JP2005122088A - 電子鍵盤楽器及び楽器用椅子 - Google Patents

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Abstract

【課題】 楽器用フレームの連結部分の剛性を確保しつつ、組み立て作業を容易にする。
【解決手段】 フレームアセンブリFASは、左右一対の、左側、右側フレーム体LFM、RFMを、上側連結体20AS及び下側連結体30ASで連結固定して構成される。フレームアセンブリFASの後側支柱フレーム14L上部には、嵌合用ブロック23が取り付けられる。上側連結体20ASの左端部20AScは、パイプ部材20の左端部20cに、嵌合用ブロック23に対して嵌合的な固定金具22等が固定されて構成される。嵌合用ブロック23に上側連結体20ASの左端部20AScを嵌合し、嵌合用ブロック23のネジ穴23bに付けネジ27を螺合すると、上側連結体20ASの端面20b1が、嵌合用ブロック23を介することなくスペーサ24を介して後側支柱フレーム14Lに対して圧接状態となる。
【選択図】 図3

Description

本発明は、鍵盤ユニットを楽器用フレームで保持するようにした電子鍵盤楽器及び楽器用椅子に関する。
従来、下記特許文献1に示されるように、左右一対の脚体を、連結体であるステイ部材で連結して楽器用フレームを構成し、この楽器用フレームに鍵盤ユニットを保持するようにした電子鍵盤楽器が知られている。
このような電子鍵盤楽器では一般に、ステイ部材は、その両端部が両脚体に取り付けられ、例えば、左右の脚体の外側からネジで螺着することで脚体に固定される。その場合、螺着は、ステイ部材の位置を、脚体の螺着用穴の位置に合わせた後になされる。
特許第2745952号
しかしながら、楽器用フレームの組み立てにおいて、ステイ部材を螺着する際、重いステイ部材を脚体の螺着用穴位置に適切に合致させて手等で仮保持し、しかも、螺着するまでその仮保持状態を維持する必要があるため、特に1人で作業する場合、ステイ部材を固定する作業が容易でないという問題があった。一方、ステイ部材の固定作業の容易さを優先するあまり、楽器用フレームにおける連結部分の剛性が低下することは避けなければならない。
また、楽器用椅子においても、上記電子鍵盤楽器と同様に脚体とステイ部材とで構成される場合は、ステイ部材の固定に関し同様の問題があった。
本発明は上記従来技術の問題を解決するためになされたものであり、その目的は、連結部分の剛性を確保しつつ、組み立て作業を容易にすることができる電子鍵盤楽器及び楽器用椅子を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明の請求項1の電子鍵盤楽器は、少なくとも鍵盤部(41)を有する鍵盤ユニット(KB)を楽器用フレーム(FAS)で保持するようにされた電子鍵盤楽器であって、前記楽器用フレームは、左右一対の脚体(LFM、RFM)と、前記両脚体間の内側方向に相対向して該両脚体に突設された少なくとも一対の嵌合部材(23)と、前記一対の嵌合部材に対応して設けられ、対応する両嵌合部材に対してそれぞれ嵌合的な両端部(20ASc、20ASd)を有する連結体(20AS)とを有し、前記連結体の両端部を、それぞれ対応する嵌合部材に嵌合した後、該嵌合部材に対して螺着することで、前記連結体の両端部の端面(20b1、20b2)が、前記対応する嵌合部材を介することなく、実質的に、対応する脚体に対して圧接状態となって、前記両脚体が前記連結体で連結固定されるように構成されたことを特徴とする。
この構成によれば、両脚体を連結体で連結固定する際、連結体の両端部を嵌合部材に嵌合することで、連結体の位置決めと安定的な仮保持が容易である。また、連結体の両端部を嵌合部材に対して螺着することで、連結体の両端部の端面が、嵌合部材を介することなく、実質的に、脚体に対して圧接状態となるので、両脚体が連結体と直接的に結合した状態となり、嵌合部材と連結体との嵌合と相まって、連結部分の剛性が高い。
上記目的を達成するために本発明の請求項4の楽器用椅子は、少なくとも座板部(35)を支持する左右一対の脚体と、前記両脚体に突設された少なくとも一対の嵌合部材と、前記一対の嵌合部材に対応して設けられ、対応する両嵌合部材に対してそれぞれ嵌合的な両端部を有する連結体(32AS、33AS、34AS、)とを有し、前記連結体の両端部を、それぞれ対応する嵌合部材に嵌合した後、該嵌合部材に対して螺着することで、前記連結体の両端部の端面が、前記対応する嵌合部材を介することなく、実質的に、対応する脚体に対して圧接状態となって、前記両脚体が前記連結体で連結固定されるように構成されたことを特徴とする。
上記目的を達成するために本発明の請求項5の電子鍵盤楽器は、少なくとも鍵盤部を有する鍵盤ユニットを楽器用フレームで保持するようにされた電子鍵盤楽器であって、前記楽器用フレームは、左右一対の脚体と、前記両脚体間の内側方向に相対向して該両脚体に突設された少なくとも一対の係合部材(50)と、前記一対の係合部材に対応して設けられ、対応する両係合部材に対してそれぞれ係合的な両端部(70ASc)を有する連結体(70AS)と、前記一対の係合部材において前記内側方向の端面以外の部分に各々設けられ、ハ字状を呈する一対のテーパ斜面(51a、51b)と、前記一対のテーパ斜面に対応して前記連結体の前記両端部にそれぞれ設けられ、該一対のテーパ斜面にそれぞれ対向する一対の対向斜面(61a、61b)とを有し、前記連結体の前記両端部をそれぞれ対応する係合部材に係合させることで、前記両端部の前記一対の対向斜面を前記一対の係合部材の対応する一対のテーパ斜面に当接させた後、前記両端部を前記係合部材に対して螺着することで、前記一対の対向斜面と前記対応する一対のテーパ斜面とが圧接状態となって、前記両脚体が前記連結体で連結固定されるように構成されたことを特徴とする。
この構成によれば、連結体の両端部の一対の対向斜面と係合部材の対応する一対のテーパ斜面とが当接すると、一対のテーパ斜面の双方に平行な直線の方向以外の方向の位置決めが自動的になされるので、位置決めが容易である。また、連結体の両端部を係合部材に対して螺着すると、両端部の一対の対向斜面と係合部材の対応する一対のテーパ斜面とが圧接状態となるので、あらゆる方向に対して剛性が高い。
本発明の請求項1によれば、楽器用フレームの連結部分の剛性を確保しつつ、組み立て作業を容易にすることができる。
本発明の請求項4によれば、楽器用椅子の脚体の連結部分の剛性を確保しつつ、組み立て作業を容易にすることができる。
本発明の請求項5によれば、楽器用フレームの連結部分の剛性を確保しつつ、組み立て作業を容易にすることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
(第1の実施の形態)
まず、本発明の第1の実施の形態に係る電子鍵盤楽器を説明する。図1は、本発明の第1の実施の形態に係る電子鍵盤楽器の外観斜視図である。図2は、同電子鍵盤楽器の分解斜視図である。以降、本電子鍵盤楽器の奏者側を「前方」、奏者からみて本電子鍵盤楽器の左方、右方をそれぞれ「左方」、「右方」と呼称する。
図2に示すように、本電子鍵盤楽器は、フレームアセンブリFASに、鍵盤ユニットKB、スピーカユニットSP及びペダル鍵盤ユニットPKを組み付けて成る。鍵盤ユニットKBは、図示しない楽音形成回路、制御回路及び各種電気部品等が含まれるメイン回路部40と、メイン回路部40とは別体で構成される鍵盤部41とで成り、メイン回路部40の上に鍵盤部41が重ねられて構成されている。鍵盤部41とメイン回路部40とは、分離及び結合が可能なように、所定箇所にてロックされている。また、鍵盤ユニットKBの左端部KBa1からは一体に形成される鍔部42L、43Lが、鍵盤ユニットKBの右端部KBa2からは一体に形成される鍔部42R、43Rが、鍵盤ユニットKBの本体から突出してそれぞれ延設される。
図2に示すように、フレームアセンブリFASは、左右一対の左側フレーム体LFMと右側フレーム体RFMとを、上側連結体20AS及び下側連結体30ASで連結固定して構成される。左側フレーム体LFMは、主として、金属製でいずれも中空の、前側支柱フレーム11L、上前半部フレーム12L、上後半部フレーム13L、後側支柱フレーム14L及び底フレーム15Lが一体に形成されて構成され、側面視略5角形を呈する。なお、これらフレームの一部を別体で構成し、他のフレームに対して溶接等で固定してもよい。右側フレーム体RFMについても、前側支柱フレーム11R、上前半部フレーム12R、上後半部フレーム13R、後側支柱フレーム14R及び底フレーム15Rが一体に形成され、左側フレーム体LFMと左右対称に同様に構成される。
左側フレーム体LFMの底フレーム15Lと右側フレーム体RFMの底フレーム15Rとには、内側方向に相対向してPK取付部18L、18Rが設けられる。一方、ペダル鍵盤ユニットPKの両端部の左右対称位置には、係止部10L、10R(係止部10Lは図示せず)が突設されている。PK取付部18L、18Rには、係止部10L、10Rを嵌合保持するための凹部h1が、上方に開口して設けられており、ペダル鍵盤ユニットPK
の係止部10L、10RをPK取付部18L、18Rに係止することで、ペダル鍵盤ユニットPKが両フレーム体LFM、RFMに保持される。これにより、ペダル鍵盤ユニットPKがフレームアセンブリFASに簡単に組み付けられる。ペダル鍵盤ユニットPKが組み付けられたとき、ペダル鍵盤ユニットPKの底部あるいは図示しない脚部の底部が、設置面(床面)G(図1参照)に対してほぼ面一となる。従って、通常、少なくとも操作時においては、ペダル鍵盤ユニットPKが設置面Gによっても保持される。
左側フレーム体LFMと右側フレーム体RFMにはまた、内側方向に相対向して、それぞれ左サイドカバー16L、右サイドカバー16Rが設けられる。両サイドカバー16L、16Rは、例えば、溶接により両フレーム体LFM、RFMにそれぞれ固定される。
図2に示すように、左サイドカバー16Lは、その下部が内側方向(右方)に屈曲し、内側方向に延びた水平部分が、鍵盤ユニットKBを保持するための鍵盤ユニット保持部16Laとなっている。鍵盤ユニット保持部16Laには、取り付け穴16Laa、取り付け穴16Labが例えば2個ずつ設けられる。また、鍵盤ユニット保持部16Laには、段差状のステイ部材17Lが取り付けられ、ステイ部材17Lの、鍵盤ユニット保持部16Laから1段下がった水平部分が、スピーカユニットSPを保持するためのスピーカユニット保持部17Laとなっている。
右側フレーム体RFMにおいても同様に、鍵盤ユニット保持部16La、取り付け穴16Laa、16Labと左右対称に、右サイドカバー16Rに、鍵盤ユニット保持部16Raが形成されるほか、取り付け穴16Raa、16Rabが設けられ(図示省略)、さらにスピーカユニット保持部17Laと左右対称にスピーカユニット保持部17Ra(図示省略)が設けられている。
鍵盤ユニットKBの下面には、取り付け穴16Laa、16Lab、16Raa、16Rab対応してネジ穴(図示せず)が設けられており、これら対応するもの同士の位置を合わせてネジ止めすることで、鍵盤ユニットKBが鍵盤ユニット保持部16La、16Raを介して左側フレーム体LFM、右側フレーム体RFMに保持される。
鍵盤ユニットKBの鍔部42L、43L、及び鍔部42R、43Rは、側面視において、左側フレーム体LFMの上前半部フレーム12L、上後半部フレーム13L、及び右側フレーム体RFMの上前半部フレーム12R、上後半部フレーム13Rに対応する形状を有し、鍵盤ユニットKBがフレームアセンブリFASに保持されたとき、鍔部42L、43L、42R、43Rとフレーム12L、13L、12R、13Rとの間に僅かな間隙が生じるようになっている。すなわち、鍵盤ユニットKBは鍵盤ユニット保持部16La、16Raで保持され、樹脂で構成される鍔部42L、43L、42R、43Rは、腕木に相当する部分のカバーに過ぎない。
また、図2に示すように、スピーカユニットSPの上部には天板39が固定され、天板39の左右両端部は鍔状に突出した被保持部39a、39bとなっている。これら被保持部39a、39bを、スピーカユニット保持部17La、17Raの上に載せ、下方から螺着することで、スピーカユニットSPがスピーカユニット保持部17La、17Raを介して左側フレーム体LFM、右側フレーム体RFMに保持される。
図3は、上側連結体20ASの左端部と左側フレーム体LFMとの連結関係を示す分解図である。同図(a)は正面図、同図(b)は、下面図である。図4は、上側連結体20ASの左端部の左側フレーム体LFMに対する連結状態を示す図である。同図(a)は正面図、同図(b)は同図(a)のA−A線に沿う断面図である。
上側連結体20ASは、金属製の断面略矩形の中空のパイプ部材20の左右両端部20c、20dにそれぞれ固定金具等を固定して構成される。上側連結体20ASの左端部20AScが左側フレーム体LFMの後側支柱フレーム14Lに固定され、上側連結体20の右端部20ASdが、右側フレーム体RFMの後側支柱フレーム14Rに固定される。図3(a)、(b)、図4(a)、(b)では、上側連結体20ASの左端部20AScについてのみ示しているが、右端部20ASdについても左右対称に同様に構成されるので、その詳細な図示が省略されている。
すなわち、図3(a)、(b)に示すように、パイプ部材20の左端部20cには、固定金具22が嵌合される。固定金具22には、締め付けネジ27をワッシャ26を介して後述する嵌合用ブロック23に螺着するための傾斜部22eと、4枚の延設片22a、22b、22c、22dとが一体に形成され、これら延設片22a〜22dがパイプ部材20の左端部20cの内側面にスポット溶接等で固定される。傾斜部22eには、締め付けネジ27が挿通される穴22fが設けられる。パイプ部材20にはまた、奏者側の面(前面)に、締め付けネジ27を螺着する際の作業スペースとなる楕円形の開口部20aが形成され、さらに、樹脂製のカバー21が開口部20aの主に右部を覆うようににネジ28で螺着固定されている。
一方、図3、図4に示すように、後側支柱フレーム14Lの上部には、上側連結体20ASの左端部20AScに対応する嵌合用ブロック23が取り付けられる。嵌合用ブロック23に対して、固定金具22は嵌合的な形状に形成されている。図3に示すように、後側支柱フレーム14Lには、嵌合用ブロック23を取り付けるための2つのネジ穴14Laが形成される。また、嵌合用ブロック23には、後側支柱フレーム14Lに対して固定されるための2つの取り付け穴23aがネジ穴14Laに対応して形成されると共に、上側連結体20ASに対して固定されるための1つのネジ穴23bが形成されている。
図3(a)、(b)、図4(b)に示すように、嵌合用ブロック23は、図3(a)の側面視において矩形で環状のスペーサ24を介して、ネジ25で後側支柱フレーム14Lに螺着固定される。このようにして嵌合用ブロック23が螺着されると、嵌合用ブロック23は、後側支柱フレーム14Lから内側に突設した状態で後側支柱フレーム14Lに強固に固定される。以降、嵌合用ブロック23を含む、嵌合用ブロック23が後側支柱フレーム14Lに固定された部分を、「左部上側固定部分23AS」と呼称する(図3(a)参照)。なお、図4(a)では、ネジ25、締め付けネジ27及びワッシャ26の図示が省略されている。
詳細は図示しないが、下側連結体30ASは、上側連結体20ASと同様に構成される。また、左部上側固定部分23ASに対応する後側支柱フレーム14Rの固定部分についても左部上側固定部分23ASと同様に構成される。さらに、これら固定部分に対応して、下側連結体30ASが固定される後側支柱フレーム14L、14Rの各固定部分についても同様に構成される。
上側連結体20AS、下側連結体30ASは、次のような手順で後側支柱フレーム14L、14Rに固定される。まず、後側支柱フレーム14Lの上部に嵌合用ブロック23を螺着固定すると共に、これと同様に、後側支柱フレーム14Lの下部、及び後側支柱フレーム14Rの上部、下部の各所定位置に、対応する不図示の嵌合用ブロックをそれぞれ螺着固定する。
一方、これらとは別に、パイプ部材20の左端部20cに固定金具22を固定すると共に、これと同様に、パイプ部材20の右端部に不図示の固定金具を固定して、上側連結体20ASを得る。さらに、上側連結体20ASと同様の手順で下側連結体30ASを得る。
次に、後側支柱フレーム14Lの左部上側固定部分23AS(図3(a)参照)の嵌合用ブロック23に、上側連結体20ASの左端部20AScの固定金具22を嵌合する。このとき、嵌合用ブロック23と固定金具22とは隙間無く嵌合するようになっており、後側支柱フレーム14Lに対して上側連結体20ASの左端部20AScが仮保持された状態が容易に且つ安定的に維持される。上側連結体20ASの右端部20ASdについても同様に、後側支柱フレーム14Rの嵌合用ブロックに嵌合することで、後側支柱フレーム14Rに仮保持される。下側連結体30ASについても上側連結体20ASと並行して作業し、後側支柱フレーム14L、14Rに対して仮保持状態とする。
その後、図3(b)、図4(b)に示すように、傾斜部22eの穴22fにワッシャ26を介して締め付けネジ27を挿通し、嵌合用ブロック23のネジ穴23bに締め付けネジ27を螺合していくと、嵌合用ブロック23に対して固定金具22の延設片22a〜22dが摺動し、やがて、パイプ部材20の左端部20cの端面20b1がスペーサ24に当接し、さらに締め付けネジ27を締め付けると、端面20b1が嵌合用ブロック23を介することなくスペーサ24を介して後側支柱フレーム14Lに対して圧接状態となる(図4(a)、(b)参照)。これにより、後側支柱フレーム14Lに対して上側連結体20ASの左端部20AScが強固に固定状態となる。
これと同様に、上側連結体20ASの右端部20ASd、下側連結体30ASの左右両端部30ASc、30ASd(図1参照)についても、後側支柱フレーム14L、14Rの対応する部分に固定することで、左側フレーム体LFMと右側フレーム体RFMとが、上側連結体20AS及び下側連結体30ASによって連結される。例えば、上側連結体20ASの右端部20ASdについては、その端面20b2(図3(a)、(b)参照)が、後側支柱フレーム14Rの左方の面に対して圧接状態となる。その後、サイドカバー16L、16R、スピーカユニット保持部17La、17Ra、PK取付部18L、18R等を取り付けることで、フレームアセンブリFASが得られる。さらに、フレームアセンブリFASに鍵盤ユニットKB、スピーカユニットSP、ペダル鍵盤ユニットPKを固定することで、電子鍵盤楽器が完成する。
ここで、図1に示すように、上側連結体20ASは、鍵盤ユニット保持部16Laとほぼ同じ高さ、厳密には、上側連結体20ASの下端部が鍵盤ユニット保持部16Laの上面とほぼ同じ高さに位置し、下側連結体30ASは、PK取付部18L、18Rとほぼ同じ高さに位置する。従って、完成後の電子鍵盤楽器においては、奏者側からみて、上側連結体20ASは鍵盤ユニットKBに隠れ、下側連結体30ASはペダル鍵盤ユニットPKに隠れる。それだけでなく、上側連結体20AS、下側連結体30ASの各開口部(開口部20a等)も隠れて見えないようになっていることから、電子鍵盤楽器の正面からの見栄えが向上している。さらには、下側連結体30ASの各開口部は、後方からも見えず、電子鍵盤楽器の後方からの見栄えも向上している。
また、上側連結体20ASと下側連結体30ASは、左側フレーム体LFM及び右側フレーム体RFMの上部同士と下部同士という上下方向に離間した位置をそれぞれ連結しているので、見栄えを維持しつつ、最小限の本数の連結体でフレームアセンブリFASの剛性が確保される。
また、フレームアセンブリFASは、平面視で奏者側が開口した略コ字状を呈し、単独では、開口側の開閉方向への力に対して最も弱い。しかしながら、鍵盤ユニット保持部16La、16Raに鍵盤ユニットKBをネジ止め固定することで、フレームアセンブリFASの開口側の開閉方向の動きが規制されるようになっている。これにより、完成後の電
子鍵盤楽器においては、フレームアセンブリFASは、開口側が開閉方向に動かないようになり、あらゆる方向に対して高い剛性を実現することができる。しかも、スピーカユニットSPのスピーカユニット保持部17La、17Raへの固定、及びペダル鍵盤ユニットPKのPK取付部18L、18Rへの取り付け固定によっても電子鍵盤楽器全体の剛性確保に寄与している。
本実施の形態によれば、電子鍵盤楽器において、左側フレーム体LFM及び右側フレーム体RFMを連結する際、連結体(20AS等)の両端部を嵌合用ブロック(23等)に嵌合することで、位置決めと安定的な仮保持が1人で作業する場合であっても容易である。しかも、嵌合用ブロックに連結体を螺着してその連結体の端面を実質的に両フレーム体LFM、RFMに対して圧接状態とするので、両フレーム体LFM、RFMが連結体と直接的に結合した状態となり、上記嵌合用ブロックと連結体端部との嵌合による、対ねじれを含む強化とも相まって、連結部分の剛性を高めることができる。よって、フレームアセンブリFASの連結部分の剛性を確保しつつ、組み立て作業を容易にすることができる。
また、両連結体20AS、連結体30ASは、その各開口部(20a等)が奏者側及び後方から見えず、他の部分も奏者からは見えないので、良好な外観を確保することができる。しかも、鍵盤ユニットKB等を固定することで、フレームアセンブリFASの開口側の開閉方向の動きを規制して、電子鍵盤楽器全体の高い剛性を確保することができる。その際、鍵盤ユニットKBは必須構成要素であるので、構成がいたずらに複雑化することもない。
次に、本発明の第1の実施の形態に係る楽器用椅子を説明する。
図5(a)は、本発明の第1の実施の形態に係る楽器用椅子の側面図、図5(b)は、同楽器用椅子の正面図である。以降、図5(b)の左方、右方を「左方」、「右方」と呼称する。本楽器用椅子は、好ましくは、上記電子鍵盤楽器と共に使用される。
図5に示すように、本楽器用椅子は、左右一対の左側フレーム体31Lと右側フレーム体31Rとを、第1、第2、第3連結体32AS、33AS、34ASで連結固定し、さらに、左側フレーム体31L及び右側フレーム体31Rの上部に座板部35を支持して構成される。左側フレーム体31L及び右側フレーム体31Rは左右対称に、いずれも金属製で中空の4本のフレームで一体に構成され、側面視略四角形を呈する。
第1〜第3連結体32AS〜34ASは、上記電子鍵盤楽器における上側連結体20ASあるいは下側連結体30ASと同様に構成され、固定金具22に相当する不図示の部材等を両端部に有する。第1、第2連結体32AS、33ASは両フレーム体31L、31Rの上部、第3連結体34ASは下部をそれぞれ連結する。また、第1〜第3連結体32AS〜34ASに対応する固定部分についても、上記電子鍵盤楽器における「左部上側固定部分23AS」と同様に、図示しない嵌合用ブロックが内側方向に相対向して突設固定されて構成される。
第1〜第3連結体32AS〜34ASの両フレーム体31L、31Rに対する螺着固定の態様は、上記電子鍵盤楽器における上側連結体20AS及び下側連結体30ASの左側フレーム体LFM、右側フレーム体RFMへの螺着固定と同様である。
本実施の形態の楽器用椅子によれば、連結部分の剛性を確保しつつ、組み立て作業を容易にすることに関し、上記電子鍵盤楽器の場合と同様の効果を奏することができる。
なお、楽器用椅子において、連結部分の剛性を確保しつつ、組み立て作業を容易にする
という観点からは、図5に示す例のように、嵌合用ブロックが両フレーム体31L、31Rの内側面に相対向して突設される構成に限定されるものでなく、例えば、次に変形例を示すように、嵌合用ブロックが、外側方向に向かって突設される構成であってもよい。
図6は、本実施の形態の楽器用椅子の変形例を示す外観斜視図である。
本変形例の楽器用椅子は、図5に示す楽器用椅子に対して、嵌合用ブロックの突設方向、及び、第1、第2連結体の構成が異なり、その他の構成は同様である。
図6に示すように、上記第1、第2連結体32AS、33ASに相当する第4、第5連結体32AS’、33AS’が設けられる。嵌合用ブロックは、図示しないが、両フレーム体31L、31Rの前部上部及び後部上部の各外側面から外側方向にそれぞれ突設される。第4、第5連結体32AS’、33AS’の両端部は湾曲して互いに内側を向いており、図5の例と同様に、各々対応する嵌合用ブロックに嵌合される。フレーム体31L、31Rの第5連結体33AS’側が、楽器に対向する側となる。
また、左側フレーム体31L及び右側フレーム体31Rの上部に座板部35’が支持される。座板部35’は、第4、第5連結体32AS’、33AS’の上面を覆うように略矩形に形成され、従って、4隅において、角部のない安全な椅子が実現されるだけでなく、座板部35’の前後または左右の端部を手で持って移動させやすい等の長所もある。
(第2の実施の形態)
次に、本発明の第2の実施の形態に係る電子鍵盤楽器を説明する。
図7(a)は、本発明の第2の実施の形態に係る電子鍵盤楽器の、図2のA部に相当する部分の構成を示す外観斜視図である。図7(b)は、同図(a)のB面に沿う水平断面を上方からみた図である。
本第2の実施の形態では、嵌合用ブロック23に代えて係合用ブロック50を、下側連結体30ASに代えて下側連結体70ASを備える点が第1の実施の形態の電子鍵盤楽器と異なる。また、上側連結体についても、上側連結体20ASに代えて下側連結体70ASと同様に構成されるものが採用される(図示省略)。その他の構成は第1の実施の形態の電子鍵盤楽器と同様である。
図7(a)、(b)に示すように、係合用ブロック50は、その左端面50cが後側支柱フレーム14Lに不図示のネジで仮螺着された後、溶接によって固定される。これにより、係合用ブロック50は、後側支柱フレーム14Lから内側方向に突設した状態で後側支柱フレーム14Lに強固に固定される。係合用ブロック50には、後面側に、凹状テーパ部51が形成されている。凹状テーパ部51は、平面視でハ字状を呈して上下方向に長い一対のテーパ斜面51a、51bを有する。
一方、下側連結体70ASの左右両端部の構成は左右対称で同様であるので、下側連結体70ASの左端部70AScについて詳細に説明する。下側連結体70ASは、金属製の断面略矩形の中空のパイプ部材70の左右両端部にそれぞれ固定部材60を固定して構成される。すなわち、図7(a)、(b)に示すように、パイプ部材70の左端部70cには、固定部材60が嵌合される。固定部材60は、例えば、その上面60a及び前面60bがパイプ部材70の内側面にスポット溶接等で固定される。
固定部材60の前側には、凸状テーパ部61が形成されている。凸状テーパ部61は、平面視でハ字状を呈して上下方向に長い一対のテーパ斜面61a、61bを有する。これらテーパ斜面61a、61bは、下側連結体70ASの左端部70AScを係合用ブロック50に取り付ける際、係合用ブロック50の上記テーパ斜面51a、51bに対してそれぞれ対向する。
また、パイプ部材70の左端部70cの前面側には、固定部材60の凸状テーパ部61をほぼ露出させるための開口部が形成されている。すなわち、開口部の上部に相当し、垂下している上側鍔部71と、開口部の下部に相当し、上方に突出している下側鍔部72との間から、凸状テーパ部61が臨めるようになっている。
上側鍔部71の下面71aと下側鍔部72の上面72aとの間隔は、係合用ブロック50の高さ方向の幅よりやや大きい程度に設定されており、後述するように、下側連結体70ASの左端部70AScを係合用ブロック50に係合固定する際のガイド機能を上側鍔部71、下側鍔部72が果たすようになっている。
下側連結体70ASを係合用ブロック50に固定する際には、図7(a)に示すように、下側連結体70ASの左端部70AScを、後方から係合用ブロック50に係合させていく。このとき、上側鍔部71の下面71aと下側鍔部72の上面72aとが、係合用ブロック50の上面50a、下面50bにそれぞれ案内される。また、その際、左端部70AScの左端面70bも後側支柱フレーム14Lにほぼ突き当てるようにして前方に移動させれば、下側連結体70ASの長手方向についても、後側支柱フレーム14Lにより左端面70bが案内される。
このように案内されることで、自動的に、係合用ブロック50のネジ止め用穴50dと固定部材60のネジ穴60cの位置が合致すると共に、テーパ斜面51a、51bとテーパ斜面61a、61bとが対向当接する。従って、上側鍔部71及び下側鍔部72と係合用ブロック50の上面50a、下面50bとは、係合用ブロック50に対する左端部70AScの上下方向の仮位置決め機能を果たすことになる。また、後側支柱フレーム14Lと左端部70AScの左端面70bとが、下側連結体70ASの長手方向における、係合用ブロック50に対する左端部70AScの仮位置決め機能を果たすことになる。これにより、組み付け作業が容易である。
その後、ネジ49で係合用ブロック50に固定部材60を螺着固定することで、左端部70AScが後側支柱フレーム14L乃至係合用ブロック50に対して固定される。そのとき、ネジ49の締め付け力により、テーパ斜面51a、51bとテーパ斜面61a、61bとは、圧接状態となる。なお、これらテーパ斜面同士を除き、係合用ブロック50と固定部材60との間には、僅かな隙間が生じるか、強く当接しない程度に、各所の寸法及びその公差が設定されている。従って、実質的には、テーパ斜面同士の圧接により、係合用ブロック50と固定部材60との強固な固定状態が確保される。それと共に、テーパ斜面同士の圧接により、係合用ブロック50に対する固定部材60の、テーパ斜面51a、51bの双方に平行な直線の方向(ここでは上下方向)以外の方向の最終的な位置決めが自動的になされる。
すなわち、テーパ斜面51a、51bとテーパ斜面61a、61bとの圧接により、特に、下側連結体70ASの長手方向の剛性が高いが、それだけでなく、下側連結体70ASの長手方向の軸及び後側支柱フレーム14Lの長手方向の軸の双方を含む面内で、係合用ブロック50に対して固定部材60が回転しようとする方向に対しても剛性が高い。これらと、ネジ49の螺着による固定と相まって、左端部70AScと係合用ブロック50との結合部分は、あらゆる方向に対して剛性が高くなっている。
ところで、上側鍔部71の下面71aと下側鍔部72の上面72aとに、係合用ブロック50の方向(前方)に向かって開口するテーパ形状を設けるのが望ましい。そのようにすれば、係合用ブロック50に上側鍔部71、下側鍔部72が係合する最初の段階が円滑となって、作業が一層容易となる。また、組み付け時における下側連結体70ASのガイド機能を確保するためには、下面71a、上面72aの全領域をテーパ状にするのではなく、後部に平坦部を所定量(2mm程度)残して、テーパ斜面51a、51bとテーパ斜面61a、61bとの当接時において、それら平坦部が係合用ブロック50に対向乃至当接するようにするのが望ましい。
本実施の形態によれば、左端部70AScの固定部材60を係合用ブロック50に螺着固定すると、両者に設けられた一対のテーパ斜面同士が圧接状態となるので、螺着固定と相まって、あらゆる方向に対して剛性が高い。また、テーパ斜面同士が圧接状態となると、係合用ブロック50に対する固定部材60の上下方向以外の方向の位置決めが自動的になされ、上下方向についてもネジ49とネジ穴60cとによって位置決めされるので、全方向の位置決めが容易である。しかも、係合用ブロック50の上側鍔部71、下側鍔部72、係合用ブロック50の上面50a、下面50bが、左端部70AScを係合用ブロック50に係合させる際の左端部70AScの位置を規制するための位置決め手段として機能し、これらによって左端部70AScがガイドされるので、組み付け作業が一層容易である。
なお、テーパ斜面51a、51bは係合用ブロック50の後側に設けたが、設ける位置は、係合用ブロック50の内側方向端面以外であればよく、例えば、係合用ブロック50の上側、前側、下側等に設け、テーパ斜面61a、61bの配置をそれに対応させればよい。また、テーパ斜面51a、51bは上下方向に長手としたが、下側連結体70ASの長手方向に対して十分な角度を形成するような方向であれば、上下方向に限定されるものではない。
なお、上記第1、第2の実施の形態において、連結体として電子鍵盤楽器では2本、楽器用椅子では3本の構成を例示したが、本数は例示したものに限定されない。
また、スピーカユニットSPやペダル鍵盤ユニットPKについては、これらを当初から設けない電子鍵盤楽器についても本発明を適用可能である。
本発明の第1の実施の形態に係る電子鍵盤楽器の外観斜視図である。 同電子鍵盤楽器の分解斜視図である。 上側連結体の左端部と左側フレーム体との連結関係を示す分解図である。 上側連結体の左端部の左側フレーム体に対する連結状態を示す図である。 本発明の第1の実施の形態に係る楽器用椅子の側面図(図(a))及び正面図(図(b))である。 本実施の形態の楽器用椅子の変形例を示す外観斜視図である。 本発明の第2の実施の形態に係る電子鍵盤楽器の、図2のA部に相当する部分の構成を示す外観斜視図(図(a))、及び同図(a)のB面に沿う水平断面を上方からみた図である。
符号の説明
14L、14R 後側支柱フレーム(脚体の後部)、 16La、16Ra 鍵盤ユニット保持部、 20 パイプ部材、 20a 開口部、 20b1、20b2 端面、 20AS 上側連結体(連結体)、 20ASc 左端部、 20ASd 右端部、 22 固定金具、 23 嵌合用ブロック(嵌合部材)、 27 締め付けネジ、 30AS、70AS 下側連結体(連結体)、 30ASc、70ASc 左端部、 30ASd 右端部、 31L 左側フレーム体(脚体)、 31R 右側フレーム体(脚体)、 32AS 第1連結体(連結体)、 33AS 第2連結体(連結体)、 34AS 第3連結体(連結体)、 35 座板部、 41 鍵盤部、 50 係合用ブロック(係合部材)、 50a 上面(位置決め手段の一部)、 50b 下面(位置決め手段の一部)、 51a、51b テーパ斜面、 60 固定部材、 61a、61b テーパ斜面(対向斜面)、 71 上側鍔部(位置決め手段の一部)、 72 下側鍔部(位置決め手段の一部)、 FAS フレームアセンブリ(楽器用フレーム)、 KB 鍵盤ユニット、 SP スピーカユニット、 PK ペダル鍵盤ユニット、 LFM 左側フレーム体(脚体)、 RFM 右側フレーム体(脚体)

Claims (6)

  1. 少なくとも鍵盤部を有する鍵盤ユニットを楽器用フレームで保持するようにされた電子鍵盤楽器であって、
    前記楽器用フレームは、
    左右一対の脚体と、
    前記両脚体間の内側方向に相対向して該両脚体に突設された少なくとも一対の嵌合部材と、
    前記一対の嵌合部材に対応して設けられ、対応する両嵌合部材に対してそれぞれ嵌合的な両端部を有する連結体とを有し、
    前記連結体の両端部を、それぞれ対応する嵌合部材に嵌合した後、該嵌合部材に対して螺着することで、前記連結体の両端部の端面が、前記対応する嵌合部材を介することなく、実質的に、対応する脚体に対して圧接状態となって、前記両脚体が前記連結体で連結固定されるように構成されたことを特徴とする電子鍵盤楽器。
  2. 前記連結体は、前記楽器用フレームにおいて前記鍵盤ユニットが保持される高さと略同一高さに配置され、且つ、その両端部にはそれぞれ、対応する両嵌合部材に対して螺着するための開口部が奏者側方向を向いて設けられており、前記鍵盤ユニットが前記楽器用フレームに保持されたとき、前記連結体の前記両開口部が前記鍵盤ユニットに隠れて奏者側から見えないように構成されたことを特徴とする請求項1記載の電子鍵盤楽器。
  3. 前記楽器用フレームは、前記連結体により前記両脚体の後部同士が連結されることで、平面視において、奏者側が開口した略コ字状を呈し、前記両脚体には、前記鍵盤ユニットを前記連結体よりも奏者側方向で保持固定するための鍵盤ユニット保持部が設けられ、前記鍵盤ユニットが前記鍵盤ユニット保持部に保持固定されたとき、前記楽器用フレームの開口側の開閉方向の動きが規制されるように構成されたことを特徴とする請求項1または2記載の電子鍵盤楽器。
  4. 少なくとも座板部を支持する左右一対の脚体と、
    前記両脚体に突設された少なくとも一対の嵌合部材と、
    前記一対の嵌合部材に対応して設けられ、対応する両嵌合部材に対してそれぞれ嵌合的な両端部を有する連結体とを有し、
    前記連結体の両端部を、それぞれ対応する嵌合部材に嵌合した後、該嵌合部材に対して螺着することで、前記連結体の両端部の端面が、前記対応する嵌合部材を介することなく、実質的に、対応する脚体に対して圧接状態となって、前記両脚体が前記連結体で連結固定されるように構成されたことを特徴とする楽器用椅子。
  5. 少なくとも鍵盤部を有する鍵盤ユニットを楽器用フレームで保持するようにされた電子鍵盤楽器であって、
    前記楽器用フレームは、
    左右一対の脚体と、
    前記両脚体間の内側方向に相対向して該両脚体に突設された少なくとも一対の係合部材と、
    前記一対の係合部材に対応して設けられ、対応する両係合部材に対してそれぞれ係合的な両端部を有する連結体と、
    前記一対の係合部材において前記内側方向の端面以外の部分に各々設けられ、ハ字状を呈する一対のテーパ斜面と、
    前記一対のテーパ斜面に対応して前記連結体の前記両端部にそれぞれ設けられ、該一対のテーパ斜面にそれぞれ対向する一対の対向斜面とを有し、
    前記連結体の前記両端部をそれぞれ対応する係合部材に係合させることで、前記両端部の前記一対の対向斜面を前記一対の係合部材の対応する一対のテーパ斜面に当接させた後、前記両端部を前記係合部材に対して螺着することで、前記一対の対向斜面と前記対応する一対のテーパ斜面とが圧接状態となって、前記両脚体が前記連結体で連結固定されるように構成されたことを特徴とする電子鍵盤楽器。
  6. 前記連結体の前記両端部をそれぞれ対応する係合部材に係合させる際に、前記係合部材の一対のテーパ斜面の双方に平行な直線の方向における前記連結体の前記両端部の位置を規制するための位置決め手段を有することを特徴とする請求項5記載の電子鍵盤楽器。
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