JP2005133932A - 圧力制御弁 - Google Patents

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Satoru Okada
悟 岡田
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Abstract

【課題】 ベローズより安価な感圧部材を備えた圧力制御弁の提供を目的とする。
【解決手段】 本発明の圧力制御弁10は、圧力検知部屋28の内部にダイヤフラム44を備え、そのダイヤフラム44とボディ11に設けた吸引子24との間で、突張部材50が突っ張り状態になっている。ここで、ダイヤフラム44は、圧力検知部屋28内の流体圧力Psを受けて弾性変形し、圧力検知部屋28内の流体圧力Psが低くなるに従って吸引子24側に近づくように復元すると共に、突張部材50から受ける反力も増加する。そして、圧力検知部屋28内の流体圧力Psが所定の基準圧力が低くなったときに、ダイヤフラム44が突張部材50から受けた反力により弁体33が開放側に移動し、弁口39が開放される。このように本発明の構成によれば、ベローズより安価な感圧部材としてのダイヤフラム44を備えた圧力制御弁10を提供することができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、流体の圧力に応じて、弁体が弁口を開閉する圧力制御弁に関する。
従来、この種の圧力制御弁として、流体の圧力に応じて伸縮するベローズを備え、そのベローズの伸縮により弁体を直動させて、弁口を開閉する構成のものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−153256号公報(段落[0020]、[0022]、第1図)
しかしながら、ベローズは高価な部品であるので、ベローズに代えて安価な感圧部材を備えた圧力制御弁の開発が求められていた。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、ベローズより安価な感圧部材を備えた圧力制御弁の提供を目的とする。
上記目的を達成するためになされた請求項1の発明に係る圧力制御弁(10,90,91)は、弁体(33,53)が直動可能に組み付けられたボディ(11)に圧力検知部屋(28)を備え、その圧力検知部屋(28)内の流体圧力(Ps)が所定の基準圧力より低くなった場合に、弁体(33,53)が弁口(39)を開き、圧力検知部屋(28)内の流体圧力(Ps)が所定の基準圧力より高くなった場合に、弁体(33,53)が弁口(39)を閉じる圧力制御弁(10)において、ボディ(11)のうち圧力検知部屋(28)を囲む壁部に貫通形成されかつ圧力検知部屋(28)から離れた側に弁口(39)を備えた軸孔(16)と、軸孔(16)に挿通されて、弁口(39)から突出した一端に弁体(33,53)を備えた連絡軸(32,51,62)と、弁体(33,53)を、弁口(39)の開口縁に押し付けて閉じるように付勢した弁体閉塞付勢手段(22,37,46)と、軸孔(16)の中間部分から分岐しかつ弁口(39)に連通した分岐孔(17)と、軸孔(16)のうち分岐孔(17)より圧力検知部屋(28)側の内面と連絡軸(32,51,62)との間の隙間をシールしたシール部材(80)と、圧力検知部屋(28)内で連絡軸(32,51,62)に固定された一端有底の筒状をなし、その開口端(42K)が弁体(33,53)と反対側に向けられた感圧用筒部材(42)と、感圧用筒部材(42)の開口端(42K)に張られたダイヤフラム(44)と、ボディ(11)のうちダイヤフラム(44)との対向位置に設けられた終端壁(24)と、ダイヤフラム(44)と終端壁(24)との間に差し渡されて、ダイヤフラム(44)から弾発力を受ける突張部材(50)とを備え、圧力検知部屋(28)内の流体圧力(Ps)が所定の基準圧力より低くなったときにダイヤフラム(44)が突張部材(50)から受ける反力により、弁体(33,53)を開放側に移動させるように構成したところに特徴を有する。
請求項2の発明は、請求項1に記載の圧力制御弁(10,90,91)において、弁体(33,53)が弁口(39)を閉じた状態における終端壁(24)とダイヤフラム(44)との距離を調整するための調整手段(32N,33N,51N,52N,60N,61N)を備えたところに特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項2に記載の圧力制御弁(10)において、弁体(33)は、筒状をなしかつ、その内面に雌螺子部(33N)を備え、連絡軸(32)には、雌螺子部(33N)に螺合する雄螺子部(32N)が形成され、それら雄螺子部(32N)と雌螺子部(33N)とにより、調整手段(32N,33N)が構成されたところに特徴を有する。
請求項4の発明は、請求項2に記載の圧力制御弁(90)において、感圧用筒部材(42)と連絡軸(51)とを別体にして、それら感圧用筒部材(42)と連絡軸(51)とに互いに螺合する雌雄の螺子部(51N,52N)を設け、雌雄の螺子部(51N,52N)により調整手段(51N,52N)が構成されたところに特徴を有する。
請求項5の発明は、請求項2に記載の圧力制御弁(91)において、連絡軸(62)は、感圧用筒部材(42)から軸孔(16)内の途中部分まで延びた第1連絡軸構成部(60)と、弁体(53)に一体形成されて軸孔(16)内の途中部分まで延びた第2連絡軸構成部(61)とからなり、第1及び第2の連絡軸構成部(60,61)に互いに螺合する雌雄の螺子部(60N,61N)を設け、雌雄の螺子部(60N,61N)により調整手段(60N,61N)が構成されたところに特徴を有する。
請求項6の発明は、請求項2乃至5の何れかに記載の圧力制御弁(10,90,91)において、ボディ(11)を分割しかつ、その分割部分に互いに圧入嵌合される嵌合部(13K,25K)を設け、これら嵌合部(13K,25K)により調整手段(13K,25K)が構成されたところに特徴を有する。
請求項7の発明は、請求項1乃至6の何れかに記載の圧力制御弁(10,90,91)において、弁体閉塞付勢手段(22,46)は、ボディ(11)に固定された筒状のソレノイド(22)と、ソレノイド(22)に挿入されたプランジャ(46)とからなり、終端壁(24)は、ソレノイド(22)の一端に配置されて、ソレノイド(22)の磁路を構成し、プランジャ(46)を吸引する吸引子(24)を兼ね、プランジャ(46)は、両端開放の筒状をなしかつその一端がダイヤフラム(44)に対向した状態で感圧用筒部材(42)に固定され、突張部材(50)は、プランジャ(46)の内側に直動可能に挿通されたところに特徴を有する。
請求項8の発明は、請求項7に記載の圧力制御弁(10,90,91)において、ボディ(11)は、ソレノイド(22)の軸方向で、相手部材に挿入組み付けされると共に、ソレノイド(22)への給電用のコネクタ(21)が、ソレノイド(22)の一端面から起立したところに特徴を有する。
請求項9の発明は、請求項1乃至8の何れかに記載の圧力制御弁(10,90,91)において、感圧用筒部材(42)の内部には、その底壁(42T)とダイヤフラム(44)との間で圧縮される内蔵スプリング(43C)が備えられたところに特徴を有する。
請求項10の発明は、請求項1乃至9の何れかに記載の圧力制御弁(10,90,91)において、軸孔(16)のうち圧力検知部屋(28)側の開口縁を拡開してなる軸孔大径部(16D)と、圧力検知部屋(28)の奥面(16M)に敷設されたシール部材(80)としての中空円板状のパッキン板(80)と、軸孔大径部(16D)内に嵌合固定されて、軸孔大径部(16D)の奥面(16M)との間でパッキン板(80)を挟持した円筒ブッシュ(81)と、円筒ブッシュ(81)の先端内縁部から突出し、パッキン板(80)の内縁部を押圧して漏斗状に変形させる押圧突起(82)とを設け、そのパッキン板(80)の内縁部を連絡軸(32,51,62)の外周面に密着させたところに特徴を有する。
[請求項1の発明]
請求項1の圧力制御弁(10,90,91)は、圧力検知部屋(28)の内部にダイヤフラム(44)を備え、そのダイヤフラム(44)と、ボディ(11)に設けた終端壁(24)との間で、突張部材(50)が突っ張り状態になっている。ここで、ダイヤフラム(44)は、圧力検知部屋(28)内の流体圧力(Ps)を受けて弾性変形し、圧力検知部屋(28)内の流体圧力(Ps)が低くなるに従って終端壁(24)側に近づくように復元すると共に、突張部材(50)から受ける反力も増加する。そして、圧力検知部屋(28)内の流体圧力(Ps)が所定の基準圧力より低くなったときに、ダイヤフラム(44)が突張部材(50)から受けた反力により弁体(33,53)が開放側に移動し、弁口(39)が開放される。このように本発明の構成によれば、ベローズより安価な感圧部材としてのダイヤフラム(44)を備えた圧力制御弁(10,90,91)を提供することができる。
[請求項2の発明]
請求項2の圧力制御弁(10,90,91)では、弁体(33,53)が閉じた状態における終端壁(24)とダイヤフラム(44)との距離に、組み付け上のばらつきが生じても、第1調整手段(32N,33N,51N,52N,60N,61N)によってそれら終端壁(24)とダイヤフラム(44)との間の距離を変更して、突張部材(50)に対するダイヤフラム(44)の弾発力を調整することができる。これにより、圧力検知部屋(28)内の流体圧力(Ps)と弁体(33,53)の開閉との対応関係のばらつきを抑えることができる。
[請求項3,4,5の発明]
請求項3の圧力制御弁(10)では、弁体(33)及び連絡軸(32)の螺子部(32N,33N)同士の螺合深さを変更することで、終端壁(24)とダイヤフラム(44)との距離を調整することができる。また、請求項4の圧力制御弁(90)では、感圧用筒部材(42)及び連絡軸(51)の螺子部(51N,52N)同士の螺合深さを変更することで、終端壁(24)とダイヤフラム(44)との距離を調整することができる。さらに、請求項5の圧力制御弁(91)では、第1及び第2の連絡軸構成部(60,61)の螺子部(60N,61N)同士の螺合深さを変更することで、終端壁(24)とダイヤフラム(44)との距離を調整することができる。
[請求項6の発明]
請求項6の圧力制御弁(10,90,91)では、ボディ(11)のうち分割部分に備えた嵌合部(13K,25K)の圧入嵌合深さを変更することで、終端壁(24)とダイヤフラム(44)との距離を調整することができる。
[請求項7の発明]
請求項7の圧力制御弁(10,90,91)では、筒状のプランジャ(46)の内側に突張部材(50)が挿通されているので、突張部材(50)が安定して直動する。
[請求項8の発明]
請求項8の圧力制御弁(10,90,91)では、ソレノイド(22)への給電用のコネクタ(21)が、ソレノイド(22)の一端面から起立しているので、給電用のコネクタ(21)が、ソレノイド(22)の側面から起立したものに比べて、コネクタ(21)と相手部材との干渉が抑えられる。
[請求項9の発明]
請求項9の圧力制御弁(10,90,91)では、感圧用筒部材(42)の底壁(42T)とダイヤフラム(44)との間で圧縮された内蔵スプリング(43C)を備えた、圧力検知部屋(28)内の流体圧力に対するダイヤフラム(44)の変形量を変更することができる。
[請求項10の発明]
請求項10の構成によれば、パッキン板(80)の内縁部は、押圧突起(82)に押されて漏斗状に変形する。そして、連絡軸(32,51,62)によってパッキン板(80)の漏斗状部分が押し広げられてその連絡軸(32,51,62)の外周面に密着する。これにより、分岐孔(17)と圧力検知部屋(28)との間が気密状態に区画される。また、分岐孔(17)内の圧力がパッキン板(80)にかかると、パッキン板(80)の漏斗状部分が縮径して連絡軸(32,51,62)に押し付けられて気密性が増し、分岐孔(17)から圧力検知部屋(28)への流体の流れを確実に防ぐことができる。
[第1実施形態]
以下、本発明の一実施形態を図1〜図4に基づいて説明する。
本実施形態の圧力制御弁10は、図1の上下方向に延びた軸状のボディ11の内部に、可動軸部30を直動可能に収容してなる。ボディ11は、軸方向の中間部を堺にして先端ボディ13と基端ボディ20とに分割可能となっている。
先端ボディ13は、基端ボディ20から離れるに従って外径が段階的に小さくなった円柱構造をなしている。先端ボディ13の両端面には、凹部15A,15Bがそれぞれ形成され、それら凹部15A,15Bの底面間を繋ぐようにして、先端ボディ13の中心部に軸孔16が貫通形成されている。そして、軸孔16のうち基端ボディ20から離れた側の開口が本発明に係る弁口39となっている。
先端ボディ13の軸方向の中間部分には、軸孔16の中間部分から直角に分岐するように分岐孔17が形成されている。また、先端ボディ13のうち基端ボディ20寄りの位置には、凹部15Aと直交するように流体導入孔18が形成されている。より詳細には、これら分岐孔17及び流体導入孔18は、先端ボディ13を径方向に貫通し、先端ボディ13の中心部分で軸孔16又は凹部15Aと交差している。
なお、先端ボディ13の外周面には、流体導入孔18と分岐孔17との間と、分岐孔17と凹部15Bの開放口との間に、Oリング溝13M,13Nが形成されている。
先端ボディ13のうち弁口39を備えた側の先端部には、キャップ19が嵌合装着されている。キャップ19は、大径筒部19Aと小径筒部19Bとを軸方向に並べかつ、その小径筒部19Bの先端に底壁19Cを設けた構造になっている。また、底壁19Cの中心には、貫通孔19Dが形成されている。そして、図1に示すように、大径筒部19Aが先端ボディ13の先端に圧入嵌合され、貫通孔19Dを通してキャップ19の内外に流体が出入りする。
基端ボディ20は、次述するコネクタ21、ソレノイド22、端部筒25、外筒部材27等を組み付けてなる。コネクタ21は、ソレノイド22に給電を行うものであり、コネクタハウジング21Aの内部に端子金具21Bを備えてなる。また、コネクタハウジング21Aの先端には筒部21Fが備えられ、その筒部21Fの奥面から端子金具21Bが起立している。コネクタ21のうち筒部21Fと反対側の端部からは、側方に向かって端部壁21Tが張り出している。
ソレノイド22は、ボビン23に電線を巻回してなり、そのボビン23の一端部においてコネクタ21の端子金具21Bが電線に接続されている。また、コネクタ21に一体形成された外筒部21Gが、ボビン23の外面を覆うように装着され、コネクタ21とソレノイド22とが一体に固定されている。
ソレノイド22の中空孔22Cのうちコネクタ21側には、本発明に係る「終端壁」を兼ねた吸引子24が嵌合固定されている。吸引子24は、円柱状の磁性体で構成され、一端面がコネクタ21に当接している。吸引子24の他端面は、外縁部から中心寄りの位置に向かってテーパ状に陥没し、その奥面は平坦になっている。
ソレノイド22のうちコネクタ21と反対側の端部には、端部筒25が設けられている。端部筒25は、一端有底の筒状をなし、その底壁25Tがソレノイド22の端面に宛がわれている。また、底壁25Tの中心には、ソレノイド22の中空孔22Cと整合する中心孔が形成され、これら中心孔及び中空孔22Cに跨って芯だし筒26が嵌合されている。また、芯だし筒26の一端は、吸引子24の外周面に形成された段差部に突き当てられ、吸引子24を固定する役割も果たしている。
端部筒25のうち底壁25Tと反対側の開放端には、端部筒25の内径を若干拡開して、本発明に係る「調整手段」としての嵌合部25Kが形成されている。そして、この嵌合部25Kの内側に、前記した先端ボディ13の一端に備えた本発明に係る「調整手段」としての嵌合部13Kが圧入されている。また、端部筒25の開放端の外周面には、Oリング溝25Mが形成されている。端部筒25の外周面のうちOリング溝25Mよりソレノイド22側には、外筒部材27の一端が嵌合している。
外筒部材27は、円筒体の一端から内側に係止壁27Kを張り出した構造をなし、他端の開放口から内部に、コネクタ21、ソレノイド22、端部筒25の順番に挿入されている。そして、コネクタ21の筒部21Fが、外筒部材27の一端から外側に突出し、コネクタ21の端部壁21Tが外筒部材27の係止壁27Kに係止している。また、外筒部材27の他端は、端部筒25の外周面に形成された係止溝25Nに向けて屈曲変形され、これにより上記したコネクタ21、ソレノイド22、端部筒25、外筒部材27の各部品が一体になって基端ボディ20が構成されている。
本実施形態では、例えば、先端ボディ13に可動軸部30を組み付けてから、先端ボディ13と基端ボディ20とが互いに嵌合固定される。そして、基端ボディ20の内部空間と、先端ボディ13の凹部15Aの内部空間とが一体となって本発明に係る圧力検知部屋28が構成される。
先端ボディ13の軸孔16には、連絡軸32が挿通されている。連絡軸32の先端は、先端ボディ13の先端側の凹部15Bにおける奥面から突出し、その突出部分に弁体33が組み付けられている。具体的には、連絡軸32は、圧力検知部屋28側に大径部32Aと、圧力検知部屋28から離れた側の小径部32Bとからなる。そして、小径部32Bと軸孔16の内面との隙間を介して、分岐孔17が弁口39に連通している。また、図2に示すように小径部32Bのうち凹部15Bの奥面から露出した部分には、本発明に係る「調整手段」としての雄螺子部32Nが形成されている。さらに、小径部32Bの先端には、工具(例えば、ドライバー)を係合可能な工具溝32Mが形成されている。
連絡軸32の大径部32Aの外周面と軸孔16の内面との間は、パッキン板80にてシールされている。詳細には、図4に示すように、先端ボディ13には、軸孔16のうち圧力検知部屋28側(図2参照)の開口縁を拡開して軸孔大径部16Dが形成されている。また、軸孔大径部16Dには、軸孔16の軸方向と直交する奥面16Mが備えられ、その奥面16Mに、本発明に係る「シール部材」としての中空円板状のパッキン板80が敷設される。また、パッキン板80の内径は、奥面16Mの中心部に開口した軸孔16の本体部16Hの内径より小さくなっている。さらに、本体部16Hのうち奥面16Mにおける開口縁にはテーパ面16Tが形成されている。
図5に示すように、軸孔大径部16Dには、円筒ブッシュ81が圧入され、奥面16Mと円筒ブッシュ81との間にパッキン板80が挟持されている。また、円筒ブッシュ81の内縁部には、パッキン板80に向けて押圧突起82が突出形成されている。押圧突起82は、図4に示すように、円筒ブッシュ81の内縁部全体を囲む円環状をなし、先端に向かうに従ってその円環の外径が小さくなった円錐台形状になっている。この構成により、図5に示すように、パッキン板80の内縁部は押圧突起82に押されて漏斗状に変形し、テーパ面16Tとの間に若干の隙間をあけて対向した状態になっている。そして、連絡軸32によってパッキン板80の漏斗状部分が押し広げられて連絡軸32(詳細には、大径部32A)の外周面に密着し、分岐孔17と圧力検知部屋28(図2参照)との間が気密状態に区画されている。また、分岐孔17内の流体圧力がパッキン板80にかかっても、そのパッキン板80の漏斗状部分が縮径して連絡軸32に押し付けられて気密性が増し、分岐孔17から圧力検知部屋28(図2参照)の流体の流れを確実に防ぐことができる。
弁体33は、連絡軸32の雄螺子部32Nに螺合装着されている。弁体33は、全体として筒状をなし、弁体33の内面には、軸方向の半部に遊嵌部33Yが形成され、残りの半分に、本発明に係る「調整手段」としての雌螺子部33Nが形成されている。そして、連絡軸32の雄螺子部32Nに、遊嵌部33Yを遊嵌してから、連絡軸32の先端と弁体33の雌螺子部33Nとが当接したとこで弁体33を連絡軸32に対して相対回転し、雌雄の螺子部32N,33Nが螺合する。また、弁体33の内面と連絡軸32の外面との間の隙間は、例えば、シール用の接着剤にて閉塞されている。
弁体33の外面には、軸方向の中間部にEリング35が装着されて側方に張り出している。そして、先端ボディ13の凹部15Bの奥面とEリング35との間に、第1の補助スプリング36が組み付けられ、先端ボディ13に装着されたキャップ19の底壁19CとEリング35との間に、第2の補助スプリング37が組み付けられている。また、これら第1及び第2の補助スプリング36,37は、Eリング35側が小径になった円錐コイルバネ構造をなしている。
連絡軸32のうち弁体33と反対側の端部には、本発明に係る感圧用筒部材42が固定されている。感圧用筒部材42は、一端有底の筒状をなし、その底壁42Tの外面の中心に連絡軸32の端部が固定されている。感圧用筒部材42のうち連絡軸32から離れた端部には、大径部42Dが形成されている。
また、感圧用筒部材42の内部には、1対の円盤43A,43Bが軸方向に並べて収容され、これら円盤43A,43Bの間に内蔵スプリング43Cが挟まれて伸縮される。なお、一方の円盤43Aの外縁部は、常には大径部42Dと奥面42Pとの間に隙間を開けて対向しており、これにより、円盤43Aの感圧用筒部材42の奥部への移動量を規制して次述するダイヤフラム44の過度撓み防止を図っている。
感圧用筒部材42の開口縁からは、側方にフランジ42Fが張り出しており、そのフランジ42Fにダイヤフラム44が重ねられ、さらにそのダイヤフラム44に固定円板45が重ねられている。そして、固定円板45とフランジ42Fとが溶接付けされ、ダイヤフラム44が感圧用筒部材42の開口端42Kを密封した状態で張られている。なお、上記溶接は、真空の作業空間で行われる。これにより、ダイヤフラム44によって閉塞された感圧用筒部材42の内部は、真空になっている。また、円盤43Aは、ダイヤフラム44に密着しており、ダイヤフラム44の撓み変形に伴って内蔵スプリング43Cが伸縮する。
固定円板45は、フランジ42Fと概ね同じ大きさの円環状の板材の内縁部から筒状の支持壁45Aを感圧用筒部材42から離れる側に立ち上げた構造になっている。そして、支持壁45Aには、プランジャ46が固定されている。プランジャ46は、ソレノイド22の内側に直動可能に収容された円筒状をなし、その一端部が支持壁45A内に嵌合固定されている。
プランジャ46の一端面とダイヤフラム44との間には隙間が設けられている。また、プランジャ46の外周面には、複数の縦溝46Tが形成され、それら縦溝46Tを通して圧力検知部屋28内の流体圧力がダイヤフラム44に付与される。
プランジャ46のうち吸引子24側の端部は平坦面になっており、その平坦面の外縁部には、吸引子24に対応させてテーパ面が形成されている。
プランジャ46の内側には、本発明に係る突張部材50が挿入されている。突張部材50は、棒状をなしかつ一端に円板体50Aを備える。そして、その円板体50Aがダイヤフラム44に当接され、ダイヤフラム44の変形に伴って突張部材50がプランジャ46内を直動する。また、円板体50Aに対応させて、プランジャ46の端面には、凹所46Zが陥没形成されている。そして、円板体50Aが、凹所46Zの奥面に当接することで、突張部材50の直動ストロークが制限され、ダイヤフラム44の過度撓みを防止している。さらに、突張部材50のうちダイヤフラム44と反対側の端部は、図2に示すように、ダイヤフラム44が平坦な状態でプランジャ46の端面から僅かに突出するように設定されている。
次に、上記構成からなる本実施形態の圧力制御弁10の調整作業について説明する。
この圧力制御弁10の調整作業は、圧力制御弁10を図示しない調整装置にセットして行われる。ここで、調整装置には、弁挿入孔が形成されており、圧力制御弁10はその弁挿入孔に弁体33側から挿入組み付けされ、図示しないストッパにて抜け止めされる。圧力制御弁10が、弁挿入孔に挿入組み付けされると、各Oリング溝13M,13N,25Mに装着された図示しないOリングによって、流体導入孔18の外部開口と、分岐孔17の外部開口と、キャップ19の貫通孔19Dとが気密状態に区画されると共に、それら流体導入孔18の外部開口と、分岐孔17の外部開口と、キャップ19の貫通孔19Dとにそれぞれ別々の試験用流路が連絡される。
圧力制御弁10のコネクタ21に、図示しない給電側コネクタを接続し、分岐孔17と流体導入孔18とに各試験用流路から流体を供給する。すると、流体導入孔18を通して圧力検知部屋28に流体が充填されると共に、分岐孔17から軸孔16内に流体が充填されて弁体33で堰き止められた状態になる。そして、ソレノイド22への励磁電流iを変更し、各励磁電流iにおいて圧力制御弁10の弁体33が開くときの圧力検知部屋28内の流体圧力Psを測定する。詳細には、圧力制御弁10の所要部位の面積、圧力等を表1の代数で表すと、可動軸部30にかかる力の釣り合いから、式(1)が成立する。
Figure 2005133932
S2・Ps+Fi+S1・Ps+(S3−S2)・Pd+f3
=f1+f2+S3・Pc・・・・(1)
この式(1)を整理すると、圧力検知部屋28内の流体圧力Psは、式(2)に示したように、ソレノイド22への励磁電流iの1次方程式で表される。
Ps=Ai+B ・・・・・・・・・・・・・・・(2)
この1次方程式は、図6のグラフGのように表される。ここで、グラフGの傾きは、弁体33の連絡軸32に対する螺合位置に応じて変化する。そこで、分岐孔17の流体圧力Pdを一定にしかつソレノイド22への励磁電流iを、例えば、i=0.25[A]とi=0.75[A]とに設定し、各励磁電流iにおいて圧力制御弁10の弁体33が開くときの圧力検知部屋28内の流体圧力Psを測定する。これらの結果から、図6に示したグラフGの傾きA(即ち、上記式(2)のA)を求め、その傾きの値Aが、所定の設定値(要求値)になるように、弁体33の連絡軸32に対する螺合位置を調整する。
次いで、励磁電流iを、例えば、i=0.25[A]にしたときに、弁体33が開く圧力検知部屋28内の流体圧力Psが所定の設定値(要求値)になるように、キャップ19の先端ボディ13に対する嵌合位置を変更し、第2の補助スプリング37の弾発力を調整する。以上により、圧力制御弁10の調整を含む組み付け作業が完了する。
次に、本実施形態の圧力制御弁10の動作について説明する。
本実施形態の圧力制御弁10は、例えば、図2に示すようにエアコンの流路70に取り付けられる。具体的には、エアコンには、調整装置と同様に弁挿入孔(図示せず)が備えられ、その弁挿入孔に圧力制御弁10が挿入組み付けされる。ここで、圧力制御弁10は弁体33と反対側からコネクタ21が起立した構造であるから、コネクタ21が弁挿入孔の内壁に干渉することなく圧力制御弁10を挿入組み付けすることができる。また、弁挿入孔の内面には、流路70に備えた流体供給路92と、流体排出路93と、制御用流路94の各端部が開放しており、流体排出路93が圧力制御弁10のうちキャップ19の内部空間に連絡され、流体供給路92が分岐孔17に連絡され、制御用流路94が圧力検知部屋28に連絡される。
なお、流路70は、冷媒を循環して流すことが可能な循環流路99の途中に、エバポレータ97とコンデンサ95とコンプレッサ96とを備えてなり、本発明である圧力制御弁10は、このコンプレッサ96内に組み込まれている。また、制御用流路94は、コンプレッサ96とエバポレータ97との間の循環流路99から分岐し、流体供給路92は、コンデンサ95とコンプレッサ96との間の循環流路99から分岐している。さらに、流体排出路93は、オリフィスを介して流路70に接続されている。
さて、上記のようにエアコンに組み付けられた圧力制御弁10では、圧力検知部屋28内の流体圧力Psが所定の基準圧力より高いときに弁体33が閉じ、圧力検知部屋28内の流体圧力Psが所定の基準圧力より低くなったときに弁体33が開く。詳細には、ダイヤフラム44は、圧力検知部屋28内の流体圧力Psを受けて弾性変形し、圧力検知部屋28内の流体圧力Psが所定の圧力より高くなると、図2に示すように、突張部材50の両端が吸引子24及びダイヤフラム44に当接した状態になる。このとき、弁体33は、吸引子24とプランジャ46との吸引力と補助スプリング36との弾発力とにより弁口39の縁部に押し付けられ、弁口39が閉塞された状態になる。
圧力検知部屋28内の流体圧力Psが所定の基準圧力より低くなると、図3に示すように、内蔵スプリング43Cの弾発力によりダイヤフラム44が感圧用筒部材42の開放端から隆起し、可動軸部30がボディ11に対して下方に相対移動する。これにより、弁体33が弁口39の縁部から離れ、弁口39が開放し、流体供給路92から分岐孔17及び弁口39を通して流体排出路93に流体が流れる。
なお、図6に示すように、ソレノイド22への励磁電流iを大きくすれば、弁体33が開放する際の圧力検知部屋28内の流体圧力Psが低くなる。
このように、本実施形態の圧力制御弁10によれば、ベローズより安価な感圧部材としてのダイヤフラム44を用いて、弁体33を開閉制御することができる。しかも、弁体33が弁口39を閉じた状態における吸引子24とダイヤフラム44との距離に、組み付け上のばらつきが生じても、連絡軸32及び弁体33の雌雄の螺子部32N,33Nによってそれら吸引子24とダイヤフラム44との間の距離を変更して、突張部材50に対するダイヤフラム44の弾発力を調整することができる。これにより、圧力検知部屋28内の流体圧力Psと弁体33の開閉との対応関係のばらつきを抑えることができ、ダイヤフラム44を用いてもベローズと同様の精度で弁体33の開閉制御を行うことが可能になる。
また、本実施形態の圧力制御弁10では、ダイヤフラム44及び感圧用筒部材42をソレノイド22と先端ボディ13との間の空間に配置したので、ダイヤフラム44をソレノイド22の内径に拘束されない大きさにすることができる。さらに、プランジャ46も筒状をなし、その中心部に突張部材50が挿通されているので、突張部材50が安定して直動する。
また、感圧用筒部材42の底壁42Tとダイヤフラム44との間で圧縮された内蔵スプリング43Cを備えたことで、圧力検知部屋28内の流体圧力に対するダイヤフラム44の変形量を所望の大きさに設定することができる。
[第2実施形態]
本実施形態では、図7に示すように、弁体53と連絡軸51とが一体形成されており、感圧用筒部材42と連絡軸51とが別部品になっている。そして、感圧用筒部材42の底壁42Tに形成された本発明に係る「調整手段」としての雌螺子部52Nに、連絡軸51の一端に形成された本発明に係る「調整手段」としての雄螺子部51Nが螺合している点が前記第1実施形態と異なる。以下、第1実施形態と異なる構成に関してのみ説明し、第1実施形態と同一の構成に関しては同一符号を付して重複した説明は省略する。
感圧用筒部材42には、底壁42Tの内面の中心から底面突部52がダイヤフラム44側に向けて突出形成されている。そして、底面突部52に内蔵スプリング43Cが嵌合されている。また、底壁42Tの外面(図7の下面)の中心には雌螺子52Nが形成されている。その雌螺子部52Nは底面突部52の芯部に沿って延び、底壁42Tの外面にのみ開放し、底面突部52の先端側は閉塞されている。また、底壁42Tには、雌螺子部52Nを中心にした円形の凹部52Mが陥没形成されている。
連絡軸51は、弁体53側から順番に小径部32B、大径部32A、雄螺子部51Nを備えた構造をなしている。雄螺子部51Nは、小径部32Bとほぼ同じ径をなし、大径部32Aの両端部はテーパ状になって小径部32B及び雄螺子部51Nに連続している。そして、雄螺子部51Nが感圧用筒部材42の雌螺子部52Nに螺合されている。また、弁体53のうち連絡軸51と離れた側の先端には、工具(例えば、ドライバー)を係合可能な工具溝53Mが形成されている。
このように構成された本実施形態の圧力制御弁90を組み付けるには、例えば、先端ボディ13と基端ボディ20とを嵌合する前に、先端ボディ13の軸孔16に連絡軸51を挿通しておく。その状態で、連絡軸51の雄螺子部51Nに例えば接着剤を塗布し、感圧用筒部材42の雌螺子部52Nに螺合する。なお、このとき雌螺子部52Nから溢れ出た接着剤は凹部52Mに溜まる。
次いで、先端ボディ13と基端ボディ20とを嵌合する。そして、流体導入孔18から図示しない工具を挿入して感圧用筒部材42を回り止めし、接着剤が固化する前に雌雄の螺子部51N,52Nの螺合深さを変えることで吸引子24(図1参照)とダイヤフラム44との間の距離を変更して、突張部材50に対するダイヤフラム44の弾発力を調整する。これにより、圧力検知部屋28内の流体圧力Psと弁体33の開閉との対応関係のばらつきを抑えることができ、ダイヤフラム44を用いてもベローズと同様の精度で弁体33の開閉制御を行うことが可能になる。
[第3実施形態]
本実施形態は、図8に示すように、連絡軸62の構造が第1及び第2の実施形態と異なる。以下、第1及び第2の実施形態と異なる構成に関してのみ説明し、第1及び第2の実施形態と同一の構成に関しては同一符号を付して重複した説明は省略する。
本実施形態の圧力制御弁91に備えた感圧用筒部材42からは、軸孔16内の途中部分まで第1連絡軸構成部60が延びている。この第1連絡軸構成部60の先端には、本発明に係る「調整手段」としての雌螺子部60Nが形成されている。また、弁体53の一端からは軸孔16内の途中部分まで第2連絡軸構成部61が延びている。この第2連絡軸構成部61の先端にも本発明に係る「調整手段」としての雄螺子部61Nが形成されている。
このように構成された本実施形態の圧力制御弁91を組み付けるには、例えば、先端ボディ13と基端ボディ20とを嵌合する前に、第2連絡軸構成部61の雄螺子部61Nに接着剤を塗布しておき、軸孔16の両端から第1と第2の連絡軸構成部60,61をそれぞれ挿入する。そして、これら雌雄の螺子部60N,61N同士を軸孔16内で螺合する。これにより、第1及び第2の連絡軸構成部60,61同士が連結されて本発明に係る連絡軸62となる。なお、このとき雌螺子部61Nから溢れ出た接着剤は、第1連絡軸構成部60と第2連絡軸構成部61との段差部に溜まる。
次いで、先端ボディ13と基端ボディ20とを嵌合する。そして、流体導入孔18から図示しない工具を挿入して感圧用筒部材42を回り止めし、接着剤が固化する前に、雌雄の螺子部60N,61N同士の螺合深さを変えることで、吸引子24(図1参照)とダイヤフラム44との間の距離を変更して、突張部材50に対するダイヤフラム44の弾発力を調整する。これにより、圧力検知部屋28内の流体圧力Psと弁体33の開閉との対応関係のばらつきを抑えることができ、ダイヤフラム44を用いてもベローズと同様の精度で弁体33の開閉制御を行うことが可能になる。
[他の実施形態]
本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下に説明するような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)前記第1〜第3実施形態の圧力制御弁10におけるボディ11のうち分割部分に備えた嵌合部13K,25Kの圧入嵌合深さを変更することで、吸引子24とダイヤフラム44との距離を調整してもよい。
(2)前記第1〜第3実施形態では、突張部材50は、吸引子24に接離する構成であったが、突張部材50をダイヤフラム44に対して接離させかつ突張部材50と吸引子24とを一体にした構成としてもよい。
(3)前記第1〜第3実施形態では、弁口39は、ダイヤフラム44が平坦であるときに閉塞する構成であったが、弁口39をダイヤフラム44が膨出した状態、又は窪んだ状態で閉塞する構成としてもよい。
本発明の第1実施形態に係る圧力制御弁の側断面図 圧力制御弁が閉じた状態の側断面図 圧力制御弁が開いた状態の側断面図 先端ボディとパッキン板とブッシュの分解側断面図 先端ボディとパッキン板とブッシュを組み付けた状態の側断面図 圧力制御弁の圧力検知部屋内の流体圧力とソレノイドの電流との対応グラフ 第2実施形態に係る圧力制御弁の側断面図 第3実施形態に係る圧力制御弁の側断面図
符号の説明
10,90,91 圧力制御弁
11 ボディ
13K,25K 嵌合部
16 軸孔
17 分岐孔
21 コネクタ
22 ソレノイド
24 吸引子
28 圧力検知部屋
32,51,62 連絡軸
32N,51N,61N 雄螺子部
33,53 弁体
33N,52N,60N 雌螺子部
39 弁口
42 感圧用筒部材
42K 開口端
43C 内蔵スプリング
44 ダイヤフラム
46 プランジャ
50 突張部材
80 パッキン板
81 ブッシュ
82 押圧突起

Claims (10)

  1. 弁体(33,53)が直動可能に組み付けられたボディ(11)に圧力検知部屋(28)を備え、その圧力検知部屋(28)内の流体圧力(Ps)が所定の基準圧力より低くなった場合に、前記弁体(33,53)が弁口(39)を開き、前記圧力検知部屋(28)内の流体圧力(Ps)が所定の基準圧力より高くなった場合に、前記弁体(33,53)が前記弁口(39)を閉じる圧力制御弁(10)において、
    前記ボディ(11)のうち前記圧力検知部屋(28)を囲む壁部に貫通形成されかつ前記圧力検知部屋(28)から離れた側に前記弁口(39)を備えた軸孔(16)と、
    前記軸孔(16)に挿通されて、前記弁口(39)から突出した一端に前記弁体(33,53)を備えた連絡軸(32,51,62)と、
    前記弁体(33,53)を、前記弁口(39)の開口縁に押し付けて閉じるように付勢した弁体閉塞付勢手段(22,37,46)と、
    前記軸孔(16)の中間部分から分岐しかつ前記弁口(39)に連通した分岐孔(17)と、
    前記軸孔(16)のうち前記分岐孔(17)より前記圧力検知部屋(28)側の内面と前記連絡軸(32,51,62)との間の隙間をシールしたシール部材(80)と、
    前記圧力検知部屋(28)内で前記連絡軸(32,51,62)に固定された一端有底の筒状をなし、その開口端(42K)が前記弁体(33,53)と反対側に向けられた感圧用筒部材(42)と、
    前記感圧用筒部材(42)の前記開口端(42K)に張られたダイヤフラム(44)と、
    前記ボディ(11)のうち前記ダイヤフラム(44)との対向位置に設けられた終端壁(24)と、
    前記ダイヤフラム(44)と前記終端壁(24)との間に差し渡されて、前記ダイヤフラム(44)から弾発力を受ける突張部材(50)とを備え、
    前記圧力検知部屋(28)内の流体圧力(Ps)が前記所定の基準圧力より低くなったときに前記ダイヤフラム(44)が前記突張部材(50)から受ける反力により、前記弁体(33,53)を開放側に移動させるように構成したことを特徴とする圧力制御弁(10,90,91)。
  2. 前記弁体(33,53)が前記弁口(39)を閉じた状態における前記終端壁(24)と前記ダイヤフラム(44)との距離を調整するための調整手段(32N,33N,51N,52N,60N,61N)を備えたことを特徴とする請求項1に記載の圧力制御弁(10,90,91)。
  3. 前記弁体(33)は、筒状をなしかつ、その内面に雌螺子部(33N)を備え、
    前記連絡軸(32)には、前記雌螺子部(33N)に螺合する雄螺子部(32N)が形成され、それら雄螺子部(32N)と雌螺子部(33N)とにより、前記調整手段(32N,33N)が構成されたことを特徴とする請求項2に記載の圧力制御弁(10)。
  4. 前記感圧用筒部材(42)と前記連絡軸(51)とを別体にして、それら感圧用筒部材(42)と連絡軸(51)とに互いに螺合する雌雄の螺子部(51N,52N)を設け、前記雌雄の螺子部(51N,52N)により前記調整手段(51N,52N)が構成されたことを特徴とする請求項2に記載の圧力制御弁(90)。
  5. 前記連絡軸(62)は、前記感圧用筒部材(42)から前記軸孔(16)内の途中部分まで延びた第1連絡軸構成部(60)と、前記弁体(53)に一体形成されて前記軸孔(16)内の途中部分まで延びた第2連絡軸構成部(61)とからなり、
    前記第1及び第2の連絡軸構成部(60,61)に互いに螺合する雌雄の螺子部(60N,61N)を設け、
    前記雌雄の螺子部(60N,61N)により前記調整手段(60N,61N)が構成されたことを特徴とする請求項2に記載の圧力制御弁(91)。
  6. 前記ボディ(11)を分割しかつ、その分割部分に互いに圧入嵌合される嵌合部(13K,25K)を設け、これら嵌合部(13K,25K)により前記調整手段(13K,25K)が構成されたことを特徴とする請求項2乃至5の何れかに記載の圧力制御弁(10,90,91)。
  7. 前記弁体閉塞付勢手段(22,46)は、前記ボディ(11)に固定された筒状のソレノイド(22)と、前記ソレノイド(22)に挿入されたプランジャ(46)とからなり、
    前記終端壁(24)は、前記ソレノイド(22)の一端に配置されて、前記ソレノイド(22)の磁路を構成し、前記プランジャ(46)を吸引する吸引子(24)を兼ね、
    前記プランジャ(46)は、両端開放の筒状をなしかつその一端が前記ダイヤフラム(44)に対向した状態で前記感圧用筒部材(42)に固定され、
    前記突張部材(50)は、前記プランジャ(46)の内側に直動可能に挿通されたことを特徴とする請求項1乃至6の何れかに記載の圧力制御弁(10,90,91)。
  8. 前記ボディ(11)は、前記ソレノイド(22)の軸方向で、相手部材に挿入組み付けされると共に、前記ソレノイド(22)への給電用のコネクタ(21)が、前記ソレノイド(22)の一端面から起立したことを特徴とする請求項7に記載の圧力制御弁(10,90,91)。
  9. 前記感圧用筒部材(42)の内部には、その底壁(42T)と前記ダイヤフラム(44)との間で圧縮される内蔵スプリング(43C)が備えられたことを特徴とする請求項1乃至8の何れかに記載の圧力制御弁(10,90,91)。
  10. 前記軸孔(16)のうち前記圧力検知部屋(28)側の開口縁を拡開してなる軸孔大径部(16D)と、
    前記圧力検知部屋(28)の奥面(16M)に敷設された前記シール部材(80)としての中空円板状のパッキン板(80)と、
    前記軸孔大径部(16D)内に嵌合固定されて、前記軸孔大径部(16D)の奥面(16M)との間で前記パッキン板(80)を挟持した円筒ブッシュ(81)と、
    前記円筒ブッシュ(81)の先端内縁部から突出し、前記パッキン板(80)の内縁部を押圧して漏斗状に変形させる押圧突起(82)とを設け、そのパッキン板(80)の内縁部を前記連絡軸(32,51,62)の外周面に密着させたことを特徴とする請求項1乃至9の何れかに記載の圧力制御弁(10,90,91)。
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