサを提供することにある。
請求項1に記載した本発明に係る軸グリップセンサは、上述した目的を達成するために、
円柱状の外部形状を有する被測定軸の外径に対応する内径を有する第1の環状体を軸線および直径を通る平面にて2分割した形状の一方からなる第1の第1半環状部と、前記被測定軸の外径に対応する内径を有する第2の環状体を軸線および直径を通る平面にて2分割した形状の一方からなる第1の第2半環状部と、前記第1の第1半環状部および第1の第2半環状部の両者の内周面よりも内径を大きく、両者の外周面より外径を小さくして薄肉とした中間部と、該中間部の外周面側および内周面側の少なくとも一方から半径方向に有底穴を形成してなる第1および第2の第1起歪部と、前記第1および第2の第1起歪部に応力を集中させるために前記第1および第2の第1起歪部の両側に貫通孔をなす応力無伝達部を形成するとともにねじれ剛性を強化するために前記第1および第2の第1起歪部の少なくとも一側方において前記第1の第1半環状部と第1の第2半環状部とを連結する第1の連結部を有する第1のセンサ部材と、
前記第1のセンサ部材の前記第1の第1起歪部の有底穴の少なくとも1つの底面に2以上の方向に配向して添設した少なくとも1組の第1のひずみゲージと、
前記第1のセンサ部材の前記第2の第1起歪部の有底穴の少なくとも1つの底面に2以上の方向に配向して添設した少なくとも1組の第2のひずみゲージと、
前記被測定軸の外径に対応する内径を有する第1の環状体を軸線および直径を通る平面にて2分割した形状の他方からなる第2の第1半環状部と、前記被測定軸の外径に対応する内径を有する第2の環状体を軸線および直径を通る平面にて2分割した形状の他方からなる第2の第2半環状部と、前記第2の第1半環状部および第2の第2半環状部の両者の内周面よりも内径を大きく両者の外周面より外径を小さくして薄肉とした中間部と、該中間部の外面側および内周面側の少なくとも一方から半径方向に有底穴を形成してなる第1および第2の第2起歪部と、前記第1および第2の第2起歪部に応力を集中させるために前記第1および第2の第2起歪部の両側に貫通孔をなす応力無伝達部を形成するとともにねじれ剛性を強化するために前記第1および第2の第2起歪部の少なくとも一側方において前記第2の第1半環状部と第2の第2半環状部とを連結する第2の連結部を有する第2のセンサ部材と、
前記第2のセンサ部材の前記第1の第2起歪部の有底穴の少なくとも1つの底面に2以上の方向に配向して添設した少なくとも1組の第3のひずみゲージと、
前記第2のセンサ部材の前記第2の第2起歪部の有底穴の少なくとも1つの底面に2以上の方向に配向して添設した少なくとも1組の第4のひずみゲージと、
前記被測定軸を挟んで前記第1のセンサ部材と前記第2のセンサ部材とを相対向させて、前記第1と第2の第1半環状部および前記第1と第2の第2半環状部において、取り外し可能に締め付け結合する締結手段と
を具備することを特徴としている。
請求項2に記載した本発明に係る軸グリップセンサは、請求項1の軸グリップセンサにおいて、
前記第1のセンサ部材は、前記被測定軸の外径に対応する内径を有する半円筒状をなし、軸方向の両端部を前記第1の第1半環状部および第1の第2半環状部として、これら両端部よりも軸方向中間部の内径を大径とし、該中間部に前記第1および第2の第1起歪部、応力無伝達部および1つ以上の第1の連結部を形成し、前記第1および第2の第1起歪部は、外周面側から所定深さの有底穴を形成して、これら第1の第1起歪部と前記第2の第1起歪部とは、各有底穴が軸回りに90度の角度をなして配置され、前記第1の連結部を残して前記第1および第2の第1起歪部の両側に貫通孔からなる前記応力無伝達部を形成してなり、
前記第2のセンサ部材は、前記被測定軸の外径に対応する内径を有する半円筒状をなし、軸方向の両端部を前記第2の第1半環状部および第2の第2半環状部として、これら両端部よりも軸方向中間部の内径を大径とし、該中間部に前記第1および第2の第2起歪部、応力無伝達部および1つ以上の第2の連結部を形成し、前記第1および第2の第2起歪部は、外周面側から所定深さの有底穴を形成して、前記第1の第2起歪部と前記第2の第2起歪部とは、各有底穴が軸回りに90度の角度をなし、且つこの第2のセンサ部材を前記第1のセンサ部材と相対向させて結合した状態で、前記各有底穴が前記第1および第2の第1起歪部の前記各有底穴に対して前記被測定軸の中心軸線回りに180度の角度をなして直径上に正対するように配置され、前記第2の連結部を残して前記第1および第2の第2起歪部の両側に貫通孔からなる前記応力無伝達部を形成してなり、
前記第1のひずみゲージは、前記第1の第1起歪部の前記有底穴の底面に前記被測定軸に平行な縦軸方向およびそれと直交する横軸方向にひずみ検出素子を有し、且つ前記第3のひずみゲージは、前記第1の第2起歪部の前記有底穴の底面に前記被測定軸に平行な縦軸方向およびそれと直交する横軸方向にひずみ検出素子を有し、これら第1および第3のひずみゲージにおけるひずみ検出素子によって、前記被測定軸に沿う縦軸方向の荷重を第1および第3のひずみゲージの平均として検出するホイートストンブリッジ回路を形成し、前記第2のひずみゲージは、前記第2の第1起歪部の前記有底穴の底面に前記被測定軸に平行な縦軸方向に対して+45度および−45度の互いに直交する方向にひずみ検出素子を有し、且つ前記第4のひずみゲージは、前記第2の第2起歪部の前記有底穴の底面に前記被測定軸に平行な縦軸方向に対して+45度および−45度の互いに直交する方向にひずみ検出素子を有し、これら第2および第4のひずみゲージにおけるひずみ検出素子によって、前記被測定軸に対するねじれトルクが加わった際の軸トルクを第2および第4のひずみゲージの平均として検出するホイートストンブリッジ回路を形成し、前記第1のひずみゲージは、前記第1の第1起歪部の前記有底穴の底面に前記被測定軸に平行な縦軸方向に対して+45度および−45度の互いに直交する方向にひずみ検出素子を有し、且つ前記第3のひずみゲージは、前記第1の第2起歪部の前記有底穴の底面に前記被測定軸に平行な縦軸方向に対して+45度および−45度の互いに直交する方向にひずみ検出素子を有し、これら第1および第3のひずみゲージにおけるひずみ検出素子によって、前記被測定軸に対して前記縦軸方向に直交し且つ前記底面に平行な横軸方向から荷重が加わった際の第1のせん断荷重を第1および第3のひずみゲージの平均として検出するホイートストンブリッジ回路を形成し、そして前記第2のひずみゲージは、前記第2の第1起歪部の前記有底穴の底面に前記被測定軸に平行な縦軸方向に対して+45度および−45度の互いに直交する方向にひずみ検出素子を有し、且つ前記第4のひずみゲージは、前記第2の第2起歪部の前記有底穴の底面に前記被測定軸に平行な縦軸方向に対して+45度および−45度の互いに直交する方向にひずみ検出素子を有し、これら第2および第4のひずみゲージにおけるひずみ検出素子によって、前記被測定軸に対して前記縦軸方向に直交し且つ前記底面に平行な横軸方向から荷重が加わった際の前記第1のせん断荷重に対して軸回りに90度回転した横軸方向の第2のせん断荷重を第2および第4のひずみゲージの平均として検出するホイートストンブリッジ回路を形成し、
前記締結手段は、前記第1のセンサ部材の第1の第1半環状部の両端部と前記第2のセンサ部材の第2の第1半環状部の両端部との間および前記第1のセンサ部材の第1の第2半環状部の両端部と前記第2のセンサ部材の第2の第2半環状部の両端部との間を、それぞれ所定の締め付けトルクで締め付け結合するねじ機構を用いて構成し、
前記被測定軸に沿う縦軸方向の荷重、前記被測定軸に対するねじれトルクの軸トルク、および任意の横軸方向のせん断荷重を測定することを特徴としている。
請求項3に記載した本発明に係る軸グリップセンサは、請求項1の軸グリップセンサにおいて、
前記第1のセンサ部材は、前記被測定軸の外径に対応する内径を有する半円筒状をなし、軸方向の両端部を前記第1の第1半環状部および第1の第2半環状部として、これら両端部よりも軸方向中間部の内径を大径とし、該中間部に前記第1および第2の第1起歪部、応力無伝達部および1つ以上の第1の連結部を形成し、前記第1および第2の第1起歪部は、外周面側から所定深さの有底穴を形成して、これら第1の第1起歪部と前記第2の第1起歪部とは、各有底穴が軸回りに90度の角度をなして配置され、前記第1の連結部を残して前記第1および第2の第1起歪部の両側に貫通孔からなる前記応力無伝達部を形成してなり、
前記第2のセンサ部材は、前記被測定軸の外径に対応する内径を有する半円筒状をなし、軸方向の両端部を前記第2の第1半環状部および第2の第2半環状部として、これら両端部よりも軸方向中間部の内径を大径とし、該中間部に前記第1および第2の第2起歪部、応力無伝達部および1つ以上の第2の連結部を形成し、前記第1および第2の第2起歪部は、外周面側から所定深さの有底穴を形成して、前記第1の第2起歪部と前記第2の第2起歪部とは、各有底穴が軸回りに90度の角度をなし、且つこの第2のセンサ部材を前記第1のセンサ部材と相対向させて結合した状態で、前記各有底穴が前記第1および第2の第1起歪部の前記各有底穴に対して前記被測定軸の中心軸線回りに180度の角度をなして直径上に正対するように配置され、前記第2の連結部を残して前記第1および第2の第2起歪部の両側に貫通孔からなる前記応力無伝達部を形成してなり、
前記第1のひずみゲージは、前記第1の第1起歪部の前記有底穴の底面に前記被測定軸に平行な縦軸方向およびそれと直交する横軸方向にひずみ検出素子を有し、且つ前記第3のひずみゲージは、前記第1の第2起歪部の前記有底穴の底面に前記被測定軸に平行な縦軸方向およびそれと直交する横軸方向にひずみ検出素子を有し、これら第1および第3のひずみゲージにおけるひずみ検出素子によって、前記被測定軸に沿う縦軸方向の荷重を第1および第3のひずみゲージの平均として検出するホイートストンブリッジ回路を形成し、前記第2のひずみゲージは、前記第2の第1起歪部の前記有底穴の底面に前記被測定軸に平行な縦軸方向に対して+45度および−45度の互いに直交する方向にひずみ検出素子を有し、且つ前記第4のひずみゲージは、前記第2の第2起歪部の前記有底穴の底面に前記被測定軸に平行な縦軸方向に対して+45度および−45度の互いに直交する方向にひずみ検出素子を有し、これら第2および第4のひずみゲージにおけるひずみ検出素子によって、前記被測定軸に対するねじれトルクが加わった際の軸トルクを第2および第4のひずみゲージの平均として検出するホイートストンブリッジ回路を形成し、前記第1のひずみゲージは、前記第1の第1起歪部の前記有底穴の底面に前記被測定軸に平行な縦軸方向に対して+45度および−45度の互いに直交する方向にひずみ検出素子を有し、且つ前記第3のひずみゲージは、前記第1の第2起歪部の前記有底穴の底面に前記被測定軸に平行な縦軸方向に対して+45度および−45度の互いに直交する方向にひずみ検出素子を有し、これら第1および第3のひずみゲージにおけるひずみ検出素子によって、前記被測定軸に対して前記縦軸方向に直交し且つ前記底面に平行な横軸方向から荷重が加わった際の第1のせん断荷重を第1および第3のひずみゲージの平均として検出するホイートストンブリッジ回路を形成し、前記第2のひずみゲージは、前記第2の第1起歪部の前記有底穴の底面に前記被測定軸に平行な縦軸方向に対して+45度および−45度の互いに直交する方向にひずみ検出素子を有し、且つ前記第4のひずみゲージは、前記第2の第2起歪部の前記有底穴の底面に前記被測定軸に平行な縦軸方向に対して+45度および−45度の互いに直交する方向にひずみ検出素子を有し、これら第2および第4のひずみゲージにおけるひずみ検出素子によって、前記被測定軸に対して前記縦軸方向に直交し且つ前記底面に平行な横軸方向から荷重が加わった際の前記第1のせん断荷重に対して軸回りに90度回転した横軸方向の第2のせん断荷重を第2および第4のひずみゲージの平均として検出するホイートストンブリッジ回路を形成し、前記第2のひずみゲージは、前記第1の第2起歪部の前記有底穴の底面に前記被測定軸に平行な縦軸方向およびそれと直交する横軸方向にひずみ検出素子を有し、且つ前記第4のひずみゲージは、前記第2の第2起歪部の前記有底穴の底面に前記被測定軸に平行な縦軸方向およびそれと直交する横軸方向にひずみ検出素子を有し、これら第2および第4のひずみゲージにおけるひずみ検出素子によって、前記第1の第1起歪部および第1の第2起歪部の各有底穴の底面の中心を結ぶ横軸回りの第1の曲げモーメントを第2および第4のひずみゲージの平均として検出するホイートストンブリッジ回路を形成し、そして前記第1のひずみゲージは、前記第1の第1起歪部の前記有底穴の底面に前記被測定軸に平行な縦軸方向およびそれと直交する横軸方向にひずみ検出素子を有し、且つ前記第3のひずみゲージは、前記第1の第2起歪部の前記有底穴の底面に前記被測定軸に平行な縦軸方向およびそれと直交する横軸方向にひずみ検出素子を有し、これら第1および第3のひずみゲージにおけるひずみ検出素子によって、前記第2の第1起歪部および第2の第2起歪部の各有底穴の底面の中心を結ぶ横軸回りで、前記第1の曲げモーメントに対して軸回りに90度回転した方向の第2の曲げモーメントを第1および第3のひずみゲージの平均として検出するホイートストンブリッジ回路を形成し、
前記被測定軸に沿う縦軸方向の荷重、前記被測定軸に対するねじれトルクの軸トルク、任意の横軸方向のせん断荷重、および任意の横軸回りの曲げモーメントを測定することを特徴としている。
請求項4に記載した本発明に係る軸グリップセンサは、
請求項3の軸グリップセンサにおける前記被測定軸に沿う縦軸方向の荷重を検出する構成、前記被測定軸に対するねじれトルクが加わった際の軸トルクを検出する構成、前記被測定軸に対して前記縦軸方向に直交し且つ前記第1の第1起歪部および第1の第2起歪部の各有底穴の底面に平行な横軸方向から荷重が加わった際の第1のせん断荷重を検出する構成、前記被測定軸に対して前記縦軸方向に直交し且つ前記第2の第1起歪部および第2の第2起歪部の各有底穴の底面に平行な横軸方向から荷重が加わった際の前記第1のせん断荷重に対して軸回りに90度回転した横軸方向の第2のせん断荷重を検出する構成、前記第1の第1起歪部および第1の第2起歪部の各有底穴の底面の中心を結ぶ横軸回りの第1の曲げモーメントを検出する構成、および前記第2の第1起歪部および第2の第2起歪部の各有底穴の底面の中心を結ぶ横軸回りで、前記第1の曲げモーメントに対して軸回りに90度回転した方向の第2の曲げモーメントを検出する構成のうちの、前記被測定軸に沿う縦軸方向の荷重を検出する構成、前記被測定軸に対するねじれトルクが加わった際の軸トルクを検出する構成、前記被測定軸に対して前記縦軸方向に直交し且つ前記第1の第1起歪部および第1の第2起歪部の各有底穴の底面に平行な横軸方向から荷重が加わった際の第1のせん断荷重を検出する構成、および前記被測定軸に対して前記縦軸方向に直交し且つ前記第2の第1起歪部および第2の第2起歪部の各有底穴の底面に平行な横軸方向から荷重が加わった際の前記第1のせん断荷重に対して軸回りに90度回転した横軸方向の第2のせん断荷重を検出する構成の4つの組み合わせを除く1つ〜5つの構成を用いて、前記縦軸方向の荷重、軸トルク、第1のせん断荷重、第2のせん断荷重、第1の曲げモーメント、および第2の曲げモーメントのうちの1つ〜5つを計測することを特徴としている。
請求項5に記載した本発明に係る軸グリップセンサは、請求項2〜請求項4のいずれか1項の軸グリップセンサにおいて、
前記第1のセンサ部材の前記第1および第2の第1起歪部および前記第2のセンサ部材の前記第1および第2の第2起歪部は、前記外周面側からの有底穴に代えて、内周面側から肉厚のほぼ中央部までの有底穴をそれぞれ形成し、これら有底穴の底面に前記第1〜第4のひずみゲージの各ひずみ検出素子を配設することを特徴としている。
請求項6に記載した本発明に係る軸グリップセンサは、請求項2〜請求項4のいずれか1項の軸グリップセンサにおいて、
前記第1のセンサ部材の前記第1および第2の第1起歪部および前記第2のセンサ部材の前記第1および第2の第2起歪部は、前記外周面側から肉厚の中間部近傍までの有底穴に加えて、内周面側から肉厚の中央部近傍までの有底穴をそれぞれ形成して両有底穴の底面間に薄肉部を残し、前記外周面側からの有底穴の底面および前記内周面側からの有底穴の底面に前記第1〜第4のひずみゲージの各ひずみ検出素子を配設することを特徴としている。
請求項7に記載した本発明に係る軸グリップセンサは、請求項2〜請求項4のいずれか1項の軸グリップセンサにおいて、
前記第1のセンサ部材の前記第1および第2の第1起歪部および前記第2のセンサ部材の前記第1および第2の第2起歪部は、前記外周面側から肉厚のほぼ中央部までの有底穴に加えて、内周面側から肉厚のほぼ中央部近傍までの有底穴をそれぞれ形成して両有底穴の底面間に薄肉部を残し、前記外周面側からの有底穴および前記内周面側からの有底穴のいずれか一方の底面に前記第1〜第4のひずみゲージの各ひずみ検出素子を配設することを特徴としている。
請求項8に記載した本発明に係る軸グリップセンサは、請求項2〜請求項7のいずれか1項の軸グリップセンサにおいて、
前記第1のセンサ部材の前記第1および第2の第1起歪部および前記第2のセンサ部材の前記第1および第2の第2起歪部は、前記第1〜第4のひずみゲージの各ひずみ検出素子が配設される前記有底穴の底面位置を、前記第1および第2のセンサ部材に個々に前記底面に平行な横軸回りの曲げモーメントが加わった際の中立軸上に位置し、前記第1および第2のセンサ部材の各単体における曲げモーメントによるひずみが発生しない位置に設定することを特徴としている。
本発明によれば、円柱状の外部形状を有する被測定軸およびその周辺部を分離、分解または再組立てすることなく該被測定軸に容易に着脱することができ、被測定軸に作用する力を所望に応じて高精度に測定することを可能とする軸グリップセンサを提供することができる。
すなわち、本発明の請求項1の軸グリップセンサによれば、円柱状の外部形状を有する被測定軸の外径に対応する内径を有する第1の環状体を軸線および直径を通る平面にて2分割した形状の一方からなる第1の第1半環状部と、前記被測定軸の外径に対応する内径を有する第2の環状体を軸線および直径を通る平面にて2分割した形状の一方からなる第1の第2半環状部と、前記第1の第1半環状部および第1の第2半環状部の両者の内周面よりも内径を大きく、両者の外周面より外径を小さくして薄肉とした中間部と、該中間部の外周面側および内周面側の少なくとも一方から半径方向に有底穴を形成してなる第1および第2の第1起歪部と、前記第1および第2の第1起歪部に応力を集中させるために前記第1および第2の第1起歪部の両側に貫通孔をなす応力無伝達部を形成するとともにねじれ剛性を強化するために前記第1および第2の第1起歪部の少なくとも一側方において前記第1の第1半環状部と第1の第2半環状部とを連結する第1の連結部を有する第1のセンサ部材と、
前記第1のセンサ部材の前記第1の第1起歪部の有底穴の少なくとも1つの底面に2以上の方向に配向して添設した少なくとも1組の第1のひずみゲージと、
前記第1のセンサ部材の前記第2の第1起歪部の有底穴の少なくとも1つの底面に2以上の方向に配向して添設した少なくとも1組の第2のひずみゲージと、
前記被測定軸の外径に対応する内径を有する第1の環状体を軸線および直径を通る平面にて2分割した形状の他方からなる第2の第1半環状部と、前記被測定軸の外径に対応する内径を有する第2の環状体を軸線および直径を通る平面にて2分割した形状の他方からなる第2の第2半環状部と、前記第2の第1半環状部および第2の第2半環状部の両者の内周面よりも内径を大きく両者の外周面より外径を小さくして薄肉とした中間部と、該中間部の外面側および内周面側の少なくとも一方から半径方向に有底穴を形成してなる第1および第2の第2起歪部と、前記第1および第2の第2起歪部に応力を集中させるために前記第1および第2の第2起歪部の両側に貫通孔をなす応力無伝達部を形成するとともにねじれ剛性を強化するために前記第1および第2の第2起歪部の少なくとも一側方において前記第2の第1半環状部と第2の第2半環状部とを連結する第2の連結部を有する第2のセンサ部材と、
前記第2のセンサ部材の前記第1の第2起歪部の有底穴の少なくとも1つの底面に2以上の方向に配向して添設した少なくとも1組の第3のひずみゲージと、
前記第2のセンサ部材の前記第2の第2起歪部の有底穴の少なくとも1つの底面に2以上の方向に配向して添設した少なくとも1組の第4のひずみゲージと、
前記被測定軸を挟んで前記第1のセンサ部材と前記第2のセンサ部材とを相対向させて、前記第1と第2の第1半環状部および前記第1と第2の第2半環状部において、取り外し可能に締め付け結合する締結手段と
を具備することにより、特に、被測定軸に印加される荷重およびモーメント等の多種多様な力を所望に応じて高精度に測定することが可能となる。
また、本発明の請求項2の軸グリップセンサによれば、請求項1の軸グリップセンサにおいて、
前記第1のセンサ部材は、前記被測定軸の外径に対応する内径を有する半円筒状をなし、軸方向の両端部を前記第1の第1半環状部および第1の第2半環状部として、これら両端部よりも軸方向中間部の内径を大径とし、該中間部に前記第1および第2の第1起歪部、応力無伝達部および1つ以上の第1の連結部を形成し、前記第1および第2の第1起歪部は、外周面側から所定深さの有底穴を形成して、これら第1の第1起歪部と前記第2の第1起歪部とは、各有底穴が軸回りに90度の角度をなして配置され、前記第1の連結部を残して前記第1および第2の第1起歪部の両側に貫通孔からなる前記応力無伝達部を形成してなり、
前記第2のセンサ部材は、前記被測定軸の外径に対応する内径を有する半円筒状をなし、軸方向の両端部を前記第2の第1半環状部および第2の第2半環状部として、これら両端部よりも軸方向中間部の内径を大径とし、該中間部に前記第1および第2の第2起歪部、応力無伝達部および1つ以上の第2の連結部を形成し、前記第1および第2の第2起歪部は、外周面側から所定深さの有底穴を形成して、前記第1の第2起歪部と前記第2の第2起歪部とは、各有底穴が軸回りに90度の角度をなし、且つこの第2のセンサ部材を前記第1のセンサ部材と相対向させて結合した状態で、前記各有底穴が前記第1および第2の第1起歪部の前記各有底穴に対して前記被測定軸の中心軸線回りに180度の角度をなして直径上に正対するように配置され、前記第2の連結部を残して前記第1および第2の第2起歪部の両側に貫通孔からなる前記応力無伝達部を形成してなり、
前記第1のひずみゲージは、前記第1の第1起歪部の前記有底穴の底面に前記被測定軸に平行な縦軸方向およびそれと直交する横軸方向にひずみ検出素子を有し、且つ前記第3のひずみゲージは、前記第1の第2起歪部の前記有底穴の底面に前記被測定軸に平行な縦軸方向およびそれと直交する横軸方向にひずみ検出素子を有し、これら第1および第3のひずみゲージにおけるひずみ検出素子によって、前記被測定軸に沿う縦軸方向の荷重を第1および第3のひずみゲージの平均として検出するホイートストンブリッジ回路を形成し、前記第2のひずみゲージは、前記第2の第1起歪部の前記有底穴の底面に前記被測定軸に平行な縦軸方向に対して+45度および−45度の互いに直交する方向にひずみ検出素子を有し、且つ前記第4のひずみゲージは、前記第2の第2起歪部の前記有底穴の底面に前記被測定軸に平行な縦軸方向に対して+45度および−45度の互いに直交する方向にひずみ検出素子を有し、これら第2および第4のひずみゲージにおけるひずみ検出素子によって、前記被測定軸に対するねじれトルクが加わった際の軸トルクを第2および第4のひずみゲージの平均として検出するホイートストンブリッジ回路を形成し、前記第1のひずみゲージは、前記第1の第1起歪部の前記有底穴の底面に前記被測定軸に平行な縦軸方向に対して+45度および−45度の互いに直交する方向にひずみ検出素子を有し、且つ前記第3のひずみゲージは、前記第1の第2起歪部の前記有底穴の底面に前記被測定軸に平行な縦軸方向に対して+45度および−45度の互いに直交する方向にひずみ検出素子を有し、これら第1および第3のひずみゲージにおけるひずみ検出素子によって、前記被測定軸に対して前記縦軸方向に直交し且つ前記底面に平行な横軸方向から荷重が加わった際の第1のせん断荷重を第1および第3のひずみゲージの平均として検出するホイートストンブリッジ回路を形成し、そして前記第2のひずみゲージは、前記第2の第1起歪部の前記有底穴の底面に前記被測定軸に平行な縦軸方向に対して+45度および−45度の互いに直交する方向にひずみ検出素子を有し、且つ前記第4のひずみゲージは、前記第2の第2起歪部の前記有底穴の底面に前記被測定軸に平行な縦軸方向に対して+45度および−45度の互いに直交する方向にひずみ検出素子を有し、これら第2および第4のひずみゲージにおけるひずみ検出素子によって、前記被測定軸に対して前記縦軸方向に直交し且つ前記底面に平行な横軸方向から荷重が加わった際の前記第1のせん断荷重に対して軸回りに90度回転した横軸方向の第2のせん断荷重を第2および第4のひずみゲージの平均として検出するホイートストンブリッジ回路を形成し、
前記締結手段は、前記第1のセンサ部材の第1の第1半環状部の両端部と前記第2のセンサ部材の第2の第1半環状部の両端部との間および前記第1のセンサ部材の第1の第2半環状部の両端部と前記第2のセンサ部材の第2の第2半環状部の両端部との間を、それぞれ所定の締め付けトルクで締め付け結合するねじ機構を用いて構成し、
前記被測定軸に沿う縦軸方向の荷重、前記被測定軸に対するねじれトルクの軸トルク、および任意の横軸方向のせん断荷重を測定することにより、特に、被測定軸における縦軸方向の荷重による縦軸荷重、ねじれトルクによる軸トルクおよび任意の横軸方向の荷重によるせん断荷重を容易に且つ高精度に測定することが可能となる。
本発明の請求項3の軸グリップセンサによれば、請求項1の軸グリップセンサにおいて、
前記第1のセンサ部材は、前記被測定軸の外径に対応する内径を有する半円筒状をなし、軸方向の両端部を前記第1の第1半環状部および第1の第2半環状部として、これら両端部よりも軸方向中間部の内径を大径とし、該中間部に前記第1および第2の第1起歪部、応力無伝達部および1つ以上の第1の連結部を形成し、前記第1および第2の第1起歪部は、外周面側から所定深さの有底穴を形成して、これら第1の第1起歪部と前記第2の第1起歪部とは、各有底穴が軸回りに90度の角度をなして配置され、前記第1の連結部を残して前記第1および第2の第1起歪部の両側に貫通孔からなる前記応力無伝達部を形成してなり、
前記第2のセンサ部材は、前記被測定軸の外径に対応する内径を有する半円筒状をなし、軸方向の両端部を前記第2の第1半環状部および第2の第2半環状部として、これら両端部よりも軸方向中間部の内径を大径とし、該中間部に前記第1および第2の第2起歪部、応力無伝達部および1つ以上の第2の連結部を形成し、前記第1および第2の第2起歪部は、外周面側から所定深さの有底穴を形成して、前記第1の第2起歪部と前記第2の第2起歪部とは、各有底穴が軸回りに90度の角度をなし、且つこの第2のセンサ部材を前記第1のセンサ部材と相対向させて結合した状態で、前記各有底穴が前記第1および第2の第1起歪部の前記各有底穴に対して前記被測定軸の中心軸線回りに180度の角度をなして直径上に正対するように配置され、前記第2の連結部を残して前記第1および第2の第2起歪部の両側に貫通孔からなる前記応力無伝達部を形成してなり、
前記第1のひずみゲージは、前記第1の第1起歪部の前記有底穴の底面に前記被測定軸に平行な縦軸方向およびそれと直交する横軸方向にひずみ検出素子を有し、且つ前記第3のひずみゲージは、前記第1の第2起歪部の前記有底穴の底面に前記被測定軸に平行な縦軸方向およびそれと直交する横軸方向にひずみ検出素子を有し、これら第1および第3のひずみゲージにおけるひずみ検出素子によって、前記被測定軸に沿う縦軸方向の荷重を第1および第3のひずみゲージの平均として検出するホイートストンブリッジ回路を形成し、前記第2のひずみゲージは、前記第2の第1起歪部の前記有底穴の底面に前記被測定軸に平行な縦軸方向に対して+45度および−45度の互いに直交する方向にひずみ検出素子を有し、且つ前記第4のひずみゲージは、前記第2の第2起歪部の前記有底穴の底面に前記被測定軸に平行な縦軸方向に対して+45度および−45度の互いに直交する方向にひずみ検出素子を有し、これら第2および第4のひずみゲージにおけるひずみ検出素子によって、前記被測定軸に対するねじれトルクが加わった際の軸トルクを第2および第4のひずみゲージの平均として検出するホイートストンブリッジ回路を形成し、前記第1のひずみゲージは、前記第1の第1起歪部の前記有底穴の底面に前記被測定軸に平行な縦軸方向に対して+45度および−45度の互いに直交する方向にひずみ検出素子を有し、且つ前記第3のひずみゲージは、前記第1の第2起歪部の前記有底穴の底面に前記被測定軸に平行な縦軸方向に対して+45度および−45度の互いに直交する方向にひずみ検出素子を有し、これら第1および第3のひずみゲージにおけるひずみ検出素子によって、前記被測定軸に対して前記縦軸方向に直交し且つ前記底面に平行な横軸方向から荷重が加わった際の第1のせん断荷重を第1および第3のひずみゲージの平均として検出するホイートストンブリッジ回路を形成し、前記第2のひずみゲージは、前記第2の第1起歪部の前記有底穴の底面に前記被測定軸に平行な縦軸方向に対して+45度および−45度の互いに直交する方向にひずみ検出素子を有し、且つ前記第4のひずみゲージは、前記第2の第2起歪部の前記有底穴の底面に前記被測定軸に平行な縦軸方向に対して+45度および−45度の互いに直交する方向にひずみ検出素子を有し、これら第2および第4のひずみゲージにおけるひずみ検出素子によって、前記被測定軸に対して前記縦軸方向に直交し且つ前記底面に平行な横軸方向から荷重が加わった際の前記第1のせん断荷重に対して軸回りに90度回転した横軸方向の第2のせん断荷重を第2および第4のひずみゲージの平均として検出するホイートストンブリッジ回路を形成し、前記第2のひずみゲージは、前記第1の第2起歪部の前記有底穴の底面に前記被測定軸に平行な縦軸方向およびそれと直交する横軸方向にひずみ検出素子を有し、且つ前記第4のひずみゲージは、前記第2の第2起歪部の前記有底穴の底面に前記被測定軸に平行な縦軸方向およびそれと直交する横軸方向にひずみ検出素子を有し、これら第2および第4のひずみゲージにおけるひずみ検出素子によって、前記第1の第1起歪部および第1の第2起歪部の各有底穴の底面の中心を結ぶ横軸回りの第1の曲げモーメントを第2および第4のひずみゲージの平均として検出するホイートストンブリッジ回路を形成し、そして前記第1のひずみゲージは、前記第1の第1起歪部の前記有底穴の底面に前記被測定軸に平行な縦軸方向およびそれと直交する横軸方向にひずみ検出素子を有し、且つ前記第3のひずみゲージは、前記第1の第2起歪部の前記有底穴の底面に前記被測定軸に平行な縦軸方向およびそれと直交する横軸方向にひずみ検出素子を有し、これら第1および第3のひずみゲージにおけるひずみ検出素子によって、前記第2の第1起歪部および第2の第2起歪部の各有底穴の底面の中心を結ぶ横軸回りで、前記第1の曲げモーメントに対して軸回りに90度回転した方向の第2の曲げモーメントを第1および第3のひずみゲージの平均として検出するホイートストンブリッジ回路を形成し、
前記被測定軸に沿う縦軸方向の荷重、前記被測定軸に対するねじれトルクの軸トルク、任意の横軸方向のせん断荷重、および任意の横軸回りの曲げモーメントを測定することにより、特に、被測定軸における縦軸方向の荷重による縦軸荷重、ねじれトルクによる軸トルク、任意の横軸方向の荷重によるせん断荷重および任意の横軸方向回りの曲げによる曲げモーメントを容易に且つ高精度に測定することが可能となる。
本発明の請求項4の軸グリップセンサによれば、
請求項3の軸グリップセンサにおける前記被測定軸に沿う縦軸方向の荷重を検出する構成、前記被測定軸に対するねじれトルクが加わった際の軸トルクを検出する構成、前記被測定軸に対して前記縦軸方向に直交し且つ前記第1の第1起歪部および第1の第2起歪部の各有底穴の底面に平行な横軸方向から荷重が加わった際の第1のせん断荷重を検出する構成、前記被測定軸に対して前記縦軸方向に直交し且つ前記第2の第1起歪部および第2の第2起歪部の各有底穴の底面に平行な横軸方向から荷重が加わった際の前記第1のせん断荷重に対して軸回りに90度回転した横軸方向の第2のせん断荷重を検出する構成、前記第1の第1起歪部および第1の第2起歪部の各有底穴の底面の中心を結ぶ横軸回りの第1の曲げモーメントを検出する構成、および前記第2の第1起歪部および第2の第2起歪部の各有底穴の底面の中心を結ぶ横軸回りで、前記第1の曲げモーメントに対して軸回りに90度回転した方向の第2の曲げモーメントを検出する構成のうちの、前記被測定軸に沿う縦軸方向の荷重を検出する構成、前記被測定軸に対するねじれトルクが加わった際の軸トルクを検出する構成、前記被測定軸に対して前記縦軸方向に直交し且つ前記第1の第1起歪部および第1の第2起歪部の各有底穴の底面に平行な横軸方向から荷重が加わった際の第1のせん断荷重を検出する構成、および前記被測定軸に対して前記縦軸方向に直交し且つ前記第2の第1起歪部および第2の第2起歪部の各有底穴の底面に平行な横軸方向から荷重が加わった際の前記第1のせん断荷重に対して軸回りに90度回転した横軸方向の第2のせん断荷重を検出する構成の4つの組み合わせを除く1つ〜5つの構成を用いて、前記縦軸方向の荷重、軸トルク、第1のせん断荷重、第2のせん断荷重、第1の曲げモーメント、および第2の曲げモーメントのうちの1つ〜5つを計測することにより、特に、被測定軸における縦軸方向の荷重による縦軸荷重、ねじれトルクによる軸トルク、任意の横軸方向の荷重によるせん断荷重および任意の横軸方向回りの曲げによる曲げモーメントのうちの所望に応じて選択した一部を容易に且つ高精度に測定することが可能となる。
本発明の請求項5の軸グリップセンサによれば、
請求項2〜請求項4のいずれか1項の軸グリップセンサにおいて、前記第1のセンサ部材の前記第1および第2の第1起歪部および前記第2のセンサ部材の前記第1および第2の第2起歪部は、前記外周面側からの有底穴に代えて、内周面側から肉厚のほぼ中央部までの有底穴をそれぞれ形成し、これら有底穴の底面に前記第1〜第4のひずみゲージの各ひずみ検出素子を配設することにより、特に、請求項2〜請求項4における代替的な他の構成による軸グリップセンサを提供することができる。
本発明の請求項6の軸グリップセンサによれば、請求項2〜請求項4のいずれか1項の軸グリップセンサにおいて、前記第1のセンサ部材の前記第1および第2の第1起歪部および前記第2のセンサ部材の前記第1および第2の第2起歪部は、前記外周面側から肉厚の中間部近傍までの有底穴に加えて、内周面側から肉厚の中央部近傍までの有底穴をそれぞれ形成して両有底穴の底面間に薄肉部を残し、前記外周面側からの有底穴の底面および前記内周面側からの有底穴の底面に前記第1〜第4のひずみゲージの各ひずみ検出素子を配設することにより、特に、請求項2〜請求項4における代替的なその他の構成による軸グリップセンサを提供することができる。
本発明の請求項7の軸グリップセンサによれば、請求項2〜請求項4のいずれか1項の軸グリップセンサにおいて、前記第1のセンサ部材の前記第1および第2の第1起歪部および前記第2のセンサ部材の前記第1および第2の第2起歪部は、前記外周面側から肉厚のほぼ中央部までの有底穴に加えて、内周面側から肉厚のほぼ中央部近傍までの有底穴をそれぞれ形成して両有底穴の底面間に薄肉部を残し、前記外周面側からの有底穴および前記内周面側からの有底穴のいずれか一方の底面に前記第1〜第4のひずみゲージの各ひずみ検出素子を配設することにより、特に、請求項2〜請求項4における代替的なさらにその他の構成による軸グリップセンサを提供することができる。
本発明の請求項8の軸グリップセンサによれば、請求項2〜請求項7のいずれか1項の軸グリップセンサにおいて、前記第1のセンサ部材の前記第1および第2の第1起歪部および前記第2のセンサ部材の前記第1および第2の第2起歪部は、前記第1〜第4のひずみゲージの各ひずみ検出素子が配設される前記有底穴の底面位置を、前記第1および第2のセンサ部材に個々に前記底面に平行な横軸回りの曲げモーメントが加わった際の中立軸上に位置し、前記第1および第2のセンサ部材の各単体における曲げモーメントによるひずみが発生しない位置に設定することにより、特に、請求項2〜請求項7における構成をさらに高精度化し得る軸グリップセンサを提供することができる。
以下、本発明に係る実施の形態に基づき、図面を参照して本発明の軸グリップセンサを詳細に説明する。
図1〜図15は、本発明の第1の実施の形態に係る縦軸荷重、軸トルクおよび2方向のせん断荷重の4分力変換器として構成した軸グリップセンサを示している。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る軸グリップセンサからなる4分力変換器を、中実円柱の被測定軸に装着した状態を示す斜視図、図2は、図1の構成において軸グリップセンサにより測定する中実円柱の被測定軸における縦軸荷重、軸トルクおよび第1のせん断荷重の各方向を示す斜視図、図3は、図1の構成において軸グリップセンサにより測定する中実円柱の被測定軸における第2のせん断荷重の方向を示す斜視図であり、図4は、同様に本発明の第1の実施の形態に係る軸グリップセンサからなる4分力変換器を、剛性大なる中空円筒の被測定軸に装着した状態を示す斜視図、図5は、図4の構成において軸グリップセンサにより測定する剛性大なる中空円筒の被測定軸における縦軸荷重、軸トルクおよび第1のせん断荷重方向を示す斜視図、図6は、図4の構成において軸グリップセンサにより測定する剛性大なる中空円筒の被測定軸における第2のせん断荷重方向を示す斜視図である。
図7は、図1〜図6の4分力変換器を構成する第1のセンサ部材を外周面側から見た斜視図、図8は、図7の第1のセンサ部材を内周面側から見た斜視図、そして図9は、図1〜図6の4分力変換器を構成する第2のセンサ部材を外周面側から見た斜視図である。また、図10は、図7の第1のセンサ部材の第1および第2の第1起歪部に対する第1および第2のひずみゲージ部のひずみ検出素子の添着状態を示しており、(a)は外周面側から見た第1のセンサ部材の斜視図、(b)は第1の第1起歪部に対する第1のひずみゲージ部におけるひずみ検出素子の配置構成を示す模式図、そして(c)は第2の第1起歪部に対する第2のひずみゲージ部におけるひずみ検出素子の配置構成を示す模式図である。
同様に、図11は、図9の第2のセンサ部材の第1および第2の第2起歪部に対する第3および第4のひずみゲージ部のひずみ検出素子の添着状態を示しており、(a)は外周面側から見た第2のセンサ部材の斜視図、(b)は第1の第2起歪部に対する第3のひずみゲージ部におけるひずみ検出素子の配置構成を示す模式図、そして(c)は第2の第2起歪部に対する第4のひずみゲージ部におけるひずみ検出素子の配置構成を示す模式図である。図12は、図10の(b)および図11の(b)に示した縦軸荷重測定用のひずみ検出素子を結線して形成される縦軸荷重測定用のホイートストンブリッジ回路の一例を示す回路構成図である。図13は、図10の(c)および図11の(c)に示した軸トルク測定用のひずみ検出素子を結線して形成される軸トルク測定用のホイートストンブリッジ回路の一例を示す回路構成図である。
図14は、図10の(b)および図11の(b)に示した第1の方向成分のせん断荷重測定用のひずみ検出素子を結線して形成される第1の方向成分のせん断荷重測定用のホイートストンブリッジ回路の一例を示す回路構成図である。図15は、図10の(c)および図11の(c)に示した第2の方向成分のせん断荷重測定用のひずみ検出素子を結線して形成される第2の方向成分のせん断荷重測定用のホイートストンブリッジ回路の一例を示す回路構成図である。
図1〜図15に示す4分力変換器としての軸グリップセンサは、第1のセンサ部材1、第2のセンサ部材2、締め付けボルト3、第1のひずみゲージ部4、第2のひずみゲージ部5、第3のひずみゲージ部6および第4のひずみゲージ部7を具備している。
図1〜図3に示す被測定軸S1は、中実円柱からなり、図4〜図6に示す被測定軸S2は、剛性大なる中空円筒からなる。図7および図8に詳細に示すように、第1のセンサ部材1は、被測定軸S1またはS2の外径に対応する内径を有する半円筒状をなし、一体に連設する軸方向についての中間部の内径を大径そして必要ならば外径を小径とすることにより薄肉とし、軸方向についての両端部(図1において上下端)を厚肉の第1の第1半環状部1aおよび第1の第2半環状部1bとする。この第1部材1の薄肉の前記中間部(以下、「連設部」ということがある)に適宜貫通孔1m(第1のセンサ部材1単独では閉じていない場合もある)からなる応力無伝達部を形成することにより、典型的には、軸回り方向について互いに90度の角度間隔を存して一端から45度および135度の角度位置に第1の第1起歪部1cおよび第2の第1起歪部1dを、そして軸回り方向についての適宜個所、例えば両端、に適宜寸法の第1の連結部1eを適宜個数形成する。第1および第2の第1起歪部1cおよび1dには、外周面側から肉厚のほぼ中央部までの有底穴1fおよび1gをそれぞれ形成する。第1の第1半環状部1aおよび第1の第2半環状部1bの各両端面には、締結手段としてのねじ機構を構成する雌ねじを形成してなるねじ穴1hを形成している。
図9に示すように、第2のセンサ部材2は、被測定軸S1またはS2の外径に対応する内径を有する半円筒状をなし、軸方向についての中間部(連設部)の内径を大径、そして必要ならば外径を小径とすることにより薄肉とし、軸方向についての両端部(上下端部)を厚肉の第2の第1半環状部2aおよび第2の第2半環状部2bとする。この第2のセンサ部材2の薄肉の前記中間部(連設部)に適宜貫通孔2m(第2のセンサ部材2単独では閉じていない場合もある)からなる応力無伝達部を形成することにより、典型的には、軸回り方向について互いに90度の角度間隔を存して一端から45度および135度の角度位置に第1の第2起歪部2cおよび第2の第2起歪部2dを、そして軸回り方向についての適宜個所、例えば両端、に適宜寸法の第2の連結部2eを適宜個数形成する。第1および第2の第2起歪部2cおよび2dには、それぞれ、この第2のセンサ部材2を第1のセンサ部材1と相対向させて結合した状態で第1および第2の第1起歪部1cおよび1dの有底穴1fおよび1gに対して被測定軸S1またはS2の中心軸線回りに180度の角度をなして直径上に正対して外周面側から肉厚のほぼ中央部までの有底穴2fおよび2gを形成する。
第2のセンサ部材2において、第2の第1半環状部2aおよび第2の第2半環状部2bの各両端部近傍には、締結手段としてのねじ機構を構成する4本のボルト3をそれぞれ挿通するための貫通孔2hおよびボルト3の頭部を受ける座ぐり凹部2iを形成している。
すなわち、第1のセンサ部材1は、被測定軸S1またはS2の外径に対応する内径を有する第1の環状体を軸線および直径を通る平面にて2分割した形状の一方からなる第1の第1半環状部1a、被測定軸S1またはS2の外径に対応する内径を有する第2の環状体を軸線および直径を通る平面にて2分割した形状の一方からなる第1の第2半環状部1b、第1の第1半環状部1aおよび第1の第2半環状部1bを有し、さらに、これら両者の内周面よりも内径を大きく、両者の外周面より外径を小さくして薄肉とした中間部(連設部)を有する。
この中間部には、例えば、軸回りについての一端から45度の角度位置において外周面側から半径方向に有底穴1fを形成してなる第1の第1起歪部1c、この第1の第1起歪部1cと90度の角度間隔を存し、例えば軸回りについての前記一端から135度の角度位置において連結し且つ外周面側から半径方向に有底穴1gを形成してなる第2の第1起歪部1d、ならびに第1および第2の第1起歪部1cおよび1dに応力を集中させるために第1の第1半環状部1aと第1の第2半環状部1bとの間で且つ第1および第2の第1起歪部1cおよび1dそれぞれの両側に貫通孔をなす応力無伝達部を形成するとともにねじれ剛性を強化するために第1および第2の第1起歪部1cおよび1dの少なくとも一側方において第1の第1半環状部1aと第1の第2半環状部1bを両者の内周面よりも外側に内周面そして内側に外周面を呈して連結する適宜個数の第1の連結部1eを有する。
また、第2のセンサ部材2は、被測定軸S1またはS2の外径に対応する内径を有する第1の環状体を軸線および直径を通る平面にて先に2分割したものの他方からなる第2の第1半環状部2a、被測定軸S1またはS2の外径に対応する内径を有する第2の環状体を軸線および直径を通る平面にて先に2分割したものの他方からなる第2の第2半環状部2b、第2の第1半環状部2aおよび第2の第2半環状部2bを有し、これら両者の内周面よりも内径を大きく、両者の外周面より外形を小さくして薄肉とした中間部(第2連設部)を有する。この中間部には、例えば軸回りについての一端から45度の角度位置において外周面側から半径方向に有底穴2fを形成してなる第1の第2起歪部2c、この第1の第2起歪部2cと90度の角度間隔を存し、例えば軸回りについての前記一端から135度の角度位置において連結し且つ外周面側から半径方向に有底穴2gを形成してなる第2の第2起歪部2d、ならびに第1および第2の第2起歪部2cおよび2dに応力を集中させるために第2の第1半環状部2aと第2の第2半環状部2bとの間で且つ第1および第2の第2起歪部2cおよび2dそれぞれの両側に貫通孔2mをなす応力無伝達部を形成するとともにねじれ剛性を強化するために第1および第2の第2起歪部2cおよび2dの少なくとも一側方において第2の第1半環状部2aと第2の第2半環状部2bを両者の内周面よりも外側に内周面を、そして内側に外周面を呈して連結する適宜個数の第2の連結部2eを有する。
図10および図11に示すように、第1のひずみゲージ部4は、第1の第1起歪部1cの有底穴1fの底面に、被測定軸S1またはS2に平行な縦軸方向およびそれと直交する横軸方向に縦軸荷重測定用のひずみ検出素子R71〜R74および被測定軸S1またはS2に平行な縦軸方向に対して+45度および−45度の互いに直交する方向に第1の方向のせん断荷重測定用のひずみ検出素子R91〜R94を有し、且つ第2のひずみゲージ部5は、第2の第1起歪部1dの有底穴1gの底面に、被測定軸S1またはS2に平行な縦軸方向に対して+45度および−45度の互いに直交する方向に軸トルク測定用のひずみ検出素子R81〜R84および被測定軸S1またはS2に平行な縦軸方向に対して+45度および−45度の互いに直交する方向に第2の方向のせん断荷重測定用のひずみ検出素子R101〜R104を有する。
また、第3のひずみゲージ部6は、第1の第2起歪部2cの有底穴2fの底面に、被測定軸S1またはS2に平行な縦軸方向およびそれと直交する横軸方向に縦軸荷重測定用のひずみ検出素子R75〜R78および被測定軸S1またはS2に平行な縦軸方向に対して+45度および−45度の互いに直交する方向に第1の方向のせん断荷重測定用のひずみ検出素子R95〜R98を有し、且つ第4のひずみゲージ部7は、第2の第2起歪部2dの有底穴2gの底面に、被測定軸S1またはS2に平行な縦軸方向に対して+45度および−45度の互いに直交する方向に軸トルク測定用のひずみ検出素子R85〜R88および被測定軸S1またはS2に平行な縦軸方向に対して+45度および−45度の互いに直交する方向に第2の方向のせん断荷重測定用のひずみ検出素子R105〜R108を有する。
図12に示すように、第1および第3のひずみゲージ部4および6におけるひずみ検出素子R71〜R78は、被測定軸S1またはS2に沿う縦軸方向の荷重F1(図2,図3、図5および図6を参照されたい)を第1および第3のひずみゲージ部4および6の平均として検出するホイートストンブリッジ回路を形成している。図13に示すように、第2および第4のひずみゲージ部5および7におけるひずみ検出素子R81〜R88は、被測定軸S1またはS2に対するねじれトルクF2(図2、図3、図5および図6を参照されたい)が加わった際の軸トルクを第2および第4のひずみゲージ部5および7の平均として検出するホイートストンブリッジ回路を形成している。
図14に示すように、第1および第3のひずみゲージ部4および6におけるひずみ検出素子R91〜R98は、被測定軸S1またはS2に対して前記縦軸方向に直交し且つ第1の第1起歪部1cの有底穴1fの底面に平行な横軸方向からせん断荷重F3(図2、図3、図5および図6を参照されたい)が加わった際の第1の方向のせん断荷重成分を第1および第3のひずみゲージ部4および6の平均として検出するホイートストンブリッジ回路を形成している。そして、図15に示すように、第2および第4のひずみゲージ部5および7におけるひずみ検出素子R101〜R108は、被測定軸S1またはS2に対して前記縦軸方向に直交し且つ第2の第1起歪部1dの有底穴1gの底面に平行な横軸方向からせん断荷重F4(図2,図3、図5および図6を参照されたい)が加わった際の第2の方向のせん断荷重成分を第2および第4のひずみゲージ部5および7の平均として検出するホイートストンブリッジ回路を形成している。
前記締結手段は、第2のセンサ部材2の第2の第1半環状部2aの両端部および第2の第2半環状部2bの両端部の座ぐり凹部2iと貫通孔2hに4本のボルト3を挿通して、第1のセンサ部材1の第1の第1半環状部1aの両端面および第1の第2半環状部1bの両端面のねじ穴1hに螺合させて所定の締め付けトルクで締め付け結合するねじ機構によって構成している。
このような構成の軸グリップセンサからなる縦軸荷重変換器は、第1のセンサ部材1と第2のセンサ部材2を上述のように締め付け結合して、被測定軸S1またはS2に装着し、図12〜図15のホイートストンブリッジ回路に所定の電源電圧(いわゆるブリッジ電圧)を入力することにより、被測定軸S1またはS2に沿う縦軸方向の荷重F1に応じ、第1および第3のひずみゲージ部4および6の電気信号の平均値としての検出電圧が図12のホイートストンブリッジ回路から、被測定軸S1またはS2に対するねじれトルクの軸トルクF2に応じ、第2および第4のひずみゲージ部5および7の電気信号の平均値としての検出電圧が図13のホイートストンブリッジ回路から、被測定軸S1またはS2に対して前記縦軸方向に直交し且つ第1の第1起歪部1cの有底穴1fの底面に平行な横軸方向からのせん断荷重F3に対応する第1の方向のせん断荷重成分に応じ、第1および第3のひずみゲージ部4および6の電気信号の平均値としての検出電圧が図14のホイートストンブリッジ回路から、そして被測定軸S1またはS2に対して前記縦軸方向に直交し且つ第2の第1起歪部1dの有底穴1gの底面に平行な横軸方向からのせん断荷重F4に対応する第2の方向のせん断荷重成分に応じ、第2および第4のひずみゲージ部5および7、電気信号の平均値としての検出電圧が図15のホイートストンブリッジ回路から、それぞれ出力される(請求項1および請求項2に対応する)。
なお、望ましくは、第1〜第4のひずみゲージ部4〜7が配設される有底穴1f、1g、2fおよび2gには、適宜蓋等を設けて封止するようにする。また、締結手段としてのねじ機構は、第1のセンサ部材1のネジ穴1hの代わりに第2のセンサ部材2と同様のボルトが挿通される貫通孔およびナットを受ける座ぐり凹部を形成し、ボルトとナットを用いて締め付けるようにしてもよい。
図16〜図29は、本発明の第2の実施の形態に係る縦軸荷重、軸トルク、2方向のせん断荷重および2方向の曲げモーメントの6分力変換器として構成した軸グリップセンサを示している。
図16は、本発明の第2の実施の形態に係る軸グリップセンサからなる6分力変換器を、中実円柱の被測定軸に装着した状態を示す斜視図、図17は、図16の構成において軸グリップセンサにより測定する中実円柱の被測定軸における縦軸荷重、第1のせん断荷重および第1の曲げモーメントの各方向を示す斜視図、図18は、図16の構成において軸グリップセンサにより測定する中実円柱の被測定軸における軸トルク、第2のせん断荷重および第2の曲げモーメントの各方向を示す斜視図であり、図19は、同様に本発明の第2の実施の形態に係る軸グリップセンサからなる4分力変換器を、剛性大なる中空円筒の被測定軸に装着した状態を示す斜視図、図20は、図19の構成において軸グリップセンサにより測定する剛性大なる中空円筒の被測定軸における縦軸荷重、第1のせん断荷重および第1の曲げモーメントの各方向を示す斜視図、図21は、図19の構成において軸グリップセンサにより測定する剛性大なる中空円筒の被測定軸における軸トルク、第2のせん断荷重および第2の曲げモーメントの各方向を示す斜視図である。
この第2の実施の形態に係る軸グリップセンサにおいては、図7〜図9に示した第1の実施の形態に係る軸グリップセンサと同様の形状構成を有する第1のセンサ部材1および第2のセンサ部材2を用いている。また、図22は、第1のセンサ部材1の第1および第2の第1起歪部1fおよび1gに対する第1および第2のひずみゲージ部(14および15)のひずみ検出素子の添着状態を示しており、(a)は外周面側から見た第1のセンサ部材1の斜視図、(b)は第1の第1起歪部1cに対する第1のひずみゲージ部(14)におけるひずみ検出素子の配置構成を示す模式図、そして(c)は第2の第1起歪部1dに対する第2のひずみゲージ部(15)におけるひずみ検出素子の配置構成を示す模式図である。
同様に、図23は、第2のセンサ部材2の第1および第2の第2起歪部2cおよび2dに対する第3および第4のひずみゲージ部(16および17)のひずみ検出素子の添着状態を示している。このうち図23の(a)は外周面側から見た第2のセンサ部材2の斜視図、(b)は第1の第2起歪部2cに対する第3のひずみゲージ部(16)におけるひずみ検出素子の配置構成を示す模式図、そして(c)は第2の第2起歪部2dに対する第4のひずみゲージ部(17)におけるひずみ検出素子の配置構成を示す模式図である。図24は、図22の(b)および図23の(b)に示した縦軸荷重測定用のひずみ検出素子を結線して形成される縦軸荷重測定用のホイートストンブリッジ回路の一例を示す回路構成図である。図25は、図22の(c)および図23の(c)に示した軸トルク測定用のひずみ検出素子を結線して形成される軸トルク測定用のホイートストンブリッジ回路の一例を示す回路構成図である。
図26は、図22の(b)および図23の(b)に示した第1の方向成分のせん断荷重測定用のひずみ検出素子を結線して形成される第1の方向成分のせん断荷重測定用のホイートストンブリッジ回路の一例を示す回路構成図である。図27は、図22の(c)および図23の(c)に示した第2の方向成分のせん断荷重測定用のひずみ検出素子を結線して形成される第2の方向成分のせん断荷重測定用のホイートストンブリッジ回路の一例を示す回路構成図である。図28は、図22の(c)および図23の(c)に示した第1の方向成分の曲げモーメント測定用のひずみ検出素子を結線して形成される第1の方向成分の曲げモーメント測定用のホイートストンブリッジ回路の一例を示す回路構成図である。図29は、図22の(b)および図23の(b)に示した第2の方向成分の曲げモーメント測定用のひずみ検出素子を結線して形成される第2の方向成分の曲げモーメント測定用のホイートストンブリッジ回路の一例を示す回路構成図である。
図15〜図29に示す6分力変換器としての軸グリップセンサは、第1の実施の形態に係る4分力変換器としての軸グリップセンサの場合と同様の第1のセンサ部材1、第2のセンサ部材2および締め付けボルト3を用いている。この場合、第1のひずみゲージ部14、第2のひずみゲージ部15、第3のひずみゲージ部16および第4のひずみゲージ部17は、それぞれ第1の実施の形態における第1のひずみゲージ部4、第2のひずみゲージ部5、第3のひずみゲージ部6および第4のひずみゲージ部7とは若干異なる配置構成を有している。図16〜図18に示す被測定軸S1は、中実円柱からなり、図19〜図21に示す被測定軸S2は、剛性大なる中空円筒からなる。
図16〜図18において、図7および図8に示した通り、第1のセンサ部材1は、被測定軸S1またはS2の外径に対応する内径を有する半円筒状をなし、軸方向についての中間部の内径を大径そして必要ならば外径を小径とすることにより、軸方向についての両端部を厚肉の第1の第1半環状部1aおよび第1の第2半環状部1bとする。この第1のセンサ部材1の薄肉の前記中間部に適宜貫通孔1mからなる応力無伝達部を形成することにより、典型的には、軸回り方向について互いに90度の角度間隔を存して一端から45度および135度の角度位置に第1の第1起歪部1cおよび第2の第1起歪部1dを、そして軸回り方向についての適宜個所、例えば両端、に適宜寸法の第1の連結部1eを適宜個数形成する。第1および第2の第1起歪部1cおよび1dには、外周面側から所定深さの有底穴1fおよび1gをそれぞれ形成する。第1の第1半環状部1aおよび第1の第2半環状部1bの各両端面には、締結手段としてのねじ機構を構成する雌ねじを形成してなるねじ穴1h(図には、現われていない)を形成している。
図16〜図23において、図9に示した通り、第2のセンサ部材2は、被測定軸S1またはS2の外径に対応する内径を有する半円筒状をなし、軸方向についての中間部の内径を大径そして必要ならば外径を小径とすることにより、軸方向についての両端部を厚肉の第2の第1半環状部2aおよび第2の第2半環状部2bとする。この第2のセンサ部材2の薄肉の前記中間部に適宜貫通孔2mからなる応力無伝達部を形成することにより、典型的には、軸回り方向について互いに90度の角度間隔を存して一端から45度および135度の角度位置に第1の第2起歪部2cおよび第2の第2起歪部2dを、そして軸回り方向についての適宜個所、例えば両端、に適宜寸法の第2の連結部2eを適宜個数形成する。
第1および第2の第2起歪部2cおよび2dには、それぞれ、この第2のセンサ部材2を第1のセンサ部材1と相対向させて結合した状態で第1および第2の第1起歪部1cおよび1dの有底穴1fおよび1gに対して被測定軸S1またはS2の中心軸線回りに180度の角度をなして直径上に正対して外周面側から肉厚のほぼ中央部までの有底穴2fおよび2gを形成する。第2の第1半環状部2aおよび第2の第2半環状部2bの各両端部近傍には、締結手段としてのねじ機構を構成する4本の締付ボルト3をそれぞれ挿通するための貫通孔2hおよびボルト3の頭部を受ける座ぐり凹部2iを形成している。
すなわち、第1のセンサ部材1は、被測定軸S1またはS2の外径に対応する内径を有する第1の環状体を軸線および直径を通る平面にて2分割した形状の一方からなる第1の第1半環状部1a、被測定軸S1またはS2の外径に対応する内径を有する第2の環状体を軸線および直径を通る平面にて2分割した形状の一方からなる第1の第2半環状部1b、第1の第1半環状部1aおよび第1の第2半環状部1bの中間部(連設部)を両者の内周面よりも外側に内周面を、そして内側に外周面を呈して薄肉として、例えば軸回りについての一端から45度の角度位置において連結し且つ外周面側から半径方向に有底穴1fを形成してなる第1の第1起歪部1c、第1の第1半環状部1aおよび第1の第2半環状部1bを両者の内周面よりも外側に内周面そして内側に外周面を呈して薄肉として第1の第1起歪部1cと90度の角度間隔を存し、例えば軸回りについての前記一端から135度の角度位置において連結し且つ外周面側から半径方向に有底穴1gを形成してなる第2の第1起歪部1d、ならびに第1および第2の第1起歪部1cおよび1dに応力を集中させるために第1の第1半環状部1aと第1の第2半環状部1bとの間で且つ第1および第2の第1起歪部1cおよび1dそれぞれの両側近傍に貫通孔1mをなす応力無伝達部を形成するとともにねじれ剛性を強化するために第1および第2の第1起歪部1cおよび1dの少なくとも一側方において第1の第1半環状部1aと第1の第2半環状部1bに対しその内周面よりも外側に内周面を、そして内側に外周面を呈して連結する適宜個数の第1の連結部1eを有する。
また、第2のセンサ部材2は、図23(a)に示すように、被測定軸S1またはS2の外径に対応する内径を有する第1の環状体を軸線および直径を通る平面にて先に2分割した形状の他方からなる第2の第1半環状部2aと、被測定軸S1またはS2の外径に対応する内径を有する第2の環状体を軸線および直径を通る平面にて先に2分割した形状の他方からなる第2の第2半環状部2bと、第2の第1半環状部2aと第2の第2半環状部2bとの間に一体または一体的に連設され、両半環状部2a,2bの内周面よりも外側に内周面、そして内側に外周面を呈して、形成してなる中間部と、この中間部の薄肉として例えば軸回りについての一端から45度の角度位置において外周面側から半径方向に有底穴2fを形成してなる第1の第2起歪部2cと、この第1の第2起歪部2cと90度の角度間隔を存し、例えば軸回りについての前記一端から135度の角度位置において外周面側から半径方向に有底穴2gを形成してなる第2の第2起歪部2dと、第1および第2の第2起歪部2cおよび2dに応力を集中させるために第1および第2の第2起歪部2cおよび2dそれぞれの両側近傍に貫通孔2mをなす応力無伝達部と、ねじれ剛性を強化するために第1および第2の第2起歪部2cおよび2dの少なくとも一側方において第2の第1半環状部2aと第2の第2半環状部2bを連結する適宜個数の第2の連結部2eを有する。
図22および図23に示すように、第1のひずみゲージ部14は、第1の第1起歪部1cの有底穴1fの底面に、被測定軸S1またはS2に平行な縦軸方向およびそれと直交する横軸方向に縦軸荷重測定用のひずみ検出素子R111〜R114を添着し、被測定軸S1またはS2に平行な縦軸方向に対して+45度および−45度の互いに直交する方向に第1の方向のせん断荷重測定用のひずみ検出素子R131〜R134を添着し、さらに被測定軸S1またはS2に平行な縦軸方向およびそれと直交する横軸方向に第2の曲げモーメント測定用のひずみ検出素子R161〜R164を添着してある。
また第2のひずみゲージ部15は、第2の第1起歪部1dの有底穴1gの底面に、被測定軸S1またはS2に平行な縦軸方向に対して+45度および−45度の互いに直交する方向に軸トルク測定用のひずみ検出素子R121〜R124を添着し、被測定軸S1またはS2に平行な縦軸方向に対して+45度および−45度の互いに直交する方向に第2の方向のせん断荷重測定用のひずみ検出素子R141〜R144を添着し、さらに被測定軸S1またはS2に平行な縦軸方向およびそれと直交する横軸方向に第1の曲げモーメント測定用のひずみ検出素子R151〜R154を添着してある。
また、第3のひずみゲージ部16は、図23(a)、(b)に示すように、第1の第2起歪部2cの有底穴2fの底面に、被測定軸S1またはS2に平行な縦軸方向およびそれと直交する横軸方向に縦軸荷重測定用のひずみ検出素子R115〜R118を添着し、被測定軸S1またはS2に平行な縦軸方向に対して+45度および−45度の互いに直交する方向に第1の方向のせん断荷重測定用のひずみ検出素子R135〜R138を添着し、さらに被測定軸S1またはS2に平行な縦軸方向およびそれと直交する横軸方向に第2の曲げモーメント測定用のひずみ検出素子R165〜R168を添着してある。
また、第4のひずみゲージ部17は、第2の第2起歪部2dの有底穴2gの底面に、被測定軸S1またはS2に平行な縦軸方向に対して+45度および−45度の互いに直交する方向に軸トルク測定用のひずみ検出素子R125〜R128を添着し、被測定軸S1またはS2に平行な縦軸方向に対して+45度および−45度の互いに直交する方向に第2の方向のせん断荷重測定用のひずみ検出素子R145〜R148を添着し、被測定軸S1またはS2に平行な縦軸方向およびそれと直交する横軸方向に第1の曲げモーメント測定用のひずみ検出素子R155〜R158を添着してある。
図24に示すように、第1および第3のひずみゲージ部14および16におけるひずみ検出素子R111〜R118は、被測定軸S1またはS2に沿う縦軸方向の荷重F1(図17,図18、図20および図21を参照されたい)を第1および第3のひずみゲージ部14および16の平均として検出するホイートストンブリッジ回路を形成している。
図25に示すように、第2および第4のひずみゲージ部15および17におけるひずみ検出素子R121〜R124およびR125R〜128は、被測定軸S1またはS2に対するねじれトルクF2(図17,図18、図20および図21を参照されたい)が加わった際の軸トルクを第2および第4のひずみゲージ部15および17の平均として検出するホイートストンブリッジ回路を形成している。図26に示すように、第1および第3のひずみゲージ部14および16におけるひずみ検出素子R131〜R134およびR135〜R138は、被測定軸S1またはS2に対して前記縦軸方向に直交し且つ第1の第1起歪部1cの有底穴1fの底面に平行な横軸方向からせん断荷重F3(図17,図18、図20および図21を参照されたい)が加わった際の第1の方向のせん断荷重成分を第1および第3のひずみゲージ部14および16の平均として検出するホイートストンブリッジ回路を形成している。
図27に示すように、第2および第4のひずみゲージ部15および17におけるひずみ検出素子R141〜R144およびR145〜R148は、被測定軸S1またはS2に対して前記縦軸方向に直交し且つ第2の第1起歪部1dの有底穴1gの底面に平行な横軸方向からせん断荷重F4(図17,図18、図20および図21を参照されたい)が加わった際の第2の方向のせん断荷重成分を第2および第4のひずみゲージ部15および17の平均として検出するホイートストンブリッジ回路を形成している。図28に示すように、第2および第4のひずみゲージ部15および17におけるひずみ検出素子R151〜R154およびR155〜R158は、被測定軸S1またはS2に対して第1の第1起歪部1cおよび第1の第2起歪部2cの各有底穴の底面の中心を結ぶ横軸回りの第1の曲げモーメントF5(図17、図18、図20および図21を参照されたい)が加わった際の第1の方向の曲げモーメント成分を第2および第4のひずみゲージ部15および17の平均として検出するホイートストンブリッジ回路を形成している。
そして、図29に示すように、第1および第3のひずみゲージ部14および16におけるひずみ検出素子R161R〜164およびR165〜R168は、被測定軸S1またはS2に対して第2の第1起歪部1dおよび第2の第2起歪部2dの各有底穴の底面の中心を結ぶ横軸回りで、前記第1の曲げモーメントF5に対して軸回りに90度回転した方向の第2の曲げモーメントF6(図17,図18、図20および図21を参照されたい)が加わった際の第2の方向の曲げモーメント成分を第1および第3のひずみゲージ部14および16の平均として検出するホイートストンブリッジ回路を形成している。
前記締結手段は、第2のセンサ部材2の第2の第1半環状部2aの両端部および第2の第2半環状部2bの両端部の座ぐり凹部2iと貫通孔2hに4本のボルト3を挿通して、第1のセンサ部材1の第1の第1半環状部1aの両端面および第1の第2半環状部1bの両端面のねじ穴1hに螺合させて所定の締め付けトルクで締め付け結合するねじ機構によって構成している。
このような構成の軸グリップセンサからなる縦軸荷重変換器は、第1のセンサ部材1と第2のセンサ部材2を上述のように締め付け結合して、被測定軸S1またはS2に装着し、図24〜図29のホイートストンブリッジ回路に所定の電源電圧(ブリッジ電圧)を入力することにより、被測定軸S1またはS2に沿う縦軸方向の荷重F1に応じ、第1および第3のひずみゲージ部14および16の電気信号の平均値としての検出電圧が図24のホイートストンブリッジ回路から出力される。
被測定軸S1またはS2に対するねじれトルクの軸トルクF2に応じ、第2および第4のひずみゲージ部15および17の電気信号の平均値としての検出電圧が図25のホイートストンブリッジ回路から出力される。被測定軸S1またはS2に対して前記縦軸方向に直交し且つ第1の第1起歪部1cの有底穴1fの底面に平行な横軸方向からのせん断荷重F3に対応する第1の方向のせん断荷重成分に応じ、第1および第3のひずみゲージ部14および16の電気信号の平均値としての検出電圧が図26のホイートストンブリッジ回路から出力される。被測定軸S1またはS2に対して前記縦軸方向に直交し且つ第2の第1起歪部1dの有底穴1gの底面に平行な横軸方向からのせん断荷重F4に対応する第2の方向のせん断荷重成分に応じ、第2および第4のひずみゲージ部15および17の電気信号の平均値としての検出電圧が図27のホイートストンブリッジ回路から出力される。
被測定軸S1またはS2に対して第1の第1起歪部1cおよび第1の第2起歪部2cの各有底穴の底面の中心を結ぶ横軸回りの第1の曲げモーメントF5に対応する第1の方向の曲げモーメント成分に応じ、第2および第4のひずみゲージ部15および17電気信号の平均値としての検出電圧が図28のホイートストンブリッジ回路から出力される。そして被測定軸S1またはS2に対して第2の第1起歪部1dおよび第2の第2起歪部2dの各有底穴の底面の中心を結ぶ横軸回りで、前記第1の曲げモーメントF5に対して軸回りに90度回転した方向の第2の曲げモーメントF6に対応する第2の方向の曲げモーメント成分に応じ、第1および第3のひずみゲージ部14および16の電気信号の平均値としての検出電圧が図29のホイートストンブリッジ回路から出力される(請求項1および請求項3に対応する)。
なお、望ましくは、第1〜第4のひずみゲージ部14〜17が配設される有底穴1f、1g、2fおよび2gには、適宜後述する蓋体等を設けて封止するようにする。また、締結手段としてのねじ機構は、第1のセンサ部材1のネジ穴1hの代わりに第2のセンサ部材2と同様のボルトが挿通される貫通孔およびナットを受ける座ぐり凹部を形成し、ボルトとナットを用いて締め付けるようにしてもよい。
上述した第1の実施の形態においては、被測定軸S1またはS2に沿う縦軸方向の荷重F1、被測定軸S1またはS2に対するねじれトルクF2、被測定軸S1またはS2に対して前記縦軸方向に直交し且つ第1の第1起歪部1cの有底穴1fの底面に平行な横軸方向からのせん断荷重F3および被測定軸S1またはS2に対して前記縦軸方向に直交し且つ第2の第1起歪部1dの有底穴1gの底面に平行な横軸方向からのせん断荷重F4、また、第2の実施の形態においては、被測定軸S1またはS2に沿う縦軸方向の荷重F1、被測定軸S1またはS2に対するねじれトルクF2、被測定軸S1またはS2に対して前記縦軸方向に直交し且つ第1の第1起歪部1cの有底穴1fの底面に平行な横軸方向からのせん断荷重F3、被測定軸S1またはS2に対して前記縦軸方向に直交し且つ第2の第1起歪部1dの有底穴1gの底面に平行な横軸方向からのせん断荷重F4、被測定軸S1またはS2に対して第1の第1起歪部1cおよび第1の第2起歪部2cの各有底穴の底面の中心を結ぶ横軸回りの第1の曲げモーメントF5および被測定軸S1またはS2に対して第2の第1起歪部1dおよび第2の第2起歪部2dの各有底穴の底面の中心を結ぶ横軸回りで、前記第1の曲げモーメントF5に対して軸回りに90度回転した方向の第2の曲げモーメントF6のそれぞれの測定の組み合わせを説明したが、それら以外のこれらの組み合わせ、すなわち被測定軸S1またはS2に沿う縦軸方向の荷重F1、被測定軸S1またはS2に対するねじれトルクF2、被測定軸S1またはS2に対して前記縦軸方向に直交し且つ第1の第1起歪部1cの有底穴1fの底面に平行な横軸方向からのせん断荷重F3、被測定軸S1またはS2に対して前記縦軸方向に直交し且つ第2の第1起歪部1dの有底穴1gの底面に平行な横軸方向からのせん断荷重F4、被測定軸S1またはS2に対して第1の第1起歪部1cおよび第1の第2起歪部2cの各有底穴の底面の中心を結ぶ横軸回りの第1の曲げモーメントF5および被測定軸S1またはS2に対して第2の第1起歪部1dおよび第2の第2起歪部2dの各有底穴の底面の中心を結ぶ横軸回りで、前記第1の曲げモーメントF5に対して軸回りに90度回転した方向の第2の曲げモーメントF6のうちのその他の1つ〜5つを選択し、適宜組み合わせてもよい(請求項4に対応する)。
図30〜図32は、本発明の第3の実施の形態に係る軸グリップセンサの要部の構成を示している。本発明の第3の実施の形態に係る軸グリップセンサは、第1および第2の実施の形態で用いた第1のセンサ部材1および第2のセンサ部材2に代えて、図30〜図32に示す第1のセンサ部材11および第2のセンサ部材12をそれぞれ用いる。図30および図31に詳細に示すように、第1のセンサ部材11は、被測定軸S1またはS2の外径に対応する内径を有する半円筒状をなし、軸方向についての中間部の内径を大径とし且つ必要ならば外径を小径とすることにより薄肉とし、軸方向についての両端部を厚肉の第1の第1半環状部11aおよび第1の第2半環状部11bとして、前記中間部の薄肉部に適宜貫通孔11m(第1のセンサ部材11単独としては閉じていない場合もある)からなる応力無伝達部を形成することにより、例えば軸回り方向について互いに90度の角度間隔を存して一端から45度および135度の角度位置に第1の第1起歪部11cおよび第2の第1起歪部11dを、そして軸回り方向についての適宜個所、例えば両端、に適宜寸法の第1の連結部11eを適宜個数形成する。第1および第2の第1起歪部11cおよび11dには、上述した第1〜第2の実施の形態とは異なり、内周面側から所定の深さに至る有底穴11fおよび11gをそれぞれ形成する。第1の第1半環状部11aおよび第1の第2半環状部11bの各両端面には、締結手段としてのねじ機構を構成する雌ねじを形成してなるねじ穴11hを形成している。
図32に示すように、第2のセンサ部材12は、被測定軸S1またはS2の外径に対応する内径を有する半円筒状をなし、軸方向についての中間部の内径を大径とし且つ必要ならば外径を小径とすることにより、軸方向についての両端部を厚肉の第2の第1半環状部12aおよび第2の第2半環状部12bとしている。前記中間部の薄肉部に適宜貫通孔12m(第2のセンサ部材12単独としては閉じていない場合もある)からなる応力無伝達部を形成することにより、例えば軸回り方向について互いに90度の角度間隔を存して一端から45度および135度の角度位置に第1の第2起歪部12cおよび第2の第2起歪部12dを、そして軸回り方向についての適宜個所、例えば両端、に適宜寸法の第2の連結部12eを適宜個数形成する。
第1および第2の第2起歪部12cおよび12dには、それぞれ、この第2のセンサ部材12を第1のセンサ部材11と相対向させて結合した状態で第1および第2の第1起歪部11cおよび11dの有底穴11fおよび11gに対して被測定軸S1またはS2の中心軸線回りに180度の角度をなして直径上に正対して内周面側から肉厚のほぼ中央部までの有底穴12fおよび12g(図示されていない)を形成する。第2の第1半環状部12aおよび第2の第2半環状部12bの各両端部近傍には、締結手段としてのねじ機構を構成する4本のボルト3をそれぞれ挿通するための貫通孔12hおよびボルト3の頭部を受ける座ぐり凹部12iを形成している。
すなわち、第1のセンサ部材11は、被測定軸S1またはS2の外径に対応する内径を有する第1の環状体を軸線および直径を通る平面にて先に2分割した形状の一方からなる第1の第1半環状部11aと、被測定軸S1またはS2の外径に対応する内径を有する第2の環状体を軸線および直径を通る平面にて2分割した形状の一方からなる第1の第2半環状部11bと、第1の第1半環状部11aと第1の第2半環状部11bの間に連設され、両半環状部11a、11bの両者の内周面よりも大径で、両者の外周面よりも小径の薄肉とした中間部よりなる。この中間部には、例えば軸回りについての一端から45度の角度位置において内周面側から半径方向に有底穴11fを形成してなる第1の第1起歪部11c、第1の第1起歪部11cと90度の角度間隔を存し、例えば軸回りについての前記一端から135度の角度位置において内周面側から半径方向に有底穴11gを形成してなる第2の第1起歪部11d、ならびに第1および第2の第1起歪部11cおよび11dに応力を集中させるために第1の第1半環状部11aと第1の第2半環状部11bとの間で且つ第1および第2の第1起歪部11cおよび11dそれぞれの両側に貫通孔11mをなす応力無伝達部を形成するとともにねじれ剛性を強化するために第1および第2の第1起歪部11cおよび11dの少なくとも一側方において第1の第1半環状部11aと第1の第2半環状部11bとを連結する適宜個数の第1の連結部11eを有する。
また、第2のセンサ部材12は、被測定軸S1またはS2の外径に対応する内径を有する第1の環状体を軸線および直径を通る平面にて先に2分割した形状の他方からなる第2の第1半環状部12aと、被測定軸S1またはS2の外径に対応する内径を有する第2の環状体を軸線および直径を通る平面にて先に2分割した形状の他方からなる第2の第2半環状部12bと、第2の第1半環状部12aと第2の第2半環状部12bの間に連設され、両半環状部12a、12bの両者の内周面よりも大径で両者の外周面よりも小径とした薄肉の中間部よりなる。この中間部には、例えば軸回りについての一端から45度の角度位置において内周面側から半径方向に有底穴12fを形成してなる第1の第2起歪部12c、第1の第2起歪部12cと90度の角度間隔を存し、例えば軸回りについての前記一端から135度の角度位置において内周面側から半径方向に有底穴12gを形成してなる第2の第2起歪部12d、ならびに第1および第2の第2起歪部12cおよび12dに応力を集中させるために第2の第1半環状部12aと第2の第2半環状部12bとの間で且つ第1および第2の第2起歪部12cおよび12dそれぞれの両側に貫通孔をなす応力無伝達部を形成するとともにねじれ剛性を強化するために第1および第2の第2起歪部12cおよび12dの少なくとも一側方において第2の第1半環状部12aと第2の第2半環状部12bとを連結する適宜個数の第2の連結部12eを有する。
この場合、第1のひずみゲージ部4等は、第1の第1起歪部11cの有底穴11fの底面に配設され、第2のひずみゲージ部5等は、第1の第1起歪部11dの有底穴11gの底面に配設され、第3のひずみゲージ部6等は、第1の第2起歪部12cの有底穴12f(図に現われない)の底面に配設され、且つ第4のひずみゲージ部7等は、第2の第2起歪部12dの有底穴12g(図には現われない)の底面に配設される。
前記締結手段は、第2のセンサ部材12の第2の第1半環状部12aの両端部および第2の第2半環状部12bの両端部の座ぐり凹部12iと貫通孔12hにボルト3を挿通して、第1のセンサ部材11の第1の第1半環状部11aの両端面および第1の第2半環状部11bの両端面のねじ穴11hに螺合させて所定の締め付けトルクで締め付け結合するねじ機構によって構成している。
このような構成の軸グリップセンサは、第1のセンサ部材11と第2のセンサ部材12を上述のように締め付け結合して、被測定軸S1またはS2に装着して用いられる(請求項5に対応する)。
なお、望ましくは、第1〜第4のひずみゲージ部4〜7等が配設される有底穴11f、11g、12fおよび12gには、蓋体等を設けて封止するようにする。また、締結手段としてのねじ機構は、第1のセンサ部材11のネジ穴11hの代わりに第2のセンサ部材12と同様のボルトが挿通される貫通孔およびナットを受ける座ぐり凹部を形成し、ボルトとナットを用いて締め付けるようにしてもよい。
図33〜図35は、本発明の第4の実施の形態に係る軸グリップセンサの要部の構成を示している。本発明の第4の実施の形態に係る軸グリップセンサは、有底穴を中間部(連設部)の同じ角度位置において、外周面側および内周面側から半径方向に向けて所定深さの穴を穿設し、各有底穴の底面相互間に薄肉を残してなるものである。即ち、第1および第2の実施の形態で用いた第1のセンサ部材1および第2のセンサ部材2に代えて、図33〜図35に示す第1のセンサ部材21および第2のセンサ部材22をそれぞれ用いる。
図33および図34に詳細に示すように、第1のセンサ部材21は、被測定軸S1またはS2の外径に対応する内径を有する半円筒状をなし、軸方向についての中間部の内径を大径とし且つ必要ならば外径を小径とすることにより、軸方向についての両端部を厚肉の第1の第1半環状部21aおよび第1の第2半環状部21bとして、前記中間部の薄肉部に適宜貫通孔21m(第1のセンサ部材21単独としては閉じていない場合もある)からなる応力無伝達部を形成することにより、例えば軸回り方向について互いに90度の角度間隔を存して一端から45度および135度の角度位置に第1の第1起歪部21cおよび第2の第1起歪部21dを、そして軸回り方向についての適宜個所、例えば両端、に適宜寸法の第1の連結部21eを適宜個数形成する点において、第1〜第3の実施形態と同様である。ただ、第1の第1起歪部21cには、外周面側から肉厚のほぼ中央部までの有底穴21fおよび該有底穴21fと同軸上に内周面側から有底穴21fの底面近傍までの有底穴21gを形成する。
第2の第1起歪部21dには、外周面側から肉厚のほぼ中央部までの有底穴21hおよび該有底穴21hと同軸上に内周面側から有底穴21hの底面近傍までの有底穴21iを形成する。第1の第1半環状部21aおよび第1の第2半環状部21bの各両端面には、締結手段としてのねじ機構を構成する雌ねじを形成してなるねじ穴21jを形成している。
図35に示すように、第2のセンサ部材22は、被測定軸S1またはS2の外径に対応する内径を有する半円筒状をなし、軸方向についての中間部の内径を大径とし且つ必要ならば外径を小径とすることにより、軸方向についての両端部を厚肉の第2の第1半環状部22aおよび第2の第2半環状部22bとして、前記中間部の薄肉部に適宜貫通孔22m(第2のセンサ部材22単独としては閉じていない場合もある)からなる応力無伝達部を形成することにより、例えば軸回り方向について互いに90度の角度間隔を存して一端から45度および135度の角度位置に第1の第2起歪部22cおよび第2の第2起歪部22dを、そして軸回り方向についての適宜個所、例えば両端、に適宜寸法の第2の連結部22eを適宜個数形成する。
第1の第2起歪部22cには、外周面側から肉厚のほぼ中央部(正確には曲げ中立軸近傍)までの有底穴22fおよび該有底穴22fと同軸上に内周面側から有底穴22fの底面近傍までの有底穴22g(図には現われない)を形成する。第2の第2起歪部22dには、外周面側から肉厚のほぼ中央部、曲げ中立軸近傍までの有底穴22hおよび該有底穴22hと同軸上に内周面側から有底穴22hの底面近傍までの有底穴22i(図には現われない)を形成する。第1の第2起歪部22cにおける有底穴22fおよび22gは、この第2のセンサ部材22を第1のセンサ部材21と相対向させて結合した状態で第1の第1起歪部21cの有底穴21fおよび21gに対して被測定軸S1またはS2の中心軸線回りに180度の角度をなして直径上に正対し、第2の第2起歪部22dにおける有底穴22hおよび22iは、この第2のセンサ部材22を第1のセンサ部材21と相対向させて結合した状態で第2の第1起歪部21dの有底穴21hおよび21iに対して被測定軸S1またはS2の中心軸線回りに180度の角度をなして直径上に正対するように配置する。第2の第1半環状部22aおよび第2の第2半環状部22bの各両端部近傍には、締結手段としてのねじ機構を構成する4本のボルト3をそれぞれ挿通するための貫通孔22jおよびボルト3の頭部を受ける座ぐり凹部22kを形成している。
この場合、第1の第1起歪部21cは、有底穴21fおよび21gの両方の底面にひずみゲージ部が配設され、第2の第1起歪部21dは、有底穴21hおよび21iの両方の底面にひずみゲージ部が配設され、第1の第2起歪部22cは、有底穴22fおよび22gの両方の底面にひずみゲージ部が配設され、第2の第2起歪部22dは、有底穴22hおよび22iの両方の底面にひずみゲージ部が配設される(請求項6に対応する)。
また、第1の第1起歪部21cは、有底穴21fおよび21gのいずれか一方の底面にひずみゲージ部が配設され、第2の第1起歪部21dは、有底穴21hおよび21iのいずれか一方の底面にひずみゲージ部が配設され、第1の第2起歪部22cは、有底穴22fおよび22gのいずれか一方の底面にひずみゲージ部が配設され、第2の第2起歪部22dは、有底穴22hおよび22iのいずれか一方の底面にひずみゲージ部が配設されるようにしてもよい(請求項7に対応する)。
前記締結手段は、第2のセンサ部材22の第2の第1半環状部22aの両端部および第2の第2半環状部22bの両端部の座ぐり凹部22kと貫通孔22jに4本のボルト3をそれぞれ挿通して、第1のセンサ部材21の第1の第1半環状部21aの両端面および第1の第2半環状部21bの両端面のねじ穴21jに螺合させて所定の締め付けトルクで締め付け結合するねじ機構によって構成している。
このような構成の軸グリップセンサは、第1のセンサ部材21と第2のセンサ部材22を上述のように締め付け結合して、被測定軸S1またはS2に装着して用いられる。
なお、望ましくは、ひずみゲージ部が配設される有底穴21f、21g、21h、21i、22f、22g、22hおよび22iには、蓋体等を設けて封止するようにする。また、締結手段としてのねじ機構は、第1のセンサ部材21のネジ穴21jの代わりに第2のセンサ部材22と同様のボルトが挿通される貫通孔およびナットを受ける座ぐり凹部を形成し、ボルトとナットを用いて締め付けるようにしてもよい。
また、第1のセンサ部材の前記第1起歪部および前記第2のセンサ部材の前記第2起歪部は、前記第1および第2のひずみゲージの各ひずみ検出素子が配設される前記有底穴の底面位置を、前記第1および第2のセンサ部材に個々に前記底面に平行な横軸回りの曲げモーメントが加わった際の中立軸上に位置し、前記第1および第2のセンサ部材の各単体における曲げモーメントによるひずみが発生しない位置に設定するようにしてもよい。このようにすれば、さらに高精度化することができる。
尚、上述した第1〜第4の実施の形態のうち、第1の実施形態を代表例として、ひずみゲージ4(5)の出力をケーブル9を介して外部に導出する構造およびひずみゲージ4(5)の防湿構造について、図36を参照して説明する。第3の実施の形態および第4の実施の形態においては、有底穴の形成方向が一部異なっているが、同様の構造をとり得るものである。
図36は、被測定軸S1(被測定軸S2でも同様であるので、被測定軸S1の場合を代表して説明する)に、第1のセンサ1(第2のセンサ2でも同様であるので、第1のセンサ1の場合につき代表して説明する)を締付けボルト3をもって取り付けた状態の一部を拡大して示す断面図である。
同図において、第1の第2半環状部1bには、上述したように、有底穴1fが2段に削成され、その有底穴1fと第1の第2半環状部1bの内周との間には薄肉の起歪部1cが形成されている。この有底穴1fの底部には、ひずみゲージ部4(または5)が、接着、蒸着、融着、その他の手段により添着されている。
各ひずみゲージ部4のゲージタブにはゲージリード13の各一端が接続され、ゲージリード13の各他端が接続ケーブル9の一端と共にゲージ端子14に半田付けにより接続されている。このように接続された接続ケーブル9は、有底穴1fの開口端を閉塞するケーブルホルダ10の下面側に形成されたケーブル挿通溝10aを介して外部へ導出されている。
このように配線処理された有底穴1fの開口端は、ケーブルホルダ10により閉塞され、その内部には、例えば、エポキシ樹脂が充填され、気密性、防湿性、耐振性を向上させている。
特に、ケーブルホルダ10は、例えば2つの六角穴付きボルトによって固定される。
尚、第1〜第2の実施の形態においては、起歪部1c、1dに外周面側から有底穴1f、1gを形成したが、第3の実施の形態(図30〜図32)に示すように、内周面側から有底穴11f、11gを形成してもよいし、第4の実施の形態(図33〜図35)に示すように、外周面側から有底穴21f、21hと共に内周面側から有底穴21g、21iをそれぞれ形成してもよい。
また、ひずみゲージの添着部位として上述した各実施の形態においては、有底穴の底面に添着した例を示したが、有底穴の内周面に、例えば、軸線方向に沿うように内周面の左右側面および/またはこれと直交する面に添着するようにしてもよい。
また、軸線方向に対し+45℃と−45℃の方向にひずみゲージの受感軸を合わせて添着するようにしてもよい。
本発明の第1の実施の形態に係る軸グリップセンサからなる4分力変換器を、中実円柱の被測定軸に装着した状態を示す斜視図である。 本発明の第1の実施の形態に係る軸グリップセンサからなる4分力変換器により中実円柱の被測定軸において測定する縦軸荷重、軸トルクおよび第1のせん断荷重の力の方向を説明するための斜視図である。 本発明の第1の実施の形態に係る軸グリップセンサからなる4分力変換器により中実円柱の被測定軸において測定する第2のせん断荷重の力の方向を説明するための斜視図である。 本発明の第1の実施の形態に係る軸グリップセンサからなる4分力変換器を、剛性大なる中空円筒の被測定軸に装着した状態を示す斜視図である。 本発明の第1の実施の形態に係る軸グリップセンサからなる4分力変換器により剛性大なる中空円筒の被測定軸において測定する縦軸荷重、軸トルクおよび第1のせん断荷重の力の方向を説明するための斜視図である。 本発明の第1の実施の形態に係る軸グリップセンサからなる4分力変換器により剛性大なる中空円筒の被測定軸において測定する第2のせん断荷重の力の方向を説明するための斜視図である。 図1〜図6の4分力変換器を構成する第1のセンサ部材を外周面側から見た斜視図である。 図7の第1のセンサ部材を内周面側から見た斜視図である。 図1〜図6の4分力変換器を構成する第2のセンサ部材を外周面側から見た斜視図である。 図7の第1のセンサ部材に対する第1および第2のひずみゲージ部のひずみ検出素子の添着状態を示しており、このうち、(a)は外周面側から見た第1のセンサ部材の斜視図、(b)は第1のひずみゲージ部におけるひずみ検出素子の配置構成を示す模式図、そして(c)は第2のひずみゲージ部におけるひずみ検出素子の配置構成を示す模式図である。 図9の第1のセンサ部材に対する第3および第4のひずみゲージ部のひずみ検出素子の添着状態を示しており、このうち、(a)は外周面側から見た第1のセンサ部材の斜視図、(b)は第3のひずみゲージ部におけるひずみ検出素子の配置構成を示す模式図、そして(c)は第4のひずみゲージ部におけるひずみ検出素子の配置構成を示す模式図である。 図10の(b)および図11の(b)に示したひずみ検出素子を結線して形成される縦軸荷重検出用のホイートストンブリッジ回路の一例を示す回路構成図である。 図10の(c)および図11の(c)に示したひずみ検出素子を結線して形成される軸トルク検出用のホイートストンブリッジ回路の一例を示す回路構成図である。 図10の(b)および図11の(b)に示したひずみ検出素子を結線して形成される第1の方向のせん断荷重検出用のホイートストンブリッジ回路の一例を示す回路構成図である。 図10の(c)および図11の(c)に示したひずみ検出素子を結線して形成される第2の方向のせん断荷重検出用のホイートストンブリッジ回路の一例を示す回路構成図である。 本発明の第2の実施の形態に係る軸グリップセンサからなる6分力変換器を、中実円柱の被測定軸に装着した状態を示す斜視図である。 本発明の第2の実施の形態に係る軸グリップセンサからなる6分力変換器により中実円柱の被測定軸において測定する縦軸荷重、第1のせん断荷重および第1の曲げモーメントの力の方向を説明するための斜視図である。 本発明の第2の実施の形態に係る軸グリップセンサからなる6分力変換器により中実円柱の被測定軸において測定する軸トルク、第2のせん断荷重および第2の曲げモーメントの力の方向を説明するための斜視図である。 本発明の第2の実施の形態に係る軸グリップセンサからなる6分力変換器を、剛性大なる中空円筒の被測定軸に装着した状態を示す斜視図である。 本発明の第2の実施の形態に係る軸グリップセンサからなる6分力変換器により剛性大なる中空円筒の被測定軸において測定する縦軸荷重、第1のせん断荷重および第1の曲げモーメントの力の方向を説明するための斜視図である。 本発明の第2の実施の形態に係る軸グリップセンサからなる6分力変換器により剛性大なる中空円筒の被測定軸において測定する軸トルク、第2のせん断荷重および第2の曲げモーメントの力の方向を説明するための斜視図である。 本発明の第2の実施の形態に係る軸グリップセンサにおける第1のセンサ部材に対する第1および第2のひずみゲージ部のひずみ検出素子の添着状態を示しており、このうち、(a)は外周面側から見た第1のセンサ部材の斜視図、(b)は第1のひずみゲージ部におけるひずみ検出素子の配置構成を示す模式図、そして(c)は第2のひずみゲージ部におけるひずみ検出素子の配置構成を示す模式図である。 本発明の第2の実施の形態に係る軸グリップセンサにおける第1のセンサ部材に対する第3および第4のひずみゲージ部のひずみ検出素子の添着状態を示しており、このうち、(a)は外周面側から見た第1のセンサ部材の斜視図、(b)は第3のひずみゲージ部におけるひずみ検出素子の配置構成を示す模式図、そして(c)は第4のひずみゲージ部におけるひずみ検出素子の配置構成を示す模式図である。 図22の(b)および図23の(b)に示したひずみ検出素子を結線して形成される縦軸荷重検出用のホイートストンブリッジ回路の一例を示す回路構成図である。 図22の(c)および図23の(c)に示したひずみ検出素子を結線して形成される軸トルク検出用のホイートストンブリッジ回路の一例を示す回路構成図である。 図22の(b)および図23の(b)に示したひずみ検出素子を結線して形成される第1の方向のせん断荷重検出用のホイートストンブリッジ回路の一例を示す回路構成図である。 図22の(c)および図23の(c)に示したひずみ検出素子を結線して形成される第2の方向のせん断荷重検出用のホイートストンブリッジ回路の一例を示す回路構成図である。 図22の(c)および図23の(c)に示したひずみ検出素子を結線して形成される第1の方向の曲げモーメント検出用のホイートストンブリッジ回路の一例を示す回路構成図である。 図22の(b)および図23の(b)に示したひずみ検出素子を結線して形成される第2の方向の曲げモーメント検出用のホイートストンブリッジ回路の一例を示す回路構成図である。 本発明の第3の実施の形態に係る軸グリップセンサの第1のセンサ部材を外周面側から見た斜視図である。 図30の第1のセンサ部材を内周面側から見た斜視図である。 本発明の第3の実施の形態に係る軸グリップセンサの第2のセンサ部材を外周面側から見た斜視図である。 本発明の第4の実施の形態に係る軸グリップセンサの第1のセンサ部材を外周面側から見た斜視図である。 図33の第1のセンサ部材を内周面側から見た斜視図である。 本発明の第4の実施の形態に係る軸グリップセンサの第2のセンサ部材を外周面側から見た斜視図である。 本発明の第1および第2の実施の形態に係る第1のセンサ部材の断面構成を拡大して示す断面図である。
符号の説明
1,11,21 第1のセンサ部材
2,12,22 第2のセンサ部材
3 ボルト
4,14 第1のひずみゲージ部
5,15 第2のひずみゲージ部
6,16 第3のひずみゲージ部
7,17 第4のひずみゲージ部
9 接続ケーブル
10 ケーブルホルダ
13 ゲージリード
14 ゲージ端子
1a,11a,21a 第1の第1半環状部
1b,11b,21b 第1の第2半環状部
1c,11c,21c 第1の第1起歪部
1d,11d,21d 第2の第1起歪部
1e,11e,21e 第1の連結部
1f,1g,2f,2g,11f,11g,12f,12g,21f,21g,21h,21i,22f,22g,22h,22i 有底穴
1h,11h,21j ねじ穴
1m,2m,11m,12m,21m,22m 貫通孔
2a,12a,22a 第2の第1半環状部
2b,12b,22b 第2の第2半環状部
2c,12c,22c 第1の第2起歪部
2d,12d,22d 第2の第2起歪部
2e,12e,22e 第2の連結部
2c,12c,22c 第1の第2起歪部
2d,12d,22d 第2の第2起歪部
2e,12e,22e 第2の連結部
2h,12h,22j 貫通孔
2i,12i,22k 座ぐり凹部
R81〜R88,R91〜R98,R101〜R108,R111〜R118,R121〜R128,R131〜R138,R141〜R148,R151〜R158,R161〜R168 ひずみ検出素子

Claims (8)

  1. 円柱状の外部形状を有する被測定軸の外径に対応する内径を有する第1の環状体を軸線および直径を通る平面にて2分割した形状の一方からなる第1の第1半環状部と、前記被測定軸の外径に対応する内径を有する第2の環状体を軸線および直径を通る平面にて2分割した形状の一方からなる第1の第2半環状部と、前記第1の第1半環状部および第1の第2半環状部の両者の内周面よりも内径を大きく、両者の外周面より外径を小さくして薄肉とした中間部と、該中間部の外周面側および内周面側の少なくとも一方から半径方向に有底穴を形成してなる第1および第2の第1起歪部と、前記第1および第2の第1起歪部に応力を集中させるために前記第1および第2の第1起歪部の両側に貫通孔をなす応力無伝達部を形成するとともにねじれ剛性を強化するために前記第1および第2の第1起歪部の少なくとも一側方において前記第1の第1半環状部と第1の第2半環状部とを連結する第1の連結部を有する第1のセンサ部材と、
    前記第1のセンサ部材の前記第1の第1起歪部の有底穴の少なくとも1つの底面に2以上の方向に配向して添設した少なくとも1組の第1のひずみゲージと、
    前記第1のセンサ部材の前記第2の第1起歪部の有底穴の少なくとも1つの底面に2以上の方向に配向して添設した少なくとも1組の第2のひずみゲージと、
    前記被測定軸の外径に対応する内径を有する第1の環状体を軸線および直径を通る平面にて2分割した形状の他方からなる第2の第1半環状部と、前記被測定軸の外径に対応する内径を有する第2の環状体を軸線および直径を通る平面にて2分割した形状の他方からなる第2の第2半環状部と、前記第2の第1半環状部および第2の第2半環状部の両者の内周面よりも内径を大きく両者の外周面より外径を小さくして薄肉とした中間部と、該中間部の外面側および内周面側の少なくとも一方から半径方向に有底穴を形成してなる第1および第2の第2起歪部と、前記第1および第2の第2起歪部に応力を集中させるために前記第1および第2の第2起歪部の両側に貫通孔をなす応力無伝達部を形成するとともにねじれ剛性を強化するために前記第1および第2の第2起歪部の少なくとも一側方において前記第2の第1半環状部と第2の第2半環状部とを連結する第2の連結部を有する第2のセンサ部材と、
    前記第2のセンサ部材の前記第1の第2起歪部の有底穴の少なくとも1つの底面に2以上の方向に配向して添設した少なくとも1組の第3のひずみゲージと、
    前記第2のセンサ部材の前記第2の第2起歪部の有底穴の少なくとも1つの底面に2以上の方向に配向して添設した少なくとも1組の第4のひずみゲージと、
    前記被測定軸を挟んで前記第1のセンサ部材と前記第2のセンサ部材とを相対向させて、前記第1と第2の第1半環状部および前記第1と第2の第2半環状部において、取り外し可能に締め付け結合する締結手段と
    を具備することを特徴とする軸グリップセンサ。
  2. 前記第1のセンサ部材は、前記被測定軸の外径に対応する内径を有する半円筒状をなし、軸方向の両端部を前記第1の第1半環状部および第1の第2半環状部として、これら両端部よりも軸方向中間部の内径を大径とし、該中間部に前記第1および第2の第1起歪部、応力無伝達部および1つ以上の第1の連結部を形成し、前記第1および第2の第1起歪部は、外周面側から所定深さの有底穴を形成して、これら第1の第1起歪部と前記第2の第1起歪部とは、各有底穴が軸回りに90度の角度をなして配置され、前記第1の連結部を残して前記第1および第2の第1起歪部の両側に貫通孔からなる前記応力無伝達部を形成してなり、
    前記第2のセンサ部材は、前記被測定軸の外径に対応する内径を有する半円筒状をなし、軸方向の両端部を前記第2の第1半環状部および第2の第2半環状部として、これら両端部よりも軸方向中間部の内径を大径とし、該中間部に前記第1および第2の第2起歪部、応力無伝達部および1つ以上の第2の連結部を形成し、前記第1および第2の第2起歪部は、外周面側から所定深さの有底穴を形成して、前記第1の第2起歪部と前記第2の第2起歪部とは、各有底穴が軸回りに90度の角度をなし、且つこの第2のセンサ部材を前記第1のセンサ部材と相対向させて結合した状態で、前記各有底穴が前記第1および第2の第1起歪部の前記各有底穴に対して前記被測定軸の中心軸線回りに180度の角度をなして直径上に正対するように配置され、前記第2の連結部を残して前記第1および第2の第2起歪部の両側に貫通孔からなる前記応力無伝達部を形成してなり、
    前記第1のひずみゲージは、前記第1の第1起歪部の前記有底穴の底面に前記被測定軸に平行な縦軸方向およびそれと直交する横軸方向にひずみ検出素子を有し、且つ前記第3のひずみゲージは、前記第1の第2起歪部の前記有底穴の底面に前記被測定軸に平行な縦軸方向およびそれと直交する横軸方向にひずみ検出素子を有し、これら第1および第3のひずみゲージにおけるひずみ検出素子によって、前記被測定軸に沿う縦軸方向の荷重を第1および第3のひずみゲージの平均として検出するホイートストンブリッジ回路を形成し、前記第2のひずみゲージは、前記第2の第1起歪部の前記有底穴の底面に前記被測定軸に平行な縦軸方向に対して+45度および−45度の互いに直交する方向にひずみ検出素子を有し、且つ前記第4のひずみゲージは、前記第2の第2起歪部の前記有底穴の底面に前記被測定軸に平行な縦軸方向に対して+45度および−45度の互いに直交する方向にひずみ検出素子を有し、これら第2および第4のひずみゲージにおけるひずみ検出素子によって、前記被測定軸に対するねじれトルクが加わった際の軸トルクを第2および第4のひずみゲージの平均として検出するホイートストンブリッジ回路を形成し、前記第1のひずみゲージは、前記第1の第1起歪部の前記有底穴の底面に前記被測定軸に平行な縦軸方向に対して+45度および−45度の互いに直交する方向にひずみ検出素子を有し、且つ前記第3のひずみゲージは、前記第1の第2起歪部の前記有底穴の底面に前記被測定軸に平行な縦軸方向に対して+45度および−45度の互いに直交する方向にひずみ検出素子を有し、これら第1および第3のひずみゲージにおけるひずみ検出素子によって、前記被測定軸に対して前記縦軸方向に直交し且つ前記底面に平行な横軸方向から荷重が加わった際の第1のせん断荷重を第1および第3のひずみゲージの平均として検出するホイートストンブリッジ回路を形成し、そして前記第2のひずみゲージは、前記第2の第1起歪部の前記有底穴の底面に前記被測定軸に平行な縦軸方向に対して+45度および−45度の互いに直交する方向にひずみ検出素子を有し、且つ前記第4のひずみゲージは、前記第2の第2起歪部の前記有底穴の底面に前記被測定軸に平行な縦軸方向に対して+45度および−45度の互いに直交する方向にひずみ検出素子を有し、これら第2および第4のひずみゲージにおけるひずみ検出素子によって、前記被測定軸に対して前記縦軸方向に直交し且つ前記底面に平行な横軸方向から荷重が加わった際の前記第1のせん断荷重に対して軸回りに90度回転した横軸方向の第2のせん断荷重を第2および第4のひずみゲージの平均として検出するホイートストンブリッジ回路を形成し、
    前記締結手段は、前記第1のセンサ部材の第1の第1半環状部の両端部と前記第2のセンサ部材の第2の第1半環状部の両端部との間および前記第1のセンサ部材の第1の第2半環状部の両端部と前記第2のセンサ部材の第2の第2半環状部の両端部との間を、それぞれ所定の締め付けトルクで締め付け結合するねじ機構を用いて構成し、
    前記被測定軸に沿う縦軸方向の荷重、前記被測定軸に対するねじれトルクの軸トルク、および任意の横軸方向のせん断荷重を測定することを特徴とする請求項1に記載の軸グリップセンサ。
  3. 前記第1のセンサ部材は、前記被測定軸の外径に対応する内径を有する半円筒状をなし、軸方向の両端部を前記第1の第1半環状部および第1の第2半環状部として、これら両端部よりも軸方向中間部の内径を大径とし、該中間部に前記第1および第2の第1起歪部、応力無伝達部および1つ以上の第1の連結部を形成し、前記第1および第2の第1起歪部は、外周面側から所定深さの有底穴を形成して、これら第1の第1起歪部と前記第2の第1起歪部とは、各有底穴が軸回りに90度の角度をなして配置され、前記第1の連結部を残して前記第1および第2の第1起歪部の両側に貫通孔からなる前記応力無伝達部を形成してなり、
    前記第2のセンサ部材は、前記被測定軸の外径に対応する内径を有する半円筒状をなし、軸方向の両端部を前記第2の第1半環状部および第2の第2半環状部として、これら両端部よりも軸方向中間部の内径を大径とし、該中間部に前記第1および第2の第2起歪部、応力無伝達部および1つ以上の第2の連結部を形成し、前記第1および第2の第2起歪部は、外周面側から所定深さの有底穴を形成して、前記第1の第2起歪部と前記第2の第2起歪部とは、各有底穴が軸回りに90度の角度をなし、且つこの第2のセンサ部材を前記第1のセンサ部材と相対向させて結合した状態で、前記各有底穴が前記第1および第2の第1起歪部の前記各有底穴に対して前記被測定軸の中心軸線回りに180度の角度をなして直径上に正対するように配置され、前記第2の連結部を残して前記第1および第2の第2起歪部の両側に貫通孔からなる前記応力無伝達部を形成してなり、
    前記第1のひずみゲージは、前記第1の第1起歪部の前記有底穴の底面に前記被測定軸に平行な縦軸方向およびそれと直交する横軸方向にひずみ検出素子を有し、且つ前記第3のひずみゲージは、前記第1の第2起歪部の前記有底穴の底面に前記被測定軸に平行な縦軸方向およびそれと直交する横軸方向にひずみ検出素子を有し、これら第1および第3のひずみゲージにおけるひずみ検出素子によって、前記被測定軸に沿う縦軸方向の荷重を第1および第3のひずみゲージの平均として検出するホイートストンブリッジ回路を形成し、前記第2のひずみゲージは、前記第2の第1起歪部の前記有底穴の底面に前記被測定軸に平行な縦軸方向に対して+45度および−45度の互いに直交する方向にひずみ検出素子を有し、且つ前記第4のひずみゲージは、前記第2の第2起歪部の前記有底穴の底面に前記被測定軸に平行な縦軸方向に対して+45度および−45度の互いに直交する方向にひずみ検出素子を有し、これら第2および第4のひずみゲージにおけるひずみ検出素子によって、前記被測定軸に対するねじれトルクが加わった際の軸トルクを第2および第4のひずみゲージの平均として検出するホイートストンブリッジ回路を形成し、前記第1のひずみゲージは、前記第1の第1起歪部の前記有底穴の底面に前記被測定軸に平行な縦軸方向に対して+45度および−45度の互いに直交する方向にひずみ検出素子を有し、且つ前記第3のひずみゲージは、前記第1の第2起歪部の前記有底穴の底面に前記被測定軸に平行な縦軸方向に対して+45度および−45度の互いに直交する方向にひずみ検出素子を有し、これら第1および第3のひずみゲージにおけるひずみ検出素子によって、前記被測定軸に対して前記縦軸方向に直交し且つ前記底面に平行な横軸方向から荷重が加わった際の第1のせん断荷重を第1および第3のひずみゲージの平均として検出するホイートストンブリッジ回路を形成し、前記第2のひずみゲージは、前記第2の第1起歪部の前記有底穴の底面に前記被測定軸に平行な縦軸方向に対して+45度および−45度の互いに直交する方向にひずみ検出素子を有し、且つ前記第4のひずみゲージは、前記第2の第2起歪部の前記有底穴の底面に前記被測定軸に平行な縦軸方向に対して+45度および−45度の互いに直交する方向にひずみ検出素子を有し、これら第2および第4のひずみゲージにおけるひずみ検出素子によって、前記被測定軸に対して前記縦軸方向に直交し且つ前記底面に平行な横軸方向から荷重が加わった際の前記第1のせん断荷重に対して軸回りに90度回転した横軸方向の第2のせん断荷重を第2および第4のひずみゲージの平均として検出するホイートストンブリッジ回路を形成し、前記第2のひずみゲージは、前記第1の第2起歪部の前記有底穴の底面に前記被測定軸に平行な縦軸方向およびそれと直交する横軸方向にひずみ検出素子を有し、且つ前記第4のひずみゲージは、前記第2の第2起歪部の前記有底穴の底面に前記被測定軸に平行な縦軸方向およびそれと直交する横軸方向にひずみ検出素子を有し、これら第2および第4のひずみゲージにおけるひずみ検出素子によって、前記第1の第1起歪部および第1の第2起歪部の各有底穴の底面の中心を結ぶ横軸回りの第1の曲げモーメントを第2および第4のひずみゲージの平均として検出するホイートストンブリッジ回路を形成し、そして前記第1のひずみゲージは、前記第1の第1起歪部の前記有底穴の底面に前記被測定軸に平行な縦軸方向およびそれと直交する横軸方向にひずみ検出素子を有し、且つ前記第3のひずみゲージは、前記第1の第2起歪部の前記有底穴の底面に前記被測定軸に平行な縦軸方向およびそれと直交する横軸方向にひずみ検出素子を有し、これら第1および第3のひずみゲージにおけるひずみ検出素子によって、前記第2の第1起歪部および第2の第2起歪部の各有底穴の底面の中心を結ぶ横軸回りで、前記第1の曲げモーメントに対して軸回りに90度回転した方向の第2の曲げモーメントを第1および第3のひずみゲージの平均として検出するホイートストンブリッジ回路を形成し、
    前記被測定軸に沿う縦軸方向の荷重、前記被測定軸に対するねじれトルクの軸トルク、任意の横軸方向のせん断荷重、および任意の横軸回りの曲げモーメントを測定することを特徴とする請求項1に記載の軸グリップセンサ。
  4. 請求項3の軸グリップセンサにおける前記被測定軸に沿う縦軸方向の荷重を検出する構成、前記被測定軸に対するねじれトルクが加わった際の軸トルクを検出する構成、前記被測定軸に対して前記縦軸方向に直交し且つ前記第1の第1起歪部および第1の第2起歪部の各有底穴の底面に平行な横軸方向から荷重が加わった際の第1のせん断荷重を検出する構成、前記被測定軸に対して前記縦軸方向に直交し且つ前記第2の第1起歪部および第2の第2起歪部の各有底穴の底面に平行な横軸方向から荷重が加わった際の前記第1のせん断荷重に対して軸回りに90度回転した横軸方向の第2のせん断荷重を検出する構成、前記第1の第1起歪部および第1の第2起歪部の各有底穴の底面の中心を結ぶ横軸回りの第1の曲げモーメントを検出する構成、および前記第2の第1起歪部および第2の第2起歪部の各有底穴の底面の中心を結ぶ横軸回りで、前記第1の曲げモーメントに対して軸回りに90度回転した方向の第2の曲げモーメントを検出する構成のうちの、前記被測定軸に沿う縦軸方向の荷重を検出する構成、前記被測定軸に対するねじれトルクが加わった際の軸トルクを検出する構成、前記被測定軸に対して前記縦軸方向に直交し且つ前記第1の第1起歪部および第1の第2起歪部の各有底穴の底面に平行な横軸方向から荷重が加わった際の第1のせん断荷重を検出する構成、および前記被測定軸に対して前記縦軸方向に直交し且つ前記第2の第1起歪部および第2の第2起歪部の各有底穴の底面に平行な横軸方向から荷重が加わった際の前記第1のせん断荷重に対して軸回りに90度回転した横軸方向の第2のせん断荷重を検出する構成の4つの組み合わせを除く1つ〜5つの構成を用いて、前記縦軸方向の荷重、軸トルク、第1のせん断荷重、第2のせん断荷重、第1の曲げモーメント、および第2の曲げモーメントのうちの1つ〜5つを計測することを特徴とする軸グリップセンサ。
  5. 前記第1のセンサ部材の前記第1および第2の第1起歪部および前記第2のセンサ部材の前記第1および第2の第2起歪部は、前記外周面側からの有底穴に代えて、内周面側から肉厚のほぼ中央部までの有底穴をそれぞれ形成し、これら有底穴の底面に前記第1〜第4のひずみゲージの各ひずみ検出素子を配設することを特徴とする請求項2〜請求項4のいずれか1項に記載の軸グリップセンサ。
  6. 前記第1のセンサ部材の前記第1および第2の第1起歪部および前記第2のセンサ部材の前記第1および第2の第2起歪部は、前記外周面側から肉厚の中間部近傍までの有底穴に加えて、内周面側から肉厚の中央部近傍までの有底穴をそれぞれ形成して両有底穴の底面間に薄肉部を残し、前記外周面側からの有底穴の底面および前記内周面側からの有底穴の底面に前記第1〜第4のひずみゲージの各ひずみ検出素子を配設することを特徴とする請求項2〜請求項4のいずれか1項に記載の軸グリップセンサ。
  7. 前記第1のセンサ部材の前記第1および第2の第1起歪部および前記第2のセンサ部材の前記第1および第2の第2起歪部は、前記外周面側から肉厚のほぼ中央部までの有底穴に加えて、内周面側から肉厚のほぼ中央部近傍までの有底穴をそれぞれ形成して両有底穴の底面間に薄肉部を残し、前記外周面側からの有底穴および前記内周面側からの有底穴のいずれか一方の底面に前記第1〜第4のひずみゲージの各ひずみ検出素子を配設することを特徴とする請求項2〜請求項4のいずれか1項に記載の軸グリップセンサ。
  8. 前記第1のセンサ部材の前記第1および第2の第1起歪部および前記第2のセンサ部材の前記第1および第2の第2起歪部は、前記第1〜第4のひずみゲージの各ひずみ検出素子が配設される前記有底穴の底面位置を、前記第1および第2のセンサ部材に個々に前記底面に平行な横軸回りの曲げモーメントが加わった際の中立軸上に位置し、前記第1および第2のセンサ部材の各単体における曲げモーメントによるひずみが発生しない位置に設定することを特徴とする請求項2〜請求項7のいずれか1項に記載の軸グリップセンサ。
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