JP2005125837A - コンバイン - Google Patents

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JP2005125837A
JP2005125837A JP2003361103A JP2003361103A JP2005125837A JP 2005125837 A JP2005125837 A JP 2005125837A JP 2003361103 A JP2003361103 A JP 2003361103A JP 2003361103 A JP2003361103 A JP 2003361103A JP 2005125837 A JP2005125837 A JP 2005125837A
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Yoshitaka Shinpo
喜崇 新保
Masabumi Takagi
正文 高木
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Yanmar Co Ltd
Yanmar Agribusiness Co Ltd
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Yanmar Co Ltd
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Abstract

【課題】 キャビンが自重により使用位置に回動復帰するという不測の事態が発生するのを防止すること。
【解決手段】 車体フレーム上に、運転部を被覆するキャビンの前下部を枢支して、同キャビンを略垂直に起立させた使用位置と、前方へ傾斜させた不使用位置との間で回動自在となしたコンバインにおいて、キャビンの前下部の枢支部は、使用位置ではキャビンの重心位置よりも前方に位置し、かつ、不使用位置ではキャビンの重心位置よりも後方に位置するように配置した。
【選択図】 図3

Description

本発明は、コンバインに関する。
従来、コンバインの一形態として、車体フレーム上に、運転部を被覆するキャビンの前下部を枢支して、同キャビンを略垂直に起立させた使用位置と、前方へ傾斜させた不使用位置との間で回動自在となしたものがある(例えば、特許文献1参照)。
そして、キャビンは、使用位置と不使用位置とでそれぞれ固定手段により固定するようにしている。
特開平8−163916号公報
ところが、キャビンの前下部の枢支部は、使用位置と不使用位置のいずれにおいてもキャビンの重心位置よりも前方に位置するように配置されているため、不使用位置にて固定手段が壊れた際には、キャビンが自重により使用位置に回動復帰するという不測の事態が発生する虞がある。
そこで、本発明では、車体フレーム上に、運転部を被覆するキャビンの前下部を枢支して、同キャビンを略垂直に起立させた使用位置と、前方へ傾斜させた不使用位置との間で回動自在となしたコンバインにおいて、キャビンの前下部の枢支部は、使用位置ではキャビンの重心位置よりも前方に位置し、かつ、不使用位置ではキャビンの重心位置よりも後方に位置するように配置したことを特徴とするコンバインを提供するものである。
また、本発明は、以下の構成にも特徴を有する。
(1)車体フレーム上に、運転部を被覆するキャビンの前下部を枢支して、同キャビンを略垂直に起立させた使用位置と、前方へ傾斜させた不使用位置との間で回動自在となしたコンバインにおいて、キャビンの後壁に取付体を介して作業部操作用レバーを取り付けると共に、同取付体は、キャビンの後壁に作業部操作用レバーと一体的に着脱自在に取り付けたこと。
(2)取付体は、キャビンの後壁に後方から着脱自在に取り付けたこと。
(1)請求項1記載の本発明では、車体フレーム上に、運転部を被覆するキャビンの前下部を枢支して、同キャビンを略垂直に起立させた使用位置と、前方へ傾斜させた不使用位置との間で回動自在となしたコンバインにおいて、キャビンの前下部の枢支部は、使用位置ではキャビンの重心位置よりも前方に位置し、かつ、不使用位置ではキャビンの重心位置よりも後方に位置するように配置している。
このようにして、キャビンの前下部の枢支部を、使用位置ではキャビンの重心位置よりも前方に位置し、かつ、不使用位置ではキャビンの重心位置よりも後方に位置するように配置しているため、キャビンは、使用位置では重心位置が枢支部よりも後方に位置して、同使用位置に安定状態にて支持され、また、不使用位置では重心位置が枢支部よりも前方に位置して、同不使用位置に安定状態に支持される。
従って、特に、不使用位置において、作業者がキャビンの下方に配設した構造物のメンテナンス作業等を行っている際に、キャビンを不使用位置に固定する手段が故障等して機能しなくなった場合でも、キャビンは不使用位置に保持されるため、キャビンが自重により使用位置に回動復帰するという不測の事態が発生するのを防止することができて、作業者の安全性を良好に確保することができる。
(2)請求項2記載の本発明では、車体フレーム上に、運転部を被覆するキャビンの前下部を枢支して、同キャビンを略垂直に起立させた使用位置と、前方へ傾斜させた不使用位置との間で回動自在となしたコンバインにおいて、キャビンの後壁に取付体を介して作業部操作用レバーを取り付けると共に、同取付体は、キャビンの後壁に作業部操作用レバーと一体的に着脱自在に取り付けている。
このようにして、取付体をキャビンの後壁に作業部操作用レバーと一体的に着脱自在に取り付けているため、同取付体を取り外すだけで、作業部操作用レバーも取り外すことができて、同作業部操作用レバーに連結した連結機構の取り外し作業を行うことなく、キャビンを不使用位置まで回動させて、キャビンの下方の構造物のメンテナンス作業等を楽に行うことができる。
また、取付体をキャビンの後壁に取り付けるだけで、作業部操作用レバーも取り付けることができて、同作業部操作用レバーの着脱作業を楽に行うことができる。
(3)請求項3記載の本発明では、取付体は、キャビンの後壁に後方から着脱自在に取り付けている。
このようにして、取付体をキャビンの後壁に後方から着脱自在に取り付けているため、同取付体の着脱作業をキャビンの後方位置にて楽に行うことができる。
この際、取付体に取り付けている作業部操作用レバーには連結機構を連結しているが、同連結機構を作業部操作用レバーに連結したままの状態にて、取付体の着脱作業を容易に行うことができる。
図1及び図2に示すAは、本発明に係るコンバインであり、同コンバインAは、左右一対のクローラ式の走行部1,1上に車体フレーム2を設け、同車体フレーム2の左側前端部に刈取フレーム3を介して刈取部4と搬送部5とを昇降自在に取り付け、同車体フレーム2上の左側前部に穀稈移送部6と脱穀部7と選別部8を配設すると共に、後部に排藁処理部9を配設する一方、車体フレーム2上の右側前部にキャビン10を配設すると共に、右側中途部に穀粒貯留部11を配設している。12は穀粒搬出用のオーガである。
このようにして、刈取部4により穀稈を刈り取り、刈り取った穀稈を搬送部5により後上方の穀稈移送部6まで搬送して、同穀稈移送部6に穀稈を受け渡し、同穀稈移送部6により穀稈の株元を挟扼すると共に穂先を脱穀部7内に挿入した状態で後方へ移送させるようにしている。
この際、穀稈の穂先は脱穀部7により脱穀されると共に、脱穀された穀粒は選別部8により選別されて、精粒のみが穀粒貯留部11に搬送されて貯留され、必要に応じてオーガ12を介して搬出されるようにしている。
また、脱穀された穀稈は排藁として排藁処理部9に搬送され、同排藁処理部9にて細断・排出処理されるようにしている。
そして、キャビン10は、図3〜図6に示すように、略四角形箱型に形成して内部に運転部19を設けており、同運転部19は、床部20の前部にステアリングコラム21を立設し、同ステアリングコラム21の上端部にステアリングハンドル22を取り付け、同ステアリングハンドル22の後方位置に運転席23を配置している。24は、運転席23の前方から左側方にかけて配設した操作コラムである。
しかも、キャビン10の天井部25には、図12に示すように、冷・暖房装置26を配設して、同天井部25に設けた吹き出し部27から冷風ないしは温風を吹き出させて、キャビン10内を冷房ないしは暖房することができるようにしている。
さらには、図4〜図6にも示すように、キャビン10の前壁28の上半部はフロントガラス29により形成し、左側壁30の後半上部は左側開閉窓32により形成し、右側壁33の大部分は乗降用開閉扉34により形成している。
また、キャビン10は、図7に示すように、床部20の前半部35を低位置に配置し、後半部36を二段の階段状に高く形成しており、車体フレーム2の前端部に設けたキャビン前部支持体37と、同キャビン前部支持体37の後上方位置に設けたキャビン後部支持体38とに支持させている。
すなわち、キャビン10は、床部20の前半部35の下面左右側部に枢支ブラケット39,39を設ける一方、キャビン前部支持体37の左右側部に前部受け片40,40を設けて、各前部受け片40,40に上記枢支ブラケット39,39を左右方向に軸線を向けた枢軸41,41により枢支して、キャビン10を枢軸41,41廻りに前後回動自在となしている。
そして、キャビン10は、床部20の後半部36の下面左右側部に連結ブラケット42,42を設ける一方、キャビン後部支持体38の左右側部に後部受け片43,43を設けて、各後部受け片43,43により上記連結ブラケット42,42を下方から受けると共に、各連結ブラケット42,42に設けた連結ピン44,44に、各後部受け片43,43に設けた係合フック45,45を係脱自在に係合させて連結している。
また、車体フレーム2の前部と、キャビン10の床部20の前半部35との間には、緩衝用シリンダ46を介設する一方、キャビン後部支持体38と、キャビン10の床部20の後半部36との間には、中折れ自在の連結リンク47を介設している。48は緩衝用シリンダ位置調節体である。
このようにして、運転部19を被覆するキャビン10を、図8(a)に示すように、略垂直に起立させた使用位置(イ)と、図8(b)に示すように、前方へ傾斜させた不使用位置(ロ)との間で回動自在となしており、キャビン10の前下部の枢支部としての枢軸41,41は、使用位置(イ)ではキャビン10の重心位置Pよりも前方に位置し、かつ、不使用位置(ロ)ではキャビン10の重心位置Pよりも後方に位置するように配置している。
従って、キャビン10は、使用位置(イ)では重心位置Pが枢軸41,41よりも後方に位置して、同使用位置(イ)に安定状態にて支持され、また、不使用位置(ロ)では重心位置Pが枢軸41,41よりも前方に位置して、同不使用位置(ロ)に安定状態に支持される。
特に、不使用位置(ロ)において、作業者がキャビン10の下方に配設した構造物である原動機部のメンテナンス作業等を行っている際に、キャビン10を不使用位置(ロ)に固定する手段である連結リンク47が故障等して機能しなくなった場合でも、キャビン10は不使用位置(ロ)に保持されるため、キャビン10が自重により使用位置(イ)に回動復帰するという不測の事態が発生するのを防止することができて、作業者の安全性を良好に確保することができる。
キャビン10の後壁50には、図3、図5及び図6に示すように、取付体51を介して作業部操作用レバー52を取り付けると共に、同取付体51は、キャビン10の後壁50に作業部操作用レバー52と一体的に着脱自在に取り付けている。
そして、キャビン10の後壁50の内面にはレバーボックス53を取り付け、同レバーボックス53の前壁に形成したレバーガイド溝54中に、作業部操作用レバー52の先端部52aを抜き差し自在に挿通して、同先端部52aをキャビン10内に向けて突出させている。
また、取付体51の内面には、図9に示すように、レバーステー55を前方へ向けて突設し、同レバーステー55に左右方向に軸線を向けたレバー支軸56を介してボス部57を回動自在に取り付け、同ボス部57に作業部操作用レバー52の基端部を取り付けている。
しかも、上記ボス部57には作動アーム58,59を突設して、同作動アーム58,59と、車体後部に設けた排藁・結束流路切替体(図示せず)との間に、連結機構としての押し引きワイヤ60を介設している。60aはアウタワイヤ、60bはインナワイヤ、61は取付ボルトである。
このようにして、キャビン10の後壁50に、取付体51を後方から作業部操作用レバー52と一体的に着脱自在に取り付けているため、同取付体51をキャビン10の後方から後方へ引き出すように取り外すだけで、作業部操作用レバー52も取り外すことができて、同作業部操作用レバー52に連結した押し引きワイヤ60の取り外し作業を行うことなく、キャビン10を不使用位置(ロ)まで回動させて、キャビン10の下方の原動機部のメンテナンス作業等を楽に行うことができる。
この際、作業部操作用レバー52は、レバーガイド溝54中に先端部52aを抜き差し自在に挿通しているため、楽に取り外すことができる。
また、取付体51をキャビン10の後壁50に後方から取り付けるだけで、作業部操作用レバー52も取り付けることができて、同作業部操作用レバー52の取り付け作業を楽に行うことができる。
図10及び図11に示すように、キャビン10の天井部外装壁片65と後壁50には内装壁体66を張設しており、同内装壁体66は、天井部内装壁片67と後壁上半部内装壁片68と後壁下半部内装壁片69とに三分割して形成している。67a、67b、69aはそれぞれ連結片である。
そして、天井部25は、図12にも示すように、天井部外装壁片65の下方に天井部内装壁片67を一定の間隔を開けて張設して、両壁片65,67間に扁平な天井部空間Stを形成しており、同天井部空間St内には前記冷・暖房装置26を配設している。
しかも、冷・暖房装置26の前後左右側部に複数(本実施例では四本)のドレーン配管70,71,72,73の基端部70a,71a,72a,73aを接続する一方、キャビン10の前後左右側部にそれぞれ上下方向に伸延する中空パイプ状の支柱74,75,76,77を設けて、各支柱74,75,76,77に上記ドレーン配管70,71,72,73を挿通すると共に、各ドレーン配管70,71,72,73の先端部70b,71b,72b,73bを各支柱74,75,76,77の下端部よりキャビン10の外部に開口させている。
さらには、キャビン10の天井部内装壁片67の左右側部には、図10〜図12に示すように、それぞれ冷・暖房装置26の近傍から左右側前部の各支柱74,75の上端部に向けて前後方向に伸延しかつ下方へ膨出する凹条部78,79を形成すると共に、各凹条部78,79の前端部を左右側前部の各支柱74,75の上端部に接続(連通連結)し、左右側前部側のドレーン配管70,71を上記各凹条部78,79内と各支柱74,75内とを通して配置している。
このようにして、左右側前部側のドレーン配管70,71を天井部内装壁片67に形成した各凹条部78,79内と左右側前部の支柱74,75内とを通して配置しているため、同ドレーン配管70,71を他の配管等と干渉させることなく外部へ導出することができて、同ドレーン配管70,71を通して確実に排水することができると共に、天井部空間St内の配管の煩雑さをなくすことができる。
しかも、支柱74,75内を配管ダクトとして有効利用しているため、別途配管ダクトを設ける必要性がなくて、キャビン10をコンパクトに形成することができる。
また、本実施の形態では、前後左右側部にそれぞれ形成した支柱74,75,76,77内にドレーン配管70,71,72,73をそれぞれ配置しているため、四本のドレーン配管70,71,72,73を通して円滑かつ確実に排水を行うことができる。
この際、各ドレーン配管70,71,72,73は、最寄りの支柱74,75,76,77内に配置することができるため、各ドレーン配管70,71,72,73を短小化することができると共に、他の配管等との干渉を可及的に回避することができる。
なお、図12中、80は冷媒吸引配管、81は冷媒圧送配管、82は温水供給配管、83は温水戻し配管、84はコンデンサ冷却用ファン、85は冷媒濾過・乾燥器である。
図4及び図13〜図15に示すように、キャビン10の右側壁33の大部分を形成する前記乗降用開閉扉34は、右側壁33の後部に開閉扉用蝶番90,91を介して開閉自在に取り付けており、上部と天井部内装壁片67の右側部との間に開放補助シリンダ92を介設している。93は内側取っ手、94は外側取っ手である。
そして、乗降用開閉扉34の上半部には窓枠95を形成し、同窓枠95に窓ガラス用蝶番96,96を介して窓ガラス89を開閉自在に取り付けており、窓ガラス用蝶番96,96は、前記開閉扉用蝶番90,91と同軸的に配置して、乗降用開閉扉34と窓ガラス89とを同一軸線廻りに開閉することができるようにしている。
しかも、窓ガラス89は、後端縁部側を窓枠95に枢支して外側方へ開閉自在となすと共に、前端縁部に設けた係合体97を、窓枠95の前側部に設けた係合受体98の密閉係合部99と微小開放部100のいずれかに係合自在となしている。
すなわち、図16にも示すように、窓ガラス89の前端縁部の内側面に係合体97を取り付けると共に、同係合体97は、窓ガラス89の内側面に取り付けた取付座101に、左右方向に軸線を向けた枢軸102を介して操作レバー103の基端部を枢支し、同操作レバー103の基端部より前方へ係合片104を突設する一方、窓枠95に係合受体105を内方へ突出状態に設けると共に、同係合受体105の内側端面を密閉係合部99となし、かつ、係合受体105の後面に形成した係合孔106を微小開放部100となして、操作レバー103を回動操作することにより、係合片104を、係合受体105の内側端面に内側方から当接させて係合することも、また、窓ガラス89を微小に開放させると共に、係合孔106に嵌入させて係合することもできるようにしている。
このようにして、オペレータは、操作レバー103を回動操作することにより、楽に、窓ガラス89を後端縁部側を中心に外側方へ180度開放することも(図15に示す180度開放位置(ホ)参照)、また、同窓ガラス89を密閉状態に閉塞することも(図16に示す閉塞位置(ヘ)参照)、また、微小に開放させた状態に保持することもできる(図16に示す微小開放位置(ト)参照)。
この際、操作レバー103の基端部より前方へ突設した係合片104は、窓枠95に突出状態に設けた係合受体105の内側端面に内側方から当接させて係合することにより、窓ガラス89を閉塞位置(ヘ)にて密閉状態に閉塞することができると共に、同係合受体105の後面に形成した係合孔106に嵌入させて係合することにより、窓ガラス89を微小開放位置(ト)にて微小開放状態に保持することができる。
従って、オペレータは、必要に応じて操作レバー10 3を簡単に操作するだけで、窓ガラス89を所望の開閉形態、すなわち、180度開放位置(ホ)、閉塞位置(ヘ)、及び、微小開放位置(ト)のいずれかの位置に変更した開閉形態となすことができる。
なお、図中、88は弾性ストッパー片、107は窓ガラス用取っ手、108は、窓ガラス89の後端縁部に設けた窓ガラス開放保持用係合片、109は、窓枠95の後部に設けた窓ガラス開放保持用係合受片である。
また、図13に示すように、乗降用開閉扉34の下半部には下窓枠86を形成し、同下窓枠86に下窓ガラス87を張設しており、同下窓ガラス87の外周縁部87aは、下窓枠86の外周縁部86aよりも一定間隔t1,t2,t3だけ内方に位置させて、下窓ガラス87の外周縁部87aが他物に衝突して破損等されるのを防止している。
図17及び図18に示すように、前記したステアリングコラム21は、キャビン10の前壁28の近傍に立設しており、同ステアリングコラム21の上端部にステアリングハンドル22を取り付け、同ステアリングハンドル22の左右側前方に位置するキャビン10の前壁28の部分に、左右方向に伸延する合成樹脂製の膝受体110を張設している。
そして、膝受体110は、図17及び図18に示すように、左右方向に伸延する膝受本片111と、同膝受本片111の上端縁部より前方へ延設した上部片112と、上記膝受本片111の下端縁部より前方へ延設した下部片113とから形成している。
また、キャビン10の前壁28の内方には、左右方向に伸延する板状の受片支持体119を上記前壁28と対向状態に配設し、同受片支持体119に四個の受片114,114,114,114を左右方向に間隔を開けて後方へ突設し、各受片114,114,114,114に上記膝受体110の膝受本片111を後方から当接させると共に、ビス115,115,115,115により連結している。
しかも、受片支持体119の上端縁部より後方へ延設した支持体上部片116上に上記膝受体110の上部片112を当接させる一方、受片支持体119の中途部に形成した段部117に膝受体110の下部片113の前端縁部を当接させて、同膝受体110とキャビン10の前壁28との間に左右方向に伸延するハーネス配置空間Shを形成して、同ハーネス配置空間Sh内にハーネス118を配置している。
このようにして、ステアリングハンドル22の左右側前方に位置するキャビン10の前壁28の部分に受片支持体119を介して膝受体110を張設しているため、オペレータが前下方の刈取部4の刈取状況等をキャビン10のフロントガラス29越しに視認する際には、オペレータは上半身をフロントガラス29に可及的に近づけると共に、上記膝受体110の膝受本片111に膝を当てた姿勢を採ることにより、膝に痛みを感じることなく、視認を確実にかつ楽に行うことができる。
しかも、上記膝受体110と受片支持体119との間には、左右方向に伸延するハーネス配置空間Shを形成して、同ハーネス配置空間Sh内にハーネス118を配置しているため、ステアリングコラム21の近傍に配設した操作パネル部等の電装品へのハーネス118の接続を見栄え良く行うことができる。
ここで、ステアリングコラム21の上部には、図17及び図18に示すように、左右一対の操作パネル部120,121をそれぞれ左右外側方へ突出状に設けており、各操作パネル部120,121に、ハーネス配置空間Sh内に配置した複数本のハーネス118の一部を接続している。
そして、キャビン10の右側前部に配設した支柱75にリモコン保持体122を取り付け、同リモコン保持体122にオーガ12を運転席23から離れて遠隔操作するためのリモートコントロール部123を着脱自在に取り付けており、ハーネス配置空間Sh内に配置した複数本のハーネス118の一部を、膝受体110の右側端部より延出させて、同ハーネス118の先端部を上記リモートコントロール部123に接続している。
なお、ハーネス118の基端部は、図示しない制御部の入力側に接続している。
このようにして、操作パネル部120,121とリモートコントロール部123をそれぞれ操作して、効率良く所要の作業を行うことができる。
この際、操作パネル部120,121とリモートコントロール部123へのハーネス118の接続を見栄え良く行うことができる。
また、図17に示すように、キャビン10の右側前部の支柱75には、リング状のハーネスガイド片124を設けており、同ハーネスガイド片124は、上記支柱75に設けた乗降用開閉扉受片125よりもキャビン10の内方に配置して、図17の想像線で示すように、リモートコントロール部123をリモコン保持体122から取り外して使用する際に、ハーネス118はハーネスガイド片124にガイドされて摺動して、乗降用開閉扉受片125と干渉しないようにしている。従って、ハーネス118が乗降用開閉扉受片125に絡まる等の不具合が生じるのを防止することができる。
図19に示すように、運転部19に設けた運転席23は、座部130と、同座部130の後端部に立設した背もたれ部131と、同背もたれ部131の左右側端部に取り付けた肘掛け部132,132とを具備している。
そして、肘掛け部132は、背もたれ部131に取り付けた肘掛け取付体133に、肘掛け本体134を前後方向にスライド位置調節自在に取り付けている。
すなわち、背もたれ部1 31の側端面部に取付体ステー135を設け、同取付体ステー135に前後方向に伸延する肘掛け取付体133の基端部を左右方向に軸線を向けた枢軸136により枢支して、同肘掛け取付体133を枢軸136を中心に回動自在となしており、肘掛け取付体133は、図19に示すように、略水平に横臥した使用位置(ハ)と、上方へ跳ね上げた収納位置(ニ)との間で回動自在となしている。137はストッパー片、138はストッパー受片、139はボス部である。
しかも、肘掛け取付体133には、図20に示すように、前後方向に伸延するガイド溝140と位置調節用長孔141とを前後方向に間隔を開けて形成する一方、肘掛け本体134の下面部142に、上記ガイド溝140に前後スライド自在に係合させる係合片143と、同係合片143と前後方向に間隔を開けて形成した固定用ボルト孔144とを設け、肘掛け取付体133のガイド溝140に肘掛け本体134の係合片143を係合させて、同肘掛け本体134を肘掛け取付体133上にて前後方向にスライド位置調節自在となしている。
そして、上記位置調節用長孔141を通して肘掛け本体の固定用ボルト孔144に固定用ボルト145を下方より螺着させて、肘掛け取付体133に肘掛け本体134を固定させることができる一方、固定用ボルト145を弛めることにより、肘掛け本体134をスライド自在となすことができるようにしている。
このようにして、肘掛け取付体133に肘掛け本体134を前後方向にスライド位置調節自在に取り付けているため、運転席23に着座して操作を行うオペレータは、自分の体格に応じて肘掛け本体134を適宜前後方向にスライド位置調節して、好適な位置に肘掛け本体134を設定することにより、同肘掛け本体134に肘を掛けた楽な姿勢で操作を行うことができる。その結果、操作時のオペレータの疲労を軽減することができる。
そして、肘掛け本体134を位置調節する際には、まず、固定用ボルト145を弛め、同状態にて肘掛け本体134を所要の方向へ適度にスライドさせ、続いて、固定用ボルト145を締め付けて肘掛け本体134を固定することにより、簡単に位置調節することができる。
この際、肘掛け本体134の下面部142に設けた係合片143を、肘掛け取付体133に形成したガイド溝140に前後スライド自在に係合させているため、肘掛け本体134の浮き上がりを防止することができると共に、同肘掛け本体134の円滑なスライド性能を良好に確保することができて、スライド位置調節を楽に行うことができる。
なお、本実施の形態では、ガイド溝140と位置調節用長孔141とを個別に設けているが、これらを前後方向に連通させて一体となすこともできる。
図21〜図23は、ステアリング連動機構150と操作レバー連動機構151を示しており、ステアリング連動機構150は、前後方向に伸延する連動ロッド152,153をステアリングコラム21の下方に配置すると共に、床部20の左側前部のライン20aより外側に連動ロッド152,153等が突出しないようにしている。
このようにして、ステアリング連動機構150と刈取搬送系とが近接するのを回避することができると共に、同ステアリング連動機構150の自由度がアップし、刈取部4を後方に配置して前方視界性を向上させることができる。
本発明に係るコンバインの左側面図。 同コンバインの右側面図。 キャビンの左側面説明図。 同キャビンの右側面図。 同キャビンの正面図。 同キャビンの背面説明図。 同キャビンの側面説明図。 同キャビンの傾倒動作説明図。 作業部操作用レバーの説明図。 キャビンの内装壁体の斜視図。 同内装壁体の分解斜視図。 キャビンの天井部の斜視説明図。 乗降用開閉扉の外側面図。 同乗降用開閉扉の内側面図。 同乗降用開閉扉の開閉動作平面説明図。 図14のI-I線断面説明図。 運転部の正面説明図。 図17のII-II線断面説明図。 運転席の側面説明図。 肘掛け部の分解斜視図。 ステアリング連動機構の側面図。 同ステアリング連動機構の正面図。 同ステアリング連動機構の底面図。
符号の説明
A コンバイン
1 走行部
2 車体フレーム
3 刈取フレーム
4 刈取部
5 搬送部
6 穀稈移送部
7 脱穀部
8 選別部
9 排藁処理部
10 キャビン

Claims (3)

  1. 車体フレーム上に、運転部を被覆するキャビンの前下部を枢支して、同キャビンを略垂直に起立させた使用位置と、前方へ傾斜させた不使用位置との間で回動自在となしたコンバインにおいて、
    キャビンの前下部の枢支部は、使用位置ではキャビンの重心位置よりも前方に位置し、かつ、不使用位置ではキャビンの重心位置よりも後方に位置するように配置したことを特徴とするコンバイン。
  2. 車体フレーム上に、運転部を被覆するキャビンの前下部を枢支して、同キャビンを略垂直に起立させた使用位置と、前方へ傾斜させた不使用位置との間で回動自在となしたコンバインにおいて、
    キャビンの後壁に取付体を介して作業部操作用レバーを取り付けると共に、同取付体は、キャビンの後壁に作業部操作用レバーと一体的に着脱自在に取り付けたことを特徴とするコンバイン。
  3. 取付体は、キャビンの後壁に後方から着脱自在に取り付けたことを特徴とする請求項2記載のコンバイン。
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