JP2005133342A - 締付けボルトを用いたレール継目構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】レールの継目に間隙をなくし、さらにレールの取替えが容易な継目構造を提供する。
【解決手段】 レール1,2を突き合わせて固定する継目構造であって、一方のレール端部のウェブ部を挟んでボルト11,12で固定された2個のレール継目用部材15,17と、他方のレール端部に同様に固定された2個のレール継目用部材16,18と、レール1,2のウェブ部の両側にそれぞれレール長手方向に対向配置された前記レール継目用部材15,16(17,18)を相互に緊締する締付けボルト19(20)からなることを特徴とするレールの継目構造。
【選択図】 図1
【解決手段】 レール1,2を突き合わせて固定する継目構造であって、一方のレール端部のウェブ部を挟んでボルト11,12で固定された2個のレール継目用部材15,17と、他方のレール端部に同様に固定された2個のレール継目用部材16,18と、レール1,2のウェブ部の両側にそれぞれレール長手方向に対向配置された前記レール継目用部材15,16(17,18)を相互に緊締する締付けボルト19(20)からなることを特徴とするレールの継目構造。
【選択図】 図1
Description
本発明は、ボルトの締付け力によりレール同士を密着させる継目構造およびその継目構造に用いるレール継目用部材に関する。
従来の継目構造では、レール端部の突き合わせ部に間隙があるために、レール上を車輪が走行するときにガタンゴトンという衝撃を発生させ、レール継目部の軌道狂いやレール端部の損傷を引き起こす原因となっていた。
そこでこれらを改善するものとして、特許文献1のごときレール端部の頭頂部に直方体状の連結片を嵌め込んで、レールの継目部への車輪の落ち込みにより発生する騒音を抑制する構造、特許文献2のごときレール端部を離間させて設置し、その離間部分に内辺接続子と外辺接続子とを組み合わせた接続子を嵌め込み、内辺接続子と外辺接続子とは、長穴を通したボルトとナットで締合わせてあり、レールの温度変化による伸縮に対応可能とした構造が知られている。また、特許文献3のごときレール端部の片側頭部を切り落とし、継目板の片側のみ背を高くしてレールの頭頂面に合わせて設置する構造で、レールは継目板に乗り移りレール同士のギャップ部に落ち込まないもの、あるいはレールの端部同士を溶接するエンクローズ溶接方法などが一般的に採用されている。
溶接以外の継目構造においては、いずれもレールの突き合わせ部は熱膨張によるレールの伸縮を吸収するためのギャップが設けられている。
特開平7−317002号公報
特開平11−36202号公報
実開平5−49802号公報
本発明は、環境温度の変化が小さく、レールの伸縮を無視できる工場建家内のレール等を対象とした継目構造およびその継目構造に用いるレール継目用部材である。
特許文献1乃至3に記載の継手は、いずれもレールの熱膨張による伸縮を吸収できるように設計されているものであるが、それ故に継目構造が複雑であるという欠点がある。また、エンクローズ溶接は高い溶接技術が必要であることや、レールの取替えを行うときに切断する必要があり交換に手間がかかること、施工後に少なくとも数時間冷却時問を要するなどの欠点をもつ。
そこで、本発明は、このような従来技術の問題点に着目してなされたもので、レールの継目に間隙をなくし、さらにレールの取替えが容易な継目構造およびその継目構造に用いるレール継目用部材を提供することを目的とするものである。
本発明の第1発明は、レールを突き合わせて固定する継目構造であって、一方のレール端部のウェブ部を挟んでボルトで固定された2個のレール継目用部材と、他方のレール端部に同様に固定された2個のレール継目用部材と、レールのウェブ部の両側にそれぞれレール長手方向に対向配置された前記レール継目用部材を相互に緊締する締付けボルトからなることを特徴とするレールの継目構造である。
本発明の第2発明は、請求項1のレールの継目構造に用いるレール継目用部材であって、前記レール継目用部材は、長辺部分と短辺部分とを備えた平面L字状の形状を有し、その長辺部分にレールのウェブ部と密着させてボルト接合するためのボルト穴を有し、また短辺部分に締付けボルト用のボルト穴を有することを特徴とするレール継目用部材である。
本発明の第2発明は、請求項1のレールの継目構造に用いるレール継目用部材であって、前記レール継目用部材は、長辺部分と短辺部分とを備えた平面L字状の形状を有し、その長辺部分にレールのウェブ部と密着させてボルト接合するためのボルト穴を有し、また短辺部分に締付けボルト用のボルト穴を有することを特徴とするレール継目用部材である。
本発明は、以上説明したようなレール継目用部材を用いた継目構造であり、レール端面同士を確実に密着させることができるため、レール上を走行する車輪に衝撃を与えず、レール寿命の延長が可能な上、レールの取替えを実施する時には当該部分のみを容易に取替えることができる効果がある。
また、レール継目用部材を長辺部分と短辺部分とを備えた平面L字状の形状とし、各片にボルト穴を設けたレール継目用部材としたので、レール継目用部材を簡単な形状のレール継目用部材とすることができる。また、レール継目用部材をレールのウェブに密着させて容易にレールに取付けることことができると共に、またレール長手方向に対向するレール継目用部材相互をボルトにより接近する方向に締付けて、レール同士を密着させることができる。
また、レール継目用部材を長辺部分と短辺部分とを備えた平面L字状の形状とし、各片にボルト穴を設けたレール継目用部材としたので、レール継目用部材を簡単な形状のレール継目用部材とすることができる。また、レール継目用部材をレールのウェブに密着させて容易にレールに取付けることことができると共に、またレール長手方向に対向するレール継目用部材相互をボルトにより接近する方向に締付けて、レール同士を密着させることができる。
本発明の一実施形態を図により説明する。
まず、本発明のレールの継目構造に用いるレール継目用部材について、図1および図2を参照して説明すると、各レール継目用部材15〜18は、長辺部分15a〜18aとこれに直角な短辺部分15b〜18bとを備えた平面L字状の形状を有し、その長辺部分15a〜18aの側面に、これをレールのウェブ部と密着させてボルト接合するための貫通したボルト穴を長辺長手方向に間隔をおいて複数有し、また短辺部分15b〜18bに、その前後面に貫通する締付けボルト用のボルト穴を有している。
レール長手方向またはレール幅方向に対向するように配置される一方のレール継目用部材16,17の長辺部分16a,17aは、レール1(または2)の端部のウェブ部に配置される他方のレール継目用部材15,18の長辺部分15a,18aよりも長くされ、かつ、レール端面からウェブ部に設けた最も近いボルト穴までの寸法よりも、前記レール継目用部材16,17の短辺部分16b,17b側から長辺部分16a,17aに設けた最も近いボルト穴までの寸法が長くされて、レール継目用部材16,17を直列に隣り合うレール1,2の端部のウェブ部にわたって配置可能とされている。これにより、レール継目用部材15〜18を、図示のようにボルト11〜14で固定することで、直列に隣り合うレール1,2の巾方向の位置ずれを防止できるようにされている。
また、前記レール継ぎ目用部材15〜18の長辺部分と短片部分の高さ寸法は、レール上フランジとウェブと下フランジにより形成される側方開放溝の高さ寸法より若干小さくされて、レールの側方開放溝に嵌合可能にされ、また、レール継ぎ目用部材16,17の長辺部分16a,17aと短片部分16b,17bの基端部とを、両方のレール1,2の側方開放溝にわたって嵌合可能にされて、レール1,2の上下の位置ずれを防止できるようにされている。
また各レール継ぎ目用部材15〜18の長辺部分15a〜18aに設けたボルト穴中心間の間隔は、レールのウェブ部に設けたボルト穴中心間の間隔と同じに設定されている。
図1に示すように、長辺部分の長さの短いレール継目用部材15と長辺部分の長さの長いレール継目用部材17の二枚をそれぞれ一方のレール1端部のウェブ側面を挟むように配置し、同様に、長辺部分の長さの短いレール継目用部材18と長辺部分の長さの長いレール継目用部材16の二枚をそれぞれ他方のレール2端部のウェブ側面を挟むように配置すると共に、長辺部分の長さの短い各レール継目用部材15、18を平面点対称に配置し、長辺部分の長さの長い各レール継目用部材16、17を平面点対称に配置する。
そして、図1に示されるように、レール1,2の端部両側面に二枚で一対をなす鋼製のL字型(L字状)のレール継目用部材15,17、およびレール継目用部材16,18を、これらの長辺部分に設けたボルト穴およびレール1,2のウェブ部に設けた穴(貫通孔)に通したボルト・ナット(継手ボルト)11〜14でレール端部に固定する。
次いで、レール1,2の片側でレール長手方向に対向するように互いに隣接する鋼製のL字型のレール継目用部材15,16の短辺部分15b,16b、およびレール継目用部材17と18の短辺部分17b,18bの貫通した各ボルト穴にわたって、それぞれ鋼製のボルト・ナット19,20を装着し、それぞれ締付けボルト・ナット19、20で短辺部分15b,16bおよび17b,18b同士を接近する方向に締付ける。これにより、レール端面同士を密着させることができる。
また、締付けボルト・ナット19、20およびレール継目用部材15〜18を取り外すことで、レールの取替えを実施する時には当該部分のみを容易に取替えることができる。
鋼製のL字型のレール継目用部材15〜18は、図2に示すように対向配置された短辺部分15b,16b(17b,18b)同士がピタリと接触させる必要はなく、両者間にギャップ(締付け間隙21,22)が存在しても差し支えはない。また、鋼製のL字型のレール継目用部材15〜18の長辺部分は2本のボルト11,12(13,14)でレール1(2)に固定し、短辺部分15a〜18aは1本のボルトで短辺部分15b,16b(17b,18b)同士を接近する方向に締付ける形態を図で示したが、ボルトの数はこれに限定されるものではなく、任意に設計できる。
1、2…レール
3、4、5,6,7,8,9,10…締結装置
11、12,13,14…ボルト・ナット(継手ボルト)
15,16,17,18…レール継目用部材
15a〜18a…長辺部分
15b〜18b…短辺部分
19,20…締付けボルト
21,22…締付け隙間
3、4、5,6,7,8,9,10…締結装置
11、12,13,14…ボルト・ナット(継手ボルト)
15,16,17,18…レール継目用部材
15a〜18a…長辺部分
15b〜18b…短辺部分
19,20…締付けボルト
21,22…締付け隙間
Claims (2)
- レールを突き合わせて固定する継目構造であって、
一方のレール端部のウェブ部を挟んでボルトで固定された2個のレール継目用部材と、他方のレール端部に同様に固定された2個のレール継目用部材と、レールのウェブ部の両側にそれぞれレール長手方向に対向配置された前記各レール継目用部材を相互に緊締する締付けボルトからなることを特徴とするレールの継目構造。 - 請求項1のレールの継目構造に用いるレール継目用部材であって、前記レール継目用部材は、長辺部分と短辺部分とを備えた平面L字状の形状を有し、その長辺部分にレールのウェブ部と密着させてボルト接合するためのボルト穴を有し、また短辺部分に締付けボルト用のボルト穴を有することを特徴とするレール継目用部材。
Priority Applications (1)
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JP2003367854A JP2005133342A (ja) | 2003-10-28 | 2003-10-28 | 締付けボルトを用いたレール継目構造 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Publications (1)
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JP2005133342A true JP2005133342A (ja) | 2005-05-26 |
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JP2003367854A Withdrawn JP2005133342A (ja) | 2003-10-28 | 2003-10-28 | 締付けボルトを用いたレール継目構造 |
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2003
- 2003-10-28 JP JP2003367854A patent/JP2005133342A/ja not_active Withdrawn
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