JP2005122162A - 多チャネル光スイッチ用の縦続の偏向器、縦続の偏向器を有する光スイッチングモジュール及び方法 - Google Patents

多チャネル光スイッチ用の縦続の偏向器、縦続の偏向器を有する光スイッチングモジュール及び方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 高速、高信頼性、安価、強固、小型である光スイッチングモジュール及び方法を提供する。
【解決手段】 入力側130は、入力面131から入力の導波路の縁133までの入力側の光導波路部分101、入力側のコリメーティング部分102、及び入力側の偏向部分103を有する。出力側140は、出力側の偏向部分105、集束部分106、及び出力の導波路の縁143から出力面141まで出力側の光導波路部分107を含む。導波路104は、分離度Lで導波路の入力135及び導波路の出力145を有する。共通の導波路104は、Lの方向に対して垂直に、及び入力面131及び出力面141に対して平行に、測定された幅Wを有する。
【選択図】 図2

Description

この発明は、光通信ネットワークで用いる光スイッチに関する。特に、本発明は、改善されたスイッチング性能を有する光スイッチングデバイスに向けられる。
音声及びデータ通信用の光通信の発展は、高いデータ速度の情報変換能力に対する需要を作り出してきた。このような変換性能を可能とするために、40−100ギガビット(Gb)/秒までのデータ変換速度を可能とする単一の光ファイバーにわたって多重波長の光ビームの変換を可能にする高密度波長分割多重(DWDM)技術が、開発されてきた。高速スイッチング及びルーティングデバイスは、光ネットワークのコアの素子を含み、光ネットワークを伝わるデータの動的な制御を可能にする。高いデータの伝達速度は、スイッチングデバイスの機能性についての顕著な要求を課する。
光信号を電気信号に変換すると共に切り替えられた電気信号を光信号にもう一度変換する電気的なスイッチ及び鏡を使用して光を偏向させることによって切り替わる光スイッチを含む、多くのタイプのスイッチが、提案されてきた。電気的なスイッチは、これらのスイッチを高価にする共に遅くする転換の段階を伴う。先行する光スイッチは、スイッチを通じて光信号を方向付けるために制御される多くの小さい可動の鏡を有するスイッチを含む。これらのスイッチは、高速のシステムでそれらの使用を限定する追加の問題を有する。第一に、多数の小さい可動の鏡による信頼性の問題がある。第二に、切り替え時間は、鏡の物理的な移動によって限定され、さらなる光通信システムに要求される高速で切り替えることが可能ではない。
また、共通の導波路にわたる複数の入力及び出力の間における光の経路を定める光スイッチも提案されてきた。例えば、ここでは参照によって組み込まれる、同一出願人に譲渡されたKato等による米国特許(特許文献1)を参照のこと。これらのスイッチは、入力側、共通の導波路、及び出力側を含む。スイッチングは、所望の出力への共通の導波路を通じた入力の光ビームの任意の一つの経路を定めることによって成し遂げられ、入力及び出力側で光ビームの統合された偏向によって制御される。入力及び出力側は、電気光学材料及び導波路の対向する側に特別に形作られた電極を有する導波路を含む。電極にわたる電圧の差の印加は、電圧に従って、プリズム形状の体積の電気光学材料内における屈折率を変更する。特に、多数のプリズムの対を形成するために電極を配置する。プリズムの対の形状及びプリズムの対の内で変更された屈折率の値は、ある角度に関する偏向の範囲内で適切に整列された入射ビームを偏向させる。
このようなスイッチは、大きいか又は製作することが複雑であるスイッチに帰着するいくつかの制限を有する。例えば、光を偏向させるためのほんのわずかだけのプリズムの対の使用は、小さい、ある角度に関する偏向の範囲に帰着し、このように長い共通の導波路は、多くの出力の一つの間で切り替わることが、要求される。あるいは、より大きい角度に関する偏向の範囲を提供するために、プリズムの対の数を増加させることができる。多数のプリズムの対は、複雑な製作工程及び光を偏向させるための大きい光路を要求する。
従って、先行する光スイッチに伴った問題を克服すると共に現行の光スイッチより速い、より信頼性のある、及び構築することがあまり高価ではない、光通信システム用のスイッチを有することが望ましいであろう。また、スイッチが頑丈であると共に小型であることも望ましい。
米国特許第6,504,966号明細書
本発明は、電気光学又はEO効果を使用する、光偏向デバイス内の光の偏向に基づく光スイッチングを提供する。
より具体的には、本発明の光偏向素子は、特別に形作られた電極にわたる電圧の差の印加によって、ある体積のEO材料内における屈折率を制御可能に変更することによって、伝達される光の角度を偏向させる。結果として生じる体積の光学的に変更された材料は、印加された電圧の差に従って光を偏向させるためのプリズムとして作用する。互いに対して傾斜させられると共に別々に制御される二対の偏向素子を提供することによって、本発明の光偏向素子は、先行技術のものよりも小型である光スイッチングモジュールにおいて光スイッチングを可能にする“縦続の”対の素子を形成する。
本発明の一つの実施形態は、光線の方向を転換するための光偏向デバイスを提供する。そのデバイスは、偏向素子の第一の対及び偏向素子の第二の対として二対の偏向素子を含む。各々の偏向素子は、電気光学材料を含むスラブ導波路の一部分を含み、前記スラブ導波路の対向する側における類似の形状の一対の電極によって定義される。偏向素子は、前記電極の対応する対の間で印加された電圧の差に比例して、光線を偏向させる。各々の偏向素子は、前記スラブ導波路を通じた及び前記スラブ導波路に垂直な表面を定義する。偏向素子の第一の対の隣接した表面及び偏向素子の第二の対の隣接した表面は、傾斜した関係にある。本発明のさらなる実施形態は、平坦であると共に平行である偏向素子の第一の対の隣接した表面を、及び平面であると共に平行である偏向素子の第二の対の隣接した表面を、提供する。さらに別の実施形態において、各々電極は、三角である。別の実施形態は、偏向素子の第一の対と平坦であると共に平行である前記偏光素子の第二の対との間に隣接した表面を提供する。
本発明の別の実施形態は、光線の方向を転換するための光偏向デバイスを提供する。そのデバイスは、偏向素子の第一の対及び偏向素子の第二の対として二対の偏向素子を含む。各々の偏向素子は、電気光学材料を含むスラブ導波路の一部分を含み、前記スラブ導波路の対向する側における類似の形状の一対の電極によって定義される。偏向素子は、前記電極の対応する対の間で印加された電圧の差に比例して、光線を偏向させる。偏向素子の第一の対は、同じ形状を有し、偏向素子の第二の対と傾斜した関係にある。本発明の別の実施形態において、偏向素子の第一の対の隣接した表面は、平坦であると共に平行であり、偏向素子の第二の対の隣接した表面は、平面であると共に平行である。さらに別の実施形態において、各々の電極は、概略三角である。別の実施形態において、偏向素子の第一及び第二の対の間における隣接した表面もまた平坦であると共に平行である。
本発明のさらに別の実施形態は、光ビームの偏向を提供する光偏向デバイスを備えた光スイッチングモジュールを提供する。本発明の一つの実施形態は、各々が光入力を受光するように適合した一つ以上の入力チャネルを備えた入力側、各々が光出力を出すように適合した二つ以上の出力チャネルを備えた出力側、及び入力側と出力側との間に配置される共通の導波路を有する光スイッチングモジュールを提供する。各々の入力チャネルは、偏向素子の第一の対及び偏向素子の第二の対として二対の偏向素子を含む入力側の光偏向デバイスの一つを含む。各々の偏向素子は、電気光学材料を含むスラブ導波路の一部分を含み、前記スラブ導波路の対向する側における類似の形状の電極の対によって定義される。偏向素子は、前記電極の対応する対の間に印加された電圧の差に比例して、光線を偏向させる。各々の偏向素子は、前記スラブ導波路を通じた及び前記スラブ導波路に垂直な表面を定義する。偏向素子の第一の対の隣接した表面及び偏向素子の第二の対の隣接した表面は、傾斜した関係にある。そのモジュールは、光入力の入力チャネルの偏向素子の一方又は両方の対に電圧を印加することによって、切り替えられた光出力チャネルに向かって光を偏向させることによって、前記一つ以上の入力チャネルの一つの光入力を切り替えることができる。代替の実施形態において、出力チャネルは、入力チャネルによって光の偏向を補償する入力チャネルに類似する偏向素子を有する。
また、本発明は、前記スラブ導波路の対向する側における電極の対に印加される電圧に従う電気光学材料を含むスラブ導波路において光ビームを偏向させるための方法を提供する。導波路は、一つ以上の入力チャネル及び二つ以上の出力チャネルを有し、その方法は、選択された出力チャネルの場所に依存して電極の対に電圧の差を印加することを含む。別の実施形態において、偏向は、四つの電極の対に対する電圧を制御することによって起こる。二つの電極の対のみに印加される電圧は、二つ以上の出力チャネルのおおよそ三分の二の一つへ光を偏向させる。全ての四つの電極の対に印加される電圧は、前記二つ以上の出力チャネルの残りの三分の一へ入力の光を偏向させる。
これらの光偏向デバイスは、きわめて速く、例えば数千個のチャネルを超える、多数の入力及び出力チャネルを扱うための光スイッチングモジュールに使用され得る。本発明の光偏向素子は、個々の素子に印加される電圧に従って制御可能な偏向角度を有する、平面又は曲面に入射光を与えてもよい、プリズムとして作用する。特に、本発明は、非平面を備えた、互いに対して傾斜させられると共に要求される角度に関する偏向に依存して個々に又は一斉に制御される数個の偏向素子を提供する。本発明のスイッチは、先行技術のものよりも大きい角度にわたって、及び先行技術のものよりも少数の光偏向素子で、光を偏向させることが可能である。
様々な従属の規定と一緒に、これらの特徴及び以下の詳細な説明から当業者に明らかになることになる特徴は、本発明の光偏向デバイス並びに光スイッチングモジュール及び方法によって達成され、その好適な実施形態をほんの一例として添付する図面を参照して示す。
この発明の前述の態様及び付随の利点は、添付する図面と併せて考慮するとき、以下の詳細な説明の参照によって、より用に明らかになると思われる。
図において、それらに示されるある一定の構成部品、態様、又は特徴を示すために参照記号を使用し、一つを超える図に共通の参照記号は、それらに示される同様の構成部品、態様、又は特徴を示す。
一般に、本発明の光偏向素子は、光ビーム又は光学信号とも呼ばれるような、光ビームを偏向させるためにEO誘起された屈折率の変化を使用する。その素子を、全ての信号に共通である導波路を通じて選択された出力口へ、光スイッチングモジュールの入力口に入射する光ビームを向けることが可能な素子を備えた、光スイッチングモジュールに組み込むことができる。以下に詳細に記載するように、素子の傾斜させられた配置は、スイッチの個々の光偏向器の部分内において増加した偏向を提供し、次には減少した光スイッチモジュールの大きさを提供する。
今、以後に提示する記載と組み合わせて図面を参照することによって、IOチャネル間における光学信号の速い高密度の小型のスイッチングに特に適する光スイッチング装置を図説すると共に記載する。図1は、本発明の一般的な実施形態の光スイッチモジュール100を示す概略図である。モジュール100は、入力側130、共通の導波路104、及び出力側140を有する。モジュール100は、幅Wを有し、共通の導波路104は、入力側130と出力側140との間に長さLを有する。モジュール100は、平坦な導波路並びにここで記載した関連した光学部品及び電子部品を含むためには十分に大きい、図1の平面の中にあり示していない深さDを伴った平坦なデバイスである。
モジュール100は、複数の入力チャネルで光ビーム又は光入力Iとして入力を受光し、一つ以上の光出力O又は出力チャネルへ入力チャネルに含まれる信号を切り替える。図1に示すように、入力Iは、s個の個々の入力Iを含み、ここで添え字iは、1からsまで(i=1,2,・・・,s)であり、出力Oは、r個の個々の出力Oを含み、jは、1からrまで(j=1,2,・・・,r)である。より具体的には、入力側130は、光入力Iを受光するように、及び、出力側140における出力Oへ共通の導波路104を通じて、受光した入力を選択的に偏向させるように適合した入力面131を有する。出力側140は、選択的に偏向させた入力Iを受けると共に出力Oとして出力面141を通じて光を向けるように適合させられる。
入力I及びOは、入力面131及び出力面141に沿って横方向に間隔を空けられる。面131及び141は、平行であり得るか、又は、いくらかのチャネル間の変動を有することもある。間隔又はピッチは、好ましくは、隣接する入力間で、例えば入力Iと入力Ii+1との間で、及び隣接する出力の間で、例えば出力Oと出力Oj+1との間で、一定である。
入力側130及び出力側140は、長さLを有する共通の導波路104によって分離される。入力iと出力jとの間のスイッチングは、j番目の出力チャネルへi番目の入力チャネルの光を偏向させることによって、光学的に行われる。各々の入力は、スイッチングが、同時に入力チャネルの全てと同じだけ多くのものに対して成し遂げられるように、出力の一つへ入力を向けるために、個々に制御される。各々の入力チャネルが、例えば、DWDMを使用するときのように、多数の信号を含むこともあることに留意すること。
入力チャネルの数r及び出力チャネルの数sは、等しいものであることができ、対称的なスイッチに帰着するか、又は異なるものであることができ、非対称的なスイッチに帰着する。例えば、数sは、2個のチャネルと同じくらい小さくあり得るか、又は128個以上のチャネルと同じくらい大きくあり得る。r=s=Mでのこのようなモジュール100の使用の例は、M×Mチャネルの対称的な交差接続スイッチのようなものである。あるいは、r及びsは、異なり得ると共に、スイッチモジュール100を、非対称の交差接続スイッチとして、又はアドドロップ(挿入分岐)デバイスの一部としてのスイッチとして、使用することができるであろう。
モジュール100にわたる光ビーム(一般的にB)の切り替えられた伝達の例を、二つの選択されたビームB及びBの経路として図1に示す。これらのビームは、二つの可能なスイッチングの構成の実例であり、同時には提供されない。ある一つの瞬間において、第一のビームBは、入力Iと出力Oとの間で切り替えられ、ここで入力I及び出力Oは、同軸である。入力及び出力が同軸であるので、ビームBは、入力側130、共通の導波路104、及び出力側140を通じて偏向なしに(直線の経路に沿って)伝達される。別の瞬間には、第二のビームBは、入力Iと出力Oとの間で切り替えられ、ここで入力I及び出力Oは、同軸ではない。この場合には、ビームBを、モジュール100におけるある点で偏向させなければならない。後述するように、モジュール100は、共通の導波路104内ではなく、入力側130において及び出力側140において、光を偏向させる。このように、入力Iから出力Oへ切り替えるために、モジュール100は、入力側130内の角度θだけ入力を偏向させ、光ビームが現れてそれの入射経路に平行に伝わるように、出力側140内で、等しい対向する角度−θだけビームBを偏向させることによって補償する。
一般的に、モジュール100は、入力及び出力側の間における角度θを通じた側130及び140において、相互に補償されると共に統合される偏向を通じて、一つの入力から別のものへ光学的に切り替わる。必要な偏向を達成するために必要な角度θは、間隔の長さL並びに入力面131に沿った入力I及び出力面141に沿った出力Oの横方向の間隔に依存する。このように、小さい最大偏向角は、与えられた間隔の出力の間で切り替わるためのより長い波長を要求する。偏向の量は、屈折率及び、レンズ、導波路、鏡、若しくはモジュール内で永続的に又は制御可能にある他の光学的な特徴を含むが限定されないモジュール100内の任意の屈折又は反射の特徴の幾何学的配置に依存する。様々な入力及び出力の間における光の偏向は、モジュール100にわたるビームの集結度を維持する一方で、最大角度θができるだけ大きいことを要求し、それは、適切な出力チャネルへ光を向けるために制御可能である。本発明は、小さい長さLにわたって任意の入力から任意の出力まで光を向けるために偏向角を許容する入力及び出力側130及び140を合わせておくことに向けられる。
入力側130及び出力側140は、後述するように、EO材料の屈折率の変更によって、ビームBのような光ビームを偏向させるために制御可能に活性化することができるEO材料を含む。光スイッチに対するEO材料の使用は、例えば、同一出願人に譲渡されたKato等による米国特許第6,504,966号に知られていると共に記載されている。
入力側130及び出力側140は、後述される、好ましくは拡散した遷移金属(例えばTi)を伴ったLiNbO(ニオブ酸リチウム、以後“LN”と称する)を含むと共に好ましくはEO材料内で概略プリズム形状の体積を定義する上部及び下部の電極を有する導波路から作られる、偏向素子を含む。強い電気光学効果を伴った任意の材料によってLNを交換してもよいことは、理解されるものである。代替のスイッチング素子の材料は、以後“PZT”と称する、PbZrTi(チタン酸ジルコン酸鉛)、及び以後“PLZT”と称する、ランタンで修飾されたPZTを含む。スイッチング素子の材料は、塊又は薄い膜の材料のいずれかであってもよく、電極を、プリズム、回折格子、様々な組み合わせ、並びにプリズム及び回折格子の配列などのような、様々な形状を定義するために、作ってもよい。このように、本発明のスイッチング素子が、PZT、PLZT、又はLNに限定されずに、ウェハのように形成される任意の他の適切な電気光学材料を用いてもよいことは予期される。加えて、シリコン基板に、又は、光スイッチモジュールの生産に要求されるような他の適切な基板、例えば、ガラス基板、プリント回路基板などにスイッチを形成してもよい。
共通の導波路104は、入力側130と出力側140との間でビームを伝達するために選択される材料から作られる。導波路104を、単一の基板に入力側130及び出力側140と統合して形成してもよい、又は別々に形成すると共に光スイッチに組み立てることができる。後述するように、屈折率及び複屈折のような、共通の導波路の光学特性を、EOデバイスの偏向を増加させる、EOデバイスの複屈折の効果を減少させる、又はそれら両方のために、選択してもよい。共通の導波路104を通じた増加した偏向は、より短い共通の導波路(同じ入力及び出力のピッチに対するより小さいL)及びこのようにより小型のモジュール100を可能にする。
EO材料で形成されない光スイッチモジュール100の部分を、フッ素化されたポリイミドのような高度に透明な高い耐熱性の重合体から、又は石英若しくはガラスから形成してもよい。また、有機及び/又は無機の混成物を使用してもよい。重合体系の膜を形成するための適切な方法は、スピンコーティング、浸漬被覆、吹き付け塗り、又は蒸発重合若しくはCVDのような気相成長工程を含む。ガラス系に対しては、スパッタリング、蒸発、CVDなどを用いてもよく、ゾルゲル法を使用するとき、スピンコーティング、浸漬被覆、又は吹付け塗りを用いてもよい。また、光導波路を、下側のクラッディング層、コア層、及び上部のクラッディング層の堆積によって、形成してもよい。コア層の屈折率(RI)は、クラッディング層のRIよりも高く設定される。
[光スイッチモジュールの第一の実施形態]
本発明の第一の実施形態を、光スイッチモジュール200として図2に示す。第一の実施形態の入力側130、共通の導波路104、及び出力側140は、次のものを含む。入力側130は、入力面131から入力の導波路の縁133までの入力側の光導波路部分101、入力側のコリメーティング部分102、及び入力側の偏向部分103を有する。出力側140は、出力側の偏向部分105、集束部分106、及び出力の導波路の縁143から出力面141まで出力側の光導波路部分107を含む。導波路104は、分離度Lで導波路の入力135及び導波路の出力145を有する。共通の導波路104は、Lの方向に対して垂直に、及び入力面131及び出力面141に対して平行に、測定された幅Wを有する。
添え字“i”によって参照される、選択された入力チャネルと、添え字“j”によって参照される、選択された出力チャネルとの間における光ビーム又は光線を制御可能に切り替えるためにモジュール200を使用してもよい。入力側の部分101、102、及び103は、入力側の光導波路部分101、入力側のコリメーティング部分102、及び入力側の偏向部分103と呼ばれる、各々の入力Iに対して別々の構成部品を有し、出力側の部分105、106、及び107は、出力側の偏向部分105集束部分106、及び出力側の光導波路部分107と呼ばれる、各々の出力Oに対して別々の構成部品を有する。各々の入力及び出力の部分101、102、103、105、106、及び107は、入力iから出力jまでの信号の伝達を提供するために、他の入力及び出力の部分と異なり得る。後述するように、入力Iから出力Oまでの偏向は、それぞれ入力側の導波路部分101及び出力側の導波路部分107の曲がった導波路を通じた、それぞれ入力側の偏向部分103及び出力側の偏向部分106における制御可能な偏向のような所定の偏向、並びに入力の界面131で入力側の偏向部分と共通の導波路104との間における材料の界面を横切る、及び、出力の界面141で共通の導波路と出力側の偏向部分との間における材料の界面を横切る、屈折の偏向の組み合わせから結果として生じる。
入力側の光導波路101は、複数の入力Iの対応する一つを受光するために複数の光透過性の層で構築される。標準的なリソグラフィーの技術によって層を形成してもよい。個々の導波路101−iの層は、時々、“コア”と、101a−i及び101b−iは、クラッド層と、呼ばれる。各々は、二つのクラッディング層の間に挟まれるコア層を備えた三層の積層体を含む。この三層構造は、コア及びクラッド層の間における屈折率の差により、入力Iからの光ビームを、対応するそれぞれのコア層101a−i内に制限する。各々のコア101a−iは、入力面131に対して垂直である。しかしながら、光を、それがコアを通じて伝播するように、曲げるために、コア101a−iの様々な一つは、それらの長さに沿って異なる曲率を有することができる。
図3は、特定の入力チャネル“i”の一つに対するモジュール200の入力側130の上面透視図である。線301は、入力面131に対して垂直であると共に入力Iの位置に整列される。入力Iは、面131に対して垂直な入力側130に入り、信号Ai−jとして共通の導波路104を伝播するために偏向させられる。各々のコア101a−i、よって、導波路101−iは、入力面131の垂線から、角度αを通じて、入力の導波路の縁133の垂線まで、湾曲する。一般的に、s個の入力チャネルの各々は、異なる角度を有してもよい。後述することになるが、角度αは、小さく、好ましくは数度以下の程度であり、このように図3の概略図は、図説の目的のために、大いに誇張される角度αを示す。
また、入力の導波路の縁133に対して垂直であると共にモジュール200の平面内にあり、コリメーティング部分102−i及び入力側の偏向部分103−iに関する光軸を示す線303−iを図3に示す。線301が入力面131に対して垂直であると共に線303−i(一般的に、線303)が入力の導波路の縁133に対して垂直であるので、線301及び303−iは、また、角度αで交差する。後述するように、各々の角度αは、出力Oの任意の一つに対する入力のスイッチングを提供するために、各々の入力Iの入力側の偏向部分103との組み合わせで選択される。
コリメーティング部分102は、マイクロレンズ又はコリメーティングレンズ102a−i(又は一般的に102a)で構成される各々の入力チャネルに対するコリメーティング部分102−iを有する。光導波路101−iの出口から発散する光は、コリメーティングレンズ102a−iによってコリメートされる。各々のコリメーティングレンズ102a−iは、それぞれの光導波路101a−iの縁の部分と統合して形成されるか、又はそれぞれの光導波路101a−iの縁の部分からわずかに離れた位置に位置させられるかのいずれかであり、線303−iとして示す光軸を有する。
あるいは、鏡、プリズム、又は他のレンズの配置を、角度αiだけ入力Iiを偏向させると共に入力側の部分103へ光を集束させるために、入力側の光導波路101及びコリメーティング部分102内に又は入力側の光導波路101及びコリメーティング部分102に対する置き換えとして提供することができる。
入力側の偏向部分103は、各々の入力チャネルに対する部分103−iを有する。各々の偏向部分103は、四つの光偏向素子、第一の素子103、第二の素子103、第三の素子103、及び第四の素子103、又は一般的に素子103を有し、ここでkは、四つの素子の一つに対応する1から4までの範囲にわたる。各々の素子103は、光の伝播の方向に対して垂直に見たとき、概略直角三角形の形状を伴ったプリズムを含む。特定の入力側の偏向部分103−iの光偏向素子を、103−i、103−i、103−i、及び103−i又は一般的に103−iとして示す。光偏向素子103は、軸303に沿ってそれぞれのコリメーティングレンズ102aからわずかに離れた場所に位置決めされる。光偏向素子103−iは、素子103−iへの電気信号によって制御される二次の又は線形のいずれかの電気光学効果を使用してある体積の導波路103b内の屈折率を変更することによって、チャネルiの光信号の伝播方向を偏向させるか又は変化させる。このように、光偏向素子103は、導波路103b内の制御可能な屈折率のプリズムである。光の伝播は、屈折率の変化及び関連した幾何学的配置に依存して、それら素子によって屈折されるか又は反射される。光偏向素子103が、屈折素子であることは好適である。
各々の光偏向素子103は、導波路103bにおける素子の形状を定義する一対の電極を含む。具体的には、103は、上側の電極1031U及下側の電極1031Lと関連し、素子103は、上側の電極1032U及び下側の電極1032Lと関連し、素子103は、上側の電極1033U及び下側の電極1033Lと関連し、素子103は、上側の電極1034U及び下側の電極1034Lと関連する。
共通の光導波路104は、光を、それが入力側130から出力側140まで伝達されるように、制限するためのスラブ型の導波路として構築される。図2の実施形態において、これは、幅W及び長さLの平面によって表される。共通の導波路104は、入力側の光偏向部分103を通じて出力側の光偏向部分105まで通過する光を伝達させる。このように、複数の光学信号は、共通の光導波路104を同時に通過してもよい。
好適な実施形態において、導波路103b及び105bの屈折率は、同じであり、共通の導波路104の屈折率と異なる。具体的には、好ましくは、導波路103bの屈折率未満の導波路104の屈折率と共に、導波路の入力135にわたる屈折率における変化があり、導波路105bの屈折率未満の導波路104の屈折率と共に、導波路の出力145にわたる屈折率における変化がある。屈折率のこの組み合わせは、それら光線を、導波路の入力135を通じて伝達させると、光線の伝播の角度における増加に、及び、それら光線が、導波路の出力145を通じて伝達されることを持続すると、光線の伝播の角度における等しいと共に反対の減少に、帰着する。
代替の実施形態のモジュール200において、導波路103b、104、105bの屈折率は、同じであり、このように、光は、光ビームの伝播の角度における屈折の変化なしに、入力側130から、導波路の入力135で導波路104を通じて、導波路の出力145で出力側140へ通過する。
また、共通の導波路104の材料が、入力側の偏向部分103において複屈折で屈折される光のおおよそ平行なビームの伝播を提供する複屈折を有することも好適である。
好適な代替の実施形態において、導波路103b及び105bは、おおよそ2.5の屈折率を伴ったPLZTであり、共通の導波路は、おおよそ1.57の屈折率を伴った重合体である。この組み合わせ又は光学特性で、導波路103bと導波路104との間における界面に入射する光線は、より大きい角度で導波路104へ現れることになり、伝播の角度は、導波路104から導波路105bへ通過するとき、補償されることになる。言い換えれば、光線を、導波路103bにおける光線が、導波路105bにおいて、伝達された光線に対して平行であるように、偏向させることになる。入力及び出力側と共通の導波路との間における屈折率の変動の使用は、ここでは参照によって組み込まれる、同一出願人に所有される米国特許出願第10/330,997号において議論されており、光の極性、具体的には常光線及び異常光線による屈折率の変動及びビームの偏向の増加を提供する光学特性、コアの複屈折の補正、又はそれら両方を伴った導波路の選択もまた議論している。
モジュール200は、入力側130及び出力側140における光ビームの統合された偏向及び共通の導波路104を通じた偏向した光ビームの伝達を通じて、選択された入力チャネルIと選択された出力チャネルOとの間で光ビーム又は光線を切り替える。図2に示すように、例えば、入力iから出力jまでのスイッチングは、平行な入力及び出力面131及び141に対して角度θi−jでビームAi−jとして入力Iから共通の導波路104へ偏向させることによって起こる。そして、ビームAi−jを、出力信号Oを形成するために、出力側140で角度−θi−jだけ偏向させる。入力側130を通じた共通の導波路104への角度θi−jだけの光の偏向は、導波路101−iによる角度αの偏向、入力側の偏向部分103−iによる制御可能な角度の偏向、並びに導波路の入力に入射する角度に従う導波路の入力135におけるさらなる屈折及び導波路103b及び104の間での屈折率における変化の組み合わせである。
共通の導波路104を通じた角度θi−jを通じて入力iから出力jへ向かう偏向部分130及び140内の偏向角を、様々な光学構成部品の屈折率、光線と構成部品間の界面との間の角度、及び光線が様々な構成部品を通じて進む距離に従って算出することができる。偏光した光の屈折における複屈折の効果を含む、光線追跡の手順は、当技術において周知であり、入力側130を通じた導波路104への及び導波路104から出力側140を通じた要求された偏向角を決定するために使用され得る。
図4は、モジュール200の一つの出力チャネル“j”に対する出力側140の透視上面図である。出力側140は、導波路の出力145で光ビームAi−jを受けると共に出力信号Oとして現れるようにビームを偏光させる。出力側140の構成部品は、光が横断する入力側130と反対の順序で光学構成部品を含む。線401は、出力Oの位置で整列される、出力面141に対する垂線を示す。各々のコア107a−j、よって、導波路107−jは、出力面141の垂線から、入力の導波路の縁143に対して垂直な角度βjを通じて、湾曲する。入力側に伴ったように、s個の出力チャネルの各々は、一般的にβとして示した、異なる角度を有してもよい。また、出力の導波路の縁143に対して垂直であると共に集束部分106−j及び出力側の偏向部分105−jに関する光軸を示す、線403−jを図4に示す。線401が、出力面141に対して垂直であると共に線403−j(一般的に、線403)が出力の導波路の縁143に対して垂直であるので、線401及び403−iもまた角度βで交わる。ビームAi−jは、導波路の出力145で光導波路104を出る。上記したように、導波路の出力145にわたって屈折率における増加があり、光線は、スネルの法則(Snell’s Law)に従って導波路の出力145に対する法線に向かって偏光させられる。
そして、ビームAi−jからの光は、出力側の光偏向部分105に入る。出力側の偏向部分105は、入力側の偏向部分103の鏡像である。具体的には、各々の出力側の偏向部分105は、光の伝播の平面に対する法線を見たとき、各々が概略直角三角形の形状を有するプリズム、第一の素子105、第二の素子105、第三の素子105、及び第四の素子105、又は一般的に素子105を形成する四つの光偏向素子を有する。出力側の偏向部分105−j(j番目の出力チャネル)の光偏向素子を、105−j、105−j、105−j、及び105−j、又は一般的に105−jとして示す。光偏向素子105は、軸403に沿ってそれぞれの集束レンズ106aからわずかに離れた場所に位置決めされる。光偏向素子105−jは、二次又は線形の電気光学効果のいずれかを使用することにより素子105−jへの電気信号を制御することによって、チャネルjの光信号の伝播の方向を偏向させるか又は変化させる。
各々の光偏向素子105は、導波路105bにおける素子の形状を定義する一対の電極を含む。具体的に、105は、上側の電極1051U及下側の電極1051Lと関連し、素子105は、上側の電極1052U及び下側の電極1052Lと関連し、素子105は、上側の電極1053U及び下側の電極1053Lと関連し、素子105は、上側の電極1054U及び下側の電極1054Lと関連する。
素子103は、素子105のおおよそ鏡像であることに留意すること。このように、素子の幾何学的な構成は、入力側130と出力側140との間の中心線のまわりにおおよそ対称である。光は、103−103−103−103の順序で入力側130の素子を、及び105−105−105−105の順序で出力側140の素子を、通過する。
各々の光偏向素子105aは、ビームAi−jから、集束部分106に向かって、制御可能に光を偏向させる。集束部分106は、出力面141に対して角度βで光軸403−jを有する各々の出力チャネルjに対する集束レンズ106a−jを有する。集束レンズ106aは、光偏向素子105aのそれぞれの一つからの光信号を集束させると共に信号を出力の光導波路107aへ向ける。上で議論したように、導波路107aは、角度βを通じて光を、それが出力面141に対して垂直であるように、さらに偏向させる。s個のチャネルの各々は、異なる角度を有してもよい。このように、入力面131へ角度βで光を入れる出力の導波路の縁143を、出力面143に対して垂直な光導波路107を出るために、コア107a−iによって湾曲させる。
光スイッチモジュール100においてコリメーティングレンズ部分102の詳細、入力側の光偏向素子の部分103、出力側の光偏向素子の部分105、及び集束部分106を、図2、3、及び4に示す。コリメーティングレンズ102aの各々は、好ましくは、二つの部分102c及び102dで構成される二次元のレンズであり、各々の部分は、異なる屈折率を有する。相対的により高い屈折の割合を有する部分102c(凸レンズ部分)は、好ましくは、光導波路又はコア101aを形成するために使用される同じ材料によって形成される。相対的により低い屈折率を有する部分102dは、好ましくは、空気若しくは他の気体又は任意の適切な材料(例えばゲル)で満たされる開口で構成される。
集束レンズ106aは、構造において、コリメーティングレンズ102aに類似する。各々の集束レンズは、高い屈折の割合を有する部分(凸レンズ部分)106c及び低い屈折の割合を有する部分106dを含む。好ましくは、集束レンズ106aの屈折の方向は、コリメーティングレンズ102aの屈折の方向と反対であり、好ましくは、光導波路又はコア107aを形成するために使用される同じ材料によって形成される。
導波路の出力側107は、導波路の入力側101に類似すると共に複数の光学層、同じ様式で三層構造107−jを形成すると共に複数の出力Oの一つの各々に対応する、いわゆるコア107a−j及びクラッド層107b−jで構築される。コア101a−i及び107a−jは、好ましくは一様な間隔で、幅Wの方向に横方向に間隔を空けられる。各々のコア107a−jは、出力面141に対して垂直である。コア101a−iに伴ったように、コア107a−jの様々な一つは、光を、それがコアを通じて伝播するように、曲げるために、それらの長さに沿って異なる曲率を有することができる。
代替の実施形態は、角度βだけ光を偏向させると共に光を出力Oに集束させるために、集束部分106及び出力側の光導波路107内の又は集束部分106及び出力側の光導波路107に対する交換として、鏡、プリズム、又は他のレンズの配置の使用を含む。
第一に、入力側130の追加の詳細を、図3及び入力Iによって示された信号の伝播の方向を伴った入力側の偏向部分103−iの上面図である、図5を参照して議論することにする。図3に示すように、全ての入力信号Iは、平面の入力面131に沿って入力側130へ導入される。各々の入力信号Iは、線301によって示すように、入力面131に対して垂直なモジュール200に入り、第一に、線303−iによって示すように固定の角度αを通じて偏向させられる。角度αは、限定された偏向の範囲を有する、対応する入力側の偏向部分103−iが、出力の任意の一つへ信号を偏向させることが可能であるように、変動する。図3に示すように、各々の光偏向素子103は、電気光学特性を有する材料から作られるスラブ型の導波路103b、導波路の一方の側に配置される上側の電極103kU、及び導波路103bの反対側に配置される下側の電極103kLを含む。好ましくは、導波路103bは、偏向素子103及び偏向素子の間における間隔の各々に共通である。四つの光偏向素子103から103までは、第一及び第二の光偏向素子103及び103を含む第一のプリズムの対103p1並びに第三及び第四の光偏向素子103及び103を含む第二のプリズムの対103p2を含む二つの偏向素子の対103pに配置される。当技術において周知であるように、電気光学材料は、適切な電位の印加によって、光学特性を変化させ、このように、対向する電極103kU及び103kLへの電圧の印加は、電極に近い導波路内の光学特性を変化させる。
本発明のある態様によれば、上側及び下側の電極103kL及び103kUの対は、後述するように、異なる電極への異なる電圧の印加を可能とするために、導波路に沿って互いに離れてわずかに間隔を空けられる。代替の実施形態において、他のタイプの三角形又は他の多角形を含む、直角三角形より他の電極の形状を使用してもよい。加えて、電極の側を、それを通過する光線の集束又は可変の曲がりを生じさせるために、湾曲させることができる。
入力側130において伝播する光が、導波路103bにおいて制限されるので、導波路のコアは、電気光学特性を有するべきである。クラッディング層は、EO材料からのものである必要はない。従って、上部及び下部の電極を、コア層に直接か又はクラッディング層にかいずれかで、置くことができる。コア層に直接電極を置くことは、金属の吸収による光学損失に帰着し得る。しかしながら、コア層に直接に置くことは、要求される電場を生成させるために必要な印加電圧を減少させる。選択される特定の構成は、システムの設計の要求のみならず、偏向器の配列の構造、塊の材料又は薄い膜に依存することになる。
図5を参照して、上側の電極103kUの各々一つ及び下側の電極103kLの対向すると共に対応する一つは、適切な電圧の差で電圧を付加するとき、個々の光偏向素子103の一つを形成する、電極の間におけるある体積の電気光学材料の導波路103bを定義する。偏向素子103の個々の面を、面511、513、515、517、521、523、525、及び527として図5の上面図に示す。(また、面511、517、及び527を図3に示す。)面511から527までは、導波路103bの厚さを通じて広がり、対応する上側及び下側の電極の隣接する縁によって定義される。このように、例えば、図5は、上側の電極1031U及び下側の電極1031Lの縁によって定義される面511及び513の、上側の電極1032U及び下側の電極1032Lの縁によって定義される面515及び517の、上側の電極1033U及び下側の電極1033Lの縁によって定義される面521及び523の、並びに、上側の電極1034U及び下側の電極1034Lの縁によって定義される面525及び527の、上面の縁の図を図説する。素子103のこの配置と共に、面513は、面515に隣接すると共に平行であり、面517は、面519に隣接すると共に平行でなく、面523は、面525に隣接すると共に平行であることに留意すること。
対向する電極103kU及び103kLにわたる電圧の差の印加から結果として生じる、導波路103bを通じて伝播する光の屈折は、光の伝播経路に沿った屈折率の変化により、その経路は、次には、(面511、513、515、517、521、523、525、及び527におけるような)電極の縁に近い電気光学材料内の電場の形状に依存する。従来のプリズムにおいては、例えば、光が空気からガラスのプリズムへ通過するとき、屈折率の変化は、プリズムの面で急峻である。素子103は、急勾配だが急峻でない屈折率の変化を有する面を備えたプリズムに近い。このように、対向する電力供給された電極の各々の面511、513、515、517、521、523、525、及び527にわたる屈折率の変化は、急勾配であり、従来のプリズムに近い素子に帰着する。
さらに、図5を参照して、光偏向素子103の実施形態を図説する。電極103kL及び103kUは、直角三角形の形状を有し、プリズム形状の素子103に帰着する。図5の実施形態において、素子103及び103は、同じ大きさ及び形状を有し、素子103及び103は、同じ大きさ及び形状を有する。第一のプリズムの対103p1の素子103及び103の相対的な位置は、第二のプリズムの対103p2の素子103及び103の相対的な位置と同じである。プリズム103の位置付けを、図5の数本の線を参照して、最も良く図説する。具体的には、線301は、入力Iと整列させられ、線303は、(図3に描くような曲線状の導波路101の偏向に対応する)角度αにあると共に面511に対する法線であり、線520は、角度δだけ線303から回転させられる面521に対する法線である。
このように、第一のプリズムの対103p1及び第二のプリズムの対103p2は、変位させられると共に、第一のプリズムの対の素子の間における面513及び515並びに第二のプリズムの対の素子の間における面523及び525であるプリズムの対として角度δだけ、傾斜させられるか又は回転させられる。回転の角度δは、回転の角度δによって示すように、チャネル間で変動してもよい。
コリメーティングレンズ102a及び偏向素子103を通過した後、次に光は、共通の導波路104へ及び出力側140に向けられる。具体的には、図3に示すように、共通の導波路104は、クラッディング104bによって囲まれるコア104aを含み、光は、コア104aに向けられる。図4に示すように、出力側140は、電気光学特性を有する材料から作られるスラブ型の導波路105bから形成される、入力側の光偏向素子103aに類似する光偏向素子105aを含む。四つの光偏向素子105から105までは、二つの偏向素子の対、第一及び第二の光偏向素子105及び105を含む第一のプリズムの対105p1並びに第三及び第四の光偏向素子105及び105を含む第二のプリズムの対105p2に、配置される。
入力の光偏向素子103に伴ったように、出力の光偏向素子105は、適切な電位の印加によって光学特性を変化させる電気光学材料内の体積を含む。このように、対向する電極105kU及び105kLへの電圧の印加は、電極に近い導波路内の光学特性を制御可能に変化させるために使用される。電極105kL及び105kUの間隔及び位置付けは、及びこのように、プリズム形状の素子105の形状は、好ましくは、入力の光偏向部分103の鏡像である。
[第一の実施形態の動作]
今、偏向部分の動作及び制御をより詳細に議論することにする。電気光学材料を活性化するために、(示してない)電位の制御可能な源を電極に結合させる。電極へ電位を印加するための適切な制御可能な源は、当業者には周知であり、さらに詳細に説明する必要はない。より具体的には、電圧の差ΔVを、上側及び対応する下側の電極にわたって印加するとき、導波路103bの厚さを通じて(図5の平面へ)広がる、電場が、電極の間に成立させられる。主に、導波路103bの電気光学係数及び厚さ並びに印加された電圧の差により、導波路103bの屈折率は、ゼロの印加電圧の差におけるnの値から、変更された屈折率のプリズムの体積内のn+Δnの値まで、変更される。エネルギー供給された偏向素子の対応する電極の縁は、導波路を通過する光に対する屈折率において、おおよそ階段変化である。偏向素子103にわたる電極に対する電圧の差の印加の結果として、屈折率の変化は、それに応じて光を偏向させる面511、513、515、517、521、523、525、及び527によって定義される平面にわたって成立させられる。同様に、偏向素子105にわたる電圧の差の印加は、それらの素子を通じて光を偏向させる。
図6(A)−6(D)は、電極の対への電圧の差を提供することによって達成してもよい、ある範囲の偏向を一般的に図説する図3の入力側の偏向器の上面図である。電気光学効果による屈折率の変化は、(図3に示す)結晶の光軸の位置付け、材料103bの電気光学係数の値、並びに電気光学材料にわたる電圧の差の符号及び大きさに依存する。目的とした実例のために、導波路103bの平面を、xy平面であるとして図3に示し、ここでxは、光ビームの伝播の主たる方向である。z方向は、導波路103bの厚さを含み、下側の電極から上側の電極まで(103kLから103kUまで)の正の方向を有する。電極間における電圧の差は、上側の電極の電圧から下側の電極の電圧を引いたもの(例えば、電極1031Uの電圧から電極1031Lの電圧を引いたもの)である。(例えば、電極1031U及び1031Lの間における)正の電圧の差は、結晶軸に対して反対方向にある光偏向素子(この例では、素子103)における負の電場に帰着し、このように、その素子の屈折率を増加させる。導波路103を通じた光ビームの偏向の方向及び大きさが、電場及び結晶軸の相対的な位置付け、電気光学定数の値、導波路の厚さ、並びに電場の大きさの関数であることは、理解される。
図6(A)−6(D)は、電極間における異なる電場に対する、導波路103bを通じて伝わるビームにおける光偏向素子103の効果を図説する。ここで使用するような用語“電圧の差”は、別に述べない限り、光偏向素子の上部の電極及び対応する底部の電極間の電圧における差にあてはまる。四つの光偏向素子103から103までの電極は、各々のプリズムの対103p1から103p2までの内で分類される。各々の光偏向素子103に対する電圧の差は、図6においては、“0”、“+V”、又は“−V”によって示される。各々のプリズムの対の第一及び第二の光偏向素子の電極には、等しい及び反対の電圧の差が提供されること、並びに各々のプリズムの対に提供される電圧の差が、別々に制御可能であることは、好適である。このように、正の電圧の差を、一つの偏向素子に印加するとき、負の電圧の差を、同じプリズムの対の他の偏向素子に印加する。
図6(A)は、第一のプリズムの対103p1の素子の電極へ電圧の差を提供すると共に第二のプリズムの対103p2の素子の電極へ電圧の差を提供しないで、入力光線Ainを出力光線Aoutに偏向させる効果を図説する。図6(A)に示すように、マイナス及びプラスの電圧の差を、第一のプリズムの対103p1の光偏向素子103及び103にわたって印加する。具体的には、光偏向素子103の示した電圧の差−Vは、素子103の上側の電極、電極1031Uの電圧と素子103の下側の電極、電極1031Lの電圧との間におけるVの負の電圧の差を表す。光偏向素子103の+Vの示した電圧の差は、素子103の上側の電極、電極1032Uの電圧と素子103の下側の電極、電極1032Lの電圧との間におけるVの正の電圧の差を表す。この状態で、四つの光偏向素子の相対的な電圧の差を示すための表記“−/+/0/0”によって示し、第一の上側の電極1031Uと第一の下側の電極1031Lとの間におけるプリズム103p1における導波路103bの屈折率は、場Eの強度及び導波路103bの電気光学特性に従って、nからn−Δnまで変化し、第二の上側の電極1032Uと第二の下側の電極1032Lとの間における導波路103bの屈折率は、nからn+Δnまで変化する。面511が、線303に対して垂直であること、及び、面513及び515が平行であることは、好適である。このように、光線Ainの伝達の方向を、光線Aoutとして示すように、誘起された場Eの強度に従って電圧の差Vと共に増加する角度γだけ線303から離れて偏向させる。一般的に、γ=γ(V)であり、Γは、最大の偏向γ(Vmax)であり、ここでVmaxは、プリズムの対103p1の電極に印加される最大の電圧の差である。
図6(B)は、第一のプリズムの対103p1又は第二のプリズムの対103p2のいずれかの任意の光偏向素子の電極へ電圧の差を提供しないで、入力光線Binが出力光線Boutのように無偏向で通過することを引き起こす効果を図説する。この状態において、表記“0/0/0/0”によって示すように、プリズム103p1及び103p2における導波路103bの屈折率は、周囲の導波路の値から変化しないままであり、光は、無偏向で通過する。
図6(C)は、図6(A)に図説するものと反対である第一のプリズムの対103p1の素子の電極へ電圧の差を提供すると共に第二のプリズムの対103p2の素子の電極へ電圧の差を提供しないで、入力光線Cinを出力光線Coutへ偏向させる効果を図説する。この状態において、表記“+/−/0/0”によって示すように、第一の上側の電極1031Uと第一の下側の電極1031Lとの間におけるプリズム103p1における導波路103bの屈折率は、場Eの強度及び導波路103bの電気光学特性に従って、nからn+Δnまで変化し、第二の上側の電極1032Uと第二の下側の電極1032Lとの間における導波路103bの屈折率は、nからn−Δnまで変化する。このように、光の伝達の方向を、図6(C)に示すように、電圧の差Vと共に増加する角度γだけ線303から離れて偏向させる。プリズムの対103p1は、線303のまわりでほとんど対称であり、線303から離れて最大の負及び正の偏向に帰着する。図6(A)の議論におけるように、γ=γ(V)であり、このように、図6(C)に図説される電圧の印加に対する最大の偏向は、Γ=−γ(Vmax)である。
このように、第一のプリズムの対103p1の電極に対するプラス及びマイナスのVの電圧の差の印加は、線303に対してプラス又はマイナスのγによって入力ビームを偏向させる。このように、最大の電圧の差を印加するとき、入射ビームを、プラス又はマイナスのΓによって偏向させる。−Γの角度を通じて第一のプリズムの対103p1によって最初に偏向させられた光と共に、図6(D)に図説するように、その光をさらに偏向させるために、第二のプリズムの対103p2を、使用してもよい。具体的には、プラス及びマイナスのVmaxの電圧の差を、第一のプリズムの対103p1の素子の電極に印加し、光を−Γの角度だけ偏向させる。電極1033U及び1033Lの対にわたる正の電圧の差+V並びに電極1034U及び1034Lの対にわたる負の電圧の差−Vの印加は、図6(A)−6(C)を参照して記載するように、第一のプリズムの対103p1におけるような屈折率の変更に帰着する。この状態は、“+/−/+/−”と呼ばれる。このように、第二のプリズムの対103p2は、電圧Vに従って、線303からさらに離れて光を偏向させる。前記したように、第一のプリズムの対103p1及び第二のプリズムの対103p2の光偏向素子は、それらプリズム対を変位させる及び角度δだけ回転させると共に、類似の大きさ及び形状を有する。好ましくは、−Γだけ線301から偏向させられる光が、面521に対して垂直であるように、−Γ=γである。第二のプリズムの対103p2は、−Γ−γの合計の角度まで光をさらに偏向させる。V=Vmaxであるとき、第一及び第二のプリズムの対によって偏向させられる合計の角度は、−2Γである。好適な実施形態において、角度δが角度−Γと同じである場合に、光を、+δと−δとの間で制御可能に偏向させることができる。また、Vmaxが各々のチャネルに対して同じであること、及び各々のチャネルが、δの異なる角度δを有することもあることも好適である。
本発明の光スイッチングデバイスの好適な実施形態において、素子103の電極へ電圧を印加するための制御器がある。一つの実施形態において、各々の素子103の一つの電極は、電気的な接地にあり、電圧は、他の電極へ印加される。(図面に示してない)マイクロプロセッサーであってもよい制御器は、適切に制御された電圧の印加を可能とする導電路を通じて光偏向素子の電極の各々に結合させられる。電圧の差の印加が意味するものは、一つ以上の電極の接地を含む、電極への電圧の個々の印加、又は電極への電圧の差の直接的な印加であることは、理解されることである。加えて、電圧を、素子103に個々に印加してもよいか、又は素子の電極間における電気的な接続によって一度に一つより多い素子へ印加することができる。
このように、入力側130における入力Iの各々の偏向は、各々のチャネルに対して異なると共に制御可能である。具体的には、入力Iは、最初に、導波路101−iにおいて角度αだけ偏向させられ、次に、偏向部分103−iにおいて+δ及び−2δの値の間で制御可能に可変である角度γだけ偏向させられる。導波路103bと同じ屈折率を有する導波路104に対して、このように、入力Iiは、角度α+γによって偏向させられる。特に、任意の入力から任意の出力までの偏向は、角度θijを通じてある。このように、任意の特定の入力iに対する範囲θijが、例えばθi1=α+δからθis=α−2δまでの範囲にわたることによって、+δ及び−2δまでの制御可能な偏向の範囲として角度θijの範囲にわたることは、好適である。一つの実施形態において、第一のプリズムの対103p1の素子の電極への電圧の差を変動させることは、出力チャネルのおおよそ三分の二の適用範囲を提供し、第一のプリズムの対に印加する最大の電圧では、第二のプリズムの対103p2の素子の電極への電圧の差を変動させることは、出力チャネルの残りの三分の一に対する適用範囲を提供する。
出力Oを受ける出力側140の偏向素子の動作は、入力の偏向の反対の方向に偏向を生じさせるために、入力Iの入力側130の偏向素子の動作を反映する。図6(E)−6(H)は、次の電圧の差、−/+/0/0(図6(E))、0/0/0/0(図6(F))、+/−/0/0(図6(G))、及び+/−/+/−(図6(H))を有する第一の素子105、第二の素子105、第三の素子105、及び第四の素子105の電極を備えた、本発明の偏向器のある範囲の偏向を一般的に図説する図4の出力側の偏向器の上面図である。これらの電圧の差に従う偏向は、入力側130のものと同様であり、ここでは繰り返されない。出力側140に接近する光線(光線Ain、Bin、Cin、又はDin)は、素子105によって、スイッチ200の出力に向けられる。
[第二の入力及び出力側の実施形態]
本発明の光スイッチモジュールの入力側830及び出力側940の第二の実施形態を、図7、8、9、及び10に示す。図7は、光スイッチを通じた光の伝播の方向を示す光線Rと一緒のプリズム703pの上面図であり、図8は、入力チャネルi(入力側803−i)を通じた偏向の範囲を図説する。図9は、モジュール800を通じた光の伝播の方向を示す光線Rと一緒のプリズム903pの上面図であり、図10は、出力チャネルj(出力側940−j)を通じた偏向の範囲を図説する。入力側の偏向部分803、入力側の光導波路部分101、及び入力側のコリメーティング部分102を有するような入力側830を示す。出力側の偏向部分905、出力側の集束部分106、及び出力側の導波路部分107を有するような出力側940を示す。図説する実施形態において、光スイッチは、64個の入力チャネルi及び64個の出力チャネルjを有する。
第一の実施形態の入力及び出力側並びに第二の実施形態のそれらの間における主要な差は、プリズムの形状である。このように、プリズム703pの形状は、プリズム103pのものと異なり、プリズム905pの形状は、プリズム105pのものと異なる。このように、入力側830及び出力側940のプリズム及び他の構成部品の位置付けは、入力Iと出力Oとの間における適用範囲を提供するために、わずかに異なってもよい。それぞれの電極に対する電圧の差による入力側830及び出力側940の動作は、入力側130及び出力側140の動作と同じである。
プリズム703p及び905pは、各々、異なる入力及び出力部分(703−i、905−j)を形成するために回転させられる基礎となるプリズムの単位を形成する四つのプリズム(それぞれ、703及び905、ここでkは、四つのプリズムの一つに対応して1から4までの範囲にわたる)を含む。この実施形態においては、プリズム703pの及びプリズム905pの全ての隣接する側は、光の望まれない回折を最小にするために、平行である。
図7を参照して、プリズム703pは、導波路103b内に各々形成される偏向プリズムの二つの対、第一の偏向プリズム703及び第二の偏向プリズム703を含む第一のプリズムの対703p1並びに第三の偏向プリズム703及び第四の偏向プリズム703を含む第二のプリズムの対703p2を含む。入力の偏向部分103におけるように、各々のプリズム703は、図3におけるような、EO材料によって分離される上側の電極703kU及び隣接すると共に対応する下側の電極703kLを含む一対の電極によって定義される。下側の電極703kLの図は、上側の電極703kUによって阻害され、このように図7又は8においては見えない。
また、面711、713、715、717、721、723、725、727として示す偏向素子703の個々の面を図7に示す。面711から727までは、ある厚さの導波路103bを示し、上側及び対応する下側の電極の縁によって定義される。前記したように、隣接するプリズムの隣接する面は、平行である、具体的には、面713は、面715に対して平行であり、面717は、面721に対して平行であり、面723は、面725に対して平行である。様々な面の間における回転の関係は、第一のプリズムの対703p1(面711)の入力に垂直な線710及び第二のプリズムの対703p2(面721)の入力に垂直な線720への参照によってわかる。線710及び720が、以下で議論するようなプリズムの対703p1の最大偏向角である角度Γを満たすことは、好適である。このように、表面713及び715は、表面723及び725に対して平行であると共に傾斜させられ、表面717及び721は、平行である。隣接する表面の平行な配置は、プリズムの間における光の回折を最小にする。
図6を参照して先に議論したように、各々のプリズムの対の第一及び第二の光偏向プリズムの電極に、V=−VmaxからV=+Vmaxの範囲にわたる、等しいと共に反対の電圧の差を提供すること、並びに、各々のプリズムの対へ提供される電圧の差が、別々に制御可能であることは、好適である。このように、プリズム703にわたる電圧の差は、プリズム703にわたる電圧の差に等しいと共に反対であり、プリズム703にわたる電圧の差は、プリズム703にわたる電圧の差に等しいと共に反対であり、プリズムの対703p1又は703p2を通じた最大偏向角は、Γである。図8に図説する表記−/+/0/0、+/−/0/0、及び+/−/+/−並びに光の偏向は、図6を参照して議論したような素子103にわたる電圧の差の印加に類似するプリズム703の対における電圧の差の印加に基づく偏向に対応する。
各々の入力側の偏向部分803−iは、プリズム703pが、入力iを任意の要求される出力jへ偏向させるために、ある範囲の角度θi−jにわたって入力Iから光を偏向させることできるように、入力Iから角度αだけ回転させられるプリズム703pの配置を含む。入力側830は、入力Iを受光し、入力Iの方向から角度θi−jで光線Ri−jに沿って出力jに向かって光を制御可能に偏向させる。例として、入力側830の動作に従って三分の一に向けられている出力(1から19まで、20から42まで、及び43から64までの出力j)の光線を示す。角度θi−1で出力チャネル1へ向けられる上側の光線Ri−1、角度θi−19で出力チャネル19に向けられる中間の光線Ri−19、角度θi−42で出力チャネル42に向けられる別の中間の光線Ri−42、及び角度θi−64で出力チャネル64へ向けられる下側の光線Ri−64のような、数本の光線Ri−jの例を図8に示す。
入力iに対する偏向の範囲を、光線Ri−1及びRi−64によって境界付けられる斜交平行の範囲として図8に示す。光偏向部分830における偏向に加えて、光は、導波路130bから導波路104までの屈折率における増加により導波路の入力135でさらに偏向させられることに留意すること。
図8を参照して、入力Iの偏向は、チャネルiにおける入力を、j番目の出力チャネルの選択された一つまで偏向させる。当業者には明らかであろうが、共通の導波路104を通じた角度θi−1は、スイッチングモジュールの全体的な幾何学的配置及び導波路の光学特性に依存する。それら角度を、光線追跡の手順を使用して計算することができる。好適な実施形態において、三つの電圧の構想、すなわち、−/+/0/0、+/−/0/0、及び+/−/+/−を使用する。これらの各々は、おおよそ等しい偏向の範囲を提供し、従って、これらの構想の各々に従う電圧が、入力を出力チャネルの上側、中央、及び下側の三分の一へ向けることは、好適である。このように、好ましくは、(プリズム703にわたる電圧の差の大きさが最小(−Vmax)であると共にプリズム703にわたる電圧の差の大きさが最大(+Vmax)であるときの)光線Ri−1から、ゼロの電圧の差をプリズムの対703p1へ印加するときの光線Ri−19までの間で、光を偏向させるために、−/+/0/0のような第一のプリズムの対703p1のみへの電圧の差の印加を使用する。プリズム703にわたる電圧の差が、最大(+Vmax)であると共にプリズム703にわたる電圧の差が、最小(−Vmax)であるとき、+/−/0/0のように印加する電圧の差を逆にすることは、それら光線を、光線Ri−42へさらに偏向させる。プリズム703にわたって+Vmaxに及びプリズム703にわたって−Vmaxに維持されるプリズムの対703p1にわたる電圧の差と共に、光を光線Ri−64に向かってさらに制御可能に偏向させるために、第二のプリズムの対703p2にわたる電圧の差を、プリズム703にわたる電圧の差が+Vmaxであると共にプリズム703にわたる電圧の差が−Vmaxであるときに起こる+/−/+/−のように、増加させることができる。
角度Γは、プリズムの対703p1及び703p2の間における望まれない偏向を減少させるために、選択される。具体的には、光偏向部分803は、第一のプリズムの対703p1を通じてか、又は両方のプリズムの対702pの組み合わせられた偏向によってかのいずれかで、偏向させる。加えて、第二のプリズムの対703p2は、第一のプリズムの対703p1が最大の偏向にある(線720の方向において角度Γだけ入射光線を偏向させる)ときのみ、偏向させる。面717及び721に対する法線もまた、面711に対する法線から角度Γだけ角度付けられるので、光は、面717及び721に対して垂直に入射する。
出力プリズム903pは、入力プリズム703pの構築及び動作の両方において鏡像である。また、面911、913、915、917、921、923、925、927として偏向素子905の個々の面を、並びに第一のプリズムの対905p1(面911)の入力に対して垂直な線910及び第二のプリズムの対905p2(面921)の入力に対して垂直な線920図9に示す。線910及び920が、プリズムの対905p1の最大偏向角である、角度Γを満たすことは、好適である。
出力側の光導波路部分107及び出力側の集束部分106を含む、出力側940の好適な出力の偏向部分905を、図9及び10参照して図説する。入力側130から出力側140までの光の進行の方向を示す光線Rと一緒に、図9は、出力の偏向部分に関する基本的なプリズムの配置を図説し、図10は、入力の偏向部分903−iとしての一つの出力の偏向部分903の概略図である。図10に示すように、出力側930は、入力Iの方向から角度θi−jで光線Ri−jを受光し、出力jに向かって光を制御可能に偏向させる。角度θ1−jで入力チャネル1から向けられる上側の光線R1−j、角度θ19−jで入力チャネル19から向けられる中間の光線R19−j、角度θ42−jで入力チャネル42から向けられる中間の光線R42−j、及び角度θ64−jで入力チャネル64から向けられる下側の光線R64−jのような数本の光線Ri−jの例を図10に示す。
プリズムの対905p1及び905p2を通じた偏向は、プリズム105pと同じ様式で制御される。具体的には、各々の出力側の偏向部分905−iは、プリズム905pが、任意の入力Iから出力Oに向かって光を制御可能に偏向させることができるように、出力Oから角度βによって回転させられるプリズム905pの配置を含む。偏向の範囲を、光線R1−j及びR64−jによって境界付けられる斜交平行の範囲として図10に示す。各々のプリズムの対のプリズムには、等しい及び反対の電圧の差が提供される。
このように、−/+/0/0のような第一のプリズムの対905p1のみへの電圧の差の印加は、(プリズム905にわたる電圧の差の大きさが最小(−Vmax)であると共にプリズム905にわたる電圧の差の大きさが最大(+Vmax)であるときの)光線R1−jから、ゼロの電圧の差をプリズムの対905p1へ印加するときの光線R19−jまでの間で、光を偏向させる。プリズム905にわたる電圧の差が、最大(+Vmax)であると共にプリズム905にわたる電圧の差が、最小(−Vmax)であるとき、+/−/0/0のように印加される電圧の差を逆にすることは、それら光線を、光線R42−jへさらに偏向させる。プリズム905にわたって+Vmaxに及びプリズム905にわたって−Vmaxに維持されるプリズムの対905p1にわたる電圧の差と共に、光を光線R64−jに向かってさらに制御可能に偏向させるために、第二のプリズムの対905p2にわたる電圧の差を、プリズム905にわたる電圧の差が+Vmaxであると共にプリズム905にわたる電圧の差が−Vmaxであるときに起こる+/−/+/−のように、増加させることができる。
光スイッチングモジュールの例を図11から13までを参照して図説する。一つの実施形態において、スイッチは、64個のチャネルを含む交差接続のスイッチである。入力I及びOのピッチPは、32mmの幅Wに対して0.5mmであり、共通の導波路104の長さL(WG)は、84.47mmであり、入力側830及び出力側930の長さは、L(IN)=L(OUT)=2.0mmである。導波路103b及び105bは、2.4の屈折率を伴ったPLZTであり、電気光学効果による偏向部分803及び905内の屈折率における最大の変化は、10V/マイクロメートルの電位と対応する電圧の差に関して0.04であり、導波路104の屈折率は、1.54である。プリズム703pの詳細を、長さの尺度と一緒に図12に示し、ここで角度Γは、1.65度である。プリズム905pは、入力と出力との間の線についてプリズム703pの鏡像である。
各々の入力側830−iは、前述したように−/+/0/0、+/−/0/0、+/−/+/−の制御の構想を使用して出力側の一つへ信号を向け、ここで−/+/0/0は、チャネル1−19に対する適用範囲を提供し、+/−/0/0は、チャネル20−42に対する適用範囲を提供し、+/−/+/−は、チャネル43−64に対する適用範囲を提供する。図13に示すように、プリズム703pに要求される傾斜の量βは、チャネル数に線形に変動する。チャネル1からチャネル64までの傾斜の非対称的な変動は、−/+/0/0に関しては+Γからゼロ度の偏向角、+/−/0/0に関してはゼロ度から−Γまでの偏向角、及び+/−/+/−に関しては−Γから−2Γまでの偏向角での、プリズム703pによる光の非対称的な偏向の結果である。
先の実施形態は、各々のチャネルに対して同じ形状を有するプリズム703pを使用する。代替の実施形態において、プリズム703pを含む個々の偏向素子は、出力チャネルのより対称的な適用範囲を提供するために、チャネル間で傾斜させられる。このように、例えば、スイッチの一方の側におけるチャネル(チャネル1)のプリズム703pは、スイッチングモジュールの中心線について、スイッチの反対側におけるチャネル(チャネル64)のプリズムの鏡像である。別の代替の実施形態において、プリズム703pを含む個々の偏向素子は、チャネル間で傾斜させられ、個々の偏向素子の形状は、平行な隣接する表面を維持するために、調節される。
このように、本発明は、光の制御可能な偏向を提供する傾斜させられた配置を有する偏向器を含む。上述した実施形態は、本発明の実例であり、本発明の範囲を、記載した特定の実施形態に限定することは意図してない。よって、本発明の一つ以上の実施形態を図説すると共に記載してきた一方で、それに、様々な変化を、その主旨又は必須の特徴を逸脱することなくなすことができることは、認識されると思われる。例えば、本発明が、基板を形成するためにシリコンの使用を記載する一方で、ガラス又はセラミックを含む他の材料を使用してもよい。加えて、光偏向素子は、ここに記載したような電気光学材料を使用して生産される、当技術において公知であるような、光を偏向させるための他の幾何学的配置を有することができる。本発明の光偏向素子を含む光スイッチングモジュールは、入力チャネルのいくつか若しくは全てに、又は出力チャネルに全く無く若しくは出力チャネルの全てに、このような素子を含むことができる。よって、ここにおける開示及び記載は、実例であり、請求項で述べられる本発明の範囲を限定しないことが意図されている。
(付記1) 光線の方向を転換する光偏向デバイスであって、
偏向素子の第一の対及び偏向素子の第二の対を含む複数の偏向素子を含み、
各々の偏向素子は、電気光学材料を含むと共に、前記電気光学材料の反対側における類似の形状の二つの電極によって、前記電極に電圧の差を印加することによって前記電気光学材料の屈折率が制御可能に調節可能であるように定義され、
前記偏向素子の第一の対及び前記偏向素子の第二の対は、傾斜した関係にある光偏向デバイス。
(付記2) 前記偏向素子の第一の対の隣接する表面は、平坦であると共に平行であり、前記偏向素子の第二の対の隣接する表面は、平坦な表面及び平行である付記1に記載の光偏向デバイス。
(付記3) 前記偏向素子の第一の対及び前記偏向素子の第二の対の間における隣接する表面は、平坦であると共に平行である付記2に記載の光偏向デバイス。
(付記4) 前記電極は、三角形である付記1に記載の光偏向デバイス。
(付記5) 各々の電極の縁は、直線である付記1に記載の光偏向デバイス。
(付記6) 少なくとも一つの電極の少なくとも一つの縁は、曲線状である付記1に記載の光偏向デバイス。
(付記7) 前記電気光学材料は、PZT、PLZT、又はLNである付記1に記載の光偏向デバイス。
(付記8) 前記偏向素子の第一の対と前記偏向素子の第二の対は、同じ形状を有する付記1に記載の光偏向デバイス。
(付記9) 前記偏向素子の第一の対及び前記偏向素子の第二の対の間における隣接する表面は、平坦であると共に平行であり、
前記偏向素子の第一の対及び前記偏向素子の第二の対は、同じ形状を有する付記2に記載の光偏向デバイス。
(付記10) 各々が光入力を受光するように適合した一つ以上の入力チャネルを有する入力側、
各々が光出力を出すように適合した複数の出力チャネルを有する出力側、並びに
前記入力側及び前記出力側の間に配置される共通の導波路
を含み、
少なくとも一つの入力チャネルは、傾斜した関係で偏向素子の第一の対及び偏向素子の第二の対を含む複数の偏向素子を含む光スイッチングモジュール。
(付記11) 各々の偏向素子は、電気光学材料を含むと共に、前記電気光学材料の反対側における類似の形状の二つの電極によって、前記電極に電圧の差を印加することによって前記電気光学材料の屈折率が制御可能に調節可能であるように、定義される付記10に記載の光スイッチングモジュール。
(付記12) 前記偏向素子の第一の対の隣接する表面は、平坦であると共に平行であり、前記偏向素子の第二の対の隣接する表面は、平坦な表面及び平行である付記10に記載の光スイッチングモジュール。
(付記13) 前記偏向素子の第一の対及び前記偏向素子の第二の対の間における隣接する表面は、平坦であると共に平行である付記12に記載の光スイッチングモジュール。
(付記14) 前記電極は、三角形である付記11に記載の光スイッチングモジュール。
(付記15) 各々の電極の縁は、直線である付記11に記載の光スイッチングモジュール。
(付記16) 少なくとも一つの電極の少なくとも一つの縁は、曲線状である付記11に記載の光スイッチングモジュール。
(付記17) 前記電気光学材料は、PZT、PLZT、又はLNである付記10に記載の光スイッチングモジュール。
(付記18) 前記偏向素子の第一の対と前記偏向素子の第二の対は、同じ形状を有する付記10に記載の光スイッチングモジュール。
(付記19) 前記偏向素子の第一の対及び前記偏向素子の第二の対の間における隣接する表面は、平坦であると共に平行であり、
前記偏向素子の第一の対及び前記偏向素子の第二の対は、同じ形状を有する付記12に記載の光スイッチングモジュール。
(付記20) 前記共通の導波路の屈折率は、前記入力側の屈折率及び前記出力側の屈折率未満である付記10に記載の光スイッチングモジュール。
(付記21) 各々が光入力を受光するように適合した一つ以上の入力チャネルを備えた入力側、各々が光出力を出すように適合した複数の出力チャネルを備えた出力側、並びに前記入力側及び前記出力側の間に配置される共通の導波路を有する光スイッチングモジュールにおいて光ビームを偏向させる方法であって、
少なくとも一つの入力チャネルは、傾斜した関係で偏向素子の第一の対及び偏向素子の第二の対を含む複数の偏向素子を含み、
当該方法は、前記偏向素子の第一の対及び前記偏向素子の第二の対へ異なる電圧を印加することによって、選択された入力チャネルから選択された出力チャネルまで前記入力側で光ビームの偏向を制御することを含む方法。
(付記22) 前記制御することは、前記偏向素子の第一の対へ電圧を印加して、前記複数の光チャネルのおおよそ三分の二の一つへ、選択された入力を偏向させることをさらに含む付記21に記載の方法。
(付記23) 前記制御することは、前記偏向素子の第一の対へ及び前記偏向素子の第二の対へ電圧を印加して、前記複数の光チャネルのおおよそ三分の一の一つへ、選択された入力を偏向させることをさらに含む付記22に記載の方法。
(付記24) 少なくとも一つの出力チャネルは、傾斜した関係で偏向素子の第三の対及び偏向素子の第四の対を含む複数の偏向素子を含み、
当該方法は、前記偏向素子の第三の対及び前記偏向素子の第四の対へ異なる電圧を印加することによって、選択された入力チャネルから選択された出力チャネルまで前記出力側で光ビームの偏向を制御することをさらに含む付記21に記載の方法。
(付記25) 前記出力側で偏向を制御することは、前記偏向素子の第三の対へ電圧を印加して、前記複数の光チャネルのおおよそ三分の二の一つへ、選択された入力を偏向させることをさらに含む付記24に記載の方法。
(付記26) 前記出力側で偏向を制御することは、前記偏向素子の第三の対へ及び前記偏向素子の第四の対へ電圧を印加して、前記複数の光チャネルのおおよそ三分の一の一つへ、選択された入力を偏向させることをさらに含む付記25に記載の方法。
本発明の光スイッチングモジュールの一般的な実施形態を示す概略図である。 本発明の光スイッチングモジュールの第一の実施形態の概略の上面図である。 図2の光スイッチモジュールの入力側のチャネルの透視上面図である。 図2の光スイッチモジュールの出力側のチャネルの透視上面図である。 図2の光スイッチモジュールの入力側の偏向器の上面図である。 (A)−(D)は、一般に、次の電圧の差、−/+/0/0(A)、0/0/0/0(B)、+/−/0/0(C)、及び+/−/+/−(D)を有する第一、第二、第三、及び第四の電極を備えた、本発明の偏向器によって引き起こされたある範囲の偏向を図説する図3の入力側の偏向器の上面図であり、(E)−(H)は、一般に、次の電圧の差、−/+/0/0(E)、0/0/0/0(F)、+/−/0/0(G)、及び+/−/+/−(H)を有する第一、第二、第三、及び第四の電極を備えた、本発明の偏向器によって引き起こされたある範囲の偏向を図説する図4の出力側の偏向器の上面図である。 第二の入力側の偏向器の実施形態の上面図である。 図7の入力側の偏向器によって引き起こされた光の偏向の範囲を図説する上面図である。 第二の出力側の偏向器の実施形態の上面図である。 図9の出力側の偏向器によって引き起こされた光の偏向の範囲を図説する上面図である。 例1のスイッチングモジュールの概略である。 例1のプリズムの概略である。 例1のプリズムのチャネル間の傾斜のグラフである。
符号の説明
100、800 光スイッチモジュール
101 入力側の光導波路部分
102 入力側のコリメーティング部分
103、803 入力側の偏向部分
104 共通の導波路
105 出力側の偏向部分
106 集束部分
107 出力側の光導波路部分
130、830 入力側
131 入力面
133 入力の導波路の縁
135 導波路の入力
140、940 出力側
141 出力面
143 出力の導波路の縁
145 導波路の出力
301、303、401、403、520、710、720、910、920 線
511、513、515、517、521、523、525、527、711、713、715、717、721、723、725、727、911、913、915、917、921、923、925、927 面
703、905 プリズム

Claims (20)

  1. 光線の方向を転換する光偏向デバイスであって、
    偏向素子の第一の対及び偏向素子の第二の対を含む複数の偏向素子を含み、
    各々の偏向素子は、電気光学材料を含むと共に、前記電気光学材料の反対側における類似の形状の二つの電極によって、前記電極に電圧の差を印加することによって前記電気光学材料の屈折率が制御可能に調節可能であるように定義され、
    前記偏向素子の第一の対及び前記偏向素子の第二の対は、傾斜した関係にある光偏向デバイス。
  2. 前記偏向素子の第一の対の隣接する表面は、平坦であると共に平行であり、前記偏向素子の第二の対の隣接する表面は、平坦な表面及び平行である請求項1に記載の光偏向デバイス。
  3. 前記電極は、三角形である請求項1に記載の光偏向デバイス。
  4. 各々の電極の縁は、直線である請求項1に記載の光偏向デバイス。
  5. 少なくとも一つの電極の少なくとも一つの縁は、曲線状である請求項1に記載の光偏向デバイス。
  6. 前記電気光学材料は、PZT、PLZT、又はLNである請求項1に記載の光偏向デバイス。
  7. 前記偏向素子の第一の対と前記偏向素子の第二の対は、同じ形状を有する請求項1に記載の光偏向デバイス。
  8. 各々が光入力を受光するように適合した一つ以上の入力チャネルを有する入力側、
    各々が光出力を出すように適合した複数の出力チャネルを有する出力側、並びに
    前記入力側及び前記出力側の間に配置される共通の導波路
    を含み、
    少なくとも一つの入力チャネルは、傾斜した関係で偏向素子の第一の対及び偏向素子の第二の対を含む複数の偏向素子を含む光スイッチングモジュール。
  9. 各々の偏向素子は、電気光学材料を含むと共に、前記電気光学材料の反対側における類似の形状の二つの電極によって、前記電極に電圧の差を印加することによって前記電気光学材料の屈折率が制御可能に調節可能であるように、定義される請求項8に記載の光スイッチングモジュール。
  10. 前記偏向素子の第一の対の隣接する表面は、平坦であると共に平行であり、前記偏向素子の第二の対の隣接する表面は、平坦な表面及び平行である請求項8に記載の光スイッチングモジュール。
  11. 前記電極は、三角形である請求項9に記載の光スイッチングモジュール。
  12. 各々の電極の縁は、直線である請求項9に記載の光スイッチングモジュール。
  13. 少なくとも一つの電極の少なくとも一つの縁は、曲線状である請求項9に記載の光スイッチングモジュール。
  14. 前記電気光学材料は、PZT、PLZT、又はLNである請求項8に記載の光スイッチングモジュール。
  15. 前記偏向素子の第一の対と前記偏向素子の第二の対は、同じ形状を有する請求項8に記載の光スイッチングモジュール。
  16. 前記共通の導波路の屈折率は、前記入力側の屈折率及び前記出力側の屈折率未満である請求項8に記載の光スイッチングモジュール。
  17. 各々が光入力を受光するように適合した一つ以上の入力チャネルを備えた入力側、各々が光出力を出すように適合した複数の出力チャネルを備えた出力側、並びに前記入力側及び前記出力側の間に配置される共通の導波路を有する光スイッチングモジュールにおいて光ビームを偏向させる方法であって、
    少なくとも一つの入力チャネルは、傾斜した関係で偏向素子の第一の対及び偏向素子の第二の対を含む複数の偏向素子を含み、
    当該方法は、前記偏向素子の第一の対及び前記偏向素子の第二の対へ異なる電圧を印加することによって、選択された入力チャネルから選択された出力チャネルまで前記入力側で光ビームの偏向を制御することを含む方法。
  18. 前記制御することは、前記偏向素子の第一の対へ電圧を印加して、前記複数の光チャネルのおおよそ三分の二の一つへ、選択された入力を偏向させることをさらに含む請求項17に記載の方法。
  19. 前記制御することは、前記偏向素子の第一の対へ及び前記偏向素子の第二の対へ電圧を印加して、前記複数の光チャネルのおおよそ三分の一の一つへ、選択された入力を偏向させることをさらに含む請求項18に記載の方法。
  20. 少なくとも一つの出力チャネルは、傾斜した関係で偏向素子の第三の対及び偏向素子の第四の対を含む複数の偏向素子を含み、
    当該方法は、前記偏向素子の第三の対及び前記偏向素子の第四の対へ異なる電圧を印加することによって、選択された入力チャネルから選択された出力チャネルまで前記出力側で光ビームの偏向を制御することをさらに含む請求項17に記載の方法。
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