JP2005123101A - 燃料電池内ガス流れ計測方法とその装置 - Google Patents

燃料電池内ガス流れ計測方法とその装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2005123101A
JP2005123101A JP2003358617A JP2003358617A JP2005123101A JP 2005123101 A JP2005123101 A JP 2005123101A JP 2003358617 A JP2003358617 A JP 2003358617A JP 2003358617 A JP2003358617 A JP 2003358617A JP 2005123101 A JP2005123101 A JP 2005123101A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fuel cell
gas
flow
separator
gas flow
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2003358617A
Other languages
English (en)
Inventor
Seiichi Matsumoto
清市 松本
Hiroshi Ueda
浩 上田
Takahiro Hirakawa
貴浩 平川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2003358617A priority Critical patent/JP2005123101A/ja
Publication of JP2005123101A publication Critical patent/JP2005123101A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N21/00Investigating or analysing materials by the use of optical means, i.e. using sub-millimetre waves, infrared, visible or ultraviolet light
    • G01N21/75Systems in which material is subjected to a chemical reaction, the progress or the result of the reaction being investigated
    • G01N21/77Systems in which material is subjected to a chemical reaction, the progress or the result of the reaction being investigated by observing the effect on a chemical indicator
    • G01N21/78Systems in which material is subjected to a chemical reaction, the progress or the result of the reaction being investigated by observing the effect on a chemical indicator producing a change of colour
    • G01N21/80Indicating pH value

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Fuel Cell (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Plasma & Fusion (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Immunology (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • Indicating Or Recording The Presence, Absence, Or Direction Of Movement (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)

Abstract

【課題】 流路詰まりがなく、流れ先端の判別が可能な、燃料電池の(セル面内方向のガス流路内および/または拡散層内の)ガス流れ計測方法とその装置の提供。
【解決手段】 (1)電解質とセパレータと集電体を有しセパレータ18Mが透明板からなりセパレータと集電体の少なくとも一方にpH指示薬が塗布された燃料電池モデル19Mに、アルカリ性または酸性の物質を含ませたガスを流し、カメラ2によりガスを流した時のpH指示薬の色の変化を燃料電池モデルの外部から透明板18Mを通して撮像し、カメラ2で撮像された画像をコンピュータ3に取込んで画像処理しガスの流れを解析する、燃料電池内ガス流れ計測方法とその装置。(2)コンピュータによる画像解析が、画像取込み、背景減算、輪郭抽出、背景加算を含む。
【選択図】 図1

Description

本発明は燃料電池内のガス流れ計測方法とその装置に関する。
燃料電池、とくに固体高分子電解質型燃料電池は、膜−電極アッセンブリ(MEA:Membrane-Electrode Assembly )とセパレータとの積層体(ただし、積層方向は任意でよい)からなる。膜−電極アッセンブリは、イオン交換膜からなる電解質膜とこの電解質膜の一面に配置された触媒層からなる電極(アノード、燃料極)および電解質膜の他面に配置された触媒層からなる電極(カソード、空気極)とからなる。膜−電極アッセンブリとセパレータとの間には、アノード側、カソード側にそれぞれ拡散層が設けられる。セパレータには、アノードに燃料ガス(水素)を供給するための燃料ガス流路が形成され、カソードに酸化ガス(酸素、通常は空気)を供給するための酸化ガス流路が形成されている。膜−電極アッセンブリとセパレータを重ねてセルを構成し、少なくとも1つのセルからモジュールを構成し、モジュールを積層してセル積層体とし、セル積層体のセル積層方向両端に、ターミナル、インシュレータ、エンドプレートを配置し、セル積層体をセル積層方向に締め付け、セル積層方向に延びる締結部材(たとえば、テンションプレート)、ボルト・ナットにて固定して、スタックを構成する。
各セルの、アノード側では、水素を水素イオン(プロトン)と電子にする反応が行われ、水素イオンは電解質膜中をカソード側に移動し、カソード側では酸素と水素イオンおよび電子(隣りのMEAのアノードで生成した電子がセパレータを通してくる、またはセル積層方向一端のセルのアノードで生成した電子が外部回路を通して他端のセルのカソードにくる)から水を生成するつぎの反応が行われ、かくして発電が行われる。
アノード側:H2 →2H+ +2e-
カソード側:2H+ +2e- +(1/2)O2 →H2
燃料電池内のセル面内のガス流路(燃料ガス流路および/または酸化ガス流路)の設計においては、どのように燃料ガス、酸化ガスを流すと効率のよい発電ができるかを知ることが必要である。
従来一般的に知られている流れ計測の方法に、流れ場にトレーサを混入して流れを計測する方法があるが、狭く入り組んだセル面内流路をもつ燃料電池ではトレーサがセル面内流路に詰まるので、適用することができない。
この他の従来ガス流れ計測として、特開平8−293318号公報は、セル面内流路ではないが、入口側、出口側マニホールドの一部を切断し、透明板を貼り付け、供給ガスに白煙を混入して供給ガスの流れを可視化したものを提案している。しかし、白煙の場合は白煙粒子の密度が濃くないと視認することが難しいし、流れ先端の白煙の密度が下流にいくほど薄まって小さくなっていくので下流側では白煙先端を視認することが難しい。したがって、白煙法もセル面内流れ計測に適用することが困難である。
また、拡散層内のガス流れについては、拡散層が透明でないため、可視化が困難であり、白煙法による流れ計測は不可能に近い。
特開平8−293318号公報
本発明が解決しようとする問題点は、トレーサ法や白煙法などの従来計測法を燃料電池のセル面内方向のガス流路内および/または拡散層内のガス流れ計測に適用することが困難であるという問題(詰まり発生や、流れ先端判別不可の問題)である。
本発明の目的は、流路詰まりがなく、流れ先端の判別が可能な、燃料電池の(セル面内方向のガス流路内および/または拡散層内の)ガス流れ計測方法とその装置を提供することにある。
上記課題を解決する、そして上記目的を達成する、本発明はつぎの通りである。
(1) 電解質とセパレータと集電体を有し前記セパレータが透明板からなり前記セパレータと前記集電体の少なくとも一方にpH指示薬が塗布された燃料電池モデルに、アルカリ性または酸性の物質を含ませたガスを流し、
カメラにより前記ガスを流した時の前記pH指示薬の色の変化を燃料電池モデルの外部から前記透明板を通して撮像し、
前記カメラで撮像された画像をコンピュータに取込んで画像処理しガスの流れを解析する、
燃料電池内ガス流れ計測方法。
(2) 前記コンピュータによる画像解析が、画像取込み、背景減算、輪郭抽出、背景加算を含む(1)記載の燃料電池内ガス流れ計測方法。
(3) 電解質とセパレータと集電体を有し前記セパレータが透明板からなり前記セパレータと前記集電体の少なくとも一方にpH指示薬が塗布された燃料電池モデルと、
アルカリ性または酸性の物質を含ませたガスを流した時の前記pH指示薬の色の変化を燃料電池モデルの外部から前記透明板を通して撮像するカメラと、
前記カメラで撮像された画像を取込み画像処理しガスの流れを解析するコンピュータと、
を備えた燃料電池内ガス流れ計測装置。
上記(1)、(2)の燃料電池内ガス流れ計測方法および上記(3)の燃料電池内ガス流れ計測装置によれば、セパレータが透明板からなるので、燃料電池モデル内のガスの流れを可視化できる。また、ガスを流した時のpH指示薬の色の変化でガス流れを計測するようにしたので、流れ先端をpH指示薬の色の変化で輪郭として明瞭にとらえることができ、かつ、流路の詰まりなどを生じさせることもない。また、時々刻々、カメラで撮像し画像処理してガス流れを解析するので、流れの方向、流れのベクトル(流れ先端の位置から判断可能)、流速(流れ先端の移動の速さから判断可能)、流量(pH指示薬の色の変化の度合いから判断可能)および流れ淀み部の有無の判断(pH指示薬の色の時間的変化がないかまたは少ないことより判断可能)、まで定量的に計測することが可能である。
以下に、本発明の燃料電池内ガス流れ計測方法とその装置を図1〜図4を参照して説明する。ただし、図6は比較例で、本発明に含まれない。
本発明の計測が適用される燃料電池は、たとえば固体高分子電解質型燃料電池10である。該燃料電池10は、たとえば燃料電池自動車に搭載される。ただし、自動車以外に用いられてもよい。
固体高分子電解質型燃料電池10は、膜−電極アッセンブリ(MEA:Membrane-Electrode Assembly )とセパレータ18との積層体からなる。積層方向は任意である。膜−電極アッセンブリは、イオン交換膜からなる電解質膜11と、この電解質膜の一面に配置された触媒層12を有する電極(アノード、燃料極)14および電解質膜11の他面に配置された触媒層15を有する電極(カソード、空気極)17とからなる。膜−電極アッセンブリとセパレータ18との間には、アノード側、カソード側に、それぞれ、ガスを拡散する拡散層13、16が設けられる。
膜−電極アッセンブリとセパレータ18を重ねてセル19を構成し、少なくとも1つのセルからモジュールを構成し、モジュールを積層してセル積層体とし、セル積層体のセル積層方向両端に、ターミナル20、インシュレータ21、エンドプレート22を配置し、セル積層体をセル積層方向に締め付け、セル積層体の外側でセル積層方向に延びる締結部材(たとえば、テンションプレート24)、ボルト・ナット25にて固定して、スタック23を構成する。
セパレータ18は、カーボン、または金属、または金属と樹脂、または導電性を付与された樹脂、の何れか、またはその組み合わせ、からなる。
セパレータ18には、アノード14に燃料ガス(水素)を供給するための燃料ガス流路27が形成され、カソード17に酸化ガス(酸素、通常は空気)を供給するための酸化ガス流路28が形成されている。また、セパレータ18のガス流路27、28と反対側の面には冷媒(通常、冷却水)を流すための冷媒流路26が形成される。
本発明の、燃料電池内のガス(燃料ガスおよび/または酸化ガス)の流れを計測するための燃料電池内ガス流れ計測装置1は、図1に示すように、単セル19を計測装置用にモデル化した燃料電池モデル19M(「M」は”Model ”の筆頭文字の「M」、以下同じ)と、カメラ2(たとえば、高速度カメラやCCDカメラ)と、カメラ2に電気的に接続されたコンピュータ3(たとえば、パソコン)とを、備えている。図1中、4はライト(投光器)である。
燃料電池モデル19Mは、セル面内方向に単セル19と同じサイズに形成され、同じ形状、サイズのセル面内ガス流路27A、28Aを有する。
燃料電池モデル19Mは、単セル19の電解質膜11と同じ材料、サイズの電解質膜11Aと、単セル19の拡散層13、16と同じ材料、サイズの拡散層13M、16Mと、単セル19の電極14、17を模擬した、通気性をもつ(たとえば、メッシュの)集電体14M、17Mと、単セル19のセパレータ18を模擬した透明板(たとえば、透明樹脂板)からなるセパレータ18Mとを、有する。燃料電池モデル19Mでは、厚さ方向に、セパレータ18M、集電体14M、拡散層13M、電解質膜11、拡散層16M、集電体17M、セパレータ18Mの順で並んでいる。ただし、集電体14M、拡散層13Mの順序は逆でもよく、また、拡散層16M、集電体17Mの順序は逆でもよい。集電体14M側のセパレータ18Mには、単セル19の燃料ガス流路27と同形状の燃料ガス(たとえば、水素)流路27Mが形成されており、集電体16M側のセパレータ18Mには、単セル19の酸化ガス流路28と同形状の酸化ガス(たとえば、エア)流路28Mが形成されている。
セパレータ18Mを透明板とするのは、セパレータ18Mを通して燃料電池モデル19M内部を可視化するためである。
セパレータ18Mと集電体14M、17Mとの少なくとも一方には、pH指示薬が塗布されている。ガス流路27M、28M内のガスの流れを計測する場合は、pH指示薬をセパレータ18Mの内面(集電体14M、17M側の面)に塗布することが望ましく、拡散層13M、16M内のガスの流れを計測する場合は、pH指示薬を集電体14M、17Mに塗布することが望ましい。
pH指示薬は、pHが7以外で色が変色する試薬でありであり、該pH指示薬がpHが7以外のガス雰囲気に触れると変色する。たとえば、pH指示薬がリトマス試験紙に含浸されているような試薬であると、アンモニアのようなアルカリ性ガスに触れると青色に変色する。試験では、pH指示薬としてBTB液を使った。BTB液は、リトマス試験紙に含浸されている試薬より鋭敏に速やかに変色する。
ガス流れの計測時のうち、燃料ガスの流れの計測時には、燃料ガス流路27Mに燃料ガス(たとえば、水素)にアルカリ性(たとえば、アンモニア)または酸性の(望ましくは、ガス状の)物質が混入されたガスが供給されて流れ、また、酸化ガスの流れの計測時には、酸化ガス流路28Mに酸化ガス(たとえば、エア)にアルカリ性(たとえば、アンモニア)または酸性の(望ましくは、ガス状の)物質が混入されたガスが供給されて流れる。燃料電池の発電中のガス流れの計測時には、燃料ガス流路27Mに燃料ガス(たとえば、水素)が供給されて流れ、酸化ガス流路28Mに酸化ガス(たとえば、エア)が供給されて流れ、燃料ガスと酸化ガスのうちガス流れを計測したい方のガスにはアルカリ性(たとえば、アンモニア)または酸性の物質が混入される。
また、アルカリ性または酸性の物質のうち、燃料電池モデル19Mとその接続管の腐食防止をはかりたい場合は、アルカリ性物質の方が望ましい。アルカリ性物質としては、たとえば、アンモニアガスがある。
カメラ2は、燃料電池モデル19Mにガスを流した時の、pH指示薬の色の変化を燃料電池モデル19Mの外部から透明板からなるセパレータ18Mを通して撮像し、その像がコンピュータ3に入力される。カメラ2は、計測中、連続的に撮像している。
コンピュータ3は、カメラ2で撮像された画像を取込み、画像解析手段30により、画像処理し、ガスの流れを解析する。
コンピュータ3の画像解析手段30は、画像取込み手段32(図2の画像取込み工程102を実行する手段)、背景減算手段33(図2の背景減算工程103を実行する手段)、輪郭抽出手段34(図2の輪郭抽出工程104を実行する手段)、背景加算手段35(図2の背景加算工程105を実行する手段)を含む。また、コンピュータ3の画像解析手段30は、ガスを燃料電池モデル19Mに流す前の段階の、燃料電池モデル19Mの画像を背景として確定し記憶する背景確定手段31(図2の背景確定工程101を実行する手段)を有する。
ガスを燃料電池モデル19Mに流し始めた後、アルカリ性または酸性の物質が混入されたガスの流れに触れて燃料電池モデル19Mに塗布したpH指示薬の色の領域と色の濃さが時々刻々変化していく。
画像取込み手段32は、カメラ2からの、時々刻々変化する流れの画像を、一定時間間隔で、コンピュータ3に繰り返し取り込む手段である。
背景減算手段33は、カメラ2からコンピュータ3に取り込んだ画像から背景確定手段31に記憶された背景を取り除いてノイズを除去し、流れの画像だけにする手段33である。
輪郭抽出手段34は流れ領域(流れに触れてpH指示薬の色が変化した領域)の外形を抽出する手段である。
背景加算手段35は、流れの輪郭に背景を加えて、セル面内のどの部分に流れの先端が来ているかがわかるようにする手段である。
この画像解析を一定時間間隔毎に繰り返し行い、流れの時間変化から、流れの方向、流れのベクトル(流れ先端の位置から判断可能)、流速(流れ先端の移動の速さから判断可能)、流量(pH指示薬の色の変化の度合いから判断可能)および流れ淀み部の有無の判断(pH指示薬の色の時間的変化がないかまたは少ないことより判断可能)、まで定量的に計測することができる。
上記燃料電池内ガス流れ計測装置を用いて実行される本発明の燃料電池内ガス流れ計測方法(上記燃料電池内ガス流れ計測装置の作用でもある)は、電解質11Mとセパレータ18Mと集電体14M、17Mを有しセパレータ18Mが透明板からなりセパレータ18Mと集電体14M、17Mの少なくとも一方にpH指示薬が塗布された燃料電池モデル19Mに、アルカリ性または酸性の物質を含ませたガスを流す第1の工程と、カメラ2により、ガスを流した時のpH指示薬の色の変化を燃料電池モデル19Mの外部から透明板18Mを通して撮像する第2の工程と、カメラ2で撮像された画像をコンピュータ3に取込んで画像処理しガスの流れを解析し計測する第3の工程を含む。第1、第2、第3の工程は、第1、第2、第3の工程の順で実行される。
本発明の燃料電池内ガス流れ計測方法において、コンピュータ3による画像解析工程は、図2に示すように、画像取込み工程102、背景減算工程103、輪郭抽出工程104、背景加算工程105を含む。コンピュータ3による画像解析工程は、さらに、ガスを燃料電池モデル19Mに流す前の段階の、燃料電池モデル19Mの画像を背景として確定し記憶する背景確定工程101を有する。
図2の工程101を実行して背景を確定してコンピュータ3のRAMに記憶しておき、ついで、第1、第2、第3の工程を実行する。第3の工程では、図2の工程102、103、104、105を実行することを一定時間間隔で複数回繰り返す。
流れの時間変化から、流れの方向、流れのベクトル(流れ先端の位置から判断可能)、流速(流れ先端の移動の速さから判断可能)、流量(pH指示薬の色の変化の度合いから判断可能)および流れ淀み部の有無の判断(pH指示薬の色の時間的変化がないかまたは少ないことより判断可能)、まで定量的に計測する。
つぎに、上記燃料電池内ガス流れ計測装置とそれを用いて実行される本発明の燃料電池内ガス流れ計測方法の作用、効果を説明する。
セパレータ18Mが透明板からなるので、燃料電池モデル19M内のガスの流れを可視化できる。
また、ガスを流した時のpH指示薬の色の変化でガス流れを計測するようにしたので、流れ先端をpH指示薬の色の変化で輪郭として明瞭に抽出してとらえることができ、従来の白煙法のような、流れ下流での不明瞭さを無くすことができる。
また、ガスを流した時のpH指示薬の色の変化でガス流れを計測するようにしたので、従来のトレーサ法のような流路27M、28Mのトレーサによる詰まりなどを生じさせることもない。
また、時々刻々、カメラ2で撮像し画像をコンピュータ3で画像処理してガス流れを解析し計測するので、流れの方向、流れのベクトル(流れ先端の位置から判断可能)、流速(流れ先端の移動の速さから判断可能)、流量(pH指示薬の色の変化の度合いから判断可能)および流れ淀み部の有無の判断(pH指示薬の色の時間的変化がないかまたは少ないことより判断可能)、まで定量的に計測することが可能である。
本発明の燃料電池内ガス流れ計測方法を実行する装置(本発明の燃料電池内ガス流れ計測装置)の構成図である。 本発明の燃料電池内ガス流れ計測方法の画像処理工程のフローチャートである。 一般の燃料電池スタックの全体側面図である。 図3の単セルの一部の断面図である。
符号の説明
1 燃料電池内ガス流れ計測装置
2 カメラ
3 コンピュータ
4 ライト
11M 電解質膜
13M、16M 拡散層
14M 集電体(アノード、燃料極)
17M 集電体(カソード、空気極)
18M セパレータ(透明板)
19M 燃料電池モデル
27M 燃料ガス流路
28M 酸化ガス流路
10 (固体高分子電解質型)燃料電池
11 電解質膜
13、16 拡散層
14 電極(アノード、燃料極)
17 電極(カソード、空気極)
18 セパレータ
19 セル
20 ターミナル
21 インシュレータ
22 エンドプレート
23 スタック
24 締結部材(テンションプレート)
25 ボルト
26 冷媒流路
27 燃料ガス流路
28 酸化ガス流路
30 画像解析手段
31 背景確定手段
32 画像取込み手段
33 背景減算手段
34 輪郭抽出手段
35 背景加算手段
101 背景確定工程
102 画像取込み工程
103 背景減算工程
104 輪郭抽出工程
105 背景加算工程

Claims (3)

  1. 電解質とセパレータと集電体を有し前記セパレータが透明板からなり前記セパレータと前記集電体の少なくとも一方にpH指示薬が塗布された燃料電池モデルに、アルカリ性または酸性の物質を含ませたガスを流し、
    カメラにより前記ガスを流した時の前記pH指示薬の色の変化を燃料電池モデルの外部から前記透明板を通して撮像し、
    前記カメラで撮像された画像をコンピュータに取込んで画像処理しガスの流れを解析する、
    燃料電池内ガス流れ計測方法。
  2. 前記コンピュータによる画像解析が、画像取込み、背景減算、輪郭抽出、背景加算を含む請求項1記載の燃料電池内ガス流れ計測方法。
  3. 電解質とセパレータと集電体を有し前記セパレータが透明板からなり前記セパレータと前記集電体の少なくとも一方にpH指示薬が塗布された燃料電池モデルと、
    アルカリ性または酸性の物質を含ませたガスを流した時の前記pH指示薬の色の変化を燃料電池モデルの外部から前記透明板を通して撮像するカメラと、
    前記カメラで撮像された画像を取込み画像処理しガスの流れを解析するコンピュータと、
    を備えた燃料電池内ガス流れ計測装置。
JP2003358617A 2003-10-20 2003-10-20 燃料電池内ガス流れ計測方法とその装置 Pending JP2005123101A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003358617A JP2005123101A (ja) 2003-10-20 2003-10-20 燃料電池内ガス流れ計測方法とその装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003358617A JP2005123101A (ja) 2003-10-20 2003-10-20 燃料電池内ガス流れ計測方法とその装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005123101A true JP2005123101A (ja) 2005-05-12

Family

ID=34615087

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003358617A Pending JP2005123101A (ja) 2003-10-20 2003-10-20 燃料電池内ガス流れ計測方法とその装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005123101A (ja)

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007087691A (ja) * 2005-09-21 2007-04-05 Univ Of Yamanashi 燃料電池セルおよび燃料電池反応計測装置
JP2007309829A (ja) * 2006-05-19 2007-11-29 Toyota Motor Corp ガス流可視化方法及び装置
KR101021121B1 (ko) * 2008-04-10 2011-03-14 순천대학교 산학협력단 고분자 전해질 막의 핀홀 위치 확인 방법 및 장치
JP2012046060A (ja) * 2010-08-26 2012-03-08 Technical Research & Development Institute Ministry Of Defence Uep可視化方法及び装置
US8215159B2 (en) 2009-08-27 2012-07-10 Rolls-Royce Plc Inspection of holes
KR101294182B1 (ko) * 2011-11-14 2013-08-08 현대자동차주식회사 연료전지용 전해질막 검사장치 및 방법
US9470666B2 (en) 2012-07-30 2016-10-18 Hyundai Motor Company Pinhole inspection system and apparatus for membrane electrode assembly of fuel cell
CN112526161A (zh) * 2020-12-08 2021-03-19 中国人民解放军海军工程大学 一种热工自然循环实验中的流速测量装置及其方法
US11471076B2 (en) 2016-01-14 2022-10-18 Smith & Nephew Plc Device and kit for indicating a pH at a locus
US11504033B2 (en) 2016-01-14 2022-11-22 Smith & Nephew Plc Polymer materials
CN115846099A (zh) * 2023-02-22 2023-03-28 海安迪斯凯瑞探测仪器有限公司 一种基于喷漆房的废气处理设备

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007087691A (ja) * 2005-09-21 2007-04-05 Univ Of Yamanashi 燃料電池セルおよび燃料電池反応計測装置
JP4677604B2 (ja) * 2005-09-21 2011-04-27 国立大学法人山梨大学 燃料電池セルおよび燃料電池反応計測装置
JP2007309829A (ja) * 2006-05-19 2007-11-29 Toyota Motor Corp ガス流可視化方法及び装置
KR101021121B1 (ko) * 2008-04-10 2011-03-14 순천대학교 산학협력단 고분자 전해질 막의 핀홀 위치 확인 방법 및 장치
US8215159B2 (en) 2009-08-27 2012-07-10 Rolls-Royce Plc Inspection of holes
JP2012046060A (ja) * 2010-08-26 2012-03-08 Technical Research & Development Institute Ministry Of Defence Uep可視化方法及び装置
KR101294182B1 (ko) * 2011-11-14 2013-08-08 현대자동차주식회사 연료전지용 전해질막 검사장치 및 방법
US9470666B2 (en) 2012-07-30 2016-10-18 Hyundai Motor Company Pinhole inspection system and apparatus for membrane electrode assembly of fuel cell
US11471076B2 (en) 2016-01-14 2022-10-18 Smith & Nephew Plc Device and kit for indicating a pH at a locus
US11504033B2 (en) 2016-01-14 2022-11-22 Smith & Nephew Plc Polymer materials
CN112526161A (zh) * 2020-12-08 2021-03-19 中国人民解放军海军工程大学 一种热工自然循环实验中的流速测量装置及其方法
CN115846099A (zh) * 2023-02-22 2023-03-28 海安迪斯凯瑞探测仪器有限公司 一种基于喷漆房的废气处理设备

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Sergi et al. Quantification and characterization of water coverage in PEMFC gas channels using simultaneous anode and cathode visualization and image processing
Bozorgnezhad et al. The experimental study of water management in the cathode channel of single-serpentine transparent proton exchange membrane fuel cell by direct visualization
JP2005123101A (ja) 燃料電池内ガス流れ計測方法とその装置
CA2452789C (en) Diagnostic method for fuel cell
US20040104342A1 (en) Mass spectrometer
JP4986450B2 (ja) 識別マークを有する膜電極接合体およびそれを用いた固体高分子電解質型燃料電池の製造方法
Lochner et al. Local degradation effects in automotive size membrane electrode assemblies under realistic operating conditions
Nishida et al. Detection of water vapor in cathode gas diffusion layer of polymer electrolyte fuel cell using water sensitive paper
JP2008243430A (ja) 燃料電池の保護方法及び保護システム
US20050237067A1 (en) Arrangement and method for detection and localization of short circuits in membrane electrode arrangements
JP6632611B2 (ja) 汚染物質を検出するための燃料電池
JP5876318B2 (ja) 燃料電池システム
JP2005079076A (ja) 燃料電池の評価装置
JP5778056B2 (ja) 燃料電池
JP2005276729A (ja) 固体高分子型燃料電池セルの性能検査方法
KR101165961B1 (ko) 연료전지 스택 가시화 장치
JP2007287340A (ja) 燃料電池
JP5781957B2 (ja) 燃料電池
KR101294182B1 (ko) 연료전지용 전해질막 검사장치 및 방법
JP2008176944A (ja) 燃料電池の検査方法
JP5694123B2 (ja) 燃料電池
JP2011198729A (ja) 燃料電池の保護方法及び保護システム
JP5245232B2 (ja) 固体高分子型燃料電池
JP2006338978A (ja) 燃料電池内の反応ガスの流動の評価方法、評価装置、評価用燃料電池
JP2007134207A (ja) 燃料電池セパレータ