JP2005127210A - 垂直軸型風力発電装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】曲げモーメントを低減可能な、軽量の垂直軸型風力発電装置を提供する。
【解決手段】回転軸の先端にロータを設け、羽根の縦方向の上下2か所を支持する2本の上下アームを前記ロータに対して下向き又は上向きの斜めになるように取り付け、前記羽根の前記上下2か所の間に位置する中間2か所を支持する2本の中間アームを前記ロータ又は前記上下アームに取り付ける。
【選択図】図1

Description

本発明は、垂直軸型風力発電装置に関するものである。
従来の垂直軸型風車は、特許文献1に開示されているように、グラスファイバ製の羽根を、直立した金属製の中空なアウタロータからなる回転軸から水平に伸びた上下2本のグラスファイバ製のアームにて支持してなる。
特許第3368537号
また、従来の垂直軸型風車においては、羽根を中央1本のアームにて支持するものや、羽根を上方、下方、中央の3本のアームにて支持するものが知られており、回転軸の上方に取り付けられた円板から斜め上方に伸びたアームと、円板から斜め下方に伸びたアームによって、羽根を上下に支持するものも知られている。
しかしながら、これらの構成では、アームと羽根との接合部或いは羽根中央に生じる、遠心力による曲げモーメントを十分に抑えられない。この曲げモーメントは羽根の高速回転においては、大変大きな値となり、結果、羽根が破損する恐れがある。この曲げモーメントを抑えるために、アームを太くしたり、羽根の強度を上げたりするといった措置を取らねばならず、垂直軸型風車の重量化を招いていた。
本発明は上記問題を鑑みなされたものであって、その目的とするところは、曲げモーメントを低減可能な、軽量の垂直軸型風力発電装置を提供することである。
課題を解決するための手段及び効果
本発明の垂直軸型風力発電装置は、垂直に設けられた回転軸と、この回転軸の周方向に複数枚配設された縦向きの羽根とを有する垂直軸型風力発電装置であって、前記回転軸の先端にロータを設け、前記羽根の縦方向の上下2か所を支持する2本の上下アームを前記ロータに対して下向き又は上向きの斜めになるように取り付け、前記羽根の前記上下2か所の間に位置する中間2か所を支持する2本の中間アームを前記ロータ又は前記上下アームに取り付けたことを特徴とする。
本発明によると、羽根は2本の中間アームによって支持されるため、遠心力により羽根の中央に生じる曲げモーメントを抑えることができると共に、垂直軸型風力発電装置の重心位置であるロータの重心位置から近傍の位置であるロータ外面に取り付けられた上下アームによって、羽根の縦方向の上下2か所が斜め方向から支持されるため、羽根の縦方向の上下2か所に生じる曲げモーメントも抑えることができる。
本発明においては、前記羽根の縦方向の長さをcとし、前記羽根の上下端から前記上下2か所の支持点までの距離をaとし、前記上下2か所の支持点から前記中間2か所までの距離をbとすると、前記上下2か所の支持点は、a/cが0.02〜0.16の範囲に位置し、前記中間2か所の支持点は、b/cが0.18〜0.37の範囲に位置することが好ましい。
これによると、上下2か所の支持点及び中間2か所の支持点の位置を、垂直軸型風力発電装置の重心位置であるロータの重心位置に対して上下対称に均衡させて配置することで、各支持点間に作用する曲げモーメントの均衡を図ることが可能となり、更に、各支持点間距離を最適化することで、曲げモーメントを最小化することができる。
本発明においては、前記ロータとして、筒状のロータが使用され、前記上下アームは前記ロータの上下端に取り付けられることが好ましい。これによると、ロータから伸びる上下アームを短くできるため、2本の中間アームも短くできる。よって、コストダウンが可能なだけでなく、アーム自体が軽量となり、曲げモーメントや風損を低減できる。
本発明においては、前記2本の上下アーム及び前記2本の中間アームは、断面が中空となった中空アームにより形成されていることが好ましい。これによると、4本のアームを軽量化できるため、曲げモーメントを低減でき、垂直軸型風力発電装置を軽量化できる。
本発明においては、前記2本の上下アーム及び前記2本の中間アームは、断面が横向きに扁平となった形状に形成されていることが好ましい。これによると、横風によるアームへの抵抗を減らせるため、風損を低減することができる。
以下、図面を参照しつつ、本発明に係る垂直軸型風力発電装置の実施形態例について説明する。
[第1実施形態]
本発明の第1実施形態に係る垂直軸型風力発電装置の構成を図1〜図8に基づいて説明する。図1は本発明の第1実施形態に係る垂直軸型風力発電装置の構成を表した模式図である。図2は本発明の第1実施形態に係る垂直軸型風力発電装置を表した斜視図である。
垂直軸型風力発電装置1は、垂直に設けられた回転軸2と、回転軸2の周方向に複数枚配置された縦向きの羽根9と、回転軸2の先端に設けられたロータ18,20と、ロータ18,20に対して下向き又は上向きの斜めになるようにロータ18,20に取り付けられ、羽根9の縦方向の上下2か所を支持する2本の上下アーム4,6と、ロータ18,20又は上下アーム4,6に取り付けられ、羽根9の上下2か所の間に位置する中間2か所を支持する2本の中間アーム11,14と、で構成される。
羽根9は、図3に示すように、断面が翼状となっており、一方面は流線が長くなる凸状面28となっており、他方面は流線が短くなるフラット状面29となっている。このような羽根9は、軸方向の骨材19と、骨材19に所定間隔で装入された翼状板26と、翼状板26の外周を覆う外皮材27とからなる中空構造で構成される。また、前記骨材19、翼状板26及び外皮材27は、アルミニウム合金で形成され、羽根9の全体が軽量で強固に形成されている。
回転軸2の先端には筒状ロータ20が挿設・接合されている。筒状ロータ20の形状は、円形の筒状、多角形の筒状、骨組み構造など何でも良いが、ここでは円形の筒状である。筒状ロータ20を軽量で強固なアルミニウム合金等で形成することで、垂直軸型風力発電装置1の軽量化を図っている。
筒状ロータ20の軸方向の重心は、羽根9の縦方向の長さcの中心であるc/2に位置し、周方向の重心は回転軸2と同軸の軸心である。よって、垂直軸型風力発電装置1の重心位置は筒状ロータ20の重心位置となっている。また、筒状ロータ20は重心位置に対して上下対称、左右対称の形状となっている。
筒状ロータ20の重心位置より下方では、回転軸2が軸受21a及び軸受21及びスラスト軸受30を介してハウジング22に回転自在に支持されており、筒状ロータ20は回転軸2と共に回転する。筒状ロータ20の重心位置と軸受21aとの拒離mを最小にすることにより、横風等の横荷重に対する曲げ応力を低減させることができる。
上アーム4は、筒状ロータ20に対して下向きの斜めに配設され、第1端部3が筒状ロータ20の上部に取り付けられ、上接合部7が羽根9の骨材19に接合されることで、羽根9の縦方向の上方を支持している。下アーム6は、筒状ロータ20に対して上向きの斜めに配設され、第2端部5が筒状ロータ20の下部に取り付けられ、下接合部8が羽根9の骨材19に接合されることで、羽根9の縦方向の下方を支持している。
上アーム4と下アーム6が、垂直軸型風力発電装置の重心位置近傍、つまり筒状ロータ20の上部と下部に取り付けられることで、上接合部7と下接合部8に生じる曲げモーメントを均衡させている。
上アーム4及び下アーム6は、図4に示すように、断面が扁平状の中空の筒であり、軽量で強固なアルミニウム合金等で形成される。よって、垂直軸型風力発電装置1の軽量化が図れると共に、その断面形状により、風損低減、慣性低減の効果が得られる。
第1中間アーム11は、筒状ロータ20の上部に第3端部10が取り付けられ、水平に配設されて第1中間接合部12が羽根9の骨材19に接合されることで、羽根9の中間上方を支持する主軸である。第2中間アーム14は、筒状ロータ20の下部に第4端部13が取り付けられ、水平に配設されて第2中間接合部15が羽根9の骨材19に接合されることで、羽根9の中間下方を支持する主軸である。
第1中間アーム11と第2中間アーム14が、垂直軸型風力発電装置の重心位置、つまり筒状ロータ20の重心位置に対して上下対称に取り付けられることで、第1中間接合部12と第2中間接合部15に生じる曲げモーメントを均衡させている。
第1中間アーム11及び第2中間アーム14は、図4で示した上アーム4及び下アーム6と同様に、断面が扁平状の中空の筒であるが、羽根9を強固に支持する主軸であるために、上アーム4及び下アーム6に比して太くなっている。第1中間アーム11及び第2中間アーム14もまた、軽量で強固なアルミニウム合金等で形成される。よって、垂直軸型風力発電装置1の軽量化が図れると共に、その断面形状により、風損低減、慣性低減の効果が得られる。
なお、図1において、筒状ロータ20への2本の中間アームと上下アームの取り付け個所は別個所となっているが、第1中間アーム11と上アーム4の筒状ロータ20への取り付け個所を同じにし、第2中間アーム14と下アーム6の筒状ロータ20への取り付け個所を同じにすることも可能であることはいうまでもない。
ハウジング22は、ベース23を有し、ベース23は図示されない基礎に対して適宜の固定手段で固定される。また、回転軸2の下方には、適宜の変速機構24を介して発電機25が連結されている。なお、回転軸2に発電機25が直結した構成でも良い。
次に、本発明の第1実施形態に係る垂直軸型風力発電装置の作動を説明する。
横風を受けた羽根9は回転軸2の周方向に回転し、それに伴い筒状ロータ20が回転する。筒状ロータ20の回転力が、軸受21,21aによって垂直に支持され、軸方向の荷重を受けるスラスト軸受30によって水平に支持された回転軸2に作用して、回転軸2が回転し、その回転力が回転軸2の下方の変速機構24に伝導して発電機25に作用することで、垂直軸型風力発電装置は発電する。
次に、上記の構成における垂直軸型風力発電装置の羽根とアームとの最適な位置関係を得るため、下記の試験を行った。
まず、図1及び図5で模式的に示すように、羽根の縦方向の長さをcとし、羽根の上端16から上接合部7までの距離をaとし、上接合部7から第1中間接合部12までの距離をbとする。同様に、羽根の下端17から下接合部8までの距離をaとし、下接合部8から第2中間接合部15までの距離をbとする。
次に、図5のように、上接合部7及び下接合部8に発生する曲げモーメントをM1、第1中間接合部12及び第2中間接合部15に発生する曲げモーメントをM2、羽根中央に発生する曲げモーメントをM3、拒離b間に発生する曲げモーメントをM4とする。
次に、有限要素法により、各曲げモーメントの絶対値|M1|〜|M4|(以下|Mi|)が描く等高線を求めた。その結果を図6に示す。ここで、縦軸はb/cであり、横軸はa/cである。図6より、a/c=0.11、b/c=0.28付近に各曲げモーメントの絶対値|Mi|の最小値が存在することがわかった。
次に、a/cを0.11付近に固定して、横軸をb/cとし、縦軸を|Mi|/|M0|として、b/cを変化させた時の|Mi|/|M0|の大きさを測定した。ここで、|M0|は、羽根を中央一点で支持した場合の曲げモーメントの絶対値である。その結果を図7に示す。図7より、b/c=0.18〜0.37で|Mi|を|M0|の10%以下に抑えることができることが分かった。
次に、b/cを0.28付近に固定して、横軸をa/cとし、縦軸を|Mi|/|M0|として、a/cを変化させた時の|Mi|/|M0|の大きさを測定した。その結果を図8に示す。図8より、a/c=0.02〜0.16で|Mi|を|M0|の10%以下に抑えることができることが分かった。
以上のように、第1実施形態の垂直軸型風力発電装置1は、b/c=0.18〜0.37、a/c=0.02〜0.16とすることで、遠心力による各曲げモーメントM1〜M4を最小化できる構成となっている。
これにより、4本のアームを細く、短く、軽くしても、曲げモーメントに対する十分な耐久性を羽根に付加できるため、軽量の垂直軸型風力発電装置を提供できる。
次に、本発明の第1実施形態に係る垂直軸型風力発電装置の効果を説明する。
以上のように構成された垂直軸型風力発電装置においては、羽根9が、筒状ロータ20の重心位置の近傍に取り付けられた、2本の上下アーム4,6及び、2本の中間アーム11,14によって上下及び中央2点で支持され、羽根9の支持点の位置を筒状ロータ20の重心位置に対して上下対称に均衡させているため、遠心力により羽根9に生じる曲げモーメントを最小化できる。また、断面が横向きに扁平となった形状の軽量なアームで構成されるため、アームに負荷される抵抗を減らして、風損を低減できると共に、垂直軸型風力発電装置を軽量化できる。
また、本発明の第1実施形態に係る垂直軸型風力発電装置1は、図9のように構成されていても良い。つまり、第1中間アーム11及び第2中間アーム14は斜めに配設されている。第1中間アーム11の第3端部10は筒状ロータ20と上アーム4との接合部である第1端部3に接合されており、第2中間アーム14の第4端部13は筒状ロータ20と下アーム6との接合部である第2端部5に接合されている。
なお、図9において、筒状ロータ20への2本の中間アームと上下アームの取り付け個所を同個所としているが、2本の中間アームと上下アームを別々の個所に取り付けることも可能であることはいうまでもない。
また、本発明の第1実施形態に係る垂直軸型風力発電装置1は、図10のように構成されていても良い。つまり、第1中間アーム11及び第2中間アーム14は水平に配設されるが、第1中間アーム11の第3端部10は上アーム4に接合されており、第2中間アーム14の第4端部13は下アーム6に接合されている。これにより、2本の中間アームを短くすることができる。
なお、第1中間アーム11と第2中間アーム14は水平に配設される場合に限られず、斜めに配設されていても良い。
[第2実施形態]
本発明の第2実施形態に係る垂直軸型風力発電装置100の構成を図11に基づいて説明する。第2実施形態の構成が第1実施形態と異なる点は、回転軸2の上方には、筒状ロータ20に代えて、円板18が設けられている点である。
上アーム4は、円板18に対して下向きの斜めに配設され、第1端部3が円板18の上側指向折り曲げ部に取り付けられ、上接合部7が羽根9の骨材19に接合されることで、羽根9の縦方向の上部を支持している。下アーム6は、円板18に対して上向きの斜めに配設され、第2端部5が円板18の下側指向折り曲げ部に取り付けられ、下接合部8が羽根9の骨材19に接合されることで、羽根9の縦方向の下部を支持している。
第1中間アーム11は、円板18の上側指向折り曲げ部に第3端部10が取り付けられ、斜めに配設されて第1中間接合部12が羽根9の骨材19に取り付けられることで、羽根9の中間上方を支持している。第2中間アーム14は、円板18の下側指向折り曲げ部に第4端部13が取り付けられ、斜めに配設されて第2中間接合部15が羽根9の骨材19に取り付けられることで、羽根9の中間下方を支持している。
なお、図11では、円板18への2本の中間アームと上下アームの取り付け個所を同個所としているが、2本の中間アームと上下アームを別々の個所に取り付けることも可能であることはいうまでもない。
その他の点については第1実施形態と同じであり、作動、効果も同様であり、羽根とアームの位置関係を最適化することで曲げモーメントを最小化できる点も同様であるので、その説明を省略する。
また、本発明の第2実施形態に係る垂直軸型風力発電装置100は、図12のように構成されていても良い。つまり、第1中間アーム11及び第2中間アーム14は水平に配設され、第1中間アーム11の第3端部10は上アーム4に接合されており、第2中間アーム14の第4端部13は下アーム6に接合されている。2本の中間アームを短くすることができる。
なお、第1中間アーム11と第2中間アーム14は水平に配設される場合に限られず、斜めに配設されていても良い。
また、本発明を好適な実施の形態に基づいて説明したが、本発明はその趣旨を超えない範囲において変更が可能である。即ち、図1で示した第1実施形態の垂直軸型風力発電装置1において、筒状ロータ20に隣接する軸受21aの位置を軸方向の重心位置とすることで、横荷重による曲げモーメントをゼロにできる。
また、2本の中間アーム11,14を、羽根9を支持する主軸として捉えたが、上下アーム4,6を主軸としても良い。この場合、上下アーム4,6を2本の中間アーム11,14よりも太くし、羽根9を強固に支持するようにする。
また、縦向きの羽根は、回転軸の内周に複数枚配設される内周の羽根と、内周の羽根に連結して外周に配設される外周の羽根との二重構造となっていても良い。この場合には、内周の羽根を支持する4本のアームが、遠心力による曲げモーメントを最小化するように配設され、且つ、内周の羽根から延びて外周の羽根を連結・支持する4本のアームが、遠心力による曲げモーメントを最小化するように配設されることで、風に対する揚力を高めた垂直軸型風力発電装置とすることができる。
本発明の第1実施形態に係る垂直軸型風力発電装置の構成を表した模式図である。 本発明の第1実施形態に係る垂直軸型風力発電装置を表した斜視図である。 本発明の垂直軸型風力発電装置の羽根を表した構造図である。 本発明の垂直軸型風力発電装置のアームを表した斜視図である。 本発明の垂直軸型風力発電装置の羽根に負荷される曲げモーメントを表した模式図である。 本発明の垂直軸型風力発電装置に負荷される各曲げモーメントの最大値の描く等高線を有限要素法により求めたグラフ図である。 本発明の垂直軸型風力発電装置に負荷される各曲げモーメントの変化をパラメータa/cを固定して求めたグラフ図である。 本発明の垂直軸型風力発電装置に負荷される各曲げモーメントの変化をパラメータb/cを固定して求めたグラフ図である。 本発明の第1実施形態に係る垂直軸型風力発電装置の変形例の一例の構成を表した模式図である。 本発明の第1実施形態に係る垂直軸型風力発電装置の変形例の一例の構成を表した模式図である。 本発明の第2実施形態に係る垂直軸型風力発電装置の構成を表した模式図である。 本発明の第2実施形態に係る垂直軸型風力発電装置の変形例の一例の構成を表した模式図である。
符号の説明
1 垂直軸型風力発電装置
2 回転軸
3 第1端部
4 上アーム
5 第2端部
6 下アーム
7 上接合部
8 下接合部
9 羽根
10 第3端部
11 第1中間アーム
12 第1中間接合部
13 第4端部
14 第2中間アーム
15 第2中間接合部
16 上端
17 下端
18 円板
19 骨材
20 筒状ロータ
21 軸受
21a 軸受
22 ハウジング
23 ベース
24 変速機構
25 発電機
30 スラスト軸受

Claims (5)

  1. 垂直に設けられた回転軸と、この回転軸の周方向に複数枚配設された縦向きの羽根とを有する垂直軸型風力発電装置であって、
    前記回転軸の先端にロータを設け、前記羽根の縦方向の上下2か所を支持する2本の上下アームを前記ロータに対して下向き又は上向きの斜めになるように取り付け、前記羽根の前記上下2か所の間に位置する中間2か所を支持する2本の中間アームを前記ロータ又は前記上下アームに取り付けたことを特徴とする垂直軸型風力発電装置。
  2. 前記羽根の縦方向の長さをcとし、前記羽根の上下端から前記上下2か所の支持点までの距離をaとし、前記上下2か所の支持点から前記中間2か所までの距離をbとすると、前記上下2か所の支持点は、a/cが0.02〜0.16の範囲に位置し、前記中間2か所の支持点は、b/cが0.18〜0.37の範囲に位置することを特徴とする請求項1に記載の垂直軸型風力発電装置。
  3. 前記ロータとして、筒状のロータが使用され、前記上下アームは前記ロータの上下端に取り付けられる請求項1又は2に記載の垂直軸型風力発電装置。
  4. 前記2本の上下アーム及び前記2本の中間アームは、断面が中空となった中空アームにより形成されている請求項1又は2に記載の垂直軸型風力発電装置。
  5. 前記2本の上下アーム及び前記2本の中間アームは、断面が横向きに扁平となった形状に形成されている請求項1又は2に記載の垂直軸型風力発電装置。
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