JP2005127047A - 錠受け装置、およびこれを備えた建具 - Google Patents

錠受け装置、およびこれを備えた建具 Download PDF

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Abstract

【課題】 取付作業の作業性を向上させることができる錠受け装置、およびこれを備えた建具を提供すること。
【解決手段】受け部材(前面部材11およびストライクボックス12)と引寄せ片123とを備えた錠受け装置10を、前面部材11の固定部114を介して縦枠2に固定することで、一度の取付作業によって縦枠2に取り付けられるので、障子4の建て込み時における受け孔111および引寄せ片123の位置調整が同時に実施でき、取付作業の作業性を向上させることができる。
【選択図】 図3

Description

本発明は、錠受け装置、およびこれを備えた建具に関する。
従来より、錠受けと、この錠受けに係合する鎌錠とを備えた建具が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載された建具は、窓枠、固定壁、および障子を備えた片引き戸であって、縦枠に錠受け部材が取り付けられ、障子の縦框に鎌錠が設けられている。また、縦枠には、障子の縦框に取り付けられた引寄せ片をガイドして障子を引き寄せるガイド片が一体に形成されており、障子を閉じた際に引寄せ片がガイド片にガイドされることで、縦框の側面が縦枠のAT材に密接されて気密性が確保されるようになっている。そして、片引き戸は、障子を閉じた状態で、操作つまみを回して鎌錠を縦枠側に回動させ、錠受けの受け孔に係合させることで、施錠できるようになっている。
特開2002−242544号公報
しかしながら、特許文献1に記載の建具では、窓枠に障子を建て込む際に、縦框に取り付けられた引寄せ片と、縦枠に取り付けられた錠受け部材との、2箇所に取り付けられた部材の位置調整を別々に行う必要があるため、取付作業に手間が掛かるという問題がある。すなわち、引寄せ片の位置調整によって、障子の見込み方向の位置決めを実施した後に、鎌錠が受け孔に円滑に係合されるように錠受け部材の位置決めを実施しなければならず、二度の位置調整作業が必要であり手間を要する。
本発明の目的は、取付作業の作業性を向上させることができる錠受け装置、およびこれを備えた建具を提供することにある。
本発明の錠受け装置は、枠および障子を備えた建具における縦枠の側面に取り付けられ、前記障子の縦框に設けられた錠部材に係合する錠受け装置であって、前記錠部材が係合する受け孔、この受け孔の後方を覆う凹穴部、および前記縦枠に固定される固定部を有した受け部材と、前記受け部材よりも前記障子側に突出するとともに、当該障子を閉じた際に、前記縦框に当接して当該縦框を見込み方向に案内する引寄せ片とを備えたことを特徴とする。
このような構成によれば、引寄せ片と受け部材とを備えて錠受け装置を構成し、受け部材の固定部を介して縦枠に固定することで、一度の取付作業によって縦枠に取り付けられるため、障子建て込み時における受け孔や引寄せ片の位置調整が同時に実施でき、取付作業の作業性を向上させることができる。
また、錠受け装置に引寄せ片が設けられているので、縦枠に一体に引寄せ片やガイド片を形成する必要がなく、縦枠の部材断面を単純化でき、枠材の設計や製造に要する手間やコストを削減することができる。
ここで、引寄せ片を受け部材に一体に設けた場合でも、鎌錠等の錠部材を受け入れる受け孔は、通常、鎌錠等の幅寸法よりも若干大きめに形成されてクリアランスが設定されているため、このクリアランスの範囲内において、引寄せ片の位置調整ができるようになっている。
この際、本発明の錠受け装置では、前記引寄せ片は、前記受け部材の受け孔に対して前記縦枠の見込み方向に位置調整可能に設けられていることが好ましい。
このような構成によれば、固定部を介して受け部材を縦枠に取り付ける前、または取り付けた後に、引寄せ片の位置調整を個別に実施できるので、より高精度に調整作業を行うことができる。このように、引寄せ片の調整作業を別途実施したとしても、一つの錠受け装置において作業が実施できるので、従来のように異なる二箇所以上において作業を実施する場合と比較して、作業効率を向上させることができる。
また、本発明の錠受け装置では、前記受け部材は、前記受け孔および固定部が設けられた第1部材と、この第1部材よりも前記縦枠側に配置され、前記凹穴部および引寄せ片が設けられた第2部材とを備えて構成され、前記第2部材は、前記第1部材と前記縦枠とに挟まれて当該縦枠に固定されることが好ましい。
このような構成によれば、第1および第2の部材の二部材から受け部材を構成し、第2部材に引寄せ片を設け、第1部材の固定部を縦枠に固定することで、一度の取付作業によって縦枠に取り付けられるため、受け孔および引寄せ片の位置調整が同時に実施でき、取付作業の作業性を向上させることができる。
さらに、第1部材と第2部材とが別部材で構成されるので、縦框および錠部材の組み合わせに応じて、適切な大きさや形状の引寄せ片や受け孔を有した第1および第2部材を選択することで、これら各部材の共通化を図り、部品点数を削減して低コスト化を促進させることができる。
この際、本発明の錠受け装置では、前記引寄せ片は、前記第1部材の受け孔に対して、左右いずれかに偏って前記第2部材に形成されており、前記第2部材は、前記引寄せ片が前記建具の見込み方向一方側または他方側に配置されるように、上下反転して取り付け可能に構成されていることが好ましい。
このような構成によれば、第2部材が上下反転して取り付け可能、すなわち第2部材を前方側(障子側)から見た場合に、受け孔に対して左右任意の側に引寄せ片を位置させて第2部材を取り付けることができるので、建具の開閉方向(右引きや左引き)や、縦框を案内する方向等に関わらず、共通の第2部材を用いることができ、部品点数を削減して低コスト化をさらに促進させることができる。
さらに、本発明の錠受け装置では、前記第2部材は、軟質な材料から形成され、この第2部材には、前記第1部材よりも前記障子側に突出して当該障子の縦框が衝突した際の衝撃を緩和するための緩衝部が設けられていることが好ましい。
ここで、軟質な材料としては、ゴムや軟質合成樹脂等が採用できる。
このような構成によれば、錠受け機能、障子の引寄せ機能、および戸当り機能を備えた錠受け装置を構成することができる。すなわち、緩衝部による戸当り機能を備えたことで、障子を閉じた時の縦框と縦枠(錠部材と錠受け装置)の衝突音や振動の発生を抑制することができる。さらに、緩衝部を第2部材に一体に設けたことで、部品点数が増加することなく戸当り機能を付加することができる。
また、本発明の錠受け装置では、前記受け部材の前面には、前記障子の縦框が衝突した際の衝撃を緩和するための緩衝材が設けられていてもよい。
このような構成によっても、戸当り機能を錠受け装置に付加することができる。
一方、本発明の建具は、枠および障子を備えた建具であって、前記枠の縦枠には、前記いずれかの錠受け装置と、この錠受け装置を構成する引寄せ片に対向して当該縦枠の長手方向に沿った気密材とが設けられ、前記障子を閉じた際に、当該障子の縦框が前記引寄せ片に案内されて前記気密材に密接されることを特徴とする。
このような構成によれば、前述と同様の作用効果を有した建具を構成することができ、障子の縦框と気密材とが密接することで、建具の気密性を向上させることができる。
以下、本発明の各実施形態を図面に基づいて説明する。
なお、第2実施形態以降において、次の第1実施形態で説明する構成部材と同じ構成部材、および同様な機能を有する構成部材には、第1実施形態の構成部材と同じ符号を付し、それらの説明を省略または簡略化する。また、各図においては、主要構成部品の断面を示すハッチングが省略されている。
〔第1実施形態〕
本発明の第1実施形態に係る錠受け装置、およびこれを備えた建具について、図1ないし図5に基づいて説明する。
図1は、本実施形態の建具としての引戸1の一部を示す横断面図である。図2は、引戸1の縦枠2を断面して示す正面図であり、図1のII−II線矢視図である。図3は、縦枠2に設けられる錠受け装置10を示す平面図および側面図である。図4は、錠受け装置10を示す分解斜視図である。図5は、錠受け装置10を示す平面図および側面図であり、図3とは異なる取付状態を示す図である。
なお、本実施形態では、引戸1について説明を行うが、本発明の建具としては、引違い窓や片引き窓等であってもよい。
図1、2において、引戸1は、浴室の出入り口に設けられたものであって、それぞれアルミ押出形材製の上枠、下枠、および左右の縦枠2を四周枠組みした枠3と、この枠3の内側に開閉自在に支持された障子4とを備えて構成されている。この引戸1は、例えば、互いに連動して開閉される3つの障子4を有する三連引戸であってもよく、また1つの障子4を有する片引き戸であってもよい。障子4は、アルミ押出形材製の上框、下框、および左右の縦框5を四周框組みした内部に、ガラス製やポリカーボネート製の面材6を嵌め込んで構成されている。そして、障子4は、戸先側(縦枠2側)の縦框(戸先框)5に取り付けられたハンドル7を操作することで、図中左右に開閉可能になっている。また、障子4の戸先框5には、浴室側に設けられたつまみ8により回動操作される錠部材としての鎌錠9が設けられ、縦枠2には、鎌錠9が係合する錠受け装置10が設けられており、これらの鎌錠9および錠受け装置10によって、引戸1は施錠可能になっている。
縦枠2には、その見付け方向内方側(図1中、左側)に向かって突出する2つの突出片2A,2Bと、これらの突出片2A,2Bによって形成され、障子4の縦框5を受け入れる凹状部2Cとが設けられている。突出片2A,2Bのうち、浴室側の突出片2Aの凹状部2Cの内部側には、縦框5に当接して浴室の気密性、水密性を確保するための気密材であるAT材2Dが取り付けられている。そして、障子4を閉じた状態において、縦框5は後述する錠受け装置10の引寄せ片123によって浴室側に案内されて、縦框5の浴室側側面がAT材2Dに密接されるようになっている。
図3、4において、錠受け装置10は、第1部材としての前面部材(フロント)11と、第2部材としてのストライクボックス12との二部材から構成されている。
前面部材11は、SUSやアルミ等の金属製板材から曲げ加工により形成され、その前面(障子4に対向する面)に鎌錠9が係合される受け孔111が設けられている。この受け孔111の下端部には、縦枠2側に凹んだ受け部112が形成されており、この受け部112に鎌錠9が係合するようになっている(図2)。また、受け部112の下側には、水抜き孔113が設けられている。そして、前面部材11の上下の端部には、固定部としてのビス孔114が設けられており、このビス孔114に前面側から挿通したビス13により、前面部材11が縦枠2に固定されている。さらに、前面部材11の前面には、障子4の縦框5が衝突した際の衝撃を緩和するための緩衝材14が二箇所に取り付けられている。これらの緩衝材14は、ウレタン樹脂等の弾性を有した材料から形成され、縦框5や縦框5に取り付けられた戸当り部材(不図示)に当接するようになってる。
ストライクボックス12は、金属製または樹脂製であって、全体略矩形状の前面部121と、この前面部121から縦枠2側に凹んだ凹穴部122とを備えて形成されている。前面部121の外周四辺は、前面部材11に形成された折曲げ部115に係止されるようになっている。これにより、前面部材11を縦枠2にビス止め固定することで、ストライクボックス12の前面部121は、前面部材11と縦枠2との間に挟持されるとともに、折曲げ部115で係止されて、ストライクボックス12が固定される。凹穴部122は、前面部材11の受け孔111および水抜き孔113の後方(縦枠2側)を覆って形成され、鎌錠9を受け入れ可能になっており、縦枠2に設けられた挿通孔に挿入されている。また、受け孔111を介して凹穴部122に浸入した水等は、前面部材11の水抜き孔113から排出されるようになっている。
また、ストライクボックス12の前面部121には、縦枠2の突出片2Bに沿って障子4側に突出する引寄せ片123が形成されている。この引寄せ片123は、図3に示すように、前面部材11の受け孔111に対して一方の側方(見込み方向左側)の上側において、前面部材11の前面よりも障子4側に突出し、縦枠2のAT材2Dに対向して設けられている。そして、引寄せ片123の先端には、傾斜面が形成されており、障子4の縦框5が当接した際に、縦框5を浴室側に案内してAT材2Dに密接させることができるようになっている。
以上のように、本実施形態の錠受け装置10では、前面部材11およびストライクボックス12によって鎌錠9に係合する受け部材が構成され、この受け部材の一部であるストライクボックス12に一体に引寄せ片123が設けられている。
さらに、図5に示すように、ストライクボックス12は、上下反転して取り付け可能に構成されている。すなわち、図5の縦枠2では、図3とは異なり、AT材2Dが脱衣室側の突出片2Bに設けられており、引寄せ片123が浴室側になるように反転してストライクボックス12が取り付けられるようになっている。これにより、障子4の縦框5が引寄せ片123に当接した際に、縦框5を脱衣室側に案内してAT材2Dに密接させることができるようになっている。
なお、ストライクボックス12を反転して取り付ける場合としては、AT材2Dの取付位置が相違する場合に限らず、障子4の開閉方向が逆になる場合などがある。
このような本実施形態によれば、以下のような効果がある。
(1)錠受け装置10を前面部材11およびストライクボックス12の二部材から構成し、前面部材11を縦枠2にビス止め固定することで、受け孔111が設けられた前面部材11と引寄せ片123が設けられたストライクボックス12とが、一度の取付作業によって縦枠2に取り付けられるため、障子4の建て込み時における受け孔111および引寄せ片123の位置調整が同時に実施でき、取付作業の作業性を向上させることができる。
(2)また、引寄せ片123がストライクボックス12に設けられているので、縦枠2に一体に引寄せ片やガイド片を形成する必要がなく、縦枠2の部材断面を単純化でき、枠材の設計や製造に要する手間やコストを削減することができる。
(3)さらに、前面部材11とストライクボックス12とが別部材で構成されるので、縦框5および鎌錠9の組み合わせに応じて、適切な大きさや形状の引寄せ片123や受け孔111を有した前面部材11およびストライクボックス12を選択することで、これら各部材の共通化を図り、部品点数を削減して低コスト化を促進させることができる。
(4)ストライクボックス12が上下反転して取り付け可能なので、引戸1の開閉方向(右引きや左引き)や、縦框5を案内するAT材2Dの取付位置等に関わらず、共通のストライクボックス12を用いることができ、部品点数を削減して低コスト化をさらに促進させることができる。
(5)また、引寄せ片123で障子4の縦框5を案内して、縦框5をAT材2Dに密接させることで、引戸1の気密性、水密性を向上させることができる。
(6)また、錠受け装置10の前面部材11に緩衝材14を取り付けたことで、戸当り機能を付加することができ、障子4を閉じた時の縦框5と縦枠2(錠受け装置10)との衝突音や振動の発生を抑制することができる。
〔第2実施形態〕
次に、本発明の第2実施形態に係る錠受け装置について、図6に基づいて説明する。
図6(A)〜(C)は、本実施形態の錠受け装置20を示す断面図、正面図、および側面図である。
本実施形態の錠受け装置20は、前述の第1実施形態と同様の引戸1に設けられたものであり、戸当り機能の構成が相違する。以下、相違点について詳しく説明する。
図6において、錠受け装置20は、前述の第1実施形態と略同様の前面部材11およびストライクボックス12を備えて構成されている。
ストライクボックス12は、軟質合成樹脂(例えば、各種熱可塑性樹脂や熱可塑性エラストマー等)から射出成形によって形成されたもので、適度な弾性を有している。そして、ストライクボックス12の前面部121には、前面部材11に設けられた挿通孔116を貫通して障子4(図1、2)側に突出した、緩衝部124が二箇所に形成されている。これらの緩衝部124は、障子4を閉じた際に、障子4の縦框5や縦框5に取り付けられた戸当り部材(不図示)に当接して、衝突の衝撃を緩和することができるようになっている。
このような本実施形態によれば、上記(1)〜(5)の効果と略同様の効果に加えて以下のような効果がある。
(7)ストライクボックス12を軟質合成樹脂から形成し、ストライクボックス12に緩衝部124を一体に設けたことで、第1実施形態のような緩衝材14が不要になり、一層部品点数を削減して低コスト化を促進させることができる。
なお、本発明は、前記各実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる他の構成等を含み、以下に示すような変形等も本発明に含まれる。
例えば、錠受け装置10や鎌錠9の形態や、操作方法は、前記各実施形態において説明したものに限定されるものではなく、適宜変更することが可能である。また、錠受け装置10に係合する錠部材としては、鎌錠に限らず、他の形態のボルトを有したものでもよい。
また、前記実施形態では、前面部材11をビス止めすることで、前面部材11と縦枠2との間にストライクボックス12を挟持する取付構造としたが、これに限らず、ストライクボックスが前面部材に適宜な係止構造により取り付けられていてもよく、またストライクボックスが縦枠に係止されるように構成してもよい。また、前面部材11は、ビス止め固定に限らず、溶接や嵌合により縦枠2に固定されてもよい。
また、ストライクボックス12に形成する引寄せ片123を、複数形成してもよく、例えば、前面部材11の受け孔111に対して一方の側方側に縦に並べて複数の引寄せ片を配置してもよい。このようにすれば、ストライクボックス12が上下反転可能なままで、引寄せ片123の強度を高めることができ、より確実に障子4の縦框5を案内することができる。
また、前記実施形態では、引戸1における障子4の戸先側の縦框5が当接する縦枠2に錠受け装置10を設けたが、三連引戸における戸尻側障子の縦框と縦枠とを連結させる連結構造として本発明の錠受け装置を用いることが可能である。すなわち、戸尻側障子の縦框に鎌錠を設け、この鎌錠に係合する錠受け装置を縦枠に設けけば、戸尻側障子を縦枠に連結させることができるとともに、必要に応じて鎌錠の係合を外すことで、戸尻側障子を開閉させることもできる。そして、このような三連引戸においては、戸先側と戸尻側とでストライクボックス12を反転させた共通の錠受け装置を用いることができる。
また、前記実施形態では、別体の前面部材11およびストライクボックス12によって受け部材を構成し、ストライクボックス12に引寄せ片123を一体に設けたが、これに限らず、前面部材およびストライクボックスを一体化した受け部材を用いてもよく、この受け部材に引寄せ片を一体に設ける、または別体の引寄せ片を取り付けるように構成してもよい。そして、受け部材に別体の引寄せ片を取り付ける場合には、例えば、全体略L字形に形成した引寄せ片を、長孔等を介して受け部材にビス止めする構成が採用できる。このように、引寄せ片を受け部材に対して位置調整可能に取り付けることで、引寄せ片の位置調整精度を向上させることができる。
その他、本発明を実施するための最良の構成、方法などは、以上の記載で開示されているが、本発明は、これに限定されるものではない。すなわち、本発明は、主に特定の実施形態に関して特に図示され、かつ説明されているが、本発明の技術的思想および目的の範囲から逸脱することなく、以上述べた実施形態に対し、形状、材質、数量、その他の詳細な構成において、当業者が様々な変形を加えることができるものである。
従って、上記に開示した形状、材質などを限定した記載は、本発明の理解を容易にするために例示的に記載したものであり、本発明を限定するものではないから、それらの形状、材質などの限定の一部もしくは全部の限定を外した部材の名称での記載は、本発明に含まれるものである。
本発明の第1実施形態に係る引戸の一部を示す横断面図である。 前記引戸の縦枠を断面して示す正面図である。 前記縦枠に設けられる錠受け装置を示す平面図および側面図である。 前記錠受け装置を示す分解斜視図である。 前記錠受け装置を示す平面図および側面図であり、図3とは異なる取付状態を示す図である。 (A)〜(C)は、本発明の第2実施形態に係る錠受け装置を示す断面図、正面図、および側面図である。
符号の説明
1…建具である引戸、2…縦枠、2D…気密材であるAT材、4…障子、5…縦框(戸先框)、9…錠部材である鎌錠、10,20…錠受け装置、11…第1部材である前面部材、12…第2部材であるストライクボックス、14…緩衝材、111…受け孔、114…固定部であるビス孔、122…凹穴部、123…引寄せ片、124…緩衝部。

Claims (7)

  1. 枠および障子を備えた建具における縦枠の側面に取り付けられ、前記障子の縦框に設けられた錠部材に係合する錠受け装置であって、
    前記錠部材が係合する受け孔、この受け孔の後方を覆う凹穴部、および前記縦枠に固定される固定部を有した受け部材と、
    前記受け部材よりも前記障子側に突出するとともに、当該障子を閉じた際に、前記縦框に当接して当該縦框を見込み方向に案内する引寄せ片と
    を備えた錠受け装置。
  2. 前記引寄せ片は、前記受け部材の受け孔に対して前記縦枠の見込み方向に位置調整可能に設けられている請求項1に記載の錠受け装置。
  3. 前記受け部材は、前記受け孔および固定部が設けられた第1部材と、この第1部材よりも前記縦枠側に配置され、前記凹穴部および引寄せ片が設けられた第2部材とを備えて構成され、
    前記第2部材は、前記第1部材と前記縦枠とに挟まれて当該縦枠に固定される請求項1または請求項2に記載の錠受け装置。
  4. 前記引寄せ片は、前記第1部材の受け孔に対して、左右いずれかに偏って前記第2部材に形成されており、前記第2部材は、前記引寄せ片が前記建具の見込み方向一方側または他方側に配置されるように、上下反転して取り付け可能に構成されている請求項3に記載の錠受け装置。
  5. 前記第2部材は、軟質な材料から形成され、この第2部材には、前記第1部材よりも前記障子側に突出して当該障子の縦框が衝突した際の衝撃を緩和するための緩衝部が設けられている請求項3または請求項4に記載の錠受け装置。
  6. 前記受け部材の前面には、前記障子の縦框が衝突した際の衝撃を緩和するための緩衝材が設けられている請求項1から請求項4のいずれかに記載の錠受け装置。
  7. 枠および障子を備えた建具であって、
    前記枠の縦枠には、請求項1から請求項6のいずれかに記載の錠受け装置と、この錠受け装置を構成する引寄せ片に対向して当該縦枠の長手方向に沿った気密材とが設けられ、
    前記障子を閉じた際に、当該障子の縦框が前記引寄せ片に案内されて前記気密材に密接される建具。
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