JP2005133381A - 地盤さく孔装置 - Google Patents

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Maho Miyahara
万穂 宮原
Koji Suzuki
宏治 鈴木
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Abstract

【課題】装置が大型化することなくパーカッション機能とバイブレーション機能との2つの機能を発揮することができ、その切り換えもさく孔対象としている地質状態に応じて自動的になされる地盤さく孔装置を提供する。
【解決手段】ケース2内部に軸線方向に移動自在に設けられ、中間部に大径部12を有するハンマーサブ3と、ハンマーサブの後端を打撃する打撃機構8と、大径部12よりも前方のハンマーサブ3の外周に設けられた弾性部材19と、ケース2から突出するハンマーサブ3の外周に設けられ、該ハンマーサブを前方に付勢して大径部12により弾性部材19を圧縮変形させることが可能な位置にもたらす付勢部材21とを備えてなる。
【選択図】 図1

Description

この発明は、地盤さく孔装置に関し、さらに詳細には、パーカッション機能とバイブレーション機能との2つの機能を具備したさく孔装置に関する。
地盤をさく孔する装置として、掘削ツールスに打撃力を伝達してさく孔するパーカッションドリルや、振動力を伝達してさく孔するバイブレーションドリルが知られている。パーカッションドリルは、古くから使用されているドリルであるが、近年では、回転力も併用したロータリパーカッションドリルとして広く知られている。このパーカッションドリルは礫層や岩などの硬質地層でのさく孔に適しているが、砂層などの軟弱地層においては無水でのコアリング時にコア詰まりが発生し、さく孔が不能となることがあるという欠点がある。
これに対して、バイブレーションドリルは、砂層などの軟弱地層における無水でのコアリング時に、地層に振動力を与えて液状化することからコア詰まりを防止できるという利点がある。その一方、礫層や岩などの硬質地層でのさく孔が困難であるという欠点がある(バイブレーションドリルについては、例えば特許文献1参照)。
パーカッション機能とバイブレーション機能との2つの機能を併せ持つドリルも、この出願の出願人によって提案されている(特許文献2参照)。このドリルによれば硬質地層に対してはパーカッション機能により、また軟弱地層に対してはバイブレーション機能によりというように各機能を選択してさく孔することができる。
しかしながら、既提案のドリルは、パーカッション機能のための機構と、バイブレーション機能のための機構とが全く別機構となっている。すなわち、パーカッション機構を有するドリルに、その機構とは別個に作動するバイブレーション機構を付加的に組み込んだものである。このため、装置が大型となり、コストも高くなるという難点がある。また、作業者が地質状態を把握しながら、パーカッション機能とバイブレーション機能とを的確に選択しなければならないという煩雑さもある。
特許第2527674号公報 特開2002−168079号公報
この発明は上記のような技術的背景に基づいてなされたものであって、次の目的を達成するものである。
この発明の目的は、装置が大型化することなくパーカッション機能とバイブレーション機能との2つの機能を発揮することができ、その切り換えもさく孔対象としている地質状態に応じて自動的になされる地盤さく孔装置を提供することにある。
この発明は上記課題を達成するために、次のような手段を採用している。
すなわち、この発明は、ケース内部に軸線方向に移動自在に設けられ、中間部に大径部を有するハンマーサブと、
前記大径部よりも前方の前記ハンマーサブの外周に設けられた弾性部材と、
前記ケースから突出する前記ハンマーサブの外周に設けられ、該ハンマーサブを前方に付勢して前記大径部により前記弾性部材を圧縮変形させることが可能な位置にもたらす付勢部材と
を備えてなる地盤さく孔装置にある。
より具体的には、前記弾性部材は、前記ハンマーサブの外周に嵌合されたガイド筒の外周に設けられたばね部材からなり、前記ガイド筒の後端ショルダー部に前記大径部が係合することにより前記ばね部材が圧縮変形可能となる。
また、前記付勢部材は、前記ケースの前端部と、前記ハンマーサブの前端部外周に設けられたカラーとの間に固定されている。前記付勢部材は筒状のゴム部材からなる。
以下、この発明の作用を記載する。図1に示すように、さく孔対象としている地層が硬質地層である場合、付勢部材21のハンマーサブ3に対する付勢力よりも給進反力の方が大きくなる。この結果、ハンマーサブ3の大径部12は付勢部材21の付勢力に抗して後退し、弾性部材19から離間するので、打撃機構8の打撃力は弾性部材19には伝達されることなく、ハンマーサブ3にのみ伝達される。すなわち、さく孔装置はパーカッションドリルとして機能する。
他方、図2に示すように、さく孔対象としている地層が軟弱地層である場合、給進反力よりも付勢部材21のハンマーサブ3に対する付勢力の方が大きくなる。この結果、ハンマーサブ3の大径部12は前進して弾性部材19を圧縮変形させることが可能な位置にもたらされるので、ハンマースプール8の打撃力はハンマーサブ3及び弾性部材19に伝達される。これにより、ハンマーサブ3は軸線方向に振動する。すなわち、さく孔装置はバイブレーションドリルとして機能する。
この発明によれば、装置を大型化することなくパーカッション機能とバイブレーション機能との2つの機能を持つさく孔装置を提供することができる。また、パーカッション機能とバイブレーション機能との切り換えも、さく孔対象としている地質状態に応じて自動的になされるものとすることができる。
図1及び図2は、この発明の実施形態を示す軸線方向断面図であり、図1は硬質地層をさく孔している状態を示し、図2は軟弱地層をさく孔している状態を示している。この実施形態では、さく孔装置としてロータリパーカッションドリルのドリルヘッド1が示されている。
ドリルヘッド1のケース2は、2つのケース部材2a,2b及び前端のドリルヘッドカバー2cで構成されている。このケース2内にハンマーサブ3が軸線方向に移動自在に設けられている。ハンマーサブ3は通常のロータリパーカッションドリルの場合は1本であるが、この発明ではケース2からの突出長さを長くするために、ねじ4を介して接続された2本の分割ハンマーサブ3a,3bで構成されている。
後方の分割ハンマーサブ3aは中間部に大径部12を有し、通常のロータリパーカッションドリルに組み込まれるハンマーサブと同じものである。ドリルロッド5は前方の分割ハンマーサブ3bにねじ6を介して接続される。ハンマーサブ3の後方には打撃機構を構成するパーカッションシリンダ7が配置されている。このパーカッションシリンダ7の作動により駆動するハンマースプール8により、ハンマーサブ3の後端が打撃される。
ケース2の内部にはベアリング9,10を介してスピンドルギヤ11が回転自在に支持されている。このスピンドルギヤ11の内周に、ハンマーサブ3の大径部12が摺動自在に嵌合されている。より詳細には、スピンドルギヤ11の内周及び大径部12の外周には軸方向に沿った断面半円形の複数の溝が周方向に間隔を置いてそれぞれ形成され、これらの溝にピン13が嵌め込まれている。
スピンドルギヤ11は油圧による駆動モータ14の駆動軸に設けられたピニオン15と噛み合っている。これにより、スピンドルギヤ11が回転し、この回転はピン13を介してハンマーサブ3に伝達される。
ハンマーサブ3、具体的には分割ハンマーサブ3aの外周には、大径部12の前方において円筒形のスプリングガイド16が軸線方向に移動自在に嵌合されている。スプリングガイド16は後端にフランジ部17を有している。スプリングガイド16の外周にはフランジ部17とスラストリング18との間に位置するように、弾性部材を構成する皿ばね19が設けられている。この皿ばね19によりフランジ部17はスピンドルギヤ11に向けて押し付けられている。
ハンマーサブ3が2つの分割ハンマーサブからなる点を除き、上記構成は従来のロータリパーカッションドリルのドリルヘッドとほぼ同様である。すなわち、ハンマーサブ3に駆動モータ14から付与された回転力及びパーカッションシリンダ7から付与された打撃力が、ハンマーサブ3を介してドリルロッドに伝達される。さらに、ドリルヘッド1に図示しない給進機構により軸線方向の給進力が付与されることにより、さく孔が行われる。
このようなロータリパーカッションドリルにおいて、皿ばね19は、主として、ハンマーサブ3を誤って空打ちした際にケース2を保護する役割を担っている。すなわち、ドリルロッド5などの掘削ツールスを吊り上げた状態では、その自重によりハンマーサブ3の大径部12が、スプリングガイド16のショルダー部20に係合する(図2の状態)。この状態で、ハンマーサブ3を誤って打撃しても、その打撃力は皿ばね19が圧縮変形することによって緩衝されるので、ケース2を保護することができる。
この発明は、上記のような弾性部材あるいは緩衝部材としての皿ばね19に着目し、これを巧みに利用して、さく孔装置にパーカッション機能に加えてバイブレーション機能を持たせたものである。そのために、この発明によれば、ドリルヘッド1のケース2から突出するハンマーサブ3の外周に付勢部材である筒状ゴム部材21が設けられている。
具体的には、前方の分割ハンマーサブ3bの先端部にはカラー22が設けられている。筒状ゴム部材21はカラー22とドリルヘッドカバー2cとの間に圧縮状態で配置され、固定されている。この筒状ゴム部材21によりハンマーサブ3は前方に常時付勢されている。
次に、上記さく孔装置の作用を説明する。図1に示すように、さく孔対象としている地層が硬質地層である場合、筒状ゴム部材21のハンマーサブ3に対する付勢力よりも給進反力の方が大きくなる。この結果、ハンマーサブ3の大径部12は筒状ゴム部材21の付勢力に抗して後退し、スプリングガイド16のショルダー部20から離間するので、ハンマースプール8の打撃力は皿ばね19には伝達されることなく、ハンマーサブ3にのみ伝達される。すなわち、さく孔装置1はパーカッションドリルとして機能する。
他方、図2に示すように、さく孔対象としている地層が軟弱地層である場合、給進反力よりも筒状ゴム部材21のハンマーサブ3に対する付勢力の方が大きくなる。この結果、ハンマーサブ3の大径部12は前進して、スプリングガイド16のショルダー部20に係合するので、ハンマースプール8の打撃力はハンマーサブ3及び皿ばね19に伝達される。これにより、皿ばね19が圧縮変形してハンマーサブ3は軸線方向に振動する。すなわち、さく孔装置1はバイブレーションドリルとして機能する。
上記実施形態は例示にすぎず、この発明は種々の改変が可能である。弾性部材としての皿ばね19は、これに限定されることなく、コイルスプリング等種々のものに代えることができる。同様に、付勢部材としての筒状ゴム部材21もこれに限定されることなく、コイルスプリング等種々のものに代えることができる。
この発明の実施形態を示し、硬質地層をさく孔している状態を示す軸線方向断面図である。 同実施形態のものの軟弱地層をさく孔している状態を示す軸線方向断面図である。
符号の説明
1 ドリルヘッド
2 ケース
2a,2b ケース部材
2c ドリルヘッドカバー
3 ハンマーサブ
3a,3b 分割ハンマーサブ
5 ドリルロッド
7 パーカッションシリンダ
8 ハンマースプール
11 スピンドルギヤ
12 大径部
14 駆動モータ
15 ピニオン
16 スプリングガイド
19 皿ばね
20 ショルダー部
21 筒状ゴム部材

Claims (4)

  1. ケース内部に軸線方向に移動自在に設けられ、中間部に大径部を有するハンマーサブと、
    前記ハンマーサブの後端を打撃する打撃機構と、
    前記大径部よりも前方の前記ハンマーサブの外周に設けられた弾性部材と、
    前記ケースから突出する前記ハンマーサブの外周に設けられ、該ハンマーサブを前方に付勢して前記大径部により前記弾性部材を圧縮変形させることが可能な位置にもたらす付勢部材と
    を備えてなる地盤さく孔装置。
  2. 前記弾性部材は、前記ハンマーサブの外周に嵌合されたガイド筒の外周に設けられたばね部材からなり、前記ガイド筒の後端ショルダー部に前記大径部が係合することにより前記ばね部材が圧縮変形可能となっていることを特徴とする請求項1記載の地盤さく孔装置。
  3. 前記付勢部材は、前記ケースの前端部と、前記ハンマーサブの前端部外周に設けられたカラーとの間に固定されていることを特徴とする請求項1又は2記載の地盤さく孔装置。
  4. 前記付勢部材は筒状のゴム部材からなることを特徴とする請求項3記載の地盤さく孔装置。
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JP7204256B1 (ja) 2021-11-30 2023-01-16 油機エンジニアリング株式会社 土壌改良装置

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