JP2005131256A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】電源スイッチに係る不正行為の防止が充分図れ、当選確率の不当な設定変更がより一層困難となる遊技機の提供。
【解決手段】スロットマシン1に設けられる電源スイッチ41の動作を物理的に不可能にするカバー部材50を筐体2の内部に設け、筐体2を開き、さらに、カバー部材50を開いて、電源スイッチ41のレバー41A を露出させないと、電源スイッチ41の操作が行えないようにする。これにより、針金等の細長い器具を使っても、閉鎖された筐体2の外部から、当選確率の設定変更に必要な電源スイッチ41の操作が行えず、電源スイッチ41に係る不正行為の防止が充分図れ、当選確率の不当な設定変更をより一層困難なものにすることができる。
【選択図】 図3

Description

本発明は、遊技における当選確率を含む設定値の変更が可能とされ、且つ、設定値を変更するのに、筐体の内部に設けられた電源スイッチの操作が必要となっているスロットマシン等の遊技機に関するものである。
従来から、スロットマシンやパチンコ遊技機等の遊技機は、人々に娯楽を提供するための手段として利用されている。このうち、スロットマシンは、複数種類の図柄が記されるとともに回転駆動可能に設けられた複数の回転リールを備えた遊技機である。このような遊技機では、メダルを投入して遊技を開始し、回転駆動させた複数の回転リールを適宜停止させ、これらの回転リールに表示された図柄が特定の組合せとなったときに入賞となる。そして、入賞すると、入賞した役に応じた数のメダルが遊技機から払い出されることとなる。
ここで、特定の組合せに図柄が揃うには、スロットマシンに設けられている遊技制御装置の内部で行われる抽選に当選することが前提となる。このため、遊技者の技量が優れていても、遊技制御装置の抽選に当選しなければ、図柄が特定の組合せになることはない。
また、スロットマシンでは、筐体の外側及び内側に設けられたスイッチ類を所定の手順で操作することにより、各種の設定値が変更できるようになっており、前述の抽選に当選する確率である当選確率も、そのなかの一設定値として設定変更可能となっている。
例えば、スロットマシンの筐体の内側に、電源の入り切りを行う電源スイッチ、設定変更操作の禁止状態を解除するキースイッチ、及び、当選確率の設定値を変更するために操作される押しボタンスイッチとが設けられたスロットマシンでは、次のような操作手順により、当選確率の設定変更が行える。
すなわち、スロットマシンの前扉を開け、必要に応じて電源スイッチをOFFにする。そして、電源スイッチがOFFとなった状態で、キースイッチをON状態にして、設定変更操作の禁止状態を解除する。
この後、電源スイッチをON状態にし、この状態で、当選確率が希望の設定値となるように、押しボタンスイッチを押圧し、必要に応じて、この押圧操作を繰り返す。そして、当選確率が希望の数値になったら、押しボタンスイッチの押圧操作を完了する。
次に、遊技のスタート操作を行うために、スロットマシンの前面部分に設けられたスタートレバーを操作し、当選確率の設定値を遊技制御装置に認識させる。続いて、キースイッチをOFF状態にして、設定変更操作が行えない禁止状態にした後、スロットマシンの前扉を閉じ、遊技が開始できるようにする。以上により、設定変更操作が完了する。
このようなスロットマシンに設けられる電源スイッチは、ON位置及びOFF位置の二位置間を移動可能に設けられた被操作部を有するものが採用できる。例えば、所定の角度範囲において回動可能に設けられた細長いレバーを被操作部として有するピンレバー式のスイッチや、中央部分が凹んだ被操作部が揺動可能に設けられたシーソー式のスイッチ等が電源スイッチとして採用できる。
そして、電源スイッチは、スロットマシンの筐体内部に設けられた電源装置の一部品であり、電源装置を収納する箱状部材の表面に取り付けられ、スロットマシンの前扉を開けなければ操作できないようになっている(例えば、特許文献1参照。)。
このように、スロットマシン等の遊技機において、電源スイッチを筐体内部に設ければ、関係者以外は前扉を開けられないので、一般の遊技者等が当選確率を勝手に高めて、メダルや遊技球の払い出しを不当に得ようとする不正行為をある程度まで防止することができる。
特開2003−38707号公報(図2)
しかしながら、不正行為で不当な払い出しを得ようとする不正行為者、いわゆる、ゴト師の手先が器用な場合には、針金等の細長い器具を使って、筐体の外部から筐体の内部に設けた電源スイッチを比較的容易に操作してしまう。
このため、従来の遊技機では、筐体の外部から筐体の内部に設けた電源スイッチが比較的容易に操作できるので、電源スイッチに係る不正行為の防止が充分ではなく、ゴト師によっては、当選確率の不当な設定変更が比較的容易となる、という問題がある。
そこで、各請求項にそれぞれ記載された各発明は、上記した従来の技術の有する問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、電源スイッチに係る不正行為の防止が充分図れ、当選確率の不当な設定変更がより一層困難となる遊技機を提供することである。
各請求項にそれぞれ記載された各発明は、上記した各目的を達成するためになされたものであり、各発明の特徴点を図面に示した発明の実施の形態を用いて、以下に説明する。
なお、符号は、発明の実施の形態において用いた符号を示し、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
(請求項1)
(特徴点)
請求項1記載の発明は、次の点を特徴とする。
すなわち、請求項1記載の発明は、遊技における当選確率を含む設定値の変更が可能とされ、且つ、設定値を変更するのに、筐体(2)の内部に設けられた電源スイッチ(41)の操作が必要となっている遊技機(1)であって、電源スイッチ(41)の動作を物理的に不可能にする動作禁止手段(50,60,80,90,16)が筐体(2)の内部に設けられていることを特徴とする。
(請求項2)
(特徴点)
請求項2記載の発明は、前述した請求項1に記載の発明において、次の特徴点を備えているものである。
すなわち、請求項2記載の発明は、前記電源スイッチ(41)として、電源の入り切り操作のために、ON位置及びOFF位置の二位置間を移動可能に設けられた被操作部(41A) を備えたものを採用し、前記動作禁止手段として、前記電源スイッチ(41)に設けられた前記被操作部(41A) の操作を機械的に不可能にする動作禁止手段(50,60,80,90) を採用したことを特徴とするものである。
(請求項3)
(特徴点)
請求項3記載の発明は、前述した請求項2に記載の発明において、次の特徴点を備えているものである。
すなわち、請求項3記載の発明は、動作禁止手段として、被操作部(41A) を覆って、その操作を機械的に不可能にするカバー部材(50, 60)を備えているものを採用したことを特徴とする。
(請求項4)
(特徴点)
請求項4記載の発明は、前述した請求項3記載に記載の発明において、次の特徴点を備えているものである。
すなわち、請求項4記載の発明は、前記カバー部材(50, 60)が、前記電源スイッチ(41)を支持している箱状部材(42)に、前記被操作部(41A) を覆う位置及び前記被操作部(41A) を露出させる位置の二位置間を摺動可能に設けられていることを特徴とする。
(請求項5)
(特徴点)
請求項5記載の発明は、前述した請求項3記載に記載の発明において、次の特徴点を備えているものである。
すなわち、請求項5記載の発明は、前記カバー部材(50, 60)が、前記電源スイッチ(41)を支持している箱状部材(42)に、前記被操作部(41A) を覆う位置及び前記被操作部(41A) を露出させる位置の二位置間を回動可能に設けられていることを特徴とする。
(請求項6)
(特徴点)
請求項6記載の発明は、前述した請求項2記載に記載の発明において、次の特徴点を備えているものである。
すなわち、請求項6記載の発明は、動作禁止手段として、被操作部(41A) のON位置からの移動を規制して、その操作を機械的に不可能にする移動規制部材(80, 90)を備えているものを採用したことを特徴とする。
(請求項7)
(特徴点)
請求項7記載の発明は、前述した請求項6記載に記載の発明において、次の特徴点を備えているものである。
すなわち、請求項7記載の発明は、前記被操作部(41A) の移動を規制するために、前記被操作部(41A) の移動経路上に配置可能となった規制部(81, 92)が前記移動規制部材(80, 90)に設けられ、この規制部(81, 92)は、前記被操作部(41A) の移動を規制できる位置、及び、前記被操作部(41A) の移動を許容する位置のいずれかに選択的に配置可能となっていることを特徴とする。
(請求項8)
(特徴点)
請求項8記載の発明は、前述した請求項6記載に記載の発明において、次の特徴点を備えているものである。
すなわち、請求項8記載の発明は、前記位置規制部材(11)が、前記筐体(2)の前面開口を開閉する前扉(20)に設けられ、前記前扉(20)が閉鎖状態になると、前記被操作部(41A) のON位置からの移動を規制する位置に配置されるものとなっていることを特徴とするものである。
(請求項1の効果)
本発明は、以上のように構成されているので、以下に記載されるような効果を奏する。
(請求項1の効果)
請求項1記載の発明によれば、次のような効果を奏する。
すなわち、請求項1記載の発明によれば、筐体を開いて動作禁止手段による動作禁止状態を解除しないと、電源スイッチの操作が不可能となるので、針金等の細長い器具を使っても、閉鎖された筐体の外部から筐体内部の電源スイッチを操作することはできない。これにより、電源スイッチに係る不正行為の防止が充分図れ、当選確率の不当な設定変更をより一層困難なものにすることができる。
(請求項2の効果)
請求項2記載の発明によれば、上記した請求項1記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
すなわち、請求項2記載の発明によれば、動作禁止手段により被操作部の操作が機械的に不可能となる、換言すれば、被操作部が動作不可状態となるので、この動作不可状態を解除しないと、筐体を開いても電源スイッチの操作が不可能となる。そして、針金等の細長い器具では、動作禁止手段による動作不可状態の解除が容易に行えないように、動作禁止手段の固定が可能なロック機構を設ければ、正規の作業員が電源スイッチを操作するにあたり、ロック機構による動作禁止手段の固定を解除すれば、動作禁止手段による被操作部の動作不可状態も容易に解除できるようになり、動作禁止手段で被操作部の機械的な操作を不可能としても、何ら問題が生じることがない。
(請求項3の効果)
請求項3記載の発明によれば、上記した請求項2記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
すなわち、請求項3記載の発明によれば、カバー部材に覆われると被操作部に接触することも不可能になる。これにより、被操作部を動作不可状態にすることができるので、閉鎖された筐体の外部から挿入された針金等の細長い器具では、電源スイッチの不正な操作が行えないようになり、当選確率の不当な設定変更を確実に困難なものにすることができる。
(請求項4の効果)
請求項4記載の発明によれば、上記した請求項3記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
すなわち、請求項4記載の発明によれば、被操作部を完全に覆う位置までカバー部材を摺動させることにより、被操作部を動作不可状態にすることができるうえ、被操作部を大きく露出させる位置までカバー部材を摺動させることにより、被操作部の動作不可状態は容易に解除可能となり、電源スイッチの動作を不可能にする動作禁止手段を設けても、必要に応じて電源スイッチの正当な操作を容易に行うことができる。
また、カバー部材を摺動させる構造の動作禁止手段は構造が簡単であるうえ、被操作部を完全に覆う位置にカバー部材を固定するロック機構も構造の簡単なものが採用できるので、動作禁止手段を設けても、遊技機の全体構造を何ら複雑にすることがない。
(請求項5の効果)
請求項5記載の発明によれば、上記した請求項3記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
すなわち、請求項5記載の発明によれば、被操作部を完全に覆う位置までカバー部材を回動操作することにより、被操作部を動作不可状態にすることができ、被操作部を大きく露出させる位置までカバー部材を回動操作することにより、被操作部の動作不可状態を解除することができ、請求項4記載の発明と同様に、電源スイッチの動作を不可能にする動作禁止手段を設けても、電源スイッチの正当な操作に何ら支障が生じることがない。
また、カバー部材を回動させる構造の動作禁止手段は構造が簡単であるうえ、被操作部を完全に覆う位置にカバー部材を固定するロック機構も構造の簡単なものが採用できるので、請求項4記載の発明と同様に、動作禁止手段を設けても、遊技機の全体構造を何ら複雑にすることがない。
(請求項6の効果)
請求項6記載の発明によれば、上記した請求項2記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
すなわち、請求項6記載の発明によれば、移動規制部材で移動が規制されると、強い力を加えても被操作部を操作することが不可能になる。これにより、請求項2記載の発明と同様に、被操作部を動作不可状態にすることができるので、閉鎖された筐体の外部から挿入された針金等の細長い器具では、電源スイッチの不正な操作が行えないようになり、当選確率の不当な設定変更を確実に困難なものにすることができる。
(請求項7の効果)
請求項7記載の発明によれば、上記した請求項6記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
すなわち、請求項7記載の発明によれば、被操作部の移動を規制できる位置に規制部を配置することにより、被操作部を動作不可状態にすることができ、被操作部の移動を許容する位置へ規制部を移動することにより、被操作部の動作不可状態を解除することができるので、電源スイッチの動作を不可能にする動作禁止手段を設けても、電源スイッチの正当な操作に何ら支障が生じることがない。
また、位置規制部材を箱状部材に取り付けるにあたり、位置規制部材を摺動可能に取り付ける取付構造、位置規制部材を回動可能に取り付ける取付構造、及び、位置規制部材を着脱可能に取り付ける取付構造のいずれかを採用すれば、簡単な取付構造で、被操作部の移動を規制できる位置、及び、被操作部の移動を許容する位置への規制部の移動が可能となり、動作禁止手段を設けても、遊技機の全体構造を何ら複雑にすることがない。
(請求項8の効果)
請求項8記載の発明によれば、上記した請求項6記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
すなわち、請求項8記載の発明によれば、前扉を閉じると、位置規制部材が被操作部の移動を規制し、これにより、被操作部が動作不可状態となる。一方、前扉を開くと、被操作部の移動を許容する位置へ位置規制部材を移動し、これにより、被操作部の動作不可状態が解除される。以上により、電源スイッチの動作を不可能にする動作禁止手段を設けても、電源スイッチの正当な操作に何ら支障が生じることがない。
また、前扉の開閉に伴って、被操作部の移動規制及びその解除が行われるので、位置規制部材を別途操作する必要がなくなり、当選確率等の設定値を変更する操作に要する手数が省略できる。
以下に、本発明を実施するための最良の形態である実施形態について、図面に基づいて説明する。
(第1実施形態)
(図面の説明)
図1ないし図7は、本発明の第1実施形態を示すものである。図1は、本第1実施形態に係る遊技機を示す正面図、図2は、本第1実施形態に係る遊技機の筐体内側を示す斜視図、図3は、本第1実施形態に係る電源装置を示す拡大斜視図、図4は、本第1実施形態のカバー部材を裏側から示す拡大斜視図、図5は、図3のV−V線における断面図、図6は、図5のVI−VI線における断面図、図7は、本第1実施形態に係るカバー部材の操作手順を説明するための図である。
(スロットマシン1)
本第1実施形態に係る遊技機であるスロットマシン1は、図1に示すように、直方体の箱状に形成された筐体2を備えている。この筐体2は、3個の回転リール30が横並びに設けられたリールユニット3等の遊技用装置を内蔵したものである。筐体2の前面開口部には、そのほぼ中央に図柄表示窓20A を備えた前扉20が当該前面開口部を覆うように設けられている。
また、図柄表示窓20A は、3個すべての回転リール30の回転が停止した際に、縦横3個ずつ配列された計9個の図柄が表示できるように形成されている。
具体的には、左側の回転リール30の回転が停止すると、図柄表示窓20A の左側部分の上段、中段及び下段にそれぞれ1個ずつ、合計3個の図柄が表示されるようになっている。中央及び右側の回転リール30についても同様に、上段、中段及び下段にそれぞれ1個ずつ、合計3個の図柄が表示されるようになっている。これにより、3個すべての回転リール30の回転が停止すると、図柄表示窓20A には、縦横各3個の計9個からなる図柄が表示可能となっている。
この際、図柄表示窓20A に表示された縦横各3個の計9個からなる図柄の配列パターンが、いわゆる「出目」である。
また、図柄表示窓20A の下方には、メダルが投入されるメダル投入口21、貯留メダルを1枚ずつ投入するためのベットスイッチ22、貯留メダルを3枚ずつ投入するためのマックスベットスイッチ23、回転リール30の回転を開始させるためのスタートスイッチ24、及び、回転リール30の回転を停止させるためのストップスイッチ25等が設けられている。
また、前扉20の上部には、演出用ランプ26が設けられている。そして、前扉20の下部には、払出口27が設けられている。この払出口27の下方には、受け皿28が設けられ、払出口27の図中左右には、演出音を発する左スピーカ29L 及び右スピーカ29R が設けられている。
スロットマシン1の筐体2の内部には、図2に示すように、前述したリールユニット3の他に、スロットマシン1を構成する各装置に電力を供給する電源装置4と、メダル投入口21から投入されたメダルを誘導しながらメダルの真贋を判定するためのメダルセレクタ5と、メダルセレクタ5からのメダルを受けて貯留しておくとともに、貯留したメダルを入賞時に払出口27へ弾き出すホッパーユニット6とが設けられている。なお、電源装置4は、その正面が前扉20に設けられた左スピーカ29L の背面と対向する位置に配置されている。
ここで、スロットマシン1の電源は、電源装置4に設けられた電源スイッチ41を操作することにより、入り切りが行われるようになっている。そして、このスロットマシン1の筐体2内部には、電源装置4の電源スイッチ41の動作を物理的に不可能にするために、図2には図示していないが、本発明に基づく動作禁止手段が設けられている。
(電源装置4)
すなわち、電源装置4は、図3の如く、当該電源装置4を構成する電力用電子回路を、箱状に形成された電源ボックス42の内部に収納したものである。
ここで、電源ボックス42は、電源スイッチ41を支持する箱状部材である。この電源ボックス42の正面に配置されたフロントパネル42A には、電源スイッチ41の他に、フロントパネル42A の表面から庇状に突出して、電源スイッチ41の上方を覆う鍔部43と、電源のON/OFF状態を表示するパイロットランプ44と、設定変更操作の禁止状態を解除する操作が行えるキースイッチ45と、当選確率の設定値を変更するために操作される押しボタンスイッチ46とが設けられている。
なお、キースイッチ45に設けられた鍵穴45A に、図示しないキーを差し込まれていない状態では、キースイッチ45で設定変更操作の禁止状態を解除することができないようになっている。
(電源スイッチ41)
電源スイッチ41は、所定の角度範囲において回動可能に設けられた細長い針状のレバー41A を備えたものとなっている。このレバー41A は、電源を入り切りするために、電源を入れるON位置及び電源を切るOFF位置の二位置間を切換操作されるようになっている。
(動作禁止手段)
本第1実施形態における動作禁止手段は、電源スイッチ41に設けられたレバー41A を覆うカバー部材50を備え、カバー部材50でレバー41A を覆うことにより、レバー41A の操作を機械的に不可能にするものとなっている。
(カバー部材50の取付構造)
電源ボックス42のフロントパネル42A には、フロントパネル42A にカバー部材50を上下方向に沿って摺動可能に取り付けるための取付構造が設けられている。カバー部材50は、この取付構造により、レバー41A を覆う隠蔽位置及びレバー41A を露出させる露出位置の二位置間を移動可能となっている。以下に、この取付構造について詳述する。
(カバー部材50)
カバー部材50は、前扉20に対向するように設けられた天井部51と、天井部51の周縁から電源ボックス42側へ延びる側壁52〜55と、図3及び図4に示すように、背面側に設けられた開口56とを有する箱状の部材である。
このうち、フロントパネル42A 側の鍔部43と対向する側壁54は、当該側壁54を、鍔部43に応じて切り欠くことにより形成された切欠部54A を備えている。
また、天井部51からは、カバー部材50の摺動方向の左右に配置された側壁52,53の外側を通って開口56側へ延びる弾性変形アーム57が設けられている。この弾性変形アーム57は、天井部51側の端部がカバー部材50に一体化された固定端とされるとともに、開口56側の端部が自由端とされている。
ここで、側壁52,53の各々には、弾性変形アーム57と対向する部位を弾性変形アーム57に応じて凹ませた形態の逃げ部58が設けられている。
これにより、カバー部材50は、両側から指で弾性変形アーム57の中間部分に押圧力を加えると、当該中間部分が弾性変形して、その先端が側壁52,53側へ変位可能となってている。また、弾性変形アーム57の先端は、加えられていた押圧力が解除されると、当該弾性変形アーム57の弾性力により、元の位置に復帰するようになっている。なお、弾性変形アーム57の先端における変位量は、側壁52,53の各逃げ部58により充分確保されるようになっている。
また、側壁52,53には、開口56側に配置された端縁部分を外側にL字状に折り曲げた形態の鍔部59A が設けられ、弾性変形アーム57にも、側壁52,53と同様に、開口56側に配置された端縁部分を外側にL字状に折り曲げた形態の鍔部59B が設けられている。
このうち、弾性変形アーム57の鍔部59B は、弾性変形アーム57の中間部分に押圧力を加えて、弾性変形アーム57を弾性変形させると、側壁52,53側に後退するようになっている。また、弾性変形アーム57の鍔部59B は、加えていた押圧力を解除すると、元の位置に向かって前進するようになっている。
(フロントパネル42A )
図3に戻って、電源スイッチ41のフロントパネル42A には、下端縁から上方に延びる長方形状に形成されるとともに、カバー部材50に応じた幅寸法を有する凹部47が設けられている。
この凹部47の上端縁、左端縁及び右端縁の各々には、階段状に切り立った段付部48U,48L,48R が形成されている。そして、凹部47の下端部分は、開放されて下方に抜けている。
このうち、段付部48L,48Rの側面には、図5及び図6に示すように、カバー部材50の鍔部59A を内部に嵌合させるとともに、当該鍔部59A を摺動案内する摺動案内溝49A と、この摺動案内溝49A の底面に設けられることにより、摺動案内溝49A よりも深く形成された係止溝49B とが設けられている。
ここで、弾性変形アーム57の中間部分に押圧力を加えて、弾性変形アーム57の鍔部59B を後退させた状態で、凹部47の下方から当該凹部47の内部にカバー部材50を挿入することにより、その鍔部59A が段付部48L,48Rの側面に設けられた摺動案内溝49A の内部に嵌合するようになっている。
これにより、カバー部材50は、図6中上下方向に摺動可能とされるとともに、鍔部59A が摺動案内溝49A に抜け止めされ、摺動時に凹部47から抜けないようになっている。
凹部47側の係止溝49B は、弾性変形アーム57の鍔部59B の位置に対応して設けられている。すなわち、係止溝49B の位置は、カバー部材50がレバー41A を完全に覆う隠蔽位置に到達すると、弾性変形アーム57の弾性力によって外側へ押圧された鍔部59B が、当該係止溝49B の内部に嵌合する位置となっている。
そして、カバー部材50が隠蔽位置に到達すると、カバー部材50の上側の側壁54に設けられた切欠部54A は、フロントパネル42A 側の鍔部43に塞がれ、カバー部材50の内部空間が完全に封鎖され、針金等の細長い器具を使っても、電源スイッチ41の操作が不可能となっている。
また、隠蔽位置におけるカバー部材50の弾性変形アーム57は、その鍔部59B が係止溝49B に係止されるようになっている。ここにおいて、弾性変形アーム57、鍔部59B 及び係止溝49B により、カバー部材50を隠蔽位置に固定するロック機構が形成されている。
以上により、筐体2を開き、ロック機構による固定状態を解除して、カバー部材50を隠蔽位置から移動し、電源スイッチ41のレバー41A を露出させないと、電源スイッチ41の操作が不可能となっている。ロック機構による固定状態においては、針金等の細長い器具を使っても、閉鎖された筐体2の外部から電源スイッチ41の操作が不可能となっている。
以上のような本第1実施形態では、以下の手順により、カバー部材50を隠蔽位置から露出位置へ移動させることができる。
まず、図7(A)に示すように、両側からカバー部材50の弾性変形アーム57を指等で押し、これにより、弾性変形アーム57の鍔部59B を係止溝49B から抜き、これにより、ロック機構による固定状態を解除する。
この解除状態を維持しながら、具体的には、両側から弾性変形アーム57を押した状態を維持しながら、カバー部材50を下方へ押して隠蔽位置Aから下降させ、図7(B)の如く、カバー部材50を露出位置Bまで移動する。
なお、カバー部材50を露出位置から隠蔽位置へ移動するには、単に、カバー部材50を隠蔽位置に向かって押せばよい。
前述のような本実施形態によれば、次のような効果が得られる。
すなわち、レバー41A を覆うカバー部材50を設け、針金等の細長い器具の先端を筐体2の内部に挿入させても、当該器具の先端がレバー41A に接触できないようにしたので、カバー部材50で隠蔽状態された電源スイッチ41の操作が不可能となる。このため、電源スイッチ41を操作するには、筐体2を開き、カバー部材50を隠蔽位置から移動し、電源スイッチ41のレバー41A を露出させる必要があり、電源スイッチ41に係る不正行為を充分防止することができ、この点から、当選確率の不当な設定変更をより一層困難なものにすることができる。
また、カバー部材50を隠蔽位置に固定するために、カバー部材50が隠蔽位置Aに到達すると、弾性変形アーム57の弾性力によって外側へ押圧された鍔部59B が、フロントパネル42A 側の係止溝49B の内部に嵌合するロック機構を設け、両側から弾性変形アーム57を指等で押して、ロック機構によるカバー部材50の固定状態を解除すれば、カバー部材50を容易に開くことができる。
このため、正規の作業員が電源スイッチ41を操作するにあたり、作業員は、ロック機構によるカバー部材50の固定を容易に解除できるので、ロック機構による固定を解除して、カバー部材50を開けば、電源スイッチを容易に操作することができる。従って、カバー部材50でレバー41A を覆い、これにより、筐体2の外部からの操作を不可能にしても、何ら問題が生じることがない。
さらに、カバー部材50で隠蔽することでレバー41A への接触操作を不可能にする動作禁止手段を採用したので、動作禁止手段の構造が簡単なものとなり、閉鎖された筐体2の外部からの操作を不可能にする動作禁止手段を設けても、電源装置4の電源ボックス42の構造が何ら複雑になることがない。
また、カバー部材50を摺動可能に設け、隠蔽位置へのカバー部材50の移動を容易に行えるようにしたので、レバー41A を動作不可状態に容易に移行することができるうえ、露出位置へのカバー部材50の移動も容易となるので、レバー41A を動作不可状態から解除することも容易に行える。このため、電源スイッチ41の動作を不可能にする動作禁止手段を設けても、電源スイッチ41の正当な操作に何ら支障が生じることがない。
しかも、カバー部材50を摺動させる構造を採用した動作禁止手段は構造が簡単となるうえ、隠蔽位置にカバー部材50を固定するロック機構も構造の簡単なものが採用できるので、動作禁止手段を設けても、電源装置4ひいてはスロットマシン1の全体構造を何ら複雑にすることがない。
(第2実施形態)
(図面の説明)
図8ないし図12は、本発明の第2実施形態を示すものである。図8は、本第2実施形態に係る電源装置を示す拡大斜視図、図9は、本第2実施形態のカバー部材を示す正面図、図10は、本第2実施形態に係る電源装置の要部を示す正面図、図11は、図10のXI−XI線における断面図、図12は、本第2実施形態に係るカバー部材の操作手順を説明するための図である。
(カバー部材60の取付構造)
本第2実施形態は、前記第1実施形態における摺動可能に設けられた略直方体状のカバー部材50を、回動可能に設けられた略円筒形のカバー部材60としたものである。
すなわち、図8に示すように、電源ボックス42のフロントパネル42B には、フロントパネル42B にカバー部材60を回動可能に取り付けるための取付構造が設けられている。カバー部材60は、この取付構造により、レバー41A を覆う隠蔽位置及びレバー41A を露出させる露出位置の二位置間を回動可能となっている。以下に、この取付構造について詳述する。
(カバー部材60)
カバー部材60は、前扉20に対向するように設けられた天井部61と、天井部61の周縁から電源ボックス42側へ延びる円筒状の側壁62と、天井部61の反対側である背面側に設けられた開口63とを有する箱状の部材である。
このうち、円筒状の側壁62には、図8及び図9に示すように、レバー41A を露出させるために、当該側壁54のほぼ半周に渡って開口された窓部64が設けられている。この窓部64の側壁62の軸方向に沿った長さ寸法は、レバー41A を操作する際に、指を挿通させるのに充分な寸法となっている。
また、側壁62のフロントパネル42B 側の端縁近傍には、側壁62のほぼ半周に渡って延びる半円状の鍔部65が一対設けられている。これらの鍔部65は、側壁62のフロントパネル42B 側の端縁から所定の寸法をおいて配置されるとともに、フロントパネル42B 側の端縁との連結を行うように設けられた複数のスチフナ66(図8にのみ示す。)により補強されている。
これらの鍔部65の端部間に形成される隙間により、後述する係止突起72を挿通させる挿通凹部67が形成されている。
(フロントパネル42B )
電源スイッチ41のフロントパネル42B には、図8及び図10に示すように、カバー部材60の鍔部65側の端縁部分を収納するために、電源スイッチ41を中心とする円形状に凹まされた環状溝部70と、電源スイッチ41の周囲を半周分だけ囲む半円筒状のシールド部材71とが設けられている。
このうち、環状溝部70の内側の側壁70A は、図8ないし図11に示すように、シールド部材71の外側の周面と連続面を形成している。そして、この側壁70A 及びシールド部材71の外径D1は、カバー部材60の側壁62の内径D2に応じた寸法となっている(図11参照)。これにより、カバー部材60は、環状溝部70の側壁70A 及びシールド部材71に案内されて回動するようになっている。
また、環状溝部70の外側寄りの側壁70B には、フロントパネル42B の表面近傍において、当該側壁70B の表面から突出する係止突起72が一対設けられている。これらの係止突起72の各々は、そのカバー部材60側の端面がフロントパネル42B と同一面となるように形成されるとともに、カバー部材60側の挿通凹部67に応じた位置に配置されている。
ここで、係止突起72における環状溝部70の深さ方向に沿った長さ寸法L1、挿通凹部67における環状溝部70の深さ方向に沿った長さ寸法L2、及び、環状溝部70の深さ寸法L3の寸法は、長さ寸法L1と長さ寸法L2との和が、深さ寸法L3よりも充分小さくなるように設定されている。
以上のようなカバー部材60の鍔部65及び挿通凹部67並びにフロントパネル42B 側の係止突起72により、カバー部材60を隠蔽位置に固定するロック機構が形成されている。すなわち、図11(A)の如く、係止突起72が挿通凹部67の内部に収納されるロック位置Cにカバー部材60を配置すると、鍔部65が係止突起72に係止され、回動操作力を加えてもカバー部材60が回動しないようになっている。
一方、図11(B)の如く、ロック位置Cから環状溝部70の奥に向かってカバー部材60の移動を開始し、係止突起72と挿通凹部67との位置がずれるリリース位置Dまで、カバー部材60を到達させると、係止突起72が挿通凹部67の内部から逸脱し、カバー部材60に設けられている鍔部65が係止突起72による係止から開放され、これにより、ロック機構の固定状態が解除され、カバー部材60の回動操作が行えるようになっている。
シールド部材71は、図8の如く、カバー部材60の窓部64を内側から完全に塞ぐことができるサイズとなっている。
そして、シールド部材71の位置と窓部64の位置とが完全に重なる角度位置へカバー部材60を回動させると、シールド部材71が窓部64を完全に塞ぎ、シールド部材71及びカバー部材60でレバー41A が完全に隠蔽されるようになっている。
逆に、シールド部材71の位置と窓部64の位置とが完全にずれる角度位置へカバー部材60を回動させると、窓部64が完全に開き、レバー41A の操作が行えるようになっている。
換言すると、カバー部材60の回動角度位置のうち、シールド部材71の位置と窓部64の位置とが完全に重なる角度位置が、レバー41A を完全に覆ってしまう隠蔽位置とされている。また、シールド部材71を、隠蔽位置から約180度回動させた位置、換言すると、シールド部材71の位置と窓部64の位置とが完全にずれた角度位置が、レバー41A を露出させる露出位置となっている。
環状溝部70の内部には、カバー部材60の側壁62に応じた直径を有するコイルスプリング73が収納されている。コイルスプリング73は、カバー部材60と環状溝部70の底面70C との間に介装され、環状溝部70から押し出す方向にカバー部材60を付勢するものとなっている。
また、環状溝部70の開口部分には、当該環状溝部70に応じた大きさの環状に形成されるとともに、環状溝部70の開口を全体的に塞ぐ蓋部材74が設けられている。蓋部材74は、その内径が、カバー部材60の側壁62の外径より大きく、且つ、カバー部材60の鍔部65の外径よりも小さく設定されている。これにより、蓋部材74は、その輪の内部にカバー部材60の側壁62を挿通できる一方、カバー部材60の鍔部65を係止し、カバー部材60全体の挿通が不可能となっている。
このような蓋部材74には、その外周縁部分からフロントパネル42B に向かって突出する複数の係合突起75が設けられている。これらの係合突起75は、蓋部材74の周方向に沿って所定の間隔をおいて配列されている。
係合突起75の各々は、係止用の鉤部75A を備えたものとなっている。
鉤部75A は、係合突起75の先端にいくほど厚さ寸法が小さくなる楔形に形成されるともに、係合突起75の基端側を向いた段付部分が設けられたものである。
ここで、フロントパネル42B には、蓋部材74側の係合突起75に応じて複数の係止孔76が設けられている。
ここで、環状溝部70の内部には、コイルスプリング73と、カバー部材60の鍔部65までの部分が収納され、且つ、蓋部材74の輪の内部にカバー部材60が鍔部65の手前まで挿通されている。この状態で、蓋部材74の各係合突起75が、フロントパネル42B の各係止孔76に挿入され、係合突起75の鉤部75A がフロントパネル42B の裏面に係止されている。これにより、カバー部材60がフロントパネル42B に取り付けられている。
このように取り付けられたカバー部材60に覆われた電源スイッチ41は、カバー部材60を隠蔽位置から約180度回動させ、レバー41A を露出させないと、その操作が不可能となっている。
また、カバー部材60が隠蔽位置に配置された状態においては、ロック機構により、カバー部材60が回動不能なので、針金等の細長い器具を使っても、閉鎖された筐体2の外部から電源スイッチ41の操作が不可能となっている。
以上のような本第2実施形態では、以下の手順により、カバー部材60を隠蔽位置から露出位置へ回動させることができる。
まず、図12(A)に示すように、カバー部材60を電源ボックス42側へ押し、カバー部材60をロック位置Cから移動し、リリース位置Dに到達させる。これにより、係止突起72が挿通凹部67の内部から逸脱し、ロック機構による固定状態が解除される。
次に、前述の解除状態を維持しながら、具体的には、カバー部材60を電源ボックス42側へ押圧しながら、カバー部材60の回動を開始し、カバー部材60を隠蔽位置Aから、図12(B)の如く、露出位置Bまで180度回動する。そして、レバー41Aを露出させる。
同様に、露出位置にあるカバー部材60を電源ボックス42側へ押圧しながら、カバー部材60を回動すれば、カバー部材60を露出位置から隠蔽位置へ回動させることができる。
前述のような本第2実施形態によっても、前記第1実施形態と同様の作用・効果を奏することができる。
(第3実施形態)
(図面の説明)
図13ないし図15は、本発明の第3実施形態を示すものである。図13は、本第3実施形態に係る電源装置を示す拡大斜視図、図14は、本第3実施形態に係る電源装置を示す側面図、図15は、本第3実施形態に係るカバー部材の操作手順を説明するための図である。
(位置規制部材80)
本第3実施形態は、電源スイッチの動作を物理的に不可能にする動作禁止手段として、電源スイッチ41のレバー41A の操作を機械的に不可能にする位置規制部材80を採用したものである。
すなわち、図13及び図14に示すように、電源ボックス42のフロントパネル42C には、台形に近似した略四角形の側面形状を有する略板状の位置規制部材80が着脱可能に設けられている。
位置規制部材80は、電源スイッチ41のレバー41A の移動を規制することにより、電源スイッチ41の操作を機械的に不可能にするものである。
すなわち、位置規制部材80には、レバー41A の移動を規制するために、レバー41A の移動経路上に配置可能となった規制部81と、この規制部81の一端から当該規制部81と交差する方向に延びる基部82と、規制部及び基部の離れた端部同士を相互に連結する面状のスチフナ部83と、基部82からフロントパネル42C 側へ向かって延びる断面正方形状の支持ピン84とが設けられている。
一方、フロントパネル42C には、位置規制部材80の支持ピン84に応じて略正方形状に開口された支持穴85が設けられている。
位置規制部材80は、その支持ピン84を支持穴85に挿入することにより、フロントパネル42C に取り付けられ、支持ピン84を支持穴85から抜くことにより、フロントパネル42C から取り外せるようになっている。これにより、位置規制部材80は、フロントパネル42C に対して着脱可能となっている。
ここで、位置規制部材80の支持ピン84を支持穴85の内部に挿入するあたり、位置規制部材80が全体的に略鉛直方向に沿って立った略鉛直状態α、及び、位置規制部材80が全体的に略水平方向に沿って寝た略水平状態βのいずれかを選択することができるようになっている。
そして、略鉛直状態αで支持ピン84を支持穴85に挿入すれば、規制部81は、図14の如く、レバー41A の移動を規制できる規制位置に配置されるようになっている。換言すると、略鉛直状態αで位置規制部材80をフロントパネル42C に取り付ければ、規制部81は、レバー41A の直下において当該レバー41A に沿うように配置され、レバー41A の移動が確実に規制されるようになっている。
一方、略水平状態βで支持ピン84を支持穴85に挿入すれば、規制部81は、レバー41A の移動経路から離隔した位置に配置され、換言すると、レバー41A の移動を許容する規制解除位置に配置されるようになっている。
なお、フロントパネル42C には、抜き差しする際に直接加わる操作力や、レバー41A に加わる外力等により、略鉛直状態αとなった位置規制部材80が大きく撓んで塑性変形しないように、位置規制部材80の鉛直姿勢維持を補助する姿勢維持補助部86A が設けられている。
ここで、姿勢維持補助部86A は、位置規制部材80の両側に設けてもよいが、外力により、位置規制部材80がその片側方向へのみ撓むと考えられる場合には、図13のように、位置規制部材80が撓むと考えられる片側にのみ、姿勢維持補助部86A を設けるようにしてもよい。
また、フロントパネル42C には、抜き差しする際の操作力や自重等により、略水平状態βとなった位置規制部材80が撓んで塑性変形しないように、位置規制部材80の水平姿勢維持を補助する姿勢維持補助部86B が設けられている。
ここで、姿勢維持補助部86B は、操作力等により、下方向へ撓みやすいので、図13のように、位置規制部材80の下側となる位置に姿勢維持補助部86A が設けられている。
以上において、本第3実施形態のスロットマシン1は、遊技開始時に前扉20を閉鎖する際に、図14に示すように、電源スイッチ41のレバー41A がON位置にされ、且つ、位置規制部材80が略鉛直状態αにされてフロントパネル42C に取り付けられ、これにより、位置規制部材80の規制部81がレバー41A に沿わされるようになっている。
これにより、電源スイッチ41は、位置規制部材80によりON位置からレバー41A が移動できないように、レバー41A の移動が規制され、ON状態が維持され、針金等の細長い器具を使っても、閉鎖された筐体2の外部から電源スイッチ41の操作が不可能となっている。
この際、位置規制部材80をフロントパネル42C から取り外して、レバー41A の移動規制を解除することが考えられる。しかしながら、位置規制部材80は、フロントパネル42C から引き抜かないと、フロントパネル42C から取り外すことができない。そして、前扉20を閉じた状態では、図14の如く、前扉20に設けられた左スピーカ29L が位置規制部材80の退路を塞いで、位置規制部材80が引き抜けないようにしている。このため、閉鎖された筐体2の外部からは、位置規制部材80をフロントパネル42C から取り外すことも不可能となっている。
以上のような本第3実施形態では、以下の手順により、位置規制部材80の規制部81を規制位置から規制解除位置へ移動させることができる。
まず、図15(A)に示すように、フロントパネル42C に略鉛直状態αで取り付けられている位置規制部材80を指等で把持し、この状態で、手前方向に引っ張る力を加えて位置規制部材80をフロントパネル42C から引き抜く。これにより、レバー41A の操作が行えるようになり、この状態で、レバー41A をOFF位置に移動する操作を行う。
ここで、支持ピン84を中心にして位置規制部材80を90度回動し、位置規制部材80を略水平状態βにしてから、支持ピン84を支持穴85に入れ、位置規制部材80全体をフロントパネル42C 側へ押圧し、図15(B)に示すように、位置規制部材80を略鉛直状態βにしてフロントパネル42C に取り付ければ、レバー41A を操作するにあたり、位置規制部材80がフロントパネル42C に取り付けられた状態でも、レバー41A の操作に何ら支障をきたすことがなく、しかも、レバー41A の操作の開始から終了まで、不要となった位置規制部材80がフロントパネル42C に保持されているので、位置規制部材80の紛失を未然に防止できる。
そして、以上のような手順を逆に行えば、位置規制部材80の規制部81を規制解除位置から規制位置へ移動させることができる。
前述のような本第3実施形態によれば、前記第1及び第2実施形態と同様の作用・効果、及び、その特有の効果も達成できる。
すなわち、レバー41A の移動を規制する位置規制部材80を設け、この位置規制部材80でレバー41A の移動を規制するようにしたので、強い力を加えてもレバー41A の操作が不可能になり、閉鎖された筐体2の外部から挿入された針金等の細長い器具で、電源スイッチ41の不正な操作が行えず、当選確率の不当な設定変更を確実に困難なものにすることができる。
また、位置規制部材80をフロントパネル42C に対して着脱可能とし、位置規制部材80を略鉛直状態αにしてフロントパネル42C に取り付ければ、規制部81がレバー41A の移動を規制する位置に配置され、レバー41A を動作不可状態にできる一方、位置規制部材80を略水平状態βにしてフロントパネル42C に取り付ければ、規制部81がレバー41A の移動を許容する位置に配置され、レバー41A の動作不可状態を解除でき、電源スイッチ41の動作を不可能にする動作禁止手段を設けても、電源スイッチ41の正当な操作に何ら支障が生じることがない。
さらに、位置規制部材80をフロントパネル42C に取り付けるにあたり、位置規制部材80を着脱可能に取り付ける取付構造を採用したので、レバー41A の移動を規制できる位置、及び、レバー41A の移動を許容する位置のいずれかへ規制部81が移動できるようにした動作禁止手段を採用しても、位置規制部材80の取付構造を簡単なものにすることができ、スロットマシン1の全体構造を何ら複雑にすることがない。
また、前扉20に設けられた左スピーカ29L の背面と、その正面であるフロントパネル42C が対向する位置に電源装置4を配置し、前扉20を閉じると、略鉛直状態αにしてフロントパネル42C に差し込まれた位置規制部材80の退路を、前扉20側の左スピーカ29L が塞ぐようにしたので、位置規制部材80をフロントパネル42C から取り外して、レバー41A の移動規制を解除しようとしても、左スピーカ29L の存在により、位置規制部材80をフロントパネル42C から取り外すことができない。このため、電源スイッチ41の不正な操作が二重に防止されるようになり、当選確率の不当な設定変更をさらに確実に防止することができる。
(第4実施形態)
(図面の説明)
図16ないし図18は、本発明の第4実施形態を示すものである。図16は、本第4実施形態に係る電源装置を示す拡大斜視図、図17は、本第4実施形態に係る電源装置を示す側面図、図18は、本第4実施形態に係るカバー部材の操作手順を説明するための図である。
(位置規制部材90)
本第4実施形態は、前記第3実施形態における略板状の位置規制部材80を、より立体的に形成された箱状の位置規制部材90としたものである。
すなわち、図16及び図17の如く、位置規制部材90は、一方の側面部分が開口された開口部91を有する底箱状の部材であり、電源ボックス42のフロントパネル42D に着脱可能となっている。
さらに詳しく説明すると、位置規制部材90は、開口部91と対向する位置に設けられた規制部92と、前扉20と対向するように設けられた正面部93と、正面部93の両側からフロントパネル42D 側へ延びる側面部94,95と、フロントパネル42D に対向するように設けられた背面部96とを組み合わせた箱状の本体90A を備えたものとなっている。このような位置規制部材90の本体90A には、背面部96からフロントパネル42D 側へ突出する支持部97が一体化されている。
このうち、規制部92は、レバー41A のON位置における姿勢に応じて傾斜したものとなっている。
正面部93は、開口部91と連続するように切り欠かれるとともに、当該開口部91から規制部92へ向かって、その中間位置まで延びる切欠部93A を備えたものとなっている。
支持部97は、位置規制部材90を電源ボックス42に支持させるために、フロントパネル42D に設けられた支持穴85A に挿入されるものである。
支持部97の両側には、フロントパネル42D 側へ延びる一対の弾性変形アーム97A が設けられている。
これらの弾性変形アーム97A は、背面部96側の端部が位置規制部材90に一体化された固定端とされるとともに、フロントパネル42D 側の端部が変位可能な自由端となっている。
また、弾性変形アーム97A は、その先端側に、鋸歯形状に形成された係止爪部97B を備えたものとなっている。より詳しく説明すると、弾性変形アーム97A は、中間部分が支持部97から離れる方向に急に折れ曲がり、この折れ曲がり部分から自由端側の先端にいくにしたがい、次第に支持部97へ接近する方向に延び、これにより、係止爪部97B が形成されたものとなっている。
一方、支持穴85A は、横長の長方形に形成されるとともに、その内部が左右両方向に拡張されたものとなっている。これにより、フロントパネル42D の裏側における支持穴85A の両側部分は、弾性変形アーム97A の係止爪部97B を係止させる段付部85B となっている。
支持部97及び弾性変形アーム97A を支持穴85A から抜くにあたり、ある程度大きな力で位置規制部材90を引っ張ると、弾性変形アーム97A が弾性変形し、段付部85B による係止から係止爪部97B を開放することが可能となっている。これにより、位置規制部材90がフロントパネル42D から不意に外れることが防止されるようになっている。
ここで、位置規制部材90の支持部97及び弾性変形アーム97A を支持穴85A の内部に挿入するあたり、図16の如く、位置規制部材90が全体的に略鉛直方向に沿って立った略鉛直状態α、及び、位置規制部材90の全体が上下逆さまになった倒立状態γのいずれかを選択することができるようになっている。
そして、略鉛直状態αで支持部97及び弾性変形アーム97A を支持穴85A に挿入すれば、規制部92は、図17の如く、レバー41A の移動を規制できる規制位置に配置されるようになっている。換言すると、略鉛直状態αで位置規制部材90をフロントパネル42D に取り付ければ、規制部92は、レバー41A の直下において当該レバー41A に沿うように配置され、レバー41A の移動が確実に規制されるようになっている。
一方、倒立状態γで支持部97及び弾性変形アーム97A を支持穴85A に挿入すれば、規制部92は、レバー41A の移動経路から離隔した位置、換言すると、レバー41A の移動を許容する規制解除位置に配置されるようになっている。
また、倒立状態γの位置規制部材90は、開口部91がレバー41A 側に配置され、これにより、図16の如く、レバー41A の移動を妨げる障害物が何ら存在しなくなるうえ、正面部93に設けた切欠部93A に指等を通してレバー41A を操作できるので、レバー41A の操作性が著しく良好なものとなっている。
以上において、本第4実施形態のスロットマシン1は、遊技開始時に前扉20を閉鎖する際に、図17に示すように、電源スイッチ41のレバー41A がON位置にされ、且つ、位置規制部材90が略鉛直状態αにされてフロントパネル42D に取り付けられ、これにより、位置規制部材90の規制部92がレバー41A に沿わされるようになっている。
これにより、電源スイッチ41は、位置規制部材90によりON位置からレバー41A が移動できないように、レバー41A の移動が規制され、前記第3実施形態と同様に、ON状態が維持され、針金等の細長い器具を使っても、閉鎖された筐体2の外部から電源スイッチ41の操作が不可能となっている。
この際、前扉20を閉じた状態では、図17の如く、前扉20に設けられた左スピーカ29L が位置規制部材90の退路を塞いで、位置規制部材90が引き抜けないようになっている。このため、閉鎖された筐体2の外部からは、位置規制部材90をフロントパネル42D から取り外すことも不可能となっている。
以上のような本第4実施形態では、以下の手順により、位置規制部材90の規制部92を規制位置から規制解除位置へ移動させることができる。
まず、図18(A)に示すように、フロントパネル42D に略鉛直状態αで取り付けられている位置規制部材90を指等で把持し、この状態で、手前方向に引っ張る力を加えて位置規制部材90をフロントパネル42D から引き抜く。これにより、レバー41A の操作が行えるようになり、この状態で、レバー41A をOFF位置に移動する操作を行う。
ここで、支持部97を中心にして位置規制部材90を180度回動し、位置規制部材90を倒立状態γにしてから、支持部97及び弾性変形アーム97A を支持穴85A に入れ、位置規制部材90全体をフロントパネル42D 側へ押圧し、図18(B)に示すように、位置規制部材90を倒立状態γにしてフロントパネル42D に取り付ければ、レバー41A を操作するにあたり、位置規制部材90がフロントパネル42D に取り付けられた状態でも、レバー41A の操作に何ら支障をきたすことがなく、しかも、レバー41A の操作の開始から終了まで、不要となった位置規制部材90がフロントパネル42D に保持されているので、位置規制部材90の紛失を未然に防止できる。
そして、以上のような手順を逆に行えば、位置規制部材90の規制部92を規制解除位置から規制位置へ移動させることができる。
前述のような本第4実施形態によれば、前記第3実施形態と同様の作用・効果を奏することができる。
なお、本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲における変形及び改良などをも含むものである。
例えば、位置規制部材としては、箱状部材に着脱可能に取り付けられるものに限らず、摺動可能に取り付けられるもの、あるいは、回動可能に取り付けるものも採用でき、要するに、被操作部の移動を規制できる位置、及び、被操作部の移動を許容する位置のいずれかに、規制部を選択的に配置できればよい。
また、カバー部材としては、摺動可能に取り付けられるものや、あるいは、回動可能に取り付けるものに限らず、箱状部材に着脱可能に取り付けられるものでもよい。
また、位置規制部材及びカバー部材としては、箱状部材側に設けられるものに限らず、筐体の前面開口を開閉する前扉側に設けられるものでもよい。
具体的には、図19に示すように、電源装置4と対向するように設けられた左スピーカ29L をその上から覆う取付ベース10を前扉20に取り付け、この取付ベース10を介して位置規制部材11を前扉20に設け、前扉20が閉鎖状態になると、レバー41A のON位置からの移動を規制する位置に配置される位置規制部材11を採用してもよい。
このような位置規制部材11を採用すれば、前扉20の閉鎖により、位置規制部材11がレバー41A の移動を規制し、これにより、ワンアクションでレバー41A を動作不可状態にすることができる。一方、前扉20を開くことにより、レバー41A の移動を許容する位置へ位置規制部材11が移動し、これにより、レバー41A の動作不可状態を解除することができる。以上により、電源スイッチ41の動作を不可能にする動作禁止手段を設けても、電源スイッチ41の正当な操作に何ら支障が生じることがない。
そのうえ、前扉20の開閉に伴って、レバー41A の移動規制及びその解除が行われるので、位置規制部材11を別途操作する必要がなくなり、当選確率等の設定値を変更する操作に要する手数を省略することができる。
さらに、動作禁止手段としては、電源スイッチに設けられたレバー等の被操作部の操作を機械的に不可能にするものに限らず、電源スイッチの動作を電気的に不可能にするものでもよい。
具体的には、電源回路12の電源の入り切り操作、換言すれば、図20に示すように、電源スイッチ41のレバー41A の作動に連動して開閉される接点13の両端を短絡するショートカット回路14を設け、このショートカット回路14に、前扉20の開閉動作に連動して、その接点15A が開閉するリミットスイッチ15を設け、これらのショートカット回路14及びリミットスイッチ15で形成される電気式動作禁止手段16を採用してもよい。
このような電気式動作禁止手段16によれば、前扉20が閉鎖されると、リミットスイッチ15の接点15A が閉じ、電源スイッチ41の接点13の両端を短絡するので、電源スイッチ41の動作を電気的に不可能にすることができる。
この際、電源回路12と並列に接続される補助リレー17を設けるとともに、補助リレー17の接点17A をリミットスイッチ15の接点15A と直列に接続し、電源スイッチがOFF状態のときには、補助リレー17の接点17A が開状態を維持し、前扉20を閉じても、電源回路12に電力が供給されないようにするのが望ましい。
本発明の第1実施形態に係る遊技機を示す正面図である。 前記第1実施形態に係る遊技機の筐体内側を示す斜視図である。 前記第1実施形態に係る電源装置を示す拡大斜視図である。 前記第1実施形態のカバー部材を裏側から示す拡大斜視図である。 図3のV−V線における断面図である。 図5のVI−VI線における断面図である。 前記第1実施形態に係るカバー部材の操作手順を説明するための図である。 本発明の第2実施形態に係る電源装置を示す拡大斜視図である。 前記第2実施形態のカバー部材を示す正面図である。 前記第2実施形態に係る電源装置の要部を示す正面図である。 図10のXI−XI線における断面図である。 前記第2実施形態に係るカバー部材の操作手順を説明するための図である。 本発明の第3実施形態に係る電源装置を示す拡大斜視図である。 前記第3実施形態に係る電源装置を示す側面図である。 前記第3実施形態に係るカバー部材の操作手順を説明するための図である。 本発明の第4実施形態に係る電源装置を示す拡大斜視図である。 前記第4実施形態に係る電源装置を示す側面図である。 前記第4実施形態に係るカバー部材の操作手順を説明するための図である。 本発明の電源装置に係る変形例を示す側面図である。 本発明の変形例を示す操作回路図である。
符号の説明
1 遊技機としてのスロットマシン
2 筐体
11,80,90 動作禁止手段としての位置規制部材
16 電気式動作禁止手段
20 前扉
41 電源スイッチ
41A 被操作部としてのレバー
42 箱状部材としての電源ボックス
50, 60 動作禁止手段としてのカバー部材
81, 92 規制部

Claims (8)

  1. 遊技における当選確率を含む設定値の変更が可能とされ、且つ、設定値を変更するのに、筐体の内部に設けられた電源スイッチの操作が必要となっている遊技機であって、
    電源スイッチの動作を物理的に不可能にする動作禁止手段が筐体の内部に設けられていることを特徴とする遊技機。
  2. 前記電源スイッチは、電源の入り切り操作のために、ON位置及びOFF位置の二位置間を移動可能に設けられた被操作部を備え、
    前記動作禁止手段は、前記電源スイッチに設けられた前記被操作部の操作を機械的に不可能にするものであることを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  3. 前記動作禁止手段は、前記被操作部を覆って、その操作を機械的に不可能にするカバー部材を備えていることを特徴とする請求項2記載の遊技機。
  4. 前記カバー部材は、前記電源スイッチを支持している箱状部材に、前記被操作部を覆う位置及び前記被操作部を露出させる位置の二位置間を摺動可能に設けられていることを特徴とする請求項3記載の遊技機。
  5. 前記カバー部材は、前記電源スイッチを支持している箱状部材に、前記被操作部を覆う位置及び前記被操作部を露出させる位置の二位置間を回動可能に設けられていることを特徴とする請求項3記載の遊技機。
  6. 前記動作禁止手段は、前記被操作部のON位置からの移動を規制して、その操作を機械的に不可能にする移動規制部材を備えていることを特徴とする請求項2記載の遊技機。
  7. 前記移動規制部材には、前記被操作部の移動を規制するために、前記被操作部の移動経路上に配置可能となった規制部が設けられ、この規制部は、前記被操作部の移動を規制できる位置、及び、前記被操作部の移動を許容する位置のいずれかに選択的に配置可能となっていることを特徴とする請求項6記載の遊技機。
  8. 前記位置規制部材は、前記筐体の前面開口を開閉する前扉に設けられ、前記前扉が閉鎖状態になると、前記被操作部のON位置からの移動を規制する位置に配置されるものとなっていることを特徴とする請求項6記載の遊技機。

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