JP2005131300A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 遊技の興趣を高めることが可能な遊技機を提供すること。
【解決手段】 遊技盤の裏側へ遊技球を受け入れるための受入口と、受入口に入った遊技球を遊技盤の表側へ排出するための排出口とが設けられた遊技機であって、遊技盤は、一部又は全部が透明性部材で構成されており、排出口から遊技球を排出することが可能な状態と、排出口から遊技球を排出することが困難な状態又は不可能な状態とのいずれかの状態にするための動作を行う排出開閉部材が、一部又は全部を遊技盤の透明性部材の裏側に設けられたことを特徴とする遊技機。
【選択図】 図7

Description

本発明は、パチンコ遊技装置等の遊技機に関するものである。
従来から、遊技盤上に遊技球を打ち出して遊技を行う遊技機として、パチンコ遊技装置が知られている。このようなパチンコ遊技装置では、発射ハンドルが操作されることにより遊技球が遊技盤上に打ち出され、遊技球が遊技盤上に植設された障害釘に衝突しながら落下する。そして、この遊技球が遊技盤上に設けられた一般入賞口や、始動入賞口等の入賞口に入ると、予め定められた数の遊技球が払い出されるのである。
また、始動入賞口に遊技球が入ったことを受けて、大当たり又ははずれのいずれかを決定する抽選が行われ、当該抽選の結果が大当たりであった場合には、当該抽選の結果に基づいて行われる可変表示ゲームにおいて、識別情報である複数の特別図柄が、大当たりとなる組み合わせ(例えば、「7」−「7」−「7」等)で停止表示された後、大当たり状態が発生し、例えば、所定の遊技球を払い出す等、遊技者に所定の利益及び/又は有利な状態が提供されるのである。
また、従来、遊技球を入れるための受入口と、上記受入口に入った遊技球を遊技盤上に排出するための排出口とが設けられ、落下する遊技球の移動経路を変化させることが可能な所謂ワープ部材が遊技盤上に設けられ、上記受入口及び排出口の開閉動を行う開閉部材が設けられたパチンコ遊技装置が存在する(例えば、特許文献1参照)。
このようなパチンコ遊技装置では、開閉部材の開閉動作により、演出効果を高めることが可能となる。
特開2002−272936号公報
しかしながら、上述したようなパチンコ遊技装置では、遊技盤が木等の非透明性部材で構成されており、上記開閉部材を遊技者により視認可能とするために、上記開閉部材が遊技盤上に設けられるか、又は、遊技盤上に設けられた役物部材と一体的に設けられていた。そのため、遊技盤上において、障害釘が植設される領域が小さくなり、遊技球が落下する経路が限られてしまうことになるため、遊技球の動きが単調になり、パチンコ遊技自体の興趣が失われてしまうという問題があった。
本発明は上述した問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、遊技の興趣を高めることが可能な遊技機を提供することにある。
上述した課題を解決するために、本発明は、以下のようなものを提供する。
(1)遊技盤の裏側へ遊技球を受け入れるための受入口と、上記受入口に入った遊技球を遊技盤の表側へ排出するための排出口とが設けられた遊技機であって、
上記遊技盤は、一部又は全部が透明性部材で構成されており、
上記排出口から遊技球を排出することが可能な状態と、上記排出口から遊技球を排出することが困難な状態又は不可能な状態とのいずれかの状態にするための動作を行う排出開閉部材が、一部又は全部を上記遊技盤の透明性部材の裏側に設けられたことを特徴とする遊技機。
(1)の発明によれば、排出開閉部材が遊技盤の裏側に設けられているため、遊技盤上を遊技球が通過する領域を広く確保することが可能となる。その結果、遊技球の落下経路に多様性を持たせるごとができ、遊技の興趣を高めることができる。
また、その一部又は全部が透明性部材で構成された遊技盤の透明性部分を介して、遊技盤の裏側に設けられた排出開閉部材の一部又は全部を視認することができるため、当該排出開閉部材の動きによる演出効果を向上させることが可能となる。
さらに、本発明は、以下のようなものを提供する。
(2) 上記(1)に記載の遊技機であって、
上記排出口が複数設けられ、
遊技球が入ることにより大当たり遊技を行うか否かについての大当たり判定が行われる始動入賞口が遊技盤上に設けられ、
複数の上記排出口のなかのいずれかの排出口から排出された遊技球が上記始動入賞口に入りやすくなるように構成されていることを特徴とする。
(2)の発明によれば、複数の排出口のなかのいずれかから排出された遊技球が、始動入賞口に入ることが可能なように遊技機が構成されているため、受入口に入った遊技球が始動入賞口に入るか否かについての期待感を遊技者に付与することが可能となる。
さらに、本発明は、以下のようなものを提供する。
(3) 上記(1)又は(2)に記載の遊技機であって、
上記受入口に遊技球が入ることが可能な状態と、上記受入口に遊技球が入ることが困難な状態又は不可能な状態とのいずれかの状態にするための動作を行う受入開閉部材が、一部又は全部を上記遊技盤の透明性部分の裏側に位置させるように設けられたことを特徴とする。
(3)の発明によれば、受入口に遊技球が入ることが可能な状態と不可能な状態とに変化させることができるため、受入口に入る前の遊技球に変化を与えることができ、遊技の興趣をより高めることが可能となる。
さらに、本発明は、以下のようなものを提供する。
(4) 上記(1)〜(3)のいずれか1に記載の遊技機であって、
画像を表示可能な表示装置を備え、
上記排出開閉部材の動作に応じて、当該排出開閉部材を装飾するためのデザイン画像を上記表示装置に表示する表示制御手段を備えたことを特徴とする。
(4)の発明によれば、排出開閉部材の動作に応じて排出開閉部材を装飾するデザイン画像が表示装置に表示されるため、排出開閉部材による演出効果を向上させることが可能となり、遊技の興趣を高めることが可能となる。
さらに、本発明は、以下のようなものを提供する。
(5) 上記(4)に記載の遊技機であって、
上記排出開閉部材を動作させるための駆動手段を備え、
上記表示制御手段は、上記駆動手段の駆動制御を行うための制御信号が送信されたことに応じて、上記デザイン画像を上記表示装置に表示することを特徴とする。
(5)の発明によれば、排出開閉部材を動作させる駆動手段の駆動制御を行うための制御信号が送信されたことに応じて、デザイン画像が表示装置に表示されるため、排出開閉部材による演出効果をより向上させることが可能となり、遊技の興趣を高めることが可能となる。
さらに、本発明は、以下のようなものを提供する。
(6) 上記(4)又は(5)に記載の遊技機であって、
前記表示装置は、前記遊技盤の裏側に設けられ、
前記排出開閉部材は、一部又は全部が透明性部材で構成され、前記遊技盤と前記表示装置との間に設けられていることを特徴とする。
(6)の発明によれば、遊技盤の裏側に表示装置が設けられているため、遊技盤上を遊技球が通過する領域をより広く確保することが可能となる。その結果、遊技球の落下経路に多様性を持たせることができ、遊技の興趣を高めることができる。
また、例えば、動物等のキャラクタを模した人形体からなる排出開閉部材の目や口の部分を透明性部材で構成し、その裏側から当該人形体の目や口を示す画像を表示させるようにすることも可能である。このようにすることにより、当該人形体の表情が多様に変化するという排出開閉部材とデザイン画像とが一体となった斬新な演出を行うことが可能となり、遊技の興趣を飛躍的に高めることが可能となる。
さらに、本発明は、以下のようなものを提供する。
(7) 上記(3)に記載の遊技機であって、
画像を表示可能な表示装置を備え、
前記受入開閉部材の動作に応じて、前記受入開閉部材を装飾するためのデザイン画像を前記表示装置に表示する表示制御手段を備えたことを特徴とする。
(7)の発明によれば、受入開閉部材の動作に応じて、これらを装飾するデザイン画像が表示装置に表示されるため、受入開閉部材による演出効果を向上させることが可能となり、遊技の興趣を高めることが可能となる。
さらに、本発明は、以下のようなものを提供する。
(8) 上記(7)に記載の遊技機であって、
前記受入開閉部材を動作させるための駆動手段を備え、
前記表示制御手段は、前記駆動手段の駆動制御を行うための制御信号が送信されたことに応じて、前記デザイン画像を前記表示装置に表示することを特徴とする。
(8)の発明によれば、受入開閉部材を動作させる駆動手段の駆動制御を行うための制御信号が送信されたことに応じて、デザイン画像が表示装置に表示されるため、受入開閉部材による演出効果をより向上させることが可能となり、遊技の興趣を高めることが可能となる。
さらに、本発明は、以下のようなものを提供する。
(9) 上記(8)に記載の遊技機であって、
前記表示装置は、前記遊技盤の裏側に設けられ、
前記受入開閉部材は、一部又は全部が透明性部材で構成され、前記遊技盤と前記表示装置との間に設けられていることを特徴とする。
(9)の発明によれば、遊技盤の裏側に表示装置が設けられているため、遊技盤上を遊技球が通過する領域をより広く確保することが可能となる。その結果、遊技球の落下経路に多様性を持たせることができ、遊技の興趣を高めることができる。
また、例えば、動物等のキャラクタを模した人形体からなる受入開閉部材の目や口の部分を透明性部材で構成し、その裏側から当該人形体の目や口を示す画像を表示させるようにすることも可能である。このようにすることにより、当該人形体の表情が多様に変化するという受入開閉部材とデザイン画像とが一体となった斬新な演出を行うことが可能となり、遊技の興趣を飛躍的に高めることが可能となる。
さらに、本発明は、以下のようなものを提供する。
(10) 上記(4)、(5)、(7)及び(8)のいずれか1に記載の遊技機であって、
上記表示装置は、透過性が高い画像を表示可能であり、
上記遊技盤の前方に設けられていることを特徴とする。
(10)の発明によれば、遊技盤の前方に表示装置が設けられているため、遊技盤上を遊技球が通過する領域をより広く確保することが可能となる。その結果、遊技球の落下経路に多様性を持たせることができ、遊技の興趣を高めることができる。
また、透過性が高い画像を表示することが可能であるため、遊技盤の前方部分に相当する領域全体に画像を表示させても、遊技盤上に設けられた入賞口や、遊技盤上を移動する遊技球を視認することが可能となる。
さらに、透過性が高いデザイン画像を表示し、当該デザイン画像と排出開閉部材又は受入開閉部材とを重ね合わせて視認可能とするというように、両者が一体となった斬新な演出を行うことが可能となり、遊技の興趣を飛躍的に高めることが可能となる。
上記(1)の発明において、「上記排出開閉部材が、一部又は全部を上記遊技盤の透明性部材の裏側に設けられた」とは、具体的には、例えば、「上記排出開閉部材の一部又は全部が上記遊技盤の透明性部材の裏側に設けられた」ことを意味する。
本発明の構成によれば、排出開閉部材が遊技盤の裏側に設けられているため、遊技盤上を遊技球が通過する領域を広く確保することが可能となる。その結果、遊技球の落下経路に多様性を持たせることができ、遊技の興趣を高めることができる。また、遊技盤の透明性部分を介して、遊技盤の裏側に設けられた排出開閉部材の一部又は全部を視認することができるため、排出開閉部材の動きによる演出効果を向上させることが可能となる。
[第1実施形態]
本発明の実施形態について図面に基づいて説明する。
以下に説明する実施形態においては、本発明の遊技機の好適な実施例として、本発明をパチンコ遊技装置に適用した場合を示すこととする。
図1は、第1実施形態に係るパチンコ遊技装置を模式的に示す斜視図であり、図2は、図1に示したパチンコ遊技装置を模式的に示す分解斜視図である。
パチンコ遊技装置10は、前面に開口12aが形成された本体枠12と、その本体枠12における開口12aの内部に配設される各種の部品と、本体枠12の前方に開閉自在に軸着された扉11とから構成されている。この扉11は、図1に示すように、開口12aを前面から閉鎖するためのものであり、通常閉鎖した状態で遊技が行われる。
なお、本発明において、パチンコ遊技装置10とは、所定の発射数あたりの始動入賞数を調整する機能を有するパチコン機をも含む概念である。
また、本体枠12の前面には、上皿20、下皿22及び発射ハンドル50を備える発射装置82等が配設されている。なお、一般に、遊技を行う遊技者は、発射ハンドル50の操作が可能なパチンコ遊技装置10の前方側に位置することとなる。
また、本体枠12の開口12a内部には、識別情報である特別図柄の変動表示、遊技に関する画像の表示を行う上記表示装置である液晶表示装置32と、遊技盤14等が上述した各種の部品として配設されている。なお、遊技盤14、液晶表示装置32以外の各種の部品(図示せず)については、理解を容易とするために説明を省略する。
遊技盤14は、その全部が透明性部材で構成されている。この透明性部材としては、例えば、アクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂、メタクリル樹脂など各種の材質が該当する。遊技盤14は、その前面に、発射された遊技球が転動可能な遊技領域15を有している。この遊技領域15は、ガイドレール30に囲まれ、遊技球が転動可能な領域である。また、遊技盤14における遊技領域15には複数の障害釘が打ちこまれている。
上述した液晶表示装置32は、遊技盤14の裏側に設けられている。この液晶表示装置32は、特別図柄の変動表示を行うとともに、遊技に関する各種の画像を表示可能である。
この液晶表示装置32には、特別図柄ゲームにおける特別図柄、普通図柄ゲームにおける普通図柄、遊技に係る背景画像、演出用の演出画像、後述するデザイン画像等、各種の画像が表示される。
また、扉11には、透過性を有する保護板19が設けられている。この保護板19は、扉11が閉鎖された状態で遊技盤14の前面に対面するように設けられている。遊技者は、この保護板19を介して遊技盤14上を落下する遊技球等を視認することができる。
発射ハンドル50は、本体枠12に対して回動自在に設けられており、遊技者によって発射ハンドル50が操作され、遊技が進行する。また、発射装置82は、発射ハンドル50の裏側に設けられた発射ソレノイド(図示せず)を備えており、この発射ソレノイドによって遊技球が遊技領域15へ発射される。
図3は、図1に示したパチンコ遊技装置を模式的に示す正面図である。
図3に示すように、遊技盤14には、発射装置82からの発射球を導くガイドレール30が設けられている。発射装置82からの発射球は、ガイドレール30に案内されて遊技盤14の上部に移動し、その後、遊技盤に植設された複数の障害釘(図示せず)によりその進行方向を変えながら、遊技盤14の下方に向かって落下する。
遊技盤14の裏側に設けられた液晶表示装置32の中央部分の上側には、上述した特別図柄92、普通図柄94、背景画像(図示せず)及び演出画像(図示せず)等の画像が表示される可変表示領域95が形成されている。
遊技盤14の可変表示領域95の右側には、球通過検出器55が設けられている。この球通過検出器55は、その近傍を遊技球が通過したことを検出したときには、上述した可変表示領域95において、普通図柄94の変動表示が開始され、所定の時間が経過した後、普通図柄の変動表示を停止する。この普通図柄が所定の図柄(例えば、○)となって停止表示されたときには、後述する始動入賞装置44の左右の両側に設けられている可動片58a、58bを駆動するための始動入賞装置ソレノイド6a(図示せず)に電流を供給し、始動入賞装置44を開放状態とした後、所定の時間が経過したときには、可動片58a、58bを駆動し、始動入賞装置44を閉鎖状態として、遊技球が入りにくくなるようにするのである。
遊技盤14の下部の左側には、一般入賞部材54がそれぞれ設けられている。一般入賞部材54に遊技球が入ると、その遊技球は遊技盤14に形成された一般入賞口154(図示せず)を通過し、遊技盤14と液晶表示装置32との間の空間である球回収空間100(図示せず)に排出される。
また、一般入賞口154の裏側には、一般入賞口154に遊技球が入ることが可能な状態と不可能な状態とのいずれかの状態にするための入賞口開閉部材90(図示せず)が設けられている。この入賞口開閉部材90については、後に図面を用いて詳述する。
さらに、一般入賞部材54の下側には、円弧板形状を有する球受部材85が設けられている。一般入賞部材54に入った遊技球が、入賞口開閉部材90により一般入賞口154に入ることができなかった場合、その遊技球は、球受部材85に衝突して、右側又は左側に跳ね返されそのまま落下する。このように、球受部材85を一般入賞部材54の下側に設けることにより、入賞口開閉部材90により一般入賞口154に入ることができなかった遊技球の落下経路を多様化させることが可能となる。さらに、一般入賞部材54に遊技球が入らなくても、球受部材85に衝突した遊技球が、直接、一般入賞口154に入ることもできるので、遊技の興趣をより向上させることできる。
また、遊技盤14の下端部の中央には、遊技球の大入賞装置38が設けられている。大入賞装置38に遊技球が入ると、その遊技球は、遊技盤14に形成された大入賞口138(図示せず)を通過し、球回収空間100に排出される。また、この大入賞装置38の近傍には、シャッタ40が開閉自在に設けられている。シャッタ40は、大当たり状態が発生したときには、断続的に開放状態となるように大入賞装置ソレノイド8a(図示せず)により駆動される。
また、可変表示領域95の下側の中央には、可変表示ゲームが開始された可変表示領域95に表示される複数の特別図柄を変動表示状態に移行する契機となる始動入賞球スイッチ6Sを有する始動入賞装置44が設けられている。始動入賞装置44に遊技球が入ると、その遊技球は、遊技盤14に形成された始動入賞口144(図示せず)を通過し、上記球回収空間100に排出される。
上述した入賞口154、大入賞口138又は始動入賞口144に遊技球が入ったときには、払出装置81(図示せず)により、入賞口の種類に応じて予め設定されている数の遊技球が下皿22に払い出されるように構成されている。
なお、パチンコ遊技装置10が備える一般入賞口154、大入賞口138及び始動入賞口144は、いずれも本発明の遊技機が備える入賞口に該当するものである。
可変表示領域95の下部には、遊技球が入ることが可能な受入口130が設けられている。また、受入口130の下側には、受入口130に入った遊技球を遊技盤上に排出するための3つの排出口133(133a〜133c)が設けられている。遊技盤14の裏側には、受入口130、及び、3つの排出口133と連通する球通路135(図示せず)が設けられており、受入口130に入った遊技球は、遊技盤14の裏側の球通路135内を通過して、3つの排出口133のなかのいずれかから遊技盤14上に排出されるのである。
また、遊技盤14上の受入口130、排出口133a〜133cが設けられている部分には、受入口130、排出口133a〜133cとそれぞれ連通する開口が形成された球受部材160が設けられている。
また、遊技盤14の上部の左右には、遊技球の経路を所定の方向に誘導するための転動誘導部材60a、60bが設けられている。また、遊技盤14の外側の上左側と上右側とには、装飾用ランプ26がそれぞれ設けられている。
なお、液晶表示装置32に換えて、例えば、CRT(Cathode Ray Tube)を含むブラウン管、ドットLED、セグメントLED、EL(Electro Luminescence)、プラズマ等からなる表示装置を用いることとしてもよい。
図4(a)、(b)は、図1に示したパチンコ遊技装置における遊技盤の一般入賞部材近傍を模式的に示す縦断面図である。
図4(a)、(b)に示すように、遊技盤14は、その全部が透明性部材で構成されている。また、遊技盤14上に設けられた一般入賞部材54も、その全部が透明性部材で構成されている。遊技盤14の一般入賞部材54の裏側には、遊技球が入ることが可能な一般入賞口154が設けられている。
また、遊技盤14の裏側には、液晶表示装置32が遊技盤14と所定間隔をあけて設けられており、この遊技盤14と液晶表示装置32との間の空間が球回収空間100である。一般入賞口154に入り、遊技盤14の裏側から球回収空間100に排出された遊技球は、そのまま下方に落下する。
また、遊技盤14の一般入賞部材54が設けられている部分の裏側であって、液晶表示装置32に手前側には、一般入賞口154に遊技球が入ることが可能な状態と不可能な状態とのいずれかの状態にするための動作を行う入賞口開閉部材90が設けられている。この入賞口開閉部材90は、裏側に設けられた入賞口開閉部材駆動モータ105により駆動される。入賞口開閉部材駆動モータ105は、液晶表示装置32の前面側に設けられた取付板102に固定された取付部材104に取り付けられている。
図4(a)では、入賞口開閉部材90が一般入賞口154の裏側に位置しており、一般入賞口154が閉鎖状態となっている。そのため、一般入賞部材54に入った遊技球は、この入賞口開閉部材90により跳ね返され、遊技盤14上の一般入賞口154の下方に設けられた球受部材85に衝突してそのまま落下する。この場合、一般入賞部材54に入った遊技球は、一般入賞口154を通過することができず、遊技球の払い出しは行われない。
図4(a)に示すように、入賞口開閉部材90が一般入賞口154を塞ぎ、一般入賞口154が閉鎖状態となっているとき、入賞口開閉部材駆動モータ105が回転(正転)すると、図4(b)に示すように、入賞口開閉部材90が一般入賞口154の上方に移動し、一般入賞口154が開放状態となる。この場合、一般入賞部材54に入った遊技球は、一般入賞口154を通過することができ、そのまま球回収空間100に回収される。なお、図4(a)、(b)には示していないが、球回収空間100内に回収された遊技球は、球回収空間100の下方に設けられた一般入賞球スイッチ19S(図示せず)により検出され、それにより、遊技球の払い出しが行われるのである。
第1実施形態に係るパチンコ遊技装置10では、入賞口開閉部材駆動モータ105により入賞口開閉部材90の駆動及び停止を行い、所定時間(例えば、5秒)毎に一般入賞口154が開放状態と閉鎖状態とに切り替わるようにするのである。
図5(a)は、入賞口開閉部材を模式的に示す正面図であり、(b)、(c)は、入賞口開閉部材と、入賞口開閉部材の裏側の液晶表示装置とを模式的に示す正面図である。
図5(a)に示すように、入賞口開閉部材90は、透明性部材からなる本体97と、本体97の上部に設けられた取付部98とからなる。本体97は、キャラクタである人物を模した形状を有しており、目と口の部分が刳り抜かれている。
また、取付部98には、入賞口開閉部材駆動モータ105のシャフト(図4参照)が取り付けられる。この取付部98は、入賞口開閉部材駆動モータ105を前方から視認不可能とするために着色が施されている。
図5(b)は、一般入賞口154が入賞口開閉部材90により塞がれ、一般入賞口154が閉鎖状態となっている場合を示している。
液晶表示装置32には、上記キャラクタの顔や服装を示すデザイン画像110が表示され、そのデザイン画像110が透明性部材からなる本体97に映り込んでいる。また、本体97の顔の部分の右側には、「通しません」という台詞の吹出しを示すデザイン画像110が表示されている。
図5(c)は、入賞口開閉部材駆動モータ105が回転(正転)して、一般入賞口154を塞いでいた入賞口開閉部材が上方に移動し、一般入賞口154が開放状態となっている場合を示している。液晶表示装置32には、上記キャラクタの顔や服装を示すデザイン画像112が表示され、そのデザイン画像112が本体97に映り込んでいる。また、本体97の顔の部分の右側には、「ZZZ・・・」という吹出しを示すデザイン画像112が表示されている。これらのデザイン画像112は、図5(b)に示したデザイン画像110とは異なるものとなっている。
このように、第1実施形態に係るパチンコ遊技装置10では、一般入賞口154が閉鎖状態となっている場合と、開放状態となっている場合とで、異なるデザイン画像が表示されるのである。
図6(a)、(b)は、図1に示したパチンコ遊技装置における遊技盤の一部(受入口及び排出口の近傍)を模式的に示す背面図であり、図7は、図6(b)のA−A線断面図である。なお、図6(a)、(b)では、説明の便宜上、球通路135を破断した状態を示している。
遊技盤14の裏側(図6においては、手前側)には、受入口130及び3つの排出口133(133a〜133c)と連通する球通路135が設けられている。
球通路135は、図6に示すように、略逆T字形状を有しており、その上端部が受入口130と連通し、その下辺部の中央及び左右の両側がそれぞれ排出口133a〜133cと連通している。
受入口130に入った遊技球は、球通路135内を通過して、3つの排出口133のいずれかから遊技盤14の表側(図6においては、奥側)に排出されるようになっている。
球通路135は、中央の排出口133aから左側(図6においては、右側)の排出口133bに向かって下方に傾斜し、また、中央の排出口133aから右側(図6においては、左側)の排出口133cに向かって下方に傾斜している。さらに、球通路135は、排出口133a〜133c側に向かって下方に傾斜している。そのため、受入口130に入った遊技球は、3つの排出口133のうち、中央の排出口133aから排出されやすくなっている。
また、中央の排出口133aの直下には、始動入賞口144が設けられており、排出口133aから遊技盤14の表側に排出された遊技球は、始動入賞口144と連通する始動入賞装置44に入りやすくなっている。従って、排出口133a排出された遊技球は、始動入賞口144に入りやすい。
遊技盤14の受入口130が設けられている部分の裏側(図6においては、手前側)には、受入口130に遊技球が入ることが可能な状態と不可能な状態とのいずれかの状態にするための動作を行う受入開閉部材120が設けられている。
受入開閉部材120は、透明性部材からなる本体121と、本体121の下部に設けられたスライド板122と、スライド板122の裏側(図6においては、手前側)に設けられた歯型部123とからなる。歯型部123の端部は、上記駆動手段である開閉部材駆動モータ125(図示せず)のシャフトに取り付けられた歯車126と噛み合っており、開閉部材駆動モータ125が回転することにより、スライド板122が左右に移動するようになっている。開閉部材駆動モータ125が正転し、歯車126が図中において、時計回りに回転すると、受入開閉部材120は右に移動し、開閉部材駆動モータ125が逆回転し、歯車126が図中において、反時計回りに回転すると、受入開閉部材120は左に移動する。
図6(a)では、受入開閉部材120が受入口130裏側よりも右側に位置しており、受入口130が開放状態となっている。このとき、開閉部材駆動モータ125が逆回転すると、図6(b)に示すように、受入開閉部材120が左に移動し、本体121が受入口130の裏側を塞ぎ、受入口130が閉鎖状態となる。
第1実施形態に係るパチンコ遊技装置10では、開閉部材駆動モータ125により受入開閉部材120の駆動及び停止を行い、所定時間(例えば、3秒)毎に受入口130が開放状態と閉鎖状態とに切り替わるようにするのである。
また、遊技盤14の排出口133(133a〜133c)が設けられている部分の裏側には、排出口133に遊技球が入ることが可能な状態と不可能な状態とのいずれかの状態にするための動作を行う3つの排出開閉部材140(140a〜140c)がそれぞれ設けられている。排出開閉部材140(140a〜140c)は、透明性部材からなる略半円形状の本体141(141a〜141c)と、上記駆動手段である開閉部材駆動モータ145(145a〜145c)のシャフトが取り付けられる取付部142(142a〜142c)とからなる。この取付部142は、開閉部材駆動モータ145を前方から視認不可能とするために着色が施されている。開閉部材駆動モータ145は、液晶表示装置32の前面側に設けられた取付板162に固定された取付部材163に取り付けられている。
第1実施形態に係るパチンコ遊技装置では、通常の遊技中、図6(a)に示すように、中央の排出口133aのみが、排出開閉部材140aの本体141aにより塞がれて閉鎖状態となっており、左右の排出口133b、133cは、開放状態となっている。そして、球通過検出器55を遊技球が通過したことを受けて、普通図柄94の変動表示が開始され、この普通図柄94が所定の図柄(例えば、○)となって停止表示されて、始動入賞装置44の左右の可動片58a、58bが開放状態となったときには、開閉部材駆動モータ145a〜145cの各々が正転又は逆回転して、図6(b)に示すように、中央の排出口133aのみが開放状態となり、左右の排出口133b、133cは、閉鎖状態となる。
上述したように、始動入賞装置44の可動片58a、58bが開放状態となったときに、中央の排出口133aを開放状態とすることにより、始動入賞口144に多くの遊技球が入りやすくなるのである。このように、始動入賞装置44の可動片58a、58bの動作に、排出開閉部材133の動作を連動させることにより、遊技の興趣性を高めることが可能となる。
図8(a)、(b)は、受入開閉部材及び排出開閉部材と、その裏側の液晶表示装置とを模式的に示す正面図である。
図8(a)は、受入開閉部材120により受入口130が閉鎖状態となっているとともに、排出開閉部材140aにより中央の排出口133aが閉鎖状態となり、左右の排出口133b、133cが開放状態となっている場合を示している。
液晶表示装置32の受入開閉部材120の裏側には、コンドルを模したデザイン画像172が表示され、そのデザイン画像172が透明性部材からなる本体121に映り込んでいる。また、コンドルを模したデザイン画像172の右側には、「ZZZ・・・」という吹出しを示すデザイン画像172が表示されている。
また、液晶表示装置32の排出開閉部材140aの裏側には、コンドルを模したデザイン画像170が表示され、そのデザイン画像170が本体141aに映り込んでいる。また、コンドルを模したデザイン画像170の右側には、「キィー」という吹出しを示すデザイン画像170が表示されている。これらのデザイン画像170は、上述したデザイン画像172とは異なるものとなっている。
さらに、液晶表示装置32の排出開閉部材140b、140cの裏側には、デザイン画像172が表示されている。
図8(b)は、受入口130が開放状態となっているとともに、排出口133aが開放状態となり、排出開閉部材140b、140cにより排出口133b、133cがそれぞれ閉鎖状態となっている場合を示している。
図8(b)では、液晶表示装置32の受入開閉部材120の裏側と、排出開閉部材140b、140cの裏側とにデザイン画像170が表示されるとともに、液晶表示装置32の排出開閉部材140aの裏側にデザイン画像172が表示されている。
図8(a)、(b)に示したように、第1実施形態に係るパチンコ遊技装置10では、受入口130及び排出口133が閉鎖状態となっている場合と、開放状態となっている場合とで、異なるデザイン画像が表示されるのである。
図9は、図1に示したパチンコ遊技装置の主制御回路及び副制御回路(以下、制御回路という)を模式的に示すブロック図である。
パチンコ遊技装置10は、大当たり遊技を実行するか否かを決定する抽選(以下、大当たり抽選という)を行う処理や、入賞球処理などの一切の入賞判定処理を担い、遊技の主要事項を決定する主制御回路60と、この主制御回路60に一方向通信回線PLで接続された副制御回路70とを備えている。
主制御回路60は、メインのCPU61、メインのROM62、メインのRAM63、シリアル通信用IC66及び初期リセット回路65を備え、入力側に、始動入賞口144に入った遊技球を検出する始動入賞球スイッチ6S、一般入賞口154に入った遊技球を検出する一般入賞球スイッチ19S、大入賞口138に入った遊技球を検出するカウントスイッチ29S、大入賞装置38内のV入賞領域の通過球を検出するVカウントスイッチ28S、及び、球通過検出器55の通過球を検出する通過球スイッチ7Sが接続されている。
また、出力側に、始動入賞装置44の可動片58a、58bを駆動する始動入賞装置ソレノイド6a、大入賞装置38のシャッタ40を駆動する大入賞装置ソレノイド8a、大入賞装置38の入賞球を大入賞装置38内のV入賞領域に案内するための大入賞装置シーソーを駆動するシーソーソレノイド8b、入賞口開閉部材駆動モータ105及び開閉部材駆動モータ125、145が接続されている。
また、主制御回路60には、打出・発射制御回路80を介して、払出装置81及び発射装置82と接続されている。
副制御回路70は、サブのCPU71、サブのROM72、サブのRAM73、画像データROM84及びVDP81を備え、D/Aコンバータ82を介して液晶表示装置32に接続されている。
また、副制御回路70は、音源IC91、音データROM93及びAMP(アンプ)92を備え、AMP92を介してスピーカ6と接続されている。
さらに、副制御回路70は、ドライブ回路102を備えており、このドライブ回路102を介してランプ26と接続されている。
次に、上述した主制御回路60又は副制御回路70において実行されるサブルーチンの一例について、図10〜図18に示すフローチャートを用いて説明する。
図10は、上述した主制御回路60において実行される入賞口開閉部材90の動作を制御するサブルーチンを示すフローチャートである。なお、このサブルーチンは、パチンコ遊技装置10の電源が投入されたときに呼び出されて実行されるものである。また、以下においては、パチンコ遊技装置10の電源が投入されたときには、入賞口開閉部材90により一般入賞口154が閉鎖状態となっていることとして説明する。
まず、CPU61は、入賞口開閉部材駆動モータ105を回転(正転)させる処理を行う(ステップS200)。このステップS200において、CPU61は、入賞口開閉部材駆動モータ105を回転(正転)させる旨の制御信号を、入賞口開閉部材駆動モータ105に供給する。
その後、CPU61は、所定時間待機し、入賞口開閉部材90が180°回転すると、入賞口開閉部材駆動モータ105を停止させる旨の制御信号を、入賞口開閉部材駆動モータ105に供給する(ステップS202)。
ステップS202の処理を実行すると、次に、CPU61は、デザイン画像(開放時)を液晶表示装置32に表示させる処理を実行する(ステップS204)。このステップS204において、CPU61は、副制御回路70に対して、一般入賞口154が開放状態のときのデザイン画像(デザイン画像112)を表示させる旨のコマンドを送信する。当該コマンドを受信した副制御回路70によって、液晶表示装置32には、図5(c)に示したデザイン画像112が表示される。
ステップS204の処理を実行すると、次に、CPU61は、一般入賞口154が開放され、デザイン画像112が表示された状態で、所定時間(5秒間)待機する処理を実行し(ステップS206)、その後、入賞口開閉部材駆動モータ105を逆回転させる処理を実行する(ステップS208)。
このステップS208において、CPU61は、入賞口開閉部材駆動モータ105を逆回転させる旨の制御信号を、入賞口開閉部材駆動モータ105に供給する。
その後、CPU61は、所定時間待機し、入賞口開閉部材90が180°回転して、一般入賞口154を塞ぐようになると、入賞口開閉部材駆動モータ105を停止させる旨の制御信号を供給する(ステップS210)。
ステップS210の処理を実行すると、次に、CPU61は、デザイン画像(閉鎖時)を液晶表示装置32に表示させる処理を実行する(ステップS212)。このステップS212において、CPU61は、副制御回路70に対して、一般入賞口154が開放状態であるときのデザイン画像(デザイン画像110)を表示させる旨のコマンドを送信する。当該コマンドを受信した副制御回路70によって、液晶表示装置32には、図5に示したデザイン画像110が表示される。
ステップS212の処理を実行すると、CPU61は、入賞口開閉部材90により一般入賞口154が閉鎖され、デザイン画像110が表示された状態で、所定時間(5秒間)待機する処理を実行し、本サブルーチンを終了する。
パチンコ遊技装置10においては、図10に示したなサブルーチンが繰り返し実行されることにより、入賞口開閉部材駆動モータ105により入賞口開閉部材90の駆動及び停止を行い、所定時間(5秒)毎に一般入賞口154が開放状態と閉鎖状態とに切り替わるようにするのである。
図11は、上述した主制御回路60において実行される受入開閉部材120の動作を制御するサブルーチンを示すフローチャートである。なお、このサブルーチンは、パチンコ遊技装置10の電源が投入されたときに呼び出されて実行されるものである。また、以下においては、パチンコ遊技装置10の電源が投入されたときには、受入開閉部材120により受入口130が閉鎖状態となっていることとして説明する。
まず、CPU61は、開閉部材駆動モータ125を回転(正転)させる処理を行う(ステップS220)。このステップS220において、CPU61は、開閉部材駆動モータ125を回転(正転)させる旨の制御信号を、開閉部材駆動モータ125に対して供給する。
その後、CPU61は、所定時間が経過するまで待機した後、開閉部材駆動モータ125を停止させる旨の制御信号を、開閉部材駆動モータ125に供給する(ステップS222)。
ステップS222の処理を実行すると、次に、CPU61は、デザイン画像(開放時)を液晶表示装置32に表示させる処理を実行する(ステップS224)。このステップS224において、CPU61は、副制御回路70に対して、受入口130が開放状態となっているときのデザイン画像(デザイン画像172)を表示させる旨のコマンドを送信する。当該コマンドを受信した副制御回路70によって、液晶表示装置32の受入開閉部材120の裏側及びその近傍には、図8(a)に示したデザイン画像172が表示される。
ステップS224の処理を実行すると、次に、CPU61は、受入口130が開放され、デザイン画像172が表示された状態で、所定時間(3秒間)待機する処理を実行し(ステップS226)、その後、開閉部材駆動モータ125を逆回転させる処理を実行する(ステップS228)。
このステップS228において、CPU61は、開閉部材駆動モータ125を逆回転させる旨の制御信号を、開閉部材駆動モータ125に供給する。
その後、CPU61は、所定時間待機した後、開閉部材駆動モータ125を停止させる旨の制御信号を、開閉部材駆動モータ125に供給する(ステップS230)。
ステップS230の処理を実行すると、次に、CPU61は、デザイン画像(開放時)を液晶表示装置32に表示させる処理を実行する(ステップS232)。このステップS232において、CPU61は、副制御回路70に対して、受入口130が開放状態であるときのデザイン画像(デザイン画像170)を表示させる旨のコマンドを送信する。当該コマンドを受信した副制御回路70によって、液晶表示装置32の受入開閉部材120の裏側及びその近傍には、図8(b)に示したデザイン画像170が表示される。
ステップS232に処理を実行すると、CPU61は、受入開閉部材120により受入口130が閉鎖され、デザイン画像170が表示された状態で、所定時間(3秒間)待機する処理を実行し、本サブルーチンを終了する。
パチンコ遊技装置10においては、図11に示したなサブルーチンが繰り返し実行されることにより、開閉部材駆動モータ105による入賞口開閉部材90の駆動及び停止を行い、所定時間(3秒)毎に受入口130が開放状態と閉鎖状態とに切り替わるようにするのである。この図11に示したサブルーチンを実行するとき、主制御回路60は、表示制御手段として機能する。
図12は、主制御回路60において実行される排出開閉部材140(140a〜140c)の動作を制御するサブルーチンを示すフローチャートである。なお、このサブルーチンは、パチンコ遊技装置10の電源が投入されたときに呼び出されて実行されるものである。また、以下においては、パチンコ遊技装置10の電源が投入されたときには、排出口133aが閉鎖状態となっており、排出口133b、133cが開放状態となっていることとして説明する。
まず、CPU61は、始動入賞装置44の可動片58a、58bが開放状態となったか否かを判断する(ステップS240)。このステップS240において、CPU61は、始動入賞装置44の可動片58a、58bを駆動するための始動入賞装置ソレノイド6aに電流が供給されたか否かを判断する。
ステップS240において、可動片58a、58bが開放状態となっていないと判断した場合、本サブルーチンを終了する。
一方、ステップS240において、可動片58a、58bが開放状態となったと判断した場合、次に、CPU61は、排出開閉部材140a〜140cの各々を駆動させるために、開閉部材駆動モータ145a〜145cをそれぞれ回転させる処理を行う(ステップS242)。このステップS242において、CPU61は、開閉部材駆動モータ145aを回転(正転)させる旨の制御信号、及び、開閉部材駆動モータ145b、145cを逆回転させる旨の制御信号を、開閉部材駆動モータ145a〜145cの各々に供給する。
その後、CPU61は、所定時間待機し、排出開閉部材140a〜140cの各々が180°回転すると、開閉部材駆動モータ145a〜145cを停止させる旨の制御信号を、開閉部材駆動モータ145a〜145cにそれぞれ供給する(ステップS244)。
ステップS244の処理を実行すると、次に、CPU61は、デザイン画像を液晶表示装置32に表示させる処理を実行する(ステップS246)。このステップS246において、CPU61は、副制御回路70に対して、排出口133aが開放状態のときのデザイン画像(デザイン画像172)を表示させる旨のコマンド、及び、排出口133b、133cが閉鎖状態のときのデザイン画像(デザイン画像170)を表示させる旨のコマンドをそれぞれ送信する。当該コマンドを受信した副制御回路70によって、液晶表示装置32には、図8(b)に示す態様で、デザイン画像170、172がそれぞれ表示されるのである。
ステップS246の処理を実行すると、次に、CPU61は、排出口133aが開放され、排出口133b、133cが閉鎖され、図8(b)に示す態様でデザイン画像170、172がそれぞれ表示された状態で、所定時間(5秒間)待機する処理を実行し(ステップS248)、その後、排出開閉部材140a〜140cの各々を駆動させるために、開閉部材駆動モータ145a〜145cの各々を回転させる処理を行う(ステップS250)。
このステップS250において、CPU61は、開閉部材駆動モータ145aを逆回転させる旨の制御信号、及び、開閉部材駆動モータ145b、145CPUを回転(正転)させる旨の制御信号を、開閉部材駆動モータ145a〜145cの各々に供給する。
その後、CPU61は、所定時間待機し、排出開閉部材140a〜140cの各々が180°回転すると、開閉部材駆動モータ145a〜145cを停止させる旨の制御信号を、開閉部材駆動モータ145a〜145cにそれぞれ供給する(ステップS252)。
ステップS252の処理を実行すると、次に、CPU61は、デザイン画像を液晶表示装置32に表示させる処理を実行する(ステップS254)。このステップS254において、CPU61は、副制御回路70に対して、排出口133aが閉鎖状態のときのデザイン画像(デザイン画像170)を表示させる旨のコマンド、及び、排出口133b、133cが開放状態のときのデザイン画像(デザイン画像172)を表示させる旨のコマンドをそれぞれ送信する。当該コマンドを受信した副制御回路70によって、液晶表示装置32には、図8(a)に示す態様で、デザイン画像170、172がそれぞれ表示されるのである。ステップS254の処理を実行すると、本サブルーチンを終了する。
図12に示したように、パチンコ遊技装置10では、始動入賞装置44の可動片58a、58bが開放状態となったことを受けて、所定時間(5秒間)にわたって、排出口133aが開放状態となり、排出口133aから排出された遊技球が始動入賞装置44に入りやすくなるのである。この図12に示したサブルーチンを実行するとき、主制御回路60は、表示制御手段として機能する。
図13〜図15、図17、図18は、パチンコ遊技装置10において実行される制御処理を示すフローチャートである。図16は、パチンコ遊技装置10において実行される制御処理の状態遷移を示す説明図である。
[メイン処理]
最初に、図13に示すように、RAMアクセス許可、バックアップ復帰処理、作業領域を初期化等の初期設定処理を実行する(ステップS11)。そして、詳しくは図15を用いて後述するが、特別図柄ゲームの進行、液晶表示装置32に表示される識別情報に関する特別図柄制御処理を実行する(ステップS15)。そして、普通図柄ゲームの進行、液晶表示装置32に表示される普通図柄に関する普通図柄制御処理を実行する(ステップS16)。このように、メイン処理においては、ステップS11の初期設定処理が終了した後、ステップS15及びステップS16の処理を繰り返し実行することとなる。
[システムタイマ割込処理]
また、メインCPU61は、メイン処理を実行している状態であっても、メイン処理を中断させ、システムタイマ割込処理を実行する場合がある。リセット用クロックパルス発生回路62から所定の周期(例えば2ミリ秒)毎に発生されるクロックパルスに応じて、以下のシステムタイマ割込処理を実行する。このシステムタイマ割込処理について図14を用いて説明する。
最初に、図14に示すように、メインCPU61は、大当り判定用乱数カウンタ、大当り図柄決定用乱数カウンタ等の各カウント値を“1”増加するように乱数更新処理を実行する(ステップS42)。そして、始動入賞装置44、球通過検出器55、一般入賞口154等の遊技球の入賞又は通過を検知する入力検出処理を実行する(ステップS43)。そして、主制御回路60と副制御回路70との同期をとるための待ち時間タイマ、大当りが発生した際に開放する大入賞装置の開放時間を計測するための大入賞装置開放時間タイマ等、各種のタイマの更新処理を実行する(ステップS44)。そして、各種の変数に基づいて駆動制御するための信号をソレノイド、モータ等に供給するために、出力処理を実行する(ステップS46)。この処理が終了した場合には、ステップS47に処理を移す。
ステップS47においては、コマンド出力処理を実行する。この処理において、メインCPU61は、各種のコマンドを副制御回路70に供給する。これらの各種のコマンドとしては、具体的には、デモ表示コマンド、左列、中列、右列に導出表示される識別情報の種類を示す導出図柄指定コマンド、識別情報の変動表示パターンを示す変動パターン指定コマンド等が含まれる。つまり、後述するように、識別情報の可変表示指令情報及び特定遊技状態とする旨の情報を副制御回路70(副制御回路70に含まれる各種の手段)に対して送信することとなる。この処理が終了した場合には、ステップS49に処理を移す。
そして、ステップS49の処理において、メインCPU61は、払出装置81に賞球を行わせるためのコマンドを払出・発射制御回路80へ送信する等の払出処理を実行する(ステップS49)。この処理が終了した場合には、本サブルーチンを終了し、割込発生前のアドレスへ復帰し、メイン処理を実行させる。
[特別図柄制御処理]
図13のステップS15において実行されるサブルーチンについて図15を用いて説明する。なお、図15において、ステップS72からステップS80の側方に描いた数値は、それらのステップに対応する制御状態フラグを示し、その制御状態フラグの数値に応じて、その数値に対応する一つのステップが実行され、特別図柄ゲームが進行することとなる。
最初に、図15に示すように、制御状態フラグをロードする処理を実行する(ステップS71)。この処理において、メインCPU61は、制御状態フラグを読み出す。この処理が終了した場合には、ステップS72に処理を移す。
なお、後述するステップS72からステップS80において、メインCPU61は、後述するように、制御状態フラグの値に基づいて、各ステップにおける各種の処理を実行するか否かを判断することとなる。この制御状態フラグは、特別図柄ゲームの遊技の状態を示すものであり、ステップS72からステップS80における処理のいずれかを実行可能にするものである。また、それに加えて、メインCPU61は、各ステップに対して設定された待ち時間タイマ等に応じて決定される所定のタイミングで各ステップにおける処理を実行する。尚、この所定のタイミングに至る前においては、各ステップにおける処理を実行することなく終了することとなり、他のサブルーチンを実行することとなる。もちろん、所定の周期でシステムタイマ割込処理も実行する。
ステップS72においては、特別図柄記憶チェック処理を実行する。詳しくは図17を用いて後述するが、メインCPU61は、制御状態フラグが特別図柄記憶チェックを示す値(00)である場合に、保留個数のチェックを行い、保留個数がある場合に、大当り判定、導出識別情報、識別情報の変動パターン等の決定を行う。また、メインCPU61は、特別図柄変動時間管理を示す値(01)を制御状態フラグにセットし、今回の処理で決定された変動パターンに対応する変動時間を待ち時間タイマにセットする。つまり、今回決定された変動パターンに対応する変動時間を経過した後、ステップS73の処理を実行するように設定するのである。一方、保留個数がない場合には、デモ画面が表示される。この処理が終了した場合には、ステップS73に処理を移す。
ステップS73においては、特別図柄変動時間管理処理を実行する。この処理においては、メインCPU61は、制御状態フラグが特別図柄変動時間管理を示す値(01)であり、変動時間が経過した場合に、特別図柄表示時間管理を示す値(02)を制御状態フラグにセットし、確定後待ち時間(例えば1秒)を待ち時間タイマにセットする。つまり、確定後待ち時間が経過した後、ステップS74の処理を実行するように設定するのである。この処理が終了した場合には、ステップS74に処理を移す。
ステップS74においては、特別図柄表示時間管理処理を実行する。この処理においては、メインCPU61は、制御状態フラグが特別図柄表示時間管理を示す値(02)であり、確定後待ち時間が経過した場合に、大当りか否かを判断する。メインCPU61は、大当りである場合に、大当り開始インターバル管理を示す値(03)を制御状態フラグにセットし、大当り開始インターバルに対応する時間(例えば10秒)を待ち時間タイマにセットする。つまり、大当り開始インターバルに対応する時間が経過した後、ステップS75の処理を実行するように設定するのである。一方、メインCPU61は、大当りではない場合に、特別図柄ゲーム終了を示す値(08)をセットする。つまり、ステップS80の処理を実行するように設定するのである。メインCPU61は、表示制御された識別情報の可変表示の結果が特定の表示態様となったことを条件に特定遊技状態に制御を行う機能を有する。この処理が終了した場合には、ステップS75に処理を移す。
ステップS75においては、大当り開始インターバル管理処理を実行する。この処理においては、メインCPU61は、制御状態フラグが大当り開始インターバル管理を示す値(03)であり、その大当り開始インターバルに対応する時間が経過した場合に、大入賞装置を開放させるために、メインROM62から読み出されたデータに基づいて、メインRAM63に位置付けられた変数を更新する。メインCPU61は、大入賞口開放中を示す値(04)を制御状態フラグにセットするとともに、開放上限時間(例えば30秒)を大入賞口開放時間タイマにセットする。つまり、ステップS77の処理を実行するように設定するのである。この処理が終了した場合には、ステップS76に処理を移す。
ステップS76においては、大入賞装置再開放前待ち時間管理処理を実行する。この処理においては、メインCPU61は、制御状態フラグが大入賞装置再開放待ち時間管理を示す値(06)であり、ラウンド間インターバルに対応する時間が経過した場合に、大入賞装置開放回数カウンタを“1”増加するように記憶更新する。メインCPU61は、大入賞装置開放中を示す値(04)を制御状態フラグにセットする。メインCPU61は、開放上限時間(例えば30秒)を大入賞装置開放時間タイマにセットする。つまり、ステップS77の処理を実行するように設定するのである。この処理が終了した場合には、ステップS77に処理を移す。
ステップS77においては、大入賞装置開放中処理を実行する。この処理においては、メインCPU61は、制御状態フラグが大入賞装置開放中を示す値(04)である場合に、大入賞装置入賞カウンタが“10”以上であるという条件、開放上限時間を経過した(大入賞装置開放時間タイマが“0”である)という条件のいずれかを満たすか否かを判断する。メインCPU61は、いずれかの条件を満たした場合に、大入賞装置を閉鎖させるために、メインRAM63に位置付けられた変数を更新する。メインCPU61は、大入賞装置内残留球監視を示す値(05)を制御状態フラグにセットする。メインCPU61は、大入賞装置内残留球監視時間(例えば1秒)を待ち時間タイマにセットする。つまり、大入賞装置内残留球監視時間が経過した後、ステップS78の処理を実行するように設定するのである。尚、メインCPU61は、いずれの条件も満たさない場合には、上述した処理を実行しない。この処理が終了した場合には、ステップS78に処理を移す。
ステップS78においては、大入賞装置内残留球監視処理を実行する。この処理においては、メインCPU61は、制御状態フラグが大入賞装置内残留球監視を示す値(05)であり、大入賞装置内残留球監視時間が経過した場合に、大入賞装置における特定領域を遊技球が通過しなかったという条件、大入賞装置開放回数カウンタが“15”以上である(最終ラウンドである)という条件のいずれかを満たすか否かを判断する。メインCPU61は、いずれかの条件を満たした場合に、大当り終了インターバルを示す値(07)を制御状態フラグにセットし、大当り終了インターバルに対応する時間を待ち時間タイマにセットする。つまり、大当り終了インターバルに対応する時間が経過した後、ステップS79の処理を実行するように設定するのである。一方、メインCPU61は、いずれの条件も満たさない場合に、大入賞装置再開放待ち時間管理を示す値(06)を制御状態フラグにセットする。また、メインCPU61は、ラウンド間インターバルに対応する時間を待ち時間タイマにセットする。つまり、ラウンド間インターバルに対応する時間が経過した後、ステップS76の処理を実行するように設定するのである。この処理が終了した場合には、ステップS79に処理を移す。
ステップS79においては、大当り終了インターバル処理を実行する。この処理においては、メインCPU61は、制御状態フラグが大当り終了インターバルを示す値(07)であり、大当り終了インターバルに対応する時間が経過した場合に、特別図柄ゲーム終了を示す値(08)を制御状態フラグにセットする。つまり、ステップS80の処理を実行するように設定するのである。メインCPU61は、所定の確率変動条件を満たした場合に、大当り確率を変動させるために、高確率フラグをセットする。つまり、メインCPU61は、表示制御された識別情報の可変表示の結果が、特定の表示態様のうち、特別の表示態様となったことを条件に、特定遊技状態に制御を行うとともに、当該特定遊技状態が終了した後に、通常の遊技状態よりも高い確率で、特定遊技状態に移行する高確率遊技状態に移行する機能を有する。なお、この処理において、高確率遊技状態に移行した連続回数をカウント(算出する)ように制御してもよい。また、本ステップにおいて、所定時間あたりの識別情報の可変表示開始条件の成立回数が向上する時短遊技状態に移行する制御を行うように構成してもよい。具体的には、時短遊技状態であるか否かを判定するための時短中フラグをメインRAM63に位置づけ、所定の時短状態成立条件が成立した場合に、その時短中フラグを有効にセットすることによって、時短遊技状態に制御される。つまり、所定の時短状態成立条件が成立した場合に、所定時間あたりの識別情報の可変表示開始条件の成立回数が向上する時短遊技状態に制御する時短状態制御手段を備えるように構成してもよい。この処理が終了した場合には、ステップS80に処理を移す。
ステップS80においては、特別図柄ゲーム終了処理を実行する。この処理においては、メインCPU61は、制御状態フラグが特別図柄ゲーム終了を示す値(08)である場合に、保留個数を示すデータを“1”減少するように記憶更新する。メインCPU61は、次回の変動表示を行うために、特別図柄記憶領域の更新を行う。メインCPU61は、特別図柄記憶チェックを示す値(00)をセットする。つまり、ステップS72の処理を実行するように設定するのである。この処理が終了した場合には、本サブルーチンを終了する。
上述したように、制御状態フラグをセットすることにより、特別図柄ゲームが実行されることとなる。具体的には、メインCPU61は、図16に示すように、特定遊技状態ではない場合において、大当り判定の結果がはずれであるときには、制御状態フラグを“00”、“01”、“02”、“08”と順にセットすることにより、図15に示すステップS72、ステップS73、ステップS74、ステップS80の処理を所定のタイミングで実行することとなる。また、メインCPU61は、特定遊技状態ではない場合において、大当り判定の結果が大当りであるときには、制御状態フラグを“00”、“01”、“02”、“03”と順にセットすることにより、図15に示すステップS72、ステップS73、ステップS74、ステップS75の処理を所定のタイミングで実行し、特定遊技状態への制御を実行することとなる。更には、メインCPU61は、特定遊技状態への制御が実行された場合には、制御状態フラグを“04”、“05”、“06”と順にセットすることにより、図15に示すステップS77、ステップS78、ステップS76の処理を所定のタイミングで実行し、特定遊技を実行することとなる。尚、特定遊技が実行されている場合において、特定遊技状態の終了条件(特定遊技終了条件)が成立した場合には、“04”、“05”、“07”、“08”と順にセットすることにより、図15に示すステップS77からステップS80の処理を所定のタイミングで実行し、特定遊技状態を終了することとなる。なお、この特定遊技終了条件には、所定の時間が経過するまでに特定領域への遊技球の通過がなかったこと(所謂「パンク」)、又は、大当りラウンド最大継続数(本実施形態においては15ラウンド)が終了したことを条件として特定遊技状態を終了することとなる。
[特別図柄記憶チェック処理]
図15のステップS72において実行されるサブルーチンについて、図17を用いて説明する。
最初に、図17に示すように、制御状態フラグが特別図柄記憶チェックを示す値(00)であるか否かの判断を行い(ステップS101)、制御状態フラグが特別図柄記憶チェックを示す値であると判別した場合には、ステップS102に処理を移し、制御状態フラグが特別図柄記憶チェックを示す値であるとは判別しなかった場合には、本サブルーチンを終了する。そして、ステップS102においては、保留個数が“0”であるか否かの判断を行い、保留個数を示すデータが“0”であると判別した場合には、ステップS103に処理を移し、保留個数を示すデータが“0”であるとは判別しなかった場合には、ステップS104に処理を移す。
ステップS103においては、デモ表示処理を実行する。この処理において、メインCPU61は、デモ表示を行わせるために副制御回路70にデモ表示コマンドを供給するための変数をメインRAM63に記憶する。これによって、副制御回路70において、デモ画面の表示が実行されることとなる。この処理が終了した場合には、本サブルーチンを終了する。
ステップS104においては、制御状態フラグとして特別図柄変動時間管理を示す値(01)をセットする処理を実行する。この処理において、メインCPU61は、特別図柄変動時間管理を示す値を制御状態フラグに記憶する。この処理が終了した場合には、ステップS105に処理を移す。
ステップS105においては、大当り判断処理を実行する。この処理において、メインCPU61は、高確率フラグを読み出し、読み出した高確率フラグに基づいて、大当りの判定値(大当り判定値)の数が異なる複数の大当り判定テーブルから1つの大当り判定テーブルを選択する。例えば、通常時における大当り判定テーブルでは、2個の大当り判定値が設定されているが、高確率時における大当り判定テーブルでは、10個の大当り判定値が設定されており、高確率フラグに基づいて大当り判定テーブルを選択することによって、特定遊技状態に移行する確率が異なることとなる。このように、高確率フラグが所定の値(例えば“77”)である場合、つまり遊技状態が高確率遊技状態である場合には、特定遊技状態に移行する確率(識別情報の可変表示の結果を特定の表示態様とする確率)は、通常時よりも向上することとなるのである。そして、メインCPU61は、始動入賞時に抽出された大当り判定用乱数値と、選択された大当り判定テーブルとを参照する。つまり、サブCPU71は、特定遊技状態に移行するか否かを決定することとなる。この処理が終了した場合には、ステップS106に処理を移す。
ステップS106においては、大当りであるか否かの判断を行う。この処理において、メインCPU61は、ステップS105の参照の結果に基づいて、大当りであるか否かを判断することとなる。メインCPU61は、大当りであると判別した場合には、ステップS107に処理を移し、大当りであるとは判別しなかった場合には、ステップS108に処理を移す。
ステップS107においては、大当り図柄の決定処理を実行する。この処理において、メインCPU61は、始動入賞時に抽出された大当り図柄用乱数値を抽出し、その大当り図柄用乱数値に基づいて、左列、中列、右列に対応する識別情報を決定し、その識別情報を示すデータをメインRAM63の所定領域に記憶する。このように記憶された左列、中列、右列に対応する識別情報を示すデータは、図15のステップS47の処理により、主制御回路60のメインCPU61から副制御回路70のサブCPU71に導出図柄指定コマンドとして供給される。この処理が終了した場合には、ステップS109に処理を移す。なお、本ステップにおいて、高確率遊技状態に移行した連続回数が上限回数に至ったことを条件として、左列、中列、右列に対応する識別情報を、特定の表示態様であり、特別の表示態様ではない表示態様として決定するように構成してもよい。
ステップS108においては、はずれ図柄の決定処理を実行する。この処理において、メインCPU61は、はずれ図柄決定用乱数カウンタからはずれ図柄決定用乱数値を抽出し、そのはずれ図柄決定用乱数値に基づいて左列、中列、右列に対応する識別情報を決定し、その識別情報を示すデータをメインRAM63の所定領域に記憶する。このように記憶された左列、中列、右列に対応する識別情報を示すデータは、図15のステップS47の処理により、主制御回路60のメインCPU61から副制御回路70のサブCPU71に導出図柄指定コマンドとして供給される。このような処理が実行されることによって、識別情報の可変表示の結果を決定することとなる。
なお、メインCPU61は、左列と右列とが同じ識別情報となり、更には、左列と中列とが同じ識別情報となる場合には、中列の識別情報を、所定のコマ数(例えば3コマ)だけ補正するように決定し、大当りにならないように制御している。つまり、本ステップにより、識別情報の可変表示の結果が、その識別情報の可変表示の結果が導出表示される以前に決定されるのである。この処理が終了した場合には、ステップS109に処理を移す。
ステップS109においては、変動パターン決定処理を実行する。この処理において、メインCPU61は、演出条件選択用乱数値を抽出する。メインCPU61は、ステップS107及びステップS108により決定された左列、中列、右列の識別情報に基づいて、変動パターンを決定するための変動パターン振分テーブルを選択する。そして、メインCPU61は、演出条件選択用乱数カウンタから抽出した演出条件選択用乱数値と選択した変動パターン振分テーブルとに基づいて、変動パターンを決定し、メインRAM63の所定領域に記憶する。このように記憶された変動パターンを示すデータは、図15のステップS47の処理により、主制御回路60のメインCPU61から副制御回路70のサブCPU71に変動パターン指定コマンドとして供給される。副制御回路70のサブCPU71は、受信した変動パターン指定コマンドに応じた演出表示を実行することとなる。また、変動パターン指定コマンドには、後述するように、識別情報の可変表示を実行させる指令としての可変表示指令情報の他、副制御回路70のサブCPU71によって大当りとするかはずれとするかを判定するための情報(特定遊技状態とする旨の情報)も含まれている。なお、第1実施形態においては、可変表示指令情報及び特定遊技状態とする旨の情報を、同じ変動パターン指定コマンドに含ませるように構成したが、これに限らず、別の態様であってもよく、例えば、可変表示指令情報及び特定遊技状態とする旨の情報を、他の異なるコマンドに含ませるように構成してもよい。この処理が終了した場合には、ステップS110に処理を移す。
ステップS110においては、決定した変動パターンに対応する変動時間を待ち時間タイマにセットする処理を実行する。この処理において、メインCPU61は、ステップS109の処理により決定された変動パターンと、その変動パターンの変動演出時間を示す変動演出時間テーブルと、に基づいて、変動演出時間を算出し、その変動演出時間を示す値を待ち時間タイマに記憶する。そして、今回の変動表示に用いられた記憶領域をクリアする処理を実行する(ステップS111)。この処理が終了した場合には、本サブルーチンを終了する。
[副制御回路の動作]
一方、副制御回路70では、主制御回路60からの送信される各種のコマンドを受信し、図18に示すようなコマンド受信処理を実行することとなる。
[コマンド受信処理]
最初に、図18に示すように、変動パターン指定コマンドを受信したか否かの判断を行う(ステップS301)。この処理において、サブCPU71は、主制御回路60から変動パターン指定コマンドを受信したと判別した場合には、受信コマンドに基づく変動パターンを決定し、決定された変動パターンを示すデータをサブRAM73の所定領域にセットする(ステップS302)。この処理が終了した場合には、本サブルーチンを終了する。一方、サブCPU71は、変動パターン指定コマンド以外のコマンドを受信したと判別した場合には、ステップS303に処理を移す。
ステップS301の処理により変動パターン指定コマンドを受信したとは判別されなかった場合には、導出図柄指定コマンドを受信したか否かの判断を行う(ステップS303)。この処理において、サブCPU71は、導出図柄指定コマンドを受信したと判別した場合には、受信コマンドに基づく停止図柄を決定し、決定された停止図柄を示すデータをサブRAM73の所定領域にセットする(ステップS304)。一方、サブCPU71は、導出図柄指定コマンドを受信したとは判別しなかった場合には、ステップS305に処理を移す。
ステップS303の処理により導出図柄指定コマンドを受信したとは判別されなかった場合には、図柄確定コマンドを受信したか否かの判断を行う(ステップS305)。この処理において、サブCPU71は、図柄確定コマンドを受信したと判別した場合には、停止図柄の確定処理を実行する(ステップS306)。一方、サブCPU71は、図柄確定コマンドを受信したとは判別しなかった場合には、その他の受信したコマンドに対応する処理を実行する(ステップS307)。このその他の受信したコマンドには、例えば、導出普通図柄指定コマンド、普通図柄変動パターン指定コマンド等、各種のコマンドが相当する。その他の受信したコマンドに対応する処理には、例えば、導出普通図柄指定コマンドを受信した場合には、サブCPU71が導出普通図柄指定コマンドに基づいて導出表示させる図柄を示すデータをサブRAM73にセットする処理、普通図柄変動パターン指定コマンドを受信した場合には、その普通図柄変動パターン指定コマンドに基づいて、変動表示させる普通図柄の変動パターンを示すデータをサブRAM73にセットする処理等、各種の処理が含まれる。
[表示制御処理]
VDP81は、サブCPU71からのデータに基づいて、識別情報を示す特別図柄画像データ、普通図柄画像データ、背景画像データ、演出画像データ、デザイン画像データ等、各種の画像データを画像データROM84から読み出し、重ね合わせて、液晶表示装置32に表示を行う。つまり、主制御回路60によって決定され、コマンドとして送信された識別情報の可変表示の結果に基づいて液晶表示装置32に対する表示制御を行うこととなるのである。このように、始動入賞装置44に遊技球が入賞したことを主な条件として、特別図柄ゲームにおける識別情報の可変表示の制御を行うこととなる。また、球通過検出器55の近傍を遊技球が通過したことを条件として、普通図柄ゲームにおける普通図柄94の可変表示の制御を行うこととなる。特に、サブCPU71、VDP81は、ステップS105の処理によって決定された識別情報の可変表示の結果に基づいて液晶表示装置32に対する表示制御を行うため、ステップS105の処理によって識別情報の可変表示の結果が特定の表示態様となると決定された場合には、識別情報の可変表示の結果を特定の表示態様となるように表示制御することとなる。
なお、上述したパチンコ遊技装置10においては、遊技盤14の全部が、透明性部材で構成されている場合について説明したが、第1実施形態においては、これに限らず、別の態様であってもよい。第1実施形態に係るパチンコ遊技装置10に適用することが可能な遊技盤の具体的な構成の例について、図19を用いて説明する。なお、図19は、理解を容易とするために、複数の障害釘等を省略したものである。
例えば、遊技盤の一部を、非透明性の部材で構成してもよい。具体的には、図19(a)に示すように、遊技盤14を、透明性部材314aと平板状の非透明性部材314b(例えば、木材)とを結合させて構成してもよい。勿論、図19(a)に示すように、透明性部材314aと、非透明性部材314bとを単に結合させて構成するだけでなく、図19(b)に示すように、透明性部材315aを、非透明性部材315bで囲むように結合させる構成としてもよい。
また、例えば、透明性部材で構成された遊技盤の一部を遮蔽させる加工を施すように構成してもよい。例えば、図19(c)に示すように、透明性部材で構成された遊技盤14の一部316bを、遮光性を有する色で塗装してもよい。これによって、符号316aに示すように、一部が透明性部分となっている遊技盤14を構成することができる。もちろん、塗装するかわりに、ブラスト加工、サンドペーパによる微細粗面を形成する光散乱加工を施し、可視光線が散乱してあたかも発光するかのように形成してもよい。
つまり、第1実施形態では、遊技盤は、遊技領域の一部が少なくとも透明性部材(部分)であればよい。換言すれば、少なくとも、遊技盤14における可変表示領域95、及び、デザイン画像110、112、170、172が表示される部分が透明性部分であるように遊技盤が構成されていればよい。
第1実施形態に係るパチンコ遊技装置10によれば、3つの排出開閉部材140(140a〜140c)が、遊技盤14の裏側に設けられているため、遊技盤14上を遊技球が通過する領域を広く確保することが可能となる。その結果、遊技球の落下経路に多様性を持たせることができ、遊技の興趣を高めることができる。
また、全部が透明性部材で構成されている遊技盤14を介して、遊技盤14の裏側に設けられた3つの排出開閉部材140の全部を視認することができるため、排出開閉部材140の動きによる演出効果を向上させることが可能となる。
また、第1実施形態に係るパチンコ遊技装置10によれば、受入口130に遊技球が入ることが可能な状態と不可能な状態とのいずれかの状態にするための動作を行う受入開閉部材120が設けられているため、受入口130に入る前の遊技球に変化を与えることができ、遊技の興趣を高めることができる。
また、この受入開閉部材120は、遊技盤14の裏側に設けられているため、遊技盤14上を遊技球が通過する領域を広く確保することが可能となる。その結果、遊技球の落下経路に多様性を持たせることができ、遊技の興趣を高めることができる。
また、全部が透明性部材で構成された遊技盤14を介して、遊技盤14の裏側に設けられた受入開閉部材120を視認することができるため、受入開閉部材120の動きによる演出効果を向上させることが可能となる。
また、第1実施形態に係るパチンコ遊技装置10によれば、受入開閉部材120、排出開閉部材140の動作により、受入口130、排出口133がそれぞれ閉鎖状態となったときには、デザイン画像170が表示され、一方、受入開閉部材120、排出開閉部材140の動作により、受入口130、排出口133が開放状態となったときには、デザイン画像172が表示されるというように、受入開閉部材120、排出開閉部材140のそれぞれの動作に応じて液晶表示装置34にデザイン画像が表示されるため、受入開閉部材120、排出開閉部材140による演出効果をより向上させることが可能となり、遊技の興趣を高めることが可能となる。
また、第1実施形態に係るパチンコ遊技装置10によれば、受入開閉部材120を駆動させる開閉部材駆動モータ125、排出開閉部材140(140a〜140c)を駆動させる開閉部材駆動モータ145(145a〜145c)の回転及び停止を制御する制御信号が送信されたことに応じて、デザイン画像170又はデザイン画像172が液晶表示装置32に表示されるため、受入開閉部材120、排出開閉部材140による演出効果をより向上させることが可能となり、遊技の興趣を高めることが可能となる。
また、第1実施形態に係るパチンコ遊技装置10によれば、遊技盤14の裏側に液晶表示装置32が設けられているため、遊技盤14上を遊技球が通過する領域をより広く確保することが可能となる。その結果、遊技球の落下経路に多様性を持たせることができ、遊技の興趣を高めることが可能となる。
また、受入開閉部材120の本体121、排出開閉部材140の本体141が透明性部材で構成され、液晶表示装置32に表示されたデザイン画像170、172が、これらの本体に映り込み、これらの本体に映り込んだデザイン画像が示すキャラクタの表情等が多様に変化するようにパチンコ遊技装置10が構成されているため、受入開閉部材120及び排出開閉部材140と、デザイン画像とが一体となった斬新な演出を行うことが可能となり、遊技の興趣を飛躍的に高めることが可能となる。
第1実施形態に係るパチンコ遊技装置10では、受入口130の裏側に受入開閉部材120が設けられ、排出口133(133a〜133c)の裏側に排出開閉部材140が設けられている場合について説明したが、本発明では、受入口の裏側に受入開閉部材が設けられておらず、排出口の裏側のみに排出開閉部材が設けられていてもよく、また、排出口の裏側に排出開閉部材が設けられておらず、受入口の裏側にのみ受入開閉部材が設けられていてもよい。
第1実施形態に係るパチンコ遊技装置10では、受入開閉部材120が、受入口130、の裏側をそれぞれ塞いだ場合には、受入口130に遊技球が入ることが不可能となる場合について説明したが、本発明では、受入口に遊技球が入ることが困難な状態にする動作を受入開閉部材が行うように遊技機が構成されていてもよい。
例えば、受入口が閉鎖状態となったときには、受入開閉部材が受入口の一部を塞ぐようにして、受入口が開放状態のときよりも、受入口に遊技球が入りにくくなるようにしてもよい。
第1実施形態に係るパチンコ遊技装置10では、受入開閉部材120、排出開閉部材140が、開閉部材駆動モータ125、145によりそれぞれ駆動される場合について説明したが、本発明において、受入開閉部材及び排出開閉部材を駆動させる駆動手段は、モータに限定されるものではなく、例えば、ソレノイド等であってもよい。
第1実施形態に係るパチンコ遊技装置10では、入賞口開閉部材90が、一般入賞口154の裏側に設けられ、一般入賞口154に遊技球が入ることが可能な状態と不可能な状態とのいずれかの状態にするための動作を行う場合について説明したが、本発明では、入賞口開閉部材は、始動入賞口や大入賞口の裏側に設けられていており、これらの入賞口に遊技球が入ることが可能な状態と不可能な状態とのいずれかの状態にするための動作を行うように遊技機が構成されていてもよい。
第1実施形態に係るパチンコ遊技装置10では、入賞口開閉部材90が一般入賞口154の裏側を塞いだ場合には、一般入賞口154に遊技球が入ることが不可能となる場合について説明したが、本発明では、入賞口に遊技球が入ることが困難な状態にする動作を入賞口開閉部材が行うように遊技機が構成されていてもよい。
例えば、入賞口が閉鎖状態となったときには入賞口開閉部材が入賞口の一部を塞ぐようにして、入賞口が開放状態のときよりも、入賞口に遊技球が入りにくくなるようにしてもよい。
第1実施形態に係るパチンコ遊技装置10では、入賞口開閉部材90が入賞口開閉部材駆動モータ105により駆動される場合について説明したが、本発明において、入賞口開閉部材を駆動させる駆動手段は、モータに限定されるものではなく、例えば、ソレノイド等であってもよい。
また、第1実施形態に係るパチンコ遊技装置10では、入賞口開閉部材90により所定時間(5秒)毎に一般入賞口154の開放状態と閉鎖状態とを繰り返す場合について説明したが、本発明では、特定条件が満たされたことを受けて、入賞口を開放状態又は閉鎖状態とするための動作が行われるように遊技機が構成されていてもよい。
例えば、遊技盤に設けられた複数の入賞口のなかの一の入賞口の裏側に入賞口開閉部材が設けられており、この入賞口開閉部材は、他の入賞口に遊技球が入る毎に、上記一の入賞口を開放状態及び閉鎖状態とする動作を行うように遊技機が構成されていてもよい。
また、第1実施形態に係るパチンコ遊技装置10は、始動入賞装置44の可動片58a、58bの動作に、排出開閉部材133の開閉動作が連動するように構成されている場合について説明したが、本発明では、例えば、所定時間(例えば、5秒)毎に排出口が開放状態と閉鎖状態とに切り替わるように排出開閉部材が開閉動作を行うこととしてもよい。
また、第1実施形態に係るパチンコ遊技装置10は、受入開閉部材120が所定時間(3秒)毎に受入口130を開放状態と閉鎖状態とにする動作を行うように構成されている場合について説明したが、本発明では、例えば、始動入賞装置の開閉動作に受入開閉部材の開閉動作が連動するように遊技機が構成されていてもよい。例えば、始動入賞装置の可動片が開放状態となったときに、受入口を開放状態とする動作を受入開閉部材が行うようにしてもよい。
[第2実施形態]
第1実施形態では、表示装置(液晶表示装置)が遊技盤の裏側に設けられている場合について説明したが、以下の第2実施形態では、表示装置が遊技盤の前方に設けられている場合について説明する。
第2実施形態に係るパチンコ遊技装置は、表示装置が遊技盤の前方に設けられていることを除いて、第1実施形態に係るパチンコ遊技装置と略同様であり、既に説明済であるので、ここでの説明は省略する。また、第2実施形態に係るパチンコ遊技装置において行われる処理についても、第1実施形態に係るパチンコ遊技装置において行われる処理と略同様であるので、ここでは、第2実施形態に係るパチンコ遊技装置が備える遊技盤、及び、当該遊技盤の前方に設けられた表示装置について説明することにする。
図20は、第2実施形態に係るパチンコ遊技装置を構成する扉と遊技盤とを示す断面図であり、図21は、図20に示したパチンコ遊技装置の制御回路を示すブロック図である。
図20に示すように、扉11には、表示装置332備えられており、各種の演出画像が表示される。この表示装置332は、遊技者により触接された座標位置を検出するタッチパネル351と、保護カバーである透明アクリル板353、355と、それら透明アクリル板353、355の間にITO(Indium Tin Oxide、インジウムスズ酸化物)などの透明液晶表示装置から構成される液晶表示装置354と、が積層されている。この表示装置332(液晶表示装置354)は、表示領域に透過性の高い画像を表示可能となる。尚、液晶表示装置354は、表示領域に透過性の高い画像を表示するだけでなく、識別情報の可変表示、普通図柄の可変表示、演出用の演出画像の表示、衝突画像の表示等を行う。
また、この液晶表示装置354の上方及び下方には、液晶表示装置354のバックライトとしての照明装置の役割を果たす液晶バックライト352が設けられている。また、この液晶バックライト352は、電源供給時においては、点灯するように制御されている。このため、液晶バックライト392を常時電源供給時において常時駆動させることにより、液晶表示装置354に表示される画像を遊技者に対して明瞭に視認可能とさせる。この液晶バックライト352は、主として冷陰極管が採用されているが、本発明はこれに限らない。
遊技盤314には障害釘313が打ちこまれている。この遊技盤314と扉11との間に遊技領域315が設けられ、その遊技領域315に発射された遊技球316が転動可能となる。
尚、この表示装置332は、タッチパネル351、透明アクリル板353、355、液晶表示装置354、液晶バックライト352等を備えているが、これに限らず、他の態様であってもよく、例えば、タッチパネル351、透明アクリル板353、355、液晶バックライト352等を備えることなく、液晶表示装置354のみを備えるように構成しても問題ない。
また、このような表示装置332、液晶表示装置354を制御するために、図21に示すように、VDP81とD/Aコンバータ82との間にスケール変換回路222を備えるように構成する。このスケール変換回路222は、VDP81から供給された画像データを、受け取り、所定の倍率の画像データとして変換し、D/Aコンバータ82に供給するものである。
なお、上述した例においては、デジタルパチンコ遊技機(第1種パチンコ遊技機)を例に挙げたが、これに限らず、羽根物、飛行機物と称される第2種パチンコ遊技機、権利物と称される第3種パチンコ遊技機、その他別の態様であってもよい。
第1実施形態に係るパチンコ遊技装置を模式的に示す斜視図である。 図1に示したパチンコ遊技装置を模式的に示す分解斜視図である。 図1に示したパチンコ遊技装置の遊技盤を模式的に示す正面図である。 (a)、(b)は、図1に示したパチンコ遊技装置における遊技盤の一般入賞部材近傍を模式的に示す断面図である。 (a)は、第1実施形態に係る入賞口開閉部材を模式的に示す正面図であり、(b)、(c)は、入賞口開閉部材と、入賞口開閉部材の裏側の液晶表示装置とを模式的に示す正面図である。 (a)、(b)は、図1に示したパチンコ遊技装置における遊技盤の受入口及び排出口近傍を模式的に示す断面図である。 図6(b)のA−A線断面図である。 (a)、(b)は、受入開閉部材及び排出開閉部材と、その裏側の液晶表示装置とを模式的に示す正面図である。 図1に示したパチンコ遊技装置の制御回路を模式的に示すブロック図である。 図1に示したパチンコ遊技装置において実行される入賞口開閉部材の動作を制御するサブルーチンを示すフローチャートである。 図1に示したパチンコ遊技装置において実行される受入開閉部材の動作を制御するサブルーチンを示すフローチャートである。 図1に示したパチンコ遊技装置において実行される排出開閉部材の動作を制御するサブルーチンを示すフローチャートである。 図1に示したパチンコ遊技装置において実行される制御処理を示すフローチャートである。 図1に示したパチンコ遊技装置において実行される制御処理を示すフローチャートである。 図1に示したパチンコ遊技装置において実行される制御処理を示すフローチャートである。 図1に示したパチンコ遊技装置において実行される制御処理の状態遷移を示す説明図である。 図1に示したパチンコ遊技装置において実行される制御処理を示すフローチャートである。 図1に示したパチンコ遊技装置において実行される制御処理を示すフローチャートである。 第1実施形態に係るパチンコ遊技装置が備える遊技盤の他の例を示す斜視図である。 第2実施形態に係るパチンコ遊技装置を構成する扉と遊技盤とを示す断面図である。 第2実施形態に係るパチンコ遊技装置の制御回路を示すブロック図である。
符号の説明
10 パチンコ遊技装置
14 遊技盤
32 特別図柄表示装置
38 大入賞口
44 始動口
60 主制御回路
61 CPU
70 副制御回路
90 入賞口開閉部材
105 入賞口開閉部材駆動モータ
110、112、170、172 デザイン画像
120 受入開閉部材
125 開閉部材駆動モータ
130 受入口
133(133a〜133c) 排出口
140(140a〜140c) 排出開閉部材
145(145a〜145c) 開閉部材駆動モータ

Claims (10)

  1. 遊技盤の裏側へ遊技球を受け入れるための受入口と、前記受入口に入った遊技球を遊技盤の表側へ排出するための排出口とが設けられた遊技機であって、
    前記遊技盤は、一部又は全部が透明性部材で構成されており、
    前記排出口から遊技球を排出することが可能な状態と、前記排出口から遊技球を排出することが困難な状態又は不可能な状態とのいずれかの状態にするための動作を行う排出開閉部材が、一部又は全部を前記遊技盤の透明性部材の裏側に設けられたことを特徴とする遊技機。
  2. 前記排出口が複数設けられ、
    遊技球が入ることにより大当たり遊技を行うか否かについての大当たり判定が行われる始動入賞口が遊技盤上に設けられ、
    複数の前記排出口のなかのいずれかの排出口から排出された遊技球が前記始動入賞口に入りやすくなるように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記受入口に遊技球が入ることが可能な状態と、前記受入口に遊技球が入ることが困難な状態又は不可能な状態とのいずれかの状態にするための動作を行う受入開閉部材が、一部又は全部を前記遊技盤の透明性部分の裏側に位置させるように設けられたことを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技機。
  4. 画像を表示可能な表示装置を備え、
    前記排出開閉部材の動作に応じて、当該排出開閉部材を装飾するためのデザイン画像を前記表示装置に表示する表示制御手段を備えたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1に記載の遊技機。
  5. 前記排出開閉部材を動作させるための駆動手段を備え、
    前記表示制御手段は、前記駆動手段の駆動制御を行うための制御信号が送信されたことに応じて、前記デザイン画像を前記表示装置に表示することを特徴とする請求項4に記載の遊技機。
  6. 前記表示装置は、前記遊技盤の裏側に設けられ、
    前記排出開閉部材は、一部又は全部が透明性部材で構成され、前記遊技盤と前記表示装置との間に設けられていることを特徴とする請求項4又は5に記載の遊技機。
  7. 画像を表示可能な表示装置を備え、
    前記受入開閉部材の動作に応じて、前記受入開閉部材を装飾するためのデザイン画像を前記表示装置に表示する表示制御手段を備えたことを特徴とする請求項3に記載の遊技機。
  8. 前記受入開閉部材を動作させるための駆動手段を備え、
    前記表示制御手段は、前記駆動手段の駆動制御を行うための制御信号が送信されたことに応じて、前記デザイン画像を前記表示装置に表示することを特徴とする請求項7に記載の遊技機。
  9. 前記表示装置は、前記遊技盤の裏側に設けられ、
    前記受入開閉部材は、一部又は全部が透明性部材で構成され、前記遊技盤と前記表示装置との間に設けられていることを特徴とする請求項8に記載の遊技機。
  10. 前記表示装置は、透過性が高い画像を表示可能であり、
    前記遊技盤の前方に設けられていることを特徴とする請求項4、5、7及び8のいずれか1に記載の遊技機。
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