JP2005122044A - 電子写真用感光体 - Google Patents
電子写真用感光体 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2005122044A JP2005122044A JP2003359437A JP2003359437A JP2005122044A JP 2005122044 A JP2005122044 A JP 2005122044A JP 2003359437 A JP2003359437 A JP 2003359437A JP 2003359437 A JP2003359437 A JP 2003359437A JP 2005122044 A JP2005122044 A JP 2005122044A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- layer
- charge
- photosensitive layer
- photoreceptor
- optionally substituted
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Images
Abstract
【解決手段】 導電性基体上に、電荷発生物質および電荷輸送物質を含有する感光層を設けた電子写真用感光体である。感光層が、下記一般式(I)、
(式(I)中、R1およびR4は、水素原子、アルキル基、またはアリール基を表し、R2は、ハロゲン原子、アルキル基、またはアルコキシ基を表し、R3は水素原子、アルキル基、アリール基、または複素環基を表し、nは0〜5の整数を表し、Xは酸素原子またはイオウ原子を表し、置換基はハロゲン原子、アリール基またはアルコキシ基を表す)で示される化合物の少なくとも一種を含有する。
【選択図】 なし
Description
(式(I)中、R1およびR4は、同一または異なって、それぞれ水素原子、置換基を有してもよい炭素数1〜8のアルキル基、または置換基を有してもよいアリール基を表し、R2は、ハロゲン原子、置換基を有してもよい炭素数1〜8のアルキル基、または炭素数1〜8のアルコキシ基を表し、R3は水素原子、置換基を有してもよい炭素数1〜8のアルキル基、置換基を有してもよいアリール基、または置換基を有してもよい複素環基を表し、nは0〜5の整数を表し、Xは酸素原子またはイオウ原子を表し、置換基はハロゲン原子、アリール基またはアルコキシ基を表す)で示される化合物の少なくとも一種を含有することを特徴とするものである。
最初に、前記一般式(I)で示される化合物の具体例を、下記構造式(I−1)〜(I−28)に示すが、本発明においては、これらの化合物に限定されるものではない。
で示される化合物を適当な触媒(例えば、p−トルエンスルホン酸など)で脱水することにより、容易に合成することができる。
図1および図2は、感光体の各種構成例を示す模式的断面図である。符号1は導電性基体、2および5は感光層、3は電荷発生層、4は電荷輸送層、6は被覆層を夫々示す。
実施例1
x型無金属フタロシアニン(H2Pc)20重量部と、前記構造式(I−1)で示される化合物100重量部とを、ポリエステル樹脂(商品名バイロン200:東洋紡(株)製)100重量部およびテトラヒドロフラン(THF)溶剤とともに3時間混合機により混練して塗布液を調製し、導電性基体としての外径30mm、長さ260mmのアルミニウム製ドラム上に塗布して、乾燥後の膜厚が15μmになるように感光層を形成し、感光体を作製した。
x型無金属フタロシアニン(H2Pc)2重量部と、前記構造式(I−3)で示される化合物40重量部と、下記構造式、
で示されるベンジジン誘導体60重量部と、ポリカーボネート樹脂(商品名PCZ−200:三菱ガス化学(株)製)100重量部とを、塩化メチレンとともに3時間混合機により混練して塗布液を調製し、実施例1と同様のアルミニウム製ドラム上に塗布して、乾燥後の膜厚が20μmになるように感光層を形成し、感光体を作製した。
チタニルフタロシアニン(TiOPc)2重量部と、前記構造式(I−10)で示される化合物40重量部と、下記構造式、
で示されるベンジジン誘導体60重量部と、ポリカーボネート樹脂(商品名BP−PC:出光興産(株)製)100重量部とを、塩化メチレンとともに3時間混合機により混練して塗布液を調製し、実施例1と同様のアルミニウム製ドラム上に塗布して、乾燥後の膜厚が20μmになるように感光層を形成し、感光体を作製した。
実施例3において、チタニルフタロシアニンに代えて下記構造式、
で表されるスクアリリウム化合物を用い、また、前記構造式(I−10)で示される化合物に代えて前記構造式(I−13)で示される化合物を用いた以外は実施例3と同様にして、感光体を作製した。
チタニルフタロシアニン(TiOPc)70重量部と、塩化ビニル共重合体(商品名MR−110:日本ゼオン)30重量部とを、塩化メチレンとともに3時間混合機により混練して塗布液を調製し、実施例1と同様のアルミニウム製ドラム上に乾燥後の膜厚が1μmになるように塗布して、電荷発生層を形成した。次に、前記構造式(I−14)で示される化合物100重量部と、ポリカーボネート樹脂(商品名PCZ−200:三菱ガス化学(株)製)100重量部と、シリコーンオイル0.1重量部とを塩化メチレンで混合し、電荷発生層上に、乾燥後の膜厚が7μmとなるように塗布して、電荷輸送層を形成した。以上のようにして感光体を作製した。
実施例3において、チタニルフタロシアニンに代えて下記構造式、
で示されるビスアゾ顔料を用い、また、前記構造式(I−10)で示される化合物に代えて前記構造式(I−16)で示される化合物を用いた以外は、実施例3と同様にして感光体を作製した。
実施例3において、チタニルフタロシアニンに代えて下記構造式、
で示されるビスアゾ顔料を用い、また、前記構造式(I−10)で示される化合物に代えて前記構造式(I−17)で示される化合物を用いた以外は、実施例3と同様にして感光体を作製した。
暗所で+4.5kVのコロナ放電を行って感光体表面を正帯電せしめたときの初期の表面電位をVs(V)とし、続いてコロナ放電を中止した状態で5秒間暗所保持したときの表面電位Vd(V)を測定し、さらに続いて感光体表面に照度100ルックスの白色光を照射してVdが半分になるまでの時間(秒)を求め、感度E1/2(lux・s)とした。また、照度100ルックスの白色光を10秒間照射したときの表面電位を残留電位Vr(V)とした。さらに、実施例1〜5の感光体については、長波長光での高感度が期待できるので、波長780nmの単色光を用いたときの電子写真特性も同時に測定した。即ち、Vdまでは同様に測定し、次に、白色光の代わりに1μWの単色光(780nm)を照射して、半減衰露光量(μJ/cm2)を求めて感度とし、また、この光を10秒間感光体表面に照射したときの残留電位Vr(V)を測定した。これらの測定結果を下記の表1中に示す。
2 感光層
3 電荷発生層
4 電荷輸送層
5 感光層(積層)
6 被覆層
Claims (1)
- 導電性基体上に、電荷発生物質および電荷輸送物質を含有する感光層を設けた電子写真用感光体において、該感光層が、下記一般式(I)、
(式(I)中、R1およびR4は、同一または異なって、それぞれ水素原子、置換基を有してもよい炭素数1〜8のアルキル基、または置換基を有してもよいアリール基を表し、R2は、ハロゲン原子、置換基を有してもよい炭素数1〜8のアルキル基、または炭素数1〜8のアルコキシ基を表し、R3は水素原子、置換基を有してもよい炭素数1〜8のアルキル基、置換基を有してもよいアリール基、または置換基を有してもよい複素環基を表し、nは0〜5の整数を表し、Xは酸素原子またはイオウ原子を表し、置換基はハロゲン原子、アリール基またはアルコキシ基を表す)で示される化合物の少なくとも一種を含有することを特徴とする電子写真用感光体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003359437A JP2005122044A (ja) | 2003-10-20 | 2003-10-20 | 電子写真用感光体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003359437A JP2005122044A (ja) | 2003-10-20 | 2003-10-20 | 電子写真用感光体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005122044A true JP2005122044A (ja) | 2005-05-12 |
Family
ID=34615666
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003359437A Withdrawn JP2005122044A (ja) | 2003-10-20 | 2003-10-20 | 電子写真用感光体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005122044A (ja) |
-
2003
- 2003-10-20 JP JP2003359437A patent/JP2005122044A/ja not_active Withdrawn
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3717320B2 (ja) | 電子写真用感光体 | |
JP3666262B2 (ja) | 電子写真用感光体 | |
TWI644186B (zh) | 電子照像感光體、電子照像感光體之製造方法及使用電子照像感光體之電子照像裝置 | |
JP4228334B2 (ja) | 電子写真用感光体 | |
JP2005037476A (ja) | 電子写真用感光体 | |
JP3781362B2 (ja) | 電子写真用感光体 | |
JP2005122044A (ja) | 電子写真用感光体 | |
JP2001066805A (ja) | 電子写真用感光体 | |
JP2002062673A (ja) | 電子写真用感光体 | |
JP2001022107A (ja) | 電子写真用感光体 | |
JP2001215742A (ja) | 電子写真用感光体 | |
JP2004325587A (ja) | 電子写真用感光体 | |
JP2002278112A (ja) | 電子写真用感光体 | |
JP2000330306A (ja) | 電子写真用感光体 | |
JPH1184695A (ja) | 電子写真用感光体 | |
JP2003029436A (ja) | 電子写真用感光体 | |
JPH10282699A (ja) | 電子写真用感光体 | |
JP2002072520A (ja) | 電子写真用感光体およびその製造方法 | |
JP2001142239A (ja) | 電子写真用感光体 | |
JPH1069106A (ja) | 電子写真用感光体 | |
JPH10232502A (ja) | 電子写真用感光体 | |
JP2005024871A (ja) | 新規キノン化合物、電子写真用感光体および電子写真装置 | |
JP2003345043A (ja) | 電子写真用感光体 | |
JP2003076046A (ja) | 電子写真用感光体 | |
JP2005173400A (ja) | 電子写真用感光体 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20060428 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Effective date: 20060512 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Effective date: 20060612 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060810 |
|
A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20070326 |