JP2005133637A - 内燃機関及び内燃機関の制御装置、並びに内燃機関の制御方法 - Google Patents

内燃機関及び内燃機関の制御装置、並びに内燃機関の制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】筒内噴射弁とポート噴射弁とを備える内燃機関の運転時において高出力が要求される場合の性能向上を実現すること。
【解決手段】筒内噴射弁と、単位開弁時間あたりの燃料噴射量が前記筒内噴射弁よりも小さいポート噴射弁とを有する内燃機関を制御するにあたり、内燃機関の運転条件に基づいて求められる全燃料噴射量TAUを求める(ステップS101)。次に、前記TAUと前記筒内噴射弁が噴射可能な最小燃料噴射量QminDとを比較する(ステップS102)。全燃料噴射量TAUが前記最小燃料噴射量QminDよりも小さい場合には(ステップS102;Yes)、ポート噴射弁で全燃料噴射量TAUを噴射する(ステップS103、ステップS104)。
【選択図】 図4

Description

本発明は、筒内噴射弁とポート噴射弁とを備える内燃機関に関するものであり、さらに詳しくは、高出力が要求される場合の性能向上を実現できる内燃機関及び内燃機関の制御装置、並びに内燃機関の制御方法に関する。
気筒内に直接燃料を噴射して点火する、いわゆる直噴の火花点火式内燃機関は、圧縮行程中に直接燃料を噴射して、点火プラグ付近に燃料噴霧をとどめて着火しやすい混合気を形成し、その周りの空気層と分離、すなわち成層化する。この状態で点火プラグ付近の混合気に点火して燃焼させる、いわゆる成層燃焼の下で直噴の火花点火式内燃機関を運転することにより、超希薄燃焼運転を実現できる。これにより、燃費を向上させるとともに、CO2の排出量を低減させることができる。
一方、直噴の火花点火式内燃機関は、吸入行程中に気筒内へ直接燃料を噴射して気筒内へ燃料を拡散させ、均質の混合気を形成して燃焼させる、いわゆる均質燃焼の下で運転することができる。均質燃焼領域では、吸入行程中に気筒内へ直接噴射した燃料の気化熱によって吸入空気をより冷却できるので、充填効率を高めることができる。これにより、直噴の火花点火式内燃機関の均質燃焼領域における運転では高出力を得ることもできる。このような利点から、近年、直噴の火花点火式内燃機関が注目されており、実用化が進んできている。
直噴の火花点火式内燃機関が均質燃焼で運転される場合には、特に高出力時において供給される燃料の量が多くなる。このため、特許文献1には、燃料量の多い高負荷時においては、メイン燃料噴射弁による筒内噴射とサブ燃料噴射弁によるポート噴射とを併用し、燃料量の少ない低負荷時においてはポート噴射で、これら以外の領域では筒内噴射を使用する技術が開示されている。
特許第2668680号公報
ところで、筒内噴射は空気冷却の効果により、吸気の充填効率を向上させることができるので、内燃機関に高出力が要求される場合には有利である。しかし、特許文献1に開示された技術では、高出力時においても筒内噴射とポート噴射とを併用するので、内燃機関の高出力時における性能向上に対しては改善の余地がある。
そこで、この発明は、上記に鑑みてなされたものであって、筒内噴射弁とポート噴射弁とを備える内燃機関の運転時において、高出力が要求されるときの性能向上を実現できる内燃機関及び内燃機関の制御装置、並びに内燃機関の制御方法を提供することを目的とする。
上述の目的を達成するために、本発明に係る内燃機関は、気筒内に直接燃料を噴射する筒内噴射弁と、吸気通路に取り付けられて前記吸気管内へ燃料を噴射するとともに、単位開弁時間あたりの燃料噴射量が前記筒内噴射弁よりも小さい前記ポート噴射弁と、を有することを特徴とする。
この内燃機関は、筒内噴射弁の最小燃料噴射量から内燃機関の最高出力時に要求される燃料噴射量までの範囲は筒内噴射弁を用いて、筒内噴射弁の最小燃料噴射量を下回り、内燃機関の要求する最小燃料噴射量までの範囲は、ポート噴射弁を用いて燃料を噴射する。これにより、内燃機関の高出力時に要求される燃料噴射量を満たす筒内噴射弁を用いることができるので、筒内噴射による充填効率向上により、高出力時の性能を向上させることができる。
また、次の本発明に係る内燃機関は、前記内燃機関において、前記ポート噴射弁の単位開弁時間あたりの燃料噴射量は、前記内燃機関が要求する最小燃料噴射量を噴射可能な値に設定されるとともに、前記筒内噴射弁の単位開弁時間あたりの燃料噴射量は、前記内燃機関の最大出力時に要求される燃料噴射量を噴射可能な値に設定されていることを特徴とする。
このように、内燃機関の高出力時に要求される燃料噴射量を満たす筒内噴射弁を用いるので、筒内噴射による充填効率向上により、高出力時の性能を向上させることができる。また、内燃機関の要求する最小燃料噴射量を噴射できるポート噴射弁を用いることにより、燃料噴射量が小さい領域でも内燃機関を安定して運転することができる。
また、次の本発明に係る内燃機関は、前記内燃機関において、前記内燃機関の運転条件に基づいて求められる前記内燃機関の全燃料噴射量が、前記筒内噴射弁の最小燃料噴射量よりも小さい場合には、前記ポート噴射弁が前記全燃料噴射量を噴射することを特徴とする。
このような構成により、燃料噴射量が小さい領域ではポート噴射弁を使用することにより、内燃機関を安定して運転することができる。その結果、内燃機関の高出力時に要求される燃料噴射量を満たす筒内噴射弁を用いることができるので、筒内噴射による充填効率向上により、高出力時の性能を向上させることができる。
また、次の本発明に係る内燃機関は、前記内燃機関において、前記内燃機関に供給される燃料がカットされた後、燃料が再供給される場合には、前記前記内燃機関の運転条件に基づいて求められる全燃料噴射量を、前記ポート噴射弁が噴射することを特徴とする。
これにより、燃料カットからの復帰時に内燃機関の気筒内温度が低下している場合でも、ポート噴射弁により気筒内へ良好な混合気を形成することができる。この混合気により確実な燃焼が実現できるので、燃料カットからの安定した復帰を実現できる。
また、次の本発明に係る内燃機関の制御装置は、筒内噴射弁と、単位開弁時間あたりの燃料噴射量が前記筒内噴射弁よりも小さいポート噴射弁とを有する内燃機関を制御するものであり、前記筒内噴射弁が噴射可能な最小燃料噴射量と、前記内燃機関の運転条件に基づいて求められる全燃料噴射量とを比較する噴射量判定部と、前記全燃料噴射量が前記筒内噴射弁の前記最小燃料噴射量よりも小さい場合には、前記筒内噴射弁による燃料噴射から前記ポート噴射弁による燃料噴射へ切り替える噴射切替部と、前記ポート噴射弁による燃料噴射に切り替えられた場合、前記全燃料噴射量を前記ポート噴射弁に割り当てる噴射量決定部と、を含んで構成されることを特徴とする。
このような構成により、燃料噴射量が小さい領域ではポート噴射弁を使用することにより、内燃機関を安定して運転することができる。また、高出力時に要求される燃料噴射量を満たす筒内噴射弁を用いて、高出力時の性能を向上させることができる。
また、次の本発明に係る内燃機関の制御装置は、前記内燃機関の制御装置において、前
記内燃機関に供給される燃料がカットされた後、燃料が再び供給される条件か否かを判定する燃料カット判定部を備え、前記内燃機関へ燃料が再び供給される条件にあると前記燃料カット判定部が判定したとき、前記噴射切替部は、前記ポート噴射弁により燃料噴射させるようにするとともに、前記噴射量決定部は、前記内燃機関の運転条件に基づいて求められる全燃料噴射量を前記ポート噴射弁に割り当てることを特徴とする。
このような構成により、燃料カットからの復帰時に内燃機関の気筒内温度が低下している場合でも、ポート噴射弁により気筒内へ良好な混合気を形成することができ、これによって確実な燃焼が実現できるので、燃料カットからの安定した復帰を実現できる。
また、次の本発明に係る内燃機関の制御方法は、筒内噴射弁と、単位開弁時間あたりの燃料噴射量が前記筒内噴射弁よりも小さいポート噴射弁とを有する内燃機関を制御するにあたり、前記筒内噴射弁が噴射可能な最小燃料噴射量と、前記内燃機関の運転条件に基づいて求められる全燃料噴射量とを比較する手順と、前記全燃料噴射量が前記筒内噴射弁の前記最小燃料噴射量よりも小さい場合には、前記ポート噴射弁で前記内燃機関へ燃料を噴射する手順と、を含むことを特徴とする。
このような構成により、燃料噴射量が小さい領域ではポート噴射弁により、内燃機関を安定して運転することができる。また、高出力時に要求される燃料噴射量を満たす筒内噴射弁を用いて、高出力時の性能を向上させることができる。
また、次の本発明に係る内燃機関の制御方法は、前記内燃機関の制御方法において、前記内燃機関に供給される燃料がカットされた後に前記内燃機関へ燃料が再供給される場合には、前記前記内燃機関の運転条件に基づいて求められる全燃料噴射量を、前記ポート噴射弁で噴射することを特徴とする。
このような構成により、燃料カットからの復帰時に内燃機関の気筒内温度が低下している場合でも、ポート噴射弁により気筒内へ良好な混合気を形成することができ、これによって確実な燃焼が実現できるので、燃料カットからの安定した復帰を実現できる。
この発明に係る内燃機関及び内燃機関の制御装置、並びに内燃機関の制御方法によれば、筒内噴射弁とポート噴射弁とを備える内燃機関の運転時において高出力が要求される場合の性能向上を実現できる。
以下、本発明の実施するための最良の形態について、図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施例の構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。また、本発明はレシプロ式の内燃機関に対して好適に適用でき、特に乗用車やバス、あるいはトラック等の車両に搭載される内燃機関に対して好ましい。
本発明に係る内燃機関は、気筒内に燃料を噴射する燃料噴射弁と、吸気通路内へ燃料を噴射するポート噴射弁とを備える内燃機関であり、また、本発明に係る内燃機関の制御装置は、このような内燃機関の制御に用いられるものである。そして、この実施例の本発明に係る内燃機関は、内燃機関の最大出力時に要求される燃料噴射量を噴射可能な値に設定されている筒内噴射弁と、単位開弁時間あたりの燃料噴射量が前記筒内噴射弁よりも小さく、かつ内燃機関が要求する最小燃料噴射量を噴射できるように設定されているポート噴射弁とを備える点に特徴がある。
図1は、実施例1の本発明に係る内燃機関の一例を示す概念図である。図1に示す、内燃機関の制御装置10の制御対象である内燃機関1は、ガソリンを燃料としたレシプロ式の内燃機関であり、気筒1s内に燃料Fを噴射する筒内噴射弁3と、吸気通路4内へ燃料を噴射するポート噴射弁2とを備える。このような構成により、内燃機関1は、筒内噴射弁3により直接気筒1s内へ燃料Fを噴射する筒内噴射(直噴)が可能である。また、ポート噴射弁2による燃料噴射(ポート噴射)も可能であり、内燃機関1の運転条件に応じて筒内噴射とポート噴射とを切り替えて、あるいは同時に使用することができる。
筒内噴射弁3には、高圧燃料ポンプ50から燃料Fが供給され、ポート噴射弁2には低圧燃料ポンプ51から燃料Fが供給される。これは、筒内噴射弁3の噴射圧力の方がポート噴射弁2の噴射圧力よりも高いからである。低圧燃料ポンプ51は、燃料タンク53から燃料Fの供給を受けて、ポート噴射弁2と高圧燃料ポンプとに燃料Fを供給する。高圧燃料ポンプ50は低圧燃料ポンプ51で昇圧された燃料をさらに加圧して筒内噴射弁3へ供給する。
筒内噴射の場合、吸気通路4から気筒1s内に導入される空気は、筒内噴射弁3から噴射される燃料Fと混合気を形成する。ポート噴射の場合、ポート噴射弁2から吸気通路4を通過する空気に燃料Fが噴射されて混合気を形成する。前記混合気は、点火プラグ7で着火されて燃焼する。混合気の燃焼圧力はピストン5に伝えられ、ピストン5を往復運動させる。ピストン5の往復運動はクランク軸6で回転運動に変換されて、内燃機関1の出力として取り出される。
ECU30(Engine Control Unit)は、筒内噴射弁3やポート噴射弁2の噴射制御に使用するため、回転計41、アクセル開度センサ42、あるいはエアフローセンサ43等の出力を取得する。また、この実施例において、本発明に係る内燃機関の制御装置10はECU30に接続されており、本発明に係る内燃機関の制御方法を実現するにあたって、ECU30が備える内燃機関1の制御機能を利用できるように構成されている。
図2−1は、筒内噴射弁の燃料噴射率と内燃機関の最大出力との関係を示す説明図である。ここで、燃料噴射率Iとは、単位開弁時間当たりの燃料噴射量をいう。また、ここでいう燃料噴射量Qとは、噴射弁の1噴射あたりにおける燃料噴射量をいう。次の説明においては、適宜図1を参照されたい。一般に、レシプロ式の内燃機関1では、機関回転数NEが高回転側で最大機関出力を発生する。また、レシプロ式の内燃機関1で筒内噴射を用いれば、空気冷却の効果によって吸気の充填効率を向上させることができる。したがって、かかる空気冷却の効果を有効に発揮できるように燃料と空気とを十分に混合できれば、筒内噴射はポート噴射と比較して機関出力の向上にも有利である。
ここで、筒内噴射は、内燃機関1の気筒1s内で燃料を蒸発させ、空気と混合させて混合気を形成するので、燃料の噴射期間を短くすることで、機関出力を向上させることができる。燃料の噴射期間を短くすることで機関出力を向上させるためには、図2−1に示すように、燃料噴射率Iを大きくすることが必要である。燃料噴射率Iが大きいと(図2−1中のB)、燃料噴射率Iが小さい場合(図2−1中のA)と比較して、同じ量の燃料を噴射するために必要な噴射時間を短くできるからである。
図2−2は、燃料噴射率の異なる噴射弁の燃料噴射期間と燃料噴射量との関係を示す説明図である。ここで、QminBは、噴射弁Bにおいてリニアリティが保証される最小燃料噴射量であり、QminAは、噴射弁Aにおいてリニアリティが保証される最小燃料噴射量であり、QminRは、内燃機関1の要求する最小燃料噴射量である。ここでいうリニアリティとは、噴射期間tと燃料噴射量Qとの直線性をいい、両者が比例関係で変化することをいう
。筒内噴射弁3やポート噴射弁2に使用する噴射弁は、噴射期間tを調整することによって燃料噴射量Qを調整する。このため、制御の関係上、筒内噴射弁3やポート噴射弁2は、リニアリティが確保される領域(噴射時間t≧tmin)で使用する必要がある。リニアリティが確保されていない領域噴射時間(t<tmin)で使用すると、噴射期間tによって燃料噴射量Qを制御することが困難になるからである。
噴射弁のリニアリティが確保できる領域は、噴射弁開閉時のバウンスの影響や、燃料の圧力脈動の影響が発生しない範囲の噴射時間に依存し、それに応じて噴射弁の最小燃料噴射量Qminが規定される。また、噴射弁の前記最小燃料噴射量Qminは、図2−2に示すように、燃料噴射率Iの大きさに応じて変化する。一般に、噴射弁の燃料噴射率Iが大きくなると、それに応じて噴射弁の最小燃料噴射量Qminは大きくなる。したがって、筒内噴射で高出力領域における性能を向上させるために、燃料噴射率の大きい噴射弁B(燃料噴射率IB)を使用すると、内燃機関1の要求する最小燃料噴射量QminRを確保できない場合がある(図2−2)。一方、内燃機関1の要求する最小燃料噴射量QminRを確保するために燃料噴射率の小さい噴射弁A(燃料噴射率IA)を使用すると、内燃機関の最大出力時に要求される燃料噴射量QmaxRを確保できない。このため、内燃機関1の最高出力が抑えられてしまう。
ここで、高出力領域は高負荷領域であり、いわゆるWOT(Wide Open Throttle)の領域である。例えば、アクセル開度がおよそ8割以上の場合にWOT領域であると考えることができる。また、筒内噴射の内燃機関1においては、高出力域での運転は、均質燃焼領域での運転となる。
そこで、内燃機関1の要求する最小燃料噴射量QminRを確保するとともに、筒内噴射により高出力時における性能を向上させるため、実施例1の本発明に係る内燃機関1は次のような構成を採用する。まず、内燃機関1の最大出力時に要求される燃料噴射量を噴射可能な筒内噴射弁3と、この筒内噴射弁3よりも燃料噴射率が小さく、かつ内燃機関1が要求する最小燃料噴射量を噴射可能なポート噴射弁2と、を備える。このような構成で、筒内噴射弁3の最小燃料噴射量QminD(図2−2中、aに相当する燃料噴射量)から内燃機関1の最高出力時に要求される燃料噴射量QmaxRまでは筒内噴射弁3を用いて燃料を噴射する。
そして、筒内噴射弁3の最小燃料噴射量QminDを下回り、内燃機関1の要求する最小燃料噴射量QminRまでの領域(図2−2中、b〜cに相当する燃料噴射量の範囲)は、ポート噴射弁2を用いて燃料を噴射する。このような構成により、内燃機関の要求する最小燃料噴射量QminRを確保するとともに、筒内噴射よって内燃機関1の高出力時における性能を向上させることができる。次に、本発明に係る内燃機関の制御装置について説明する。
図3は、実施例1の本発明に係る内燃機関の制御装置の構成を示す説明図である。この内燃機関の制御装置10は、ポート噴射弁と筒内噴射弁とを備える内燃機関に供給する燃料の燃料噴射量に応じて、使用する噴射弁を切り替えるものであり、本発明に係る内燃機関1に対する燃料噴射を制御するために使用できるものである。図3を用いて、本発明の実施例に係る内燃機関の制御装置10の構成を説明する。
この内燃機関の制御装置10は、処理部10pと、記憶部10mとを含んで構成される。処理部10pは、さらに噴射量判定部21と、噴射切替部22と、噴射量決定部23とを含んで構成される。ここで、噴射量判定部21と、噴射切替部22と、噴射量決定部23とが本発明に係る内燃機関の制御方法を実行する部分となる。
記憶部10mと、噴射量判定部21と、噴射切替部22と、噴射量決定部23とは、内
燃機関の制御装置10の入出力ポート(I/P)29を介して接続される。これにより、記憶部10mと、噴射量判定部21と、噴射切替部22とは、それぞれ双方向でデータをやり取りできるように構成される。なお、装置構成上の必要に応じて片方向でデータを送受信するようにしてもよい。
内燃機関の制御装置10とECU30とは、内燃機関の制御装置10の入出力ポート(I/O)29を介して接続されており、両者間で相互にデータをやり取りすることができる。これにより、内燃機関の制御装置10はECU30が有するエンジン制御データを取得したり、ECUを介して内燃機関1の各種センサからの情報を取得したり、内燃機関の制御装置10の制御をECU30のエンジン制御ルーチンに割り込ませたりすることができる。また、本発明に係る内燃機関の制御装置10は、ECU30に組み込んでもよく、ECU30の機能の一部により、本発明に係る内燃機関の制御装置10の機能を実現してもよい。
記憶部10mには、本発明に係る内燃機関の制御方法の処理手順を含むコンピュータプログラムや、燃料噴射量のデータマップ等が格納されている。ここで、記憶部10mは、RAM(Random Access Memory)のような揮発性のメモリ、フラッシュメモリ等の不揮発性のメモリ、あるいはこれらの組み合わせにより構成することができる。また、処理部10pは、メモリ及びCPUにより構成することができる。
上記コンピュータプログラムは、処理部10pやECU30にすでに記録されているコンピュータプログラムとの組み合わせによって、本発明に係る内燃機関の制御方法の処理手順を実現できるものであってもよい。この処理部10pは、前記コンピュータプログラムの代わりに専用のハードウェアを用いて、噴射量判定部21、噴射切替部22及び噴射量決定部23の機能を実現するものであってもよい。次に、この内燃機関の制御装置10を用いて、本発明の実施例に係る内燃機関1の燃料噴射を制御する手順について説明する。なお、この説明にあたっては、適宜図1、3を参照されたい。
図4は、実施例1の本発明に係る内燃機関に燃料を噴射する手順を示すフローチャートである。実施例1の本発明に係る内燃機関に燃料を噴射するにあたり、まず、ECU30が、内燃機関1の負荷や機関回転数NE等から燃料Fの全燃料噴射量TAUを算出する(ステップS101)。次に、内燃機関の制御装置10が備える噴射量判定部21が、筒内噴射弁3の最小燃料噴射量QminDと全燃料噴射量TAUとを比較する(ステップS102)。その結果、全燃料噴射量TAUが筒内噴射弁3の最小燃料噴射量QminDよりも小さい場合(ステップS102;Yes)、噴射切替部22は内燃機関1に対する燃料噴射を、筒内噴射弁3からポート噴射弁2へ切り替える。そして、噴射量決定部23は、ポート噴射弁2による燃料噴射量QPを全燃料噴射量TAUとし、筒内噴射弁3による燃料噴射量QDを0とする(ステップS103)。ポート噴射弁2は、この燃料噴射量QPで内燃機関1へ燃料を噴射する(ステップS104)。
全燃料噴射量TAUが筒内噴射弁3の最小燃料噴射量QminD以上である場合(ステップS102;No)、噴射切替部22は筒内噴射弁3により内燃機関1に燃料を噴射するように決定する。そして、噴射量決定部23は、ポート噴射弁2による燃料噴射量QPを0とし、筒内噴射弁3による燃料噴射量QDをTAUとする(ステップS105)。筒内噴射弁3は、この燃料噴射量QDで内燃機関1へ燃料を噴射する(ステップS106)。
以上、実施例1の本発明では、内燃機関の最大出力時に要求される燃料噴射量を噴射可能な筒内噴射弁と、この筒内噴射弁よりも燃料噴射率が小さく、かつ内燃機関が要求する最小燃料噴射量を噴射可能なポート噴射弁とを備える。そして、筒内噴射弁の最小燃料噴射量から内燃機関の最高出力時に要求される燃料噴射量までは筒内噴射弁を用いて、筒内
噴射弁の最小燃料噴射量を下回り、内燃機関の要求する最小燃料噴射量までは、ポート噴射弁を用いて燃料を噴射する。
これによって、内燃機関の高出力時に要求される燃料噴射量を満たす筒内噴射弁を用いることができるので、筒内噴射による吸気の充填効率向上により、高出力時の性能を向上させることができる。また、内燃機関の要求する最小燃料噴射量を噴射できるポート噴射弁を用いることにより、燃料噴射量が小さい領域でも内燃機関を安定して運転することができる。特に、燃圧を落とさずにポート噴射弁から内燃機関の要求する最小燃料噴射量を噴射できるので、噴霧の微粒化という点からも好ましい。
このように、実施例1の本発明では、燃料噴射量が小さい領域から大きい領域まで、安定して燃料を噴射できるとともに、燃料噴射のダイナミックレンジを広げることができる。また、筒内噴射弁を選択する際には、内燃機関が要求する最小燃料噴射量に制約されないので、内燃機関の最高出力や最小燃料噴射量その他の仕様に合わせて最適な筒内噴射弁を選択できる。これにより、内燃機関設計の自由度も向上する。なお、実施例1で開示した内容及び構成は、以下の実施例に対しても適用できる。
実施例2の本発明は実施例1と略同様の構成であるが、燃料カットから復帰するときには、内燃機関1の運転条件に関わらず、ポート噴射弁により内燃機関1へ燃料を噴射する点が異なる。実施例1と同一の構成には同一の符号を付すとともに、説明を省略する。
図5は、実施例2の本発明に係る内燃機関の制御装置を示す装置構成図である。この内燃機関の制御装置11は、燃料噴射量に応じて使用する噴射弁を切り替えるとともに、燃料カットから復帰する際にはポート噴射弁2により燃料を噴射させるように制御する。なお、この内燃機関の制御装置11は、本発明に係る内燃機関1に対する燃料噴射を制御するために使用できるものである。
図5を用いて、本発明の実施例に係る内燃機関の制御装置11の構成を説明する。内燃機関の制御装置11は、処理部11pと、記憶部11mとを含んで構成される。処理部11pの構成は、上記実施例に係る内燃機関の制御装置10の処理部10pへ、さらに燃料カット判定部24と、燃焼判定部25とを追加した構成である。そして、噴射量判定部21、噴射切替部22及び噴射量決定部23とともに、追加した燃料カット判定部24と燃焼判定部25とが本発明に係る内燃機関の制御方法を実行する部分となる。
燃料カット判定部24と燃焼判定部25とは、内燃機関の制御装置11の入出力ポート(I/P)29に接続されている。これにより、前記入出力ポート(I/P)29に接続されている記憶部11mや噴射量判定部21、あるいはECU30等と、それぞれ双方向でデータをやり取りできるように構成される。なお、装置構成上の必要に応じて片方向でデータを送受信するようにしてもよい。次に、この内燃機関の制御装置11を用いて、本発明に係る内燃機関1の燃料噴射を制御する手順について説明する。なお、この説明にあたっては、適宜図1、5を参照されたい。
図6は、実施例2の本発明に係る内燃機関に燃料を噴射する手順を示すフローチャートである。実施例2の本発明に係る内燃機関に燃料を噴射するにあたり、まず、ECU30が、内燃機関1の負荷や機関回転数NE等から燃料Fの全燃料噴射量TAUを算出する(ステップS201)。次に、内燃機関の制御装置10が備える燃料カット判定部24が、燃料カット条件か否かを判定する(ステップS202)。燃料カットは、例えば、アクセルを戻したときや、下り坂でエンジンブレーキを作用させているときなどに実行される。したがって、アクセル開度情報や負荷KL等の情報から、燃料カット条件か否かを判定す
ることができる。
燃料カット判定部24が燃料カット条件であると判定した場合(ステップS202;Yes)、噴射量判定部21は内燃機関1に対する全燃料噴射量TAUを0に設定する(ステップS203)。これにより、内燃機関1に対しては燃料が噴射されないので、燃料カットが実現できる(ステップS207、S205、S206)。燃料カット判定部24が燃料カット条件でないと判定した場合(ステップS202;No)、燃料カット判定部24は、燃料カットからの復帰条件にあるか否かを判定する(ステップS204)。燃料カット状態からの復帰とは、カットされていた燃料が再び内燃機関1に供給されることである。例えば、アクセルを戻した後再びアクセルを踏み込んだときに復帰条件にあると判定される。燃料カットからの復帰条件にある場合、内燃機関1に運転条件に応じて求められる全燃料噴射量TAUが内燃機関1に噴射される。
燃料カット判定部24が、燃料カットからの復帰条件にあると判定した場合(ステップS204;Yes)、内燃機関1の運転条件に関わらず、ポート噴射弁2によって内燃機関1へ燃料を噴射する。すなわち、筒内噴射弁3により全燃料噴射量TAUを噴射する場合でも、ポート噴射弁2によって内燃機関1に燃料を噴射する。燃料カットからの復帰時は、燃料カットにより気筒1s内の温度が低下している場合があり、筒内噴射を実行すると燃焼が良好に行われない場合がある。このため、燃料カットからの復帰時には、ポート噴射弁2を用いて内燃機関1へ燃料を噴射することにより、気筒1s内で良好な混合気を形成して確実に燃焼を行うことができる。
かかる制御を実現するため、噴射切替部22は内燃機関1に対する燃料噴射を、筒内噴射弁3からポート噴射弁2へ切り替える。そして、噴射量決定部23は、ポート噴射弁2の燃料噴射量Qpを全燃料噴射量TAUに設定し、筒内噴射弁3の燃料噴射量QDを0に設定する(ステップS205)。ポート噴射弁2は、設定された燃料噴射量QPで燃料を噴射する(ステップS206)。ここで、燃料カットからの復帰時における少なくとも最初の噴射はポート噴射弁2により実行する。2回目以降の噴射は、全燃料噴射量TAUが筒内噴射弁3の最小燃料噴射量QminDを超えていれば、筒内噴射弁3で燃料を噴射する。そして、全燃料噴射量TAUが筒内噴射弁3の最小燃料噴射量QminDを超えていなければ、ポート噴射弁2で噴射する。これにより、燃料カットからの安定した復帰が実現できる。
燃料カット判定部24が燃料カット条件でないと判定し(ステップS202;No)、かつ燃料カットからの復帰条件にないと判定した場合は(ステップS204;No)、噴射量判定部21が筒内噴射弁3の最小燃料噴射量QminDと全燃料噴射量TAUとを比較する(ステップS207)。全燃料噴射量TAUが筒内噴射弁3の最小燃料噴射量QminDよりも小さい場合(ステップS207;No)、噴射切替部22は内燃機関1に対する燃料噴射を、筒内噴射弁3からポート噴射弁2へ切り替える。そして、そして、噴射量決定部23は、ポート噴射弁2の燃料噴射量QPを全燃料噴射量TAUに設定し、筒内噴射弁3の燃料噴射量QDを0に設定する(ステップS205)。ポート噴射弁2は、設定された燃料噴射量QPで燃料を噴射する(ステップS206)。
全燃料噴射量TAUが筒内噴射弁3の最小燃料噴射量QminD以上である場合(ステップS207;No)、燃焼判定部25は均質燃焼領域か否かを判定する(ステップS208)。燃焼判定部25が均質燃焼領域と判定した場合(ステップS208;Yes)、噴射切替部22は筒内噴射弁3によって内燃機関1へ燃料を噴射させる。そして、噴射量決定部23は、筒内噴射弁3の燃料噴射量QDを全燃料噴射量TAUに設定し、ポート噴射弁2の燃料噴射量QPを0に設定する(ステップS209)。筒内噴射弁3は、設定された燃料噴射量QDで、内燃機関1の吸気行程で燃料を噴射する(ステップS210)。
燃焼判定部25が均質燃焼領域ではないと判定した場合(ステップS208;No)は成層燃焼領域なので、噴射切替部22は、筒内噴射弁3によって内燃機関1へ燃料を噴射させる。噴射量決定部23は、筒内噴射弁3の燃料噴射量QDを全燃料噴射量TAUに設定し、ポート噴射弁2の燃料噴射量QPを0に設定する(ステップS211)。そして、筒内噴射弁3は、設定された燃料噴射量QDで、内燃機関1の圧縮行程で燃料を噴射する(ステップS212)。
以上、実施例2の本発明では、燃料カット後の復帰において、筒内噴射弁による燃料噴射かポート噴射弁による燃料噴射かに関わらず、ポート噴射弁により燃料を噴射する。燃料カットからの復帰時に気筒内の温度が低下している場合でも、微細化した燃料噴霧をポート噴射弁から噴射して気筒内へ良好な混合気を形成することができる。これによって確実な燃焼が実現できるので、燃料カットからの安定した復帰を実現できる。また、実施例2の本発明は、燃料カットからの復帰制御以外は実施例1と共通なので、実施例1の本発明と同様の作用・効果を奏する。
以上のように、本発明に係る内燃機関の制御装置及び制御方法は、筒内噴射弁を備える内燃機関に適し、高出力が要求される領域で、内燃機関の性能を向上させることに適している。
実施例1の本発明に係る内燃機関の一例を示す概念図である。 筒内噴射弁の燃料噴射率と内燃機関の最大出力との関係を示す説明図である。 燃料噴射率の異なる噴射弁の燃料噴射期間と燃料噴射量との関係を示す説明図である。 実施例1の本発明に係る内燃機関の制御装置の構成を示す説明図である。 実施例1の本発明に係る内燃機関に燃料を噴射する手順を示すフローチャートである。 実施例2の本発明に係る内燃機関の制御装置を示す装置構成図である。 実施例2の本発明に係る内燃機関に燃料を噴射する手順を示すフローチャートである。
符号の説明
1 内燃機関
1s 気筒
2 ポート噴射弁
3 噴射弁
4 気通路
5 ストン
10、11 制御装置
10m、11m 記憶部
10p、11p 処理部
21 射量判定部
22 射切替部
23 射量決定部
24 料カット判定部
25 焼判定部
50 圧燃料ポンプ
51 圧燃料ポンプ

Claims (8)

  1. 気筒内に直接燃料を噴射する筒内噴射弁と、
    吸気通路に取り付けられて前記吸気管内へ燃料を噴射するとともに、単位開弁時間あたりの燃料噴射量が前記筒内噴射弁よりも小さい前記ポート噴射弁と、
    を有することを特徴とする内燃機関。
  2. 前記ポート噴射弁の単位開弁時間あたりの燃料噴射量は、前記内燃機関が要求する最小燃料噴射量を噴射可能な値に設定されるとともに、
    前記筒内噴射弁の単位開弁時間あたりの燃料噴射量は、前記内燃機関の最大出力時に要求される燃料噴射量を噴射可能な値に設定されていることを特徴とする請求項1に記載の内燃機関。
  3. 前記内燃機関の運転条件に基づいて求められる前記内燃機関の全燃料噴射量が、前記筒内噴射弁の最小燃料噴射量よりも小さい場合には、前記ポート噴射弁が前記全燃料噴射量を噴射することを特徴とする請求項1又は2に記載の内燃機関。
  4. 前記内燃機関に供給される燃料がカットされた後、燃料が再供給される場合には、前記前記内燃機関の運転条件に基づいて求められる全燃料噴射量を、前記ポート噴射弁が噴射することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の内燃機関。
  5. 筒内噴射弁と、単位開弁時間あたりの燃料噴射量が前記筒内噴射弁よりも小さいポート噴射弁とを有する内燃機関を制御するものであり、
    前記筒内噴射弁が噴射可能な最小燃料噴射量と、前記内燃機関の運転条件に基づいて求められる全燃料噴射量とを比較する噴射量判定部と、
    前記全燃料噴射量が前記筒内噴射弁の前記最小燃料噴射量よりも小さい場合には、前記筒内噴射弁による燃料噴射から前記ポート噴射弁による燃料噴射へ切り替える噴射切替部と、
    前記ポート噴射弁による燃料噴射に切り替えられた場合、前記全燃料噴射量を前記ポート噴射弁に割り当てる噴射量決定部と、
    を含んで構成されることを特徴とする内燃機関の制御装置。
  6. 請求項5の内燃機関の制御装置において、
    前記内燃機関に供給される燃料がカットされた後、燃料が再び供給される条件か否かを判定する燃料カット判定部を備え、
    前記内燃機関へ燃料が再び供給される条件にあると前記燃料カット判定部が判定したとき、前記噴射切替部は、前記ポート噴射弁により燃料噴射させるようにするとともに、
    前記噴射量決定部は、前記内燃機関の運転条件に基づいて求められる全燃料噴射量を前記ポート噴射弁に割り当てることを特徴とする内燃機関の制御装置。
  7. 筒内噴射弁と、単位開弁時間あたりの燃料噴射量が前記筒内噴射弁よりも小さいポート噴射弁とを有する内燃機関を制御するにあたり、
    前記筒内噴射弁が噴射可能な最小燃料噴射量と、前記内燃機関の運転条件に基づいて求められる全燃料噴射量とを比較する手順と、
    前記全燃料噴射量が前記筒内噴射弁の前記最小燃料噴射量よりも小さい場合には、前記ポート噴射弁で前記内燃機関へ燃料を噴射する手順と、
    を含むことを特徴とする内燃機関の制御方法。
  8. 前記内燃機関に供給される燃料がカットされた後に前記内燃機関へ燃料が再供給される場合には、前記前記内燃機関の運転条件に基づいて求められる全燃料噴射量を、前記ポー
    ト噴射弁で噴射することを特徴とする内燃機関の制御方法。
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