JP2005129762A - 屋外設置機器 - Google Patents

Abstract

【課題】 設置環境の厳しい屋外に設置されて好適な屋外設置機器を実現する。
【解決手段】 天面日除け板と側面日除け板とを具備する屋外設置機器において、
コの字状をなすメインブラケットと、このメインブラケットの前面開口部を覆いこのメインブラケットと側面日除けを構成するメインブラケット前面カバーとを具備したことを特徴とする屋外設置機器である。
【選択図】 図１

Description

本発明は、設置環境の厳しい屋外に設置されて好適な屋外設置機器に関するものである。

屋外設置機器に関連する先行技術文献としては次のようなものがある。
横河電機株式会社発行、取扱説明書「Ｍodel ７３２０１０ ギャプフィラー信号処理部 ユーザーズマニュアル」、２００２年１２月 初版、

図７はこのような従来の屋外設置機器の一例を示す要部構成説明図で、ギャプフィラー信号処理部を内蔵し、支柱に取り付けた例に付いて説明する。
図８〜図１３は図７の動作説明図である。
図において、１はコの字状のメインブラケット、２はメインブラケット１の内側に取り付けられた信号処理部本体である。

３は動作監視用モジュールで、監視が容易なようにメインブラケット１の外側に取り付けられている。
信号処理部本体２と動作監視用モジュール３は屋外設置に対応して個々に独立に防水構造となっている。
４は信号処理部本体２と動作監視用モジュール３を電気的に接続するケーブルである。

５，６，７は、信号処理部本体２と動作監視用モジュール３とに設けられた側面日除け板である。
８,９は、信号処理部本体２と動作監視用モジュール３とに設けられた天面日除け板である。
Ａは支柱で、メインブラケット１は支柱固定手段１１により、支柱Ａに取り付けられている。

以上の構成において、装置は通常は、支柱Ａに取り付けられていないので、支柱Ａに取り付ける場合には、図８に示す如く、先ず、動作監視用モジュール３をメインブラケット１から外す。
図９に示す如く、メインブラケット１から信号処理部本体２を外す。

図１０に示す如く、メインブラケット１に支柱取付用ブラケット（大）１２をネジ２本で上下２カ所に取付ける。
図１１に示す如く、支柱取付用ブラケット（大）１２に、支柱Ａを挟み込む様に対向して支柱取付用ブラケット（小）１３を手で保持する。

上記の部品をメインブラケット１側から、ボルト１４で突き通すように大小ブラケット１２，１３の取付穴を使用して反対側からナットで締め付けて固定する。
図１２に示す如く、信号処理部本体２をメインブラケット１に左右各４カ所をボルトで固定する。

図１３に示す如く、動作監視用モジュール３をメインブラケット１の右側又は、左側に側面日除け板７を介して、ボルト４本を使って取付、信号処理部本体２と動作監視用モジュール３を、専用ケーブル４を使用して接続する。

しかしながら、このような装置においては、
側面日除け板５，６，７と天面日除け板８，９とは、個々の内器部分が独立であるので、内器部分ごとにに取り付けられており、個々の内器が大きく重くなり、大型化してしまう。

内器本体が大きく重くなり、大型化してしまうので、個々の内器部分の保守が困難となる。
側面日除け板５、６，７と天面日除け板８，９とは、個々の内器部分に取り付けられていて、隙間が生じ日除けの効率が悪い。
個々の内器部分の修理保守には、個々に側面日除け板５、６，７と、個々に天面日除け板８，９とを外さねばならず、修理保守の作業効率が悪い。

天面日除け板８，９は、屋外に設置されているので、ごみが積もりやすく、個々の内器部分に、鳥や虫等の生物が営巣した場合の処理が考慮されていず、不衛生である。
支柱への取り付けは、当初は考慮されていず、内器本体をわざわざ取付、取り外ししてから、支柱へ支柱固定手段を介して取付けられていて、設置性、修理交換の作業性が悪い。

本発明の目的は、上記の課題を解決するもので、小型、軽量化が図れ、日除けの効率が良く、設置工事及び点検、修理交換作業が容易に行える屋外設置機器を提供することを目的とする。

このような課題を達成するために、本発明では、請求項１の屋外設置機器においては、
天面日除け板と側面日除け板とを具備する屋外設置機器において、
コの字状をなすメインブラケットと、このメインブラケットの前面開口部を覆いこのメインブラケットと側面日除けを構成するメインブラケット前面カバーとを具備したことを特徴とする。

本発明の請求項２においては、請求項１記載の屋外設置機器において、
前記メインブラケット前面カバーはメインブラケットにヒンジにより取り付けられたことを特徴とする。

本発明の請求項３においては、請求項１または請求項２記載の屋外設置機器において、
前記前面カバーの開時に前記前面カバーの一端と前記メインブラケットの一端との間に前面カバーが閉まらないように設けられた固定用ステーが使用されたことを特徴とする。

本発明の請求項４においては、請求項１乃至請求項３の何れかに記載の屋外設置機器において、
前記メインブラケットの側面開口部の一方を覆い前記メインブラケットに着脱自由に取り付けられた天面日除け板を具備したことを特徴とする。

本発明の請求項５においては、請求項１乃至請求項４の何れかに記載の屋外設置機器において、
前記天面日除け板は、前記メインブラケットに設けられたねじの頭部に前記天面日除け板に設けられただるま穴を着脱することにより前記メインブラケットに着脱自由に取り付けられたことを特徴とする。

本発明の請求項６においては、請求項１乃至請求項５の何れかに記載の屋外設置機器において、
前記メインブラケットの底面の外側に設けられ支柱に一方側が固定され他方側が前記メインブラケットの前記底面に着脱自由に取り付けられた支柱取付手段を具備したことを特徴とする。

本発明の請求項７においては、請求項１乃至請求項６の何れかに記載の屋外設置機器において、
前記支柱取付手段は、前記メインブラケットの前記底面に設けられただるま穴に前記支柱固定手段に設けられたボルトの頭部を着脱することにより前記メインブラケットに着脱自由に取り付けられたことを特徴とする。

本発明の請求項１によれば、次のような効果がある。
日除け等の部品が、メインブラケット側に設けられたことにより、内器本体が小さく軽くなり、小型化が図れる屋外設置機器が得られる。
内器本体が小さく軽くなり、小型化が図れるので、内器本体の保守が容易な屋外設置機器が得られる。
側面日除け板が、メインブラケットとメインブラケッと前面カバーで、一体的に構成されるので、隙間が少なくなり、日除け効率が向上された屋外設置機器が得られる。

本発明の請求項２によれば、次のような効果がある。
内器本体の操作用前面カバーがヒンジ式になったことにより、作業性が向上された屋外設置機器が得られる。

本発明の請求項３によれば、次のような効果がある。
固定用ステーが使用されたので、前面カバーを開いて作業中に、特に、高所作業等で、突風等による突然の前面カバーのあおりを保護出来、安全性が向上された屋外設置機器が得られる。

本発明の請求項４によれば、次のような効果がある。
内器本体側に日除け等の部品が付いていないので、内器本体を点検、交換する際に、日除けに付着している汚れ等に関係無く作業が行え、衛生面が向上された屋外設置機器が得られる。
天面日除け板が簡単に着脱出来るので、鳥が営巣した場合等簡単に交換することが出来る屋外設置機器が得られる。

天面日除けが簡単に着脱出来るので、営巣防止対策を施した専用部品に、簡単に交換することが出来る屋外設置機器が得られる。
天面日除け板が簡単に着脱出来るので、天面日除け板に鳥害防護用の部品を容易に追加取付けすることが出来る屋外設置機器が得られる。

本発明の請求項５によれば、次のような効果がある。
だるま穴を利用するようにしたので、簡単な構成となり安価な屋外設置機器が得られる。

本発明の請求項６によれば、次のような効果がある。
支柱固定手段がメインブラケットの外側より独立して着脱可能になったので、内器本体をわざわざ取付、取り外しする必要がなくなったので、メインブラケット側の設置工事及び修理交換の作業性が向上された屋外設置機器が得られる。

本発明の請求項７によれば、次のような効果がある。
だるま穴を利用するようにしたので、簡単な構成となり安価な屋外設置機器が得られる。

以下本発明を図面を用いて詳細に説明する。
図１は本発明の一実施例の要部構成説明図で、ギャプフィラー信号処理部を内蔵し、支柱に取り付けた例に付いて説明する。
図２は図１の要部構成説明図である。
図３〜図６は図１の動作説明図である。
図において、図７と同一記号の構成は同一機能を表す。
以下、図７と相違部分のみ説明する。

図１、図２において、メインブラケット２１は、コの字状をなしている。
前面カバー２２は、このメインブラケット２１の前面開口部を覆い、このメインブラケット２１と側面日除けを構成する。
前面カバー２２は、メインブラケット２１にヒンジ２２１により取り付けられている。

固定用ステー２３は、前面カバー２２の開時に、前面カバー２２の一端とメインブラケット２１の一端との間に、前面カバー２２が閉まらないように設けられている。
この場合は、動作監視用モジュール３は信号処理部本体２の前面に、コネクタ接続されている。

図３に示す如く、天面日除け板２４は、メインブラケット２１の側面開口部の一方を覆い、メインブラケット２１に着脱自由に取り付けられている。
この場合は、天面日除け板２４は、メインブラケット２１に設けられたねじ２４１の頭部に、天面日除け板２４に設けられただるま穴２４２を着脱することにより、メインブラケット２１に着脱自由に取り付けられている。

図４に示す如く、支柱取付手段３１は、コの字状のメインブラケット２１の底面の外側に設けられ、支柱Ａに一方側が固定され、他方側がメインブラケット２１の底面に着脱自由に取り付けられている。
この場合は、支柱取付手段３１は、メインブラケット２１の底面に設けられただるま穴３２に、支柱固定手段３１に設けられたボルト３３の頭部を着脱することにより、メインブラケット２１に着脱自由に取り付けられてる。

以上の構成において、図４に示す如く、メインブラケット２１に信号処理部本体２と動作監視用モジュール３とを取付ける。
ボルト３３の頭部をメインブラケット２１のだるま穴３２に通す。
メインブラケット２１に支柱取付用ブラケット（大）３４を固定する。

図５に示す如く、ボルト３３を支柱取付用ブラケット（小）３５のだるま穴３６から外す。
図６に示す如く、支柱Ａに支柱取付用ブラケット（小）３５を通した後、ボルト３３を柱取付用ブラケット（小）３５のだるま穴３６に通し、ボルト３３を締め付けて、支柱Ａにメインブラケット２１を固定する。

この結果、
日除け等の部品２１，２２が、メインブラケット２１側に設けられたことにより、内器本体１，２が小さく軽くなり、小型化が図れる屋外設置機器が得られる。
内器本体１，２が小さく軽くなり、小型化が図れるので、内器本体の保守が容易な屋外設置機器が得られる。
側面日除け板が、メインブラケット２１と前面カバー２２で、一体的に構成されるので、隙間が少なくなり、日除け効率が向上された屋外設置機器が得られる。

内器本体１，２の操作用前面カバー２２がヒンジ式になったことにより、作業性が向上された屋外設置機器が得られる。

固定用ステー２３が使用されたので、前面カバー２２を開いて作業中に、特に、高所作業等で、突風等による突然の前面カバー２２のあおりを保護出来、安全性が向上された屋外設置機器が得られる。

内器本体１，２側に日除け２１，２２，２４等の部品が付いていないので、内器本体１，２を点検、交換する際に、日除け２１，２２，２４に付着している汚れ等に関係無く作業が行え、衛生面が向上された屋外設置機器が得られる。
天面日除け板２４が簡単に着脱出来るので、鳥が営巣した場合等簡単に交換することが出来る屋外設置機器が得られる。

天面日除け２４が簡単に着脱出来るので、営巣防止対策を施した専用部品に、簡単に交換することが出来る屋外設置機器が得られる。
天面日除け板２４が簡単に着脱出来るので、天面日除け板２４に鳥害防護用の部品を容易に追加取付けすることが出来る屋外設置機器が得られる。

天面日除け板２４は、だるま穴２４２を利用するようにしたので、簡単な構成となり安価な屋外設置機器が得られる。

支柱固定手段３１がメインブラケット２１の外側より独立して着脱可能になったので、内器本体１，２をわざわざ取付、取り外しする必要がなくなったので、メインブラケット２１側の設置工事及び修理交換の作業性が向上された屋外設置機器が得られる。

支柱固定手段３１は、だるま穴３２を利用するようにしたので、簡単な構成となり安価な屋外設置機器が得られる。

本発明の一実施例の要部構成説明図である。 図１の要部構成説明図である。 図１の動作説明図である。 図１の動作説明図である。 図１の動作説明図である。 図１の動作説明図である。 従来の屋外設置機器の一例を示す要部構成説明図である。 図７の動作説明図である。 図７の動作説明図である。 図１の動作説明図である。 図７の動作説明図である。 図１の動作説明図である。 図１の動作説明図である。

符号の説明

１ メインブラケット
２ 信号処理部本体
３ 動作監視用モジュール
４ ケーブル
５ 側面日除け板
６ 側面日除け板
７ 側面日除け板
８ 天面日除け板
９ 天面日除け板
１１ 支柱固定手段
１２ 支柱取付用ブラケット（大）
１３ 支柱取付用ブラケット（小）
１４ ボルト
２１ メインブラケット
２２ 前面カバー
２２１ ヒンジ
２３ 固定用ステー
２４ 天面日除け板
２４１ ねじ
２４２ だるま穴
３１ 支柱取付手段
３２ だるま穴
３３ ボルト
３４ 支柱取付用ブラケット（大）
３５ 支柱取付用ブラケット（小）
３６ だるま穴
３３ ボルト
Ａ 支柱

Claims (7)

1. 天面日除け板と側面日除け板とを具備する屋外設置機器において、
   コの字状をなすメインブラケットと、
   このメインブラケットの前面開口部を覆いこのメインブラケットと側面日除けを構成するメインブラケット前面カバーと
   を具備したことを特徴とする屋外設置機器。
2. 前記メインブラケット前面カバーはメインブラケットにヒンジにより取り付けられたこと
   を特徴とする請求項１記載の屋外設置機器。
3. 前記前面カバーの開時に前記前面カバーの一端と前記メインブラケットの一端との間に前面カバーが閉まらないように設けられた固定用ステーが使用されたこと
   を特徴とする請求項１または請求項２記載の屋外設置機器。
4. 前記メインブラケットの側面開口部の一方を覆い前記メインブラケットに着脱自由に取り付けられた天面日除け板
   を具備したことを特徴とする請求項１乃至請求項３の何れかに記載の屋外設置機器。
5. 前記天面日除け板は、前記メインブラケットに設けられたねじの頭部に前記天面日除け板に設けられただるま穴を着脱することにより前記メインブラケットに着脱自由に取り付けられたこと
   を特徴とする請求項１乃至請求項４の何れかに記載の屋外設置機器。
6. 前記メインブラケットの底面の外側に設けられ支柱に一方側が固定され他方側が前記メインブラケットの前記底面に着脱自由に取り付けられた支柱取付手段
   を具備したことを特徴とする請求項１乃至請求項５の何れかに記載の屋外設置機器。
7. 前記支柱取付手段は、前記メインブラケットの前記底面に設けられただるま穴に前記支柱固定手段に設けられたボルトの頭部を着脱することにより前記メインブラケットに着脱自由に取り付けられたこと
   を特徴とする請求項１乃至請求項６の何れかに記載の屋外設置機器。
   
   

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