JP2005131538A - 廃水処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】産業廃棄物となるフィルタの寿命を長くする。
【解決手段】廃水を濾過するための濾紙2に当該廃水に含まれた不純物を吸収させる筒状のフィルタ3が挿入される廃水処理槽4と、廃水処理槽内のフィルタの外周部3aに対してフィルタの濾紙の孔径より大きい粒径の微粒の活性炭を供給できるように当該廃水処理槽に配管接続される活性炭貯留槽5と、廃水処理槽に活性炭貯留槽の微粒の活性炭を供給する量を制御する第1の弁V1と、微粒の活性炭と混合させるための水道水を供給する量を制御する第2の弁V2と、第1の弁を介して供給された微粒の活性炭及び第2の弁を介して供給された水道水による混合水溶液を廃水処理槽に供給する量を制御する第3の弁V3と、各弁を制御して微粒の活性炭を水道水と混合された混合水溶液として廃水処理槽に挿入されたフィルタの濾紙の外周表面全体に付着させる制御部とを備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は廃水処理装置に係り、特に、廃水を濾過するためにフィルタと共に活性炭を使用する廃水処理装置に関する。
従来から、廃水等を浄化するために、粉末活性炭と繊維よりなる混抄層の両面を繊維層で積層してなる活性炭混抄シートが開示されている(例えば、特許文献1参照)。
この活性炭混抄シートは、粉末活性炭を繊維との混抄層の形で均一に分布するようになるので、接触面積が大きく、接触効率が大きくなり、また、繊維層が両面に積層された構造を有するので、粉末活性炭と繊維の混抄層から粉末活性炭が万一離脱しても、両面に積層された繊維層で押えることができる。
また、固定媒体フィルタを下向きに流入廃水を通過させ、当該廃水を当該固定媒体フィルタを通過させる前又は後に当該廃水から不純物を吸収できる粉末化吸着剤を当該廃水に加え、当該固定媒体フィルタ通過後に当該混合物から当該吸着剤を分離して処理済の浄化廃水を得ることができる廃水処理方法が開示されている(例えば、特許文献2参照)。
特開昭53−61582号公報 特開昭57−122993号公報
背景技術に記載した特許文献1に開示された活性炭混抄シートは、廃水処理フィルタに用いれば、静圧損失が小さく、接触効率も高く、交換も容易になるが、フィルタ交換を3ヶ月〜1年で定期的に交換しなければならない難点がある。
また、背景技術に記載した特許文献2に開示された廃水処理方法は、粒状活性炭などの吸着剤添加速度を高めれば廃水からの毒物と有機汚染物質の除去率を高めることができるが、廃水に加えた吸着剤で当該廃水に含まれた毒物や有機汚染物質を吸着後、当該吸着剤を、その都度、浄化装置などによって除去しなければ浄化廃水を得ることができなかった。
本発明の原理は、従来、廃水を濾過するために使用されているフィルタの濾過部材に微粒の活性炭を付着させ、この活性炭自体で廃水に含まれている不純物を吸着させることにより廃水を濾過するものである。また、濾過能力が低下した場合には、この活性炭を圧搾空気などにより除去し、再度、新しい活性炭を付着させれば濾過能力を高めることができる。したがって、理論的には同じフィルタを半永久的に使用することができるようになる。
この本発明に対して従来のフィルタのみに頼って廃水の不純物を取り除いていた廃水処理装置では、フィルタの濾過部材が目詰まりを起こすと、フィルタ自体を交換しなければならず、その交換サイクルは3ヶ月〜1年と短期であった。また、フィルタの濾過能力を高めるには平均孔径を3〜5μmにしなければならないので、目詰まりし易く再生不可又は交換時期が早まる難点があった。また、このフィルタを再生するためにクリーニングしても70%位しか詰まった不純物を除去することができなかった。なお、この濾過能力が低下したフィルタの産業廃棄物処理業者による回収料は非常に高額で、新品の値段より高価である。
本発明の第1の態様に係る廃水処理装置では、廃水を濾過するための濾過部材に当該廃水に含まれた不純物を吸収させる筒状のフィルタが挿入される廃水処理槽と、廃水処理槽内のフィルタの外周部に対してフィルタの濾過部材の孔径より大きい粒径の微粒の活性炭を供給できるように当該廃水処理槽に配管接続される活性炭貯留槽と、活性炭貯留槽から廃水処理槽に微粒の活性炭を供給する際、当該微粒の活性炭を液体と混合された混合溶液として廃水処理槽に挿入されたフィルタの濾過部材の外周表面全体に付着させる制御手段とを備えたものである。なお微粒とは微小の粒のことで、本発明においては30〜100μmのものをいう。
また、本態様は、制御手段として複数の弁と、その弁を制御する制御部とを用いて廃水を濾過すると共に濾過に用いるフィルタの寿命を長くするために、制御部は各弁を制御して、微粒の活性炭を液体と混合された混合溶液として廃水処理槽に挿入されたフィルタの濾過部材の外周表面全体に満遍なく付着させる第1の機能、水量検知器からの検知信号が入力すると微粒の活性炭から分離した液体を排水させる第2の機能、第1の機能及び第2の機能の弁制御により廃水処理槽に挿入されたフィルタに微粒の活性炭を付着後、廃水を廃水処理槽内に供給すると共に廃水処理槽内に供給される廃水がフィルタによって濾過された濾過水を当該フィルタの内周部から排水させる第3の機能、第3の機能の弁制御により廃水処理槽内に供給される廃水によって圧力検知器の圧力値が所定値になると廃水の供給を停止する第4の機能、第4の機能の弁制御により廃水処理槽内への廃水の供給を停止後、廃水処理槽内に貯留している濾過水を圧搾空気によって排出し、当該濾過水を排出後、水を水量検知器が検知するまで廃水処理槽に供給し、当該水量検知器が検知後、フィルタに付着する不純物を吸着した活性炭を水と共に圧搾空気で排出する第5の機能を有している。
本発明の第2の態様では、廃水を濾過するための濾過部材に当該廃水に含まれた不純物を吸収させる筒状のフィルタが挿入される複数の廃水処理槽と、複数の廃水処理槽内のフィルタの外周部に対してフィルタの濾過部材の孔径より大きい粒径の微粒の活性炭を供給できるように当該廃水処理槽に配管接続される少なくとも1つ以上の活性炭貯留槽と、活性炭貯留槽から複数の廃水処理槽に微粒の活性炭を供給する際、当該微粒の活性炭を液体と混合された混合溶液として廃水処理槽に挿入されたフィルタの濾過部材の外周表面全体に付着させる制御手段とを備え、制御手段は、複数の廃水処理槽の各フィルタに微粒の活性炭を付着後、廃水濾過処理にあたり複数の廃水処理槽を順次使用する機能を有するものである。
本発明の第2の態様に係る廃水処理装置では、廃水濾過処理を複数の廃水処理槽で順次行なうことができるので、フィルタ交換時期を1つの廃水処理槽を用いる場合よりも長くすることができる。
以上、説明したように、本発明の廃水処理装置によれば、廃水を濾過するためのフィルタの濾過能力を高めると共に付着した不純物の剥離性を向上させ、而も産業廃棄物となるフィルタの寿命を長くすることができる。
以下、本発明の廃水処理装置を実施するための最良の形態例について、図面を参照して説明する。
本発明を実施するための最良の一形態である廃水処理装置は図1に示すように、廃水を濾過するための濾過部材である例えば濾紙2に当該廃水に含まれた不純物を吸収させる筒状のフィルタ3が挿入される廃水処理槽4と、廃水処理槽4内のフィルタ3の外周部3aに対してフィルタ3の濾紙2の孔径より大きい粒径の微粒の活性炭を供給できるように当該廃水処理槽4に配管接続される活性炭貯留槽5とを備えている。なお、ここで言う不純物とは、水酸化鉄、金属粉、セラミック粉、カーボン粉等である。
フィルタ3に使用される濾紙2は例えば孔径が10〜20μmの場合には、微粒の活性炭は濾紙2を通過しないような粒径30〜100μmがよい。なお、微粒の活性炭の粒径は、30μmより小さくなると濾紙2を通過し易くなり、100μmより大きくなると微粒の活性炭の濾紙2への付着率が低下するので、好ましくは50〜90μm、より好ましくは70〜80μmにするとよい。また、この微粒の活性炭は細孔径を2〜3μmにすることにより、濾過能力は非常に高くなる。このように濾紙2の孔径と微粒の活性炭の粒径、孔径とを設定することにより、濾過能力が非常に高くなり而も濾紙2への付着率が高くなる。なお、濾紙2は濾過面積を確保するために蛇腹状に折りたたむ、所謂プリーツするとよい。このような活性炭は、木材、竹、泥炭、かっ炭、石炭、石油コークスや、堅果の殻(ヤシ殻など)、骨炭がら(獣骨を熱して製造したもの)、みかんの皮などの炭素質の原材料を活性化(化学的、物理的な処理を施す)して吸着効率を高めた炭のことで、吸着性能は細孔の大きさによって高めることができる。
また、この廃水処理装置1は、活性炭貯留槽5から廃水処理槽4に微粒の活性炭を供給するもので、供給した際、当該微粒の活性炭を水道水と混合された混合水溶液として廃水処理槽4に挿入されたフィルタ3の濾紙2の外周表面全体に付着させる制御手段を備えている。この制御手段は、廃水処理槽4に活性炭貯留槽5の微粒の活性炭を供給する量を制御する第1の弁V1と、微粒の活性炭と混合させるための水道水を供給する量を制御する第2の弁V2と、第1の弁V1を介して供給された微粒の活性炭及び第2の弁V2を介して供給された水道水による混合水溶液を廃水処理槽4に供給する量を制御する第3の弁V3と、廃水処理槽4に設けられ当該廃水処理槽4内の混合水溶液が所定量になったことを検知する水量検知器6と、水量検知器6が所定量になったことを検知すると廃水処理槽4内でフィルタ3の濾紙2に付着した微粒の活性炭から分離した水をフィルタ3の内周部3bから排水するための第4の弁V4と、廃水処理槽4内のフィルタ3の外周部3aから廃水を供給するための第5の弁V5と、第5の弁V5を介して廃水処理槽4内に供給される廃水がフィルタ3によって濾過された濾過水を当該フィルタ3の内周部3bから排水させるための第6の弁V6と、廃水処理槽4内のフィルタ3の内周部3b内に圧搾空気を供給する量を制御する第7の弁V7と、廃水処理槽4内のフィルタ3の内周部3b内に水道や井戸等の水を供給する量を制御する第8の弁V8と、廃水処理槽4内のフィルタ3に付着した微粒の活性炭を第8の弁V8によって供給された水と共に排水する第9の弁V9とを備え、さらに、第1の弁V1で制御する微粒の活性炭を供給する量を計測するタイマ7(図2参照)と、廃水処理槽4に設けられ当該廃水処理槽4内に溜まる廃水の量を検知する圧力検知器8とを備えている。ここで、水量検知器6は廃水処理槽4内に混合水溶液を供給する際に槽内の空気を抜き所定量貯水されるとその水量を検知するもので、圧力検知器8はフィルタ3が目詰まりを起こしたことを槽内の圧力によって検知するものである。
このような廃水処理槽4、活性炭貯留槽5及び各弁V1〜V9を接続する配管構成は、活性炭貯留槽5に第1の弁V1を介して混合管MPが接続され、この混合管MPには第2の弁V2も接続されている。この混合管MPと廃水処理槽4の側面4aとの間には第3の弁V3が配管接続され、この廃水処理槽4の側面4aには廃水供給管SP1に接続される第5の弁V5と、第1の排水管DP1に接続される第9の弁V9とがそれぞれ配管接続されている。また、廃水処理槽4の底面4bには、第1の排水管DP1に接続される第4の弁V4と、第2の排水管DP2に接続される第6の弁V6とがそれぞれ配管接続されている。一方、廃水処理槽4上面4cには、圧搾空気供給管SP2に接続される第7の弁V7と、水道や井戸等の水を供給する水供給管SP3に接続される第8の弁V8とがそれぞれ配管接続されている。
また、制御手段は図2に示すように、これら弁V1〜V9を制御する制御部9を備えている。制御部9は、第1の弁V1、第2の弁V2及び第3の弁V3を制御する第1の機能、第4の弁V4を制御する第2の機能、第5の弁V5及び第6の弁V6を制御する第3の機能、第5の弁V5を制御する第4の機能、第7の弁V7、第8の弁V8及び第9の弁V9を制御する第5の機能を有している。したがって、各弁V1〜V9は、例えば電磁弁が好適である。
第1の機能は、第1の弁V1を制御して供給される微粒の活性炭と第2の弁V2を制御して供給される水道水とを混合し、この混合水溶液を、第3の弁V3を制御して廃水処理槽4内に供給することにより、当該廃水処理槽4に挿入されたフィルタ3の濾紙2の外周表面全体に満遍なく付着させる機能である。
第2の機能は、水量検知器6からの検知信号が入力すると第4の弁V4を制御して微粒の活性炭から分離した水を排水させる機能である。
第3の機能は、第1の機能及び第2の機能の弁制御により廃水処理槽4に挿入されたフィルタ3に微粒の活性炭を付着後、第5の弁V5を制御して廃水を廃水処理槽4内に供給すると共に第6の弁V6を制御して廃水処理槽4内に供給される廃水がフィルタ3によって濾過された水を、当該フィルタ3の内周部3bから排水させる機能である。
第4の機能は、第3の機能の弁制御により廃水処理槽4内に供給される廃水によって圧力検知器8の圧力値が所定値になると第5の弁V5を閉じる機能である。なお、ここで言う所定値とは、フィルタ3の濾紙2が目詰まりを起こして濾過能力が閾値を下回った状態におけるその値をいう。
第5の機能は、第4の機能の弁制御により廃水処理槽4内への廃水の供給を停止後、第7の弁V7を制御して廃水処理槽4内に貯留している濾過された水を圧搾空気によって第6の弁V6を介して排出し、当該濾過された水を排出後、第8の弁V8を制御して水を水量検知器6が検知するまで廃水処理槽4に供給し、当該水量検知器6が検知後、第7の弁V7及び第9の弁V9を制御してフィルタ3に付着する不純物を吸着した活性炭を水と共に圧搾空気で当該第9の弁V9を介して排出する機能である。
このように構成された廃水処理装置1の廃水濾過動作について図3に示す制御部9のフローチャートに基づき説明する。
まず、機械セッティング工程(ステップ101)、即ち、廃水処理槽4内のフィルタ3の濾紙2の外周表面全体に微粒の活性炭を付着させるために、制御部9は第1の機能を開始する。第1の機能は、第1の弁V1を開いて活性炭供給槽5から微粒の活性炭をタイマ7の設定時間が経過するまで混合管MPに供給する。なお、ここでのタイマ7の設定時間は、微粒の活性炭の供給量によって決定される。第1の弁V1が閉じると、第2の弁V2を開いて混合管MPに水道水を供給して微粒の活性炭と水道水とを混合水溶液にする。この混合水溶液を第3の弁V3を開いて廃水処理槽4の側面4aから供給し、廃水処理槽4に挿入されたフィルタ3の濾紙2の外周表面全体に満遍なく付着させる。廃水処理槽4に設けられた水量検知器6が当該廃水処理槽4内の混合水溶液が所定量になったことを検知すると、制御部9は第2の機能を開始して、第4の弁V4を開いて微粒の活性炭から分離した水を廃水処理槽4の底面4bから第1の排水管DP1へと排水させる。この第4の弁V4と第2の弁V2と第3の弁V3とはタイマ7の設定時間が経過する、即ち、微粒の活性炭がフィルタ3の濾紙2の外周表面全体に満遍なく付着すると閉じる(ステップ102)。なお、フィルタ3の濾紙2に対する微粒の活性炭の付着度合いにより、複数回、例えば3回繰り返すように制御部9で設定する(ステップ103)。この付着度合いは、微粒の活性炭がフィルタ3の濾紙2の外周表面全体に満遍なく付着すると共に剥がれ易さも考慮して決定される。
機械セッティング工程が終了すると、制御部9は濾過工程に移るために第3の機能を開始する。第3の機能は、第6の弁V6と第5の弁V5とを開いて、廃水供給管SP1から廃水を第5の弁V5を介して廃水処理槽4に供給し、廃水処理槽4のフィルタ3によって廃水を濾過する。このフィルタ3によって濾過された水は第6の弁V6を介して第2の排水管DP2に排水する(ステップ104)。この第2の排水管DP2に排水された水は清水なので再利用することができる。
濾過工程において、廃水処理槽4のフィルタ3の濾紙2が目詰まりを起こすと、廃水処理槽4に設けられた圧力検知器8により圧力値が所定値になったことを検知するので、制御部9はその検知信号に基づき第4の機能を開始する(ステップ105)。第4の機能は、第5の弁V5を閉じて廃水供給管SP1から供給される廃水を停止する。この第4の機能が終了後、制御部9は第5の機能を開始する。第5の機能は所謂逆洗と言われるもので、まず、第7の弁V7を開いて圧搾空気供給管SP2からの圧搾空気を、タイマ7の設定時間が経過するまで廃水処理槽4の上面4cから供給する。これにより、廃水処理槽4内に残っている清水を第2の排水管DP2に排水処理することができる。なお、ここでのタイマ7の設定時間は、廃水処理槽4内に残っている清水を処理する時間の実測値に基づき決定される。また、タイマ7の設定時間が経過して第7の弁V7を閉じると共に第6の弁V6も閉じて廃水処理槽4と第2の排水管DP2とを遮断する。次に、制御部9は第8の弁V8を開いて水供給管SP3から水を供給する。この水の供給は、廃水処理槽4に設けられた水量検知器6が当該廃水処理槽4が所定量、例えば満水になったことを検知すると、第8の弁V8を閉じて停止する。制御部9は第8の弁V8を閉じると、第5の機能に基づき第9の弁V9を開き、さらに、第7の弁V7をタイマ7の設定時間が経過するまで開く。これにより、廃水処理槽4の上面4cから圧搾空気を供給することができるので、目詰まりを起こしたフィルタ3の濾紙2に付着した不純物を吸着した微粒の活性炭を、水道や井戸等の水と共に吹き飛ばして除去することができる(ステップ106)。なお、ここでのタイマ7の設定時間は、フィルタ3の濾紙2に付着した不純物を吸着した微粒の活性炭を濾紙2から吹き飛ばすことができる時間の実測値に基づき実測値によって決定される。また、この逆洗工程は、フィルタ3の濾紙2に付着した不純物を吸着した微粒の活性炭を所定量吹き飛ばすことができるまで、複数回、例えば3回繰り返すように制御部9で設定する(ステップ107)。
逆洗工程が終了すると、制御部9は第1の機能を開始する。即ち、第1の弁V1を制御して供給される微粒の活性炭と第2の弁V2を制御して供給される水道水とを混合し、この混合水溶液を、第3の弁V3を制御して廃水処理槽4内に供給することにより、当該廃水処理槽4に挿入されたフィルタ3の濾紙2の外周表面全体に満遍なく付着させる(ステップ102)。また、フィルタ3の濾紙2に対する微粒の活性炭の付着度合いにより、複数回、例えば3回繰り返すように制御部9で設定する(ステップ103)。
第1の機能が終了すると、制御部9は、再び第3の機能を開始するので、濾過工程に移ることができる。
このように、廃水を廃水処理槽内を通過させるだけで清水を得ることができ、また、廃水を濾過するためのフィルタ3の濾過能力を高めると共に付着した不純物の剥離性を向上させることができることからフィルタ寿命を長くすることができるので、コストを削減でき、産業廃棄物である使用済フィルタによる環境汚染を防ぐことができる。
なお、上述した本発明を実施するための最良の一形態である廃水処理装置1では、フィルタが挿入される廃水処理槽4は1つであったが、これに限らず、複数設置し、廃水処理にあたり、この複数の廃水処理槽を順次使用するようにして廃水濾過処理してもよい。
例えば、廃水処理槽を2つにした場合の配管構成は図4に示すように、第1の活性炭槽41に第1の弁V1を介して混合管MPが接続され、この混合管MPには第2の弁V2も接続されている。この混合管MPと第1の廃水処理槽41の側面41aとの間には第3の弁V3が配管接続され、この第1の廃水処理槽41の側面41aには廃水供給管SP1に接続される第5の弁V5と、第1の排水管DP1に接続される第9の弁V9とがそれぞれ配管接続されている。また、第1の廃水処理槽41の底面41bには、第1の排水管DP1に接続される第4の弁V4と、第2の排水管DP2に接続される第6の弁V6とがそれぞれ配管接続されている。一方、第1の廃水処理槽41の上面41cには、圧搾空気供給管SP2に接続される第7の弁V7と、水供給管SP3に接続される第8の弁V8とがそれぞれ配管接続されている。また、混合管MPには第10の弁V10を介して第2の廃水処理槽42の側面42aが接続されている。この第2の廃水処理槽42の側面42aには廃水供給管SP1に接続される第12の弁V12と、第1の排水管DP1に接続される第16の弁V16とがそれぞれ配管接続されている。この第2の廃水処理槽42の底面42bには、第1の排水管DP1に接続される第11の弁V11と、第2の排水管DP2に接続される第13の弁V13とがそれぞれ配管接続されている。
なお、第1の廃水処理槽41、第2の廃水処理槽42は、上述した廃水処理槽4と同一のものなので詳細な説明を省略する。この第1の廃水処理槽41には第1の水量検知器61及び第1の圧力検知器81が、第2の廃水処理槽42には第2の水量検知器62及び第2の圧力検知器82がそれぞれ設けられている。また、同一符号を付したフィルタ3、濾紙2、タイマ7等の各部品も同一のものなので詳細な説明を省略する。
このような第1〜第16の弁V1〜V9、V10〜V16を制御する制御部は図5に示すような構成で、第1の弁V1、第2の弁V2、第3の弁V3及び第10の弁V10を制御する第1の機能、第4の弁V4及び第11の弁V11を制御する第2の機能、第5の弁V5、第6の弁V6、第12の弁V12及び第13の弁V13を制御する第3の機能、第5の弁V5及び第12の弁V12を制御する第4の機能、第7の弁V7、第8の弁V8、第9の弁V9、第14の弁V14、第15の弁V15及び第16の弁V16を制御する第5の機能と共に、2つの廃水処理槽41、42を順次使用するような各弁を制御する第6の機能を有している。したがって、第3の弁V3と第10の弁V10、第4の弁V4と第11の弁V11、第5の弁V5と第12の弁V12、第6の弁V6と第13の弁V13、第7の弁V7と第14の弁V14、第8の弁V8と第15の弁V15、第9の弁V9と第16の弁V16は、それぞれ同一の機能を有していることになる。なお、第1〜第5の機能は上述した廃水処理装置1と同様の機能なので詳細な説明を省略する。
このように構成された廃水処理装置10の廃水濾過動作について図6に示す制御部90のフローチャートに基づき説明する。
まず、機械セッティング工程(ステップ201)、即ち、第1の廃水処理槽41内のフィルタ3の濾紙2の外周表面全体に微粒の活性炭を付着させるために、制御部90は第1の機能を開始する。第1の機能は、第1の弁V1を開いて活性炭供給槽41から微粒の活性炭をタイマ7の設定時間が経過するまで混合管MPに供給する。なお、ここでのタイマ7の設定時間は、微粒の活性炭の供給量によって決定される。第1の弁V1が閉じると、第2の弁V2を開いて混合管MPに水道水を供給して微粒の活性炭と水道水とを混合水溶液にする。この混合水溶液を第3の弁V3を開いて第1の廃水処理槽41の側面41aから供給し、第1の廃水処理槽41に挿入されたフィルタ3の濾紙2の外周表面全体に満遍なく付着させる。第1の廃水処理槽41に設けられた第1の水量検知器61が当該第1の廃水処理槽41内の混合水溶液が所定量になったことを検知すると、制御部90は第2の機能を開始して、第4の弁V4を開いて微粒の活性炭から分離した水を第1の廃水処理槽41の底面41bから第1の排水管DP1へと排水させる。この第4の弁V4と第2の弁V2と第3の弁V3とはタイマ7の設定時間が経過する、即ち、微粒の活性炭がフィルタ3の濾紙2の外周表面全体に満遍なく付着すると閉じる(ステップ202)。なお、フィルタ3の濾紙2に対する微粒の活性炭の付着度合いにより、複数回、例えば3回繰り返すように制御部90で設定する(ステップ203)。この付着度合いは、微粒の活性炭がフィルタ3の濾紙2の外周表面全体に満遍なく付着すると共に剥がれ易さも考慮して決定される。
第1の廃水処理槽41のフィルタ3に微粒の活性炭を付着後、制御部90は第1の機能で第2の廃水処理槽42のフィルタ3に微粒の活性炭を付着させるために、第1の弁V1を開いて活性炭供給槽5から微粒の活性炭をタイマ7の設定時間が経過するまで混合管MPに供給する。ここでのタイマ7の設定時間の根拠は第1の廃水処理槽41と同様である。第1の弁V1が閉じると、第2の弁V2を開いて混合管MPに水道水を供給して微粒の活性炭と水道水とを混合水溶液にする。この混合水溶液を第10の弁V10を開いて第2の廃水処理槽42の側面42aから供給し、第2の廃水処理槽42に挿入されたフィルタ3の濾紙2の外周表面全体に満遍なく付着させる。第2の廃水処理槽42に設けられた第2の水量検知器62が当該第2の廃水処理槽42内の混合水溶液が所定量になったことを検知すると、制御部90は第2の機能を開始して、第11の弁V11を開いて微粒の活性炭から分離した水を第2の廃水処理槽42の底面42bから第1の排水管DP1へと排水させる。この第11の弁V11と第2の弁V2と第10の弁V10とはタイマ7の設定時間が経過する、即ち、微粒の活性炭がフィルタ3の濾紙2の外周表面全体に満遍なく付着すると閉じる(ステップ204)。なお、フィルタ3の濾紙2に対する微粒の活性炭の付着度合いにより、複数回、例えば3回繰り返すように制御部90で設定する(ステップ205)。
なお、機械セッティング工程においては、第1の廃水処理槽41からではなく第2の廃水処理槽42からフィルタ3に微粒の活性炭を付着してもよく、また、後述する濾過工程においても順不同でもよい。
機械セッティング工程が終了すると、制御部90は濾過工程に移るために第3の機能を開始する。第3の機能は、まず、第1の廃水処理槽41による濾過を開始するために、第6の弁V6と第5の弁V5とを開いて、廃水供給管SP1から廃水を第5の弁V5を介して第1の廃水処理槽41に供給し、当該第1の廃水処理槽41のフィルタ3によって廃水を濾過する。このフィルタ3によって濾過された水は第6の弁V6を介して第2の排水管DP2に排水する(ステップ206)。この第2の排水管DP2に排水された水は清水なので再利用することができる。
濾過工程において、第1の廃水処理槽41のフィルタ3の濾紙2が目詰まりを起こすと、第1の廃水処理槽41に設けられた第1の圧力検知器81が圧力値が所定値になったことを検知するので、制御部90はその検知信号に基づき第6の機能を開始する。第6の機能は、まず、第5の弁V5を閉じて廃水供給管SP1から供給される廃水を停止して第1の廃水処理槽41による濾過を停止する(ステップ207、208)。制御部90は、この第6の機能が終了すると、第2の廃水処理槽42による濾過を開始するために第3の機能を開始する。第3の機能は、第2の廃水処理槽42による濾過を開始するために、第13の弁V13と第12の弁V12とを開いて、廃水供給管SP1から廃水を第12の弁V12を介して第2の廃水処理槽42に供給し、第2の廃水処理槽42のフィルタ3によって廃水を濾過する。このフィルタ3によって濾過された水は第13の弁V13を介して第2の排水管DP2に排水する(ステップ209)。この第2の排水管DP2に排水された水は清水なので再利用することができる。
また、制御部90は、この第2の廃水処理槽42による濾過を開始すると、第1の廃水処理槽41において逆洗を行なう第5の機能を開始する。第5の機能は、第7の弁V7を開いて圧搾空気供給管SP2からの圧搾空気を、タイマ7の設定時間が経過するまで第1の廃水処理槽41の上面41cから供給する。これにより、第1の廃水処理槽41内に残っている清水を第2の排水管DP2に排水処理することができる。なお、ここでのタイマ7の設定時間は、第1の廃水処理槽41内に残っている清水を処理する時間の実測値に基づき決定される。また、タイマ7の設定時間が経過して第7の弁V7を閉じると共に第6の弁V6も閉じて第1の廃水処理槽41と第2の排水管DP2とを遮断する。次に、制御部90は第8の弁V8を開いて水供給管SP3から水を供給する。この水の供給は、第1の廃水処理槽41に設けられた水量検知器61が当該第1の廃水処理槽41が所定量、例えば満水になったことを検知すると、第8の弁V8を閉じて停止する。第8の弁V8を閉じると、制御部90は第5の機能に基づき第9の弁V9を開き、さらに、第7の弁V7をタイマ7の設定時間が経過するまで開く。これにより、第1の廃水処理槽41の上面41cから圧搾空気を供給することができるので、目詰まりを起こしたフィルタ3の濾紙2に付着した不純物を吸着した微粒の活性炭を水と共に吹き飛ばして除去することができる(ステップ210)。なお、ここでのタイマ7の設定時間は、フィルタ3の濾紙2に付着した不純物を吸着した微粒の活性炭を濾紙2から吹き飛ばすことができる時間の実測値に基づき実測値によって決定される。また、この逆洗工程は、フィルタ3の濾紙2に付着した不純物を吸着した微粒の活性炭を所定量吹き飛ばすことができるまで、複数回、例えば3回繰り返すように制御部9で設定する(ステップ211)。
逆洗工程が終了すると、制御部90は第1の機能を開始する。即ち、第1の弁V1を制御して供給される微粒の活性炭と第2の弁V2を制御して供給される水道水とを混合し、この混合水溶液を、第3の弁V3を制御して第1の廃水処理槽41内に供給することにより、当該第1の廃水処理槽41に挿入されたフィルタ3の濾紙2の外周表面全体に満遍なく付着させる(ステップ212)。また、フィルタ3の濾紙2に対する微粒の活性炭の付着度合いにより、複数回、例えば3回繰り返すように制御部90で設定する(ステップ213)。
第1の機能が終了すると、制御部90は第1の廃水処理槽41による濾過工程を停止する(ステップ214)。
また、第2の廃水処理槽42の濾過工程において、当該第2の廃水処理槽42のフィルタ3の濾紙2が目詰まりを起こすと、第2の廃水処理槽42に設けられた第2の圧力検知器82が圧力値が所定値になったことを検知するので、制御部90はその検知信号に基づき第6の機能を開始する。第6の機能は、まず、第12の弁V12を閉じて廃水供給管SP1から供給される廃水を停止して第2の廃水処理槽42による濾過を停止する(ステップ215、216)。制御部90は、この第6の機能が終了すると、第1の廃水処理槽41による濾過を開始するために第3の機能を開始する。第3の機能は、第1の廃水処理槽41による濾過を開始するために、第6の弁V6と第5の弁V5とを開いて、廃水供給管SP1から廃水を第5の弁V5を介して第1の廃水処理槽41に供給し、第1の廃水処理槽41のフィルタ3によって廃水を濾過する。このフィルタ3によって濾過された水は第6の弁V6を介して第2の排水管DP2に排水する(ステップ217)。この第2の排水管DP2に排水された水は清水なので再利用することができる。
また、制御部90は、この第1の廃水処理槽41による濾過を開始すると、第2の廃水処理槽42において逆洗を行なうために第5の機能を開始する。第5の機能は、第14の弁V14を開いて圧搾空気供給管SP2からの圧搾空気を、タイマ7の設定時間が経過するまで第2の廃水処理槽42の上面42cから供給する。これにより、第2の廃水処理槽42内に残っている清水を第2の排水管DP2に排水処理することができる。なお、ここでのタイマ7の設定時間は、第2の廃水処理槽42内に残っている清水を処理する時間の実測値に基づき決定される。また、タイマ7の設定時間が経過して第14の弁V14を閉じると共に第13の弁V13も閉じて第2の廃水処理槽42と第2の排水管DP2とを遮断する。次に、制御部90は第15の弁V15を開いて水供給管SP3から水を供給する。この水の供給は、第2の廃水処理槽42に設けられた第2の水量検知器62が当該第2の廃水処理槽42が所定量、例えば満水になったことを検知すると、第15の弁V15を閉じて停止する。第15の弁V15を閉じると、制御部90は第5の機能に基づき第16の弁V16を開き、さらに、第14の弁V14をタイマ7の設定時間が経過するまで開く。これにより、第2の廃水処理槽42の上面42cから圧搾空気を供給することができるので、目詰まりを起こしたフィルタ3の濾紙2に付着した不純物を吸着した微粒の活性炭を、水道や井戸等の水と共に吹き飛ばして除去することができる(ステップ218)。なお、ここでのタイマ7の設定時間は、フィルタ3の濾紙2に付着した不純物を吸着した微粒の活性炭を濾紙2から吹き飛ばすことができる時間の実測値に基づき決定される。また、この逆洗工程は、フィルタ3の濾紙2に付着した不純物を吸着した微粒の活性炭を所定量吹き飛ばすことができるまで、複数回、例えば3回繰り返すように制御部9で設定する(ステップ219)。
逆洗工程が終了すると、制御部90は第2の廃水処理槽42による第1の機能を開始する。即ち、第1の弁V1を制御して供給される微粒の活性炭と第2の弁V2を制御して供給される水道水とを混合し、この混合水溶液を、第10の弁V10を制御して第2の廃水処理槽42内に供給することにより、当該第2の廃水処理槽42に挿入されたフィルタ3の濾紙2の外周表面全体に満遍なく付着させる(ステップ220)。また、フィルタ3の濾紙2に対する微粒の活性炭の付着度合いにより、複数回、例えば3回繰り返すように制御部90で設定する(ステップ221)。
第1の機能が終了すると、制御部90は第2の廃水処理槽42による濾過工程を停止する(ステップ222)。
以後、制御部90はステップ207の前までに戻り、第1の廃水処理槽41の濾過工程、即ち、第6の機能を処理可能とすることになる。
このように、廃水濾過処理を2つの廃水処理槽で交互に行なうことができるので、フィルタ交換時期を1つの廃水処理槽を用いる場合よりも長くすることができる。
なお、活性炭貯留槽は1つに限らず、複数の廃水処理槽に個々に備えてもよく、1つの廃水処理槽に複数設けてもよい。
また、上述した実施の各形態例においては、濾過部材として濾紙を使用していたが、これに限らず、微粒の活性炭を付着させることができれば、不織布等でもよい。さらに、この微粒の活性炭を濾紙に付着させるために水道水で混合水溶液にしていたが、濾過部材の性質や材質によっては他の液体による混合溶液にしてもよい。
これまで本発明について図面に示した特定の実施の形態をもって説明してきたが、本発明は図面に示したこれらの実施の形態に限定されるものではなく、本発明の効果を奏する限りこれまで知られたいかなる構成であっても採用することができることはいうまでもないことである。
このような本発明の廃水処理装置は、ワイヤーカット放電加工機、型彫放電加工機、プリント基板製造装置などの廃液や廃棄フィルタが発生する機械やシステムに適用することができる。
本発明の廃水処理装置による最良な実施の一形態を示す全体説明図。 図1の廃水処理装置の主構成要素である制御手段を示すブロック図。 図1の廃水処理装置の排水処理を示すフローチャート図。 本発明の廃水処理装置による他の最良な実施の一形態を示す全体説明図。 図4の廃水処理装置の主構成要素である制御手段を示すブロック図。 図4の廃水処理装置の排水処理を示すフローチャート図。
符号の説明
1、10……廃水処理装置
2……濾紙(濾過部材)
3……フィルタ
3a……外周部
3b……内周部
4、41、42……廃水処理槽
5……活性炭貯留槽
6、61、62……水量検知器
7……タイマ
8、81、82……圧力検知器
9、90……制御部(制御手段)
V1〜V9、V10〜V18……弁(制御手段)

Claims (10)

  1. 廃水を濾過するための濾過部材に当該廃水に含まれた不純物を吸収させる筒状のフィルタが挿入される廃水処理槽と、前記廃水処理槽内の前記フィルタの外周部に対して前記フィルタの濾過部材の孔径より大きい粒径の微粒の活性炭を供給できるように当該廃水処理槽に配管接続される活性炭貯留槽と、前記活性炭貯留槽から前記廃水処理槽に前記微粒の活性炭を供給する際、当該微粒の活性炭を液体と混合された混合溶液として前記廃水処理槽に挿入された前記フィルタの前記濾過部材の外周表面全体に付着させる制御手段とを備えたことを特徴とする廃水処理装置。
  2. 前記制御手段は、前記廃水処理槽に前記活性炭貯留槽の前記微粒の活性炭を供給する量を制御する第1の弁と、前記微粒の活性炭と混合させるための前記液体を供給する量を制御する第2の弁と、前記第1の弁を介して供給された前記微粒の活性炭及び前記第2の弁を介して供給された前記液体による前記混合溶液を前記廃水処理槽に供給する量を制御する第3の弁と、前記第1の弁、前記第2の弁及び前記第3の弁を制御して前記微粒の活性炭を前記液体と混合された前記混合溶液として前記廃水処理槽に挿入された前記フィルタの前記濾過部材の前記外周表面全体に付着させる制御部とを備えたことを特徴とする請求項1記載の廃水処理装置。
  3. 前記制御部は、前記第1の弁で制御する前記微粒の活性炭を供給する量を計測するタイマを有することを特徴とする請求項2記載の廃水処理装置。
  4. 前記制御手段は、前記廃水処理槽に設けられ当該廃水処理槽内の前記混合溶液が所定量になったことを検知する水量検知器と、前記水量検知器が所定量になったことを検知すると前記廃水処理槽内で前記フィルタの前記濾過部材に付着した前記微粒の活性炭から分離した前記液体を当該フィルタの内周部から排水するための第4の弁とを備え、前記制御部は前記水量検知器からの検知信号が入力すると前記第4の弁を制御して前記微粒の活性炭から分離した前記液体を前記フィルタの前記内周部から排水させる機能を有することを特徴とする請求項2又は請求項3記載の廃水処理装置。
  5. 前記制御手段は、前記廃水処理槽内の前記フィルタの前記外周部から前記廃水を供給するための第5の弁と、前記第5の弁を介して前記廃水処理槽内に供給される前記廃水が前記フィルタによって濾過された濾過水を当該フィルタの前記内周部から排水させるための第6の電磁弁とを備え、第5の弁及び第6の弁を制御する機能を有することを特徴とする請求項4記載の廃水処理装置。
  6. 前記制御手段は、前記廃水処理槽に設けられ当該廃水処理槽内に溜まる前記廃水の量を圧力で計測する圧力検知器を備え、前記制御部は前記圧力検知器の圧力値が所定値になると前記第5の弁を閉じる機能を有することを特徴とする請求項5記載の廃水処理装置。
  7. 前記制御手段は、前記廃水処理槽内の前記フィルタの前記内周部内に圧搾空気を供給する量を制御する第7の弁と、前記廃水処理槽内の前記フィルタの前記内周部内に水を供給する量を制御する第8の弁と、前記廃水処理槽内の前記フィルタに付着した前記微粒の活性炭を前記第8の弁によって供給された前記水と共に排水する第9の弁とを備え、前記制御部は前記第7の弁、前記第8の弁及び前記第9の弁を制御する機能を有することを特徴とする請求項6記載の廃水処理装置。
  8. 前記制御手段は、前記廃水処理槽に前記活性炭貯留槽の前記微粒の活性炭を供給する量を制御する第1の弁と、前記微粒の活性炭と混合させるための前記液体を供給する量を制御する第2の弁と、前記第1の弁を介して供給された前記微粒の活性炭及び前記第2の弁を介して供給された前記液体による前記混合溶液を前記廃水処理槽に供給する量を制御する第3の弁と、前記廃水処理槽に設けられ当該廃水処理槽内の前記混合溶液が所定量になったことを検知する水量検知器と、前記水量検知器が所定量になったことを検知すると前記廃水処理槽内で前記フィルタの前記濾過部材に付着した前記微粒の活性炭から分離した前記液体を当該フィルタの内周部から排水するための第4の弁と、前記廃水処理槽内の前記フィルタの前記外周部から前記廃水を供給するための第5の弁と、前記第5の弁を介して前記廃水処理槽内に供給される前記廃水が前記フィルタによって濾過された濾過水を当該フィルタの前記内周部から排水させるための第6の弁と、前記廃水処理槽内の前記フィルタの内周部内に圧搾空気を供給する量を制御する第7の弁と、前記廃水処理槽内の前記フィルタの前記内周部内に水を供給する量を制御する第8の弁と、前記廃水処理槽内の前記フィルタに付着した前記微粒の活性炭を前記第8の弁によって供給された前記水と共に排水する第9の弁と、前記第1の弁、前記第2の弁及び前記第3の弁を制御して前記微粒の活性炭を前記液体と混合された前記混合溶液として前記廃水処理槽に挿入された前記フィルタの前記濾過部材の前記外周表面全体に満遍なく付着させる第1の機能、前記水量検知器からの検知信号が入力すると前記第4の弁を制御して前記微粒の活性炭から分離した前記液体を前記フィルタの前記内周部から排水させる第2の機能、前記第1の機能及び前記第2の機能の弁制御により前記廃水処理槽に挿入された前記フィルタに前記微粒の活性炭を付着後、第5の弁を制御して前記廃水を前記廃水処理槽内に供給すると共に前記第6の弁を制御して前記廃水処理槽内に供給される前記廃水が前記フィルタによって濾過された濾過水を当該フィルタの前記内周部から排水させる第3の機能、前記第3の機能の弁制御により前記廃水処理槽内に供給される前記廃水によって前記圧力検知器の圧力値が所定値になると前記第5の弁を閉じる第4の機能、前記第4の機能の弁制御により前記廃水処理槽内への前記廃水の供給を停止後、前記第7の弁を制御して前記廃水処理槽内に貯留している前記濾過水を前記圧搾空気によって前記第6の弁を介して排出し、当該濾過水を排出後、前記第8の弁を制御して前記水を前記水量検知器が検知するまで前記廃水処理槽に供給し、当該水量検知器が検知後、前記第7の弁及び前記第9の弁を制御して前記フィルタに付着する前記不純物を吸着した前記活性炭を前記水と共に前記圧搾空気で当該第9の弁を介して排出する第5の機能を有する制御部とを備えたことを特徴とする請求項1記載の廃水処理装置。
  9. 前記濾過部材の孔径は10〜20μm、前記微粒の活性炭の粒径は30〜100μmであることを特徴とする請求項1又は請求項8のうち何れか1項に記載の廃水処理装置。
  10. 廃水を濾過するための濾過部材に当該廃水に含まれた不純物を吸収させる筒状のフィルタが挿入される複数の廃水処理槽と、前記複数の廃水処理槽内の前記フィルタの外周部に対して前記フィルタの濾過部材の孔径より大きい粒径の微粒の活性炭を供給できるように当該廃水処理槽に配管接続される少なくとも1つ以上の活性炭貯留槽と、前記活性炭貯留槽から前記複数の廃水処理槽に前記微粒の活性炭を供給する際、当該微粒の活性炭を液体と混合された混合溶液として前記廃水処理槽に挿入された前記フィルタの前記濾過部材の外周表面全体に付着させる制御手段とを備え、前記制御手段は、前記複数の廃水処理槽の前記各フィルタに前記微粒の活性炭を付着後、廃水濾過処理にあたり前記複数の廃水処理槽を順次使用する機能を有することを特徴とする廃水処理装置。
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