JP2005125264A - 躯体埋設配管内の障害物除去装置 - Google Patents

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正文 中野
Yoshinori Kawamura
佳則 川村
Hiroyuki Aoki
浩之 青木
Tomosumi Azeyanagi
智純 畔柳
Taketo Sato
健人 佐藤
Tsuneji Mito
常次 三戸
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Abstract

【課題】 曲線個所や全断面閉塞に対応することができ、コストと時間の低減を可能にすること。
【解決手段】 除去装置は、躯体内に埋設された配管12内に、障害物14が侵入した際に、これを除去するものであり、配管12内の先頭に配置される先端ロッド16と、ロッド16の後部側に取付けられた自在継手32を介して連結される中間ロッド18と、ロッド18の後部側に取付けられた自在継手33を介して、順次連結される複数の継足しロッド20とを備えている。ロッド16の先端には、切削ビット22が固設され、ロッド16の外周には、軸線回りに回転自在な第1ガイド玉24装着されている。中間ロッド18の両端側外周には、軸線回りに回転自在な第2,第3ガイド玉26,28が装着され、ロッド18の軸方向に沿って移動自在な振止ウエート29が取付けられている。最後端の継足しロッド20の後端には、継足し,中間および先端ロッド20,18,16を介して、切削ビット22を回転させる回転駆動部が設けられている。
【選択図】 図2

Description

この発明は、躯体埋設配管内の障害物除去装置に関し、特に、コンクリート躯体内に埋設される配管であって、内部に別部材を挿入する際の障害物を除去する装置に関するものである。
プレストレスコンクリート構造物においては、躯体を構築する際に、中空形状の配管を設置しておき、躯体の構築後に埋設された配管内に、プレストレス鋼材を挿入し、挿入したプレストレス鋼材を緊張して、躯体にプレストレスを導入することが行われる。
このようなプレストレスコンクリート構造物を構築する際に、躯体内に埋設されている配管内に、コンクリートなどの障害物が侵入ないしは堆積すると、鋼材の挿入ができなくなるので、特許ないしは非特許文献の存在は確認していないが、実際の施工現場では、以下の方法によりこれを除去していた。
(1)高圧ジェット水を配管の一端側から送り込み、ジェット水の水圧で障害物を除去する方法
(2)配管内にボーリングマシンを挿入して、マシンの切削により障害物を除去する方法
(3)障害物の侵入ないしは堆積した個所を含めて、躯体の一部を解体,撤去して、配管を再設置して、躯体を再構築する方法
なお、地下埋設管内の異物除去装置としては、特許文献1〜6に開示されているが、これらの各特許文献に開示されている装置ないしは方法では、上述した配管内の障害物の除去に用いることができない。
しかしながら、このような従来の障害物の除去方法には、以下に説明する課題があった。
特開平11−107363号公報 特開2003−82756号公報 実開昭3−36083号公報 実開平3−86889号公報 特公平6−94027号公報 特開平8−81995号公報
すなわち、(1)の方法では、高圧ジェット水の噴射方向を、埋設配管内で制御することが難しく、これを的確に障害物に噴射することが困難で、除去に時間が掛かるとともに、全断面が閉塞されている場合には、水圧や水量を増加させても、殆ど除去することができない。
また、(2)の方法では、配管形状が直線状の場合には、除去できるものの、配管が曲線状態になっている場合には、ボーリングマシンの挿入が難しく、障害物の全部を除去することが困難であった。
さらに、(3)の方法では、配管が比較的表面から浅い位置に埋設されている場合には、解体・修復に手間と時間が掛からないが、深い場合には、多くの時間とコストがかかり、しかも、解体時に、健全な部分に損傷を与える恐れもあった。
本発明は、このような従来の問題点に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、曲線個所や全断面閉塞に対応することができ、しかも、コストと時間の低減が可能になる躯体埋設配管内の障害物除去装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は、躯体内に埋設された配管内に、コンクリートなどの障害物が侵入ないしは堆積した際に、前記障害物を除去する装置において、前記配管内の先頭に配置される先端ロッドと、前記先端ロッドの後部側に取付けられた第1自在継手を介して連結される中間ロッドと、前記中間ロッドの後部側に取付けられた第2自在継手を介して、順次連結される複数の継足しロッドと、前記先端ロッドの先端に固設された切削ビットと、前記先端ロッドの外周に、軸線回りに回転自在に装着され、前記配管の直径よりも小径の第1ガイド玉と、前記中間ロッドの両端側外周に、軸線回りに回転自在に装着され、前記配管の直径よりも小径の第2および第3ガイド玉と、前記中間ロッドに介装された前記第2,第3ガイド玉間に配置され、前記中間ロッドの軸方向に沿って移動自在な振止ウエートと、最後端の前記継足しロッドの後端に連結され、前記継足し,中間および先端ロッドを介して、前記切削ビットを回転させる回転駆動部とを設けた。
このように構成した躯体埋設配管内の障害物除去装置によれば、回転駆動部により切削ビットを回転させることで、障害物を切削除去することができる。この場合、配管内の先頭に配置される先端ロッドと中間ロッドとが第1自在継手を介して連結され、かつ、中間ロッドと継足しロッドとが第2自在継手を介して連結されているので、配管が曲線状態になっていても、自在継手の回動により、簡単に挿入することができる。
また、切削ビットの回転によりコンクリートなどの障害物を切削する際には、切削抵抗があって、これに対抗する反力を確保する必要があるが、本発明の場合には、先端ロッドの外周に、軸線回りに回転自在に装着され、配管の直径よりも小径の第1ガイド玉と、中間ロッドの両端側外周に、軸線回りに回転自在に装着され、配管の直径よりも小径の第2および第3ガイド玉と、中間ロッドに介装された第2,第3ガイド玉間に配置され、中間ロッドの軸方向に沿って移動自在な振止ウエートとを備えているので、各ガイド玉が配管の内面に当接して、その摩擦力により切削抵抗の反力受けとなるとともに、振止ウエートもその重量により、切削抵抗の反力受けとなって、切削ビットの円滑な回転を保証する。
前記先端,中間および継足しロッドは、内部に貫通形成された切削水通路を備え、前記各ロッド間の前記切削水通路は、前記各ロッド間に配置される連通ホースを介して相互に連通され、前記切削ビットには、前記先端ビットの前記切削水通路と連通する切削水排出路を設け、最後端の前記継足しロッドの後端に連結され、前記継足し,中間および先端ロッドの切削水通路を介して、前記切削ビットに切削水を供給する切削水供給部を設けることができる。
前記継足しロッドは、隣接する他の継足しロッドとの間に、前記自在継手と、当該継足しロッドの外周に、軸線回りに回転自在に装着され、前記配管の直径よりも小径の第4ガイド玉とを介して連結することができる。
前記第1自在継手の中心から前記切削ビットの先端までの長さを有する第1間接部と、前記第1および第2自在継手の中心間の長さを有する第2間接部とは、ほぼ同じ長さに設定することができる。
本発明の障害物除去装置によれば、安定した切削ビットの回転により、障害物を短時間に切削除去することができるとともに、曲線個所にも簡単に設置することができる。
以下、本発明の好適な実施の形態について、添付図面に基づいて詳細に説明する。
図1および図2は、本発明にかかる躯体埋設配管内の障害物除去装置の一実施例を示している。同図に示した障害物除去装置は、例えば、タンク側壁などのコンクリート躯体10内に埋設されるシース管などの配管12内に、躯体10を構築する際に、打設コンクリートが侵入して固化した場合や、あるいは、コンクリートが堆積して固化した場合などに、コンクリート固化物などの障害物14を除去する際に用いられるものである。
本実施例の場合、配管12は、タンク側壁に埋設されたシース管であり、障害物14は、配管12が躯体10に開口している端部から、30m程度離れた個所にあって、配管12内に侵入固化したコンクリートであって、配管12の全断面が閉塞されており、配管12は、上下方向に湾曲しているととともに、タンク側壁に沿うようにして、平面においても所定の曲率で湾曲形成されている。
本実施例の障害物除去装置は、図2に先端側の要部を拡大して示すように、先端ロッド16と、中間ロッド18と、継足しロッド20と、削孔ビット22と、第1〜第3ガイド玉24,26,28し、振止ウエート29と、回転駆動部30とを備えている。
先端ロッド16は、配管12内の先頭に配置されるものであって、配管12の内径よりも小径であり、例えば、460mm程度の長さを有する円形断面の棒体から構成され、その両端にネジ部が設けられいて、中心軸上には、両端が開口した第1切削水通路31aが貫通形成されている。先端ロッド16の後端は、第1自在継手32の一端に螺着されている。
削孔ビット22は、配管12の内径よりも小さい外径を備え、先端ロッド16の先端側のネジ部に螺着固定され、削孔ビット22の先端には、障害物14を切削するビット刃が設けられている。
また、切削ビット22には、これを先端ビット16に螺着固定した際に、第1切削水通路31aと連通する切削水排出路35が設けられていて、第1切削水通路31aを介して供給される切削水Wが、切削水排水路35から切削ビットの障害物14の切削部位に供給されるようになっている。
中間ロッド18は、先端ロッド16と同一径の円形断面の棒体から構成され、その両端にネジ部が設けられていて、このネジ部に第1自在継手32を螺着することで、先端ロッド16と連結される。この中間ロッド18には、その中心軸上に、両端が開口した第2切削水通路31bが貫通形成されている。また、中間ロッド18の後端は、第2自在継手33の一端に螺着されている。
継足しロッド20は、全長が概略1m程度のものであって、先端および中間ロッド16,18と同一径の円形断面の棒体から構成され、その両端にネジ部が設けられいて、このネジ部に第2自在継手33を螺着することで、中間ロッド18と連結される。
このような構成の継足しロッド20は、順次後端側に同一構成のものを連結して、継足されるものであって、障害物14の存在個所に応じて、予め複数個準備される。
継足しロッド20には、その中心軸上に、両端が開口した第3切削水通路31cがそれぞれ貫通形成されている。本実施例の場合、各継足しロッド20の後端側には、後述するガイド玉と同一構成の第4ガイド玉21が、ロッド20の軸線回りに回転自在に固設されており、各継足しロッド20間は、第3自在継手34を介して、相互に連結される。第1〜第3自在継手32,33,34は、ユニバーサルジョイントとも呼ばれる連結部材であって、一対のジョイント部がピンにより連結されていて、360°の範囲内において自由度が得られる。
本実施例の場合、切削ビット22の先端から第1自在継手32の中心までの部分で構成され、配管12内で屈曲する自由度を有する第1間接部Aの長さL1と、第1自在継手32の中心から第2自在継手33の中心までの部分で構成され、配管12内で、第1間接部Aと連動しながら、屈曲する自由度を有する第2間接部Bの長さL2とが概略同じ長さに設定されている。なお、この第1および第2間接部A,Bの長さは、配管12の屈曲度合いに応じて、任意に設定することができる。
第1ガイド玉24は、配管12の内径よりも小さい外径を有する概略球形状に形成され、中心に貫通孔が形成され、貫通孔の外周には、ベアリングが設けられており、先端ロッド16の後端側外周に、先端ロッド16の軸線回りに回転自在に固設されている。
第1ガイド玉24は、その中心に先端ロッド16が挿通されているので、これが配管12内に設置されると、ガイド玉24が配管12の内面に当接して、先端ロッド16の中心軸を、配管12の軸と平行になるように維持する機能を有している。
第2および第3ガイド玉26,28は、第1ガイド玉24と実質的に同一構造の球体であって、中間ロッド18の両端側において、中間ロッド18の軸線回りに回転自在に固設されている。
第2および第3ガイド玉26,28は、中間ロッド18の両端に固設されているので、配管12内に設置されると、各ガイド玉26,28が配管12の内面に当接して、中間ロッド18の中心軸を、配管12の軸と平行になるように維持する機能を有している。なお、上述した第1〜第4ガイド玉の直径は、φ115mm程度が好ましい。
振止ウエート29は、中空円筒状の錘であって、外径は、ガイド玉26,28の直径よりも若干小さくなっている。この振止ウエート29は、第2および第3ガイド玉26,28間に位置するようにして、中間ロッド18の外周に嵌合装着されていて、中間ロッド18の軸方向に沿って移動自在に設けられている。
この振止ウエート29は、切削ビット22を回転駆動させて、障害物14を切削する際に、切削抵抗に対する反力受けとなる機能を備えている。回転駆動部30は、最後端の継足しロッド20の後端に連結され、複数の継足しロッド20,中間ロッド18および先端ロッド16を介して、切削ビット22を回転させるものであって、本実施例の場合、ロッド20の接続用カプラー36と、駆動モータ38と、推進台40と、ガイドポスト42とを備えている。
接続用カプラー36は、継足しロッド20の後端に着脱可能に連結され、駆動モータ38は、接続用カプラー36を介して、ロッド20に回転力を与える。推進台40は、ロッド20が連結されているカプラー36と駆動モータ38とを前後移動自在に支持しており、必要に応じてこれらを前後方向に移動させることができる。
また、本実施例の場合には、切削水供給部44が設けられている。この切削水給水部44は、最後端の継足しロッド20の後端に連結され、複数の継足しロッド20,中間ロッド18および先端ロッド16の切削水通路31a,31b,31cを介して、切削ビット22に切削水Wを供給する。
この切削水供給部44は、接続用カプラー36に連結されたスイベルジョイント44aと、給水ホース44bとを備えている。先端ロッド16,中間ロッド18および継足しロッド20内に貫通形成された切削水通路31a,31b,31c間は、それぞれ自在継手32,33,34の連結部分で分断されるので、各ロッド16,18,20間の切削水通路31a,31b,31cは、各ロッド間16,18,20に配置される連通ホース46を介して相互に連通させている。
以上のように構成された障害物除去装置で障害物14を除去する際には、まず、1本の継足しロッド20の先端に、中間ロッド18と先端ロッド16とを自在継手32,33を介してそれぞれ連結して、障害物14で閉塞されている配管12内に挿入する。
この際には、先端ロッド16に削孔ビット22を連結するとともに、第1ガイド玉24を固設する。また、中間ロッド18には、第2,第3ガイド玉26,28は、振止ウエート29を取付ける。第1切削水通路31aと第2切削水通路31bとの間と、第2切削水通路31bと第3切削水通路31cとの間は、それぞれ連通ホース46で連通させる。
そして、継足しロッド20の後端に接続用カプラー36を連結し、推進台40を前進させて、切削ビット22を前進移動させ、所定の長さ前進移動させると、カプラー36を切離して、推進台40を後退させて、次の継足しロッド20を連結して、同様な操作を繰り返す。
切削ビット22を推進台40により前進移動させる際には、配管12内の先頭に配置される先端ロッド16と中間ロッド18とが第1自在継手32を介して連結され、かつ、中間ロッド18と継足しロッド20とが第2自在継手33を介して連結されているので、2つの間接部分の連結構造になっていて、配管12内で屈曲に対する自由度が確保され、配管12が曲線状態になっていても、自在継手32,33の回動により、簡単に挿入することができる。
以上のような操作の繰り返しにより、切削ビット22が障害物14の位置まで到達すると、接続用カプラー36を継足しロッド20に連結した状態で、駆動モータ38を駆動させる。
駆動モータ38の回転駆動力は、カプラー36を介して、自在継手34により連結された複数の継足しロッド20に伝達され、次いで、第2自在継手33を介して、継足しロッド20に連結されている中間ロッド18に伝達された後に、第1自在継手32を介して、中間ロッド18に連結されている先端ロッド16に伝達され、その後に切削ビット22に伝達されて、切削ビット22を回転させる。
切削ビット22が回転させられると、これが接触している障害物14を切削除去し、切削ビット22には、推進台40を介して、推進力も加えられるので、障害物14は、切削ビット22の推進に伴って、順次切削除去される。
切削ビット22の回転によりコンクリートなどの障害物14を切削する際には、切削抵抗があって、これに対抗する反力を確保する必要があるが、本実施例の場合には、先端ロッド16の外周に、軸線回りに回転自在に装着され、配管12の直径よりも小径の第1ガイド玉24と、中間ロッド18の両端側外周に、軸線回りに回転自在に装着され、配管の直径よりも小径の第2および第3ガイド玉26,28と、中間ロッド18に介装された第2,第3ガイド玉26,28間に配置され、中間ロッド18の軸方向に沿って移動自在な振止ウエート29とを備えているので、各ガイド玉24,26,28が配管12の内面に当接して、その摩擦力により切削抵抗の反力受けとなるとともに、振止ウエート29もその重量により、切削抵抗の反力受けとなって、切削ビット22の円滑な回転を保証する。
このようにして切削ビット22により障害物14を切削除去する際には、本実施例の場合、切削水供給部44を介して、切削水Wが切削水通路31a,31b,31c内に送り込まれ、送り込まれた切削水Wが切削水排出路35を介して、切削部位に供給され、切削ビット22によりに切削除去された障害物14は、切削水Wとともに、配管12の開口に送り出される。
さて、以上のように構成した障害物除去装置によれば、回転駆動部30により切削ビット22を回転させることで、障害物14を切削除去することができる。この場合、配管12内の先頭に配置される先端ロッド16と中間ロッド18とが自在継手32を介して連結され、かつ、中間ロッド18と継足しロッド20とが自在継手33を介して連結されているので、配管12が曲線状態になっていても、自在継手32,33の回動により、簡単に挿入することができる。
切削ビット22の回転によりコンクリートなどの障害物14を切削する際には、切削抵抗があって、これに対抗する反力を確保する必要があるが、本実施例の場合には、先端ロッド16の外周に、軸線回りに回転自在に装着され、配管12の直径よりも小径の第1ガイド玉24と、中間ロッド18の両端側外周に、軸線回りに回転自在に装着され、配管の直径よりも小径の第2および第3ガイド玉26,28と、中間ロッド18に介装された第2,第3ガイド玉26,28間に配置され、中間ロッド18の軸方向に沿って移動自在な振止ウエート29とを備えているので、各ガイド玉24,26,28が配管12の内面に当接して、その摩擦力により切削抵抗の反力受けとなるとともに、振止ウエート29もその重量により、切削抵抗の反力受けとなって、切削ビット22の円滑な回転を保証する。このため、障害物14が配管12の全断面を閉塞している場合でも、安定した切削ビット22の回転により、確実に障害物14を除去するとこができ、除去作業の効率化を図ることができる。
本発明にかかる躯体埋設配管内の障害物除去装置によれば、躯体内にプレストレス鋼材挿通用配管を埋設した場合になどに、配管がコンクリートの侵入により閉塞された際に、本発明の装置を使用して障害物を除去することができるので、タンクなどの構築工事に有効に活用することができる。
本発明にかかる躯体埋設配管内の障害物除去装置の使用状態の説明図である。 図1の先端側の拡大図である。
符号の説明
10 躯体
12 配管
14 障害物
16 先端ロッド
18 中間ロッド
20 継足しロッド
22 切削ビット
24 第1ガイド玉
26 第2ガイド玉
28 第3ガイド玉
29 振止ウエート
30 回転駆動部
32 第1自在継手
33 第2自在継手
34 第3自在継手

Claims (4)

  1. 躯体内に埋設された配管内に、コンクリートなどの障害物が侵入ないしは堆積した際に、前記障害物を除去する装置において、
    前記配管内の先頭に配置される先端ロッドと、
    前記先端ロッドの後部側に取付けられた第1自在継手を介して連結される中間ロッドと、
    前記中間ロッドの後部側に取付けられた第2自在継手を介して、順次連結される複数の継足しロッドと、
    前記先端ロッドの先端に固設された切削ビットと、
    前記先端ロッドの外周に、軸線回りに回転自在に装着され、前記配管の直径よりも小径の第1ガイド玉と、
    前記中間ロッドの両端側外周に、軸線回りに回転自在に装着され、前記配管の直径よりも小径の第2および第3ガイド玉と、
    前記中間ロッドに介装された前記第2,第3ガイド玉間に配置され、前記中間ロッドの軸方向に沿って移動自在な振止ウエートと、
    最後端の前記継足しロッドの後端に連結され、前記継足し,中間および先端ロッドを介して、前記切削ビットを回転させる回転駆動部とを有することを特徴とする躯体埋設配管内の障害物除去装置。
  2. 前記先端,中間および継足しロッドは、内部に貫通形成された切削水通路を備え、
    前記各ロッド間の前記切削水通路は、前記各ロッド間に配置される連通ホースを介して相互に連通され、
    前記切削ビットには、前記先端ビットの前記切削水通路と連通する切削水排出路を設け、
    最後端の前記継足しロッドの後端に連結され、前記継足し,中間および先端ロッドの切削水通路を介して、前記切削ビットに切削水を供給する切削水供給部を設けたことを特徴とする請求項1記載の躯体埋設配管内の障害物除去装置。
  3. 前記継足しロッドは、隣接する他の継足しロッドとの間に、前記自在継手と、当該継足しロッドの外周に、軸線回りに回転自在に装着され、前記配管の直径よりも小径の第4ガイド玉とを介して連結されることを特徴とする請求項1または2記載の躯体埋設配管内の障害物除去装置。
  4. 前記第1自在継手の中心から前記切削ビットの先端までの長さを有する第1間接部と、前記第1および第2自在継手の中心間の長さを有する第2間接部とは、ほぼ同じ長さを有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載の躯体埋設配管内の障害物除去装置。
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