JP2005132101A - ブロー成形方法及び装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ブロー成形品の表面品質及び内部完全性を改良する。
【解決手段】ブロー成形方法が、略相対する鋳型割分と、他の鋳型割分とを配置する工程と;該相対する鋳型割分の間にパリソンを配置する工程と;該相対する鋳型割分と該他の鋳型割分を前進させる工程とを具備する。該他の鋳型割分が前進して、該相対する鋳型割分と、別の他の鋳型割分との少なくとも一つに当接する。前記鋳型割分を配置する工程が、第一ペアの略相対する鋳型割分を配置する工程と、第二ペアの鋳型割分を該第一ペアの鋳型割分の一方に搭載する工程と、第三ペアの鋳型割分を該第一ペアの鋳型割分の他方に搭載する工程とを含む。
【選択図】図3

Description

この発明は一般的にはブロー成形方法及び装置に関し、より詳しくは、プラスチックのブロー成形方法及び装置に関する。
ブロー成形は種々のプラスチック製品、特に燃料タンク、容器等の中空容器を製造する方法としてよく知られている。図1に示したように、ブロー成形方法及び装置Mは、典型的には、二つの伸展ピンPの外側に予備熱成形されたプラスチック品Aの伸展部分を収容する。図に見られるように、ブロー成形方法は、一般的に、一対の鋳型H、Hの間で予備熱成形されたプラスチック品Aを成形することを含む。一対の鋳型H、Hは、軸Xに沿って互いに接離して閉じそして開く。
この概念図の変化例が、Nakagawa 氏等による米国特許第5,198,174号公報に開示されている。その公報の技術では、中空プラスチック品の一端に径方向に延設したフランジ管等のフランジを形成する場合に問題がある。その公報では、中空頭の筒部、又はその筒部の一端に径方向に延設したフランジを、同時に一体にブロー成形するのは殆ど不可能と記載している。何故ならば、フランジ部の角で、材料が薄くなり過ぎて許容できないからである。それ故、その公報では、先ず筒部をブロー成形し、その後、その筒部上に中実の径方向に延設したフランジを射出成形する方法を教示している。その公報では、一対の閉囲式鋳型を開示していて、それらは互いにある軸に沿って接離する。各半体鋳型はリセスと係合面とを有する。半体鋳型が互いに近づいて各係合面が互いに当接して型を閉鎖する。言い換えれば、閉囲鋳型は、各係合面が互いに当接して各半体鋳型を閉じることにより完成する。第1成形キャビティが、半体鋳型のリセスと、その一対の半体鋳型内に収容される可動鋳型部分とにより形成される。その可動鋳型部分はその一対の半体鋳型内で前進させることができる。その第1成形キャビティは、その中空品の筒部をブロー成形するために使用される。その可動鋳型部分がその一対の半体鋳型内で後退した位置に動かされて、第2成形キャビティを形成する。第2成形キャビティは、その中空品の中実フランジ部を射出成形するのに使用される。
別の変化例が、Belcher氏による米国特許出願公開第2002/0171161号公報に開示されている。その公報では、ブロー成形と射出成形を併用して、柄付ボットル等の中空品を形成する場合における、幾つかの問題点を提示している。その公報では、先ずボトルをブロー成形し、その後、そのボトル側壁を挟時して、その隣接する内側面を接着させて、柄を形成する。その公報では、鋳型が一対の閉囲体であり、前半体と後半体とであり、各々はボトルの前部と後部の各々を形成し、ある軸に沿って移動可能である。両半体は互いに当接する係合面を有して、鋳型を閉じて成形キャビティを形成する。その空洞内でボトルが膨張又はブロー成形される。可動鋳型部分が各半体鋳型内に収容され、前記軸と平行可動である。それらの可動鋳型部分は相対していて、後退位置から前進位置に互いに向かって動いて、ボトルの相対する面を挟んで、柄を一体に形成する。
このように、Nakagawa 氏等による公報とBelcher氏による公報は、一対の半体鋳型を閉じる従来技術に成形方法を記載している。しかし、鋳型を閉じるために、一対の半体鋳型を使用することは、幾つかの欠点がある。図1に再び言及すると、半体鋳型H、Hは、その当接面S、Sで係合して、図示された閉鎖状態になる。ブロー工程の間、予備成形品Aの比較的大きい部分が半体鋳型H、Hの当接面S、Sの間に挟まれる傾向にあり、好ましくない。図2に示したように、この挟持作用により、完成ブロー成形品Bに分離線Lが生じる。予備成形した材料が挟まれて、明かな分離線が生じることは問題である。特に、図示したように、比較的薄い壊れ易い内側メンブレン層を有する多層品をブロー成形するときは問題となる。半体鋳型の間で、予備成形品を挟むと、メンブレン層が、破壊部分Rで示すように、分離線に沿って種々の場所で破壊され得る。壊れたメンブレンは好ましくない。そのメンブレンの目的がブロー成形完成品の壁に蒸気が浸透しないようにすることの場合は、特に好ましくない。特に、炭化水素蒸気が、その壊れたメンブレンを通って燃料タンクから大気に逃げ得る。
従来のブロー成形方法及び装置に関する他の問題は、予備成形品が高い伸展率を要求されることである。言い換えれば、従来のブロー成形は、一般的には、パリソン又は予備成形品を使用して、そのパリソンは吹き込まれ又は膨張させられて、最初の寸法から2〜3倍になって、完成ブロー成形品の最終寸法になる。従って、予備成形品のある部分は、伸展率が高くて、Nagakawa氏の公報で説明したように、それらの部分の壁厚が著しく薄くなる。反対に、その予備成形品の他の部分は、低い伸展率であり、板厚が少ししか薄くならない。その予備成形品の全体に渡って、伸展率が著しく異なって、最終ブロー成形品の壁厚は不均一となり易い。
本発明はブロー鋳型内でパリソンから物品をブロー成形する方法を提供する。該方法は、略相対する鋳型割分と少なくとも一つの他の鋳型割分を配置する工程と;該相対する鋳型割分の間にパリソンを配置する工程と;該相対する鋳型割分と該少なくとも一つの他の鋳型割分を前進させる工程とを具備し、該該少なくとも一つの他の鋳型割分が前進して、該相対する鋳型割分と、別の他の鋳型割分との少なくとも一つに当接することを特徴とする。
又、本発明は物品をブロー成形する方法を提供し、該方法は、3個以上の鋳型割分の間にパリソンを配置する工程と;該鋳型割分を二つ以上の軸に沿って前進させて、パリソンの外側で該鋳型割分を閉じる工程と;該パリソンをブロー成形して該物品を形成する工程を含む。より詳しくは、その物品の成形方法は、複数の鋳型割分の間にパリソンを配置する工程と;該複数の鋳型割分の少なくとも一つを第一軸に沿って前進させ、該複数の鋳型割分の別の少なくとも一つを第二軸に沿って前進させ、該第二軸は該第一軸に対して略横方向である工程と;該パリソンの内部にガスを注入する工程と;各前記軸に沿って該複数の鋳型割分を後退させる工程と;パリソンから成形された物品を取り出す工程とを含む。その方法により物品が製造される。
本発明により、パリソンから物品をブロー成形する装置が提供される。該装置は、略相対する鋳型割分を有し、それら鋳型は開位置と閉位置の間で可動である。少なくとも一つの他の鋳型割分を、該略相対する鋳型割分の少なくとも一つに対して可動に配置する。該少なくとも一つの他の鋳型割分はその開位置と閉位置の間を可動である。該少なくとも一つの他の鋳型割分は、該相対する鋳型割分と、別の他の鋳型割分との少なくとも一つに当接することができる。
好ましくは、該装置は第一・第二鋳型割分を有し、それら鋳型は開位置と閉位置の間をある軸に沿って可動である。少なくとも一つの他の鋳型割分を、該第一・第二鋳型割分に対して可動に配置する。該少なくとも一つの他の鋳型割分は、別の軸に沿って、開位置と閉位置の間で可動である。
本発明のこれら及び他の目的・特徴・優位性に関連して、本発明による物品を製造する方法及び装置は、ブロー成形品の表面品質及び内部完全性を改良し、ブロー成形された燃料タンクからの炭化水素の漏れを減少し、ブロー成形時の伸展率を減少し、フランジ部のブロー成形を可能にし、挟持板及び予備ブローを必要とせず、燃料タンクのブロー成形を改善し、“ホトル内の船模型”状の物品成形を促進する。この装置は、比較的簡明なデザインで、経済的に製作・組立が可能であり、使用寿命が長い。
本発明のこれら及び他の目的・特徴・優位性は、以下の好適実施例及び最適様態の詳細な記載、請求項の記載、及び添付図から明らかになる。
図面を詳細に説明すると、図3は本発明によるブロー成形装置10を示し、ブロー成形機12と共に使用される構造である。ブロー成形装置10は横断面が図示されていて、Z軸に沿って下方に見た図である。X軸は左右方向に延び、Y軸は前後方向に延びる。X、Y、Z軸は互いに直角であり、各軸は特定の線ではなく、その向きの方向を示している。更に、左右、前後という術語はこの発明を説明するためのものであり、これらの方向に関してこの発明を限定するものではない。ブロー成形装置10は、フレーム14、16を有し、それらのフレームは、ブロー成形機12の左右に可動な厚盤又は鋳型閉鎖用部材18、20に固定される。フレーム14、16は開いたフレーム構造でも良く、この技術分野で良く知られていて、溶接物又はケースであり、油圧ラインや冷却ラインがそこを通って配設される。同様に、鋳型閉鎖用部材18、20はこの技術分野では良く知られた、油圧駆動のブロー成形機12の典型的な構成要素である。
二つだけの相対する可動鋳型半体を有する従来のブロー成形装置とは異なって、本発明によるブロー成形装置10は、複数の可動閉囲用鋳型又は鋳型割分を有する。図3では、その鋳型は後退又は開位置にある。その複数の可動鋳型割分は、左フレーム14に取付けられた左鋳型割分22と、右フレーム16に取付けられた右鋳型割分24とを有する。従って、鋳型閉鎖用部材18、20は、X軸に沿って、その開閉位置の間で、鋳型割分22、24を移動できる。左鋳型割分22に、前後鋳型割分26、30が滑動するように取付けられる。右鋳型割分24に、28、32が滑動するように取付けられる。前後鋳型割分26、28、30、32はY軸に沿って、開閉位置の間で滑動可能である。図示されているように、前後鋳型割分26、28、30、32は、左右鋳型割分22、24のX軸方向の動きに直角に動く。しかし、鋳型割分22、24、26、28、30、32は、互いに斜め又は横方向に可動でも良い。鋳型割分22、24、26、28、30、32の各々は、好ましくは、この技術分野で知られているように、ジャケット部が冷却用流路を備える。
前後鋳型割分26、28、30、32は、左右鋳型割分22、24に取付けられなくて、ブロー成形機12に別に取付けられても良く、鋳型閉鎖用部材18、20の場合と同様に、別の前後鋳型割分(非図示)に取付けられても良い。この発明の鋳型部分または閉囲体の配置は特に経済的であるが、より複雑な鋳型部分または閉囲体の配置も可能であり、それらは本発明の範囲内で可能である。例えば、3個以上の鋳型部分が共通の中心に対して径方向に配置され、その中心に向かって可動にしても良い。
どの場合でも、左右鋳型割分22、24の各々は、成形面22a又は24aを有し、その面は部分的に成形キャビティ34を形成する。成形キャビティ34は、更に、各前後鋳型割分26、28、30、32の成形面26a、28a、30a、32aにより形成される。即ち、鋳型割分22、24、26、28、30、32は集合して本発明の鋳型を形成する。前後鋳型割分26、28、30、32は又、当接面26b、28b、30b、32bと、駆動面26c、28c、30c、32cと、滑接面26d、28d、30d、32dとを有する。同様に、左右鋳型割分22、24は、滑接面22r、24fを有し、滑接面22r、24fは、滑接面26d、28d、30d、32dと滑接する。
後側鋳型割分26、28と前側鋳型割分30、32は、噛み合うガイドレール構造を使用して、左右鋳型割分22、24の各々に滑動可能に取り付けられる。噛み合うガイドレール構造は、機械・工具の設計では良く知られた技術である。どの場合でも、ガイドレール支持ブロック36は、左右鋳型割分22、24の各々の部分にT型結合されて取り付けられる。ガイドレール支持ブロック36は、STARブランンド等のガイドレール38に対して設けられる。ガイドレール38は、ガイドレール支持ブロック36と、左右鋳型割分22、24の滑接面22r、22f、24r、24f上に配置され取り付けられる。ガイドレール38は、STARブランンドの標準的ランナブロック40と噛み合う。ランナーブロック40が溝(非図示)に嵌め込まれて取付けられる。その溝は鋳型の滑接面に彫られる。従って、前後鋳型割分26、28、30、32はY軸に沿って前後方向に滑動可能である。
前後鋳型割分26、28、30、32をY軸に沿って前後方向に滑動するために、HEBブランド等の油圧シリンダ44が、好ましくはクレビス配置(非図示)で、前後鋳型割分26、28、30、32の駆動面26c、28c、30c、32cに取付けられる。好ましくは、油圧シリンダ44は自己ロック式であり、溶接されたブラケット46に支持される。ブラケット46は、図示したように、鋳型割分22、24とフレーム14、16に固定される。従って鋳型割分22、24のX軸方向の動きは独立に制御可能であり、前後鋳型割分26、28、30、32のY軸方向の動きは独立に制御可能である。
図9に示すように、開いた成形キャビティ34の直ぐ下に、4個の鉛直に配置された伸展ピン48を有する4方向伸展ピン装置が設けられる。2方向伸展ピン装置はブロー成形機械の設計では公知である。この4方向伸展ピン装置は、2個ではなく、4個の伸展ピンを有し、互いに径方向外側に可動である。従って、この4方向伸展ピン装置は、従来技術の2方向伸展ピン装置が対称物と180°の接触であるのに比較して、360°の接触が可能である。
4方向伸展ピン装置の直ぐ下でその中心に、ブローピン機構50が配置される。ブローピン機構50は、この技術で知られているように、目的物の内部に加圧ガスを送り、成形キャビティ内でブロー成形する。しかし、この発明では、ブローピン機構50はソケット52または把持具を有して、受金54を離脱可能に保持する。
受金54は、主構造部材と複数の構成部材部からなる組立物であり、ブロー成形される目的物内に収容される。受金54はここで説明する以外の、容器又は他のブロー成形される物品内に適切に挿入できる他の形式の組立体でも良い。受金54は邪魔板又は仕切り板として機能して、ブロー成形された容器の容積をより小さい部分に分割して、成形した容器内で大量の液体がサージングしたり飛び跳ねたりするのを少なくする。望ましくは、受金54は少なくとも局部的に連結部を有し、より好ましくは、容器の内側に接着または溶着される。このために、受金54は、その縁に沿って互いに離間した複数の脚又は連結部材(非図示)を有し、その脚はプラスチック製であり、成形される容器の内側に溶着又は接着可能である。受金54の残りの部分もプラスチック製で良く、燃料タンクの材料と溶接又は接着可能である。受金54は、米国特許出願公開第2001/0013516号に開示したものであり、ここに引用する。その米国特許出願の譲受人は、本出願の出願人である。
最終的に、断面で示すパリソン56が4方向伸展ピンを囲むように配置される。好ましくは、パリソン56は、溶融プラスチック製のチューブ状予備成形品である。好ましくは、パリソン56は、同時に押し出された、異なった複数の熱可塑性ポリマー材からなる。例えば、自動車燃料タンクを構成するパリソン56は6層の共押出材であり、外側と内側の構造層はポリエチレン(高密度ポリエチレン(HDPE)等)製であり、それらの間には、再生スクラップ材層と、燃料蒸気バリアー層(エチレンビニールアルコール又は他の耐燃料浸透ポリマー材製)が設けられる。そのバリアー層は二つの接着層に間に挟まれている。それらの接着層は、そのバリアー層を、再生又は新規HDPEの構造ポリマー層に結合される。
図4は、図3の線3B−3Bに沿って見たブロー成形装置10の横断面図である。開いた鋳型空洞34は、鋳型割分22、24、26、28の成形面22a、24a、26a、28aにより部分的に形成される。ブローピン機構50と受金54とは、最も低い後退位置にある。
本発明の一実施例の方法では、押出機58がパリソン56を作る。好ましくは、押出機58は共押出装置であり、この技術分野では良く知られている。押出機58は基本的にプラスチックのペレットを受け入れて処理して、溶融したプラスチック製の共押出チューブ状予備成形品を、又は他構造のパリソン56を供給する。パリソン56は重力で、鋳型割分22、24、26、28、30、32の間に成形キャビティ34に供給されても良い。置換例として、パリソン56は移送機構(非図示)により把持されて、押出機58から切り離されて、開いた成形キャビティ34内に運ばれて、ブロー成形されて、燃料タンク等の完成品又は容器にされ得る。どの場合でも、パリソン56は、その下端60が、後退した位置にある伸展ピン48を囲むまで下げられる。
図5に示すように、伸展ピン48はパリソン56の下端60内に位置している。伸展ピン48は、要すれば、パリソンの内部深くに鉛直に伸ばすこともできる。どの場合でも、伸展ピン48は、パリソン56の下端60を広げて、鋳型内でパリソン材をより良く分布させて、少なくともパリソン56の下部を更に広げる。
好ましくは、4方向伸展ピンがパリソン56を広げた後で、ブローピン機構50と受金54とは、鋳型内で前進位置に、パリソン56内に上向きに伸ばされる。受金54は、ブローピン機構50のソケット52に手動で又はロボット(非図示)等で自動的に連結される。ブローピン機構50とプローピンを前進させる手段は、ブロー成形の技術分野では良く知られている。しかし。本発明では、ロッドレス空気圧シリンダ、又は、HEBブランドシリンダのような空気圧中空ロッドシリンダの使用して、ブローピンを前進させることを意図している。パリソン56は幾らか熔融して柔軟性・粘着性があるので、パリソン56を受金54から離間して分離しておくには、注意が必要である。一般的には、加圧した空気がパリソン56内に供給されてパリソンが壊れるのを防ぎ、又、鋳型が閉じる前にパリソン56が受金54と接触するのを防ぐ。しかし、4方向伸展ピン装置の4個の等間隔に離間した伸展ピン48を使用する場合は、その予備ブロー工程は普通は不必要である。何故ならば、伸展ピン48がパリソン56を十分開いた状態を維持して受金54との接触を防ぐからである。
好ましくは、ブローピン機構50と受金54が一杯に前進した状態で、鋳型を閉じる。従って、図6に示すように、ブロー成形装置10が前進し閉じた状態では、左右の鋳型割分22、24と上下の前後鋳型割分26、28、30、32とは、膨張されるパリソン56に向かって内向きに前進している。好ましくは、左右の鋳型割分22、24が最初に閉位置に前進し、その後上下の前後鋳型割分26、28、30、32が閉位置に前進する。しかし、その順序は逆でも良い。置換例として、鋳型割分22、24、26、28、30、32が同時に前進してパリソン56の周りに環状閉囲体を形成しても良い。
後側鋳型割分26、28の当接面26b、28bが互いに当接し、前側鋳型割分30、32の鋳型面30b、32bが互いに当接すると鋳型は閉じる。鋳型が閉じると、パリソン56を捕捉し、成形キャビティ34内で、パリソン56内に延びるブローピン機構50で、パリソンの一端を閉じる。好ましくは、左右の鋳型割分22、24は、シール孔(非図示)を有して、ブローピン機構50に係合してシールする。ブロー成形の技術で良く知られているように、押し出されたパリソン56の一部は、鋳型の頂部と押出機の底部の間で切断され、又、鋳型の底部の下で切断されて、パリソン56が鋳型内では無傷で鋳型によりシール可能な状態に保つ。
要すれば、鋳型が閉じた時に、パリソン56は受金54の脚(非図示)と係合して、受金54とパリソン56との間の相対的な動きを制限する。パリソン56に付着するように、好ましくは、その脚は、パリソン56の最内側層(HDPE等)の付着するポリマー材からなる。受金54の残りの部分は、燃料タンク内の液体燃料内での使用に適した材料製であり、金属やHDPE等のポリマーでも良い。
図7に図示したように、閉じた鋳型内に収容されたパリソン56には、加圧空気がブローピン機構50の孔62を通って供給されて、パリソン56を膨張させて、種々の鋳型面に密着させて、ブロー成形品の最終形状を形成する。加圧空気は約10バール(bar)の圧力である。パリソン56(約250℃で押し出される)を冷却するために、鋳型は、鋳型内に形成された標準の冷却流路を利用して、約10℃に冷やされる。
図8に図示したように、閉じた鋳型内で、パリソンが一杯にブロー成形され、最終成形品ブロー成形品64の形になった状態を示す。ブロー成形品64がその形を保つように十分冷却された後に、加圧空気の供給は停止され、ブローピン機構50は後退して、鋳型は開かれて、ブロー成形品64が取り出される。
図9はブロー成形品64の壁を示す部分断面図である。ブロー成形品64は前述のように多層構造からなり、好ましくは6層からなる。簡明な説明とするために、その壁は傷つき易い内部メンブレン層と、それを挟む外側層68と内側層70とを図示している。図9と図3を参照して説明すると、分離線72が、左側鋳型割分22と左後側鋳型割分26との滑接面22r、26dの境界面により生じる。同様に、分離線74が、後側鋳型割分26、28の当接面26b、28bの境界面から生じる。同様に、分離線76が、右後側鋳型割分28と右側鋳型割分24との滑接面28d、24rの境界面から生じる。しかし、従来の成形装置・方法とは相違して、本発明では、内部メンブレン66を破壊するような大きい分離線は生じない。従って、本発明は燃料タンクをブロー成形し、その壁層の構造に害を与えない。言い換えれば、本発明による燃料タンクは、内部メンブレン66が浸透孔がなく、タンクの割れ目又は空洞を介して炭化水素が逃げることはない。
図10〜14は、本発明の他の実施例を図示している。この実施例では、図3〜図8の実施例と多くの点で同様であり、これらの実施例では、幾つかの図面で同じ符号は同じ又は対応する構成要素を示し。従って、これらの実施例の共通事項は繰り返しては説明しない。
図10は、ブロー成形機112と共に使用されるように構成したブロー成形装置110を図示している。ブロー成形装置110は平面図で示し、Z軸に沿って下側に見たものであり、X軸は左右方向に延び、Y軸は前後方向に延びている。ここでは軸とはその方向も示している。最初に説明した実施例と同様に、ブロー成形装置110は左右のベースフレーム(非図示)を有し、そのベースフレームはブロー成形機112の左右の可動厚板又は鋳型遮蔽体(非図示)に取りつけられている。また、最初の実施例のように、ブロー成形装置110は、複数の閉囲用鋳型又は鋳型割分122、124、126、128、130、132を有し、それらは後退又は開状態が図10に図示されている。
その複数の鋳型部分には、互いに略相対する一対の第1閉囲鋳型があり、それらは、左側ベースフレームに取りつけられた左側鋳型割分122と右側ベースフレームに取りつけられた右側鋳型割分124である。従って、成形機の鋳型閉鎖体は、左右鋳型割分122、124を、X軸に沿って、開閉位置に移動することができる。
一対の第2閉囲鋳型は、前後の左鋳型割分126、130であり、左側鋳型割分122に滑接して取りつけられる。又、一対の第3閉囲鋳型は、前後の右鋳型割分128、132であり、右側鋳型割分124に滑接して取りつけられる。同様の一対の鋳型部分がY軸に沿って動く最初の実施例とは相違して、前後の126、128、130、132は、X軸に沿って開閉位置に動く。言い換えれば、前後鋳型割分126、128、130、132は左右鋳型割分122、124と同じ軸に沿って動く。前後鋳型割分126、128、130、132は、左右鋳型割分122、124に取り付けられなくて、ブロー成形機112に別に取りつけられても良い。どの場合でも、一対の第2閉囲鋳型は一対の第3閉囲鋳型に対向している。
左右鋳型割分122、124は122a、124aを有し、それらの鋳型面は成形キャビティ134を部分的に形成する。成形キャビティ134は更に、前後鋳型割分126、128、130、132の鋳型面126a、128a、130a、132aにより形成される。同様に、鋳型割分122、124、126、128、130、132は全体としてこの発明による鋳型を構成する。前後鋳型割分126、128、130、132は又、当接面126b、128b、130b、132bと、駆動面(非図示)と、滑接面(非図示)とを有する。同様に、左右鋳型割分122、124は、各々滑接面(非図示)を有し、その各滑接面は前後鋳型割分126、128、130、132の関連する滑接面に係合する。言い換えれば、前後鋳型割分126、128、130、132は、左右鋳型割分122、124と滑接するように取付けできる。
一般的には、滑接取付け配置は、機械技術の通常の技術者には知られたものであり、他の適切な配置も採用できる。後側鋳型割分126、128と前側鋳型割分130、132は独立であり、噛み合いガイドレール方式を採用して、左右鋳型割分122、124の各部分に滑接して取付けられる。これは、最初の実施例と同様である。従って、前後鋳型割分126、128、130、132はX軸に沿って、並んで独立に滑動可能である。前後鋳型割分126、128、130、132をX軸に沿って滑動させるために、油圧シリンダ144が、最初の実施例のように、U型金具(非図示)を使用して、前後鋳型割分126、128、130、132に搭載される。これにより、左右鋳型割分122、124の各々のX軸方向の動きは独立に制御可能であり、前後鋳型割分126、128、130、132の各々のX軸方向の動きは独立に制御可能である。
図10に示すように、開いた成形キャビティ134の直ぐ下に、4方向伸展ピン装置が配置される。その伸展ピン装置は、4個の鉛直に配置された伸展ピン148を有する。4方向伸展ピン装置の中心でその直ぐ下にブローピン機構150が配置される。ブローピン機構150はソケット152又はグリップ部材を有して、着脱可能に受金154を保持する。その後、パリソン156(仮想線で示す)が4方向伸展ピンを囲むように供給される。
図10、11と、この発明の実施例に関する方法とを説明する。押出機がパリソン156を造り、そのパリソンは、重力により開いた成形キャビティ134内に、鋳型割分122、124、126、128、130、132の間に直接送りだされる。置換例として、パリソン156は移送機構(非図示)により把持されて、押出機から切り離されて、開いた成形キャビティ134内に運ばれて、ブロー成形されて、燃料タンク等の完成品又は容器にされ得る。どの場合でも、パリソン156は、その下端160が、後退した位置にある伸展ピンを囲むまで下げられる。伸展ピンはパリソン156の下端160内に位置していて、径方向外側に移動する。従って、伸展ピンは、パリソン156の下端160を広げて、鋳型内でパリソン材をより良く分布させ、少なくともパリソン156の下部を更に広げる。好ましくは、4方向伸展ピンがパリソン156を広げた後で、ブローピン機構(非図示)と受金(非図示)とは、鋳型内で前進位置に、パリソン156内に上向きに伸ばされる。好ましくは、ブローピン機構と受金とが一杯に前進した状態で、鋳型を閉じる。
図12、13に示すブロー成形装置110が前進し閉じた状態では、前後鋳型割分126、128、130、132とは、パリソン156に向かって内向きに前進している。好ましくは、前後鋳型割分126、128、130、132が最初に閉位置に前進し、その後左右鋳型割分122、124が閉位置に前進する。しかし、その順序は逆でも良い。置換例として、鋳型割分122、124、126、128、130、132が、同時に前進してパリソン156の周りに環状閉囲体を形成しても良い。前後鋳型割分126、128、130、132が互いに当接し、図示したように閉じられると、関連する油圧シリンダ144内の液圧が急速に上昇される。
液圧が最高値になると、図14に示すように、左右鋳型割分122、124が閉位置に前進する。その状態では、左右鋳型割分122、124の当接面122f、122r、124f、124rは、左右鋳型割分122、124の前進を止める当接停止部材として作用する。しかし、本発明では、左右鋳型割分122、124は鋳型を閉じるために当接しなくても良い。後部鋳型割分126、128の当接面126b、128bが互いに当接し、前部鋳型割分130、132の当接面130b、132bが互いに当接した後は、鋳型は所定の位置で閉鎖したとみなされ得る。
鋳型が閉じると、パリソン156を捕捉し、成形キャビティ134内で、パリソン156内に延びるブローピン機構(非図示)の一端を閉じる。押し出されたパリソン156の一部は、鋳型の頂部と押出機の底部の間で切断され、更に鋳型の底部の下で切断されて、パリソン156が鋳型内では無傷で鋳型によりシール可能な状態に保つ。閉じた鋳型内に収容されたパリソン156は、空気等の加圧ガスがブローピン機構を通って供給されて、パリソン156を膨張させて、種々の鋳型面に密着させて、ブロー成形品の最終形状を形成する。閉じた鋳型内で、パリソンが一杯にブロー成形され、最終成形品形になる。成形品がその形を保つように十分冷却された後に、加圧空気の供給は停止され、ブローピン機構は後退して、鋳型は開かれて、成形品が取り出される。
図15に示すように、この発明によって、膨らんだ又は中空フランジ部180と、狭い部分182を一体にブロー成形することができる。狭い部分182は、葉巻形燃料タンク164等の比較的幅が狭い筒状の中空容器の部分である。中空フランジ部180は燃料タンク164の燃料入口部に設けられて、燃料入口184がそこに取付けられる。狭い部分182は、燃料タンク164が搭載される自動車のシート間に、中心線に沿って、トンネル状部材内に収納されるようになっている。中空フランジ部180と狭い部分182との寸法又は径の違いは、少なくとも約2:1である。この発明による活動鋳型部分は、多軸に沿って、前進・後退が可能であり、これにより、以前より比較的大型のパリソンの使用を可能にする。より大型のパリソンを使用すると、パリソンをブロー成形する時に、伸張率を減少させる。何故ならば、より大型のパリソンの寸法は、鋳型空洞の狭い部分の寸法に略等しくできる。鋳型空洞のフランジ成形用の部分は、このパリソンの寸法より大きい。鋳型空洞のその狭い部分は、燃料タンク164の狭い部分を成形するのに使用され、鋳型空洞のその広い部分は、燃料タンク164のフランジ部180を成形するのに使用される。
鋳型空洞のその広い部分と狭い部分の径の違いは、約2:1である。この発明に従って、より大型のパリソンのある部分は、伸張率が著しく小さくて、鋳型空洞の狭い部分に到達し、他の部分は、標準の許容できる伸張率で膨張されて、鋳型空洞の広い部分に到達する。言い換えれば、例えば、より大型のパリソンは、鋳型空洞の狭い部分では、伸張率が約1:1であり、鋳型空洞の広い部分では、伸張率が約1:2である。この比較的小さい伸張率は、成形品が比較的均一な壁厚を確保し、壊れたり薄過ぎたりするのを防ぐ。
一方、従来の2ピース鋳型である従来ブロー成形方法では、鋳型空洞の狭い部分と鋳型空洞の広い部分との間で、パリソンの伸張率の違いが大きい。例えば、比較的小さいパリソンの使用する必要があって、鋳型空洞の狭い部分での伸張率は1:1〜1:2であり、鋳型の広い部分での伸張率は約1:3〜1:2である。この発明はブロー成形技術を著しく改善して、小さい伸張率を達成し、ブロー成形品の壁厚をより均一にして、壊れ易い内部メンブレンのはみだしと破壊を防ぐ。
複数の横方向軸に沿って移動可能な鋳型部分を使用するので、大型のパリソンを採用できて、それにより、“ボトル内の模型船”のように、燃料タンクとその支持部材のデザインを可能である。より大きいパリソンは、内径がより大きく、ブロー成形中により大きい受金を挿入できる。従来は、燃料タンク内に支持部材又は他の大きい部材のアセンブリを収容するために、二つ割のシェルから燃料タンクを造る必要があった。そのような燃料タンクの製作方法は、ブロー成形で燃料タンクを造るのに比べて、より複雑でありよりコストが掛り、炭化水素が漏洩が起こり易い。この発明による燃料タンクのブロー成形方法は、従来技術の方法よりもコストが低く、燃料タンクはより構造が一体的になり、炭化水素の漏洩が著しく起こりにくい。
ここに開示したこの発明の形態は、現在好適な実施例であり、多くの他実施例が可能である。例えば、鋳型部分は、独立に配置されて、他の鋳型に搭載されなくても良い。鋳型部分は垂直なX、Y軸に対して斜めの軸に沿って可動でも良い。ここでは、本発明の全ての実施例・派生例を説明してはいない。ここで使用した術語は、本発明を説明するものであり本発明を限定するものではない。又、請求項に記載したこの発明に範囲に入る変化例が可能なのは明らかである。
従来技術のブロー成形装置の横断面図である。 図1の従来技術の装置によりブロー成形された物品を示す部分横断面図である。 本発明よるブロー成形装置の部分横断面図であり、その装置は開いた後退位置にある。 図3のブロー成形装置の線3B−3Bに沿って見た部分横断面図であり、パリソンの内面に係合する伸展ピンを図示している。 図3のブロー成形装置の部分横断面図であり、伸展ピンが一杯に延長され、ブローピン機構と受金がパリソンに内に延ばされた状態を示す。 図3のブロー成形装置の部分横断面図であり、その装置は閉じた前進位置にあり、パリソンは伸展ピンにより一杯に伸展している。 図3のブロー成形装置の部分横断面図であり、伸展ピンを通してガスが注入されて、パリソンが一杯に伸展している状態を示す。 図3のブロー成形装置の部分横断面図であり、パリソンが最終まで伸展した状態を示す。 本発明のブロー成形装置及び/又は方法によりブロー成形された物品を示す部分横断面図である。 本発明の他の実施例によるブロー成形装置の頂面図であり、パリソンがその装置内に配置されている。 図10のブロー成形装置の前面斜視図である。 図10のブロー成形装置の頂面図であり、パリソンがその装置内に配置されている。 図12のブロー成形装置の後面斜視図である。 図10のブロー成形装置の部分横断面図であり、その装置は完全に閉じた位置にある。 本発明による一つ又は複数の方法により成形された物品の例である燃料タンクを示す斜視図である。
符号の説明
10、110 ブロー成形装置
14、16 フレーム
12、112 ブロー成形機
18、20 鋳型閉鎖用部材
22 24 122、124 左右鋳型割分
26、28 126、128 後側鋳型割分
30、32、130、132 前側鋳型割分
34、134 成形キャビティ
22a、24a、26a、28a、30a、32a、122a、124a、126a、 128a、130a、132a 成形面
26b、28b、30b、32b、126b、128b、130b、132b 当接面
24c、24c、26c、28c 駆動面
22r、22f、24r、24f、26d、28d、30d、32d 滑接面
36 ガイドレール支持ブロック
38 ガイドレール
40 ランナーブロック
44、144 油圧シリンダ
46 ブラケット
48、148 伸展ピン
50、150 ブローピン機構
52、152 ソケット
54、154 受金
56、156 パリソン
58 押出機
60、160下端
62 孔
64 ブロー成形品
66 内部メンブレン
68 外側層
70 内側層
72、74、76 分離線
164 燃料タンク
180 中空フランジ部
182 狭い部分
184 燃料入口

Claims (14)

  1. ブロー成形方法であって、
    略相対する鋳型割分と、他の鋳型割分とを配置する工程と;
    該相対する鋳型割分の間にパリソンを配置する工程と;
    該相対する鋳型割分と該他の鋳型割分とを前進させる工程とを具備し、
    該他の鋳型割分が前進して、該相対する鋳型割分と、別の他の鋳型割分との少なくとも一つに、当接することを特徴とする上記方法。
  2. 前記鋳型割分を配置する工程が、第一ペアの略相対する鋳型割分を配置する工程と、第二ペアの鋳型割分を該第一ペアの鋳型割分の一方に搭載する工程と、第三ペアの鋳型割分を該第一ペアの鋳型割分の他方に搭載する工程とを具備する請求項1記載の方法。
  3. 前記前進させる工程が、前記第一ペア鋳型割分を第一軸に沿って互いに向けて前進させること、前記第二ペア鋳型割分を第二軸に沿って互いに向けて前進させること、前記第三ペア鋳型割分を第三軸に沿って互いに向けて前進させることとを含み、該第二軸及び該第三軸は該第一軸に対して略横方向である請求項2記載の方法。
  4. 前記前進させる工程が、前記第二・第三ペア鋳型割分の各々が当接するまで前進させ、その後、前記第一ペア鋳型割分を互いに向けて前進させることを含む請求項3記載の方法。
  5. 前記方法は、前記パリソンの内部に加圧ガスを注入して、前記パリソンを膨張させ前記鋳型割分に当接させて、ブロー成形品を形成する工程を更に具備し、
    前記パリソンは、該成形品の狭い部分は伸張率が約1であり、より広いフランンジ部分では伸張率が約2である請求項1記載の方法。
  6. 請求項1記載の方法を使用して製造された物品。
  7. ブロー鋳型内でパリソンから物品をブロー成形する方法であって、
    第一ペア鋳型割分と、第二ペア鋳型割分と、第三ペア鋳型割分とを配置する工程を具備し、
    該第三ペア鋳型割分は該第二ペア鋳型割分に略相対しており、
    該第一ペア鋳型割分の間に該パリソンを配置する工程を具備し、
    前記第二ペア鋳型割分を前進させ、該第三ペア鋳型割分に当接させて該ブロー鋳型を閉じる工程を具備したことを特徴とする上記方法。
  8. 前記方法が、前記第一ペア鋳型割分を第一軸に沿って互いに向けて前進させる工程を具備した請求項7記載の方法。
  9. 前記方法が、前記第二ペア鋳型割分を第二軸に沿って互いに向けて前進させ、前記第三ペア鋳型割分を第三軸に沿って互いに向けて前進させる工程を具備し、該第二軸及び該第三軸は前記第一軸に対して略横方向である請求項8記載の方法。
  10. 前記第二ペア鋳型割分は、前記第一軸に略沿って前進して、前記第三ペア鋳型割分に当接する請求項7記載の方法。
  11. 前記方法は、前記パリソンの内部に加圧ガスを注入して、前記パリソンを膨張させて前記鋳型割分に当接させて、ブロー成形品を形成する工程を具備し、
    前記パリソンは、該成形品の狭い部分は伸張率が約1であり、より広いフランンジ部分では伸張率が約2である請求項7記載の方法。
  12. 請求項7記載の方法を使用して製造された物品。
  13. ブロー成形方法であって、
    該方法は、3個以上の鋳型割分の間にパリソンを配置する工程と、
    該鋳型割分を二つ以上の軸に沿って前進させて、該パリソンの外側で該鋳型割分を閉じる工程と、
    を具備した上記方法。
  14. 請求項13記載の方法を使用して製造された物品。
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