JP2005129179A - 光ディスク装置、光ディスク判別方法 - Google Patents

光ディスク装置、光ディスク判別方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2005129179A
JP2005129179A JP2003365805A JP2003365805A JP2005129179A JP 2005129179 A JP2005129179 A JP 2005129179A JP 2003365805 A JP2003365805 A JP 2003365805A JP 2003365805 A JP2003365805 A JP 2003365805A JP 2005129179 A JP2005129179 A JP 2005129179A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
format
optical disc
area
recording
recorded
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2003365805A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuhiro Muraoka
保宏 村岡
Kazuya Kogure
一也 木暮
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP2003365805A priority Critical patent/JP2005129179A/ja
Publication of JP2005129179A publication Critical patent/JP2005129179A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)

Abstract

【課題】既存の仕組みに与える影響を少なくして高密度記録モードで記録された光ディスクの判別を行うことを可能とする光ディスク装置、光ディスクの判別方法を提供する。
【解決手段】光ディスクの記録/再生規格として定められた第1のフォーマット、又は、前記第1のフォーマットよりも記録密度が高い第2のフォーマットのいずれか一方を選択し、前記選択した方のフォーマットに則した記録/再生を行う光ディスク装置において、前記光ディスクに前記第2のフォーマットに則した記録を行う場合、前記第1のフォーマットにより設定された前記光ディスクの設定領域に対して、前記設定領域に記録されるべき所定のデータとは異なる判別コードを、前記第1のフォーマットに則して記録する制御手段を備える。
【選択図】 図7

Description

本発明は、光ディスク装置、光ディスク判別方法に関する。
レーザー光を利用して情報の記録・再生可能な光ディスクの規格の一つとして、データ追記型(Write Once)のCD−Rや、書き換え可能型(ReWritable)のCD−RWなどのCD(Compact Disk)規格がある。近年、CD−R及びCD−RWディスクについては、低価格化と併せて普及率が拡大しており、広く一般化されている。
記録・再生が可能なCD規格のディスクフォーマットに則した光ディスク(CDメディア)では、記録トラックを形成するプリグルーブ(案内溝)が、絶対時間情報などによりFM変調された波形に則してウォブリング(蛇行)している。このプリグルーブからウォブリングの周波数を復調することによって、絶対時間情報であるATIP(Absolute time In Pregroove)アドレスを取得できる。ATIPアドレスは、CD規格のデータフォーマット(データ構造)に則してデータの記録・再生を行う光ディスク装置において、CDメディア上でのデータの記録及び再生位置を管理するための管理情報として利用される。
ところで、CD−R及びCD−RWディスクの記録容量は、標準で650Mバイトや700Mバイト程度である。近年、ビデオ録画の用途などで、光ディスク媒体に対してさらなる大容量記録を求めるニーズが高いため、CD−R及びCD−RWディスクなどのCDメディアの標準の記録容量ではこうしたニーズに対応できない。
そこで、CDメディアに対して、DVD(Digital Versatile Disk)規格といったCD規格よりもフォーマット効率が高いデータフォーマット(データ構造)を用いて記録及び再生を行う高密度記録モードをサポートする光ディスク装置が提案されている(以下、従来の光ディスク装置と称する)。例えば、DVD規格のデータフォーマットでは、光ディスク(DVDメディア)上に設定されたセクタのヘッダー部に、当該セクタを識別するためのID(Identification Data)情報が記録されることになる。
従来の光ディスク装置は、当該ID情報に対応づけられた高密度記録用アドレスを利用することで、光ディスク(CDメディア)への高密度記録を行っていた(例えば、以下に示す特許文献1参照)。
特開2002−56617号公報
ところで、従来の光ディスク装置では、CDメディアに対して、CD規格のフォーマットで記録を行う場合(標準記録モード)と、DVD規格のフォーマットで記録を行う場合(高密度記録モード)が考えられ、この結果、同一のCDメディアであるにも関わらず、標準記録モードによって記録されたCDメディアと、高密度記録モードによって記録されたCDメディアの2種類存在することになる。よって、従来の光ディスク装置は、他のCDプレイヤーなどの光ディスク装置において、これら2種類のCDメディアが正確に判別されるように予め対策を講じておく必要がある。
そこで、従来の光ディスク装置は、例えば、高密度記録モードによってCDメディアの記録を行う場合、高密度記録モードで記録されたことを示す識別データを記録することが考えられる。この場合、前述した識別データは、DVD規格のフォーマットで記録されているので、他の光ディスク装置が、高密度記録モードで記録されたCDメディアを再生するときには、前述した識別データの読み出しを行うために、DVD規格のフォーマットで記録されたデータをデコードするための高密度記録モード用デコーダ(DVD専用デコーダ)を備えておく必要がある。
よって、高密度記録モード用デコーダを備えていない他の光ディスク装置は、高密度記録モードによって記録されたCDメディアを正しく判別することができない。この場合、CDメディアが高密度記録モードによって正常に記録されていたにも関わらず、ディスクエラーとして判定されることがあり、最悪の場合、ユーザーが誤って当該CDメディアに記録された内容を消去してしまう可能性がある。
したがって、高密度記録モードによって記録されたCDメディアを他の光ディスク装置において正確に判別させるためには高密度記録モード用デコーダを予め備えておく必要がある。しかしながら、標準記録モード用デコーダ(CD専用デコーダ)を備える他の光ディスク装置において、高密度記録モード用デコーダを別途組み込むことは、製造コストや装置規模の増大化につながるという問題が生じてしまう。
そこで、本発明は、既存の仕組みに与える影響を少なくして高密度記録モードで記録された光ディスクの判別を行うことを可能とする光ディスク装置、光ディスクの判別方法を提供することを目的とする。
前記課題を解決するための主たる本発明は、光ディスクの記録/再生規格として定められた第1のフォーマット、又は、前記第1のフォーマットよりも記録密度が高い第2のフォーマットのいずれか一方を選択し、前記選択した方のフォーマットに則した記録/再生を行う光ディスク装置において、前記光ディスクに前記第2のフォーマットに則した記録を行う場合、前記第1のフォーマットにより設定された前記光ディスクの設定領域に対して、前記設定領域に記録されるべき所定のデータとは異なる判別コードを、前記第1のフォーマットに則して記録する制御手段を備えたこと、とする。
本発明の他の特徴については、添付図面及び本明細書の記載により明らかにする。
本発明によれば、既存の仕組みに与える影響を少なくして、高密度記録のデータフォーマットで記録された光ディスクの判別を行うことが可能となる。
===実施例===
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて具体的に説明する。
<光ディスク装置構成>
本発明の一実施形態である光ディスク装置100の概略構成を、図1を用いて説明する。 ここで、図1に示す光ディスク装置100は、既存のCD規格のディスクフォーマットに則した光ディスク(CDメディア)200に対して、CD規格のデータフォーマット(『第1のフォーマット』)を用いてデータの記録及び再生を行う標準記録モードと、CD規格と比較してフォーマット効率の高い、すなわち、誤り訂正符号など記録データに付加する冗長データのサイズが小さい(冗長度が低い)DVD規格などのデータフォーマット(『第2のフォーマット』)を用いてデータの記録及び再生を行う高密度記録モードのいずれか一方を選択して実行する仕組みを兼ね備えている。
まず、光ディスク(CDメディア)200では、記録トラックを形成するプリグルーブ(案内溝)が、絶対時間情報などによりFM変調された波形に則してウォブリング(蛇行)している。このプリグルーブからウォブリングの周波数を復調することによって、絶対時間情報であるATIP(Absolute Time In Pregroove)アドレスを取得することができる。
光ディスク装置100は、同図に示すとおり、光学ヘッド1、フロントエンド処理部2、光学ヘッドサーボ回路3、RF信号2値化処理部4、WBL検出部5、ATIPデコーダ6、PSNデコーダ7、PLL回路8、高密度記録モード用デコーダ9、標準記録モード用デコーダ10、高密度記録モード用エンコーダ11、標準記録モード用エンコーダ12、インタフェース部13、RAM14、システム制御マイコン(『制御手段』)15、レーザー出力制御回路16、レーザー駆動回路17、スピンドルモーター18、モーター駆動回路19、モーター制御回路20を有する。
光学ヘッド1は、対物レンズ(不図示)と、この対物レンズを介して光ディスク200に対してレーザー光を出射するレーザー素子1aと、光ディスク200からの反射光を受光する受光素子(不図示)などが組み込まれている。また、光学ヘッド1には、光学ヘッド1を記録・再生対象の記録トラックに移動させるためのスライド機構、光ディスク200に出射したレーザー光を記録・再生対象の記録トラックに追従させる制御(トラッキング制御)を行うためのトラッキング機構、光ディスク200に出射したレーザー光の焦点ずれを補正する制御(フォーカス制御)を行うためのフォーカス機構、などが組み込まれている(いずれも不図示)。
フロントエンド処理部2は、マトリクス演算回路や増幅回路や波形整形回路(イコライザ)などで構成されるRFアンプ、3ビーム法、プッシュプル法やDPD(Differential Phase Detection)法などに基づいたトラッキング誤差信号生成回路、非点収差法やフーコー法などに基づいたフォーカス誤差信号生成回路などを備える(いずれも不図示)。
RFアンプは、光学ヘッド1の受光素子(不図示)にて受光光量に応じて生成された電気信号に基づいて、記録・再生対象の記録トラック上にあるピットの有無を識別するためのRF信号を生成する。また、RF信号は、ATIPアドレスを取得するためのウォブリング周波数成分を含んでいる。さらに、光ディスク200が予め高密度記録されている場合には、RF信号は、後述のID情報も含むことになる。
トラッキング誤差信号生成回路は、前述のRFアンプと同様に、光学ヘッド1の当該受光素子(不図示)にて受光光量に応じて生成された電気信号に基づいて、光学ヘッド1のトラッキング制御機構をサーボ制御するためのトラッキング誤差信号を生成する。また、フォーカス誤差信号生成回路も同様に、前述の受光素子(不図示)の電気信号に基づいて、光学ヘッド1のフォーカス制御機構をサーボ制御するためフォーカス誤差信号を生成する。
光学ヘッドサーボ回路3は、フロントエンド処理部2にて生成された各種誤差信号(トラッキング誤差信号やフォーカス誤差信号等)に基づいて、光学ヘッド1に組み込まれたサーボ機構(トラッキングサーボ機構やフォーカスサーボ機構等)を駆動するためのサーボ制御信号を生成する。そして、そのサーボ制御信号に基づいてサーボ機構の駆動をサーボ制御する。
RF信号2値化処理部4は、フロントエンド処理部2のRFアンプから出力されたRF信号を受信して当該RF信号を2値化するための処理を行う。例えば、コンパレータなどによって構成できる。なお、RF信号2値化処理部4は、2値化RF信号をシステム制御マイコン15に対して送信する。
WBL検出部5は、BPF(Band Pass Filter)回路やコンパレータ等によって構成される。BPF回路は、フロントエンド処理部2にて生成されたRF信号を受信してウォブリング周波数成分(中心周波数22.05kHz)を抽出する。コンパレータは、前述のウォブリング周波数成分と基準電圧との比較によって2値化WBL(Wobble)信号を生成し、ATIPデコーダ6やモーター制御回路20に送信する。
ATIPデコーダ6は、WBL検出部5から受信した1ATIP区間あたりのWBL信号をデコードしてATIPアドレスを生成する。なお、1ATIP区間あたりのWBL信号には、同期検出用のパターン、製造メーカーやディスク種別など当該光ディスク200を個別に識別するための識別情報、ATIPアドレス等を含めたウォブリング情報、当該ウォブリング情報のビット誤りを検出するためのCRCデータなどを含んでいる(図2参照)。
また、ATIPデコーダ6は、CRCチェック回路6aを有している。CRCチェック回路6aは、1ATIP区間あたりのWBL信号からATIPアドレスが正常にデコードしたか否かを識別するために、前述のCRCデータに基づいてCRCチェックを行う。なお、ATIPアドレスのデコード結果の検査方式としては、CRCチェック方式に限定されるものではなく、例えば、パリティビットを用いたパリティチェック方式やECC(Error Correcting Code)を用いたECCチェック方式を採用してもよい。
PSNデコーダ7は、光ディスク200が未記録状態である場合、ATIPデコーダ6にてデコードしたATIPアドレスを受信して高密度記録用アドレスとしてのPSNアドレスに変換する。一方、光ディスク200が高密度記録された状態にある場合、PSNデコーダ7は、フロントエンド処理部2からRF信号に含まれるID(Identification Data)情報を受信してPSNアドレスに変換する。なお、ID情報とは、光ディスク装置100が、記録トラック上でPSNアドレスによって論理的に区分された各区分領域を識別するための情報であり、記録データ及びパリティビットと併せて光ディスク200に記録されている(図3参照)。
PLL回路8は、位相比較器、チャージポンプ、LPF、VCO、分周回路などを備える。この構成において、PLL回路8は、WBL検出部5から受信したWBL信号に基づいて、標準記録モード又は高密度記録モードでのデータ再生時におけるデコード処理のために、タイミング信号として用いられるクロック信号を生成する。
高密度記録モード用デコーダ9は、高密度記録モードによる再生を行う場合に、DVD規格のデータフォーマットに対応したデコード処理を行う。なお、DVD規格のデータフォーマットでは、変調コードとしてEFM−plus(8/16変調)、誤り訂正符号としてRS−ProductCodeを採用している。そこで、高密度記録モード用デコーダ9は、PLL回路8にて生成されたクロック信号及びフロントエンド処理部2にて検出されたRF信号に基づいて、前述の変調コード及び誤り訂正符号に基づいたデコード処理を行う。
標準記録モード用デコーダ10は、標準記録モードによる再生を行う場合に、CD規格のデータフォーマットに対応したデコード処理を行う。なお、CD規格のデータフォーマットでは、変調コードとしてEFM(8/14変調)、誤り訂正符号としてCIRCを採用している。そこで、標準記録モード用デコーダ10は、PLL回路8にて生成されたクロック信号及びフロントエンド処理部2にて検出されたRF信号に基づいて、前述の変調コード及び誤り訂正符号に基づいたデコード処理を行う。
高密度記録モード用エンコーダ11は、パソコン等の情報処理装置(不図示)からインタフェース部14を介して入力される記録データに関して、DVD規格のデータフォーマットに対応したエンコード処理を行う。このエンコード処理としては、記録・再生時の誤り訂正単位である1ECCブロックを構成するための処理や、EFM−plus変調処理及びスクランブル処理などが該当し、これらの処理が施された後の記録用変調信号をレーザー出力制御回路16に送信する。
標準記録モード用エンコーダ12は、パソコン等の情報処理装置(不図示)からインタフェース部14を介して入力される記録データに関して、CD規格のデータフォーマットに対応したエンコード処理を行う。このエンコード処理としては、記録・再生時の誤り訂正単位であるCIRC符号化処理や、EFM変調処理及びスクランブル処理などが該当し、これらの処理が施された後の記録用変調信号をレーザー出力制御回路16に送信する。
インタフェース部13は、光ディスク装置100とパソコン等の情報処理装置(不図示)などとの間における記録・再生データの送受信を制御する。
RAM14は、当該情報処理装置(不図示)からインタフェース部13を介して再生要求を受信した場合に、高密度記録モード用デコーダ9においてデコード処理中の中間データやデコード処理後の再生データを一時記憶する。この一時記憶された再生データは、インタフェース部13を介して当該情報処理装置(不図示)に送信される。
また、RAM14は、当該情報処理装置(不図示)からインタフェース部13を介して受信した記録データを一時記憶する。この一時記憶された記録データは、高密度記録モード用エンコーダ11でのエンコード処理の際にアクセスされる。
システム制御マイコン(『制御手段』)15は、光ディスク200の記録及び再生に係る光ディスク装置100全般のシステム制御を司る。例えば、システム制御マイコン15は、当該情報処理装置(不図示)から標準記録モード又は高密度記録モードのいずれか一方が指定されるとともに、PSNアドレスを含めた記録要求コマンドを受信した場合には、当該PSNアドレスに対応づけられた記録領域への記録データに対して指定された記録モードに応じたエンコード処理を実行すべく制御を行う。同様に、システム制御マイコン15は、当該情報処理装置(不図示)から標準記録モード又は高密度記録モードのいずれか一方を指定されてPSNアドレスを含めた再生要求コマンドを受信した場合には、当該PSNアドレスに対応づけられた記録領域から再生されたデータに対して指定された記録モードに応じたデコード処理を実行すべく制御を行う。
また、システム制御マイコン15は、特に、ディスク判別処理部15aの機能をファームウェア(プログラム)又はハードウェアによって実現する。
ディスク判別処理部15aは、ATIPデコーダ6から受信する光ディスク200の識別情報に基づいて、当該光ディスク200の製造メーカーやディスク種別などを判別する。なお、光ディスク装置100は、同一ディスク上で異なる記録モード(データフォーマット)による記録データが混在することを禁止している。そこで、ディスク判別処理部15aは、光ディスク200が既に記録された状態にある場合、標準記録モード又は高密度記録モードのいずれか一方のモードで記録されたかについてのモード判別を行う。この判別方法については、例えば、PLL回路8で生成されたクロック信号に基づいて1ATIP区間について記録されているデータサイズを計測し、この計測したデータサイズに基づいてモード判別を行う。
レーザー出力制御回路16は、高密度記録モード用エンコーダ11又は標準記録モード用エンコーダ12から受信した記録用変調信号に基づいて、レーザー素子1aをレーザー発光駆動するためのパルス信号を生成してレーザー駆動回路17に送信する。また、レーザー出力制御回路16は、システム制御マイコン15による制御下で、レーザー素子1aから出射されるレーザー光の最適記録パワー値を設定するためのOPCを実行する。
レーザー駆動回路17は、レーザー出力制御回路16から受信したパルス信号に基づいて、レーザー素子1aを記録時においてレーザー発光駆動する。これによって、レーザー素子1aからレーザー光が出射され、高密度記録モード用エンコーダ11又は標準記録モード用エンコーダ12出力の記録用変調信号に応じたピットが光ディスクの記録トラックに形成されることになる。
スピンドルモーター18は、光ディスク200を回転駆動するモーターであり、モーター駆動回路19は、スピンドルモーター18を回転駆動するための回路である。モーター制御回路20は、WBL検出部5から受信したWBL信号に基づくウォブリング周波数の情報を用いて、CD規格による線速度一定方式にてスピンドルモーター18の回転駆動制御を行うための回路である。あるいは、スピンドルモーター18の回転に応じて発生するパルス信号を用いて、角速度一定方式にてスピンドルモーター18の回転駆動制御を行ってもよい。
以上が、光ディスク装置100の主な構成要素の概要である。
<データフォーマット>
=== 標準記録モードの場合 ===
まず、図2を用いて、標準記録モードの場合に採用されるデータフォーマット(データ構造)について説明する。同図に示すとおり、光ディスク200に記録されるデータの最小単位は、CD規格のEFM(8/14変調)変調方式に基づいた1EFMフレームとなる。そして、98EFMフレームにて588ビットの1フレームが構成される。また、この1フレームによって、"P,Q,R,…,W"からなる1サブコーディングフレーム(トラック番号、インデックス情報、絶対・相対アドレス等を含む)が生成される。
また、光ディスク200の内周部の記録トラックから外周部の記録トラックに向かって、記録トラックのウォブリング情報に対応づけられた絶対アドレスが付与されている。この絶対アドレスは、絶対時間情報としてのATIPアドレスに該当する。ATIPアドレスは、通常、24ビットのデータで構成され、上位8ビットは「分(minute)」を示し、続く8ビットは「秒(second)」を示し、下位8ビットは「フレーム」を示す。
また、1秒間あたりのフレーム数は"75"である。ここで、"1/75"秒間に相当するATIPアドレスによって設定される記録領域(以下、1ATIP区間と称する。)は、光ディスク装置100において記録・再生単位として扱う1セクタとなる。この1セクタ分の記録領域は、通常、2kバイトで構成され、前述したようにシンクパターン、識別情報、データ及びウォブリング情報、CRCデータなどが記録される。
=== 高密度記録モードの場合 ===
つぎに、図3を用いて、高密度記録モードの場合に採用されるデータフォーマット(データ構造)について説明する。高密度記録モードでは、標準記録モードと比較して例えば2.0倍の記録密度を実現するよう規定される。このため、高密度記録モードの場合に採用されるデータフォーマットとしては、前述の1ATIP区間に対して、2セクタ分、すなわち4kバイトのデータを記録することになる。なお、1セクタ分の記録領域には、同図に示すとおり、ID情報、記録データ及びパリティビットが記録される。
また、高密度記録モードのデータフォーマットでは、DVD規格に則した変調・復調方式を採用しているため、リードソロモン符号による誤り訂正を行う単位である1ECC(Error Correction Code)ブロック単位での記録・再生が行われる。なお、1ECCブロックは16セクタ分(32kバイト)のデータとして規定されており、例えば8ATIP区間に相当する記録領域に記録される。
<ディスクフォーマット>
=== 標準記録モードの場合 ===
まず、標準記録モードの場合に採用される光ディスク(CDメディア)200のディスクフォーマットについて図4を用いて説明する。
標準記録モードの場合のディスクフォーマット400では、光ディスク200の内周側から外周側に対して、PCA(Power Calibration Area)400a、PMA(Program Memory Area)400b、リードインエリア400c、プリギャップエリア400d、データエリア400e及びリードアウトエリア400fが設けられている。
PCA400aは、実記録に先立って、記録速度や光ディスク200の種別に応じたレーザー素子1aの最適な記録パワー値を設定するために予約された記録領域である。なお、PCA400aは、光ディスクへ出射するレーザー出力を調整するテスト信号が記録されるテストエリア400gと、テストエリアの外周側に設けられテスト信号の記録回数が記録されるカウントエリア400hに区分される。
PMA400bは、図6に示すように、光ディスク200のデータエリア400eに記録するデータを一時的に記録するメインチャンネル用の領域と、光ディスク200に記録中のデータのアドレスや、経過時間などの記録/再生の状態を示す管理情報が格納されるサブチャンネル用の領域と、によって構成される。
メインチャンネル用の領域は、例えば、ディジタルのオーディオデータとそのオーディオデータについて誤り訂正を行うためのパリティビットが記録される。そして、その記録が終了(セッションがクローズ)したときに空き領域となる。サブチャンネル用の領域は、同期パターンと、"P,Q,R,…,W"のチャンネルからなる1サブコーディングフレームに記録されるべき情報が記録される。
なお、1サブコーディングフレームのうち特にQチャンネルについての情報(サブコードQ)は、図6に示すように、例えば、オーディオデータの識別を行うためのコントロール部(コントロール)、アドレス部(アドレス)、楽章番号(TNo)、インデックス番号(X)、データ間の区切りを示すための0データ部(ZERO)、楽章(トラック)の先頭からの経過時間としての分(MIN)、秒(SEC)、フレーム番号(FRAME)、CDの先頭の楽章(トラック)からの連続した経過時間を示す絶対時間としての分(MIN)、秒(SEC)、フレーム番号(FRAME)、といった内容が記録される。
リードインエリア400cは、CD規格(標準記録モード)のデータ単位であるセッションの先頭に存在する各セッションの情報を記録する領域である。また、リードインエリア400c内にはTOC(Table Of Contents)エリアが設定されており、光ディスク200を終了化する(セッションをクローズする)際にはPMA400b内の管理データPMDが当該TOCエリアに記録される。
プリギャップエリア400dは、各トラックの間隔(ギャップ)を設定した領域であり、データエリア400eは、データの記録及び再生が実際に行われるユーザー利用可能領域である。また、リードアウトエリア400fは、各セッションの終了を示すための領域である。
=== 高密度記録モードの場合 ===
つぎに、高密度記録モードの場合に採用される光ディスク(CDメディア)200のディスクフォーマットについて図4を用いて説明する。
高密度記録モードの場合の光ディスク200のディスクフォーマット410では、光ディスク200の内周側から外周側に対して、フォーマットエリア410a、PCA(『パワーキャリブレーション領域』)410b、PMA(『プログラムメモリ領域』)410c、データエリア(『データ領域』)410d及びリードアウトエリア410eが設けられている。なお、フォーマットエリア410aとPCA410bの配置順序を逆にする場合も考えられる。
高密度記録モードのディスクフォーマット410は、標準記録モードのディスクフォーマット400と比較すると、フォーマットエリア410aがPCA400aに、PCA410bがPMA400bに、PMA410cがリードインエリア400cにそれぞれ設定されている。また、データエリア410dは、プリギャップエリア400dから開始されており、リードアウトエリア410eの直前まで設定されている。
なお、フォーマットエリア410aは、高密度記録モードにおいて光ディスク200のフォーマット処理が実行された場合に、所定のデータが記録される領域である。なお、所定のデータとしては、標準記録モードのPCA400aに記録するデータとは無関係なデータ(例えば、全て"0")としてもよいし、製造者識別ID、製造型番及び高密度記録モードのディスクフォーマットを示す2値化コードなどの当該光ディスク200を識別するための識別データを記録してもよい。
また、PMA410cは、TOCエリアとしても利用される。すなわち、PMA410cには標準記録モードの場合と同様に管理データPMDが記録されることになり、光ディスク200を終了化する(セッションをクローズする)際には当該管理データPMDがTOCとして利用される。
以上の構成により、高密度記録モードのディスクフォーマット410は、標準記録モードのディスクフォーマット400と比較すると、プリギャップエリア400dの省略などによって高密度記録を可能としている。
<ATIPアドレスとPSNアドレスの関係>
=== ATIPアドレス ===
ATIPアドレスについて詳細に説明する。
図5には、光ディスク装置100が、光ディスク200のプリグルーブの物理的なウォブリング情報をデコードして得られるATIPアドレスの設定情報が示されている。このATIPアドレスは、光ディスク200の記録トラックに付与された物理アドレスとしての一面と、光ディスク装置100が光ディスク200への記録又は再生の制御するために用いる論理アドレスとしての一面がある。
データエリアの最内周側に相当するATIPアドレスは、"00(分):00(秒):00(フレーム)"である。そして、このデータエリアの最内周側から外周側に向かっての記録領域(以下、外周側記録領域と称する。)では、"1秒間=75フレーム"の換算にて、"00(分):00(秒):00(フレーム)"を1フレーム単位で単純増加していったATIPアドレスが付与される。
一方、"00(分):00(秒):00(フレーム)"よりも内周側の記録領域(以下、内周側記録領域と称する。)は、PCAやPMAなどユーザーが使用不可能な予約領域である。この内周側記録領域においても、外周側記録領域と同様に、"1秒間=75フレーム"の換算で1フレーム単位でATIPアドレスが付与される。
=== PSNアドレス ===
PSNアドレスについて詳細に説明する。
図5には、光ディスク装置100が、光ディスク200への記録又は再生を高密度記録モードにて行う場合において、論理アドレスとして用いるPSNアドレスの設定情報が示されている。
ここで、PSNアドレスとは、当該ATIPアドレスとしての絶対アドレスを"x"とする場合に、"y=n×(x−m)+m"によって算出される高密度記録用アドレス(y)を示す。ここで、"n"は記録密度についての倍率(標準記録モードの倍率を1とする)であり、2.0倍の記録密度であれば"n=2.0"である。また、"m"は基準アドレスである。
すなわち、PSNアドレスは、絶対アドレス"x"に基づいた単位時間("1/75"秒間)に相当する記録領域(1ATIP区間)を、記録密度についての倍率(n)によって区分するという高密度記録モードのデータフォーマットに従って、1ATIP区間の論理的な区分領域に付与されることになる。このPSNアドレスを用いた高密度記録モードによる記録によって、1ATIP区間にはn倍のデータが記録され、その結果、光ディスク200の記録密度はn倍となる。
なお、本発明では、記録密度の倍率(n)を"2"とし、データエリアの最内周側のPSNアドレス(m)を"30000H(Hexadecimal :16進)"とする。この場合、外周側記録領域のATIPアドレスに対応づけられるPSNアドレス(y)は、"y=2×(x(16進)−30000H)+30000H"として算出される。例えば、"00(分):00(秒):01(フレーム)"のATIPアドレスに対応するPSNアドレスは、"30002H=2×(30001H−30000H)+30000H"である。
このように、ATIPアドレスとPSNアドレスは相互に対応づけられており、光ディスク装置100は、高密度記録モードによる光ディスク200へのアクセス制御において、PSNアドレスに限らずATIPアドレスを用いることが可能である。
<光ディスク装置のディスク判別動作>
=== 概要説明 ===
図4及び図6に基づいて説明したPMA領域400bにおいて、光ディスク200に標準記録モードのデータフォーマットに則して記録を行う場合には、通常、メインチャンネル用の領域にはすべて"00h"(論理値0)が記録され、サブチャンネル用の領域には所定のデータ(例えば、サブコードQ)が記録されている。
本発明では、光ディスク200に高密度記録モードのデータフォーマットに則して記録を行う場合、標準記録モードのデータフォーマットにより設定されるPMA領域400bのメインチャンネル用の領域の所定範囲及び/又はサブチャンネル用の領域の所定範囲に対して、標準記録モードのデータフォーマットで記録されるべきデータとは異なる判別コードを、標準記録モードのデータフォーマットに則して記録を行う。
この結果、標準記録モード専用のデコーダを備える他の光ディスク装置(不図示)において、高密度記録モードのデータフォーマットに則して記録された光ディスク200を再生するとき、標準記録モードのデータフォーマットに則して記録された判別コードを検出することができる。よって、他の光ディスク装置は、CDメディアである光ディスク200の再生を行う際、当該光ディスク200が標準記録モードのデータフォーマットに則して記録されていない状態にあること、ひいては、高密度記録モードのデータフォーマットに則して記録された状態にあることを正しく判別することができる。
なお、判別コードが記録されるメインチャンネル用の領域及び/又はサブチャンネル用の領域の所定範囲としては、メインチャンネル用の領域及び/又はサブチャンネル用の領域のうち予め設定された一部の領域であってもよいし、メインチャンネル用の領域及び/又はサブチャンネル用の領域全域であってもよい。
判別コードは、例えば、"FFh"(論理値1)というデータを採用することができる。ここで、メインチャンネル用の領域及び/又はサブチャンネル用の領域全域に、判別コードとして例えば"FFh"を記録するようにすれば、論理値1と論理値0の羅列とする判別コードの場合と比べて、光ディスク装置100の判別コードの記録に関する処理が容易となる。さらには、他の光ディスク装置において、判別コードの検出処理が容易となる。
なお、判別コードとしては、標準記録モードのデータフォーマットで使用されない他のデータを採用してもよい。例えば、通常、サブチャンネル用の領域全域が論理値0になることがないので、サブチャンネル用の領域の所定範囲を"00h"(論理値0)とするデータを採用してもよい。
一方、他の光ディスク装置(不図示)などで再生を行う場合には、PMA領域400bの検出を複数回、例えば16回行う。そして、その結果PMA領域400bに判別コードが記録されていることを例えば16回検出した場合に、光ディスク200を高密度記録モードのデータフォーマットで記録されたCDメディアであると判別することにする。この結果、他の光ディスク装置におけるディスク判別の信頼性を向上させることができる。
=== PMA領域の記録 ===
図7に、PMA領域400b記録の動作を説明するためのフローチャートを示す。
まず、光ディスク装置100は、装着された光ディスク200が記録用CDであるか否かの判定を行う(S701)。記録用CDでないと判定された場合(S701:NO)には、光ディスク200は再生専用CDであるので、記録は行われない(S702)。光ディスク200が記録用CDであると判定された場合(S701:YES)には、光ディスク装置100は、光ディスク200がブランクディスクであるか否かの判定を行う(S703)。
光ディスク200がブランクディスクでないと判定された場合(S703:NO)には、光ディスク装置100はDVD規格のデータフォーマットであるか否かを判別するためのPMA領域400bを無効化する処理(判別コードの記録)を行わない(S704)。これはCD規格のデータフォーマットで既に記録されているとDVD規格のデータフォーマットとすることができず、またDVD規格のデータフォーマットで既に記録されていると新たにPMA領域400bを無効化する必要がないからである。
光ディスク200がブランクディスクであると判定された場合(S703:YES)には、光ディスク装置100は光ディスク200に対しフォーマット処理(S705)及び記録パワー調整のための試行記録であるOPCの実行(S706)を行う。そしてメインチャンネル用の領域およびサブチャンネル用の領域を含むPMA領域400b全体にCD規格のデータフォーマットに則してPMA領域400bを無効化する処理、例えばPMA領域400bのメインチャンネル用の領域とサブチャンネル用の領域に判別コードとして"FFh"の記録を行う(S707)。その後、通常のDVD規格のデータフォーマットにて、メインデータ、リードイン、リードアウト領域の記録処理を行う。
=== PMA領域の読み出し ===
次に、図9にPMA領域400bの読み出しの動作を説明するためのフローチャートを示す。なお、このPMA領域400bの読み出しはDVD規格の専用デコーダを備えていない他の光ディスク装置(不図示)にて行う。
まず記録済みの光ディスク200が当該光ディスク装置(不図示)に装着され、CDメディアであると判定される(S801)。そして光ディスク装置(不図示)は光学ヘッド1に組み込まれたサーボ機構(トラッキングサーボ機構やフォーカスサーボ機構等)を調整するサーボ調整を行った後(S802)、PMA領域400bの読み出しを行い(S803)、"FFh"の判別コードが検出されるか否かを判別する(S804)。
PMA領域400bのメインチャンネル用の領域とサブチャンネル用の領域において予め設定された回数(例えば16回)判別コードの"FFh"のデータが検出されない場合には(S804:NO)、光ディスク200はCD規格のデータフォーマットに則して記録されたCDメディアであると判別される(S806)。光ディスク装置(不図示)が光ディスク200のPMA領域400bのメインチャンネル用の領域とサブチャンネル用の領域の読み出しにおいて"FFh"の判別コードを例えば16回検出した場合には(S804:YES)、当該光ディスク200はDVD規格のデータフォーマットで記録されたCDメディアであると判別される(S805)。
このように光ディスク装置100が、光ディスク200にDVD規格のデータフォーマットに則して記録を行う場合に、PMA領域400bをCD規格のデータフォーマットに則して、通常PMA領域400bには記録されることのない判別コードを記録し、再生する場合には、CD規格のデータフォーマットに則してPMA領域400bの判別コードを検出することにより、CD専用のデコーダを備えた光ディスク装置(不図示)においてもDVD規格のデータフォーマットによって記録された光ディスク200を判別することができる。
また光ディスク装置(不図示)はDVD規格のデータフォーマットに則して記録が行われた光ディスク200を再生する場合、判別コードを例えば16回検出した後、光ディスク200がDVD規格のデータフォーマットによって記録されていることを判別しているので、判別を誤ることの発生回数が減少し、信頼性が向上する。
DVD規格のデータフォーマットで記録されたCDメディアの場合、当該CDメディアは、DVD規格のデータフォーマットなので、CD規格専用のデコーダではデコードすることは不可能ではあるが、本発明を用いることによりCD規格専用のデコーダを備える光ディスク装置(不図示)においてもDVD規格のデータフォーマットによって記録された光ディスク200を判別することは可能となる。
例えば、CD規格専用のデコーダを備える光ディスク装置において、光ディスク200がCD規格のデータフォーマットでない場合にはDVD規格のデータフォーマットで記録された光ディスクであることを表示することはできないが、エラーと表示したり、強制的にイジェクトすることができる。
また、CD規格専用のデコーダを備える光ディスク装置においても、当該光ディスク装置に表示機能を備えるという簡単な構成を設けることで、DVD規格でデータフォーマットされた光ディスク200であることをユーザーに認知させることができる。
以上、本発明に係る光ディスク装置及び光ディスクの判別方法によれば、一つの光ディスクメディアに対し通常規格のデータフォーマットと高密度規格のデータフォーマットの複数の形式の何れかで記録可能な光ディスク装置によって記録された光ディスクメディアのデータフォーマット形式を、通常規格のデータフォーマット形式のデコーダを備える光ディスク装置(不図示)によって、判別することができる。
以上、本発明の実施形態について、その実施形態に基づき具体的に説明したが、これに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。
本発明の一実施形態に係る光ディスク装置を含めたシステムの概略構成図である。 標準記録モードの場合に採用されるデータフォーマットを説明する図である。 高密度記録モードの場合に採用されるデータフォーマットを説明する図である。 標準記録モード及び高密度記録モードの場合に採用されるディスクフォーマットを説明する図である。 ATIPアドレスとPSNアドレスの関係を説明する図である。 標準記録モードの場合のデータフォーマットにおけるPMA領域400bの構造の一例を説明する図である。 本発明の一実施形態に係るPMA領域400b記録の記録の動作を説明するフローチャートである。 本発明の一実施形態に係るPMA領域400bの読み出しの動作を説明するフローチャートである。
符号の説明
1 光学ヘッド 1a レーザー素子
2 フロントエンド処理部 3 光学ヘッドサーボ回路
4 RF信号2値化処理部 5 WBL検出部
6 ATIPデコーダ 6a CRCチェック回路
7 PSNデコーダ 8 PLL回路
9 高密度記録モード用デコーダ 10 標準記録モード用デコーダ
11 高密度記録モード用エンコーダ 12 標準記録モード用エンコーダ
13 インタフェース部 14 RAM
15 システム制御マイコン 15a ディスク判別処理部
16 レーザー出力制御部 17 レーザー駆動回路
18 スピンドルモーター 19 モーター駆動回路
20 モーター制御回路
100 光ディスク装置
200 光ディスク
400 ディスクフォーマット(標準記録モード)
410 ディスクフォーマット(高密度記録モード)

Claims (9)

  1. 光ディスクの記録/再生規格として定められた第1のフォーマット、又は、前記第1のフォーマットよりも記録密度が高い第2のフォーマットのいずれか一方を選択し、前記選択した方のフォーマットに則した記録/再生を行う光ディスク装置において、
    前記光ディスクに前記第2のフォーマットに則した記録を行う場合、前記第1のフォーマットにより設定された前記光ディスクの設定領域に対して、前記設定領域に記録されるべき所定のデータとは異なる判別コードを、前記第1のフォーマットに則して記録する制御手段を備えたこと、を特徴とする光ディスク装置。
  2. 前記制御手段は、
    前記第1のフォーマットにより設定された前記光ディスクへの記録/再生に関する情報が記憶される記憶領域について、前記記憶領域におけるメインチャンネル用の第1の領域及び/又はサブチャンネル用の第2の領域を、前記設定領域に設定し、
    前記第1の領域及び/又は前記第2の領域に記録されるべきデータとは異なるデータを、 前記判別コードに設定したこと、を特徴とする請求項2に記載の光ディスク装置。
  3. 前記制御手段は、
    前記第1の領域内における所定範囲の領域内を論理値1としたデータを、前記判別コードに設定したこと、を特徴とする請求項2に記載の光ディスク装置。
  4. 前記制御手段は、
    前記所定範囲の領域内を、前記第1の領域内全域に設定したこと、を特徴とする請求項3に記載の光ディスク装置。
  5. 前記制御手段は、
    前記第2の領域内における所定範囲の領域内を論理値1若しくは論理値0としたデータを、前記判別コードに設定したこと、を特徴とする請求項2に記載の光ディスク装置。
  6. 前記制御手段は、
    前記所定範囲の領域内を、前記第2の領域内全域に設定したこと、を特徴とする請求項5に記載の光ディスク装置。
  7. 光ディスクの記録/再生規格として定められた第1のフォーマットより記録密度が高い第2のフォーマットに則して記録された前記光ディスクを判別する方法であって、
    前記第1のフォーマット又は前記第2のフォーマットのいずれか一方を選択し、前記選択した方のフォーマットに則した記録/再生を行う第1の光ディスク装置は、
    前記第2のフォーマットに則した記録を行う場合、前記第1のフォーマットにより設定された前記光ディスクの設定領域に対して、前記設定領域に記録されるべき所定のデータとは異なる判別コードを、前記第1のフォーマットに則して記録を行い、
    前記第1のフォーマットに則した再生を行う第2の光ディスク装置は、
    前記第1のフォーマットに則した再生を行う場合、前記設定領域に前記判別コードが記録されているか否かを検出し、
    前記設定領域に前記判別コードが記録されていたことを検出したとき、当該光ディスクが前記第1のフォーマットに則して記録されていない状態にあることを判別すること、
    を特徴とする光ディスクシステムの判別方法。
  8. 前記第2の光ディスク装置は、
    前記光ディスクの再生を行う場合、前記検出を所定回数繰り返し行い、
    前記設定領域に前記判別コードが記録されていたことを前記所定回数分検出したとき、
    前記光ディスクが前記第1のフォーマットに則して記録されていない状態であると判別すること、を特徴とする請求項7に記載の光ディスクシステムの判別方法。
  9. 前記第1のフォーマットに則して記録されていない状態は、前記第2のフォーマットに則して記録された状態であること、を特徴とする請求項7又は8に記載の光ディスク判別方法。
JP2003365805A 2003-10-27 2003-10-27 光ディスク装置、光ディスク判別方法 Pending JP2005129179A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003365805A JP2005129179A (ja) 2003-10-27 2003-10-27 光ディスク装置、光ディスク判別方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003365805A JP2005129179A (ja) 2003-10-27 2003-10-27 光ディスク装置、光ディスク判別方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005129179A true JP2005129179A (ja) 2005-05-19

Family

ID=34644357

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003365805A Pending JP2005129179A (ja) 2003-10-27 2003-10-27 光ディスク装置、光ディスク判別方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005129179A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7088649B2 (en) Recording medium for storing linking type information, method of processing defective area using the same, and recording and/or reproducing apparatus therefor
US7164633B2 (en) Recording medium, recording apparatus, and reading apparatus
JP2002074658A (ja) ディスクのタイプ判別方法ならびにその再生装置
KR100828427B1 (ko) 기록매체의 기록 또는 재생방법 및 기록매체의 기록 또는 재생장치
JP3932927B2 (ja) 光ディスク記録方法、及び光ディスク記録装置
KR100549749B1 (ko) 기록 효율을 높인 광 디스크 장치
KR100638065B1 (ko) 기록 매체상에 데이터를 기록하고 기록 매체로부터데이터를 재생하여 기록 매체상에 기록된 영역 및 기록가능한 영역 간의 경계를 검출하기 위한 구동 장치 및 방법
US7149164B2 (en) Optical disc apparatus for processing data according to different optical disc standards to achieve higher recording density
US8320231B2 (en) Recording apparatus and recording method
WO2003088228A1 (fr) Dispositif d'identification de disque optique, procede d'identification de disque optique, enregistreur de disque optique, et dispositif de reproduction de disque optique
JPH08329469A (ja) データ記録装置
US7304927B2 (en) Enhanced testing region access for optical disks
JP2005536002A (ja) 高密度光ディスク、高密度光ディスクへのアドレスまたは/及びサーボ情報記録方法、高密度光ディスクに記録されたデータの再生方法
JP2005129179A (ja) 光ディスク装置、光ディスク判別方法
JP2005129148A (ja) 光ディスク装置、光ディスク判別方法
JP2005018893A (ja) 光ディスク装置、光ディスクの判別方法
JP2004348894A (ja) 光ディスク装置、光ディスク装置の制御方法
RU2274912C2 (ru) Способ записи и/или воспроизведения для носителя записи, устройство воспроизведения, носитель записи, способ определения носителя записи и способ записи и воспроизведения для устройства, использующего носитель записи
JP2004281022A (ja) 光ディスク装置、光ディスク装置の制御方法
JPH11149705A (ja) 再生装置及びデータ蓄積方法
JP2004259372A (ja) 光ディスク装置
JP2004253039A (ja) 光ディスク装置
JP2004310801A (ja) 光ディスク装置、光ディスク装置の制御方法
JP2004342233A (ja) 光ディスク装置、光ディスク装置の制御方法
JP2004199730A (ja) ディスク判別装置